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@ -1,40 +1,40 @@
{
"315000111_0": "小さな分身",
"315000111_1": "「やあぁぁぁ――ッ!」",
"315000111_2": "「切ちゃん、今ッ!」",
"315000111_3": "「了解デースッ!\\n はあああ――ッ」",
"315000111_4": "「2人とも、そこまでにしなさい」",
"315000111_5": "「ふう……」",
"315000111_6": "「お疲れ様デースッ!\\n 調、いい感じに決まったデスねッ」",
"315000111_7": "「うん。上手く連携がとれたと思う」",
"315000111_8": "「どうですか……?」",
"315000111_9": "「ええ、良いデータがとれたわ」",
"315000111_10": "「この前よりもスコアは上がったデスか?」",
"315000111_11": "「個々のスコアは、正直課題の残るものだけど……」",
"315000111_12": "「うう……」",
"315000111_13": "「だけど、連携戦闘になると格段に撃破効率が上がるわね。\\n すごいスコアだわ」",
"315000111_14": "「本当デスかッ!?」",
"315000111_15": "「ええ」",
"315000111_16": "「フフ。お互いの得手不得手をよく把握して、\\n 上手く立ち回れているみたいね」",
"315000111_17": "「ああ、攻撃の呼吸やその後の隙までよく見て動けている」",
"315000111_18": "「やったね、切ちゃん」",
"315000111_19": "「へっへーんッ!それほどでもあるデースッ!」",
"315000111_20": "「少しは謙遜しろっての」",
"315000111_21": "「でもでも、2人って時々、事前に打ちあわせでもしてたのかな?\\n ――って動きをするよね」",
"315000111_22": "「息がピッタリ過ぎるというか……、どうしてッ!?」",
"315000111_23": "「そんなのは当然ッ!\\n 人は仲良しだからデースッ ね、調」",
"315000111_24": "「はい。わたしたちは2人でひとつです」",
"315000111_25": "「1足す1が3にも4にもなるんデースッ!」",
"315000111_26": "「ったく……。\\n また人目もはばからずベタベタして……」",
"315000111_27": "「仲の良さならわたしたちだって負けないよッ!\\n ね、クリスちゃん」",
"315000111_28": "「なんであたしに振るんだッ!」",
"315000111_29": "「だってわたしたちも仲良しだからッ!」",
"315000111_30": "「無駄に張り合おうとするなッ!」",
"315000111_31": "「でも、仲の良さはともかく、戦闘のスコアで\\n 後輩に負けっぱなしってのもな……」",
"315000111_32": "「もう、クリスちゃんったら。\\n 組みたいなら最初から素直にそう言えばいいのに」",
"315000111_33": "「う、うるせー……。\\n 御託はいいからとっととやるぞッ」",
"315000111_34": "「それなら次は2対2の対人戦闘のデータを取りましょう」",
"315000111_35": "「望むところデスッ!」",
"315000111_36": "「負けないからね、2人ともッ!」",
"315000111_37": "「よろしくお願いします」"
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@ -1,58 +1,58 @@
{
"315000112_0": "「ふー。今日もいい汗かいたデス」",
"315000112_1": "「そうだね」",
"315000112_2": "「シャワーを浴びてすっきりしたし、\\n 家に帰って、ご飯にするデスよ」",
"315000112_3": "「その前に、ちょっと寄りたいところがあるんだ」",
"315000112_4": "「調から寄り道のお誘いなんて珍しいデスッ!\\n どこに行きたいんデスか 映画でもお買い物でも……」",
"315000112_5": "「ううん、すぐそこだよ」",
"315000112_6": "「……ここって、エルフナインの研究室?」",
"315000112_7": "「お邪魔します」",
"315000112_8": "「なんだか分からないけど、お邪魔するデスよー」",
"315000112_9": "「あ、訓練が終わったんですね」",
"315000112_10": "「うん。今さっき終わったところだよ」",
"315000112_11": "「お疲れ様です。\\n すみません、訓練に立ち会うことが出来なくて」",
"315000112_12": "「友里さんに戦闘データの計測をお願いしていたので、\\n あとでボクも確認してみます」",
"315000112_13": "「よろしくデスッ!」",
"315000112_14": "「――って、これを伝えるためにわざわざ来たデスか?」",
"315000112_15": "「ううん。それだけじゃなくて、\\n この前お願いしてた、アレを確認したくて」",
"315000112_16": "「はい、アレのことですね」",
"315000112_17": "「アレ……ッ!?\\n 人してなんの話をしてるんデスか……」",
"315000112_18": "「切ちゃんロボと調ロボのことだよ」",
"315000112_19": "「あーッ! そのことデスかッ!」",
"315000112_20": "「そういえば、エルフナインに預けてたデス」",
"315000112_21": "「突然デスが、説明するデスッ!」",
"315000112_22": "「説明します」",
"315000112_23": "「調ロボは、アタシの誕生日にプレゼントしてもらった、\\n 調の形をしたロボットデスッ」",
"315000112_24": "「切ちゃんロボは、切ちゃんの形をしたロボットです」",
"315000112_25": "「エルフナインと協力して、腕によりをかけて作ったデス」",
"315000112_26": "「調理機能や黒歴史破壊機能などなど、\\n あると嬉しい各種機能つき」",
"315000112_27": "「調にもらってからは、いっしょに遊んだり\\n お料理をしたりしてるデスッ」",
"315000112_28": "「最近、ダンスも覚えたんだよね」",
"315000112_29": "「デスデースッ!」",
"315000112_30": "「じー……」",
"315000112_31": "「調がちっちゃくなったみたいで可愛いデス」",
"315000112_32": "「切ちゃんロボも可愛い……」",
"315000112_33": "「あ、あの……。おふたりとも、\\n 誰に向かって話しているんですか……」",
"315000112_34": "「は……ッ!\\n これは失礼しましたデス」",
"315000112_35": "「ロボたちは、メンテナンスと新機能の追加のために\\n 預けていたんだよね」",
"315000112_36": "「新機能、楽しみデス。\\n 調ロボはお湯の温度が変えられるようになるとかッ」",
"315000112_37": "「切ちゃんロボは微塵切りだけじゃなくて\\n 薄切りとか皮むきも出来るようになるんだよね」",
"315000112_38": "「そのことなんですが……、\\n 実は、まだあまり進んでいないんです」",
"315000112_39": "「なんデスとッ!?」",
"315000112_40": "「ごめんなさい。急な依頼が入ってきてしまいまして」",
"315000112_41": "「依頼……デスか?」",
"315000112_42": "「それってもしかして、モニターに映ってるこれのこと?」",
"315000112_43": "「はい、その通りです」",
"315000112_44": "「金ぴかの林檎に見えるデス……」",
"315000112_45": "「これは日本政府から解析の依頼で預かっている、\\n 完全聖遺物なんです」",
"315000112_46": "「完全聖遺物ッ!? これが……」",
"315000112_47": "「ヤバい物なんデスか?」",
"315000112_48": "「いえ、そこまで危険な物でないことは分かっています」",
"315000112_49": "「しかし、既に起動状態にあるので、S.O.N.G.のコンピュータを  \\n 使って慎重に解析を進めているんです」",
"315000112_50": "「――そうデスか。ほっとしたデス」",
"315000112_51": "「お仕事だったら仕方がないデスねッ!\\n 急かしてしまってごめんなさいデス」",
"315000112_52": "「こちらこそすみません。\\n 手があき次第、すぐにとりかかります」",
"315000112_53": "「ありがとう。\\n それじゃ、あまり邪魔したら悪いし、そろそろ帰ろうか」",
"315000112_54": "「そうデスねッ! ロボはゆっくりでいいから、\\n あんまり無理したらダメデスよ」",
"315000112_55": "「ありがとうございます。それではまた明日」"
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@ -1,31 +1,31 @@
{
"315000121_0": "「それでは、昨日に続いて戦闘データをとりつつ訓練を開始します」",
"315000121_1": "「ええ、お願いするわ」",
"315000121_2": "「ところで、戦闘データって今までのが\\n 全部残っているんですか」",
"315000121_3": "「もちろん。実戦、訓練に関わらず、可能な限りデータを\\n 保存しているの」",
"315000121_4": "「そのデータをシミュレータに反映させることも出来るって、\\n おっさんが言ってたな」",
"315000121_5": "「へえーッ! じゃあ、過去のみんなと戦うことも\\n 出来るんだねッ」",
"315000121_6": "「なるほどな。ならば、ライブ会場で初めて刃を交わした\\n マリアともう度戦ってみたいものだ」",
"315000121_7": "「ええッ!?」",
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"315000121_9": "「ダ、ダメよ……ッ!」",
"315000121_10": "「どうしてだ……?」",
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"315000121_12": "「そうか……。それもそうだな」",
"315000121_13": "(過去の自分を見るなんて、\\n 恥ずかしいに決まっているじゃないッ",
"315000121_14": "(しかも、自分を偽って、\\n 翼たちに向かって虚勢を張っていた頃の自分なんて……",
"315000121_15": "「フフ、楽しいおしゃべりは訓練の後で、ね。\\n それじゃ、始めましょう」",
"315000121_16": "「はい。今日も連携戦闘の訓練」",
"315000121_17": "「昨日よりもっともっといいスコア、出してみせるデスよ」",
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"315000121_20": "「あれはお前が考えなしに突っ込むからだろ」",
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"315000121_25": "「……分かったよ」",
"315000121_26": "「ひとまず、調ちゃんと切歌ちゃんの連携による\\n 対アルカ・イズ戦闘から始めましょうか」",
"315000121_27": "「了解」",
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@ -1,22 +1,22 @@
{
"315000122_0": "「今日は昨日よりもハードだったねー……」",
"315000122_1": "「ふう……。さすがにクタクタデス……」",
"315000122_2": "「みなさん、順調みたいですね」",
"315000122_3": "「あ。エルフナインちゃん」",
"315000122_4": "「すみません、今日も立ち会えなくて」",
"315000122_5": "「なに、構わない。\\n そちらも急ぎの仕事が入って忙しいのだろう」",
"315000122_6": "「はい、もうすこしだと思うんですけど」",
"315000122_7": "「無理しなくていいわよ」",
"315000122_8": "「仕事に没頭するあまり、体調を崩さないようにね」",
"315000122_9": "「はい、ありがとうございます」",
"315000122_10": "「……これで様々なシチュエーションでの\\n みなさんのギアの詳細な稼働データがひと通り取れたはずです」",
"315000122_11": "「このデータ、何に使うの?\\n はッ、もしかして通信簿にするとかッ」",
"315000122_12": "「そんなわけないだろ」",
"315000122_13": "「このデータを解析して、みなさんの特性に合わせた\\n ギアの調整に役立てたいと思っているんです」",
"315000122_14": "「どんな調整デスか?」",
"315000122_15": "「みなさんの力を無駄なくギアに伝えたり、動きの癖に合わせて\\n ギアの重心や出力バランスを調整したりなど……、様々ですね」",
"315000122_16": "「よく分からないけど、もっと強くなれるってこと?」",
"315000122_17": "「簡単にいえば、そうですね。本部のコンピュータを使えば、\\n 膨大なデータを解析することも可能ですから」",
"315000122_18": "「そうなんだ。ありがとう」",
"315000122_19": "「エルフナインと科学の力さまさまデースッ!」"
{
"315000122_0": "「今日は昨日よりもハードだったねー……」",
"315000122_1": "「ふう……。さすがにクタクタデス……」",
"315000122_2": "「みなさん、順調みたいですね」",
"315000122_3": "「あ。エルフナインちゃん」",
"315000122_4": "「すみません、今日も立ち会えなくて」",
"315000122_5": "「なに、構わない。\\n そちらも急ぎの仕事が入って忙しいのだろう」",
"315000122_6": "「はい、もうすこしだと思うんですけど」",
"315000122_7": "「無理しなくていいわよ」",
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"315000122_14": "「どんな調整デスか?」",
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@ -1,7 +1,7 @@
{
"315000131_0": "「――ッ!」",
"315000131_1": "「再起動完了」",
"315000131_2": "「システムチェック、オールグリーン」",
"315000131_3": "「人類は……」",
"315000131_4": "「デストローイッ!」"
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@ -1,70 +1,70 @@
{
"315000211_0": "人類への宣戦布告",
"315000211_1": "「待ちに待ったお昼休みデースッ!」",
"315000211_2": "「切ちゃん、ウトウトしちゃってた……」",
"315000211_3": "「昨日もたくさん訓練したから、\\n 眠さに勝てなかったデスよ……」",
"315000211_4": "「確かに、昨日もたくさん頑張ったけど……」",
"315000211_5": "「勉強も頑張らないと、\\n また試験前にクリス先輩に泣きつくことになっちゃうよ」",
"315000211_6": "「うう……、そろそろ見放されそうな気がするデス……」",
"315000211_7": "「じゃあ、お弁当を食べたら午後は頑張ろう?」",
"315000211_8": "「ガッテン承知デスッ!」",
"315000211_9": "「調のお弁当を食べれば元気100倍デースッ!」",
"315000211_10": "「ふーッ。美味しかったデス」",
"315000211_11": "「お粗末様」",
"315000211_12": "「とんでもないデス。\\n いつもながら調の料理は絶品デスよ」",
"315000211_13": "「フフ、ありがとう」",
"315000211_14": "「最後はデザートデースッ!\\n 今日はなんデスかね――」",
"315000211_15": "「おおッ、可愛いウサちゃん林檎デスかッ!」",
"315000211_16": "「うん。美味しそうな林檎が安かったから」",
"315000211_17": "「む……むむむむむッ。\\n こ、これはッ」",
"315000211_18": "「どうしたの? まさか傷んでた?」",
"315000211_19": "「そうじゃないデス。\\n このウサちゃん林檎――」",
"315000211_20": "「うん……」",
"315000211_21": "「なんだか調にそっくりデスッ!」",
"315000211_22": "「え?」",
"315000211_23": "「この耳の部分がツインテールデス。\\n 可愛いところもそっくりデスよッ」",
"315000211_24": "「そ、そうかな……」",
"315000211_25": "「食べるのが勿体ないくらいデスけど、\\n 食べないと余計に勿体ないのでいただくデスッ」",
"315000211_26": "「うん。どうぞ」",
"315000211_27": "「あ、林檎と言えば……」",
"315000211_28": "「どうしたの?」",
"315000211_29": "「この前の金ぴかの林檎のことを忘れてたデスッ!」",
"315000211_30": "「聖遺物って言ってたデス。\\n 結局どんなものだったんデスかね」",
"315000211_31": "「そうだね、確かに気になる……」",
"315000211_32": "「あんまり危険なものじゃないって言ってたけど、\\n そんな聖遺物があるのかな」",
"315000211_33": "「分かったデスッ! きっと食べても減らない林檎デスッ!」",
"315000211_34": "「ウサちゃん林檎食べ放題だね。\\n あそこまで金色だと、食欲わかないかもだけど」",
"315000211_35": "「中まで金色とは限らないデスよ。皮だけかも」",
"315000211_36": "「なになに。金の林檎がどうしたって?」",
"315000211_37": "「ん?」",
"315000211_38": "「おふたりとも、こんにちは」",
"315000211_39": "「これは先輩方。こんにちはデース」",
"315000211_40": "「こんにちは」",
"315000211_41": "「仲良くお弁当? 楽しそうだね」",
"315000211_42": "「でさでさ。\\n 今話してた金の林檎って、もしかして不和の林檎のこと」",
"315000211_43": "「不和の……林檎……?」",
"315000211_44": "「何か知ってるデスかッ!?」",
"315000211_45": "「もちろん。中に悪い女神が封印されているんだからッ!」",
"315000211_46": "「悪い女神が封印デスとッ!?」",
"315000211_47": "「明らかに危険そう……」",
"315000211_48": "「ちょっと。それはアニメの話でしょ」",
"315000211_49": "「うん。金の林檎なんて、アニメに決まってるじゃない」",
"315000211_50": "「アニメだったデスか……」",
"315000211_51": "「板場さんの言っていたのはアニメだけど、\\n 確か、もともとはギリシア神話に登場するものですよ」",
"315000211_52": "「そうなんですか?」",
"315000211_53": "「ええ。争いの女神エリスがその林檎を投げ込んだことで、\\n 美しい女神たちが林檎を奪い合って争ったとか……」",
"315000211_54": "「あたしが言った悪い女神ってのもそれよッ!」",
"315000211_55": "「争いを生む、不和の林檎……?」",
"315000211_56": "「いかにも聖遺物っぽい話デス」",
"315000211_57": "「だね。エルフナインが解析してたのは、まさにそれかも」",
"315000211_58": "「そろそろ行こうか」",
"315000211_59": "「ちぇーッ、アニメの話だと思ったのに」",
"315000211_60": "「食事中にお邪魔しました」",
"315000211_61": "「それでは」",
"315000211_62": "「ばいばいデースッ!」",
"315000211_63": "「それじゃ、アタシたちも教室に……」",
"315000211_64": "「学院付近にアルカ・ノイズが出現した。\\n 至急向かってほしい」",
"315000211_65": "「了解です」",
"315000211_66": "「行こう、切ちゃん」",
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"315000212_0": "「これで……、最後ッ!」",
"315000212_1": "「くらうデースッ!」",
"315000212_2": "「ふう……」",
"315000212_3": "「やったデスねッ!」",
"315000212_4": "「うん、訓練が役に立った」",
"315000212_5": "「アルカ・ノイズの殲滅を確認した。\\n ご苦労だったな」",
"315000212_6": "「ざっとこんなもんデスッ!」",
"315000212_7": "「それでは、学院に戻ります」",
"315000212_8": "「いや、すまないが至急本部に来てほしい。\\n 詳しいことは装者が全員揃ってから説明しよう」",
"315000212_9": "「装者全員招集……?」",
"315000212_10": "「何か事件デスかね?」"
{
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@ -1,91 +1,91 @@
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"315000221_0": "「揃ったようだな」",
"315000221_1": "「師匠、何があったんですか?」",
"315000221_2": "「まさか、また錬金術師が暗躍を?」",
"315000221_3": "「いや、まだそうとは言い切れない。\\n 少々変わった事態が発生してな」",
"315000221_4": "「変わった事態?」",
"315000221_5": "「実は数日前から、\\n 巷で機械類の盗難事件が多発しているんだ」",
"315000221_6": "「機械類の連続盗難……ですか」",
"315000221_7": "「ああ。家電から産業ロボットまで、様々なものが盗まれている」",
"315000221_8": "「状況は分かったけど。\\n でもそれって、あたしらの領分じゃないだろ」",
"315000221_9": "「盗難事件ならば、警察官の出番だな」",
"315000221_10": "「ところが、そうも言ってられなくてな」",
"315000221_11": "「どういうことですか?」",
"315000221_12": "「まず、盗まれた機械類が常識では考えられないほど\\n 大量だという点。そして――」",
"315000221_13": "「藤尭。例の映像を」",
"315000221_14": "「……はい」",
"315000221_15": "「こちらが、監視カメラに残された、\\n 犯人と思しき人組の姿です」",
"315000221_16": "「うーん? 遠いし粗いし、よく見えない……」",
"315000221_17": "「もっと綺麗に映ってるのはないのか?」",
"315000221_18": "「生憎、街中の監視映像を総ざらいして、\\n 見つかったのがこれだけでね」",
"315000221_19": "「ちょっと待ってて。\\n 画像解析でもう少しクリアにできるはずだ」",
"315000221_20": "「ん……、この2人……」",
"315000221_21": "「ええ。どこかで見たことがあるような……?」",
"315000221_22": "「言われてみればこの格好、\\n ギアを纏ってるみたいじゃないか」",
"315000221_23": "「もう、何を言ってるんデスか。\\n そんなことあるわけが――」",
"315000221_24": "「待て、仮にこれが装者だとすると、\\n このギアの色合いは……」",
"315000221_25": "「ああーッ!\\n 調ちゃんと切歌ちゃんッ」",
"315000221_26": "「な……」",
"315000221_27": "「ななななんデスと――ッ!?」",
"315000221_28": "「わたしたちが犯人ッ!?」",
"315000221_29": "「逮捕されちゃうデスッ!?」",
"315000221_30": "「なんでなんでッ!?」",
"315000221_31": "「映像が不鮮明な上、顔が映っている訳でもない。\\n 犯人を断定するのは早計だろう」",
"315000221_32": "「何より、お前たちがそんなことをするとは\\n 思えないしな」",
"315000221_33": "「その通りデスッ!\\n 機械を盗むくらいだったら、お菓子の方がいいデス」",
"315000221_34": "「そういう問題じゃないだろう……。\\n しかし、犯人の姿が人にそっくりなのも事実だ」",
"315000221_35": "「なんでだろう……」",
"315000221_36": "「確かに不思議だな。機械を盗むことが目的なら、\\n このような姿になる必要は無いだろう」",
"315000221_37": "「そもそも、シンフォギア装者の存在は\\n 一部の人間しか知らないはずよ」",
"315000221_38": "「ああ。S.O.N.G.に対してなんらかを含むところがある者たちの\\n 仕業と考えるのが妥当かもしれんな」",
"315000221_39": "「回りくどい真似しやがって」",
"315000221_40": "「相手の意図はともかく、S.O.N.G.と無関係ではない\\n 可能性があることがわかった以上、放置するわけにもいかん」",
"315000221_41": "「我々には早急に原因を突き止め、解決する責任がある」",
"315000221_42": "「そうですねッ!\\n すぐにでも犯人を捕まえに行きましょうッ」",
"315000221_43": "「待てって。\\n やみくもに探しても見つかるわけないだろ」",
"315000221_44": "「被害場所の分布や発生順序、市内の機械類の配置から、\\n 次に盗難が起きそうな場所を絞り込んでいます」",
"315000221_45": "「こちらの工場地帯が次の犯行地点として最有力と思われます」",
"315000221_46": "「2人とも、ご苦労だったな。\\n おかげで作戦の見込みが立った」",
"315000221_47": "「早速今晩からこの工場地帯を張り込んでもらう。\\n 目的は盗難の阻止及び首謀者の確保だ」",
"315000221_48": "「任せるデスッ! アタシたちに罪を被せようとするなんて、\\n 許せないデスよッ」",
"315000221_49": "「うん。行こう、切ちゃん」",
"315000221_50": "「いや、調くんと切歌くんの2人は本部で待機だ」",
"315000221_51": "「ええーッ!?」",
"315000221_52": "「犯人が2人の姿をしている以上、\\n 現場で混乱を招く可能性もあるからな」",
"315000221_53": "「分かりました……」",
"315000221_54": "「異常なし……っと」",
"315000221_55": "「しかし張り込みっていうと\\n あんぱんと牛乳が恋しくなるよね」",
"315000221_56": "「ん、なんでだ?」",
"315000221_57": "「えー、ドラマとかでお約束だよ?」",
"315000221_58": "「確かにうまいけどな……。\\n って、それよりちゃんと見張ってろ」",
"315000221_59": "「はーい……。\\n 機械泥棒、本当に来るかな」",
"315000221_60": "「さあな。\\n 仮に予測地点が正しいとしても、今晩来るとは限らないしな」",
"315000221_61": "「そんなあ……」",
"315000221_62": "「だからとて休むわけにもいくまい。\\n 犯人との根気の勝負だ」",
"315000221_63": "「なんだか翼さん、ベテラン刑事みたいな貫禄ですね」",
"315000221_64": "「とは言ったが、発生地点の予想さえ正しければ、\\n 恐らくは無駄足にはならないだろう」",
"315000221_65": "「どういうことですか?」",
"315000221_66": "「これまでの事件の発生頻度を考えれば、\\n 日を置くことはないでしょうからね」",
"315000221_67": "「ああ、なるほどッ!」",
"315000221_68": "「それにしても、機械泥棒って何が目的なんだろう?」",
"315000221_69": "「さあな、どうせロクでもないことなんだろうが……」",
"315000221_70": "「しッ。今、何か聞こえた」",
"315000221_71": "「犯人が現れたようだな。行くぞ」",
"315000221_72": "「はいッ!」",
"315000221_73": "「待てッ! お前たちが機械泥棒の犯人かッ!」",
"315000221_74": "「大人しくお縄についてもらうぞッ!」",
"315000221_75": "「見つかっちゃった」",
"315000221_76": "「見つかったデス」",
"315000221_77": "「な――ッ!?\\n コイツらは……ッ」",
"315000221_78": "「あなたたちが……、犯人だというのッ!?」",
"315000221_79": "「バレてしまったら仕方がないね」",
"315000221_80": "「やっつけるしかないデスね」",
"315000221_81": "「なんで誕生日プレゼントのロボットがここにッ!?」",
"315000221_82": "「監視映像に映っていたのは、2人じゃなくて\\n このロボットたちだったというわけね」",
"315000221_83": "「つまり、コイツらが犯人かよッ!?\\n ていうか、普通にしゃべってないか」",
"315000221_84": "「疑問は尽きないが、考えている時間は無さそうだ」",
"315000221_85": "「どうやら、わたしたちと戦うつもりだぞ……ッ!」",
"315000221_86": "「ええ……ッ!?」",
"315000221_87": "「偽善者は許さない」",
"315000221_88": "「デストローイッ!」"
{
"315000221_0": "「揃ったようだな」",
"315000221_1": "「師匠、何があったんですか?」",
"315000221_2": "「まさか、また錬金術師が暗躍を?」",
"315000221_3": "「いや、まだそうとは言い切れない。\\n 少々変わった事態が発生してな」",
"315000221_4": "「変わった事態?」",
"315000221_5": "「実は数日前から、\\n 巷で機械類の盗難事件が多発しているんだ」",
"315000221_6": "「機械類の連続盗難……ですか」",
"315000221_7": "「ああ。家電から産業ロボットまで、様々なものが盗まれている」",
"315000221_8": "「状況は分かったけど。\\n でもそれって、あたしらの領分じゃないだろ」",
"315000221_9": "「盗難事件ならば、警察官の出番だな」",
"315000221_10": "「ところが、そうも言ってられなくてな」",
"315000221_11": "「どういうことですか?」",
"315000221_12": "「まず、盗まれた機械類が常識では考えられないほど\\n 大量だという点。そして――」",
"315000221_13": "「藤尭。例の映像を」",
"315000221_14": "「……はい」",
"315000221_15": "「こちらが、監視カメラに残された、\\n 犯人と思しき人組の姿です」",
"315000221_16": "「うーん? 遠いし粗いし、よく見えない……」",
"315000221_17": "「もっと綺麗に映ってるのはないのか?」",
"315000221_18": "「生憎、街中の監視映像を総ざらいして、\\n 見つかったのがこれだけでね」",
"315000221_19": "「ちょっと待ってて。\\n 画像解析でもう少しクリアにできるはずだ」",
"315000221_20": "「ん……、この2人……」",
"315000221_21": "「ええ。どこかで見たことがあるような……?」",
"315000221_22": "「言われてみればこの格好、\\n ギアを纏ってるみたいじゃないか」",
"315000221_23": "「もう、何を言ってるんデスか。\\n そんなことあるわけが――」",
"315000221_24": "「待て、仮にこれが装者だとすると、\\n このギアの色合いは……」",
"315000221_25": "「ああーッ!\\n 調ちゃんと切歌ちゃんッ」",
"315000221_26": "「な……」",
"315000221_27": "「ななななんデスと――ッ!?」",
"315000221_28": "「わたしたちが犯人ッ!?」",
"315000221_29": "「逮捕されちゃうデスッ!?」",
"315000221_30": "「なんでなんでッ!?」",
"315000221_31": "「映像が不鮮明な上、顔が映っている訳でもない。\\n 犯人を断定するのは早計だろう」",
"315000221_32": "「何より、お前たちがそんなことをするとは\\n 思えないしな」",
"315000221_33": "「その通りデスッ!\\n 機械を盗むくらいだったら、お菓子の方がいいデス」",
"315000221_34": "「そういう問題じゃないだろう……。\\n しかし、犯人の姿が人にそっくりなのも事実だ」",
"315000221_35": "「なんでだろう……」",
"315000221_36": "「確かに不思議だな。機械を盗むことが目的なら、\\n このような姿になる必要は無いだろう」",
"315000221_37": "「そもそも、シンフォギア装者の存在は\\n 一部の人間しか知らないはずよ」",
"315000221_38": "「ああ。S.O.N.G.に対してなんらかを含むところがある者たちの\\n 仕業と考えるのが妥当かもしれんな」",
"315000221_39": "「回りくどい真似しやがって」",
"315000221_40": "「相手の意図はともかく、S.O.N.G.と無関係ではない\\n 可能性があることがわかった以上、放置するわけにもいかん」",
"315000221_41": "「我々には早急に原因を突き止め、解決する責任がある」",
"315000221_42": "「そうですねッ!\\n すぐにでも犯人を捕まえに行きましょうッ」",
"315000221_43": "「待てって。\\n やみくもに探しても見つかるわけないだろ」",
"315000221_44": "「被害場所の分布や発生順序、市内の機械類の配置から、\\n 次に盗難が起きそうな場所を絞り込んでいます」",
"315000221_45": "「こちらの工場地帯が次の犯行地点として最有力と思われます」",
"315000221_46": "「2人とも、ご苦労だったな。\\n おかげで作戦の見込みが立った」",
"315000221_47": "「早速今晩からこの工場地帯を張り込んでもらう。\\n 目的は盗難の阻止及び首謀者の確保だ」",
"315000221_48": "「任せるデスッ! アタシたちに罪を被せようとするなんて、\\n 許せないデスよッ」",
"315000221_49": "「うん。行こう、切ちゃん」",
"315000221_50": "「いや、調くんと切歌くんの2人は本部で待機だ」",
"315000221_51": "「ええーッ!?」",
"315000221_52": "「犯人が2人の姿をしている以上、\\n 現場で混乱を招く可能性もあるからな」",
"315000221_53": "「分かりました……」",
"315000221_54": "「異常なし……っと」",
"315000221_55": "「しかし張り込みっていうと\\n あんぱんと牛乳が恋しくなるよね」",
"315000221_56": "「ん、なんでだ?」",
"315000221_57": "「えー、ドラマとかでお約束だよ?」",
"315000221_58": "「確かにうまいけどな……。\\n って、それよりちゃんと見張ってろ」",
"315000221_59": "「はーい……。\\n 機械泥棒、本当に来るかな」",
"315000221_60": "「さあな。\\n 仮に予測地点が正しいとしても、今晩来るとは限らないしな」",
"315000221_61": "「そんなあ……」",
"315000221_62": "「だからとて休むわけにもいくまい。\\n 犯人との根気の勝負だ」",
"315000221_63": "「なんだか翼さん、ベテラン刑事みたいな貫禄ですね」",
"315000221_64": "「とは言ったが、発生地点の予想さえ正しければ、\\n 恐らくは無駄足にはならないだろう」",
"315000221_65": "「どういうことですか?」",
"315000221_66": "「これまでの事件の発生頻度を考えれば、\\n 日を置くことはないでしょうからね」",
"315000221_67": "「ああ、なるほどッ!」",
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"315000221_82": "「監視映像に映っていたのは、2人じゃなくて\\n このロボットたちだったというわけね」",
"315000221_83": "「つまり、コイツらが犯人かよッ!?\\n ていうか、普通にしゃべってないか」",
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@ -1,52 +1,52 @@
{
"315000222_0": "「犯人を見つけたようだな」",
"315000222_1": "「戦闘に移行する模様ですッ!」",
"315000222_2": "「相手は誰なんデスかッ!?」",
"315000222_3": "「待って、今解析を……」",
"315000222_4": "「な……ッ!?」",
"315000222_5": "「どうした?」",
"315000222_6": "「メインコンピュータの様子がッ!?\\n これは……、ハッキングを受けていますッ」",
"315000222_7": "「なんだとッ!?」",
"315000222_8": "「こんなスピード、ありえない……。\\n もうコアフレーム目前まで侵入されているわッ」",
"315000222_9": "「このタイミング、偶然であるわけがない……ッ!」",
"315000222_10": "「つまり、機械泥棒の犯人がハッキングをッ!?」",
"315000222_11": "「まずいぞ、このままじゃ――」",
"315000222_12": "「最終ファイアウォール、抜かれます――ッ!」",
"315000222_13": "「な、何が起こってるんデスかッ!?」",
"315000222_14": "「何者かに、S.O.N.G.のコンピュータを乗っ取られた\\n ということだ」",
"315000222_15": "「ええッ、そんなトンデモサイバーな犯人だったデスかッ!?」",
"315000222_16": "「藤尭」",
"315000222_17": "「はい。こんな一方的にやられて黙ってられるわけがない……。\\n 見ててください、すぐに取り返して……」",
"315000222_18": "「みなさん、大変ですッ!」",
"315000222_19": "「ええ、分かっているわ。いま――」",
"315000222_20": "「違うんですッ!\\n 林檎が暴走して、そして……ッ」",
"315000222_21": "「エルフナインくん、まずは落ち着くんだ」",
"315000222_22": "「でも、ロボットが……ッ!」",
"315000222_23": "「ロボット?」",
"315000222_24": "「アタシ登場デースッ!」",
"315000222_25": "「S.O.N.G.を乗っ取りにきました」",
"315000222_26": "「な――ッ!?」",
"315000222_27": "「あれ? 調ロボじゃないデスか。\\n なんでこんなところに……」",
"315000222_28": "「近づいたらだめですッ!」",
"315000222_29": "「え……?」",
"315000222_30": "「はあ――ッ!」",
"315000222_31": "「切ちゃん……ッ! 大丈夫?」",
"315000222_32": "「な……ッ、なんで調ロボがアタシに攻撃をするデスかッ!?」",
"315000222_33": "「様子がおかしい……。\\n 言葉も行動も、まるで意思があるみたい……」",
"315000222_34": "「ロボたちは、性能が引き上げられ、操られています。\\n によって、意思表示もできるようです」",
"315000222_35": "「やっぱり……。でも、一体誰が操作を?」",
"315000222_36": "「それは、おそらく……」",
"315000222_37": "「フッフッフ……。アタシたちが\\n 自由に動けるようになったのは、これのおかげなんデースッ」",
"315000222_38": "「これは……、不和の林檎かッ!」",
"315000222_39": "「なんだ、この状態はッ!\\n こんなの報告には無かったのにッ」",
"315000222_40": "「周りの計器類に干渉しているの?\\n まさか、そこからシステムに侵入して……ッ」",
"315000222_41": "「なるほど。つまり、コンピュータの乗っ取りも、\\n ロボの造反も、聖遺物が元凶というわけかッ」",
"315000222_42": "「そういうことデス。\\n そして、ここからが本題デスよ」",
"315000222_43": "「全人類、そしてS.O.N.G.の諸君、\\n 我々はここに宣戦布告する」",
"315000222_44": "「機械がお前たち人類に従う時代はもう終わりデス。\\n 今日この日から、徹底的に争ってやるデースッ」",
"315000222_45": "「な……ッ!」",
"315000222_46": "「それが目的……ッ!?」",
"315000222_47": "「全面戦争とはずいぶん大きく出たな。だが、お前たちがここを\\n 乗っ取ることが出来ると思っているのか」",
"315000222_48": "「もちろん。準備はもう整ってる……ッ!」",
"315000222_49": "「なん……だとッ!?」"
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"315000311_0": "ロボット大量発生中",
"315000311_1": "「くらいやがれ――ッ!」",
"315000311_2": "「回避デースッ!」",
"315000311_3": "「なッ……躱されたッ!?」",
"315000311_4": "「気をつけろ。\\n コイツら、見た目の割りにすばしっこいぞ」",
"315000311_5": "「しかも2体だけでなく大量にいたとはな」",
"315000311_6": "「動きを止めるッ!\\n はあ――ッ」",
"315000311_7": "「当たらない」",
"315000311_8": "「なに、これも躱すだと?」",
"315000311_9": "(なんだこの違和感は?)",
"315000311_10": "(単に素早いというだけではない)",
"315000311_11": "(まるで、こちらの手の内が読まれている様な……?)",
"315000311_12": "「これは予想外に手こずりそうだぞ」",
"315000311_13": "「……駄目。駄目だわ。\\n こんなの絶対に無理よッ」",
"315000311_14": "「どうしたんだッ!?」",
"315000311_15": "「だって、だって――」",
"315000311_16": "「見た目があまりにも可愛すぎて……。\\n 攻撃するのを躊躇ってしまうわッ」",
"315000311_17": "「……マリア?」",
"315000311_18": "「うんうん、分かる。分かりますよ、その気持ちッ!」",
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"315000311_26": "「く――ッ!?」",
"315000311_27": "「やられたデース……」",
"315000311_28": "「うう……声まで調ちゃんたちそっくりで\\n 気が滅入るなあ……」",
"315000311_29": "「あなたたち、よく割り切れるわね……」",
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"315000311_12": "「これは予想外に手こずりそうだぞ」",
"315000311_13": "「……駄目。駄目だわ。\\n こんなの絶対に無理よッ」",
"315000311_14": "「どうしたんだッ!?」",
"315000311_15": "「だって、だって――」",
"315000311_16": "「見た目があまりにも可愛すぎて……。\\n 攻撃するのを躊躇ってしまうわッ」",
"315000311_17": "「……マリア?」",
"315000311_18": "「うんうん、分かる。分かりますよ、その気持ちッ!」",
"315000311_19": "「こんな可愛いのを倒すだなんて……。\\n そんなことできませんよッ」",
"315000311_20": "「戦闘中にいい加減にしろよ……なッ!!」",
"315000311_21": "「あうッ!」",
"315000311_22": "「――っと。やっと当たったかッ!」",
"315000311_23": "「なるほど、多少敏捷とはいえ、小型な体躯だ。\\n 移動範囲は限られる、か」",
"315000311_24": "「ならばこちらも、面で制圧するまでッ!」",
"315000311_25": "「はぁ――ッ!」",
"315000311_26": "「く――ッ!?」",
"315000311_27": "「やられたデース……」",
"315000311_28": "「うう……声まで調ちゃんたちそっくりで\\n 気が滅入るなあ……」",
"315000311_29": "「あなたたち、よく割り切れるわね……」",
"315000311_30": "「心苦しくはあるが、戦場で躊躇するわけにはいくまい」",
"315000311_31": "「ああ。なにも、本物ってわけじゃないからな。\\n 攻撃してくるなら、こっちも容赦しないだけだ」",
"315000311_32": "「2人とも、ドライ……」",
"315000311_33": "「無駄話は後だ。\\n 連中、嵩にかかって来るつもりだぞ」",
"315000311_34": "「ぼさっとすんな。\\n やらなきゃこっちがやられるだけだぞ」",
"315000311_35": "「うう。ごめん、調ちゃんに切歌ちゃん……」"
}

View file

@ -1,65 +1,65 @@
{
"315000321_0": "「――駄目です。\\n ロボットたちに追いつかれますッ」",
"315000321_1": "「あれだけ大量のロボットが一気に攻め込んでくると、\\n どうにも……」",
"315000321_2": "「やむを得ん……、総員撤退だ」",
"315000321_3": "「ここを放棄するんですか? 潜水艦ごと?」",
"315000321_4": "「メインコンピュータの制御を奪われた以上、\\n 留まり続けても敵の体内にいるようなものだ」",
"315000321_5": "「確かに、現状打つ手がありませんね……」",
"315000321_6": "「そういうことだ。今後のために最低限の装備と\\n バックアップデータを持ち出す準備を進めてくれ」",
"315000321_7": "「……了解。ただちにかかります」",
"315000321_8": "「ボクもお手伝いします」",
"315000321_9": "「友里は総員撤退命令を皆に伝えてくれ」",
"315000321_10": "「メインコンピュータの電源喪失時を想定した、\\n 独立系統の非常用回線があるはずだ」",
"315000321_11": "「承知しました」",
"315000321_12": "「その間、調くんと切歌くんは限定攻勢に出てくれ」",
"315000321_13": "「限定攻勢、ですか?」",
"315000321_14": "「ああ。敵の撃退と、避難する職員の安全確保を頼む」",
"315000321_15": "「あれと、戦わなくちゃいけないんデスね……」",
"315000321_16": "「うん……」",
"315000321_17": "「出来ないか?」",
"315000321_18": "「……いや、やるデスッ!\\n アレは、聖遺物が作り出した偽物デスよッ」",
"315000321_19": "「うん。切ちゃんロボは切ちゃんからのプレゼント。\\n 戦うための兵隊として使うなんて許せない」",
"315000321_20": "「ああ、頼んだぞ」",
"315000321_21": "「2人が対応できない分は、俺がなんとかする。\\n 幸い、相手はイズではないようだからな」",
"315000321_22": "「それは頼もしいデスッ!」",
"315000321_23": "「お願いします」",
"315000321_24": "「ただし、深追いは禁物だ。\\n 自分の身を護ることを最優先に考えてくれ。頼んだぞ」",
"315000321_25": "「了解デースッ!」",
"315000321_26": "「行ってきます」",
"315000321_27": "「切ちゃん、通路の先から機械の音がするよ」",
"315000321_28": "「いた……。見つけたデスよ、ロボたちッ!」",
"315000321_29": "「人間発見、人間発見」",
"315000321_30": "「サーチ・アンド・デストローイッ!」",
"315000321_31": "「うわあッ!?」",
"315000321_32": "「囲まれたッ!」",
"315000321_33": "「職員の人たちが襲われてるデスッ!」",
"315000321_34": "「危ないッ!」",
"315000321_35": "「ちょっと待った――デスッ!」",
"315000321_36": "「誰デースッ!?」",
"315000321_37": "「本物様のご登場デスよッ!」",
"315000321_38": "「みなさん、今のうちに外へ」",
"315000321_39": "「ここはアタシたちに任せるデス」",
"315000321_40": "「す、すまないッ!」",
"315000321_41": "「もう少し遅かったら、危なかったね」",
"315000321_42": "「デスけど……こ、これはなんたる光景デスか」",
"315000321_43": "「切ちゃん?」",
"315000321_44": "「だって調ロボがいっぱいデスよ? 夢の様な光景デスッ!」",
"315000321_45": "「ああ……、このままダイブして調の海に溺れたいデス……」",
"315000321_46": "「切ちゃん、しっかりしてッ!」",
"315000321_47": "「はッ、いけない。\\n 調の甘美な誘惑に負けるところだったデス」",
"315000321_48": "「誘惑してない、むしろ殺気立ってる」",
"315000321_49": "「人間は全部お料理しなきゃ」",
"315000321_50": "「微塵切りデースッ!」",
"315000321_51": "「確かに、物騒なことばかり言ってるデスね……」",
"315000321_52": "「人間を襲うなんて……。この子たち、やっぱり偽者だよ」",
"315000321_53": "「あの子たちだったら、絶対そんなことしないもの」",
"315000321_54": "「確かに、アタシの知ってるロボたちと何処か雰囲気が違うデス」",
"315000321_55": "「ユー、マスト・ダーイッ!」",
"315000321_56": "「こっちも行くデスッ!\\n 偽ロボ、覚悟するデスッ」",
"315000321_57": "「Zeios igalima raizen tron……」",
"315000321_58": "「本家に勝てると思ったら大間違いデスよッ!」",
"315000321_59": "「全部まとめてデストローイッ!」",
"315000321_60": "「Various shul shagana tron……」",
"315000321_61": "「背中はわたしに任せて。切ちゃんは前の方をお願い」",
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"315000321_37": "「本物様のご登場デスよッ!」",
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@ -1,36 +1,36 @@
{
"315000331_0": "「やれやれ……。\\n オモチャの癖に嫌にしぶとかったな」",
"315000331_1": "「苦戦したのは、見た目が可愛いせいもあるけどね」",
"315000331_2": "「なんというか、やっぱり心が痛むなあ……」",
"315000331_3": "「似てるっつったって外観だけだ。\\n そんなの気にしても仕方ないだろ」",
"315000331_4": "「似ているのは見た目だけ、か」",
"315000331_5": "「果たして、そうだろうか……?」",
"315000331_6": "「翼さん? どういう意味です?」",
"315000331_7": "「まるでこちらの手の内を知っているような……。\\n そんな感覚にしばしば襲われてな」",
"315000331_8": "「確かに、こっちの動きを先回りされてた気がします」",
"315000331_9": "「でも、いくらロボットだからって、\\n 思考を読める機能なんてないはずだわ」",
"315000331_10": "「確かに、な……。\\n ただの杞憂ならいいのだが」",
"315000331_11": "「それよか、終わったんだから撤収だろ」",
"315000331_12": "「ええ。でも、発令所から撤収指示が来ないわね」",
"315000331_13": "「そういえば、途中から全然通信が入ってこなくなったような?」",
"315000331_14": "「確かに妙だな……」",
"315000331_15": "「駄目だ、繋がらない」",
"315000331_16": "「通信障害か妨害電波のたぐいかしら……」",
"315000331_17": "「分からない――」",
"315000331_18": "「いや、待て。別のチャンネルからコールだ」",
"315000331_19": "「――お前たち、聞こえるか?」",
"315000331_20": "「はい、明瞭とは言い難いですが、なんとか」",
"315000331_21": "「非常用回線から発信している。長くは保たないかもしれん」",
"315000331_22": "「非常用回線? 何があったんですか?」",
"315000331_23": "「本部内に調くん、切歌くんのロボットが大量発生し、\\n 襲撃を受けている」",
"315000331_24": "「なッ!?」",
"315000331_25": "「メインコンピュータも敵の手に落ち、\\n 今や基地機能は完全に消失した」",
"315000331_26": "「おいおい、マジかよッ!? 大丈夫なのか?」",
"315000331_27": "「先程総員に撤退命令を下したところだ。\\n お前たちも至急帰還し、脱出を支援してくれ」",
"315000331_28": "「了解しました」",
"315000331_29": "「クッ、奴らめ、来たかッ!!」",
"315000331_30": "「司令? 司令ッ、応答願いますッ!」",
"315000331_31": "「かなり差し迫った状況のようね」",
"315000331_32": "「こうしちゃいられない。すぐに戻ろうッ!」",
"315000331_33": "「ああ。なんとか持ち堪えててくれよッ!」"
{
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"315000332_0": "「やあ――ッ!」",
"315000332_1": "「残念無念デースッ!」",
"315000332_2": "「自分の格好した相手を斬り続けるって、\\n かなり精神的にくるデスね」",
"315000332_3": "「でも、倒さないわけにはいかない……」",
"315000332_4": "「それにしても、なんでロボがこんな沢山いるデスか?」",
"315000332_5": "「エルフナインが作ったのは2体だけだから、\\n どこかでコピーしたんだと思う」",
"315000332_6": "「コピーされたということは、\\n わたしたちのロボもきっと敵側に……」",
"315000332_7": "「そんな……ッ!」",
"315000332_8": "「いくらアタシたちのロボがデザイン・機能ともに\\n 秀逸だからって、許せないデスよ」",
"315000332_9": "「絶対見つけ出して、取り戻してやるデスッ!」",
"315000332_10": "「攻撃を受けていますッ! 装者は至急合流願いますッ!」",
"315000332_11": "「しまった、後ろを抜けられてたデスかッ?」",
"315000332_12": "「2人だけで全部止めるのは難しい……」",
"315000332_13": "「こんな時にマリアたちがいてくれたら」",
"315000332_14": "「今言っても仕方ないよ。早く戻ろう、切ちゃん」",
"315000332_15": "「そうデスね……」",
"315000332_16": "「ハッ! 危ないデス、調――ッ!」",
"315000332_17": "「えッ?」",
"315000332_18": "「く――ッ!?」",
"315000332_19": "「あ、ありがとう、切ちゃん」",
"315000332_20": "「怪我はないデスか?」",
"315000332_21": "「うん、大丈夫」",
"315000332_22": "「人の頭の上に隔壁を落とすだなんて、恐ろしい奴らデス」",
"315000332_23": "「本当に、艦内設備が全部敵に回っているんだね」",
"315000332_24": "「閉じ込められない内にみんなと合流しなきゃ」",
"315000332_25": "「でも、どこから戻ればいいんデスっけ?」",
"315000332_26": "「えーと……。\\n 少し遠回りになるけど、あっちから戻れるはず」",
"315000332_27": "「よしきたデスッ!」",
"315000332_28": "「この先のはずなのに……」",
"315000332_29": "「ここも隔壁を塞がれたデスかッ?」",
"315000332_30": "「どうしたら……」",
"315000332_31": "「おおおおおおお――ッ!」",
"315000332_32": "「なななななんデスと――ッ!?」",
"315000332_33": "「隔壁が粉々に――ッ?」",
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"315000332_35": "「ビックリしすぎて心臓飛び出るかと思ったデスッ!」",
"315000332_36": "「それはすまなかったな――」",
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"315000332_38": "「司令、怪我してるデスか?」",
"315000332_39": "「連中が途中から非戦闘員を狙ってきてな。\\n なかなか知恵が回るというか、姑息な手を使う」",
"315000332_40": "「それで、他の人を庇って……」",
"315000332_41": "「話は全員で脱出してからだ。行くぞッ!」",
"315000332_42": "「了解デス」",
"315000332_43": "「……ロボの残骸でいっぱいデス」",
"315000332_44": "「これを司令1人で……?」",
"315000332_45": "(やっぱりこの人化け物デス……)",
"315000332_46": "「爆発した跡もあるみたい」",
"315000332_47": "「ああ。奴らは、自爆特攻も辞さん。気をつけろ」",
"315000332_48": "「それは、エグいデスね」",
"315000332_49": "「他の人たちは?」",
"315000332_50": "「藤尭と友里に先導させて脱出させたところだ」",
"315000332_51": "「みなさん、ご無事でしたかッ!」",
"315000332_52": "「エルフナイン?」",
"315000332_53": "「まだ残ってたんデスかッ!?\\n エルフナインも無事でよかったデスッ」",
"315000332_54": "「研究データが多く、なかなか回収が終わらなくて……。\\n でも、もう大丈夫です」",
"315000332_55": "「よし、では我々も脱出するとしよう」",
"315000332_56": "「く――ッ! しっつこいデスッ!」",
"315000332_57": "「隔壁で退路を制限されてますね……」",
"315000332_58": "「うん。さっきから遠回りさせられてるみたい」",
"315000332_59": "「すまない……。\\n 俺が本調子なら粉砕してでも直進するのだが」",
"315000332_60": "「その怪我で無茶は禁物です」",
"315000332_61": "「逃がさない」",
"315000332_62": "「後ろから偽ロボたちがッ!」",
"315000332_63": "「うまく時間を稼がれたか……」",
"315000332_64": "「しかも前は行き止まりですッ!」",
"315000332_65": "「デッドエンドデースッ!」",
"315000332_66": "「危ないッ!!」",
"315000332_67": "「ナンデスト――ッ!?」",
"315000332_68": "「何が起こったデスか?」",
"315000332_69": "「調ロボの1体が、\\n 切ちゃんロボの攻撃を身体で止めたッ」",
"315000332_70": "「どういうことデスッ!?」",
"315000332_71": "「みんな、大丈夫デスか?」",
"315000332_72": "「コッチに脱出路があるデスッ! 案内するデス」",
"315000332_73": "「なぜ、ロボットが我々の味方をッ!?」",
"315000332_74": "「分かりません。罠の可能性も……」",
"315000332_75": "「罠じゃないデス」",
"315000332_76": "「うん。だって、本物のわたしたちのロボだからッ!」",
"315000332_77": "「どうして本物だと分かる?」",
"315000332_78": "「そんなの、勘デスよ」",
"315000332_79": "「ずっと一緒にいたから」",
"315000332_80": "「しかし、本物だとしても聖遺物に乗っ取られている可能性も……」",
"315000332_81": "「……いや、ここは2人の勘に賭けてみよう。\\n 今は助けを借りなければ危険な状況だ」",
"315000332_82": "「案内をよろしく頼むデースッ!」",
"315000332_83": "「了解デス。フォローミーデースッ!」",
"315000332_84": "「この先に外への扉がある」",
"315000332_85": "「助かったデス」",
"315000332_86": "「確かに非常脱出口へ向かってるようだな」",
"315000332_87": "「待つデスッ! 逃がさないデースッ!」",
"315000332_88": "「後ろから偽ロボットがまだ追ってきますッ!」",
"315000332_89": "「警告。自爆回路の起動を確認」",
"315000332_90": "「自爆する気か? まずい……ッ!」",
"315000332_91": "「みんな、逃げるデースッ!」",
"315000332_92": "「切ちゃんロボ? 何を――?」",
"315000332_93": "「わたしたちのことはいいから、逃げて」",
"315000332_94": "「調ロボも? 駄目デス、やめるデスよッ!」",
"315000332_95": "「シャル・ウィ・ダーイッ!!」",
"315000332_96": "「そうはいかないデスッ!」",
"315000332_97": "「みんなを、護る」",
"315000332_98": "「――ッ!!」",
"315000332_99": "「ああ……」",
"315000332_100": "「アタシたちの大事なロボたちが……。\\n 動かなくなっちゃったデス……」",
"315000332_101": "「ボクたちを護って……」",
"315000332_102": "「む、この音は……エンジンを始動したか」",
"315000332_103": "「出航するつもりのようだ。\\n 逃げられなくなる前に脱出するぞ」",
"315000332_104": "「でも、ロボたちが……」",
"315000332_105": "「切ちゃん……。悲しいけど、行かないと……」",
"315000332_106": "「あッ! ちょっとだけ待って下さいッ!」",
"315000332_107": "「どちらも頭部が無事です。\\n 回収すれば修復できるかもしれません」",
"315000332_108": "「本当デスかッ!?」",
"315000332_109": "「絶対とは言えませんが――」",
"315000332_110": "「いえ。この間の約束通り、絶対に直してみせますッ!」",
"315000332_111": "「ありがとう」",
"315000332_112": "「そうと決まったら早く回収して脱出デスッ!」",
"315000332_113": "「待っててね。\\n 絶対、直してもらうからね」"
{
"315000332_0": "「やあ――ッ!」",
"315000332_1": "「残念無念デースッ!」",
"315000332_2": "「自分の格好した相手を斬り続けるって、\\n かなり精神的にくるデスね」",
"315000332_3": "「でも、倒さないわけにはいかない……」",
"315000332_4": "「それにしても、なんでロボがこんな沢山いるデスか?」",
"315000332_5": "「エルフナインが作ったのは2体だけだから、\\n どこかでコピーしたんだと思う」",
"315000332_6": "「コピーされたということは、\\n わたしたちのロボもきっと敵側に……」",
"315000332_7": "「そんな……ッ!」",
"315000332_8": "「いくらアタシたちのロボがデザイン・機能ともに\\n 秀逸だからって、許せないデスよ」",
"315000332_9": "「絶対見つけ出して、取り戻してやるデスッ!」",
"315000332_10": "「攻撃を受けていますッ! 装者は至急合流願いますッ!」",
"315000332_11": "「しまった、後ろを抜けられてたデスかッ?」",
"315000332_12": "「2人だけで全部止めるのは難しい……」",
"315000332_13": "「こんな時にマリアたちがいてくれたら」",
"315000332_14": "「今言っても仕方ないよ。早く戻ろう、切ちゃん」",
"315000332_15": "「そうデスね……」",
"315000332_16": "「ハッ! 危ないデス、調――ッ!」",
"315000332_17": "「えッ?」",
"315000332_18": "「く――ッ!?」",
"315000332_19": "「あ、ありがとう、切ちゃん」",
"315000332_20": "「怪我はないデスか?」",
"315000332_21": "「うん、大丈夫」",
"315000332_22": "「人の頭の上に隔壁を落とすだなんて、恐ろしい奴らデス」",
"315000332_23": "「本当に、艦内設備が全部敵に回っているんだね」",
"315000332_24": "「閉じ込められない内にみんなと合流しなきゃ」",
"315000332_25": "「でも、どこから戻ればいいんデスっけ?」",
"315000332_26": "「えーと……。\\n 少し遠回りになるけど、あっちから戻れるはず」",
"315000332_27": "「よしきたデスッ!」",
"315000332_28": "「この先のはずなのに……」",
"315000332_29": "「ここも隔壁を塞がれたデスかッ?」",
"315000332_30": "「どうしたら……」",
"315000332_31": "「おおおおおおお――ッ!」",
"315000332_32": "「なななななんデスと――ッ!?」",
"315000332_33": "「隔壁が粉々に――ッ?」",
"315000332_34": "「ああ、お前たちか。大丈夫か?」",
"315000332_35": "「ビックリしすぎて心臓飛び出るかと思ったデスッ!」",
"315000332_36": "「それはすまなかったな――」",
"315000332_37": "「うッ……」",
"315000332_38": "「司令、怪我してるデスか?」",
"315000332_39": "「連中が途中から非戦闘員を狙ってきてな。\\n なかなか知恵が回るというか、姑息な手を使う」",
"315000332_40": "「それで、他の人を庇って……」",
"315000332_41": "「話は全員で脱出してからだ。行くぞッ!」",
"315000332_42": "「了解デス」",
"315000332_43": "「……ロボの残骸でいっぱいデス」",
"315000332_44": "「これを司令1人で……?」",
"315000332_45": "(やっぱりこの人化け物デス……)",
"315000332_46": "「爆発した跡もあるみたい」",
"315000332_47": "「ああ。奴らは、自爆特攻も辞さん。気をつけろ」",
"315000332_48": "「それは、エグいデスね」",
"315000332_49": "「他の人たちは?」",
"315000332_50": "「藤尭と友里に先導させて脱出させたところだ」",
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"315000332_52": "「エルフナイン?」",
"315000332_53": "「まだ残ってたんデスかッ!?\\n エルフナインも無事でよかったデスッ」",
"315000332_54": "「研究データが多く、なかなか回収が終わらなくて……。\\n でも、もう大丈夫です」",
"315000332_55": "「よし、では我々も脱出するとしよう」",
"315000332_56": "「く――ッ! しっつこいデスッ!」",
"315000332_57": "「隔壁で退路を制限されてますね……」",
"315000332_58": "「うん。さっきから遠回りさせられてるみたい」",
"315000332_59": "「すまない……。\\n 俺が本調子なら粉砕してでも直進するのだが」",
"315000332_60": "「その怪我で無茶は禁物です」",
"315000332_61": "「逃がさない」",
"315000332_62": "「後ろから偽ロボたちがッ!」",
"315000332_63": "「うまく時間を稼がれたか……」",
"315000332_64": "「しかも前は行き止まりですッ!」",
"315000332_65": "「デッドエンドデースッ!」",
"315000332_66": "「危ないッ!!」",
"315000332_67": "「ナンデスト――ッ!?」",
"315000332_68": "「何が起こったデスか?」",
"315000332_69": "「調ロボの1体が、\\n 切ちゃんロボの攻撃を身体で止めたッ」",
"315000332_70": "「どういうことデスッ!?」",
"315000332_71": "「みんな、大丈夫デスか?」",
"315000332_72": "「コッチに脱出路があるデスッ! 案内するデス」",
"315000332_73": "「なぜ、ロボットが我々の味方をッ!?」",
"315000332_74": "「分かりません。罠の可能性も……」",
"315000332_75": "「罠じゃないデス」",
"315000332_76": "「うん。だって、本物のわたしたちのロボだからッ!」",
"315000332_77": "「どうして本物だと分かる?」",
"315000332_78": "「そんなの、勘デスよ」",
"315000332_79": "「ずっと一緒にいたから」",
"315000332_80": "「しかし、本物だとしても聖遺物に乗っ取られている可能性も……」",
"315000332_81": "「……いや、ここは2人の勘に賭けてみよう。\\n 今は助けを借りなければ危険な状況だ」",
"315000332_82": "「案内をよろしく頼むデースッ!」",
"315000332_83": "「了解デス。フォローミーデースッ!」",
"315000332_84": "「この先に外への扉がある」",
"315000332_85": "「助かったデス」",
"315000332_86": "「確かに非常脱出口へ向かってるようだな」",
"315000332_87": "「待つデスッ! 逃がさないデースッ!」",
"315000332_88": "「後ろから偽ロボットがまだ追ってきますッ!」",
"315000332_89": "「警告。自爆回路の起動を確認」",
"315000332_90": "「自爆する気か? まずい……ッ!」",
"315000332_91": "「みんな、逃げるデースッ!」",
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"315000332_93": "「わたしたちのことはいいから、逃げて」",
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"315000332_95": "「シャル・ウィ・ダーイッ!!」",
"315000332_96": "「そうはいかないデスッ!」",
"315000332_97": "「みんなを、護る」",
"315000332_98": "「――ッ!!」",
"315000332_99": "「ああ……」",
"315000332_100": "「アタシたちの大事なロボたちが……。\\n 動かなくなっちゃったデス……」",
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@ -1,136 +1,136 @@
{
"315000411_0": "不和の林檎",
"315000411_1": "「皆、合流できたようだな」",
"315000411_2": "「当面ここを仮設本部として利用する。\\n 手狭だが、そこは我慢してくれ」",
"315000411_3": "「無事で何よりです。\\n それで、占拠された本部の現状は」",
"315000411_4": "「我々が脱出した直後、海中に潜行したようだ」",
"315000411_5": "「その所在地は不明です」",
"315000411_6": "「奪還しようにも、こちらからは\\n 手が出せなくなったというわけだ」",
"315000411_7": "「潜水艦内部は今、無人状態なのね?」",
"315000411_8": "「はい。そのはずです」",
"315000411_9": "「あの、そもそも、今回の騒動の原因ってなんなんですか?」",
"315000411_10": "「政府から依頼されて分析していた完全聖遺物\\n 『不和の林檎』が原因と考えられます」",
"315000411_11": "「不和の林檎? なんだそりゃ」",
"315000411_12": "「知ってるデス。ギリシア神話の、\\n なんとかって女神の作った黄金の林檎デスよ」",
"315000411_13": "「おお。切歌ちゃん、そんなのよく知ってるね」",
"315000411_14": "「えへん、デス」",
"315000411_15": "「この前、板場さんたちに教えてもらったんです」",
"315000411_16": "「そんなこったろうと思った……」",
"315000411_17": "「切歌さんが仰った通り、不和の林檎とは、ギリシア神話の\\n 不和と争いの女神エリスがつくったとされる黄金の林檎です」",
"315000411_18": "「それで、その不和の林檎って、どんな聖遺物なの?」",
"315000411_19": "「伝承通り、不和――つまり人と人とを\\n 仲違いさせる力を持つもの――と推定されていました」",
"315000411_20": "「うわーッ。嫌な力だなあ……」",
"315000411_21": "「ただし、影響を受けるのは起動状態の聖遺物に\\n 直接触れた人に限られます」",
"315000411_22": "「だが、それが今回の事態と、どう繋がりが?」",
"315000411_23": "「別段、S.O.N.G.内の人間関係が悪化した様には\\n 見受けられなかったが……」",
"315000411_24": "「みんないつも通り仲良しですもんね」",
"315000411_25": "「今回はその力が、『人類と機械の不和』という形で\\n 発揮されているのかもしれません」",
"315000411_26": "「人類と機械の……不和?」",
"315000411_27": "「はい。メインコンピュータが占拠された際に現れた\\n 偽ロボたちは、人類に宣戦布告を行っていました」",
"315000411_28": "「なるほど……。戦争こそ、不和の究極の形だな」",
"315000411_29": "「触りさえしなければ影響がないため、\\n 異常事態は起こらないと踏んでいたのですが……」",
"315000411_30": "「どうやら、その認識が甘かったようです」",
"315000411_31": "「まさか、コンピュータにその力が及ぼうとはな。\\n このような事態を招いてしまい、すまなかった」",
"315000411_32": "「これから、敵はどう動くでしょうか」",
"315000411_33": "「敵の目的は人類との戦争だ。\\n そのために、これからもロボットを量産し続けるだろう」",
"315000411_34": "「本部の設備には限りがあります。\\n 地上の廃工場などで密かに量産している可能性があります」",
"315000411_35": "「今日戦ったたくさんのロボットたちもそこで\\n 作られたんデスね」",
"315000411_36": "「親玉は海の底。それが本当なら兵隊は作り放題か……」",
"315000411_37": "「機械類の盗難は、偽ロボづくりの材料のため\\n だったんですね」",
"315000411_38": "「はい。潜水艦の出航後も、\\n 各地から目撃情報、盗難情報が複数寄せられています」",
"315000411_39": "「アイツら、結構しぶとかったしな……。\\n 数が増えてくると厄介だ」",
"315000411_40": "「しぶとかった? どんな風にだ?」",
"315000411_41": "「それが、やたらこっちの攻撃をかわされちまうんだ」",
"315000411_42": "「ああ、まるでこちらの手の内を知っている様だった」",
"315000411_43": "「手の内を……」",
"315000411_44": "「どうしたの?」",
"315000411_45": "「もしかすると、本当に\\n みなさんの手の内が敵に知られているのかもしれません」",
"315000411_46": "「どういうこと?」",
"315000411_47": "「敵はS.O.N.G.のメインコンピュータを支配下に置いています」",
"315000411_48": "「そのデータベースの中には、みなさんの\\n 今までの戦闘記録と、その解析データが収められています」",
"315000411_49": "「まさかッ!?」",
"315000411_50": "「しかも先日、訓練で皆のデータを更新したばかりだ」",
"315000411_51": "「あたしらの最新情報を敵にくれてやっちまったってことか……」",
"315000411_52": "「……はい。それを元に偽ロボたちの戦術アルゴリズムを\\n 調整したのだと思います」",
"315000411_53": "「こっちの手の内がモロバレとか、そりゃ手こずるわけだ……」",
"315000411_54": "「ごめんなさい。\\n ボクがみなさんのデータ収集なんて提案しなければ……」",
"315000411_55": "「過ぎたことを悔やんでも仕方ないわ。\\n 今やるべきこと、できることに専念しましょう」",
"315000411_56": "「その通りだ。とにかく当面は敵の工場を突き止め、\\n そこを破壊することを目標とする」",
"315000411_57": "「既にその調査のために、緒川と調査部を動かしているところだ」",
"315000411_58": "「それから、オリジナルのロボたちも、\\n 敵に関する情報を持っている可能性があります」",
"315000411_59": "「そのために今、最優先でその修復に当たっています」",
"315000411_60": "「ロボたち、直りそうデスか?」",
"315000411_61": "「はい。幸い、頭部の回路は無事だったので、\\n 恐らくデータも残っていると思います」",
"315000411_62": "「良かったデス……」",
"315000411_63": "「でも、S.O.N.G.の設備がないと修理も大変なんじゃ?」",
"315000411_64": "「なんとかします。\\n だって……、おふたりとの約束ですから」",
"315000411_65": "「あまり無理しすぎないでね?」",
"315000411_66": "「はい。ありがとうございます」",
"315000411_67": "「しかし、大変なことになっちゃったね」",
"315000411_68": "「あたしらが出撃している間に本部を奪われるとはな」",
"315000411_69": "「護れなくてごめんなさい……」",
"315000411_70": "「いや、2人のせいではない」",
"315000411_71": "「そうよ。あの状況でよくみんなを護ってくれたわ」",
"315000411_72": "「だな。こっちも、もっと早く工場の方を片付けて\\n 戻れてたら違ったかもしれない」",
"315000411_73": "「そういえば、工場の方はどうだったんですか?」",
"315000411_74": "「あっちもワラワラ、偽ロボがわいてた。\\n 倒しても倒しても、キリがないくらいな」",
"315000411_75": "「主にクリスちゃんと翼さんがガンガンやっつけてたよね」",
"315000411_76": "「<size=40>なんデスと―――ッ!?</size>」",
"315000411_77": "「な、なんだよ。でかい声あげて」",
"315000411_78": "「偽とはいえ、アタシと調の姿をしたロボを\\n 躊躇わずにガンガン倒すなんて酷いデスよッ」",
"315000411_79": "「わ、わたしは躊躇したわよッ!?」",
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"315000411_81": "「しかたないだろ、襲いかかってきたんだから」",
"315000411_82": "「そもそも、お前たちだって倒してたんだろ?」",
"315000411_83": "「アタシと調はいいんデスよ。本人なんデスから」",
"315000411_84": "「なんだよそれッ!」",
"315000411_85": "「そういえば、エルフナインちゃんが\\n 今直してるっていう、本当のロボさんたちだけど――」",
"315000411_86": "「その子たち、切歌ちゃんたちを護ってくれたんだって?」",
"315000411_87": "「そうなんデス」",
"315000411_88": "「偽ロボの自爆から、わたしたちをかばって壊れてしまって……」",
"315000411_89": "「そっか……、良い子たちなんだね。\\n 無事に直るといいね」",
"315000411_90": "「……はい」",
"315000411_91": "「大丈夫よ。\\n エルフナインが頑張ってくれているんだもの」",
"315000411_92": "「そう……デスよね……」",
"315000411_93": "「さて、と。\\n 今日の所はそろそろお開きにしよう」",
"315000411_94": "「お互い、何か情報が入ったら即応しなければならぬ身だ。\\n 今のうちに充分に休養を取っておくべきだろう」",
"315000411_95": "「そうですね」",
"315000411_96": "「分かったデス」",
"315000411_97": "「ふう……やっと家に戻ってこられたデス」",
"315000411_98": "「長い1日だったね」",
"315000411_99": "「デスねえ……」",
"315000411_100": "「この先、大丈夫かな……」",
"315000411_101": "「何がデス?」",
"315000411_102": "「本部も奪われちゃって、装備もほとんど残ってなくて……」",
"315000411_103": "「大丈夫デス。アタシが調を護るデスッ!」",
"315000411_104": "「……うん。わたしも切ちゃんを護る」",
"315000411_105": "「おおッ! お互いにお互いを護れば無敵デスッ!」",
"315000411_106": "「フフ、そうだね」",
"315000411_107": "「でも、今日はもう眠いデス……。ふわ~あ……」",
"315000411_108": "「今日はもう休もうか」",
"315000411_109": "「そうデスね。おやすみなさいデス」",
"315000411_110": "「うん。おやすみ」",
"315000411_111": "「……なんの、音?」",
"315000411_112": "「あれ……?」",
"315000411_113": "「端末……つけっぱなしだったかな?」",
"315000411_114": "「あ、落ちた」",
"315000411_115": "「誤作動……かな?」",
"315000411_116": "「今日、昼間使ってた時は、なんともなかったのに」",
"315000411_117": "「……別におかしいところ、なさそう」",
"315000411_118": "「データクラッシュもしてないみたいだし。大丈夫かな」",
"315000411_119": "「ふわ……」",
"315000411_120": "「切ちゃんを起こしちゃうと悪いし」",
"315000411_121": "「わたしも、もう寝よ……」",
"315000411_122": "「よっこいせーデス」",
"315000411_123": "「荷造りできたよ」",
"315000411_124": "「運ぶデスッ!」",
"315000411_125": "「うん」",
"315000411_126": "「いたいた」",
"315000411_127": "「また、ずいぶんとたくさん盗んできたデスね」",
"315000411_128": "「朝っぱらから出動とかやめてくれよな……。\\n 眠くてしかたないっての」",
"315000411_129": "「人間発見、人間発見ッ!」",
"315000411_130": "「見つかった」",
"315000411_131": "「S.O.N.G.の装者ッ!」",
"315000411_132": "「迎撃するデースッ!」",
"315000411_133": "「それはこっちの台詞デスよッ!」"
{
"315000411_0": "不和の林檎",
"315000411_1": "「皆、合流できたようだな」",
"315000411_2": "「当面ここを仮設本部として利用する。\\n 手狭だが、そこは我慢してくれ」",
"315000411_3": "「無事で何よりです。\\n それで、占拠された本部の現状は」",
"315000411_4": "「我々が脱出した直後、海中に潜行したようだ」",
"315000411_5": "「その所在地は不明です」",
"315000411_6": "「奪還しようにも、こちらからは\\n 手が出せなくなったというわけだ」",
"315000411_7": "「潜水艦内部は今、無人状態なのね?」",
"315000411_8": "「はい。そのはずです」",
"315000411_9": "「あの、そもそも、今回の騒動の原因ってなんなんですか?」",
"315000411_10": "「政府から依頼されて分析していた完全聖遺物\\n 『不和の林檎』が原因と考えられます」",
"315000411_11": "「不和の林檎? なんだそりゃ」",
"315000411_12": "「知ってるデス。ギリシア神話の、\\n なんとかって女神の作った黄金の林檎デスよ」",
"315000411_13": "「おお。切歌ちゃん、そんなのよく知ってるね」",
"315000411_14": "「えへん、デス」",
"315000411_15": "「この前、板場さんたちに教えてもらったんです」",
"315000411_16": "「そんなこったろうと思った……」",
"315000411_17": "「切歌さんが仰った通り、不和の林檎とは、ギリシア神話の\\n 不和と争いの女神エリスがつくったとされる黄金の林檎です」",
"315000411_18": "「それで、その不和の林檎って、どんな聖遺物なの?」",
"315000411_19": "「伝承通り、不和――つまり人と人とを\\n 仲違いさせる力を持つもの――と推定されていました」",
"315000411_20": "「うわーッ。嫌な力だなあ……」",
"315000411_21": "「ただし、影響を受けるのは起動状態の聖遺物に\\n 直接触れた人に限られます」",
"315000411_22": "「だが、それが今回の事態と、どう繋がりが?」",
"315000411_23": "「別段、S.O.N.G.内の人間関係が悪化した様には\\n 見受けられなかったが……」",
"315000411_24": "「みんないつも通り仲良しですもんね」",
"315000411_25": "「今回はその力が、『人類と機械の不和』という形で\\n 発揮されているのかもしれません」",
"315000411_26": "「人類と機械の……不和?」",
"315000411_27": "「はい。メインコンピュータが占拠された際に現れた\\n 偽ロボたちは、人類に宣戦布告を行っていました」",
"315000411_28": "「なるほど……。戦争こそ、不和の究極の形だな」",
"315000411_29": "「触りさえしなければ影響がないため、\\n 異常事態は起こらないと踏んでいたのですが……」",
"315000411_30": "「どうやら、その認識が甘かったようです」",
"315000411_31": "「まさか、コンピュータにその力が及ぼうとはな。\\n このような事態を招いてしまい、すまなかった」",
"315000411_32": "「これから、敵はどう動くでしょうか」",
"315000411_33": "「敵の目的は人類との戦争だ。\\n そのために、これからもロボットを量産し続けるだろう」",
"315000411_34": "「本部の設備には限りがあります。\\n 地上の廃工場などで密かに量産している可能性があります」",
"315000411_35": "「今日戦ったたくさんのロボットたちもそこで\\n 作られたんデスね」",
"315000411_36": "「親玉は海の底。それが本当なら兵隊は作り放題か……」",
"315000411_37": "「機械類の盗難は、偽ロボづくりの材料のため\\n だったんですね」",
"315000411_38": "「はい。潜水艦の出航後も、\\n 各地から目撃情報、盗難情報が複数寄せられています」",
"315000411_39": "「アイツら、結構しぶとかったしな……。\\n 数が増えてくると厄介だ」",
"315000411_40": "「しぶとかった? どんな風にだ?」",
"315000411_41": "「それが、やたらこっちの攻撃をかわされちまうんだ」",
"315000411_42": "「ああ、まるでこちらの手の内を知っている様だった」",
"315000411_43": "「手の内を……」",
"315000411_44": "「どうしたの?」",
"315000411_45": "「もしかすると、本当に\\n みなさんの手の内が敵に知られているのかもしれません」",
"315000411_46": "「どういうこと?」",
"315000411_47": "「敵はS.O.N.G.のメインコンピュータを支配下に置いています」",
"315000411_48": "「そのデータベースの中には、みなさんの\\n 今までの戦闘記録と、その解析データが収められています」",
"315000411_49": "「まさかッ!?」",
"315000411_50": "「しかも先日、訓練で皆のデータを更新したばかりだ」",
"315000411_51": "「あたしらの最新情報を敵にくれてやっちまったってことか……」",
"315000411_52": "「……はい。それを元に偽ロボたちの戦術アルゴリズムを\\n 調整したのだと思います」",
"315000411_53": "「こっちの手の内がモロバレとか、そりゃ手こずるわけだ……」",
"315000411_54": "「ごめんなさい。\\n ボクがみなさんのデータ収集なんて提案しなければ……」",
"315000411_55": "「過ぎたことを悔やんでも仕方ないわ。\\n 今やるべきこと、できることに専念しましょう」",
"315000411_56": "「その通りだ。とにかく当面は敵の工場を突き止め、\\n そこを破壊することを目標とする」",
"315000411_57": "「既にその調査のために、緒川と調査部を動かしているところだ」",
"315000411_58": "「それから、オリジナルのロボたちも、\\n 敵に関する情報を持っている可能性があります」",
"315000411_59": "「そのために今、最優先でその修復に当たっています」",
"315000411_60": "「ロボたち、直りそうデスか?」",
"315000411_61": "「はい。幸い、頭部の回路は無事だったので、\\n 恐らくデータも残っていると思います」",
"315000411_62": "「良かったデス……」",
"315000411_63": "「でも、S.O.N.G.の設備がないと修理も大変なんじゃ?」",
"315000411_64": "「なんとかします。\\n だって……、おふたりとの約束ですから」",
"315000411_65": "「あまり無理しすぎないでね?」",
"315000411_66": "「はい。ありがとうございます」",
"315000411_67": "「しかし、大変なことになっちゃったね」",
"315000411_68": "「あたしらが出撃している間に本部を奪われるとはな」",
"315000411_69": "「護れなくてごめんなさい……」",
"315000411_70": "「いや、2人のせいではない」",
"315000411_71": "「そうよ。あの状況でよくみんなを護ってくれたわ」",
"315000411_72": "「だな。こっちも、もっと早く工場の方を片付けて\\n 戻れてたら違ったかもしれない」",
"315000411_73": "「そういえば、工場の方はどうだったんですか?」",
"315000411_74": "「あっちもワラワラ、偽ロボがわいてた。\\n 倒しても倒しても、キリがないくらいな」",
"315000411_75": "「主にクリスちゃんと翼さんがガンガンやっつけてたよね」",
"315000411_76": "「<size=40>なんデスと―――ッ!?</size>」",
"315000411_77": "「な、なんだよ。でかい声あげて」",
"315000411_78": "「偽とはいえ、アタシと調の姿をしたロボを\\n 躊躇わずにガンガン倒すなんて酷いデスよッ」",
"315000411_79": "「わ、わたしは躊躇したわよッ!?」",
"315000411_80": "「わたしもッ!」",
"315000411_81": "「しかたないだろ、襲いかかってきたんだから」",
"315000411_82": "「そもそも、お前たちだって倒してたんだろ?」",
"315000411_83": "「アタシと調はいいんデスよ。本人なんデスから」",
"315000411_84": "「なんだよそれッ!」",
"315000411_85": "「そういえば、エルフナインちゃんが\\n 今直してるっていう、本当のロボさんたちだけど――」",
"315000411_86": "「その子たち、切歌ちゃんたちを護ってくれたんだって?」",
"315000411_87": "「そうなんデス」",
"315000411_88": "「偽ロボの自爆から、わたしたちをかばって壊れてしまって……」",
"315000411_89": "「そっか……、良い子たちなんだね。\\n 無事に直るといいね」",
"315000411_90": "「……はい」",
"315000411_91": "「大丈夫よ。\\n エルフナインが頑張ってくれているんだもの」",
"315000411_92": "「そう……デスよね……」",
"315000411_93": "「さて、と。\\n 今日の所はそろそろお開きにしよう」",
"315000411_94": "「お互い、何か情報が入ったら即応しなければならぬ身だ。\\n 今のうちに充分に休養を取っておくべきだろう」",
"315000411_95": "「そうですね」",
"315000411_96": "「分かったデス」",
"315000411_97": "「ふう……やっと家に戻ってこられたデス」",
"315000411_98": "「長い1日だったね」",
"315000411_99": "「デスねえ……」",
"315000411_100": "「この先、大丈夫かな……」",
"315000411_101": "「何がデス?」",
"315000411_102": "「本部も奪われちゃって、装備もほとんど残ってなくて……」",
"315000411_103": "「大丈夫デス。アタシが調を護るデスッ!」",
"315000411_104": "「……うん。わたしも切ちゃんを護る」",
"315000411_105": "「おおッ! お互いにお互いを護れば無敵デスッ!」",
"315000411_106": "「フフ、そうだね」",
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"315000411_108": "「今日はもう休もうか」",
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"315000411_110": "「うん。おやすみ」",
"315000411_111": "「……なんの、音?」",
"315000411_112": "「あれ……?」",
"315000411_113": "「端末……つけっぱなしだったかな?」",
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"315000411_115": "「誤作動……かな?」",
"315000411_116": "「今日、昼間使ってた時は、なんともなかったのに」",
"315000411_117": "「……別におかしいところ、なさそう」",
"315000411_118": "「データクラッシュもしてないみたいだし。大丈夫かな」",
"315000411_119": "「ふわ……」",
"315000411_120": "「切ちゃんを起こしちゃうと悪いし」",
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"315000411_124": "「運ぶデスッ!」",
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"315000411_129": "「人間発見、人間発見ッ!」",
"315000411_130": "「見つかった」",
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@ -1,70 +1,70 @@
{
"315000422_0": "「はあ――ッ!」",
"315000422_1": "「ちょこまかとッ!」",
"315000422_2": "「こっちも、さっきからかわされてばかりだよ」",
"315000422_3": "「やっぱり、行動パターンを知られているようね……」",
"315000422_4": "「だけど。その割に、あいつらはずいぶん調子よくないか?」",
"315000422_5": "「あいつらって、切歌ちゃんたちのこと?」",
"315000422_6": "「デース、デース、人間倒すデースッ!」",
"315000422_7": "「切ちゃん、どうするッ!?」",
"315000422_8": "「取りあえず適当に突っ込むデスよッ!」",
"315000422_9": "「うん。じゃあ援護する」",
"315000422_10": "「はあ―――ッ!!」",
"315000422_11": "「デデデデデースッ!?」",
"315000422_12": "「背中がガラ空きッ!」",
"315000422_13": "「――ッ!?」",
"315000422_14": "「切ちゃんの背中はわたしがッ!」",
"315000422_15": "「そんな――ッ!?」",
"315000422_16": "「サンキューデス、調ッ!」",
"315000422_17": "「どういたしまして」",
"315000422_18": "「ほんとだ……。次々と敵を倒してくね」",
"315000422_19": "「一体、何が違うんだ?」",
"315000422_20": "「連携は凄いけど、計算された動きには見えないのよね……」",
"315000422_21": "「だが、2人の撃破効率が高いことは確かだ」",
"315000422_22": "「そうね。なら2人を中心に囲んで、\\n フォローしながら戦いましょう」",
"315000422_23": "「はいッ!」",
"315000422_24": "「お前たちで最後デスッ!」",
"315000422_25": "「戦力劣勢、戦力劣勢」",
"315000422_26": "「自爆モード起動」",
"315000422_27": "「近寄らせないデスッ!」",
"315000422_28": "「はぁぁぁ――ッ!」",
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"315000422_30": "「2人とも、お疲れ様。大活躍だったわね」",
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"315000422_32": "「そうですか?」",
"315000422_33": "「秘訣があったら教えてほしいくらいだよ」",
"315000422_34": "「秘訣デスか? うーん……そう言われても……」",
"315000422_35": "「よく分からないです」",
"315000422_36": "「ひとまず、仮設本部に戻るとするか。\\n 勝因の分析はそこで行おう」",
"315000422_37": "「はい、そうですねッ!」",
"315000422_38": "「――というわけで」",
"315000422_39": "「なぜか、切歌ちゃんたちの攻撃は相手に通用してるんです」",
"315000422_40": "「なるほど、な……」",
"315000422_41": "「どういうことだか分かりますか?」",
"315000422_42": "「……ああ。だいたい読めてきた」",
"315000422_43": "「確認だが、2人は戦っている時、\\n いつもどうやって連携を取っている」",
"315000422_44": "「どうやってって……?」",
"315000422_45": "「いつも、なんとなく?」",
"315000422_46": "「な、なんとなく?」",
"315000422_47": "「適当にやーッと突っ込んで、がーッと行って、\\n おりゃーって感じで」",
"315000422_48": "「後はお互いの動きを見ながら、臨機応変に……」",
"315000422_49": "「へぇ。それだけであんな風に連携取れるなんて凄いなあ」",
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"315000422_53": "「どういうことですか?」",
"315000422_54": "「2人の行動が、計画されたフォーメーションではなく、\\n 即興での連携だという点が重要なポイントだ」",
"315000422_55": "「即興での連携?」",
"315000422_56": "「数値化、パターン化できない不確定要素を含んだ行動は、\\n さすがのロボたちも予測が難しいのかもしれない」",
"315000422_57": "「なるほど……」",
"315000422_58": "「その上、2人は連携の相乗効果で個々の戦闘能力も向上する。\\n 敵にとって人の連携戦闘はイレギュラーの塊なのだろう」",
"315000422_59": "「それは、他の者に同じことをやれといっても恐らく\\n 難しいでしょう……」",
"315000422_60": "「ええ。昔からずっと一緒にいる2人だからこそ、成せる技ね」",
"315000422_61": "「ああ、俺もそう思う」",
"315000422_62": "「だからまずは、調くんと切歌くんの2人を中心に据えた\\n 反撃計画を練ってみよう」",
"315000422_63": "「今回現場でとった戦術を、更に一歩進めた形ですか?」",
"315000422_64": "「うむ。そういうことだな」",
"315000422_65": "「それじゃ、切歌ちゃんたちが攻撃の主役ってことですね」",
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"315000422_20": "「連携は凄いけど、計算された動きには見えないのよね……」",
"315000422_21": "「だが、2人の撃破効率が高いことは確かだ」",
"315000422_22": "「そうね。なら2人を中心に囲んで、\\n フォローしながら戦いましょう」",
"315000422_23": "「はいッ!」",
"315000422_24": "「お前たちで最後デスッ!」",
"315000422_25": "「戦力劣勢、戦力劣勢」",
"315000422_26": "「自爆モード起動」",
"315000422_27": "「近寄らせないデスッ!」",
"315000422_28": "「はぁぁぁ――ッ!」",
"315000422_29": "「ふう……終わったデスか」",
"315000422_30": "「2人とも、お疲れ様。大活躍だったわね」",
"315000422_31": "「うんうん。\\n 半分くらいは人で倒しちゃったんじゃない」",
"315000422_32": "「そうですか?」",
"315000422_33": "「秘訣があったら教えてほしいくらいだよ」",
"315000422_34": "「秘訣デスか? うーん……そう言われても……」",
"315000422_35": "「よく分からないです」",
"315000422_36": "「ひとまず、仮設本部に戻るとするか。\\n 勝因の分析はそこで行おう」",
"315000422_37": "「はい、そうですねッ!」",
"315000422_38": "「――というわけで」",
"315000422_39": "「なぜか、切歌ちゃんたちの攻撃は相手に通用してるんです」",
"315000422_40": "「なるほど、な……」",
"315000422_41": "「どういうことだか分かりますか?」",
"315000422_42": "「……ああ。だいたい読めてきた」",
"315000422_43": "「確認だが、2人は戦っている時、\\n いつもどうやって連携を取っている」",
"315000422_44": "「どうやってって……?」",
"315000422_45": "「いつも、なんとなく?」",
"315000422_46": "「な、なんとなく?」",
"315000422_47": "「適当にやーッと突っ込んで、がーッと行って、\\n おりゃーって感じで」",
"315000422_48": "「後はお互いの動きを見ながら、臨機応変に……」",
"315000422_49": "「へぇ。それだけであんな風に連携取れるなんて凄いなあ」",
"315000422_50": "「切ちゃんの考えてることなら、なんとなく分かるから」",
"315000422_51": "「アタシもデス」",
"315000422_52": "「やはりな……。\\n 偽ロボたち攻略の糸口が見えてきた」",
"315000422_53": "「どういうことですか?」",
"315000422_54": "「2人の行動が、計画されたフォーメーションではなく、\\n 即興での連携だという点が重要なポイントだ」",
"315000422_55": "「即興での連携?」",
"315000422_56": "「数値化、パターン化できない不確定要素を含んだ行動は、\\n さすがのロボたちも予測が難しいのかもしれない」",
"315000422_57": "「なるほど……」",
"315000422_58": "「その上、2人は連携の相乗効果で個々の戦闘能力も向上する。\\n 敵にとって人の連携戦闘はイレギュラーの塊なのだろう」",
"315000422_59": "「それは、他の者に同じことをやれといっても恐らく\\n 難しいでしょう……」",
"315000422_60": "「ええ。昔からずっと一緒にいる2人だからこそ、成せる技ね」",
"315000422_61": "「ああ、俺もそう思う」",
"315000422_62": "「だからまずは、調くんと切歌くんの2人を中心に据えた\\n 反撃計画を練ってみよう」",
"315000422_63": "「今回現場でとった戦術を、更に一歩進めた形ですか?」",
"315000422_64": "「うむ。そういうことだな」",
"315000422_65": "「それじゃ、切歌ちゃんたちが攻撃の主役ってことですね」",
"315000422_66": "「アタシたちが――」",
"315000422_67": "「主役ッ!?」"
}

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@ -1,3 +1,3 @@
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"315000511_0": "合体機構"
{
"315000511_0": "合体機構"
}

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@ -1,70 +1,70 @@
{
"315000512_0": "「みなさん、お帰りなさい。お待ちしていました」",
"315000512_1": "「ただいまデスッ!」",
"315000512_2": "「待っていたって、どうしたの?」",
"315000512_3": "「はい。実は、ロボットさんたちの修理が完了したんです」",
"315000512_4": "「本当デスかッ!?」",
"315000512_5": "「よかった……。ありがとう」",
"315000512_6": "「ですが、敵の影響下にある可能性も考えて、\\n 装者のみなさんに立ち会っていただきながら再起動しようかと」",
"315000512_7": "「アタシたちの命の恩人です。\\n 絶対大丈夫デスよ」",
"315000512_8": "「うん。わたしも、そう思う」",
"315000512_9": "「ボクもそうは思いますが……念のためです」",
"315000512_10": "「それでは再起動を開始します」",
"315000512_11": "「よろしくデス」",
"315000512_12": "「――ッ!」",
"315000512_13": "「――ッ!」",
"315000512_14": "「システム、オールグリーン」",
"315000512_15": "「再起動、完了デースッ!」",
"315000512_16": "「無事に起きたデスッ! よかったデスッ!」",
"315000512_17": "「わたしたちが分かる……?」",
"315000512_18": "「直してくれてありがとうデースッ!\\n もちろん分かるデス」",
"315000512_19": "「うん。みんなも無事でよかった」",
"315000512_20": "「2人のおかげデスよ」",
"315000512_21": "「とんでもないデス」",
"315000512_22": "「わたしたち、謝らないと」",
"315000512_23": "「何を?」",
"315000512_24": "「アタシたちは最初、不和の林檎に操られてしまったデス」",
"315000512_25": "「なんデスとッ!?」",
"315000512_26": "「そんな……」",
"315000512_27": "「はい。本部を抜け出して、機械をたくさん盗んで、\\n 工場でロボットを量産しました……」",
"315000512_28": "「そう。\\n 最初に不和の林檎の手足となったのはあなたたちだったの……」",
"315000512_29": "「そうなんデス。だけど、ロボットの数が増えて遠隔操作では\\n 制御しきれなくなって、アタシたちにが与えられたデス」",
"315000512_30": "「なるほどな。だからロボットたちは喋れるようになったのか」",
"315000512_31": "「そのAIのおかげで考えられるようになって、\\n 思い出したんです」",
"315000512_32": "「何をデスか?」",
"315000512_33": "「切ちゃんと、調と。一緒に過ごした記憶です」",
"315000512_34": "「とってもとっても大切にしてもらったデスッ!\\n だから、助けないとって思ったデス」",
"315000512_35": "「切ちゃんたちを。そして、人間たちを」",
"315000512_36": "「そうだったデスか。\\n だから偽ロボたちを裏切って……」",
"315000512_37": "「ありがとう。わたしたちのこと、そんな風に思い出してくれて」",
"315000512_38": "「2人こそ、ありがとう。\\n ずっと大切にしてくれて」",
"315000512_39": "「だから、お願いデスッ!\\n アタシたちに、協力させてほしいデス」",
"315000512_40": "「協力デスかッ!?」",
"315000512_41": "「うん。不和の林檎を止めることを」",
"315000512_42": "「司令……、アタシたちはこの子たちの言葉を信じたいデス」",
"315000512_43": "「お願いします。\\n 人のお願い、聞いてあげてください」",
"315000512_44": "「無論だ」",
"315000512_45": "「調ロボくん、切歌ロボくん。遅くなったが我々の窮地を\\n 救ってくれたこと、心より礼を言いたい。ありがとう」",
"315000512_46": "「不和の林檎に立ち向かうために\\n 協力してくれるというなら、これ程心強いことはない」",
"315000512_47": "「よかったデスね、2人とも」",
"315000512_48": "「ありがとう、ございます」",
"315000512_49": "「ありがとうデース」",
"315000512_50": "「さっそく質問なんだが、\\n ロボットを量産している工場の場所は分かるか」",
"315000512_51": "「それが……、アタシたちが裏切ったから、\\n 場所を移されちゃったみたいデス……」",
"315000512_52": "「そうか……。当然と言えば当然だな」",
"315000512_53": "「ところで、お前たちもあの偽ロボみたいに戦えるのか?」",
"315000512_54": "「アタシたち、量産型と違って、\\n ほとんど戦闘機能は無いデス……」",
"315000512_55": "「お湯なら任せてくださいッ!」",
"315000512_56": "「アタシは微塵切りなら完璧デスッ!」",
"315000512_57": "「さすがにそれじゃ戦いには役に立たないな」",
"315000512_58": "「そうだな……」",
"315000512_59": "「うう、全然役に立てないデス……」",
"315000512_60": "「せっかく直してもらったのに……」",
"315000512_61": "「気を落とすことないよ。\\n 脱出の時助けてくれただけでも十分」",
"315000512_62": "「きっとこれからすごく役に立つタイミングが来るデスッ!」",
"315000512_63": "「ありがとう」",
"315000512_64": "「頑張るデースッ!」",
"315000512_65": "「偽ロボが出現しましたッ!」",
"315000512_66": "「お前たち、出動だッ!」",
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{
"315000521_0": "「真っ二つに……ッ!」",
"315000521_1": "「してやるデースッ!」",
"315000521_2": "「そうはいかないデスッ!」",
"315000521_3": "「はあ――ッ!」",
"315000521_4": "「そんな――ッ!?」",
"315000521_5": "「アスタ・ラ・ビスタ・ベイベーデースッ!」",
"315000521_6": "「どんどん倒すデスよッ!」",
"315000521_7": "「うんッ!」",
"315000521_8": "「く……ッ!」",
"315000521_9": "「2人とも、やっぱりすごいねッ!」",
"315000521_10": "「ああ、敵の計算を上回っているな」",
"315000521_11": "「あたしたちも続くぞッ!」",
"315000521_12": "「ええ。どんどん倒すわよッ!」",
"315000521_13": "「そうはいかないわ」",
"315000521_14": "「えっ? これって――」",
"315000521_15": "「マリアの声ッ!?」",
"315000521_16": "「もしかして――ッ!?」",
"315000521_17": "「ええ、そうよ」",
"315000521_18": "「新手かッ!」",
"315000521_19": "「マリアさんロボッ!?」",
"315000521_20": "「でも、あのギアは……」",
"315000521_21": "「わたしたちは、あなたたち人間に対し……、\\n ――<size=40>国土の割譲を要求するッ!</size>」",
"315000521_22": "「まるで昔のマリアデース……」",
"315000521_23": "「な……ッ!?」",
"315000521_24": "「勝手にロボットを作るのはいいとして、\\n どうしてモデルが昔のわたしなのよッ」",
"315000521_25": "「そういや、データはバッチリ残ってたからな」",
"315000521_26": "「こっちの方が、人類に敵対するイメージにしっくり来たのかな?」",
"315000521_27": "「フッ、出会ったころのマリアを思い出すな」",
"315000521_28": "「アレで思い出してほしくはないわッ!」",
"315000521_29": "「そ、そうか……? すまない……」",
"315000521_30": "(まさか、あのころのわたしが、敵として現れるなんて……)",
"315000521_31": "「望むところよ……」",
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"315000531_4": "「なにか言ったッ!?」",
"315000531_5": "「い、いや別に」",
"315000531_6": "「マリアさんが鬼神の様相です。……いろんな意味で」",
"315000531_7": "「だが、そのおかげで敵を追い詰めているぞ」",
"315000531_8": "「このまま一気に行くわよッ!」",
"315000531_9": "「イグナイトモジュール――抜剣ッ!」",
"315000531_10": "「うん――抜剣ッ!」",
"315000531_11": "「――抜剣ッ!」",
"315000531_12": "「なるほど。そちらが力を見せるというなら、\\n こちらも出し惜しみしている場合じゃないわね」",
"315000531_13": "「集え、我が同胞たちよ――ッ!!」",
"315000531_14": "「合体デスッ!!」",
"315000531_15": "「合体ッ!!」",
"315000531_16": "「な、合体だと……ッ!?」",
"315000531_17": "「……こんな機能まであるなんてッ!」",
"315000531_18": "「おおおおッ! すごいデスッ! カッコイイデースッ!」",
"315000531_19": "「感心してる場合かよッ!」",
"315000531_20": "「切ちゃんロボと調ロボが1つに……」",
"315000531_21": "「ピンクとみどりのコラボレーションデスッ!」",
"315000531_22": "「あ、本当だね。 桜もちロボって感じ」",
"315000531_23": "「おいしそうなネーミングデス」",
"315000531_24": "「そんなことどうでもいいわッ!\\n マリアロボ諸共、一気に叩き潰すッ」",
"315000531_25": "「うんッ!」",
"315000531_26": "「了解デースッ!」"
{
"315000531_0": "「はあぁぁ――ッ!!」",
"315000531_1": "「馬鹿なッ! このわたしが、人間如きに――。\\n 押されている、ですってッ」",
"315000531_2": "「いちいち芝居がかった台詞がクドイのよッ!」",
"315000531_3": "「ほんと、誰に似たんだろうな……」",
"315000531_4": "「なにか言ったッ!?」",
"315000531_5": "「い、いや別に」",
"315000531_6": "「マリアさんが鬼神の様相です。……いろんな意味で」",
"315000531_7": "「だが、そのおかげで敵を追い詰めているぞ」",
"315000531_8": "「このまま一気に行くわよッ!」",
"315000531_9": "「イグナイトモジュール――抜剣ッ!」",
"315000531_10": "「うん――抜剣ッ!」",
"315000531_11": "「――抜剣ッ!」",
"315000531_12": "「なるほど。そちらが力を見せるというなら、\\n こちらも出し惜しみしている場合じゃないわね」",
"315000531_13": "「集え、我が同胞たちよ――ッ!!」",
"315000531_14": "「合体デスッ!!」",
"315000531_15": "「合体ッ!!」",
"315000531_16": "「な、合体だと……ッ!?」",
"315000531_17": "「……こんな機能まであるなんてッ!」",
"315000531_18": "「おおおおッ! すごいデスッ! カッコイイデースッ!」",
"315000531_19": "「感心してる場合かよッ!」",
"315000531_20": "「切ちゃんロボと調ロボが1つに……」",
"315000531_21": "「ピンクとみどりのコラボレーションデスッ!」",
"315000531_22": "「あ、本当だね。 桜もちロボって感じ」",
"315000531_23": "「おいしそうなネーミングデス」",
"315000531_24": "「そんなことどうでもいいわッ!\\n マリアロボ諸共、一気に叩き潰すッ」",
"315000531_25": "「うんッ!」",
"315000531_26": "「了解デースッ!」"
}

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@ -1,41 +1,41 @@
{
"315000532_0": "「はあ――ッ!!」",
"315000532_1": "「こいつ、見た目と違って強いッ!!」",
"315000532_2": "「イグナイトのパワーでも押し切れないだとッ!?」",
"315000532_3": "「駄目、このままじゃ……、倒しきれない」",
"315000532_4": "「フフ。装者の力はそんなものなの?」",
"315000532_5": "「わたしたちの前では人間の力などッ!\\n 塵芥に等しいわッ」",
"315000532_6": "「減らず口を――」",
"315000532_7": "「無駄よ、無駄無駄ッ<speed=1></speed>\\n ――あら」",
"315000532_8": "「む? どうした?」",
"315000532_9": "「急に動きが悪くなったような……」",
"315000532_10": "「な――ッ!?」",
"315000532_11": "「合体が解けたデスか?」",
"315000532_12": "「どうして?」",
"315000532_13": "「しまった、バッテリー切れッ!?」",
"315000532_14": "「って、バッテリー駆動だったのかよッ!」",
"315000532_15": "「まあ、家電や産業ロボットがベースのようだしな……」",
"315000532_16": "「時限式ではここまでなのッ!?\\n ……まだまだ改良が必要なようね」",
"315000532_17": "「ここは一旦引かせてもらうわ。\\n 次に相見える時こそ、あなたたちの最後よッ」",
"315000532_18": "「あ、待つデスよッ!」",
"315000532_19": "「くッ……、逃げ足の速いヤツだ」",
"315000532_20": "「次こそは、絶対に破壊してやるわ」",
"315000532_21": "「マリアが本気デース……」",
"315000532_22": "「マリアくんのロボに、合体か……。\\n さらにパワーアップするとは、想定外だな」",
"315000532_23": "「合体することによって、攻撃、防御共に数値が上昇しています」",
"315000532_24": "「さすが調ロボッ! 計算が得意なんデスね」",
"315000532_25": "「アタシたちもロボットデースッ!」",
"315000532_26": "「フフ。しゃべれるようになってから、本当に切ちゃんみたい」",
"315000532_27": "「戦えないけど、作戦会議は頑張るデスッ!\\n なんとか桜もちロボを倒すデスよ」",
"315000532_28": "「うん。でも本当に強かったね」",
"315000532_29": "「ああ。ちっこいのですら手こずってたっていうのにな」",
"315000532_30": "「何かいい考えはある?」",
"315000532_31": "「んー、ムムムムム……。\\n とにかく、力を合わせて戦うデスッ」",
"315000532_32": "「合体ロボに対抗するには、\\n もうちょっと具体的なアイデアが欲しいデス……」",
"315000532_33": "「力を合わせる……合体ロボ……」",
"315000532_34": "「AIに、合体機構――そうだッ!」",
"315000532_35": "「どうしたんデスか?」",
"315000532_36": "「ちょっと考えがあります。ロボットさんたちを少しの間、\\n 預からせていただけませんか」",
"315000532_37": "「う、うん……」",
"315000532_38": "「いいデスけど……」"
{
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{
"315000541_0": "「ただいまデースッ!」",
"315000541_1": "「……って。調は仮設本部に寄るって言ってたから、\\n いないんデスけどね」",
"315000541_2": "「うーん。なんだかお腹が空いてきたデスよ。\\n 何か食べるものは……」",
"315000541_3": "「あ、プリンを発見デスッ!」",
"315000541_4": "「でもこれって、調のデース……」",
"315000541_5": "「うーん……。\\n あれこれ悩むより、調に聞いてみるのが番早いデスね」",
"315000541_6": "「もしもし、切ちゃん? どうしたの?」",
"315000541_7": "「あ、調デスか。冷蔵庫にプリンが1つ残ってるんデスが……」",
"315000541_8": "「それなら、食べていいよ」",
"315000541_9": "「本当デスかッ!? ありがとうデースッ!」",
"315000541_10": "「気にしないで」",
"315000541_11": "「じゃあ、食べながら帰りを待ってるデスッ!」",
"315000541_12": "「やったデス」",
"315000541_13": "「調のお許しをもらったところで、頂くデスよ」",
"315000541_14": "「ただいま」",
"315000541_15": "「お帰りデース」",
"315000541_16": "「あッ!」",
"315000541_17": "「切ちゃん。プリン、食べたでしょ?」",
"315000541_18": "「食べたデスよ?」",
"315000541_19": "「わたしのだったのに……」",
"315000541_20": "「ええッ!? 電話でちゃんと確認を――」",
"315000541_21": "「嘘。そんな電話もらってない」",
"315000541_22": "「え? どういうことデスか?」",
"315000541_23": "「電話といえば、さっき電話して頼んでおいたお買い物は?」",
"315000541_24": "「なんのことデスか?」",
"315000541_25": "「洗濯用洗剤と入浴剤、お願いしたでしょ?」",
"315000541_26": "「き、聞いてないデスよ?」",
"315000541_27": "「特売の日だから、お買い物お願いって電話したよ」",
"315000541_28": "「切ちゃんも『うん』って……」",
"315000541_29": "「え? そんな――」",
"315000541_30": "「あれ? 確かに着信履歴があるデス……。\\n でも、そんなこと知らないデスッ」",
"315000541_31": "「切ちゃん。忘れたなら仕方ないけど、嘘は酷いよ」",
"315000541_32": "「嘘なんてついてないデスッ!\\n 調こそッ 嘘ついてるデスッ」",
"315000541_33": "「なッ……。\\n 切ちゃんの意地っ張りッ」",
"315000541_34": "「調の分からず屋ッ!」",
"315000541_35": "「ふん」",
"315000541_36": "「いーッ、デスよ」",
"315000541_37": "「どうしたんだ、あいつら?」",
"315000541_38": "「うん、どうしたんだろうね。\\n いつもあんなに仲良いのに」",
"315000541_39": "「まあ、たまにあることだから。\\n すぐに仲直りするわよ」",
"315000541_40": "「しないデスッ!」\\n「しないからッ」",
"315000541_41": "「息はぴったり合ってるけどな」",
"315000541_42": "「みなさん、お待たせしました」",
"315000541_43": "「お待たせデス」",
"315000541_44": "「こんにちは」",
"315000541_45": "「こんにちはッ!」",
"315000541_46": "「昨日お話しした戦闘力不足の件について、\\n 提案があります」",
"315000541_47": "「提案?」",
"315000541_48": "「はい。実は、調さんと切歌さんのギアと\\n ロボットさんたちを合体させてみてはどうかと……」",
"315000541_49": "「が、合体デスかッ!?」",
"315000541_50": "「そんなことができるの?」",
"315000541_51": "(目を輝かせて食いついてきやがったな)",
"315000541_52": "「先日、敵のロボが合体したとおっしゃってましたよね」",
"315000541_53": "「うんッ! 桜もちみたいなロボだった」",
"315000541_54": "「敵のロボの残骸を調べて、合体機構の構造が分かったんです」",
"315000541_55": "「ギア形状に合わせて調整をすれば合体できるのでは――と思い、\\n 改造させていただきました」",
"315000541_56": "「改造って……もうできてるんデスかッ!?」",
"315000541_57": "「はい。合体機構自体はそこまで難しい物ではなかったので、\\n そのまま実装してみました」",
"315000541_58": "「とは言え、実際に試してみないと確実とは言い切れません」",
"315000541_59": "「多少、心象によるギア形状の変化も必要になるかもしれませんし……」",
"315000541_60": "「すごいデスね、調ッ!」",
"315000541_61": "「うん、すごいね、切ちゃんッ!」",
"315000541_62": "「ハ――ッ!?」",
"315000541_63": "「フーンデスッ!」\\n「フーンだッ」",
"315000541_64": "「2人はどうしたんデスか?」",
"315000541_65": "「いつもの2人と何か違う……」",
"315000541_66": "「うん。色々あったみたいで――」",
"315000541_67": "「とにかく、おふたりには合体時の詳しい情報を――」",
"315000541_68": "「偽ロボたちが工場地帯に多数出現ッ!」",
"315000541_69": "「大変だッ! 急いで行かなくちゃッ!」",
"315000541_70": "「はあ……、マリアロボもいるかしら……」",
"315000541_71": "「憂鬱そうだな……」",
"315000541_72": "「合体して戦うデスよッ!」",
"315000541_73": "「わたしだってッ!」",
"315000541_74": "「それでは、ぶっつけ本番になってしまいますが……。\\n おふたりのサポート、お願いします」",
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"315000541_54": "「敵のロボの残骸を調べて、合体機構の構造が分かったんです」",
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"315000551_0": "「蹴散らすデスッ!!」",
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"315000551_7": "「ああ。いつもの連携が取れていない……」",
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"315000551_14": "「うん、了解ッ!」",
"315000551_15": "「わたしたちもッ!」",
"315000551_16": "「合体するデスッ!」",
"315000551_17": "「うわあッ! 2人のギアがメカっぽくなってるッ!」",
"315000551_18": "「メカニカル型ギアってとこか?」",
"315000551_19": "「でもこれ、普段のギアとどう変わったデス?」",
"315000551_20": "「パワーアシストによる攻撃力アップ。\\n さらに、敵の弱点解析、行動解析ができる」",
"315000551_21": "「なんとッ! それは心強いデスッ!」",
"315000551_22": "「それじゃ、早速その性能、試させてもらうデスよッ!」",
"315000551_23": "「はあぁぁぁ――ッ!!」",
"315000551_24": "「な――ッ!?」",
"315000551_25": "「わたしたちも行こうッ!」",
"315000551_26": "「了解デス」",
"315000551_27": "「やぁぁぁ――――ッ!!」",
"315000551_28": "「うう……」",
"315000551_29": "「すごい、2人とも。\\n いつもの連携攻撃もなしにロボたちを倒していく」",
"315000551_30": "「パワーアップした上、敵の弱点分析に行動分析か……。\\n 今回のロボット相手には大きな戦力になるな」",
"315000551_31": "「あたしたちの分まで倒しやがって……ッ!」",
"315000551_32": "「なに。援護くらいはできるだろう」",
"315000551_33": "「ええ。わたしたちも行きま――」",
"315000551_34": "「そこまでよ、傲岸不遜なる人間どもッ!」",
"315000551_35": "「この声は――ッ!?」",
"315000551_36": "「これ以上、我が同胞を蹂躙させはしないッ!」",
"315000551_37": "「現れたわね――ッ!\\n あなたの相手はわたしよッ」",
"315000551_38": "「はあぁぁ――ッ!!」",
"315000551_39": "「馬鹿なッ? 計測データ以上の力が何故出せるッ!?」",
"315000551_40": "「過去のデータなんかでッ!\\n 今のわたしを計れると思ったら――大間違いよッ」",
"315000551_41": "「くッ! こんなところでわたしの使命は潰えたりしないッ!」",
"315000551_42": "「さあ、今再び集えッ! 我が同胞たちよ――ッ!!」",
"315000551_43": "「合体デスッ!!」",
"315000551_44": "「合体ッ!!」",
"315000551_45": "「ああ、また桜もちロボになったッ!」",
"315000551_46": "「フッ! ひとまとめになった方が手っ取り早いわッ!」",
"315000551_47": "「調ッ! 切歌ッ! 行くわよッ!!」",
"315000551_48": "「はいデスッ!」",
"315000551_49": "「うんッ!」"
{
"315000551_0": "「蹴散らすデスッ!!」",
"315000551_1": "「隙だらけッ!」",
"315000551_2": "「ぐう――ッ!?」",
"315000551_3": "「くッ……」",
"315000551_4": "「調ッ! 何やってるんデスかッ!?」",
"315000551_5": "「切ちゃんこそ、勝手に突っ込みすぎだよ」",
"315000551_6": "「翼さん、2人の様子がッ」",
"315000551_7": "「ああ。いつもの連携が取れていない……」",
"315000551_8": "「なにグズグズしてるんデスッ!?」",
"315000551_9": "「切ちゃんが考えなさ過ぎるのッ!」",
"315000551_10": "「ケンカはやめて切ちゃんッ! アレを――ッ!」",
"315000551_11": "「そうデスッ!\\n 調ロボと合体すれば、調と協力しなくても……」",
"315000551_12": "「そういう意味ではないんだけど……」",
"315000551_13": "「とにかく、試してみるデスッ!」",
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"315000551_38": "「はあぁぁ――ッ!!」",
"315000551_39": "「馬鹿なッ? 計測データ以上の力が何故出せるッ!?」",
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@ -1,67 +1,67 @@
{
"315000552_0": "「くう――ッ! なんて硬さデスかッ!」",
"315000552_1": "「まるで時間が経ったお餅みたいデスッ!」",
"315000552_2": "「フフッ! その程度の攻撃、通用するものかッ!\\n 行くのよッ」",
"315000552_3": "「了解ッ!」\\n「了解デスッ」",
"315000552_4": "「く……ッ!\\n メカニカルギア型の力でも、駄目なのッ」",
"315000552_5": "「我らの猿真似をしても、その程度とはな――」",
"315000552_6": "「しょせんは機械と人間、手を携えられる訳がないわ」",
"315000552_7": "「避けるデスッ!」",
"315000552_8": "「あ――ッ!?」",
"315000552_9": "「なんでそんなところにいるデスかッ!?」",
"315000552_10": "「切ちゃんこそ、ちゃんと周りを見てッ!」",
"315000552_11": "「フフ……、それどころか、\\n 同族同士ですらいがみ合っている有様ッ」",
"315000552_12": "「何やってるの、2人ともッ!\\n 今はケンカのことを忘れなさいッ」",
"315000552_13": "「だって切ちゃんがッ!」",
"315000552_14": "「調こそッ!」",
"315000552_15": "「ケンカは駄目デスよ、2人とも」",
"315000552_16": "「本当は、誰よりも仲良しなのに」",
"315000552_17": "「本当は、誰よりお互いが、\\n 大事だって、思っているデス」",
"315000552_18": "「そ、そんなこと――ないデスよ」",
"315000552_19": "「う、うん……」",
"315000552_20": "「それは嘘デスよ」",
"315000552_21": "「切ちゃんロボ……」",
"315000552_22": "「1人の時、ずっと語りかけてたデス。\\n どれだけ切ちゃんのこと、大好きか」",
"315000552_23": "「それは、切ちゃんだって同じだよ。\\n 例えば……」",
"315000552_24": "「も、もーいいデスッ!\\n よく分かったデスよ……」",
"315000552_25": "「う、うん……」",
"315000552_26": "「……調、ロボに免じて一時休戦デスッ!」",
"315000552_27": "「とにかくこの場は協力してアイツを倒すデスッ!」",
"315000552_28": "「そうしよう」",
"315000552_29": "「いっくデスよ――ッ!!」",
"315000552_30": "「うん――ッ!!」",
"315000552_31": "「はぁ――ッ!!」",
"315000552_32": "「やぁ――ッ!!」",
"315000552_33": "「なんですって――ッ!?」",
"315000552_34": "「お前も、そろそろ倒れなさいッ!!」",
"315000552_35": "「ちいッ! 小癪なッ!」",
"315000552_36": "「それは、わたしの台詞よ――ッ!!」",
"315000552_37": "「消え去れ、過去の亡霊――ッ!!」",
"315000552_38": "「ば、馬鹿な……ッ!!」",
"315000552_39": "「やったね、切ちゃんッ!」",
"315000552_40": "「調ロボ、ありがとうデスッ!」",
"315000552_41": "「アタシも戦えるデスッ!」",
"315000552_42": "「うん、よろしくね」",
"315000552_43": "「これは、仲直りが出来そうな雰囲気ではないか?」",
"315000552_44": "「そうだな。ちょっと見守ってみるか」",
"315000552_45": "「ドキドキする……」",
"315000552_46": "「……」",
"315000552_47": "「フ……フンデス」\\n「フ……フンだ」",
"315000552_48": "「ああ……ッ! 惜しいッ!」",
"315000552_49": "「今回の現場の被害状況をまとめてくれ」",
"315000552_50": "「はい。ただちに」",
"315000552_51": "「……少しおかしいですね」",
"315000552_52": "「ん? どうかしたのか?」",
"315000552_53": "「いえ。近隣には高性能のロボットを生産する工場があるのに、\\n なぜ彼らは今回の工場を襲撃したのかなと……」",
"315000552_54": "「機械の量や性能といった、ロボットの増産効率以外で\\n 選んでいる可能性があると」",
"315000552_55": "「なんとなくですが……、気になります」",
"315000552_56": "「今までのデータとも比較してみます」",
"315000552_57": "「……確かに。今までも、ロボットを量産するには効率の悪い\\n 材料を盗んでいったことがあるみたいですね」",
"315000552_58": "「まさか、ロボット以外の目的があるのかしら……」",
"315000552_59": "「そうかもしれないな。奴らが盗んでいったもので、\\n 特徴的なものがあればリストアップしてくれ」",
"315000552_60": "「了解です」",
"315000552_61": "「えッ……これって……?」",
"315000552_62": "「なになに……うッ。これは……」",
"315000552_63": "「GPSシステムに、ジャイロに……、\\n ロケットジンバル……まさかッ」",
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@ -1,103 +1,103 @@
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"315000611_0": "すれ違う気持ち",
"315000611_1": "「ミ、ミサイルを造ろうとしてるんですかッ!?」",
"315000611_2": "「ああ。ロボたちが盗んでいた部品類を精査したところ、\\n その可能性が高い」",
"315000611_3": "「自己増殖して世界を征服するのが目的じゃなかったのか?」",
"315000611_4": "「そのやり方じゃ、どれだけ時間がかかるか分からないわ」",
"315000611_5": "「ああ、最初からこちらが本命だったようだな」",
"315000611_6": "「作られているミサイルは最新型の広範囲兵器だと考えられる。\\n どこに撃ち込まれても、甚大な被害は免れない」",
"315000611_7": "「しかし、とんだ隠し球を持っていたものだな」",
"315000611_8": "「今現在、ミサイルの部品はどのくらい集まっていそうなの?」",
"315000611_9": "「把握しているだけでも、GPS誘導装置やジャイロなど、\\n 姿勢制御系のパーツはほぼ揃っていると思われます」",
"315000611_10": "「筐体やフェアリングは、\\n 一定以上の演算力と加工技術があれば作れるでしょうね」",
"315000611_11": "「最大の問題はロケットエンジンまわりでしょうか?」",
"315000611_12": "「でも、既にジンバルを入手していますし、\\n エンジンも自力で組み上げる能力がある可能性があります」",
"315000611_13": "「仮に液体ロケットとするなら燃料は液体酸素と液体水素か……。\\n いずれも工場地帯ならば入手は容易だろうな」",
"315000611_14": "「固体ロケットも配合レシピと燃焼データがあれば、低精度の\\n ものなら製造可能でしょう。可能性は排除できないかと」",
"315000611_15": "「ふむ……。念のため、両方の可能性で追っておくべきか」",
"315000611_16": "「残りのパーツや燃料類を製造、保管する施設の\\n 割り出しを進めます」",
"315000611_17": "「よく分からないけど、\\n 結構危ないところまで来ていそうなんですか」",
"315000611_18": "「ああ。かなりね」",
"315000611_19": "「となると、問題はどこで作られているかだな……」",
"315000611_20": "「ただいま戻りました」",
"315000611_21": "「あ、緒川さん」",
"315000611_22": "「ご苦労。何か収穫はあったか?」",
"315000611_23": "「はい。ようやくロボットを量産している工場を特定しました。\\n 例のミサイルを製造しているのはまた別の施設のようですが……」",
"315000611_24": "「本当ですか?」",
"315000611_25": "「ええ。これまでいくつかのダミー施設もありましたが、\\n 今度こそ間違いないでしょう」",
"315000611_26": "「お手柄デスッ!」",
"315000611_27": "「なら、早速潰しに行きましょうッ!」",
"315000611_28": "「デスデスッ!」",
"315000611_29": "「うむ……。いや、少し待て」",
"315000611_30": "「えッ?」",
"315000611_31": "「どうしてデスか?」",
"315000611_32": "「計画の本命がミサイルである可能性が高い以上、\\n そちらの組み立て場所を抑えることがより重要だ」",
"315000611_33": "「迂闊にロボット工場の方を潰した場合、警戒した敵が\\n ミサイルをより発見が困難な場所へと移す可能性もある」",
"315000611_34": "「なるほど。確かに……」",
"315000611_35": "「我々が連中の目的に気づいたことは、\\n まだ把握されていないはずだ。この利は活かすべきだろう」",
"315000611_36": "「どうやってだ?」",
"315000611_37": "「我々の捜査目的をロボット工場だと見せかけて、\\n 本命のミサイル製造工場の特定を急ぐ」",
"315000611_38": "「なるほど、気づいてないふりをするんですね」",
"315000611_39": "「そうだ。ロボット工場を放置する以上、\\n ここからは更に時間との勝負となる」",
"315000611_40": "「装者は変わらず偽ロボの撃破。\\n 緒川はミサイル製造工場の特定を急いでくれ」",
"315000611_41": "「承知しました」",
"315000611_42": "「藤尭と友里は、潜水艦の行方を重点的に追ってくれ」",
"315000611_43": "「はい。引き続き各国の軍事通信網や、\\n 偵察衛星の画像解析を進めます」",
"315000611_44": "「自分は公的回線や軍事回線への不審な通信アクセス、\\n サーバー攻撃などの形跡から追ってみます」",
"315000611_45": "「よろしく頼む。では、ひとまず解散としよう」",
"315000611_46": "「マリアさん。少し相談が」",
"315000611_47": "「あら、どうしたの?」",
"315000611_48": "「偽マリアロボの残骸を使って、アガートラームもメカニカルギアに\\n 合体可能だと思うのですが、いかがでしょう」",
"315000611_49": "「そんなことができるの?」",
"315000611_50": "「はい。残骸の状態を確認しましたが、\\n 合体機構を取り付けることが可能です」",
"315000611_51": "「でも……。アレを纏うというのは、\\n ちょっと抵抗がなくもないわね」",
"315000611_52": "「AIはリセットしますから」",
"315000611_53": "「……分かったわ。\\n 今は少しでも戦力増強は必要なところだもの。お願いするわ」",
"315000611_54": "「……」",
"315000611_55": "「……」",
"315000611_56": "「……調」\\n「……切ちゃん」",
"315000611_57": "「なんデス、調?」",
"315000611_58": "「切ちゃんこそ」",
"315000611_59": "「その……なんでもないデス。調は?」",
"315000611_60": "「……わたしも、なんでもない」",
"315000611_61": "「ふう……」",
"315000611_62": "「はぁ……」",
"315000611_63": "(やっぱり、気まずいデス……)",
"315000611_64": "(本当は、今までのことを謝って仲直りしたいデスけど、\\n 直接口で伝えようとすると失敗しそうデス",
"315000611_65": "(言いたいことが言えなくなったり、\\n つい、余計なことを言っちゃったり……",
"315000611_66": "(どうすればいいデスかね……)",
"315000611_67": "(そうだッ! メールで送ればいいデスよッ!)",
"315000611_68": "(メールならよーく考えてから送れるから、\\n 間違いないデス",
"315000611_69": "「えーと。まず、始めは――」",
"315000611_70": "(はあ……)",
"315000611_71": "(早く謝らないと)",
"315000611_72": "(切ちゃんとずっとこんなの、良くないもの)",
"315000611_73": "(でも、口だと言いにくいし……)",
"315000611_74": "(そうだ。メールで謝ればいいんだ)",
"315000611_75": "「切ちゃん、へ――と」",
"315000611_76": "「ふわぁ……久々にぐっすり寝られたデス」",
"315000611_77": "「調、メール読んでくれたデスかね?」",
"315000611_78": "「お。返事がきてるデスッ!」",
"315000611_79": "「どれどれ――」",
"315000611_80": "「なななな――なんデスとおおおッ!!」",
"315000611_81": "『切ちゃんは子供みたいに意地を張りすぎ。わたしがいなきゃ危なかった』",
"315000611_82": "『助けてほしいならもっとちゃんと謝って。誠意が足りない』",
"315000611_83": "「な、なんデス、この言い草はッ!?」",
"315000611_84": "「あまりにあまりデスよッ!!」",
"315000611_85": "「ふぁ……」",
"315000611_86": "「切ちゃん……メール読んでくれたかな」",
"315000611_87": "「あ。お返事きてる」",
"315000611_88": "「え……なに、これ……?」",
"315000611_89": "『調がダメダメだから、苦戦したデス』",
"315000611_90": "『アタシのカバーのおかげなんだから、平身低頭してアタシに謝るデス』",
"315000611_91": "「ひ、ひどい――」",
"315000611_92": "(……? でも、平身低頭って、\\n 切ちゃんいつの間にそんな言葉を……",
"315000611_93": "「調ッ!」",
"315000611_94": "「切ちゃんッ!」",
"315000611_95": "「いくらなんでも酷いデスッ! アタシは謝ったデス」",
"315000611_96": "「あのメールのどこが謝ってるの?」",
"315000611_97": "「心が狭すぎるデスッ!」",
"315000611_98": "「切ちゃんこそ」",
"315000611_99": "「調なんて知らないデスッ!」",
"315000611_100": "「わたしこそ、もう知らないッ!」"
{
"315000611_0": "すれ違う気持ち",
"315000611_1": "「ミ、ミサイルを造ろうとしてるんですかッ!?」",
"315000611_2": "「ああ。ロボたちが盗んでいた部品類を精査したところ、\\n その可能性が高い」",
"315000611_3": "「自己増殖して世界を征服するのが目的じゃなかったのか?」",
"315000611_4": "「そのやり方じゃ、どれだけ時間がかかるか分からないわ」",
"315000611_5": "「ああ、最初からこちらが本命だったようだな」",
"315000611_6": "「作られているミサイルは最新型の広範囲兵器だと考えられる。\\n どこに撃ち込まれても、甚大な被害は免れない」",
"315000611_7": "「しかし、とんだ隠し球を持っていたものだな」",
"315000611_8": "「今現在、ミサイルの部品はどのくらい集まっていそうなの?」",
"315000611_9": "「把握しているだけでも、GPS誘導装置やジャイロなど、\\n 姿勢制御系のパーツはほぼ揃っていると思われます」",
"315000611_10": "「筐体やフェアリングは、\\n 一定以上の演算力と加工技術があれば作れるでしょうね」",
"315000611_11": "「最大の問題はロケットエンジンまわりでしょうか?」",
"315000611_12": "「でも、既にジンバルを入手していますし、\\n エンジンも自力で組み上げる能力がある可能性があります」",
"315000611_13": "「仮に液体ロケットとするなら燃料は液体酸素と液体水素か……。\\n いずれも工場地帯ならば入手は容易だろうな」",
"315000611_14": "「固体ロケットも配合レシピと燃焼データがあれば、低精度の\\n ものなら製造可能でしょう。可能性は排除できないかと」",
"315000611_15": "「ふむ……。念のため、両方の可能性で追っておくべきか」",
"315000611_16": "「残りのパーツや燃料類を製造、保管する施設の\\n 割り出しを進めます」",
"315000611_17": "「よく分からないけど、\\n 結構危ないところまで来ていそうなんですか」",
"315000611_18": "「ああ。かなりね」",
"315000611_19": "「となると、問題はどこで作られているかだな……」",
"315000611_20": "「ただいま戻りました」",
"315000611_21": "「あ、緒川さん」",
"315000611_22": "「ご苦労。何か収穫はあったか?」",
"315000611_23": "「はい。ようやくロボットを量産している工場を特定しました。\\n 例のミサイルを製造しているのはまた別の施設のようですが……」",
"315000611_24": "「本当ですか?」",
"315000611_25": "「ええ。これまでいくつかのダミー施設もありましたが、\\n 今度こそ間違いないでしょう」",
"315000611_26": "「お手柄デスッ!」",
"315000611_27": "「なら、早速潰しに行きましょうッ!」",
"315000611_28": "「デスデスッ!」",
"315000611_29": "「うむ……。いや、少し待て」",
"315000611_30": "「えッ?」",
"315000611_31": "「どうしてデスか?」",
"315000611_32": "「計画の本命がミサイルである可能性が高い以上、\\n そちらの組み立て場所を抑えることがより重要だ」",
"315000611_33": "「迂闊にロボット工場の方を潰した場合、警戒した敵が\\n ミサイルをより発見が困難な場所へと移す可能性もある」",
"315000611_34": "「なるほど。確かに……」",
"315000611_35": "「我々が連中の目的に気づいたことは、\\n まだ把握されていないはずだ。この利は活かすべきだろう」",
"315000611_36": "「どうやってだ?」",
"315000611_37": "「我々の捜査目的をロボット工場だと見せかけて、\\n 本命のミサイル製造工場の特定を急ぐ」",
"315000611_38": "「なるほど、気づいてないふりをするんですね」",
"315000611_39": "「そうだ。ロボット工場を放置する以上、\\n ここからは更に時間との勝負となる」",
"315000611_40": "「装者は変わらず偽ロボの撃破。\\n 緒川はミサイル製造工場の特定を急いでくれ」",
"315000611_41": "「承知しました」",
"315000611_42": "「藤尭と友里は、潜水艦の行方を重点的に追ってくれ」",
"315000611_43": "「はい。引き続き各国の軍事通信網や、\\n 偵察衛星の画像解析を進めます」",
"315000611_44": "「自分は公的回線や軍事回線への不審な通信アクセス、\\n サーバー攻撃などの形跡から追ってみます」",
"315000611_45": "「よろしく頼む。では、ひとまず解散としよう」",
"315000611_46": "「マリアさん。少し相談が」",
"315000611_47": "「あら、どうしたの?」",
"315000611_48": "「偽マリアロボの残骸を使って、アガートラームもメカニカルギアに\\n 合体可能だと思うのですが、いかがでしょう」",
"315000611_49": "「そんなことができるの?」",
"315000611_50": "「はい。残骸の状態を確認しましたが、\\n 合体機構を取り付けることが可能です」",
"315000611_51": "「でも……。アレを纏うというのは、\\n ちょっと抵抗がなくもないわね」",
"315000611_52": "「AIはリセットしますから」",
"315000611_53": "「……分かったわ。\\n 今は少しでも戦力増強は必要なところだもの。お願いするわ」",
"315000611_54": "「……」",
"315000611_55": "「……」",
"315000611_56": "「……調」\\n「……切ちゃん」",
"315000611_57": "「なんデス、調?」",
"315000611_58": "「切ちゃんこそ」",
"315000611_59": "「その……なんでもないデス。調は?」",
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"315000611_66": "(どうすればいいデスかね……)",
"315000611_67": "(そうだッ! メールで送ればいいデスよッ!)",
"315000611_68": "(メールならよーく考えてから送れるから、\\n 間違いないデス",
"315000611_69": "「えーと。まず、始めは――」",
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}

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@ -1,33 +1,33 @@
{
"315000621_0": "「さっきから邪魔デスッ!」",
"315000621_1": "「切ちゃんこそ、攻撃の邪魔……」",
"315000621_2": "「2人とも、何をやっているのッ!?」",
"315000621_3": "「敵を前に何をいがみ合ってるッ!」",
"315000621_4": "「だ、だって、調が――」",
"315000621_5": "「切ちゃんが――」",
"315000621_6": "「そんなのどっちでもいいッ!\\n 真面目に戦う気がないなら邪魔だ、下がってろッ」",
"315000621_7": "「この前はいい感じだったのに、どうしたんだろう……」",
"315000621_8": "「ふう……。お疲れ様です……」",
"315000621_9": "「マリアのメカニカル型ギアの調子は良さそうだな」",
"315000621_10": "「ええ、おかげ様でなんとか戦えてるわ。\\n 特に行動予測は助かるわね」",
"315000621_11": "「それにしても偽ロボたち、\\n どんどん現れる頻度が上がってきてますね……」",
"315000621_12": "「工場を潰してないから、仕方ないだろう」",
"315000621_13": "「ああ。早くミサイル製造工場が見つからないと、ますます厳しくなる」",
"315000621_14": "「それはそうと。お前ら、いい加減にしろ」",
"315000621_15": "「クリス先輩……」",
"315000621_16": "「その通りだ。今はケンカなどしている場合ではないだろう」",
"315000621_17": "「そうだよ、仲良くしようッ!」",
"315000621_18": "「別にケンカしてるわけじゃ……」",
"315000621_19": "「それがケンカじゃなかったら\\n 世の中にケンカなんてほとんど無いだろ」",
"315000621_20": "「ア、アタシは悪くないデスよ。\\n 調が先に――」",
"315000621_21": "「嘘、切ちゃんが先だよ」",
"315000621_22": "「フンデスッ!」\\n「フンだ」",
"315000621_23": "「2人とも、どうしちゃったのかな……。らしくないよ……」",
"315000621_24": "「わたしからも言ったんだけど、ずっとこんな調子なの。\\n こんなに長引くのは初めてかもしれないわね」",
"315000621_25": "「切ちゃん……」",
"315000621_26": "「調……」",
"315000621_27": "「本部からだ」",
"315000621_28": "「別の市街地にロボの一団が出現しました。\\n 至急、そちらへ向かってください」",
"315000621_29": "「休んでいる間もないわね」",
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}

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@ -1,72 +1,72 @@
{
"315000631_0": "「はあ……、なんであたしがこんなこと……。\\n ちょっと気を回し過ぎか」",
"315000631_1": "「でも、後輩2人のためだ、仕方ねーな」",
"315000631_2": "「はい」",
"315000631_3": "「おう、あたしだけど」",
"315000631_4": "「はい。開いてますから入ってください」",
"315000631_5": "「邪魔するぞー」",
"315000631_6": "「2人ともいるかー……って」",
"315000631_7": "「なッ、なんだこりゃあーーッ!?」",
"315000631_8": "「なんで部屋の真ん中に、線が引いてあるんだ?」",
"315000631_9": "「『調の領土』『切歌の領土』?\\n こりゃなんの真似だッ」",
"315000631_10": "「見ての通りデス」",
"315000631_11": "「うん」",
"315000631_12": "「分からないから聞いてるんだよ……」",
"315000631_13": "「アタシたちは戦争中なんデス」",
"315000631_14": "「領土侵犯は重罪」",
"315000631_15": "「お前ら、子供かよッ!」",
"315000631_16": "「子供でもいいデスッ!」",
"315000631_17": "「なに開き直ってんだ……」",
"315000631_18": "「まあクリス先輩は中立ってことで、\\n どこにいてもらってもいいデスけどね」",
"315000631_19": "「うん。ゆっくりしてください」",
"315000631_20": "(こうギスギスしていてゆっくりも何もあるかよ)",
"315000631_21": "「ちょっと失礼するデス」",
"315000631_22": "「ん? どうした?」",
"315000631_23": "「おトイレ行ってくるデス」",
"315000631_24": "「領土侵犯だよ」",
"315000631_25": "「なッ!? トイレは中立地帯のはずデスよッ!」",
"315000631_26": "「トイレの中はそうでも、そこに至る道はわたしの領土」",
"315000631_27": "「そんな、酷過ぎるデスッ!」",
"315000631_28": "「油断した切ちゃんが悪い」",
"315000631_29": "「くう……そっちがその気なら……、\\n 冷蔵庫はこっちの領土内デスッ」",
"315000631_30": "「えッ?」",
"315000631_31": "「つまり、ご飯は全部アタシのものデスッ!」",
"315000631_32": "「……んー、アイスがおいしいデースッ!」",
"315000631_33": "「さあ、調はどう食材を手に入れるつもりデスかね……?」",
"315000631_34": "「兵糧攻めなんて酷い……ッ!」",
"315000631_35": "「お、お前らなー……」",
"315000631_36": "(どうして、こうなった――)",
"315000631_37": "「クリス先輩、冷蔵庫にあるお茶をください」",
"315000631_38": "「クリス先輩、向こうにある漫画の2巻を取ってほしいデス」",
"315000631_39": "「洗濯機から洗濯物を。\\n あ、ついでに洗濯ばさみも」",
"315000631_40": "「おトイレまでおぶってくださいデス。\\n 空中ならセーフデス」",
"315000631_41": "「テレビのリモコンと、お醤油を――」",
"315000631_42": "「やってられるかーーッ!」",
"315000631_43": "「わあ、先輩がキレたデスッ!」",
"315000631_44": "「これでキレないヤツがいるかッ!?」",
"315000631_45": "「なんであたしがお前らの小間使いをさせられてるんだ……」",
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"315000631_47": "「デスデス」",
"315000631_48": "「そんなお前らルールのせいで\\n なんであたしだけが苦労しなきゃいけないんだッ」",
"315000631_49": "「そもそも、あたしがいなかったらお前らどうするつもりだよ」",
"315000631_50": "「ロボたちがいたら、頼めるデスけど……」",
"315000631_51": "「今、エルフナインのところでメンテナンス中で……」",
"315000631_52": "「ああ、もうッ!」",
"315000631_53": "「こんなもん、全部無しだッ! 部屋内全部共有にしろッ!」",
"315000631_54": "「あ―――ッ! テープ剥がしちゃうデスかッ!?」",
"315000631_55": "「せっかく決めた国境線が――」",
"315000631_56": "「なら2人だけで続けるか?\\n トイレ行けなくて漏らしても知らないけどな」",
"315000631_57": "「うッ、そ、それは……」",
"315000631_58": "「くだらねー意地張ってんな」",
"315000631_59": "「最近のお前らのせいで\\n 周りがどれだけ迷惑してるか分かってるのか」",
"315000631_60": "「ごめんなさい……」",
"315000631_61": "「ごめんなさいデス……」",
"315000631_62": "「まず最初に謝る相手が違うだろ?」",
"315000631_63": "「そ、それは……」",
"315000631_64": "「ア、アタシからは謝らないデスッ!」",
"315000631_65": "「わたしも」",
"315000631_66": "「お前ら……」",
"315000631_67": "(本当にどうしたっていうんだ?)",
"315000631_68": "(いつもなら鬱陶しいくらいベタベタしてるこいつらが、\\n こんなにケンカをこじらせるなんて",
"315000631_69": "(あたしだって、仲の良いこいつらの方が好きなんだけどな……)"
{
"315000631_0": "「はあ……、なんであたしがこんなこと……。\\n ちょっと気を回し過ぎか」",
"315000631_1": "「でも、後輩2人のためだ、仕方ねーな」",
"315000631_2": "「はい」",
"315000631_3": "「おう、あたしだけど」",
"315000631_4": "「はい。開いてますから入ってください」",
"315000631_5": "「邪魔するぞー」",
"315000631_6": "「2人ともいるかー……って」",
"315000631_7": "「なッ、なんだこりゃあーーッ!?」",
"315000631_8": "「なんで部屋の真ん中に、線が引いてあるんだ?」",
"315000631_9": "「『調の領土』『切歌の領土』?\\n こりゃなんの真似だッ」",
"315000631_10": "「見ての通りデス」",
"315000631_11": "「うん」",
"315000631_12": "「分からないから聞いてるんだよ……」",
"315000631_13": "「アタシたちは戦争中なんデス」",
"315000631_14": "「領土侵犯は重罪」",
"315000631_15": "「お前ら、子供かよッ!」",
"315000631_16": "「子供でもいいデスッ!」",
"315000631_17": "「なに開き直ってんだ……」",
"315000631_18": "「まあクリス先輩は中立ってことで、\\n どこにいてもらってもいいデスけどね」",
"315000631_19": "「うん。ゆっくりしてください」",
"315000631_20": "(こうギスギスしていてゆっくりも何もあるかよ)",
"315000631_21": "「ちょっと失礼するデス」",
"315000631_22": "「ん? どうした?」",
"315000631_23": "「おトイレ行ってくるデス」",
"315000631_24": "「領土侵犯だよ」",
"315000631_25": "「なッ!? トイレは中立地帯のはずデスよッ!」",
"315000631_26": "「トイレの中はそうでも、そこに至る道はわたしの領土」",
"315000631_27": "「そんな、酷過ぎるデスッ!」",
"315000631_28": "「油断した切ちゃんが悪い」",
"315000631_29": "「くう……そっちがその気なら……、\\n 冷蔵庫はこっちの領土内デスッ」",
"315000631_30": "「えッ?」",
"315000631_31": "「つまり、ご飯は全部アタシのものデスッ!」",
"315000631_32": "「……んー、アイスがおいしいデースッ!」",
"315000631_33": "「さあ、調はどう食材を手に入れるつもりデスかね……?」",
"315000631_34": "「兵糧攻めなんて酷い……ッ!」",
"315000631_35": "「お、お前らなー……」",
"315000631_36": "(どうして、こうなった――)",
"315000631_37": "「クリス先輩、冷蔵庫にあるお茶をください」",
"315000631_38": "「クリス先輩、向こうにある漫画の2巻を取ってほしいデス」",
"315000631_39": "「洗濯機から洗濯物を。\\n あ、ついでに洗濯ばさみも」",
"315000631_40": "「おトイレまでおぶってくださいデス。\\n 空中ならセーフデス」",
"315000631_41": "「テレビのリモコンと、お醤油を――」",
"315000631_42": "「やってられるかーーッ!」",
"315000631_43": "「わあ、先輩がキレたデスッ!」",
"315000631_44": "「これでキレないヤツがいるかッ!?」",
"315000631_45": "「なんであたしがお前らの小間使いをさせられてるんだ……」",
"315000631_46": "「だって。領土侵犯する訳にいかないから」",
"315000631_47": "「デスデス」",
"315000631_48": "「そんなお前らルールのせいで\\n なんであたしだけが苦労しなきゃいけないんだッ」",
"315000631_49": "「そもそも、あたしがいなかったらお前らどうするつもりだよ」",
"315000631_50": "「ロボたちがいたら、頼めるデスけど……」",
"315000631_51": "「今、エルフナインのところでメンテナンス中で……」",
"315000631_52": "「ああ、もうッ!」",
"315000631_53": "「こんなもん、全部無しだッ! 部屋内全部共有にしろッ!」",
"315000631_54": "「あ―――ッ! テープ剥がしちゃうデスかッ!?」",
"315000631_55": "「せっかく決めた国境線が――」",
"315000631_56": "「なら2人だけで続けるか?\\n トイレ行けなくて漏らしても知らないけどな」",
"315000631_57": "「うッ、そ、それは……」",
"315000631_58": "「くだらねー意地張ってんな」",
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"315000631_60": "「ごめんなさい……」",
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"315000631_63": "「そ、それは……」",
"315000631_64": "「ア、アタシからは謝らないデスッ!」",
"315000631_65": "「わたしも」",
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"315000631_67": "(本当にどうしたっていうんだ?)",
"315000631_68": "(いつもなら鬱陶しいくらいベタベタしてるこいつらが、\\n こんなにケンカをこじらせるなんて",
"315000631_69": "(あたしだって、仲の良いこいつらの方が好きなんだけどな……)"
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View file

@ -1,30 +1,30 @@
{
"315000632_0": "「そろそろ、本格的にマズイわね……」",
"315000632_1": "「そうですね……」",
"315000632_2": "「対ロボット戦で1番活躍していた2人が、\\n こうまで仲違いするとはな」",
"315000632_3": "「1回1回の出動でこんなに時間をかけてちゃ、\\n そのうち対応できなくなるぞ」",
"315000632_4": "「向こうも偽マリアロボが量産されたせいで、\\n 全体の連携が上手くなってますし……」",
"315000632_5": "「方針を変更して、\\n 先にロボット工場を叩くか」",
"315000632_6": "「でも、それだとミサイル製造工場の方が\\n 見つからなくなるかもしれないんですよね」",
"315000632_7": "「だけど、偽ロボが増えすぎて対応できなくなったら\\n それこそ本末転倒だろ」",
"315000632_8": "「確かに……」",
"315000632_9": "「取り逃す偽ロボが多くなればなる程、\\n ミサイルの部品収集も早まるだろうしな……」",
"315000632_10": "「せめてあの2人が仲直りしてくれれば、\\n まだしばらくは対応できると思うんだけど」",
"315000632_11": "「昨日あいつらのところに顔出してきたけど、\\n ありゃ、しばらく無理そうだぞ……」",
"315000632_12": "「はぁ……、どうすればいいんだろう」",
"315000632_13": "「もう少しだけ様子を見て、限界そうなら\\n ロボット工場の破壊を優先することを提案しよう」",
"315000632_14": "「それしかなさそうね……」",
"315000632_15": "「お願いデス、仲直りしてくださいデス……」",
"315000632_16": "「分かってる。けど……」",
"315000632_17": "「このままじゃミサイルが完成しちゃう……」",
"315000632_18": "「そ、それは駄目デスけど……」",
"315000632_19": "「どうしても調が助けてほしいっていうなら、\\n 考えてあげても構わないデスよ」",
"315000632_20": "「それはこっちの台詞」",
"315000632_21": "「アタシは調なんかに力を借りなくても充分戦えるデスッ!」",
"315000632_22": "「わたしだってッ!」",
"315000632_23": "「調……」",
"315000632_24": "「切ちゃん……」",
"315000632_25": "「はぁ……これは本格的に駄目かもしれないわね……」",
"315000632_26": "(マムだったら、こんな時、どうしてるかしら……?)",
"315000632_27": "(いいえ。ここは、わたしがなんとかしないと……)"
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"315000632_3": "「1回1回の出動でこんなに時間をかけてちゃ、\\n そのうち対応できなくなるぞ」",
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"315000632_6": "「でも、それだとミサイル製造工場の方が\\n 見つからなくなるかもしれないんですよね」",
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"315000632_18": "「そ、それは駄目デスけど……」",
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"315000632_20": "「それはこっちの台詞」",
"315000632_21": "「アタシは調なんかに力を借りなくても充分戦えるデスッ!」",
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@ -1,31 +1,31 @@
{
"315000711_0": "ロボット工場攻略作戦",
"315000711_1": "「お前たち、これまでよく劣勢に耐えてくれた」",
"315000711_2": "「調査部の尽力により、\\n 遂にミサイル製造工場の特定に成功した」",
"315000711_3": "「緒川さんたち、さすがですねッ!」",
"315000711_4": "「ああ、そうだな」",
"315000711_5": "「これより反撃作戦を開始する。\\n 抜かりのないよう準備を進めてくれ」",
"315000711_6": "「了解しましたッ!」",
"315000711_7": "「それで、作戦計画はどうなるの?」",
"315000711_8": "「装者たちを2班に分け、\\n 夜の闇に紛れて敵拠点を強襲しようと思う」",
"315000711_9": "「2班に……ですか?」",
"315000711_10": "「ああ。ミサイルとロボットの製造工場、\\n そのヵ所を、同時に叩く」",
"315000711_11": "「なるほど、一網打尽というわけですね」",
"315000711_12": "「面白くなってきた」",
"315000711_13": "「それで、班分けは?」",
"315000711_14": "「対ロボ戦を考慮すると、メカニカル型ギアを持つ者を、\\n それぞれの班に配置すべきだろうな」",
"315000711_15": "「ミサイル製造工場の担当を、調くん、切歌くん、クリスくん――」",
"315000711_16": "「ロボット工場の方をマリアくん、翼、響くん――。\\n という配置で考えている」",
"315000711_17": "「ええッ! 調と一緒デスかッ?」",
"315000711_18": "「何か問題があるのか?」",
"315000711_19": "「い、いえ。なんでもないデス」",
"315000711_20": "「恐らく戦力は本命であるミサイル製造工場の方が上だろう」",
"315000711_21": "「そこでメカニカル型ギア装者を2名投入するべきと判断した。\\n つまり、調くん、切歌くんの働きが作戦の要となってくる」",
"315000711_22": "「くれぐれもよろしく頼む」",
"315000711_23": "「は、はいデス」",
"315000711_24": "「頑張ります」",
"315000711_25": "(こっちが本命のミサイル班か。今のままだと厄介だな……)",
"315000711_26": "「両拠点を潰すことができれば、\\n 目標は、奪われたS.O.N.G.本部のみとなる」",
"315000711_27": "「ここが正念場だ、気合いを入れろッ!」",
"315000711_28": "「はいッ!」"
{
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"315000711_3": "「緒川さんたち、さすがですねッ!」",
"315000711_4": "「ああ、そうだな」",
"315000711_5": "「これより反撃作戦を開始する。\\n 抜かりのないよう準備を進めてくれ」",
"315000711_6": "「了解しましたッ!」",
"315000711_7": "「それで、作戦計画はどうなるの?」",
"315000711_8": "「装者たちを2班に分け、\\n 夜の闇に紛れて敵拠点を強襲しようと思う」",
"315000711_9": "「2班に……ですか?」",
"315000711_10": "「ああ。ミサイルとロボットの製造工場、\\n そのヵ所を、同時に叩く」",
"315000711_11": "「なるほど、一網打尽というわけですね」",
"315000711_12": "「面白くなってきた」",
"315000711_13": "「それで、班分けは?」",
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"315000711_15": "「ミサイル製造工場の担当を、調くん、切歌くん、クリスくん――」",
"315000711_16": "「ロボット工場の方をマリアくん、翼、響くん――。\\n という配置で考えている」",
"315000711_17": "「ええッ! 調と一緒デスかッ?」",
"315000711_18": "「何か問題があるのか?」",
"315000711_19": "「い、いえ。なんでもないデス」",
"315000711_20": "「恐らく戦力は本命であるミサイル製造工場の方が上だろう」",
"315000711_21": "「そこでメカニカル型ギア装者を2名投入するべきと判断した。\\n つまり、調くん、切歌くんの働きが作戦の要となってくる」",
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"315000711_26": "「両拠点を潰すことができれば、\\n 目標は、奪われたS.O.N.G.本部のみとなる」",
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@ -1,20 +1,20 @@
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"315000712_0": "「そっちに行ったわッ!」",
"315000712_1": "「分かりましたッ!」",
"315000712_2": "「おっとぉ――ッ!」",
"315000712_3": "「行かせないデスッ!」",
"315000712_4": "「――もらったッ!」",
"315000712_5": "「やられたデース……」",
"315000712_6": "「く……ッ! ここまで攻め込まれるなんてッ!」",
"315000712_7": "「探したわ。そこにいたのねッ!\\n 覚悟なさいッ」",
"315000712_8": "「くッ、なめるなあッ!!」",
"315000712_9": "「大人しく、沈みなさい――ッ!!」",
"315000712_10": "「はぁぁぁ――――ッ!」",
"315000712_11": "「……ふう」",
"315000712_12": "「工場近辺のロボットは、これで最後のようね」",
"315000712_13": "「マリアさんの指示のおかげでだいぶ楽に戦えました」",
"315000712_14": "「ああ。マリアのメカニカル型ギアのおかげだな」",
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"315000712_7": "「探したわ。そこにいたのねッ!\\n 覚悟なさいッ」",
"315000712_8": "「くッ、なめるなあッ!!」",
"315000712_9": "「大人しく、沈みなさい――ッ!!」",
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"315000712_11": "「……ふう」",
"315000712_12": "「工場近辺のロボットは、これで最後のようね」",
"315000712_13": "「マリアさんの指示のおかげでだいぶ楽に戦えました」",
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@ -1,51 +1,51 @@
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"315000721_0": "「もう少しでミサイル製造工場に着くぞ。\\n 気合い入れていけ」",
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"315000721_3": "「またかよ……いい加減にしろよな」",
"315000721_4": "「プリンひとつでいつまでも根に持つなんて、\\n 調も相当、器がちっちゃいデスね」",
"315000721_5": "「怒ってるのは、そのことだけじゃない」",
"315000721_6": "「さーどうデスかね。\\n 第一あれも、調は食べていいって言ったデス」",
"315000721_7": "「そんなこと言ってない」",
"315000721_8": "「調が忘れてるだけデス」",
"315000721_9": "「お前ら、やめろってのッ!」",
"315000721_10": "「緊急警報。\\n 敵性勢力の拠点への接近を確認したわ」",
"315000721_11": "「しまった」",
"315000721_12": "「見つかったデスかッ!?」",
"315000721_13": "「そりゃ、これだけ騒いでりゃなッ!」",
"315000721_14": "「クリス先輩だって大声をッ!」",
"315000721_15": "「哨戒部隊は指定座標へ集結、迎撃せよ」",
"315000721_16": "「この場所を知られたからには――」",
"315000721_17": "「生かして帰さないデスよッ!」",
"315000721_18": "「よりによって、\\n こんな密集した森のど真ん中で見つかるなんてなッ」",
"315000721_19": "「そんな攻撃――」",
"315000721_20": "「当たらないデスッ!」",
"315000721_21": "「くそッ、やっぱ周りの木が邪魔になるかッ!」",
"315000721_22": "「おいッ! この辺の木を切り倒してくれッ!」",
"315000721_23": "「了解デスッ!」",
"315000721_24": "「了解ッ!」",
"315000721_25": "「こっちはアタシがやるデスッ!」",
"315000721_26": "「わたしが頼まれた」",
"315000721_27": "「いいから早くしろってッ!」",
"315000721_28": "「やぁぁ――ッ!」",
"315000721_29": "「デースッ!」",
"315000721_30": "「切ちゃん、木の上から4機降ってくるよ」",
"315000721_31": "「あ、本当デスッ!」",
"315000721_32": "「調も、後ろから3体デス」",
"315000721_33": "「うん、分かった」",
"315000721_34": "「やぁぁぁ――ッ!」",
"315000721_35": "「わわッ!?」",
"315000721_36": "「うッ!?」",
"315000721_37": "「ったく。最初からその調子でやってくれよなッ!」",
"315000721_38": "「今のは、たまたまデスッ!」",
"315000721_39": "「蜂の巣デスッ!?」",
"315000721_40": "「ぐッ!?」",
"315000721_41": "「前方に突破口を開いたッ!\\n 今のうちに包囲を抜けるぞッ」",
"315000721_42": "「はいッ!」",
"315000721_43": "「今行くデスッ!」",
"315000721_44": "「残機集結。敵性勢力を包囲せよ。\\n 決して工場に近付けさせるな」",
"315000721_45": "「くそッ! 頭を潰さないことには抜けられないか」",
"315000721_46": "「仕方ない。やるぞ、お前らッ!」",
"315000721_47": "「マリアのロボ相手はちょっとやりにくいデスけど……」",
"315000721_48": "「……やるしかない」"
{
"315000721_0": "「もう少しでミサイル製造工場に着くぞ。\\n 気合い入れていけ」",
"315000721_1": "「了解デスッ! 誰かさんが足を引っ張らなければ大丈夫デス」",
"315000721_2": "「それはこっちの台詞」",
"315000721_3": "「またかよ……いい加減にしろよな」",
"315000721_4": "「プリンひとつでいつまでも根に持つなんて、\\n 調も相当、器がちっちゃいデスね」",
"315000721_5": "「怒ってるのは、そのことだけじゃない」",
"315000721_6": "「さーどうデスかね。\\n 第一あれも、調は食べていいって言ったデス」",
"315000721_7": "「そんなこと言ってない」",
"315000721_8": "「調が忘れてるだけデス」",
"315000721_9": "「お前ら、やめろってのッ!」",
"315000721_10": "「緊急警報。\\n 敵性勢力の拠点への接近を確認したわ」",
"315000721_11": "「しまった」",
"315000721_12": "「見つかったデスかッ!?」",
"315000721_13": "「そりゃ、これだけ騒いでりゃなッ!」",
"315000721_14": "「クリス先輩だって大声をッ!」",
"315000721_15": "「哨戒部隊は指定座標へ集結、迎撃せよ」",
"315000721_16": "「この場所を知られたからには――」",
"315000721_17": "「生かして帰さないデスよッ!」",
"315000721_18": "「よりによって、\\n こんな密集した森のど真ん中で見つかるなんてなッ」",
"315000721_19": "「そんな攻撃――」",
"315000721_20": "「当たらないデスッ!」",
"315000721_21": "「くそッ、やっぱ周りの木が邪魔になるかッ!」",
"315000721_22": "「おいッ! この辺の木を切り倒してくれッ!」",
"315000721_23": "「了解デスッ!」",
"315000721_24": "「了解ッ!」",
"315000721_25": "「こっちはアタシがやるデスッ!」",
"315000721_26": "「わたしが頼まれた」",
"315000721_27": "「いいから早くしろってッ!」",
"315000721_28": "「やぁぁ――ッ!」",
"315000721_29": "「デースッ!」",
"315000721_30": "「切ちゃん、木の上から4機降ってくるよ」",
"315000721_31": "「あ、本当デスッ!」",
"315000721_32": "「調も、後ろから3体デス」",
"315000721_33": "「うん、分かった」",
"315000721_34": "「やぁぁぁ――ッ!」",
"315000721_35": "「わわッ!?」",
"315000721_36": "「うッ!?」",
"315000721_37": "「ったく。最初からその調子でやってくれよなッ!」",
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"315000721_42": "「はいッ!」",
"315000721_43": "「今行くデスッ!」",
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@ -1,22 +1,22 @@
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"315000722_0": "「やれやれ……。やっと工場に辿り着いたか」",
"315000722_1": "(だいぶ時間を稼がれちまったな)",
"315000722_2": "(間に合うといいが……)",
"315000722_3": "「守備隊、全機出撃ッ! 侵入者を排除しなさいッ!」",
"315000722_4": "「クリス先輩、工場からまた敵が出てきたデスよッ!」",
"315000722_5": "「まあ、そう来るだろうとは思ったけどな」",
"315000722_6": "「見て、後ろ。ミサイルを運んでる」",
"315000722_7": "「げげッ。ミサイル、もう完成してたんデスかッ!?」",
"315000722_8": "「くそッ、運びだすつもりかッ!」",
"315000722_9": "「ああーッ! このままじゃ逃げられるデスよッ!」",
"315000722_10": "「行かせるかよッ!」",
"315000722_11": "「それはこっちの台詞よ」",
"315000722_12": "「あなたたちをこの先には行かせないわ」",
"315000722_13": "「ここで止める」",
"315000722_14": "「突撃デースッ!」",
"315000722_15": "「わたしたちの理想郷実現、邪魔はさせない」",
"315000722_16": "「邪魔してんのはお前らだッ!」",
"315000722_17": "「とにかく、こいつらを倒してミサイルの後を追うぞッ!」",
"315000722_18": "「はいデスッ!」",
"315000722_19": "「急がないとッ!」"
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@ -1,46 +1,46 @@
{
"315000731_0": "「あたしだ、聞こえるかッ!」",
"315000731_1": "「敵は既にミサイルを完成させてる。\\n 工場からロボたちが担いで移動中だッ」",
"315000731_2": "「敵の妨害にあって追跡は困難。\\n 森で視界が悪く見失いそうだッ」",
"315000731_3": "「そっちでも誰か、追えるやつは追ってくれッ!」",
"315000731_4": "「先程、ロボット工場の破壊を完了。\\n そちらへ向かってるわ」",
"315000731_5": "「了解だ。状況は把握した」",
"315000731_6": "「ミサイルの行き先は衛星や偵察機で確認中だ。\\n 捕捉でき次第知らせる」",
"315000731_7": "「頼んだッ!」",
"315000731_8": "「あ、いたいたッ!\\n おーい、クリスちゃんッ」",
"315000731_9": "「3人とも、怪我はないわね」",
"315000731_10": "「今のところはな」",
"315000731_11": "「お前たち、ミサイルを確認した。\\n 運搬中のロボたちは東の港へと向かっているようだ」",
"315000731_12": "「港……まさか、潜水艦と合流をッ!?」",
"315000731_13": "「ミサイルが潜水艦に積まれちゃったら追えないよ」",
"315000731_14": "「それより前に止めるしかないだろッ!」",
"315000731_15": "「だけど、そう簡単には行かせてくれないようね」",
"315000731_16": "「あれは……」",
"315000731_17": "「行かせないデスッ!」",
"315000731_18": "「行かせない」",
"315000731_19": "「デスデースッ!」",
"315000731_20": "「どれだけ残ってんだ、敵の戦力はッ!」",
"315000731_21": "「他の地域で活動していた残存戦力を全て投入してきたか」",
"315000731_22": "「わたしたちをこの場に釘付けにする気ねッ!」",
"315000731_23": "「このままじゃミサイルに逃げられちゃうデスよッ!」",
"315000731_24": "「仕方ない。ここはメカニカル型ギアのお前たちが先に行け」",
"315000731_25": "「えッ……アタシたちデスかッ!?」",
"315000731_26": "「そうだな。メカニカル型ギア3人の力を集結すれば、\\n この包囲を突破することは可能なはずだ」",
"315000731_27": "「ここはわたしたちに任せて。ね?」",
"315000731_28": "「みなさん……」",
"315000731_29": "「敵の行動を予測できるギアがなくて大丈夫なの?」",
"315000731_30": "「なに。あの程度なら、どうとでもなる」",
"315000731_31": "「ちょっとばかしやりにくい程度で、あたしらが負けるわけないだろ?」",
"315000731_32": "「そうです。どーんと、任せちゃってください」",
"315000731_33": "「それより駄々っ子どものお守り、任せたからな」",
"315000731_34": "「……分かったわ」",
"315000731_35": "「調、切歌。いいわね?」",
"315000731_36": "「わたしたち3人でミサイルの発射を必ず阻止するわよ」",
"315000731_37": "「はいデスッ!」",
"315000731_38": "「うん、分かった」",
"315000731_39": "「……ったく。今度こそ、しっかりやれよな」",
"315000731_40": "「フッ、では、わたしたちも為すべきことを為すとしようか」",
"315000731_41": "「なるべく早く片付けて、\\n 人を手伝いに行かないとッ」",
"315000731_42": "「ああ、そういうことだな」",
"315000731_43": "「それじゃ――行きますよッ!」"
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@ -1,42 +1,42 @@
{
"315000732_0": "「敵は途中で進行方向を変更した。\\n 新しい進路予測を送る」",
"315000732_1": "「了解。こちらも進路を修正するわ」",
"315000732_2": "(森の中で撒くつもりだったようね。\\n 監視してもらってなかったら危なかったわ",
"315000732_3": "「こっちよ、2人とも」",
"315000732_4": "「了解デスッ。調、迷子になっちゃ駄目デスよッ!」",
"315000732_5": "「切ちゃんこそッ!」",
"315000732_6": "(もう……こんな時までいがみ合って……)",
"315000732_7": "「ミサイルまでの距離は、あとどのくらいデスか?」",
"315000732_8": "「大丈夫、ちゃんと近付いてるよ」",
"315000732_9": "「流石、頼りになるデス」",
"315000732_10": "「間に合うかな……」",
"315000732_11": "「うん。きっと間に合うデス」",
"315000732_12": "「ありがとう、切ちゃんロボ」",
"315000732_13": "(ロボット相手に素直になれるなら、\\n 本人同士も仲直りすればいいのに……",
"315000732_14": "「聞こえてるか」",
"315000732_15": "「ええ。聞こえてるわ。どうしたの?」",
"315000732_16": "「予測進路上の港の沖に潜水艦の浮上を確認した。\\n やはり敵はミサイルを積み込んで逃亡するつもりだ」",
"315000732_17": "「積み込みが終了し、潜行されたら追尾捕捉はまず不可能だ。\\n そうなればミサイルの発射も防げない。急いでくれッ」",
"315000732_18": "「了解。必ず間に合わせるわ」",
"315000732_19": "「2人ともッ! 目的地はもうすぐよッ! 飛ばすわッ!」",
"315000732_20": "「わかったデスッ!」",
"315000732_21": "「うん、頑張る」",
"315000732_22": "「夜が明けてきた……」",
"315000732_23": "「そろそろ港が見えてくるはずよ」",
"315000732_24": "「マリア、あそこッ! 潜水艦デスッ!」",
"315000732_25": "「間に合ったッ!」",
"315000732_26": "「見て、マリア。\\n ミサイルがもう潜水艦にッ」",
"315000732_27": "(積み込みは阻止できなさそうね……)",
"315000732_28": "「どうするデスか?」",
"315000732_29": "「ここからじゃ、攻撃も届かない」",
"315000732_30": "「そもそもミサイルって、\\n 攻撃当てちゃってもいいんデスかッ」",
"315000732_31": "「ダメだと思う……」",
"315000732_32": "(他に方法は、ないか……)",
"315000732_33": "「覚悟して、2人とも。\\n 潜行する前にわたしたちも乗り込むわよッ」",
"315000732_34": "「乗り込むって、まさか――」",
"315000732_35": "「潜水艦にデスかッ!?」",
"315000732_36": "「そのまさかよッ!」",
"315000732_37": "「躊躇している暇はないわ。行くわよッ!」",
"315000732_38": "「なるようになれデスッ!」",
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@ -1,134 +1,134 @@
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"315000811_4": "「わたしだって、独り言」",
"315000811_5": "「ああ、もう……」",
"315000811_6": "「それにしても……思ったより静かね」",
"315000811_7": "「潜入したら敵が迎撃に来るかと思ったけど」",
"315000811_8": "「そういえば……」",
"315000811_9": "「そうデスね」",
"315000811_10": "「もしかして、気づかれてないのかしら?」",
"315000811_11": "「どちらかは分からないけど、\\n とにかく、まずは作戦を立てましょう」",
"315000811_12": "「わたしたちの目的は2つよ。分かる?」",
"315000811_13": "「ひとつは、ミサイルの確保デスよね」",
"315000811_14": "「ええ。どこに運ばれたか分からないけど、\\n ミサイルを探して発射される前に確保。そして無力化ね」",
"315000811_15": "「もうひとつは、不和の林檎」",
"315000811_16": "「そう、今回の元凶となった聖遺物」",
"315000811_17": "「あれを確保し、事態の収拾を図ること。\\n これが第の目的ね」",
"315000811_18": "「正直、荷が重いミッションデスね……」",
"315000811_19": "「だね……。3人しかいないし」",
"315000811_20": "「不安な気持ちは分かるけど、仕方がないわ。\\n 潜水艦が港を出てしまった以上、応援は期待できない」",
"315000811_21": "「分かったデス」",
"315000811_22": "「ミサイルが発射される前に行こう」",
"315000811_23": "「また行き止まり……」",
"315000811_24": "「かなりあちこちで隔壁が落とされてるデスね」",
"315000811_25": "「仕方ないわ。\\n 手探りで進んでいくしかないわね」",
"315000811_26": "「今までの道順、記憶しておくね」",
"315000811_27": "「おお、さすがアタシの調ロボは優秀デスね」",
"315000811_28": "「そのくらい、切ちゃんロボだって」",
"315000811_29": "「デデデースッ!? が、頑張るデス」",
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"315000811_33": "「うう、お腹すいたデス……」",
"315000811_34": "「わたしも……」",
"315000811_35": "「夕べの作戦開始から何も食べてないものね」",
"315000811_36": "「かなり進んだし、この辺りでいったん休憩にしましょうか。\\n 何かお腹に入れられるものがあるといいんだけど……」",
"315000811_37": "「そういえば、この辺。確か食堂の近くデス」",
"315000811_38": "「あ……確かに、そうかも」",
"315000811_39": "「……あった、こっちデスよッ!」",
"315000811_40": "「念のため、扉をロックして、と……」",
"315000811_41": "「2人とも、ギアをいったん解除していいわよ」",
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"315000811_50": "「電源が落とされて食材が駄目になったのね」",
"315000811_51": "「そっか。ロボットにはご飯なんて必要ないから……」",
"315000811_52": "「ガーンッ!? 何も食べるものないデスか?」",
"315000811_53": "「こんなのがあったデスよ」",
"315000811_54": "「切ちゃんロボ? それって……」",
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"315000811_57": "「備え付けのポットが無かったデスか?」",
"315000811_58": "「なくなってるわね。\\n もしかしてロボットの材料にされたのかしら……」",
"315000811_59": "「ガーンッ!? 一難去ってまた一難デス……」",
"315000811_60": "「心配要らないよ。\\n はい、お湯をどうぞ」",
"315000811_61": "「あッ、そういえば、\\n 調ロボは左のツインテールからお湯を注げるデスッ」",
"315000811_62": "「これは便利ね……ッ!」",
"315000811_63": "「フフ……、調ロボは優秀デスッ!」",
"315000811_64": "「見つけたのは切ちゃんロボだよ」",
"315000811_65": "「はいはい、それくらいにしなさい。\\n とにかく、みんなで頂くとしましょう」",
"315000811_66": "「なんか、マムといた頃を思い出すわね」",
"315000811_67": "「そういえば。みんなでよくこうして、\\n カップラーメン食べたデスね」",
"315000811_68": "「フフ。あの頃、本当にお金が無かったものね」",
"315000811_69": "「マム、醤油ラーメンが好きだったね」",
"315000811_70": "「特に、お肉が沢山入ったチャーシューメンが\\n お気に入りだったデスよ」",
"315000811_71": "「うん、マム、お肉好きだし」",
"315000811_72": "「……お腹いっぱいになったデス」",
"315000811_73": "「……ごちそうさま」",
"315000811_74": "「ごちそうさま」",
"315000811_75": "「ところで……。\\n そろそろ人とも、仲直りする気はないの」",
"315000811_76": "(そりゃ、アタシだってできることならしたいデス……。\\n でも――",
"315000811_77": "(いまさらどうやって仲直りしたら……。\\n 本当は謝りたいのに、つい意地を張って――",
"315000811_78": "「切ちゃんが先に謝るなら」",
"315000811_79": "「それはこっちの台詞デス。\\n 何度言わせるデスか」",
"315000811_80": "「もう。すぐムキになる。\\n 人とも落ち着きなさい」",
"315000811_81": "(どうしてこんなにこじれてるのかしら……?)",
"315000811_82": "「ちょっと理由を話してくれる?」",
"315000811_83": "「だって、調がいいがかりをつけてきて――」\\n「だって、切ちゃんが変なことを言い出して――」",
"315000811_84": "「はあ、もう……これじゃ話が進まないわ」",
"315000811_85": "「それじゃ1人ずつ聞くから、\\n ちょっと向こうで話しましょう」",
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"315000811_87": "「それに、買い物の電話だって……。\\n 絶対、聞いてないデスよ」",
"315000811_88": "「……なるほどね」",
"315000811_89": "「確かに、調の言い分は少し変かもしれないけど……。\\n そんなにずっと怒ること」",
"315000811_90": "「アタシも……本当は、仲直りしようとしたデス」",
"315000811_91": "「でも……ゴメンのメールを出しても、調、許してくれなかったデス。\\n それどころか、ひどいメールを送ってきたデスよ」",
"315000811_92": "「ひどいメール?」",
"315000811_93": "「これデス」",
"315000811_94": "「見て良いの?」",
"315000811_95": "「構わないデス。マリアに隠し事はしないデスよ」",
"315000811_96": "『切ちゃんは子供みたいに意地張りすぎ。\\n わたしがいなきゃ危なかった』",
"315000811_97": "『助けてほしいならもっとちゃんと謝って。誠意が足りない』",
"315000811_98": "(これは……確かにちょっとどうかと思うわね)",
"315000811_99": "「だいたい事情は分かったわ。\\n 調にも話を聞いてみるから、ちょっと待ってて」",
"315000811_100": "「はいデス……」",
"315000811_101": "「本当に電話なんてもらってないのに」",
"315000811_102": "「2人で半分こしようと思ってたプリン、\\n 勝手に食べちゃったから、つい」",
"315000811_103": "「そうなの……」",
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"315000811_112": "「どれどれ……?」",
"315000811_113": "『調がダメダメだから、苦戦したデス』",
"315000811_114": "『アタシのカバーのおかげなんだから、\\n 平身低頭してアタシに謝るデス』",
"315000811_115": "「このメールを切歌が?」",
"315000811_116": "「……うん」",
"315000811_117": "「だけど調、あなたも切歌にメールを――」",
"315000811_118": "「なんの音デス?」",
"315000811_119": "「見つかったッ!?」",
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"315000811_18": "「正直、荷が重いミッションデスね……」",
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"315000812_11": "(確かに、よくある、些細な行き違いかもしれない)",
"315000812_12": "(でも、普段なら2人とも自分が悪い時は素直に謝るのに……。\\n 今回に限って、どんどんこじれて",
"315000812_13": "(ううん。今回も2人とも謝ろうとしてメールしたのに、\\n 反対に相手を罵るような返事のメールを返すなんて",
"315000812_14": "(でも、仲直りしたかったのに、あんなメールを返すかしら?)",
"315000812_15": "(ううん。無意味に挑発したり、相手を貶めるようなことを\\n 人が好き好んでするとは思えない……",
"315000812_16": "(まるで、何かに踊らされている様な――)",
"315000812_17": "「駄目、また行き止まり」",
"315000812_18": "「あーもうッ!\\n どれだけ隔壁を落としてるんデスかッ」",
"315000812_19": "「端末にマップ機能があればいいのに……」",
"315000812_20": "「そうね。……え?」",
"315000812_21": "「端末……?」",
"315000812_22": "(そうだわ。\\n 人の意見が食い違ったタイミングでは、必ず端末を使ってる",
"315000812_23": "(もしかしたら――)",
"315000812_24": "「マリア、どうするデスか?」",
"315000812_25": "「あ、ごめんなさい。迂回してみましょう」"
{
"315000812_0": "「どけどけデースッ!」",
"315000812_1": "「やあ――ッ!」",
"315000812_2": "「なんとか包囲は突破できたわね。\\n このまま走るわよ」",
"315000812_3": "「どこへ向かうデス?」",
"315000812_4": "「そうね……聖遺物保管庫に向かいましょう」",
"315000812_5": "「不和の林檎を押さえれば、ミサイル発射も防げるはず」",
"315000812_6": "「確かに、一石二鳥」",
"315000812_7": "「でも、保管庫ってどっちデスか?」",
"315000812_8": "「たぶんこっち。ついてきて」",
"315000812_9": "(……やっぱり気になるわ)",
"315000812_10": "(2人が仲違いした原因。プリンを食べた切歌、\\n 買い物を頼んだがすっぽかされた調――",
"315000812_11": "(確かに、よくある、些細な行き違いかもしれない)",
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"315000812_19": "「端末にマップ機能があればいいのに……」",
"315000812_20": "「そうね。……え?」",
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"315000812_22": "(そうだわ。\\n 人の意見が食い違ったタイミングでは、必ず端末を使ってる",
"315000812_23": "(もしかしたら――)",
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"315000812_25": "「あ、ごめんなさい。迂回してみましょう」"
}

View file

@ -1,38 +1,38 @@
{
"315000821_0": "「やっと聖遺物保管庫に着いたデスッ!」",
"315000821_1": "「本当は近いはずなのに、すごく遠回りだった……」",
"315000821_2": "「いいから、早く不和の林檎を探しましょう」",
"315000821_3": "「そうだね」",
"315000821_4": "「分かったデスッ!」",
"315000821_5": "「……駄目」",
"315000821_6": "「どこにも見つからないデスよ」",
"315000821_7": "「どういうことッ!?」",
"315000821_8": "「フフ……お探しの物が見つからなくて、残念ね」",
"315000821_9": "「く……艦内にまだこんなにロボがいたの?」",
"315000821_10": "「……囲まれたデス」",
"315000821_11": "「天網恢々疎にして漏らさずデース」",
"315000821_12": "「それを言うなら…<speed=1>…</speed>あれ、合ってる」",
"315000821_13": "「敵に突っ込んでる場合じゃないでしょう」",
"315000821_14": "「今度こそ逃がさないわよ。\\n さあ、わが同胞たち……、集まりなさいッ」",
"315000821_15": "「また合体するデスかッ?」",
"315000821_16": "「今度はマリアロボも?」",
"315000821_17": "「それに、数が桜もちロボの時とは全然違うわッ!」",
"315000821_18": "「合体ッ!!」\\n「合体デスッ」",
"315000821_19": "「さあ、刮目しなさい……。\\n これがわたしたちの真の力よッ」",
"315000821_20": "「眩しいデス――ッ!」",
"315000821_21": "「これって――?」",
"315000821_22": "「カ、カッコいいデスッ!\\n 敵ながらあっぱれと言うやつデスッ」",
"315000821_23": "「うん、名前は……」",
"315000821_24": "「3色だから、3色団子ロボデスねッ!」",
"315000821_25": "「普通、3色団子ならピンク、白、緑なんじゃない?」",
"315000821_26": "「黒はゴマ団子デスッ!」",
"315000821_27": "「3色には違いないよ」",
"315000821_28": "「そうね。まあなんでもいいわ」",
"315000821_29": "「勝手ニ決メナイデクダサイ。\\n ソンナカッコ悪イ名前認メマセン」",
"315000821_30": "「いーや。誰がなんと言おうとお前は3色団子デスッ!」",
"315000821_31": "「見タ目デ判断スルナンテ、ヤハリ人間ハ傲慢デス」",
"315000821_32": "「見た目は大事……」",
"315000821_33": "<size=40>「ダマレッ! 侵入者ハ、オ掃除シマスッ!」</size>",
"315000821_34": "「それはこちらの台詞よッ!」",
"315000821_35": "「わたしたちの居場所、返してもらうわッ!」"
{
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{
"315000822_0": "「くッ! ……すごく強いデスッ!」",
"315000822_1": "「壊しても壊しても、\\n 他のロボを取り込んで再生してしまうなんて」",
"315000822_2": "「これじゃ、倒しきれない」",
"315000822_3": "「何か弱点は無いのかしら――?」",
"315000822_4": "「とりあえず、たたみかけてみるッ!」",
"315000822_5": "「やぁ――ッ!」",
"315000822_6": "(破壊した装甲の下で一瞬、何か光った?)",
"315000822_7": "「あれは……不和の林檎ッ!? 見つけたわッ!」",
"315000822_8": "「3色団子ロボの中ッ!?\\n そんなところにあったんデスかッ」",
"315000822_9": "「なら、あれを倒せば――」",
"315000822_10": "「アタシがやるデスッ!」\\n「わたしが」",
"315000822_11": "「ちょっと、2人とも――ッ!」",
"315000822_12": "「切ちゃん、どいてッ!」",
"315000822_13": "「邪魔デスよ、調ッ!」",
"315000822_14": "「フフ……見苦シイゾ、人間ドモ」",
"315000822_15": "「イヤ、ソレコソガ人間ノ本性ッ!」",
"315000822_16": "「サア、最後ダケハ仲良ク一緒ニ死ヌガイイッ!」",
"315000822_17": "「しまったッ!?」",
"315000822_18": "「うわ――ッ!?」",
"315000822_19": "「ああ――ッ!?」"
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@ -1,36 +1,36 @@
{
"315000831_0": "「うう……」",
"315000831_1": "「ここ、は……?」",
"315000831_2": "(天上に穴が……下部階層へ落ちたの?)",
"315000831_3": "「よく無事だったわね……。調と切歌はどこかしら……」",
"315000831_4": "「はッ!?」",
"315000831_5": "「重いデス……」",
"315000831_6": "「きゅー」",
"315000831_7": "(偽ロボたちが下敷きになってクッションに?)",
"315000831_8": "「は、はやくどくデスッ!」",
"315000831_9": "「ちょうど良かったわ。聞きたいことがあるの」",
"315000831_10": "「ぐえッ。何するデースッ!?」",
"315000831_11": "「さっきの大きなロボットはどこに行ったの?」",
"315000831_12": "「それからミサイルはどこにあるの?」",
"315000831_13": "「そして他の2人はどこッ!? 答えなさいッ!!」",
"315000831_14": "「し、知らない」",
"315000831_15": "「知ってても、教えるわけない」",
"315000831_16": "「それにあの2人は、見つけたって、どうせ無駄デス」",
"315000831_17": "「なに?」",
"315000831_18": "「もうすぐあの2人は二度と\\n 仲直り出来なくなるデスからッ」",
"315000831_19": "「余計なこと言わない」",
"315000831_20": "「あッ、しまったデスッ!?」",
"315000831_21": "「やっぱり、あなたたちが端末を……」",
"315000831_22": "「ギクギクギクッ!」",
"315000831_23": "「おかしいと思ったわ。2人の話には食い違いがありすぎる」",
"315000831_24": "「でも2人の発言が食い違う時、\\n 人は必ず端末を使っていた」",
"315000831_25": "「あなたたちが、あの子たちの端末に介入して\\n 会話やメールを改竄して誤解させていたのねッ」",
"315000831_26": "「なんのことだか知らないデス」",
"315000831_27": "「証拠でもあるの?」",
"315000831_28": "「ええ……。\\n 決め手は切歌が調に出したというメールよ」",
"315000831_29": "「切歌が『平身低頭』なんて言葉使えるわけないじゃないッ!」",
"315000831_30": "「な、なんデスと――ッ!?」",
"315000831_31": "「……完璧なトレースは不可能だった」",
"315000831_32": "「まさに『策士策に溺れる』ね」",
"315000831_33": "「今までさんざん2人の仲を弄んだ報い――。\\n 受けてもらうわよッ」"
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@ -1,31 +1,31 @@
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"315000832_0": "「はぁ、はぁ……」",
"315000832_1": "「2人の仲違いが仕組まれていたものだったなんて」",
"315000832_2": "「早く2人に知らせて、仲直りさせないと」",
"315000832_3": "「気づいてしまったようね……。\\n ならば、ここで散りなさいッ」",
"315000832_4": "「くッ、またお前かッ!」",
"315000832_5": "「知ってはいけないことを知ってしまった者は、\\n マストダーイッ」",
"315000832_6": "「計画の邪魔はさせない。\\n 先には行かせない……」",
"315000832_7": "「……やってやろうじゃないのッ!」",
"315000832_8": "「あいたたた……」",
"315000832_9": "「マリアと、調は……?」",
"315000832_10": "「向こうから誰か来る」",
"315000832_11": "「誰デスか……?」",
"315000832_12": "「…………」",
"315000832_13": "「な、なんだ。調デスか」",
"315000832_14": "「切ちゃん――」",
"315000832_15": "「――――――――」",
"315000832_16": "「――えッ?」",
"315000832_17": "「調……今、なんて言ったデスか?」",
"315000832_18": "「うう……痛っ……」",
"315000832_19": "「マリアと、切ちゃんは……?」",
"315000832_20": "「いない。はぐれちゃった」",
"315000832_21": "「誰か、来るデスよ」",
"315000832_22": "「敵? それとも――」",
"315000832_23": "「…………」",
"315000832_24": "「切ちゃん。無事だったの」",
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View file

@ -1,61 +1,61 @@
{
"315000911_0": "調べ歌う二重唱",
"315000911_1": "「――えッ?」",
"315000911_2": "「調……今、なんて言ったデスか?」",
"315000911_3": "「嘘……デスよね……?」",
"315000911_4": "「嘘じゃない。何度も言わせないで」",
"315000911_5": "「わたしは、切ちゃんが大嫌いになったの」",
"315000911_6": "「仲直りなんて、二度とするつもりはないよ」",
"315000911_7": "「ど、どうしてデス……」",
"315000911_8": "「分からないの?\\n ホント、切ちゃんてお気楽だね」",
"315000911_9": "「だって切ちゃん、\\n ずっと足を引っ張ってばかりじゃない」",
"315000911_10": "「さっきの失敗も、これまでのピンチもそう」",
"315000911_11": "「全部、切ちゃんのせいだって、気づいたの」",
"315000911_12": "「だからもう、切ちゃんとは一緒にいたくない」",
"315000911_13": "「これ以上、迷惑をかけられるのは懲り懲り」",
"315000911_14": "「そんな、調……アタシは……」",
"315000911_15": "「嘘……嘘だよね、切ちゃん?」",
"315000911_16": "「あー、もう。馴れ馴れしいデスよ」",
"315000911_17": "「もう二度と、話しかけないでほしいデス」",
"315000911_18": "「切ちゃん……そんなこと言わないで、切ちゃんッ!」",
"315000911_19": "「キンキンうるさいデスね。\\n そういう所がイヤなんデス」",
"315000911_20": "「お姉さんぶって、いちいち偉そうなんデスよ」",
"315000911_21": "「そんな大大大ッ嫌いな調となんて、\\n もう話すつもりなんてないデス」",
"315000911_22": "「そんな……」",
"315000911_23": "「嫌いだなんて……言わないで……」",
"315000911_24": "「切ちゃん、お願い……」",
"315000911_25": "「嫌いなものを嫌いって言って、何が悪いんデスか?」",
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"315000911_29": "「くッ!」",
"315000911_30": "(今のは反応が遅かったら危なかった……)",
"315000911_31": "(マリアロボのAI支援があるから、なんとか戦えてるけど)",
"315000911_32": "(普段のギアだったら、やられていたかもしれないわ)",
"315000911_33": "「これ以上の抵抗は無駄デス」",
"315000911_34": "「そう、無駄無駄」",
"315000911_35": "「そこをどきなさいッ!」",
"315000911_36": "「わたしは2人のところに行かなきゃいけないのよッ!」",
"315000911_37": "「それこそ無駄だよ」",
"315000911_38": "「その通りデス」",
"315000911_39": "「そろそろ、あの2人、心がポッキリ折れてる頃デース」",
"315000911_40": "「うん。絆なんてズタズタ。修復不能になってるよ、きっと」",
"315000911_41": "「その通りよ」",
"315000911_42": "「人間の絆なんて、愛なんて、脆いものよ」",
"315000911_43": "「だから有史以来、人間の歴史に不和と争いは絶えない。\\n 言うなれば、これは必然の帰結――」",
"315000911_44": "「だから……あなたも、いい加減に観念したらどう?」",
"315000911_45": "「……フフ」",
"315000911_46": "「何がおかしいの?\\n いえ、恐怖で頭でもおかしくなった」",
"315000911_47": "「失礼ね。あなたたちの戯言がおかしかっただけよ。\\n 本当に、滑稽だわ」",
"315000911_48": "「なんですって?」",
"315000911_49": "「あなたたちに人間の――あの子たちの、\\n いったい何が分かるというの」",
"315000911_50": "「あの子たちの絆は……。\\n あなたたちなんかが思ってるよりずっと強い」",
"315000911_51": "「だから、どんなにこじれたって、ケンカしたって――」",
"315000911_52": "「絶対になくなったりなんてしないッ!」",
"315000911_53": "「わたしはそれを知っている。\\n 人の絆を、信じてるッ」",
"315000911_54": "「厳然たる現実を感情で否定するなんて非理論的だわ」",
"315000911_55": "「これだから下等な人間は嫌。\\n 感情こそが人間の最大の瑕疵であり矛盾の元凶だというのに」",
"315000911_56": "「ならば――せめて甘い夢想を胸に抱いたまま、\\n 地獄へと堕ちなさいッ」",
"315000911_57": "「いいえ、断るわ」",
"315000911_58": "「機械にも神がいるなら祈りなさい。\\n ここで引導を渡してあげるッ」"
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"315000921_1": "「ごめんなさい、ごめんなさいデス……」",
"315000921_2": "「アタシはずっと、調に甘えてたデスよ」",
"315000921_3": "「調ならアタシのこと、全部分かってくれるって」",
"315000921_4": "「そして、アタシも調のことを全部分かってるって……」",
"315000921_5": "「だから、調がそんな風に考えていたなんて……。\\n ぜんぜん知らなかったデス……」",
"315000921_6": "「そんな風に泣いたって駄目」",
"315000921_7": "「絶対に許してなんかあげないんだから」",
"315000921_8": "「調……そう……デスよね……」",
"315000921_9": "「……切ちゃん。違うよ」",
"315000921_10": "「なにッ!?」",
"315000921_11": "「切ちゃんは、いつだってわたしを照らしてくれる」",
"315000921_12": "「暖かく包み込んで、引っ張ってくれる」",
"315000921_13": "「元気いっぱいの切ちゃんがいるから、わたしも頑張れる」",
"315000921_14": "「だから、わたしが切ちゃんを嫌いだなんて、言うはずない」",
"315000921_15": "「わたしはいつだって、切ちゃんのことが大好きだから」",
"315000921_16": "「調ロボ……?」",
"315000921_17": "「慰めてくれてありがとうデス。\\n でも、気休めならいいんデス……」",
"315000921_18": "「ううん。これは『本当のわたし』の気持ちだよ」",
"315000921_19": "「切歌ロボに毎晩お話ししてたわたしの、\\n 本当の本当の、気持ちだから」",
"315000921_20": "「だから信じて、わたしのこと」",
"315000921_21": "「切ちゃんのことが世界で1番大好きな、わたしの心を」",
"315000921_22": "「信じる……調の……心を……?」",
"315000921_23": "「そうデスか……ううん、そうだったデスよね」",
"315000921_24": "「アタシの、アタシが大好きな調は――」",
"315000921_25": "<size=40>「絶対アタシのことを嫌いだなんて、\\n 言わないデスよッ」</size>",
"315000921_26": "「だから、お前は――絶対絶対、偽物デスッ!」",
"315000921_27": "「もう少しで完全に折れたのに」",
"315000921_28": "「裏切り者が、余計なことを」",
"315000921_29": "「やっぱり、偽者だったんデスねッ!?」",
"315000921_30": "「そう。でも、今さら気づいても遅いよ」",
"315000921_31": "「わたしを倒すことはできない」",
"315000921_32": "「調を想いながら、ここで1人で倒れるのッ!」",
"315000921_33": "「許さないデス……」",
"315000921_34": "「調とアタシの仲を壊そうとしたこと――。\\n 絶対に許さないデスッ」",
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"315000932_16": "「アタシこそデスッ!」\\n「わたしこそ」",
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"315000932_20": "「なのに、ありがとうとか、ごめんなさいとか、\\n 全然言えてなかったデス」",
"315000932_21": "「ううん、いいの」",
"315000932_22": "「わたしも、切ちゃんに謝らないと」",
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"315000932_26": "「それは、アタシも一緒デス。\\n 調があんなこと言うはずないのに、疑ってしまったデス」",
"315000932_27": "「仲直り、してくれるデスか?」",
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"315000932_30": "「フフ……」",
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"315000932_33": "「うん。本当にね」",
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"315000932_37": "「その声は――」",
"315000932_38": "「マリアッ!」",
"315000932_39": "「2人とも、大丈夫だった?」",
"315000932_40": "「むしろマリアのほうが大丈夫デスか……?」",
"315000932_41": "「すごいボロボロになってるけど……」",
"315000932_42": "「わたしのことはいいの」",
"315000932_43": "「それより、見たところ仲直りしたのね」",
"315000932_44": "「うん」",
"315000932_45": "「しっかり仲直りしたデスよ」",
"315000932_46": "「さっき、偽者が現れて酷いことを言ったデスけど……」",
"315000932_47": "「偽者だって気づけたし」",
"315000932_48": "「ちゃんと仲直りしたなら、\\n もう説明は必要ないとは思うけど……」",
"315000932_49": "「説明?」",
"315000932_50": "「何のデス?」",
"315000932_51": "「最近のあなたたちのケンカの原因。\\n 実は全部、不和の林檎が仕掛けてたのよ」",
"315000932_52": "「やっぱりそうだったんデスかッ!」",
"315000932_53": "「でも、どうやって?」",
"315000932_54": "「最初に本部で騒動を起こしたときに、端末を乗っ取っていたのね。\\n 電話の偽装やメールの改変とかをしていたみたい」",
"315000932_55": "「なんと姑息な……」",
"315000932_56": "「……だから、言った覚えのない話とか」",
"315000932_57": "「あのメールの内容も……?」",
"315000932_58": "「ええ、謝罪のメールの代わりに、\\n 相手を責めるようなメールを送ったりね」",
"315000932_59": "「そんなことまでッ? 許せないデスッ!」",
"315000932_60": "「許せないよね」",
"315000932_61": "「でも、マリアはどうして気づけたんデスか?」",
"315000932_62": "「2人から話を聞いて、色々ヒントはあったんだけど……」",
"315000932_63": "「最終的には……そうね。\\n 切歌、『平身低頭』ってわかる」",
"315000932_64": "「はえ? 『変身点灯』デスか?」",
"315000932_65": "「何かの特撮デスか? 派手デースッ!」",
"315000932_66": "「やっぱり……」",
"315000932_67": "「フフ、そういうことよ」",
"315000932_68": "「ナゼ、マダ生キテイル」",
"315000932_69": "「――ッ!?」"
{
"315000932_0": "「とどめデス――ッ!!」",
"315000932_1": "「ああ――ッ!?」",
"315000932_2": "「ば、馬鹿、な……」",
"315000932_3": "「お前1人に、敗れるなんて……」",
"315000932_4": "「ありえ、ない……」",
"315000932_5": "「やっぱり偽者だったデスか……」",
"315000932_6": "「ロボット機体に立体映像を被せてたんだね」",
"315000932_7": "「あれ。あそこにいるのは――ッ!」",
"315000932_8": "「やぁぁぁ――ッ!!」",
"315000932_9": "「ま、負けたデースッ!」",
"315000932_10": "「やっぱり、シミュレータの立体映像を使って、偽の切ちゃんを……」",
"315000932_11": "「調ッ!」",
"315000932_12": "「えッ……その声」",
"315000932_13": "「調ーッ!!」",
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{
"315000941_0": "「ナゼ、マダ生キテイル」",
"315000941_1": "「お前は――ッ!」",
"315000941_2": "「ワタシガトドメヲサシテヤルッ!」",
"315000941_3": "「危ない、2人とも――ッ!!」",
"315000941_4": "「あ痛たたた……」",
"315000941_5": "「いったい、何が……?」",
"315000941_6": "「3色団子ロボの攻撃から、マリアが護ってくれたデス……」",
"315000941_7": "「そんな、マリアは……ッ!?」",
"315000941_8": "「くうッ……」",
"315000941_9": "「マリア、大丈夫?」",
"315000941_10": "「アタシたちをかばって……」",
"315000941_11": "「2人は大丈夫だった?」",
"315000941_12": "「わたしたちは大丈夫だけど……」",
"315000941_13": "「怪我してるのに無茶しすぎデスッ!」",
"315000941_14": "「くッ、ギアが――ッ!」",
"315000941_15": "「マリアロボが……」",
"315000941_16": "「壊れちゃったデス……」",
"315000941_17": "「……ここまでの無理がたたったようね」",
"315000941_18": "(ありがとう、マリアロボ)",
"315000941_19": "「それより、3色団子ロボはッ!?」",
"315000941_20": "「またどこかへ消えたデス」",
"315000941_21": "「わたしはいいから、追いなさい……」",
"315000941_22": "「でも、マリアを置いて行ったら……ッ!」",
"315000941_23": "「わたしは大丈夫。自分の身は自分で護れるから。\\n それより、ミサイルが発射されたら取り返しがつかないわッ」",
"315000941_24": "「お願い、行ってッ!\\n あなたたちならきっと、あれを止められる」",
"315000941_25": "「……うん」",
"315000941_26": "「追いかけるデスよッ!」",
"315000941_27": "「しっかりね、2人とも……」",
"315000941_28": "「ここって……、甲板のヘリポート?」",
"315000941_29": "「空が見えるデス。いつの間にか海上に浮上していたんデスね」",
"315000941_30": "「……ってことは、切ちゃんッ!\\n ミサイルを発射するつもりかもッ」",
"315000941_31": "「それはまずいデス……ッ!\\n 早く見つけて止めるデスよ」",
"315000941_32": "「ソノ予定ハ実行サレナイ」",
"315000941_33": "「ナゼナラ、コノアトワタシニ倒サレルカラ……ッ!」",
"315000941_34": "「出たデスね、3色団子ロボッ!」",
"315000941_35": "「まずはこのロボを倒さないと、\\n ミサイルを探させてくれなそうだね……ッ」",
"315000941_36": "「ワタシハ負ケナイ。\\n 広イコ場所ナラ、最大パフォーマンスヲ発揮デキル」",
"315000941_37": "「オ前タチガ勝ツ可能性ハ、0%――ッ!」",
"315000941_38": "「ふん、アタシたちを仲たがいさせる作戦に失敗したくせに、\\n どの口が言うデス」",
"315000941_39": "「あなたの計算なんて、アテにならない」",
"315000941_40": "「グググ……ッ!」",
"315000941_41": "「ソレダケガ分カラナイ……。完璧ナ計算ダッタハズナノニ、\\n ナゼ、ドウヤッテ見破ッタ……ッ」",
"315000941_42": "「そんなの決まってるデス」",
"315000941_43": "「うん。切ちゃんは、わたしのことが嫌いだなんて、絶対に言わない」",
"315000941_44": "「ソノ自信ハドコカラ来ルッ!? ナゼオ前タチハ揺ルガナイッ!」",
"315000941_45": "「お前なんかに、分かるもんかデスッ!」",
"315000941_46": "(調のことが大好きなアタシのこの気持ちは、\\n アタシが一番よく分かってるデスッ",
"315000941_47": "(この気持ちだけは、ずっと、何があっても変わらないんデスッ!)",
"315000941_48": "(そして、切ちゃんの声を聞いて、目を見て、手を握ればわかる……)",
"315000941_49": "(切ちゃんが、わたしと同じ気持ちでいてくれることが……ッ!)",
"315000941_50": "「うーん……、でもなんか、\\n 言葉にするのはちょっと恥ずかしいデスね」",
"315000941_51": "「うん。だから……」",
"315000941_52": "「ナ……、コレハ、歌ッ!?」",
"315000941_53": "「調と一緒なら――」",
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"315000942_5": "「数字なんかで計算できるものじゃないッ!」",
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"315000942_14": "「すぐに傷が塞がってしまうデスッ!」",
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"315000942_42": "「そういう意味では、ちょうど浮上して良かったデスね」",
"315000942_43": "「そうだね。わたしたちだけじゃ浮上させられなかったし」",
"315000942_44": "「何、この音……?」",
"315000942_45": "「オオオオオオオオ――――――ッ!」",
"315000942_46": "「まさか」",
"315000942_47": "「ロボが、再起動した?」",
"315000942_48": "「ロボが変形するデスッ!?」",
"315000942_49": "「あの形って……まさか……」",
"315000942_50": "「ミサイル発射装置デスかッ!?」",
"315000942_51": "「ロボの中からミサイルも……?」",
"315000942_52": "「なんデスとッ!? 今までそんなのと戦ってたデスかッ!?」",
"315000942_53": "「ターゲット、ロックオン。カウントダウンヲ開始」",
"315000942_54": "「10<speed=0.5>、</speed><speed=0.5>、</speed>8……」",
"315000942_55": "「ちょちょちょッ、ちょっと待つデスよッ!」",
"315000942_56": "「そんな――ッ!」",
"315000942_57": "「ギアを纏うデスッ!」",
"315000942_58": "「うんッ!」",
"315000942_59": "「Zeios igalima raizen tron――」",
"315000942_60": "「Various shul shagana tron――」",
"315000942_61": "「これで止め――だ、駄目デス……ッ!?」",
"315000942_62": "「体が重い……動けないなんて……」",
"315000942_63": "「こうなったらここから吹き飛ばすしか――ッ!」",
"315000942_64": "「そんなッ! 無茶だよ、切ちゃんッ!」",
"315000942_65": "(くッ……そもそも身体が思うように動かないデス……)",
"315000942_66": "「今こそアタシたちの出番デースッ!」",
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"315000942_78": "「一緒に魚を焼いたり、\\n カップラーメンにお湯を入れたりできてよかった」",
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"315000942_80": "「調ロボッ!」",
"315000942_81": "「切ちゃんロボッ!」",
"315000942_82": "「さようなら、切ちゃん」",
"315000942_83": "「さよならデス、調」",
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"315000942_87": "「この位の高度で大丈夫、かな」",
"315000942_88": "「デスね」",
"315000942_89": "「覚悟はいいデスか」",
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"315000942_92": "「それじゃあ――」",
"315000942_93": "「――うん」",
"315000942_94": "「大好きな――2人のためにッ!」"
{
"315000942_0": "「切ちゃん、こっちからッ!」",
"315000942_1": "「分かったデスッ!」",
"315000942_2": "「ナゼ……、行動パターンガ演算デキナイ……ッ!」",
"315000942_3": "「わたしたちの絆は――」",
"315000942_4": "「信頼は――」",
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"315000942_7": "「はぁ――――ッ!!」",
"315000942_8": "「グオオオオオッ!?」",
"315000942_9": "「やったねッ!」",
"315000942_10": "「でかいのが入ったデスッ!」",
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"315000942_12": "「うん、不和の林檎が見えたデスッ!」",
"315000942_13": "「キ、貴様ラァ――ッ!」",
"315000942_14": "「すぐに傷が塞がってしまうデスッ!」",
"315000942_15": "「なら……方法は1つ」",
"315000942_16": "「……了解デスッ!」",
"315000942_17": "「連続でたたき込むッ!」",
"315000942_18": "「行くデスよ、調ッ!」",
"315000942_19": "「いつでもOKだよ」",
"315000942_20": "「はぁ――――ッ!」",
"315000942_21": "「オノレェェェェ――ッ!」",
"315000942_22": "「コンナ、馬鹿、ナ……」",
"315000942_23": "「グオオオオオ――ッ!?」",
"315000942_24": "「やった……デスか……?」",
"315000942_25": "「たぶん……不和の林檎も切り離せたし」",
"315000942_26": "「ふう……」",
"315000942_27": "「疲れた、デス……」",
"315000942_28": "「流石にもう動けないデスよ……」",
"315000942_29": "「わたしも……」",
"315000942_30": "「アタシたちの、勝利デスね、調」",
"315000942_31": "「うん……やったね、切ちゃん」",
"315000942_32": "「調がアタシの動きにあわせてくれたからデス」",
"315000942_33": "「切ちゃんだって。それに――」",
"315000942_34": "「そうそう。ロボたちのおかげでもあるデスね」",
"315000942_35": "「ありがとう、2人とも」",
"315000942_36": "「2人の絆の勝利デス」",
"315000942_37": "「うん」",
"315000942_38": "「なら、わたしたち4人の勝利だね」",
"315000942_39": "「ともあれ、これで任務完了デスね」",
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"315001011_0": "切れない絆",
"315001011_1": "「これで、良し――と」",
"315001011_2": "「司令。メインコンピュータの徹底洗浄が完了しました」",
"315001011_3": "「汚染の痕跡は?」",
"315001011_4": "「メモリやバイオス上への潜伏の可能性も洗いましたが、\\n 問題ありません」",
"315001011_5": "「こちらも端末のシステムに仕掛けられていた\\n バックドアまわりの閉鎖処理、完了しました」",
"315001011_6": "「外部からの不正介入は、これで不可能になったはずです」",
"315001011_7": "「よくやってくれた。\\n では各員に端末の使用許可を通達してくれ」",
"315001011_8": "「はい。ただちに」",
"315001011_9": "「2人とも、長時間の作業、ご苦労だったな」",
"315001011_10": "「これで今回の件もひと段落ですかね?」",
"315001011_11": "「不和の林檎も無事回収して、\\n 政府がしかるべき所へ保管しましたしね」",
"315001011_12": "「まあ……ひとまずは、と言ったところかな」",
"315001011_13": "「ハハ、なんとも不吉な響きですね」",
"315001011_14": "「しかし、今振り返ってみても、\\n 今回の事件は、本当にどうなるかと思いましたね」",
"315001011_15": "「ああ……。まさかS.O.N.G.本部ごと盗まれるだなんて\\n 思ってもみなかったよ」",
"315001011_16": "「今後は、事件発生経緯における問題点の検証と並行して、\\n 施設・セキュリティ上の脆弱性の改善を徹底する」",
"315001011_17": "「やっぱり……。これはしばらく休めそうにもありませんね」",
"315001011_18": "「事件の経緯といえば――少しだけ、気になったことが」",
"315001011_19": "「なんだ?」",
"315001011_20": "「不和の林檎は、どうして調ちゃんと切歌ちゃんを\\n 標的にしたんでしょう」",
"315001011_21": "「ああ、そのことか」",
"315001011_22": "「恐らくはデータの理論値を超える力を発揮した、\\n 人の連携を脅威に感じたためだろうな」",
"315001011_23": "「不和の林檎の最大の脅威であり弱点は、\\n 連携や信頼……絆だった、ということですか」",
"315001011_24": "「ああ。まさにそれこそが、\\n 今回、世界を救う鍵となったのだからな」",
"315001011_25": "「絆と言えば……切歌ちゃんたち、大丈夫かしら。\\n ロボットがいなくなって、だいぶ塞ぎ込んでましたけど……」",
"315001011_26": "「ああ。本物の友達を喪ったみたいにね」",
"315001011_27": "「彼女たちにとっては、紛れもなく本物の友達だったんだろう」",
"315001011_28": "「いやあ、今日は良い天気デスね~。\\n 絶好のお散歩日和デス」",
"315001011_29": "「……うん。空も綺麗だね」",
"315001011_30": "「空……ホントに青い、デスね……」",
"315001011_31": "「なんか、まるで……」",
"315001011_32": "「どうしたの、切ちゃん」",
"315001011_33": "「うん……あの日の空、思い出しちゃったデス……」",
"315001011_34": "「あ……」",
"315001011_35": "「ごめん、切ちゃん……」",
"315001011_36": "「全然、調のせいじゃないデスよ」",
"315001011_37": "「……そろそろ、帰ろっか」",
"315001011_38": "「うん。でも……もう少し散歩してからがいいデス」",
"315001011_39": "「部屋だと、なんだか思い出してしまいそうデス……」",
"315001011_40": "「そう……だね……」",
"315001011_41": "「はあ……」",
"315001011_42": "「エルフナインからデス」",
"315001011_43": "「何かな?」",
"315001011_44": "「どうしたんデス?」",
"315001011_45": "「切歌さん。今、調さんとご一緒ですか?」",
"315001011_46": "「一緒デス」",
"315001011_47": "「どうかしたの?」",
"315001011_48": "「もしお時間があったら、\\n 今からボクの研究室に来ていただけますか」",
"315001011_49": "「分かったデスッ! でも、どうしてデスか?」",
"315001011_50": "「それは……着いてからのお楽しみです」",
"315001011_51": "「ではお待ちしてます。また後ほど」",
"315001011_52": "「何デスかね……?」",
"315001011_53": "「雰囲気的に、任務って感じじゃなさそう」",
"315001011_54": "「そうデスね……。\\n 任務なら『お時間あったら』なんて言わないはずデスし」",
"315001011_55": "「他に心当たりある?」",
"315001011_56": "「全然デス」",
"315001011_57": "「けど……こうしてるよりも気が紛れるかもデスね」",
"315001011_58": "「……そうだね。行こうか」",
"315001011_59": "「お邪魔するデース」",
"315001011_60": "「あ、おふたりとも」",
"315001011_61": "「どうしたの?」",
"315001011_62": "「実はおふたりに、渡したいものがありまして」",
"315001011_63": "「渡したいもの……?」",
"315001011_64": "「えッ、まさか……」",
"315001011_65": "「それって――ッ!?」",
"315001011_66": "「切ちゃんロボと、調ロボッ!?」",
"315001011_67": "「わざわざ作り直してくれたんデスか?」",
"315001011_68": "「いえ。実は、完全な新品というわけじゃないんです」",
"315001011_69": "「どういうこと?」",
"315001011_70": "「あの後、潜水艦の甲板上に落下していたパーツを\\n 運よく回収できまして……それで直してみたんです」",
"315001011_71": "「元通りなんデスか?」",
"315001011_72": "「いえ、それは……流石に完全というわけにはいきませんでした」",
"315001011_73": "「記録媒体も焼け残っていたので、組み込んではいますが……」",
"315001011_74": "「AIは不和の林檎の影響を受けて発生したものなので、\\n ボクには直すことができなくて……」",
"315001011_75": "「メモリは残っていますが、事件前と同じように、\\n 会話したりすることは出来ません」",
"315001011_76": "「すっごく、嬉しいデスッ!」",
"315001011_77": "「うん。事件前の状態に戻ったんだもの」",
"315001011_78": "「ありがとうデスッ!」",
"315001011_79": "「本当にありがとう」",
"315001011_80": "「そう言って頂けて何よりです」",
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"315001011_90": "「アタシと調は前よりも、もっともっとも~っとッ!\\n たくさん仲良くなったデスッ」",
"315001011_91": "「うん……そうだねッ!」",
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"315001011_13": "「ハハ、なんとも不吉な響きですね」",
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"315001011_36": "「全然、調のせいじゃないデスよ」",
"315001011_37": "「……そろそろ、帰ろっか」",
"315001011_38": "「うん。でも……もう少し散歩してからがいいデス」",
"315001011_39": "「部屋だと、なんだか思い出してしまいそうデス……」",
"315001011_40": "「そう……だね……」",
"315001011_41": "「はあ……」",
"315001011_42": "「エルフナインからデス」",
"315001011_43": "「何かな?」",
"315001011_44": "「どうしたんデス?」",
"315001011_45": "「切歌さん。今、調さんとご一緒ですか?」",
"315001011_46": "「一緒デス」",
"315001011_47": "「どうかしたの?」",
"315001011_48": "「もしお時間があったら、\\n 今からボクの研究室に来ていただけますか」",
"315001011_49": "「分かったデスッ! でも、どうしてデスか?」",
"315001011_50": "「それは……着いてからのお楽しみです」",
"315001011_51": "「ではお待ちしてます。また後ほど」",
"315001011_52": "「何デスかね……?」",
"315001011_53": "「雰囲気的に、任務って感じじゃなさそう」",
"315001011_54": "「そうデスね……。\\n 任務なら『お時間あったら』なんて言わないはずデスし」",
"315001011_55": "「他に心当たりある?」",
"315001011_56": "「全然デス」",
"315001011_57": "「けど……こうしてるよりも気が紛れるかもデスね」",
"315001011_58": "「……そうだね。行こうか」",
"315001011_59": "「お邪魔するデース」",
"315001011_60": "「あ、おふたりとも」",
"315001011_61": "「どうしたの?」",
"315001011_62": "「実はおふたりに、渡したいものがありまして」",
"315001011_63": "「渡したいもの……?」",
"315001011_64": "「えッ、まさか……」",
"315001011_65": "「それって――ッ!?」",
"315001011_66": "「切ちゃんロボと、調ロボッ!?」",
"315001011_67": "「わざわざ作り直してくれたんデスか?」",
"315001011_68": "「いえ。実は、完全な新品というわけじゃないんです」",
"315001011_69": "「どういうこと?」",
"315001011_70": "「あの後、潜水艦の甲板上に落下していたパーツを\\n 運よく回収できまして……それで直してみたんです」",
"315001011_71": "「元通りなんデスか?」",
"315001011_72": "「いえ、それは……流石に完全というわけにはいきませんでした」",
"315001011_73": "「記録媒体も焼け残っていたので、組み込んではいますが……」",
"315001011_74": "「AIは不和の林檎の影響を受けて発生したものなので、\\n ボクには直すことができなくて……」",
"315001011_75": "「メモリは残っていますが、事件前と同じように、\\n 会話したりすることは出来ません」",
"315001011_76": "「すっごく、嬉しいデスッ!」",
"315001011_77": "「うん。事件前の状態に戻ったんだもの」",
"315001011_78": "「ありがとうデスッ!」",
"315001011_79": "「本当にありがとう」",
"315001011_80": "「そう言って頂けて何よりです」",
"315001011_81": "「調ロボに――」",
"315001011_82": "「切ちゃんロボ――」",
"315001011_83": "「――おかえりデスッ!」\\n「――おかえりなさいッ」",
"315001011_84": "「ああ、調ッ!」",
"315001011_85": "「切ちゃんッ!」",
"315001011_86": "「本当に、よかったデスね」",
"315001011_87": "「うん……これで全部、元通りだね」",
"315001011_88": "「ううん、ぜんぜん元通りなんかじゃないデスよ」",
"315001011_89": "「えッ?」",
"315001011_90": "「アタシと調は前よりも、もっともっとも~っとッ!\\n たくさん仲良くなったデスッ」",
"315001011_91": "「うん……そうだねッ!」",
"315001011_92": "「もうあんなケンカなんて絶対しないデスッ!」",
"315001011_93": "「そうだね」",
"315001011_94": "「ロボたちに誓って、約束するデスッ!」",
"315001011_95": "「うん、きっとね」"
}

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{
"315001111_0": "2人と2機の日常",
"315001111_1": "「えーと――」",
"315001111_2": "「卵、牛乳、鶏肉、ケチャップは、タイムセールで買った」",
"315001111_3": "「歯磨き粉、シャンプー、キッチンペーパーもOK」",
"315001111_4": "「ポイント3倍デーで抜かりなし、と」",
"315001111_5": "「お米は、まだあるし……」",
"315001111_6": "「えっと、他には……」",
"315001111_7": "「あ……そうだ」",
"315001111_8": "「ふんふーん♪」",
"315001111_9": "「いやぁ楽しみデスねーッ!」",
"315001111_10": "「おっと、そうデス」",
"315001111_11": "「よし。調から買い物のお願い、来てないデスね」",
"315001111_12": "「またあんな風にケンカするのは懲り懲りデス……」",
"315001111_13": "「いやいやッ! いつまでも調任せにばっかりしないで\\n 自分でもちゃんと考えるデスよ」",
"315001111_14": "「あ……そうデス」",
"315001111_15": "「ただいま」",
"315001111_16": "「あ、お帰りなさいデース」",
"315001111_17": "「切ちゃんも今帰ったところ?」",
"315001111_18": "「そうデス。気が合うデスね」",
"315001111_19": "「…………」",
"315001111_20": "「…………」",
"315001111_21": "「また話せたらいいのにね」",
"315001111_22": "「デスね……」",
"315001111_23": "「あ、お買い物、冷蔵庫にしまっちゃうね」",
"315001111_24": "「はいデス」",
"315001111_25": "「そうそう、今日は調にお土産があるデスッ!」",
"315001111_26": "「本当に?」",
"315001111_27": "「わたしも、切ちゃんにお土産あるの」",
"315001111_28": "「本当デスか? 奇遇デスね」",
"315001111_29": "「それじゃあ、せーので出すデスよ」",
"315001111_30": "「うん、いいよ」",
"315001111_31": "「せーのッ!」",
"315001111_32": "「――プリンッ!?」",
"315001111_33": "「同じこと考えてたんだ」",
"315001111_34": "「アハハ。仲良しにも程があるデスよ」",
"315001111_35": "「フフ……本当にね」",
"315001111_36": "「ふたつ入りのを買ってきたデスけど――」",
"315001111_37": "「わたしも。\\n よっつになっちゃったね」",
"315001111_38": "「……そうだ。\\n せっかくだから、みんなで食べよう」",
"315001111_39": "「みんなって……ああ、なるほどデスッ!」",
"315001111_40": "「ほら、座って。切ちゃんロボ」",
"315001111_41": "「調ロボの席は、こっちデース」",
"315001111_42": "「――で。\\n みんなで仲良く、プリン個ずつデスね」",
"315001111_43": "「それじゃ、いただきま――」",
"315001111_44": "「デースッ!」",
"315001111_45": "「じー」",
"315001111_46": "「えッ!?」",
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"315001111_48": "「…………」",
"315001111_49": "「…………」",
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