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0f75eb0126
180 changed files with 29682 additions and 19323 deletions
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@ -1,13 +1,68 @@
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"205080411_0": "装者としての心構え④",
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"205080411_1": "「……はぁ、はぁッ」",
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"205080411_2": "「駄目、まだ足りない。もっと頑張らなくちゃ……」",
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"205080411_3": "「皆に見てもらったんだ……だから……ッ」",
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"205080411_4": "「未来……」",
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"205080411_5": "(辛そう……すごい汗だよ……)",
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"205080411_6": "(未来、頑張ってる……もう十分だって言いたい……でもッ!)",
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"205080411_7": "(それは未来の気持ちを無視することになる……)",
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"205080411_8": "(……だから、わたしはここで……ッ)",
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"205080411_9": "「頑張れ……未来……」",
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"205080411_10": "「頑張れ……ッ!」"
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"205080411_1": "(未来はまだ訓練してるのかな……。\\n こっそり覗いてみようかな)",
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"205080411_2": "「こんな動きじゃ、全然ダメ……。\\n もっと戦えるようにならないと……」",
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"205080411_3": "「響との訓練でも足を引っ張っちゃった。\\n もっと、強く……ッ!」",
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"205080411_4": "「違う、こうでもないッ!」",
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||||
"205080411_5": "「せっかくクリスがアドバイスしてくれたのに\\n 焦ってそれができてない……」",
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"205080411_6": "「翼さんも言ってた……。\\n 実戦では予期しないこともたくさん起こるってッ!」",
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"205080411_7": "「よし、もう1回ッ!」",
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"205080411_8": "(もう十分だよ、未来ッ!)",
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"205080411_9": "(……そう言って止めに入りたい、でも……)",
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"205080411_10": "「はぁ、はぁ……もっと、もっと……。\\n みんなと戦えるように、なるために……」",
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"205080411_11": "(わたしがやめてって言ったら、未来は\\n それを聞いてくれるかもしれない……)",
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"205080411_12": "(でもそれじゃ、未来をもっと悩ませることになっちゃう。\\n 今、頑張ろうとしている未来の邪魔をすることになる)",
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"205080411_13": "(だったら、わたしはわたしにできることをやるよッ!\\n 頑張る未来をここで応援してるッ!)",
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"205080411_14": "「ん……」",
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"205080411_15": "(未来、大丈夫かな……。\\n 授業も集中できてないし、ずっとウトウトしてる……)",
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"205080411_16": "(これじゃ、いつもと逆だな。\\n なんて声をかけてあげたらいいんだろう……)",
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"205080411_17": "「んん……」",
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"205080411_18": "「……どうして……戦うの……?」",
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"205080411_19": "「翼さんは防人としてノイズやアルカ・ノイズから\\n 人々を護るために戦うって言ってた……」",
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"205080411_20": "「クリスは歌を信じるって思いながら戦ってるって言ってた。\\n 両親の想いを受け継ぐ覚悟を持って……」",
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"205080411_21": "「響はどんなことがあっても諦めないって\\n 強く思いながら戦っていた……」",
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||||
"205080411_22": "「……どうして……戦うの……?」",
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"205080411_23": "「わたしは……わたしはどうして戦うの……?」",
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"205080411_24": "「……未来……ねえ……起きて……。\\n ねえ、未来ってばッ!」",
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"205080411_25": "「響……?」",
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"205080411_26": "「やっと起きた、もう授業始まるよ」",
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"205080411_27": "「うん……」",
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||||
"205080411_28": "「大丈夫? \\n そうだ、保健室でちょっと休んできたら……」",
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||||
"205080411_29": "「ううん、大丈夫だよ。ちょっと寝ちゃっただけだから」",
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"205080411_30": "「未来……」",
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||||
"205080411_31": "「なんだかいつもと立場が逆だね」",
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||||
"205080411_32": "「珍しいこともあったもんだ」",
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||||
"205080411_33": "「寝不足ですか……?」",
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"205080411_34": "「うん、そんなところ。\\n ごめんね、心配かけさせちゃって……」",
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||||
"205080411_35": "「S.O.N.G.からの通信?」",
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"205080411_36": "「はい、なんでしょうか?」",
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"205080411_37": "「アルカ・ノイズが確認された。\\n 至急、対応してほしい」",
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||||
"205080411_38": "「わかりました、すぐに向かいますッ!」",
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"205080411_39": "(また戦いに行くんだね……。\\n わたしも……ううん、わたしは正式な装者じゃないから……)",
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"205080411_40": "「ただ、ひとつ問題があってな」",
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"205080411_41": "「他の装者たちは別任務でこの場を離れている。\\n 駆け付けるには相応の時間がかかるだろう」",
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||||
"205080411_42": "「わかりました。じゃあ……」",
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||||
"205080411_43": "「待ってください、それは響1人で戦えってことですかッ!」",
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"205080411_44": "「そういうことになる。\\n だが、放っておけば街の被害が大きくなってしまう」",
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"205080411_45": "「でも……」",
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"205080411_46": "「大丈夫だよ、未来。わたしがなんとかするから」",
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||||
"205080411_47": "「師匠、すぐに向かいます。場所を教えてくださいッ!」",
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"205080411_48": "「待ってッ! だったら、わたしも一緒に行くッ!\\n お願いします、弦十郎さん。許可してくださいッ!」",
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"205080411_49": "「ダメだよ、未来ッ!\\n 実戦なんてほとんどやったことないのに……」",
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"205080411_50": "「それでも、響を1人で行かせるなんてできないよ」",
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||||
"205080411_51": "「だからって……」",
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||||
"205080411_52": "「……未来くん、アルカ・ノイズと戦う覚悟はあるか?」",
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||||
"205080411_53": "「……はい。\\n わたしだって、そのために訓練してきたんですからッ!」",
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||||
"205080411_54": "「……わかった、今回だけ未来くんには\\n 戦闘に参加してもらおう」",
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"205080411_55": "「すぐに緒川を向かわせる。ペンダントを受け取り次第、\\n 響くんと合流してくれ」",
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"205080411_56": "「ええ、師匠ッ!?」",
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"205080411_57": "「未来くんが日々の辛い特訓を続けていることは知っている。\\n その実力も把握しているつもりだ」",
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"205080411_58": "「それを踏まえた上で、俺が下した判断だ。\\n 響くんと共にアルカ・ノイズの掃討にあたってくれ」",
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"205080411_59": "「ありがとうございますッ!」",
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"205080411_60": "「ただ、これだけは忘れるな。今回だけ特別だ。\\n わかっているとは思うが、未来くんは正式な装者ではない」",
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"205080411_61": "「はいッ!」",
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"205080411_62": "「未来、本当に大丈夫……?」",
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"205080411_63": "「響くんも、頼んだぞ。\\n 不慣れな彼女をサポートするのは響くんの役目だッ!」",
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"205080411_64": "「そ、そうですよね……。よしッ! 先に行くね、未来ッ!」",
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"205080411_65": "「うんッ! わたしもすぐに追いつくから……ッ!」"
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}
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@ -1,63 +1,28 @@
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"205080412_0": "「…………」",
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"205080412_1": "「その問いかけを、もし他の装者にも尋ねたのだとしたら……」",
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"205080412_2": "(だと、したら……)",
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"205080412_3": "「おーい、未来」",
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"205080412_4": "「……ッ!」",
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"205080412_5": "「え? ……あ」",
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||||
"205080412_6": "「大丈夫? ボーッとしてた?」",
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||||
"205080412_7": "「だ、大丈夫……」",
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||||
"205080412_8": "(いけない……特訓続きでついうたた寝しちゃってた)",
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"205080412_9": "「具合悪いとかじゃない?」",
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||||
"205080412_10": "「うん、平気だよ」",
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||||
"205080412_11": "「んー、いつものビッキーとヒナの立場が逆転してない?」",
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"205080412_12": "「ですわね」",
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||||
"205080412_13": "「むむ、これにはふかーい理由があるんだな~」",
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||||
"205080412_14": "「ひょっとして中身が入れかわってたりして。\\n なんて、アニメじゃあるまいしね」",
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||||
"205080412_15": "「中身は変わってなーいッ! 未来は……」",
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||||
"205080412_16": "「響、わたしは大丈夫だから」",
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||||
"205080412_17": "「そういうけどさ、わたしは未来のことだから心配してるのッ」",
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||||
"205080412_18": "「……え」",
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||||
"205080412_19": "「ここ数日のわたしの心配を棒グラフにしたら、大変だよッ?」",
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"205080412_20": "「でもさぁ、基本的にビッキーは底抜けにお人好しだから、\\n わりと誰のことでも心配するよね?」",
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||||
"205080412_21": "「いやいや、未来のことに関しては7割増しと見た」",
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||||
"205080412_22": "「それはとても増し増しですわね」",
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||||
"205080412_23": "「だけど納得……」",
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||||
"205080412_24": "「むーー、7割増しってなにッ!? もう皆してーッ!」",
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||||
"205080412_25": "「膨れない膨れない……あははッ」",
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||||
"205080412_26": "「あははッ、すごい膨れっ面~」",
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||||
"205080412_27": "「もう響ってば……ぷっ、あはははッ」",
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||||
"205080412_28": "「み、未来までッ! ……むぐぐ……うぐ…………ぷッ」",
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"205080412_29": "「あはははッ」",
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||||
"205080412_30": "「未来ーッ!」",
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"205080412_31": "「……響」",
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"205080412_32": "「S.O.N.G.に行くの?」",
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"205080412_33": "「うん」",
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"205080412_34": "「…………」",
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||||
"205080412_35": "「わかった。じゃあわたしは寮で待ってる」",
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||||
"205080412_36": "「……うん、待ってて。ちゃんと帰るから」",
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"205080412_37": "「いってらっしゃいッ!」",
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"205080412_38": "「いってきますッ!」",
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"205080412_39": "(響……送り出してくれた……)",
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"205080412_40": "(頑張ろう……ッ!)",
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"205080412_41": "(色々な人に特訓をつけてもらったけど、\\n あともう1人、会って話を聞きたい人がいる……)",
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"205080412_42": "「よし、行こう……ッ!」",
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"205080412_43": "(エルフナインちゃんに無理なお願いをして、\\n 並行世界へ来たけど……)",
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"205080412_44": "「う~ん。どこに行けば会えるかな……」",
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"205080412_45": "「え……? 未来……?」",
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"205080412_46": "「いた……ッ!」",
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"205080412_47": "「いや……向こうの未来?\\n なんでこっちに……?」",
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||||
"205080412_48": "「まさかまたこの世界に何か起きてるの?」",
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||||
"205080412_49": "「ううん、そういうわけじゃなくて……。\\n わたし、響に会いたくて」",
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||||
"205080412_50": "「……そっちの世界のわたしに会えばいいでしょ」",
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||||
"205080412_51": "「わたしが言っているのは目の前の響のことだよ?」",
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||||
"205080412_52": "「……ふーん」",
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||||
"205080412_53": "「で、ただ会いに来ただけじゃないでしょ?\\n ……何の用?」",
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||||
"205080412_54": "「うん……あのね、聞きたいことが――」",
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||||
"205080412_55": "「う、うわぁぁぁッ!? ノイズだぁーッ!!」",
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||||
"205080412_56": "「――ッ!!」",
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||||
"205080412_57": "「行かなきゃ――」",
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||||
"205080412_58": "「待ってッ! わたしも一緒に戦う」",
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||||
"205080412_59": "「……そう、なら遅れないでッ!」",
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||||
"205080412_60": "「うんッ!」"
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"205080412_0": "「はあああッ!」",
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||||
"205080412_1": "「よし、次ッ!」",
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||||
"205080412_2": "「響の動きをちゃんと見ながら、わたしも……ッ!」",
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||||
"205080412_3": "「うん、できる……。\\n わたしも戦えるッ!」",
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||||
"205080412_4": "「未来、そっちに行ったよッ!」",
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||||
"205080412_5": "「えッ!?」",
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||||
"205080412_6": "「ぐ……ッ!?」",
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||||
"205080412_7": "「未来ッ!」",
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||||
"205080412_8": "(い、痛い……これが、実戦の痛みなの……ッ!)",
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||||
"205080412_9": "「このおおおッ!」",
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||||
"205080412_10": "「未来、大丈夫ッ!? 怪我してない?」",
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||||
"205080412_11": "「うん、ちょっとかすっただけだから……。\\n ごめんね……」",
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||||
"205080412_12": "「謝らなくてもいいよ、最初は誰だって怖いもん。\\n わたしもそうだったから」",
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||||
"205080412_13": "「……だから、未来はそこにいてッ!\\n わたしが倒すからッ!」",
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||||
"205080412_14": "「でも、響だって怪我して……」",
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||||
"205080412_15": "「これくらいへいき、へっちゃらだよッ!」",
|
||||
"205080412_16": "「よし、行ってくるッ!」",
|
||||
"205080412_17": "「わたしはまだ足手まといなの……」",
|
||||
"205080412_18": "「せいッ! はあッ! とりゃあああッ!」",
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||||
"205080412_19": "(響の背中が遠い……。\\n 迷いもせず、まっすぐ、一直線にどんどん先へ行っちゃう……)",
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||||
"205080412_20": "(わたしはやっぱり、足手まといなのかな……)",
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||||
"205080412_21": "「未来くん、大丈夫か?」",
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||||
"205080412_22": "「……ごめんなさい。でも……」",
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||||
"205080412_23": "「難しく考えるのはやめて、\\n シンプルにひとつのことだけを思い出せ」",
|
||||
"205080412_24": "「ひとつのこと?」",
|
||||
"205080412_25": "「君はなぜ戦おうと思ったんだ?」"
|
||||
}
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19
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19
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|
@ -0,0 +1,19 @@
|
|||
{
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||||
"205080421_0": "「君はなぜ戦おうと思ったんだ?」",
|
||||
"205080421_1": "「わたしがどうして戦おうと思ったのか……」",
|
||||
"205080421_2": "「うぅッ!」",
|
||||
"205080421_3": "「……このくらいッ! どうってことないッ!\\n わたしはまだ戦えるッ!」",
|
||||
"205080421_4": "「思い出した……わたしが初めて戦ったのは大切な人を……。\\n 響を護りたかったからだッ!」",
|
||||
"205080421_5": "「そうだった。わたし、ずっと忘れてた……」",
|
||||
"205080421_6": "「特訓をしてる中で、ただ強くなって戦えるようになることだけを\\n 考えるようになってたんだ……」",
|
||||
"205080421_7": "「一番忘れちゃいけないことだったのに。\\n わたしはずっと間違ってた……」",
|
||||
"205080421_8": "「わたしが身に纏うこのギアはッ!\\n 大切な人たちを護るためのギアなんだッ!」",
|
||||
"205080421_9": "「どうやら、答えは出たようだな」",
|
||||
"205080421_10": "「うッ、数が多くなってきたかな……。\\n ちょっぴり、ハードかも……」",
|
||||
"205080421_11": "「はああああッ!」",
|
||||
"205080421_12": "「未来ッ!?」",
|
||||
"205080421_13": "「大丈夫、響?」",
|
||||
"205080421_14": "「うんッ! へいき、へっちゃらッ!\\n 未来は……大丈夫そうだねッ!」",
|
||||
"205080421_15": "「心配かけてごめんね。\\n 響の背中はわたしが護るから、思う存分暴れてッ!」",
|
||||
"205080421_16": "「よーしッ! 任せたよ、未来ッ!」"
|
||||
}
|
30
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|
@ -0,0 +1,30 @@
|
|||
{
|
||||
"205080432_0": "(すごく戦いやすい。\\n 未来がわたしの動きをちゃんと見てくれてるからだ)",
|
||||
"205080432_1": "「これなら、いくら数が多くたってッ!」",
|
||||
"205080432_2": "「未来、そのアルカ・ノイズで最後だよッ!」",
|
||||
"205080432_3": "「はああああッ!」",
|
||||
"205080432_4": "「……終わったの……?」",
|
||||
"205080432_5": "「やったよ、未来ッ!\\n わたしたちだけでちゃんと戦えたんだよッ!」",
|
||||
"205080432_6": "「……」",
|
||||
"205080432_7": "「ど、どうしたの? どこか痛いのッ!?」",
|
||||
"205080432_8": "「ううん、違うよ。護られるだけじゃなくて\\n 今は響を護れたことが嬉しくて……」",
|
||||
"205080432_9": "「だからね、響。わたし決めたよ。\\n これからは響を護るために、もっと訓練して強くなるからね」",
|
||||
"205080432_10": "「未来……、それじゃダメだよッ!\\n わたしだって未来を護りたいんだからッ!」",
|
||||
"205080432_11": "「未来がもっと強くなるんだったら、\\n わたしも未来に負けないくらい強くなるからねッ!」",
|
||||
"205080432_12": "「それなら、わたしはもっともっと頑張って強くなる」",
|
||||
"205080432_13": "「だ、だったら、わたしはその倍は頑張るからッ!」",
|
||||
"205080432_14": "「響はわたしが護ってあげるって決めたのッ!」",
|
||||
"205080432_15": "「わたしはずーっと前から未来を護るって決めてるんだからッ!」",
|
||||
"205080432_16": "「……」",
|
||||
"205080432_17": "「……」",
|
||||
"205080432_18": "「フフ、じゃあ、こうしようよ。\\n わたしが響を護るから、響はわたしを護ってね」",
|
||||
"205080432_19": "「うーん……じゃあ、それでッ!」",
|
||||
"205080432_20": "「もう、響ったら。\\n こんなときにお腹鳴らさなくてもいいのに」",
|
||||
"205080432_21": "「うぅ、仕方ないよ。なんだかホッとしたのと、\\n 戦ったのとでお腹がペコペコで……」",
|
||||
"205080432_22": "「じゃあ、S.O.N.G.に戻ってちゃんと報告したら、\\n そのあと、ふらわーでごはんにしよう」",
|
||||
"205080432_23": "「よし、早く終わらせてごはんだーッ!」",
|
||||
"205080432_24": "「ああッ、そんなに急がないで。\\n 走ったらまたお腹空いちゃうよ」",
|
||||
"205080432_25": "「そ、それもそうだね、アハハ……」",
|
||||
"205080432_26": "(遠かった響の背中がずっと近くに感じる……)",
|
||||
"205080432_27": "(これから先も、響を護るために戦いたい。\\n 装者として……)"
|
||||
}
|
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