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"302000111_0": "ギャラルホルン",
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"302000111_1": "「……あの運命のライブの日をわたしは今でも夢に見る」",
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"302000111_2": "「奏は思いっきり唄い、戦い、その命を燃やしつくし――\\n ――そして、散って行った」",
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"302000111_3": "「あの日からわたしは、奏を救えなかった後悔だけを胸に、\\n ひたすら剣として生きてきた……」",
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"302000111_4": "「しかし、皆のおかげで、今は剣としてだけではなく、\\n 片翼の翼としても、夢に向かい羽ばたくことが出来ている」",
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"302000111_5": "「……今のわたしを奏に見てもらいたいと思う。\\n わたし自身が誇れるようになったわたしを……」",
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"302000111_6": "「……奏は、今のわたしを見たら何て言うのだろう。\\n 褒めてくれるだろうか……」",
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"302000111_7": "「……無理なのは分かってる。\\n だけど、もし、例え夢でも逢えたなら――」",
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"302000111_8": "「夢で逢えたら……か。\\n 全く、我ながら女々しいものだ……」",
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"302000111_9": "(……わたしは、強くなれたのだろうか)",
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"302000111_10": "(奏がわたしを引っ張ってくれたように、立花や雪音、\\n みんなを引っ張っていけているのだろうか……)",
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"302000111_11": "(奏のように……か。\\n 思えば奏は、わたしには意地悪だったな)",
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"302000111_12": "(泣き虫、弱虫だなんてよく言われたが、今のわたしはあの頃の\\n 奏から見たら、強くなったように見えるのだろうか……)",
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"302000111_13": "「奏……」",
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"302000111_14": "(今、思い出しても、こんなにも胸が痛い……。\\n 奏がいない、奏に会えない事が苦しい……)",
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"302000111_15": "(奏と2人、いつまでも一緒だと思っていた)",
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"302000111_16": "(もっと話したい事があった。聞きたいことがあった。\\n もっと、2人で唄いたかった……)",
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"302000111_17": "(奏に、会いたい……)",
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||||
"302000111_18": "「……いけない。\\n わたしはもう泣き虫ではいられないのだから……」",
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"302000111_19": "「こんな様では、奏に笑われてしまうかも知れないな……」",
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"302000111_20": "(奏と唄う事はもう出来ない。\\n だけど、まだわたしは、片翼でも唄う事が出来ている……)",
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||||
"302000111_21": "(奏と育てた、ツヴァイウィングの片翼を羽ばたかせることが\\n できる……だから――)",
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||||
"302000111_22": "「……わたしの歌、わたしたちの歌が世界中の人に届いたら、\\n きっと奏の所にも届くよね……」",
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||||
"302000111_23": "「……だから、見守っていて欲しい。\\n どこまでだって、飛んでみせるから……」",
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||||
"302000111_24": "「艦内聖遺物保管区画より、高質量のエネルギー反応ッ!」",
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||||
"302000111_25": "「――なんだとッ! すぐに波形を照合しろッ!」",
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||||
"302000111_26": "「この反応は……まさかッ!?」",
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||||
"302000111_27": "「ギャラルホルン……だとッ。\\n 何故、このタイミングで……」",
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"302000111_28": "「みんな、良く集まってくれた」",
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||||
"302000111_29": "「師匠ー。今日は一体どうしたんですか?」",
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||||
"302000111_30": "「朝っぱらから緊急召集って、どっかで事故か何かでも\\n 起きたってのか?」",
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"302000111_31": "「……事故は、これから起こるのかも知れません」",
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"302000111_32": "「これから……?\\n それは一体――」",
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"302000111_33": "「……やはり、来たかッ!」",
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||||
"302000111_34": "「そんな……どうしてアルカ・ノイズじゃなくて、\\n ノイズが……」",
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||||
"302000111_35": "「バ、バビロニアの宝物庫が空いたって事デスかッ!?」",
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||||
"302000111_36": "「それとも、新たな敵……?」",
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"302000111_37": "「説明は後だッ!\\n とにかく、ノイズの迎撃を頼むぞッ!」"
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"302000111_0": "ギャラルホルン",
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"302000111_1": "「……あの運命のライブの日をわたしは今でも夢に見る」",
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"302000111_2": "「奏は思いっきり唄い、戦い、その命を燃やしつくし――\\n ――そして、散って行った」",
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"302000111_3": "「あの日からわたしは、奏を救えなかった後悔だけを胸に、\\n ひたすら剣として生きてきた……」",
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"302000111_4": "「しかし、皆のおかげで、今は剣としてだけではなく、\\n 片翼の翼としても、夢に向かい羽ばたくことが出来ている」",
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"302000111_5": "「……今のわたしを奏に見てもらいたいと思う。\\n わたし自身が誇れるようになったわたしを……」",
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"302000111_6": "「……奏は、今のわたしを見たら何て言うのだろう。\\n 褒めてくれるだろうか……」",
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"302000111_7": "「……無理なのは分かってる。\\n だけど、もし、例え夢でも逢えたなら――」",
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"302000111_8": "「夢で逢えたら……か。\\n 全く、我ながら女々しいものだ……」",
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"302000111_9": "(……わたしは、強くなれたのだろうか)",
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"302000111_10": "(奏がわたしを引っ張ってくれたように、立花や雪音、\\n みんなを引っ張っていけているのだろうか……)",
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"302000111_11": "(奏のように……か。\\n 思えば奏は、わたしには意地悪だったな)",
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"302000111_12": "(泣き虫、弱虫だなんてよく言われたが、今のわたしはあの頃の\\n 奏から見たら、強くなったように見えるのだろうか……)",
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"302000111_13": "「奏……」",
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"302000111_14": "(今、思い出しても、こんなにも胸が痛い……。\\n 奏がいない、奏に会えない事が苦しい……)",
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"302000111_15": "(奏と2人、いつまでも一緒だと思っていた)",
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"302000111_16": "(もっと話したい事があった。聞きたいことがあった。\\n もっと、2人で唄いたかった……)",
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"302000111_17": "(奏に、会いたい……)",
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"302000111_18": "「……いけない。\\n わたしはもう泣き虫ではいられないのだから……」",
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"302000111_19": "「こんな様では、奏に笑われてしまうかも知れないな……」",
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"302000111_20": "(奏と唄う事はもう出来ない。\\n だけど、まだわたしは、片翼でも唄う事が出来ている……)",
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"302000111_21": "(奏と育てた、ツヴァイウィングの片翼を羽ばたかせることが\\n できる……だから――)",
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"302000111_22": "「……わたしの歌、わたしたちの歌が世界中の人に届いたら、\\n きっと奏の所にも届くよね……」",
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"302000111_23": "「……だから、見守っていて欲しい。\\n どこまでだって、飛んでみせるから……」",
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"302000111_24": "「艦内聖遺物保管区画より、高質量のエネルギー反応ッ!」",
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"302000111_25": "「――なんだとッ! すぐに波形を照合しろッ!」",
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"302000111_26": "「この反応は……まさかッ!?」",
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"302000111_27": "「ギャラルホルン……だとッ。\\n 何故、このタイミングで……」",
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"302000111_28": "「みんな、良く集まってくれた」",
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"302000111_29": "「師匠ー。今日は一体どうしたんですか?」",
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"302000111_30": "「朝っぱらから緊急召集って、どっかで事故か何かでも\\n 起きたってのか?」",
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"302000111_31": "「……事故は、これから起こるのかも知れません」",
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"302000111_32": "「これから……?\\n それは一体――」",
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"302000111_33": "「……やはり、来たかッ!」",
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"302000111_34": "「そんな……どうしてアルカ・ノイズじゃなくて、\\n ノイズが……」",
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"302000111_35": "「バ、バビロニアの宝物庫が空いたって事デスかッ!?」",
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"302000111_36": "「それとも、新たな敵……?」",
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"302000111_37": "「説明は後だッ!\\n とにかく、ノイズの迎撃を頼むぞッ!」"
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"302000112_0": "「さあ、説明してもらおうかッ!\\n 何でノイズがまた出て来てるんだよッ!?」",
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"302000112_1": "「ああ、もちろんだ……エルフナインくん」",
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||||
"302000112_2": "「はい……」",
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||||
"302000112_3": "「まず、あのノイズはこの世界のモノではありません」",
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||||
"302000112_4": "「この世界のモノじゃない……?」",
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||||
"302000112_5": "「……この世界のバビロニアの宝物庫は閉じています」",
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||||
"302000112_6": "「しかし、それでもノイズが現れたのは、あのノイズがこの\\n 世界のモノではなく、並行世界のノイズだからです」",
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||||
"302000112_7": "「一体、どういうこと……?」",
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||||
"302000112_8": "「へ、へいこう……せかい……?」",
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||||
"302000112_9": "「パラレルワールドって聞いたことが無い?\\n この世界とすごく似てる別の世界の事だよ」",
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||||
"302000112_10": "「……うう、わかったような、わからないような……」",
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||||
"302000112_11": "「でも……、そんな世界が本当に……」",
|
||||
"302000112_12": "「ああッ!? へーこー世界だか何だか知らねーが、\\n 結局何でノイズが出てきたんだよッ! 簡潔に言えッ!」",
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||||
"302000112_13": "「……この事態を引き起こしているのは聖遺物ギャラルホルン。\\n 異なる世界同士を繋ぐ、完全聖遺物だ」",
|
||||
"302000112_14": "「異なる世界同士を……」",
|
||||
"302000112_15": "「繋ぐ……デスかッ!?」",
|
||||
"302000112_16": "「待ってください。\\n そんなもの……一体いつ発見されたんですか?」",
|
||||
"302000112_17": "「ギャラルホルンを発見したのは、当時発掘チームを率いていた\\n 了子くんだ。この聖遺物は、発見当初から既に起動状態だった」",
|
||||
"302000112_18": "「了子さんがッ!?」",
|
||||
"302000112_19": "「ギャラルホルンについてはずっと機密扱いで、一部の人物に\\n しか知らされていなかったようです」",
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||||
"302000112_20": "「ボクも今朝、レポートを見せてもらって初めて知りました」",
|
||||
"302000112_21": "「ギャラルホルンはあまりにも特殊で、危険な聖遺物だ。\\n その為、一部の者のみで極秘に実験と解析を進めていた」",
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||||
"302000112_22": "「その結果分かった事は、並行世界に異変が起こった際に、\\n こちらの世界と並行世界を繋げる特性があるということだ」",
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||||
"302000112_23": "「並行世界……それはこの世界と同じような世界が広がり、\\n 同じような歴史をたどっています」",
|
||||
"302000112_24": "「しかし、それでありながら、必ずこちらの世界とは違う所も\\n 同時に発生します」",
|
||||
"302000112_25": "「この世界の歴史とは川の流れのように、遥か昔の上流から\\n 現代という下流まで流れ続けています」",
|
||||
"302000112_26": "「しかし、歴史とは大きな転換点において、必ず支流が発生する\\n ものなのです」",
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||||
"302000112_27": "「その支流が並行世界ということね」",
|
||||
"302000112_28": "「はい。こちらの世界からこぼれた可能性が生んだ、\\n 異なる世界が並行世界になります」",
|
||||
"302000112_29": "「こちらではこぼれた可能性を内包した世界……」",
|
||||
"302000112_30": "「……とにかく、今回の件はギャラルホルンがまたどこかの\\n 並行世界と、この世界を繋いだ為に起きた異変で間違いない」",
|
||||
"302000112_31": "「……また、と言いましたね。\\n では以前にも同じような事が?」",
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||||
"302000112_32": "「……ああ。ギャラルホルンが並行世界を繋げると、異なる世界\\n 同士が混じり合う影響か、大量のノイズの出現が観測される」",
|
||||
"302000112_33": "「前回は、バビロニアの宝物庫が閉じられていなかった為、\\n 推測の域だったが、今回のことではっきりした」",
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||||
"302000112_34": "「そして、この発生した異変は、\\n 並行世界側の異常を解決する事で解消される」",
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||||
"302000112_35": "「記録には2度、並行世界と繋がったことがあると\\n 記されています」",
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||||
"302000112_36": "「最初の発生では、天羽奏さんが解決してくれたようです」",
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||||
"302000112_37": "「か、奏さんがッ!?」",
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||||
"302000112_38": "「……奏が……? 一体、いつだッ!\\n そんな事、わたしは知らないッ!」",
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||||
"302000112_39": "「……落ち着け、翼」",
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||||
"302000112_40": "「ギャラルホルンは完全聖遺物でありながら、一切の制御も\\n 干渉も受け付けない、まさにパンドラの箱だ」",
|
||||
"302000112_41": "「そんな怪しげなものに、唯一の完全適合者であるお前を\\n 使う事は、許可が下りなかった」",
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||||
"302000112_42": "「だから……奏を人柱にしたって事ですかッ!」",
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||||
"302000112_43": "「だから落ち着け。過去の事件では、奏くんは無事に並行世界へと\\n 渡り、異変の元凶を解決している」",
|
||||
"302000112_44": "「結果論で済まないが、事故や怪我もなかった。\\n そして、おかげでギャラルホルンについて知る事も出来た」",
|
||||
"302000112_45": "「ですが……ッ」",
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||||
"302000112_46": "「繋がったのは2度と言ったわね」",
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||||
"302000112_47": "「はい、2度目は、3年前のツヴァイウィングライブ、\\n ネフシュタンの起動実験の時です」",
|
||||
"302000112_48": "「なッ!?」",
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||||
"302000112_49": "「ネフシュタンの暴走と重なり、とても対処できる状況では\\n 無かった為、収まるのを待つ他無かった……」",
|
||||
"302000112_50": "「なんだ、だったら別に並行世界に行かなくても\\n 収まるのを待てばいいじゃねーか」",
|
||||
"302000112_51": "「ですが、その代償として被害が甚大な物に……」",
|
||||
"302000112_52": "「それから……この聖遺物は、装者にしか反応しないんだ」",
|
||||
"302000112_53": "「装者にしか……?」",
|
||||
"302000112_54": "「詳しい理由については、まだわかっていませんが……」",
|
||||
"302000112_55": "「ギャラルホルンが並行世界側の異変を治める為、\\n 必要な能力を持った人物だけを選別しているとも考えられます」",
|
||||
"302000112_56": "「なんだかよく分からないデスけど、並行世界に行けるのは\\n アタシたちだけって事デスか?」",
|
||||
"302000112_57": "「ああ、そう言う事だ。\\n だから、今回は君たちに異変の調査へと向かって欲しい」",
|
||||
"302000112_58": "「並行世界側はどうなっているかわかりません。\\n 危険は伴いますが……」",
|
||||
"302000112_59": "「……わたしが行きます」",
|
||||
"302000112_60": "「翼……」",
|
||||
"302000112_61": "「奏の役割を引き継ぐなら、わたししかいない」",
|
||||
"302000112_62": "「それに、今はこれだけの装者がいる。\\n わたしにもしもの事があっても――」",
|
||||
"302000112_63": "「そ、そんなのダメですッ!」",
|
||||
"302000112_64": "「翼……あなた自分が何を言っているのか分かっているのッ!?」",
|
||||
"302000112_65": "「……すまない。だが、この役割は絶対に譲れない。\\n これは、奏の片翼としてのわたしの責務なんだ……」",
|
||||
"302000112_66": "「……翼。お前の気持ちは分かった。\\n だが、早とちりするな。お前1人を行かせるつもりはない」",
|
||||
"302000112_67": "「はい。こちらにもノイズが現れている事もあるので、\\n 戦力を2つに分けるのが最善だと思います」",
|
||||
"302000112_68": "「ここにいる装者は6人だから、3人ずつってことですか?」",
|
||||
"302000112_69": "「そうです。ですので、翼さんとあと2人……」",
|
||||
"302000112_70": "「そういうことなら、わたしも行くわ。\\n 翼が無茶しない様に見ておかないとね」",
|
||||
"302000112_71": "「マリア……」",
|
||||
"302000112_72": "「なら、残り1人はあたしが――」",
|
||||
"302000112_73": "「待って。\\n ……あなたには調と切歌の事を頼みたいの」",
|
||||
"302000112_74": "「デスッ!?」",
|
||||
"302000112_75": "「マリア……?」",
|
||||
"302000112_76": "「こいつらの事を……?」",
|
||||
"302000112_77": "「ええ。だから出来れば残りの1人は――」",
|
||||
"302000112_78": "「…………」",
|
||||
"302000112_79": "「……あの、並行世界って結局よくわからないんですけど、\\n 向こうで困っている人がいるのは確かなんですよね?」",
|
||||
"302000112_80": "「さっきも言ったようにギャラルホルンは、まさにパンドラの箱。\\n 解明されていない部分が大半だ」",
|
||||
"302000112_81": "「だが、過去の結果を見るに、その可能性は非常に高い」",
|
||||
"302000112_82": "「だったらわたし、行きますッ!」",
|
||||
"302000112_83": "「……もう、やっぱり」",
|
||||
"302000112_84": "「えへへ、ごめんね、未来」",
|
||||
"302000112_85": "「いいよ。人助けだもんね?」",
|
||||
"302000112_86": "「うんッ!」",
|
||||
"302000112_87": "「……決まったな。では今回の調査は翼、マリアくん、響くんの\\n 3名に頼む。決して無理はしないでくれ」",
|
||||
"302000112_88": "「これが聖遺物ギャラルホルン、そして並行世界への\\n 扉(ゲート)だ」",
|
||||
"302000112_89": "「ギャラルホルンは、並行世界の異常を特殊な振動波で\\n 知らせるようです」",
|
||||
"302000112_90": "「……振動波、では、この聖遺物の輝きが……」",
|
||||
"302000112_91": "「はい、並行世界の異常を感知している状態です」",
|
||||
"302000112_92": "「みなさん、準備はいいですか?」",
|
||||
"302000112_93": "「……ああ、出来ている」",
|
||||
"302000112_94": "「問題ないわ」",
|
||||
"302000112_95": "「ばっちりですッ!」",
|
||||
"302000112_96": "「向こうに渡ったら、その場所を確認してください」",
|
||||
"302000112_97": "「最初に転送された場所の付近に、戻る為のゲートがあるはずです」",
|
||||
"302000112_98": "「……そうなると、いつでも帰還できるのか?」",
|
||||
"302000112_99": "「はい。レポートにはそう記載されています」",
|
||||
"302000112_100": "「なるほど……ならば、先に行くぞ」",
|
||||
"302000112_101": "「……流石だが、思い切りよすぎじゃねぇか……?」",
|
||||
"302000112_102": "「それが風鳴翼よ。わたしも行ってくるわ」",
|
||||
"302000112_103": "「マリア、気を付けて」",
|
||||
"302000112_104": "「寂しかったらすぐ戻ってくるデスよッ!」",
|
||||
"302000112_105": "「さ、寂しかったらって……そんなことないわよッ!\\n あなたたちこそ、しっかりねッ!」",
|
||||
"302000112_106": "「それじゃわたしも……って、未来?」",
|
||||
"302000112_107": "「響……大丈夫だよね?」",
|
||||
"302000112_108": "「もう、心配性だなぁ、未来は。大丈夫。\\n ちょーっと人助けしてくるだけだから。待ってて?」",
|
||||
"302000112_109": "「うん……待ってる」",
|
||||
"302000112_110": "「それじゃ、行ってきま~すッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000112_0": "「さあ、説明してもらおうかッ!\\n 何でノイズがまた出て来てるんだよッ!?」",
|
||||
"302000112_1": "「ああ、もちろんだ……エルフナインくん」",
|
||||
"302000112_2": "「はい……」",
|
||||
"302000112_3": "「まず、あのノイズはこの世界のモノではありません」",
|
||||
"302000112_4": "「この世界のモノじゃない……?」",
|
||||
"302000112_5": "「……この世界のバビロニアの宝物庫は閉じています」",
|
||||
"302000112_6": "「しかし、それでもノイズが現れたのは、あのノイズがこの\\n 世界のモノではなく、並行世界のノイズだからです」",
|
||||
"302000112_7": "「一体、どういうこと……?」",
|
||||
"302000112_8": "「へ、へいこう……せかい……?」",
|
||||
"302000112_9": "「パラレルワールドって聞いたことが無い?\\n この世界とすごく似てる別の世界の事だよ」",
|
||||
"302000112_10": "「……うう、わかったような、わからないような……」",
|
||||
"302000112_11": "「でも……、そんな世界が本当に……」",
|
||||
"302000112_12": "「ああッ!? へーこー世界だか何だか知らねーが、\\n 結局何でノイズが出てきたんだよッ! 簡潔に言えッ!」",
|
||||
"302000112_13": "「……この事態を引き起こしているのは聖遺物ギャラルホルン。\\n 異なる世界同士を繋ぐ、完全聖遺物だ」",
|
||||
"302000112_14": "「異なる世界同士を……」",
|
||||
"302000112_15": "「繋ぐ……デスかッ!?」",
|
||||
"302000112_16": "「待ってください。\\n そんなもの……一体いつ発見されたんですか?」",
|
||||
"302000112_17": "「ギャラルホルンを発見したのは、当時発掘チームを率いていた\\n 了子くんだ。この聖遺物は、発見当初から既に起動状態だった」",
|
||||
"302000112_18": "「了子さんがッ!?」",
|
||||
"302000112_19": "「ギャラルホルンについてはずっと機密扱いで、一部の人物に\\n しか知らされていなかったようです」",
|
||||
"302000112_20": "「ボクも今朝、レポートを見せてもらって初めて知りました」",
|
||||
"302000112_21": "「ギャラルホルンはあまりにも特殊で、危険な聖遺物だ。\\n その為、一部の者のみで極秘に実験と解析を進めていた」",
|
||||
"302000112_22": "「その結果分かった事は、並行世界に異変が起こった際に、\\n こちらの世界と並行世界を繋げる特性があるということだ」",
|
||||
"302000112_23": "「並行世界……それはこの世界と同じような世界が広がり、\\n 同じような歴史をたどっています」",
|
||||
"302000112_24": "「しかし、それでありながら、必ずこちらの世界とは違う所も\\n 同時に発生します」",
|
||||
"302000112_25": "「この世界の歴史とは川の流れのように、遥か昔の上流から\\n 現代という下流まで流れ続けています」",
|
||||
"302000112_26": "「しかし、歴史とは大きな転換点において、必ず支流が発生する\\n ものなのです」",
|
||||
"302000112_27": "「その支流が並行世界ということね」",
|
||||
"302000112_28": "「はい。こちらの世界からこぼれた可能性が生んだ、\\n 異なる世界が並行世界になります」",
|
||||
"302000112_29": "「こちらではこぼれた可能性を内包した世界……」",
|
||||
"302000112_30": "「……とにかく、今回の件はギャラルホルンがまたどこかの\\n 並行世界と、この世界を繋いだ為に起きた異変で間違いない」",
|
||||
"302000112_31": "「……また、と言いましたね。\\n では以前にも同じような事が?」",
|
||||
"302000112_32": "「……ああ。ギャラルホルンが並行世界を繋げると、異なる世界\\n 同士が混じり合う影響か、大量のノイズの出現が観測される」",
|
||||
"302000112_33": "「前回は、バビロニアの宝物庫が閉じられていなかった為、\\n 推測の域だったが、今回のことではっきりした」",
|
||||
"302000112_34": "「そして、この発生した異変は、\\n 並行世界側の異常を解決する事で解消される」",
|
||||
"302000112_35": "「記録には2度、並行世界と繋がったことがあると\\n 記されています」",
|
||||
"302000112_36": "「最初の発生では、天羽奏さんが解決してくれたようです」",
|
||||
"302000112_37": "「か、奏さんがッ!?」",
|
||||
"302000112_38": "「……奏が……? 一体、いつだッ!\\n そんな事、わたしは知らないッ!」",
|
||||
"302000112_39": "「……落ち着け、翼」",
|
||||
"302000112_40": "「ギャラルホルンは完全聖遺物でありながら、一切の制御も\\n 干渉も受け付けない、まさにパンドラの箱だ」",
|
||||
"302000112_41": "「そんな怪しげなものに、唯一の完全適合者であるお前を\\n 使う事は、許可が下りなかった」",
|
||||
"302000112_42": "「だから……奏を人柱にしたって事ですかッ!」",
|
||||
"302000112_43": "「だから落ち着け。過去の事件では、奏くんは無事に並行世界へと\\n 渡り、異変の元凶を解決している」",
|
||||
"302000112_44": "「結果論で済まないが、事故や怪我もなかった。\\n そして、おかげでギャラルホルンについて知る事も出来た」",
|
||||
"302000112_45": "「ですが……ッ」",
|
||||
"302000112_46": "「繋がったのは2度と言ったわね」",
|
||||
"302000112_47": "「はい、2度目は、3年前のツヴァイウィングライブ、\\n ネフシュタンの起動実験の時です」",
|
||||
"302000112_48": "「なッ!?」",
|
||||
"302000112_49": "「ネフシュタンの暴走と重なり、とても対処できる状況では\\n 無かった為、収まるのを待つ他無かった……」",
|
||||
"302000112_50": "「なんだ、だったら別に並行世界に行かなくても\\n 収まるのを待てばいいじゃねーか」",
|
||||
"302000112_51": "「ですが、その代償として被害が甚大な物に……」",
|
||||
"302000112_52": "「それから……この聖遺物は、装者にしか反応しないんだ」",
|
||||
"302000112_53": "「装者にしか……?」",
|
||||
"302000112_54": "「詳しい理由については、まだわかっていませんが……」",
|
||||
"302000112_55": "「ギャラルホルンが並行世界側の異変を治める為、\\n 必要な能力を持った人物だけを選別しているとも考えられます」",
|
||||
"302000112_56": "「なんだかよく分からないデスけど、並行世界に行けるのは\\n アタシたちだけって事デスか?」",
|
||||
"302000112_57": "「ああ、そう言う事だ。\\n だから、今回は君たちに異変の調査へと向かって欲しい」",
|
||||
"302000112_58": "「並行世界側はどうなっているかわかりません。\\n 危険は伴いますが……」",
|
||||
"302000112_59": "「……わたしが行きます」",
|
||||
"302000112_60": "「翼……」",
|
||||
"302000112_61": "「奏の役割を引き継ぐなら、わたししかいない」",
|
||||
"302000112_62": "「それに、今はこれだけの装者がいる。\\n わたしにもしもの事があっても――」",
|
||||
"302000112_63": "「そ、そんなのダメですッ!」",
|
||||
"302000112_64": "「翼……あなた自分が何を言っているのか分かっているのッ!?」",
|
||||
"302000112_65": "「……すまない。だが、この役割は絶対に譲れない。\\n これは、奏の片翼としてのわたしの責務なんだ……」",
|
||||
"302000112_66": "「……翼。お前の気持ちは分かった。\\n だが、早とちりするな。お前1人を行かせるつもりはない」",
|
||||
"302000112_67": "「はい。こちらにもノイズが現れている事もあるので、\\n 戦力を2つに分けるのが最善だと思います」",
|
||||
"302000112_68": "「ここにいる装者は6人だから、3人ずつってことですか?」",
|
||||
"302000112_69": "「そうです。ですので、翼さんとあと2人……」",
|
||||
"302000112_70": "「そういうことなら、わたしも行くわ。\\n 翼が無茶しない様に見ておかないとね」",
|
||||
"302000112_71": "「マリア……」",
|
||||
"302000112_72": "「なら、残り1人はあたしが――」",
|
||||
"302000112_73": "「待って。\\n ……あなたには調と切歌の事を頼みたいの」",
|
||||
"302000112_74": "「デスッ!?」",
|
||||
"302000112_75": "「マリア……?」",
|
||||
"302000112_76": "「こいつらの事を……?」",
|
||||
"302000112_77": "「ええ。だから出来れば残りの1人は――」",
|
||||
"302000112_78": "「…………」",
|
||||
"302000112_79": "「……あの、並行世界って結局よくわからないんですけど、\\n 向こうで困っている人がいるのは確かなんですよね?」",
|
||||
"302000112_80": "「さっきも言ったようにギャラルホルンは、まさにパンドラの箱。\\n 解明されていない部分が大半だ」",
|
||||
"302000112_81": "「だが、過去の結果を見るに、その可能性は非常に高い」",
|
||||
"302000112_82": "「だったらわたし、行きますッ!」",
|
||||
"302000112_83": "「……もう、やっぱり」",
|
||||
"302000112_84": "「えへへ、ごめんね、未来」",
|
||||
"302000112_85": "「いいよ。人助けだもんね?」",
|
||||
"302000112_86": "「うんッ!」",
|
||||
"302000112_87": "「……決まったな。では今回の調査は翼、マリアくん、響くんの\\n 3名に頼む。決して無理はしないでくれ」",
|
||||
"302000112_88": "「これが聖遺物ギャラルホルン、そして並行世界への\\n 扉(ゲート)だ」",
|
||||
"302000112_89": "「ギャラルホルンは、並行世界の異常を特殊な振動波で\\n 知らせるようです」",
|
||||
"302000112_90": "「……振動波、では、この聖遺物の輝きが……」",
|
||||
"302000112_91": "「はい、並行世界の異常を感知している状態です」",
|
||||
"302000112_92": "「みなさん、準備はいいですか?」",
|
||||
"302000112_93": "「……ああ、出来ている」",
|
||||
"302000112_94": "「問題ないわ」",
|
||||
"302000112_95": "「ばっちりですッ!」",
|
||||
"302000112_96": "「向こうに渡ったら、その場所を確認してください」",
|
||||
"302000112_97": "「最初に転送された場所の付近に、戻る為のゲートがあるはずです」",
|
||||
"302000112_98": "「……そうなると、いつでも帰還できるのか?」",
|
||||
"302000112_99": "「はい。レポートにはそう記載されています」",
|
||||
"302000112_100": "「なるほど……ならば、先に行くぞ」",
|
||||
"302000112_101": "「……流石だが、思い切りよすぎじゃねぇか……?」",
|
||||
"302000112_102": "「それが風鳴翼よ。わたしも行ってくるわ」",
|
||||
"302000112_103": "「マリア、気を付けて」",
|
||||
"302000112_104": "「寂しかったらすぐ戻ってくるデスよッ!」",
|
||||
"302000112_105": "「さ、寂しかったらって……そんなことないわよッ!\\n あなたたちこそ、しっかりねッ!」",
|
||||
"302000112_106": "「それじゃわたしも……って、未来?」",
|
||||
"302000112_107": "「響……大丈夫だよね?」",
|
||||
"302000112_108": "「もう、心配性だなぁ、未来は。大丈夫。\\n ちょーっと人助けしてくるだけだから。待ってて?」",
|
||||
"302000112_109": "「うん……待ってる」",
|
||||
"302000112_110": "「それじゃ、行ってきま~すッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,30 +1,30 @@
|
|||
{
|
||||
"302000211_0": "IFの世界",
|
||||
"302000211_1": "「……響……」",
|
||||
"302000211_2": "「……行っちまったな。まあ、心配するなって」",
|
||||
"302000211_3": "「あのバカたちの帰りが遅かったら、あたしが連れ戻しに行ってやらぁ」",
|
||||
"302000211_4": "「クリス……うん、ありがとう」",
|
||||
"302000211_5": "「お、おう……」",
|
||||
"302000211_6": "「いつでも戻ってこれるなら、\\n ちょっとアタシも行ってみたいデスね……」",
|
||||
"302000211_7": "「切ちゃんが行くならわたしも……」",
|
||||
"302000211_8": "「ええッ!? その、だ、だめです……」",
|
||||
"302000211_9": "「そうだ。あたしたちにはあたしたちの役割があるんだからな。\\n 今はあいつらに任せときゃいい。……ん?」",
|
||||
"302000211_10": "「…………」",
|
||||
"302000211_11": "「どうしたんだよ、おっさん。そんなに渋い顔して」",
|
||||
"302000211_12": "「並行世界、パラレルワールド……。\\n それは何かが起きた、もしくは起きなかった世界だ……」",
|
||||
"302000211_13": "「こちらにノイズが現れていると言う事は、\\n 向こうのバビロニアの宝物庫は開いている……」",
|
||||
"302000211_14": "「だとすると、フロンティア事変やルナアタックは\\n 起きていない世界の可能性もある」",
|
||||
"302000211_15": "「近い世界といっても、あれだけ大きな事件が無いとなると、\\n どれだけ違いが現れているか、見当もつかん……」",
|
||||
"302000211_16": "「……なあ、ノイズがいるなら、向こうにも装者はいるのか?」",
|
||||
"302000211_17": "「わからないが、その可能性は十分にある。\\n それこそクリスくんや我々も存在しているかもしれん」",
|
||||
"302000211_18": "「あたしもいるかもって、マジかよ。\\n なんかとてつもなくでけー話だな……」",
|
||||
"302000211_19": "「やっぱり、ちょっと行ってみたいかも……」",
|
||||
"302000211_20": "「デスデスッ、向こうの調にも会いたいデスッ!」",
|
||||
"302000211_21": "「だ、だからだめですってば……」",
|
||||
"302000211_22": "「これ、ノイズ警報――ッ!?」",
|
||||
"302000211_23": "「司令ッ! ノイズ反応が現れました。\\n 急いでこちらに戻ってくださいッ!」",
|
||||
"302000211_24": "「ああ、わかったッ! 装者3名は直接現場へ向かってくれッ!\\n エルフナインくんと未来くんは俺と発令所に急ぐぞッ!」",
|
||||
"302000211_25": "「ああ、任せとけッ! 行くぞ2人ともッ!\\n あたしについて来やがれッ!」",
|
||||
"302000211_26": "「はい」",
|
||||
"302000211_27": "「了解デースッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000211_0": "IFの世界",
|
||||
"302000211_1": "「……響……」",
|
||||
"302000211_2": "「……行っちまったな。まあ、心配するなって」",
|
||||
"302000211_3": "「あのバカたちの帰りが遅かったら、あたしが連れ戻しに行ってやらぁ」",
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||||
"302000211_4": "「クリス……うん、ありがとう」",
|
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"302000211_5": "「お、おう……」",
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||||
"302000211_6": "「いつでも戻ってこれるなら、\\n ちょっとアタシも行ってみたいデスね……」",
|
||||
"302000211_7": "「切ちゃんが行くならわたしも……」",
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||||
"302000211_8": "「ええッ!? その、だ、だめです……」",
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||||
"302000211_9": "「そうだ。あたしたちにはあたしたちの役割があるんだからな。\\n 今はあいつらに任せときゃいい。……ん?」",
|
||||
"302000211_10": "「…………」",
|
||||
"302000211_11": "「どうしたんだよ、おっさん。そんなに渋い顔して」",
|
||||
"302000211_12": "「並行世界、パラレルワールド……。\\n それは何かが起きた、もしくは起きなかった世界だ……」",
|
||||
"302000211_13": "「こちらにノイズが現れていると言う事は、\\n 向こうのバビロニアの宝物庫は開いている……」",
|
||||
"302000211_14": "「だとすると、フロンティア事変やルナアタックは\\n 起きていない世界の可能性もある」",
|
||||
"302000211_15": "「近い世界といっても、あれだけ大きな事件が無いとなると、\\n どれだけ違いが現れているか、見当もつかん……」",
|
||||
"302000211_16": "「……なあ、ノイズがいるなら、向こうにも装者はいるのか?」",
|
||||
"302000211_17": "「わからないが、その可能性は十分にある。\\n それこそクリスくんや我々も存在しているかもしれん」",
|
||||
"302000211_18": "「あたしもいるかもって、マジかよ。\\n なんかとてつもなくでけー話だな……」",
|
||||
"302000211_19": "「やっぱり、ちょっと行ってみたいかも……」",
|
||||
"302000211_20": "「デスデスッ、向こうの調にも会いたいデスッ!」",
|
||||
"302000211_21": "「だ、だからだめですってば……」",
|
||||
"302000211_22": "「これ、ノイズ警報――ッ!?」",
|
||||
"302000211_23": "「司令ッ! ノイズ反応が現れました。\\n 急いでこちらに戻ってくださいッ!」",
|
||||
"302000211_24": "「ああ、わかったッ! 装者3名は直接現場へ向かってくれッ!\\n エルフナインくんと未来くんは俺と発令所に急ぐぞッ!」",
|
||||
"302000211_25": "「ああ、任せとけッ! 行くぞ2人ともッ!\\n あたしについて来やがれッ!」",
|
||||
"302000211_26": "「はい」",
|
||||
"302000211_27": "「了解デースッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,17 +1,17 @@
|
|||
{
|
||||
"302000221_0": "「着いたわね」",
|
||||
"302000221_1": "「……ここが並行世界、ですか?」",
|
||||
"302000221_2": "「そのはずなのだが……。立花、この公園は……」",
|
||||
"302000221_3": "「はい、いつもの公園、ですよね……」",
|
||||
"302000221_4": "「わたしは街の地理には詳しくないのだけれど、\\n あなたたちから見て、どこか違いは無いの?」",
|
||||
"302000221_5": "「違い……違い……。\\n ……あッ! マリアさんの後ろッ!」",
|
||||
"302000221_6": "「後ろって……ッ!?\\n これが、エルフナインの言っていた……」",
|
||||
"302000221_7": "「ああ、ギャラルホルンによってつくられた、\\n 元の世界とのゲートだろう」",
|
||||
"302000221_8": "「そうなると、ここがゲートの出口って事だけは、\\n 間違いないみたいね……」",
|
||||
"302000221_9": "「公園や街並みは、ここから見る限りはほとんど同じに\\n 見えますよね……」",
|
||||
"302000221_10": "「思ったより並行世界と我々の世界は近い物なのかもしれないな。\\n とにかく、色々と歩いてこちらの異変を――ッ!?」",
|
||||
"302000221_11": "「……なるほど。こちらはまだノイズが出ると言う事だったな」",
|
||||
"302000221_12": "「そうね。これもまた異変の一つ、ということなのかしら」",
|
||||
"302000221_13": "「どうだろうな。違う可能性もある。\\n しかし、放っておくわけにもいかないだろう」",
|
||||
"302000221_14": "「ですねッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000221_0": "「着いたわね」",
|
||||
"302000221_1": "「……ここが並行世界、ですか?」",
|
||||
"302000221_2": "「そのはずなのだが……。立花、この公園は……」",
|
||||
"302000221_3": "「はい、いつもの公園、ですよね……」",
|
||||
"302000221_4": "「わたしは街の地理には詳しくないのだけれど、\\n あなたたちから見て、どこか違いは無いの?」",
|
||||
"302000221_5": "「違い……違い……。\\n ……あッ! マリアさんの後ろッ!」",
|
||||
"302000221_6": "「後ろって……ッ!?\\n これが、エルフナインの言っていた……」",
|
||||
"302000221_7": "「ああ、ギャラルホルンによってつくられた、\\n 元の世界とのゲートだろう」",
|
||||
"302000221_8": "「そうなると、ここがゲートの出口って事だけは、\\n 間違いないみたいね……」",
|
||||
"302000221_9": "「公園や街並みは、ここから見る限りはほとんど同じに\\n 見えますよね……」",
|
||||
"302000221_10": "「思ったより並行世界と我々の世界は近い物なのかもしれないな。\\n とにかく、色々と歩いてこちらの異変を――ッ!?」",
|
||||
"302000221_11": "「……なるほど。こちらはまだノイズが出ると言う事だったな」",
|
||||
"302000221_12": "「そうね。これもまた異変の一つ、ということなのかしら」",
|
||||
"302000221_13": "「どうだろうな。違う可能性もある。\\n しかし、放っておくわけにもいかないだろう」",
|
||||
"302000221_14": "「ですねッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,20 +1,20 @@
|
|||
{
|
||||
"302000222_0": "「はあ――ッ!」",
|
||||
"302000222_1": "「ふう……これで全部ッ!」",
|
||||
"302000222_2": "「ああ、周辺のノイズは殲滅できたようだ」",
|
||||
"302000222_3": "「それじゃ場所を移動しましょうか。\\n といっても、行く当てがあるわけではないのだけれど」",
|
||||
"302000222_4": "「それなのだが、リディアンに向かうのはどうだろうか?」",
|
||||
"302000222_5": "「リディアンに? どうしてですか?」",
|
||||
"302000222_6": "「ああ。こちらにノイズが出ると言う事は、S.O.N.G.――\\n いや、旧二課と同じような組織があるかもしれない」",
|
||||
"302000222_7": "「……確かに、同じような歴史を重ねてきた世界であれば、\\n 同じような組織があってもおかしくは無いわね」",
|
||||
"302000222_8": "「街並みがこれだけ似ているということなら、尚更だわ」",
|
||||
"302000222_9": "「わかりました。それじゃ、リディアンに向かいましょうッ!\\n えーと、リディアンは向こうだから――え……?」",
|
||||
"302000222_10": "「……気づいたか、立花。\\n ああ、そうだ。昔のリディアンがこちらにはあるんだ」",
|
||||
"302000222_11": "「あのリディアンが、地下まで我々の知る旧リディアンと同じか\\n どうかは分からないが、行ってみる価値はあるだろう」",
|
||||
"302000222_12": "「反応、消失しました……」",
|
||||
"302000222_13": "「ノイズ反応に続いて、謎の高エネルギー反応、\\n 更に直後にノイズ反応が消失……一体何が起きているッ!?」",
|
||||
"302000222_14": "「波形、照合しました。こ、これは――ッ!?」",
|
||||
"302000222_15": "「どうしたッ! 報告しろッ!」",
|
||||
"302000222_16": "「3つあった反応の一つは未知の聖遺物、一つはガングニール、\\n そして最後の一つは……天羽々斬、です……」",
|
||||
"302000222_17": "「天羽々斬、だと……ッ!?」"
|
||||
{
|
||||
"302000222_0": "「はあ――ッ!」",
|
||||
"302000222_1": "「ふう……これで全部ッ!」",
|
||||
"302000222_2": "「ああ、周辺のノイズは殲滅できたようだ」",
|
||||
"302000222_3": "「それじゃ場所を移動しましょうか。\\n といっても、行く当てがあるわけではないのだけれど」",
|
||||
"302000222_4": "「それなのだが、リディアンに向かうのはどうだろうか?」",
|
||||
"302000222_5": "「リディアンに? どうしてですか?」",
|
||||
"302000222_6": "「ああ。こちらにノイズが出ると言う事は、S.O.N.G.――\\n いや、旧二課と同じような組織があるかもしれない」",
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||||
"302000222_7": "「……確かに、同じような歴史を重ねてきた世界であれば、\\n 同じような組織があってもおかしくは無いわね」",
|
||||
"302000222_8": "「街並みがこれだけ似ているということなら、尚更だわ」",
|
||||
"302000222_9": "「わかりました。それじゃ、リディアンに向かいましょうッ!\\n えーと、リディアンは向こうだから――え……?」",
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||||
"302000222_10": "「……気づいたか、立花。\\n ああ、そうだ。昔のリディアンがこちらにはあるんだ」",
|
||||
"302000222_11": "「あのリディアンが、地下まで我々の知る旧リディアンと同じか\\n どうかは分からないが、行ってみる価値はあるだろう」",
|
||||
"302000222_12": "「反応、消失しました……」",
|
||||
"302000222_13": "「ノイズ反応に続いて、謎の高エネルギー反応、\\n 更に直後にノイズ反応が消失……一体何が起きているッ!?」",
|
||||
"302000222_14": "「波形、照合しました。こ、これは――ッ!?」",
|
||||
"302000222_15": "「どうしたッ! 報告しろッ!」",
|
||||
"302000222_16": "「3つあった反応の一つは未知の聖遺物、一つはガングニール、\\n そして最後の一つは……天羽々斬、です……」",
|
||||
"302000222_17": "「天羽々斬、だと……ッ!?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,27 +1,27 @@
|
|||
{
|
||||
"302000231_0": "「翼さん、この街並み……」",
|
||||
"302000231_1": "「ああ、そうだ。\\n ……フィーネとの戦いで破壊される前とそっくりだ」",
|
||||
"302000231_2": "「そうなの?」",
|
||||
"302000231_3": "「間違いない。この風景は……変わっていない」",
|
||||
"302000231_4": "「……もしかして、わたしたち過去に来ちゃったとか\\n じゃないですよね?」",
|
||||
"302000231_5": "「時間移動したと言う事?\\n エルフナインからは、そんな説明は無かったと思うけど」",
|
||||
"302000231_6": "「……時間移動はしていないようだ。\\n そこの店のディスプレイを見て見ろ」",
|
||||
"302000231_7": "「あ……日付……」",
|
||||
"302000231_8": "「ああ、西暦から日時まで全く同じだ」",
|
||||
"302000231_9": "「……先を急ぎましょう」",
|
||||
"302000231_10": "「やっぱり、壊れる前のリディアン……」",
|
||||
"302000231_11": "「ああ、遠くから見えた時にも思ったが、何から何まで\\n 完全に記憶と一致するな……」",
|
||||
"302000231_12": "「……2人とも、向こうの空を見なさい」",
|
||||
"302000231_13": "「え? あ、もう月が登って来てるんですね」",
|
||||
"302000231_14": "「そうだな。\\n 綺麗な丸い月が出ている……ん、丸い月だとッ!?」",
|
||||
"302000231_15": "「そうよ。こちらの月は欠けてないのよ」",
|
||||
"302000231_16": "「わたしはこの街にはそこまで詳しくないから、どうもしっくり\\n きていなかったのだけど、月を見てようやく実感が涌いたわ」",
|
||||
"302000231_17": "「月が欠けてない、という事はルナアタックが無かったと言う事。\\n この世界は、あの事件が無いままに進んできた世界なのよ」",
|
||||
"302000231_18": "「あの事件が起きていない……?\\n そうなればフロンティア事変、魔法少女事変も……?」",
|
||||
"302000231_19": "「ええ、起きていないでしょうね。\\n それどころか、フィーネがいるのかどうかも分からないわ」",
|
||||
"302000231_20": "「だから、街もリディアンも無事なんですね……」",
|
||||
"302000231_21": "「――ッ!」",
|
||||
"302000231_22": "「今の……悲鳴ッ!」",
|
||||
"302000231_23": "「近いぞッ! 向こうの方だッ!」",
|
||||
"302000231_24": "「急ぎましょうッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000231_0": "「翼さん、この街並み……」",
|
||||
"302000231_1": "「ああ、そうだ。\\n ……フィーネとの戦いで破壊される前とそっくりだ」",
|
||||
"302000231_2": "「そうなの?」",
|
||||
"302000231_3": "「間違いない。この風景は……変わっていない」",
|
||||
"302000231_4": "「……もしかして、わたしたち過去に来ちゃったとか\\n じゃないですよね?」",
|
||||
"302000231_5": "「時間移動したと言う事?\\n エルフナインからは、そんな説明は無かったと思うけど」",
|
||||
"302000231_6": "「……時間移動はしていないようだ。\\n そこの店のディスプレイを見て見ろ」",
|
||||
"302000231_7": "「あ……日付……」",
|
||||
"302000231_8": "「ああ、西暦から日時まで全く同じだ」",
|
||||
"302000231_9": "「……先を急ぎましょう」",
|
||||
"302000231_10": "「やっぱり、壊れる前のリディアン……」",
|
||||
"302000231_11": "「ああ、遠くから見えた時にも思ったが、何から何まで\\n 完全に記憶と一致するな……」",
|
||||
"302000231_12": "「……2人とも、向こうの空を見なさい」",
|
||||
"302000231_13": "「え? あ、もう月が登って来てるんですね」",
|
||||
"302000231_14": "「そうだな。\\n 綺麗な丸い月が出ている……ん、丸い月だとッ!?」",
|
||||
"302000231_15": "「そうよ。こちらの月は欠けてないのよ」",
|
||||
"302000231_16": "「わたしはこの街にはそこまで詳しくないから、どうもしっくり\\n きていなかったのだけど、月を見てようやく実感が涌いたわ」",
|
||||
"302000231_17": "「月が欠けてない、という事はルナアタックが無かったと言う事。\\n この世界は、あの事件が無いままに進んできた世界なのよ」",
|
||||
"302000231_18": "「あの事件が起きていない……?\\n そうなればフロンティア事変、魔法少女事変も……?」",
|
||||
"302000231_19": "「ええ、起きていないでしょうね。\\n それどころか、フィーネがいるのかどうかも分からないわ」",
|
||||
"302000231_20": "「だから、街もリディアンも無事なんですね……」",
|
||||
"302000231_21": "「――ッ!」",
|
||||
"302000231_22": "「今の……悲鳴ッ!」",
|
||||
"302000231_23": "「近いぞッ! 向こうの方だッ!」",
|
||||
"302000231_24": "「急ぎましょうッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,14 +1,14 @@
|
|||
{
|
||||
"302000232_0": "「見える範囲は片付いたわね……」",
|
||||
"302000232_1": "「翼さんッ! マリアさんッ!\\n まだ向こうから戦闘音が聞こえますッ!」",
|
||||
"302000232_2": "「誰かが、戦っている……?」",
|
||||
"302000232_3": "「こちらの装者かも知れないわね。\\n とにかく、向かいましょう」",
|
||||
"302000232_4": "「……ちょうど片付いた所みたい。\\n やはり、こちらにも装者がいたわね」",
|
||||
"302000232_5": "「……ッ!?」",
|
||||
"302000232_6": "「……え……?」",
|
||||
"302000232_7": "「……2人とも、どうかしたの?」",
|
||||
"302000232_8": "「嘘……。そんな、だって、あの人は――」",
|
||||
"302000232_9": "「か……奏……?」",
|
||||
"302000232_10": "「奏ぇぇぇ――ッ!」",
|
||||
"302000232_11": "「……翼――ッ!?」"
|
||||
{
|
||||
"302000232_0": "「見える範囲は片付いたわね……」",
|
||||
"302000232_1": "「翼さんッ! マリアさんッ!\\n まだ向こうから戦闘音が聞こえますッ!」",
|
||||
"302000232_2": "「誰かが、戦っている……?」",
|
||||
"302000232_3": "「こちらの装者かも知れないわね。\\n とにかく、向かいましょう」",
|
||||
"302000232_4": "「……ちょうど片付いた所みたい。\\n やはり、こちらにも装者がいたわね」",
|
||||
"302000232_5": "「……ッ!?」",
|
||||
"302000232_6": "「……え……?」",
|
||||
"302000232_7": "「……2人とも、どうかしたの?」",
|
||||
"302000232_8": "「嘘……。そんな、だって、あの人は――」",
|
||||
"302000232_9": "「か……奏……?」",
|
||||
"302000232_10": "「奏ぇぇぇ――ッ!」",
|
||||
"302000232_11": "「……翼――ッ!?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,70 +1,70 @@
|
|||
{
|
||||
"302000311_0": "片翼の奏者",
|
||||
"302000311_1": "「……あの運命のライブの日をあたしは今でも夢に見る」",
|
||||
"302000311_2": "「翼はあの絶望を前にしても、折れず、負けず、\\n その命を燃やして唄い――そして、散って逝った」",
|
||||
"302000311_3": "「あの日からあたしは、両親の仇と共に翼の仇を取る事だけを\\n 胸に、戦い以外の歌を捨て、復讐の為だけに生きてきた……」",
|
||||
"302000311_4": "「……あれから後悔しなかった日は1日もない。\\n ただ狂おしい程の後悔と、奴らへの怒りだけが、際限なく増していく」",
|
||||
"302000311_5": "「落ちるところまで落ちたあたし。\\n もう、翼と唄い、夢を見ていたあたしなんてどこにもいない」",
|
||||
"302000311_6": "「心にあるのはただノイズへの怒りと憎しみ。\\n そう……奴らへの復讐心だけが、今のあたしを動かしている」",
|
||||
"302000311_7": "「……翼は、今のあたしを見たら何ていうのだろう。\\n 失望されるだろうか、拒絶されるだろうか……」",
|
||||
"302000311_8": "「でも、あたしは――片翼じゃ飛ぶことが出来ないんだよ。\\n だから、翼には今のあたし見て欲しくない……」",
|
||||
"302000311_9": "「翼が描いていたあたしは、もう……」",
|
||||
"302000311_10": "「奏……奏ぇ……」",
|
||||
"302000311_11": "「翼……」",
|
||||
"302000311_12": "(あれが、天羽奏……)",
|
||||
"302000311_13": "(そうか、これが並行世界の可能性……。\\n 『天羽奏が死ななかった世界』もあり得るという事ね……)",
|
||||
"302000311_14": "「奏さん……翼さん……よかったよぉ……うっ、うっ……」",
|
||||
"302000311_15": "「……ねぇ、そんなに翼にとって天羽奏は大きい存在だったの?」",
|
||||
"302000311_16": "「大きいなんてもんじゃないですッ! 奏さんは――」",
|
||||
"302000311_17": "「――離れろッ!」",
|
||||
"302000311_18": "「え……奏……?」",
|
||||
"302000311_19": "「うるせぇッ! 翼は死んだッ、お前が翼のはずがないッ!\\n 誰だ、てめぇらは……ッ!」",
|
||||
"302000311_20": "「わたしが死んだ……?」",
|
||||
"302000311_21": "「わたしはここにいるよ、奏……」",
|
||||
"302000311_22": "「黙れッ! それ以上言うのなら――ッ!」",
|
||||
"302000311_23": "「待て、奏」",
|
||||
"302000311_24": "「……なんだよッ!?」",
|
||||
"302000311_25": "「そこにいる者たちを、本部まで連れて来てくれ」",
|
||||
"302000311_26": "「はあ? なんでだよッ! こんな偽者なんて――ッ!」",
|
||||
"302000311_27": "「……ただの偽者に、ギアが纏えるとは思えない。\\n 詳しい話を聞きたい。頼む……」",
|
||||
"302000311_28": "「ちッ…………分かったよ」",
|
||||
"302000311_29": "「おい、お前ら。ついてこい。\\n 弦十郎のダンナが話したいんだと……」",
|
||||
"302000311_30": "「……やっぱり行き先はリディアンの地下なんですかね。\\n ねぇ、翼さん……翼さん?」",
|
||||
"302000311_31": "「奏……」",
|
||||
"302000311_32": "「……ほら、翼。いつまでも呆けてないで。\\n 行きましょう」",
|
||||
"302000311_33": "「あ、ああ……すまない」",
|
||||
"302000311_34": "「……つ、翼さん……?」",
|
||||
"302000311_35": "「本当に……どうして……?」",
|
||||
"302000311_36": "「……翼、なのか……?」",
|
||||
"302000311_37": "「……」",
|
||||
"302000311_38": "「……驚いた。こちらでも二課は二課なんですね……」",
|
||||
"302000311_39": "「こちらでも……? どういう事だ?\\n その……翼、でいいのか……?」",
|
||||
"302000311_40": "「……はい。おじさま。わたしは確かに風鳴翼ではありますが、\\n あなたたちの知る風鳴翼ではありません」",
|
||||
"302000311_41": "「……俺たちの知る翼ではない、だと?」",
|
||||
"302000311_42": "「ええ、そうよ。それは――」",
|
||||
"302000311_43": "「もしかして、パラレルワールド、かしらね?」",
|
||||
"302000311_44": "「りょ、りょりょりょ……了子さんッ!?」",
|
||||
"302000311_45": "「はあ~い。\\n あら、私ったら別の世界でも有名なのかしら」",
|
||||
"302000311_46": "「櫻井女史……」",
|
||||
"302000311_47": "「……すまないが情報を整理させてくれ。\\n 君たちは並行世界――パラレルワールドから来たと言うのか?」",
|
||||
"302000311_48": "「ええ、そうよ。そして、わたしたちが来た理由は――」",
|
||||
"302000311_49": "「高質量のエネルギー反応を検知ッ!」",
|
||||
"302000311_50": "「――ノイズですッ! 場所は――」",
|
||||
"302000311_51": "「く……こんな時に……」",
|
||||
"302000311_52": "「まったく、無粋よね~」",
|
||||
"302000311_53": "「――あたしが出るッ!」",
|
||||
"302000311_54": "「待って奏ちゃんッ!\\n 出るなら、もう一度LiNKERを打っていきなさい」",
|
||||
"302000311_55": "「わかってるよッ!」",
|
||||
"302000311_56": "「奏ッ! くッ――わたしも行くッ!」",
|
||||
"302000311_57": "「翼ッ! ああ、もう……」",
|
||||
"302000311_58": "「1つ聞かせてくれ。\\n ――君たちは、装者なのか?」",
|
||||
"302000311_59": "「ええ、そうよ。この子もわたしもね。\\n ガングニールとアガートラームの装者よ」",
|
||||
"302000311_60": "「アガートラーム……?」",
|
||||
"302000311_61": "(……この反応、こちらではアガートラームは\\n 見つかってない、というわけね……)",
|
||||
"302000311_62": "「翼さんはともかく、全員装者……?」",
|
||||
"302000311_63": "「そんな……装者がそんなにいるだなんて……」",
|
||||
"302000311_64": "「すまないが、君たちにも協力してもらえないだろうか?\\n ……我々には、奏以外の装者がいないんだ」",
|
||||
"302000311_65": "「もちろんですッ!\\n わたしたちに任せてくださいッ、師匠ッ!」",
|
||||
"302000311_66": "「師匠……?\\n ま、まあとにかく、よろしく頼む」",
|
||||
"302000311_67": "「ふふ、これは面白くなってきたわね~」"
|
||||
{
|
||||
"302000311_0": "片翼の奏者",
|
||||
"302000311_1": "「……あの運命のライブの日をあたしは今でも夢に見る」",
|
||||
"302000311_2": "「翼はあの絶望を前にしても、折れず、負けず、\\n その命を燃やして唄い――そして、散って逝った」",
|
||||
"302000311_3": "「あの日からあたしは、両親の仇と共に翼の仇を取る事だけを\\n 胸に、戦い以外の歌を捨て、復讐の為だけに生きてきた……」",
|
||||
"302000311_4": "「……あれから後悔しなかった日は1日もない。\\n ただ狂おしい程の後悔と、奴らへの怒りだけが、際限なく増していく」",
|
||||
"302000311_5": "「落ちるところまで落ちたあたし。\\n もう、翼と唄い、夢を見ていたあたしなんてどこにもいない」",
|
||||
"302000311_6": "「心にあるのはただノイズへの怒りと憎しみ。\\n そう……奴らへの復讐心だけが、今のあたしを動かしている」",
|
||||
"302000311_7": "「……翼は、今のあたしを見たら何ていうのだろう。\\n 失望されるだろうか、拒絶されるだろうか……」",
|
||||
"302000311_8": "「でも、あたしは――片翼じゃ飛ぶことが出来ないんだよ。\\n だから、翼には今のあたし見て欲しくない……」",
|
||||
"302000311_9": "「翼が描いていたあたしは、もう……」",
|
||||
"302000311_10": "「奏……奏ぇ……」",
|
||||
"302000311_11": "「翼……」",
|
||||
"302000311_12": "(あれが、天羽奏……)",
|
||||
"302000311_13": "(そうか、これが並行世界の可能性……。\\n 『天羽奏が死ななかった世界』もあり得るという事ね……)",
|
||||
"302000311_14": "「奏さん……翼さん……よかったよぉ……うっ、うっ……」",
|
||||
"302000311_15": "「……ねぇ、そんなに翼にとって天羽奏は大きい存在だったの?」",
|
||||
"302000311_16": "「大きいなんてもんじゃないですッ! 奏さんは――」",
|
||||
"302000311_17": "「――離れろッ!」",
|
||||
"302000311_18": "「え……奏……?」",
|
||||
"302000311_19": "「うるせぇッ! 翼は死んだッ、お前が翼のはずがないッ!\\n 誰だ、てめぇらは……ッ!」",
|
||||
"302000311_20": "「わたしが死んだ……?」",
|
||||
"302000311_21": "「わたしはここにいるよ、奏……」",
|
||||
"302000311_22": "「黙れッ! それ以上言うのなら――ッ!」",
|
||||
"302000311_23": "「待て、奏」",
|
||||
"302000311_24": "「……なんだよッ!?」",
|
||||
"302000311_25": "「そこにいる者たちを、本部まで連れて来てくれ」",
|
||||
"302000311_26": "「はあ? なんでだよッ! こんな偽者なんて――ッ!」",
|
||||
"302000311_27": "「……ただの偽者に、ギアが纏えるとは思えない。\\n 詳しい話を聞きたい。頼む……」",
|
||||
"302000311_28": "「ちッ…………分かったよ」",
|
||||
"302000311_29": "「おい、お前ら。ついてこい。\\n 弦十郎のダンナが話したいんだと……」",
|
||||
"302000311_30": "「……やっぱり行き先はリディアンの地下なんですかね。\\n ねぇ、翼さん……翼さん?」",
|
||||
"302000311_31": "「奏……」",
|
||||
"302000311_32": "「……ほら、翼。いつまでも呆けてないで。\\n 行きましょう」",
|
||||
"302000311_33": "「あ、ああ……すまない」",
|
||||
"302000311_34": "「……つ、翼さん……?」",
|
||||
"302000311_35": "「本当に……どうして……?」",
|
||||
"302000311_36": "「……翼、なのか……?」",
|
||||
"302000311_37": "「……」",
|
||||
"302000311_38": "「……驚いた。こちらでも二課は二課なんですね……」",
|
||||
"302000311_39": "「こちらでも……? どういう事だ?\\n その……翼、でいいのか……?」",
|
||||
"302000311_40": "「……はい。おじさま。わたしは確かに風鳴翼ではありますが、\\n あなたたちの知る風鳴翼ではありません」",
|
||||
"302000311_41": "「……俺たちの知る翼ではない、だと?」",
|
||||
"302000311_42": "「ええ、そうよ。それは――」",
|
||||
"302000311_43": "「もしかして、パラレルワールド、かしらね?」",
|
||||
"302000311_44": "「りょ、りょりょりょ……了子さんッ!?」",
|
||||
"302000311_45": "「はあ~い。\\n あら、私ったら別の世界でも有名なのかしら」",
|
||||
"302000311_46": "「櫻井女史……」",
|
||||
"302000311_47": "「……すまないが情報を整理させてくれ。\\n 君たちは並行世界――パラレルワールドから来たと言うのか?」",
|
||||
"302000311_48": "「ええ、そうよ。そして、わたしたちが来た理由は――」",
|
||||
"302000311_49": "「高質量のエネルギー反応を検知ッ!」",
|
||||
"302000311_50": "「――ノイズですッ! 場所は――」",
|
||||
"302000311_51": "「く……こんな時に……」",
|
||||
"302000311_52": "「まったく、無粋よね~」",
|
||||
"302000311_53": "「――あたしが出るッ!」",
|
||||
"302000311_54": "「待って奏ちゃんッ!\\n 出るなら、もう一度LiNKERを打っていきなさい」",
|
||||
"302000311_55": "「わかってるよッ!」",
|
||||
"302000311_56": "「奏ッ! くッ――わたしも行くッ!」",
|
||||
"302000311_57": "「翼ッ! ああ、もう……」",
|
||||
"302000311_58": "「1つ聞かせてくれ。\\n ――君たちは、装者なのか?」",
|
||||
"302000311_59": "「ええ、そうよ。この子もわたしもね。\\n ガングニールとアガートラームの装者よ」",
|
||||
"302000311_60": "「アガートラーム……?」",
|
||||
"302000311_61": "(……この反応、こちらではアガートラームは\\n 見つかってない、というわけね……)",
|
||||
"302000311_62": "「翼さんはともかく、全員装者……?」",
|
||||
"302000311_63": "「そんな……装者がそんなにいるだなんて……」",
|
||||
"302000311_64": "「すまないが、君たちにも協力してもらえないだろうか?\\n ……我々には、奏以外の装者がいないんだ」",
|
||||
"302000311_65": "「もちろんですッ!\\n わたしたちに任せてくださいッ、師匠ッ!」",
|
||||
"302000311_66": "「師匠……?\\n ま、まあとにかく、よろしく頼む」",
|
||||
"302000311_67": "「ふふ、これは面白くなってきたわね~」"
|
||||
}
|
|
@ -1,65 +1,65 @@
|
|||
{
|
||||
"302000312_0": "「……ノイズの撃退は完了ね」",
|
||||
"302000312_1": "「……」",
|
||||
"302000312_2": "(翼の、天羽々斬……。\\n いや、あたしの知っているそれより数段強い……それに――)",
|
||||
"302000312_3": "(――あいつのギアは……あたしと同じ――)",
|
||||
"302000312_4": "「ん? どうかしましたか、奏さん?」",
|
||||
"302000312_5": "「……何でもない」",
|
||||
"302000312_6": "(ガングニール……なのに、どうしてあたしより――。\\n どうなってるんだよ、一体――ッ)",
|
||||
"302000312_7": "「奏……あの、大丈夫だった……?」",
|
||||
"302000312_8": "「……黙れ。あたしに干渉するな」",
|
||||
"302000312_9": "「……ごめんなさい」",
|
||||
"302000312_10": "「ちッ……戻るぞ」",
|
||||
"302000312_11": "(奏……)",
|
||||
"302000312_12": "「助力、感謝する……」",
|
||||
"302000312_13": "「いえ、ノイズから無辜の人々を守るのは、\\n わたしたちの役目ですから」",
|
||||
"302000312_14": "「……やはりお前は翼なんだな」",
|
||||
"302000312_15": "「……司令?」",
|
||||
"302000312_16": "「いや……すまんな。\\n どうしても俺の知る、翼と重なってしまう……」",
|
||||
"302000312_17": "「ふざけるなッ! 重なるもんかッ!\\n 翼は……翼は……ッ!」",
|
||||
"302000312_18": "「……奏。落ち着くんだ。\\n これでは話を聞く事も出来ない」",
|
||||
"302000312_19": "「……ちッ」",
|
||||
"302000312_20": "「すまなかったな……」",
|
||||
"302000312_21": "「……気にしないで下さい」",
|
||||
"302000312_22": "「そ・れ・よ・り~。早くそっちの世界の事を、聞かせて\\n くれないかしら? 興味あるわ」",
|
||||
"302000312_23": "「……もちろんよ。\\n こちらも色々と聞きたいことがあるわ」",
|
||||
"302000312_24": "「それじゃ、情報交換と行きましょうか」",
|
||||
"302000312_25": "「……なるほど。君たちはその完全聖遺物の力で、\\n こちらに渡って来たという事か……」",
|
||||
"302000312_26": "「はい。そして、ギャラルホルンが世界を繋ぐ要因となった\\n 異常の解決を目的としています」",
|
||||
"302000312_27": "「……何か、異変や異常に心当たりはないかしら?」",
|
||||
"302000312_28": "「異変や異常ね。あるわよ~。もう、ありすぎるくらい」",
|
||||
"302000312_29": "「そ、そんなに……?」",
|
||||
"302000312_30": "「……出現するノイズの一部に、通常のノイズとは特徴が\\n 異なる個体を観測している」",
|
||||
"302000312_31": "「それが恐らく異変の元凶だろう……」",
|
||||
"302000312_32": "「特徴が異なる……?\\n それはどういったものなのですか?」",
|
||||
"302000312_33": "「ノイズは人に触れると炭素分解を起こす。\\n ――これは知っているわよね?」",
|
||||
"302000312_34": "「ええ」",
|
||||
"302000312_35": "「でもそのノイズは人だけを分解させるのよ。\\n ――無尽蔵に」",
|
||||
"302000312_36": "「……え?」",
|
||||
"302000312_37": "「つ・ま・り。人だけを分解し、自分は分解されないの。\\n 触った相手だけを次々に分解させちゃうわけ」",
|
||||
"302000312_38": "「そんな……それでは犠牲者が……ッ!」",
|
||||
"302000312_39": "「……ああ。このノイズ1体で、いくらでも人を殺せる。\\n しかも、今までのノイズとは比べ物にならない戦闘力もある」",
|
||||
"302000312_40": "「我々は、なんらかの原因でノイズに状態変化が起き、\\n 特性が変わったものだと見ている」",
|
||||
"302000312_41": "「それをノイズの『カルマ化』と呼んでいるが、 \\n 詳しい詳細はまだ分かっていないのが現状だ」",
|
||||
"302000312_42": "「ノイズの『カルマ化』……」",
|
||||
"302000312_43": "「……君たちがこの解決に協力してくれると言うなら、\\n 我々も心強い。是非、力を貸してほしい……」",
|
||||
"302000312_44": "「もちろんですッ! どーんと任せてくださいッ!」",
|
||||
"302000312_45": "「ええ、その為に来たのだから」",
|
||||
"302000312_46": "「……この身に代えても、そのカルマノイズとやらを\\n 討ち取って見せます」",
|
||||
"302000312_47": "「――ッ! ふざけんなッ!」",
|
||||
"302000312_48": "「奏……?」",
|
||||
"302000312_49": "「この身に代えても?\\n 軽々しく口にしてんじゃねぇよッ!」",
|
||||
"302000312_50": "「第一、この世界の事はこの世界の奴がやるべきだろッ!\\n 他の世界の奴の手を借りるなんて……あたしは反対だッ!」",
|
||||
"302000312_51": "「……奏ちゃん、ご機嫌斜めね~」",
|
||||
"302000312_52": "「……奏にも割り切れない思いはあるのだろう」",
|
||||
"302000312_53": "「すまない。今日はこれくらいにしよう。我々のセーフハウスを\\n 1つ提供するから、こちらにいる時は自由に使ってくれ」",
|
||||
"302000312_54": "「はい、ありがとうございます」",
|
||||
"302000312_55": "「ね、ところで、あなたたちのいる世界にこっちから行くことは\\n 自由に出来るのかしら?」",
|
||||
"302000312_56": "「自由に……というと語弊がありますが、通ってきたゲートを\\n 使えば、いつでも戻れるようです」",
|
||||
"302000312_57": "「それなら行ってみたいわぁ~、連れて行ってくれない?」",
|
||||
"302000312_58": "「ゲートは装者でないと渡れないわ。\\n ギアにしか反応しないの」",
|
||||
"302000312_59": "「あら、そうなの? 残念だわぁ~」",
|
||||
"302000312_60": "「ちくしょう……どうして――」",
|
||||
"302000312_61": "「……この身に代えても、そのカルマノイズとやらを\\n 討ち取って見せます」",
|
||||
"302000312_62": "「あいつの顔で、あいつの声でそんな事言うなッ……。\\n あたしは絶対に認めねぇ……そんなの許さねぇッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000312_0": "「……ノイズの撃退は完了ね」",
|
||||
"302000312_1": "「……」",
|
||||
"302000312_2": "(翼の、天羽々斬……。\\n いや、あたしの知っているそれより数段強い……それに――)",
|
||||
"302000312_3": "(――あいつのギアは……あたしと同じ――)",
|
||||
"302000312_4": "「ん? どうかしましたか、奏さん?」",
|
||||
"302000312_5": "「……何でもない」",
|
||||
"302000312_6": "(ガングニール……なのに、どうしてあたしより――。\\n どうなってるんだよ、一体――ッ)",
|
||||
"302000312_7": "「奏……あの、大丈夫だった……?」",
|
||||
"302000312_8": "「……黙れ。あたしに干渉するな」",
|
||||
"302000312_9": "「……ごめんなさい」",
|
||||
"302000312_10": "「ちッ……戻るぞ」",
|
||||
"302000312_11": "(奏……)",
|
||||
"302000312_12": "「助力、感謝する……」",
|
||||
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|
||||
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|
||||
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||||
"302000312_16": "「いや……すまんな。\\n どうしても俺の知る、翼と重なってしまう……」",
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||||
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||||
"302000312_18": "「……奏。落ち着くんだ。\\n これでは話を聞く事も出来ない」",
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||||
"302000312_19": "「……ちッ」",
|
||||
"302000312_20": "「すまなかったな……」",
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||||
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|
||||
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|
||||
"302000312_25": "「……なるほど。君たちはその完全聖遺物の力で、\\n こちらに渡って来たという事か……」",
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||||
"302000312_26": "「はい。そして、ギャラルホルンが世界を繋ぐ要因となった\\n 異常の解決を目的としています」",
|
||||
"302000312_27": "「……何か、異変や異常に心当たりはないかしら?」",
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||||
"302000312_28": "「異変や異常ね。あるわよ~。もう、ありすぎるくらい」",
|
||||
"302000312_29": "「そ、そんなに……?」",
|
||||
"302000312_30": "「……出現するノイズの一部に、通常のノイズとは特徴が\\n 異なる個体を観測している」",
|
||||
"302000312_31": "「それが恐らく異変の元凶だろう……」",
|
||||
"302000312_32": "「特徴が異なる……?\\n それはどういったものなのですか?」",
|
||||
"302000312_33": "「ノイズは人に触れると炭素分解を起こす。\\n ――これは知っているわよね?」",
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||||
"302000312_34": "「ええ」",
|
||||
"302000312_35": "「でもそのノイズは人だけを分解させるのよ。\\n ――無尽蔵に」",
|
||||
"302000312_36": "「……え?」",
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||||
"302000312_37": "「つ・ま・り。人だけを分解し、自分は分解されないの。\\n 触った相手だけを次々に分解させちゃうわけ」",
|
||||
"302000312_38": "「そんな……それでは犠牲者が……ッ!」",
|
||||
"302000312_39": "「……ああ。このノイズ1体で、いくらでも人を殺せる。\\n しかも、今までのノイズとは比べ物にならない戦闘力もある」",
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"302000312_40": "「我々は、なんらかの原因でノイズに状態変化が起き、\\n 特性が変わったものだと見ている」",
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||||
"302000312_41": "「それをノイズの『カルマ化』と呼んでいるが、 \\n 詳しい詳細はまだ分かっていないのが現状だ」",
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||||
"302000312_42": "「ノイズの『カルマ化』……」",
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|
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"302000312_47": "「――ッ! ふざけんなッ!」",
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|
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||||
"302000312_54": "「はい、ありがとうございます」",
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|
||||
"302000312_58": "「ゲートは装者でないと渡れないわ。\\n ギアにしか反応しないの」",
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||||
"302000312_59": "「あら、そうなの? 残念だわぁ~」",
|
||||
"302000312_60": "「ちくしょう……どうして――」",
|
||||
"302000312_61": "「……この身に代えても、そのカルマノイズとやらを\\n 討ち取って見せます」",
|
||||
"302000312_62": "「あいつの顔で、あいつの声でそんな事言うなッ……。\\n あたしは絶対に認めねぇ……そんなの許さねぇッ!」"
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||||
}
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|
@ -1,73 +1,73 @@
|
|||
{
|
||||
"302000411_0": "黒いノイズ",
|
||||
"302000411_1": "「昨日はゆっくり休めたか?\\n 朝から集まってもらってすまない」",
|
||||
"302000411_2": "「ばっちりですッ、師匠」",
|
||||
"302000411_3": "「師匠……?」",
|
||||
"302000411_4": "「あわわ、気にしないで下さい」",
|
||||
"302000411_5": "「あ、ああ……?\\n さて、とにかく昨日の続きだ」",
|
||||
"302000411_6": "「君たちの目的は聞いたし、こちらで起きている異変については\\n 共有できたと思う。他に聞きたい事はあるだろうか?」",
|
||||
"302000411_7": "「……そうね。それなら一つあるわ。\\n こちらの風鳴翼について話してくれるかしら?」",
|
||||
"302000411_8": "「な――ッ!」",
|
||||
"302000411_9": "「マリア……?」",
|
||||
"302000411_10": "「こっちの翼さん……?」",
|
||||
"302000411_11": "「あなたたちはわたしたちと会った時、翼を見て驚いていたわね。\\n つまり、こちらの翼も装者なのでしょう?」",
|
||||
"302000411_12": "「……その通りだ。翼は二課所属の装者だった」",
|
||||
"302000411_13": "「装者、だった……?」",
|
||||
"302000411_14": "「順を追って話そう。\\n 翼は奏と共に、アーティストユニットを組んでいた」",
|
||||
"302000411_15": "「……ツヴァイウィング」",
|
||||
"302000411_16": "「……そうか、そこはそちらの世界でも同じなのか。\\n なら話が早い。事件はそのファーストライブの会場で起きた」",
|
||||
"302000411_17": "「――ッ!?」",
|
||||
"302000411_18": "「ライブ当日、大量のノイズが会場に現れた。\\n その中に、カルマ化したノイズが混じっていた……」",
|
||||
"302000411_19": "「あの個体が観測されたのは、恐らくそれが初だ。\\n 翼と奏は奴と戦い、瀕死の重傷を負った」",
|
||||
"302000411_20": "「そして、その時……翼は奴を倒すために、絶唱を唄い、\\n 天羽々斬のギアが砕け散るほどの一撃で奴を倒した」",
|
||||
"302000411_21": "「……その身すらも犠牲にしてな」",
|
||||
"302000411_22": "「…………ッ」",
|
||||
"302000411_23": "「これが、我々の世界の翼の話だ……」",
|
||||
"302000411_24": "「……興味深いわね。そこが恐らくこの世界とわたしたちの\\n 歴史の分岐点よ。そうでしょう、翼?」",
|
||||
"302000411_25": "「……ああ」",
|
||||
"302000411_26": "「分岐点……ということはそっちでは何が起きたのかしら?」",
|
||||
"302000411_27": "「……奏さんが、絶唱を使って……」",
|
||||
"302000411_28": "「……生き残ったのは、わたしの方だった」",
|
||||
"302000411_29": "「後は、こちらではそんなおかしなノイズは現れてないわ。\\n ……代わりに、後から凄いのが出たけどね」",
|
||||
"302000411_30": "(フィーネという、怪物がね……)",
|
||||
"302000411_31": "「ん? 何かしら?」",
|
||||
"302000411_32": "(櫻井了子……フィーネは宿っていないのかしら……。\\n ……念の為フィーネの事は少しぼかしておくべきね)",
|
||||
"302000411_33": "「……何でもないわ。\\n ライブの後にこちらであった事だけど――」",
|
||||
"302000411_34": "「……そうだったのか。ルナアタックにフロンティア事変、\\n さらには魔法少女事変とは……」",
|
||||
"302000411_35": "「こちら以上に、戦いだらけの世界ねぇ~。\\n しかも装者が6人? もう、大盤振る舞いじゃないの~」",
|
||||
"302000411_36": "「こちらでは翼さんと奏さん以外にいないんですか?」",
|
||||
"302000411_37": "「……ああ、見つかっていない。もしかしたら、こちらの世界の\\n 君たちを見つければ、装者になれるのかもしれないが……」",
|
||||
"302000411_38": "「……難しいわね。\\n わたしのアガートラームは見つかっていないのでしょう?」",
|
||||
"302000411_39": "「大きく変化したのがそのライブからだってだけで、他にも\\n 細かな違いはあるはずよ。装者の資質だって分からないわ」",
|
||||
"302000411_40": "「ま、そうでしょうね~。\\n ところでそうそう、そのアガートラームなんだけど~」",
|
||||
"302000411_41": "「わたしにじ~っくり、見せてくれないかしら?」",
|
||||
"302000411_42": "「え?」",
|
||||
"302000411_43": "「もう、見たことない聖遺物だから気になって気になって~。\\n ね、いいでしょ? ほらほら、遠慮しないで~」",
|
||||
"302000411_44": "「あ、あの、ちょっとッ! ひ、引っ張らないでってばッ……」",
|
||||
"302000411_45": "「弦十郎くん、後は任せたわ。\\n わたしは、この子と向こうでイイコトしてくるわね~」",
|
||||
"302000411_46": "「イイコトって……ッ!?」",
|
||||
"302000411_47": "「……お手柔らかにな、了子くん」",
|
||||
"302000411_48": "「……なんか、落ち着きます。\\n 了子さんは了子さん……ですよねッ!」",
|
||||
"302000411_49": "「……ああ」",
|
||||
"302000411_50": "「……どういうことだ?」",
|
||||
"302000411_51": "「何でもありませんッ!\\n それより師匠――って、違う違う……」",
|
||||
"302000411_52": "「……それなんだが、すまないがどうして君は俺を師匠と\\n 呼ぶんだ? そちらでは俺は君の師匠なのか……?」",
|
||||
"302000411_53": "「はい、武術の師匠なんですッ!」",
|
||||
"302000411_54": "「……俺は人に武術を教えるなんて出来ないぞ。\\n 最低限の護身術程度しか修めていない」",
|
||||
"302000411_55": "「またまた~。素手でもわたしたち装者より強いくせに~」",
|
||||
"302000411_56": "「翼さんの必殺技を拳で止めたり、震脚でアスファルトを\\n ひっくり返したり出来るんじゃないんですか?」",
|
||||
"302000411_57": "「……それは、本当に人間か?」",
|
||||
"302000411_58": "「え? その……出来ないんですか?」",
|
||||
"302000411_59": "「……なにわけわかんねーこと言ってるんだ。\\n 弦十郎のダンナが戦えるはずないだろ?」",
|
||||
"302000411_60": "「ああ、そんな事は逆立ちしたって出来やしないさ」",
|
||||
"302000411_61": "「……どうやら、そっちは思ったよりこっちと違うらしいな」",
|
||||
"302000411_62": "「奏……」",
|
||||
"302000411_63": "(……なら、奏にとってのわたし、こちらの風鳴翼は……?)",
|
||||
"302000411_64": "「そうですね……びっくりですッ!\\n まさか師匠が普通の人だなんて……」",
|
||||
"302000411_65": "「俺としては、そんな事が出来るというそっちの俺の方が\\n びっくりなんだが……」",
|
||||
"302000411_66": "「……なぁ、お前」",
|
||||
"302000411_67": "「はい?」",
|
||||
"302000411_68": "「……お前たちの方でのあたしは――」",
|
||||
"302000411_69": "「――高質量のエネルギーを検知、ノイズですッ!」",
|
||||
"302000411_70": "「……奏、それに並行世界の装者たち……。\\n ――頼んだぞッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000411_0": "黒いノイズ",
|
||||
"302000411_1": "「昨日はゆっくり休めたか?\\n 朝から集まってもらってすまない」",
|
||||
"302000411_2": "「ばっちりですッ、師匠」",
|
||||
"302000411_3": "「師匠……?」",
|
||||
"302000411_4": "「あわわ、気にしないで下さい」",
|
||||
"302000411_5": "「あ、ああ……?\\n さて、とにかく昨日の続きだ」",
|
||||
"302000411_6": "「君たちの目的は聞いたし、こちらで起きている異変については\\n 共有できたと思う。他に聞きたい事はあるだろうか?」",
|
||||
"302000411_7": "「……そうね。それなら一つあるわ。\\n こちらの風鳴翼について話してくれるかしら?」",
|
||||
"302000411_8": "「な――ッ!」",
|
||||
"302000411_9": "「マリア……?」",
|
||||
"302000411_10": "「こっちの翼さん……?」",
|
||||
"302000411_11": "「あなたたちはわたしたちと会った時、翼を見て驚いていたわね。\\n つまり、こちらの翼も装者なのでしょう?」",
|
||||
"302000411_12": "「……その通りだ。翼は二課所属の装者だった」",
|
||||
"302000411_13": "「装者、だった……?」",
|
||||
"302000411_14": "「順を追って話そう。\\n 翼は奏と共に、アーティストユニットを組んでいた」",
|
||||
"302000411_15": "「……ツヴァイウィング」",
|
||||
"302000411_16": "「……そうか、そこはそちらの世界でも同じなのか。\\n なら話が早い。事件はそのファーストライブの会場で起きた」",
|
||||
"302000411_17": "「――ッ!?」",
|
||||
"302000411_18": "「ライブ当日、大量のノイズが会場に現れた。\\n その中に、カルマ化したノイズが混じっていた……」",
|
||||
"302000411_19": "「あの個体が観測されたのは、恐らくそれが初だ。\\n 翼と奏は奴と戦い、瀕死の重傷を負った」",
|
||||
"302000411_20": "「そして、その時……翼は奴を倒すために、絶唱を唄い、\\n 天羽々斬のギアが砕け散るほどの一撃で奴を倒した」",
|
||||
"302000411_21": "「……その身すらも犠牲にしてな」",
|
||||
"302000411_22": "「…………ッ」",
|
||||
"302000411_23": "「これが、我々の世界の翼の話だ……」",
|
||||
"302000411_24": "「……興味深いわね。そこが恐らくこの世界とわたしたちの\\n 歴史の分岐点よ。そうでしょう、翼?」",
|
||||
"302000411_25": "「……ああ」",
|
||||
"302000411_26": "「分岐点……ということはそっちでは何が起きたのかしら?」",
|
||||
"302000411_27": "「……奏さんが、絶唱を使って……」",
|
||||
"302000411_28": "「……生き残ったのは、わたしの方だった」",
|
||||
"302000411_29": "「後は、こちらではそんなおかしなノイズは現れてないわ。\\n ……代わりに、後から凄いのが出たけどね」",
|
||||
"302000411_30": "(フィーネという、怪物がね……)",
|
||||
"302000411_31": "「ん? 何かしら?」",
|
||||
"302000411_32": "(櫻井了子……フィーネは宿っていないのかしら……。\\n ……念の為フィーネの事は少しぼかしておくべきね)",
|
||||
"302000411_33": "「……何でもないわ。\\n ライブの後にこちらであった事だけど――」",
|
||||
"302000411_34": "「……そうだったのか。ルナアタックにフロンティア事変、\\n さらには魔法少女事変とは……」",
|
||||
"302000411_35": "「こちら以上に、戦いだらけの世界ねぇ~。\\n しかも装者が6人? もう、大盤振る舞いじゃないの~」",
|
||||
"302000411_36": "「こちらでは翼さんと奏さん以外にいないんですか?」",
|
||||
"302000411_37": "「……ああ、見つかっていない。もしかしたら、こちらの世界の\\n 君たちを見つければ、装者になれるのかもしれないが……」",
|
||||
"302000411_38": "「……難しいわね。\\n わたしのアガートラームは見つかっていないのでしょう?」",
|
||||
"302000411_39": "「大きく変化したのがそのライブからだってだけで、他にも\\n 細かな違いはあるはずよ。装者の資質だって分からないわ」",
|
||||
"302000411_40": "「ま、そうでしょうね~。\\n ところでそうそう、そのアガートラームなんだけど~」",
|
||||
"302000411_41": "「わたしにじ~っくり、見せてくれないかしら?」",
|
||||
"302000411_42": "「え?」",
|
||||
"302000411_43": "「もう、見たことない聖遺物だから気になって気になって~。\\n ね、いいでしょ? ほらほら、遠慮しないで~」",
|
||||
"302000411_44": "「あ、あの、ちょっとッ! ひ、引っ張らないでってばッ……」",
|
||||
"302000411_45": "「弦十郎くん、後は任せたわ。\\n わたしは、この子と向こうでイイコトしてくるわね~」",
|
||||
"302000411_46": "「イイコトって……ッ!?」",
|
||||
"302000411_47": "「……お手柔らかにな、了子くん」",
|
||||
"302000411_48": "「……なんか、落ち着きます。\\n 了子さんは了子さん……ですよねッ!」",
|
||||
"302000411_49": "「……ああ」",
|
||||
"302000411_50": "「……どういうことだ?」",
|
||||
"302000411_51": "「何でもありませんッ!\\n それより師匠――って、違う違う……」",
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"302000411_52": "「……それなんだが、すまないがどうして君は俺を師匠と\\n 呼ぶんだ? そちらでは俺は君の師匠なのか……?」",
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"302000411_53": "「はい、武術の師匠なんですッ!」",
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||||
"302000411_54": "「……俺は人に武術を教えるなんて出来ないぞ。\\n 最低限の護身術程度しか修めていない」",
|
||||
"302000411_55": "「またまた~。素手でもわたしたち装者より強いくせに~」",
|
||||
"302000411_56": "「翼さんの必殺技を拳で止めたり、震脚でアスファルトを\\n ひっくり返したり出来るんじゃないんですか?」",
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||||
"302000411_57": "「……それは、本当に人間か?」",
|
||||
"302000411_58": "「え? その……出来ないんですか?」",
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"302000411_59": "「……なにわけわかんねーこと言ってるんだ。\\n 弦十郎のダンナが戦えるはずないだろ?」",
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"302000411_60": "「ああ、そんな事は逆立ちしたって出来やしないさ」",
|
||||
"302000411_61": "「……どうやら、そっちは思ったよりこっちと違うらしいな」",
|
||||
"302000411_62": "「奏……」",
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"302000411_63": "(……なら、奏にとってのわたし、こちらの風鳴翼は……?)",
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"302000411_64": "「そうですね……びっくりですッ!\\n まさか師匠が普通の人だなんて……」",
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||||
"302000411_65": "「俺としては、そんな事が出来るというそっちの俺の方が\\n びっくりなんだが……」",
|
||||
"302000411_66": "「……なぁ、お前」",
|
||||
"302000411_67": "「はい?」",
|
||||
"302000411_68": "「……お前たちの方でのあたしは――」",
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||||
"302000411_69": "「――高質量のエネルギーを検知、ノイズですッ!」",
|
||||
"302000411_70": "「……奏、それに並行世界の装者たち……。\\n ――頼んだぞッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,26 +1,26 @@
|
|||
{
|
||||
"302000412_0": "「はあああ――ッ!」",
|
||||
"302000412_1": "「立花ッ!\\n マリアに続くぞッ!」",
|
||||
"302000412_2": "「わかりましたッ!\\n てええええええいッ!」",
|
||||
"302000412_3": "「――これで、トドメだッ!」",
|
||||
"302000412_4": "「やりましたねッ!」",
|
||||
"302000412_5": "「ああ。\\n だが、どうやらまだ終わりではないようだ……」",
|
||||
"302000412_6": "「うわわッ、まだこんなにたくさん~」",
|
||||
"302000412_7": "「気を抜かずに行きましょう。……本当は彼女もわたしたちと\\n 連携してくれるといいんだけれど」",
|
||||
"302000412_8": "「……すまない」",
|
||||
"302000412_9": "「翼が謝る事じゃないわ」",
|
||||
"302000412_10": "(……奏)",
|
||||
"302000412_11": "「おらああああああッ!」",
|
||||
"302000412_12": "(何なんだ……何なんだ何なんだッ!)",
|
||||
"302000412_13": "(ガングニールの奴の爆発力、見慣れないギアの奴の冷静さ、\\n そして天羽々斬……翼のあの強さはッ!)",
|
||||
"302000412_14": "(あたしがノイズを一匹倒す間に、あの三人はあたし以上に\\n 多くのノイズを倒してやがる……)",
|
||||
"302000412_15": "(……背中を預けられる相手がいるって、そんなに――)",
|
||||
"302000412_16": "(――違うッ! それは弱さだッ! 翼が死んだのは、\\n あたしが翼を守れなかったからだッ!)",
|
||||
"302000412_17": "「――認め……られるかぁッ!」",
|
||||
"302000412_18": "「すごい……さすが奏さん……」",
|
||||
"302000412_19": "「……適合係数の低いギアであれだけの動き。\\n さすが、翼のパートナーだけの事はあるわね……」",
|
||||
"302000412_20": "「奏……」",
|
||||
"302000412_21": "(そうだ、あれが奏だ……。\\n 誰よりも強く、いつもわたしを護ってくれた、奏の姿だ……)",
|
||||
"302000412_22": "「――ッ!?\\n 翼さんッ! 新手ですッ!」",
|
||||
"302000412_23": "「な――ッ!?」"
|
||||
{
|
||||
"302000412_0": "「はあああ――ッ!」",
|
||||
"302000412_1": "「立花ッ!\\n マリアに続くぞッ!」",
|
||||
"302000412_2": "「わかりましたッ!\\n てええええええいッ!」",
|
||||
"302000412_3": "「――これで、トドメだッ!」",
|
||||
"302000412_4": "「やりましたねッ!」",
|
||||
"302000412_5": "「ああ。\\n だが、どうやらまだ終わりではないようだ……」",
|
||||
"302000412_6": "「うわわッ、まだこんなにたくさん~」",
|
||||
"302000412_7": "「気を抜かずに行きましょう。……本当は彼女もわたしたちと\\n 連携してくれるといいんだけれど」",
|
||||
"302000412_8": "「……すまない」",
|
||||
"302000412_9": "「翼が謝る事じゃないわ」",
|
||||
"302000412_10": "(……奏)",
|
||||
"302000412_11": "「おらああああああッ!」",
|
||||
"302000412_12": "(何なんだ……何なんだ何なんだッ!)",
|
||||
"302000412_13": "(ガングニールの奴の爆発力、見慣れないギアの奴の冷静さ、\\n そして天羽々斬……翼のあの強さはッ!)",
|
||||
"302000412_14": "(あたしがノイズを一匹倒す間に、あの三人はあたし以上に\\n 多くのノイズを倒してやがる……)",
|
||||
"302000412_15": "(……背中を預けられる相手がいるって、そんなに――)",
|
||||
"302000412_16": "(――違うッ! それは弱さだッ! 翼が死んだのは、\\n あたしが翼を守れなかったからだッ!)",
|
||||
"302000412_17": "「――認め……られるかぁッ!」",
|
||||
"302000412_18": "「すごい……さすが奏さん……」",
|
||||
"302000412_19": "「……適合係数の低いギアであれだけの動き。\\n さすが、翼のパートナーだけの事はあるわね……」",
|
||||
"302000412_20": "「奏……」",
|
||||
"302000412_21": "(そうだ、あれが奏だ……。\\n 誰よりも強く、いつもわたしを護ってくれた、奏の姿だ……)",
|
||||
"302000412_22": "「――ッ!?\\n 翼さんッ! 新手ですッ!」",
|
||||
"302000412_23": "「な――ッ!?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,17 +1,17 @@
|
|||
{
|
||||
"302000421_0": "「ちッ――まさかここまで大量に出るなんてなッ!」",
|
||||
"302000421_1": "(……あの日、あたしがこれを使うのを躊躇したばっかりに、\\n 翼が――ッ!)",
|
||||
"302000421_2": "「――もう遠慮はなしだッ! 聞かせてやるよッ!\\n これがあたしの絶唱――」",
|
||||
"302000421_3": "「ダメええええええ――ッ!」",
|
||||
"302000421_4": "「な……お前ッ! 邪魔すんなッ!」",
|
||||
"302000421_5": "「使わせない……こんなところで散るなんて許さないッ!」",
|
||||
"302000421_6": "(わたしは奏を護る……今度こそッ!)",
|
||||
"302000421_7": "「うるせぇッ! ならあの大量のノイズをどうするつもりだッ!\\n 絶唱を使わなきゃ――」",
|
||||
"302000421_8": "「……わたしたちがやる。\\n 立花、マリア、抜剣だッ!」",
|
||||
"302000421_9": "「……抜剣?」",
|
||||
"302000421_10": "「了解ですッ!」",
|
||||
"302000421_11": "「ええ、やりましょう」",
|
||||
"302000421_12": "「イグナイトモジュール――抜剣ッ!」",
|
||||
"302000421_13": "「な――ッ!? ギアが……変化したッ!?」",
|
||||
"302000421_14": "「……さあ、一気に殲滅するぞッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000421_0": "「ちッ――まさかここまで大量に出るなんてなッ!」",
|
||||
"302000421_1": "(……あの日、あたしがこれを使うのを躊躇したばっかりに、\\n 翼が――ッ!)",
|
||||
"302000421_2": "「――もう遠慮はなしだッ! 聞かせてやるよッ!\\n これがあたしの絶唱――」",
|
||||
"302000421_3": "「ダメええええええ――ッ!」",
|
||||
"302000421_4": "「な……お前ッ! 邪魔すんなッ!」",
|
||||
"302000421_5": "「使わせない……こんなところで散るなんて許さないッ!」",
|
||||
"302000421_6": "(わたしは奏を護る……今度こそッ!)",
|
||||
"302000421_7": "「うるせぇッ! ならあの大量のノイズをどうするつもりだッ!\\n 絶唱を使わなきゃ――」",
|
||||
"302000421_8": "「……わたしたちがやる。\\n 立花、マリア、抜剣だッ!」",
|
||||
"302000421_9": "「……抜剣?」",
|
||||
"302000421_10": "「了解ですッ!」",
|
||||
"302000421_11": "「ええ、やりましょう」",
|
||||
"302000421_12": "「イグナイトモジュール――抜剣ッ!」",
|
||||
"302000421_13": "「な――ッ!? ギアが……変化したッ!?」",
|
||||
"302000421_14": "「……さあ、一気に殲滅するぞッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,20 +1,20 @@
|
|||
{
|
||||
"302000422_0": "「……殲滅、完了だ」",
|
||||
"302000422_1": "(……護れた。\\n 奏に絶唱を使わせないで済んだ……)",
|
||||
"302000422_2": "「……」",
|
||||
"302000422_3": "(……そんな、こんな力まで……)",
|
||||
"302000422_4": "(あたしには絶唱以外の手立てなんてなかった……。\\n こいつら、一体どれだけの力、どれだけの奥の手が……)",
|
||||
"302000422_5": "「終わりましたね~。\\n それじゃ、みんなで帰りましょうッ!」",
|
||||
"302000422_6": "「ええ、そうね」",
|
||||
"302000422_7": "(……こいつらは、あたしより強い……。\\n ただのノイズなんて、ものともしないだけの力がある……)",
|
||||
"302000422_8": "(なら、あたしは……必要なのか……?)",
|
||||
"302000422_9": "「――了子さんッ!」",
|
||||
"302000422_10": "「あらあら、どうしたのかしら~?\\n 穏やかじゃないわね~」",
|
||||
"302000422_11": "「あたしに――もっと力をくれッ!\\n あの力……イグナイトとかいったアレをあたしにも――ッ」",
|
||||
"302000422_12": "「……それは無理ね。単なる出力アップなら、時間があれば\\n 出来なくもないけど……」",
|
||||
"302000422_13": "「どうしてッ!\\n 同じガングニールだってあったろッ!」",
|
||||
"302000422_14": "「あのイグナイトの機能は、他の聖遺物をコアとして\\n 発動させている物なの。だから、それが無いとお手上げ」",
|
||||
"302000422_15": "「ちくしょう……ッ!」",
|
||||
"302000422_16": "「本当、穏やかじゃないわね~。\\n それにしても、あのイグナイトってやっぱり……」",
|
||||
"302000422_17": "「……人為的に引き起こした暴走、よね。例えギアが改修\\n できても、今の奏ちゃんが使おうとしたら、恐らく……」"
|
||||
{
|
||||
"302000422_0": "「……殲滅、完了だ」",
|
||||
"302000422_1": "(……護れた。\\n 奏に絶唱を使わせないで済んだ……)",
|
||||
"302000422_2": "「……」",
|
||||
"302000422_3": "(……そんな、こんな力まで……)",
|
||||
"302000422_4": "(あたしには絶唱以外の手立てなんてなかった……。\\n こいつら、一体どれだけの力、どれだけの奥の手が……)",
|
||||
"302000422_5": "「終わりましたね~。\\n それじゃ、みんなで帰りましょうッ!」",
|
||||
"302000422_6": "「ええ、そうね」",
|
||||
"302000422_7": "(……こいつらは、あたしより強い……。\\n ただのノイズなんて、ものともしないだけの力がある……)",
|
||||
"302000422_8": "(なら、あたしは……必要なのか……?)",
|
||||
"302000422_9": "「――了子さんッ!」",
|
||||
"302000422_10": "「あらあら、どうしたのかしら~?\\n 穏やかじゃないわね~」",
|
||||
"302000422_11": "「あたしに――もっと力をくれッ!\\n あの力……イグナイトとかいったアレをあたしにも――ッ」",
|
||||
"302000422_12": "「……それは無理ね。単なる出力アップなら、時間があれば\\n 出来なくもないけど……」",
|
||||
"302000422_13": "「どうしてッ!\\n 同じガングニールだってあったろッ!」",
|
||||
"302000422_14": "「あのイグナイトの機能は、他の聖遺物をコアとして\\n 発動させている物なの。だから、それが無いとお手上げ」",
|
||||
"302000422_15": "「ちくしょう……ッ!」",
|
||||
"302000422_16": "「本当、穏やかじゃないわね~。\\n それにしても、あのイグナイトってやっぱり……」",
|
||||
"302000422_17": "「……人為的に引き起こした暴走、よね。例えギアが改修\\n できても、今の奏ちゃんが使おうとしたら、恐らく……」"
|
||||
}
|
|
@ -1,50 +1,50 @@
|
|||
{
|
||||
"302000431_0": "「……」",
|
||||
"302000431_1": "(ルナアタック、フロンティア事変、魔法少女事変……)",
|
||||
"302000431_2": "(超先史文明期の巫女、同じ装者同士や完全聖遺物、\\n 更には錬金術師との戦い……)",
|
||||
"302000431_3": "「あいつらの……翼の強さはそうやって磨かれたのか……」",
|
||||
"302000431_4": "「……あたしだって、戦い続けて来たんだッ!\\n 戦ってきた時間は変わらないッ!」",
|
||||
"302000431_5": "(そうだ……だからあたしにだって、ギアさえあれば――)",
|
||||
"302000431_6": "「あ、奏さん」",
|
||||
"302000431_7": "「……お前は」",
|
||||
"302000431_8": "「あのですね、少しだけお時間良いでしょうか?」",
|
||||
"302000431_9": "「……何だよ?」",
|
||||
"302000431_10": "「あの時は、助けてくれてありがとうございましたッ!」",
|
||||
"302000431_11": "「……は? 何の事だ……?」",
|
||||
"302000431_12": "「あのライブの日、わたしは奏さんに助けられたんです」",
|
||||
"302000431_13": "「それはそっちの世界の話だろ。\\n あたしはあんたを助けたことなんて無いよ」",
|
||||
"302000431_14": "「それでも、奏さんは奏さんですから。\\n ……一度でもいいから、お礼を言いたかったんです」",
|
||||
"302000431_15": "「……おかしな奴だな、お前」",
|
||||
"302000431_16": "「はい、よく言われますッ! ……それに、わたしが装者に\\n なれたのは、奏さんからガングニールを貰ったお蔭ですから」",
|
||||
"302000431_17": "「あたしが……?」",
|
||||
"302000431_18": "「はいッ! わたしは、奏さんに救われて、奏さんの\\n ガングニールを受け継いで装者になったんですッ!」",
|
||||
"302000431_19": "「……そうか」",
|
||||
"302000431_20": "「だから、ありがとうございますッ!」",
|
||||
"302000431_21": "「……ああ」",
|
||||
"302000431_22": "「……ちッ、作り物のノイズなんて倒しても、\\n 気が晴れやしない……」",
|
||||
"302000431_23": "(あたしはどうしたら強くなれる……。\\n あいつらのように……いや、あいつら以上に……)",
|
||||
"302000431_24": "(ギア……あたしのガングニール……。\\n でも違う、同じガングニールでもあいつのは……)",
|
||||
"302000431_25": "「ん? ああ、あいつらがシャワー浴びてるのか……。\\n ったく、服もギアも適当に放り出して……」",
|
||||
"302000431_26": "(……ギア。そう……ガングニール……)",
|
||||
"302000431_27": "「……機能は違っても、あたしが適合した\\n ガングニールなのは変わらない……」",
|
||||
"302000431_28": "「…………」",
|
||||
"302000431_29": "「はあ~、さっぱりした~」",
|
||||
"302000431_30": "「…………あれ?\\n わたしのガングニール……」",
|
||||
"302000431_31": "「おかしい……。\\n ここに置いておいたはずなのに……ッ!」",
|
||||
"302000431_32": "「――ノイズかッ!?」",
|
||||
"302000431_33": "「来たか、奏。\\n ……ああ、大量のノイズ反応が検知された」",
|
||||
"302000431_34": "「わかった、あたしが出るッ!」",
|
||||
"302000431_35": "「待てッ!\\n 翼、お前たちも頼んだッ!」",
|
||||
"302000431_36": "「はい、心得ました」",
|
||||
"302000431_37": "「これはまた随分と沢山ね」",
|
||||
"302000431_38": "「……ん? 立花はどうした?」",
|
||||
"302000431_39": "(この力があれば、あたしも……)",
|
||||
"302000431_40": "「行くぞッ! ノイズどもッ!」",
|
||||
"302000431_41": "「Croitzal ronzell Gungnir zizzl……」",
|
||||
"302000431_42": "「ぐッ! な、なんだ――」",
|
||||
"302000431_43": "「……奏?」",
|
||||
"302000431_44": "「ぐあああッ! どうなってやがる。\\n ギアが纏えない……身体が、裂けそうだ……」",
|
||||
"302000431_45": "「これは……一体どうしたって言うの?」",
|
||||
"302000431_46": "「奏ッ!?」",
|
||||
"302000431_47": "「――ッ! 翼ッ! ノイズが来る」"
|
||||
{
|
||||
"302000431_0": "「……」",
|
||||
"302000431_1": "(ルナアタック、フロンティア事変、魔法少女事変……)",
|
||||
"302000431_2": "(超先史文明期の巫女、同じ装者同士や完全聖遺物、\\n 更には錬金術師との戦い……)",
|
||||
"302000431_3": "「あいつらの……翼の強さはそうやって磨かれたのか……」",
|
||||
"302000431_4": "「……あたしだって、戦い続けて来たんだッ!\\n 戦ってきた時間は変わらないッ!」",
|
||||
"302000431_5": "(そうだ……だからあたしにだって、ギアさえあれば――)",
|
||||
"302000431_6": "「あ、奏さん」",
|
||||
"302000431_7": "「……お前は」",
|
||||
"302000431_8": "「あのですね、少しだけお時間良いでしょうか?」",
|
||||
"302000431_9": "「……何だよ?」",
|
||||
"302000431_10": "「あの時は、助けてくれてありがとうございましたッ!」",
|
||||
"302000431_11": "「……は? 何の事だ……?」",
|
||||
"302000431_12": "「あのライブの日、わたしは奏さんに助けられたんです」",
|
||||
"302000431_13": "「それはそっちの世界の話だろ。\\n あたしはあんたを助けたことなんて無いよ」",
|
||||
"302000431_14": "「それでも、奏さんは奏さんですから。\\n ……一度でもいいから、お礼を言いたかったんです」",
|
||||
"302000431_15": "「……おかしな奴だな、お前」",
|
||||
"302000431_16": "「はい、よく言われますッ! ……それに、わたしが装者に\\n なれたのは、奏さんからガングニールを貰ったお蔭ですから」",
|
||||
"302000431_17": "「あたしが……?」",
|
||||
"302000431_18": "「はいッ! わたしは、奏さんに救われて、奏さんの\\n ガングニールを受け継いで装者になったんですッ!」",
|
||||
"302000431_19": "「……そうか」",
|
||||
"302000431_20": "「だから、ありがとうございますッ!」",
|
||||
"302000431_21": "「……ああ」",
|
||||
"302000431_22": "「……ちッ、作り物のノイズなんて倒しても、\\n 気が晴れやしない……」",
|
||||
"302000431_23": "(あたしはどうしたら強くなれる……。\\n あいつらのように……いや、あいつら以上に……)",
|
||||
"302000431_24": "(ギア……あたしのガングニール……。\\n でも違う、同じガングニールでもあいつのは……)",
|
||||
"302000431_25": "「ん? ああ、あいつらがシャワー浴びてるのか……。\\n ったく、服もギアも適当に放り出して……」",
|
||||
"302000431_26": "(……ギア。そう……ガングニール……)",
|
||||
"302000431_27": "「……機能は違っても、あたしが適合した\\n ガングニールなのは変わらない……」",
|
||||
"302000431_28": "「…………」",
|
||||
"302000431_29": "「はあ~、さっぱりした~」",
|
||||
"302000431_30": "「…………あれ?\\n わたしのガングニール……」",
|
||||
"302000431_31": "「おかしい……。\\n ここに置いておいたはずなのに……ッ!」",
|
||||
"302000431_32": "「――ノイズかッ!?」",
|
||||
"302000431_33": "「来たか、奏。\\n ……ああ、大量のノイズ反応が検知された」",
|
||||
"302000431_34": "「わかった、あたしが出るッ!」",
|
||||
"302000431_35": "「待てッ!\\n 翼、お前たちも頼んだッ!」",
|
||||
"302000431_36": "「はい、心得ました」",
|
||||
"302000431_37": "「これはまた随分と沢山ね」",
|
||||
"302000431_38": "「……ん? 立花はどうした?」",
|
||||
"302000431_39": "(この力があれば、あたしも……)",
|
||||
"302000431_40": "「行くぞッ! ノイズどもッ!」",
|
||||
"302000431_41": "「Croitzal ronzell Gungnir zizzl……」",
|
||||
"302000431_42": "「ぐッ! な、なんだ――」",
|
||||
"302000431_43": "「……奏?」",
|
||||
"302000431_44": "「ぐあああッ! どうなってやがる。\\n ギアが纏えない……身体が、裂けそうだ……」",
|
||||
"302000431_45": "「これは……一体どうしたって言うの?」",
|
||||
"302000431_46": "「奏ッ!?」",
|
||||
"302000431_47": "「――ッ! 翼ッ! ノイズが来る」"
|
||||
}
|
|
@ -1,34 +1,34 @@
|
|||
{
|
||||
"302000432_0": "「……これで最後かしら」",
|
||||
"302000432_1": "「……奏」",
|
||||
"302000432_2": "(……あたしに、これを扱う資格がないってことか?)",
|
||||
"302000432_3": "「――ッ!?\\n あれは……現れやがったッ!」",
|
||||
"302000432_4": "「あれが……カルマノイズ……。\\n 確かに、一筋縄では行かなそうだな……」",
|
||||
"302000432_5": "「先手必勝よ――ッ!\\n はああッ!」",
|
||||
"302000432_6": "「な――ッ!? 躱されたッ!?」",
|
||||
"302000432_7": "「マリアッ!」",
|
||||
"302000432_8": "「――くッ!」",
|
||||
"302000432_9": "「このままでは無理だッ!\\n イグナイトで行くぞッ!」",
|
||||
"302000432_10": "「ええ、それしかないみたいね」",
|
||||
"302000432_11": "「……あたしには無理だってのかッ!?\\n そんなの認めてたまるかッ!」",
|
||||
"302000432_12": "「……あたしにだって」",
|
||||
"302000432_13": "「……奏?」",
|
||||
"302000432_14": "「ぐあああッ――」",
|
||||
"302000432_15": "「はあ、はあ、はあ……なんで、なんでなんだよッ!」",
|
||||
"302000432_16": "「奏……一体どうしたというの?」",
|
||||
"302000432_17": "「奏さんの適合係数に異常は見られません。\\n 出撃前にもLiNKERの投与を確認しています」",
|
||||
"302000432_18": "「では、なぜギアを纏うことができないッ!?」",
|
||||
"302000432_19": "「……あれは、もしかして、\\n ……わたしのガングニール?」",
|
||||
"302000432_20": "「なんだとッ! どういうことだッ!?」",
|
||||
"302000432_21": "「奏さん……」",
|
||||
"302000432_22": "「はあ、はあ、はあ……」",
|
||||
"302000432_23": "「奏、無理はしないで。ここはわたしたちが……」",
|
||||
"302000432_24": "「うるさいッ! あたしだって、やれるッ!」",
|
||||
"302000432_25": "「馬鹿なことを言わないでッ!\\n そんな苦しそうな状態で、なにができるって言うの?」",
|
||||
"302000432_26": "「く……そ……」",
|
||||
"302000432_27": "「奏ッ! 奏―ッ!」",
|
||||
"302000432_28": "「落ち着いて翼。気絶しただけよ。\\n それより――」",
|
||||
"302000432_29": "「一旦距離を取ってから――ッ!?」",
|
||||
"302000432_30": "「な……消えた、だとッ!?」",
|
||||
"302000432_31": "「……逃げられた、それとも、助かったのかしらね……」"
|
||||
{
|
||||
"302000432_0": "「……これで最後かしら」",
|
||||
"302000432_1": "「……奏」",
|
||||
"302000432_2": "(……あたしに、これを扱う資格がないってことか?)",
|
||||
"302000432_3": "「――ッ!?\\n あれは……現れやがったッ!」",
|
||||
"302000432_4": "「あれが……カルマノイズ……。\\n 確かに、一筋縄では行かなそうだな……」",
|
||||
"302000432_5": "「先手必勝よ――ッ!\\n はああッ!」",
|
||||
"302000432_6": "「な――ッ!? 躱されたッ!?」",
|
||||
"302000432_7": "「マリアッ!」",
|
||||
"302000432_8": "「――くッ!」",
|
||||
"302000432_9": "「このままでは無理だッ!\\n イグナイトで行くぞッ!」",
|
||||
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|
||||
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|
||||
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|
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|
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|
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|
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|
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"302000432_17": "「奏さんの適合係数に異常は見られません。\\n 出撃前にもLiNKERの投与を確認しています」",
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|
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|
||||
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|
||||
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|
||||
"302000432_22": "「はあ、はあ、はあ……」",
|
||||
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|
||||
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|
||||
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|
||||
"302000432_26": "「く……そ……」",
|
||||
"302000432_27": "「奏ッ! 奏―ッ!」",
|
||||
"302000432_28": "「落ち着いて翼。気絶しただけよ。\\n それより――」",
|
||||
"302000432_29": "「一旦距離を取ってから――ッ!?」",
|
||||
"302000432_30": "「な……消えた、だとッ!?」",
|
||||
"302000432_31": "「……逃げられた、それとも、助かったのかしらね……」"
|
||||
}
|
|
@ -1,27 +1,27 @@
|
|||
{
|
||||
"302000511_0": "交錯する想い",
|
||||
"302000511_1": "(……無様だ。無様すぎるだろ……ッ。\\n 人のギアを盗んでおいて、制御すら出来ないなんて……ッ!)",
|
||||
"302000511_2": "「……あの、奏……?」",
|
||||
"302000511_3": "「……何だよ?」",
|
||||
"302000511_4": "「もう、大丈夫なの?」",
|
||||
"302000511_5": "「……ああ、メディカルチェックの結果も異常はないってよ」",
|
||||
"302000511_6": "「そう……よかった」",
|
||||
"302000511_7": "「よかった……? 何がよかったんだよッ!」",
|
||||
"302000511_8": "「あたしが人のギアを盗んでおきながら、ロクに使えなかった\\n からか? それともそんな無様なあたしへの皮肉か?」",
|
||||
"302000511_9": "「そんなつもりじゃ……」",
|
||||
"302000511_10": "「奏……」",
|
||||
"302000511_11": "「翼、どうだったの?」",
|
||||
"302000511_12": "「ああ、少し話せた。体は大丈夫だそうだ」",
|
||||
"302000511_13": "「よかったぁ……」",
|
||||
"302000511_14": "「……立花、すまなかった。\\n 奏の代わりに謝らせてくれ……」",
|
||||
"302000511_15": "「そ、そんなッ!? 翼さんに謝ってもらうような事じゃない\\n ですッ! ギアも戻ったし、気にしないで下さいッ!」",
|
||||
"302000511_16": "「ありがとう、立花……」",
|
||||
"302000511_17": "(イグナイトの力を欲したい気持ちはわかる。\\n でも、たとえあのペンダントを制御できたとしても――)",
|
||||
"302000511_18": "(今の天羽奏の心では、イグナイトの呪いには、\\n 間違いなく耐えられない)",
|
||||
"302000511_19": "(彼女は、力の求め方を間違っている。\\n それに気付かない限り、前へは進めない)",
|
||||
"302000511_20": "「立花、この後時間はあるか?」",
|
||||
"302000511_21": "「はい、大丈夫ですけど?」",
|
||||
"302000511_22": "「一応、ギアの調子を確かめておいた方が良いだろう。\\n わたしも付き合うから、手合わせをしないか?」",
|
||||
"302000511_23": "「はい、もちろんやりますッ!\\n マリアさんもやりましょうッ!」",
|
||||
"302000511_24": "「……いいわよ。それじゃ行きましょうか」"
|
||||
{
|
||||
"302000511_0": "交錯する想い",
|
||||
"302000511_1": "(……無様だ。無様すぎるだろ……ッ。\\n 人のギアを盗んでおいて、制御すら出来ないなんて……ッ!)",
|
||||
"302000511_2": "「……あの、奏……?」",
|
||||
"302000511_3": "「……何だよ?」",
|
||||
"302000511_4": "「もう、大丈夫なの?」",
|
||||
"302000511_5": "「……ああ、メディカルチェックの結果も異常はないってよ」",
|
||||
"302000511_6": "「そう……よかった」",
|
||||
"302000511_7": "「よかった……? 何がよかったんだよッ!」",
|
||||
"302000511_8": "「あたしが人のギアを盗んでおきながら、ロクに使えなかった\\n からか? それともそんな無様なあたしへの皮肉か?」",
|
||||
"302000511_9": "「そんなつもりじゃ……」",
|
||||
"302000511_10": "「奏……」",
|
||||
"302000511_11": "「翼、どうだったの?」",
|
||||
"302000511_12": "「ああ、少し話せた。体は大丈夫だそうだ」",
|
||||
"302000511_13": "「よかったぁ……」",
|
||||
"302000511_14": "「……立花、すまなかった。\\n 奏の代わりに謝らせてくれ……」",
|
||||
"302000511_15": "「そ、そんなッ!? 翼さんに謝ってもらうような事じゃない\\n ですッ! ギアも戻ったし、気にしないで下さいッ!」",
|
||||
"302000511_16": "「ありがとう、立花……」",
|
||||
"302000511_17": "(イグナイトの力を欲したい気持ちはわかる。\\n でも、たとえあのペンダントを制御できたとしても――)",
|
||||
"302000511_18": "(今の天羽奏の心では、イグナイトの呪いには、\\n 間違いなく耐えられない)",
|
||||
"302000511_19": "(彼女は、力の求め方を間違っている。\\n それに気付かない限り、前へは進めない)",
|
||||
"302000511_20": "「立花、この後時間はあるか?」",
|
||||
"302000511_21": "「はい、大丈夫ですけど?」",
|
||||
"302000511_22": "「一応、ギアの調子を確かめておいた方が良いだろう。\\n わたしも付き合うから、手合わせをしないか?」",
|
||||
"302000511_23": "「はい、もちろんやりますッ!\\n マリアさんもやりましょうッ!」",
|
||||
"302000511_24": "「……いいわよ。それじゃ行きましょうか」"
|
||||
}
|
|
@ -1,24 +1,24 @@
|
|||
{
|
||||
"302000521_0": "「……」",
|
||||
"302000521_1": "(この力があれば、あたしも……)",
|
||||
"302000521_2": "「ぐあああッ! どうなってやがる。\\n ギアが纏えない……身体が、裂けそうだ……」",
|
||||
"302000521_3": "「……あたしの適合係数じゃ、イグナイトどころか、\\n あいつのペンダントすらまともに使えない」",
|
||||
"302000521_4": "「いや、仮にあいつのペンダントが使えたとしても、\\n 今のあたしじゃ……」",
|
||||
"302000521_5": "「所詮あたしはまがい物ってわけか……」",
|
||||
"302000521_6": "「……翼は、あたしなんかより、ずっと凄いやつだった。\\n ツヴァイウィングの時だってそうだ……」",
|
||||
"302000521_7": "「泣き虫だ弱虫だなんていつもからかっていたけど、\\n 本当は翼の方が強くて、何よりも輝いていたんだ」",
|
||||
"302000521_8": "「翼という大きな片翼に対して、あたしというちっぽけな片翼。\\n バランスなんか、つり合いなんか取れちゃいなかった……」",
|
||||
"302000521_9": "「だけど、それならあたしはこの大きな羽を持つ翼を少しでも\\n 助けてやりたい、傍で護ってやりたいと思っていたのに――」",
|
||||
"302000521_10": "「助けられたのはあたしだったなんて――そんなのないだろッ!\\n なんで……どうしてあたしなんて護ったんだよ……」",
|
||||
"302000521_11": "「あたし1人じゃ飛べないんだ……翼がいなきゃ、何も\\n 出来ないのはあたしの方だったのに――ッ!」",
|
||||
"302000521_12": "「ちくしょう……うわああああああ――ッ!」",
|
||||
"302000521_13": "(……奏)",
|
||||
"302000521_14": "(……わたしは奏の事を分かっていなかったのかもしれない)",
|
||||
"302000521_15": "(奏だって、わたしより少し年上なだけだったんだ。\\n 迷いも、嘆きも、あって当たり前なんだ……)",
|
||||
"302000521_16": "(……ツヴァイウィングの頃、\\n わたしは奏にずっと支えられていた)",
|
||||
"302000521_17": "(だから、今度はわたしが奏を支えたい。奏が寄りかかっても\\n 倒れないくらいには、強くなれたはずだから……)",
|
||||
"302000521_18": "「……あたしが間違ってた。\\n 人のものを奪って、簡単に強くなろうなんて……」",
|
||||
"302000521_19": "「やるならあたし自身の力を磨くしかない。\\n 強くならなきゃ、あたしはノイズに復讐出来ない」",
|
||||
"302000521_20": "「このガングニールはあたしが手に入れた、あたしの力なのに、\\n あたしがそれを疎かにしてた……」",
|
||||
"302000521_21": "「もう一度、あたし自身を鍛え直してやるッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000521_0": "「……」",
|
||||
"302000521_1": "(この力があれば、あたしも……)",
|
||||
"302000521_2": "「ぐあああッ! どうなってやがる。\\n ギアが纏えない……身体が、裂けそうだ……」",
|
||||
"302000521_3": "「……あたしの適合係数じゃ、イグナイトどころか、\\n あいつのペンダントすらまともに使えない」",
|
||||
"302000521_4": "「いや、仮にあいつのペンダントが使えたとしても、\\n 今のあたしじゃ……」",
|
||||
"302000521_5": "「所詮あたしはまがい物ってわけか……」",
|
||||
"302000521_6": "「……翼は、あたしなんかより、ずっと凄いやつだった。\\n ツヴァイウィングの時だってそうだ……」",
|
||||
"302000521_7": "「泣き虫だ弱虫だなんていつもからかっていたけど、\\n 本当は翼の方が強くて、何よりも輝いていたんだ」",
|
||||
"302000521_8": "「翼という大きな片翼に対して、あたしというちっぽけな片翼。\\n バランスなんか、つり合いなんか取れちゃいなかった……」",
|
||||
"302000521_9": "「だけど、それならあたしはこの大きな羽を持つ翼を少しでも\\n 助けてやりたい、傍で護ってやりたいと思っていたのに――」",
|
||||
"302000521_10": "「助けられたのはあたしだったなんて――そんなのないだろッ!\\n なんで……どうしてあたしなんて護ったんだよ……」",
|
||||
"302000521_11": "「あたし1人じゃ飛べないんだ……翼がいなきゃ、何も\\n 出来ないのはあたしの方だったのに――ッ!」",
|
||||
"302000521_12": "「ちくしょう……うわああああああ――ッ!」",
|
||||
"302000521_13": "(……奏)",
|
||||
"302000521_14": "(……わたしは奏の事を分かっていなかったのかもしれない)",
|
||||
"302000521_15": "(奏だって、わたしより少し年上なだけだったんだ。\\n 迷いも、嘆きも、あって当たり前なんだ……)",
|
||||
"302000521_16": "(……ツヴァイウィングの頃、\\n わたしは奏にずっと支えられていた)",
|
||||
"302000521_17": "(だから、今度はわたしが奏を支えたい。奏が寄りかかっても\\n 倒れないくらいには、強くなれたはずだから……)",
|
||||
"302000521_18": "「……あたしが間違ってた。\\n 人のものを奪って、簡単に強くなろうなんて……」",
|
||||
"302000521_19": "「やるならあたし自身の力を磨くしかない。\\n 強くならなきゃ、あたしはノイズに復讐出来ない」",
|
||||
"302000521_20": "「このガングニールはあたしが手に入れた、あたしの力なのに、\\n あたしがそれを疎かにしてた……」",
|
||||
"302000521_21": "「もう一度、あたし自身を鍛え直してやるッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,12 +1,12 @@
|
|||
{
|
||||
"302000531_0": "「……まだだ、もっと――」",
|
||||
"302000531_1": "「……奏、ちょっといい?」",
|
||||
"302000531_2": "「……なんだよ?」",
|
||||
"302000531_3": "「その、今度はわたしと一緒に訓練しない?」",
|
||||
"302000531_4": "「……同情なんていらねえんだよ」",
|
||||
"302000531_5": "「違う、同情なんかじゃない。\\n わたしは、ただ奏の力に――ッ!? か、奏……ッ!?」",
|
||||
"302000531_6": "「――いい加減、あたしとお前の世界のあたしを混同するな。\\n あたしはお前の知ってる奏じゃない」",
|
||||
"302000531_7": "「奏……それでも、あなたは――」",
|
||||
"302000531_8": "「――ノイズ警報ッ!?」",
|
||||
"302000531_9": "「出やがったかッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000531_0": "「……まだだ、もっと――」",
|
||||
"302000531_1": "「……奏、ちょっといい?」",
|
||||
"302000531_2": "「……なんだよ?」",
|
||||
"302000531_3": "「その、今度はわたしと一緒に訓練しない?」",
|
||||
"302000531_4": "「……同情なんていらねえんだよ」",
|
||||
"302000531_5": "「違う、同情なんかじゃない。\\n わたしは、ただ奏の力に――ッ!? か、奏……ッ!?」",
|
||||
"302000531_6": "「――いい加減、あたしとお前の世界のあたしを混同するな。\\n あたしはお前の知ってる奏じゃない」",
|
||||
"302000531_7": "「奏……それでも、あなたは――」",
|
||||
"302000531_8": "「――ノイズ警報ッ!?」",
|
||||
"302000531_9": "「出やがったかッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,15 +1,15 @@
|
|||
{
|
||||
"302000541_0": "「……やっぱり、出やがったッ!\\n カルマノイズめッ!」",
|
||||
"302000541_1": "「……奏ッ!\\n 1人で戦っては――ッ!」",
|
||||
"302000541_2": "「うるさいッ!\\n あたしは、コイツを倒すんだ――ッ!」",
|
||||
"302000541_3": "「避けられた――ッ!?\\n な――ッ!? ぐううううッ! がッ……く……」",
|
||||
"302000541_4": "「奏さんッ!」",
|
||||
"302000541_5": "「無茶をしすぎよッ!」",
|
||||
"302000541_6": "「くッ、こうなってはやるしか――ッ!\\n 今度こそイグナイトでッ!」",
|
||||
"302000541_7": "「了解ですッ!\\n イグナイトモジュール――抜剣ッ!」",
|
||||
"302000541_8": "「――ッ!? ぐううううッ! はあッ、はあッ……」",
|
||||
"302000541_9": "「くッ……今のは一体……?」",
|
||||
"302000541_10": "「……一瞬だけど、破壊衝動にのまれそうになったわ。\\n どうやらあなたたちも同じみたいね……」",
|
||||
"302000541_11": "「はい……こんな事今までなかったのに……」",
|
||||
"302000541_12": "「……これ以上の解放は危険かもしれない。\\n だがとにかく、今はこのノイズを倒すぞッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000541_0": "「……やっぱり、出やがったッ!\\n カルマノイズめッ!」",
|
||||
"302000541_1": "「……奏ッ!\\n 1人で戦っては――ッ!」",
|
||||
"302000541_2": "「うるさいッ!\\n あたしは、コイツを倒すんだ――ッ!」",
|
||||
"302000541_3": "「避けられた――ッ!?\\n な――ッ!? ぐううううッ! がッ……く……」",
|
||||
"302000541_4": "「奏さんッ!」",
|
||||
"302000541_5": "「無茶をしすぎよッ!」",
|
||||
"302000541_6": "「くッ、こうなってはやるしか――ッ!\\n 今度こそイグナイトでッ!」",
|
||||
"302000541_7": "「了解ですッ!\\n イグナイトモジュール――抜剣ッ!」",
|
||||
"302000541_8": "「――ッ!? ぐううううッ! はあッ、はあッ……」",
|
||||
"302000541_9": "「くッ……今のは一体……?」",
|
||||
"302000541_10": "「……一瞬だけど、破壊衝動にのまれそうになったわ。\\n どうやらあなたたちも同じみたいね……」",
|
||||
"302000541_11": "「はい……こんな事今までなかったのに……」",
|
||||
"302000541_12": "「……これ以上の解放は危険かもしれない。\\n だがとにかく、今はこのノイズを倒すぞッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,19 +1,19 @@
|
|||
{
|
||||
"302000542_0": "「ノイズの消滅を確認したッ!\\n お前たち、やってくれたなッ! 感謝するッ!」",
|
||||
"302000542_1": "「イグナイト……すごい力ですねッ!」",
|
||||
"302000542_2": "「ええ……これならまたカルマノイズが出てきても――」",
|
||||
"302000542_3": "(……イグナイト、暴走の力、それにカルマノイズ……)",
|
||||
"302000542_4": "(……奏ちゃんの暴走未遂、更に先程の変身直後の不調……)",
|
||||
"302000542_5": "「……もしかしたら色々とややこしくなるかもね~」",
|
||||
"302000542_6": "「……翼さん、イグナイトですけど……」",
|
||||
"302000542_7": "「ああ、分かってる……。\\n ……なるべく使わない方が良いかも知れない」",
|
||||
"302000542_8": "「……何なんでしょうね。この違和感は……。\\n まるで誰かの破壊衝動が流れ込んで来ていたような……」",
|
||||
"302000542_9": "「……とにかく、戻りましょう」",
|
||||
"302000542_10": "「ああ。奏も……ほら、手を――」",
|
||||
"302000542_11": "「いらない……余計な事はするな」",
|
||||
"302000542_12": "「あなた――ッ!」",
|
||||
"302000542_13": "「……いいんだ、マリア」",
|
||||
"302000542_14": "「でもッ!」",
|
||||
"302000542_15": "「いいんだ。今は戻ろう」",
|
||||
"302000542_16": "「……」"
|
||||
{
|
||||
"302000542_0": "「ノイズの消滅を確認したッ!\\n お前たち、やってくれたなッ! 感謝するッ!」",
|
||||
"302000542_1": "「イグナイト……すごい力ですねッ!」",
|
||||
"302000542_2": "「ええ……これならまたカルマノイズが出てきても――」",
|
||||
"302000542_3": "(……イグナイト、暴走の力、それにカルマノイズ……)",
|
||||
"302000542_4": "(……奏ちゃんの暴走未遂、更に先程の変身直後の不調……)",
|
||||
"302000542_5": "「……もしかしたら色々とややこしくなるかもね~」",
|
||||
"302000542_6": "「……翼さん、イグナイトですけど……」",
|
||||
"302000542_7": "「ああ、分かってる……。\\n ……なるべく使わない方が良いかも知れない」",
|
||||
"302000542_8": "「……何なんでしょうね。この違和感は……。\\n まるで誰かの破壊衝動が流れ込んで来ていたような……」",
|
||||
"302000542_9": "「……とにかく、戻りましょう」",
|
||||
"302000542_10": "「ああ。奏も……ほら、手を――」",
|
||||
"302000542_11": "「いらない……余計な事はするな」",
|
||||
"302000542_12": "「あなた――ッ!」",
|
||||
"302000542_13": "「……いいんだ、マリア」",
|
||||
"302000542_14": "「でもッ!」",
|
||||
"302000542_15": "「いいんだ。今は戻ろう」",
|
||||
"302000542_16": "「……」"
|
||||
}
|
|
@ -1,24 +1,24 @@
|
|||
{
|
||||
"302000611_0": "封じられた力",
|
||||
"302000611_1": "「この前のイグナイトの不調だが……どう思う?」",
|
||||
"302000611_2": "「……正直、何が原因か見当もつかないわ」",
|
||||
"302000611_3": "「真っ黒な破壊衝動が急に湧いてきました。\\n 制御したイグナイトで、こんなことなんて無かったのに……」",
|
||||
"302000611_4": "「そうだ。\\n わたしも一瞬破壊衝動に飲み込まれそうになった……」",
|
||||
"302000611_5": "「普通に考えて、3人が3人とも同じ異変を感じていたのなら、\\n わたしたち個々人の問題では無いと思うわ」",
|
||||
"302000611_6": "「ああ。原因はイグナイトモジュールそのものかこの世界に\\n 関連した、何らかの不測の事態といったところだろう」",
|
||||
"302000611_7": "「……また使ったら、同じようになるのでしょうか?」",
|
||||
"302000611_8": "「……。大丈夫かもしれない。\\n しかし逆に、より悪化する可能性もある」",
|
||||
"302000611_9": "「……手がかりが掴めるまで、なるべくイグナイトは使わない\\n 方がいいかもしれないわね。……相手にもよるけど」",
|
||||
"302000611_10": "「……ああ、そうだな」",
|
||||
"302000611_11": "「みんな、よくやってくれた。\\n お陰でカルマノイズの1体を撃破することが出来た」",
|
||||
"302000611_12": "「カルマノイズの……1体ですって?」",
|
||||
"302000611_13": "「ほ、他にも居るんですかッ!?」",
|
||||
"302000611_14": "「今までに観測されている数だと、後5体かしらね~。\\n 他にも居ないとは言いきれないけど」",
|
||||
"302000611_15": "「5体……あれがか……」",
|
||||
"302000611_16": "(イグナイトの出力があればギリギリ戦うことは出来るが、\\n しかし……)",
|
||||
"302000611_17": "「次にカルマノイズがいつどこで現れるかは不明だが、\\n 奴らを倒せるのは装者を擁する我々だけだろう」",
|
||||
"302000611_18": "「この世界の者では無い君たちに負担をかけるのは心苦しいが、\\n それでも我々には君たちの助けが必要だ。……宜しく頼む」",
|
||||
"302000611_19": "「ノイズと思われる高質量のエネルギー反応を検知ッ!」",
|
||||
"302000611_20": "「座標、確認します……」",
|
||||
"302000611_21": "「早速か。全く、息つく暇も無いな……。\\n お前たち、頼んだぞッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000611_0": "封じられた力",
|
||||
"302000611_1": "「この前のイグナイトの不調だが……どう思う?」",
|
||||
"302000611_2": "「……正直、何が原因か見当もつかないわ」",
|
||||
"302000611_3": "「真っ黒な破壊衝動が急に湧いてきました。\\n 制御したイグナイトで、こんなことなんて無かったのに……」",
|
||||
"302000611_4": "「そうだ。\\n わたしも一瞬破壊衝動に飲み込まれそうになった……」",
|
||||
"302000611_5": "「普通に考えて、3人が3人とも同じ異変を感じていたのなら、\\n わたしたち個々人の問題では無いと思うわ」",
|
||||
"302000611_6": "「ああ。原因はイグナイトモジュールそのものかこの世界に\\n 関連した、何らかの不測の事態といったところだろう」",
|
||||
"302000611_7": "「……また使ったら、同じようになるのでしょうか?」",
|
||||
"302000611_8": "「……。大丈夫かもしれない。\\n しかし逆に、より悪化する可能性もある」",
|
||||
"302000611_9": "「……手がかりが掴めるまで、なるべくイグナイトは使わない\\n 方がいいかもしれないわね。……相手にもよるけど」",
|
||||
"302000611_10": "「……ああ、そうだな」",
|
||||
"302000611_11": "「みんな、よくやってくれた。\\n お陰でカルマノイズの1体を撃破することが出来た」",
|
||||
"302000611_12": "「カルマノイズの……1体ですって?」",
|
||||
"302000611_13": "「ほ、他にも居るんですかッ!?」",
|
||||
"302000611_14": "「今までに観測されている数だと、後5体かしらね~。\\n 他にも居ないとは言いきれないけど」",
|
||||
"302000611_15": "「5体……あれがか……」",
|
||||
"302000611_16": "(イグナイトの出力があればギリギリ戦うことは出来るが、\\n しかし……)",
|
||||
"302000611_17": "「次にカルマノイズがいつどこで現れるかは不明だが、\\n 奴らを倒せるのは装者を擁する我々だけだろう」",
|
||||
"302000611_18": "「この世界の者では無い君たちに負担をかけるのは心苦しいが、\\n それでも我々には君たちの助けが必要だ。……宜しく頼む」",
|
||||
"302000611_19": "「ノイズと思われる高質量のエネルギー反応を検知ッ!」",
|
||||
"302000611_20": "「座標、確認します……」",
|
||||
"302000611_21": "「早速か。全く、息つく暇も無いな……。\\n お前たち、頼んだぞッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,21 +1,21 @@
|
|||
{
|
||||
"302000621_0": "「装者、ノイズを圧倒していますッ!」",
|
||||
"302000621_1": "「本当にすごいわね。この子たちってば」",
|
||||
"302000621_2": "「更にあのイグナイトでしたっけ。\\n 奥の手まであるくらいですからね……」",
|
||||
"302000621_3": "「……う~ん、あれはちょ~っと危ないかも」",
|
||||
"302000621_4": "「……どういうことだ、了子くん?」",
|
||||
"302000621_5": "「まだ確証は無いのだけれど……まあ、心配が杞憂に\\n 終わることを祈ってるわ」",
|
||||
"302000621_6": "「……そうか」",
|
||||
"302000621_7": "「マリアッ! 10時の方向をッ!」",
|
||||
"302000621_8": "「任せなさいッ!」",
|
||||
"302000621_9": "「立花は3時の方向だッ!」",
|
||||
"302000621_10": "「了解ですッ! ……あれ、3時の方向ってどっちだっけ?\\n えーと……こっちッ!」",
|
||||
"302000621_11": "「よしッ! そのまま2人は協力してノイズを迎撃してくれッ!\\n わたしは奏の援護に――くッ!?」",
|
||||
"302000621_12": "「おらあああああッ!」",
|
||||
"302000621_13": "「――邪魔だッ!\\n あたしの近くに寄るんじゃねえッ!」",
|
||||
"302000621_14": "「奏ッ! 1人で無理をしては――」",
|
||||
"302000621_15": "「無理なんかじゃねえッ! いいからあたしの邪魔をするなッ!\\n あたしは1人でも――ッ!? なッ……ノイズが背後にッ!?」",
|
||||
"302000621_16": "「――させないッ!\\n はああああッ!」",
|
||||
"302000621_17": "「奏ッ!\\n 奏の背後はわたしが護るッ!」",
|
||||
"302000621_18": "「余計なことを――ッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000621_0": "「装者、ノイズを圧倒していますッ!」",
|
||||
"302000621_1": "「本当にすごいわね。この子たちってば」",
|
||||
"302000621_2": "「更にあのイグナイトでしたっけ。\\n 奥の手まであるくらいですからね……」",
|
||||
"302000621_3": "「……う~ん、あれはちょ~っと危ないかも」",
|
||||
"302000621_4": "「……どういうことだ、了子くん?」",
|
||||
"302000621_5": "「まだ確証は無いのだけれど……まあ、心配が杞憂に\\n 終わることを祈ってるわ」",
|
||||
"302000621_6": "「……そうか」",
|
||||
"302000621_7": "「マリアッ! 10時の方向をッ!」",
|
||||
"302000621_8": "「任せなさいッ!」",
|
||||
"302000621_9": "「立花は3時の方向だッ!」",
|
||||
"302000621_10": "「了解ですッ! ……あれ、3時の方向ってどっちだっけ?\\n えーと……こっちッ!」",
|
||||
"302000621_11": "「よしッ! そのまま2人は協力してノイズを迎撃してくれッ!\\n わたしは奏の援護に――くッ!?」",
|
||||
"302000621_12": "「おらあああああッ!」",
|
||||
"302000621_13": "「――邪魔だッ!\\n あたしの近くに寄るんじゃねえッ!」",
|
||||
"302000621_14": "「奏ッ! 1人で無理をしては――」",
|
||||
"302000621_15": "「無理なんかじゃねえッ! いいからあたしの邪魔をするなッ!\\n あたしは1人でも――ッ!? なッ……ノイズが背後にッ!?」",
|
||||
"302000621_16": "「――させないッ!\\n はああああッ!」",
|
||||
"302000621_17": "「奏ッ!\\n 奏の背後はわたしが護るッ!」",
|
||||
"302000621_18": "「余計なことを――ッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,25 +1,25 @@
|
|||
{
|
||||
"302000631_0": "「増援増援また増援……。\\n もう、多すぎですッ!」",
|
||||
"302000631_1": "「そうね……たかがノイズとはいえ、\\n これは骨が折れるわねッ!」",
|
||||
"302000631_2": "「2人とも、あれを――ッ!」",
|
||||
"302000631_3": "「あれは……あいつもカルマノイズッ!?」",
|
||||
"302000631_4": "「お仲間がやられたことで、\\n 仇討ちにでも来たのかしらね……」",
|
||||
"302000631_5": "「……どうしますか?」",
|
||||
"302000631_6": "「……使わざるを得ないでしょうね。\\n イグナイト無しで戦える敵じゃないわ」",
|
||||
"302000631_7": "「……ですね」",
|
||||
"302000631_8": "「イグナイトモジュール――抜剣ッ!」",
|
||||
"302000631_9": "「――ッ!?\\n かはッ……ぐううううッ!」",
|
||||
"302000631_10": "「うううう――ッ!\\n がッ……ああああッ!」",
|
||||
"302000631_11": "「……はぁ、はぁ……ッ」",
|
||||
"302000631_12": "「はぁ……はぁ……危なかったぁ……」",
|
||||
"302000631_13": "「ええ……とっさに解除できたからいいものの……。\\n こんなの制御以前の問題ね……くッ……だけど、力が……」",
|
||||
"302000631_14": "「……わたしも、ほとんど動けません……」",
|
||||
"302000631_15": "「マリアッ! 立花ッ!\\n 大丈夫かッ!」",
|
||||
"302000631_16": "「ええ……なん、とかね……くッ……」",
|
||||
"302000631_17": "「はぁ、はぁ……少し、休めば……多分」",
|
||||
"302000631_18": "「……大丈夫だ。ここはわたしが――」",
|
||||
"302000631_19": "「――お前ら、2人とも休んでな。\\n ここはあたしが抑えてやる」",
|
||||
"302000631_20": "「奏……?」",
|
||||
"302000631_21": "「……ついてこい。\\n あたし1人じゃ奴は無理だ」",
|
||||
"302000631_22": "「……ええッ! もちろんッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000631_0": "「増援増援また増援……。\\n もう、多すぎですッ!」",
|
||||
"302000631_1": "「そうね……たかがノイズとはいえ、\\n これは骨が折れるわねッ!」",
|
||||
"302000631_2": "「2人とも、あれを――ッ!」",
|
||||
"302000631_3": "「あれは……あいつもカルマノイズッ!?」",
|
||||
"302000631_4": "「お仲間がやられたことで、\\n 仇討ちにでも来たのかしらね……」",
|
||||
"302000631_5": "「……どうしますか?」",
|
||||
"302000631_6": "「……使わざるを得ないでしょうね。\\n イグナイト無しで戦える敵じゃないわ」",
|
||||
"302000631_7": "「……ですね」",
|
||||
"302000631_8": "「イグナイトモジュール――抜剣ッ!」",
|
||||
"302000631_9": "「――ッ!?\\n かはッ……ぐううううッ!」",
|
||||
"302000631_10": "「うううう――ッ!\\n がッ……ああああッ!」",
|
||||
"302000631_11": "「……はぁ、はぁ……ッ」",
|
||||
"302000631_12": "「はぁ……はぁ……危なかったぁ……」",
|
||||
"302000631_13": "「ええ……とっさに解除できたからいいものの……。\\n こんなの制御以前の問題ね……くッ……だけど、力が……」",
|
||||
"302000631_14": "「……わたしも、ほとんど動けません……」",
|
||||
"302000631_15": "「マリアッ! 立花ッ!\\n 大丈夫かッ!」",
|
||||
"302000631_16": "「ええ……なん、とかね……くッ……」",
|
||||
"302000631_17": "「はぁ、はぁ……少し、休めば……多分」",
|
||||
"302000631_18": "「……大丈夫だ。ここはわたしが――」",
|
||||
"302000631_19": "「――お前ら、2人とも休んでな。\\n ここはあたしが抑えてやる」",
|
||||
"302000631_20": "「奏……?」",
|
||||
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|
||||
"302000631_22": "「……ええッ! もちろんッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,38 +1,38 @@
|
|||
{
|
||||
"302000632_0": "「倒した……のか?」",
|
||||
"302000632_1": "「……いいや、まだだッ!」",
|
||||
"302000632_2": "「くッ……復元したッ!?」",
|
||||
"302000632_3": "「……半端な攻撃じゃ、\\n こいつらは復活してしまう……」",
|
||||
"302000632_4": "「厄介な相手だ……ならば、絶唱で――ッ!」",
|
||||
"302000632_5": "「――やめろッ!」",
|
||||
"302000632_6": "「奏……?」",
|
||||
"302000632_7": "(あたしの前で、二度と翼に絶唱なんて唄わせない……)",
|
||||
"302000632_8": "「こいつはあたしが――ッ!」",
|
||||
"302000632_9": "「……消えた……?」",
|
||||
"302000632_10": "「逃げられたか……」",
|
||||
"302000632_11": "「……」",
|
||||
"302000632_12": "「……なんだよ?」",
|
||||
"302000632_13": "(奏は、立花やマリアを護ってくれた……。それに、今絶唱を\\n 止めてくれたのは……わたしを思ってのことなのだろうか……)",
|
||||
"302000632_14": "(やはり、奏は奏なんだ……)",
|
||||
"302000632_15": "「なんでもない、ありがとう、奏……」",
|
||||
"302000632_16": "「ちッ、気味悪ぃからやめろ。\\n ……さっさと帰るぞ」",
|
||||
"302000632_17": "「あらあら、大変だったわね」",
|
||||
"302000632_18": "「大丈夫なのか……響くん、マリアくん」",
|
||||
"302000632_19": "「はい、何とか」",
|
||||
"302000632_20": "「ええ、一応はね」",
|
||||
"302000632_21": "「……あなたたちのイグナイトモジュールのことだけど、\\n 一度作った人に見てもらったほうがいいわ」",
|
||||
"302000632_22": "「やはり、何か問題が……?」",
|
||||
"302000632_23": "「逆よ逆。多分、機能には何の問題もないと思うわ。\\n けど、念のためにね~」",
|
||||
"302000632_24": "「推測だけど、問題はカルマ化したノイズの方にあるのよ」",
|
||||
"302000632_25": "「どういうこと……?」",
|
||||
"302000632_26": "「まあ詳しい事は、確かめてからにしましょう。\\n ということで、あなたたちは一度戻ったほうがいいわ」",
|
||||
"302000632_27": "「で、でもッ!\\n わたしたちが帰ったらノイズとの戦いが……」",
|
||||
"302000632_28": "「……そうね。こちらの装者は1人、\\n 戦力的に厳しいのは確かなはず」",
|
||||
"302000632_29": "「なあに、大丈夫だッ!\\n 君たちが来る前も、何とか戦って来れたんだからなッ!」",
|
||||
"302000632_30": "「機能に不安を抱えたまま戦うのは危険よ。\\n 一度ハッキリさせて来たほうがいいわ」",
|
||||
"302000632_31": "「しかし――」",
|
||||
"302000632_32": "「……」",
|
||||
"302000632_33": "(……いいのか、わたしは奏を1人にして……)",
|
||||
"302000632_34": "「君たちが戻ってくるまで、我々だけで耐えて見せる。\\n だから、行ってきてくれ」",
|
||||
"302000632_35": "「……わかり、ました……」"
|
||||
{
|
||||
"302000632_0": "「倒した……のか?」",
|
||||
"302000632_1": "「……いいや、まだだッ!」",
|
||||
"302000632_2": "「くッ……復元したッ!?」",
|
||||
"302000632_3": "「……半端な攻撃じゃ、\\n こいつらは復活してしまう……」",
|
||||
"302000632_4": "「厄介な相手だ……ならば、絶唱で――ッ!」",
|
||||
"302000632_5": "「――やめろッ!」",
|
||||
"302000632_6": "「奏……?」",
|
||||
"302000632_7": "(あたしの前で、二度と翼に絶唱なんて唄わせない……)",
|
||||
"302000632_8": "「こいつはあたしが――ッ!」",
|
||||
"302000632_9": "「……消えた……?」",
|
||||
"302000632_10": "「逃げられたか……」",
|
||||
"302000632_11": "「……」",
|
||||
"302000632_12": "「……なんだよ?」",
|
||||
"302000632_13": "(奏は、立花やマリアを護ってくれた……。それに、今絶唱を\\n 止めてくれたのは……わたしを思ってのことなのだろうか……)",
|
||||
"302000632_14": "(やはり、奏は奏なんだ……)",
|
||||
"302000632_15": "「なんでもない、ありがとう、奏……」",
|
||||
"302000632_16": "「ちッ、気味悪ぃからやめろ。\\n ……さっさと帰るぞ」",
|
||||
"302000632_17": "「あらあら、大変だったわね」",
|
||||
"302000632_18": "「大丈夫なのか……響くん、マリアくん」",
|
||||
"302000632_19": "「はい、何とか」",
|
||||
"302000632_20": "「ええ、一応はね」",
|
||||
"302000632_21": "「……あなたたちのイグナイトモジュールのことだけど、\\n 一度作った人に見てもらったほうがいいわ」",
|
||||
"302000632_22": "「やはり、何か問題が……?」",
|
||||
"302000632_23": "「逆よ逆。多分、機能には何の問題もないと思うわ。\\n けど、念のためにね~」",
|
||||
"302000632_24": "「推測だけど、問題はカルマ化したノイズの方にあるのよ」",
|
||||
"302000632_25": "「どういうこと……?」",
|
||||
"302000632_26": "「まあ詳しい事は、確かめてからにしましょう。\\n ということで、あなたたちは一度戻ったほうがいいわ」",
|
||||
"302000632_27": "「で、でもッ!\\n わたしたちが帰ったらノイズとの戦いが……」",
|
||||
"302000632_28": "「……そうね。こちらの装者は1人、\\n 戦力的に厳しいのは確かなはず」",
|
||||
"302000632_29": "「なあに、大丈夫だッ!\\n 君たちが来る前も、何とか戦って来れたんだからなッ!」",
|
||||
"302000632_30": "「機能に不安を抱えたまま戦うのは危険よ。\\n 一度ハッキリさせて来たほうがいいわ」",
|
||||
"302000632_31": "「しかし――」",
|
||||
"302000632_32": "「……」",
|
||||
"302000632_33": "(……いいのか、わたしは奏を1人にして……)",
|
||||
"302000632_34": "「君たちが戻ってくるまで、我々だけで耐えて見せる。\\n だから、行ってきてくれ」",
|
||||
"302000632_35": "「……わかり、ました……」"
|
||||
}
|
|
@ -1,26 +1,26 @@
|
|||
{
|
||||
"302000641_0": "「お帰りなさい。\\n 送ってきたの?」",
|
||||
"302000641_1": "「……ああ。全く、並行世界へのゲートだなんて初めて見た。\\n あんなものが、本当にあるとはな……」",
|
||||
"302000641_2": "「信じてなかったの?」",
|
||||
"302000641_3": "「いや、翼が居た時点で信じてはいたが、\\n 実際に目にした衝撃は別物さ」",
|
||||
"302000641_4": "「――司令ッ!\\n ノイズと思われる反応がッ!」",
|
||||
"302000641_5": "「……くッ、間の悪い……。\\n 奏、頼むぞッ!」",
|
||||
"302000641_6": "「ああ、あたしに任せときなッ!」",
|
||||
"302000641_7": "「……」",
|
||||
"302000641_8": "(そう、あたしはこれでいい……。\\n これでいいんだ……)",
|
||||
"302000641_9": "「この世界はあたしの世界……あいつらに頼るなんて間違いだ。\\n 今までのように、あたし1人でやってやるッ!」",
|
||||
"302000641_10": "「とりぁぁぁぁぁッ!」",
|
||||
"302000641_11": "「まだまだ――ッ!」",
|
||||
"302000641_12": "(あたしは負けない……ノイズを全部駆逐するまでッ!\\n もっと力を――ッ!)",
|
||||
"302000641_13": "「……ッ!? なッ、後ろッ!?」",
|
||||
"302000641_14": "「ぐううううッ!?\\n ……ちッ、やってくれるじゃねーかッ!」",
|
||||
"302000641_15": "「あたしの後ろに、翼はもういないんだ……。\\n だからあたしが――ッ!」",
|
||||
"302000641_16": "「この技は――ッ!?」",
|
||||
"302000641_17": "「いないなんて悲しいことを言わないで、奏……。\\n わたしはいつだって、奏の傍にいるッ!」",
|
||||
"302000641_18": "「……お前、どうして帰らなかったんだ?」",
|
||||
"302000641_19": "「わたしが奏を見捨てられるはずが無いじゃない。\\n だから、1人で残ったの」",
|
||||
"302000641_20": "「……あたしは、お前の知っている奏じゃない」",
|
||||
"302000641_21": "「わかってる。それでも、奏は奏だから」",
|
||||
"302000641_22": "「……。\\n ノイズをぶっ殺す。遅れんじゃねーぞッ!」",
|
||||
"302000641_23": "「ああ。奏の背中はわたしが護るッ」"
|
||||
{
|
||||
"302000641_0": "「お帰りなさい。\\n 送ってきたの?」",
|
||||
"302000641_1": "「……ああ。全く、並行世界へのゲートだなんて初めて見た。\\n あんなものが、本当にあるとはな……」",
|
||||
"302000641_2": "「信じてなかったの?」",
|
||||
"302000641_3": "「いや、翼が居た時点で信じてはいたが、\\n 実際に目にした衝撃は別物さ」",
|
||||
"302000641_4": "「――司令ッ!\\n ノイズと思われる反応がッ!」",
|
||||
"302000641_5": "「……くッ、間の悪い……。\\n 奏、頼むぞッ!」",
|
||||
"302000641_6": "「ああ、あたしに任せときなッ!」",
|
||||
"302000641_7": "「……」",
|
||||
"302000641_8": "(そう、あたしはこれでいい……。\\n これでいいんだ……)",
|
||||
"302000641_9": "「この世界はあたしの世界……あいつらに頼るなんて間違いだ。\\n 今までのように、あたし1人でやってやるッ!」",
|
||||
"302000641_10": "「とりぁぁぁぁぁッ!」",
|
||||
"302000641_11": "「まだまだ――ッ!」",
|
||||
"302000641_12": "(あたしは負けない……ノイズを全部駆逐するまでッ!\\n もっと力を――ッ!)",
|
||||
"302000641_13": "「……ッ!? なッ、後ろッ!?」",
|
||||
"302000641_14": "「ぐううううッ!?\\n ……ちッ、やってくれるじゃねーかッ!」",
|
||||
"302000641_15": "「あたしの後ろに、翼はもういないんだ……。\\n だからあたしが――ッ!」",
|
||||
"302000641_16": "「この技は――ッ!?」",
|
||||
"302000641_17": "「いないなんて悲しいことを言わないで、奏……。\\n わたしはいつだって、奏の傍にいるッ!」",
|
||||
"302000641_18": "「……お前、どうして帰らなかったんだ?」",
|
||||
"302000641_19": "「わたしが奏を見捨てられるはずが無いじゃない。\\n だから、1人で残ったの」",
|
||||
"302000641_20": "「……あたしは、お前の知っている奏じゃない」",
|
||||
"302000641_21": "「わかってる。それでも、奏は奏だから」",
|
||||
"302000641_22": "「……。\\n ノイズをぶっ殺す。遅れんじゃねーぞッ!」",
|
||||
"302000641_23": "「ああ。奏の背中はわたしが護るッ」"
|
||||
}
|
|
@ -1,11 +1,11 @@
|
|||
{
|
||||
"302000642_0": "「終わったね……奏、お疲れ様」",
|
||||
"302000642_1": "(……そうだ、あたしは元々1人じゃなかった。\\n こんな風に翼に背中を預けて戦ってたんだ……)",
|
||||
"302000642_2": "「……奏? どうしたの?」",
|
||||
"302000642_3": "「……なんでもない」",
|
||||
"302000642_4": "(でも……違うッ!\\n あたしの翼は……あの時、あたしを庇って――)",
|
||||
"302000642_5": "「……帰るぞ」",
|
||||
"302000642_6": "「ええ、戻りましょう」",
|
||||
"302000642_7": "(……だから、違う。あたしの翼じゃない……。\\n だから、あたしは絶対に受け入れない……)",
|
||||
"302000642_8": "(例え翼が翼であったとしても、\\n あたしの翼はたった1人しかいないんだから……)"
|
||||
{
|
||||
"302000642_0": "「終わったね……奏、お疲れ様」",
|
||||
"302000642_1": "(……そうだ、あたしは元々1人じゃなかった。\\n こんな風に翼に背中を預けて戦ってたんだ……)",
|
||||
"302000642_2": "「……奏? どうしたの?」",
|
||||
"302000642_3": "「……なんでもない」",
|
||||
"302000642_4": "(でも……違うッ!\\n あたしの翼は……あの時、あたしを庇って――)",
|
||||
"302000642_5": "「……帰るぞ」",
|
||||
"302000642_6": "「ええ、戻りましょう」",
|
||||
"302000642_7": "(……だから、違う。あたしの翼じゃない……。\\n だから、あたしは絶対に受け入れない……)",
|
||||
"302000642_8": "(例え翼が翼であったとしても、\\n あたしの翼はたった1人しかいないんだから……)"
|
||||
}
|
|
@ -1,38 +1,38 @@
|
|||
{
|
||||
"302000711_0": "侵食する世界",
|
||||
"302000711_1": "「響さん、マリアさん。\\n イグナイトモジュールについてですが……」",
|
||||
"302000711_2": "「うん」",
|
||||
"302000711_3": "「どうだったの? エルフナイン」",
|
||||
"302000711_4": "「結論から言うと、何の異常も見つかりませんでした……」",
|
||||
"302000711_5": "「え……制御できなかったのに?」",
|
||||
"302000711_6": "「……」",
|
||||
"302000711_7": "「はい……すみません」",
|
||||
"302000711_8": "「……他に考えられる可能性は?」",
|
||||
"302000711_9": "「イグナイトはダインスレイフの欠片を媒介としています。\\n そして、ダインスレイフは心を蝕む魔剣です」",
|
||||
"302000711_10": "「ですので、皆さんの方の心に隙が出来れば、制御が難しく\\n なります。大きく動揺したり、焦ったり……」",
|
||||
"302000711_11": "「……うーん、そんな事なかったと思うんだけどなぁ」",
|
||||
"302000711_12": "「念のため、お2人はメディカルチェックを受けることを\\n おすすめします」",
|
||||
"302000711_13": "「……そうね、分かったわ」",
|
||||
"302000711_14": "「わたしも受けてくるよ」",
|
||||
"302000711_15": "「ノイズが……」",
|
||||
"302000711_16": "「……メディカルチェックの前にやることが出来たわね」",
|
||||
"302000711_17": "「待て。2人とも。\\n 今の状況での出撃は許可できない」",
|
||||
"302000711_18": "「でも師匠ッ!」",
|
||||
"302000711_19": "「――そうそう、2人は留守番だ」",
|
||||
"302000711_20": "「クリスちゃんッ!」",
|
||||
"302000711_21": "「メディカルチェックは大事。\\n ちゃんとやっておかないと」",
|
||||
"302000711_22": "「デスデス。ノイズはアタシたちに任せるデス」",
|
||||
"302000711_23": "「調……切歌も」",
|
||||
"302000711_24": "「そういうことだ。\\n こっちのノイズはあたしたちの担当だからな」",
|
||||
"302000711_25": "「……わかった。\\n クリスちゃん、お願いねッ!」",
|
||||
"302000711_26": "「おう、任せとけってのッ!」",
|
||||
"302000711_27": "「調、切歌も気をつけて。無理はしないようにね」",
|
||||
"302000711_28": "「うん、大丈夫」",
|
||||
"302000711_29": "「泥舟に乗ったつもりで待ってるデスッ!」",
|
||||
"302000711_30": "「切ちゃん、それだと沈んじゃう。\\n 正しくは『大船』」",
|
||||
"302000711_31": "「おおう……間違ったデス。\\n とにかく、安心して待っているデスよ」",
|
||||
"302000711_32": "「……ええ、わかったわ」",
|
||||
"302000711_33": "「よし、それじゃ行くぞお前らッ!」",
|
||||
"302000711_34": "「うん」",
|
||||
"302000711_35": "「了解デース」"
|
||||
{
|
||||
"302000711_0": "侵食する世界",
|
||||
"302000711_1": "「響さん、マリアさん。\\n イグナイトモジュールについてですが……」",
|
||||
"302000711_2": "「うん」",
|
||||
"302000711_3": "「どうだったの? エルフナイン」",
|
||||
"302000711_4": "「結論から言うと、何の異常も見つかりませんでした……」",
|
||||
"302000711_5": "「え……制御できなかったのに?」",
|
||||
"302000711_6": "「……」",
|
||||
"302000711_7": "「はい……すみません」",
|
||||
"302000711_8": "「……他に考えられる可能性は?」",
|
||||
"302000711_9": "「イグナイトはダインスレイフの欠片を媒介としています。\\n そして、ダインスレイフは心を蝕む魔剣です」",
|
||||
"302000711_10": "「ですので、皆さんの方の心に隙が出来れば、制御が難しく\\n なります。大きく動揺したり、焦ったり……」",
|
||||
"302000711_11": "「……うーん、そんな事なかったと思うんだけどなぁ」",
|
||||
"302000711_12": "「念のため、お2人はメディカルチェックを受けることを\\n おすすめします」",
|
||||
"302000711_13": "「……そうね、分かったわ」",
|
||||
"302000711_14": "「わたしも受けてくるよ」",
|
||||
"302000711_15": "「ノイズが……」",
|
||||
"302000711_16": "「……メディカルチェックの前にやることが出来たわね」",
|
||||
"302000711_17": "「待て。2人とも。\\n 今の状況での出撃は許可できない」",
|
||||
"302000711_18": "「でも師匠ッ!」",
|
||||
"302000711_19": "「――そうそう、2人は留守番だ」",
|
||||
"302000711_20": "「クリスちゃんッ!」",
|
||||
"302000711_21": "「メディカルチェックは大事。\\n ちゃんとやっておかないと」",
|
||||
"302000711_22": "「デスデス。ノイズはアタシたちに任せるデス」",
|
||||
"302000711_23": "「調……切歌も」",
|
||||
"302000711_24": "「そういうことだ。\\n こっちのノイズはあたしたちの担当だからな」",
|
||||
"302000711_25": "「……わかった。\\n クリスちゃん、お願いねッ!」",
|
||||
"302000711_26": "「おう、任せとけってのッ!」",
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||||
"302000711_27": "「調、切歌も気をつけて。無理はしないようにね」",
|
||||
"302000711_28": "「うん、大丈夫」",
|
||||
"302000711_29": "「泥舟に乗ったつもりで待ってるデスッ!」",
|
||||
"302000711_30": "「切ちゃん、それだと沈んじゃう。\\n 正しくは『大船』」",
|
||||
"302000711_31": "「おおう……間違ったデス。\\n とにかく、安心して待っているデスよ」",
|
||||
"302000711_32": "「……ええ、わかったわ」",
|
||||
"302000711_33": "「よし、それじゃ行くぞお前らッ!」",
|
||||
"302000711_34": "「うん」",
|
||||
"302000711_35": "「了解デース」"
|
||||
}
|
|
@ -1,13 +1,13 @@
|
|||
{
|
||||
"302000721_0": "「……また大量に出てきたものだな」",
|
||||
"302000721_1": "「なんだい……ブルっちまったのか?」",
|
||||
"302000721_2": "「そうじゃない。負けられないと思っただけよ」",
|
||||
"302000721_3": "「……そうかい。\\n ま、あたしの邪魔だけはしないでくれよ」",
|
||||
"302000721_4": "「……ええ」",
|
||||
"302000721_5": "(奏は、頑なにわたしを翼と呼んでくれない……)",
|
||||
"302000721_6": "「さあ、始めようかッ!」",
|
||||
"302000721_7": "(立花やマリアがいないのは少々心細くもある……。\\n だが、奏と2人というのは、昔を思い出すな……)",
|
||||
"302000721_8": "(わたしと奏、ツヴァイウィングの両翼が揃っていた頃を……)",
|
||||
"302000721_9": "「……ボーっとしてるんじゃねーよ。\\n やる気が無いならそこでつっ立ってなッ!」",
|
||||
"302000721_10": "「……やる気ならある。\\n この剣であらゆる危難に立ち向かってみせるッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000721_0": "「……また大量に出てきたものだな」",
|
||||
"302000721_1": "「なんだい……ブルっちまったのか?」",
|
||||
"302000721_2": "「そうじゃない。負けられないと思っただけよ」",
|
||||
"302000721_3": "「……そうかい。\\n ま、あたしの邪魔だけはしないでくれよ」",
|
||||
"302000721_4": "「……ええ」",
|
||||
"302000721_5": "(奏は、頑なにわたしを翼と呼んでくれない……)",
|
||||
"302000721_6": "「さあ、始めようかッ!」",
|
||||
"302000721_7": "(立花やマリアがいないのは少々心細くもある……。\\n だが、奏と2人というのは、昔を思い出すな……)",
|
||||
"302000721_8": "(わたしと奏、ツヴァイウィングの両翼が揃っていた頃を……)",
|
||||
"302000721_9": "「……ボーっとしてるんじゃねーよ。\\n やる気が無いならそこでつっ立ってなッ!」",
|
||||
"302000721_10": "「……やる気ならある。\\n この剣であらゆる危難に立ち向かってみせるッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,19 +1,19 @@
|
|||
{
|
||||
"302000731_0": "「……はッ、ざっとこんなもんだ。\\n あたしの敵じゃねーなッ!」",
|
||||
"302000731_1": "「クリスくん、まだだッ!\\n 12時の方向に新たな高エネルギー反応があるッ!」",
|
||||
"302000731_2": "「問題ない」",
|
||||
"302000731_3": "「一気に片付けるデスッ!」",
|
||||
"302000731_4": "「対象、モニタに表示します」",
|
||||
"302000731_5": "「なんだ……このノイズは。\\n 通常のノイズとは比べ物にならないエネルギー……」",
|
||||
"302000731_6": "「あ……あれはッ!」",
|
||||
"302000731_7": "「カルマノイズ……。\\n 何故、あのノイズがこちらに……」",
|
||||
"302000731_8": "「今のノイズはバビロニアの宝物庫を介さず、並行世界から\\n 流れて来ています。ですから――」",
|
||||
"302000731_9": "「並行世界側の脅威が現れる可能性もある、ということか……。\\n 3人とも注意するんだッ!」",
|
||||
"302000731_10": "「こいつかッ!\\n って、おい……何だよこれはッ!」",
|
||||
"302000731_11": "「人が、人を……襲ってる?」",
|
||||
"302000731_12": "「まるで地獄絵図デス……」",
|
||||
"302000731_13": "「――お前が元凶かッ!\\n ならさっさとぶっ倒して――ッ!?」",
|
||||
"302000731_14": "「の、ノイズが大量に現れたデスッ!?」",
|
||||
"302000731_15": "「これじゃあのノイズに攻撃できない……」",
|
||||
"302000731_16": "「ちッ、雑魚が邪魔なんだよ――ッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000731_0": "「……はッ、ざっとこんなもんだ。\\n あたしの敵じゃねーなッ!」",
|
||||
"302000731_1": "「クリスくん、まだだッ!\\n 12時の方向に新たな高エネルギー反応があるッ!」",
|
||||
"302000731_2": "「問題ない」",
|
||||
"302000731_3": "「一気に片付けるデスッ!」",
|
||||
"302000731_4": "「対象、モニタに表示します」",
|
||||
"302000731_5": "「なんだ……このノイズは。\\n 通常のノイズとは比べ物にならないエネルギー……」",
|
||||
"302000731_6": "「あ……あれはッ!」",
|
||||
"302000731_7": "「カルマノイズ……。\\n 何故、あのノイズがこちらに……」",
|
||||
"302000731_8": "「今のノイズはバビロニアの宝物庫を介さず、並行世界から\\n 流れて来ています。ですから――」",
|
||||
"302000731_9": "「並行世界側の脅威が現れる可能性もある、ということか……。\\n 3人とも注意するんだッ!」",
|
||||
"302000731_10": "「こいつかッ!\\n って、おい……何だよこれはッ!」",
|
||||
"302000731_11": "「人が、人を……襲ってる?」",
|
||||
"302000731_12": "「まるで地獄絵図デス……」",
|
||||
"302000731_13": "「――お前が元凶かッ!\\n ならさっさとぶっ倒して――ッ!?」",
|
||||
"302000731_14": "「の、ノイズが大量に現れたデスッ!?」",
|
||||
"302000731_15": "「これじゃあのノイズに攻撃できない……」",
|
||||
"302000731_16": "「ちッ、雑魚が邪魔なんだよ――ッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,39 +1,39 @@
|
|||
{
|
||||
"302000732_0": "「――奴への道が開けたッ!\\n 一気に行くぞッ! イグナイトモジュール――」",
|
||||
"302000732_1": "「――抜剣ッ!」",
|
||||
"302000732_2": "「ぐッ!? なッ……あああああああッ!?」",
|
||||
"302000732_3": "「デスッ!? うああああああッ!?」",
|
||||
"302000732_4": "「くッ……な……うううううッ!?」",
|
||||
"302000732_5": "「はぁ、はぁ……な、何だってんだよ……」",
|
||||
"302000732_6": "「イグナイトが……おかしいのデス」",
|
||||
"302000732_7": "「制御できない……」",
|
||||
"302000732_8": "「そんな……クリスちゃんたちまで……」",
|
||||
"302000732_9": "「まさか、カルマノイズがイグナイトを封じている……?」",
|
||||
"302000732_10": "「目標のエネルギーが急速に減衰していますッ!」",
|
||||
"302000732_11": "「どういうことだッ!?」",
|
||||
"302000732_12": "「……目標、消失しました」",
|
||||
"302000732_13": "「……消えた……?\\n 何なんだよッ! わっけわかんねーッ!」",
|
||||
"302000732_14": "「でも、助かった……」",
|
||||
"302000732_15": "「デス……」",
|
||||
"302000732_16": "「先ほどのカルマ化したノイズ……、\\n カルマノイズについて、分かったことがあります」",
|
||||
"302000732_17": "「話してくれ」",
|
||||
"302000732_18": "「まずあのノイズは、正確にはまだこちらに出現していません」",
|
||||
"302000732_19": "「現れたのに出現してないって意味わからねーっての」",
|
||||
"302000732_20": "「先ほど現れたのは、鏡像のようなものと思ってください。\\n 一時的にこちらの世界へ干渉してきた幻のようなものです」",
|
||||
"302000732_21": "「幻……あれが……」",
|
||||
"302000732_22": "「はい。\\n だから並行世界側からの揺り戻しで、消えたと考えられます」",
|
||||
"302000732_23": "「周りの人たちが争っていたのは何なんデスか?」",
|
||||
"302000732_24": "「それはあのノイズの能力でしょう。\\n あれは人へ破壊衝動を植えつける呪いを持っているようです」",
|
||||
"302000732_25": "「破壊衝動の呪い……それってイグナイトと一緒……?」",
|
||||
"302000732_26": "「厳密には違いますが、イグナイトの不調の原因はそれに\\n 間違いないと思います」",
|
||||
"302000732_27": "「ダインスレイフの呪いにカルマノイズの呪いが重なり、\\n より強い破壊衝動を呼び起こしていたのでしょう」",
|
||||
"302000732_28": "「……だからイグナイトが制御できなかったのね」",
|
||||
"302000732_29": "「はい……あのノイズが相手の場合、イグナイトの使用は\\n 自殺行為です。イグナイト無しで戦うしかありません」",
|
||||
"302000732_30": "「それと、さっきのカルマノイズですが、このままだと\\n 遠からずこちらの世界に存在が確定してしまうかも知れません」",
|
||||
"302000732_31": "「存在が確定……?」",
|
||||
"302000732_32": "「こちらに実体を持って出現するということです」",
|
||||
"302000732_33": "「そ、それってかなりのピンチじゃないデスかッ!」",
|
||||
"302000732_34": "「とにかく急いで並行世界側の異変を収めないと……」",
|
||||
"302000732_35": "「……急ぐ理由が増えたわね」",
|
||||
"302000732_36": "「そうですね……」"
|
||||
{
|
||||
"302000732_0": "「――奴への道が開けたッ!\\n 一気に行くぞッ! イグナイトモジュール――」",
|
||||
"302000732_1": "「――抜剣ッ!」",
|
||||
"302000732_2": "「ぐッ!? なッ……あああああああッ!?」",
|
||||
"302000732_3": "「デスッ!? うああああああッ!?」",
|
||||
"302000732_4": "「くッ……な……うううううッ!?」",
|
||||
"302000732_5": "「はぁ、はぁ……な、何だってんだよ……」",
|
||||
"302000732_6": "「イグナイトが……おかしいのデス」",
|
||||
"302000732_7": "「制御できない……」",
|
||||
"302000732_8": "「そんな……クリスちゃんたちまで……」",
|
||||
"302000732_9": "「まさか、カルマノイズがイグナイトを封じている……?」",
|
||||
"302000732_10": "「目標のエネルギーが急速に減衰していますッ!」",
|
||||
"302000732_11": "「どういうことだッ!?」",
|
||||
"302000732_12": "「……目標、消失しました」",
|
||||
"302000732_13": "「……消えた……?\\n 何なんだよッ! わっけわかんねーッ!」",
|
||||
"302000732_14": "「でも、助かった……」",
|
||||
"302000732_15": "「デス……」",
|
||||
"302000732_16": "「先ほどのカルマ化したノイズ……、\\n カルマノイズについて、分かったことがあります」",
|
||||
"302000732_17": "「話してくれ」",
|
||||
"302000732_18": "「まずあのノイズは、正確にはまだこちらに出現していません」",
|
||||
"302000732_19": "「現れたのに出現してないって意味わからねーっての」",
|
||||
"302000732_20": "「先ほど現れたのは、鏡像のようなものと思ってください。\\n 一時的にこちらの世界へ干渉してきた幻のようなものです」",
|
||||
"302000732_21": "「幻……あれが……」",
|
||||
"302000732_22": "「はい。\\n だから並行世界側からの揺り戻しで、消えたと考えられます」",
|
||||
"302000732_23": "「周りの人たちが争っていたのは何なんデスか?」",
|
||||
"302000732_24": "「それはあのノイズの能力でしょう。\\n あれは人へ破壊衝動を植えつける呪いを持っているようです」",
|
||||
"302000732_25": "「破壊衝動の呪い……それってイグナイトと一緒……?」",
|
||||
"302000732_26": "「厳密には違いますが、イグナイトの不調の原因はそれに\\n 間違いないと思います」",
|
||||
"302000732_27": "「ダインスレイフの呪いにカルマノイズの呪いが重なり、\\n より強い破壊衝動を呼び起こしていたのでしょう」",
|
||||
"302000732_28": "「……だからイグナイトが制御できなかったのね」",
|
||||
"302000732_29": "「はい……あのノイズが相手の場合、イグナイトの使用は\\n 自殺行為です。イグナイト無しで戦うしかありません」",
|
||||
"302000732_30": "「それと、さっきのカルマノイズですが、このままだと\\n 遠からずこちらの世界に存在が確定してしまうかも知れません」",
|
||||
"302000732_31": "「存在が確定……?」",
|
||||
"302000732_32": "「こちらに実体を持って出現するということです」",
|
||||
"302000732_33": "「そ、それってかなりのピンチじゃないデスかッ!」",
|
||||
"302000732_34": "「とにかく急いで並行世界側の異変を収めないと……」",
|
||||
"302000732_35": "「……急ぐ理由が増えたわね」",
|
||||
"302000732_36": "「そうですね……」"
|
||||
}
|
|
@ -1,15 +1,15 @@
|
|||
{
|
||||
"302000741_0": "「……それじゃあ、行ってくるわ」",
|
||||
"302000741_1": "「ごめんなさい。あの呪いについて上手く対処が出来れば\\n よかったんですけど……」",
|
||||
"302000741_2": "「気にしないで、エルフナインちゃん。\\n あのノイズの秘密が分かっただけで十分だよッ!」",
|
||||
"302000741_3": "「響さん……ありがとうございます」",
|
||||
"302000741_4": "「代わりと言っては何ですが、お2人にお願いがあります」",
|
||||
"302000741_5": "「何かしら?」",
|
||||
"302000741_6": "「このチップを向こうの櫻井了子さんに渡してください。\\n ボクの方でわかったことをまとめておきました」",
|
||||
"302000741_7": "「ありがとう~。必ず渡すからねッ!」",
|
||||
"302000741_8": "「はい、宜しくお願いします」",
|
||||
"302000741_9": "「はぁ……、はぁ……。\\n さすがに、数が多すぎる……」",
|
||||
"302000741_10": "「ハッ……息が、あがってる……な……はぁ、はぁッ……。\\n 疲れたなら、1人で帰ったら、どうだ……」",
|
||||
"302000741_11": "「絶対に……帰らないッ!」",
|
||||
"302000741_12": "「なら、気合入れなッ!\\n さあ、まだまだ行くよッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000741_0": "「……それじゃあ、行ってくるわ」",
|
||||
"302000741_1": "「ごめんなさい。あの呪いについて上手く対処が出来れば\\n よかったんですけど……」",
|
||||
"302000741_2": "「気にしないで、エルフナインちゃん。\\n あのノイズの秘密が分かっただけで十分だよッ!」",
|
||||
"302000741_3": "「響さん……ありがとうございます」",
|
||||
"302000741_4": "「代わりと言っては何ですが、お2人にお願いがあります」",
|
||||
"302000741_5": "「何かしら?」",
|
||||
"302000741_6": "「このチップを向こうの櫻井了子さんに渡してください。\\n ボクの方でわかったことをまとめておきました」",
|
||||
"302000741_7": "「ありがとう~。必ず渡すからねッ!」",
|
||||
"302000741_8": "「はい、宜しくお願いします」",
|
||||
"302000741_9": "「はぁ……、はぁ……。\\n さすがに、数が多すぎる……」",
|
||||
"302000741_10": "「ハッ……息が、あがってる……な……はぁ、はぁッ……。\\n 疲れたなら、1人で帰ったら、どうだ……」",
|
||||
"302000741_11": "「絶対に……帰らないッ!」",
|
||||
"302000741_12": "「なら、気合入れなッ!\\n さあ、まだまだ行くよッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,30 +1,30 @@
|
|||
{
|
||||
"302000751_0": "「はあ、はあ……」",
|
||||
"302000751_1": "「はあ、はあ……」",
|
||||
"302000751_2": "(一体どれだけのノイズが……。\\n さすがにわたしも奏も限界が近い……)",
|
||||
"302000751_3": "「……唄うしかないな」",
|
||||
"302000751_4": "「まさか――絶唱をッ!?」",
|
||||
"302000751_5": "「……それ以外にこのノイズの群れを倒す手段があるのかい?」",
|
||||
"302000751_6": "「いや、しかし――」",
|
||||
"302000751_7": "「躊躇するならそのまま見てな。\\n ……あたしはもう躊躇なんてしない」",
|
||||
"302000751_8": "「待って、奏ッ!」",
|
||||
"302000751_9": "「……邪魔をするんじゃないよ」",
|
||||
"302000751_10": "「絶唱ならわたしも唄う。\\n ……もう奏を1人で唄わせるのはたくさん」",
|
||||
"302000751_11": "「お前……そうか、そっちではあたしが唄ったんだったな……」",
|
||||
"302000751_12": "「……いいよ、それじゃ派手にぶちかまそうかッ!」",
|
||||
"302000751_13": "「Gatrandis――」",
|
||||
"302000751_14": "「その絶唱ッ!\\n ちょーっと待ったぁッ!」",
|
||||
"302000751_15": "「立花ッ!?」",
|
||||
"302000751_16": "「全く……だから翼からは目が離せないのよね」",
|
||||
"302000751_17": "「マリア……戻って来てくれたのかッ!」",
|
||||
"302000751_18": "「……ったく、いい所で再登場か……」",
|
||||
"302000751_19": "「後はわたしたちが引き受けますッ!\\n 2人は少し休んでから――」",
|
||||
"302000751_20": "「バカいってんじゃねぇよ。\\n こちとらようやく体が温まってきたところなんだ」",
|
||||
"302000751_21": "「……ああ、ノイズを前にしてただ見ているだけなど、\\n 防人としてできる訳が無いだろう」",
|
||||
"302000751_22": "「全く、意地の張り方はそっくりね、あなたたち……。\\n いいわ、それなら全員でやりましょう」",
|
||||
"302000751_23": "「……ああ。頼む」",
|
||||
"302000751_24": "「奏……?」",
|
||||
"302000751_25": "(奏から『頼む』って……)",
|
||||
"302000751_26": "「今は、お前たちの力が必要だ……」",
|
||||
"302000751_27": "「はいッ!\\n どーんと頼りにしちゃってくださいッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000751_0": "「はあ、はあ……」",
|
||||
"302000751_1": "「はあ、はあ……」",
|
||||
"302000751_2": "(一体どれだけのノイズが……。\\n さすがにわたしも奏も限界が近い……)",
|
||||
"302000751_3": "「……唄うしかないな」",
|
||||
"302000751_4": "「まさか――絶唱をッ!?」",
|
||||
"302000751_5": "「……それ以外にこのノイズの群れを倒す手段があるのかい?」",
|
||||
"302000751_6": "「いや、しかし――」",
|
||||
"302000751_7": "「躊躇するならそのまま見てな。\\n ……あたしはもう躊躇なんてしない」",
|
||||
"302000751_8": "「待って、奏ッ!」",
|
||||
"302000751_9": "「……邪魔をするんじゃないよ」",
|
||||
"302000751_10": "「絶唱ならわたしも唄う。\\n ……もう奏を1人で唄わせるのはたくさん」",
|
||||
"302000751_11": "「お前……そうか、そっちではあたしが唄ったんだったな……」",
|
||||
"302000751_12": "「……いいよ、それじゃ派手にぶちかまそうかッ!」",
|
||||
"302000751_13": "「Gatrandis――」",
|
||||
"302000751_14": "「その絶唱ッ!\\n ちょーっと待ったぁッ!」",
|
||||
"302000751_15": "「立花ッ!?」",
|
||||
"302000751_16": "「全く……だから翼からは目が離せないのよね」",
|
||||
"302000751_17": "「マリア……戻って来てくれたのかッ!」",
|
||||
"302000751_18": "「……ったく、いい所で再登場か……」",
|
||||
"302000751_19": "「後はわたしたちが引き受けますッ!\\n 2人は少し休んでから――」",
|
||||
"302000751_20": "「バカいってんじゃねぇよ。\\n こちとらようやく体が温まってきたところなんだ」",
|
||||
"302000751_21": "「……ああ、ノイズを前にしてただ見ているだけなど、\\n 防人としてできる訳が無いだろう」",
|
||||
"302000751_22": "「全く、意地の張り方はそっくりね、あなたたち……。\\n いいわ、それなら全員でやりましょう」",
|
||||
"302000751_23": "「……ああ。頼む」",
|
||||
"302000751_24": "「奏……?」",
|
||||
"302000751_25": "(奏から『頼む』って……)",
|
||||
"302000751_26": "「今は、お前たちの力が必要だ……」",
|
||||
"302000751_27": "「はいッ!\\n どーんと頼りにしちゃってくださいッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,11 +1,11 @@
|
|||
{
|
||||
"302000752_0": "「終わったか……」",
|
||||
"302000752_1": "「……なんとか、なってよかった」",
|
||||
"302000752_2": "「お疲れ様でした。奏さん、翼さんッ!」",
|
||||
"302000752_3": "「……あなたたち、一体どれだけ戦ってたの……?」",
|
||||
"302000752_4": "「そんなの覚えちゃいないよ」",
|
||||
"302000752_5": "「わたしもだ。片っ端から斬り続けていた……。\\n ところで、2人とも。戻るのが随分早かったな……」",
|
||||
"302000752_6": "「そう、それなんですッ!\\n 実はわたしたちの世界にも、カルマ化したノイズが現れて――」",
|
||||
"302000752_7": "「――なんだとッ!」",
|
||||
"302000752_8": "「……こちらの異変を治めなければ、次はわたしたちの\\n 世界という事よ。いよいよ他人事ではなくなってきたわ」"
|
||||
{
|
||||
"302000752_0": "「終わったか……」",
|
||||
"302000752_1": "「……なんとか、なってよかった」",
|
||||
"302000752_2": "「お疲れ様でした。奏さん、翼さんッ!」",
|
||||
"302000752_3": "「……あなたたち、一体どれだけ戦ってたの……?」",
|
||||
"302000752_4": "「そんなの覚えちゃいないよ」",
|
||||
"302000752_5": "「わたしもだ。片っ端から斬り続けていた……。\\n ところで、2人とも。戻るのが随分早かったな……」",
|
||||
"302000752_6": "「そう、それなんですッ!\\n 実はわたしたちの世界にも、カルマ化したノイズが現れて――」",
|
||||
"302000752_7": "「――なんだとッ!」",
|
||||
"302000752_8": "「……こちらの異変を治めなければ、次はわたしたちの\\n 世界という事よ。いよいよ他人事ではなくなってきたわ」"
|
||||
}
|
|
@ -1,27 +1,27 @@
|
|||
{
|
||||
"302000811_0": "復讐の歌",
|
||||
"302000811_1": "「ふむふむ……それで、これが受け取ったチップね。\\n 研究欲が刺激されるわぁ~」",
|
||||
"302000811_2": "「……イグナイトのことについて、あなたは気づいていたの?」",
|
||||
"302000811_3": "「まあね~。ノイズのカルマ化に関しては色々研究していたし、\\n ギアを作ったのは何て言ったってこの櫻井了子なんだから」",
|
||||
"302000811_4": "「あのノイズの持つ特性と干渉して、おかしくなっている\\n 可能性が一番高いとは考えていたわよ~」",
|
||||
"302000811_5": "「だから問題はカルマノイズの方にあると、\\n あの時言っていたのか……」",
|
||||
"302000811_6": "「そうよ~。ちょっとは見直したかしら?」",
|
||||
"302000811_7": "「さすがは了子さんですッ!」",
|
||||
"302000811_8": "「ンフフ。そうそう、もっと褒めてもいいのよ?」",
|
||||
"302000811_9": "「……それより、そうなるとイグナイトはもう使えない、\\n そう解釈していいのか?」",
|
||||
"302000811_10": "「ええ、そうなるわ」",
|
||||
"302000811_11": "「それで……カルマノイズに勝つ手立てはあるのか?」",
|
||||
"302000811_12": "「……イグナイトだけがわたしたちの力ではありません」",
|
||||
"302000811_13": "「そうですッ!\\n 気合で何とかしますッ!」",
|
||||
"302000811_14": "「気合か……そうだなッ!\\n 大切なのは気合だッ!」",
|
||||
"302000811_15": "「はいッ!」",
|
||||
"302000811_16": "「さてと、それじゃ私はこのデータを色々見てみるわね。\\n フフ、何が入っているのかしらね~」",
|
||||
"302000811_17": "「……精神論はともかく、現実的な手段としては、わたしたちが\\n もっと連携して戦えるようになる必要があると思うわ」",
|
||||
"302000811_18": "「……特に、こちらの誰かさんとね」",
|
||||
"302000811_19": "「……」",
|
||||
"302000811_20": "「あなたが翼に思うところがあるのはわかってるわ。\\n でも、それとこれとは話が別」",
|
||||
"302000811_21": "「これからあのノイズと戦っていくには、1人1人がバラバラに\\n 戦うのではなく、協力が必要よ。……わかってるでしょう?」",
|
||||
"302000811_22": "「…………ああ」",
|
||||
"302000811_23": "「いいわ。それならあなたも一緒に訓練しましょう。\\n ……まずは相互理解が必要だわ」",
|
||||
"302000811_24": "「……わかったよ」"
|
||||
{
|
||||
"302000811_0": "復讐の歌",
|
||||
"302000811_1": "「ふむふむ……それで、これが受け取ったチップね。\\n 研究欲が刺激されるわぁ~」",
|
||||
"302000811_2": "「……イグナイトのことについて、あなたは気づいていたの?」",
|
||||
"302000811_3": "「まあね~。ノイズのカルマ化に関しては色々研究していたし、\\n ギアを作ったのは何て言ったってこの櫻井了子なんだから」",
|
||||
"302000811_4": "「あのノイズの持つ特性と干渉して、おかしくなっている\\n 可能性が一番高いとは考えていたわよ~」",
|
||||
"302000811_5": "「だから問題はカルマノイズの方にあると、\\n あの時言っていたのか……」",
|
||||
"302000811_6": "「そうよ~。ちょっとは見直したかしら?」",
|
||||
"302000811_7": "「さすがは了子さんですッ!」",
|
||||
"302000811_8": "「ンフフ。そうそう、もっと褒めてもいいのよ?」",
|
||||
"302000811_9": "「……それより、そうなるとイグナイトはもう使えない、\\n そう解釈していいのか?」",
|
||||
"302000811_10": "「ええ、そうなるわ」",
|
||||
"302000811_11": "「それで……カルマノイズに勝つ手立てはあるのか?」",
|
||||
"302000811_12": "「……イグナイトだけがわたしたちの力ではありません」",
|
||||
"302000811_13": "「そうですッ!\\n 気合で何とかしますッ!」",
|
||||
"302000811_14": "「気合か……そうだなッ!\\n 大切なのは気合だッ!」",
|
||||
"302000811_15": "「はいッ!」",
|
||||
"302000811_16": "「さてと、それじゃ私はこのデータを色々見てみるわね。\\n フフ、何が入っているのかしらね~」",
|
||||
"302000811_17": "「……精神論はともかく、現実的な手段としては、わたしたちが\\n もっと連携して戦えるようになる必要があると思うわ」",
|
||||
"302000811_18": "「……特に、こちらの誰かさんとね」",
|
||||
"302000811_19": "「……」",
|
||||
"302000811_20": "「あなたが翼に思うところがあるのはわかってるわ。\\n でも、それとこれとは話が別」",
|
||||
"302000811_21": "「これからあのノイズと戦っていくには、1人1人がバラバラに\\n 戦うのではなく、協力が必要よ。……わかってるでしょう?」",
|
||||
"302000811_22": "「…………ああ」",
|
||||
"302000811_23": "「いいわ。それならあなたも一緒に訓練しましょう。\\n ……まずは相互理解が必要だわ」",
|
||||
"302000811_24": "「……わかったよ」"
|
||||
}
|
|
@ -1,17 +1,17 @@
|
|||
{
|
||||
"302000812_0": "「……もうこれくらいで十分だろ。\\n あんたたちの動きはわかったよ」",
|
||||
"302000812_1": "「え……、奏さん?」",
|
||||
"302000812_2": "「待って、奏ッ!」",
|
||||
"302000812_3": "「翼」",
|
||||
"302000812_4": "「マリア……?」",
|
||||
"302000812_5": "「あなたはここにいなさい。\\n ……当事者じゃ無い方がいいこともあるのよ」",
|
||||
"302000812_6": "「……わかった」",
|
||||
"302000812_7": "「……ちょっと待ってくれるかしら」",
|
||||
"302000812_8": "「何の用だ。\\n ……あんたも向こうのあたしと関係あるのか?」",
|
||||
"302000812_9": "「いいえ、わたしは何も」",
|
||||
"302000812_10": "「わたしが知る天羽奏は目の前のあなただけよ。\\n 向こうでも名前くらいなら聞いたことがあるけどね」",
|
||||
"302000812_11": "「そうか……」",
|
||||
"302000812_12": "「……自分ではない自分が重圧になっているの?」",
|
||||
"302000812_13": "「……あんたには関係ないことだ」",
|
||||
"302000812_14": "「ちょっとッ! 待ちなさいったら」"
|
||||
{
|
||||
"302000812_0": "「……もうこれくらいで十分だろ。\\n あんたたちの動きはわかったよ」",
|
||||
"302000812_1": "「え……、奏さん?」",
|
||||
"302000812_2": "「待って、奏ッ!」",
|
||||
"302000812_3": "「翼」",
|
||||
"302000812_4": "「マリア……?」",
|
||||
"302000812_5": "「あなたはここにいなさい。\\n ……当事者じゃ無い方がいいこともあるのよ」",
|
||||
"302000812_6": "「……わかった」",
|
||||
"302000812_7": "「……ちょっと待ってくれるかしら」",
|
||||
"302000812_8": "「何の用だ。\\n ……あんたも向こうのあたしと関係あるのか?」",
|
||||
"302000812_9": "「いいえ、わたしは何も」",
|
||||
"302000812_10": "「わたしが知る天羽奏は目の前のあなただけよ。\\n 向こうでも名前くらいなら聞いたことがあるけどね」",
|
||||
"302000812_11": "「そうか……」",
|
||||
"302000812_12": "「……自分ではない自分が重圧になっているの?」",
|
||||
"302000812_13": "「……あんたには関係ないことだ」",
|
||||
"302000812_14": "「ちょっとッ! 待ちなさいったら」"
|
||||
}
|
|
@ -1,44 +1,44 @@
|
|||
{
|
||||
"302000821_0": "「何でこんなところに……?」",
|
||||
"302000821_1": "「落ち着くのさ。ったく、こんなとこまで着いてきて」",
|
||||
"302000821_2": "「…………」",
|
||||
"302000821_3": "「あたしでないあたしが重圧なのか、って聞いたよな……」",
|
||||
"302000821_4": "「ええ」",
|
||||
"302000821_5": "「……わからない。だって向こうのあたしは、\\n 翼にどう接してどう関わっていたのかわからないんだから」",
|
||||
"302000821_6": "「……」",
|
||||
"302000821_7": "「あたしはあたしだ。向こうのあたしじゃないし、\\n あたしにとっての翼はこっちの翼だけだ」",
|
||||
"302000821_8": "「だけど、ダブるんだ……」",
|
||||
"302000821_9": "「翼は翼で、確かにあたしの知っている翼なんだよ。\\n でも、あたしの翼はもう……」",
|
||||
"302000821_10": "「そっちの翼を翼として受け入れたら、死んだ本当の翼はどうなるんだ?」",
|
||||
"302000821_11": "「別人なんだ、そう思っても思い切れない」",
|
||||
"302000821_12": "「あたしの中の翼が、消えてしまうのが怖いんだよ……」",
|
||||
"302000821_13": "「……だから翼に余所余所しくしてるの?」",
|
||||
"302000821_14": "「……あいつは翼じゃない。そう思い続けないと、\\n あたしは翼を忘れてしまう……」",
|
||||
"302000821_15": "「……あなたの中の翼との1番の想い出って何なのかしら?」",
|
||||
"302000821_16": "「ツヴァイウィングとして、2人で唄った事だ。\\n 翼の横で、思いっきり唄った事……」",
|
||||
"302000821_17": "「……知ってる? 翼は今、向こうでは日本を飛び出して、\\n 世界に向けて歌を唄っているわ」",
|
||||
"302000821_18": "「わたしも向こうじゃちょっとしたアーティストなんだけど、\\n 何度か翼とコラボユニットを組んだりもしてるの」",
|
||||
"302000821_19": "「翼と……コラボ?」",
|
||||
"302000821_20": "「そうよ。同じステージで、デュエットソングを唄ったわ。\\n 世界的な歌の祭典でね」",
|
||||
"302000821_21": "「……」",
|
||||
"302000821_22": "「あの子の歌の才能は本物よ。階段を駆け上がるように、\\n 世界的なアーティストへと成長して来ている」",
|
||||
"302000821_23": "「わたしはそんなあの子と唄えるのが楽しい、\\n 唄う度に、次もまた一緒に唄いたいと思ってる」",
|
||||
"302000821_24": "「……ああ。そうだろうな」",
|
||||
"302000821_25": "「……唄いたくないの? あなたは一緒に」",
|
||||
"302000821_26": "「――ッ!?」",
|
||||
"302000821_27": "「翼は翼よ。あの歌は唯一無二。\\n だからみんなあの子に惹かれる」",
|
||||
"302000821_28": "「こちらの翼は亡くなったかもしれない、でも翼に偽者も本物も\\n 無いわ。翼が歌を捨てない限り、全て本物の翼よ」",
|
||||
"302000821_29": "「もう一度聞くわ。あなたは翼と唄いたくないの?」",
|
||||
"302000821_30": "「唄いたい……唄いたいに決まってんだろッ! だけどッ!\\n あたしはもう……戦い以外の歌を無くしちまったんだッ!」",
|
||||
"302000821_31": "「そんなあたしが、どうして翼の横に立てるッ!\\n あいつの横で唄う資格なんて、もう無いんだよ……」",
|
||||
"302000821_32": "「……」",
|
||||
"302000821_33": "「――マリアくん、聞こえるか?\\n ん、奏も一緒か。ちょうどいい」",
|
||||
"302000821_34": "「……はい」",
|
||||
"302000821_35": "「ノイズの反応を検知した。\\n 急ぎ、ランデブーポイントまできてくれ」",
|
||||
"302000821_36": "「了解したわ」",
|
||||
"302000821_37": "「……行きましょうか」",
|
||||
"302000821_38": "「……ああ、怒鳴って悪かったな……」",
|
||||
"302000821_39": "「気にしないで。わたしが焚き付けたのだから、\\n あなたは悪くないわ。でもね、あなたは一つ間違えてる」",
|
||||
"302000821_40": "「……間違えてる?」",
|
||||
"302000821_41": "「――歌を失うことなんて無いわ。あなたは忘れているだけ。\\n 胸の歌は、何があっても無くなる事なんて無いんだから……」"
|
||||
{
|
||||
"302000821_0": "「何でこんなところに……?」",
|
||||
"302000821_1": "「落ち着くのさ。ったく、こんなとこまで着いてきて」",
|
||||
"302000821_2": "「…………」",
|
||||
"302000821_3": "「あたしでないあたしが重圧なのか、って聞いたよな……」",
|
||||
"302000821_4": "「ええ」",
|
||||
"302000821_5": "「……わからない。だって向こうのあたしは、\\n 翼にどう接してどう関わっていたのかわからないんだから」",
|
||||
"302000821_6": "「……」",
|
||||
"302000821_7": "「あたしはあたしだ。向こうのあたしじゃないし、\\n あたしにとっての翼はこっちの翼だけだ」",
|
||||
"302000821_8": "「だけど、ダブるんだ……」",
|
||||
"302000821_9": "「翼は翼で、確かにあたしの知っている翼なんだよ。\\n でも、あたしの翼はもう……」",
|
||||
"302000821_10": "「そっちの翼を翼として受け入れたら、死んだ本当の翼はどうなるんだ?」",
|
||||
"302000821_11": "「別人なんだ、そう思っても思い切れない」",
|
||||
"302000821_12": "「あたしの中の翼が、消えてしまうのが怖いんだよ……」",
|
||||
"302000821_13": "「……だから翼に余所余所しくしてるの?」",
|
||||
"302000821_14": "「……あいつは翼じゃない。そう思い続けないと、\\n あたしは翼を忘れてしまう……」",
|
||||
"302000821_15": "「……あなたの中の翼との1番の想い出って何なのかしら?」",
|
||||
"302000821_16": "「ツヴァイウィングとして、2人で唄った事だ。\\n 翼の横で、思いっきり唄った事……」",
|
||||
"302000821_17": "「……知ってる? 翼は今、向こうでは日本を飛び出して、\\n 世界に向けて歌を唄っているわ」",
|
||||
"302000821_18": "「わたしも向こうじゃちょっとしたアーティストなんだけど、\\n 何度か翼とコラボユニットを組んだりもしてるの」",
|
||||
"302000821_19": "「翼と……コラボ?」",
|
||||
"302000821_20": "「そうよ。同じステージで、デュエットソングを唄ったわ。\\n 世界的な歌の祭典でね」",
|
||||
"302000821_21": "「……」",
|
||||
"302000821_22": "「あの子の歌の才能は本物よ。階段を駆け上がるように、\\n 世界的なアーティストへと成長して来ている」",
|
||||
"302000821_23": "「わたしはそんなあの子と唄えるのが楽しい、\\n 唄う度に、次もまた一緒に唄いたいと思ってる」",
|
||||
"302000821_24": "「……ああ。そうだろうな」",
|
||||
"302000821_25": "「……唄いたくないの? あなたは一緒に」",
|
||||
"302000821_26": "「――ッ!?」",
|
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"302000821_27": "「翼は翼よ。あの歌は唯一無二。\\n だからみんなあの子に惹かれる」",
|
||||
"302000821_28": "「こちらの翼は亡くなったかもしれない、でも翼に偽者も本物も\\n 無いわ。翼が歌を捨てない限り、全て本物の翼よ」",
|
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"302000821_29": "「もう一度聞くわ。あなたは翼と唄いたくないの?」",
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"302000821_30": "「唄いたい……唄いたいに決まってんだろッ! だけどッ!\\n あたしはもう……戦い以外の歌を無くしちまったんだッ!」",
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"302000821_32": "「……」",
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||||
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"302000821_37": "「……行きましょうか」",
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||||
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"302000821_39": "「気にしないで。わたしが焚き付けたのだから、\\n あなたは悪くないわ。でもね、あなたは一つ間違えてる」",
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"302000821_40": "「……間違えてる?」",
|
||||
"302000821_41": "「――歌を失うことなんて無いわ。あなたは忘れているだけ。\\n 胸の歌は、何があっても無くなる事なんて無いんだから……」"
|
||||
}
|
|
@ -1,11 +1,11 @@
|
|||
{
|
||||
"302000822_0": "(あたしは……歌を忘れているだけなのか……?)",
|
||||
"302000822_1": "「――ッ!? 奏ッ! 危ないッ!」",
|
||||
"302000822_2": "「え……?」",
|
||||
"302000822_3": "「くッ――はああああッ!」",
|
||||
"302000822_4": "「良かった、奏……」",
|
||||
"302000822_5": "「……すまない」",
|
||||
"302000822_6": "「気にしないで。さあ、残りはあと少し。\\n 一気に片付けよう」",
|
||||
"302000822_7": "(翼……翼の歌が聞こえる……。\\n 戦いの中でも、あたしに響く歌が……)",
|
||||
"302000822_8": "(唄いたい、一緒に唄いたいのに――ッ!\\n でも……。翼……あたしはどうしたら……)"
|
||||
{
|
||||
"302000822_0": "(あたしは……歌を忘れているだけなのか……?)",
|
||||
"302000822_1": "「――ッ!? 奏ッ! 危ないッ!」",
|
||||
"302000822_2": "「え……?」",
|
||||
"302000822_3": "「くッ――はああああッ!」",
|
||||
"302000822_4": "「良かった、奏……」",
|
||||
"302000822_5": "「……すまない」",
|
||||
"302000822_6": "「気にしないで。さあ、残りはあと少し。\\n 一気に片付けよう」",
|
||||
"302000822_7": "(翼……翼の歌が聞こえる……。\\n 戦いの中でも、あたしに響く歌が……)",
|
||||
"302000822_8": "(唄いたい、一緒に唄いたいのに――ッ!\\n でも……。翼……あたしはどうしたら……)"
|
||||
}
|
|
@ -1,43 +1,43 @@
|
|||
{
|
||||
"302000831_0": "(……懐かしい……)",
|
||||
"302000831_1": "(あたしは夢を見ているのか……)",
|
||||
"302000831_2": "(この夢は……あの時の……)",
|
||||
"302000831_3": "「奏ッ! 奏、大丈夫ッ!?」",
|
||||
"302000831_4": "「ん……ああ、翼か?」",
|
||||
"302000831_5": "「よかった。気が付いたッ!」",
|
||||
"302000831_6": "「……くッ、翼、今の状況は……?」",
|
||||
"302000831_7": "「……見ての通り、だよ。\\n まるで地獄絵図……あのノイズのせいで……」",
|
||||
"302000831_8": "「何なんだよ……あいつはッ!」",
|
||||
"302000831_9": "「……奏、わたしのわがままを聞いてくれる?」",
|
||||
"302000831_10": "「……翼? こんな時に何を……?」",
|
||||
"302000831_11": "「奏にはずっと唄っていて欲しい。\\n わたしが大好きな奏の歌を絶やさないで欲しい……」",
|
||||
"302000831_12": "「……おい、翼……?」",
|
||||
"302000831_13": "「……必ず、奏を護るから。\\n だから、約束」",
|
||||
"302000831_14": "「おい……何を言ってるんだよッ!」",
|
||||
"302000831_15": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302000831_16": "「やめろッ! そんなボロボロの状態で絶唱なんて唄ったら――」",
|
||||
"302000831_17": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl……」",
|
||||
"302000831_18": "「――やめろッ! やめてくれ翼ッ!」",
|
||||
"302000831_19": "「……例えこの身が朽ちようとも、人の世を、無辜なる人々を、\\n そして大切な誰かを護るために――これが風鳴翼の歌だッ!」",
|
||||
"302000831_20": "「はあああああ――ッ!」",
|
||||
"302000831_21": "「翼あああああああ――ッ!」",
|
||||
"302000831_22": "「翼は、限界だった」",
|
||||
"302000831_23": "「残りの力を全て使って、あのノイズと相打ちになった」",
|
||||
"302000831_24": "「あたしは、何も出来なかった……」",
|
||||
"302000831_25": "「……本当に、辞めてしまうのですか?」",
|
||||
"302000831_26": "「……ああ、翼がいないのに、もう唄う意味なんて――」",
|
||||
"302000831_27": "「……残念です」",
|
||||
"302000831_28": "「あんたはどうするんだい?」",
|
||||
"302000831_29": "「さあ……まだ決めていません」",
|
||||
"302000831_30": "「ツヴァイウィングのマネージャーの仕事はなくなりますしね……。\\n 奏さんは?」",
|
||||
"302000831_31": "「あたしは、翼の仇を取る……」",
|
||||
"302000831_32": "「……そうですか。ご武運を祈っています」",
|
||||
"302000831_33": "(そう、あたしにもう戦い以外の歌は要らない……)",
|
||||
"302000831_34": "(ごめんな、翼……。でもあたしはあんたの仇を取りたい。\\n 自己満足だって分かってても、あいつらを許せない)",
|
||||
"302000831_35": "「……カルマノイズは、まだ残ってる。\\n 翼の仇が討てる……フ、フフ、あはははははッ!」",
|
||||
"302000831_36": "「…………」",
|
||||
"302000831_37": "「奏、聞こえるかッ! ノイズが現れたッ!\\n すぐに現場に向かってくれッ!」",
|
||||
"302000831_38": "「ああ、聞こえてる……」",
|
||||
"302000831_39": "(あたしは復讐のために歌を捨てたんだ……。\\n 翼の願いに背を向けて……)",
|
||||
"302000831_40": "(だから、もう翼と唄いたいなんて思っちゃいけない。\\n ……あたしには、復讐の、戦いの歌だけがあればいい)"
|
||||
{
|
||||
"302000831_0": "(……懐かしい……)",
|
||||
"302000831_1": "(あたしは夢を見ているのか……)",
|
||||
"302000831_2": "(この夢は……あの時の……)",
|
||||
"302000831_3": "「奏ッ! 奏、大丈夫ッ!?」",
|
||||
"302000831_4": "「ん……ああ、翼か?」",
|
||||
"302000831_5": "「よかった。気が付いたッ!」",
|
||||
"302000831_6": "「……くッ、翼、今の状況は……?」",
|
||||
"302000831_7": "「……見ての通り、だよ。\\n まるで地獄絵図……あのノイズのせいで……」",
|
||||
"302000831_8": "「何なんだよ……あいつはッ!」",
|
||||
"302000831_9": "「……奏、わたしのわがままを聞いてくれる?」",
|
||||
"302000831_10": "「……翼? こんな時に何を……?」",
|
||||
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|
||||
"302000831_12": "「……おい、翼……?」",
|
||||
"302000831_13": "「……必ず、奏を護るから。\\n だから、約束」",
|
||||
"302000831_14": "「おい……何を言ってるんだよッ!」",
|
||||
"302000831_15": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302000831_16": "「やめろッ! そんなボロボロの状態で絶唱なんて唄ったら――」",
|
||||
"302000831_17": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl……」",
|
||||
"302000831_18": "「――やめろッ! やめてくれ翼ッ!」",
|
||||
"302000831_19": "「……例えこの身が朽ちようとも、人の世を、無辜なる人々を、\\n そして大切な誰かを護るために――これが風鳴翼の歌だッ!」",
|
||||
"302000831_20": "「はあああああ――ッ!」",
|
||||
"302000831_21": "「翼あああああああ――ッ!」",
|
||||
"302000831_22": "「翼は、限界だった」",
|
||||
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|
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"302000831_26": "「……ああ、翼がいないのに、もう唄う意味なんて――」",
|
||||
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||||
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|
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"302000831_34": "(ごめんな、翼……。でもあたしはあんたの仇を取りたい。\\n 自己満足だって分かってても、あいつらを許せない)",
|
||||
"302000831_35": "「……カルマノイズは、まだ残ってる。\\n 翼の仇が討てる……フ、フフ、あはははははッ!」",
|
||||
"302000831_36": "「…………」",
|
||||
"302000831_37": "「奏、聞こえるかッ! ノイズが現れたッ!\\n すぐに現場に向かってくれッ!」",
|
||||
"302000831_38": "「ああ、聞こえてる……」",
|
||||
"302000831_39": "(あたしは復讐のために歌を捨てたんだ……。\\n 翼の願いに背を向けて……)",
|
||||
"302000831_40": "(だから、もう翼と唄いたいなんて思っちゃいけない。\\n ……あたしには、復讐の、戦いの歌だけがあればいい)"
|
||||
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|
|
@ -1,11 +1,11 @@
|
|||
{
|
||||
"302000841_0": "「――来やがったッ!」",
|
||||
"302000841_1": "「あれは――カルマノイズッ!」",
|
||||
"302000841_2": "「現れたわね……」",
|
||||
"302000841_3": "「……待っていたよ。\\n 今度こそ、あたしが倒してやるッ!」",
|
||||
"302000841_4": "「奏さん……?」",
|
||||
"302000841_5": "(あいつさえいなければ、あたしは翼の隣にいられた。\\n あいつさえいなければ、あたしは翼と夢を追いかけられた)",
|
||||
"302000841_6": "「奏――ッ!?」",
|
||||
"302000841_7": "「くッ……落ち着きなさいッ!\\n これだけノイズがいては、あいつには届かないわッ!」",
|
||||
"302000841_8": "「あいつは、あいつだけはあたしが殺すッ!\\n 邪魔するノイズも……全部ぶっ殺してやるッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000841_0": "「――来やがったッ!」",
|
||||
"302000841_1": "「あれは――カルマノイズッ!」",
|
||||
"302000841_2": "「現れたわね……」",
|
||||
"302000841_3": "「……待っていたよ。\\n 今度こそ、あたしが倒してやるッ!」",
|
||||
"302000841_4": "「奏さん……?」",
|
||||
"302000841_5": "(あいつさえいなければ、あたしは翼の隣にいられた。\\n あいつさえいなければ、あたしは翼と夢を追いかけられた)",
|
||||
"302000841_6": "「奏――ッ!?」",
|
||||
"302000841_7": "「くッ……落ち着きなさいッ!\\n これだけノイズがいては、あいつには届かないわッ!」",
|
||||
"302000841_8": "「あいつは、あいつだけはあたしが殺すッ!\\n 邪魔するノイズも……全部ぶっ殺してやるッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,22 +1,22 @@
|
|||
{
|
||||
"302000851_0": "「邪魔者は片付いたッ!\\n これで翼の痛みを……思い知りなッ!」",
|
||||
"302000851_1": "「奏ッ! ダメだ――ッ!」",
|
||||
"302000851_2": "「なッ!? 避けられ――ッ!」",
|
||||
"302000851_3": "(――いつの間にこんな近くにッ!?\\n ダメだ、こりゃ避けられないな……)",
|
||||
"302000851_4": "「奏えええええッ!」",
|
||||
"302000851_5": "(翼……ごめんな……)",
|
||||
"302000851_6": "「――させるかあああああッ!」",
|
||||
"302000851_7": "「な――ッ!? そんなッ!?」",
|
||||
"302000851_8": "「ぐッ!? ……あああああッ!」",
|
||||
"302000851_9": "「翼さんッ!?」",
|
||||
"302000851_10": "「翼ッ!?」",
|
||||
"302000851_11": "「な、あ、あたしを庇って――ッ!?\\n なんてことしてるんだッ!」",
|
||||
"302000851_12": "「よかった……今度は間に合った……くッ」",
|
||||
"302000851_13": "「い、痛むのかッ!? 何で庇ったりなんか――」",
|
||||
"302000851_14": "「奏が危ないのに、わたしが見てるなんて\\n 出来るわけがないじゃない……」",
|
||||
"302000851_15": "「バカやろう……」",
|
||||
"302000851_16": "「――だけど、バカをした意味はあった。\\n 奏、わたしたちと一緒に戦って欲しい……」",
|
||||
"302000851_17": "「わかった、戦ってやるから……。\\n だからお前はそのまま休んで――」",
|
||||
"302000851_18": "「そういうわけにはいかない……」",
|
||||
"302000851_19": "「――休むなら、あいつを倒してからだッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000851_0": "「邪魔者は片付いたッ!\\n これで翼の痛みを……思い知りなッ!」",
|
||||
"302000851_1": "「奏ッ! ダメだ――ッ!」",
|
||||
"302000851_2": "「なッ!? 避けられ――ッ!」",
|
||||
"302000851_3": "(――いつの間にこんな近くにッ!?\\n ダメだ、こりゃ避けられないな……)",
|
||||
"302000851_4": "「奏えええええッ!」",
|
||||
"302000851_5": "(翼……ごめんな……)",
|
||||
"302000851_6": "「――させるかあああああッ!」",
|
||||
"302000851_7": "「な――ッ!? そんなッ!?」",
|
||||
"302000851_8": "「ぐッ!? ……あああああッ!」",
|
||||
"302000851_9": "「翼さんッ!?」",
|
||||
"302000851_10": "「翼ッ!?」",
|
||||
"302000851_11": "「な、あ、あたしを庇って――ッ!?\\n なんてことしてるんだッ!」",
|
||||
"302000851_12": "「よかった……今度は間に合った……くッ」",
|
||||
"302000851_13": "「い、痛むのかッ!? 何で庇ったりなんか――」",
|
||||
"302000851_14": "「奏が危ないのに、わたしが見てるなんて\\n 出来るわけがないじゃない……」",
|
||||
"302000851_15": "「バカやろう……」",
|
||||
"302000851_16": "「――だけど、バカをした意味はあった。\\n 奏、わたしたちと一緒に戦って欲しい……」",
|
||||
"302000851_17": "「わかった、戦ってやるから……。\\n だからお前はそのまま休んで――」",
|
||||
"302000851_18": "「そういうわけにはいかない……」",
|
||||
"302000851_19": "「――休むなら、あいつを倒してからだッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,24 +1,24 @@
|
|||
{
|
||||
"302000852_0": "「くッ……これじゃまだ足りないのッ!?\\n 再生しているッ!?」",
|
||||
"302000852_1": "「立花ッ! S2CAだッ!\\n 絶唱の力で、一気にあいつを殲滅するッ!」",
|
||||
"302000852_2": "「翼さんッ、でもその怪我じゃ……」",
|
||||
"302000852_3": "「問題ない――。\\n 防人の剣は、この程度で手折られはしないッ!」",
|
||||
"302000852_4": "「……わかりましたッ!」",
|
||||
"302000852_5": "「おいッ! お前たち、一体何を……」",
|
||||
"302000852_6": "「……少しの間、あいつを抑えていて。\\n 頼んだわよ……」",
|
||||
"302000852_7": "「……わ、わかった」",
|
||||
"302000852_8": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302000852_9": "「絶唱――ッ!<speed=1>?</speed>\\n しかも3人同時って……何をッ!?」",
|
||||
"302000852_10": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl……」",
|
||||
"302000852_11": "「セットッ! ハーモニクスッ!」",
|
||||
"302000852_12": "「な――ッ!?\\n いったい何がどうなっていやがるッ!?」",
|
||||
"302000852_13": "「――行きますッ!\\n はああああああ――ッ!」",
|
||||
"302000852_14": "「……倒した、か?」",
|
||||
"302000852_15": "「はい……やりましたッ!」",
|
||||
"302000852_16": "「……ええ、そうね」",
|
||||
"302000852_17": "「……これが、翼たちの力……」",
|
||||
"302000852_18": "「さすがは……立花、だ……」",
|
||||
"302000852_19": "「翼さんッ!」",
|
||||
"302000852_20": "「翼ッ!」",
|
||||
"302000852_21": "「おい……翼?\\n 翼あああああ――ッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302000852_0": "「くッ……これじゃまだ足りないのッ!?\\n 再生しているッ!?」",
|
||||
"302000852_1": "「立花ッ! S2CAだッ!\\n 絶唱の力で、一気にあいつを殲滅するッ!」",
|
||||
"302000852_2": "「翼さんッ、でもその怪我じゃ……」",
|
||||
"302000852_3": "「問題ない――。\\n 防人の剣は、この程度で手折られはしないッ!」",
|
||||
"302000852_4": "「……わかりましたッ!」",
|
||||
"302000852_5": "「おいッ! お前たち、一体何を……」",
|
||||
"302000852_6": "「……少しの間、あいつを抑えていて。\\n 頼んだわよ……」",
|
||||
"302000852_7": "「……わ、わかった」",
|
||||
"302000852_8": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302000852_9": "「絶唱――ッ!<speed=1>?</speed>\\n しかも3人同時って……何をッ!?」",
|
||||
"302000852_10": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl……」",
|
||||
"302000852_11": "「セットッ! ハーモニクスッ!」",
|
||||
"302000852_12": "「な――ッ!?\\n いったい何がどうなっていやがるッ!?」",
|
||||
"302000852_13": "「――行きますッ!\\n はああああああ――ッ!」",
|
||||
"302000852_14": "「……倒した、か?」",
|
||||
"302000852_15": "「はい……やりましたッ!」",
|
||||
"302000852_16": "「……ええ、そうね」",
|
||||
"302000852_17": "「……これが、翼たちの力……」",
|
||||
"302000852_18": "「さすがは……立花、だ……」",
|
||||
"302000852_19": "「翼さんッ!」",
|
||||
"302000852_20": "「翼ッ!」",
|
||||
"302000852_21": "「おい……翼?\\n 翼あああああ――ッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,22 +1,22 @@
|
|||
{
|
||||
"302000911_0": "憎しみと後悔",
|
||||
"302000911_1": "「了子さんッ! 翼の容態はッ!」",
|
||||
"302000911_2": "「……まだなんとも言えないわ。\\n 怪我の影響と極度の疲労による衰弱。全身ボロボロよ」",
|
||||
"302000911_3": "「翼さん……」",
|
||||
"302000911_4": "「翼……」",
|
||||
"302000911_5": "「……なぁ、翼に会わせてくれッ!」",
|
||||
"302000911_6": "「無茶言わないの。これは専門家の仕事。\\n 絶対に翼ちゃんは助けてみせるから、そのまま待ってなさい」",
|
||||
"302000911_7": "「翼……くそッ! 全部、あいつらが……あのノイズ共が\\n 悪いんだッ! だから――ッ!」",
|
||||
"302000911_8": "「あいつらを根絶やしにする、とでも言うつもり?」",
|
||||
"302000911_9": "「……そうだ」",
|
||||
"302000911_10": "「無理ね。この世界ではソロモンの杖は見つかっていない。\\n バビロニアの宝物庫を閉じない限り、ノイズは現れ続ける」",
|
||||
"302000911_11": "「……子供じみたことを言う前にちゃんと考えたらどう?」",
|
||||
"302000911_12": "「マリアさん……」",
|
||||
"302000911_13": "「……わかってる。本当はあたしが悪いんだ。\\n あいつを、翼を受け入れてちゃんと協力していたら――」",
|
||||
"302000911_14": "「翼の歌は届いていたのに。あたしは、翼は翼だと分かって\\n いたのに、どうしてあたしは……」",
|
||||
"302000911_15": "「奏さん……」",
|
||||
"302000911_16": "「……ノイズね」",
|
||||
"302000911_17": "「――ノイズッ!」",
|
||||
"302000911_18": "「奏さんッ!\\n ……マリアさん、わたしたちもッ!」",
|
||||
"302000911_19": "「……ええ、翼の分も戦いましょう」"
|
||||
{
|
||||
"302000911_0": "憎しみと後悔",
|
||||
"302000911_1": "「了子さんッ! 翼の容態はッ!」",
|
||||
"302000911_2": "「……まだなんとも言えないわ。\\n 怪我の影響と極度の疲労による衰弱。全身ボロボロよ」",
|
||||
"302000911_3": "「翼さん……」",
|
||||
"302000911_4": "「翼……」",
|
||||
"302000911_5": "「……なぁ、翼に会わせてくれッ!」",
|
||||
"302000911_6": "「無茶言わないの。これは専門家の仕事。\\n 絶対に翼ちゃんは助けてみせるから、そのまま待ってなさい」",
|
||||
"302000911_7": "「翼……くそッ! 全部、あいつらが……あのノイズ共が\\n 悪いんだッ! だから――ッ!」",
|
||||
"302000911_8": "「あいつらを根絶やしにする、とでも言うつもり?」",
|
||||
"302000911_9": "「……そうだ」",
|
||||
"302000911_10": "「無理ね。この世界ではソロモンの杖は見つかっていない。\\n バビロニアの宝物庫を閉じない限り、ノイズは現れ続ける」",
|
||||
"302000911_11": "「……子供じみたことを言う前にちゃんと考えたらどう?」",
|
||||
"302000911_12": "「マリアさん……」",
|
||||
"302000911_13": "「……わかってる。本当はあたしが悪いんだ。\\n あいつを、翼を受け入れてちゃんと協力していたら――」",
|
||||
"302000911_14": "「翼の歌は届いていたのに。あたしは、翼は翼だと分かって\\n いたのに、どうしてあたしは……」",
|
||||
"302000911_15": "「奏さん……」",
|
||||
"302000911_16": "「……ノイズね」",
|
||||
"302000911_17": "「――ノイズッ!」",
|
||||
"302000911_18": "「奏さんッ!\\n ……マリアさん、わたしたちもッ!」",
|
||||
"302000911_19": "「……ええ、翼の分も戦いましょう」"
|
||||
}
|
|
@ -1,41 +1,41 @@
|
|||
{
|
||||
"302000912_0": "「――くッ、まだ増えるのッ!?」",
|
||||
"302000912_1": "「奏さんッ、マリアさんッ。\\n ここは体制を立て直して――ッ!?」",
|
||||
"302000912_2": "「……来るなら来い。\\n あたしは虫の居所が悪いんだ……」",
|
||||
"302000912_3": "「奏ッ! 何をするつもりだっ!」",
|
||||
"302000912_4": "「ノイズ共にたっぷり聞かせてやるよ……。\\n このあたしに唯一残っている……戦いの歌をッ!」",
|
||||
"302000912_5": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302000912_6": "「奏さんッ!?」",
|
||||
"302000912_7": "「くッ、バカなことを――ッ!」",
|
||||
"302000912_8": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl……」",
|
||||
"302000912_9": "(全部……ぶっつぶしてやるッ!)",
|
||||
"302000912_10": "「――Emustolronzen fine el zizzl……」",
|
||||
"302000912_11": "「ぐううううう――ッ!」",
|
||||
"302000912_12": "「――ッ!? 絶唱の力が――ッ!?」",
|
||||
"302000912_13": "「――ッ! いいわッ、その力を正面のノイズにッ!」",
|
||||
"302000912_14": "「とりぁぁぁぁぁッ!」",
|
||||
"302000912_15": "「この前、あのノイズを倒したときのように、今度はあたしの\\n 絶唱の力を……?」",
|
||||
"302000912_16": "「はあ、はあ……奏さんッ!\\n ――生きることを諦めないでッ!」",
|
||||
"302000912_17": "「――ッ!?」",
|
||||
"302000912_18": "(あたしは、諦めようとしていたのか……)",
|
||||
"302000912_19": "「はあッ、はあッ……くッ……」",
|
||||
"302000912_20": "「ちょっと、大丈夫ッ!?」",
|
||||
"302000912_21": "「だ、大丈夫です……ただちょっと、疲れました……」",
|
||||
"302000912_22": "「……ほら。あたしが運んでやる……」",
|
||||
"302000912_23": "「か、奏さん?」",
|
||||
"302000912_24": "「……話って何だ?」",
|
||||
"302000912_25": "「……どうもわたしもお節介な性分みたいなのよね。\\n それに、あなたにはどうしても一言言いたくて」",
|
||||
"302000912_26": "「いい加減、自分を偽るのはやめなさい」",
|
||||
"302000912_27": "「……」",
|
||||
"302000912_28": "「翼に怪我をさせた挙句、ノイズへの憎しみで自分の本心を\\n 全部覆い隠して、1人で死のうだなんて、ふざけないで」",
|
||||
"302000912_29": "「わたしはあなたの尻拭いをするためにいるんじゃない。\\n 勝手な行動ばかりして、何様のつもりなの?」",
|
||||
"302000912_30": "「……あたしは――」",
|
||||
"302000912_31": "「この前、わたしに翼と唄いたいといったのがあなたの\\n 本心でしょう」",
|
||||
"302000912_32": "「なのに、その本心から目を背け、真逆の行動ばかり……」",
|
||||
"302000912_33": "「翼と居たいんでしょう。一緒に唄いたいんでしょう。\\n なら、ちゃんと翼を見なさいッ!」",
|
||||
"302000912_34": "「……」",
|
||||
"302000912_35": "「あなたが1人で死ぬのはあなたの勝手かもしれない。\\n でもそれを後で翼が知ったらどう思うかくらい分かるでしょう」",
|
||||
"302000912_36": "「片翼を失って悲しんでいるのは、あなただけじゃないのよ」",
|
||||
"302000912_37": "「……」",
|
||||
"302000912_38": "「自暴自棄になる前に、もう一度自分の気持ちを\\n きちんと見つめなおしてみなさい」"
|
||||
{
|
||||
"302000912_0": "「――くッ、まだ増えるのッ!?」",
|
||||
"302000912_1": "「奏さんッ、マリアさんッ。\\n ここは体制を立て直して――ッ!?」",
|
||||
"302000912_2": "「……来るなら来い。\\n あたしは虫の居所が悪いんだ……」",
|
||||
"302000912_3": "「奏ッ! 何をするつもりだっ!」",
|
||||
"302000912_4": "「ノイズ共にたっぷり聞かせてやるよ……。\\n このあたしに唯一残っている……戦いの歌をッ!」",
|
||||
"302000912_5": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302000912_6": "「奏さんッ!?」",
|
||||
"302000912_7": "「くッ、バカなことを――ッ!」",
|
||||
"302000912_8": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl……」",
|
||||
"302000912_9": "(全部……ぶっつぶしてやるッ!)",
|
||||
"302000912_10": "「――Emustolronzen fine el zizzl……」",
|
||||
"302000912_11": "「ぐううううう――ッ!」",
|
||||
"302000912_12": "「――ッ!? 絶唱の力が――ッ!?」",
|
||||
"302000912_13": "「――ッ! いいわッ、その力を正面のノイズにッ!」",
|
||||
"302000912_14": "「とりぁぁぁぁぁッ!」",
|
||||
"302000912_15": "「この前、あのノイズを倒したときのように、今度はあたしの\\n 絶唱の力を……?」",
|
||||
"302000912_16": "「はあ、はあ……奏さんッ!\\n ――生きることを諦めないでッ!」",
|
||||
"302000912_17": "「――ッ!?」",
|
||||
"302000912_18": "(あたしは、諦めようとしていたのか……)",
|
||||
"302000912_19": "「はあッ、はあッ……くッ……」",
|
||||
"302000912_20": "「ちょっと、大丈夫ッ!?」",
|
||||
"302000912_21": "「だ、大丈夫です……ただちょっと、疲れました……」",
|
||||
"302000912_22": "「……ほら。あたしが運んでやる……」",
|
||||
"302000912_23": "「か、奏さん?」",
|
||||
"302000912_24": "「……話って何だ?」",
|
||||
"302000912_25": "「……どうもわたしもお節介な性分みたいなのよね。\\n それに、あなたにはどうしても一言言いたくて」",
|
||||
"302000912_26": "「いい加減、自分を偽るのはやめなさい」",
|
||||
"302000912_27": "「……」",
|
||||
"302000912_28": "「翼に怪我をさせた挙句、ノイズへの憎しみで自分の本心を\\n 全部覆い隠して、1人で死のうだなんて、ふざけないで」",
|
||||
"302000912_29": "「わたしはあなたの尻拭いをするためにいるんじゃない。\\n 勝手な行動ばかりして、何様のつもりなの?」",
|
||||
"302000912_30": "「……あたしは――」",
|
||||
"302000912_31": "「この前、わたしに翼と唄いたいといったのがあなたの\\n 本心でしょう」",
|
||||
"302000912_32": "「なのに、その本心から目を背け、真逆の行動ばかり……」",
|
||||
"302000912_33": "「翼と居たいんでしょう。一緒に唄いたいんでしょう。\\n なら、ちゃんと翼を見なさいッ!」",
|
||||
"302000912_34": "「……」",
|
||||
"302000912_35": "「あなたが1人で死ぬのはあなたの勝手かもしれない。\\n でもそれを後で翼が知ったらどう思うかくらい分かるでしょう」",
|
||||
"302000912_36": "「片翼を失って悲しんでいるのは、あなただけじゃないのよ」",
|
||||
"302000912_37": "「……」",
|
||||
"302000912_38": "「自暴自棄になる前に、もう一度自分の気持ちを\\n きちんと見つめなおしてみなさい」"
|
||||
}
|
|
@ -1,38 +1,38 @@
|
|||
{
|
||||
"302001011_0": "受け継がれた想い",
|
||||
"302001011_1": "(翼は翼、そんな単純なことがわからなかった。\\n 全く、本当にあたしはバカだ……)",
|
||||
"302001011_2": "(いや、違うな……本当はわかっていたんだ。\\n ただ、受け入れられなかっただけ……)",
|
||||
"302001011_3": "(そのせいで、また翼を失いそうになってる……)",
|
||||
"302001011_4": "(どうすれば、翼と一緒に唄える?\\n どうすれば、あの頃の歌を取り戻せる?)",
|
||||
"302001011_5": "「翼……。\\n あたしも翼の隣で唄いたい……」",
|
||||
"302001011_6": "「……奏?」",
|
||||
"302001011_7": "(夢の中で、奏の声を聞いたような気がする……)",
|
||||
"302001011_8": "(わたしも、待っている……大好きな奏の歌を聞ける日を……)",
|
||||
"302001011_9": "「すまない……心配をかけた」",
|
||||
"302001011_10": "「翼さ~んッ! よかった……」",
|
||||
"302001011_11": "「あんまり心配かけないでよね……」",
|
||||
"302001011_12": "「……大丈夫なのか?」",
|
||||
"302001011_13": "「ええ……もう大丈夫。ありがとう……。\\n カルマノイズとの戦いもあるし、わたしも戦線に――」",
|
||||
"302001011_14": "「それは、ドクターストップ。\\n まだまだ安静にしていること」",
|
||||
"302001011_15": "「さ、櫻井女史……」",
|
||||
"302001011_16": "「もう、起き上がるだけでもまだ辛いでしょうに。\\n さすがに戦闘なんて出来ないわよ。当分は休むこと」",
|
||||
"302001011_17": "「翼さん、無理はしないでください。\\n あ、一度向こうに戻って休むのはどうでしょう?」",
|
||||
"302001011_18": "「……いや、邪魔でないならこちらにいさせて欲しい。\\n 体が治ったらすぐに戦線に復帰したいし……。いいかな?」",
|
||||
"302001011_19": "「……あたしは、いいと思うよ」",
|
||||
"302001011_20": "「奏……」",
|
||||
"302001011_21": "「翼の力は必要だ。\\n だから反対するつもりは無いよ」",
|
||||
"302001011_22": "「ありがとう、奏……」",
|
||||
"302001011_23": "「……フフ、良かったわね」",
|
||||
"302001011_24": "「……なんであたしを見て言うんだよ。\\n 相手が違うんじゃないかい?」",
|
||||
"302001011_25": "「そう? そんな事無いと思うけど」",
|
||||
"302001011_26": "「わっかりましたッ! それなら不肖、この立花響が\\n 翼さんが治るまで部屋の片づけを担当して――ッ!」",
|
||||
"302001011_27": "「立花ッ、そ、それくらいは自分でやるッ!」",
|
||||
"302001011_28": "「万全の体調でも出来ないことを、無理にやるなんて\\n 言うものじゃないわ。諦めなさい、翼」",
|
||||
"302001011_29": "「……なんだ、翼はまだ片づけが出来ないままなのかい?」",
|
||||
"302001011_30": "「か、奏まで……」",
|
||||
"302001011_31": "「雨降って地固まる……か。\\n いいことだ」",
|
||||
"302001011_32": "「奏ちゃんも、これで少し余裕が出来るといいわね」",
|
||||
"302001011_33": "「さて、それじゃ訓練でもしようか」",
|
||||
"302001011_34": "「ええ、そうしましょう。翼の復帰まではまだ時間がかかるし、\\n やれる事はやっておいたほうがいいわ」",
|
||||
"302001011_35": "「みんなで、頑張りましょうッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001011_0": "受け継がれた想い",
|
||||
"302001011_1": "(翼は翼、そんな単純なことがわからなかった。\\n 全く、本当にあたしはバカだ……)",
|
||||
"302001011_2": "(いや、違うな……本当はわかっていたんだ。\\n ただ、受け入れられなかっただけ……)",
|
||||
"302001011_3": "(そのせいで、また翼を失いそうになってる……)",
|
||||
"302001011_4": "(どうすれば、翼と一緒に唄える?\\n どうすれば、あの頃の歌を取り戻せる?)",
|
||||
"302001011_5": "「翼……。\\n あたしも翼の隣で唄いたい……」",
|
||||
"302001011_6": "「……奏?」",
|
||||
"302001011_7": "(夢の中で、奏の声を聞いたような気がする……)",
|
||||
"302001011_8": "(わたしも、待っている……大好きな奏の歌を聞ける日を……)",
|
||||
"302001011_9": "「すまない……心配をかけた」",
|
||||
"302001011_10": "「翼さ~んッ! よかった……」",
|
||||
"302001011_11": "「あんまり心配かけないでよね……」",
|
||||
"302001011_12": "「……大丈夫なのか?」",
|
||||
"302001011_13": "「ええ……もう大丈夫。ありがとう……。\\n カルマノイズとの戦いもあるし、わたしも戦線に――」",
|
||||
"302001011_14": "「それは、ドクターストップ。\\n まだまだ安静にしていること」",
|
||||
"302001011_15": "「さ、櫻井女史……」",
|
||||
"302001011_16": "「もう、起き上がるだけでもまだ辛いでしょうに。\\n さすがに戦闘なんて出来ないわよ。当分は休むこと」",
|
||||
"302001011_17": "「翼さん、無理はしないでください。\\n あ、一度向こうに戻って休むのはどうでしょう?」",
|
||||
"302001011_18": "「……いや、邪魔でないならこちらにいさせて欲しい。\\n 体が治ったらすぐに戦線に復帰したいし……。いいかな?」",
|
||||
"302001011_19": "「……あたしは、いいと思うよ」",
|
||||
"302001011_20": "「奏……」",
|
||||
"302001011_21": "「翼の力は必要だ。\\n だから反対するつもりは無いよ」",
|
||||
"302001011_22": "「ありがとう、奏……」",
|
||||
"302001011_23": "「……フフ、良かったわね」",
|
||||
"302001011_24": "「……なんであたしを見て言うんだよ。\\n 相手が違うんじゃないかい?」",
|
||||
"302001011_25": "「そう? そんな事無いと思うけど」",
|
||||
"302001011_26": "「わっかりましたッ! それなら不肖、この立花響が\\n 翼さんが治るまで部屋の片づけを担当して――ッ!」",
|
||||
"302001011_27": "「立花ッ、そ、それくらいは自分でやるッ!」",
|
||||
"302001011_28": "「万全の体調でも出来ないことを、無理にやるなんて\\n 言うものじゃないわ。諦めなさい、翼」",
|
||||
"302001011_29": "「……なんだ、翼はまだ片づけが出来ないままなのかい?」",
|
||||
"302001011_30": "「か、奏まで……」",
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"302001011_31": "「雨降って地固まる……か。\\n いいことだ」",
|
||||
"302001011_32": "「奏ちゃんも、これで少し余裕が出来るといいわね」",
|
||||
"302001011_33": "「さて、それじゃ訓練でもしようか」",
|
||||
"302001011_34": "「ええ、そうしましょう。翼の復帰まではまだ時間がかかるし、\\n やれる事はやっておいたほうがいいわ」",
|
||||
"302001011_35": "「みんなで、頑張りましょうッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,10 +1,10 @@
|
|||
{
|
||||
"302001012_0": "「このくらいにしておきましょうか」",
|
||||
"302001012_1": "「……なあ、ちょっといいか?」",
|
||||
"302001012_2": "「え? わたしですか?」",
|
||||
"302001012_3": "「ああ、ちょっとこの後付き合ってくれないか?\\n もう少し体を動かしたい気分なんでね」",
|
||||
"302001012_4": "「そういうことなら是非ッ!\\n お手伝いしますッ!」",
|
||||
"302001012_5": "「ありがとな。それじゃあ、行こうか」",
|
||||
"302001012_6": "「え、ちょ、ちょっと待ってください。\\n わたしまだギアのままです~」",
|
||||
"302001012_7": "「……フフ、少しは素直になれたのかしらね」"
|
||||
{
|
||||
"302001012_0": "「このくらいにしておきましょうか」",
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||||
"302001012_1": "「……なあ、ちょっといいか?」",
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||||
"302001012_2": "「え? わたしですか?」",
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||||
"302001012_3": "「ああ、ちょっとこの後付き合ってくれないか?\\n もう少し体を動かしたい気分なんでね」",
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||||
"302001012_4": "「そういうことなら是非ッ!\\n お手伝いしますッ!」",
|
||||
"302001012_5": "「ありがとな。それじゃあ、行こうか」",
|
||||
"302001012_6": "「え、ちょ、ちょっと待ってください。\\n わたしまだギアのままです~」",
|
||||
"302001012_7": "「……フフ、少しは素直になれたのかしらね」"
|
||||
}
|
|
@ -1,39 +1,39 @@
|
|||
{
|
||||
"302001021_0": "「はあああああッ!」",
|
||||
"302001021_1": "「とりぁぁぁぁぁッ!」",
|
||||
"302001021_2": "「思った通りだ。いい拳を持ってるじゃないかッ!」",
|
||||
"302001021_3": "「はいッ、ありがとうございますッ!」",
|
||||
"302001021_4": "「弦十郎のダンナの弟子なんだっけ。よく鍛えてるなッ!」",
|
||||
"302001021_5": "「師匠はわたしなんかよりものすごく強いですよッ!」",
|
||||
"302001021_6": "「こりゃ、そっちのダンナともぜひ手合わせして\\n みたいもんだねッ!」",
|
||||
"302001021_7": "「師匠、喜ぶと思いますッ!」",
|
||||
"302001021_8": "「……いい汗かいたね、これくらいにしとこうか」",
|
||||
"302001021_9": "「はいッ」",
|
||||
"302001021_10": "「……この前は悪かった。\\n それに、ありがとうな……」",
|
||||
"302001021_11": "「ふえ? あの、何のことでしょう……?」",
|
||||
"302001021_12": "「……ギアを盗った時の事と、生きるのを諦めるなって\\n 言ってくれた時の事だよ」",
|
||||
"302001021_13": "「そ、そんなッ!\\n 奏さんに謝られたり感謝されるような事じゃ無いですッ!」",
|
||||
"302001021_14": "「そもそも、生きるのを諦めるなってわたしに教えてくれたのは\\n 奏さんですからッ!」",
|
||||
"302001021_15": "「あたしが……?」",
|
||||
"302001021_16": "「はいッ!」",
|
||||
"302001021_17": "「それじゃ、そっちのあたしは、かなり出来た人間\\n みたいだね……」",
|
||||
"302001021_18": "「あんたにそれを言われて、気づいたんだ。\\n あたしはずっと、生きるのを諦めたがってた、ってね……」",
|
||||
"302001021_19": "「奏さん……」",
|
||||
"302001021_20": "「翼が死んで、あたしは1人になった。\\n それから、仇討ちなんてのを口実に翼の後を追おうと……」",
|
||||
"302001021_21": "「翼に助けてもらった命を、翼の思いを踏みにじってたんだ。\\n 誰よりも諦めちゃいけないはずのあたしが……」",
|
||||
"302001021_22": "「戦いも、歌も、何もかもを諦めてた。\\n そんな時、あんたたちとそっちの翼がやってきたんだ」",
|
||||
"302001021_23": "「眩しかった。あんたたちが。\\n あたしが無くしたものを全部持っているように見えてさ」",
|
||||
"302001021_24": "「奏さんは何も無くしてなんて無いです」",
|
||||
"302001021_25": "「……この前、同じようなことを言われたよ。\\n あたしは無くしたつもりになってただけだった」",
|
||||
"302001021_26": "「あたしもやり直したい、\\n 翼と一緒に戦って、唄っていたあの頃のように」",
|
||||
"302001021_27": "「奏さんなら出来ますッ!」",
|
||||
"302001021_28": "「ああ、ありがとう……。あたしが言うのもなんだけど、\\n あんたみたいなのがガングニールを継いでくれてよかった」",
|
||||
"302001021_29": "「……多分だけど、逝っちまったそっちのあたしも、きっと\\n そう思っているんじゃないかな」",
|
||||
"302001021_30": "「奏さん……ありがとうございますッ!」",
|
||||
"302001021_31": "「さて、休憩はこれくらいにして、もう少し本格的な\\n 訓練をしようか。……今度はギアありで」",
|
||||
"302001021_32": "「ええええッ!? でも、ここでギアなんて\\n 使って大丈夫なんですか……?」",
|
||||
"302001021_33": "「大丈夫さ。ここは二課が管理している国有地だからね。\\n 多少何かあっても弦十郎のダンナが何とかしてくれる」",
|
||||
"302001021_34": "「それに、シミュレータが出来る前はこの辺りで訓練してた\\n 事もあったんだよ。翼と一緒にね」",
|
||||
"302001021_35": "「そういうことなら……はいッ! 宜しくお願いします」",
|
||||
"302001021_36": "「いい返事だ。\\n それじゃ、手加減抜きでいくぞッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001021_0": "「はあああああッ!」",
|
||||
"302001021_1": "「とりぁぁぁぁぁッ!」",
|
||||
"302001021_2": "「思った通りだ。いい拳を持ってるじゃないかッ!」",
|
||||
"302001021_3": "「はいッ、ありがとうございますッ!」",
|
||||
"302001021_4": "「弦十郎のダンナの弟子なんだっけ。よく鍛えてるなッ!」",
|
||||
"302001021_5": "「師匠はわたしなんかよりものすごく強いですよッ!」",
|
||||
"302001021_6": "「こりゃ、そっちのダンナともぜひ手合わせして\\n みたいもんだねッ!」",
|
||||
"302001021_7": "「師匠、喜ぶと思いますッ!」",
|
||||
"302001021_8": "「……いい汗かいたね、これくらいにしとこうか」",
|
||||
"302001021_9": "「はいッ」",
|
||||
"302001021_10": "「……この前は悪かった。\\n それに、ありがとうな……」",
|
||||
"302001021_11": "「ふえ? あの、何のことでしょう……?」",
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||||
"302001021_12": "「……ギアを盗った時の事と、生きるのを諦めるなって\\n 言ってくれた時の事だよ」",
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"302001021_13": "「そ、そんなッ!\\n 奏さんに謝られたり感謝されるような事じゃ無いですッ!」",
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||||
"302001021_14": "「そもそも、生きるのを諦めるなってわたしに教えてくれたのは\\n 奏さんですからッ!」",
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||||
"302001021_15": "「あたしが……?」",
|
||||
"302001021_16": "「はいッ!」",
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"302001021_17": "「それじゃ、そっちのあたしは、かなり出来た人間\\n みたいだね……」",
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"302001021_18": "「あんたにそれを言われて、気づいたんだ。\\n あたしはずっと、生きるのを諦めたがってた、ってね……」",
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||||
"302001021_19": "「奏さん……」",
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||||
"302001021_20": "「翼が死んで、あたしは1人になった。\\n それから、仇討ちなんてのを口実に翼の後を追おうと……」",
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"302001021_21": "「翼に助けてもらった命を、翼の思いを踏みにじってたんだ。\\n 誰よりも諦めちゃいけないはずのあたしが……」",
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||||
"302001021_22": "「戦いも、歌も、何もかもを諦めてた。\\n そんな時、あんたたちとそっちの翼がやってきたんだ」",
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||||
"302001021_23": "「眩しかった。あんたたちが。\\n あたしが無くしたものを全部持っているように見えてさ」",
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"302001021_24": "「奏さんは何も無くしてなんて無いです」",
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"302001021_25": "「……この前、同じようなことを言われたよ。\\n あたしは無くしたつもりになってただけだった」",
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"302001021_26": "「あたしもやり直したい、\\n 翼と一緒に戦って、唄っていたあの頃のように」",
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"302001021_27": "「奏さんなら出来ますッ!」",
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||||
"302001021_28": "「ああ、ありがとう……。あたしが言うのもなんだけど、\\n あんたみたいなのがガングニールを継いでくれてよかった」",
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"302001021_29": "「……多分だけど、逝っちまったそっちのあたしも、きっと\\n そう思っているんじゃないかな」",
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"302001021_30": "「奏さん……ありがとうございますッ!」",
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||||
"302001021_31": "「さて、休憩はこれくらいにして、もう少し本格的な\\n 訓練をしようか。……今度はギアありで」",
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||||
"302001021_32": "「ええええッ!? でも、ここでギアなんて\\n 使って大丈夫なんですか……?」",
|
||||
"302001021_33": "「大丈夫さ。ここは二課が管理している国有地だからね。\\n 多少何かあっても弦十郎のダンナが何とかしてくれる」",
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"302001021_34": "「それに、シミュレータが出来る前はこの辺りで訓練してた\\n 事もあったんだよ。翼と一緒にね」",
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"302001021_35": "「そういうことなら……はいッ! 宜しくお願いします」",
|
||||
"302001021_36": "「いい返事だ。\\n それじゃ、手加減抜きでいくぞッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,18 +1,18 @@
|
|||
{
|
||||
"302001031_0": "「はあ~、やっぱり奏さんはすごいですッ!」",
|
||||
"302001031_1": "「これでもあんたより先輩だからね。\\n 翼だってあたしが育てたんだ」",
|
||||
"302001031_2": "「あの、奏さん。\\n ちょっと図々しいお願いがあるんですが……」",
|
||||
"302001031_3": "「なんだい?\\n あたしが出来ることなら、遠慮せずに言ってみな?」",
|
||||
"302001031_4": "「はいッ!\\n わたし、奏さんの歌が聴きたいですッ!」",
|
||||
"302001031_5": "「……歌? そんなの戦いの最中に聴いているだろう?」",
|
||||
"302001031_6": "「ちがいますよッ!\\n 戦いじゃない、奏さんが本当に唄いたい歌ですッ!」",
|
||||
"302001031_7": "「……あたしが唄いたい歌?」",
|
||||
"302001031_8": "「……今はこんな状況だし、カルマノイズ対策が先だろ?」",
|
||||
"302001031_9": "「それじゃ、全部終わったらまた唄ってくださいッ!\\n わたし、ぜぇ~ったいに聴きに行きますからッ!」",
|
||||
"302001031_10": "「……そうか。さて、そろそろ戻ろうか。\\n 十分体も動かしたし――ッ!?」",
|
||||
"302001031_11": "「――緊急通信ッ!」",
|
||||
"302001031_12": "「聞こえるかッ、カルマノイズが出たッ!\\n 急いで戻ってくれッ!」",
|
||||
"302001031_13": "「――行けるな?」",
|
||||
"302001031_14": "「いつでもッ!」",
|
||||
"302001031_15": "「よしッ! それじゃ今度こそ、あの忌々しいノイズに、\\n あたしたちの力を見せてやろうじゃないかッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001031_0": "「はあ~、やっぱり奏さんはすごいですッ!」",
|
||||
"302001031_1": "「これでもあんたより先輩だからね。\\n 翼だってあたしが育てたんだ」",
|
||||
"302001031_2": "「あの、奏さん。\\n ちょっと図々しいお願いがあるんですが……」",
|
||||
"302001031_3": "「なんだい?\\n あたしが出来ることなら、遠慮せずに言ってみな?」",
|
||||
"302001031_4": "「はいッ!\\n わたし、奏さんの歌が聴きたいですッ!」",
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||||
"302001031_5": "「……歌? そんなの戦いの最中に聴いているだろう?」",
|
||||
"302001031_6": "「ちがいますよッ!\\n 戦いじゃない、奏さんが本当に唄いたい歌ですッ!」",
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||||
"302001031_7": "「……あたしが唄いたい歌?」",
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||||
"302001031_8": "「……今はこんな状況だし、カルマノイズ対策が先だろ?」",
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"302001031_9": "「それじゃ、全部終わったらまた唄ってくださいッ!\\n わたし、ぜぇ~ったいに聴きに行きますからッ!」",
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||||
"302001031_10": "「……そうか。さて、そろそろ戻ろうか。\\n 十分体も動かしたし――ッ!?」",
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||||
"302001031_11": "「――緊急通信ッ!」",
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||||
"302001031_12": "「聞こえるかッ、カルマノイズが出たッ!\\n 急いで戻ってくれッ!」",
|
||||
"302001031_13": "「――行けるな?」",
|
||||
"302001031_14": "「いつでもッ!」",
|
||||
"302001031_15": "「よしッ! それじゃ今度こそ、あの忌々しいノイズに、\\n あたしたちの力を見せてやろうじゃないかッ!」"
|
||||
}
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|
@ -1,28 +1,28 @@
|
|||
{
|
||||
"302001032_0": "「やはり……半端な攻撃では再生するようねッ!」",
|
||||
"302001032_1": "「全く厄介な相手だよ、本当に。\\n ……この前の手は使えないのかい?」",
|
||||
"302001032_2": "「S2CAですか?\\n でもわたしとマリアさんの2人だけじゃ……」",
|
||||
"302001032_3": "「なら答えは簡単だ。\\n あたしに翼の代わりを務めさせてくれ」",
|
||||
"302001032_4": "「本気なの? あれは絶唱を束ねる技よ。互いの呼吸が合わな\\n ければ、フィードバックでボロボロになる可能性もあるわ」",
|
||||
"302001032_5": "「……大丈夫だ。あたしはあんたたちを信じてるさ」",
|
||||
"302001032_6": "「もう、この前までは全然信じていなかったくせに。\\n 意外に現金なのね」",
|
||||
"302001032_7": "「そうかい? ま、同じ装者でガングニールを纏ったことの\\n ある者同士、仲良くしようじゃないか」",
|
||||
"302001032_8": "「……もう、わかったわよ」",
|
||||
"302001032_9": "「きっと大丈夫ですよッ! なんてったって、奏さんは\\n ガングニールの大先輩ですからッ!」",
|
||||
"302001032_10": "「はいはい……。\\n ――行くわよッ!」",
|
||||
"302001032_11": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302001032_12": "(感じる<speed=1>……</speed>こいつらの力が、あたしの中を巡っている……)",
|
||||
"302001032_13": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl――」",
|
||||
"302001032_14": "(……翼、いい仲間を持ったんだな……)",
|
||||
"302001032_15": "「セットッ! ハーモニクスッ!」",
|
||||
"302001032_16": "「行きますッ!\\n ――でえええええええいッ!」",
|
||||
"302001032_17": "「全く、あきれた威力だな。\\n 綺麗さっぱりあのノイズが消えてなくなるなんてさ」",
|
||||
"302001032_18": "「奏さんの力でもあるんですよ?」",
|
||||
"302001032_19": "「そうかい?」",
|
||||
"302001032_20": "「何にしてもこれでまた1体、カルマ化したノイズを倒せたわね。\\n これからも油断せずに行きましょう」",
|
||||
"302001032_21": "「ちッ、くしょう……」",
|
||||
"302001032_22": "「こいつ……何て強さデス……」",
|
||||
"302001032_23": "「……強い……」",
|
||||
"302001032_24": "「クリスッ! しっかりして、クリスッ!\\n 調ちゃんッ! 切歌ちゃんッ!」",
|
||||
"302001032_25": "「装者を回収しろッ! 急ぐんだッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001032_0": "「やはり……半端な攻撃では再生するようねッ!」",
|
||||
"302001032_1": "「全く厄介な相手だよ、本当に。\\n ……この前の手は使えないのかい?」",
|
||||
"302001032_2": "「S2CAですか?\\n でもわたしとマリアさんの2人だけじゃ……」",
|
||||
"302001032_3": "「なら答えは簡単だ。\\n あたしに翼の代わりを務めさせてくれ」",
|
||||
"302001032_4": "「本気なの? あれは絶唱を束ねる技よ。互いの呼吸が合わな\\n ければ、フィードバックでボロボロになる可能性もあるわ」",
|
||||
"302001032_5": "「……大丈夫だ。あたしはあんたたちを信じてるさ」",
|
||||
"302001032_6": "「もう、この前までは全然信じていなかったくせに。\\n 意外に現金なのね」",
|
||||
"302001032_7": "「そうかい? ま、同じ装者でガングニールを纏ったことの\\n ある者同士、仲良くしようじゃないか」",
|
||||
"302001032_8": "「……もう、わかったわよ」",
|
||||
"302001032_9": "「きっと大丈夫ですよッ! なんてったって、奏さんは\\n ガングニールの大先輩ですからッ!」",
|
||||
"302001032_10": "「はいはい……。\\n ――行くわよッ!」",
|
||||
"302001032_11": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302001032_12": "(感じる<speed=1>……</speed>こいつらの力が、あたしの中を巡っている……)",
|
||||
"302001032_13": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl――」",
|
||||
"302001032_14": "(……翼、いい仲間を持ったんだな……)",
|
||||
"302001032_15": "「セットッ! ハーモニクスッ!」",
|
||||
"302001032_16": "「行きますッ!\\n ――でえええええええいッ!」",
|
||||
"302001032_17": "「全く、あきれた威力だな。\\n 綺麗さっぱりあのノイズが消えてなくなるなんてさ」",
|
||||
"302001032_18": "「奏さんの力でもあるんですよ?」",
|
||||
"302001032_19": "「そうかい?」",
|
||||
"302001032_20": "「何にしてもこれでまた1体、カルマ化したノイズを倒せたわね。\\n これからも油断せずに行きましょう」",
|
||||
"302001032_21": "「ちッ、くしょう……」",
|
||||
"302001032_22": "「こいつ……何て強さデス……」",
|
||||
"302001032_23": "「……強い……」",
|
||||
"302001032_24": "「クリスッ! しっかりして、クリスッ!\\n 調ちゃんッ! 切歌ちゃんッ!」",
|
||||
"302001032_25": "「装者を回収しろッ! 急ぐんだッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,49 +1,49 @@
|
|||
{
|
||||
"302001111_0": "カルマノイズ殲滅作戦",
|
||||
"302001111_1": "「さーて、それじゃわくわくMTGを始めましょうか~」",
|
||||
"302001111_2": "「わくわく、わくわく……」",
|
||||
"302001111_3": "「合わせなくていいから、落ち着きなさい……」",
|
||||
"302001111_4": "「……翼、もう大丈夫なのか?」",
|
||||
"302001111_5": "「ああ、今度こそ大丈夫だ。\\n ありがとう、奏……」",
|
||||
"302001111_6": "「いいんだよ。\\n あたしが怪我させたようなもんだしさ」",
|
||||
"302001111_7": "「さて、了子くん、報告を進めてくれ」",
|
||||
"302001111_8": "「はぁい。それじゃ早速、カルマ化したノイズこと、カルマノイズについて\\n わかったことを発表しちゃうわよ」",
|
||||
"302001111_9": "「この前受け取ったチップの情報、それからわたしが独自に\\n 集めたデータから、いくつかの事がわかったわ」",
|
||||
"302001111_10": "「まずカルマノイズの現れる場所の法則性について。\\n それじゃあ……響ちゃん」",
|
||||
"302001111_11": "「わ、わたしッ!?」",
|
||||
"302001111_12": "「カルマノイズは何を目標として現れているのか、\\n わかるかしら?」",
|
||||
"302001111_13": "「え、えーと……た、楽しそうな場所ッ!」",
|
||||
"302001111_14": "「はい不正解~」",
|
||||
"302001111_15": "「立花……さすがにそれは……」",
|
||||
"302001111_16": "「ノイズに感情も嗜好もないので、まあ当たり前よね。\\n ただ、惜しいところは突いているの」",
|
||||
"302001111_17": "「惜しい……?」",
|
||||
"302001111_18": "「カルマ化したノイズは、『人が多い場所』そして、\\n 総じて『フォニックゲインの高い場所』に現れやすいの」",
|
||||
"302001111_19": "「フォニックゲインの高い場所……まさかッ!」",
|
||||
"302001111_20": "「最初に現れたやつはまさにそう。\\n ……ライブ会場なんてまさに条件にピッタリだわ」",
|
||||
"302001111_21": "「あの時もそうだけど、普通のノイズが現れた場所に、後から\\n カルマノイズが出現するのもそれが原因の1つね」",
|
||||
"302001111_22": "「……そうか。装者が戦うことによって\\n フォニックゲインが高まった……」",
|
||||
"302001111_23": "「そういうことね。翼ちゃん、正解~」",
|
||||
"302001111_24": "「……あ、あのッ! それじゃ、わたしたちがカルマ化した\\n ノイズを呼んでいたって事ですか……」",
|
||||
"302001111_25": "「それは半分だけ正解ね。\\n あのノイズは『必ず出現するもの』なの。これが大前提」",
|
||||
"302001111_26": "「その出現時に、最もフォニックゲインの高い場所が\\n 選ばれると今までのデータが示してるわ」",
|
||||
"302001111_27": "「……つまり、わたしたちのフォニックゲインが無ければ、\\n 他の場所に同じタイミングで出現しただろう、ということ?」",
|
||||
"302001111_28": "「そういうことね。後はどうしてあのノイズが今まで何度も\\n 撤退していったのか。これも一つの仮説が成り立つわ」",
|
||||
"302001111_29": "「……その理由は?」",
|
||||
"302001111_30": "「それは……そうねぇ~。じゃ、弦十郎くんッ!\\n たまにはカッコいいところ見せてくれるかしら?」",
|
||||
"302001111_31": "「……撤退した理由、か。そうだな――」",
|
||||
"302001111_32": "「戦闘において、撤退する状況は兵站の不足や、敵が想定外の\\n 場所や戦力の場合、更には敵がいなかった場合などだが……」",
|
||||
"302001111_33": "「……ノイズは人を殺すための兵器、だそうだな。\\n だとすれば、敵――つまり人が居ない場合ではないか?」",
|
||||
"302001111_34": "「弦十郎くん、大正解~。後でごほうびあげるわね?」",
|
||||
"302001111_35": "「フ……楽しみにしておこう」",
|
||||
"302001111_36": "「お、おお大人の世界だ……ッ」",
|
||||
"302001111_37": "「カルマノイズは人に触れても自身は炭化しないわ。\\n その代わり、人が少なくなれば、自動的に消失するの」",
|
||||
"302001111_38": "「そうして時間を置いて次の場所に現れる。また人が少なく\\n なれば消える、多い場所に現れるを繰り返すの」",
|
||||
"302001111_39": "「まさに自動兵器、ということか……」",
|
||||
"302001111_40": "「今まで消えた時は、人々の避難の完了とほぼほぼリンクして\\n いたわ。一定範囲内の生命反応が減ると、消えるみたい」",
|
||||
"302001111_41": "「今分かった事はこれくらいね~」",
|
||||
"302001111_42": "「十分だ。後はこれを元に、あのカルマ化したノイズを倒す。\\n カルマノイズ殲滅作戦を練るだけだ」",
|
||||
"302001111_43": "「装者の君たちには、まだまだ負担をかけることになるが、\\n 引き続きよろしく頼む」",
|
||||
"302001111_44": "「……よし、違和感はないな」",
|
||||
"302001111_45": "「それじゃ始めましょう。翼は徐々に慣らしていってみて。\\n 病み上がりなんだし、無理だけはしないようにね」",
|
||||
"302001111_46": "「ああ、わかってる」"
|
||||
{
|
||||
"302001111_0": "カルマノイズ殲滅作戦",
|
||||
"302001111_1": "「さーて、それじゃわくわくMTGを始めましょうか~」",
|
||||
"302001111_2": "「わくわく、わくわく……」",
|
||||
"302001111_3": "「合わせなくていいから、落ち着きなさい……」",
|
||||
"302001111_4": "「……翼、もう大丈夫なのか?」",
|
||||
"302001111_5": "「ああ、今度こそ大丈夫だ。\\n ありがとう、奏……」",
|
||||
"302001111_6": "「いいんだよ。\\n あたしが怪我させたようなもんだしさ」",
|
||||
"302001111_7": "「さて、了子くん、報告を進めてくれ」",
|
||||
"302001111_8": "「はぁい。それじゃ早速、カルマ化したノイズこと、カルマノイズについて\\n わかったことを発表しちゃうわよ」",
|
||||
"302001111_9": "「この前受け取ったチップの情報、それからわたしが独自に\\n 集めたデータから、いくつかの事がわかったわ」",
|
||||
"302001111_10": "「まずカルマノイズの現れる場所の法則性について。\\n それじゃあ……響ちゃん」",
|
||||
"302001111_11": "「わ、わたしッ!?」",
|
||||
"302001111_12": "「カルマノイズは何を目標として現れているのか、\\n わかるかしら?」",
|
||||
"302001111_13": "「え、えーと……た、楽しそうな場所ッ!」",
|
||||
"302001111_14": "「はい不正解~」",
|
||||
"302001111_15": "「立花……さすがにそれは……」",
|
||||
"302001111_16": "「ノイズに感情も嗜好もないので、まあ当たり前よね。\\n ただ、惜しいところは突いているの」",
|
||||
"302001111_17": "「惜しい……?」",
|
||||
"302001111_18": "「カルマ化したノイズは、『人が多い場所』そして、\\n 総じて『フォニックゲインの高い場所』に現れやすいの」",
|
||||
"302001111_19": "「フォニックゲインの高い場所……まさかッ!」",
|
||||
"302001111_20": "「最初に現れたやつはまさにそう。\\n ……ライブ会場なんてまさに条件にピッタリだわ」",
|
||||
"302001111_21": "「あの時もそうだけど、普通のノイズが現れた場所に、後から\\n カルマノイズが出現するのもそれが原因の1つね」",
|
||||
"302001111_22": "「……そうか。装者が戦うことによって\\n フォニックゲインが高まった……」",
|
||||
"302001111_23": "「そういうことね。翼ちゃん、正解~」",
|
||||
"302001111_24": "「……あ、あのッ! それじゃ、わたしたちがカルマ化した\\n ノイズを呼んでいたって事ですか……」",
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||||
"302001111_25": "「それは半分だけ正解ね。\\n あのノイズは『必ず出現するもの』なの。これが大前提」",
|
||||
"302001111_26": "「その出現時に、最もフォニックゲインの高い場所が\\n 選ばれると今までのデータが示してるわ」",
|
||||
"302001111_27": "「……つまり、わたしたちのフォニックゲインが無ければ、\\n 他の場所に同じタイミングで出現しただろう、ということ?」",
|
||||
"302001111_28": "「そういうことね。後はどうしてあのノイズが今まで何度も\\n 撤退していったのか。これも一つの仮説が成り立つわ」",
|
||||
"302001111_29": "「……その理由は?」",
|
||||
"302001111_30": "「それは……そうねぇ~。じゃ、弦十郎くんッ!\\n たまにはカッコいいところ見せてくれるかしら?」",
|
||||
"302001111_31": "「……撤退した理由、か。そうだな――」",
|
||||
"302001111_32": "「戦闘において、撤退する状況は兵站の不足や、敵が想定外の\\n 場所や戦力の場合、更には敵がいなかった場合などだが……」",
|
||||
"302001111_33": "「……ノイズは人を殺すための兵器、だそうだな。\\n だとすれば、敵――つまり人が居ない場合ではないか?」",
|
||||
"302001111_34": "「弦十郎くん、大正解~。後でごほうびあげるわね?」",
|
||||
"302001111_35": "「フ……楽しみにしておこう」",
|
||||
"302001111_36": "「お、おお大人の世界だ……ッ」",
|
||||
"302001111_37": "「カルマノイズは人に触れても自身は炭化しないわ。\\n その代わり、人が少なくなれば、自動的に消失するの」",
|
||||
"302001111_38": "「そうして時間を置いて次の場所に現れる。また人が少なく\\n なれば消える、多い場所に現れるを繰り返すの」",
|
||||
"302001111_39": "「まさに自動兵器、ということか……」",
|
||||
"302001111_40": "「今まで消えた時は、人々の避難の完了とほぼほぼリンクして\\n いたわ。一定範囲内の生命反応が減ると、消えるみたい」",
|
||||
"302001111_41": "「今分かった事はこれくらいね~」",
|
||||
"302001111_42": "「十分だ。後はこれを元に、あのカルマ化したノイズを倒す。\\n カルマノイズ殲滅作戦を練るだけだ」",
|
||||
"302001111_43": "「装者の君たちには、まだまだ負担をかけることになるが、\\n 引き続きよろしく頼む」",
|
||||
"302001111_44": "「……よし、違和感はないな」",
|
||||
"302001111_45": "「それじゃ始めましょう。翼は徐々に慣らしていってみて。\\n 病み上がりなんだし、無理だけはしないようにね」",
|
||||
"302001111_46": "「ああ、わかってる」"
|
||||
}
|
|
@ -1,38 +1,38 @@
|
|||
{
|
||||
"302001121_0": "「……さて、これくらいで一度休憩しましょうか」",
|
||||
"302001121_1": "「フォニックゲインの高い場所に現れる、か……」",
|
||||
"302001121_2": "「さっきの話が気になってるの?」",
|
||||
"302001121_3": "「ああ。少しな……」",
|
||||
"302001121_4": "「気にしすぎても仕方ない。\\n 現れたはしから、ブッ倒せばいいのさ」",
|
||||
"302001121_5": "「ですねッ!」",
|
||||
"302001121_6": "「……いつの間にか、立花と奏は仲良くなったんだな?」",
|
||||
"302001121_7": "「そりゃ、同じガングニールの装者同士だし、な?」",
|
||||
"302001121_8": "「はい、ガングニール仲間ですッ!」",
|
||||
"302001121_9": "「あら? わたしも元ガングニール装者だけど、\\n その仲間には加えてもらえるのかしら?」",
|
||||
"302001121_10": "「ああ。それじゃお前もだ」",
|
||||
"302001121_11": "「なんだか、仲間外れにされている気分だ……」",
|
||||
"302001121_12": "「そんなつもりじゃないさ。\\n あたしは……」",
|
||||
"302001121_13": "「ん?」",
|
||||
"302001121_14": "「その……な、なんでもない……」",
|
||||
"302001121_15": "「……そう……」",
|
||||
"302001121_16": "「……」",
|
||||
"302001121_17": "「……」",
|
||||
"302001121_18": "「……マリアさん、マリアさん。\\n 何なんですかね、このお見合いみたいな雰囲気」",
|
||||
"302001121_19": "「大方今までの態度とか色々引っかかって、素直に\\n なれないんでしょうね。全く、世話のかかる2人ね……」",
|
||||
"302001121_20": "「でも、仲良くなれてよかったですね?」",
|
||||
"302001121_21": "「ええ、そうね……」",
|
||||
"302001121_22": "「――ノイズかッ!?」",
|
||||
"302001121_23": "「司令室に急ごうッ!」",
|
||||
"302001121_24": "「――来たかッ!\\n ……これで全員そろったな」",
|
||||
"302001121_25": "「どうしたんですかッ!」",
|
||||
"302001121_26": "「ノイズ反応と同じ場所に、新たな聖遺物の反応があったの。\\n こっちでは未知の聖遺物なんだけど……お仲間さんかしら?」",
|
||||
"302001121_27": "「誰かがこっちに……?\\n そんな予定は無かったはずだけど――」",
|
||||
"302001121_28": "「――いやな予感がする。\\n とにかく現場にッ!」",
|
||||
"302001121_29": "「はい、急ぎましょうッ!」",
|
||||
"302001121_30": "「誰か小さいのが戦っているな……」",
|
||||
"302001121_31": "「あれは――調ッ!?」",
|
||||
"302001121_32": "「マリア……よかった、やっと会えた……」",
|
||||
"302001121_33": "「調ちゃんッ! 大丈夫ッ!?」",
|
||||
"302001121_34": "「話は後……先にノイズを……」",
|
||||
"302001121_35": "「ああ、すぐに片付けるッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001121_0": "「……さて、これくらいで一度休憩しましょうか」",
|
||||
"302001121_1": "「フォニックゲインの高い場所に現れる、か……」",
|
||||
"302001121_2": "「さっきの話が気になってるの?」",
|
||||
"302001121_3": "「ああ。少しな……」",
|
||||
"302001121_4": "「気にしすぎても仕方ない。\\n 現れたはしから、ブッ倒せばいいのさ」",
|
||||
"302001121_5": "「ですねッ!」",
|
||||
"302001121_6": "「……いつの間にか、立花と奏は仲良くなったんだな?」",
|
||||
"302001121_7": "「そりゃ、同じガングニールの装者同士だし、な?」",
|
||||
"302001121_8": "「はい、ガングニール仲間ですッ!」",
|
||||
"302001121_9": "「あら? わたしも元ガングニール装者だけど、\\n その仲間には加えてもらえるのかしら?」",
|
||||
"302001121_10": "「ああ。それじゃお前もだ」",
|
||||
"302001121_11": "「なんだか、仲間外れにされている気分だ……」",
|
||||
"302001121_12": "「そんなつもりじゃないさ。\\n あたしは……」",
|
||||
"302001121_13": "「ん?」",
|
||||
"302001121_14": "「その……な、なんでもない……」",
|
||||
"302001121_15": "「……そう……」",
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||||
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|
||||
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|
||||
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|
||||
"302001121_19": "「大方今までの態度とか色々引っかかって、素直に\\n なれないんでしょうね。全く、世話のかかる2人ね……」",
|
||||
"302001121_20": "「でも、仲良くなれてよかったですね?」",
|
||||
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|
||||
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|
||||
"302001121_23": "「司令室に急ごうッ!」",
|
||||
"302001121_24": "「――来たかッ!\\n ……これで全員そろったな」",
|
||||
"302001121_25": "「どうしたんですかッ!」",
|
||||
"302001121_26": "「ノイズ反応と同じ場所に、新たな聖遺物の反応があったの。\\n こっちでは未知の聖遺物なんだけど……お仲間さんかしら?」",
|
||||
"302001121_27": "「誰かがこっちに……?\\n そんな予定は無かったはずだけど――」",
|
||||
"302001121_28": "「――いやな予感がする。\\n とにかく現場にッ!」",
|
||||
"302001121_29": "「はい、急ぎましょうッ!」",
|
||||
"302001121_30": "「誰か小さいのが戦っているな……」",
|
||||
"302001121_31": "「あれは――調ッ!?」",
|
||||
"302001121_32": "「マリア……よかった、やっと会えた……」",
|
||||
"302001121_33": "「調ちゃんッ! 大丈夫ッ!?」",
|
||||
"302001121_34": "「話は後……先にノイズを……」",
|
||||
"302001121_35": "「ああ、すぐに片付けるッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,54 +1,54 @@
|
|||
{
|
||||
"302001131_0": "「その子は――そちらの世界の装者の1人か?」",
|
||||
"302001131_1": "「ええ、この子は月読調。これでも立派な装者の1人よ」",
|
||||
"302001131_2": "「……こんにちは」",
|
||||
"302001131_3": "「それで、どうして月読がこちらに来たんだ?」",
|
||||
"302001131_4": "「向こうにカルマノイズが現れたの。……今度は実体を\\n 持って。それでクリス先輩、わたし、切ちゃんで迎撃して――」",
|
||||
"302001131_5": "「……2人はかなりの怪我を負って、今も療養中。\\n だから、危機を知らせにわたしが……」",
|
||||
"302001131_6": "「そんな……クリスちゃんや切歌ちゃんがッ!?」",
|
||||
"302001131_7": "「調……あなたも怪我を……?」",
|
||||
"302001131_8": "「わたしは軽傷で済んだから……」",
|
||||
"302001131_9": "「……無理をしないで。言うほど軽い怪我には見えないわ」",
|
||||
"302001131_10": "「――すぐに戻りましょうッ!」",
|
||||
"302001131_11": "「ええ」",
|
||||
"302001131_12": "「ああ、わたしたちでカルマノイズを倒すんだ」",
|
||||
"302001131_13": "「……なあ、あたしも連れて行ってくれないか?」",
|
||||
"302001131_14": "「奏……?」",
|
||||
"302001131_15": "「……今まであんたたちには、かなり助けられた。\\n その恩を、少しでも返させて欲しい」",
|
||||
"302001131_16": "「気持ちは嬉しいけど、こちらでノイズが出たらどうするの?」",
|
||||
"302001131_17": "「それは……でも……」",
|
||||
"302001131_18": "「……なら、わたしがこちらに残ろう」",
|
||||
"302001131_19": "「翼――ッ!?」",
|
||||
"302001131_20": "「あのノイズを倒すには、S2CAを使う必要があるはず。\\n しかし、まだわたしは絶唱を使えるほどには回復していない」",
|
||||
"302001131_21": "「……だから、わたしの代わりを奏に任せたい。\\n 頼めるかな……」",
|
||||
"302001131_22": "「……いいのか、本当にあたしで」",
|
||||
"302001131_23": "「奏だから任せられるんだ。……奏もわたしを信じて欲しい。\\n 奏の留守は、わたしが必ず護ってみせるから……」",
|
||||
"302001131_24": "「……ああ、わかった。翼を信じる……」",
|
||||
"302001131_25": "「ありがとう、奏……」",
|
||||
"302001131_26": "「……戻ったらゆっくり話をしよう。\\n 昔みたいにさ」",
|
||||
"302001131_27": "「……うん、楽しみにしてる」",
|
||||
"302001131_28": "「調、あなたもこっちに居なさい」",
|
||||
"302001131_29": "「マリア……でも、切ちゃんが……」",
|
||||
"302001131_30": "「切歌の事はわたしに任せて。\\n 怪我をしている以上、無理はさせられないわ」",
|
||||
"302001131_31": "「……わかった」",
|
||||
"302001131_32": "「……そういうことで、この子の事をお願いできるかしら」",
|
||||
"302001131_33": "「ああ、メディカルルームの準備を整えておこう」",
|
||||
"302001131_34": "「……それじゃ行きましょう、マリアさん、奏さん」",
|
||||
"302001131_35": "「ええ」",
|
||||
"302001131_36": "「はいよ」",
|
||||
"302001131_37": "「これが、あんたたちの世界へのゲート……?」",
|
||||
"302001131_38": "「はい、そうです。さあ、行きましょうッ!」",
|
||||
"302001131_39": "「着きましたッ!」",
|
||||
"302001131_40": "「ここは……?」",
|
||||
"302001131_41": "「S.O.N.G.の潜水艦の中よ。\\n 正確には、その聖遺物保管区画の一角」",
|
||||
"302001131_42": "「まずは司令室に向かいましょう――ッ!?」",
|
||||
"302001131_43": "「これは――ッ!」",
|
||||
"302001131_44": "「聞こえるかッ! 響くん、マリアくんッ!\\n 戻ったようだなッ!」",
|
||||
"302001131_45": "「師匠ッ! はい、ただいま戻りましたッ!」",
|
||||
"302001131_46": "「早速で悪いが、ノイズが出現した。クリスくんと切歌くんは\\n まだ動けない、悪いが2人で対処してくれッ!」",
|
||||
"302001131_47": "「2人じゃありませんッ、3人ですッ!」",
|
||||
"302001131_48": "「3人……? 翼の通信機の反応は無いが――。\\n まあいい、とにかく、頼んだぞッ!」",
|
||||
"302001131_49": "「……今の、弦十郎のダンナか?\\n 翼もそうだったけど、本当に似てるんだな……」",
|
||||
"302001131_50": "「ええ。わたしたちも向こうの司令を見たときに、同じ事を\\n 思ったわ。……それより、今は急ぎましょう」",
|
||||
"302001131_51": "「……ああ、そうだな。\\n さて、こっちでも一暴れさせてもらうよッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001131_0": "「その子は――そちらの世界の装者の1人か?」",
|
||||
"302001131_1": "「ええ、この子は月読調。これでも立派な装者の1人よ」",
|
||||
"302001131_2": "「……こんにちは」",
|
||||
"302001131_3": "「それで、どうして月読がこちらに来たんだ?」",
|
||||
"302001131_4": "「向こうにカルマノイズが現れたの。……今度は実体を\\n 持って。それでクリス先輩、わたし、切ちゃんで迎撃して――」",
|
||||
"302001131_5": "「……2人はかなりの怪我を負って、今も療養中。\\n だから、危機を知らせにわたしが……」",
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||||
"302001131_6": "「そんな……クリスちゃんや切歌ちゃんがッ!?」",
|
||||
"302001131_7": "「調……あなたも怪我を……?」",
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||||
"302001131_8": "「わたしは軽傷で済んだから……」",
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||||
"302001131_9": "「……無理をしないで。言うほど軽い怪我には見えないわ」",
|
||||
"302001131_10": "「――すぐに戻りましょうッ!」",
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||||
"302001131_11": "「ええ」",
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"302001131_12": "「ああ、わたしたちでカルマノイズを倒すんだ」",
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"302001131_13": "「……なあ、あたしも連れて行ってくれないか?」",
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"302001131_14": "「奏……?」",
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"302001131_15": "「……今まであんたたちには、かなり助けられた。\\n その恩を、少しでも返させて欲しい」",
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"302001131_16": "「気持ちは嬉しいけど、こちらでノイズが出たらどうするの?」",
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||||
"302001131_17": "「それは……でも……」",
|
||||
"302001131_18": "「……なら、わたしがこちらに残ろう」",
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"302001131_19": "「翼――ッ!?」",
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"302001131_20": "「あのノイズを倒すには、S2CAを使う必要があるはず。\\n しかし、まだわたしは絶唱を使えるほどには回復していない」",
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"302001131_21": "「……だから、わたしの代わりを奏に任せたい。\\n 頼めるかな……」",
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"302001131_22": "「……いいのか、本当にあたしで」",
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"302001131_23": "「奏だから任せられるんだ。……奏もわたしを信じて欲しい。\\n 奏の留守は、わたしが必ず護ってみせるから……」",
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"302001131_24": "「……ああ、わかった。翼を信じる……」",
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"302001131_25": "「ありがとう、奏……」",
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"302001131_26": "「……戻ったらゆっくり話をしよう。\\n 昔みたいにさ」",
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"302001131_27": "「……うん、楽しみにしてる」",
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"302001131_28": "「調、あなたもこっちに居なさい」",
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"302001131_29": "「マリア……でも、切ちゃんが……」",
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"302001131_30": "「切歌の事はわたしに任せて。\\n 怪我をしている以上、無理はさせられないわ」",
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"302001131_31": "「……わかった」",
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"302001131_32": "「……そういうことで、この子の事をお願いできるかしら」",
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"302001131_33": "「ああ、メディカルルームの準備を整えておこう」",
|
||||
"302001131_34": "「……それじゃ行きましょう、マリアさん、奏さん」",
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||||
"302001131_35": "「ええ」",
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||||
"302001131_36": "「はいよ」",
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||||
"302001131_37": "「これが、あんたたちの世界へのゲート……?」",
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||||
"302001131_38": "「はい、そうです。さあ、行きましょうッ!」",
|
||||
"302001131_39": "「着きましたッ!」",
|
||||
"302001131_40": "「ここは……?」",
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||||
"302001131_41": "「S.O.N.G.の潜水艦の中よ。\\n 正確には、その聖遺物保管区画の一角」",
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||||
"302001131_42": "「まずは司令室に向かいましょう――ッ!?」",
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"302001131_43": "「これは――ッ!」",
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"302001131_44": "「聞こえるかッ! 響くん、マリアくんッ!\\n 戻ったようだなッ!」",
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"302001131_45": "「師匠ッ! はい、ただいま戻りましたッ!」",
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"302001131_46": "「早速で悪いが、ノイズが出現した。クリスくんと切歌くんは\\n まだ動けない、悪いが2人で対処してくれッ!」",
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"302001131_47": "「2人じゃありませんッ、3人ですッ!」",
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"302001131_48": "「3人……? 翼の通信機の反応は無いが――。\\n まあいい、とにかく、頼んだぞッ!」",
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"302001131_49": "「……今の、弦十郎のダンナか?\\n 翼もそうだったけど、本当に似てるんだな……」",
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"302001131_50": "「ええ。わたしたちも向こうの司令を見たときに、同じ事を\\n 思ったわ。……それより、今は急ぎましょう」",
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"302001131_51": "「……ああ、そうだな。\\n さて、こっちでも一暴れさせてもらうよッ!」"
|
||||
}
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|
@ -1,52 +1,52 @@
|
|||
{
|
||||
"302001132_0": "「これで全部か」",
|
||||
"302001132_1": "「ただのノイズしかいませんでしたね……」",
|
||||
"302001132_2": "「恐らく向こうで聞いたように、現れる周期があるんだわ」",
|
||||
"302001132_3": "「……なあ、おい。あれって……」",
|
||||
"302001132_4": "「どうしたんですか、奏さん?」",
|
||||
"302001132_5": "「月が、欠けてる……」",
|
||||
"302001132_6": "「……ああ、あなたは初めてだものね。\\n あれが、ルナアタック、フロンティア事変の傷跡よ」",
|
||||
"302001132_7": "「……本当にあたしは、別の世界に来たんだな」",
|
||||
"302001132_8": "「――はい、ようこそ奏さんッ!\\n わたしたちの世界にッ!」",
|
||||
"302001132_9": "「……ああ、ようやく実感が湧いてきたよ」",
|
||||
"302001132_10": "「……さて、今はこれ以上ここに居ても仕方ないわ。\\n 本部へ向かいましょう」",
|
||||
"302001132_11": "「ここが……S.O.N.G.か」",
|
||||
"302001132_12": "「……そんな、嘘……」",
|
||||
"302001132_13": "「ど、どうして……。じゃあ、さっきのガングニールの\\n 反応は間違いじゃなくて……」",
|
||||
"302001132_14": "「奏……だと……ッ!?」",
|
||||
"302001132_15": "「あはは~、やっぱりビックリしますよね」",
|
||||
"302001132_16": "「……この人は向こうの世界の装者よ」",
|
||||
"302001132_17": "「並行世界……そうか。\\n 向こうでは奏が生きているということか……」",
|
||||
"302001132_18": "「でも、本当に奏さんのままだわ……」",
|
||||
"302001132_19": "「あたしから見ても、弦十郎のダンナやオペレーターの\\n みんなはそのままに見えるよ」",
|
||||
"302001132_20": "「本当にそんな世界があるんですね……」",
|
||||
"302001132_21": "「驚くのはそれくらいにして、状況を教えてもらえるかしら。\\n ……切歌は? クリスは無事なの?」",
|
||||
"302001132_22": "「あ、ああ……。わかった。\\n エルフナインくん、頼めるか?」",
|
||||
"302001132_23": "「はい。それではボクから説明します」",
|
||||
"302001132_24": "「こちらにあのカルマノイズが現れたのは3日前。\\n 今度は前回とは異なり、存在が固着した状態で現れました」",
|
||||
"302001132_25": "「クリスさんたちがすぐに迎撃に当たりましたが、\\n 勝つ事は出来ず、逆に怪我を負ってしまいました……」",
|
||||
"302001132_26": "「ノイズはその後消失。ですが、以前とは違い、\\n こちらの世界での存在を確定させてしまっています」",
|
||||
"302001132_27": "「……今、こちらには戦える装者がおらず、あのノイズが\\n 次にいつ現れるか分かりません」",
|
||||
"302001132_28": "「そういった状況だったので、比較的怪我の軽い調さんに、\\n みなさんを呼びに行ってもらったという状況です」",
|
||||
"302001132_29": "「……切歌とクリスの怪我の程度は?」",
|
||||
"302001132_30": "「2人とも無事だ。命に別状があるほどではない。\\n だが、あのノイズの持つ呪いに当てられたのか、衰弱が激しい」",
|
||||
"302001132_31": "「当分は戦えるような状況では無いだろう」",
|
||||
"302001132_32": "「でも無事なんですよね、よかったぁ……」",
|
||||
"302001132_33": "「今、こちらの世界は並行世界同様に、\\n カルマノイズの脅威にさらされています」",
|
||||
"302001132_34": "「何とか対策を練らないといけないのですが、\\n あのノイズについては知らないことが多すぎて……」",
|
||||
"302001132_35": "「あ、そうだった。エルフナインちゃん宛てにこれ、\\n 了子さんから預かってたんだ」",
|
||||
"302001132_36": "「了子くんッ!?\\n 向こうでは了子くんも生きているのか……?」",
|
||||
"302001132_37": "「……ええ、そうよ」",
|
||||
"302001132_38": "「これは……データチップ?」",
|
||||
"302001132_39": "「うん、前にくれたデータのお礼だって」",
|
||||
"302001132_40": "「ちょっと見てみます……」",
|
||||
"302001132_41": "「……すごい、これを作った櫻井了子さんという人は、\\n 本当に天才ですね……」",
|
||||
"302001132_42": "「……役に立ちそうなの?」",
|
||||
"302001132_43": "「はい。これなら対策が立てられます……。\\n わぁ……こんなデータまで……」",
|
||||
"302001132_44": "「……了子くんは元気にしているのか?」",
|
||||
"302001132_45": "「はい、了子さんは了子さんのまま、すっごく元気でしたッ!」",
|
||||
"302001132_46": "「……そうか、それならいい」",
|
||||
"302001132_47": "「――みなさん、大変ですッ!」",
|
||||
"302001132_48": "「どうしたの?」",
|
||||
"302001132_49": "「このデータから推察すると、カルマノイズの次の出現\\n 予測は――今晩なんですッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001132_0": "「これで全部か」",
|
||||
"302001132_1": "「ただのノイズしかいませんでしたね……」",
|
||||
"302001132_2": "「恐らく向こうで聞いたように、現れる周期があるんだわ」",
|
||||
"302001132_3": "「……なあ、おい。あれって……」",
|
||||
"302001132_4": "「どうしたんですか、奏さん?」",
|
||||
"302001132_5": "「月が、欠けてる……」",
|
||||
"302001132_6": "「……ああ、あなたは初めてだものね。\\n あれが、ルナアタック、フロンティア事変の傷跡よ」",
|
||||
"302001132_7": "「……本当にあたしは、別の世界に来たんだな」",
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||||
"302001132_8": "「――はい、ようこそ奏さんッ!\\n わたしたちの世界にッ!」",
|
||||
"302001132_9": "「……ああ、ようやく実感が湧いてきたよ」",
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||||
"302001132_10": "「……さて、今はこれ以上ここに居ても仕方ないわ。\\n 本部へ向かいましょう」",
|
||||
"302001132_11": "「ここが……S.O.N.G.か」",
|
||||
"302001132_12": "「……そんな、嘘……」",
|
||||
"302001132_13": "「ど、どうして……。じゃあ、さっきのガングニールの\\n 反応は間違いじゃなくて……」",
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"302001132_14": "「奏……だと……ッ!?」",
|
||||
"302001132_15": "「あはは~、やっぱりビックリしますよね」",
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"302001132_16": "「……この人は向こうの世界の装者よ」",
|
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"302001132_17": "「並行世界……そうか。\\n 向こうでは奏が生きているということか……」",
|
||||
"302001132_18": "「でも、本当に奏さんのままだわ……」",
|
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"302001132_19": "「あたしから見ても、弦十郎のダンナやオペレーターの\\n みんなはそのままに見えるよ」",
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"302001132_20": "「本当にそんな世界があるんですね……」",
|
||||
"302001132_21": "「驚くのはそれくらいにして、状況を教えてもらえるかしら。\\n ……切歌は? クリスは無事なの?」",
|
||||
"302001132_22": "「あ、ああ……。わかった。\\n エルフナインくん、頼めるか?」",
|
||||
"302001132_23": "「はい。それではボクから説明します」",
|
||||
"302001132_24": "「こちらにあのカルマノイズが現れたのは3日前。\\n 今度は前回とは異なり、存在が固着した状態で現れました」",
|
||||
"302001132_25": "「クリスさんたちがすぐに迎撃に当たりましたが、\\n 勝つ事は出来ず、逆に怪我を負ってしまいました……」",
|
||||
"302001132_26": "「ノイズはその後消失。ですが、以前とは違い、\\n こちらの世界での存在を確定させてしまっています」",
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"302001132_27": "「……今、こちらには戦える装者がおらず、あのノイズが\\n 次にいつ現れるか分かりません」",
|
||||
"302001132_28": "「そういった状況だったので、比較的怪我の軽い調さんに、\\n みなさんを呼びに行ってもらったという状況です」",
|
||||
"302001132_29": "「……切歌とクリスの怪我の程度は?」",
|
||||
"302001132_30": "「2人とも無事だ。命に別状があるほどではない。\\n だが、あのノイズの持つ呪いに当てられたのか、衰弱が激しい」",
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"302001132_31": "「当分は戦えるような状況では無いだろう」",
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"302001132_32": "「でも無事なんですよね、よかったぁ……」",
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"302001132_33": "「今、こちらの世界は並行世界同様に、\\n カルマノイズの脅威にさらされています」",
|
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"302001132_34": "「何とか対策を練らないといけないのですが、\\n あのノイズについては知らないことが多すぎて……」",
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"302001132_35": "「あ、そうだった。エルフナインちゃん宛てにこれ、\\n 了子さんから預かってたんだ」",
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"302001132_36": "「了子くんッ!?\\n 向こうでは了子くんも生きているのか……?」",
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"302001132_37": "「……ええ、そうよ」",
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"302001132_38": "「これは……データチップ?」",
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"302001132_39": "「うん、前にくれたデータのお礼だって」",
|
||||
"302001132_40": "「ちょっと見てみます……」",
|
||||
"302001132_41": "「……すごい、これを作った櫻井了子さんという人は、\\n 本当に天才ですね……」",
|
||||
"302001132_42": "「……役に立ちそうなの?」",
|
||||
"302001132_43": "「はい。これなら対策が立てられます……。\\n わぁ……こんなデータまで……」",
|
||||
"302001132_44": "「……了子くんは元気にしているのか?」",
|
||||
"302001132_45": "「はい、了子さんは了子さんのまま、すっごく元気でしたッ!」",
|
||||
"302001132_46": "「……そうか、それならいい」",
|
||||
"302001132_47": "「――みなさん、大変ですッ!」",
|
||||
"302001132_48": "「どうしたの?」",
|
||||
"302001132_49": "「このデータから推察すると、カルマノイズの次の出現\\n 予測は――今晩なんですッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,44 +1,44 @@
|
|||
{
|
||||
"302001141_0": "「クリスちゃんッ! 切歌ちゃんッ!」",
|
||||
"302001141_1": "「う……お前、戻って来てたのか……」",
|
||||
"302001141_2": "「怪我の具合はどうなの?」",
|
||||
"302001141_3": "「もう大丈夫デス。でも――」",
|
||||
"302001141_4": "「当分は戦闘は禁止、だとよ」",
|
||||
"302001141_5": "「よかったよぅ~、クリスちゃん~」",
|
||||
"302001141_6": "「バッ……抱きつくなッ! あ、暑苦しいんだよッ!」",
|
||||
"302001141_7": "「そんな事言わないで~」",
|
||||
"302001141_8": "「……安心したデス。\\n マリアが戻ったという事は、調は無事着いたデスね」",
|
||||
"302001141_9": "「ええ、そうよ。\\n 切歌も、怪我は大したことなさそうで安心したわ」",
|
||||
"302001141_10": "「アタシは大丈夫デス。でも、クリス先輩はアタシたちを\\n 庇ったせいで、満身創痍なのデス……」",
|
||||
"302001141_11": "「は・な・れ・ろってのッ! あたしは怪我人だぞッ!\\n ――ッ!? あいてててて……」",
|
||||
"302001141_12": "「あわわッ! ご、ごめんッ! だ、大丈夫……?」",
|
||||
"302001141_13": "「あああッ! だから抱きつくなって言っただろうがッ!\\n このバカッ! ったく……」",
|
||||
"302001141_14": "「クリス」",
|
||||
"302001141_15": "「……何だよ?」",
|
||||
"302001141_16": "「……調と切歌を護ってくれてありがとう。\\n 礼を言うわ……」",
|
||||
"302001141_17": "「なッ!そ、その……い、いいって事よ……」",
|
||||
"302001141_18": "「……クリスちゃん、照れてる?」",
|
||||
"302001141_19": "「て、照れてなんかいねぇッ!\\n ――ッ!? あいたたた……」",
|
||||
"302001141_20": "「あわわわわ……ご、ごめんッ!」",
|
||||
"302001141_21": "「もう、お前は動くなッ! 喋るなッ!\\n あたしをゆっくり休ませやがれッ!」",
|
||||
"302001141_22": "(……そうか、これが翼の仲間たちなのか)",
|
||||
"302001141_23": "(良い仲間が出来たんだな……本当に)",
|
||||
"302001141_24": "「ところで、そっちのはどこのどいつなんだ?」",
|
||||
"302001141_25": "「奏さんだよ~。天羽奏さん」",
|
||||
"302001141_26": "「……どっかで聞いたことあるような……?」",
|
||||
"302001141_27": "「天羽奏……って、確かガングニール装者デスッ!」",
|
||||
"302001141_28": "「……そうだったのか?」",
|
||||
"302001141_29": "「奏さんは翼さんのパートナーで、\\n ツヴァイウィングなんだよッ!」",
|
||||
"302001141_30": "「ツヴァイウィングって、確か昔に……。\\n ――おいおい、どういうことだよッ!」",
|
||||
"302001141_31": "「ま、まさか幽霊デスッ!?」",
|
||||
"302001141_32": "「……落ち着きなさい。並行世界の方では、生き延びているのよ。\\n こちらと歴史が異なるの」",
|
||||
"302001141_33": "「歴史が違う、デスか?」",
|
||||
"302001141_34": "「なるほどな……。\\n まあいいや。あたしは雪音クリスだ。よろしくな」",
|
||||
"302001141_35": "「天羽奏だ。こちらこそよろしく」",
|
||||
"302001141_36": "「……そろそろ現れるはずです。\\n 準備はいいですか?」",
|
||||
"302001141_37": "「いつでもオッケーだよッ!\\n エルフナインちゃんッ!」",
|
||||
"302001141_38": "「問題ないわ」",
|
||||
"302001141_39": "「ああ、任せておきなッ!」",
|
||||
"302001141_40": "「――来ましたッ! 12時の方向にノイズ反応ですッ!\\n おそらく、これと戦っていれば――」",
|
||||
"302001141_41": "「あいつが出現する、というわけね。\\n なら行くわッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001141_0": "「クリスちゃんッ! 切歌ちゃんッ!」",
|
||||
"302001141_1": "「う……お前、戻って来てたのか……」",
|
||||
"302001141_2": "「怪我の具合はどうなの?」",
|
||||
"302001141_3": "「もう大丈夫デス。でも――」",
|
||||
"302001141_4": "「当分は戦闘は禁止、だとよ」",
|
||||
"302001141_5": "「よかったよぅ~、クリスちゃん~」",
|
||||
"302001141_6": "「バッ……抱きつくなッ! あ、暑苦しいんだよッ!」",
|
||||
"302001141_7": "「そんな事言わないで~」",
|
||||
"302001141_8": "「……安心したデス。\\n マリアが戻ったという事は、調は無事着いたデスね」",
|
||||
"302001141_9": "「ええ、そうよ。\\n 切歌も、怪我は大したことなさそうで安心したわ」",
|
||||
"302001141_10": "「アタシは大丈夫デス。でも、クリス先輩はアタシたちを\\n 庇ったせいで、満身創痍なのデス……」",
|
||||
"302001141_11": "「は・な・れ・ろってのッ! あたしは怪我人だぞッ!\\n ――ッ!? あいてててて……」",
|
||||
"302001141_12": "「あわわッ! ご、ごめんッ! だ、大丈夫……?」",
|
||||
"302001141_13": "「あああッ! だから抱きつくなって言っただろうがッ!\\n このバカッ! ったく……」",
|
||||
"302001141_14": "「クリス」",
|
||||
"302001141_15": "「……何だよ?」",
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||||
"302001141_16": "「……調と切歌を護ってくれてありがとう。\\n 礼を言うわ……」",
|
||||
"302001141_17": "「なッ!そ、その……い、いいって事よ……」",
|
||||
"302001141_18": "「……クリスちゃん、照れてる?」",
|
||||
"302001141_19": "「て、照れてなんかいねぇッ!\\n ――ッ!? あいたたた……」",
|
||||
"302001141_20": "「あわわわわ……ご、ごめんッ!」",
|
||||
"302001141_21": "「もう、お前は動くなッ! 喋るなッ!\\n あたしをゆっくり休ませやがれッ!」",
|
||||
"302001141_22": "(……そうか、これが翼の仲間たちなのか)",
|
||||
"302001141_23": "(良い仲間が出来たんだな……本当に)",
|
||||
"302001141_24": "「ところで、そっちのはどこのどいつなんだ?」",
|
||||
"302001141_25": "「奏さんだよ~。天羽奏さん」",
|
||||
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"302001141_27": "「天羽奏……って、確かガングニール装者デスッ!」",
|
||||
"302001141_28": "「……そうだったのか?」",
|
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"302001141_29": "「奏さんは翼さんのパートナーで、\\n ツヴァイウィングなんだよッ!」",
|
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"302001141_30": "「ツヴァイウィングって、確か昔に……。\\n ――おいおい、どういうことだよッ!」",
|
||||
"302001141_31": "「ま、まさか幽霊デスッ!?」",
|
||||
"302001141_32": "「……落ち着きなさい。並行世界の方では、生き延びているのよ。\\n こちらと歴史が異なるの」",
|
||||
"302001141_33": "「歴史が違う、デスか?」",
|
||||
"302001141_34": "「なるほどな……。\\n まあいいや。あたしは雪音クリスだ。よろしくな」",
|
||||
"302001141_35": "「天羽奏だ。こちらこそよろしく」",
|
||||
"302001141_36": "「……そろそろ現れるはずです。\\n 準備はいいですか?」",
|
||||
"302001141_37": "「いつでもオッケーだよッ!\\n エルフナインちゃんッ!」",
|
||||
"302001141_38": "「問題ないわ」",
|
||||
"302001141_39": "「ああ、任せておきなッ!」",
|
||||
"302001141_40": "「――来ましたッ! 12時の方向にノイズ反応ですッ!\\n おそらく、これと戦っていれば――」",
|
||||
"302001141_41": "「あいつが出現する、というわけね。\\n なら行くわッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,9 +1,9 @@
|
|||
{
|
||||
"302001151_0": "「……来ましたッ!\\n カルマノイズですッ!」",
|
||||
"302001151_1": "「了解ッ!」",
|
||||
"302001151_2": "「……さあ、ここからが本番よ」",
|
||||
"302001151_3": "「ああ、そうだね」",
|
||||
"302001151_4": "「あのノイズの出現に合わせて通常のノイズも新たに出現して\\n います。みなさん、気をつけてくださいッ!」",
|
||||
"302001151_5": "「なら、まずは普通のノイズを倒して――」",
|
||||
"302001151_6": "「カルマノイズに、S2CAを叩き込みましょうッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001151_0": "「……来ましたッ!\\n カルマノイズですッ!」",
|
||||
"302001151_1": "「了解ッ!」",
|
||||
"302001151_2": "「……さあ、ここからが本番よ」",
|
||||
"302001151_3": "「ああ、そうだね」",
|
||||
"302001151_4": "「あのノイズの出現に合わせて通常のノイズも新たに出現して\\n います。みなさん、気をつけてくださいッ!」",
|
||||
"302001151_5": "「なら、まずは普通のノイズを倒して――」",
|
||||
"302001151_6": "「カルマノイズに、S2CAを叩き込みましょうッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,15 +1,15 @@
|
|||
{
|
||||
"302001152_0": "「――今よッ!」",
|
||||
"302001152_1": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302001152_2": "「セット、ハーモニクスッ!\\n S2CA――トライバー――ッ!?」",
|
||||
"302001152_3": "「なッ!? 敵の動きが速いッ!」",
|
||||
"302001152_4": "「こ、これじゃあ狙いを定められないッ!」",
|
||||
"302001152_5": "「――あッ!?\\n ぐううううッ……」",
|
||||
"302001152_6": "「おいッ! 大丈夫かッ!」",
|
||||
"302001152_7": "「な、何とか……でも、今のでS2CAが……」",
|
||||
"302001152_8": "「……くッ、こうなったらもう一度――」",
|
||||
"302001152_9": "「落ち着いてッ!\\n さすがにこの短時間でもう一度は無理よッ!」",
|
||||
"302001152_10": "「……ちッ!」",
|
||||
"302001152_11": "「2人ともッ、ノ、ノイズが……」",
|
||||
"302001152_12": "「――消え、た」"
|
||||
{
|
||||
"302001152_0": "「――今よッ!」",
|
||||
"302001152_1": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302001152_2": "「セット、ハーモニクスッ!\\n S2CA――トライバー――ッ!?」",
|
||||
"302001152_3": "「なッ!? 敵の動きが速いッ!」",
|
||||
"302001152_4": "「こ、これじゃあ狙いを定められないッ!」",
|
||||
"302001152_5": "「――あッ!?\\n ぐううううッ……」",
|
||||
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|
||||
"302001152_7": "「な、何とか……でも、今のでS2CAが……」",
|
||||
"302001152_8": "「……くッ、こうなったらもう一度――」",
|
||||
"302001152_9": "「落ち着いてッ!\\n さすがにこの短時間でもう一度は無理よッ!」",
|
||||
"302001152_10": "「……ちッ!」",
|
||||
"302001152_11": "「2人ともッ、ノ、ノイズが……」",
|
||||
"302001152_12": "「――消え、た」"
|
||||
}
|
|
@ -1,18 +1,18 @@
|
|||
{
|
||||
"302001211_0": "「あたし」のいないステージ",
|
||||
"302001211_1": "「……やられたわね」",
|
||||
"302001211_2": "「すみません……」",
|
||||
"302001211_3": "「いや、お前のせいじゃないさ」",
|
||||
"302001211_4": "「……今度のカルマ化したノイズは飛行型。\\n あの機動力は厄介極まりないわね」",
|
||||
"302001211_5": "「わたしがクリスちゃんみたいに、ババババ――ッ!って\\n 遠距離攻撃とか出来たらいいんですけど……」",
|
||||
"302001211_6": "「……いえ、それでは威力そのものが減退してしまうから無理ね。\\n 威力が殺されては、あのノイズを倒せないわ」",
|
||||
"302001211_7": "「……何かいい考えはないかしら」",
|
||||
"302001211_8": "「この前受け取ったデータにヒントがあると思うので、\\n 少しお時間を頂けますか?」",
|
||||
"302001211_9": "「……お願いね」",
|
||||
"302001211_10": "「はい、頑張りますッ!」",
|
||||
"302001211_11": "「……なら、考えるのは頭脳担当に任せて、\\n あたしたちは訓練でもしようか。なあ?」",
|
||||
"302001211_12": "「はい、そうしましょうッ!\\n どうも考える方は苦手で……」",
|
||||
"302001211_13": "「はぁ、あなたって人は……。わたしも付き合うわ」",
|
||||
"302001211_14": "「あれ? お前は頭脳担当だろ?」",
|
||||
"302001211_15": "「エルフナインが考えてくれるなら、わたしよりもずっと効率的だもの。\\n シミュレータに向かいましょう」"
|
||||
{
|
||||
"302001211_0": "「あたし」のいないステージ",
|
||||
"302001211_1": "「……やられたわね」",
|
||||
"302001211_2": "「すみません……」",
|
||||
"302001211_3": "「いや、お前のせいじゃないさ」",
|
||||
"302001211_4": "「……今度のカルマ化したノイズは飛行型。\\n あの機動力は厄介極まりないわね」",
|
||||
"302001211_5": "「わたしがクリスちゃんみたいに、ババババ――ッ!って\\n 遠距離攻撃とか出来たらいいんですけど……」",
|
||||
"302001211_6": "「……いえ、それでは威力そのものが減退してしまうから無理ね。\\n 威力が殺されては、あのノイズを倒せないわ」",
|
||||
"302001211_7": "「……何かいい考えはないかしら」",
|
||||
"302001211_8": "「この前受け取ったデータにヒントがあると思うので、\\n 少しお時間を頂けますか?」",
|
||||
"302001211_9": "「……お願いね」",
|
||||
"302001211_10": "「はい、頑張りますッ!」",
|
||||
"302001211_11": "「……なら、考えるのは頭脳担当に任せて、\\n あたしたちは訓練でもしようか。なあ?」",
|
||||
"302001211_12": "「はい、そうしましょうッ!\\n どうも考える方は苦手で……」",
|
||||
"302001211_13": "「はぁ、あなたって人は……。わたしも付き合うわ」",
|
||||
"302001211_14": "「あれ? お前は頭脳担当だろ?」",
|
||||
"302001211_15": "「エルフナインが考えてくれるなら、わたしよりもずっと効率的だもの。\\n シミュレータに向かいましょう」"
|
||||
}
|
|
@ -1,19 +1,19 @@
|
|||
{
|
||||
"302001212_0": "「……やはり、シミュレータでは物足りないわね」",
|
||||
"302001212_1": "「普通の飛行型ノイズはこっちに向かってくるから\\n 迎撃しやすいんですけど……」",
|
||||
"302001212_2": "「カルマノイズはその特性からか、普通の飛行型ノイズと\\n 違って、こちらと距離を取ろうとするものね。難題だわ」",
|
||||
"302001212_3": "「……あたしやお前の技なら捕捉は出来なくもないけどな。\\n ただ、威力の問題やS2CAの問題があるか……」",
|
||||
"302001212_4": "「ええ。\\n 力を束ねて放てるのはこの子だけの特性だからね……」",
|
||||
"302001212_5": "「う~ん、とりあえずもう一度やってみま――うわわわッ!?」",
|
||||
"302001212_6": "「なんだ、変な声を上げて」",
|
||||
"302001212_7": "「むーーッ!」",
|
||||
"302001212_8": "「み、未来……そ、そのただい……ま?」",
|
||||
"302001212_9": "「もうッ! 戻って来たならどうしてすぐに帰ってこないのッ!\\n わたし、ずっと心配してたのにッ!」",
|
||||
"302001212_10": "「ご、ごめん……その、色々大変で……」",
|
||||
"302001212_11": "「大変なら尚更ッ! 翼さんが大怪我したって聞いて、\\n もしかしたら響もって……なのに、もうッ!」",
|
||||
"302001212_12": "「……うん、ありがと、未来。ごめんね?」",
|
||||
"302001212_13": "「大丈夫そうでよかった……」",
|
||||
"302001212_14": "「え、えへへ……恥ずかしいよ未来ぅ……。\\n 奏さんだっているのに……」",
|
||||
"302001212_15": "「……奏さん? って、え……? ど、どうしてッ!?」",
|
||||
"302001212_16": "「ツヴァイウィングの天羽奏さんが生き返って……\\n ええ――ッ!?」"
|
||||
{
|
||||
"302001212_0": "「……やはり、シミュレータでは物足りないわね」",
|
||||
"302001212_1": "「普通の飛行型ノイズはこっちに向かってくるから\\n 迎撃しやすいんですけど……」",
|
||||
"302001212_2": "「カルマノイズはその特性からか、普通の飛行型ノイズと\\n 違って、こちらと距離を取ろうとするものね。難題だわ」",
|
||||
"302001212_3": "「……あたしやお前の技なら捕捉は出来なくもないけどな。\\n ただ、威力の問題やS2CAの問題があるか……」",
|
||||
"302001212_4": "「ええ。\\n 力を束ねて放てるのはこの子だけの特性だからね……」",
|
||||
"302001212_5": "「う~ん、とりあえずもう一度やってみま――うわわわッ!?」",
|
||||
"302001212_6": "「なんだ、変な声を上げて」",
|
||||
"302001212_7": "「むーーッ!」",
|
||||
"302001212_8": "「み、未来……そ、そのただい……ま?」",
|
||||
"302001212_9": "「もうッ! 戻って来たならどうしてすぐに帰ってこないのッ!\\n わたし、ずっと心配してたのにッ!」",
|
||||
"302001212_10": "「ご、ごめん……その、色々大変で……」",
|
||||
"302001212_11": "「大変なら尚更ッ! 翼さんが大怪我したって聞いて、\\n もしかしたら響もって……なのに、もうッ!」",
|
||||
"302001212_12": "「……うん、ありがと、未来。ごめんね?」",
|
||||
"302001212_13": "「大丈夫そうでよかった……」",
|
||||
"302001212_14": "「え、えへへ……恥ずかしいよ未来ぅ……。\\n 奏さんだっているのに……」",
|
||||
"302001212_15": "「……奏さん? って、え……? ど、どうしてッ!?」",
|
||||
"302001212_16": "「ツヴァイウィングの天羽奏さんが生き返って……\\n ええ――ッ!?」"
|
||||
}
|
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@ -1,44 +1,44 @@
|
|||
{
|
||||
"302001221_0": "「もう、本当に驚いたよ……」",
|
||||
"302001221_1": "「だよね、わたしも向こうで会った時は驚いたよ~」",
|
||||
"302001221_2": "「なんかごめんな? 驚かせて」",
|
||||
"302001221_3": "「い、いえッ、奏さんが悪い訳じゃないですから……」",
|
||||
"302001221_4": "「……それで、わたしたちはどうしてここに?」",
|
||||
"302001221_5": "「それはッ! わたしが未来へのお詫びの為に、\\n おばちゃんのお好み焼きを奢ることになったからですッ!」",
|
||||
"302001221_6": "「……それは聞いたけど、どうしてわたしたちまで?」",
|
||||
"302001221_7": "「いいじゃねーか。\\n 腹が減っては戦はできぬ、だろ?」",
|
||||
"302001221_8": "「……まあ、いいけれど」",
|
||||
"302001221_9": "「あ、響。こっちの豚玉も食べる? お皿貸して」",
|
||||
"302001221_10": "「ありがと、未来」",
|
||||
"302001221_11": "「ううん、はい。たくさん食べてね?」",
|
||||
"302001221_12": "「はぐッ、はぐッ……うん、やっぱりおばちゃんの\\n お好み焼きは1番だねッ!」",
|
||||
"302001221_13": "「もう、ソースついてるよ。\\n ……はい、取れた」",
|
||||
"302001221_14": "「……」",
|
||||
"302001221_15": "「どうしたの? 手が止まってるわよ?」",
|
||||
"302001221_16": "「……いや、少し昔を思い出しただけさ」",
|
||||
"302001221_17": "(……あたしもあんな風に翼と食事したっけな)",
|
||||
"302001221_18": "「あッ! 次はそっちの海鮮お好み焼きも食べたいッ!」",
|
||||
"302001221_19": "「もう、しょうがないな~。はい、あーん……」",
|
||||
"302001221_20": "「あーん……んん~ッ、美味しいッ!」",
|
||||
"302001221_21": "「……本当にあなたたちは仲が良いわね。\\n 調と切歌を見ているみたい」",
|
||||
"302001221_22": "「……」",
|
||||
"302001221_23": "「どうしたの?」",
|
||||
"302001221_24": "「ほら、口開けろ。あ~ん……」",
|
||||
"302001221_25": "「ぶッ!?」",
|
||||
"302001221_26": "「うわッ! 汚ねぇなッ!\\n 何してるんだよ」",
|
||||
"302001221_27": "「それはこっちの台詞よッ!?\\n お茶を吹いちゃったじゃないッ!」",
|
||||
"302001221_28": "「いや、ちょっとあいつらの真似してみようかと思って」",
|
||||
"302001221_29": "「そんなことしなくていいから、静かに食べなさいよッ!」",
|
||||
"302001221_30": "「んだよ、ノリが悪いねぇ……」",
|
||||
"302001221_31": "「……はぁ、あなたって思ったより――」",
|
||||
"302001221_32": "「ん? なんだ?」",
|
||||
"302001221_33": "「何でもないわよッ!\\n 昔の翼の苦労がしのばれると思っただけッ!」",
|
||||
"302001221_34": "「はぁ、食べた食べた~」",
|
||||
"302001221_35": "「いつもよりたくさん食べたね。\\n 苦しくない?」",
|
||||
"302001221_36": "「大丈夫。直前まで訓練してたから。\\n でもこのまま横になりたい気分~」",
|
||||
"302001221_37": "「もう、食べてすぐ寝たらダメだよ?」",
|
||||
"302001221_38": "「――この音、警報だな」",
|
||||
"302001221_39": "「ええ、ノイズが出たみたいね」",
|
||||
"302001221_40": "「……未来、行って来るねッ!」",
|
||||
"302001221_41": "「うん……待ってるから。頑張って、響ッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001221_0": "「もう、本当に驚いたよ……」",
|
||||
"302001221_1": "「だよね、わたしも向こうで会った時は驚いたよ~」",
|
||||
"302001221_2": "「なんかごめんな? 驚かせて」",
|
||||
"302001221_3": "「い、いえッ、奏さんが悪い訳じゃないですから……」",
|
||||
"302001221_4": "「……それで、わたしたちはどうしてここに?」",
|
||||
"302001221_5": "「それはッ! わたしが未来へのお詫びの為に、\\n おばちゃんのお好み焼きを奢ることになったからですッ!」",
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||||
"302001221_6": "「……それは聞いたけど、どうしてわたしたちまで?」",
|
||||
"302001221_7": "「いいじゃねーか。\\n 腹が減っては戦はできぬ、だろ?」",
|
||||
"302001221_8": "「……まあ、いいけれど」",
|
||||
"302001221_9": "「あ、響。こっちの豚玉も食べる? お皿貸して」",
|
||||
"302001221_10": "「ありがと、未来」",
|
||||
"302001221_11": "「ううん、はい。たくさん食べてね?」",
|
||||
"302001221_12": "「はぐッ、はぐッ……うん、やっぱりおばちゃんの\\n お好み焼きは1番だねッ!」",
|
||||
"302001221_13": "「もう、ソースついてるよ。\\n ……はい、取れた」",
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||||
"302001221_14": "「……」",
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||||
"302001221_15": "「どうしたの? 手が止まってるわよ?」",
|
||||
"302001221_16": "「……いや、少し昔を思い出しただけさ」",
|
||||
"302001221_17": "(……あたしもあんな風に翼と食事したっけな)",
|
||||
"302001221_18": "「あッ! 次はそっちの海鮮お好み焼きも食べたいッ!」",
|
||||
"302001221_19": "「もう、しょうがないな~。はい、あーん……」",
|
||||
"302001221_20": "「あーん……んん~ッ、美味しいッ!」",
|
||||
"302001221_21": "「……本当にあなたたちは仲が良いわね。\\n 調と切歌を見ているみたい」",
|
||||
"302001221_22": "「……」",
|
||||
"302001221_23": "「どうしたの?」",
|
||||
"302001221_24": "「ほら、口開けろ。あ~ん……」",
|
||||
"302001221_25": "「ぶッ!?」",
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||||
"302001221_26": "「うわッ! 汚ねぇなッ!\\n 何してるんだよ」",
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||||
"302001221_27": "「それはこっちの台詞よッ!?\\n お茶を吹いちゃったじゃないッ!」",
|
||||
"302001221_28": "「いや、ちょっとあいつらの真似してみようかと思って」",
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||||
"302001221_29": "「そんなことしなくていいから、静かに食べなさいよッ!」",
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"302001221_30": "「んだよ、ノリが悪いねぇ……」",
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"302001221_31": "「……はぁ、あなたって思ったより――」",
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||||
"302001221_32": "「ん? なんだ?」",
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"302001221_33": "「何でもないわよッ!\\n 昔の翼の苦労がしのばれると思っただけッ!」",
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||||
"302001221_34": "「はぁ、食べた食べた~」",
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"302001221_35": "「いつもよりたくさん食べたね。\\n 苦しくない?」",
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||||
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|
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"302001221_38": "「――この音、警報だな」",
|
||||
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|
||||
"302001221_40": "「……未来、行って来るねッ!」",
|
||||
"302001221_41": "「うん……待ってるから。頑張って、響ッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,72 +1,72 @@
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|||
{
|
||||
"302001241_0": "「ただ今戻りましたッ!」",
|
||||
"302001241_1": "「ああ、ご苦労だったな、お前たち」",
|
||||
"302001241_2": "「みなさん、お疲れ様です。\\n 早速で悪いのですが、少しいいでしょうか?」",
|
||||
"302001241_3": "「……もしかして、あのカルマ化した飛行型ノイズに\\n 対抗する手立てが見つかったの?」",
|
||||
"302001241_4": "「はい……聞いてもらえますか?」",
|
||||
"302001241_5": "「もちろんよ」",
|
||||
"302001241_6": "「カルマノイズはフォニックゲインに\\n 引き寄せられる性質があります」",
|
||||
"302001241_7": "「だから、それを利用してなるべく周囲が囲まれた空間に\\n おびき出し、そこで撃破を狙うというのはどうでしょうか?」",
|
||||
"302001241_8": "「いいんじゃないか? あたしは賛成だよ」",
|
||||
"302001241_9": "「ありがとうございます。それでこの作戦に都合のいい、周囲が\\n 囲まれた空間に心当たりはありませんか?」",
|
||||
"302001241_10": "「出来れば周囲に被害の出にくい場所だと、\\n なおいいのですが……」",
|
||||
"302001241_11": "「うーん、いい場所、いい場所……」",
|
||||
"302001241_12": "「出来れば戦いに支障のない程度は広さも欲しいわね……」",
|
||||
"302001241_13": "「あ、そっか。\\n 狭いだけじゃわたしたちも動けなくなっちゃいますよね」",
|
||||
"302001241_14": "「……1つ、心当たりがある。だが――」",
|
||||
"302001241_15": "「もったいつけるなよ。どこだい?」",
|
||||
"302001241_16": "「……ライブ会場だ」",
|
||||
"302001241_17": "「――ッ!? ライブ、会場……」",
|
||||
"302001241_18": "「……すまない。そちらの話も少し聞いている。\\n 君にとっては翼を失った場所でもある……キツイだろう」",
|
||||
"302001241_19": "(……翼……)",
|
||||
"302001241_20": "「……いや、構わない。\\n 他に場所が無いなら、選んでいる場合じゃないだろ」",
|
||||
"302001241_21": "「……それなら、そこにしましょう。\\n あと、作戦の為に翼さんを連れて来て欲しいのですが――」",
|
||||
"302001241_22": "「待てッ!\\n どうして翼をあんな場所に――ッ!」",
|
||||
"302001241_23": "「――ッ!? ご、ごめんなさい……」",
|
||||
"302001241_24": "「……落ち着きなさい。\\n エルフナインを怖がらせないで」",
|
||||
"302001241_25": "「……悪かった」",
|
||||
"302001241_26": "「は、はい。その、理由は翼さんとマリアさんに唄ってもらう事\\n が、フォニックゲインを効率的に高める方法だからです……」",
|
||||
"302001241_27": "「唄う……翼が、あの場所で――?」",
|
||||
"302001241_28": "(ダメだッ、そんなの――)",
|
||||
"302001241_29": "「翼にあの場所で歌を唄わせるくらいなら、あたしが――」",
|
||||
"302001241_30": "(唄える……のか? 今のあたしが……。\\n 自分の歌を取り戻せていない、あたしが……)",
|
||||
"302001241_31": "「……奏さん?」",
|
||||
"302001241_32": "「……」",
|
||||
"302001241_33": "(唄える、わけないだろう……。\\n 翼の歌の代わりなんて、あたしに出来るわけがない……ッ)",
|
||||
"302001241_34": "「……わかったわ。翼を呼んできましょう」",
|
||||
"302001241_35": "「お前――ッ!」",
|
||||
"302001241_36": "「だから、落ち着きなさい。翼にとって何の問題もないはずよ。\\n あの子は全て乗り越えている。……あなたと違ってね」",
|
||||
"302001241_37": "「……」",
|
||||
"302001241_38": "「一体、何かと思った……。\\n いきなり戻ったと思ったら、ライブとは……」",
|
||||
"302001241_39": "「驚かせたわね。でも時間が無かったから仕方ないのよ」",
|
||||
"302001241_40": "「向こうのノイズ対策だってあったんだぞ?」",
|
||||
"302001241_41": "「それは調がいたでしょ。それに、クリスと切歌にも代わりに\\n 向こうに行ってもらったし」",
|
||||
"302001241_42": "「わたしが奏に責任もって護ると告げたのに……」",
|
||||
"302001241_43": "「あら? 本音はそれ?\\n ……そんなに良い所見せたかったの?」",
|
||||
"302001241_44": "「そ、そうではないッ! だ、だけど……その、頑張ったら\\n 少しくらい奏が褒めてくれるかもと……」",
|
||||
"302001241_45": "「……全くこの剣ってば、可愛いわね」",
|
||||
"302001241_46": "「……ん? 何か言ったか?」",
|
||||
"302001241_47": "「いえ、何でもないわ。\\n こんな場所だけど、あなたと唄えるのは楽しみね」",
|
||||
"302001241_48": "「ああ、わたしもだ……始めよう」",
|
||||
"302001241_49": "「――ッ! ふう……。\\n 次はあなたの曲よ。翼」",
|
||||
"302001241_50": "「ああ、少しだけ待ってくれ。\\n ――奏ッ! 一緒に……唄ってくれないかな?」",
|
||||
"302001241_51": "「――ッ!? 翼と、一緒に……?」",
|
||||
"302001241_52": "「……うん。こんな場所だけど、それでもわたしは\\n 奏と一緒に唄いたい……ダメかな?」",
|
||||
"302001241_53": "(もう一度、翼と一緒に唄える……\\n こんなに嬉しい事は無い……だけどッ!)",
|
||||
"302001241_54": "「……ダメ、なんだ……」",
|
||||
"302001241_55": "「奏……?」",
|
||||
"302001241_56": "「ダメなんだよ……あたしは、まだあたしに戻れていない。\\n 戦い以外の、歌を無くしたままなんだ――ッ!」",
|
||||
"302001241_57": "「……ごめんなさい、奏……」",
|
||||
"302001241_58": "「謝るな……謝らないでくれよ……」",
|
||||
"302001241_59": "「……なら、その場で指をくわえて見ていなさいッ!\\n ――翼ッ! 行くわよッ!」",
|
||||
"302001241_60": "「あ、ああ……」",
|
||||
"302001241_61": "「……」",
|
||||
"302001241_62": "(なんで、翼の隣があたしじゃないんだ……。\\n どうして、あたしはステージにいないんだ……)",
|
||||
"302001241_63": "(誰よりも翼の歌が好きで、翼と一緒に唄いたいのはあたしの\\n はずなのに、どうして――ッ!)",
|
||||
"302001241_64": "「みなさん、反応がありましたッ!\\n ノイズが出現しますッ、恐らくカルマノイズも――ッ!」",
|
||||
"302001241_65": "「奏さんッ!\\n 戦いましょうッ!」",
|
||||
"302001241_66": "「……ああ、戦うよッ!」",
|
||||
"302001241_67": "「翼、後はお願いするわ」",
|
||||
"302001241_68": "「マリア? わたしも戦線に――」",
|
||||
"302001241_69": "「あなたはまだ病み上がりでしょう。\\n ……わたしたちに任せなさい」"
|
||||
{
|
||||
"302001241_0": "「ただ今戻りましたッ!」",
|
||||
"302001241_1": "「ああ、ご苦労だったな、お前たち」",
|
||||
"302001241_2": "「みなさん、お疲れ様です。\\n 早速で悪いのですが、少しいいでしょうか?」",
|
||||
"302001241_3": "「……もしかして、あのカルマ化した飛行型ノイズに\\n 対抗する手立てが見つかったの?」",
|
||||
"302001241_4": "「はい……聞いてもらえますか?」",
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"302001241_5": "「もちろんよ」",
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"302001241_6": "「カルマノイズはフォニックゲインに\\n 引き寄せられる性質があります」",
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"302001241_7": "「だから、それを利用してなるべく周囲が囲まれた空間に\\n おびき出し、そこで撃破を狙うというのはどうでしょうか?」",
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||||
"302001241_8": "「いいんじゃないか? あたしは賛成だよ」",
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"302001241_9": "「ありがとうございます。それでこの作戦に都合のいい、周囲が\\n 囲まれた空間に心当たりはありませんか?」",
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"302001241_10": "「出来れば周囲に被害の出にくい場所だと、\\n なおいいのですが……」",
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"302001241_11": "「うーん、いい場所、いい場所……」",
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"302001241_12": "「出来れば戦いに支障のない程度は広さも欲しいわね……」",
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"302001241_13": "「あ、そっか。\\n 狭いだけじゃわたしたちも動けなくなっちゃいますよね」",
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"302001241_14": "「……1つ、心当たりがある。だが――」",
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"302001241_15": "「もったいつけるなよ。どこだい?」",
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"302001241_16": "「……ライブ会場だ」",
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"302001241_17": "「――ッ!? ライブ、会場……」",
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"302001241_18": "「……すまない。そちらの話も少し聞いている。\\n 君にとっては翼を失った場所でもある……キツイだろう」",
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"302001241_19": "(……翼……)",
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"302001241_20": "「……いや、構わない。\\n 他に場所が無いなら、選んでいる場合じゃないだろ」",
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"302001241_25": "「……悪かった」",
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"302001241_26": "「は、はい。その、理由は翼さんとマリアさんに唄ってもらう事\\n が、フォニックゲインを効率的に高める方法だからです……」",
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"302001241_27": "「唄う……翼が、あの場所で――?」",
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"302001241_29": "「翼にあの場所で歌を唄わせるくらいなら、あたしが――」",
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"302001241_31": "「……奏さん?」",
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"302001241_33": "(唄える、わけないだろう……。\\n 翼の歌の代わりなんて、あたしに出来るわけがない……ッ)",
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"302001241_38": "「一体、何かと思った……。\\n いきなり戻ったと思ったら、ライブとは……」",
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"302001241_39": "「驚かせたわね。でも時間が無かったから仕方ないのよ」",
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"302001241_40": "「向こうのノイズ対策だってあったんだぞ?」",
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"302001241_42": "「わたしが奏に責任もって護ると告げたのに……」",
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"302001241_43": "「あら? 本音はそれ?\\n ……そんなに良い所見せたかったの?」",
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"302001241_53": "(もう一度、翼と一緒に唄える……\\n こんなに嬉しい事は無い……だけどッ!)",
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"302001241_54": "「……ダメ、なんだ……」",
|
||||
"302001241_55": "「奏……?」",
|
||||
"302001241_56": "「ダメなんだよ……あたしは、まだあたしに戻れていない。\\n 戦い以外の、歌を無くしたままなんだ――ッ!」",
|
||||
"302001241_57": "「……ごめんなさい、奏……」",
|
||||
"302001241_58": "「謝るな……謝らないでくれよ……」",
|
||||
"302001241_59": "「……なら、その場で指をくわえて見ていなさいッ!\\n ――翼ッ! 行くわよッ!」",
|
||||
"302001241_60": "「あ、ああ……」",
|
||||
"302001241_61": "「……」",
|
||||
"302001241_62": "(なんで、翼の隣があたしじゃないんだ……。\\n どうして、あたしはステージにいないんだ……)",
|
||||
"302001241_63": "(誰よりも翼の歌が好きで、翼と一緒に唄いたいのはあたしの\\n はずなのに、どうして――ッ!)",
|
||||
"302001241_64": "「みなさん、反応がありましたッ!\\n ノイズが出現しますッ、恐らくカルマノイズも――ッ!」",
|
||||
"302001241_65": "「奏さんッ!\\n 戦いましょうッ!」",
|
||||
"302001241_66": "「……ああ、戦うよッ!」",
|
||||
"302001241_67": "「翼、後はお願いするわ」",
|
||||
"302001241_68": "「マリア? わたしも戦線に――」",
|
||||
"302001241_69": "「あなたはまだ病み上がりでしょう。\\n ……わたしたちに任せなさい」"
|
||||
}
|
|
@ -1,19 +1,19 @@
|
|||
{
|
||||
"302001251_0": "「ノイズの数が減った……行きますッ!\\n S2CA・トライバーストッ!」",
|
||||
"302001251_1": "「――でええええええいッ!」",
|
||||
"302001251_2": "「くッ……まだあのノイズの動きの方が早いッ!?」",
|
||||
"302001251_3": "「……やっぱり、攻撃が躱されちゃう。\\n どうすれば――? って、えッ!?」",
|
||||
"302001251_4": "「奏さん……どうしてわたしの手を?」",
|
||||
"302001251_5": "「――繋いで束ねたその力、あたしに分けてくれッ!\\n そうしたら、あいつを倒してみせるッ!」",
|
||||
"302001251_6": "「何か考えがあるのね?」",
|
||||
"302001251_7": "「ああ」",
|
||||
"302001251_8": "「わかったわ」",
|
||||
"302001251_9": "「アガートラームの力で束ねた力を再配置するわ、いくわよッ!」",
|
||||
"302001251_10": "「……くッ、ぐあッ……ああああああッ!」",
|
||||
"302001251_11": "(……この場所、翼、そしてカルマノイズ……)",
|
||||
"302001251_12": "(あたしは翼と唄いたい。\\n だから、ここからやり直すために――)",
|
||||
"302001251_13": "「あたしに、力をくれ――ッ!」",
|
||||
"302001251_14": "「うまく……いった?」",
|
||||
"302001251_15": "「みたいね……」",
|
||||
"302001251_16": "「ありがとう。\\n ――この力、絶対に無駄にはしないッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001251_0": "「ノイズの数が減った……行きますッ!\\n S2CA・トライバーストッ!」",
|
||||
"302001251_1": "「――でええええええいッ!」",
|
||||
"302001251_2": "「くッ……まだあのノイズの動きの方が早いッ!?」",
|
||||
"302001251_3": "「……やっぱり、攻撃が躱されちゃう。\\n どうすれば――? って、えッ!?」",
|
||||
"302001251_4": "「奏さん……どうしてわたしの手を?」",
|
||||
"302001251_5": "「――繋いで束ねたその力、あたしに分けてくれッ!\\n そうしたら、あいつを倒してみせるッ!」",
|
||||
"302001251_6": "「何か考えがあるのね?」",
|
||||
"302001251_7": "「ああ」",
|
||||
"302001251_8": "「わかったわ」",
|
||||
"302001251_9": "「アガートラームの力で束ねた力を再配置するわ、いくわよッ!」",
|
||||
"302001251_10": "「……くッ、ぐあッ……ああああああッ!」",
|
||||
"302001251_11": "(……この場所、翼、そしてカルマノイズ……)",
|
||||
"302001251_12": "(あたしは翼と唄いたい。\\n だから、ここからやり直すために――)",
|
||||
"302001251_13": "「あたしに、力をくれ――ッ!」",
|
||||
"302001251_14": "「うまく……いった?」",
|
||||
"302001251_15": "「みたいね……」",
|
||||
"302001251_16": "「ありがとう。\\n ――この力、絶対に無駄にはしないッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,13 +1,13 @@
|
|||
{
|
||||
"302001252_0": "「――再生するッ!」",
|
||||
"302001252_1": "「……いや、そうはさせねぇッ!\\n これでとどめだああああ――ッ!」",
|
||||
"302001252_2": "「……やった、やりましたねッ! 奏さんッ!」",
|
||||
"302001252_3": "「ああ、何とかね……。ありがとな」",
|
||||
"302001252_4": "「奏ッ!」",
|
||||
"302001252_5": "「翼……」",
|
||||
"302001252_6": "「全く無茶をするんだから……でも、やっぱり奏は凄いッ!」",
|
||||
"302001252_7": "「……。\\n 悪いな、ちょっと疲れたから、先に戻る」",
|
||||
"302001252_8": "「え、奏……?」",
|
||||
"302001252_9": "「…………」",
|
||||
"302001252_10": "「奏……」"
|
||||
{
|
||||
"302001252_0": "「――再生するッ!」",
|
||||
"302001252_1": "「……いや、そうはさせねぇッ!\\n これでとどめだああああ――ッ!」",
|
||||
"302001252_2": "「……やった、やりましたねッ! 奏さんッ!」",
|
||||
"302001252_3": "「ああ、何とかね……。ありがとな」",
|
||||
"302001252_4": "「奏ッ!」",
|
||||
"302001252_5": "「翼……」",
|
||||
"302001252_6": "「全く無茶をするんだから……でも、やっぱり奏は凄いッ!」",
|
||||
"302001252_7": "「……。\\n 悪いな、ちょっと疲れたから、先に戻る」",
|
||||
"302001252_8": "「え、奏……?」",
|
||||
"302001252_9": "「…………」",
|
||||
"302001252_10": "「奏……」"
|
||||
}
|
|
@ -1,36 +1,36 @@
|
|||
{
|
||||
"302001311_0": "七人の装者",
|
||||
"302001311_1": "「昨日カルマノイズを倒した事で、\\n ギャラルホルンに変化があった」",
|
||||
"302001311_2": "「変化……ですか?」",
|
||||
"302001311_3": "「はい。今までと比べてアラートが弱まっているようなのです」",
|
||||
"302001311_4": "「これは、こちらに出現したカルマノイズが倒れた影響だと\\n みています」",
|
||||
"302001311_5": "「恐らくは、カルマノイズが倒れたことで、異変が\\n 治まりつつあるということになると思います」",
|
||||
"302001311_6": "「異変が治まりつつある……となると、ノイズは――?」",
|
||||
"302001311_7": "「推測ですが、少なくともまたあのノイズがこちらに現れる\\n ようなことは無いと思います」",
|
||||
"302001311_8": "「もしかしたら、普通のノイズも現れないかもしれません。\\n 元々この世界のバビロニアの宝物庫は閉じていますから」",
|
||||
"302001311_9": "「……良かったな」",
|
||||
"302001311_10": "「奏……?」",
|
||||
"302001311_11": "「こっちの世界が無事なら、後はあたしたちの世界の問題だ。\\n ……後は、あたし1人でも――」",
|
||||
"302001311_12": "「……わたしは、降りるつもりはない。\\n こちらの世界だけでなく、そちらの世界が救われるまでは」",
|
||||
"302001311_13": "「わたしも同じですッ!\\n こんな中途半端で手を退くなんて、出来ません」",
|
||||
"302001311_14": "「そういうことよ。\\n 勝手にわたしたちを除け者にしないでくれるかしら?」",
|
||||
"302001311_15": "「……いいのか、本当に?」",
|
||||
"302001311_16": "「……君はもっと他人を頼っていいんだ。\\n 少なくとも俺たちは、君も君の世界も見捨てたりはしない」",
|
||||
"302001311_17": "「……ああ、ありがとう」",
|
||||
"302001311_18": "「では装者全員に指令を伝えるッ! 速やかに並行世界へと渡り、\\n 問題の元凶、カルマ化したノイズを全て撃破するんだッ!」",
|
||||
"302001311_19": "「準備はいいな。みんな」",
|
||||
"302001311_20": "「もちろん」",
|
||||
"302001311_21": "「バッチリですッ!」",
|
||||
"302001311_22": "「……ああッ!」",
|
||||
"302001311_23": "「よし、それでは出発するッ!」",
|
||||
"302001311_24": "「……帰って来たんだな。あたしは」",
|
||||
"302001311_25": "「奏ちゃん、聞こえてる?\\n もしかして翼ちゃんとか他の子もいるのかしら?」",
|
||||
"302001311_26": "「聞こえてるよ。何かあったのか?」",
|
||||
"302001311_27": "「大量のノイズが現れてるの。この前こっちに来た3人も\\n 向かってるけど、あなたたちも向かってくれるかしら?」",
|
||||
"302001311_28": "「ああ、もちろんッ!」",
|
||||
"302001311_29": "「うらああああああッ!\\n ぶっ飛べえええッ!」",
|
||||
"302001311_30": "「休む暇もないデス……ノイズ、ノイズ、ノイズって、\\n いい加減しつこすぎるのデスッ!」",
|
||||
"302001311_31": "「でも、誰かが倒さないと……」",
|
||||
"302001311_32": "「それは分かってるデスけど……」",
|
||||
"302001311_33": "「はんッ、こんな雑魚ノイズなんて相手になんねーよッ!\\n いくらでもきやがれってんだッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001311_0": "七人の装者",
|
||||
"302001311_1": "「昨日カルマノイズを倒した事で、\\n ギャラルホルンに変化があった」",
|
||||
"302001311_2": "「変化……ですか?」",
|
||||
"302001311_3": "「はい。今までと比べてアラートが弱まっているようなのです」",
|
||||
"302001311_4": "「これは、こちらに出現したカルマノイズが倒れた影響だと\\n みています」",
|
||||
"302001311_5": "「恐らくは、カルマノイズが倒れたことで、異変が\\n 治まりつつあるということになると思います」",
|
||||
"302001311_6": "「異変が治まりつつある……となると、ノイズは――?」",
|
||||
"302001311_7": "「推測ですが、少なくともまたあのノイズがこちらに現れる\\n ようなことは無いと思います」",
|
||||
"302001311_8": "「もしかしたら、普通のノイズも現れないかもしれません。\\n 元々この世界のバビロニアの宝物庫は閉じていますから」",
|
||||
"302001311_9": "「……良かったな」",
|
||||
"302001311_10": "「奏……?」",
|
||||
"302001311_11": "「こっちの世界が無事なら、後はあたしたちの世界の問題だ。\\n ……後は、あたし1人でも――」",
|
||||
"302001311_12": "「……わたしは、降りるつもりはない。\\n こちらの世界だけでなく、そちらの世界が救われるまでは」",
|
||||
"302001311_13": "「わたしも同じですッ!\\n こんな中途半端で手を退くなんて、出来ません」",
|
||||
"302001311_14": "「そういうことよ。\\n 勝手にわたしたちを除け者にしないでくれるかしら?」",
|
||||
"302001311_15": "「……いいのか、本当に?」",
|
||||
"302001311_16": "「……君はもっと他人を頼っていいんだ。\\n 少なくとも俺たちは、君も君の世界も見捨てたりはしない」",
|
||||
"302001311_17": "「……ああ、ありがとう」",
|
||||
"302001311_18": "「では装者全員に指令を伝えるッ! 速やかに並行世界へと渡り、\\n 問題の元凶、カルマ化したノイズを全て撃破するんだッ!」",
|
||||
"302001311_19": "「準備はいいな。みんな」",
|
||||
"302001311_20": "「もちろん」",
|
||||
"302001311_21": "「バッチリですッ!」",
|
||||
"302001311_22": "「……ああッ!」",
|
||||
"302001311_23": "「よし、それでは出発するッ!」",
|
||||
"302001311_24": "「……帰って来たんだな。あたしは」",
|
||||
"302001311_25": "「奏ちゃん、聞こえてる?\\n もしかして翼ちゃんとか他の子もいるのかしら?」",
|
||||
"302001311_26": "「聞こえてるよ。何かあったのか?」",
|
||||
"302001311_27": "「大量のノイズが現れてるの。この前こっちに来た3人も\\n 向かってるけど、あなたたちも向かってくれるかしら?」",
|
||||
"302001311_28": "「ああ、もちろんッ!」",
|
||||
"302001311_29": "「うらああああああッ!\\n ぶっ飛べえええッ!」",
|
||||
"302001311_30": "「休む暇もないデス……ノイズ、ノイズ、ノイズって、\\n いい加減しつこすぎるのデスッ!」",
|
||||
"302001311_31": "「でも、誰かが倒さないと……」",
|
||||
"302001311_32": "「それは分かってるデスけど……」",
|
||||
"302001311_33": "「はんッ、こんな雑魚ノイズなんて相手になんねーよッ!\\n いくらでもきやがれってんだッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,19 +1,19 @@
|
|||
{
|
||||
"302001321_0": "「まだまだ来るデスッ!」",
|
||||
"302001321_1": "「はッ、いくらでも来やがれッ! 風穴開けてやらあッ!」",
|
||||
"302001321_2": "「でも、この数は中々大変……」",
|
||||
"302001321_3": "「キリが無いデス……」",
|
||||
"302001321_4": "「それなら、わたしたちも手を貸そうッ!\\n はああああ――ッ!」",
|
||||
"302001321_5": "「先輩……って、全員で来たのかッ!?\\n いいのかよッ!?」",
|
||||
"302001321_6": "「ええ、向こうはもう心配ないみたい。\\n だから、後はこっちを解決するだけよ」",
|
||||
"302001321_7": "「やっとマリアも一緒デスッ!」",
|
||||
"302001321_8": "「うん、良かった」",
|
||||
"302001321_9": "「それにしても、勢ぞろいだな……。\\n 合計7人って、これだけ装者がいりゃ、余裕だろッ!」",
|
||||
"302001321_10": "「あんたたちと一緒に戦うのは初めてだね。\\n よろしく頼むよ」",
|
||||
"302001321_11": "「おう、足手まといにならねーように気を付けろよなッ」",
|
||||
"302001321_12": "「雪音……もう少し言い方は無いのか……?」",
|
||||
"302001321_13": "「いいんだよ、翼。\\n 足手まといで無い事は、戦いで証明して見せるさ」",
|
||||
"302001321_14": "「み、みんなッ!\\n その、あ、あれって――ッ!」",
|
||||
"302001321_15": "「お出ましデースッ!」",
|
||||
"302001321_16": "「みんな、注意するんだッ! 気を抜くなッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001321_0": "「まだまだ来るデスッ!」",
|
||||
"302001321_1": "「はッ、いくらでも来やがれッ! 風穴開けてやらあッ!」",
|
||||
"302001321_2": "「でも、この数は中々大変……」",
|
||||
"302001321_3": "「キリが無いデス……」",
|
||||
"302001321_4": "「それなら、わたしたちも手を貸そうッ!\\n はああああ――ッ!」",
|
||||
"302001321_5": "「先輩……って、全員で来たのかッ!?\\n いいのかよッ!?」",
|
||||
"302001321_6": "「ええ、向こうはもう心配ないみたい。\\n だから、後はこっちを解決するだけよ」",
|
||||
"302001321_7": "「やっとマリアも一緒デスッ!」",
|
||||
"302001321_8": "「うん、良かった」",
|
||||
"302001321_9": "「それにしても、勢ぞろいだな……。\\n 合計7人って、これだけ装者がいりゃ、余裕だろッ!」",
|
||||
"302001321_10": "「あんたたちと一緒に戦うのは初めてだね。\\n よろしく頼むよ」",
|
||||
"302001321_11": "「おう、足手まといにならねーように気を付けろよなッ」",
|
||||
"302001321_12": "「雪音……もう少し言い方は無いのか……?」",
|
||||
"302001321_13": "「いいんだよ、翼。\\n 足手まといで無い事は、戦いで証明して見せるさ」",
|
||||
"302001321_14": "「み、みんなッ!\\n その、あ、あれって――ッ!」",
|
||||
"302001321_15": "「お出ましデースッ!」",
|
||||
"302001321_16": "「みんな、注意するんだッ! 気を抜くなッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,15 +1,15 @@
|
|||
{
|
||||
"302001331_0": "「立花ッ! 今のうちだッ!」",
|
||||
"302001331_1": "「はいッ!\\n S2CAを――ッ!?」",
|
||||
"302001331_2": "「ぐあッ……」",
|
||||
"302001331_3": "「攻撃ッ!? どこから――ッ!」",
|
||||
"302001331_4": "「向こうデスッ!\\n あのカルマノイズの影にもう1匹いるデスッ!」",
|
||||
"302001331_5": "「まさか……カルマノイズが2体、ですってッ!?」",
|
||||
"302001331_6": "「そんな……奴らが共闘するなんて、今まで一度も――ッ!?」",
|
||||
"302001331_7": "「ぐ、うううううッ、これ、はッ!」",
|
||||
"302001331_8": "「ど、どうなってんだ……よおおおおおッ!」",
|
||||
"302001331_9": "「は、破壊衝動に、押しつぶされそう、デス……」",
|
||||
"302001331_10": "「気を抜いたら……仲間を……ッ」",
|
||||
"302001331_11": "「これが……カルマ化したノイズの、呪い、だというの――ッ」",
|
||||
"302001331_12": "「気を、しっかり持つんだッ!\\n ……奴ら、来るぞッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001331_0": "「立花ッ! 今のうちだッ!」",
|
||||
"302001331_1": "「はいッ!\\n S2CAを――ッ!?」",
|
||||
"302001331_2": "「ぐあッ……」",
|
||||
"302001331_3": "「攻撃ッ!? どこから――ッ!」",
|
||||
"302001331_4": "「向こうデスッ!\\n あのカルマノイズの影にもう1匹いるデスッ!」",
|
||||
"302001331_5": "「まさか……カルマノイズが2体、ですってッ!?」",
|
||||
"302001331_6": "「そんな……奴らが共闘するなんて、今まで一度も――ッ!?」",
|
||||
"302001331_7": "「ぐ、うううううッ、これ、はッ!」",
|
||||
"302001331_8": "「ど、どうなってんだ……よおおおおおッ!」",
|
||||
"302001331_9": "「は、破壊衝動に、押しつぶされそう、デス……」",
|
||||
"302001331_10": "「気を抜いたら……仲間を……ッ」",
|
||||
"302001331_11": "「これが……カルマ化したノイズの、呪い、だというの――ッ」",
|
||||
"302001331_12": "「気を、しっかり持つんだッ!\\n ……奴ら、来るぞッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,22 +1,22 @@
|
|||
{
|
||||
"302001342_0": "「くッ……何とか迎撃は出来たが――」",
|
||||
"302001342_1": "「やはり、この程度では消えないわね……ッ」",
|
||||
"302001342_2": "「くそッ、まさか2体同時なんて――」",
|
||||
"302001342_3": "「――ッ!? あれ……」",
|
||||
"302001342_4": "「プレッシャーが……消えたデスッ!\\n それに、カルマノイズも……」",
|
||||
"302001342_5": "「どうなってんだ……消えちまった……」",
|
||||
"302001342_6": "「間に合ったわ。良かった~。\\n みんな、無事?」",
|
||||
"302001342_7": "「了子さんッ!」",
|
||||
"302001342_8": "「櫻井女史……」",
|
||||
"302001342_9": "「カルマノイズが2体同時に現れたって聞いてね。\\n もう、急いで発明品を持ってかけつけたのよ」",
|
||||
"302001342_10": "「それで、その発明って何なの?」",
|
||||
"302001342_11": "「よくぞ聞いてくれました。これはあのノイズの検知\\n している、生命反応をごまかすための装置なの」",
|
||||
"302001342_12": "「これを使って、あいつが撤退するように仕向けたってわけ」",
|
||||
"302001342_13": "「さっすが了子さんッ!\\n すごいッ!」",
|
||||
"302001342_14": "「まあね~。それ程でもあるわよ」",
|
||||
"302001342_15": "「これであのノイズが現れても、\\n 被害は最小限に出来るだろう」",
|
||||
"302001342_16": "「……そこで君たちに問いたい。君たちはこの世界の\\n 人間ではない。ここで退く事も出来る。本当にいいのか?」",
|
||||
"302001342_17": "「それは――」",
|
||||
"302001342_18": "「即答は無しね~。よく考えてみて欲しいの。あの厄介なノイズが\\n 2体、これは装者が複数いても楽観視できる事態じゃないわ」",
|
||||
"302001342_19": "「……だから、みんな良く考えてみて」"
|
||||
{
|
||||
"302001342_0": "「くッ……何とか迎撃は出来たが――」",
|
||||
"302001342_1": "「やはり、この程度では消えないわね……ッ」",
|
||||
"302001342_2": "「くそッ、まさか2体同時なんて――」",
|
||||
"302001342_3": "「――ッ!? あれ……」",
|
||||
"302001342_4": "「プレッシャーが……消えたデスッ!\\n それに、カルマノイズも……」",
|
||||
"302001342_5": "「どうなってんだ……消えちまった……」",
|
||||
"302001342_6": "「間に合ったわ。良かった~。\\n みんな、無事?」",
|
||||
"302001342_7": "「了子さんッ!」",
|
||||
"302001342_8": "「櫻井女史……」",
|
||||
"302001342_9": "「カルマノイズが2体同時に現れたって聞いてね。\\n もう、急いで発明品を持ってかけつけたのよ」",
|
||||
"302001342_10": "「それで、その発明って何なの?」",
|
||||
"302001342_11": "「よくぞ聞いてくれました。これはあのノイズの検知\\n している、生命反応をごまかすための装置なの」",
|
||||
"302001342_12": "「これを使って、あいつが撤退するように仕向けたってわけ」",
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||||
"302001342_13": "「さっすが了子さんッ!\\n すごいッ!」",
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||||
"302001342_14": "「まあね~。それ程でもあるわよ」",
|
||||
"302001342_15": "「これであのノイズが現れても、\\n 被害は最小限に出来るだろう」",
|
||||
"302001342_16": "「……そこで君たちに問いたい。君たちはこの世界の\\n 人間ではない。ここで退く事も出来る。本当にいいのか?」",
|
||||
"302001342_17": "「それは――」",
|
||||
"302001342_18": "「即答は無しね~。よく考えてみて欲しいの。あの厄介なノイズが\\n 2体、これは装者が複数いても楽観視できる事態じゃないわ」",
|
||||
"302001342_19": "「……だから、みんな良く考えてみて」"
|
||||
}
|
|
@ -1,62 +1,62 @@
|
|||
{
|
||||
"302001351_0": "「奏、わたしに話って……」",
|
||||
"302001351_1": "「ああ。\\n ……戻ったら話そうって約束したからな」",
|
||||
"302001351_2": "「そうだったね……。\\n 実際は戻る前に向こうで会ってしまったけど」",
|
||||
"302001351_3": "「……話しておきたかった。今夜のうちに。\\n そうしないと、話せなくなるかもしれないからな」",
|
||||
"302001351_4": "「……」",
|
||||
"302001351_5": "「お前を最初に見たとき、心臓が止まるかと思った。\\n 死んだはずの翼がそこにいたんだからな……」",
|
||||
"302001351_6": "「……わたしも、同じ。\\n 奏に会えるなんて、思っていなかった……」",
|
||||
"302001351_7": "「ごめんな。冷たい態度をとって」",
|
||||
"302001351_8": "「そんな……」",
|
||||
"302001351_9": "「あたしはずっと怖かったんだ。\\n 翼に軽蔑されるのが……」",
|
||||
"302001351_10": "「あのライブの日、翼はあたしに言ったんだ。\\n 『歌を絶やさないで欲しい』って」",
|
||||
"302001351_11": "「だけどあたしはそんな歌を捨てて、ただノイズを殺すため\\n だけに生きてきた……そんなあたしを見られたくなかった」",
|
||||
"302001351_12": "「だから理由を付けて翼を遠ざけようとして、見ない様にして、\\n ごまかしてきたんだ」",
|
||||
"302001351_13": "「……」",
|
||||
"302001351_14": "「向こうで翼の歌を聴いて、わかった。\\n あたしはやっぱり翼の歌が大好きなんだって」",
|
||||
"302001351_15": "「一緒には唄えなかったけど、あの歌を思い出すだけで、\\n あたしは大丈夫だ。だから、もう――」",
|
||||
"302001351_16": "「違う――ッ!」",
|
||||
"302001351_17": "「翼……?」",
|
||||
"302001351_18": "「奏は歌が大好きな筈だッ! 唄えない筈なんて無いッ!\\n どうしてそんな悲しい事ばかり言うのッ!?」",
|
||||
"302001351_19": "「あたしは、今のあたしは唄えないんだよ……。\\n あたしだって、昔の自分に戻りたいと――」",
|
||||
"302001351_20": "「それが間違ってるッ! 昔の奏が唄うんじゃない、\\n 今の奏が唄わなきゃ意味が無いッ!」",
|
||||
"302001351_21": "「今の……あたしが唄う……?」",
|
||||
"302001351_22": "「今の奏は唄えないんじゃない、唄わないんだッ!\\n 歌が好きなのに、歌を遠ざけてるだけだッ!」",
|
||||
"302001351_23": "「お願い……唄う事を――諦めないでッ!」",
|
||||
"302001351_24": "「――ッ!? それでも……無理な物は無理なんだよッ!\\n 今さら、あたしはもう――ッ!」",
|
||||
"302001351_25": "「――奏ッ!」",
|
||||
"302001351_26": "「……みんな、それで考えてもらえたか?\\n 元の世界に戻るなら――」",
|
||||
"302001351_27": "「――それは不要です。\\n 防人として、戦う覚悟は済んでいますから」",
|
||||
"302001351_28": "「ま、そういうこった。\\n やられっぱなしで帰るなんて出来る訳ねーだろ?」",
|
||||
"302001351_29": "「こっちを平和にして来いって、\\n 向こうの師匠にも言われてますからッ!」",
|
||||
"302001351_30": "「そういうことね」",
|
||||
"302001351_31": "「デスッ!」",
|
||||
"302001351_32": "「誰一人、逃げたりなんかしない」",
|
||||
"302001351_33": "「すまない、ありがとう……」",
|
||||
"302001351_34": "「もう、みんなバカなんだから~。\\n それじゃ、一緒に最後まで頑張りましょうか」",
|
||||
"302001351_35": "「では作戦を説明する。\\n 了子くん、頼む」",
|
||||
"302001351_36": "「はいはい。残るカルマノイズは2体、この前見たので\\n 恐らく最後よ」",
|
||||
"302001351_37": "「それで作戦だけど、そっちの世界でやったように、こちらでも\\n 戦いやすい場所に相手をおびき寄せようと思うの」",
|
||||
"302001351_38": "「では、また歌を?」",
|
||||
"302001351_39": "「うーん、それだと準備もあるし、唄っている装者が戦いにくく\\n なるのよね。だから、代わりの物を用意するわ」",
|
||||
"302001351_40": "「代わり……といってもフォニックゲインを人為的に高める\\n 装置なんて聞いたことないけど……」",
|
||||
"302001351_41": "「実際にフォニックゲインを発生させる必要はないのよ。\\n 要はあのノイズの知覚を狂わせればいいの」",
|
||||
"302001351_42": "「それなら、この前の装置の派生でちょちょいっと\\n 作れるわ~」",
|
||||
"302001351_43": "「さっすが了子さん……」",
|
||||
"302001351_44": "「……なんか複雑だけどな」",
|
||||
"302001351_45": "「ということで、決戦はライブ会場よ。残りのカルマノイズを\\n 倒して、みんなでパーティでもしましょ?」",
|
||||
"302001351_46": "「――ああ、全部倒してやらあッ!」",
|
||||
"302001351_47": "(奏……)",
|
||||
"302001351_48": "「……翼、なんだ?」",
|
||||
"302001351_49": "「奏……昨日は……」",
|
||||
"302001351_50": "「いいんだ。悪いのはあたしだから……」",
|
||||
"302001351_51": "「そうじゃない、そうじゃないんだ……。\\n わたしは、奏に――」",
|
||||
"302001351_52": "「……始めるわ」",
|
||||
"302001351_53": "「……来るぞッ」",
|
||||
"302001351_54": "「最初から2体でくるたぁ、相変わらずノイズのくせに\\n ベタベタと仲良くしやがってッ」",
|
||||
"302001351_55": "「とにかく隙を作るわよ。\\n そうしてS2CAでトドメを刺すしかないわ」",
|
||||
"302001351_56": "「頑張るデスッ」",
|
||||
"302001351_57": "「うん、わたしたちがやらなきゃ」",
|
||||
"302001351_58": "「全力でいきましょうッ!」",
|
||||
"302001351_59": "「……わたしたちが人類守護の砦だ。\\n ここで決着をつけるぞッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001351_0": "「奏、わたしに話って……」",
|
||||
"302001351_1": "「ああ。\\n ……戻ったら話そうって約束したからな」",
|
||||
"302001351_2": "「そうだったね……。\\n 実際は戻る前に向こうで会ってしまったけど」",
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||||
"302001351_3": "「……話しておきたかった。今夜のうちに。\\n そうしないと、話せなくなるかもしれないからな」",
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||||
"302001351_4": "「……」",
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||||
"302001351_5": "「お前を最初に見たとき、心臓が止まるかと思った。\\n 死んだはずの翼がそこにいたんだからな……」",
|
||||
"302001351_6": "「……わたしも、同じ。\\n 奏に会えるなんて、思っていなかった……」",
|
||||
"302001351_7": "「ごめんな。冷たい態度をとって」",
|
||||
"302001351_8": "「そんな……」",
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||||
"302001351_9": "「あたしはずっと怖かったんだ。\\n 翼に軽蔑されるのが……」",
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||||
"302001351_10": "「あのライブの日、翼はあたしに言ったんだ。\\n 『歌を絶やさないで欲しい』って」",
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||||
"302001351_11": "「だけどあたしはそんな歌を捨てて、ただノイズを殺すため\\n だけに生きてきた……そんなあたしを見られたくなかった」",
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"302001351_12": "「だから理由を付けて翼を遠ざけようとして、見ない様にして、\\n ごまかしてきたんだ」",
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"302001351_13": "「……」",
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"302001351_14": "「向こうで翼の歌を聴いて、わかった。\\n あたしはやっぱり翼の歌が大好きなんだって」",
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"302001351_15": "「一緒には唄えなかったけど、あの歌を思い出すだけで、\\n あたしは大丈夫だ。だから、もう――」",
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"302001351_16": "「違う――ッ!」",
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"302001351_17": "「翼……?」",
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"302001351_18": "「奏は歌が大好きな筈だッ! 唄えない筈なんて無いッ!\\n どうしてそんな悲しい事ばかり言うのッ!?」",
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"302001351_19": "「あたしは、今のあたしは唄えないんだよ……。\\n あたしだって、昔の自分に戻りたいと――」",
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"302001351_20": "「それが間違ってるッ! 昔の奏が唄うんじゃない、\\n 今の奏が唄わなきゃ意味が無いッ!」",
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"302001351_21": "「今の……あたしが唄う……?」",
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"302001351_22": "「今の奏は唄えないんじゃない、唄わないんだッ!\\n 歌が好きなのに、歌を遠ざけてるだけだッ!」",
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"302001351_23": "「お願い……唄う事を――諦めないでッ!」",
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"302001351_24": "「――ッ!? それでも……無理な物は無理なんだよッ!\\n 今さら、あたしはもう――ッ!」",
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"302001351_25": "「――奏ッ!」",
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"302001351_26": "「……みんな、それで考えてもらえたか?\\n 元の世界に戻るなら――」",
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"302001351_27": "「――それは不要です。\\n 防人として、戦う覚悟は済んでいますから」",
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"302001351_28": "「ま、そういうこった。\\n やられっぱなしで帰るなんて出来る訳ねーだろ?」",
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"302001351_29": "「こっちを平和にして来いって、\\n 向こうの師匠にも言われてますからッ!」",
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"302001351_30": "「そういうことね」",
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||||
"302001351_31": "「デスッ!」",
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"302001351_32": "「誰一人、逃げたりなんかしない」",
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"302001351_33": "「すまない、ありがとう……」",
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"302001351_35": "「では作戦を説明する。\\n 了子くん、頼む」",
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"302001351_36": "「はいはい。残るカルマノイズは2体、この前見たので\\n 恐らく最後よ」",
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"302001351_37": "「それで作戦だけど、そっちの世界でやったように、こちらでも\\n 戦いやすい場所に相手をおびき寄せようと思うの」",
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"302001351_38": "「では、また歌を?」",
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"302001351_39": "「うーん、それだと準備もあるし、唄っている装者が戦いにくく\\n なるのよね。だから、代わりの物を用意するわ」",
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"302001351_40": "「代わり……といってもフォニックゲインを人為的に高める\\n 装置なんて聞いたことないけど……」",
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"302001351_41": "「実際にフォニックゲインを発生させる必要はないのよ。\\n 要はあのノイズの知覚を狂わせればいいの」",
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"302001351_42": "「それなら、この前の装置の派生でちょちょいっと\\n 作れるわ~」",
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"302001351_43": "「さっすが了子さん……」",
|
||||
"302001351_44": "「……なんか複雑だけどな」",
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||||
"302001351_45": "「ということで、決戦はライブ会場よ。残りのカルマノイズを\\n 倒して、みんなでパーティでもしましょ?」",
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"302001351_47": "(奏……)",
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||||
"302001351_48": "「……翼、なんだ?」",
|
||||
"302001351_49": "「奏……昨日は……」",
|
||||
"302001351_50": "「いいんだ。悪いのはあたしだから……」",
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||||
"302001351_51": "「そうじゃない、そうじゃないんだ……。\\n わたしは、奏に――」",
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"302001351_53": "「……来るぞッ」",
|
||||
"302001351_54": "「最初から2体でくるたぁ、相変わらずノイズのくせに\\n ベタベタと仲良くしやがってッ」",
|
||||
"302001351_55": "「とにかく隙を作るわよ。\\n そうしてS2CAでトドメを刺すしかないわ」",
|
||||
"302001351_56": "「頑張るデスッ」",
|
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|
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|
||||
"302001351_59": "「……わたしたちが人類守護の砦だ。\\n ここで決着をつけるぞッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,18 +1,18 @@
|
|||
{
|
||||
"302001352_0": "「倒した――ッ!?」",
|
||||
"302001352_1": "「ダメよッ、これじゃ足りないッ!」",
|
||||
"302001352_2": "「反撃が来るぞッ!」",
|
||||
"302001352_3": "「みんなッ、耐えるんだッ!\\n くッ、あああああああ――ッ!」",
|
||||
"302001352_4": "「……みんな、しっかりしなさいッ!」",
|
||||
"302001352_5": "「くッ……あ……」",
|
||||
"302001352_6": "「ちッ……くしょう……」",
|
||||
"302001352_7": "「……なんとか、生きてるけど……」",
|
||||
"302001352_8": "「た、立てないの、デス……」",
|
||||
"302001352_9": "「ダメージは、深刻……」",
|
||||
"302001352_10": "「まだ、まだだ……」",
|
||||
"302001352_11": "「……わたしは、まだ唄っていたいッ!\\n 明日も、明後日も……風鳴翼の歌を絶やしたりはしないッ!」",
|
||||
"302001352_12": "(……翼、お前は本当に強い奴だ。\\n あたしなんかよりもずっと……)",
|
||||
"302001352_13": "(だけど、あたしも、そんなお前の横に立ちたいッ!\\n そのために、もう二度と翼を失うわけにはいかないッ!)",
|
||||
"302001352_14": "(もう二度と――)",
|
||||
"302001352_15": "「生きるのを諦めないッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001352_0": "「倒した――ッ!?」",
|
||||
"302001352_1": "「ダメよッ、これじゃ足りないッ!」",
|
||||
"302001352_2": "「反撃が来るぞッ!」",
|
||||
"302001352_3": "「みんなッ、耐えるんだッ!\\n くッ、あああああああ――ッ!」",
|
||||
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|
||||
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|
||||
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|
||||
"302001352_7": "「……なんとか、生きてるけど……」",
|
||||
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|
||||
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|
||||
"302001352_10": "「まだ、まだだ……」",
|
||||
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|
||||
"302001352_12": "(……翼、お前は本当に強い奴だ。\\n あたしなんかよりもずっと……)",
|
||||
"302001352_13": "(だけど、あたしも、そんなお前の横に立ちたいッ!\\n そのために、もう二度と翼を失うわけにはいかないッ!)",
|
||||
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|
||||
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|
||||
}
|
|
@ -1,31 +1,31 @@
|
|||
{
|
||||
"302001411_0": "逆光のリゾルヴ",
|
||||
"302001411_1": "「まだ、まだだ……。わたしは、まだ唄っていたいッ!\\n 明日も、明後日も……風鳴翼の歌を絶やしたりはしないッ!」",
|
||||
"302001411_2": "「まだだッ!な――ッ!?」",
|
||||
"302001411_3": "(くッ! ……この攻撃はかわせないッ!?)",
|
||||
"302001411_4": "「やはり、わたし1人では、飛ぶことなんて――」",
|
||||
"302001411_5": "「何、弱気なこと言ってんだ」",
|
||||
"302001411_6": "「奏ッ!」",
|
||||
"302001411_7": "「ぐッ! はあはあッ……。\\n 1人で飛ぶなんて、寂しいこと言わないでくれよな」",
|
||||
"302001411_8": "「あたしも一緒だ、翼ッ! あんたの知ってる片翼より、\\n ちょいとばかし情けないかもしれないけど」",
|
||||
"302001411_9": "(――ああッ!\\n 忘れかけていたこの感じ……やっぱり、そう――)",
|
||||
"302001411_10": "(奏は、奏だッ!)",
|
||||
"302001411_11": "「ううん、奏は最高の片翼だよ……」",
|
||||
"302001411_12": "「はははッ!」",
|
||||
"302001411_13": "「おら、お前らッ! もう限界か?\\n そっちの装者の力はそんなもんかッ!」",
|
||||
"302001411_14": "「奏さん……」",
|
||||
"302001411_15": "「言うじゃねーか……よ」",
|
||||
"302001411_16": "「なら、見せてもらおうじゃないの――あなたの力を」",
|
||||
"302001411_17": "「わたしたちの力を、奏さんに……」",
|
||||
"302001411_18": "「……ぜんぶ、もってけデスッ」",
|
||||
"302001411_19": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302001411_20": "「セット、ハーモニクス……ッ。\\n この力、……届けええええええッ!」",
|
||||
"302001411_21": "「奏……」",
|
||||
"302001411_22": "(……あの日、あたしを護るために唄って散った翼、\\n その翼の想いを、あたしは、今まで裏切ってた……)",
|
||||
"302001411_23": "(ごめんな翼。だけど……もうあたしは大丈夫だッ!\\n 随分と時間かかっちまったけど、今なら唄えるッ!)",
|
||||
"302001411_24": "「……翼、行くよッ!」",
|
||||
"302001411_25": "「うん、行こう、奏ッ!」",
|
||||
"302001411_26": "「……翼、それにみんなも聴いてくれ<speed=0.5>。</speed>\\n 戦いの為じゃない、あたしの歌をッ!」",
|
||||
"302001411_27": "「この歌で……あたしはまた飛んでやるッ<speed=0.5>!</speed>\\n 取り戻した翼で……誰よりも高く飛んでみせるッ!」",
|
||||
"302001411_28": "(見ててくれ翼――)"
|
||||
{
|
||||
"302001411_0": "逆光のリゾルヴ",
|
||||
"302001411_1": "「まだ、まだだ……。わたしは、まだ唄っていたいッ!\\n 明日も、明後日も……風鳴翼の歌を絶やしたりはしないッ!」",
|
||||
"302001411_2": "「まだだッ!な――ッ!?」",
|
||||
"302001411_3": "(くッ! ……この攻撃はかわせないッ!?)",
|
||||
"302001411_4": "「やはり、わたし1人では、飛ぶことなんて――」",
|
||||
"302001411_5": "「何、弱気なこと言ってんだ」",
|
||||
"302001411_6": "「奏ッ!」",
|
||||
"302001411_7": "「ぐッ! はあはあッ……。\\n 1人で飛ぶなんて、寂しいこと言わないでくれよな」",
|
||||
"302001411_8": "「あたしも一緒だ、翼ッ! あんたの知ってる片翼より、\\n ちょいとばかし情けないかもしれないけど」",
|
||||
"302001411_9": "(――ああッ!\\n 忘れかけていたこの感じ……やっぱり、そう――)",
|
||||
"302001411_10": "(奏は、奏だッ!)",
|
||||
"302001411_11": "「ううん、奏は最高の片翼だよ……」",
|
||||
"302001411_12": "「はははッ!」",
|
||||
"302001411_13": "「おら、お前らッ! もう限界か?\\n そっちの装者の力はそんなもんかッ!」",
|
||||
"302001411_14": "「奏さん……」",
|
||||
"302001411_15": "「言うじゃねーか……よ」",
|
||||
"302001411_16": "「なら、見せてもらおうじゃないの――あなたの力を」",
|
||||
"302001411_17": "「わたしたちの力を、奏さんに……」",
|
||||
"302001411_18": "「……ぜんぶ、もってけデスッ」",
|
||||
"302001411_19": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"302001411_20": "「セット、ハーモニクス……ッ。\\n この力、……届けええええええッ!」",
|
||||
"302001411_21": "「奏……」",
|
||||
"302001411_22": "(……あの日、あたしを護るために唄って散った翼、\\n その翼の想いを、あたしは、今まで裏切ってた……)",
|
||||
"302001411_23": "(ごめんな翼。だけど……もうあたしは大丈夫だッ!\\n 随分と時間かかっちまったけど、今なら唄えるッ!)",
|
||||
"302001411_24": "「……翼、行くよッ!」",
|
||||
"302001411_25": "「うん、行こう、奏ッ!」",
|
||||
"302001411_26": "「……翼、それにみんなも聴いてくれ<speed=0.5>。</speed>\\n 戦いの為じゃない、あたしの歌をッ!」",
|
||||
"302001411_27": "「この歌で……あたしはまた飛んでやるッ<speed=0.5>!</speed>\\n 取り戻した翼で……誰よりも高く飛んでみせるッ!」",
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||||
"302001411_28": "(見ててくれ翼――)"
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||||
}
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@ -1,9 +1,9 @@
|
|||
{
|
||||
"302001412_0": "「……」",
|
||||
"302001412_1": "「……最高の歌だったよ、奏……」",
|
||||
"302001412_2": "「ああ、ありがとう……。なあ、翼……。\\n 唄うって、こんなに楽しくて、気持ちのいい事だったんだな」",
|
||||
"302001412_3": "「今度こそ誓うよ。あたしは、もう歌を絶やしたりなんて\\n しない……この声が枯れるまで、唄いつづけるから」",
|
||||
"302001412_4": "「うん……うんッ!\\n わたしは奏の歌が大好きだから……聴かせて欲しいッ!」",
|
||||
"302001412_5": "「ああ。聴いて欲しい。翼が好きだと言ったあたしの歌声で、\\n この世界を一杯にして見せるから……」",
|
||||
"302001412_6": "「例え世界が離れていても、あたしは翼の片翼だから……」"
|
||||
{
|
||||
"302001412_0": "「……」",
|
||||
"302001412_1": "「……最高の歌だったよ、奏……」",
|
||||
"302001412_2": "「ああ、ありがとう……。なあ、翼……。\\n 唄うって、こんなに楽しくて、気持ちのいい事だったんだな」",
|
||||
"302001412_3": "「今度こそ誓うよ。あたしは、もう歌を絶やしたりなんて\\n しない……この声が枯れるまで、唄いつづけるから」",
|
||||
"302001412_4": "「うん……うんッ!\\n わたしは奏の歌が大好きだから……聴かせて欲しいッ!」",
|
||||
"302001412_5": "「ああ。聴いて欲しい。翼が好きだと言ったあたしの歌声で、\\n この世界を一杯にして見せるから……」",
|
||||
"302001412_6": "「例え世界が離れていても、あたしは翼の片翼だから……」"
|
||||
}
|
|
@ -1,81 +1,81 @@
|
|||
{
|
||||
"302001511_0": "両翼は再び空を舞う",
|
||||
"302001511_1": "「うおッ! お前、そんなにサイリウムたくさん\\n 持って――ガチじゃねーかッ!?」",
|
||||
"302001511_2": "「当然ッ! 全力で楽しまなきゃッ!」",
|
||||
"302001511_3": "「つっても、今日はリハーサルなんだけどな」",
|
||||
"302001511_4": "「いやいや、奏さんの歌をわたしたちで独占できるんですよッ!\\n クリスちゃんも、もっとテンションあげてッ!」",
|
||||
"302001511_5": "「い、いや、あたしはいいってッ!」",
|
||||
"302001511_6": "「くッ、どうしてなんだッ!\\n 明日は奏の復帰ライブだというのに……」",
|
||||
"302001511_7": "「何故わたしたちは今日、帰らなければいけないんだッ!」",
|
||||
"302001511_8": "「しょうがないじゃない、わたしたちにも仕事があるんだから。\\n 向こうのファンを蔑ろには出来ないでしょう?」",
|
||||
"302001511_9": "「それはわかっている。わかっているが……」",
|
||||
"302001511_10": "「翼、あたしを心配してくれてありがとな。\\n でも、あたしはもう大丈夫だから」",
|
||||
"302001511_11": "「あの、奏……」",
|
||||
"302001511_12": "「ん? どうした?」",
|
||||
"302001511_13": "「やっぱり、わたし――」",
|
||||
"302001511_14": "「翼、ちゃんと帰れよ?\\n 向こうで翼の歌を待っている人たちが大勢いるんだろう?」",
|
||||
"302001511_15": "「奏は、寂しくないの……?\\n わたしは、奏がいないと……」",
|
||||
"302001511_16": "「おいおい、何泣きそうになってるんだよ」",
|
||||
"302001511_17": "「な、泣きそうになんてなってないッ!」",
|
||||
"302001511_18": "「どうかな? 翼は泣き虫だからなぁ~」",
|
||||
"302001511_19": "「奏はわたしにいじわるだ……」",
|
||||
"302001511_20": "(何、この剣……可愛すぎッ)",
|
||||
"302001511_21": "「うわぁ……すんごいレアな翼さんだ……」",
|
||||
"302001511_22": "「見たことない表情してるデス……」",
|
||||
"302001511_23": "「ちょっとびっくり……」",
|
||||
"302001511_24": "「……なあ、あれ誰だよ?」",
|
||||
"302001511_25": "「お、お前たちッ!\\n 人をじろじろと見るなッ!」",
|
||||
"302001511_26": "「ハハッ! まったく、翼はいい仲間を持ってるね」",
|
||||
"302001511_27": "「くッ! それはそうと……今日はリハーサルなんだよね?」",
|
||||
"302001511_28": "「ああ、そうだよ。当り前じゃないか」",
|
||||
"302001511_29": "「それにしてはやけに人が多いような気が……」",
|
||||
"302001511_30": "「当然じゃないですかッ!\\n だって、今日は、ツヴァ――」",
|
||||
"302001511_31": "<size=40>「ああああッ!」</size>",
|
||||
"302001511_32": "「ん?」",
|
||||
"302001511_33": "「みなさん、二課の職員だそうです。\\n 奏さんの歌を聴きたいって集まったみたいで」",
|
||||
"302001511_34": "「仕事ほっぽり出してまで……大丈夫なのか?」",
|
||||
"302001511_35": "「…………」",
|
||||
"302001511_36": "「……奏? 大丈夫?」",
|
||||
"302001511_37": "「ああ、大丈夫……つったけど、\\n やっぱりブランクがあると緊張するな」",
|
||||
"302001511_38": "「本番も近いからか、リハーサルとはいえ、身体が震えていやがる。\\n 翼と一緒にデビューしたての頃を思い出すな」",
|
||||
"302001511_39": "(……奏が困ってるのに、\\n わたしは……何も力になれないの?)",
|
||||
"302001511_40": "「…………奏ッ!」",
|
||||
"302001511_41": "「ん? どうした翼」",
|
||||
"302001511_42": "「わたしに何か出来ることはないッ!?\\n なんでもいい、奏の役に立ちたいッ!」",
|
||||
"302001511_43": "「翼……」",
|
||||
"302001511_44": "「いや、だめだ。これ以上翼に頼るなんて――」",
|
||||
"302001511_45": "「奏ッ!」",
|
||||
"302001511_46": "「……本当にいいのか? お願いしても」",
|
||||
"302001511_47": "「うんッ! わたしにできることならなんでも言って」",
|
||||
"302001511_48": "「……ハハ。わかった。\\n なあ、あれを持ってきてくれッ!」",
|
||||
"302001511_49": "「はいデースッ! 準備万端デスよッ!」",
|
||||
"302001511_50": "「うん、しわ1つ、つけてない」",
|
||||
"302001511_51": "「……これは?\\n わたしのステージ衣装?」",
|
||||
"302001511_52": "「いや~、実は1人で唄うのがちょっとばかし不安だったんだよ。\\n なんせ、リハとは言え、久々だからさ」",
|
||||
"302001511_53": "「翼が一緒に唄ってくれるってんなら、\\n これ以上、心強いものはないな」",
|
||||
"302001511_54": "「……え?」",
|
||||
"302001511_55": "「ほらほら、翼さん、着替えて着替えてッ!」",
|
||||
"302001511_56": "「ええッ!?」",
|
||||
"302001511_57": "「着替えてって……わ、わたしも唄うのッ!?\\n わたしは、こっちの世界の人間じゃ――」",
|
||||
"302001511_58": "「リハーサルなんだから、なにも問題ないさッ!」",
|
||||
"302001511_59": "「それに、さっき『なんでもやる』って言ってたじゃないか」",
|
||||
"302001511_60": "「そうだけど――って、\\n みんなは知ってたのか?」",
|
||||
"302001511_61": "「まあ、そういうこったな」",
|
||||
"302001511_62": "「ごめんなさい。翼の困る顔を見たいって、みんな聞かなくて」",
|
||||
"302001511_63": "「マリアも見たいって言ってたじゃないデスか?」",
|
||||
"302001511_64": "「うん、うん」",
|
||||
"302001511_65": "「今日は、一夜限りのツヴァイウィングライブですッ!\\n あ~ッ! 未来も連れてきたかったな~ッ!」",
|
||||
"302001511_66": "「くッ! お前たちわたしを嵌めたのかッ!?」",
|
||||
"302001511_67": "「もしかして翼は、あたしと一緒に唄うのは嫌かい?」",
|
||||
"302001511_68": "「そ、そんなわけないッ!」",
|
||||
"302001511_69": "「なら何も問題ないじゃないか」",
|
||||
"302001511_70": "「あの日――翼があたしを助けてくれたあの日、\\n あたしの時間は止まっちまった」",
|
||||
"302001511_71": "「だけど、翼ともう一度唄うことで、動き出す気がする……。\\n 前へ進める気がするんだッ!」",
|
||||
"302001511_72": "「奏……」",
|
||||
"302001511_73": "「なあ、翼――」",
|
||||
"302001511_74": "「なに、奏?」",
|
||||
"302001511_75": "「……あたしと翼。\\n 両翼揃ったツヴァイウィングは――?」",
|
||||
"302001511_76": "「――どこまでだって、飛んで行けるッ!」",
|
||||
"302001511_77": "「良い返事だッ!\\n それじゃ、行くよ――ッ!」",
|
||||
"302001511_78": "「ま、待ってよッ! 奏ッ!」"
|
||||
{
|
||||
"302001511_0": "両翼は再び空を舞う",
|
||||
"302001511_1": "「うおッ! お前、そんなにサイリウムたくさん\\n 持って――ガチじゃねーかッ!?」",
|
||||
"302001511_2": "「当然ッ! 全力で楽しまなきゃッ!」",
|
||||
"302001511_3": "「つっても、今日はリハーサルなんだけどな」",
|
||||
"302001511_4": "「いやいや、奏さんの歌をわたしたちで独占できるんですよッ!\\n クリスちゃんも、もっとテンションあげてッ!」",
|
||||
"302001511_5": "「い、いや、あたしはいいってッ!」",
|
||||
"302001511_6": "「くッ、どうしてなんだッ!\\n 明日は奏の復帰ライブだというのに……」",
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||||
"302001511_7": "「何故わたしたちは今日、帰らなければいけないんだッ!」",
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||||
"302001511_8": "「しょうがないじゃない、わたしたちにも仕事があるんだから。\\n 向こうのファンを蔑ろには出来ないでしょう?」",
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||||
"302001511_9": "「それはわかっている。わかっているが……」",
|
||||
"302001511_10": "「翼、あたしを心配してくれてありがとな。\\n でも、あたしはもう大丈夫だから」",
|
||||
"302001511_11": "「あの、奏……」",
|
||||
"302001511_12": "「ん? どうした?」",
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"302001511_13": "「やっぱり、わたし――」",
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"302001511_24": "「……なあ、あれ誰だよ?」",
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"302001511_34": "「仕事ほっぽり出してまで……大丈夫なのか?」",
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"302001511_35": "「…………」",
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"302001511_36": "「……奏? 大丈夫?」",
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"302001511_37": "「ああ、大丈夫……つったけど、\\n やっぱりブランクがあると緊張するな」",
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"302001511_38": "「本番も近いからか、リハーサルとはいえ、身体が震えていやがる。\\n 翼と一緒にデビューしたての頃を思い出すな」",
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"302001511_39": "(……奏が困ってるのに、\\n わたしは……何も力になれないの?)",
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"302001511_40": "「…………奏ッ!」",
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"302001511_41": "「ん? どうした翼」",
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"302001511_42": "「わたしに何か出来ることはないッ!?\\n なんでもいい、奏の役に立ちたいッ!」",
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"302001511_43": "「翼……」",
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"302001511_44": "「いや、だめだ。これ以上翼に頼るなんて――」",
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"302001511_48": "「……ハハ。わかった。\\n なあ、あれを持ってきてくれッ!」",
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"302001511_49": "「はいデースッ! 準備万端デスよッ!」",
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||||
"302001511_50": "「うん、しわ1つ、つけてない」",
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"302001511_54": "「……え?」",
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"302001511_55": "「ほらほら、翼さん、着替えて着替えてッ!」",
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"302001511_56": "「ええッ!?」",
|
||||
"302001511_57": "「着替えてって……わ、わたしも唄うのッ!?\\n わたしは、こっちの世界の人間じゃ――」",
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"302001511_58": "「リハーサルなんだから、なにも問題ないさッ!」",
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||||
"302001511_59": "「それに、さっき『なんでもやる』って言ってたじゃないか」",
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"302001511_67": "「もしかして翼は、あたしと一緒に唄うのは嫌かい?」",
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"302001511_68": "「そ、そんなわけないッ!」",
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"302001511_69": "「なら何も問題ないじゃないか」",
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"302001511_70": "「あの日――翼があたしを助けてくれたあの日、\\n あたしの時間は止まっちまった」",
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"302001511_71": "「だけど、翼ともう一度唄うことで、動き出す気がする……。\\n 前へ進める気がするんだッ!」",
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"302001511_72": "「奏……」",
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"302001511_73": "「なあ、翼――」",
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"302001511_74": "「なに、奏?」",
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"302001511_75": "「……あたしと翼。\\n 両翼揃ったツヴァイウィングは――?」",
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"302001511_76": "「――どこまでだって、飛んで行けるッ!」",
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"302001511_77": "「良い返事だッ!\\n それじゃ、行くよ――ッ!」",
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"302001511_78": "「ま、待ってよッ! 奏ッ!」"
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