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"101000111_0": "戦場の歌姫",
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"101000111_1": "ライブ会場の惨劇から2年後",
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"101000111_2": "「はい<speed=0.5>、</speed>今日は前回の続きからはじめます。\\n 抑揚をつけることで、歌の表現は深まりますが――」",
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"101000111_3": "(……はぁ、授業始まっちゃった<speed=1>。</speed>\\n 響ったら、何してるんだろう)",
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"101000111_4": "「……ねえねえ、ヒナ。\\n ビッキー、どうしたの?」",
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"101000111_5": "「んん……。お昼ごはんのあと、\\n 何か見つけて走って行っちゃったんだ……」",
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"101000111_6": "「もしかして、また人助け病?\\n アニメみたいな生き様してるわね」",
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"101000111_7": "「……あ、噂をすればなんとやらです」",
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"101000111_8": "(やっぱり授業始まっちゃってるよ~……。\\n バレないように……こっそりと……)",
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"101000111_9": "「響、こっちこっち。\\n 先生が黒板見てるうちに早くッ!」",
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||||
"101000111_10": "「未来ッ! ありがと~ッ!(こそこそ)」",
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"101000111_11": "「もう、何をしてたの。\\n <speed=1>……</speed>ねえ、響? その鞄、何か入ってる?」",
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||||
"101000111_12": "「え゛ッ! あ、ええとこれは――」",
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||||
"101000111_13": "(もぞもぞ)",
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"101000111_14": "「ひゃおあッ!? だ、ダメだったらッ!\\n じっとして、そんな動いたら――ああッ!」",
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"101000111_15": "(ぴょ~んッ!)",
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"101000111_16": "「にゃーんッ!」",
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"101000111_17": "「ええッ、猫ぉッ!?」",
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"101000111_18": "(とたたたたたッ!)",
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"101000111_19": "「ああこらッ! 逃げたらダメだったらッ!\\n ……ええい、こうなったら――響、きゃーっちッ!」",
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"101000111_20": "「ふぅ、捕まえたぞいたずらっこめッ!\\n 観念してお縄に<speed=0.5>……</speed>あ゛…………」",
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||||
"101000111_21": "「………………。\\n おはようございます」",
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||||
"101000111_22": "「おッ、おはようございますッ!<speed=1> </speed>……え~と。授業の邪魔に\\n なりますし、わたしは席に戻りますねー、あはは……」",
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"101000111_23": "「立花さんッ! 遅刻しただけでなくッ!\\n その猫はいったい何ですかッ!?」",
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"101000111_24": "「――ッ!?\\n あああの、この子が木に登ったまま降りられなくなって……」",
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"101000111_25": "「……それで?」",
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"101000111_26": "「きっとお腹を空かせてるんじゃないかと――」",
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"101000111_27": "「立花さんッ!! ああもう、猫は用務員さんに預けますッ!\\n あなたは席に座ってなさいッ!」",
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||||
"101000111_28": "「す、すみませ~んッ!」",
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"101000111_29": "「たは~、疲れた~。今日はいろいろありすぎて\\n クライマックスが百連発気分だよ~。わたし呪われてるかも~」",
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"101000111_30": "「半分は響のドジだけど、残りはいつものお節介でしょ。\\n 呪われてるんじゃなくて、自業自得」",
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"101000111_31": "「人助けと言ってよ~。\\n 人助けはわたしの趣味なんだから~」",
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"101000111_32": "「響の場合、度が過ぎてるの。\\n 同じクラスの子に教科書貸さないでしょ、普通」",
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"101000111_33": "「わたしは未来から見せてもらうからいいんだよ~。\\n 小学校からず~っと一緒の幼馴染みなんだしさ~」",
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"101000111_34": "「……バカ」",
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"101000111_35": "「――って、未来、その記事ッ! 翼さんのCD発売のッ!\\n やっぱ格好いいなぁ~ッ! あ、スクラップにしてもいい?」",
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"101000111_36": "「もう、仕方ないなあ。でも、本当に響は翼さんが好きだよね。\\n 憧れでこのリディアンに進学決めたんだから、大したものだわ」",
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"101000111_37": "「だけど、まだ一度もお目にかかれてないんだよね~。\\n トップアーティストだし、簡単に会えるとは思ってないけどさ」",
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||||
"101000111_38": "「同じ学校に通っているんだし、そのうち会うチャンスもあるよ」",
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||||
"101000111_39": "「ありがとう、未来。\\n あ~、早く会ってみたいなぁ~」",
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"101000111_40": "(……もし、翼さんに会えたら訊いてみたい。\\n 戦っていたツヴァイウィング、あれが幻だったのか)",
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"101000111_41": "(2年前のあの日、何が起こっていたのか――)",
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"101000111_42": "「目標、前方ノイズ――撃てぇッ!」",
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"101000111_43": "「ぐうッ、砲撃が当たらず通り抜けるだとッ!?\\n これがノイズの位相差障壁……やはり通常兵器では無理なのかッ!",
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"101000111_44": "「Imyuteus amenohabakiri tron……」",
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"101000111_45": "「な、なんだ……歌……?\\n まさか……これはシンフォギア装者のッ!?」",
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"101000111_46": "「炭素転換率の減衰を確認……」",
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"101000111_47": "「全員、攻撃を停止して下がれッ!\\n あとは『彼女』に任せるんだッ!」",
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"101000111_48": "「……翼、まずは一課と連携しつつ相手の出方を見て――」",
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||||
"101000111_49": "「いえ、わたしひとりで問題ありません」",
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"101000111_50": "(ノイズは――わたしが全て斬り伏せるッ!)"
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{
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"101000111_0": "Megaupdater (Everything)",
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"101000111_1": "「Download complete \\n have nice day」"
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}
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"101000112_0": "「はあああぁ――ッ!」",
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"101000112_1": "「……状況、終了しました。\\n これより帰投します」",
|
||||
"101000112_2": "「……あ、あれだけいたノイズをたったひとりで」",
|
||||
"101000112_3": "「これが、特異災害対策機動部二課、\\n ノイズに対抗できる唯一の存在、戦姫の力なのか……」",
|
||||
"101000112_4": "「……でもあの、さっきの歌声ってもしかして歌手の――」",
|
||||
"101000112_5": "「おっと、それ以上は口にしない方がいいぞ。\\n お前は何も見てないし、何も聴いてない。いいな?」",
|
||||
"101000112_6": "「りょ<speed=0.5>、</speed>了解であります」",
|
||||
"101000112_7": "「『自衛隊特異災害対策機動部による、避難誘導は完了しており、\\n 被害は最小限に抑えられた』――だって。」",
|
||||
"101000112_8": "「へえ、そうなんだ……(もぐもぐ)」",
|
||||
"101000112_9": "「ここから、そう離れていないね。\\n なんだか怖いかも……」",
|
||||
"101000112_10": "「うん、そうだね……(ぽろぽろ)」",
|
||||
"101000112_11": "「……今日発売の翼さんのCD、\\n 人気がすごくて品切れ続出だって」",
|
||||
"101000112_12": "「そりゃ、翼さんの新曲だもん――って、ええッ!?\\n 本当にッ!? たたたた大変だぁッ!」",
|
||||
"101000112_13": "「う<speed=0.5>・</speed>そ<speed=0.5>。</speed>響が上の空だから、意地悪しただけ。\\n 朝からずっとCDのことで頭がいっぱいなんだから」",
|
||||
"101000112_14": "「はあぁ~、驚かせないでよ~。初回特典の充実度が凄いから、\\n 放課後まで残ってるか心配なんだからさ~」",
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"101000112_15": "「だからって、食事の時くらい集中して食べないと。\\n さっきからほっぺたにご飯粒が――」",
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"101000112_16": "「ねえ、風鳴翼よ……」",
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||||
"101000112_17": "「芸能人オーラ出まくりで、近寄りがたくて――」",
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||||
"101000112_18": "「孤高の歌姫といったところね」",
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||||
"101000112_19": "「え、翼さんッ!?」",
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||||
"101000112_20": "「ああ――ッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……あ、ああ、あの、その……」",
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"101000112_21": "(ど、どどどどうしよう、心の準備<speed=0.5>……。</speed>\\n 2年前のお礼<speed=0.5>……</speed>違う、わたし、訊かないと……ッ!)",
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"101000112_22": "「……頬、ついている」",
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"101000112_23": "「え……?」",
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"101000112_24": "「響ッ、だからほっぺたにご飯粒……」",
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"101000112_25": "「……あ<speed=0.5>。</speed>\\n あああ……ッ!」",
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"101000112_26": "「食事は落ち着いて食べることだ」",
|
||||
"101000112_27": "「あ~……もうダメだ~……。\\n 翼さんに完璧おかしな子だと思われた……」",
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||||
"101000112_28": "「間違ってないんだからいいんじゃない?」",
|
||||
"101000112_29": "「ううッ、わたしやっぱり呪われてるーッ!」",
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"101000112_30": "「はぁ、はぁ、特典♪ はぁ、はぁ、CD♪\\n はぁ、はぁ、特典♪ はぁ、はぁ、CD……」",
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||||
"101000112_31": "「はぁ、はぁ……ふぅ……。\\n CD屋さんまであと少し――……え?」",
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||||
"101000112_32": "「……これ、まさかお昼に未来が言ってた……ノイズのッ!?」",
|
||||
"101000112_33": "「きゃあああああああッ!」",
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||||
"101000112_34": "「悲鳴ッ!? ――ッ!」",
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||||
"101000112_35": "「さっきの声、確かこっちの方から……あッ!」",
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||||
"101000112_36": "「やあ、ああああ……」",
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||||
"101000112_37": "「こっちにッ! ……ううん、今、行くからッ!」",
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||||
"101000112_38": "「もう大丈夫ッ!\\n 走れる? さあ、お姉ちゃんの手を掴んでッ!」",
|
||||
"101000112_39": "「でも、ママが……」",
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||||
"101000112_40": "「はぐれちゃったんだねッ! 分かった、逃げながら探そうッ!\\n だからノイズが来る前に……ッ!」",
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||||
"101000112_41": "「……う、うんッ!」",
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||||
"101000112_42": "「はあっはあ……、がんばってッ!\\n ――あッ!?」",
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||||
"101000112_43": "「お、おねえちゃん……ッ!\\n もう、にげられないよ……ッ!」",
|
||||
"101000112_44": "「大丈夫……お姉ちゃんがおんぶしてあげるからッ!\\n ――さあッ!」",
|
||||
"101000112_45": "「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ッ!」",
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||||
"101000112_46": "(大丈夫って言っちゃったけど、シェルターから離れてる……。\\n どこか、隠れられそうな場所……あッ!?)",
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||||
"101000112_47": "「きゃあッ!?」",
|
||||
"101000112_48": "「い、いたた……。\\n だ、大丈夫? 怪我はしてない? ――ッ!?」",
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||||
"101000112_49": "(ノイズが、もうあんなところまで<speed=0.5>……</speed>\\n こんなの……もう……)",
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||||
"101000112_50": "「……おねえちゃん。\\n わたしたち……しんじゃうの……?」",
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||||
"101000112_51": "「………………ッ!」",
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"101000112_52": "(死ぬ……? 死んじゃう……<speed=0.5>?</speed>\\n わたしたち、ここでノイズに――)",
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"101000112_53": "『生きるのを諦めるなッ!』",
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"101000112_54": "(――あの日、あの時、間違いなくわたしは、あの人に救われた)",
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||||
"101000112_55": "(わたしを救ってくれたあの人は、\\n とても優しくて、力強い歌を口ずさんでいた――)",
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||||
"101000112_56": "(わたしにできることを……\\n ――できることが、きっとあるはずだッ!)",
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"101000112_57": "(――歌が)",
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||||
"101000112_58": "「お、おねえちゃ……」",
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"101000112_59": "「――生きるのを、諦めないでッ!」",
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||||
"101000112_60": "(――とても、優しくて、力強い、歌がッ!)",
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"101000112_61": "「Balwisyall Nescell gungnir tron……」"
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{
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"101000112_0": "「はあああぁ――ッ!」",
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"101000112_1": "「……状況、終了しました。\\n これより帰投します」",
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"101000112_2": "「……あ、あれだけいたノイズをたったひとりで」",
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"101000112_3": "「これが、特異災害対策機動部二課、\\n ノイズに対抗できる唯一の存在、戦姫の力なのか……」",
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"101000112_4": "「……でもあの、さっきの歌声ってもしかして歌手の――」",
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"101000112_8": "「へえ、そうなんだ……(もぐもぐ)」",
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"101000112_22": "「……頬、ついている」",
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"101000112_23": "「え……?」",
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"101000112_26": "「食事は落ち着いて食べることだ」",
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"101000112_28": "「間違ってないんだからいいんじゃない?」",
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"101000112_35": "「さっきの声、確かこっちの方から……あッ!」",
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"101000112_36": "「やあ、ああああ……」",
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"101000112_37": "「こっちにッ! ……ううん、今、行くからッ!」",
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"101000112_39": "「でも、ママが……」",
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"101000112_40": "「はぐれちゃったんだねッ! 分かった、逃げながら探そうッ!\\n だからノイズが来る前に……ッ!」",
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"101000112_41": "「……う、うんッ!」",
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"101000112_42": "「はあっはあ……、がんばってッ!\\n ――あッ!?」",
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|
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@ -1,16 +1,16 @@
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"101000211_0": "覚醒の鼓動",
|
||||
"101000211_1": "「反応、絞り込みましたッ! 位置特定ッ!」",
|
||||
"101000211_2": "「ノイズとは異なる高質量エネルギーを検知ッ!」",
|
||||
"101000211_3": "「――まさかこれって、アウフヴァッヘン波形ッ!?」",
|
||||
"101000211_4": "(どういうことだ……まさかッ!?\\n わたし以外のシンフォギア装者……ッ!?)",
|
||||
"101000211_5": "<size=40>「ガングニールだとッ!?」</size>",
|
||||
"101000211_6": "(ガング、ニール……ッ!?\\n でもあれは、奏の……)",
|
||||
"101000211_7": "「――ッ!」",
|
||||
"101000211_8": "「ま、待てッ、翼ッ! ……チッ! 二課を翼のサポートに回せッ!\\n 大至急だッ!」",
|
||||
"101000211_9": "「え……えええ? なんでッ!?\\n わたし、どうなっちゃってるのッ!?」",
|
||||
"101000211_10": "(この格好……それに胸の内側から、歌が浮かんでくるッ!\\n 優しくて、それでいて力がこんなにも溢れて――)",
|
||||
"101000211_11": "「おねえちゃん、かっこいい……ッ!」",
|
||||
"101000211_12": "(そうだ……なんだかよく分からないけど、確かなのは、\\n わたしがこの子を助けなきゃいけないってことだよねッ!)",
|
||||
"101000211_13": "(あの日の、奏さんのようにッ!)"
|
||||
{
|
||||
"101000211_0": "覚醒の鼓動",
|
||||
"101000211_1": "「反応、絞り込みましたッ! 位置特定ッ!」",
|
||||
"101000211_2": "「ノイズとは異なる高質量エネルギーを検知ッ!」",
|
||||
"101000211_3": "「――まさかこれって、アウフヴァッヘン波形ッ!?」",
|
||||
"101000211_4": "(どういうことだ……まさかッ!?\\n わたし以外のシンフォギア装者……ッ!?)",
|
||||
"101000211_5": "<size=40>「ガングニールだとッ!?」</size>",
|
||||
"101000211_6": "(ガング、ニール……ッ!?\\n でもあれは、奏の……)",
|
||||
"101000211_7": "「――ッ!」",
|
||||
"101000211_8": "「ま、待てッ、翼ッ! ……チッ! 二課を翼のサポートに回せッ!\\n 大至急だッ!」",
|
||||
"101000211_9": "「え……えええ? なんでッ!?\\n わたし、どうなっちゃってるのッ!?」",
|
||||
"101000211_10": "(この格好……それに胸の内側から、歌が浮かんでくるッ!\\n 優しくて、それでいて力がこんなにも溢れて――)",
|
||||
"101000211_11": "「おねえちゃん、かっこいい……ッ!」",
|
||||
"101000211_12": "(そうだ……なんだかよく分からないけど、確かなのは、\\n わたしがこの子を助けなきゃいけないってことだよねッ!)",
|
||||
"101000211_13": "(あの日の、奏さんのようにッ!)"
|
||||
}
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|
@ -1,21 +1,21 @@
|
|||
{
|
||||
"101000222_0": "「せいッ!」",
|
||||
"101000222_1": "(あ……パンチ当てたら、黒い塊になっちゃった……。\\n もしかしてわたし、ノイズをやっつけたの……?)",
|
||||
"101000222_2": "「お姉ちゃん、すごいすごいッ!\\n ノイズ倒しちゃったぁッ!」",
|
||||
"101000222_3": "「あ、あはは……ありがと」",
|
||||
"101000222_4": "(でも、まだこんなにたくさんいるし……\\n ばかでっかいのも残ってる……)",
|
||||
"101000222_5": "(どうしよう……ううんッ!\\n この子のためにも、わたしがどうにかしないと――ッ!)",
|
||||
"101000222_6": "「Imyuteus amenohabakiri tron……」",
|
||||
"101000222_7": "「――ッ!? この歌は……<speed=0.5>。</speed>\\n 翼さんッ!?」",
|
||||
"101000222_8": "(この子の姿、一部形状は違うけれど、紛れもなく奏の――ッ<speed=1>!</speed>\\n ――いや、今はノイズの対処が先決ッ!)",
|
||||
"101000222_9": "「あ――ッ!」",
|
||||
"101000222_10": "<size=40>「はあ――ッ!」</size>",
|
||||
"101000222_11": "<size=40>「――まだだッ!」</size>",
|
||||
"101000222_12": "「すごい……やっぱり、翼さんは――」",
|
||||
"101000222_13": "(あの日見たツヴァイウィングは、幻じゃなかったんだ――)",
|
||||
"101000222_14": "「……あッ! おねえちゃんッ、おっきいのがッ!」",
|
||||
"101000222_15": "(――ッ! いつの間にこんなに近くにッ!?\\n ――でも、負けないッ! わたしだって翼さんみたいにッ!)",
|
||||
"101000222_16": "「そこを動くなッ! はあああ――ッ!」",
|
||||
"101000222_17": "(すごい……翼さんと一緒に落ちてきたおっきな剣が……。\\n ノイズを真っ二つに……)",
|
||||
"101000222_18": "「呆けない、死ぬわよ<speed=0.5>。</speed>\\n ……あなたはここで、その子を守ってなさいッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000222_0": "「せいッ!」",
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||||
"101000222_1": "(あ……パンチ当てたら、黒い塊になっちゃった……。\\n もしかしてわたし、ノイズをやっつけたの……?)",
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"101000222_2": "「お姉ちゃん、すごいすごいッ!\\n ノイズ倒しちゃったぁッ!」",
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"101000222_3": "「あ、あはは……ありがと」",
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"101000222_4": "(でも、まだこんなにたくさんいるし……\\n ばかでっかいのも残ってる……)",
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"101000222_5": "(どうしよう……ううんッ!\\n この子のためにも、わたしがどうにかしないと――ッ!)",
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"101000222_6": "「Imyuteus amenohabakiri tron……」",
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"101000222_7": "「――ッ!? この歌は……<speed=0.5>。</speed>\\n 翼さんッ!?」",
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||||
"101000222_8": "(この子の姿、一部形状は違うけれど、紛れもなく奏の――ッ<speed=1>!</speed>\\n ――いや、今はノイズの対処が先決ッ!)",
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||||
"101000222_9": "「あ――ッ!」",
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||||
"101000222_10": "<size=40>「はあ――ッ!」</size>",
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"101000222_11": "<size=40>「――まだだッ!」</size>",
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"101000222_13": "(あの日見たツヴァイウィングは、幻じゃなかったんだ――)",
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"101000222_14": "「……あッ! おねえちゃんッ、おっきいのがッ!」",
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"101000222_15": "(――ッ! いつの間にこんなに近くにッ!?\\n ――でも、負けないッ! わたしだって翼さんみたいにッ!)",
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"101000222_16": "「そこを動くなッ! はあああ――ッ!」",
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"101000222_17": "(すごい……翼さんと一緒に落ちてきたおっきな剣が……。\\n ノイズを真っ二つに……)",
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"101000222_18": "「呆けない、死ぬわよ<speed=0.5>。</speed>\\n ……あなたはここで、その子を守ってなさいッ!」"
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||||
}
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|
@ -1,62 +1,62 @@
|
|||
{
|
||||
"101000232_0": "「少女とその母親の保護が完了しましたッ!」",
|
||||
"101000232_1": "「では、機密制限の同意については二課で受け持ちますので、\\n 皆さんには引き続き炭素化したノイズの回収をお願いします」",
|
||||
"101000232_2": "(良かった……あの子、お母さんと会えたんだ……)",
|
||||
"101000232_3": "「あの、あったかいもの、どうぞ」",
|
||||
"101000232_4": "「あ<speed=1>、</speed>あったかいもの、どうも<speed=1>……。</speed>\\n ふぅ<speed=1>、</speed>ふぅ~<speed=1>。</speed>~~ん、はあぁ~~……」",
|
||||
"101000232_5": "「……へ? うわッ!<speed=0.5>?</speed> 変身が……あわ、わわわッ!?」",
|
||||
"101000232_6": "「………………」",
|
||||
"101000232_7": "「あああッ、ありがとうございま――あッ!?\\n ありがとうございますッ!」",
|
||||
"101000232_8": "「実は、翼さんに助けられたのは、\\n ……これで、二回目なんですッ!」",
|
||||
"101000232_9": "「……二回目?」",
|
||||
"101000232_10": "「えへへ」",
|
||||
"101000232_11": "「おねえちゃんッ!」",
|
||||
"101000232_12": "「あッ、体、大丈夫? 怪我とかしてない?\\n 痛いところあったりする?」",
|
||||
"101000232_13": "「だいじょうぶッ! おねえちゃんがまもってくれたからッ!\\n ありがとうッ! ばいばーいッ!」",
|
||||
"101000232_14": "「はあぁ~、良かった~。\\n じゃあ、わたしもそろそろ……え?」",
|
||||
"101000232_15": "「え、えっと、なんでわたし、\\n 黒い服のみなさんに囲まれてッ!?」",
|
||||
"101000232_16": "「……あなたをこのまま帰すわけにはいきません」",
|
||||
"101000232_17": "「なんでですか――へ、てッ、手錠ッ!?」",
|
||||
"101000232_18": "「特異災害対策機動部二課まで同行していただきます」",
|
||||
"101000232_19": "「すみませんね。あなたの身柄を拘束させてもらいます」",
|
||||
"101000232_20": "(あわわわ……ッ!? なんでッ!?\\n わたし、どうなっちゃうの~ッ!?)",
|
||||
"101000232_21": "「なんで……学院に……?\\n ここ、先生たちのいる中央棟ですよね……?」",
|
||||
"101000232_22": "「黙ってついてきなさい。\\n ……このエレベーターよ」",
|
||||
"101000232_23": "「さ、危ないから、捕まってください」",
|
||||
"101000232_24": "「え? 危ない――うわあッ!<speed=0.5>?</speed>\\n いきなりドアにシャッターが……って<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>どぁああああッ!?」</speed>",
|
||||
"101000232_25": "(エ、エレベーターがッ、\\n ジェットコースターみたいに落ちてるぅぅぅッ!?)",
|
||||
"101000232_26": "「……すごい。学校の下にこんな場所が……。\\n えと、どれだけ深いんですかね?」",
|
||||
"101000232_27": "「………………」",
|
||||
"101000232_28": "「あ、あはは。\\n ですよねー。言えませんよねー」",
|
||||
"101000232_29": "「……愛想は無用よ。\\n これから向かうところに、微笑みなど必要ないから」",
|
||||
"101000232_30": "「あ……<speed=1>。</speed>…………」",
|
||||
"101000232_31": "(翼さん、なんだかピリピリしてる……。\\n この下で、何が待ち受けているんだろう……)",
|
||||
"101000232_32": "「ようこそッ! 人類守護の砦、特異災害対策機動部二課へッ!\\n 俺はここの責任者を務める、司令の風鳴弦十郎だ」",
|
||||
"101000232_33": "「……え?」",
|
||||
"101000232_34": "「ああ、緊張感のない……」",
|
||||
"101000232_35": "「さあさあ、笑って笑って~。ね、立花響ちゃん?\\n 私は櫻井了子。あの櫻井理論の提唱者なのよ?」",
|
||||
"101000232_36": "「櫻井……理論? そ、それよりあの、\\n どうして初めて会う皆さんが、わたしの名前を……?」",
|
||||
"101000232_37": "「我々二課の前身は、大戦時に設立された特務機関なのでね。\\n 調査など、お手の物なのさッ」",
|
||||
"101000232_38": "「――なんて。ホントのところは響ちゃんの生徒手帳を\\n ちょ~っとばかり、拝見させてもらったの♪」",
|
||||
"101000232_39": "「ああ~ッ! それッ、わたしの鞄ッ! な~にが調査は\\n お手のものですかッ! 返してくださいよ~ッ!」",
|
||||
"101000232_40": "「ははは、失礼したね。さて、君をここに呼んだ理由だが、\\n 協力を要請したいことがあるのだ」",
|
||||
"101000232_41": "「協力……もしかして、さっきのあの力のことッ!?」",
|
||||
"101000232_42": "(そうだ、あの時こみ上げてきた歌……。\\n 奏さんや翼さんと同じ、あの力――)",
|
||||
"101000232_43": "「教えてくださいッ!\\n あれは、一体なんなんですか?」",
|
||||
"101000232_44": "「うんうん、気になるのは分かるわ。\\n でも、質問に答えるためにはふたつばかりお願いがあるの」",
|
||||
"101000232_45": "「最初のひとつは、今日のことは誰にもナイショ。\\n 理由はあとで説明するわね」",
|
||||
"101000232_46": "「は、はあ……。\\n それで、もうひとつは……?」",
|
||||
"101000232_47": "「……とりあえず脱いでもらいましょうか?」",
|
||||
"101000232_48": "「へ……な、なんでぇ~ッ!?」",
|
||||
"101000232_49": "「ごめんなさいね。メディカルチェックに協力して\\n もらっちゃって。でも、大切なことだから許して?」",
|
||||
"101000232_50": "「はあ……」",
|
||||
"101000232_51": "「お疲れモードも仕方ないわね。初体験の負荷があるから。\\n でも、安心して。大きな異常は見当たらなかったわ」",
|
||||
"101000232_52": "「詳しい検査結果は後日伝えることになるだろう。\\n さて、それでは君の疑問に対する答えだが……おや」",
|
||||
"101000232_53": "「……ん……すぅ……。すやぁ<speed=1>……</speed>――はッ!\\n おッ、起きてます起きてま<speed=0.5>……</speed>すぅ、くぅ……」",
|
||||
"101000232_54": "「……日を改めて機会を用意した方が良さそうだな。\\n 翼、緒川、彼女を送ってやれ」",
|
||||
"101000232_55": "「分かりました。……こっちだ」",
|
||||
"101000232_56": "「す、すみません……。\\n それでは、失礼します<speed=0.5>……</speed>すぅ……」",
|
||||
"101000232_57": "「こら、歩きながら寝るな」",
|
||||
"101000232_58": "「ふぅ<speed=1>。</speed>\\n ……それで、調査によれば彼女は『2年前の現場』にいた」",
|
||||
"101000232_59": "「ええ。精密な検査結果は後日になるけど、ほぼ間違いないわね。\\n 彼女の身体の中にあるのは<speed=0.5>――</speed>第3号聖遺物、ガングニールよ」"
|
||||
{
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||||
"101000232_0": "「少女とその母親の保護が完了しましたッ!」",
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"101000232_1": "「では、機密制限の同意については二課で受け持ちますので、\\n 皆さんには引き続き炭素化したノイズの回収をお願いします」",
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"101000232_2": "(良かった……あの子、お母さんと会えたんだ……)",
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"101000232_3": "「あの、あったかいもの、どうぞ」",
|
||||
"101000232_4": "「あ<speed=1>、</speed>あったかいもの、どうも<speed=1>……。</speed>\\n ふぅ<speed=1>、</speed>ふぅ~<speed=1>。</speed>~~ん、はあぁ~~……」",
|
||||
"101000232_5": "「……へ? うわッ!<speed=0.5>?</speed> 変身が……あわ、わわわッ!?」",
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||||
"101000232_6": "「………………」",
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||||
"101000232_7": "「あああッ、ありがとうございま――あッ!?\\n ありがとうございますッ!」",
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"101000232_8": "「実は、翼さんに助けられたのは、\\n ……これで、二回目なんですッ!」",
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"101000232_9": "「……二回目?」",
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"101000232_10": "「えへへ」",
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"101000232_11": "「おねえちゃんッ!」",
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"101000232_12": "「あッ、体、大丈夫? 怪我とかしてない?\\n 痛いところあったりする?」",
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"101000232_13": "「だいじょうぶッ! おねえちゃんがまもってくれたからッ!\\n ありがとうッ! ばいばーいッ!」",
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"101000232_14": "「はあぁ~、良かった~。\\n じゃあ、わたしもそろそろ……え?」",
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"101000232_16": "「……あなたをこのまま帰すわけにはいきません」",
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"101000232_17": "「なんでですか――へ、てッ、手錠ッ!?」",
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"101000232_18": "「特異災害対策機動部二課まで同行していただきます」",
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"101000232_19": "「すみませんね。あなたの身柄を拘束させてもらいます」",
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"101000232_20": "(あわわわ……ッ!? なんでッ!?\\n わたし、どうなっちゃうの~ッ!?)",
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"101000232_21": "「なんで……学院に……?\\n ここ、先生たちのいる中央棟ですよね……?」",
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"101000232_22": "「黙ってついてきなさい。\\n ……このエレベーターよ」",
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"101000232_23": "「さ、危ないから、捕まってください」",
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"101000232_24": "「え? 危ない――うわあッ!<speed=0.5>?</speed>\\n いきなりドアにシャッターが……って<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>どぁああああッ!?」</speed>",
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"101000232_25": "(エ、エレベーターがッ、\\n ジェットコースターみたいに落ちてるぅぅぅッ!?)",
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"101000232_26": "「……すごい。学校の下にこんな場所が……。\\n えと、どれだけ深いんですかね?」",
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"101000232_27": "「………………」",
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"101000232_28": "「あ、あはは。\\n ですよねー。言えませんよねー」",
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"101000232_29": "「……愛想は無用よ。\\n これから向かうところに、微笑みなど必要ないから」",
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"101000232_30": "「あ……<speed=1>。</speed>…………」",
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"101000232_31": "(翼さん、なんだかピリピリしてる……。\\n この下で、何が待ち受けているんだろう……)",
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"101000232_32": "「ようこそッ! 人類守護の砦、特異災害対策機動部二課へッ!\\n 俺はここの責任者を務める、司令の風鳴弦十郎だ」",
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"101000232_33": "「……え?」",
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"101000232_34": "「ああ、緊張感のない……」",
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"101000232_35": "「さあさあ、笑って笑って~。ね、立花響ちゃん?\\n 私は櫻井了子。あの櫻井理論の提唱者なのよ?」",
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"101000232_36": "「櫻井……理論? そ、それよりあの、\\n どうして初めて会う皆さんが、わたしの名前を……?」",
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"101000232_37": "「我々二課の前身は、大戦時に設立された特務機関なのでね。\\n 調査など、お手の物なのさッ」",
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"101000232_38": "「――なんて。ホントのところは響ちゃんの生徒手帳を\\n ちょ~っとばかり、拝見させてもらったの♪」",
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"101000232_39": "「ああ~ッ! それッ、わたしの鞄ッ! な~にが調査は\\n お手のものですかッ! 返してくださいよ~ッ!」",
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"101000232_40": "「ははは、失礼したね。さて、君をここに呼んだ理由だが、\\n 協力を要請したいことがあるのだ」",
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"101000232_41": "「協力……もしかして、さっきのあの力のことッ!?」",
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"101000232_42": "(そうだ、あの時こみ上げてきた歌……。\\n 奏さんや翼さんと同じ、あの力――)",
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"101000232_43": "「教えてくださいッ!\\n あれは、一体なんなんですか?」",
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"101000232_44": "「うんうん、気になるのは分かるわ。\\n でも、質問に答えるためにはふたつばかりお願いがあるの」",
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"101000232_45": "「最初のひとつは、今日のことは誰にもナイショ。\\n 理由はあとで説明するわね」",
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"101000232_46": "「は、はあ……。\\n それで、もうひとつは……?」",
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"101000232_47": "「……とりあえず脱いでもらいましょうか?」",
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"101000232_48": "「へ……な、なんでぇ~ッ!?」",
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"101000232_49": "「ごめんなさいね。メディカルチェックに協力して\\n もらっちゃって。でも、大切なことだから許して?」",
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"101000232_50": "「はあ……」",
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"101000232_51": "「お疲れモードも仕方ないわね。初体験の負荷があるから。\\n でも、安心して。大きな異常は見当たらなかったわ」",
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"101000232_52": "「詳しい検査結果は後日伝えることになるだろう。\\n さて、それでは君の疑問に対する答えだが……おや」",
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"101000232_53": "「……ん……すぅ……。すやぁ<speed=1>……</speed>――はッ!\\n おッ、起きてます起きてま<speed=0.5>……</speed>すぅ、くぅ……」",
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"101000232_54": "「……日を改めて機会を用意した方が良さそうだな。\\n 翼、緒川、彼女を送ってやれ」",
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"101000232_55": "「分かりました。……こっちだ」",
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"101000232_56": "「す、すみません……。\\n それでは、失礼します<speed=0.5>……</speed>すぅ……」",
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"101000232_57": "「こら、歩きながら寝るな」",
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"101000232_58": "「ふぅ<speed=1>。</speed>\\n ……それで、調査によれば彼女は『2年前の現場』にいた」",
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||||
"101000232_59": "「ええ。精密な検査結果は後日になるけど、ほぼ間違いないわね。\\n 彼女の身体の中にあるのは<speed=0.5>――</speed>第3号聖遺物、ガングニールよ」"
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}
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@ -1,29 +1,29 @@
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"101000241_0": "「ただいま~……」",
|
||||
"101000241_1": "「響ッ<speed=1>!</speed> もう、こんな時間までどこ行ってたのッ!\\n 近くでまたノイズが出たって、ニュースで言ってたんだよッ!」",
|
||||
"101000241_2": "「ごめん……色々あって……<speed=0.5>。</speed>\\n でももう大丈夫だから……」",
|
||||
"101000241_3": "「……色々って?」",
|
||||
"101000241_4": "「うん……その――」",
|
||||
"101000241_5": "「未来……あのね――」",
|
||||
"101000241_6": "「……ひとつだけ注意して欲しいことがある。\\n 今日の出来事、特に君の力のことは誰にも話さないでくれ」",
|
||||
"101000241_7": "「え……誰にも<speed=0.5>、</speed>ですか?」",
|
||||
"101000241_8": "「シンフォギアの存在は大きすぎる……\\n 知ってしまった相手を危険に巻き込みかねない」",
|
||||
"101000241_9": "「危険<speed=0.5>……</speed>それって……」",
|
||||
"101000241_10": "「……人質とされる可能性などだ。\\n 家族や友人、親しい者ほど、命に関わる危険性がある」",
|
||||
"101000241_11": "「俺たちが守りたいのは機密ではない。人の命だ。\\n 強制することはできないが……よく考えて欲しい」",
|
||||
"101000241_12": "「ん……その、なんでもない。\\n これからはあんまり遅くならないように気をつけるからッ!」",
|
||||
"101000241_13": "「わたしは<speed=0.5>……</speed>なんでもなくない。\\n 響の帰りが遅いから、本当に心配したんだよ」",
|
||||
"101000241_14": "「ごめん……でも心配してくれてありがと<speed=0.5>。</speed>\\n やっぱり未来はあったかいなぁ……」",
|
||||
"101000241_15": "「……ひ、響? どうしたの?\\n 急に、抱きついてきたりなんかして……」",
|
||||
"101000241_16": "「小日向未来はわたしにとっての陽だまりなの。未来の傍が一番\\n あったかい所で、わたしが絶対帰ってくるところ」",
|
||||
"101000241_17": "「これまでもそうだし、これからもそう……」",
|
||||
"101000241_18": "「響……」",
|
||||
"101000241_19": "(だから<speed=0.5>……</speed>やっぱり未来には話せないよ。\\n 未来を危険な目になんて、遭わせられないから……)",
|
||||
"101000241_20": "(どうして、あいつが……ッ!)",
|
||||
"101000241_21": "(……奏と一緒に唄った)",
|
||||
"101000241_22": "(……奏と一緒に戦った)",
|
||||
"101000241_23": "(奏のガングニールなのに……ッ!)",
|
||||
"101000241_24": "『ふたり一緒なら、何も怖くないな……』",
|
||||
"101000241_25": "「――ッ!」",
|
||||
"101000241_26": "「ガングニールは奏の<speed=0.5>……</speed>奏だけのものだ……ッ」"
|
||||
{
|
||||
"101000241_0": "「ただいま~……」",
|
||||
"101000241_1": "「響ッ<speed=1>!</speed> もう、こんな時間までどこ行ってたのッ!\\n 近くでまたノイズが出たって、ニュースで言ってたんだよッ!」",
|
||||
"101000241_2": "「ごめん……色々あって……<speed=0.5>。</speed>\\n でももう大丈夫だから……」",
|
||||
"101000241_3": "「……色々って?」",
|
||||
"101000241_4": "「うん……その――」",
|
||||
"101000241_5": "「未来……あのね――」",
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||||
"101000241_6": "「……ひとつだけ注意して欲しいことがある。\\n 今日の出来事、特に君の力のことは誰にも話さないでくれ」",
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||||
"101000241_7": "「え……誰にも<speed=0.5>、</speed>ですか?」",
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||||
"101000241_8": "「シンフォギアの存在は大きすぎる……\\n 知ってしまった相手を危険に巻き込みかねない」",
|
||||
"101000241_9": "「危険<speed=0.5>……</speed>それって……」",
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||||
"101000241_10": "「……人質とされる可能性などだ。\\n 家族や友人、親しい者ほど、命に関わる危険性がある」",
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||||
"101000241_11": "「俺たちが守りたいのは機密ではない。人の命だ。\\n 強制することはできないが……よく考えて欲しい」",
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||||
"101000241_12": "「ん……その、なんでもない。\\n これからはあんまり遅くならないように気をつけるからッ!」",
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||||
"101000241_13": "「わたしは<speed=0.5>……</speed>なんでもなくない。\\n 響の帰りが遅いから、本当に心配したんだよ」",
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||||
"101000241_14": "「ごめん……でも心配してくれてありがと<speed=0.5>。</speed>\\n やっぱり未来はあったかいなぁ……」",
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||||
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"101000241_16": "「小日向未来はわたしにとっての陽だまりなの。未来の傍が一番\\n あったかい所で、わたしが絶対帰ってくるところ」",
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"101000241_17": "「これまでもそうだし、これからもそう……」",
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"101000241_18": "「響……」",
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"101000241_19": "(だから<speed=0.5>……</speed>やっぱり未来には話せないよ。\\n 未来を危険な目になんて、遭わせられないから……)",
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||||
"101000241_20": "(どうして、あいつが……ッ!)",
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"101000241_21": "(……奏と一緒に唄った)",
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"101000241_22": "(……奏と一緒に戦った)",
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"101000241_23": "(奏のガングニールなのに……ッ!)",
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"101000241_24": "『ふたり一緒なら、何も怖くないな……』",
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"101000241_25": "「――ッ!」",
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"101000241_26": "「ガングニールは奏の<speed=0.5>……</speed>奏だけのものだ……ッ」"
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||||
}
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@ -1,29 +1,29 @@
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{
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"101000242_0": "「ただいま~……」",
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||||
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|
||||
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|
||||
"101000242_3": "「……色々って?」",
|
||||
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||||
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|
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||||
"101000242_7": "「え……誰にも<speed=0.5>、</speed>ですか?」",
|
||||
"101000242_8": "「シンフォギアの存在は大きすぎる……\\n 知ってしまった相手を危険に巻き込みかねない」",
|
||||
"101000242_9": "「危険<speed=0.5>……</speed>それって……」",
|
||||
"101000242_10": "「……人質とされる可能性などだ。\\n 家族や友人、親しい者ほど、命に関わる危険性がある」",
|
||||
"101000242_11": "「俺たちが守りたいのは機密ではない。人の命だ。\\n 強制することはできないが……よく考えて欲しい」",
|
||||
"101000242_12": "「ん……その、なんでもない。\\n これからはあんまり遅くならないように気をつけるからッ!」",
|
||||
"101000242_13": "「わたしは<speed=0.5>……</speed>なんでもなくない。\\n 響の帰りが遅いから、本当に心配したんだよ」",
|
||||
"101000242_14": "「ごめん……でも心配してくれてありがと<speed=0.5>。</speed>\\n やっぱり未来はあったかいなぁ……」",
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||||
"101000242_15": "「……ひ、響? どうしたの?\\n 急に、抱きついてきたりなんかして……」",
|
||||
"101000242_16": "「小日向未来はわたしにとっての陽だまりなの。未来の側が一番\\n あったかい所で、わたしが絶対帰ってくるところ」",
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||||
"101000242_17": "「これまでもそうだし、これからもそう……」",
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||||
"101000242_18": "「響……」",
|
||||
"101000242_19": "(だから<speed=0.5>……</speed>やっぱり未来には話せないよ。\\n 未来を危険な目になんて、遭わせられないから……)",
|
||||
"101000242_20": "(どうして、あいつが……ッ!)",
|
||||
"101000242_21": "(……奏と一緒に唄った)",
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||||
"101000242_22": "(……奏と一緒に戦った)",
|
||||
"101000242_23": "(奏のガングニールなのに……ッ!)",
|
||||
"101000242_24": "『ふたり一緒なら、何も怖くないな……』",
|
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"101000242_25": "「――ッ!」",
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|
||||
{
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||||
"101000242_0": "「ただいま~……」",
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"101000242_2": "「ごめん……色々あって……<speed=0.5>。</speed>\\n でももう大丈夫だから……」",
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||||
"101000242_3": "「……色々って?」",
|
||||
"101000242_4": "「うん……その――」",
|
||||
"101000242_5": "「未来……あのね――」",
|
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"101000242_6": "「……ひとつだけ注意して欲しいことがある。\\n 今日の出来事、特に君の力のことは誰にも話さないでくれ」",
|
||||
"101000242_7": "「え……誰にも<speed=0.5>、</speed>ですか?」",
|
||||
"101000242_8": "「シンフォギアの存在は大きすぎる……\\n 知ってしまった相手を危険に巻き込みかねない」",
|
||||
"101000242_9": "「危険<speed=0.5>……</speed>それって……」",
|
||||
"101000242_10": "「……人質とされる可能性などだ。\\n 家族や友人、親しい者ほど、命に関わる危険性がある」",
|
||||
"101000242_11": "「俺たちが守りたいのは機密ではない。人の命だ。\\n 強制することはできないが……よく考えて欲しい」",
|
||||
"101000242_12": "「ん……その、なんでもない。\\n これからはあんまり遅くならないように気をつけるからッ!」",
|
||||
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||||
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||||
"101000242_15": "「……ひ、響? どうしたの?\\n 急に、抱きついてきたりなんかして……」",
|
||||
"101000242_16": "「小日向未来はわたしにとっての陽だまりなの。未来の側が一番\\n あったかい所で、わたしが絶対帰ってくるところ」",
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||||
"101000242_17": "「これまでもそうだし、これからもそう……」",
|
||||
"101000242_18": "「響……」",
|
||||
"101000242_19": "(だから<speed=0.5>……</speed>やっぱり未来には話せないよ。\\n 未来を危険な目になんて、遭わせられないから……)",
|
||||
"101000242_20": "(どうして、あいつが……ッ!)",
|
||||
"101000242_21": "(……奏と一緒に唄った)",
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||||
"101000242_22": "(……奏と一緒に戦った)",
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||||
"101000242_23": "(奏のガングニールなのに……ッ!)",
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||||
"101000242_24": "『ふたり一緒なら、何も怖くないな……』",
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||||
"101000242_25": "「――ッ!」",
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||||
"101000242_26": "「ガングニールは奏の<speed=0.5>……</speed>奏だけのものだ……ッ」"
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||||
}
|
|
@ -1,63 +1,63 @@
|
|||
{
|
||||
"101000311_0": "雑音と不協和音と",
|
||||
"101000311_1": "「すまないな、貴重な放課後に呼び出してしまって」",
|
||||
"101000311_2": "「いえ、それよりも、今日は……」",
|
||||
"101000311_3": "「はいはーいッ! まずはメディカルチェックの結果だけど、\\n 身体に異常はほぼ、見られませんでした~♪」",
|
||||
"101000311_4": "「ほぼ……ですか。良かった……でも、それよりも\\n 教えてくださいッ! あの力のことをッ!」",
|
||||
"101000311_5": "「うむ……あの力は、聖遺物の力だ」",
|
||||
"101000311_6": "「せいいぶつ……?」",
|
||||
"101000311_7": "「聖遺物とは、世界中の伝説や伝承に登場する、\\n 現代では製造不可能な異端技術の結晶の事だ」",
|
||||
"101000311_8": "「多くは遺跡から発掘されるんだけど、経年劣化や損傷が\\n 激しくて、ほとんどは欠片の状態で見つかるの」",
|
||||
"101000311_9": "「翼の持つ天羽々斬などもそうだな。\\n 彼女のペンダントの中には、刃の欠片が入っている」",
|
||||
"101000311_10": "「聖遺物の欠片にほんの少し残った力を増幅して、\\n 解放する唯一の手段が、特定振幅の波動なの」",
|
||||
"101000311_11": "「つまりは歌だ。歌の力によって聖遺物を起動させることで、\\n その力を纏う事ができるようになる」",
|
||||
"101000311_12": "「その力はノイズの持つ炭素分解能力に耐え、\\n 位相差障壁を無効化する事ができる」",
|
||||
"101000311_13": "「とくていしんぷくのはどう……。歌の力……」",
|
||||
"101000311_14": "「……ま、簡単に言えば、聖遺物は歌によって、\\n ノイズに対抗する力になるということだ」",
|
||||
"101000311_15": "「……そうだ。あの時も、胸の奥から歌が浮かんできたんです。\\n そしたら、鎧みたいな物が――」",
|
||||
"101000311_16": "「それが、アンチノイズプロテクター<speed=0.5>。</speed>\\n つまりはシンフォギアなの」",
|
||||
"101000311_17": "「シンフォ……ギア……」",
|
||||
"101000311_18": "「だからとて、どんな歌、誰の歌にも\\n 聖遺物を起動させる力が備わっているわけではないッ!」",
|
||||
"101000311_19": "「え……<speed=0.5>?</speed> あの……翼……さん?」",
|
||||
"101000311_20": "(――そう、ガングニールは奏の、奏だけの力だ。\\n 奏が自らの全てを賭けて手に入れた無双の力)",
|
||||
"101000311_21": "(だから――違うッ<speed=0.5>!</speed>\\n あれは、奏のガングニールではないッ!)",
|
||||
"101000311_22": "「……聖遺物を起動させ、シンフォギアを纏う、歌を唄える\\n 僅かな人間を、我々は適合者と呼んでいる」",
|
||||
"101000311_23": "「それが翼であり、君であるのだ」",
|
||||
"101000311_24": "「はあ……全部はよくわからないんですけど、\\n その……聖遺物なんてわたし、持ってません」",
|
||||
"101000311_25": "「……いや、持っている。埋まっている、といった方が正しいか。\\n これは先ほどのメディカルチェックでとったX線写真だが……」",
|
||||
"101000311_26": "「心臓付近に複雑に食い込んでいる為、手術でも摘出不可能な\\n 無数の破片……」",
|
||||
"101000311_27": "「調査の結果、この影はかつて奏ちゃんが身に纏っていた\\n 第3号聖遺物――」",
|
||||
"101000311_28": "「ガングニールの砕けた破片であることが判明しました……<speed=0.5>。</speed>\\n ……奏ちゃんの置き土産ね」",
|
||||
"101000311_29": "(―ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n そんな……じゃあ……やはり奏の――ッ!?)",
|
||||
"101000311_30": "(翼……)",
|
||||
"101000311_31": "「あの、それでわたしはこれからどうすれば――?」",
|
||||
"101000311_32": "「日本政府、特異災害対策機動部二課として、協力を要請したい。\\n 君のシンフォギアの力を、我々に貸してはくれないだろうか?」",
|
||||
"101000311_33": "「……わたしの力が、誰かの役に立つんですよね<speed=0.5>?</speed>\\n それなら――この力で誰かを助けられるなら、やりますッ!」",
|
||||
"101000311_34": "(そうと決めたら、翼さんにも……ッ!)",
|
||||
"101000311_35": "「………………」",
|
||||
"101000311_36": "(分かっている、あいつが悪いわけではない……。\\n だが……<speed=0.5>、</speed>……ん?)",
|
||||
"101000311_37": "(こいつは……)",
|
||||
"101000311_38": "「翼さんッ<speed=0.5>!</speed> わたし、戦いますッ!」",
|
||||
"101000311_39": "(……何と言った? 戦う……?)",
|
||||
"101000311_40": "「慣れない身ではありますが、がんばりますッ!\\n 一緒に戦えればと思いますッ! その、良かったら握手をッ!」",
|
||||
"101000311_41": "(……ッ、まるで……遊び気分じゃないか<speed=0.5>。</speed>\\n 奏の、覚悟を<speed=0.5>……</speed>なのに……ッ!)",
|
||||
"101000311_42": "「あ、あの……握手はさすがに、ずうずうしい……ですよね……\\n でも、一緒に……戦えれば……と……」",
|
||||
"101000311_43": "「――ッ!? ノイズ警報ッ!」",
|
||||
"101000311_44": "「ノイズ――ッ!!」",
|
||||
"101000311_45": "「本件を我々二課で預かることを一課に通達ッ!\\n 出現座標――くッ、近い……ッ!」",
|
||||
"101000311_46": "「迎え撃ちますッ!」",
|
||||
"101000311_47": "「わたしも――ッ!」",
|
||||
"101000311_48": "「待つんだ、君はまだ……ッ!」",
|
||||
"101000311_49": "「……ッ、わたしの力が誰かの助けになるんですよねッ!\\n シンフォギアでないとノイズと戦えないんですよねッ!」",
|
||||
"101000311_50": "「――だったら、行きますッ!」",
|
||||
"101000311_51": "(わたしだって、翼さんや……奏さんみたいにッ!)",
|
||||
"101000311_52": "「……あの子は、翼のように\\n 幼い頃から戦士として鍛錬を積んできたわけではない」",
|
||||
"101000311_53": "「ついこの間まで日常の中に身を置いていた少女が、誰かの\\n 助けになるというだけで戦いに赴けるということは……」",
|
||||
"101000311_54": "「――歪なことではないだろうか?」",
|
||||
"101000311_55": "「つまり、あの子もまた私たちと同じ、\\n こっち側ということね……」",
|
||||
"101000311_56": "「来たか……」",
|
||||
"101000311_57": "(戦場に立つのは――立てるのは防人のみ。\\n あのような覚悟のない者を戦場に――)",
|
||||
"101000311_58": "「Imyuteus amenohabakiri tron……」",
|
||||
"101000311_59": "(――立たせるわけにはいかないッ!)",
|
||||
"101000311_60": "「わたしだけで決着をつけてやるッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000311_0": "雑音と不協和音と",
|
||||
"101000311_1": "「すまないな、貴重な放課後に呼び出してしまって」",
|
||||
"101000311_2": "「いえ、それよりも、今日は……」",
|
||||
"101000311_3": "「はいはーいッ! まずはメディカルチェックの結果だけど、\\n 身体に異常はほぼ、見られませんでした~♪」",
|
||||
"101000311_4": "「ほぼ……ですか。良かった……でも、それよりも\\n 教えてくださいッ! あの力のことをッ!」",
|
||||
"101000311_5": "「うむ……あの力は、聖遺物の力だ」",
|
||||
"101000311_6": "「せいいぶつ……?」",
|
||||
"101000311_7": "「聖遺物とは、世界中の伝説や伝承に登場する、\\n 現代では製造不可能な異端技術の結晶の事だ」",
|
||||
"101000311_8": "「多くは遺跡から発掘されるんだけど、経年劣化や損傷が\\n 激しくて、ほとんどは欠片の状態で見つかるの」",
|
||||
"101000311_9": "「翼の持つ天羽々斬などもそうだな。\\n 彼女のペンダントの中には、刃の欠片が入っている」",
|
||||
"101000311_10": "「聖遺物の欠片にほんの少し残った力を増幅して、\\n 解放する唯一の手段が、特定振幅の波動なの」",
|
||||
"101000311_11": "「つまりは歌だ。歌の力によって聖遺物を起動させることで、\\n その力を纏う事ができるようになる」",
|
||||
"101000311_12": "「その力はノイズの持つ炭素分解能力に耐え、\\n 位相差障壁を無効化する事ができる」",
|
||||
"101000311_13": "「とくていしんぷくのはどう……。歌の力……」",
|
||||
"101000311_14": "「……ま、簡単に言えば、聖遺物は歌によって、\\n ノイズに対抗する力になるということだ」",
|
||||
"101000311_15": "「……そうだ。あの時も、胸の奥から歌が浮かんできたんです。\\n そしたら、鎧みたいな物が――」",
|
||||
"101000311_16": "「それが、アンチノイズプロテクター<speed=0.5>。</speed>\\n つまりはシンフォギアなの」",
|
||||
"101000311_17": "「シンフォ……ギア……」",
|
||||
"101000311_18": "「だからとて、どんな歌、誰の歌にも\\n 聖遺物を起動させる力が備わっているわけではないッ!」",
|
||||
"101000311_19": "「え……<speed=0.5>?</speed> あの……翼……さん?」",
|
||||
"101000311_20": "(――そう、ガングニールは奏の、奏だけの力だ。\\n 奏が自らの全てを賭けて手に入れた無双の力)",
|
||||
"101000311_21": "(だから――違うッ<speed=0.5>!</speed>\\n あれは、奏のガングニールではないッ!)",
|
||||
"101000311_22": "「……聖遺物を起動させ、シンフォギアを纏う、歌を唄える\\n 僅かな人間を、我々は適合者と呼んでいる」",
|
||||
"101000311_23": "「それが翼であり、君であるのだ」",
|
||||
"101000311_24": "「はあ……全部はよくわからないんですけど、\\n その……聖遺物なんてわたし、持ってません」",
|
||||
"101000311_25": "「……いや、持っている。埋まっている、といった方が正しいか。\\n これは先ほどのメディカルチェックでとったX線写真だが……」",
|
||||
"101000311_26": "「心臓付近に複雑に食い込んでいる為、手術でも摘出不可能な\\n 無数の破片……」",
|
||||
"101000311_27": "「調査の結果、この影はかつて奏ちゃんが身に纏っていた\\n 第3号聖遺物――」",
|
||||
"101000311_28": "「ガングニールの砕けた破片であることが判明しました……<speed=0.5>。</speed>\\n ……奏ちゃんの置き土産ね」",
|
||||
"101000311_29": "(―ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n そんな……じゃあ……やはり奏の――ッ!?)",
|
||||
"101000311_30": "(翼……)",
|
||||
"101000311_31": "「あの、それでわたしはこれからどうすれば――?」",
|
||||
"101000311_32": "「日本政府、特異災害対策機動部二課として、協力を要請したい。\\n 君のシンフォギアの力を、我々に貸してはくれないだろうか?」",
|
||||
"101000311_33": "「……わたしの力が、誰かの役に立つんですよね<speed=0.5>?</speed>\\n それなら――この力で誰かを助けられるなら、やりますッ!」",
|
||||
"101000311_34": "(そうと決めたら、翼さんにも……ッ!)",
|
||||
"101000311_35": "「………………」",
|
||||
"101000311_36": "(分かっている、あいつが悪いわけではない……。\\n だが……<speed=0.5>、</speed>……ん?)",
|
||||
"101000311_37": "(こいつは……)",
|
||||
"101000311_38": "「翼さんッ<speed=0.5>!</speed> わたし、戦いますッ!」",
|
||||
"101000311_39": "(……何と言った? 戦う……?)",
|
||||
"101000311_40": "「慣れない身ではありますが、がんばりますッ!\\n 一緒に戦えればと思いますッ! その、良かったら握手をッ!」",
|
||||
"101000311_41": "(……ッ、まるで……遊び気分じゃないか<speed=0.5>。</speed>\\n 奏の、覚悟を<speed=0.5>……</speed>なのに……ッ!)",
|
||||
"101000311_42": "「あ、あの……握手はさすがに、ずうずうしい……ですよね……\\n でも、一緒に……戦えれば……と……」",
|
||||
"101000311_43": "「――ッ!? ノイズ警報ッ!」",
|
||||
"101000311_44": "「ノイズ――ッ!!」",
|
||||
"101000311_45": "「本件を我々二課で預かることを一課に通達ッ!\\n 出現座標――くッ、近い……ッ!」",
|
||||
"101000311_46": "「迎え撃ちますッ!」",
|
||||
"101000311_47": "「わたしも――ッ!」",
|
||||
"101000311_48": "「待つんだ、君はまだ……ッ!」",
|
||||
"101000311_49": "「……ッ、わたしの力が誰かの助けになるんですよねッ!\\n シンフォギアでないとノイズと戦えないんですよねッ!」",
|
||||
"101000311_50": "「――だったら、行きますッ!」",
|
||||
"101000311_51": "(わたしだって、翼さんや……奏さんみたいにッ!)",
|
||||
"101000311_52": "「……あの子は、翼のように\\n 幼い頃から戦士として鍛錬を積んできたわけではない」",
|
||||
"101000311_53": "「ついこの間まで日常の中に身を置いていた少女が、誰かの\\n 助けになるというだけで戦いに赴けるということは……」",
|
||||
"101000311_54": "「――歪なことではないだろうか?」",
|
||||
"101000311_55": "「つまり、あの子もまた私たちと同じ、\\n こっち側ということね……」",
|
||||
"101000311_56": "「来たか……」",
|
||||
"101000311_57": "(戦場に立つのは――立てるのは防人のみ。\\n あのような覚悟のない者を戦場に――)",
|
||||
"101000311_58": "「Imyuteus amenohabakiri tron……」",
|
||||
"101000311_59": "(――立たせるわけにはいかないッ!)",
|
||||
"101000311_60": "「わたしだけで決着をつけてやるッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,4 +1,4 @@
|
|||
{
|
||||
"101000312_0": "「くッ、キリがないな……」",
|
||||
"101000312_1": "「だが、いくら数が増えようとも\\n この防人の剣に斬れぬものは無いと知れッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000312_0": "「くッ、キリがないな……」",
|
||||
"101000312_1": "「だが、いくら数が増えようとも\\n この防人の剣に斬れぬものは無いと知れッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,10 +1,10 @@
|
|||
{
|
||||
"101000322_0": "「はあッ、はあッ、はあッ……」",
|
||||
"101000322_1": "(くッ、調子が出ない……ッ!\\n 何をしている、いつもの戦場を思い出せ、風鳴翼ッ!)",
|
||||
"101000322_2": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> しまったッ!?」",
|
||||
"101000322_3": "(気を急いたッ! これは躱せない――ッ!)",
|
||||
"101000322_4": "<size=40>「こぉのぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」</size>",
|
||||
"101000322_5": "「翼さんッ! よかった、間に合ったッ!\\n わたしも手伝いますッ! さあ、やっつけましょうッ!」",
|
||||
"101000322_6": "「………………ッ!」",
|
||||
"101000322_7": "(全てわたしの無力が原因だッ!\\n だが、今は目の前のノイズを切り伏せることだけ考えろッ!)"
|
||||
{
|
||||
"101000322_0": "「はあッ、はあッ、はあッ……」",
|
||||
"101000322_1": "(くッ、調子が出ない……ッ!\\n 何をしている、いつもの戦場を思い出せ、風鳴翼ッ!)",
|
||||
"101000322_2": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> しまったッ!?」",
|
||||
"101000322_3": "(気を急いたッ! これは躱せない――ッ!)",
|
||||
"101000322_4": "<size=40>「こぉのぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」</size>",
|
||||
"101000322_5": "「翼さんッ! よかった、間に合ったッ!\\n わたしも手伝いますッ! さあ、やっつけましょうッ!」",
|
||||
"101000322_6": "「………………ッ!」",
|
||||
"101000322_7": "(全てわたしの無力が原因だッ!\\n だが、今は目の前のノイズを切り伏せることだけ考えろッ!)"
|
||||
}
|
|
@ -1,11 +1,11 @@
|
|||
{
|
||||
"101000332_0": "「これで終わりだッ! はあああ――ッ!」",
|
||||
"101000332_1": "「………………」",
|
||||
"101000332_2": "(倒しはした。倒しはしたが……。\\n あの時、あいつが来なければ……)",
|
||||
"101000332_3": "(……いいやッ! わたしは、ひとりでもッ!)",
|
||||
"101000332_4": "「翼さんッ! わたし、今は足手まといかもしれないけど、\\n 一生懸命がんばりますッ!」",
|
||||
"101000332_5": "「だから、わたしと一緒に戦ってくださいッ!」",
|
||||
"101000332_6": "「………………そうね」",
|
||||
"101000332_7": "「あなたと、わたし<speed=1>。</speed>\\n ……戦いましょうか」",
|
||||
"101000332_8": "「え<speed=0.5>……</speed>ふえ……?」"
|
||||
{
|
||||
"101000332_0": "「これで終わりだッ! はあああ――ッ!」",
|
||||
"101000332_1": "「………………」",
|
||||
"101000332_2": "(倒しはした。倒しはしたが……。\\n あの時、あいつが来なければ……)",
|
||||
"101000332_3": "(……いいやッ! わたしは、ひとりでもッ!)",
|
||||
"101000332_4": "「翼さんッ! わたし、今は足手まといかもしれないけど、\\n 一生懸命がんばりますッ!」",
|
||||
"101000332_5": "「だから、わたしと一緒に戦ってくださいッ!」",
|
||||
"101000332_6": "「………………そうね」",
|
||||
"101000332_7": "「あなたと、わたし<speed=1>。</speed>\\n ……戦いましょうか」",
|
||||
"101000332_8": "「え<speed=0.5>……</speed>ふえ……?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,22 +1,22 @@
|
|||
{
|
||||
"101000411_0": "夜にすれ違う・前編",
|
||||
"101000411_1": "「翼さんッ! わたし、今は足手まといかもしれないけど、\\n 一生懸命がんばりますッ!」",
|
||||
"101000411_2": "「だから、わたしと一緒に戦ってくださいッ!」",
|
||||
"101000411_3": "「………………そうね」",
|
||||
"101000411_4": "「あなたと、わたし<speed=1>。</speed>\\n ……戦いましょうか」",
|
||||
"101000411_5": "「え<speed=0.5>……</speed>ふえ……? そういう意味じゃありませんッ!\\n わたしは、翼さんと力を合わせ――」",
|
||||
"101000411_6": "「分かっているわ、そんなこと。\\n ……わたしがあなたと戦いたいからよ」",
|
||||
"101000411_7": "「な、何をやっているんだ、アイツらはッ!\\n おい、やめるんだ翼ッ!」",
|
||||
"101000411_8": "「――わたしはあなたを受け入れられない」",
|
||||
"101000411_9": "「力を合わせあなたと共に戦うことなど、\\n 風鳴翼が許せるはずがないッ!」",
|
||||
"101000411_10": "「くッ、馬鹿者どもが……ッ!\\n モニターは続けろ、俺は止めに向かうッ!」",
|
||||
"101000411_11": "「あなたもアームドギアを構えなさい。\\n それは常在戦場の意思の体現」",
|
||||
"101000411_12": "「あなたが何者をも貫き通す無双のひとふり、\\n ガングニールのシンフォギアを纏うのならば……」",
|
||||
"101000411_13": "「――胸の覚悟を構えてごらんなさいッ!」",
|
||||
"101000411_14": "「か、覚悟とか、そんな……\\n わたし、アームドギアなんてわかりません……」",
|
||||
"101000411_15": "「わかってないのに構えろなんて、\\n それこそ、ぜんぜんわかりませんッ!」",
|
||||
"101000411_16": "「覚悟を持たずに、のこのこと遊び半分で\\n 『戦場』に立つあなたが……奏の……」",
|
||||
"101000411_17": "「――奏の何を受け継いでいると言うのッ!」",
|
||||
"101000411_18": "「奏さんの――受け継ぐ――あッ!?」",
|
||||
"101000411_19": "「あなたがその身に奏の力を、心を受け継いだというのなら<speed=0.5>……</speed>\\n ――ここで証明して見せなさいッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000411_0": "夜にすれ違う・前編",
|
||||
"101000411_1": "「翼さんッ! わたし、今は足手まといかもしれないけど、\\n 一生懸命がんばりますッ!」",
|
||||
"101000411_2": "「だから、わたしと一緒に戦ってくださいッ!」",
|
||||
"101000411_3": "「………………そうね」",
|
||||
"101000411_4": "「あなたと、わたし<speed=1>。</speed>\\n ……戦いましょうか」",
|
||||
"101000411_5": "「え<speed=0.5>……</speed>ふえ……? そういう意味じゃありませんッ!\\n わたしは、翼さんと力を合わせ――」",
|
||||
"101000411_6": "「分かっているわ、そんなこと。\\n ……わたしがあなたと戦いたいからよ」",
|
||||
"101000411_7": "「な、何をやっているんだ、アイツらはッ!\\n おい、やめるんだ翼ッ!」",
|
||||
"101000411_8": "「――わたしはあなたを受け入れられない」",
|
||||
"101000411_9": "「力を合わせあなたと共に戦うことなど、\\n 風鳴翼が許せるはずがないッ!」",
|
||||
"101000411_10": "「くッ、馬鹿者どもが……ッ!\\n モニターは続けろ、俺は止めに向かうッ!」",
|
||||
"101000411_11": "「あなたもアームドギアを構えなさい。\\n それは常在戦場の意思の体現」",
|
||||
"101000411_12": "「あなたが何者をも貫き通す無双のひとふり、\\n ガングニールのシンフォギアを纏うのならば……」",
|
||||
"101000411_13": "「――胸の覚悟を構えてごらんなさいッ!」",
|
||||
"101000411_14": "「か、覚悟とか、そんな……\\n わたし、アームドギアなんてわかりません……」",
|
||||
"101000411_15": "「わかってないのに構えろなんて、\\n それこそ、ぜんぜんわかりませんッ!」",
|
||||
"101000411_16": "「覚悟を持たずに、のこのこと遊び半分で\\n 『戦場』に立つあなたが……奏の……」",
|
||||
"101000411_17": "「――奏の何を受け継いでいると言うのッ!」",
|
||||
"101000411_18": "「奏さんの――受け継ぐ――あッ!?」",
|
||||
"101000411_19": "「あなたがその身に奏の力を、心を受け継いだというのなら<speed=0.5>……</speed>\\n ――ここで証明して見せなさいッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,57 +1,57 @@
|
|||
{
|
||||
"101000412_0": "「はあッ、はあッ……もうやめてください翼さんッ!\\n わたし、翼さんとなんて……戦えませんッ!」",
|
||||
"101000412_1": "「何の覚悟も無い力なら――今ここで手折らせてもらうッ!」",
|
||||
"101000412_2": "「え――ああッ!?」",
|
||||
"101000412_3": "「ふんッ!」",
|
||||
"101000412_4": "「な――ッ!?」",
|
||||
"101000412_5": "「え……」",
|
||||
"101000412_6": "(ぱ、パンチで翼さんの攻撃を受け止めてるッ!?)",
|
||||
"101000412_7": "「はあぁぁぁッ!」",
|
||||
"101000412_8": "「叔父さま……ッ!?」",
|
||||
"101000412_9": "「ふう……」",
|
||||
"101000412_10": "「すごい、生身なのに……って、あれッ!?\\n わたし、制服に戻ってる……?」",
|
||||
"101000412_11": "「あーあ、こんなにしちまって……\\n 何をやってるんだお前たちは」",
|
||||
"101000412_12": "「ごめんなさい……」",
|
||||
"101000412_13": "「……らしくないな、翼。\\n ろくに狙いもつけずにぶっ放したのか。それとも……」",
|
||||
"101000412_14": "「……お前、泣いて?」",
|
||||
"101000412_15": "「――泣いてなんかいませんッ!」",
|
||||
"101000412_16": "「涙なんて、流していません……。\\n 風鳴翼はその身を剣と鍛えた戦士です……だから……ッ!」",
|
||||
"101000412_17": "「翼さん……」",
|
||||
"101000412_18": "「……そうか。立てるか?」",
|
||||
"101000412_19": "「あのッ! わたし、自分が全然ダメダメなのは分かっています。\\n だから、これから一生懸命がんばって――」",
|
||||
"101000412_20": "「奏さんの代わりになってみせますッ!」",
|
||||
"101000412_21": "「――ッ!!」",
|
||||
"101000412_22": "「…………えッ?」",
|
||||
"101000412_23": "(翼さんの掌に打たれた頬は熱くて、でも、それ以上に――)",
|
||||
"101000412_24": "(涙を流す翼さんの姿が、胸に、痛く響いていた――)",
|
||||
"101000412_25": "「………………」",
|
||||
"101000412_26": "(奏……)",
|
||||
"101000412_27": "「……どこだ、翼。\\n 真っ暗で、お前の顔も見えやしない……」",
|
||||
"101000412_28": "「悪いな……もう一緒に、唄えないみたいだ……」",
|
||||
"101000412_29": "「どうして……どうしてそんなこと言うの……。\\n 奏はいじわるだ……」",
|
||||
"101000412_30": "「……だったら翼は、泣き虫で弱虫だ……」",
|
||||
"101000412_31": "「それでも構わない……ッ!\\n だから、ずっといっしょに唄ってほしいッ!」",
|
||||
"101000412_32": "「知ってるか? 翼……、思いっきり唄うとな、\\n すっげぇ腹減るみたいだ、ぞ――」",
|
||||
"101000412_33": "「――ッ、奏ぇぇぇぇぇぇッ!」",
|
||||
"101000412_34": "「……すべては、わたしの弱さが引き起こしたことだ」",
|
||||
"101000412_35": "(翼さん……泣いてた……。\\n わたし、何か間違えちゃったの……か……な……)",
|
||||
"101000412_36": "「……(こっくり、こっくり)」",
|
||||
"101000412_37": "「……響、寝たら間に合わないよ」",
|
||||
"101000412_38": "「うん……」",
|
||||
"101000412_39": "「そのレポートさえ提出すれば、追試免除なんだからさ」",
|
||||
"101000412_40": "「わかってるんだけど……はぁ……」",
|
||||
"101000412_41": "「だから、寝ちゃダメなんだって」",
|
||||
"101000412_42": "「寝てないよぉ……起きてるよぉ……。\\n ちょっと目をつぶってるだけ……」",
|
||||
"101000412_43": "「最近、なんだか疲れているみたいだけど……」",
|
||||
"101000412_44": "「へいき……へっちゃら……」",
|
||||
"101000412_45": "「……もう、しかたないなぁ。\\n そんなところで寝たら風邪ひいちゃうんだから」",
|
||||
"101000412_46": "「……そうだ、響。前に話した流れ星の話、覚えてる?」",
|
||||
"101000412_47": "「ん? えーと……何だっけ?」",
|
||||
"101000412_48": "「しし座流星群。もう……一緒に見ようって約束したでしょ」",
|
||||
"101000412_49": "「そうだったッ! ごめんごめん~」",
|
||||
"101000412_50": "「あのね、それがもうすぐ来るんだって。\\n 来週くらいには見られるんじゃないかな?」",
|
||||
"101000412_51": "「本当ッ!? 楽しみだなー。一緒に見ようね、未来ッ!」",
|
||||
"101000412_52": "「もう……調子いいんだから。ちゃんとレポートやらなきゃ、\\n 追試と重なって見れなくなっちゃうよ?」",
|
||||
"101000412_53": "「う……が、がんばるッ!」",
|
||||
"101000412_54": "「うん。わたしも手伝ってあげるから、ちゃんと終わらせて、\\n 2人で一緒に流れ星見ようね?」"
|
||||
{
|
||||
"101000412_0": "「はあッ、はあッ……もうやめてください翼さんッ!\\n わたし、翼さんとなんて……戦えませんッ!」",
|
||||
"101000412_1": "「何の覚悟も無い力なら――今ここで手折らせてもらうッ!」",
|
||||
"101000412_2": "「え――ああッ!?」",
|
||||
"101000412_3": "「ふんッ!」",
|
||||
"101000412_4": "「な――ッ!?」",
|
||||
"101000412_5": "「え……」",
|
||||
"101000412_6": "(ぱ、パンチで翼さんの攻撃を受け止めてるッ!?)",
|
||||
"101000412_7": "「はあぁぁぁッ!」",
|
||||
"101000412_8": "「叔父さま……ッ!?」",
|
||||
"101000412_9": "「ふう……」",
|
||||
"101000412_10": "「すごい、生身なのに……って、あれッ!?\\n わたし、制服に戻ってる……?」",
|
||||
"101000412_11": "「あーあ、こんなにしちまって……\\n 何をやってるんだお前たちは」",
|
||||
"101000412_12": "「ごめんなさい……」",
|
||||
"101000412_13": "「……らしくないな、翼。\\n ろくに狙いもつけずにぶっ放したのか。それとも……」",
|
||||
"101000412_14": "「……お前、泣いて?」",
|
||||
"101000412_15": "「――泣いてなんかいませんッ!」",
|
||||
"101000412_16": "「涙なんて、流していません……。\\n 風鳴翼はその身を剣と鍛えた戦士です……だから……ッ!」",
|
||||
"101000412_17": "「翼さん……」",
|
||||
"101000412_18": "「……そうか。立てるか?」",
|
||||
"101000412_19": "「あのッ! わたし、自分が全然ダメダメなのは分かっています。\\n だから、これから一生懸命がんばって――」",
|
||||
"101000412_20": "「奏さんの代わりになってみせますッ!」",
|
||||
"101000412_21": "「――ッ!!」",
|
||||
"101000412_22": "「…………えッ?」",
|
||||
"101000412_23": "(翼さんの掌に打たれた頬は熱くて、でも、それ以上に――)",
|
||||
"101000412_24": "(涙を流す翼さんの姿が、胸に、痛く響いていた――)",
|
||||
"101000412_25": "「………………」",
|
||||
"101000412_26": "(奏……)",
|
||||
"101000412_27": "「……どこだ、翼。\\n 真っ暗で、お前の顔も見えやしない……」",
|
||||
"101000412_28": "「悪いな……もう一緒に、唄えないみたいだ……」",
|
||||
"101000412_29": "「どうして……どうしてそんなこと言うの……。\\n 奏はいじわるだ……」",
|
||||
"101000412_30": "「……だったら翼は、泣き虫で弱虫だ……」",
|
||||
"101000412_31": "「それでも構わない……ッ!\\n だから、ずっといっしょに唄ってほしいッ!」",
|
||||
"101000412_32": "「知ってるか? 翼……、思いっきり唄うとな、\\n すっげぇ腹減るみたいだ、ぞ――」",
|
||||
"101000412_33": "「――ッ、奏ぇぇぇぇぇぇッ!」",
|
||||
"101000412_34": "「……すべては、わたしの弱さが引き起こしたことだ」",
|
||||
"101000412_35": "(翼さん……泣いてた……。\\n わたし、何か間違えちゃったの……か……な……)",
|
||||
"101000412_36": "「……(こっくり、こっくり)」",
|
||||
"101000412_37": "「……響、寝たら間に合わないよ」",
|
||||
"101000412_38": "「うん……」",
|
||||
"101000412_39": "「そのレポートさえ提出すれば、追試免除なんだからさ」",
|
||||
"101000412_40": "「わかってるんだけど……はぁ……」",
|
||||
"101000412_41": "「だから、寝ちゃダメなんだって」",
|
||||
"101000412_42": "「寝てないよぉ……起きてるよぉ……。\\n ちょっと目をつぶってるだけ……」",
|
||||
"101000412_43": "「最近、なんだか疲れているみたいだけど……」",
|
||||
"101000412_44": "「へいき……へっちゃら……」",
|
||||
"101000412_45": "「……もう、しかたないなぁ。\\n そんなところで寝たら風邪ひいちゃうんだから」",
|
||||
"101000412_46": "「……そうだ、響。前に話した流れ星の話、覚えてる?」",
|
||||
"101000412_47": "「ん? えーと……何だっけ?」",
|
||||
"101000412_48": "「しし座流星群。もう……一緒に見ようって約束したでしょ」",
|
||||
"101000412_49": "「そうだったッ! ごめんごめん~」",
|
||||
"101000412_50": "「あのね、それがもうすぐ来るんだって。\\n 来週くらいには見られるんじゃないかな?」",
|
||||
"101000412_51": "「本当ッ!? 楽しみだなー。一緒に見ようね、未来ッ!」",
|
||||
"101000412_52": "「もう……調子いいんだから。ちゃんとレポートやらなきゃ、\\n 追試と重なって見れなくなっちゃうよ?」",
|
||||
"101000412_53": "「う……が、がんばるッ!」",
|
||||
"101000412_54": "「うん。わたしも手伝ってあげるから、ちゃんと終わらせて、\\n 2人で一緒に流れ星見ようね?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,7 +1,7 @@
|
|||
{
|
||||
"101000421_0": "「翼、聞こえているか? 響くんがまもなく到着する。\\n ノイズへの対応はふたり揃ってから――」",
|
||||
"101000421_1": "「――不要です。現段階より状況を開始します」",
|
||||
"101000421_2": "「おい、早まるな翼ッ! 翼――ッ!」",
|
||||
"101000421_3": "「……この身は剣。敵を切り裂く一振りの剣だ……」",
|
||||
"101000421_4": "「――全てを切り裂くべく鍛え上げたこの防人の刃、\\n ノイズごときに遅れを取る物ではないッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000421_0": "「翼、聞こえているか? 響くんがまもなく到着する。\\n ノイズへの対応はふたり揃ってから――」",
|
||||
"101000421_1": "「――不要です。現段階より状況を開始します」",
|
||||
"101000421_2": "「おい、早まるな翼ッ! 翼――ッ!」",
|
||||
"101000421_3": "「……この身は剣。敵を切り裂く一振りの剣だ……」",
|
||||
"101000421_4": "「――全てを切り裂くべく鍛え上げたこの防人の刃、\\n ノイズごときに遅れを取る物ではないッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,10 +1,10 @@
|
|||
{
|
||||
"101000422_0": "「はああぁぁ――ッ!」",
|
||||
"101000422_1": "「………………」",
|
||||
"101000422_2": "「翼さんッ! 大丈夫ですか――あれ、ノイズは……?」",
|
||||
"101000422_3": "「……状況終了。これより帰投します」",
|
||||
"101000422_4": "「え、あ……翼さ……ん……<speed=0.5>。</speed>\\n ……行っちゃった」",
|
||||
"101000422_5": "(……やっぱり翼さん、\\n まだわたしのこと、許してくれていないんだ……)",
|
||||
"101000422_6": "(……しっかりしないと。大丈夫。へいき、へっちゃら……)",
|
||||
"101000422_7": "「――次こそは翼さんを助けられるように頑張らなきゃッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000422_0": "「はああぁぁ――ッ!」",
|
||||
"101000422_1": "「………………」",
|
||||
"101000422_2": "「翼さんッ! 大丈夫ですか――あれ、ノイズは……?」",
|
||||
"101000422_3": "「……状況終了。これより帰投します」",
|
||||
"101000422_4": "「え、あ……翼さ……ん……<speed=0.5>。</speed>\\n ……行っちゃった」",
|
||||
"101000422_5": "(……やっぱり翼さん、\\n まだわたしのこと、許してくれていないんだ……)",
|
||||
"101000422_6": "(……しっかりしないと。大丈夫。へいき、へっちゃら……)",
|
||||
"101000422_7": "「――次こそは翼さんを助けられるように頑張らなきゃッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,9 +1,9 @@
|
|||
{
|
||||
"101000431_0": "「――次こそは翼さんを助けられるように頑張らなきゃッ!」",
|
||||
"101000431_1": "(――なんてこの前の戦いでは意気込んでいたのに、\\n まさか今回はひとりになっちゃうなんて……)",
|
||||
"101000431_2": "「響くん、もうすぐ翼が到着する。\\n すまないがそれまでの間、何とか時間を稼いで――」",
|
||||
"101000431_3": "「ま、まかせてくださいッ!\\n これくらい、わたしだってやってみせますッ!」",
|
||||
"101000431_4": "(そうだ、わたしが1人でも戦えるところを見せられれば、\\n 翼さんだってきっと――)",
|
||||
"101000431_5": "「待てッ! 無理はするなッ!\\n 響くんは時間さえ稼いでくれれば――」",
|
||||
"101000431_6": "「行きますッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000431_0": "「――次こそは翼さんを助けられるように頑張らなきゃッ!」",
|
||||
"101000431_1": "(――なんてこの前の戦いでは意気込んでいたのに、\\n まさか今回はひとりになっちゃうなんて……)",
|
||||
"101000431_2": "「響くん、もうすぐ翼が到着する。\\n すまないがそれまでの間、何とか時間を稼いで――」",
|
||||
"101000431_3": "「ま、まかせてくださいッ!\\n これくらい、わたしだってやってみせますッ!」",
|
||||
"101000431_4": "(そうだ、わたしが1人でも戦えるところを見せられれば、\\n 翼さんだってきっと――)",
|
||||
"101000431_5": "「待てッ! 無理はするなッ!\\n 響くんは時間さえ稼いでくれれば――」",
|
||||
"101000431_6": "「行きますッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,17 +1,17 @@
|
|||
{
|
||||
"101000432_0": "「ひゃあッ<speed=0.5>!</speed> あわわわ……ッ!」",
|
||||
"101000432_1": "(翼さんはあんなに簡単にノイズを倒してたのに、\\n わたし、全然戦えてない……ッ!)",
|
||||
"101000432_2": "(アームドギアが出せれば……。でも、どうすれば――?)",
|
||||
"101000432_3": "「……――ッ、この歌……翼さんッ!?」",
|
||||
"101000432_4": "「よく耐えてくれたッ!\\n 以降は翼と協力して対応してくれッ!」",
|
||||
"101000432_5": "「はッ<speed=0.5>、</speed>はいッ! ……って、あ……」",
|
||||
"101000432_6": "<size=40>「はあぁぁぁッ!」</size>",
|
||||
"101000432_7": "「……あの、協力するまでもなく、翼さんが、その、\\n たおしちゃいました……」",
|
||||
"101000432_8": "「……そうか、いや、響くんもよく持ちこたえてくれた。\\n 事後処理は二課に任せ、帰投してくれ」",
|
||||
"101000432_9": "「……まったく、困ったものだな。\\n ひとつき経っても、噛み合わないか」",
|
||||
"101000432_10": "「ふふ、青春真っ盛りって感じね」",
|
||||
"101000432_11": "「すれ違ってしまう、複雑な乙女心でしょうか」",
|
||||
"101000432_12": "「しかし、相手がノイズである以上、\\n 青春なんていう言葉で済ませてしまうわけには……」",
|
||||
"101000432_13": "「いつまでもこのままではいけないと、\\n あの子たちも理解はしているのだろうがな」",
|
||||
"101000432_14": "「……でも、確かに気になる子よね。\\n 放っておけないタイプかも」"
|
||||
{
|
||||
"101000432_0": "「ひゃあッ<speed=0.5>!</speed> あわわわ……ッ!」",
|
||||
"101000432_1": "(翼さんはあんなに簡単にノイズを倒してたのに、\\n わたし、全然戦えてない……ッ!)",
|
||||
"101000432_2": "(アームドギアが出せれば……。でも、どうすれば――?)",
|
||||
"101000432_3": "「……――ッ、この歌……翼さんッ!?」",
|
||||
"101000432_4": "「よく耐えてくれたッ!\\n 以降は翼と協力して対応してくれッ!」",
|
||||
"101000432_5": "「はッ<speed=0.5>、</speed>はいッ! ……って、あ……」",
|
||||
"101000432_6": "<size=40>「はあぁぁぁッ!」</size>",
|
||||
"101000432_7": "「……あの、協力するまでもなく、翼さんが、その、\\n たおしちゃいました……」",
|
||||
"101000432_8": "「……そうか、いや、響くんもよく持ちこたえてくれた。\\n 事後処理は二課に任せ、帰投してくれ」",
|
||||
"101000432_9": "「……まったく、困ったものだな。\\n ひとつき経っても、噛み合わないか」",
|
||||
"101000432_10": "「ふふ、青春真っ盛りって感じね」",
|
||||
"101000432_11": "「すれ違ってしまう、複雑な乙女心でしょうか」",
|
||||
"101000432_12": "「しかし、相手がノイズである以上、\\n 青春なんていう言葉で済ませてしまうわけには……」",
|
||||
"101000432_13": "「いつまでもこのままではいけないと、\\n あの子たちも理解はしているのだろうがな」",
|
||||
"101000432_14": "「……でも、確かに気になる子よね。\\n 放っておけないタイプかも」"
|
||||
}
|
|
@ -1,68 +1,68 @@
|
|||
{
|
||||
"101000511_0": "夜にすれ違う・後編",
|
||||
"101000511_1": "「……では、全員揃ったところで、\\n 仲良しミーティングを始めましょ♪」",
|
||||
"101000511_2": "「……………………」",
|
||||
"101000511_3": "「……………………」",
|
||||
"101000511_4": "「さて、モニターを見てくれ。\\n これは、ここ1ヶ月にわたるノイズの発生地点だが……」",
|
||||
"101000511_5": "「……いっぱいですね」",
|
||||
"101000511_6": "「はは、そのとおりだ。\\n さて、ノイズについて、響くんが知っていることは?」",
|
||||
"101000511_7": "「テレビのニュースや学校で教えてもらった程度ですが……\\n まず、無感情で、機械的に人間だけを襲うこと」",
|
||||
"101000511_8": "「そして、襲われた人間が炭化してしまうこと」",
|
||||
"101000511_9": "「時と場所を選ばずに、突然現れて周囲に被害を及ぼす、\\n 特異災害として認定されていること……」",
|
||||
"101000511_10": "「意外と詳しいな」",
|
||||
"101000511_11": "「今まとめているレポートの題材なんです」",
|
||||
"101000511_12": "「ノイズの発生が国連での議題に上がったのは今から13年前の\\n ことだけど、観測そのものはもっと前からあったわ」",
|
||||
"101000511_13": "「それこそ、世界中に太古の昔から」",
|
||||
"101000511_14": "「世界の各地に残る神話や伝承に登場する数々の異形は、\\n ノイズ由来のものが多いだろうな」",
|
||||
"101000511_15": "「だとすると……そこに何らかの『作為』が働いていると\\n 考えるべきでしょうね」",
|
||||
"101000511_16": "「作為<speed=0.5>……</speed>ってことは、\\n 誰かの手によるものだというんですか?」",
|
||||
"101000511_17": "「……ここ1ヶ月のノイズ発生の中心点は、ここ。\\n 私立リディアン音楽院高等科、我々の真上です」",
|
||||
"101000511_18": "「サクリストD――『デュランダル』を狙って、\\n 何らかの意思がこの地に向けられている証左となります」",
|
||||
"101000511_19": "「あの、デュランダルって一体……?」",
|
||||
"101000511_20": "「この二課の司令室よりも更に下層。『アビス』と呼ばれる最深\\n 部に保管され日本政府の管理下にて我々が研究している――」",
|
||||
"101000511_21": "「――ほぼ完全状態の聖遺物。それがデュランダルよ」",
|
||||
"101000511_22": "「翼さんの天羽々斬や、響ちゃんのガングニールのような欠片は、\\n 力を発揮するのにその都度装者の歌を必要とするけど――」",
|
||||
"101000511_23": "「完全状態の聖遺物は一度起動すれば常時100%の力を\\n 発揮する」",
|
||||
"101000511_24": "「そして、それは装者以外の人間も使用できるであろうとの\\n 研究結果がでているんだ」",
|
||||
"101000511_25": "「それが、私の提唱した櫻井理論ッ!」",
|
||||
"101000511_26": "「だけど、完全聖遺物の起動には相応のフォニックゲイン値が\\n 必要なのよね~」",
|
||||
"101000511_27": "(む、むずかしくて……さっぱり、よくわからない……)",
|
||||
"101000511_28": "「あれから2年。今の翼の歌であれば、或いは――」",
|
||||
"101000511_29": "「……」",
|
||||
"101000511_30": "「でも、そもそも、起動実験に必要な日本政府からの許可って\\n おりるんですか?」",
|
||||
"101000511_31": "「いや、それ以前の話だよ。安保を楯に、米国が再三の\\n デュランダル引き渡しを要求してきているらしいじゃないか」",
|
||||
"101000511_32": "「起動実験どころか、扱いに関しては慎重にならざるをえない。\\n 下手を打てば国際問題だ」",
|
||||
"101000511_33": "「まさかこの件、\\n 米国政府が糸を引いているなんてことは……?」",
|
||||
"101000511_34": "「調査部からの報告によると、ここ数ヶ月で数万回にも及ぶ\\n 本部へのハッキングを試みた痕跡が認められているそうだ」",
|
||||
"101000511_35": "「が、さすがにアクセスの出所は不明。\\n それらを短絡的に米国政府の仕業とは断定できないが……」",
|
||||
"101000511_36": "「……風鳴司令。お話中のところすみません。\\n 翼さん、今晩はアルバムの打ち合わせが入っています」",
|
||||
"101000511_37": "「ほえ……?」",
|
||||
"101000511_38": "「表の顔では、アーティスト風鳴翼のマネージャーをやってます」",
|
||||
"101000511_39": "「わあ、名刺もらうなんて初めてですッ!\\n こりゃまた結構なものをどうもッ!」",
|
||||
"101000511_40": "「それでは、お先に失礼いたします」",
|
||||
"101000511_41": "「もう、そんな時間か。\\n だとすると、ミーティングはここまでかな」",
|
||||
"101000511_42": "「わたしたちを取り囲む脅威は、\\n ノイズばかりではないんですね……」",
|
||||
"101000511_43": "「うむ、悲しい話だがな」",
|
||||
"101000511_44": "「どこかの誰かがここを狙っているなんて、\\n あまり考えたくありません……」",
|
||||
"101000511_45": "「大丈夫よ。なんてったってここは、テレビや雑誌で有名な\\n 天才考古学者、櫻井了子が設計した人類守護の砦よ」",
|
||||
"101000511_46": "「異端にして先端のテクノロジーが\\n 悪い奴らなんか寄せつけないんだから♪」",
|
||||
"101000511_47": "「あはは、頼りにしてます――って<speed=0.5>、</speed>わわッ!?」",
|
||||
"101000511_48": "「メール、未来から……<speed=0.5>?</speed> ああッ! そうだレポートッ!\\n すすすみません、わたしも失礼しますッ!」",
|
||||
"101000511_49": "「月末に予定しているライブについては以上です。\\n 次に、例のイギリスのレコード会社からのお話ですが――」",
|
||||
"101000511_50": "「その話は断っておくように伝えたはずです。\\n わたしは剣――戦うために歌を唄っているにすぎないのですから」",
|
||||
"101000511_51": "「……翼さん、怒っているんですか?」",
|
||||
"101000511_52": "「怒ってなんかいませんッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……剣に、そのような感情など備わっていません」",
|
||||
"101000511_53": "「……感情が無かったら、歌を唄えないと思うんだけどなぁ」",
|
||||
"101000511_54": "「良かったぁ、レポート受け取ってもらえたよ~。\\n 時間すぎちゃったけど、今回だけは特別だってッ!」",
|
||||
"101000511_55": "「やったね、おつかれさまッ!」",
|
||||
"101000511_56": "「これで、約束の流れ星見られそうだッ!」",
|
||||
"101000511_57": "「それじゃあ、響はここで待ってて。\\n 教室から鞄取ってきてあげるッ! がんばったご褒美ッ!」 ",
|
||||
"101000511_58": "「あッ、そんなのいいのに~……もう、いっちゃった。\\n 足速いなぁ、さすが元陸上部――」",
|
||||
"101000511_59": "(……このアラーム、本部からの。\\n なんで、こんな時に…<speed=1>…</speed>出ないわけには、いかないよね……)",
|
||||
"101000511_60": "「……はい」",
|
||||
"101000511_61": "「……未来? ごめん。また、急な用事が入っちゃった。\\n 今晩の流れ星…<speed=1>…</speed>一緒に、見られないかも……」",
|
||||
"101000511_62": "「……分かった。なら、仕方ないよ。\\n 部屋の鍵あけておくから、あまり遅くならないで」",
|
||||
"101000511_63": "「ありがとう、ごめんね……」",
|
||||
"101000511_64": "(許さない……レポート、あんなに手伝ってくれて……\\n 未来、約束をすっごく楽しみにしてくれていたのに……ッ!)",
|
||||
"101000511_65": "「絶対に、許さないんだからッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000511_0": "夜にすれ違う・後編",
|
||||
"101000511_1": "「……では、全員揃ったところで、\\n 仲良しミーティングを始めましょ♪」",
|
||||
"101000511_2": "「……………………」",
|
||||
"101000511_3": "「……………………」",
|
||||
"101000511_4": "「さて、モニターを見てくれ。\\n これは、ここ1ヶ月にわたるノイズの発生地点だが……」",
|
||||
"101000511_5": "「……いっぱいですね」",
|
||||
"101000511_6": "「はは、そのとおりだ。\\n さて、ノイズについて、響くんが知っていることは?」",
|
||||
"101000511_7": "「テレビのニュースや学校で教えてもらった程度ですが……\\n まず、無感情で、機械的に人間だけを襲うこと」",
|
||||
"101000511_8": "「そして、襲われた人間が炭化してしまうこと」",
|
||||
"101000511_9": "「時と場所を選ばずに、突然現れて周囲に被害を及ぼす、\\n 特異災害として認定されていること……」",
|
||||
"101000511_10": "「意外と詳しいな」",
|
||||
"101000511_11": "「今まとめているレポートの題材なんです」",
|
||||
"101000511_12": "「ノイズの発生が国連での議題に上がったのは今から13年前の\\n ことだけど、観測そのものはもっと前からあったわ」",
|
||||
"101000511_13": "「それこそ、世界中に太古の昔から」",
|
||||
"101000511_14": "「世界の各地に残る神話や伝承に登場する数々の異形は、\\n ノイズ由来のものが多いだろうな」",
|
||||
"101000511_15": "「だとすると……そこに何らかの『作為』が働いていると\\n 考えるべきでしょうね」",
|
||||
"101000511_16": "「作為<speed=0.5>……</speed>ってことは、\\n 誰かの手によるものだというんですか?」",
|
||||
"101000511_17": "「……ここ1ヶ月のノイズ発生の中心点は、ここ。\\n 私立リディアン音楽院高等科、我々の真上です」",
|
||||
"101000511_18": "「サクリストD――『デュランダル』を狙って、\\n 何らかの意思がこの地に向けられている証左となります」",
|
||||
"101000511_19": "「あの、デュランダルって一体……?」",
|
||||
"101000511_20": "「この二課の司令室よりも更に下層。『アビス』と呼ばれる最深\\n 部に保管され日本政府の管理下にて我々が研究している――」",
|
||||
"101000511_21": "「――ほぼ完全状態の聖遺物。それがデュランダルよ」",
|
||||
"101000511_22": "「翼さんの天羽々斬や、響ちゃんのガングニールのような欠片は、\\n 力を発揮するのにその都度装者の歌を必要とするけど――」",
|
||||
"101000511_23": "「完全状態の聖遺物は一度起動すれば常時100%の力を\\n 発揮する」",
|
||||
"101000511_24": "「そして、それは装者以外の人間も使用できるであろうとの\\n 研究結果がでているんだ」",
|
||||
"101000511_25": "「それが、私の提唱した櫻井理論ッ!」",
|
||||
"101000511_26": "「だけど、完全聖遺物の起動には相応のフォニックゲイン値が\\n 必要なのよね~」",
|
||||
"101000511_27": "(む、むずかしくて……さっぱり、よくわからない……)",
|
||||
"101000511_28": "「あれから2年。今の翼の歌であれば、或いは――」",
|
||||
"101000511_29": "「……」",
|
||||
"101000511_30": "「でも、そもそも、起動実験に必要な日本政府からの許可って\\n おりるんですか?」",
|
||||
"101000511_31": "「いや、それ以前の話だよ。安保を楯に、米国が再三の\\n デュランダル引き渡しを要求してきているらしいじゃないか」",
|
||||
"101000511_32": "「起動実験どころか、扱いに関しては慎重にならざるをえない。\\n 下手を打てば国際問題だ」",
|
||||
"101000511_33": "「まさかこの件、\\n 米国政府が糸を引いているなんてことは……?」",
|
||||
"101000511_34": "「調査部からの報告によると、ここ数ヶ月で数万回にも及ぶ\\n 本部へのハッキングを試みた痕跡が認められているそうだ」",
|
||||
"101000511_35": "「が、さすがにアクセスの出所は不明。\\n それらを短絡的に米国政府の仕業とは断定できないが……」",
|
||||
"101000511_36": "「……風鳴司令。お話中のところすみません。\\n 翼さん、今晩はアルバムの打ち合わせが入っています」",
|
||||
"101000511_37": "「ほえ……?」",
|
||||
"101000511_38": "「表の顔では、アーティスト風鳴翼のマネージャーをやってます」",
|
||||
"101000511_39": "「わあ、名刺もらうなんて初めてですッ!\\n こりゃまた結構なものをどうもッ!」",
|
||||
"101000511_40": "「それでは、お先に失礼いたします」",
|
||||
"101000511_41": "「もう、そんな時間か。\\n だとすると、ミーティングはここまでかな」",
|
||||
"101000511_42": "「わたしたちを取り囲む脅威は、\\n ノイズばかりではないんですね……」",
|
||||
"101000511_43": "「うむ、悲しい話だがな」",
|
||||
"101000511_44": "「どこかの誰かがここを狙っているなんて、\\n あまり考えたくありません……」",
|
||||
"101000511_45": "「大丈夫よ。なんてったってここは、テレビや雑誌で有名な\\n 天才考古学者、櫻井了子が設計した人類守護の砦よ」",
|
||||
"101000511_46": "「異端にして先端のテクノロジーが\\n 悪い奴らなんか寄せつけないんだから♪」",
|
||||
"101000511_47": "「あはは、頼りにしてます――って<speed=0.5>、</speed>わわッ!?」",
|
||||
"101000511_48": "「メール、未来から……<speed=0.5>?</speed> ああッ! そうだレポートッ!\\n すすすみません、わたしも失礼しますッ!」",
|
||||
"101000511_49": "「月末に予定しているライブについては以上です。\\n 次に、例のイギリスのレコード会社からのお話ですが――」",
|
||||
"101000511_50": "「その話は断っておくように伝えたはずです。\\n わたしは剣――戦うために歌を唄っているにすぎないのですから」",
|
||||
"101000511_51": "「……翼さん、怒っているんですか?」",
|
||||
"101000511_52": "「怒ってなんかいませんッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……剣に、そのような感情など備わっていません」",
|
||||
"101000511_53": "「……感情が無かったら、歌を唄えないと思うんだけどなぁ」",
|
||||
"101000511_54": "「良かったぁ、レポート受け取ってもらえたよ~。\\n 時間すぎちゃったけど、今回だけは特別だってッ!」",
|
||||
"101000511_55": "「やったね、おつかれさまッ!」",
|
||||
"101000511_56": "「これで、約束の流れ星見られそうだッ!」",
|
||||
"101000511_57": "「それじゃあ、響はここで待ってて。\\n 教室から鞄取ってきてあげるッ! がんばったご褒美ッ!」 ",
|
||||
"101000511_58": "「あッ、そんなのいいのに~……もう、いっちゃった。\\n 足速いなぁ、さすが元陸上部――」",
|
||||
"101000511_59": "(……このアラーム、本部からの。\\n なんで、こんな時に…<speed=1>…</speed>出ないわけには、いかないよね……)",
|
||||
"101000511_60": "「……はい」",
|
||||
"101000511_61": "「……未来? ごめん。また、急な用事が入っちゃった。\\n 今晩の流れ星…<speed=1>…</speed>一緒に、見られないかも……」",
|
||||
"101000511_62": "「……分かった。なら、仕方ないよ。\\n 部屋の鍵あけておくから、あまり遅くならないで」",
|
||||
"101000511_63": "「ありがとう、ごめんね……」",
|
||||
"101000511_64": "(許さない……レポート、あんなに手伝ってくれて……\\n 未来、約束をすっごく楽しみにしてくれていたのに……ッ!)",
|
||||
"101000511_65": "「絶対に、許さないんだからッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,7 +1,7 @@
|
|||
{
|
||||
"101000512_0": "「小型ノイズの中に、ひとまわり大きな反応が見られる。\\n まもなく翼も到着するから、それまで持ちこたえるんだ」",
|
||||
"101000512_1": "「……くれぐれも無茶はするな」",
|
||||
"101000512_2": "「分かってますッ<speed=0.5>!</speed> わたしは……\\n わたしにできることをやるだけですッ!」",
|
||||
"101000512_3": "(ひとまわり大きなノイズ……見つけたッ<speed=1>!</speed>\\n あのブドウみたいな奴ッ<speed=1>!</speed> あいつのせいで――)",
|
||||
"101000512_4": "「……流れ星、見たかったのにッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000512_0": "「小型ノイズの中に、ひとまわり大きな反応が見られる。\\n まもなく翼も到着するから、それまで持ちこたえるんだ」",
|
||||
"101000512_1": "「……くれぐれも無茶はするな」",
|
||||
"101000512_2": "「分かってますッ<speed=0.5>!</speed> わたしは……\\n わたしにできることをやるだけですッ!」",
|
||||
"101000512_3": "(ひとまわり大きなノイズ……見つけたッ<speed=1>!</speed>\\n あのブドウみたいな奴ッ<speed=1>!</speed> あいつのせいで――)",
|
||||
"101000512_4": "「……流れ星、見たかったのにッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,11 +1,11 @@
|
|||
{
|
||||
"101000522_0": "「……見たかった。\\n 流れ星、見たかったッ!」",
|
||||
"101000522_1": "「未来と一緒にッ!\\n 流れ星、見たかったぁ――ッ!」",
|
||||
"101000522_2": "「あんたたちが、誰かの約束を侵し、\\n 嘘のない言葉を、争いのない世界を」",
|
||||
"101000522_3": "「……何でもない日常をッ!\\n 略奪すると、言うのならッ!」",
|
||||
"101000522_4": "「待て――あッ……流れ<speed=0.5>、</speed>星……?」",
|
||||
"101000522_5": "「翼……さん……」",
|
||||
"101000522_6": "「響くん、翼と合流したなッ!\\n 2人でノイズの排除を進めてくれッ!」",
|
||||
"101000522_7": "「――了解。これよりノイズを迎撃します」",
|
||||
"101000522_8": "「あッ<speed=0.5>!</speed> ま、待ってくださいッ!\\n わ、わたしもッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000522_0": "「……見たかった。\\n 流れ星、見たかったッ!」",
|
||||
"101000522_1": "「未来と一緒にッ!\\n 流れ星、見たかったぁ――ッ!」",
|
||||
"101000522_2": "「あんたたちが、誰かの約束を侵し、\\n 嘘のない言葉を、争いのない世界を」",
|
||||
"101000522_3": "「……何でもない日常をッ!\\n 略奪すると、言うのならッ!」",
|
||||
"101000522_4": "「待て――あッ……流れ<speed=0.5>、</speed>星……?」",
|
||||
"101000522_5": "「翼……さん……」",
|
||||
"101000522_6": "「響くん、翼と合流したなッ!\\n 2人でノイズの排除を進めてくれッ!」",
|
||||
"101000522_7": "「――了解。これよりノイズを迎撃します」",
|
||||
"101000522_8": "「あッ<speed=0.5>!</speed> ま、待ってくださいッ!\\n わ、わたしもッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,13 +1,13 @@
|
|||
{
|
||||
"101000532_0": "「はああああああああッ!」",
|
||||
"101000532_1": "(わたしだってやれるのに……わたしにだってッ!)",
|
||||
"101000532_2": "「……わたしだってッ!\\n 守りたいものがあるんですッ!」",
|
||||
"101000532_3": "「………………」",
|
||||
"101000532_4": "「だからッ!」",
|
||||
"101000532_5": "「………………」",
|
||||
"101000532_6": "(……言葉が出ない。わたし、怖いの……?\\n 翼さんに、拒まれるのが……)",
|
||||
"101000532_7": "「『だから』<speed=0.5>?</speed> で、どうすんだよ?」",
|
||||
"101000532_8": "「え……?」",
|
||||
"101000532_9": "「誰だ……ッ!\\n ……ッ!?」",
|
||||
"101000532_10": "「ネフシュタンの<speed=0.5>、</speed>鎧……?」"
|
||||
{
|
||||
"101000532_0": "「はああああああああッ!」",
|
||||
"101000532_1": "(わたしだってやれるのに……わたしにだってッ!)",
|
||||
"101000532_2": "「……わたしだってッ!\\n 守りたいものがあるんですッ!」",
|
||||
"101000532_3": "「………………」",
|
||||
"101000532_4": "「だからッ!」",
|
||||
"101000532_5": "「………………」",
|
||||
"101000532_6": "(……言葉が出ない。わたし、怖いの……?\\n 翼さんに、拒まれるのが……)",
|
||||
"101000532_7": "「『だから』<speed=0.5>?</speed> で、どうすんだよ?」",
|
||||
"101000532_8": "「え……?」",
|
||||
"101000532_9": "「誰だ……ッ!\\n ……ッ!?」",
|
||||
"101000532_10": "「ネフシュタンの<speed=0.5>、</speed>鎧……?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,19 +1,19 @@
|
|||
{
|
||||
"101000611_0": "落涙",
|
||||
"101000611_1": "「現場に急行するッ!\\n 何としてもネフシュタンの鎧を確保するんだッ!」",
|
||||
"101000611_2": "「ええ、行きましょう。\\n ……急がないと、翼ちゃんが『唄う』かも知れないわ」",
|
||||
"101000611_3": "「唄うって……まさか絶唱をッ!?」",
|
||||
"101000611_4": "「あの鎧は2年前のあの日に奪われた物だ。\\n それを前にして、翼が冷静でいられるとは思えない……」",
|
||||
"101000611_5": "「絶唱……装者への負荷を厭わず、シンフォギアの力を\\n 限界以上に引きだす諸刃の剣……」",
|
||||
"101000611_6": "「絶唱を口にすれば無事には済まない。\\n 翼、早まってくれるなよ……」",
|
||||
"101000611_7": "「ネフシュタンの……鎧……ッ!?」",
|
||||
"101000611_8": "「へえ……あんた、この鎧の出自を知ってんだ?」",
|
||||
"101000611_9": "「2年前……わたしの不始末で奪われたものを忘れるものか。\\n 何より、わたしの不手際で奪われた命を忘れるものかッ!」",
|
||||
"101000611_10": "(奏を失った事件の原因と、奏の遺したシンフォギア……\\n 時を経て、再び揃って現れるというめぐり合わせ……)",
|
||||
"101000611_11": "「――だがこの残酷は……わたしにとって心地良いッ!」",
|
||||
"101000611_12": "「やめてください、翼さんッ! 相手は人ですッ! 同じ人間ですッ!」",
|
||||
"101000611_13": "<size=40>「戦場で何をバカな事をッ!」</size>",
|
||||
"101000611_14": "「むしろ、あなたと気が合いそうね」",
|
||||
"101000611_15": "「だったら仲良くじゃれあうかい?」",
|
||||
"101000611_16": "「ああ……参るッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000611_0": "落涙",
|
||||
"101000611_1": "「現場に急行するッ!\\n 何としてもネフシュタンの鎧を確保するんだッ!」",
|
||||
"101000611_2": "「ええ、行きましょう。\\n ……急がないと、翼ちゃんが『唄う』かも知れないわ」",
|
||||
"101000611_3": "「唄うって……まさか絶唱をッ!?」",
|
||||
"101000611_4": "「あの鎧は2年前のあの日に奪われた物だ。\\n それを前にして、翼が冷静でいられるとは思えない……」",
|
||||
"101000611_5": "「絶唱……装者への負荷を厭わず、シンフォギアの力を\\n 限界以上に引きだす諸刃の剣……」",
|
||||
"101000611_6": "「絶唱を口にすれば無事には済まない。\\n 翼、早まってくれるなよ……」",
|
||||
"101000611_7": "「ネフシュタンの……鎧……ッ!?」",
|
||||
"101000611_8": "「へえ……あんた、この鎧の出自を知ってんだ?」",
|
||||
"101000611_9": "「2年前……わたしの不始末で奪われたものを忘れるものか。\\n 何より、わたしの不手際で奪われた命を忘れるものかッ!」",
|
||||
"101000611_10": "(奏を失った事件の原因と、奏の遺したシンフォギア……\\n 時を経て、再び揃って現れるというめぐり合わせ……)",
|
||||
"101000611_11": "「――だがこの残酷は……わたしにとって心地良いッ!」",
|
||||
"101000611_12": "「やめてください、翼さんッ! 相手は人ですッ! 同じ人間ですッ!」",
|
||||
"101000611_13": "<size=40>「戦場で何をバカな事をッ!」</size>",
|
||||
"101000611_14": "「むしろ、あなたと気が合いそうね」",
|
||||
"101000611_15": "「だったら仲良くじゃれあうかい?」",
|
||||
"101000611_16": "「ああ……参るッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,17 +1,17 @@
|
|||
{
|
||||
"101000612_0": "「はあああッ!」",
|
||||
"101000612_1": "「ふ――ッ!」",
|
||||
"101000612_2": "(弾かれたッ!? だからとて――ッ!\\n わたしの剣が折られたわけではないッ!)",
|
||||
"101000612_3": "「まだだ――ッ!」",
|
||||
"101000612_4": "「ふふん……?」",
|
||||
"101000612_5": "(なッ……剣が止められ――ッ!?)",
|
||||
"101000612_6": "「はああああッ!」",
|
||||
"101000612_7": "「がッ……」",
|
||||
"101000612_8": "(これが……完全聖遺物のポテンシャル……ッ!?)",
|
||||
"101000612_9": "「ネフシュタンの力だなんて思わないでくれよな。\\n あたしのてっぺんは、まだまだこんなもんじゃねーぞ?」",
|
||||
"101000612_10": "「翼さんッ!」",
|
||||
"101000612_11": "(何とかしなきゃ……奏さんの代わりに……\\n わたしが翼さんをッ!)",
|
||||
"101000612_12": "「お呼びではないんだよ。こいつらでも相手にしてな」",
|
||||
"101000612_13": "「え……ノイズが、操られてる――。どうしてッ!?」",
|
||||
"101000612_14": "「それがこの『ソロモンの杖』の力なんだよ。\\n 雑魚は雑魚らしく、ノイズとでも戯れてなッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000612_0": "「はあああッ!」",
|
||||
"101000612_1": "「ふ――ッ!」",
|
||||
"101000612_2": "(弾かれたッ!? だからとて――ッ!\\n わたしの剣が折られたわけではないッ!)",
|
||||
"101000612_3": "「まだだ――ッ!」",
|
||||
"101000612_4": "「ふふん……?」",
|
||||
"101000612_5": "(なッ……剣が止められ――ッ!?)",
|
||||
"101000612_6": "「はああああッ!」",
|
||||
"101000612_7": "「がッ……」",
|
||||
"101000612_8": "(これが……完全聖遺物のポテンシャル……ッ!?)",
|
||||
"101000612_9": "「ネフシュタンの力だなんて思わないでくれよな。\\n あたしのてっぺんは、まだまだこんなもんじゃねーぞ?」",
|
||||
"101000612_10": "「翼さんッ!」",
|
||||
"101000612_11": "(何とかしなきゃ……奏さんの代わりに……\\n わたしが翼さんをッ!)",
|
||||
"101000612_12": "「お呼びではないんだよ。こいつらでも相手にしてな」",
|
||||
"101000612_13": "「え……ノイズが、操られてる――。どうしてッ!?」",
|
||||
"101000612_14": "「それがこの『ソロモンの杖』の力なんだよ。\\n 雑魚は雑魚らしく、ノイズとでも戯れてなッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,16 +1,16 @@
|
|||
{
|
||||
"101000622_0": "「ご苦労さん。ほらほら、まだまだ後がつかえてるぞ」",
|
||||
"101000622_1": "「そんな……またノイズが……うわッ!?」",
|
||||
"101000622_2": "「何これ……動けない……うそッ!?」",
|
||||
"101000622_3": "「はあああ――ッ!」",
|
||||
"101000622_4": "「――ッ!?」",
|
||||
"101000622_5": "「その子にかまけて、わたしを忘れたかッ!」",
|
||||
"101000622_6": "「ぐ――ッ!? このッ!? お高くとまるなッ!」",
|
||||
"101000622_7": "「なッ――ぐううううッ!」",
|
||||
"101000622_8": "「のぼせ上がるな人気者。\\n 誰も彼もが構ってくれるなどと思うんじゃねえッ!」",
|
||||
"101000622_9": "「この場の主役と勘違いしているなら教えてやる。\\n 狙いはハナッから、そいつをかっさらう事だ」",
|
||||
"101000622_10": "「え……わたし?」",
|
||||
"101000622_11": "「鎧も仲間も、アンタにゃすぎてんじゃないのか?」",
|
||||
"101000622_12": "(だからどうした……。繰り返すものかと、わたしは誓ったッ!)",
|
||||
"101000622_13": "「くッ……こいつ、無駄なあがきをッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000622_0": "「ご苦労さん。ほらほら、まだまだ後がつかえてるぞ」",
|
||||
"101000622_1": "「そんな……またノイズが……うわッ!?」",
|
||||
"101000622_2": "「何これ……動けない……うそッ!?」",
|
||||
"101000622_3": "「はあああ――ッ!」",
|
||||
"101000622_4": "「――ッ!?」",
|
||||
"101000622_5": "「その子にかまけて、わたしを忘れたかッ!」",
|
||||
"101000622_6": "「ぐ――ッ!? このッ!? お高くとまるなッ!」",
|
||||
"101000622_7": "「なッ――ぐううううッ!」",
|
||||
"101000622_8": "「のぼせ上がるな人気者。\\n 誰も彼もが構ってくれるなどと思うんじゃねえッ!」",
|
||||
"101000622_9": "「この場の主役と勘違いしているなら教えてやる。\\n 狙いはハナッから、そいつをかっさらう事だ」",
|
||||
"101000622_10": "「え……わたし?」",
|
||||
"101000622_11": "「鎧も仲間も、アンタにゃすぎてんじゃないのか?」",
|
||||
"101000622_12": "(だからどうした……。繰り返すものかと、わたしは誓ったッ!)",
|
||||
"101000622_13": "「くッ……こいつ、無駄なあがきをッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,33 +1,33 @@
|
|||
{
|
||||
"101000632_0": "「鎧に振り回されているわけではない……この強さは本物ッ!?」",
|
||||
"101000632_1": "「ここでふんわり考え事たァ、度し難ぇッ!」",
|
||||
"101000632_2": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> ノイズをッ!?」",
|
||||
"101000632_3": "「翼さんッ!?」",
|
||||
"101000632_4": "「この程度の事で――ッ!?」",
|
||||
"101000632_5": "「隙だらけなんだよッ!」",
|
||||
"101000632_6": "「ぐッ……はあ――ッ!」",
|
||||
"101000632_7": "「ちょせぇッ! そんなの食らうかッ!」",
|
||||
"101000632_8": "「それじゃこっちの番だ。たあああ――ッ!」",
|
||||
"101000632_9": "「――ぐあッ!?」",
|
||||
"101000632_10": "「翼さんッ!」",
|
||||
"101000632_11": "「ふん、まるで出来損ない……」",
|
||||
"101000632_12": "「確かに、わたしは出来損ないだ……」",
|
||||
"101000632_13": "「この身を一振りの剣として鍛えてきたはずなのに、\\n あの日、無様に生き残ってしまった……」",
|
||||
"101000632_14": "「出来損ないの剣として、恥を晒してきた……」",
|
||||
"101000632_15": "「だが、それも今日までの事。奪われたネフシュタンを\\n 取り戻すことで、この身の汚名を雪がせてもらうッ!」",
|
||||
"101000632_16": "「そうかい。脱がせるものなら脱がして――ッ!<speed=1>?</speed>\\n なッ、動けない……ッ!?」",
|
||||
"101000632_17": "「月が出ているうちに、決着を付けましょう……」",
|
||||
"101000632_18": "「……まさか、唄うのかッ!? 『絶唱』をッ!?」",
|
||||
"101000632_19": "「翼さんッ!」",
|
||||
"101000632_20": "「防人の生き様……覚悟を見せてあげるッ<speed=0.5>!</speed>\\n あなたの胸に、焼き付けなさいッ!」",
|
||||
"101000632_21": "「やらせるかよ……好きに……勝手にッ!」",
|
||||
"101000632_22": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"101000632_23": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl――」",
|
||||
"101000632_24": "<size=40>「う、うわあああああ――ッ!?」</size>",
|
||||
"101000632_25": "(ぐ――ッ、くそ……ネフシュタンの浸食が……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n この借りは……必ず返すッ!)",
|
||||
"101000632_26": "「つ、翼さんッ!」",
|
||||
"101000632_27": "「無事かッ! 翼ッ!」",
|
||||
"101000632_28": "「わたしとて、人類守護の務めを果たす防人……」",
|
||||
"101000632_29": "「こんなところで、折れる剣じゃありません……」",
|
||||
"101000632_30": "「翼さん――ッ!?」"
|
||||
{
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||||
"101000632_0": "「鎧に振り回されているわけではない……この強さは本物ッ!?」",
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||||
"101000632_1": "「ここでふんわり考え事たァ、度し難ぇッ!」",
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||||
"101000632_2": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> ノイズをッ!?」",
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||||
"101000632_3": "「翼さんッ!?」",
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"101000632_4": "「この程度の事で――ッ!?」",
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"101000632_5": "「隙だらけなんだよッ!」",
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"101000632_6": "「ぐッ……はあ――ッ!」",
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"101000632_7": "「ちょせぇッ! そんなの食らうかッ!」",
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"101000632_8": "「それじゃこっちの番だ。たあああ――ッ!」",
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"101000632_9": "「――ぐあッ!?」",
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"101000632_10": "「翼さんッ!」",
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"101000632_11": "「ふん、まるで出来損ない……」",
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"101000632_12": "「確かに、わたしは出来損ないだ……」",
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"101000632_13": "「この身を一振りの剣として鍛えてきたはずなのに、\\n あの日、無様に生き残ってしまった……」",
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"101000632_14": "「出来損ないの剣として、恥を晒してきた……」",
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"101000632_15": "「だが、それも今日までの事。奪われたネフシュタンを\\n 取り戻すことで、この身の汚名を雪がせてもらうッ!」",
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"101000632_16": "「そうかい。脱がせるものなら脱がして――ッ!<speed=1>?</speed>\\n なッ、動けない……ッ!?」",
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"101000632_17": "「月が出ているうちに、決着を付けましょう……」",
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"101000632_18": "「……まさか、唄うのかッ!? 『絶唱』をッ!?」",
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||||
"101000632_19": "「翼さんッ!」",
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"101000632_20": "「防人の生き様……覚悟を見せてあげるッ<speed=0.5>!</speed>\\n あなたの胸に、焼き付けなさいッ!」",
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||||
"101000632_21": "「やらせるかよ……好きに……勝手にッ!」",
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||||
"101000632_22": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
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"101000632_23": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl――」",
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"101000632_24": "<size=40>「う、うわあああああ――ッ!?」</size>",
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"101000632_25": "(ぐ――ッ、くそ……ネフシュタンの浸食が……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n この借りは……必ず返すッ!)",
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"101000632_26": "「つ、翼さんッ!」",
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"101000632_27": "「無事かッ! 翼ッ!」",
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||||
"101000632_28": "「わたしとて、人類守護の務めを果たす防人……」",
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"101000632_29": "「こんなところで、折れる剣じゃありません……」",
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"101000632_30": "「翼さん――ッ!?」"
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}
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|
@ -1,62 +1,62 @@
|
|||
{
|
||||
"101000711_0": "なお昏き深淵の底から",
|
||||
"101000711_1": "「……あなたが気にやむ必要はありませんよ。命に別状はありま\\n せんでしたし、絶唱は翼さんが自ら望み、唄ったのですから」",
|
||||
"101000711_2": "「でも……」",
|
||||
"101000711_3": "「……ご存知とは思いますが、以前の翼さんは\\n アーティストユニットを組んでいました」",
|
||||
"101000711_4": "「ツヴァイウィング、ですよね……」",
|
||||
"101000711_5": "「その時のパートナーが天羽奏さん。今はあなたの胸に残る、\\n ガングニールのシンフォギア装者でした」",
|
||||
"101000711_6": "「2年前のあの日、奏さんはノイズに襲撃されたライブの被害を\\n 最小限に抑えるために、絶唱を解き放ったんです……」",
|
||||
"101000711_7": "「絶唱……翼さんも言っていた……」",
|
||||
"101000711_8": "「絶唱は装者への負荷を厭わず、シンフォギアの力を限界以上に\\n 解き放つ術です」",
|
||||
"101000711_9": "「ノイズの大群を一気に殲滅せしめましたが、\\n 同時に奏さんの命を燃やし尽くしました……」",
|
||||
"101000711_10": "「……奏さんが居なくなり、1人になった翼さんはその穴を\\n 埋めるべく、自分を殺し、一振りの剣として生きてきました」",
|
||||
"101000711_11": "「そして今日、翼さんはその使命を全うすべく、\\n 死ぬことすら覚悟して、絶唱を唄いました……」",
|
||||
"101000711_12": "「防人の生き様……覚悟を見せてあげるッ<speed=1>!</speed>\\n あなたの胸に、焼き付けなさいッ!」",
|
||||
"101000711_13": "「覚悟……」",
|
||||
"101000711_14": "「……不器用ですよね。同じ世代の女の子が知ってしかるべき\\n 恋愛も遊びも覚えず、ただ剣として戦ってきたんです」",
|
||||
"101000711_15": "「でもそれが、風鳴翼の生き方なんです」",
|
||||
"101000711_16": "「そんなの、酷すぎます……」",
|
||||
"101000711_17": "「そしてわたしは翼さんの事を何も知らずに、\\n 一緒に戦いたいなんて、奏さんの代わりになるだなんて……」",
|
||||
"101000711_18": "「僕も、あなたに奏さんの代わりになってほしいなんて思って\\n いません、誰もそんな事は望んでいません」",
|
||||
"101000711_19": "「……響さん、僕からのお願いを聞いてもらえますか?」",
|
||||
"101000711_20": "「……え?」",
|
||||
"101000711_21": "「翼さんの事を、嫌いにならないで下さい。\\n 翼さんを、世界にひとりぼっちになんてさせないで下さい」",
|
||||
"101000711_22": "「はい……」",
|
||||
"101000711_23": "「……気になるのは、ネフシュタンの鎧をまとった少女の狙いが、\\n 響くんだということだ」",
|
||||
"101000711_24": "「それが何を意味しているのかはまったく不明……」",
|
||||
"101000711_25": "「いいや。個人を特定しているならば、\\n 我々二課の存在も知っているだろうな」",
|
||||
"101000711_26": "「内通者、ですか……」",
|
||||
"101000711_27": "「なんでこんな事に……」",
|
||||
"101000711_28": "「わたしのせいです……。わたしが、悪いんです……」",
|
||||
"101000711_29": "「……響くんのせいじゃない」",
|
||||
"101000711_30": "「シンフォギアなんて強い力を持ったのに、\\n わたしがいつまでも未熟だから……」",
|
||||
"101000711_31": "「翼さんだって、ずっとずっと泣きながらも、\\n それを押し殺して戦っていたのに……」",
|
||||
"101000711_32": "「響くん……」",
|
||||
"101000711_33": "「……わたしだって守りたいものがあるんですッ!\\n だから――ッ!」",
|
||||
"101000711_34": "(――だから、わたしはどうすればいいんだろう)",
|
||||
"101000711_35": "「響?」",
|
||||
"101000711_36": "「未来……」",
|
||||
"101000711_37": "「最近、1人でいる事が多いんじゃない?」",
|
||||
"101000711_38": "「そ、そうかな? そうでもないよ? わたし、1人じゃ\\n なんにもできないし、この学校だって未来が進学するから――」",
|
||||
"101000711_39": "「……響、無理してるんじゃないの?」",
|
||||
"101000711_40": "「……うん、やっぱり未来にはわかっちゃうよね。\\n でもごめん……もう少し1人で考えさせて」",
|
||||
"101000711_41": "「……あのね、響。どんなに悩んで考えて、出した答えで\\n 一歩前進したとしても、響は響のままでいてね」",
|
||||
"101000711_42": "「わたしのまま……?」",
|
||||
"101000711_43": "「変わってしまうんじゃなく響のまま成長するんだったら、わた\\n しも応援する。だって響の代わりはどこにもいないんだもの」",
|
||||
"101000711_44": "「……ありがとう、未来。\\n わたしは、わたしのまま歩いていけそうな気がする」",
|
||||
"101000711_45": "(わたしは、わたしのまま強くなりたい。\\n ううん、強くなるんだ……ッ!)",
|
||||
"101000711_46": "「あのね、響。1つだけ謝らせて?」",
|
||||
"101000711_47": "「……え? 何のこと?」",
|
||||
"101000711_48": "「これ、流れ星の動画。この前一緒に見られなかったから、撮って\\n たんだ。すぐに言えなくて、隠し事みたいになっちゃって……」",
|
||||
"101000711_49": "「そ、そんなッ! 約束を守れなかったわたしが悪いんだし、\\n 未来が謝る事なんてないよッ!」",
|
||||
"101000711_50": "「ううん。わたし、響には隠し事とかしたくなかったから……。\\n ちょっと心苦しかったの」",
|
||||
"101000711_51": "「隠し事……」",
|
||||
"101000711_52": "「わたし、響には二度と隠し事とかしたくないな」",
|
||||
"101000711_53": "「わたしだって、未来に隠し事なんて――」",
|
||||
"101000711_54": "(――してる。\\n でも、シンフォギアの事を話したら未来まで危険に――)",
|
||||
"101000711_55": "「しない<speed=0.5>、</speed>よ……」",
|
||||
"101000711_56": "「うん、ありがとう、響」",
|
||||
"101000711_57": "<size=40>「たのも――ッ!」</size>",
|
||||
"101000711_58": "「な、何だいきなりッ!?」",
|
||||
"101000711_59": "「わたしに、戦い方を教えてくださいッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000711_0": "なお昏き深淵の底から",
|
||||
"101000711_1": "「……あなたが気にやむ必要はありませんよ。命に別状はありま\\n せんでしたし、絶唱は翼さんが自ら望み、唄ったのですから」",
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||||
"101000711_2": "「でも……」",
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||||
"101000711_3": "「……ご存知とは思いますが、以前の翼さんは\\n アーティストユニットを組んでいました」",
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"101000711_4": "「ツヴァイウィング、ですよね……」",
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"101000711_5": "「その時のパートナーが天羽奏さん。今はあなたの胸に残る、\\n ガングニールのシンフォギア装者でした」",
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"101000711_6": "「2年前のあの日、奏さんはノイズに襲撃されたライブの被害を\\n 最小限に抑えるために、絶唱を解き放ったんです……」",
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"101000711_7": "「絶唱……翼さんも言っていた……」",
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||||
"101000711_8": "「絶唱は装者への負荷を厭わず、シンフォギアの力を限界以上に\\n 解き放つ術です」",
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||||
"101000711_9": "「ノイズの大群を一気に殲滅せしめましたが、\\n 同時に奏さんの命を燃やし尽くしました……」",
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"101000711_10": "「……奏さんが居なくなり、1人になった翼さんはその穴を\\n 埋めるべく、自分を殺し、一振りの剣として生きてきました」",
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"101000711_11": "「そして今日、翼さんはその使命を全うすべく、\\n 死ぬことすら覚悟して、絶唱を唄いました……」",
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"101000711_12": "「防人の生き様……覚悟を見せてあげるッ<speed=1>!</speed>\\n あなたの胸に、焼き付けなさいッ!」",
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"101000711_13": "「覚悟……」",
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"101000711_14": "「……不器用ですよね。同じ世代の女の子が知ってしかるべき\\n 恋愛も遊びも覚えず、ただ剣として戦ってきたんです」",
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"101000711_15": "「でもそれが、風鳴翼の生き方なんです」",
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"101000711_16": "「そんなの、酷すぎます……」",
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"101000711_17": "「そしてわたしは翼さんの事を何も知らずに、\\n 一緒に戦いたいなんて、奏さんの代わりになるだなんて……」",
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"101000711_18": "「僕も、あなたに奏さんの代わりになってほしいなんて思って\\n いません、誰もそんな事は望んでいません」",
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"101000711_19": "「……響さん、僕からのお願いを聞いてもらえますか?」",
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"101000711_20": "「……え?」",
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"101000711_21": "「翼さんの事を、嫌いにならないで下さい。\\n 翼さんを、世界にひとりぼっちになんてさせないで下さい」",
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"101000711_22": "「はい……」",
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"101000711_23": "「……気になるのは、ネフシュタンの鎧をまとった少女の狙いが、\\n 響くんだということだ」",
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"101000711_24": "「それが何を意味しているのかはまったく不明……」",
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"101000711_25": "「いいや。個人を特定しているならば、\\n 我々二課の存在も知っているだろうな」",
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"101000711_26": "「内通者、ですか……」",
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"101000711_27": "「なんでこんな事に……」",
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"101000711_28": "「わたしのせいです……。わたしが、悪いんです……」",
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"101000711_29": "「……響くんのせいじゃない」",
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"101000711_30": "「シンフォギアなんて強い力を持ったのに、\\n わたしがいつまでも未熟だから……」",
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"101000711_31": "「翼さんだって、ずっとずっと泣きながらも、\\n それを押し殺して戦っていたのに……」",
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"101000711_32": "「響くん……」",
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"101000711_33": "「……わたしだって守りたいものがあるんですッ!\\n だから――ッ!」",
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"101000711_34": "(――だから、わたしはどうすればいいんだろう)",
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"101000711_35": "「響?」",
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"101000711_36": "「未来……」",
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"101000711_37": "「最近、1人でいる事が多いんじゃない?」",
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"101000711_38": "「そ、そうかな? そうでもないよ? わたし、1人じゃ\\n なんにもできないし、この学校だって未来が進学するから――」",
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"101000711_39": "「……響、無理してるんじゃないの?」",
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"101000711_40": "「……うん、やっぱり未来にはわかっちゃうよね。\\n でもごめん……もう少し1人で考えさせて」",
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"101000711_41": "「……あのね、響。どんなに悩んで考えて、出した答えで\\n 一歩前進したとしても、響は響のままでいてね」",
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"101000711_42": "「わたしのまま……?」",
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"101000711_43": "「変わってしまうんじゃなく響のまま成長するんだったら、わた\\n しも応援する。だって響の代わりはどこにもいないんだもの」",
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"101000711_44": "「……ありがとう、未来。\\n わたしは、わたしのまま歩いていけそうな気がする」",
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"101000711_45": "(わたしは、わたしのまま強くなりたい。\\n ううん、強くなるんだ……ッ!)",
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"101000711_46": "「あのね、響。1つだけ謝らせて?」",
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"101000711_47": "「……え? 何のこと?」",
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"101000711_48": "「これ、流れ星の動画。この前一緒に見られなかったから、撮って\\n たんだ。すぐに言えなくて、隠し事みたいになっちゃって……」",
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"101000711_49": "「そ、そんなッ! 約束を守れなかったわたしが悪いんだし、\\n 未来が謝る事なんてないよッ!」",
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"101000711_50": "「ううん。わたし、響には隠し事とかしたくなかったから……。\\n ちょっと心苦しかったの」",
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"101000711_51": "「隠し事……」",
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"101000711_52": "「わたし、響には二度と隠し事とかしたくないな」",
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"101000711_53": "「わたしだって、未来に隠し事なんて――」",
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"101000711_54": "(――してる。\\n でも、シンフォギアの事を話したら未来まで危険に――)",
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"101000711_55": "「しない<speed=0.5>、</speed>よ……」",
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"101000711_56": "「うん、ありがとう、響」",
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"101000711_57": "<size=40>「たのも――ッ!」</size>",
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@ -1,8 +1,8 @@
|
|||
{
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||||
"101000712_0": "「どうだった、響くん。二課の誇るシミュレータは」",
|
||||
"101000712_1": "「すごかったですッ<speed=0.5>!</speed>\\n まるで本物のノイズが前に居るみたいで――」",
|
||||
"101000712_2": "「それはこの櫻井了子の特製だもの~」",
|
||||
"101000712_3": "「さあ、特訓を続けるぞッ!\\n 次のアクション映画も準備は出来ているッ!」",
|
||||
"101000712_4": "「はい、師匠ッ!」",
|
||||
"101000712_5": "「……それにしても、映画が教材ってどうなのかしらね」"
|
||||
{
|
||||
"101000712_0": "「どうだった、響くん。二課の誇るシミュレータは」",
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"101000712_1": "「すごかったですッ<speed=0.5>!</speed>\\n まるで本物のノイズが前に居るみたいで――」",
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"101000712_2": "「それはこの櫻井了子の特製だもの~」",
|
||||
"101000712_3": "「さあ、特訓を続けるぞッ!\\n 次のアクション映画も準備は出来ているッ!」",
|
||||
"101000712_4": "「はい、師匠ッ!」",
|
||||
"101000712_5": "「……それにしても、映画が教材ってどうなのかしらね」"
|
||||
}
|
|
@ -1,49 +1,49 @@
|
|||
{
|
||||
"101000722_0": "「いいぞッ<speed=0.5>!</speed> 飯食って映画見て寝る<speed=0.5>……</speed>それが男の鍛錬だッ!」",
|
||||
"101000722_1": "「わたし、女です、師匠ッ<speed=0.5>!</speed>\\n あとシミュレータも使ってますッ!」",
|
||||
"101000722_2": "「細かい事を気にするなッ! よし、次はランニングと\\n サンドバッグ打ちだッ! ついてこいッ!」",
|
||||
"101000722_3": "「わかりました、師匠ッ!」",
|
||||
"101000722_4": "「ふふッ、なかなか面白い師弟コンビね~。あの2人」",
|
||||
"101000722_5": "「はッ! ふッ!」",
|
||||
"101000722_6": "「そうじゃないッ!\\n 稲妻を喰らい、雷を握りつぶす様に打つべしッ!」",
|
||||
"101000722_7": "「言ってる事、全然わかりませんッ! でも、やってみますッ!」",
|
||||
"101000722_8": "「…………。――はあッ!」",
|
||||
"101000722_9": "「わぁ……やりましたッ!」",
|
||||
"101000722_10": "「こちらも、スイッチを入れるとするか……続けるぞッ!」",
|
||||
"101000722_11": "「……」",
|
||||
"101000722_12": "「……どうした、翼?」",
|
||||
"101000722_13": "「……え、ここは――」",
|
||||
"101000722_14": "「おいおい、どうしたんだよ。こんな真昼間から寝てたのか?\\n それとも、あたしとの訓練はそんなに退屈か?」",
|
||||
"101000722_15": "「そ、そんなわけないッ! 奏との時間が退屈だなんてッ!\\n さ、さあ、続きをしよう、奏ッ!」",
|
||||
"101000722_16": "「いーや、そろそろ休憩だ。翼はもう少し力を抜かないとな」",
|
||||
"101000722_17": "「で、でも……」",
|
||||
"101000722_18": "「翼は真面目すぎるんだよ。あんまり真面目すぎると、\\n いつかポッキリ行っちゃうぞ?」",
|
||||
"101000722_19": "「奏はわたしに意地悪だ……」",
|
||||
"101000722_20": "「翼にだけはちょっとイジワルかもな。いいじゃないか?\\n それとも、あたしが嫌いになったかい?」",
|
||||
"101000722_21": "「……そんな事、ないけど……もう……」",
|
||||
"101000722_22": "(そうだ――わたしは奏と、こんな風に過ごして――)",
|
||||
"101000722_23": "「はああああ――ッ! もらったッ!」",
|
||||
"101000722_24": "「すごい、さすが奏ッ!」",
|
||||
"101000722_25": "「ああ、任せとけってッ! さあ、残りも片付けるぞッ!」",
|
||||
"101000722_26": "「うんッ!」",
|
||||
"101000722_27": "(そう、この頃のわたしは、奏の背中を追いかけてばかりで――)",
|
||||
"101000722_28": "「……おい、大丈夫か」",
|
||||
"101000722_29": "「……ありがとう。瓦礫に埋まっても歌が聞こえていた。\\n だから、頑張れた……」",
|
||||
"101000722_30": "「あ、ああ……」",
|
||||
"101000722_31": "(あたしの歌が……誰かの力に……)",
|
||||
"101000722_32": "「奏?」",
|
||||
"101000722_33": "「……いや、何でもないよ」",
|
||||
"101000722_34": "「なあ、翼……。\\n 誰かに歌を聞いてもらうのは、存外気持ちのいいものだな」",
|
||||
"101000722_35": "「……どうしたの、唐突に?」",
|
||||
"101000722_36": "「別に。……ただ、この先もずっと、翼と一緒に唄っていきたい\\n と思ってね」",
|
||||
"101000722_37": "「……うん」",
|
||||
"101000722_38": "(そうして、わたしたちはツヴァイウィングとなって――)",
|
||||
"101000722_39": "「あたしとあんた、両翼揃ったツヴァイウィングはどこまでも\\n 遠くへ飛んで行けるッ!」",
|
||||
"101000722_40": "「どんなものでも越えて見せるッ!」",
|
||||
"101000722_41": "(――あの日、わたしは片翼となった)",
|
||||
"101000722_42": "(1人じゃ、飛べないよ……。苦しいよ……奏……)",
|
||||
"101000722_43": "「……翼」",
|
||||
"101000722_44": "(違う……それじゃダメなんだ。\\n わたしは、奏の遺志を、奏の為に1人でも――ッ!)",
|
||||
"101000722_45": "「片翼だけでも飛んでみせる……どこまででも飛んでみせるッ!\\n だから――ッ!」",
|
||||
"101000722_46": "「だから笑ってよ……奏ッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000722_0": "「いいぞッ<speed=0.5>!</speed> 飯食って映画見て寝る<speed=0.5>……</speed>それが男の鍛錬だッ!」",
|
||||
"101000722_1": "「わたし、女です、師匠ッ<speed=0.5>!</speed>\\n あとシミュレータも使ってますッ!」",
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||||
"101000722_2": "「細かい事を気にするなッ! よし、次はランニングと\\n サンドバッグ打ちだッ! ついてこいッ!」",
|
||||
"101000722_3": "「わかりました、師匠ッ!」",
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||||
"101000722_4": "「ふふッ、なかなか面白い師弟コンビね~。あの2人」",
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"101000722_5": "「はッ! ふッ!」",
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"101000722_6": "「そうじゃないッ!\\n 稲妻を喰らい、雷を握りつぶす様に打つべしッ!」",
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"101000722_7": "「言ってる事、全然わかりませんッ! でも、やってみますッ!」",
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"101000722_8": "「…………。――はあッ!」",
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"101000722_9": "「わぁ……やりましたッ!」",
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"101000722_10": "「こちらも、スイッチを入れるとするか……続けるぞッ!」",
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"101000722_11": "「……」",
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"101000722_12": "「……どうした、翼?」",
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"101000722_13": "「……え、ここは――」",
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"101000722_14": "「おいおい、どうしたんだよ。こんな真昼間から寝てたのか?\\n それとも、あたしとの訓練はそんなに退屈か?」",
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"101000722_15": "「そ、そんなわけないッ! 奏との時間が退屈だなんてッ!\\n さ、さあ、続きをしよう、奏ッ!」",
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"101000722_16": "「いーや、そろそろ休憩だ。翼はもう少し力を抜かないとな」",
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||||
"101000722_17": "「で、でも……」",
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"101000722_18": "「翼は真面目すぎるんだよ。あんまり真面目すぎると、\\n いつかポッキリ行っちゃうぞ?」",
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"101000722_19": "「奏はわたしに意地悪だ……」",
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"101000722_20": "「翼にだけはちょっとイジワルかもな。いいじゃないか?\\n それとも、あたしが嫌いになったかい?」",
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"101000722_21": "「……そんな事、ないけど……もう……」",
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"101000722_22": "(そうだ――わたしは奏と、こんな風に過ごして――)",
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||||
"101000722_23": "「はああああ――ッ! もらったッ!」",
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"101000722_24": "「すごい、さすが奏ッ!」",
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"101000722_32": "「奏?」",
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"101000722_33": "「……いや、何でもないよ」",
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"101000722_34": "「なあ、翼……。\\n 誰かに歌を聞いてもらうのは、存外気持ちのいいものだな」",
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"101000722_36": "「別に。……ただ、この先もずっと、翼と一緒に唄っていきたい\\n と思ってね」",
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"101000722_37": "「……うん」",
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||||
"101000722_38": "(そうして、わたしたちはツヴァイウィングとなって――)",
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"101000722_39": "「あたしとあんた、両翼揃ったツヴァイウィングはどこまでも\\n 遠くへ飛んで行けるッ!」",
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"101000722_40": "「どんなものでも越えて見せるッ!」",
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"101000722_41": "(――あの日、わたしは片翼となった)",
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"101000722_42": "(1人じゃ、飛べないよ……。苦しいよ……奏……)",
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||||
"101000722_43": "「……翼」",
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"101000722_44": "(違う……それじゃダメなんだ。\\n わたしは、奏の遺志を、奏の為に1人でも――ッ!)",
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"101000722_45": "「片翼だけでも飛んでみせる……どこまででも飛んでみせるッ!\\n だから――ッ!」",
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"101000722_46": "「だから笑ってよ……奏ッ!」"
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||||
}
|
|
@ -1,95 +1,95 @@
|
|||
{
|
||||
"101000811_0": "デュランダル起動",
|
||||
"101000811_1": "「はあ~……自分でやると決めたくせに申し訳ないんですけど、\\n 朝から1日中トレーニングなんてハードすぎますぅ~」",
|
||||
"101000811_2": "「頼んだぞ、明日のチャンピオンッ!」",
|
||||
"101000811_3": "「はい、ごくろうさま。スポーツドリンクよ」",
|
||||
"101000811_4": "「わは~、すみませんッ<speed=0.5>!</speed> んぐんぐんぐッ<speed=0.5>……</speed>ぷはーッ!\\n ……あれ? そういえば了子さんは……?」",
|
||||
"101000811_5": "「政府のお偉いさんに呼び出されてな。本部の安全性、\\n 及び防衛システムについて説明義務を果たしにいっている」",
|
||||
"101000811_6": "「もうすぐ戻ると思うが――」",
|
||||
"101000811_7": "「し、司令――ッ! 緊急通信ですッ!」",
|
||||
"101000811_8": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> どうしたッ!?」",
|
||||
"101000811_9": "「た~いへん長らくお待たせしました~。\\n なによ? そんなに寂しくさせちゃった?」",
|
||||
"101000811_10": "「了子さんッ! よかった、無事だったんですねッ!」",
|
||||
"101000811_11": "「……広木防衛大臣が殺害された。\\n 永田町からの移動中に襲撃されたらしい」",
|
||||
"101000811_12": "「ちょうど私が報告した後だったのね~。\\n 一体、誰の仕業なのかしら?」",
|
||||
"101000811_13": "「複数の革命グループから犯行声明が出されているが\\n 詳しいことは把握できていない。目下全力で捜査中だ」",
|
||||
"101000811_14": "「了子さんのこと、みんな心配してたんですッ!」",
|
||||
"101000811_15": "「心配してくれてありがとう。\\n そして、政府から受領した機密資料も無事よ」",
|
||||
"101000811_16": "「……任務遂行こそ、広木防衛大臣の弔いだわ」",
|
||||
"101000811_17": "「……よし、緊急ブリーフィングを始めるッ!」",
|
||||
"101000811_18": "「それでは了子くん、皆に説明を頼む」",
|
||||
"101000811_19": "「私立リディアン音楽院高等科。つまり、特異災害対策機動部二課、\\n 本部を中心に頻発しているノイズ発生の事例から――」",
|
||||
"101000811_20": "「その狙いは、本部最奥区画アビスに厳重保管されているサクリ\\n ストD、デュランダルの強奪目的と政府は結論づけました」",
|
||||
"101000811_21": "「デュランダル……」",
|
||||
"101000811_22": "「EU連合が経済破綻した時、不良債権の一部を日本政府が\\n 肩代わりしたの」",
|
||||
"101000811_23": "「それを交換条件として、日本政府が管理、保管することになった\\n 数少ない完全聖遺物のひとつ」",
|
||||
"101000811_24": "「ああ、そして今回の任務だが、このデュランダルを安全な場所へ\\n 移送せよ、との政府決定だ」",
|
||||
"101000811_25": "「移送するったって、どこにですか?\\n アビス以上の防衛システムなんて……」",
|
||||
"101000811_26": "「永田町最深部の特別電算室。通称『記憶の遺跡』。\\n そこならば……ということだ」",
|
||||
"101000811_27": "「……防衛システムはともかく、シンフォギア装者の戦力を\\n 考えると、それでもここ以上に安全とは思えませんが――」",
|
||||
"101000811_28": "「どのみち、俺たちが木っ端役人である以上、\\n お上の意向には逆らえないさ……」",
|
||||
"101000811_29": "「移送日時は明朝0500。詳細はこの機密資料に記載されて\\n います。みんな、開始までに目を通しておいてね~」",
|
||||
"101000811_30": "「いいか、あまり時間はないぞッ!\\n 各自持ち場へついて準備を進めるんだ」",
|
||||
"101000811_31": "「響ちゃんは予定時間まで休んでおいて。\\n あなたのお仕事はそれからよ」",
|
||||
"101000811_32": "「わかりましたッ!」",
|
||||
"101000811_33": "「……ただいま~」",
|
||||
"101000811_34": "「あ、響ッ<speed=0.5>!</speed> もう、朝からどこ行ってたのッ!\\n 連絡しても、修行だからなんておかしなこと言うし……」",
|
||||
"101000811_35": "「あ、ああ、えーと、その……つまり……ですね<speed=0.5>……</speed>」",
|
||||
"101000811_36": "「ちゃんと説明してッ!」",
|
||||
"101000811_37": "「あ~ははははは――ごめんッ!\\n もう行かなくちゃッ!」",
|
||||
"101000811_38": "「あッ、響……」",
|
||||
"101000811_39": "「心配もさせてもらえないの……?」",
|
||||
"101000811_40": "「はぁ、絶対未来を怒らせちゃったよね……。\\n こんな気持ちじゃ寝られないよ……」",
|
||||
"101000811_41": "「ああ、響さん。良いところに。\\n 翼さんですが、先程意識が戻りました」",
|
||||
"101000811_42": "「本当ですか?\\n 良かったぁ~ッ!」",
|
||||
"101000811_43": "「ですが、しばらくは二課の医療施設にて安静が必要です。\\n 月末のライブも中止ですね」",
|
||||
"101000811_44": "「世間的には過労による緊急入院としておきました。\\n こういった情報操作も僕の役目なんです」",
|
||||
"101000811_45": "「あ……ライブ……。\\n きっと楽しみにしていた人、たくさんいますよね……」",
|
||||
"101000811_46": "「あ、いや、そんなつもりは……。\\n ごめんなさい、責めるつもりはありませんでした」",
|
||||
"101000811_47": "「伝えたかったのは、何事もたくさんの人間が、\\n 少しずつ色んなところでバックアップしているということです」",
|
||||
"101000811_48": "「奏さんのことも、もちろん響さんのこともです。\\n だからもう少し肩の力を抜いても大丈夫じゃないでしょうか?」",
|
||||
"101000811_49": "「……優しいんですね、緒川さんは」",
|
||||
"101000811_50": "「恐がりなだけです。\\n 本当に優しい人は他にいますよ」",
|
||||
"101000811_51": "「少し楽になりました。ありがとうございますッ!\\n わたし、張り切って休んでおきますねッ!」",
|
||||
"101000811_52": "「……翼さんも、響さんくらい素直になってくれたらなぁ」",
|
||||
"101000811_53": "「防衛大臣殺害班を検挙する名目で、検問を配備。\\n 記憶の遺跡まで、一気に駆け抜ける」",
|
||||
"101000811_54": "「名づけて、天下の往来独り占め作戦ッ!」",
|
||||
"101000811_55": "「道中ノイズによる妨害が予測される。\\n その際は響くん、君を頼らせてもらうぞ」",
|
||||
"101000811_56": "「わかりましたッ!」",
|
||||
"101000811_57": "(翼さんはいない……でも、わたしはひとりじゃないッ!\\n わたしができることを、精一杯がんばるんだッ!)",
|
||||
"101000811_58": "(……まだ、ノイズは見当たらない。\\n だけど、いつ出てきてもいいように準備してないと――)",
|
||||
"101000811_59": "「あらあら、今からそんなに緊張していたらもたないわよ。\\n 予測では襲撃があるとしても、まだ先――」",
|
||||
"101000811_60": "「――了子さんッ! 前ッ! は、橋が――ッ!」",
|
||||
"101000811_61": "「――ッ! ……しっかり掴まっててね。\\n 私のドラテクは……凶暴よッ!」",
|
||||
"101000811_62": "「敵襲だッ! まだ目視で確認できていないがノイズだろうッ!」",
|
||||
"101000811_63": "「このまま一気に、引き離せればいいんだけど……ッ!」",
|
||||
"101000811_64": "「この展開、想定していたより早いかもッ!\\n 護衛車がどんどんやられちゃってるわよッ!」",
|
||||
"101000811_65": "「下水道だッ! ノイズは下水道を使って攻撃してきているッ!\\n 回避ルートをナビへと転送した、確認してくれッ!」",
|
||||
"101000811_66": "「……弦十郎くん、そのルートはちょっとヤバいんじゃない?\\n この先にある工場で爆発でもおきたら、デュランダルは――」",
|
||||
"101000811_67": "「分かっているッ! ノイズが護衛車を狙い撃ちしてくるのは、\\n デュランダルを損壊させないよう制御されているとみえるッ!」",
|
||||
"101000811_68": "「狙いがデュランダルの確保なら、敢えて危険な地域に滑り込み、\\n 攻め手を封じるって算段だッ!」",
|
||||
"101000811_69": "「勝算は?」",
|
||||
"101000811_70": "<size=40>「思いつきを数字で語れるものかよッ!」</size>",
|
||||
"101000811_71": "「了解……弦十郎くんを信じてあげるわッ!」",
|
||||
"101000811_72": "「工場に入っちゃったけど、ノイズは――やったッ!\\n 狙い通り追ってきませんッ! このまま逃げ切りましょうッ!」",
|
||||
"101000811_73": "「――そうはさせるかよッ!」",
|
||||
"101000811_74": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> 響ちゃん、捕まってッ!」",
|
||||
"101000811_75": "「えッ……わわわわあああッ!?」",
|
||||
"101000811_76": "「い、いたた……響ちゃん、無事かしら?\\n 車から抜け出せそう?」",
|
||||
"101000811_77": "「はい、どうにか……あッ!」",
|
||||
"101000811_78": "「クク……」",
|
||||
"101000811_79": "「響ちゃん、デュランダルをお願いッ!」",
|
||||
"101000811_80": "「はいッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……うッ<speed=0.5>、</speed>了子さん、コレ、重い……」",
|
||||
"101000811_81": "「だったら、いっそここにそれを置いて、\\n 私たちは逃げましょう?」",
|
||||
"101000811_82": "「そんなのダメですッ!」",
|
||||
"101000811_83": "「そりゃそうよね。\\n ――響ちゃん、前ッ!」",
|
||||
"101000811_84": "「わあああッ! の、ノイズがッ!?」",
|
||||
"101000811_85": "「大丈夫か、響くんッ! 了子くんッ<speed=0.5>!</speed> ……くッ、通信がッ!\\n 爆煙で視認もできんッ!」",
|
||||
"101000811_86": "「あううッ! ううう……」",
|
||||
"101000811_87": "(早く、立ち上がってシンフォギアを――間に合わないッ!?)",
|
||||
"101000811_88": "「……しょうがないわね」",
|
||||
"101000811_89": "「え、了子……さん……?\\n その力は……」",
|
||||
"101000811_90": "「響ちゃん、あなたはあなたのやりたいことを、\\n やりたいようにやりなさいッ!」",
|
||||
"101000811_91": "「……は、はいッ<speed=0.5>!</speed> わたし、唄いますッ!」",
|
||||
"101000811_92": "(師匠との特訓の成果、どこまで出せるか分からないけど……\\n 了子さんとデュランダルは、絶対に守ってみせるッ!)"
|
||||
{
|
||||
"101000811_0": "デュランダル起動",
|
||||
"101000811_1": "「はあ~……自分でやると決めたくせに申し訳ないんですけど、\\n 朝から1日中トレーニングなんてハードすぎますぅ~」",
|
||||
"101000811_2": "「頼んだぞ、明日のチャンピオンッ!」",
|
||||
"101000811_3": "「はい、ごくろうさま。スポーツドリンクよ」",
|
||||
"101000811_4": "「わは~、すみませんッ<speed=0.5>!</speed> んぐんぐんぐッ<speed=0.5>……</speed>ぷはーッ!\\n ……あれ? そういえば了子さんは……?」",
|
||||
"101000811_5": "「政府のお偉いさんに呼び出されてな。本部の安全性、\\n 及び防衛システムについて説明義務を果たしにいっている」",
|
||||
"101000811_6": "「もうすぐ戻ると思うが――」",
|
||||
"101000811_7": "「し、司令――ッ! 緊急通信ですッ!」",
|
||||
"101000811_8": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> どうしたッ!?」",
|
||||
"101000811_9": "「た~いへん長らくお待たせしました~。\\n なによ? そんなに寂しくさせちゃった?」",
|
||||
"101000811_10": "「了子さんッ! よかった、無事だったんですねッ!」",
|
||||
"101000811_11": "「……広木防衛大臣が殺害された。\\n 永田町からの移動中に襲撃されたらしい」",
|
||||
"101000811_12": "「ちょうど私が報告した後だったのね~。\\n 一体、誰の仕業なのかしら?」",
|
||||
"101000811_13": "「複数の革命グループから犯行声明が出されているが\\n 詳しいことは把握できていない。目下全力で捜査中だ」",
|
||||
"101000811_14": "「了子さんのこと、みんな心配してたんですッ!」",
|
||||
"101000811_15": "「心配してくれてありがとう。\\n そして、政府から受領した機密資料も無事よ」",
|
||||
"101000811_16": "「……任務遂行こそ、広木防衛大臣の弔いだわ」",
|
||||
"101000811_17": "「……よし、緊急ブリーフィングを始めるッ!」",
|
||||
"101000811_18": "「それでは了子くん、皆に説明を頼む」",
|
||||
"101000811_19": "「私立リディアン音楽院高等科。つまり、特異災害対策機動部二課、\\n 本部を中心に頻発しているノイズ発生の事例から――」",
|
||||
"101000811_20": "「その狙いは、本部最奥区画アビスに厳重保管されているサクリ\\n ストD、デュランダルの強奪目的と政府は結論づけました」",
|
||||
"101000811_21": "「デュランダル……」",
|
||||
"101000811_22": "「EU連合が経済破綻した時、不良債権の一部を日本政府が\\n 肩代わりしたの」",
|
||||
"101000811_23": "「それを交換条件として、日本政府が管理、保管することになった\\n 数少ない完全聖遺物のひとつ」",
|
||||
"101000811_24": "「ああ、そして今回の任務だが、このデュランダルを安全な場所へ\\n 移送せよ、との政府決定だ」",
|
||||
"101000811_25": "「移送するったって、どこにですか?\\n アビス以上の防衛システムなんて……」",
|
||||
"101000811_26": "「永田町最深部の特別電算室。通称『記憶の遺跡』。\\n そこならば……ということだ」",
|
||||
"101000811_27": "「……防衛システムはともかく、シンフォギア装者の戦力を\\n 考えると、それでもここ以上に安全とは思えませんが――」",
|
||||
"101000811_28": "「どのみち、俺たちが木っ端役人である以上、\\n お上の意向には逆らえないさ……」",
|
||||
"101000811_29": "「移送日時は明朝0500。詳細はこの機密資料に記載されて\\n います。みんな、開始までに目を通しておいてね~」",
|
||||
"101000811_30": "「いいか、あまり時間はないぞッ!\\n 各自持ち場へついて準備を進めるんだ」",
|
||||
"101000811_31": "「響ちゃんは予定時間まで休んでおいて。\\n あなたのお仕事はそれからよ」",
|
||||
"101000811_32": "「わかりましたッ!」",
|
||||
"101000811_33": "「……ただいま~」",
|
||||
"101000811_34": "「あ、響ッ<speed=0.5>!</speed> もう、朝からどこ行ってたのッ!\\n 連絡しても、修行だからなんておかしなこと言うし……」",
|
||||
"101000811_35": "「あ、ああ、えーと、その……つまり……ですね<speed=0.5>……</speed>」",
|
||||
"101000811_36": "「ちゃんと説明してッ!」",
|
||||
"101000811_37": "「あ~ははははは――ごめんッ!\\n もう行かなくちゃッ!」",
|
||||
"101000811_38": "「あッ、響……」",
|
||||
"101000811_39": "「心配もさせてもらえないの……?」",
|
||||
"101000811_40": "「はぁ、絶対未来を怒らせちゃったよね……。\\n こんな気持ちじゃ寝られないよ……」",
|
||||
"101000811_41": "「ああ、響さん。良いところに。\\n 翼さんですが、先程意識が戻りました」",
|
||||
"101000811_42": "「本当ですか?\\n 良かったぁ~ッ!」",
|
||||
"101000811_43": "「ですが、しばらくは二課の医療施設にて安静が必要です。\\n 月末のライブも中止ですね」",
|
||||
"101000811_44": "「世間的には過労による緊急入院としておきました。\\n こういった情報操作も僕の役目なんです」",
|
||||
"101000811_45": "「あ……ライブ……。\\n きっと楽しみにしていた人、たくさんいますよね……」",
|
||||
"101000811_46": "「あ、いや、そんなつもりは……。\\n ごめんなさい、責めるつもりはありませんでした」",
|
||||
"101000811_47": "「伝えたかったのは、何事もたくさんの人間が、\\n 少しずつ色んなところでバックアップしているということです」",
|
||||
"101000811_48": "「奏さんのことも、もちろん響さんのこともです。\\n だからもう少し肩の力を抜いても大丈夫じゃないでしょうか?」",
|
||||
"101000811_49": "「……優しいんですね、緒川さんは」",
|
||||
"101000811_50": "「恐がりなだけです。\\n 本当に優しい人は他にいますよ」",
|
||||
"101000811_51": "「少し楽になりました。ありがとうございますッ!\\n わたし、張り切って休んでおきますねッ!」",
|
||||
"101000811_52": "「……翼さんも、響さんくらい素直になってくれたらなぁ」",
|
||||
"101000811_53": "「防衛大臣殺害班を検挙する名目で、検問を配備。\\n 記憶の遺跡まで、一気に駆け抜ける」",
|
||||
"101000811_54": "「名づけて、天下の往来独り占め作戦ッ!」",
|
||||
"101000811_55": "「道中ノイズによる妨害が予測される。\\n その際は響くん、君を頼らせてもらうぞ」",
|
||||
"101000811_56": "「わかりましたッ!」",
|
||||
"101000811_57": "(翼さんはいない……でも、わたしはひとりじゃないッ!\\n わたしができることを、精一杯がんばるんだッ!)",
|
||||
"101000811_58": "(……まだ、ノイズは見当たらない。\\n だけど、いつ出てきてもいいように準備してないと――)",
|
||||
"101000811_59": "「あらあら、今からそんなに緊張していたらもたないわよ。\\n 予測では襲撃があるとしても、まだ先――」",
|
||||
"101000811_60": "「――了子さんッ! 前ッ! は、橋が――ッ!」",
|
||||
"101000811_61": "「――ッ! ……しっかり掴まっててね。\\n 私のドラテクは……凶暴よッ!」",
|
||||
"101000811_62": "「敵襲だッ! まだ目視で確認できていないがノイズだろうッ!」",
|
||||
"101000811_63": "「このまま一気に、引き離せればいいんだけど……ッ!」",
|
||||
"101000811_64": "「この展開、想定していたより早いかもッ!\\n 護衛車がどんどんやられちゃってるわよッ!」",
|
||||
"101000811_65": "「下水道だッ! ノイズは下水道を使って攻撃してきているッ!\\n 回避ルートをナビへと転送した、確認してくれッ!」",
|
||||
"101000811_66": "「……弦十郎くん、そのルートはちょっとヤバいんじゃない?\\n この先にある工場で爆発でもおきたら、デュランダルは――」",
|
||||
"101000811_67": "「分かっているッ! ノイズが護衛車を狙い撃ちしてくるのは、\\n デュランダルを損壊させないよう制御されているとみえるッ!」",
|
||||
"101000811_68": "「狙いがデュランダルの確保なら、敢えて危険な地域に滑り込み、\\n 攻め手を封じるって算段だッ!」",
|
||||
"101000811_69": "「勝算は?」",
|
||||
"101000811_70": "<size=40>「思いつきを数字で語れるものかよッ!」</size>",
|
||||
"101000811_71": "「了解……弦十郎くんを信じてあげるわッ!」",
|
||||
"101000811_72": "「工場に入っちゃったけど、ノイズは――やったッ!\\n 狙い通り追ってきませんッ! このまま逃げ切りましょうッ!」",
|
||||
"101000811_73": "「――そうはさせるかよッ!」",
|
||||
"101000811_74": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> 響ちゃん、捕まってッ!」",
|
||||
"101000811_75": "「えッ……わわわわあああッ!?」",
|
||||
"101000811_76": "「い、いたた……響ちゃん、無事かしら?\\n 車から抜け出せそう?」",
|
||||
"101000811_77": "「はい、どうにか……あッ!」",
|
||||
"101000811_78": "「クク……」",
|
||||
"101000811_79": "「響ちゃん、デュランダルをお願いッ!」",
|
||||
"101000811_80": "「はいッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……うッ<speed=0.5>、</speed>了子さん、コレ、重い……」",
|
||||
"101000811_81": "「だったら、いっそここにそれを置いて、\\n 私たちは逃げましょう?」",
|
||||
"101000811_82": "「そんなのダメですッ!」",
|
||||
"101000811_83": "「そりゃそうよね。\\n ――響ちゃん、前ッ!」",
|
||||
"101000811_84": "「わあああッ! の、ノイズがッ!?」",
|
||||
"101000811_85": "「大丈夫か、響くんッ! 了子くんッ<speed=0.5>!</speed> ……くッ、通信がッ!\\n 爆煙で視認もできんッ!」",
|
||||
"101000811_86": "「あううッ! ううう……」",
|
||||
"101000811_87": "(早く、立ち上がってシンフォギアを――間に合わないッ!?)",
|
||||
"101000811_88": "「……しょうがないわね」",
|
||||
"101000811_89": "「え、了子……さん……?\\n その力は……」",
|
||||
"101000811_90": "「響ちゃん、あなたはあなたのやりたいことを、\\n やりたいようにやりなさいッ!」",
|
||||
"101000811_91": "「……は、はいッ<speed=0.5>!</speed> わたし、唄いますッ!」",
|
||||
"101000811_92": "(師匠との特訓の成果、どこまで出せるか分からないけど……\\n 了子さんとデュランダルは、絶対に守ってみせるッ!)"
|
||||
}
|
|
@ -1,7 +1,7 @@
|
|||
{
|
||||
"101000812_0": "「このおおおおおッ!」",
|
||||
"101000812_1": "「こいつ、戦えるようになっているのかッ!?」",
|
||||
"101000812_2": "「……だが、それがどうしたッ!\\n 今度はあたしが相手だッ!」",
|
||||
"101000812_3": "「今日こそはモノにしてやるッ!」",
|
||||
"101000812_4": "「――ッ、くるッ!?」"
|
||||
{
|
||||
"101000812_0": "「このおおおおおッ!」",
|
||||
"101000812_1": "「こいつ、戦えるようになっているのかッ!?」",
|
||||
"101000812_2": "「……だが、それがどうしたッ!\\n 今度はあたしが相手だッ!」",
|
||||
"101000812_3": "「今日こそはモノにしてやるッ!」",
|
||||
"101000812_4": "「――ッ、くるッ!?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,32 +1,32 @@
|
|||
{
|
||||
"101000822_0": "「多少戦えるようになった程度でッ!\\n このあたしと対等だなんて思ってんじゃねーぞッ!」",
|
||||
"101000822_1": "「くうぅ……ッ!?」",
|
||||
"101000822_2": "(まだシンフォギアを使いこなせていないッ!\\n どうすればアームドギアを……ッ!)",
|
||||
"101000822_3": "「デュランダルの封印がッ!? あ……ッ!」",
|
||||
"101000822_4": "「響ちゃんの『フォニックゲイン』に反応し、\\n 覚醒したというのッ!?」",
|
||||
"101000822_5": "「こいつが、デュランダル……ッ!」",
|
||||
"101000822_6": "「そいつは、あたしがもらうッ!」",
|
||||
"101000822_7": "「――渡す、ものかぁッ!」",
|
||||
"101000822_8": "「――ぐッ!?」",
|
||||
"101000822_9": "「よし、取ったッ! ……――え」",
|
||||
"101000822_10": "「――な、なんだッ!?」",
|
||||
"101000822_11": "「ああ……ッ!!」",
|
||||
"101000822_12": "「……う<speed=0.5>、</speed>うううううううううううッ!」",
|
||||
"101000822_13": "「<speed=0.01>ああああああああああああああッ!</speed>」",
|
||||
"101000822_14": "(こ、この力の高まりは……ッ!?\\n まともに受け止めなんてしたら――)",
|
||||
"101000822_15": "<size=40>「うああああああああああああああッ!」</size>",
|
||||
"101000822_16": "「この衝撃……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n まさか、デュランダルの力なのか……ッ!?」",
|
||||
"101000822_17": "(あの中はどうなっているんだ……ッ!\\n 響くん、了子くん、無事でいてくれ……ッ!)",
|
||||
"101000822_18": "(これがデュランダル……)",
|
||||
"101000822_19": "(力を使い果たしてしまったみたいね。\\n 今はゆっくりお休みなさい……)",
|
||||
"101000822_20": "「う、うう……」",
|
||||
"101000822_21": "「あ、目が覚めたみたいね~。大丈夫、響ちゃん?」",
|
||||
"101000822_22": "「は、はい……<speed=0.5>。</speed>\\n わたし、デュランダルを掴んでそれから……<speed=0.5>。</speed>――ッ!?」",
|
||||
"101000822_23": "(なに<speed=1>、</speed>これ……。\\n 工場が、全部、壊れて……)",
|
||||
"101000822_24": "「これがデュランダル。\\n あなたの歌声で起動した完全聖遺物よ」",
|
||||
"101000822_25": "「あ、あの、わたし……。\\n それにッ! 了子さんの、あれ……?」",
|
||||
"101000822_26": "「ん<speed=0.5>?</speed> いいじゃないの、そんなこと。\\n ふたりとも助かったんだし<speed=0.5>。</speed>……ね?」",
|
||||
"101000822_27": "「……あ、はい。――了解。\\n 移送計画を一時中断し撤収準備を進めます」",
|
||||
"101000822_28": "「あ……」",
|
||||
"101000822_29": "(……確かに助かったけど、あの力……<speed=0.5>。</speed>\\n わたし、もう少しであれを人に……)"
|
||||
{
|
||||
"101000822_0": "「多少戦えるようになった程度でッ!\\n このあたしと対等だなんて思ってんじゃねーぞッ!」",
|
||||
"101000822_1": "「くうぅ……ッ!?」",
|
||||
"101000822_2": "(まだシンフォギアを使いこなせていないッ!\\n どうすればアームドギアを……ッ!)",
|
||||
"101000822_3": "「デュランダルの封印がッ!? あ……ッ!」",
|
||||
"101000822_4": "「響ちゃんの『フォニックゲイン』に反応し、\\n 覚醒したというのッ!?」",
|
||||
"101000822_5": "「こいつが、デュランダル……ッ!」",
|
||||
"101000822_6": "「そいつは、あたしがもらうッ!」",
|
||||
"101000822_7": "「――渡す、ものかぁッ!」",
|
||||
"101000822_8": "「――ぐッ!?」",
|
||||
"101000822_9": "「よし、取ったッ! ……――え」",
|
||||
"101000822_10": "「――な、なんだッ!?」",
|
||||
"101000822_11": "「ああ……ッ!!」",
|
||||
"101000822_12": "「……う<speed=0.5>、</speed>うううううううううううッ!」",
|
||||
"101000822_13": "「<speed=0.01>ああああああああああああああッ!</speed>」",
|
||||
"101000822_14": "(こ、この力の高まりは……ッ!?\\n まともに受け止めなんてしたら――)",
|
||||
"101000822_15": "<size=40>「うああああああああああああああッ!」</size>",
|
||||
"101000822_16": "「この衝撃……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n まさか、デュランダルの力なのか……ッ!?」",
|
||||
"101000822_17": "(あの中はどうなっているんだ……ッ!\\n 響くん、了子くん、無事でいてくれ……ッ!)",
|
||||
"101000822_18": "(これがデュランダル……)",
|
||||
"101000822_19": "(力を使い果たしてしまったみたいね。\\n 今はゆっくりお休みなさい……)",
|
||||
"101000822_20": "「う、うう……」",
|
||||
"101000822_21": "「あ、目が覚めたみたいね~。大丈夫、響ちゃん?」",
|
||||
"101000822_22": "「は、はい……<speed=0.5>。</speed>\\n わたし、デュランダルを掴んでそれから……<speed=0.5>。</speed>――ッ!?」",
|
||||
"101000822_23": "(なに<speed=1>、</speed>これ……。\\n 工場が、全部、壊れて……)",
|
||||
"101000822_24": "「これがデュランダル。\\n あなたの歌声で起動した完全聖遺物よ」",
|
||||
"101000822_25": "「あ、あの、わたし……。\\n それにッ! 了子さんの、あれ……?」",
|
||||
"101000822_26": "「ん<speed=0.5>?</speed> いいじゃないの、そんなこと。\\n ふたりとも助かったんだし<speed=0.5>。</speed>……ね?」",
|
||||
"101000822_27": "「……あ、はい。――了解。\\n 移送計画を一時中断し撤収準備を進めます」",
|
||||
"101000822_28": "「あ……」",
|
||||
"101000822_29": "(……確かに助かったけど、あの力……<speed=0.5>。</speed>\\n わたし、もう少しであれを人に……)"
|
||||
}
|
|
@ -1,29 +1,29 @@
|
|||
{
|
||||
"101000911_0": "兆しの行方は",
|
||||
"101000911_1": "「………………」",
|
||||
"101000911_2": "(完全聖遺物の起動には相応の『フォニックゲイン』が必要だと\\n フィーネは言っていた)",
|
||||
"101000911_3": "(あたしがソロモンの杖の起動に半年もかかずらったことを、\\n あいつはあっという間に成し遂げた)",
|
||||
"101000911_4": "(そればかりか、無理矢理力をぶっ放してみせやがったッ<speed=0.5>!</speed>\\n ――バケモノめッ!)",
|
||||
"101000911_5": "(……このあたしに身柄の確保をさせるくらい、\\n フィーネはあいつにご執心ってわけかよ)",
|
||||
"101000911_6": "(フィーネに見捨てられたら、あたしは……)",
|
||||
"101000911_7": "(………………。\\n そしてまた、あたしはひとりぼっちになるわけだ)",
|
||||
"101000911_8": "「――ッ<speed=0.5>!</speed> ……気配を消してご登場かよ」",
|
||||
"101000911_9": "「ふふ……」",
|
||||
"101000911_10": "「分かっている。自分に課せられたことくらいは」",
|
||||
"101000911_11": "「こんなもんなんかに頼らなくても、\\n あんたの言うことくらいやってやらぁッ!」",
|
||||
"101000911_12": "「『ソロモンの杖』を私に返してしまって、\\n 本当に良いのかしら?」",
|
||||
"101000911_13": "「あいつよりも、あたしの方が優秀だってこと見せてやるッ!\\n あたし以外に力を持つ奴は全部この手でぶちのめしてくれるッ!」",
|
||||
"101000911_14": "「それが、あたしの目的だからなッ!」",
|
||||
"101000911_15": "「はッ! ふッ!」",
|
||||
"101000911_16": "(……暴走するデュランダルの力。\\n 何もかも全部を壊したくなる、あの強烈な衝動――)",
|
||||
"101000911_17": "(怖いのは、それを制御できないことじゃない。それを\\n 人に――あの子に向けて、ためらいもなく振り抜いたこと)",
|
||||
"101000911_18": "(――わたしが、いつまでも弱いばっかりにッ!)",
|
||||
"101000911_19": "「そうだッ! 拳に思いを乗せ、真っ直ぐに突き出せッ!\\n ラストッ! 大地すらねじ伏せる渾身の一撃を叩き込めッ!」",
|
||||
"101000911_20": "「はい、師匠ッ<speed=0.5>!</speed>\\n ――<speed=0.01>はああぁッ!」</speed>",
|
||||
"101000911_21": "「よし、サンドバッグ打ちはここまでッ!\\n ごくろうだったな。そろそろ休憩にするか?」",
|
||||
"101000911_22": "「はあ……、はあ……師匠ッ!\\n まだですッ! 続きをお願いしますッ!」",
|
||||
"101000911_23": "「響くん……<speed=0.5>。</speed>よし分かったッ!\\n 次はシミュレータに行くぞッ!」",
|
||||
"101000911_24": "「はいッ!」",
|
||||
"101000911_25": "(わたしは、ゴールで終わっちゃダメだッ!\\n もっと遠くを目指さないといけないんだッ!)",
|
||||
"101000911_26": "(もっと遠くへ……遠くへッ!)"
|
||||
{
|
||||
"101000911_0": "兆しの行方は",
|
||||
"101000911_1": "「………………」",
|
||||
"101000911_2": "(完全聖遺物の起動には相応の『フォニックゲイン』が必要だと\\n フィーネは言っていた)",
|
||||
"101000911_3": "(あたしがソロモンの杖の起動に半年もかかずらったことを、\\n あいつはあっという間に成し遂げた)",
|
||||
"101000911_4": "(そればかりか、無理矢理力をぶっ放してみせやがったッ<speed=0.5>!</speed>\\n ――バケモノめッ!)",
|
||||
"101000911_5": "(……このあたしに身柄の確保をさせるくらい、\\n フィーネはあいつにご執心ってわけかよ)",
|
||||
"101000911_6": "(フィーネに見捨てられたら、あたしは……)",
|
||||
"101000911_7": "(………………。\\n そしてまた、あたしはひとりぼっちになるわけだ)",
|
||||
"101000911_8": "「――ッ<speed=0.5>!</speed> ……気配を消してご登場かよ」",
|
||||
"101000911_9": "「ふふ……」",
|
||||
"101000911_10": "「分かっている。自分に課せられたことくらいは」",
|
||||
"101000911_11": "「こんなもんなんかに頼らなくても、\\n あんたの言うことくらいやってやらぁッ!」",
|
||||
"101000911_12": "「『ソロモンの杖』を私に返してしまって、\\n 本当に良いのかしら?」",
|
||||
"101000911_13": "「あいつよりも、あたしの方が優秀だってこと見せてやるッ!\\n あたし以外に力を持つ奴は全部この手でぶちのめしてくれるッ!」",
|
||||
"101000911_14": "「それが、あたしの目的だからなッ!」",
|
||||
"101000911_15": "「はッ! ふッ!」",
|
||||
"101000911_16": "(……暴走するデュランダルの力。\\n 何もかも全部を壊したくなる、あの強烈な衝動――)",
|
||||
"101000911_17": "(怖いのは、それを制御できないことじゃない。それを\\n 人に――あの子に向けて、ためらいもなく振り抜いたこと)",
|
||||
"101000911_18": "(――わたしが、いつまでも弱いばっかりにッ!)",
|
||||
"101000911_19": "「そうだッ! 拳に思いを乗せ、真っ直ぐに突き出せッ!\\n ラストッ! 大地すらねじ伏せる渾身の一撃を叩き込めッ!」",
|
||||
"101000911_20": "「はい、師匠ッ<speed=0.5>!</speed>\\n ――<speed=0.01>はああぁッ!」</speed>",
|
||||
"101000911_21": "「よし、サンドバッグ打ちはここまでッ!\\n ごくろうだったな。そろそろ休憩にするか?」",
|
||||
"101000911_22": "「はあ……、はあ……師匠ッ!\\n まだですッ! 続きをお願いしますッ!」",
|
||||
"101000911_23": "「響くん……<speed=0.5>。</speed>よし分かったッ!\\n 次はシミュレータに行くぞッ!」",
|
||||
"101000911_24": "「はいッ!」",
|
||||
"101000911_25": "(わたしは、ゴールで終わっちゃダメだッ!\\n もっと遠くを目指さないといけないんだッ!)",
|
||||
"101000911_26": "(もっと遠くへ……遠くへッ!)"
|
||||
}
|
|
@ -1,28 +1,28 @@
|
|||
{
|
||||
"101000912_0": "「……よく頑張ったな。\\n 響くん、迷える君にこの言葉を送ろう」",
|
||||
"101000912_1": "「はい、なんでしょう……?」",
|
||||
"101000912_2": "「相手と対峙した際、振るうべき正しい拳というものは、\\n 己と向き合い対話した結果導かれるものだという」",
|
||||
"101000912_3": "「……?」",
|
||||
"101000912_4": "「大いに迷い、悩むことだ。迷いこそが己を育て、\\n 強く大きく育てる為の糧となるッ!」",
|
||||
"101000912_5": "「全然分かりませんッ<speed=0.5>!</speed>\\n でも、頑張って悩んでみますッ!」",
|
||||
"101000912_6": "「ただいま~。\\n はぁ~、おなかへったよ~」",
|
||||
"101000912_7": "「もう、帰ってくるなりなに?」",
|
||||
"101000912_8": "「だって、朝からずっと特訓してたからさ~」",
|
||||
"101000912_9": "「しょうがないなぁ。だったら、これからふらわーに行かない?\\n わたしも朝から何も食べてないから、お腹ぺこぺこなんだ」",
|
||||
"101000912_10": "「ふらわーッ! 行く行くッ!\\n 未来もお腹すいているなら、すぐに行こッ!」",
|
||||
"101000912_11": "「ふふ、待って。すぐに出かける準備するから」",
|
||||
"101000912_12": "「はあ~、ふらわーのお好み焼き~。\\n 想像しただけでお腹が鳴りそうだよ~」",
|
||||
"101000912_13": "「って、あれ、電話だ……何だろう?」",
|
||||
"101000912_14": "「もしもし……。え? その……わたしが?\\n 分かりましたッ! そういう事なら任せてくださいッ!」",
|
||||
"101000912_15": "「あのね……未来……」",
|
||||
"101000912_16": "「もしかして、急用?」",
|
||||
"101000912_17": "「うん……ごめん……」",
|
||||
"101000912_18": "「気にしないで。わたしも返さないといけない本があるから、\\n 今日は図書室にでも行ってくる」",
|
||||
"101000912_19": "「ほんとに、ほんとにごめん未来ッ!\\n この埋め合わせは絶対するから――ッ!」",
|
||||
"101000912_20": "(響、なんだか遠くに行っちゃってる気がする……<speed=0.5>。</speed>\\n わたしの追いつけないどこか遠く……遙か遠くまで……)",
|
||||
"101000912_21": "「ふう……」",
|
||||
"101000912_22": "(……そういえば、この向かいの建物。\\n 翼さんが入院しているっていう病院だっけ……)",
|
||||
"101000912_23": "「そういえば響、翼さんのことすごく心配してたよね……<speed=0.5>。</speed>\\n ……――え?」",
|
||||
"101000912_24": "(どうして、響が翼さんと一緒に……?)",
|
||||
"101000912_25": "「…………」"
|
||||
{
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||||
"101000912_0": "「……よく頑張ったな。\\n 響くん、迷える君にこの言葉を送ろう」",
|
||||
"101000912_1": "「はい、なんでしょう……?」",
|
||||
"101000912_2": "「相手と対峙した際、振るうべき正しい拳というものは、\\n 己と向き合い対話した結果導かれるものだという」",
|
||||
"101000912_3": "「……?」",
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||||
"101000912_4": "「大いに迷い、悩むことだ。迷いこそが己を育て、\\n 強く大きく育てる為の糧となるッ!」",
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||||
"101000912_5": "「全然分かりませんッ<speed=0.5>!</speed>\\n でも、頑張って悩んでみますッ!」",
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||||
"101000912_6": "「ただいま~。\\n はぁ~、おなかへったよ~」",
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||||
"101000912_7": "「もう、帰ってくるなりなに?」",
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||||
"101000912_8": "「だって、朝からずっと特訓してたからさ~」",
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"101000912_9": "「しょうがないなぁ。だったら、これからふらわーに行かない?\\n わたしも朝から何も食べてないから、お腹ぺこぺこなんだ」",
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||||
"101000912_10": "「ふらわーッ! 行く行くッ!\\n 未来もお腹すいているなら、すぐに行こッ!」",
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"101000912_11": "「ふふ、待って。すぐに出かける準備するから」",
|
||||
"101000912_12": "「はあ~、ふらわーのお好み焼き~。\\n 想像しただけでお腹が鳴りそうだよ~」",
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||||
"101000912_13": "「って、あれ、電話だ……何だろう?」",
|
||||
"101000912_14": "「もしもし……。え? その……わたしが?\\n 分かりましたッ! そういう事なら任せてくださいッ!」",
|
||||
"101000912_15": "「あのね……未来……」",
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||||
"101000912_16": "「もしかして、急用?」",
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||||
"101000912_17": "「うん……ごめん……」",
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"101000912_18": "「気にしないで。わたしも返さないといけない本があるから、\\n 今日は図書室にでも行ってくる」",
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||||
"101000912_19": "「ほんとに、ほんとにごめん未来ッ!\\n この埋め合わせは絶対するから――ッ!」",
|
||||
"101000912_20": "(響、なんだか遠くに行っちゃってる気がする……<speed=0.5>。</speed>\\n わたしの追いつけないどこか遠く……遙か遠くまで……)",
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"101000912_21": "「ふう……」",
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"101000912_22": "(……そういえば、この向かいの建物。\\n 翼さんが入院しているっていう病院だっけ……)",
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"101000912_23": "「そういえば響、翼さんのことすごく心配してたよね……<speed=0.5>。</speed>\\n ……――え?」",
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"101000912_24": "(どうして、響が翼さんと一緒に……?)",
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"101000912_25": "「…………」"
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||||
}
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|
@ -1,59 +1,59 @@
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|||
{
|
||||
"101000921_0": "「……ふらわーのお好み焼き、美味しかったな」",
|
||||
"101000921_1": "(やけ食いのつもりだったけれど、\\n おばちゃんと話せて良かった……)",
|
||||
"101000921_2": "(『お腹空いたまま考え込むとね、\\n イヤな答えばかり浮かんでくるもんだよ』……か)",
|
||||
"101000921_3": "(ふふ、おばちゃんの言うとおりだよね。\\n お腹すいて、わたしイライラしちゃってた)",
|
||||
"101000921_4": "(響のことだって、何も分からないまま、\\n わたしが勝手に思い込んでるだけだもん)",
|
||||
"101000921_5": "「うんッ! だから、響とちゃんと話し合おうッ!」",
|
||||
"101000921_6": "「最初にこの部屋を見た時、わたし、\\n 翼さんが誘拐されちゃったんじゃないかって心配したんですよ」",
|
||||
"101000921_7": "「も、もう、その話はやめて。片づけもしなくていいから。\\n わたしは、その、こういうところに気が回らなくて……」",
|
||||
"101000921_8": "「わたし、緒川さんからお見舞いを頼まれたんですッ!\\n だから、お片づけさせてくださいねッ!」 ",
|
||||
"101000921_9": "「でも、意外でした。\\n 翼さんはなんでも完璧にこなすイメージがありましたから」",
|
||||
"101000921_10": "「……ふ、真実は逆ね。\\n わたしは戦うことしか知らないのよ」",
|
||||
"101000921_11": "「え、何か言いました?」",
|
||||
"101000921_12": "「……今はこんな状態だけど、\\n 報告書は読ませてもらっているわ」",
|
||||
"101000921_13": "「わたしが抜けた穴を、あなたが良く埋めているということもね」",
|
||||
"101000921_14": "「でも、だからこそ聞かせてほしいの。\\n あなたの戦う理由を」",
|
||||
"101000921_15": "「ノイズとの戦いは遊びではない。\\n それは、今日まで死線を越えてきたあなたなら分かるはず」",
|
||||
"101000921_16": "「よく、わかりません……<speed=0.5>。</speed>\\n わたし、人助けが趣味みたいなものだから、それで……」",
|
||||
"101000921_17": "「それで? それだけで?」",
|
||||
"101000921_18": "「わたしには特技とか人に誇れるものなんてないから、せめて、\\n 自分にできることでみんなの役に立てればいいかな~って」",
|
||||
"101000921_19": "「えへへ、へへ……<speed=0.5>。</speed>\\n ……でも、きっかけは、やっぱりあの事件かもしれません」",
|
||||
"101000921_20": "「わたしを救うために奏さんが命を燃やした2年前のライブ。\\n 奏さんだけじゃなく、たくさんの人が亡くなりました」",
|
||||
"101000921_21": "「でも、わたしは生き残って、\\n 今日も笑ってご飯を食べたりしています」",
|
||||
"101000921_22": "「だからせめて、誰かの役に立ちたいんです。\\n 明日もまた笑ったり、ご飯を食べたりしたいから」",
|
||||
"101000921_23": "「人助けをしたい……守りたいものがあるんです。\\n それは、なんでもないただの日常」",
|
||||
"101000921_24": "「そんな日常を大切にしたいと強く思っているんですッ!」",
|
||||
"101000921_25": "「ふ……<speed=0.5>。</speed>\\n あなたらしい、ポジティブな理由ね」",
|
||||
"101000921_26": "「……でも、わたしはデュランダルに触れて、\\n 暗闇に飲み込まれかけました」",
|
||||
"101000921_27": "「気がついたら、人に向かってあの力を……。わたしがアームド\\n ギアをうまく使えていたら、あんなことにもならずに……」",
|
||||
"101000921_28": "「……戦いの中、あなたが思っていることは?」",
|
||||
"101000921_29": "「……ノイズに襲われている人がいるなら、\\n 一秒でも早く救い出したいですッ!」",
|
||||
"101000921_30": "「最速で<speed=0.5>、</speed>最短で<speed=0.5>、</speed>まっすぐに<speed=0.5>。</speed>一直線で駆けつけたいッ!」",
|
||||
"101000921_31": "「そして、もしも相手がノイズでなく『誰か』なら――」",
|
||||
"101000921_32": "「どうしても戦わなくっちゃいけないのかっていう胸の疑問を、\\n わたしの思いを、届けたいと考えていますッ!」",
|
||||
"101000921_33": "「……今、あなたの胸にあるものを、\\n できるだけ強くハッキリと思い描きなさい」",
|
||||
"101000921_34": "「それがあなたの戦う力――\\n ――立花響のアームドギアに他ならないわッ!」",
|
||||
"101000921_35": "「このアラートはッ!」",
|
||||
"101000921_36": "「――はい<speed=0.5>……</speed>え、ネフシュタンの鎧の……あの子がッ!?\\n 分かりましたッ! すぐに向かいますッ!」",
|
||||
"101000921_37": "「どうやら、あなたが思いを届けたい相手が来ているようね。\\n 行きなさい。行って胸の思いをぶつけてきなさいッ!」",
|
||||
"101000921_38": "「はい、翼さんッ<speed=0.5>!</speed>\\n わたし、行ってきますッ!」",
|
||||
"101000921_39": "「おばちゃんのお好み焼き、お土産にしてもらったけど、\\n 響、もうご飯食べちゃったかな……あれ?」",
|
||||
"101000921_40": "「はあ、はあ<speed=0.5>……</speed>確か、この辺りだって――」",
|
||||
"101000921_41": "「あ……響ッ<speed=0.5>!</speed> あのね、わたし――」",
|
||||
"101000921_42": "「えッ、未来<speed=0.5>?</speed> ……はッ!?」",
|
||||
"101000921_43": "「<speed=0.01>来やがったなッ!</speed> お前はあたしが――ッ!」",
|
||||
"101000921_44": "「――くッ<speed=0.5>!</speed>\\n 未来、来ちゃダメだーッ!」",
|
||||
"101000921_45": "「え――<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>きゃあああああああッ!?」</speed>",
|
||||
"101000921_46": "「ああ……ッ!?」",
|
||||
"101000921_47": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> しまったッ<speed=0.5>!</speed> \\n あいつの他にもいたのかッ!?」",
|
||||
"101000921_48": "「Balwisyall Nescell gungnir tron……」",
|
||||
"101000921_49": "「てりゃぁぁぁッ!」",
|
||||
"101000921_50": "「あ…………」",
|
||||
"101000921_51": "「…………ッ」",
|
||||
"101000921_52": "「ひ、響……?」",
|
||||
"101000921_53": "「……ごめんッ!」",
|
||||
"101000921_54": "(未来からできるだけ離れないと……ッ!)",
|
||||
"101000921_55": "「どんくせぇのが、いっちょ前に挑発のつもりかよッ!」",
|
||||
"101000921_56": "「なんで……響が……?」"
|
||||
{
|
||||
"101000921_0": "「……ふらわーのお好み焼き、美味しかったな」",
|
||||
"101000921_1": "(やけ食いのつもりだったけれど、\\n おばちゃんと話せて良かった……)",
|
||||
"101000921_2": "(『お腹空いたまま考え込むとね、\\n イヤな答えばかり浮かんでくるもんだよ』……か)",
|
||||
"101000921_3": "(ふふ、おばちゃんの言うとおりだよね。\\n お腹すいて、わたしイライラしちゃってた)",
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||||
"101000921_4": "(響のことだって、何も分からないまま、\\n わたしが勝手に思い込んでるだけだもん)",
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||||
"101000921_5": "「うんッ! だから、響とちゃんと話し合おうッ!」",
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||||
"101000921_6": "「最初にこの部屋を見た時、わたし、\\n 翼さんが誘拐されちゃったんじゃないかって心配したんですよ」",
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"101000921_7": "「も、もう、その話はやめて。片づけもしなくていいから。\\n わたしは、その、こういうところに気が回らなくて……」",
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||||
"101000921_8": "「わたし、緒川さんからお見舞いを頼まれたんですッ!\\n だから、お片づけさせてくださいねッ!」 ",
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"101000921_9": "「でも、意外でした。\\n 翼さんはなんでも完璧にこなすイメージがありましたから」",
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"101000921_10": "「……ふ、真実は逆ね。\\n わたしは戦うことしか知らないのよ」",
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"101000921_11": "「え、何か言いました?」",
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"101000921_12": "「……今はこんな状態だけど、\\n 報告書は読ませてもらっているわ」",
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"101000921_13": "「わたしが抜けた穴を、あなたが良く埋めているということもね」",
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"101000921_14": "「でも、だからこそ聞かせてほしいの。\\n あなたの戦う理由を」",
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"101000921_15": "「ノイズとの戦いは遊びではない。\\n それは、今日まで死線を越えてきたあなたなら分かるはず」",
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"101000921_16": "「よく、わかりません……<speed=0.5>。</speed>\\n わたし、人助けが趣味みたいなものだから、それで……」",
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"101000921_17": "「それで? それだけで?」",
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"101000921_18": "「わたしには特技とか人に誇れるものなんてないから、せめて、\\n 自分にできることでみんなの役に立てればいいかな~って」",
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"101000921_19": "「えへへ、へへ……<speed=0.5>。</speed>\\n ……でも、きっかけは、やっぱりあの事件かもしれません」",
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"101000921_20": "「わたしを救うために奏さんが命を燃やした2年前のライブ。\\n 奏さんだけじゃなく、たくさんの人が亡くなりました」",
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"101000921_21": "「でも、わたしは生き残って、\\n 今日も笑ってご飯を食べたりしています」",
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"101000921_22": "「だからせめて、誰かの役に立ちたいんです。\\n 明日もまた笑ったり、ご飯を食べたりしたいから」",
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"101000921_23": "「人助けをしたい……守りたいものがあるんです。\\n それは、なんでもないただの日常」",
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"101000921_24": "「そんな日常を大切にしたいと強く思っているんですッ!」",
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"101000921_25": "「ふ……<speed=0.5>。</speed>\\n あなたらしい、ポジティブな理由ね」",
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"101000921_26": "「……でも、わたしはデュランダルに触れて、\\n 暗闇に飲み込まれかけました」",
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"101000921_27": "「気がついたら、人に向かってあの力を……。わたしがアームド\\n ギアをうまく使えていたら、あんなことにもならずに……」",
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"101000921_28": "「……戦いの中、あなたが思っていることは?」",
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"101000921_29": "「……ノイズに襲われている人がいるなら、\\n 一秒でも早く救い出したいですッ!」",
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"101000921_31": "「そして、もしも相手がノイズでなく『誰か』なら――」",
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"101000921_32": "「どうしても戦わなくっちゃいけないのかっていう胸の疑問を、\\n わたしの思いを、届けたいと考えていますッ!」",
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"101000921_33": "「……今、あなたの胸にあるものを、\\n できるだけ強くハッキリと思い描きなさい」",
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"101000921_34": "「それがあなたの戦う力――\\n ――立花響のアームドギアに他ならないわッ!」",
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"101000921_35": "「このアラートはッ!」",
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"101000921_36": "「――はい<speed=0.5>……</speed>え、ネフシュタンの鎧の……あの子がッ!?\\n 分かりましたッ! すぐに向かいますッ!」",
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"101000921_37": "「どうやら、あなたが思いを届けたい相手が来ているようね。\\n 行きなさい。行って胸の思いをぶつけてきなさいッ!」",
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"101000921_38": "「はい、翼さんッ<speed=0.5>!</speed>\\n わたし、行ってきますッ!」",
|
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"101000921_39": "「おばちゃんのお好み焼き、お土産にしてもらったけど、\\n 響、もうご飯食べちゃったかな……あれ?」",
|
||||
"101000921_40": "「はあ、はあ<speed=0.5>……</speed>確か、この辺りだって――」",
|
||||
"101000921_41": "「あ……響ッ<speed=0.5>!</speed> あのね、わたし――」",
|
||||
"101000921_42": "「えッ、未来<speed=0.5>?</speed> ……はッ!?」",
|
||||
"101000921_43": "「<speed=0.01>来やがったなッ!</speed> お前はあたしが――ッ!」",
|
||||
"101000921_44": "「――くッ<speed=0.5>!</speed>\\n 未来、来ちゃダメだーッ!」",
|
||||
"101000921_45": "「え――<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>きゃあああああああッ!?」</speed>",
|
||||
"101000921_46": "「ああ……ッ!?」",
|
||||
"101000921_47": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> しまったッ<speed=0.5>!</speed> \\n あいつの他にもいたのかッ!?」",
|
||||
"101000921_48": "「Balwisyall Nescell gungnir tron……」",
|
||||
"101000921_49": "「てりゃぁぁぁッ!」",
|
||||
"101000921_50": "「あ…………」",
|
||||
"101000921_51": "「…………ッ」",
|
||||
"101000921_52": "「ひ、響……?」",
|
||||
"101000921_53": "「……ごめんッ!」",
|
||||
"101000921_54": "(未来からできるだけ離れないと……ッ!)",
|
||||
"101000921_55": "「どんくせぇのが、いっちょ前に挑発のつもりかよッ!」",
|
||||
"101000921_56": "「なんで……響が……?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,20 +1,20 @@
|
|||
{
|
||||
"101000922_0": "(……よし、これだけ離れれば……<speed=0.5>。</speed>――ッ!?)",
|
||||
"101000922_1": "「くう……ッ!」",
|
||||
"101000922_2": "「どんくせぇのが、やってくれるッ!」",
|
||||
"101000922_3": "「――どんくさいなんて名前じゃないッ<speed=0.5>!</speed> わたしは立花響\\n 15歳ッ<speed=0.5>!</speed> 誕生日は9月の13日で血液型はO型ッ!」",
|
||||
"101000922_4": "「身長はこの間の測定では157cmッ<speed=0.5>!</speed>\\n 体重は……もう少し仲良くなったら教えてあげるッ!」",
|
||||
"101000922_5": "「趣味は人助けで好きなものはご飯&ご飯ッ<speed=0.5>!</speed>\\n あと……彼氏いない歴は年齢と同じッ!」",
|
||||
"101000922_6": "「な、何をとち狂ってやがるんだお前……」",
|
||||
"101000922_7": "「わたしたちは、ノイズと違って言葉が通じるんだから、\\n ちゃんと話し合いたいッ!」",
|
||||
"101000922_8": "「なんて悠長ッ<speed=0.5>!</speed>\\n この期に及んでッ!」",
|
||||
"101000922_9": "「はッ<speed=0.5>!</speed> ふッ!」",
|
||||
"101000922_10": "(ッ!<speed=0.5>?</speed> あたしの攻撃を、凌いでいやがる……。\\n こいつ、何が変わった――ッ!)",
|
||||
"101000922_11": "「話し合おうよッ! わたしたちは戦っちゃいけないんだッ!\\n だって、言葉が通じていれば人間は――」",
|
||||
"101000922_12": "「――うるさいッ<speed=0.5>!</speed> 分かり合えるものかよ、人間がッ<speed=0.5>!</speed>\\n そんな風にできているものかッ!」",
|
||||
"101000922_13": "<speed=0.01>「気に入らねぇ気に入らねぇ気に入らねぇ気にいらねぇ――ッ!」</speed>",
|
||||
"101000922_14": "「分かっちゃいねぇことを\\n ペラペラと知った風に口にするお前がッ!」",
|
||||
"101000922_15": "「……お前を引きずってこいと言われたが、\\n もうそんなことは<speed=0.01>どうでもいいッ!」</speed>",
|
||||
"101000922_16": "「お前をこの手で叩きつぶすッ<speed=0.5>!</speed>\\n 今度こそお前のすべてを踏みにじってやるッ!」",
|
||||
"101000922_17": "「わたしだって、やられるわけには――ッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101000922_0": "(……よし、これだけ離れれば……<speed=0.5>。</speed>――ッ!?)",
|
||||
"101000922_1": "「くう……ッ!」",
|
||||
"101000922_2": "「どんくせぇのが、やってくれるッ!」",
|
||||
"101000922_3": "「――どんくさいなんて名前じゃないッ<speed=0.5>!</speed> わたしは立花響\\n 15歳ッ<speed=0.5>!</speed> 誕生日は9月の13日で血液型はO型ッ!」",
|
||||
"101000922_4": "「身長はこの間の測定では157cmッ<speed=0.5>!</speed>\\n 体重は……もう少し仲良くなったら教えてあげるッ!」",
|
||||
"101000922_5": "「趣味は人助けで好きなものはご飯&ご飯ッ<speed=0.5>!</speed>\\n あと……彼氏いない歴は年齢と同じッ!」",
|
||||
"101000922_6": "「な、何をとち狂ってやがるんだお前……」",
|
||||
"101000922_7": "「わたしたちは、ノイズと違って言葉が通じるんだから、\\n ちゃんと話し合いたいッ!」",
|
||||
"101000922_8": "「なんて悠長ッ<speed=0.5>!</speed>\\n この期に及んでッ!」",
|
||||
"101000922_9": "「はッ<speed=0.5>!</speed> ふッ!」",
|
||||
"101000922_10": "(ッ!<speed=0.5>?</speed> あたしの攻撃を、凌いでいやがる……。\\n こいつ、何が変わった――ッ!)",
|
||||
"101000922_11": "「話し合おうよッ! わたしたちは戦っちゃいけないんだッ!\\n だって、言葉が通じていれば人間は――」",
|
||||
"101000922_12": "「――うるさいッ<speed=0.5>!</speed> 分かり合えるものかよ、人間がッ<speed=0.5>!</speed>\\n そんな風にできているものかッ!」",
|
||||
"101000922_13": "<speed=0.01>「気に入らねぇ気に入らねぇ気に入らねぇ気にいらねぇ――ッ!」</speed>",
|
||||
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|
||||
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|
||||
"101000922_16": "「お前をこの手で叩きつぶすッ<speed=0.5>!</speed>\\n 今度こそお前のすべてを踏みにじってやるッ!」",
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||||
"101000922_17": "「わたしだって、やられるわけには――ッ!」"
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||||
}
|
|
@ -1,26 +1,26 @@
|
|||
{
|
||||
"101000932_0": "「ああああああッ!\\n <speed=0.01>吹き飛べぇッ!」</speed>",
|
||||
"101000932_1": "「くッ、うう……ッ!」",
|
||||
"101000932_2": "<size=40>「持ってけ、ダブルだッ!」</size>",
|
||||
"101000932_3": "「はあ、はあ……<speed=0.5>。</speed>\\n お前なんかがいるから、あたしはまた……」",
|
||||
"101000932_4": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 2発も食らって、まだ立ち上がるだと……」",
|
||||
"101000932_5": "「……はあああああああああああああぁぁぁぁッ!」",
|
||||
"101000932_6": "(何を……あいつ、まさかッ!?)",
|
||||
"101000932_7": "「ぁぁああああ――ッ<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>きゃあッ!?」</speed>",
|
||||
"101000932_8": "「やっぱり……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n この短期間に、アームドギアまで手にしようってのかッ!」",
|
||||
"101000932_9": "(く、うう……これじゃダメだ……。\\n 翼さんのようにギアのエネルギーを固定できないッ!)",
|
||||
"101000932_10": "(エネルギーはあるんだ。\\n アームドギアとして形成されないのなら――)",
|
||||
"101000932_11": "(――その分のエネルギーを、ぶつければいいだけッ!)",
|
||||
"101000932_12": "「それ以上、させるかよぉッ!」",
|
||||
"101000932_13": "「なんだと、攻撃を受け止めやがったッ!<speed=0.5>?</speed>\\n ――しまったッ!」",
|
||||
"101000932_14": "「雷を、握りつぶすようにーッ!」",
|
||||
"101000932_15": "(まずい、あいつに引っぱられて……ッ!?)",
|
||||
"101000932_16": "(最速で<speed=0.5>、</speed>最短で<speed=0.5>、</speed>まっすぐにッ<speed=0.5>!</speed>\\n 胸の響きを、この思いを、伝えるために――ッ!)",
|
||||
"101000932_17": "「うああ……ッ!?」",
|
||||
"101000932_18": "<size=40>「おりゃぁぁぁぁぁッ!」</size>",
|
||||
"101000932_19": "「くは……ッ!」",
|
||||
"101000932_20": "(馬鹿な……ネフシュタンの鎧が、砕け――)",
|
||||
"101000932_21": "「あ、ああ……」",
|
||||
"101000932_22": "「響……」",
|
||||
"101000932_23": "(どうして……<speed=0.5>。</speed>\\nどうして響が、戦っているの……?)"
|
||||
{
|
||||
"101000932_0": "「ああああああッ!\\n <speed=0.01>吹き飛べぇッ!」</speed>",
|
||||
"101000932_1": "「くッ、うう……ッ!」",
|
||||
"101000932_2": "<size=40>「持ってけ、ダブルだッ!」</size>",
|
||||
"101000932_3": "「はあ、はあ……<speed=0.5>。</speed>\\n お前なんかがいるから、あたしはまた……」",
|
||||
"101000932_4": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 2発も食らって、まだ立ち上がるだと……」",
|
||||
"101000932_5": "「……はあああああああああああああぁぁぁぁッ!」",
|
||||
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|
||||
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|
||||
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|
||||
"101000932_9": "(く、うう……これじゃダメだ……。\\n 翼さんのようにギアのエネルギーを固定できないッ!)",
|
||||
"101000932_10": "(エネルギーはあるんだ。\\n アームドギアとして形成されないのなら――)",
|
||||
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|
||||
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|
||||
"101000932_13": "「なんだと、攻撃を受け止めやがったッ!<speed=0.5>?</speed>\\n ――しまったッ!」",
|
||||
"101000932_14": "「雷を、握りつぶすようにーッ!」",
|
||||
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|
||||
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|
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|
||||
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|
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|
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|
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|
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|
||||
}
|
|
@ -1,36 +1,36 @@
|
|||
{
|
||||
"101001011_0": "撃ちてし止まぬ運命のもとに・前編",
|
||||
"101001011_1": "(くッ、なんて無理筋な力の使い方をしやがる……\\n この力、あの女の絶唱に匹敵しかねない――ぐぅッ!?)",
|
||||
"101001011_2": "「く……ッ!」",
|
||||
"101001011_3": "(攻撃を受けすぎたか、ネフシュタンの鎧があたしの体を……ッ!\\n 鎧に食い破られる前に、カタをつけなければ……ん?)",
|
||||
"101001011_4": "(追撃を、してこないだと……?)",
|
||||
"101001011_5": "「お前、馬鹿にしているのか?\\n あたしを<speed=0.5>……</speed>雪音クリスをッ!」",
|
||||
"101001011_6": "「……そっか、クリスちゃんって言うんだ」",
|
||||
"101001011_7": "「なッ……」",
|
||||
"101001011_8": "「ねえ、クリスちゃん? こんな戦い、もうやめようよッ<speed=0.5>!</speed>\\n ノイズと違ってわたしたちは言葉を交わすことができるッ!」",
|
||||
"101001011_9": "「ちゃんと話をすれば、きっとわかり合えるはずッ<speed=0.5>!</speed>\\n だってわたしたち、同じ人間だよッ!」",
|
||||
"101001011_10": "「……お前、くせぇんだよ。\\n 嘘くせえ……ッ<speed=0.5>!</speed> 青くせえ……ッ!」",
|
||||
"101001011_11": "「うッ! うう……」",
|
||||
"101001011_12": "(このまま倒しきって――ッ!?)",
|
||||
"101001011_13": "「う……ぐあぁぁぁ――ッ!」",
|
||||
"101001011_14": "(ネフシュタンの……侵食が……ッ!?\\n これ以上、は……)",
|
||||
"101001011_15": "「……ッ!? どうしたの、クリスちゃんッ!」",
|
||||
"101001011_16": "「どうもしねぇッ<speed=0.5>!</speed>\\n ぶっ飛べよッ! アーマーパージだぁッ!」",
|
||||
"101001011_17": "「うわ――ッ!<speed=0.5>?</speed> ……ん、え――?」",
|
||||
"101001011_18": "「Killter Ichaival tron……」",
|
||||
"101001011_19": "「この歌って……」",
|
||||
"101001011_20": "<size=40>「見せてやる、『イチイバル』の力だッ!」</size>",
|
||||
"101001011_21": "<size=40>「イチイバル、だとッ!?」</size>",
|
||||
"101001011_22": "「アウフヴァッヘン波形、検知」",
|
||||
"101001011_23": "「過去のデータとも照合完了ッ!\\n 間違いありませんッ! この波形はイチイバルですッ!」",
|
||||
"101001011_24": "(失われた第二号聖遺物までもが、\\n 敵に渡っていたというのか……)",
|
||||
"101001011_25": "「その姿、わたしたちと……おなじ……?」",
|
||||
"101001011_26": "「……唄わせたな。あたしに歌を唄わせたなッ!」",
|
||||
"101001011_27": "「え……」",
|
||||
"101001011_28": "「教えてやる<speed=0.5>……</speed>あたしは、歌が大っ嫌いだッ!」",
|
||||
"101001011_29": "「歌が、嫌い……<speed=0.5>?</speed>\\n やめてッ! わたし、戦いたくは――くうぅッ!?」",
|
||||
"101001011_30": "(どうしよう、戦いたくないのに……ッ!)",
|
||||
"101001011_31": "「――逃がすかッ! 蜂の巣になりなッ!」",
|
||||
"101001011_32": "「うわわあああああッ!?」",
|
||||
"101001011_33": "「お前の戯れ言はうんざりだッ<speed=0.5>!</speed>\\n 二度とそんな口を聞けないようにしてやるッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001011_0": "撃ちてし止まぬ運命のもとに・前編",
|
||||
"101001011_1": "(くッ、なんて無理筋な力の使い方をしやがる……\\n この力、あの女の絶唱に匹敵しかねない――ぐぅッ!?)",
|
||||
"101001011_2": "「く……ッ!」",
|
||||
"101001011_3": "(攻撃を受けすぎたか、ネフシュタンの鎧があたしの体を……ッ!\\n 鎧に食い破られる前に、カタをつけなければ……ん?)",
|
||||
"101001011_4": "(追撃を、してこないだと……?)",
|
||||
"101001011_5": "「お前、馬鹿にしているのか?\\n あたしを<speed=0.5>……</speed>雪音クリスをッ!」",
|
||||
"101001011_6": "「……そっか、クリスちゃんって言うんだ」",
|
||||
"101001011_7": "「なッ……」",
|
||||
"101001011_8": "「ねえ、クリスちゃん? こんな戦い、もうやめようよッ<speed=0.5>!</speed>\\n ノイズと違ってわたしたちは言葉を交わすことができるッ!」",
|
||||
"101001011_9": "「ちゃんと話をすれば、きっとわかり合えるはずッ<speed=0.5>!</speed>\\n だってわたしたち、同じ人間だよッ!」",
|
||||
"101001011_10": "「……お前、くせぇんだよ。\\n 嘘くせえ……ッ<speed=0.5>!</speed> 青くせえ……ッ!」",
|
||||
"101001011_11": "「うッ! うう……」",
|
||||
"101001011_12": "(このまま倒しきって――ッ!?)",
|
||||
"101001011_13": "「う……ぐあぁぁぁ――ッ!」",
|
||||
"101001011_14": "(ネフシュタンの……侵食が……ッ!?\\n これ以上、は……)",
|
||||
"101001011_15": "「……ッ!? どうしたの、クリスちゃんッ!」",
|
||||
"101001011_16": "「どうもしねぇッ<speed=0.5>!</speed>\\n ぶっ飛べよッ! アーマーパージだぁッ!」",
|
||||
"101001011_17": "「うわ――ッ!<speed=0.5>?</speed> ……ん、え――?」",
|
||||
"101001011_18": "「Killter Ichaival tron……」",
|
||||
"101001011_19": "「この歌って……」",
|
||||
"101001011_20": "<size=40>「見せてやる、『イチイバル』の力だッ!」</size>",
|
||||
"101001011_21": "<size=40>「イチイバル、だとッ!?」</size>",
|
||||
"101001011_22": "「アウフヴァッヘン波形、検知」",
|
||||
"101001011_23": "「過去のデータとも照合完了ッ!\\n 間違いありませんッ! この波形はイチイバルですッ!」",
|
||||
"101001011_24": "(失われた第二号聖遺物までもが、\\n 敵に渡っていたというのか……)",
|
||||
"101001011_25": "「その姿、わたしたちと……おなじ……?」",
|
||||
"101001011_26": "「……唄わせたな。あたしに歌を唄わせたなッ!」",
|
||||
"101001011_27": "「え……」",
|
||||
"101001011_28": "「教えてやる<speed=0.5>……</speed>あたしは、歌が大っ嫌いだッ!」",
|
||||
"101001011_29": "「歌が、嫌い……<speed=0.5>?</speed>\\n やめてッ! わたし、戦いたくは――くうぅッ!?」",
|
||||
"101001011_30": "(どうしよう、戦いたくないのに……ッ!)",
|
||||
"101001011_31": "「――逃がすかッ! 蜂の巣になりなッ!」",
|
||||
"101001011_32": "「うわわあああああッ!?」",
|
||||
"101001011_33": "「お前の戯れ言はうんざりだッ<speed=0.5>!</speed>\\n 二度とそんな口を聞けないようにしてやるッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,18 +1,18 @@
|
|||
{
|
||||
"101001012_0": "(だめだ、クリスちゃんに近づけないッ<speed=0.5>!</speed>\\n こんな距離まで攻撃できるなんて――ッ!)",
|
||||
"101001012_1": "「これで終いだぁッ!」",
|
||||
"101001012_2": "「――ッ!?」",
|
||||
"101001012_3": "(こんなの、避けきれな――)",
|
||||
"101001012_4": "「はあ、はあ、はあ……ッ<speed=0.5>!</speed> どうだ……」",
|
||||
"101001012_5": "(あれだけの弾丸を叩き込めば――ッ!?)",
|
||||
"101001012_6": "「盾……?」",
|
||||
"101001012_7": "「剣だッ!」",
|
||||
"101001012_8": "「なに……ッ!<speed=0.5>?</speed> お前は……ッ!」",
|
||||
"101001012_9": "「ふんッ、死に体でおねんねと聞いていたが、\\n 足手まといを庇いに現れたか?」",
|
||||
"101001012_10": "「――もう何も、失うものかと決めたのだッ!」",
|
||||
"101001012_11": "「ぅ……翼さん……?」",
|
||||
"101001012_12": "「気づいたか、立花。\\n だがわたしも十全ではない」",
|
||||
"101001012_13": "「……力を貸して欲しい」",
|
||||
"101001012_14": "「は……はいッ!」",
|
||||
"101001012_15": "「うっとうしいんだよ、お前らぁッ!\\n うううらあああああああああッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001012_0": "(だめだ、クリスちゃんに近づけないッ<speed=0.5>!</speed>\\n こんな距離まで攻撃できるなんて――ッ!)",
|
||||
"101001012_1": "「これで終いだぁッ!」",
|
||||
"101001012_2": "「――ッ!?」",
|
||||
"101001012_3": "(こんなの、避けきれな――)",
|
||||
"101001012_4": "「はあ、はあ、はあ……ッ<speed=0.5>!</speed> どうだ……」",
|
||||
"101001012_5": "(あれだけの弾丸を叩き込めば――ッ!?)",
|
||||
"101001012_6": "「盾……?」",
|
||||
"101001012_7": "「剣だッ!」",
|
||||
"101001012_8": "「なに……ッ!<speed=0.5>?</speed> お前は……ッ!」",
|
||||
"101001012_9": "「ふんッ、死に体でおねんねと聞いていたが、\\n 足手まといを庇いに現れたか?」",
|
||||
"101001012_10": "「――もう何も、失うものかと決めたのだッ!」",
|
||||
"101001012_11": "「ぅ……翼さん……?」",
|
||||
"101001012_12": "「気づいたか、立花。\\n だがわたしも十全ではない」",
|
||||
"101001012_13": "「……力を貸して欲しい」",
|
||||
"101001012_14": "「は……はいッ!」",
|
||||
"101001012_15": "「うっとうしいんだよ、お前らぁッ!\\n うううらあああああああああッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,25 +1,25 @@
|
|||
{
|
||||
"101001022_0": "「震える指で引金を引こうとも、\\n 狙いを定めるには能わず」",
|
||||
"101001022_1": "(あたしの弾幕をかいくぐり、\\n 接近戦に持ち込んでくるだとッ!? ――なめるなぁッ!)",
|
||||
"101001022_2": "「――妄りな乱射には当たらぬと言ったッ!」",
|
||||
"101001022_3": "「な――ッ!?」",
|
||||
"101001022_4": "(この女……以前とは動きがまるで――ッ!?)",
|
||||
"101001022_5": "「これで、王手だ」",
|
||||
"101001022_6": "「翼さん、その子は……ッ!」",
|
||||
"101001022_7": "「分かっている」",
|
||||
"101001022_8": "「――なにが、分かっているだッ!」",
|
||||
"101001022_9": "「これでまた、あたしの距離だッ<speed=0.5>!</speed>\\n もう好き勝手にはさせねぇぞ……ッ!」",
|
||||
"101001022_10": "(刃を交える敵ではないと信じたい。それに……十年前に\\n 失われた第二号聖遺物のことも質さなければッ!)",
|
||||
"101001022_11": "「今度こそ、狙いは外さねぇ――ッ!」",
|
||||
"101001022_12": "「――な……ッ!?」",
|
||||
"101001022_13": "(ノイズがイチイバルの武装を破壊しただとッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 一体、どこから――ッ!?)",
|
||||
"101001022_14": "「――ッ!? クリスちゃん、危ないッ!」",
|
||||
"101001022_15": "「え――ッ!?」",
|
||||
"101001022_16": "「クリスちゃん、だいじょうぶ……?」",
|
||||
"101001022_17": "「立花ッ!?」",
|
||||
"101001022_18": "「お前、何やってんだよッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 何であたしを庇ったりなんか――」",
|
||||
"101001022_19": "「ゴメン……。\\n クリスちゃんに当たりそうだったから、つい……」",
|
||||
"101001022_20": "「立てるか立花ッ<speed=0.5>!</speed> 新手のノイズが来るぞッ!」",
|
||||
"101001022_21": "「……大丈夫です、まだ行けますッ!」",
|
||||
"101001022_22": "「な、何なんだよ……これは。どうしてノイズが――ッ!?」"
|
||||
{
|
||||
"101001022_0": "「震える指で引金を引こうとも、\\n 狙いを定めるには能わず」",
|
||||
"101001022_1": "(あたしの弾幕をかいくぐり、\\n 接近戦に持ち込んでくるだとッ!? ――なめるなぁッ!)",
|
||||
"101001022_2": "「――妄りな乱射には当たらぬと言ったッ!」",
|
||||
"101001022_3": "「な――ッ!?」",
|
||||
"101001022_4": "(この女……以前とは動きがまるで――ッ!?)",
|
||||
"101001022_5": "「これで、王手だ」",
|
||||
"101001022_6": "「翼さん、その子は……ッ!」",
|
||||
"101001022_7": "「分かっている」",
|
||||
"101001022_8": "「――なにが、分かっているだッ!」",
|
||||
"101001022_9": "「これでまた、あたしの距離だッ<speed=0.5>!</speed>\\n もう好き勝手にはさせねぇぞ……ッ!」",
|
||||
"101001022_10": "(刃を交える敵ではないと信じたい。それに……十年前に\\n 失われた第二号聖遺物のことも質さなければッ!)",
|
||||
"101001022_11": "「今度こそ、狙いは外さねぇ――ッ!」",
|
||||
"101001022_12": "「――な……ッ!?」",
|
||||
"101001022_13": "(ノイズがイチイバルの武装を破壊しただとッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 一体、どこから――ッ!?)",
|
||||
"101001022_14": "「――ッ!? クリスちゃん、危ないッ!」",
|
||||
"101001022_15": "「え――ッ!?」",
|
||||
"101001022_16": "「クリスちゃん、だいじょうぶ……?」",
|
||||
"101001022_17": "「立花ッ!?」",
|
||||
"101001022_18": "「お前、何やってんだよッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 何であたしを庇ったりなんか――」",
|
||||
"101001022_19": "「ゴメン……。\\n クリスちゃんに当たりそうだったから、つい……」",
|
||||
"101001022_20": "「立てるか立花ッ<speed=0.5>!</speed> 新手のノイズが来るぞッ!」",
|
||||
"101001022_21": "「……大丈夫です、まだ行けますッ!」",
|
||||
"101001022_22": "「な、何なんだよ……これは。どうしてノイズが――ッ!?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,18 +1,18 @@
|
|||
{
|
||||
"101001032_0": "「――命じたこともできないなんて」",
|
||||
"101001032_1": "「この、声は……」",
|
||||
"101001032_2": "「あなたはどこまで私を失望させるのかしら……?」",
|
||||
"101001032_3": "「フィーネッ!」",
|
||||
"101001032_4": "(フィーネ……<speed=0.5>?</speed>\\n ……終わりの名を持つ者?)",
|
||||
"101001032_5": "「こんな奴がいなくったって、\\n 戦争の火種くらいあたしひとりで消してやるッ!」",
|
||||
"101001032_6": "「そうすれば、あんたの言うように人は呪いから解放されて、\\n バラバラになった世界は元に戻るんだろッ!?」",
|
||||
"101001032_7": "「ふぅ……<speed=0.5>、</speed>もうあなたに用はないわ……」",
|
||||
"101001032_8": "「な……なんだよそれッ!?」",
|
||||
"101001032_9": "「フッ……」",
|
||||
"101001032_10": "(何だ、あの光は……まさか、ネフシュタンの鎧かッ!?\\n それに、あの者の手に握られているものは――ソロモンのッ!?)",
|
||||
"101001032_11": "「今日のところは、ノイズが相手をしてくれるわ。\\n またお目にかかりましょう、ガングニールの装者さん」",
|
||||
"101001032_12": "「待てよ、フィーネェェェェッ!」",
|
||||
"101001032_13": "「あッ、う……待って、クリスちゃんッ!」",
|
||||
"101001032_14": "「あいつを気にかけるのは後にしろッ!\\n 今は……目の前のノイズに集中するんだッ!」",
|
||||
"101001032_15": "「は、はいッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001032_0": "「――命じたこともできないなんて」",
|
||||
"101001032_1": "「この、声は……」",
|
||||
"101001032_2": "「あなたはどこまで私を失望させるのかしら……?」",
|
||||
"101001032_3": "「フィーネッ!」",
|
||||
"101001032_4": "(フィーネ……<speed=0.5>?</speed>\\n ……終わりの名を持つ者?)",
|
||||
"101001032_5": "「こんな奴がいなくったって、\\n 戦争の火種くらいあたしひとりで消してやるッ!」",
|
||||
"101001032_6": "「そうすれば、あんたの言うように人は呪いから解放されて、\\n バラバラになった世界は元に戻るんだろッ!?」",
|
||||
"101001032_7": "「ふぅ……<speed=0.5>、</speed>もうあなたに用はないわ……」",
|
||||
"101001032_8": "「な……なんだよそれッ!?」",
|
||||
"101001032_9": "「フッ……」",
|
||||
"101001032_10": "(何だ、あの光は……まさか、ネフシュタンの鎧かッ!?\\n それに、あの者の手に握られているものは――ソロモンのッ!?)",
|
||||
"101001032_11": "「今日のところは、ノイズが相手をしてくれるわ。\\n またお目にかかりましょう、ガングニールの装者さん」",
|
||||
"101001032_12": "「待てよ、フィーネェェェェッ!」",
|
||||
"101001032_13": "「あッ、う……待って、クリスちゃんッ!」",
|
||||
"101001032_14": "「あいつを気にかけるのは後にしろッ!\\n 今は……目の前のノイズに集中するんだッ!」",
|
||||
"101001032_15": "「は、はいッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,27 +1,27 @@
|
|||
{
|
||||
"101001042_0": "「はぁ……ふぅ……<speed=0.5>。</speed>あッ、く、クリスちゃんはッ!<speed=0.5>?</speed>\\n ――あ…………」",
|
||||
"101001042_1": "「立花ッ! ……無理をするな、お前は十分に頑張った」",
|
||||
"101001042_2": "「でも、クリスちゃんが……」",
|
||||
"101001042_3": "「いいから休め。……聞こえるだろう? 迎えのヘリが来た。\\n あいつの追跡は、司令たちに任せるんだ」",
|
||||
"101001042_4": "「……わかり<speed=0.5>、</speed>ました」",
|
||||
"101001042_5": "(緊張の糸がほどけて、意識を失ったか<speed=0.5>。</speed>\\n ……しかし、終わりの名を持つ女、フィーネ)",
|
||||
"101001042_6": "(あれは一体何者だ……?)",
|
||||
"101001042_7": "(……奏がなんのために戦ってきたのか、\\n 今なら少し分かるような気がする)",
|
||||
"101001042_8": "(だけど、それを理解するのは正直怖い。\\n 人の身ならざるわたしに、受け入れられるのだろうか?)",
|
||||
"101001042_9": "「……自分で人間に戻ればいい。\\n それだけの話じゃないか」",
|
||||
"101001042_10": "「いつも言ってるだろう? あんまりガチガチだとポッキリだ――\\n ――って<speed=0.5>。</speed>……なんてまた、意地悪を言われそうだ」",
|
||||
"101001042_11": "(だが今更、戻ったところで何ができるというのだ。\\n ……いや、何をしていいのかすら、分からないではないか)",
|
||||
"101001042_12": "「『好きなことすればいいんじゃねーの<speed=1>?</speed> 簡単だろ?』」",
|
||||
"101001042_13": "(――え<speed=1>?</speed> ……いや、気のせいか)",
|
||||
"101001042_14": "(好きなこと。もうずっとそんなことを考えていない気がする。\\n 遠い昔、わたしにも夢中になったものがあるはずなのだが……)",
|
||||
"101001042_15": "「メディカルチェックの結果が出たわよ。\\n 外傷は多かったけれど、深刻なものがなくて助かったわ」",
|
||||
"101001042_16": "「常軌を逸したエネルギー消費による……いわゆる過労ね\\n 少し休めばまたいつもどおりに回復するわよ」",
|
||||
"101001042_17": "「じゃあ、わたし<speed=0.5>……</speed>あッ……」",
|
||||
"101001042_18": "「ああッ、もう。だから休息が必要なの」",
|
||||
"101001042_19": "「はあ……わたし、呪われてるかも」",
|
||||
"101001042_20": "「気になるの? お友達のこと……。心配しないでも大丈夫よ。\\n 緒川くんたちから事情の説明を受けているはずだから」",
|
||||
"101001042_21": "「そう<speed=0.5>……</speed>ですか……」",
|
||||
"101001042_22": "「機密保護の説明を受けたら、すぐに解放されるわよ♪」",
|
||||
"101001042_23": "「……はい、分かりました」",
|
||||
"101001042_24": "(未来……)"
|
||||
{
|
||||
"101001042_0": "「はぁ……ふぅ……<speed=0.5>。</speed>あッ、く、クリスちゃんはッ!<speed=0.5>?</speed>\\n ――あ…………」",
|
||||
"101001042_1": "「立花ッ! ……無理をするな、お前は十分に頑張った」",
|
||||
"101001042_2": "「でも、クリスちゃんが……」",
|
||||
"101001042_3": "「いいから休め。……聞こえるだろう? 迎えのヘリが来た。\\n あいつの追跡は、司令たちに任せるんだ」",
|
||||
"101001042_4": "「……わかり<speed=0.5>、</speed>ました」",
|
||||
"101001042_5": "(緊張の糸がほどけて、意識を失ったか<speed=0.5>。</speed>\\n ……しかし、終わりの名を持つ女、フィーネ)",
|
||||
"101001042_6": "(あれは一体何者だ……?)",
|
||||
"101001042_7": "(……奏がなんのために戦ってきたのか、\\n 今なら少し分かるような気がする)",
|
||||
"101001042_8": "(だけど、それを理解するのは正直怖い。\\n 人の身ならざるわたしに、受け入れられるのだろうか?)",
|
||||
"101001042_9": "「……自分で人間に戻ればいい。\\n それだけの話じゃないか」",
|
||||
"101001042_10": "「いつも言ってるだろう? あんまりガチガチだとポッキリだ――\\n ――って<speed=0.5>。</speed>……なんてまた、意地悪を言われそうだ」",
|
||||
"101001042_11": "(だが今更、戻ったところで何ができるというのだ。\\n ……いや、何をしていいのかすら、分からないではないか)",
|
||||
"101001042_12": "「『好きなことすればいいんじゃねーの<speed=1>?</speed> 簡単だろ?』」",
|
||||
"101001042_13": "(――え<speed=1>?</speed> ……いや、気のせいか)",
|
||||
"101001042_14": "(好きなこと。もうずっとそんなことを考えていない気がする。\\n 遠い昔、わたしにも夢中になったものがあるはずなのだが……)",
|
||||
"101001042_15": "「メディカルチェックの結果が出たわよ。\\n 外傷は多かったけれど、深刻なものがなくて助かったわ」",
|
||||
"101001042_16": "「常軌を逸したエネルギー消費による……いわゆる過労ね\\n 少し休めばまたいつもどおりに回復するわよ」",
|
||||
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|
||||
"101001042_18": "「ああッ、もう。だから休息が必要なの」",
|
||||
"101001042_19": "「はあ……わたし、呪われてるかも」",
|
||||
"101001042_20": "「気になるの? お友達のこと……。心配しないでも大丈夫よ。\\n 緒川くんたちから事情の説明を受けているはずだから」",
|
||||
"101001042_21": "「そう<speed=0.5>……</speed>ですか……」",
|
||||
"101001042_22": "「機密保護の説明を受けたら、すぐに解放されるわよ♪」",
|
||||
"101001042_23": "「……はい、分かりました」",
|
||||
"101001042_24": "(未来……)"
|
||||
}
|
|
@ -1,40 +1,40 @@
|
|||
{
|
||||
"101001111_0": "撃ちてし止まぬ運命のもとに・後編",
|
||||
"101001111_1": "(なんでだよ、フィーネ……。あたしは――)",
|
||||
"101001111_2": "「……ん、女の子の泣き声? あいつが泣かせてるのか<speed=0.5>?</speed>\\n おいこらッ! 弱いものをいじめるなッ!」",
|
||||
"101001111_3": "「え、いじめてなんかないよッ! 父ちゃんがいなくなって、\\n 一緒に探してたんだけど、もう歩けないって……」",
|
||||
"101001111_4": "「ふええ……だって、だって~……ううぅ……<speed=0.5>。</speed>\\n おとうさん、どこぉ~ッ! うわああああんッ!」",
|
||||
"101001111_5": "「ああもう、泣くなってッ! メンドクセーッ<speed=0.5>!</speed>\\n 一緒に捜してやるから、大人しくしやがれッ!」",
|
||||
"101001111_6": "「えへへ、おててをつないでいると、うれしいね」",
|
||||
"101001111_7": "「は、なんだそりゃ。\\n ほら、ちゃんとお父さんを探せよ」",
|
||||
"101001111_8": "「わかってるよ」",
|
||||
"101001111_9": "「…………ふん♪\\n ふんふふんふん……♪」",
|
||||
"101001111_10": "「わぁ……。\\n おねえちゃん、うた、すきなの?」",
|
||||
"101001111_11": "「……歌なんて大嫌いだ<speed=0.5>。</speed>\\n 特に、壊すことしかできないあたしの歌はな……」",
|
||||
"101001111_12": "「あッ、父ちゃんッ!」",
|
||||
"101001111_13": "「お前たち……どこに行ってたんだッ!\\n ん、この方は……?」",
|
||||
"101001111_14": "「おねえちゃんがいっしょに、まいごになってくれたー♪」",
|
||||
"101001111_15": "「違うだろ、一緒に父ちゃんを探してくれたんだ」",
|
||||
"101001111_16": "「すみません、ご迷惑をおかけしました……」",
|
||||
"101001111_17": "「いや、成り行きだから……その……」",
|
||||
"101001111_18": "「ほら、お姉ちゃんにお礼は言ったのか?」",
|
||||
"101001111_19": "「ありがとうッ!」\\n",
|
||||
"101001111_20": "「仲<speed=0.5>、</speed>いいんだな……」",
|
||||
"101001111_21": "「そうだ。\\n そんな風に仲良くするにはどうすれば良いのか、教えてくれよ」",
|
||||
"101001111_22": "「そんなの分からないよ。いつもケンカしちゃうし」",
|
||||
"101001111_23": "「ケンカしちゃうけど、なかなおりするからなかよしー♪」",
|
||||
"101001111_24": "(……仲直りするから仲良し、か)",
|
||||
"101001111_25": "「ちゃんと話をすれば、きっとわかり合えるはずッ!\\n だってわたしたち、同じ人間だよッ!」",
|
||||
"101001111_26": "(話をすれば……分かりあえて、仲直りできるのかな……<speed=0.5>。</speed>\\n あたしと、フィーネも……)",
|
||||
"101001111_27": "「たしかにこちらからの依頼ではあるけれど\\n 仕事が杜撰すぎると言っているの」",
|
||||
"101001111_28": "「足がつけばこちらの身動きが取れなくなるわ。\\n まさか、それもあなたたちの思惑というのなら――」",
|
||||
"101001111_29": "「……全く、米国の犬はうるさくて敵わないわね。いっそ用済みの\\n クリスでもイチイバルごとくれてやろうかしら――」",
|
||||
"101001111_30": "「――あたしが用済みってなんだよッ!?\\n もういらないってことかよッ!?」",
|
||||
"101001111_31": "「あんたもあたしを『物』のように扱うって言うのかよッ!」",
|
||||
"101001111_32": "「………………」",
|
||||
"101001111_33": "「ああもうっ頭の中ぐちゃぐちゃだッ!\\n 何が正しくて何が間違っているのかわかんねーんだよッ!」",
|
||||
"101001111_34": "「……どうして誰も、\\n 私の思い通りに動いてくれないのかしら……」",
|
||||
"101001111_35": "「さすがに潮時かしら……」",
|
||||
"101001111_36": "(ノイズを……出した<speed=1>?</speed>\\n じゃあ、フィーネは本当にあたしのこと……?)",
|
||||
"101001111_37": "(考える時間もくれねーのかよッ!\\n 本当に、戦わなきゃなんねーのかよ……?)"
|
||||
{
|
||||
"101001111_0": "撃ちてし止まぬ運命のもとに・後編",
|
||||
"101001111_1": "(なんでだよ、フィーネ……。あたしは――)",
|
||||
"101001111_2": "「……ん、女の子の泣き声? あいつが泣かせてるのか<speed=0.5>?</speed>\\n おいこらッ! 弱いものをいじめるなッ!」",
|
||||
"101001111_3": "「え、いじめてなんかないよッ! 父ちゃんがいなくなって、\\n 一緒に探してたんだけど、もう歩けないって……」",
|
||||
"101001111_4": "「ふええ……だって、だって~……ううぅ……<speed=0.5>。</speed>\\n おとうさん、どこぉ~ッ! うわああああんッ!」",
|
||||
"101001111_5": "「ああもう、泣くなってッ! メンドクセーッ<speed=0.5>!</speed>\\n 一緒に捜してやるから、大人しくしやがれッ!」",
|
||||
"101001111_6": "「えへへ、おててをつないでいると、うれしいね」",
|
||||
"101001111_7": "「は、なんだそりゃ。\\n ほら、ちゃんとお父さんを探せよ」",
|
||||
"101001111_8": "「わかってるよ」",
|
||||
"101001111_9": "「…………ふん♪\\n ふんふふんふん……♪」",
|
||||
"101001111_10": "「わぁ……。\\n おねえちゃん、うた、すきなの?」",
|
||||
"101001111_11": "「……歌なんて大嫌いだ<speed=0.5>。</speed>\\n 特に、壊すことしかできないあたしの歌はな……」",
|
||||
"101001111_12": "「あッ、父ちゃんッ!」",
|
||||
"101001111_13": "「お前たち……どこに行ってたんだッ!\\n ん、この方は……?」",
|
||||
"101001111_14": "「おねえちゃんがいっしょに、まいごになってくれたー♪」",
|
||||
"101001111_15": "「違うだろ、一緒に父ちゃんを探してくれたんだ」",
|
||||
"101001111_16": "「すみません、ご迷惑をおかけしました……」",
|
||||
"101001111_17": "「いや、成り行きだから……その……」",
|
||||
"101001111_18": "「ほら、お姉ちゃんにお礼は言ったのか?」",
|
||||
"101001111_19": "「ありがとうッ!」\\n",
|
||||
"101001111_20": "「仲<speed=0.5>、</speed>いいんだな……」",
|
||||
"101001111_21": "「そうだ。\\n そんな風に仲良くするにはどうすれば良いのか、教えてくれよ」",
|
||||
"101001111_22": "「そんなの分からないよ。いつもケンカしちゃうし」",
|
||||
"101001111_23": "「ケンカしちゃうけど、なかなおりするからなかよしー♪」",
|
||||
"101001111_24": "(……仲直りするから仲良し、か)",
|
||||
"101001111_25": "「ちゃんと話をすれば、きっとわかり合えるはずッ!\\n だってわたしたち、同じ人間だよッ!」",
|
||||
"101001111_26": "(話をすれば……分かりあえて、仲直りできるのかな……<speed=0.5>。</speed>\\n あたしと、フィーネも……)",
|
||||
"101001111_27": "「たしかにこちらからの依頼ではあるけれど\\n 仕事が杜撰すぎると言っているの」",
|
||||
"101001111_28": "「足がつけばこちらの身動きが取れなくなるわ。\\n まさか、それもあなたたちの思惑というのなら――」",
|
||||
"101001111_29": "「……全く、米国の犬はうるさくて敵わないわね。いっそ用済みの\\n クリスでもイチイバルごとくれてやろうかしら――」",
|
||||
"101001111_30": "「――あたしが用済みってなんだよッ!?\\n もういらないってことかよッ!?」",
|
||||
"101001111_31": "「あんたもあたしを『物』のように扱うって言うのかよッ!」",
|
||||
"101001111_32": "「………………」",
|
||||
"101001111_33": "「ああもうっ頭の中ぐちゃぐちゃだッ!\\n 何が正しくて何が間違っているのかわかんねーんだよッ!」",
|
||||
"101001111_34": "「……どうして誰も、\\n 私の思い通りに動いてくれないのかしら……」",
|
||||
"101001111_35": "「さすがに潮時かしら……」",
|
||||
"101001111_36": "(ノイズを……出した<speed=1>?</speed>\\n じゃあ、フィーネは本当にあたしのこと……?)",
|
||||
"101001111_37": "(考える時間もくれねーのかよッ!\\n 本当に、戦わなきゃなんねーのかよ……?)"
|
||||
}
|
|
@ -1,18 +1,18 @@
|
|||
{
|
||||
"101001112_0": "「なんでだよ、フィーネ……どうしてあたしを……<speed=0.5>?</speed>\\n 争いのない世界が作れるって、だからあたしは……」",
|
||||
"101001112_1": "「ええ、そうね、あなたのやり方じゃ、\\n 争いをなくすことなんてできやしないわ」",
|
||||
"101001112_2": "「なッ……」",
|
||||
"101001112_3": "「せいぜいひとつ潰して、新たな火種を\\n ふたつみっつばら撒くことくらいかしら?」",
|
||||
"101001112_4": "「あんたが言ったことじゃないかッ!\\n 痛みもギアも、あんたがあたしにくれたものだけが――」",
|
||||
"101001112_5": "「私の与えたシンフォギアを纏いながらも、毛ほどの役にも\\n 立たないなんて……そろそろ幕を引きましょうか」",
|
||||
"101001112_6": "「その光……ネフシュタンの鎧を――」",
|
||||
"101001112_7": "「私も、この鎧も不滅……。\\n 未来は無限に続いていくのよ……」",
|
||||
"101001112_8": "「カ・ディンギルは完成しているも同然。\\n もう、あなたの力に固執する理由はないわ」",
|
||||
"101001112_9": "「カ・ディンギル……? そいつは――」",
|
||||
"101001112_10": "「あなたは知りすぎてしまったわ。\\n だからね、フフ、フフフ……」",
|
||||
"101001112_11": "「うわあッ!<speed=0.5>?</speed> うッ、く……ッ!」",
|
||||
"101001112_12": "「無駄に囀る鳥に価値はないわ。\\n そのか細い喉を切り裂いて、二度と唄えなくしてあげる」",
|
||||
"101001112_13": "(本気で……フィーネは、あたしのことを……)",
|
||||
"101001112_14": "「……ちきしょう」",
|
||||
"101001112_15": "<size=40>「ちっくしょおおおぉぉぉぉッ!」</size>"
|
||||
{
|
||||
"101001112_0": "「なんでだよ、フィーネ……どうしてあたしを……<speed=0.5>?</speed>\\n 争いのない世界が作れるって、だからあたしは……」",
|
||||
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|
||||
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|
||||
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|
||||
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|
||||
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|
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|
||||
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|
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|
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|
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|
||||
"101001112_13": "(本気で……フィーネは、あたしのことを……)",
|
||||
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|
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"101001112_15": "<size=40>「ちっくしょおおおぉぉぉぉッ!」</size>"
|
||||
}
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|
@ -1,78 +1,78 @@
|
|||
{
|
||||
"101001122_0": "(ダメだ……あたしじゃ相手にならねぇ……<speed=0.5>。</speed>\\n こうなったら――)",
|
||||
"101001122_1": "「それじゃあ、ごきげんよう」",
|
||||
"101001122_2": "「とりゃぁぁッ!」",
|
||||
"101001122_3": "「無駄な足掻きを――」",
|
||||
"101001122_4": "「……そういうこと。勝てないと悟って逃げるなんて、\\n あの子にしては聡いことをするじゃないの」",
|
||||
"101001122_5": "「逃げたところで、ひとりで何ができるわけでもないのに」",
|
||||
"101001122_6": "「……さて、追っ手のノイズから、\\n いつまで逃げ続けられるかしらね?」",
|
||||
"101001122_7": "「ビンゴですッ!\\n 雪音クリス、現在16歳」",
|
||||
"101001122_8": "「……あの、少女だったのか」",
|
||||
"101001122_9": "「過去に選抜されたギア装着候補のひとりですが、\\n 2年前テロに巻き込まれて以来、行方知れずとなっていました」",
|
||||
"101001122_10": "「……それがまさか、\\n イチイバルと共に敵の手に渡っていたとは」",
|
||||
"101001122_11": "「聖遺物を力に変えて戦う技術において、\\n 我々の優位性は完全に失われてしまいましたね」",
|
||||
"101001122_12": "「敵の正体、フィーネの目的は……」",
|
||||
"101001122_13": "「深刻になるのは分かるけど、うちの装者はふたりとも健在。\\n 頭を抱えるにはまだ早すぎるわよ?」",
|
||||
"101001122_14": "「翼ッ<speed=0.5>!</speed> まったく、無茶しやがって」",
|
||||
"101001122_15": "「独断については謝ります。ですが、仲間の危機に伏せっている\\n などできませんでしたッ!」",
|
||||
"101001122_16": "「立花は未熟な戦士です。半人前ではありますが、\\n 戦士に相違ないと確信しています」",
|
||||
"101001122_17": "「翼さん……」",
|
||||
"101001122_18": "「完璧には遠いが、立花の援護くらいなら、\\n 戦場に立てるかもな」",
|
||||
"101001122_19": "「……わたし、頑張りますッ!」",
|
||||
"101001122_20": "「そう言えば、響くんのメディカルチェックの結果も\\n 気になるところだが……」",
|
||||
"101001122_21": "「少し疲れはありますけど、\\n 大きな怪我はありませんし、大丈夫ですッ!」",
|
||||
"101001122_22": "「んー、そうねぇ。\\n どれどれ?(つんつん)」",
|
||||
"101001122_23": "「にょあああああああぁッ!<speed=0.5>?</speed>\\n <speed=0.01>なななな</speed>、なんてことをッ!?」",
|
||||
"101001122_24": "「響ちゃんの心臓にあるガングニールの破片が、\\n 前より体組織と融合しているみたいなの」",
|
||||
"101001122_25": "「驚異的なエネルギーと回復力はそのせいかもね」",
|
||||
"101001122_26": "「融合……ですか?」",
|
||||
"101001122_27": "(聖遺物と人の融合……? 立花の体は大丈夫なのか……?)",
|
||||
"101001122_28": "(――いや、問題を孕んでいるのならば、\\n 櫻井女史が軽々に話題にすることはないはずだ)",
|
||||
"101001122_29": "「ふむ……ならば響くんの体に問題はないのだな?」",
|
||||
"101001122_30": "「はいッ<speed=0.5>!</speed>\\n ご飯をいっぱい食べて、ぐっすり眠れば元気回復ですッ!」",
|
||||
"101001122_31": "(……そうだよ、一番あったかいところで眠れれば……未来――)",
|
||||
"101001122_32": "「た、ただいまー……」",
|
||||
"101001122_33": "「ねえ、未来……。\\n なんていうか、つまり<speed=0.5>、</speed>その……」",
|
||||
"101001122_34": "「おかえり」",
|
||||
"101001122_35": "「あ……うん。ただいま。\\n ……あの、入っても、いい……かな?」",
|
||||
"101001122_36": "「どうぞ。あなたの部屋でもあるんだから」",
|
||||
"101001122_37": "「うん……。あ<speed=0.5>、</speed>あの……ね……」",
|
||||
"101001122_38": "「何? 大体のことなら、あの人たちに聞いたわ。\\n 今さら聞くことなんてないと思うけど」",
|
||||
"101001122_39": "「……未来」",
|
||||
"101001122_40": "「嘘つきッ<speed=0.5>!</speed>\\n 隠し事はしないって言ったくせにッ!」",
|
||||
"101001122_41": "「未来、聞いて欲しいんだ。わたし――」",
|
||||
"101001122_42": "「どうせまた嘘つくんでしょ。\\n わたし、もう寝るから」",
|
||||
"101001122_43": "「……ごめん」",
|
||||
"101001122_44": "(……嘘つくつもりなんて、なかったのに。\\n ただ、未来を巻き込みたくなかっただけなのに……)",
|
||||
"101001122_45": "「………………」",
|
||||
"101001122_46": "「……ここ、いいかな?」",
|
||||
"101001122_47": "「………………」",
|
||||
"101001122_48": "「あのね、未来。わたし……」",
|
||||
"101001122_49": "「なんだかいつもと雰囲気が違うのですが?」",
|
||||
"101001122_50": "「どういうことー? よくわかんないから、アニメで例えてよ」",
|
||||
"101001122_51": "「これはきっとビッキーが悪いに違いない。\\n ごめんねー、ヒナ。この子馬鹿だから許してあげて」",
|
||||
"101001122_52": "「そういえば、レポートのこと先生が仰ってましたが……」",
|
||||
"101001122_53": "「提出してないの、あんたひとりだってね~。\\n 大した量じゃないのに、何やってんだか」",
|
||||
"101001122_54": "「あはは……」",
|
||||
"101001122_55": "「ビッキーってば、ナイショでバイトとかしてるんじゃない?」",
|
||||
"101001122_56": "「……あ」",
|
||||
"101001122_57": "「ええッ!<speed=0.5>?</speed> 響がバイトぉッ!?」",
|
||||
"101001122_58": "「それってナイスな校則違反では?」",
|
||||
"101001122_59": "「……ッ!」",
|
||||
"101001122_60": "「未来ッ!」",
|
||||
"101001122_61": "「……もしかしてわたしたち、\\n 何かマズイこと言っちゃった?」",
|
||||
"101001122_62": "「未来……」",
|
||||
"101001122_63": "「………………」",
|
||||
"101001122_64": "「……ごめんなさい」",
|
||||
"101001122_65": "「どうして響が謝ったりするの?」",
|
||||
"101001122_66": "「未来は、わたしに対して隠し事しないって言ってくれたのに、\\n わたしは、未来にずっと隠し事してた……<speed=0.5>。</speed>わたしはッ!」",
|
||||
"101001122_67": "「言わないで」",
|
||||
"101001122_68": "「あ……」",
|
||||
"101001122_69": "(未来、泣いて……)",
|
||||
"101001122_70": "「わたしは響の友達でいられない……」",
|
||||
"101001122_71": "「ごめんッ!」",
|
||||
"101001122_72": "「――――――――」",
|
||||
"101001122_73": "「……どうして……こんな」",
|
||||
"101001122_74": "「いやだ……いやだよぉ<speed=0.5>……</speed>」",
|
||||
"101001122_75": "「うッ<speed=0.5>、</speed>ひッ……ぅ、ぅあぁああぁ……ッ」"
|
||||
{
|
||||
"101001122_0": "(ダメだ……あたしじゃ相手にならねぇ……<speed=0.5>。</speed>\\n こうなったら――)",
|
||||
"101001122_1": "「それじゃあ、ごきげんよう」",
|
||||
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|
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|
||||
"101001122_7": "「ビンゴですッ!\\n 雪音クリス、現在16歳」",
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||||
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|
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"101001122_13": "「深刻になるのは分かるけど、うちの装者はふたりとも健在。\\n 頭を抱えるにはまだ早すぎるわよ?」",
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"101001122_17": "「翼さん……」",
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"101001122_18": "「完璧には遠いが、立花の援護くらいなら、\\n 戦場に立てるかもな」",
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"101001122_19": "「……わたし、頑張りますッ!」",
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"101001122_22": "「んー、そうねぇ。\\n どれどれ?(つんつん)」",
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"101001122_25": "「驚異的なエネルギーと回復力はそのせいかもね」",
|
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"101001122_26": "「融合……ですか?」",
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||||
"101001122_27": "(聖遺物と人の融合……? 立花の体は大丈夫なのか……?)",
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"101001122_28": "(――いや、問題を孕んでいるのならば、\\n 櫻井女史が軽々に話題にすることはないはずだ)",
|
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"101001122_29": "「ふむ……ならば響くんの体に問題はないのだな?」",
|
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"101001122_30": "「はいッ<speed=0.5>!</speed>\\n ご飯をいっぱい食べて、ぐっすり眠れば元気回復ですッ!」",
|
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|
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"101001122_32": "「た、ただいまー……」",
|
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"101001122_34": "「おかえり」",
|
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"101001122_35": "「あ……うん。ただいま。\\n ……あの、入っても、いい……かな?」",
|
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|
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"101001122_37": "「うん……。あ<speed=0.5>、</speed>あの……ね……」",
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"101001122_39": "「……未来」",
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|
||||
"101001122_50": "「どういうことー? よくわかんないから、アニメで例えてよ」",
|
||||
"101001122_51": "「これはきっとビッキーが悪いに違いない。\\n ごめんねー、ヒナ。この子馬鹿だから許してあげて」",
|
||||
"101001122_52": "「そういえば、レポートのこと先生が仰ってましたが……」",
|
||||
"101001122_53": "「提出してないの、あんたひとりだってね~。\\n 大した量じゃないのに、何やってんだか」",
|
||||
"101001122_54": "「あはは……」",
|
||||
"101001122_55": "「ビッキーってば、ナイショでバイトとかしてるんじゃない?」",
|
||||
"101001122_56": "「……あ」",
|
||||
"101001122_57": "「ええッ!<speed=0.5>?</speed> 響がバイトぉッ!?」",
|
||||
"101001122_58": "「それってナイスな校則違反では?」",
|
||||
"101001122_59": "「……ッ!」",
|
||||
"101001122_60": "「未来ッ!」",
|
||||
"101001122_61": "「……もしかしてわたしたち、\\n 何かマズイこと言っちゃった?」",
|
||||
"101001122_62": "「未来……」",
|
||||
"101001122_63": "「………………」",
|
||||
"101001122_64": "「……ごめんなさい」",
|
||||
"101001122_65": "「どうして響が謝ったりするの?」",
|
||||
"101001122_66": "「未来は、わたしに対して隠し事しないって言ってくれたのに、\\n わたしは、未来にずっと隠し事してた……<speed=0.5>。</speed>わたしはッ!」",
|
||||
"101001122_67": "「言わないで」",
|
||||
"101001122_68": "「あ……」",
|
||||
"101001122_69": "(未来、泣いて……)",
|
||||
"101001122_70": "「わたしは響の友達でいられない……」",
|
||||
"101001122_71": "「ごめんッ!」",
|
||||
"101001122_72": "「――――――――」",
|
||||
"101001122_73": "「……どうして……こんな」",
|
||||
"101001122_74": "「いやだ……いやだよぉ<speed=0.5>……</speed>」",
|
||||
"101001122_75": "「うッ<speed=0.5>、</speed>ひッ……ぅ、ぅあぁああぁ……ッ」"
|
||||
}
|
|
@ -1,6 +1,6 @@
|
|||
{
|
||||
"101001211_0": "陽だまりに翳りなく・前編",
|
||||
"101001211_1": "(ちッ……こんなところまで追って来やがって……ッ!)",
|
||||
"101001211_2": "「そんなにあたしのことを切り捨てたいのかよ、フィーネッ!」",
|
||||
"101001211_3": "「――やられねぇ。全部返り討ちにしてやるッ!\\n きやがれ、雑魚ノイズがッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001211_0": "陽だまりに翳りなく・前編",
|
||||
"101001211_1": "(ちッ……こんなところまで追って来やがって……ッ!)",
|
||||
"101001211_2": "「そんなにあたしのことを切り捨てたいのかよ、フィーネッ!」",
|
||||
"101001211_3": "「――やられねぇ。全部返り討ちにしてやるッ!\\n きやがれ、雑魚ノイズがッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,7 +1,7 @@
|
|||
{
|
||||
"101001222_0": "「はあ……<speed=0.5>、</speed>はあ……<speed=0.5>、</speed>どうだ……?」",
|
||||
"101001222_1": "(……ようやく打ち止めか<speed=0.5>?</speed>\\n 助かった……これ以上こられたらさすがに――)",
|
||||
"101001222_2": "「――ちッ<speed=0.5>、</speed>店じまいには早いってかッ!」",
|
||||
"101001222_3": "(ギアが、重い……。ちくしょうが――ッ!)",
|
||||
"101001222_4": "「……やってやろうじゃねーかッ!\\n お前らとあたしの根比べだッ! 負ける気はしねぇけどなッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001222_0": "「はあ……<speed=0.5>、</speed>はあ……<speed=0.5>、</speed>どうだ……?」",
|
||||
"101001222_1": "(……ようやく打ち止めか<speed=0.5>?</speed>\\n 助かった……これ以上こられたらさすがに――)",
|
||||
"101001222_2": "「――ちッ<speed=0.5>、</speed>店じまいには早いってかッ!」",
|
||||
"101001222_3": "(ギアが、重い……。ちくしょうが――ッ!)",
|
||||
"101001222_4": "「……やってやろうじゃねーかッ!\\n お前らとあたしの根比べだッ! 負ける気はしねぇけどなッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,11 +1,11 @@
|
|||
{
|
||||
"101001232_0": "「はぁ……はぁ……はぁ……ッ!」",
|
||||
"101001232_1": "(倒しても倒しても出てきやがる……ッ!\\n しつこいんだよぉッ!)",
|
||||
"101001232_2": "(……今度こそ、最後みたいだな。\\n さすがにもう……こっちも、限界<speed=0.5>、</speed>だ……)",
|
||||
"101001232_3": "「……ん<speed=0.5>?</speed> 今、何か物音が……あッ!」",
|
||||
"101001232_4": "「ねえ、大丈夫ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n ……どうしよう、救急車呼ばなきゃッ!」",
|
||||
"101001232_5": "「やめろ……ッ!」",
|
||||
"101001232_6": "「やめろって言われても……そんな……」",
|
||||
"101001232_7": "「病院は駄目だ……あッ<speed=0.5>、</speed>ぐ……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n ううぅ……う…………」",
|
||||
"101001232_8": "(この子、何か事情があるのかな……。\\n でも、だったらどうすれば……あ、そうだッ!)"
|
||||
{
|
||||
"101001232_0": "「はぁ……はぁ……はぁ……ッ!」",
|
||||
"101001232_1": "(倒しても倒しても出てきやがる……ッ!\\n しつこいんだよぉッ!)",
|
||||
"101001232_2": "(……今度こそ、最後みたいだな。\\n さすがにもう……こっちも、限界<speed=0.5>、</speed>だ……)",
|
||||
"101001232_3": "「……ん<speed=0.5>?</speed> 今、何か物音が……あッ!」",
|
||||
"101001232_4": "「ねえ、大丈夫ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n ……どうしよう、救急車呼ばなきゃッ!」",
|
||||
"101001232_5": "「やめろ……ッ!」",
|
||||
"101001232_6": "「やめろって言われても……そんな……」",
|
||||
"101001232_7": "「病院は駄目だ……あッ<speed=0.5>、</speed>ぐ……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n ううぅ……う…………」",
|
||||
"101001232_8": "(この子、何か事情があるのかな……。\\n でも、だったらどうすれば……あ、そうだッ!)"
|
||||
}
|
|
@ -1,13 +1,13 @@
|
|||
{
|
||||
"101001241_0": "「現場に到着しましたッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……あれ? 場所はこの辺りなんですよね?」",
|
||||
"101001241_1": "「響くん、どうした?」",
|
||||
"101001241_2": "「ノイズが見当たりません……」",
|
||||
"101001241_3": "「何だとッ!?」",
|
||||
"101001241_4": "「司令ッ! 当初よりもノイズ反応が弱まっていますッ!」",
|
||||
"101001241_5": "「響くん、現場の様子はッ!?」",
|
||||
"101001241_6": "「あ、あの……特に何も……?\\n あ、ノイズを見つけましたッ!」",
|
||||
"101001241_7": "「よし、発見したノイズを駆除するんだッ!」",
|
||||
"101001241_8": "「了解ですッ!」",
|
||||
"101001241_9": "(炭素化して消えたわけではない……誰かがノイズを倒した?\\n そんな事が出来るのは――)",
|
||||
"101001241_10": "「――ノイズ発生から現在までの残留反応を調べろッ<speed=0.5>!</speed>\\n どんな痕跡も見逃すなッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001241_0": "「現場に到着しましたッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……あれ? 場所はこの辺りなんですよね?」",
|
||||
"101001241_1": "「響くん、どうした?」",
|
||||
"101001241_2": "「ノイズが見当たりません……」",
|
||||
"101001241_3": "「何だとッ!?」",
|
||||
"101001241_4": "「司令ッ! 当初よりもノイズ反応が弱まっていますッ!」",
|
||||
"101001241_5": "「響くん、現場の様子はッ!?」",
|
||||
"101001241_6": "「あ、あの……特に何も……?\\n あ、ノイズを見つけましたッ!」",
|
||||
"101001241_7": "「よし、発見したノイズを駆除するんだッ!」",
|
||||
"101001241_8": "「了解ですッ!」",
|
||||
"101001241_9": "(炭素化して消えたわけではない……誰かがノイズを倒した?\\n そんな事が出来るのは――)",
|
||||
"101001241_10": "「――ノイズ発生から現在までの残留反応を調べろッ<speed=0.5>!</speed>\\n どんな痕跡も見逃すなッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,65 +1,65 @@
|
|||
{
|
||||
"101001242_0": "「ノイズの殲滅を確認ッ!\\n 響くん、よくやってくれたッ!」",
|
||||
"101001242_1": "「……え、もう終わりですか?」",
|
||||
"101001242_2": "「ああ。周辺を精査したところ、ノイズ反応以外に僅かでは\\n あるが聖遺物『イチイバル』の反応も検知した」",
|
||||
"101001242_3": "「ってことは、師匠。\\n クリスちゃんがノイズと戦ったってことでしょうか?」",
|
||||
"101001242_4": "「そうだろうな<speed=0.5>。</speed>\\n ……ん、どうした?」",
|
||||
"101001242_5": "「……もしフィーネさんって人と仲間割れしたなら、\\n クリスちゃん、戻るところないんじゃないかって……」",
|
||||
"101001242_6": "「そうかもしれないな……」",
|
||||
"101001242_7": "「この件については、俺が直接現場で指揮を執ろう。\\n 響くんは指示があるまで待機していて欲しい」",
|
||||
"101001242_8": "「……はい、分かりました」",
|
||||
"101001242_9": "(クリスちゃんが悪い人には、どうしても思えない。\\n だって名前を教えてくれたんだもん。誤解はきっと解けるはず)",
|
||||
"101001242_10": "(……だから、未来とのことだって。\\n きっと……)",
|
||||
"101001242_11": "「ん……。……え、あ……ここ……は……?」",
|
||||
"101001242_12": "「良かった、目が覚めたのね」",
|
||||
"101001242_13": "「……あたしは……確か倒れて――<speed=0.5>。</speed>\\n ここはどこだッ! それにお前は――ッ!」",
|
||||
"101001242_14": "「落ち着いて。あなたが病院はいやだって言ってたから、\\n 知り合いの家を貸してもらっているの」",
|
||||
"101001242_15": "「そう、だったのか……<speed=0.5>。</speed>\\n その……助けてくれて、ありがとう……」",
|
||||
"101001242_16": "「どういたしまして。\\n ……ちゃんと休んで、早く良くなってね」",
|
||||
"101001242_17": "「……ああ。お前、何も聞かないんだな……」",
|
||||
"101001242_18": "「うん。……わたしは、そういうの苦手みたい」",
|
||||
"101001242_19": "「今までの関係を壊したくなくて、\\n なのに、一番大切なものを壊してしまった」",
|
||||
"101001242_20": "「それって、誰かと喧嘩したってことなのか<speed=0.5>?</speed>\\n ……あたしにはよく分からないことだな」",
|
||||
"101001242_21": "「友達と喧嘩したことないの?」",
|
||||
"101001242_22": "「……友達いないんだ」",
|
||||
"101001242_23": "「え?」",
|
||||
"101001242_24": "「地球の裏側でパパとママを殺されたあたしは、ずっとひとりで\\n 生きてきたからな。友達どころじゃなかった……」",
|
||||
"101001242_25": "「そんな……」",
|
||||
"101001242_26": "「たったひとり理解してくれると思った人も、\\n あたしを道具のように扱うばかりだった」",
|
||||
"101001242_27": "「誰もまともに相手してくれなかったのさ……ッ!」",
|
||||
"101001242_28": "「大人はどいつもこいつもクズぞろいだッ!」",
|
||||
"101001242_29": "「痛いと言っても聞いてくれなかった……<speed=0.5>。</speed>\\n やめてと言っても聞いてくれなかった……ッ!」",
|
||||
"101001242_30": "「あたしの話なんて、\\n これっぽっちも聞いてくれなかった……」",
|
||||
"101001242_31": "「あ……ごめんなさい……」",
|
||||
"101001242_32": "「……なあ。\\n お前その喧嘩の相手、ぶっ飛ばしちまいな」",
|
||||
"101001242_33": "「どっちがつえーのかはっきりさせたら、そこで終了。\\n とっとと仲直り。そうだろ?」",
|
||||
"101001242_34": "「えッ!<speed=0.5>?</speed> できないよ、そんなこと。\\n でも……ありがとう気遣ってくれて……あ<speed=0.5>、</speed>えーと……」",
|
||||
"101001242_35": "「……クリス。\\n 雪音クリスだ」",
|
||||
"101001242_36": "「優しいんだね、クリスは。わたしは小日向未来。\\n もしもクリスがいいのなら……」",
|
||||
"101001242_37": "「あ……」",
|
||||
"101001242_38": "「……わたしは、クリスの友達になりたい」",
|
||||
"101001242_39": "(未来、無断欠席したことなんて一度もなかったのに。\\n まさか朝のノイズに……ううん、犠牲者はいないって言ってた)",
|
||||
"101001242_40": "「何か、悩みがあるのか?」",
|
||||
"101001242_41": "「翼さん……」",
|
||||
"101001242_42": "「……わたし、自分なりに覚悟を決めたつもりでした。\\n 守りたいものを守るため、シンフォギアの戦士になるんだって」",
|
||||
"101001242_43": "「……でも駄目ですね。\\n 小さなことに気持ちが乱されて、何も手につきません」",
|
||||
"101001242_44": "「わたし、もっと強くならなきゃいけないのに……。\\n 変わりたいのに……」",
|
||||
"101001242_45": "「その小さなものが立花が本当に守りたいものだとしたら、\\n 今のままでもいいんじゃないかな……」",
|
||||
"101001242_46": "「立花は、きっと立花のまま強くなれる」",
|
||||
"101001242_47": "「翼さん……」",
|
||||
"101001242_48": "「……奏のように人を元気づけるのは、難しいな」",
|
||||
"101001242_49": "「いえッ! そんなことありませんッ<speed=0.5>!</speed>\\n 前にもここで、同じような言葉で親友に励まされたんですッ!」",
|
||||
"101001242_50": "「……それでもわたしは、また落ち込んじゃいました。\\n ダメですよね~……それより、翼さん。まだ痛むんですか?」",
|
||||
"101001242_51": "「大事を取っているだけ。気にするほどではない」",
|
||||
"101001242_52": "「そっか、良かったです」",
|
||||
"101001242_53": "「……絶唱による肉体への負荷は極大。\\n まさに他者も自分も、総てを破壊し尽くす『滅びの歌』」",
|
||||
"101001242_54": "「その代償と思えば、これくらい安いもの」",
|
||||
"101001242_55": "「絶唱……『滅びの歌』……<speed=0.5>。</speed>\\n ――でもッ<speed=0.5>!</speed> でもですね、翼さんッ!」",
|
||||
"101001242_56": "「2年前、わたしが辛いリハビリを乗り越えられたのは、\\n 翼さんの歌に励まされたからですッ!」",
|
||||
"101001242_57": "「翼さんの歌が、滅びの歌だけじゃないってこと……聴く人に\\n 元気をくれる歌だってこと、わたしは知っていますッ!」",
|
||||
"101001242_58": "「立花……」",
|
||||
"101001242_59": "「だから早く元気になってくださいッ!\\n わたし、翼さんの歌が大好きですッ!」",
|
||||
"101001242_60": "「……ふふ、わたしが励まされてるみたいだな」",
|
||||
"101001242_61": "「え、あれ……<speed=0.5>?</speed>\\n はは、あはははは」",
|
||||
"101001242_62": "「――警戒警報ッ!?」"
|
||||
{
|
||||
"101001242_0": "「ノイズの殲滅を確認ッ!\\n 響くん、よくやってくれたッ!」",
|
||||
"101001242_1": "「……え、もう終わりですか?」",
|
||||
"101001242_2": "「ああ。周辺を精査したところ、ノイズ反応以外に僅かでは\\n あるが聖遺物『イチイバル』の反応も検知した」",
|
||||
"101001242_3": "「ってことは、師匠。\\n クリスちゃんがノイズと戦ったってことでしょうか?」",
|
||||
"101001242_4": "「そうだろうな<speed=0.5>。</speed>\\n ……ん、どうした?」",
|
||||
"101001242_5": "「……もしフィーネさんって人と仲間割れしたなら、\\n クリスちゃん、戻るところないんじゃないかって……」",
|
||||
"101001242_6": "「そうかもしれないな……」",
|
||||
"101001242_7": "「この件については、俺が直接現場で指揮を執ろう。\\n 響くんは指示があるまで待機していて欲しい」",
|
||||
"101001242_8": "「……はい、分かりました」",
|
||||
"101001242_9": "(クリスちゃんが悪い人には、どうしても思えない。\\n だって名前を教えてくれたんだもん。誤解はきっと解けるはず)",
|
||||
"101001242_10": "(……だから、未来とのことだって。\\n きっと……)",
|
||||
"101001242_11": "「ん……。……え、あ……ここ……は……?」",
|
||||
"101001242_12": "「良かった、目が覚めたのね」",
|
||||
"101001242_13": "「……あたしは……確か倒れて――<speed=0.5>。</speed>\\n ここはどこだッ! それにお前は――ッ!」",
|
||||
"101001242_14": "「落ち着いて。あなたが病院はいやだって言ってたから、\\n 知り合いの家を貸してもらっているの」",
|
||||
"101001242_15": "「そう、だったのか……<speed=0.5>。</speed>\\n その……助けてくれて、ありがとう……」",
|
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"101001242_16": "「どういたしまして。\\n ……ちゃんと休んで、早く良くなってね」",
|
||||
"101001242_17": "「……ああ。お前、何も聞かないんだな……」",
|
||||
"101001242_18": "「うん。……わたしは、そういうの苦手みたい」",
|
||||
"101001242_19": "「今までの関係を壊したくなくて、\\n なのに、一番大切なものを壊してしまった」",
|
||||
"101001242_20": "「それって、誰かと喧嘩したってことなのか<speed=0.5>?</speed>\\n ……あたしにはよく分からないことだな」",
|
||||
"101001242_21": "「友達と喧嘩したことないの?」",
|
||||
"101001242_22": "「……友達いないんだ」",
|
||||
"101001242_23": "「え?」",
|
||||
"101001242_24": "「地球の裏側でパパとママを殺されたあたしは、ずっとひとりで\\n 生きてきたからな。友達どころじゃなかった……」",
|
||||
"101001242_25": "「そんな……」",
|
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"101001242_26": "「たったひとり理解してくれると思った人も、\\n あたしを道具のように扱うばかりだった」",
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||||
"101001242_27": "「誰もまともに相手してくれなかったのさ……ッ!」",
|
||||
"101001242_28": "「大人はどいつもこいつもクズぞろいだッ!」",
|
||||
"101001242_29": "「痛いと言っても聞いてくれなかった……<speed=0.5>。</speed>\\n やめてと言っても聞いてくれなかった……ッ!」",
|
||||
"101001242_30": "「あたしの話なんて、\\n これっぽっちも聞いてくれなかった……」",
|
||||
"101001242_31": "「あ……ごめんなさい……」",
|
||||
"101001242_32": "「……なあ。\\n お前その喧嘩の相手、ぶっ飛ばしちまいな」",
|
||||
"101001242_33": "「どっちがつえーのかはっきりさせたら、そこで終了。\\n とっとと仲直り。そうだろ?」",
|
||||
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|
||||
"101001242_35": "「……クリス。\\n 雪音クリスだ」",
|
||||
"101001242_36": "「優しいんだね、クリスは。わたしは小日向未来。\\n もしもクリスがいいのなら……」",
|
||||
"101001242_37": "「あ……」",
|
||||
"101001242_38": "「……わたしは、クリスの友達になりたい」",
|
||||
"101001242_39": "(未来、無断欠席したことなんて一度もなかったのに。\\n まさか朝のノイズに……ううん、犠牲者はいないって言ってた)",
|
||||
"101001242_40": "「何か、悩みがあるのか?」",
|
||||
"101001242_41": "「翼さん……」",
|
||||
"101001242_42": "「……わたし、自分なりに覚悟を決めたつもりでした。\\n 守りたいものを守るため、シンフォギアの戦士になるんだって」",
|
||||
"101001242_43": "「……でも駄目ですね。\\n 小さなことに気持ちが乱されて、何も手につきません」",
|
||||
"101001242_44": "「わたし、もっと強くならなきゃいけないのに……。\\n 変わりたいのに……」",
|
||||
"101001242_45": "「その小さなものが立花が本当に守りたいものだとしたら、\\n 今のままでもいいんじゃないかな……」",
|
||||
"101001242_46": "「立花は、きっと立花のまま強くなれる」",
|
||||
"101001242_47": "「翼さん……」",
|
||||
"101001242_48": "「……奏のように人を元気づけるのは、難しいな」",
|
||||
"101001242_49": "「いえッ! そんなことありませんッ<speed=0.5>!</speed>\\n 前にもここで、同じような言葉で親友に励まされたんですッ!」",
|
||||
"101001242_50": "「……それでもわたしは、また落ち込んじゃいました。\\n ダメですよね~……それより、翼さん。まだ痛むんですか?」",
|
||||
"101001242_51": "「大事を取っているだけ。気にするほどではない」",
|
||||
"101001242_52": "「そっか、良かったです」",
|
||||
"101001242_53": "「……絶唱による肉体への負荷は極大。\\n まさに他者も自分も、総てを破壊し尽くす『滅びの歌』」",
|
||||
"101001242_54": "「その代償と思えば、これくらい安いもの」",
|
||||
"101001242_55": "「絶唱……『滅びの歌』……<speed=0.5>。</speed>\\n ――でもッ<speed=0.5>!</speed> でもですね、翼さんッ!」",
|
||||
"101001242_56": "「2年前、わたしが辛いリハビリを乗り越えられたのは、\\n 翼さんの歌に励まされたからですッ!」",
|
||||
"101001242_57": "「翼さんの歌が、滅びの歌だけじゃないってこと……聴く人に\\n 元気をくれる歌だってこと、わたしは知っていますッ!」",
|
||||
"101001242_58": "「立花……」",
|
||||
"101001242_59": "「だから早く元気になってくださいッ!\\n わたし、翼さんの歌が大好きですッ!」",
|
||||
"101001242_60": "「……ふふ、わたしが励まされてるみたいだな」",
|
||||
"101001242_61": "「え、あれ……<speed=0.5>?</speed>\\n はは、あはははは」",
|
||||
"101001242_62": "「――警戒警報ッ!?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,39 +1,39 @@
|
|||
{
|
||||
"101001311_0": "陽だまりに翳りなく・後編",
|
||||
"101001311_1": "「わたしは小日向未来。\\n もしもクリスがいいのなら……」",
|
||||
"101001311_2": "「あ……」",
|
||||
"101001311_3": "「……わたしは、クリスの友達になりたい」",
|
||||
"101001311_4": "「………………<speed=0.5>。</speed>\\n ……あたしは、お前たちに酷いことをしたんだぞ?」",
|
||||
"101001311_5": "「え……?」",
|
||||
"101001311_6": "「なんだ、この音ッ!?」",
|
||||
"101001311_7": "「……クリス、外に急ごうッ!」",
|
||||
"101001311_8": "「おい、一体何の騒ぎだ?」",
|
||||
"101001311_9": "「何って……ノイズが現れたのよッ!\\n 警戒警報知らないの? 急いで逃げようッ!」",
|
||||
"101001311_10": "「ノイズが……<speed=0.5>?</speed> ……くッ!」",
|
||||
"101001311_11": "「あ、クリスッ!? どこに行くのッ!?\\n そっちは――」",
|
||||
"101001311_12": "(――バカだ……、あたしってば何やらかしてんだ……ッ!)",
|
||||
"101001311_13": "(このノイズは……あたしのせいだッ!\\n あたしが、ソロモンの杖なんか起動させなければ――ッ!)",
|
||||
"101001311_14": "「はあ、はあ、はあ……<speed=0.5>。</speed>\\n ここまで、くれば……あ、ああぁ……あああ……ッ!」",
|
||||
"101001311_15": "「あたしがしたかったのは、こんなことじゃない――ッ」",
|
||||
"101001311_16": "(戦いを無くすためなんて言って、あたしのやった事は――。\\n 関係ない奴らをノイズの脅威に晒しただけで――ッ!)",
|
||||
"101001311_17": "「だけどいつだってあたしのやることは……<speed=0.5>、</speed>\\n いつもいつもいつも……ッ!」",
|
||||
"101001311_18": "「来たな、ノイズども。あたしはここだ……だからッ<speed=1>!</speed>\\n 関係ない奴らのところになんて行くんじゃねぇ――ッ!!」",
|
||||
"101001311_19": "「Killter Ic――げほ、げほッ!\\n ……ッ! しまッ――」",
|
||||
"101001311_20": "「――ふんッ! とぁッ!」",
|
||||
"101001311_21": "「なんだッ!?」",
|
||||
"101001311_22": "「<size=40>はああああああぁぁぁ……ッ!」</size>",
|
||||
"101001311_23": "(な、何をしやがったッ!? 生身の人間が道路ぶっ壊して、\\n その破片でノイズを吹っ飛ばした……ッ!?)",
|
||||
"101001311_24": "「掴まれッ! ……ふんッ!」",
|
||||
"101001311_25": "(え、ええ……ッ!?\\n ビルの上までジャンプって、このおっさん、何者だよ……?)",
|
||||
"101001311_26": "「ふぅ……。大丈夫か?」",
|
||||
"101001311_27": "「あ、え……。はッ、追って来やがった……ッ!」",
|
||||
"101001311_28": "「さすがに振り切ることはできなかったか」",
|
||||
"101001311_29": "「……下がってな、おっさん。\\n すぅ……」",
|
||||
"101001311_30": "「――Killter Ichaival tron」",
|
||||
"101001311_31": "「てりゃあ――ッ!」",
|
||||
"101001311_32": "「ご覧の通りさッ<speed=0.5>!</speed>\\n あたしのことはいいから、他の奴らの救助に向かいなッ!」",
|
||||
"101001311_33": "「だが……」",
|
||||
"101001311_34": "「こいつらは、あたしがまとめて相手にしてやるって\\n 言ってんだよッ! ――ッ!」",
|
||||
"101001311_35": "「ついて来い、クズどもッ!」",
|
||||
"101001311_36": "(俺はまた、あの子を救えないのか……)"
|
||||
{
|
||||
"101001311_0": "陽だまりに翳りなく・後編",
|
||||
"101001311_1": "「わたしは小日向未来。\\n もしもクリスがいいのなら……」",
|
||||
"101001311_2": "「あ……」",
|
||||
"101001311_3": "「……わたしは、クリスの友達になりたい」",
|
||||
"101001311_4": "「………………<speed=0.5>。</speed>\\n ……あたしは、お前たちに酷いことをしたんだぞ?」",
|
||||
"101001311_5": "「え……?」",
|
||||
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|
||||
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|
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|
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|
||||
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|
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"101001311_11": "「あ、クリスッ!? どこに行くのッ!?\\n そっちは――」",
|
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"101001311_12": "(――バカだ……、あたしってば何やらかしてんだ……ッ!)",
|
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"101001311_13": "(このノイズは……あたしのせいだッ!\\n あたしが、ソロモンの杖なんか起動させなければ――ッ!)",
|
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"101001311_14": "「はあ、はあ、はあ……<speed=0.5>。</speed>\\n ここまで、くれば……あ、ああぁ……あああ……ッ!」",
|
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|
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|
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|
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|
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|
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|
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||||
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|
||||
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|
||||
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|
||||
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|
||||
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|
||||
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||||
"101001311_29": "「……下がってな、おっさん。\\n すぅ……」",
|
||||
"101001311_30": "「――Killter Ichaival tron」",
|
||||
"101001311_31": "「てりゃあ――ッ!」",
|
||||
"101001311_32": "「ご覧の通りさッ<speed=0.5>!</speed>\\n あたしのことはいいから、他の奴らの救助に向かいなッ!」",
|
||||
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|
||||
"101001311_34": "「こいつらは、あたしがまとめて相手にしてやるって\\n 言ってんだよッ! ――ッ!」",
|
||||
"101001311_35": "「ついて来い、クズどもッ!」",
|
||||
"101001311_36": "(俺はまた、あの子を救えないのか……)"
|
||||
}
|
|
@ -1,5 +1,5 @@
|
|||
{
|
||||
"101001312_0": "「フィーネに命じられてるんだろうッ! あたしを殺せってッ!\\n あたしはここだッ! ちゃんとあたしだけを見ろ――ッ!」",
|
||||
"101001312_1": "(これ以上、街を……無関係な奴らを傷つけさせてたまるかッ<speed=0.5>!</speed>\\n ――狙うなら、あたしだけを狙えってんだッ!)",
|
||||
"101001312_2": "「そうだ、来いッ<speed=0.5>!</speed>\\n あたしが――全部ぶっ倒してやらぁッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001312_0": "「フィーネに命じられてるんだろうッ! あたしを殺せってッ!\\n あたしはここだッ! ちゃんとあたしだけを見ろ――ッ!」",
|
||||
"101001312_1": "(これ以上、街を……無関係な奴らを傷つけさせてたまるかッ<speed=0.5>!</speed>\\n ――狙うなら、あたしだけを狙えってんだッ!)",
|
||||
"101001312_2": "「そうだ、来いッ<speed=0.5>!</speed>\\n あたしが――全部ぶっ倒してやらぁッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,43 +1,43 @@
|
|||
{
|
||||
"101001321_0": "「はあ、はあ……<speed=0.5>。</speed>\\n ノイズの出現ポイントは、この辺りのはず……」",
|
||||
"101001321_1": "<speed=0.01>「きゃーーーーッ!」</speed>",
|
||||
"101001321_2": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> 今の悲鳴は、まさかッ!」",
|
||||
"101001321_3": "(確か、悲鳴はこのビルの方から……)",
|
||||
"101001321_4": "「誰かッ! 誰かいませ――」",
|
||||
"101001321_5": "「な……くッ!」",
|
||||
"101001321_6": "(あんなところに――ノイズがッ!?)",
|
||||
"101001321_7": "「いたた……んッ<speed=0.5>、</speed>むぐぐッ!?」",
|
||||
"101001321_8": "(口を塞がれたッ!<speed=0.5>?</speed> だ、誰が……ッ!?)",
|
||||
"101001321_9": "(しー)",
|
||||
"101001321_10": "(未来ッ! 良かった……<speed=0.5>。</speed>\\n ……え、携帯の画面? 何を――)",
|
||||
"101001321_11": "(『静か<speed=0.5>に</speed>\\n あれは大きな音に反応するみたい』)",
|
||||
"101001321_12": "(そっか。それで未来、わたしの口を塞いで……)",
|
||||
"101001321_13": "(『あれに追いかけられて、\\n ふらわーのおばちゃんとここに逃げ込んだの』)",
|
||||
"101001321_14": "(おばちゃん――あッ<speed=0.5>!</speed>\\n あんなところに倒れて……動けないの?)",
|
||||
"101001321_15": "(だとしたら、シンフォギアの力でないと助けられない。\\n ……でも、纏うために唄うと、未来やおばちゃんが危ない)",
|
||||
"101001321_16": "(どうしよう……え、他にもまだ何か――未来、それってッ!?)",
|
||||
"101001321_17": "(『響聞いて わたしが囮になってノイズの気をひくから\\n その間におばちゃんを助けて』)",
|
||||
"101001321_18": "(『ダメだよ そんなこと未来にはさせられない』)",
|
||||
"101001321_19": "(『元陸上部の逃げ足だから何とかなる』)",
|
||||
"101001321_20": "(『何とかならない……ッ!』)",
|
||||
"101001321_21": "(『じゃあ何とかして?』)",
|
||||
"101001321_22": "<speed=0>(あ――――――)</speed>",
|
||||
"101001321_23": "(『危険なのはわかってる。 だからお願いしてるの。\\n わたしの全部を預けられるのは――』)",
|
||||
"101001321_24": "(『――響だけなんだから』)",
|
||||
"101001321_25": "(未来……)",
|
||||
"101001321_26": "「……わたし、響に酷いことした。\\n 今さら許してもらおうなんて思ってない」",
|
||||
"101001321_27": "「……それでも、一緒にいたい。\\n わたしだって戦いたいんだ」",
|
||||
"101001321_28": "「だ、だめだよ、未来……」",
|
||||
"101001321_29": "「どう思われようと関係ない。\\n 響ひとりに、背負わせたくないんだ」",
|
||||
"101001321_30": "「わたし……」",
|
||||
"101001321_31": "「――もう迷わないッ!」",
|
||||
"101001321_32": "「こっちよッ<speed=0.5>!</speed>\\n お前なんかに、捕まったりなんてしないんだからッ!」",
|
||||
"101001321_33": "「未来……<speed=0.5>。</speed>……未来の気持ちを裏切っちゃダメだッ<speed=0.5>!</speed>\\n 今のうちに、おばちゃんをッ!」",
|
||||
"101001321_34": "「Balwisyall Nescell gungnir tron……」",
|
||||
"101001321_35": "(どこか、安全そうなところに……あ、あの人はッ!)",
|
||||
"101001321_36": "「緒川さんッ<speed=0.5>!</speed>\\n おばちゃんを、お願いしますッ!」",
|
||||
"101001321_37": "「分かりましたッ! 響さんは?」",
|
||||
"101001321_38": "「わたしは……<speed=0.5>。</speed>\\n 大切な人を、守りますッ!」",
|
||||
"101001321_39": "(未来……どこ……ッ!?)",
|
||||
"101001321_40": "「ノイズ……ッ! わたしは急いでるんだッ<speed=0.5>!</speed>\\n 邪魔を<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>するなぁッ!」</speed>"
|
||||
{
|
||||
"101001321_0": "「はあ、はあ……<speed=0.5>。</speed>\\n ノイズの出現ポイントは、この辺りのはず……」",
|
||||
"101001321_1": "<speed=0.01>「きゃーーーーッ!」</speed>",
|
||||
"101001321_2": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> 今の悲鳴は、まさかッ!」",
|
||||
"101001321_3": "(確か、悲鳴はこのビルの方から……)",
|
||||
"101001321_4": "「誰かッ! 誰かいませ――」",
|
||||
"101001321_5": "「な……くッ!」",
|
||||
"101001321_6": "(あんなところに――ノイズがッ!?)",
|
||||
"101001321_7": "「いたた……んッ<speed=0.5>、</speed>むぐぐッ!?」",
|
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"101001321_8": "(口を塞がれたッ!<speed=0.5>?</speed> だ、誰が……ッ!?)",
|
||||
"101001321_9": "(しー)",
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|
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||||
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|
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|
||||
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|
||||
"101001321_25": "(未来……)",
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||||
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|
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|
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|
||||
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|
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|
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"101001321_33": "「未来……<speed=0.5>。</speed>……未来の気持ちを裏切っちゃダメだッ<speed=0.5>!</speed>\\n 今のうちに、おばちゃんをッ!」",
|
||||
"101001321_34": "「Balwisyall Nescell gungnir tron……」",
|
||||
"101001321_35": "(どこか、安全そうなところに……あ、あの人はッ!)",
|
||||
"101001321_36": "「緒川さんッ<speed=0.5>!</speed>\\n おばちゃんを、お願いしますッ!」",
|
||||
"101001321_37": "「分かりましたッ! 響さんは?」",
|
||||
"101001321_38": "「わたしは……<speed=0.5>。</speed>\\n 大切な人を、守りますッ!」",
|
||||
"101001321_39": "(未来……どこ……ッ!?)",
|
||||
"101001321_40": "「ノイズ……ッ! わたしは急いでるんだッ<speed=0.5>!</speed>\\n 邪魔を<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>するなぁッ!」</speed>"
|
||||
}
|
|
@ -1,14 +1,14 @@
|
|||
{
|
||||
"101001322_0": "(キリがない……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n どこからこんなに湧いてくるの……、未来……ッ!)",
|
||||
"101001322_1": "『……わたし、響に酷いことした』",
|
||||
"101001322_2": "『……それでも、一緒にいたい。\\n わたしだって戦いたいんだ』",
|
||||
"101001322_3": "(戦っているのは、わたしひとりじゃない)",
|
||||
"101001322_4": "(シンフォギアで誰かの助けになれると思っていたけど、\\n それは思い上がりだッ!)",
|
||||
"101001322_5": "(助けるわたしだけが一生懸命じゃない。\\n 助けられる誰かも、一生懸命――ッ!)",
|
||||
"101001322_6": "「おい、死ぬなッ! 目を開けてくれッ!」",
|
||||
"101001322_7": "「生きるのを諦めるなッ!」",
|
||||
"101001322_8": "(……本当の人助けは、自分ひとりの力じゃ無理なんだ。\\n だからッ! あの日、あの時、奏さんはわたしにッ!)",
|
||||
"101001322_9": "(生きるのを諦めるなと叫んでいたんだッ!)",
|
||||
"101001322_10": "(今なら分かる気がするッ!\\n だから、助けられる誰か……未来のためにもッ!)",
|
||||
"101001322_11": "「そこを、どいてぇッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001322_0": "(キリがない……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n どこからこんなに湧いてくるの……、未来……ッ!)",
|
||||
"101001322_1": "『……わたし、響に酷いことした』",
|
||||
"101001322_2": "『……それでも、一緒にいたい。\\n わたしだって戦いたいんだ』",
|
||||
"101001322_3": "(戦っているのは、わたしひとりじゃない)",
|
||||
"101001322_4": "(シンフォギアで誰かの助けになれると思っていたけど、\\n それは思い上がりだッ!)",
|
||||
"101001322_5": "(助けるわたしだけが一生懸命じゃない。\\n 助けられる誰かも、一生懸命――ッ!)",
|
||||
"101001322_6": "「おい、死ぬなッ! 目を開けてくれッ!」",
|
||||
"101001322_7": "「生きるのを諦めるなッ!」",
|
||||
"101001322_8": "(……本当の人助けは、自分ひとりの力じゃ無理なんだ。\\n だからッ! あの日、あの時、奏さんはわたしにッ!)",
|
||||
"101001322_9": "(生きるのを諦めるなと叫んでいたんだッ!)",
|
||||
"101001322_10": "(今なら分かる気がするッ!\\n だから、助けられる誰か……未来のためにもッ!)",
|
||||
"101001322_11": "「そこを、どいてぇッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,7 +1,7 @@
|
|||
{
|
||||
"101001332_0": "<speed=0.01>「――きゃああああああッ!」</speed>",
|
||||
"101001332_1": "「――ッ!? 未来ッ!?」",
|
||||
"101001332_2": "(……足りないッ! もっと高く……もっと速く、飛ぶようにッ!\\n 未来の……所へ――ッ!)",
|
||||
"101001332_3": "(そうだッ! わたしが誰かを助けたいと思う気持ちは、\\n ……惨劇を生き残った負い目なんかじゃないッ!)",
|
||||
"101001332_4": "(2年前、奏さんから託されて、わたしが受け取った――\\n ――気持ちなんだッ!)"
|
||||
{
|
||||
"101001332_0": "<speed=0.01>「――きゃああああああッ!」</speed>",
|
||||
"101001332_1": "「――ッ!? 未来ッ!?」",
|
||||
"101001332_2": "(……足りないッ! もっと高く……もっと速く、飛ぶようにッ!\\n 未来の……所へ――ッ!)",
|
||||
"101001332_3": "(そうだッ! わたしが誰かを助けたいと思う気持ちは、\\n ……惨劇を生き残った負い目なんかじゃないッ!)",
|
||||
"101001332_4": "(2年前、奏さんから託されて、わたしが受け取った――\\n ――気持ちなんだッ!)"
|
||||
}
|
|
@ -1,16 +1,16 @@
|
|||
{
|
||||
"101001341_0": "(……もう、走れない)",
|
||||
"101001341_1": "(ここで……終わりなのかな……。\\n 仕方ないよね、響……)",
|
||||
"101001341_2": "(――だけど、まだ響と流れ星を見ていないッ!)",
|
||||
"101001341_3": "(大好きな響との大事な約束――破りたくないッ!)",
|
||||
"101001341_4": "「――きゃ<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>きゃああああああああッ!?」</speed>",
|
||||
"101001341_5": "(わたし……空に、放り出されてる……<speed=0.5>?</speed>\\n せっかく、がんばって避けたのに……これじゃ――)",
|
||||
"101001341_6": "「――未来ッ!」",
|
||||
"101001341_7": "「響……ッ!」",
|
||||
"101001341_8": "「よかった、間に合って良かったッ!\\n ごめん、遅くなっちゃってッ!」",
|
||||
"101001341_9": "「ううん、ううん……ッ!」",
|
||||
"101001341_10": "「――ッ、つ~……」",
|
||||
"101001341_11": "「だ、大丈夫?」",
|
||||
"101001341_12": "「うん、大丈夫ッ<speed=0.5>!</speed> \\n 未来と話したいこと色々あるんだけど、その前に――」",
|
||||
"101001341_13": "「あいつを倒して、未来を守らせて――ッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001341_0": "(……もう、走れない)",
|
||||
"101001341_1": "(ここで……終わりなのかな……。\\n 仕方ないよね、響……)",
|
||||
"101001341_2": "(――だけど、まだ響と流れ星を見ていないッ!)",
|
||||
"101001341_3": "(大好きな響との大事な約束――破りたくないッ!)",
|
||||
"101001341_4": "「――きゃ<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>きゃああああああああッ!?」</speed>",
|
||||
"101001341_5": "(わたし……空に、放り出されてる……<speed=0.5>?</speed>\\n せっかく、がんばって避けたのに……これじゃ――)",
|
||||
"101001341_6": "「――未来ッ!」",
|
||||
"101001341_7": "「響……ッ!」",
|
||||
"101001341_8": "「よかった、間に合って良かったッ!\\n ごめん、遅くなっちゃってッ!」",
|
||||
"101001341_9": "「ううん、ううん……ッ!」",
|
||||
"101001341_10": "「――ッ、つ~……」",
|
||||
"101001341_11": "「だ、大丈夫?」",
|
||||
"101001341_12": "「うん、大丈夫ッ<speed=0.5>!</speed> \\n 未来と話したいこと色々あるんだけど、その前に――」",
|
||||
"101001341_13": "「あいつを倒して、未来を守らせて――ッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,51 +1,51 @@
|
|||
{
|
||||
"101001342_0": "「やったぁ、響ッ!」",
|
||||
"101001342_1": "「……っと<speed=0.5>、</speed>おわっとっとっとっとッ!?」",
|
||||
"101001342_2": "「あれ? 響――え<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>きゃあああッ!?」</speed>",
|
||||
"101001342_3": "「いたた……あいたぁ……」",
|
||||
"101001342_4": "「え……ぷ<speed=0.5>、</speed>あはは、あはははははッ!」",
|
||||
"101001342_5": "「ごめんね、巻き込んじゃって。大丈夫だった?」",
|
||||
"101001342_6": "「ううん、それを言うならわたしが飛び付いたのが原因だもの。\\n ごめんね、響」",
|
||||
"101001342_7": "「……それと、ありがとう。\\n 響なら絶対に助けに来てくれるって信じてた」",
|
||||
"101001342_8": "「……ありがとう。\\n 未来なら絶対に最後まで諦めないって信じてた」",
|
||||
"101001342_9": "「だって、わたしの友達だもんッ!」",
|
||||
"101001342_10": "「……う、ううッ……<speed=0.5>。</speed>ひっく、う、うう……<speed=0.5>。</speed>\\n ――<speed=0.01>うわああああああああああんッ!」</speed>",
|
||||
"101001342_11": "「怖かった、怖かったの……ッ!」",
|
||||
"101001342_12": "「わたしも……すごい、こわかったぁ……」",
|
||||
"101001342_13": "「わたし、響が黙っていたことに腹を立ててたんじゃないのッ!\\n 誰かの役に立ちたいって思ってるのは、いつもの響だからッ!」",
|
||||
"101001342_14": "「でもッ! 最近は辛いこと苦しいこと\\n 全部背負い込もうとしていたじゃないッ!」",
|
||||
"101001342_15": "「わたしはそれがたまらなく嫌だったッ!\\n また響が大きな怪我をするんじゃないかって心配してたッ!」",
|
||||
"101001342_16": "「だけどそれは、響を失いたくないわたしのワガママだッ!」",
|
||||
"101001342_17": "「そんな気持ちに気づいたのに、\\n 今までと同じようになんて……できなかったの……」",
|
||||
"101001342_18": "「未来……。\\n それでも未来はわたしの……」",
|
||||
"101001342_19": "「……ぷ、ぷふふぅッ!」",
|
||||
"101001342_20": "「え? なにッ!\\n 真面目なこと言ってる時に笑うなんてッ!」",
|
||||
"101001342_21": "「あははッ! だってさぁッ! 髪の毛ぼさぼさ、涙でぐちゃ\\n ぐちゃッ! なのにシリアスなこと言ってるしッ!」",
|
||||
"101001342_22": "「んもうッ! 響だって似たようなものじゃないッ!」",
|
||||
"101001342_23": "「うええッ!? うそぉッ!?\\n 未来、鏡、貸してッ!」",
|
||||
"101001342_24": "「えっと……鏡は……ないけど……。\\n これで、撮れば……」",
|
||||
"101001342_25": "「携帯のカメラッ! 未来、ナイスアイディアッ!」",
|
||||
"101001342_26": "「あ、わたしも一緒にッ!」",
|
||||
"101001342_27": "「ん~……あああ、もうちょっと――あ、ずれたぁ~」",
|
||||
"101001342_28": "「もう、撮るよ、響」",
|
||||
"101001342_29": "「のわああぁ、すごいことになってるぅッ!?\\n これは呪われたレベルだ……ッ!」",
|
||||
"101001342_30": "「わたしも想像以上だった……」",
|
||||
"101001342_31": "「……ぷッ<speed=0.5>、</speed>あはは、あはははははッ!」\\n",
|
||||
"101001342_32": "「……なるほど。\\n 未来くんに戦うところを目の当たりにされてしまったと」",
|
||||
"101001342_33": "「はい……。あの、それで――」",
|
||||
"101001342_34": "「ふぅ、詳細は後ほど報告書の形で聞く。\\n ま、不可抗力というやつだろう」",
|
||||
"101001342_35": "「それに、人命救助の立役者に、\\n うるさい小言は言えないだろうよ」",
|
||||
"101001342_36": "「師匠ッ! ありがとうございますッ!」",
|
||||
"101001342_37": "「後は、頼りがいのある大人たちの出番だ。\\n 荷物は届けさせるから、響くんたちは帰って休んでくれ」",
|
||||
"101001342_38": "「あの……わたし、避難の途中で友達とはぐれてしまって――」",
|
||||
"101001342_39": "「……。被害者が出たという報せは受けていない。\\n その友達とも直に連絡が取れるようになるだろう。心配ない」",
|
||||
"101001342_40": "「おやすみ~」",
|
||||
"101001342_41": "「おやすみなさい」",
|
||||
"101001342_42": "「ぐ~。く~……」",
|
||||
"101001342_43": "「え、早いッ! もう寝ちゃったのッ!?」",
|
||||
"101001342_44": "「……なーんて、えへへ。だまされた~」",
|
||||
"101001342_45": "「あ、もうッ! 響ったらひどい~ッ!」",
|
||||
"101001342_46": "「あははは、くすぐったいよ未来~」",
|
||||
"101001342_47": "(よかった、未来と仲直りできて……)",
|
||||
"101001342_48": "(ああ……やっぱり未来のいるところが、\\n わたしにとって一番あったかい場所なんだ……)"
|
||||
{
|
||||
"101001342_0": "「やったぁ、響ッ!」",
|
||||
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|
||||
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|
||||
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|
||||
"101001342_4": "「え……ぷ<speed=0.5>、</speed>あはは、あはははははッ!」",
|
||||
"101001342_5": "「ごめんね、巻き込んじゃって。大丈夫だった?」",
|
||||
"101001342_6": "「ううん、それを言うならわたしが飛び付いたのが原因だもの。\\n ごめんね、響」",
|
||||
"101001342_7": "「……それと、ありがとう。\\n 響なら絶対に助けに来てくれるって信じてた」",
|
||||
"101001342_8": "「……ありがとう。\\n 未来なら絶対に最後まで諦めないって信じてた」",
|
||||
"101001342_9": "「だって、わたしの友達だもんッ!」",
|
||||
"101001342_10": "「……う、ううッ……<speed=0.5>。</speed>ひっく、う、うう……<speed=0.5>。</speed>\\n ――<speed=0.01>うわああああああああああんッ!」</speed>",
|
||||
"101001342_11": "「怖かった、怖かったの……ッ!」",
|
||||
"101001342_12": "「わたしも……すごい、こわかったぁ……」",
|
||||
"101001342_13": "「わたし、響が黙っていたことに腹を立ててたんじゃないのッ!\\n 誰かの役に立ちたいって思ってるのは、いつもの響だからッ!」",
|
||||
"101001342_14": "「でもッ! 最近は辛いこと苦しいこと\\n 全部背負い込もうとしていたじゃないッ!」",
|
||||
"101001342_15": "「わたしはそれがたまらなく嫌だったッ!\\n また響が大きな怪我をするんじゃないかって心配してたッ!」",
|
||||
"101001342_16": "「だけどそれは、響を失いたくないわたしのワガママだッ!」",
|
||||
"101001342_17": "「そんな気持ちに気づいたのに、\\n 今までと同じようになんて……できなかったの……」",
|
||||
"101001342_18": "「未来……。\\n それでも未来はわたしの……」",
|
||||
"101001342_19": "「……ぷ、ぷふふぅッ!」",
|
||||
"101001342_20": "「え? なにッ!\\n 真面目なこと言ってる時に笑うなんてッ!」",
|
||||
"101001342_21": "「あははッ! だってさぁッ! 髪の毛ぼさぼさ、涙でぐちゃ\\n ぐちゃッ! なのにシリアスなこと言ってるしッ!」",
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||||
"101001342_22": "「んもうッ! 響だって似たようなものじゃないッ!」",
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"101001342_23": "「うええッ!? うそぉッ!?\\n 未来、鏡、貸してッ!」",
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||||
"101001342_24": "「えっと……鏡は……ないけど……。\\n これで、撮れば……」",
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||||
"101001342_25": "「携帯のカメラッ! 未来、ナイスアイディアッ!」",
|
||||
"101001342_26": "「あ、わたしも一緒にッ!」",
|
||||
"101001342_27": "「ん~……あああ、もうちょっと――あ、ずれたぁ~」",
|
||||
"101001342_28": "「もう、撮るよ、響」",
|
||||
"101001342_29": "「のわああぁ、すごいことになってるぅッ!?\\n これは呪われたレベルだ……ッ!」",
|
||||
"101001342_30": "「わたしも想像以上だった……」",
|
||||
"101001342_31": "「……ぷッ<speed=0.5>、</speed>あはは、あはははははッ!」\\n",
|
||||
"101001342_32": "「……なるほど。\\n 未来くんに戦うところを目の当たりにされてしまったと」",
|
||||
"101001342_33": "「はい……。あの、それで――」",
|
||||
"101001342_34": "「ふぅ、詳細は後ほど報告書の形で聞く。\\n ま、不可抗力というやつだろう」",
|
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"101001342_35": "「それに、人命救助の立役者に、\\n うるさい小言は言えないだろうよ」",
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||||
"101001342_36": "「師匠ッ! ありがとうございますッ!」",
|
||||
"101001342_37": "「後は、頼りがいのある大人たちの出番だ。\\n 荷物は届けさせるから、響くんたちは帰って休んでくれ」",
|
||||
"101001342_38": "「あの……わたし、避難の途中で友達とはぐれてしまって――」",
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"101001342_39": "「……。被害者が出たという報せは受けていない。\\n その友達とも直に連絡が取れるようになるだろう。心配ない」",
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||||
"101001342_40": "「おやすみ~」",
|
||||
"101001342_41": "「おやすみなさい」",
|
||||
"101001342_42": "「ぐ~。く~……」",
|
||||
"101001342_43": "「え、早いッ! もう寝ちゃったのッ!?」",
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|
||||
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|
||||
"101001342_48": "(ああ……やっぱり未来のいるところが、\\n わたしにとって一番あったかい場所なんだ……)"
|
||||
}
|
|
@ -1,71 +1,71 @@
|
|||
{
|
||||
"101001411_0": "防人の歌",
|
||||
"101001411_1": "「うわぁ、学校の真下にこんなシェルターや地下基地が……」",
|
||||
"101001411_2": "「へへ、すごいでしょうッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……あ、翼さーんッ!」",
|
||||
"101001411_3": "「立花か。……そちらは、確か協力者の」",
|
||||
"101001411_4": "「こんにちは。小日向未来です」",
|
||||
"101001411_5": "「えっへんッ<speed=0.5>!</speed> わたしの一番の親友ですッ!」",
|
||||
"101001411_6": "「風鳴翼だ、よろしく頼む。立花はこういう性格ゆえ、\\n 色々面倒をかけると思うが支えてやってほしい」",
|
||||
"101001411_7": "「いえ、響は残念な子ですので、\\n ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」",
|
||||
"101001411_8": "「ええ~、なに?\\n どういうこと~?」",
|
||||
"101001411_9": "「響さんを介して、\\n おふたりが意気投合してるということですよ」",
|
||||
"101001411_10": "「むむ~、はぐらかされた気がする」",
|
||||
"101001411_11": "「ふふ」",
|
||||
"101001411_12": "(変わったのか、それとも変えられたのか。響さんに出会い、\\n 翼さんは良い笑顔を見せてくれるようになりました)",
|
||||
"101001411_13": "「でも、未来といっしょにここにいるのは、\\n なんかこそばゆいですよ」",
|
||||
"101001411_14": "「司令が手を回し小日向を外部協力者として二課に登録したが、\\n ……それでも、不都合を強いるかもしれない」",
|
||||
"101001411_15": "「説明は聞きました。自分でも理解しているつもりです。\\n 不都合だなんて、そんな」",
|
||||
"101001411_16": "「あ、そういえば師匠は?」",
|
||||
"101001411_17": "「ああ、わたしたちも捜しているのだが――」",
|
||||
"101001411_18": "「あら~、いいわね。ガールズトーク? 混ぜて混ぜて。\\n 私のコイバナ百物語聞いたら、夜眠れなくなるわよ~?」",
|
||||
"101001411_19": "「りょ~うこさんのコイバナ~ッ! きっとうっとりメロメロ\\n おしゃれで大人な銀座の恋の物語~ッ!」",
|
||||
"101001411_20": "「そうね……。遠い昔の話になるわねぇ……<speed=0.5>。</speed>\\n こ~う見えて呆れちゃうくらい、一途なんだからぁ」",
|
||||
"101001411_21": "「おお~ッ!」",
|
||||
"101001411_22": "「意外でした。櫻井女史は恋というより、研究一筋であると」",
|
||||
"101001411_23": "「命短し恋せよおとめッ! というじゃなぁい?\\n それに女の子の恋するパワーってすっごいんだからぁッ!」",
|
||||
"101001411_24": "「私が聖遺物の研究を始めたのも、そもそも――あ」",
|
||||
"101001411_25": "「うんうんッ! それでッ!?」",
|
||||
"101001411_26": "「……ま、まあ、私も忙しいから\\n ここで油を売ってられないわッ!」",
|
||||
"101001411_27": "「とにもかくにも、できる女の条件は、\\n どれだけいい恋をしているかにつきるわけなのよッ!」",
|
||||
"101001411_28": "「ガールズたちも、いつかどこかでいい恋なさいね?\\n んじゃ、ばっはは~い」",
|
||||
"101001411_29": "「んむむ~、ガードは堅いかぁ。\\n でもいつか、了子さんのロマンスを聞き出してみせるッ!」",
|
||||
"101001411_30": "「……それにしても、司令。\\n まだ戻ってきませんね」",
|
||||
"101001411_31": "「ええ。メディカルチェックの結果を\\n 報告しなければならないのに……」",
|
||||
"101001411_32": "「次のスケジュールが迫ってきましたね」",
|
||||
"101001411_33": "「もうお仕事入れてるんですか?」",
|
||||
"101001411_34": "「少しずつよ。\\n 今はまだ、慣らし運転のつもり」",
|
||||
"101001411_35": "「じゃあ、以前のような過密スケジュールじゃないんですよね?\\n だったら翼さん、デートしましょッ!」",
|
||||
"101001411_36": "「え、デート?」",
|
||||
"101001411_37": "(……らしくないこと言っちゃったわね)",
|
||||
"101001411_38": "(変わったのか……<speed=0.5>。</speed>\\n それとも、変えられたのか……?)",
|
||||
"101001411_39": "「……ここか」",
|
||||
"101001411_40": "(……あたし、いつまでこんなとこに。\\n これから、どうすりゃいいんだ……?)",
|
||||
"101001411_41": "(――ッ!? 誰だ、ここ、空き家じゃねーのかよッ!)",
|
||||
"101001411_42": "(怪しい奴だったら、ぶん殴って――)",
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||||
"101001411_43": "「――ほらよ」",
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||||
"101001411_44": "「えッ……<speed=0.5>?</speed> あッ……」",
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||||
"101001411_45": "「応援は連れてきていない。……君の保護を命じられたのは、\\n もう俺ひとりになってしまったからな」",
|
||||
"101001411_46": "「どうして、ここが……?」",
|
||||
"101001411_47": "「元公安の御用牙でね。慣れた仕事さ<speed=0.5>。</speed>\\n ……ほら、差し入れだ」",
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"101001411_48": "「あ……<speed=0.5>。</speed>\\n くッ……なにが目的だ?」",
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||||
"101001411_49": "「腹が減ってるんじゃないかと思ってな<speed=0.5>。</speed>\\n (ばくりッ)……何も盛っちゃいないさ」",
|
||||
"101001411_50": "「……ッ! くッ<speed=0.5>!</speed>\\n はぐ、もぐもぐ……<speed=0.5>。</speed>――あぐ、もぐッ!」",
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||||
"101001411_51": "「………………」",
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||||
"101001411_52": "「バイオリン奏者雪音雅律と、声楽家のソネット・M・ユキネが\\n 難民救済の活動中に戦火に巻き込まれ死亡したのが8年前」",
|
||||
"101001411_53": "「残されたひとり娘は行方不明になったが、介入した国連軍により\\n 保護され、日本に移送されることとなった――」",
|
||||
"101001411_54": "「ふん、よく調べているじゃねぇか<speed=0.5>。</speed>\\n ……そういう詮索、反吐が出るッ!」",
|
||||
"101001411_55": "「当時の俺たちは適合者を探すために、\\n 音楽界のサラブレッドに注目していてね」",
|
||||
"101001411_56": "「天涯孤独となった少女の身元引受先として、手を挙げたのさ」",
|
||||
"101001411_57": "「……ふん、こっちでも女衒かよ」",
|
||||
"101001411_58": "「ところが、少女は帰国直後に消息不明。俺たちも慌てたよ。\\n 二課からも相当数の捜査員が駆り出されたが――」",
|
||||
"101001411_59": "「――この件に関わった者の多くが死亡。\\n あるいは行方不明という最悪の結末で幕を引くことになった」",
|
||||
"101001411_60": "「……何がしたい、おっさんッ!」",
|
||||
"101001411_61": "「俺がやりたいのは、君を救い出すことだ。\\n 引き受けた仕事をやり遂げるのは、大人の務めだからな」",
|
||||
"101001411_62": "「はんッ! 大人の務めときたかッ<speed=0.5>!</speed>\\n 余計なこと以外はいつも何もしてくれない大人が偉そうにッ!」",
|
||||
"101001411_63": "「Killter Ichaival tron……」",
|
||||
"101001411_64": "「……行ってしまったか」",
|
||||
"101001411_65": "(……あたしは何を……<speed=0.5>、</speed>――ッ!?)",
|
||||
"101001411_66": "「ちッ……またお前らかよ。\\n 雨だってのにご苦労なこった」",
|
||||
"101001411_67": "「今のあたしはムシャクシャしてんだ。\\n 腹も膨れたところだしさ……」",
|
||||
"101001411_68": "「――街や、無関係な奴らを巻き込んでくれた借りは、\\n ここで返させてもらうからなッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001411_0": "防人の歌",
|
||||
"101001411_1": "「うわぁ、学校の真下にこんなシェルターや地下基地が……」",
|
||||
"101001411_2": "「へへ、すごいでしょうッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……あ、翼さーんッ!」",
|
||||
"101001411_3": "「立花か。……そちらは、確か協力者の」",
|
||||
"101001411_4": "「こんにちは。小日向未来です」",
|
||||
"101001411_5": "「えっへんッ<speed=0.5>!</speed> わたしの一番の親友ですッ!」",
|
||||
"101001411_6": "「風鳴翼だ、よろしく頼む。立花はこういう性格ゆえ、\\n 色々面倒をかけると思うが支えてやってほしい」",
|
||||
"101001411_7": "「いえ、響は残念な子ですので、\\n ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」",
|
||||
"101001411_8": "「ええ~、なに?\\n どういうこと~?」",
|
||||
"101001411_9": "「響さんを介して、\\n おふたりが意気投合してるということですよ」",
|
||||
"101001411_10": "「むむ~、はぐらかされた気がする」",
|
||||
"101001411_11": "「ふふ」",
|
||||
"101001411_12": "(変わったのか、それとも変えられたのか。響さんに出会い、\\n 翼さんは良い笑顔を見せてくれるようになりました)",
|
||||
"101001411_13": "「でも、未来といっしょにここにいるのは、\\n なんかこそばゆいですよ」",
|
||||
"101001411_14": "「司令が手を回し小日向を外部協力者として二課に登録したが、\\n ……それでも、不都合を強いるかもしれない」",
|
||||
"101001411_15": "「説明は聞きました。自分でも理解しているつもりです。\\n 不都合だなんて、そんな」",
|
||||
"101001411_16": "「あ、そういえば師匠は?」",
|
||||
"101001411_17": "「ああ、わたしたちも捜しているのだが――」",
|
||||
"101001411_18": "「あら~、いいわね。ガールズトーク? 混ぜて混ぜて。\\n 私のコイバナ百物語聞いたら、夜眠れなくなるわよ~?」",
|
||||
"101001411_19": "「りょ~うこさんのコイバナ~ッ! きっとうっとりメロメロ\\n おしゃれで大人な銀座の恋の物語~ッ!」",
|
||||
"101001411_20": "「そうね……。遠い昔の話になるわねぇ……<speed=0.5>。</speed>\\n こ~う見えて呆れちゃうくらい、一途なんだからぁ」",
|
||||
"101001411_21": "「おお~ッ!」",
|
||||
"101001411_22": "「意外でした。櫻井女史は恋というより、研究一筋であると」",
|
||||
"101001411_23": "「命短し恋せよおとめッ! というじゃなぁい?\\n それに女の子の恋するパワーってすっごいんだからぁッ!」",
|
||||
"101001411_24": "「私が聖遺物の研究を始めたのも、そもそも――あ」",
|
||||
"101001411_25": "「うんうんッ! それでッ!?」",
|
||||
"101001411_26": "「……ま、まあ、私も忙しいから\\n ここで油を売ってられないわッ!」",
|
||||
"101001411_27": "「とにもかくにも、できる女の条件は、\\n どれだけいい恋をしているかにつきるわけなのよッ!」",
|
||||
"101001411_28": "「ガールズたちも、いつかどこかでいい恋なさいね?\\n んじゃ、ばっはは~い」",
|
||||
"101001411_29": "「んむむ~、ガードは堅いかぁ。\\n でもいつか、了子さんのロマンスを聞き出してみせるッ!」",
|
||||
"101001411_30": "「……それにしても、司令。\\n まだ戻ってきませんね」",
|
||||
"101001411_31": "「ええ。メディカルチェックの結果を\\n 報告しなければならないのに……」",
|
||||
"101001411_32": "「次のスケジュールが迫ってきましたね」",
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||||
"101001411_33": "「もうお仕事入れてるんですか?」",
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"101001411_34": "「少しずつよ。\\n 今はまだ、慣らし運転のつもり」",
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"101001411_35": "「じゃあ、以前のような過密スケジュールじゃないんですよね?\\n だったら翼さん、デートしましょッ!」",
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"101001411_36": "「え、デート?」",
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"101001411_37": "(……らしくないこと言っちゃったわね)",
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"101001411_38": "(変わったのか……<speed=0.5>。</speed>\\n それとも、変えられたのか……?)",
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"101001411_39": "「……ここか」",
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"101001411_40": "(……あたし、いつまでこんなとこに。\\n これから、どうすりゃいいんだ……?)",
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"101001411_41": "(――ッ!? 誰だ、ここ、空き家じゃねーのかよッ!)",
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"101001411_42": "(怪しい奴だったら、ぶん殴って――)",
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"101001411_43": "「――ほらよ」",
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"101001411_44": "「えッ……<speed=0.5>?</speed> あッ……」",
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"101001411_45": "「応援は連れてきていない。……君の保護を命じられたのは、\\n もう俺ひとりになってしまったからな」",
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"101001411_46": "「どうして、ここが……?」",
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"101001411_47": "「元公安の御用牙でね。慣れた仕事さ<speed=0.5>。</speed>\\n ……ほら、差し入れだ」",
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"101001411_48": "「あ……<speed=0.5>。</speed>\\n くッ……なにが目的だ?」",
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"101001411_52": "「バイオリン奏者雪音雅律と、声楽家のソネット・M・ユキネが\\n 難民救済の活動中に戦火に巻き込まれ死亡したのが8年前」",
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"101001411_53": "「残されたひとり娘は行方不明になったが、介入した国連軍により\\n 保護され、日本に移送されることとなった――」",
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"101001411_54": "「ふん、よく調べているじゃねぇか<speed=0.5>。</speed>\\n ……そういう詮索、反吐が出るッ!」",
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"101001411_55": "「当時の俺たちは適合者を探すために、\\n 音楽界のサラブレッドに注目していてね」",
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"101001411_57": "「……ふん、こっちでも女衒かよ」",
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"101001411_58": "「ところが、少女は帰国直後に消息不明。俺たちも慌てたよ。\\n 二課からも相当数の捜査員が駆り出されたが――」",
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"101001411_59": "「――この件に関わった者の多くが死亡。\\n あるいは行方不明という最悪の結末で幕を引くことになった」",
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"101001411_60": "「……何がしたい、おっさんッ!」",
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"101001412_0": "「はあ、はあ、はあ……」",
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"101001412_1": "(……何してるんだろうな、あたしは。\\n 逃げて、隠れて、追っ手のノイズをぶっ倒して……)",
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||||
"101001412_2": "(それに比べて、あのおっさんは……)",
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||||
"101001412_3": "『俺がやりたいのは、君を救い出すことだ』",
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||||
"101001412_4": "(あたしが、やりたかったこと……)",
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||||
"101001412_5": "『引き受けた仕事をやり遂げるのは、大人の務めだからな』",
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||||
"101001412_6": "(やり遂げる……。……そうだな。\\n 逃げてるなんて、あたしらしくないか)",
|
||||
"101001412_7": "「いいさ、やってやるよ。\\n これ以上、あんなおっさんに好き勝手言われてたまるかッ!」",
|
||||
"101001412_8": "「あの子たちは、何をやっているのよ」",
|
||||
"101001412_9": "「すみません、翼さ~んッ!」",
|
||||
"101001412_10": "「はあ、はあ……。申し訳ありません<speed=0.5>。</speed>\\n お察しのこととは思いますが、響のいつもの寝坊が原因でして」",
|
||||
"101001412_11": "「……時間が勿体ないわ。急ぎましょう」",
|
||||
"101001412_12": "「……すっごい楽しみにしてた人みたいだ」",
|
||||
"101001412_13": "「――ッ!\\n 誰かが遅刻した分を取り戻したいだけだッ!」",
|
||||
"101001412_14": "「え、えへへ……。\\n 翼イヤーはなんとやら~」",
|
||||
"101001412_15": "「2人とも、早くしなさい。先に行くわよッ!」",
|
||||
"101001412_16": "「翼さんご所望のぬいぐるみは、この立花響が必ずや手に入れて\\n みせますッ! きえええええ~ッ!」",
|
||||
"101001412_17": "「変な声出さないで~ッ!」",
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||||
"101001412_18": "「ひええッ!? このUMAキャプチャー壊れている――ッ!\\n わたし、呪われてるかも……ッ!」",
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||||
"101001412_19": "「どうせ壊れているならこれ以上壊しても問題ないですよねッ!\\n シンフォギアを身にまとって――」",
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||||
"101001412_20": "「あ、こらッ! 平和的に解決しろ――」",
|
||||
"101001412_21": "「この怒りに身を任せれば、アームドギアだってえぇ――ッ!」",
|
||||
"101001412_22": "「大声でわめかないでッ! そんなに大声出したいのなら、\\n 良い所に連れて行ってあげるからッ!」",
|
||||
"101001412_23": "「おおおおお――ッ! すごいッ! わたしたちってばすごいッ!\\n トップアーティストとカラオケにくるなんて~ッ!」",
|
||||
"101001412_24": "「……って、え、演歌?」",
|
||||
"101001412_25": "「一度、こういうのやってみたいのよね」",
|
||||
"101001412_26": "「渋い……」",
|
||||
"101001412_27": "「ひゃあ~ッ! かぁっこいい~ッ!」",
|
||||
"101001412_28": "「やっぱりすごいね~……」",
|
||||
"101001412_29": "「翼さ~ん。はやく、こっちこっち~」",
|
||||
"101001412_30": "「はあ、はあ……<speed=0.5>。</speed>\\n ふたりとも、どうしてそんなに元気なんだ?」",
|
||||
"101001412_31": "「翼さんがへばりすぎなんですよ~」",
|
||||
"101001412_32": "「今日は慣れないことばかりだったから……」",
|
||||
"101001412_33": "「……防人であるこの身は、常に戦場にあったからな」",
|
||||
"101001412_34": "「本当に今日は、知らない世界ばかりを見てきた気分だ」",
|
||||
"101001412_35": "「そんなことありません。\\n ほら、こっち来てくださいッ!」",
|
||||
"101001412_36": "「お、おい、立花引っ張るな。\\n どこに……あ――」",
|
||||
"101001412_37": "「あそこが待ち合わせした公園です。皆で一緒に遊んだところも、\\n 遊んでないところもぜ~んぶ、翼さんの知ってる世界ですッ!」",
|
||||
"101001412_38": "「昨日に翼さんが戦ってくれたから、\\n 今日に皆が暮らせている世界ですッ!」",
|
||||
"101001412_39": "「……だから、知らないなんて言わないでください」",
|
||||
"101001412_40": "(あ……思い出した……。奏も昔――)",
|
||||
"101001412_41": "『戦いの裏側とか、その向こう側には、\\n また違ったものがあるんじゃないかな?』",
|
||||
"101001412_42": "『あたしはそう考えてきたし、そいつを見てきた』",
|
||||
"101001412_43": "「……そうか<speed=0.5>。</speed>\\n これが、奏の見てきた世界なんだな……」",
|
||||
"101001412_44": "「……いい1日だった。2人にはお礼をしないといけないな。\\n こんなものでお礼になるかは分からないが――」",
|
||||
"101001412_45": "「え……これって……。復帰ステージのチケットッ!?」",
|
||||
"101001412_46": "「ああ。アーティストフェスが10日後に開催されるのだが、\\n そこに急遽ねじ込んでもらったんだ」",
|
||||
"101001412_47": "「……立花にとっても、つらい思い出のある会場だが」",
|
||||
"101001412_48": "「ありがとうございます、翼さんッ!」",
|
||||
"101001412_49": "「響……?」",
|
||||
"101001412_50": "「いくらつらくても、過去は絶対に乗り越えていけます。\\n そうですよね、翼さんッ!」",
|
||||
"101001412_51": "「……そうありたいと、わたしも思っている」"
|
||||
{
|
||||
"101001412_0": "「はあ、はあ、はあ……」",
|
||||
"101001412_1": "(……何してるんだろうな、あたしは。\\n 逃げて、隠れて、追っ手のノイズをぶっ倒して……)",
|
||||
"101001412_2": "(それに比べて、あのおっさんは……)",
|
||||
"101001412_3": "『俺がやりたいのは、君を救い出すことだ』",
|
||||
"101001412_4": "(あたしが、やりたかったこと……)",
|
||||
"101001412_5": "『引き受けた仕事をやり遂げるのは、大人の務めだからな』",
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||||
"101001412_6": "(やり遂げる……。……そうだな。\\n 逃げてるなんて、あたしらしくないか)",
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||||
"101001412_7": "「いいさ、やってやるよ。\\n これ以上、あんなおっさんに好き勝手言われてたまるかッ!」",
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"101001412_8": "「あの子たちは、何をやっているのよ」",
|
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"101001412_9": "「すみません、翼さ~んッ!」",
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||||
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|
||||
"101001412_11": "「……時間が勿体ないわ。急ぎましょう」",
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"101001412_12": "「……すっごい楽しみにしてた人みたいだ」",
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||||
"101001412_13": "「――ッ!\\n 誰かが遅刻した分を取り戻したいだけだッ!」",
|
||||
"101001412_14": "「え、えへへ……。\\n 翼イヤーはなんとやら~」",
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"101001412_15": "「2人とも、早くしなさい。先に行くわよッ!」",
|
||||
"101001412_16": "「翼さんご所望のぬいぐるみは、この立花響が必ずや手に入れて\\n みせますッ! きえええええ~ッ!」",
|
||||
"101001412_17": "「変な声出さないで~ッ!」",
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||||
"101001412_18": "「ひええッ!? このUMAキャプチャー壊れている――ッ!\\n わたし、呪われてるかも……ッ!」",
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||||
"101001412_19": "「どうせ壊れているならこれ以上壊しても問題ないですよねッ!\\n シンフォギアを身にまとって――」",
|
||||
"101001412_20": "「あ、こらッ! 平和的に解決しろ――」",
|
||||
"101001412_21": "「この怒りに身を任せれば、アームドギアだってえぇ――ッ!」",
|
||||
"101001412_22": "「大声でわめかないでッ! そんなに大声出したいのなら、\\n 良い所に連れて行ってあげるからッ!」",
|
||||
"101001412_23": "「おおおおお――ッ! すごいッ! わたしたちってばすごいッ!\\n トップアーティストとカラオケにくるなんて~ッ!」",
|
||||
"101001412_24": "「……って、え、演歌?」",
|
||||
"101001412_25": "「一度、こういうのやってみたいのよね」",
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"101001412_26": "「渋い……」",
|
||||
"101001412_27": "「ひゃあ~ッ! かぁっこいい~ッ!」",
|
||||
"101001412_28": "「やっぱりすごいね~……」",
|
||||
"101001412_29": "「翼さ~ん。はやく、こっちこっち~」",
|
||||
"101001412_30": "「はあ、はあ……<speed=0.5>。</speed>\\n ふたりとも、どうしてそんなに元気なんだ?」",
|
||||
"101001412_31": "「翼さんがへばりすぎなんですよ~」",
|
||||
"101001412_32": "「今日は慣れないことばかりだったから……」",
|
||||
"101001412_33": "「……防人であるこの身は、常に戦場にあったからな」",
|
||||
"101001412_34": "「本当に今日は、知らない世界ばかりを見てきた気分だ」",
|
||||
"101001412_35": "「そんなことありません。\\n ほら、こっち来てくださいッ!」",
|
||||
"101001412_36": "「お、おい、立花引っ張るな。\\n どこに……あ――」",
|
||||
"101001412_37": "「あそこが待ち合わせした公園です。皆で一緒に遊んだところも、\\n 遊んでないところもぜ~んぶ、翼さんの知ってる世界ですッ!」",
|
||||
"101001412_38": "「昨日に翼さんが戦ってくれたから、\\n 今日に皆が暮らせている世界ですッ!」",
|
||||
"101001412_39": "「……だから、知らないなんて言わないでください」",
|
||||
"101001412_40": "(あ……思い出した……。奏も昔――)",
|
||||
"101001412_41": "『戦いの裏側とか、その向こう側には、\\n また違ったものがあるんじゃないかな?』",
|
||||
"101001412_42": "『あたしはそう考えてきたし、そいつを見てきた』",
|
||||
"101001412_43": "「……そうか<speed=0.5>。</speed>\\n これが、奏の見てきた世界なんだな……」",
|
||||
"101001412_44": "「……いい1日だった。2人にはお礼をしないといけないな。\\n こんなものでお礼になるかは分からないが――」",
|
||||
"101001412_45": "「え……これって……。復帰ステージのチケットッ!?」",
|
||||
"101001412_46": "「ああ。アーティストフェスが10日後に開催されるのだが、\\n そこに急遽ねじ込んでもらったんだ」",
|
||||
"101001412_47": "「……立花にとっても、つらい思い出のある会場だが」",
|
||||
"101001412_48": "「ありがとうございます、翼さんッ!」",
|
||||
"101001412_49": "「響……?」",
|
||||
"101001412_50": "「いくらつらくても、過去は絶対に乗り越えていけます。\\n そうですよね、翼さんッ!」",
|
||||
"101001412_51": "「……そうありたいと、わたしも思っている」"
|
||||
}
|
|
@ -1,16 +1,16 @@
|
|||
{
|
||||
"101001421_0": "「はっはっはッ……<speed=0.5>。</speed>\\n せっかく、チケットもらったのに、開演に遅れそう~ッ!」",
|
||||
"101001421_1": "「……はい、響です」",
|
||||
"101001421_2": "「ノイズの出現パターンを検知したッ!\\n 翼にもこれから連絡を――」",
|
||||
"101001421_3": "「師匠ッ! ……現場にはわたし1人でお願いします。\\n 今日の翼さんは、自分の戦いに臨んでほしいんですッ!」",
|
||||
"101001421_4": "「あの会場で、最後まで唄いきってほしいんですッ!\\n お願いしますッ!」",
|
||||
"101001421_5": "「……やれるのか?」",
|
||||
"101001421_6": "「はいッ!」",
|
||||
"101001421_7": "(不思議だ。気持ちが高まっているのに、\\n 胸の中はこんなにも穏やかで……)",
|
||||
"101001421_8": "(本番前にいらしたメトロミュージックのプロデューサー、\\n トニー・グレイザー氏に会った時も、落ち着けていた)",
|
||||
"101001421_9": "(これまでは考える余裕のなかった新しい世界に、\\n 今のわたしなら、向かい合うことができる……ッ!)",
|
||||
"101001421_10": "(この思いを全て、歌として――ッ!)",
|
||||
"101001421_11": "「よくもまあ飽きもせず、うじゃうじゃと湧きやがってッ!」",
|
||||
"101001421_12": "「……けどなぁ、今のあたしはやる気に満ちてるんだ。\\n あたしのせいでお前らを呼んじまったって言うなら……」",
|
||||
"101001421_13": "「――あたしが責任持って、全部ぶっ潰してやらぁッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001421_0": "「はっはっはッ……<speed=0.5>。</speed>\\n せっかく、チケットもらったのに、開演に遅れそう~ッ!」",
|
||||
"101001421_1": "「……はい、響です」",
|
||||
"101001421_2": "「ノイズの出現パターンを検知したッ!\\n 翼にもこれから連絡を――」",
|
||||
"101001421_3": "「師匠ッ! ……現場にはわたし1人でお願いします。\\n 今日の翼さんは、自分の戦いに臨んでほしいんですッ!」",
|
||||
"101001421_4": "「あの会場で、最後まで唄いきってほしいんですッ!\\n お願いしますッ!」",
|
||||
"101001421_5": "「……やれるのか?」",
|
||||
"101001421_6": "「はいッ!」",
|
||||
"101001421_7": "(不思議だ。気持ちが高まっているのに、\\n 胸の中はこんなにも穏やかで……)",
|
||||
"101001421_8": "(本番前にいらしたメトロミュージックのプロデューサー、\\n トニー・グレイザー氏に会った時も、落ち着けていた)",
|
||||
"101001421_9": "(これまでは考える余裕のなかった新しい世界に、\\n 今のわたしなら、向かい合うことができる……ッ!)",
|
||||
"101001421_10": "(この思いを全て、歌として――ッ!)",
|
||||
"101001421_11": "「よくもまあ飽きもせず、うじゃうじゃと湧きやがってッ!」",
|
||||
"101001421_12": "「……けどなぁ、今のあたしはやる気に満ちてるんだ。\\n あたしのせいでお前らを呼んじまったって言うなら……」",
|
||||
"101001421_13": "「――あたしが責任持って、全部ぶっ潰してやらぁッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,11 +1,11 @@
|
|||
{
|
||||
"101001422_0": "「ちッ、どんだけ出てくるんだよッ!\\n いくらなんでも多すぎるっての……」",
|
||||
"101001422_1": "(だけど、これはあたしの責任……あたしの戦いなんだッ!)",
|
||||
"101001422_2": "「うらあああぁぁぁ――ッ!\\n 雑魚ノイズが調子に乗ってんじゃねぇ――ッ!」",
|
||||
"101001422_3": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> ぐあッ!?」",
|
||||
"101001422_4": "「くッ……早く立たないと――ッ!?」",
|
||||
"101001422_5": "(――ダメだ、避けられないッ!?)",
|
||||
"101001422_6": "「たあああああ――ッ!」",
|
||||
"101001422_7": "「な――ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n お前……」",
|
||||
"101001422_8": "「クリスちゃんッ! 一緒に戦うよッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001422_0": "「ちッ、どんだけ出てくるんだよッ!\\n いくらなんでも多すぎるっての……」",
|
||||
"101001422_1": "(だけど、これはあたしの責任……あたしの戦いなんだッ!)",
|
||||
"101001422_2": "「うらあああぁぁぁ――ッ!\\n 雑魚ノイズが調子に乗ってんじゃねぇ――ッ!」",
|
||||
"101001422_3": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> ぐあッ!?」",
|
||||
"101001422_4": "「くッ……早く立たないと――ッ!?」",
|
||||
"101001422_5": "(――ダメだ、避けられないッ!?)",
|
||||
"101001422_6": "「たあああああ――ッ!」",
|
||||
"101001422_7": "「な――ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n お前……」",
|
||||
"101001422_8": "「クリスちゃんッ! 一緒に戦うよッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,9 +1,9 @@
|
|||
{
|
||||
"101001432_0": "「次は――あッ!?」",
|
||||
"101001432_1": "「クリスちゃんッ! ありがとうッ!」",
|
||||
"101001432_2": "「誰も助けてくれなんて頼んじゃいないからなッ<speed=0.5>!</speed>\\n これで貸し借りは無しだッ!」",
|
||||
"101001432_3": "「……うんッ!」",
|
||||
"101001432_4": "「……ちッ<speed=0.5>!</speed> ここでデカブツのお出ましかよッ!」",
|
||||
"101001432_5": "「クリスちゃん、一緒にッ!」",
|
||||
"101001432_6": "「一緒じゃねぇッ! お前が勝手に合わせればいいんだよッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001432_0": "「次は――あッ!?」",
|
||||
"101001432_1": "「クリスちゃんッ! ありがとうッ!」",
|
||||
"101001432_2": "「誰も助けてくれなんて頼んじゃいないからなッ<speed=0.5>!</speed>\\n これで貸し借りは無しだッ!」",
|
||||
"101001432_3": "「……うんッ!」",
|
||||
"101001432_4": "「……ちッ<speed=0.5>!</speed> ここでデカブツのお出ましかよッ!」",
|
||||
"101001432_5": "「クリスちゃん、一緒にッ!」",
|
||||
"101001432_6": "「一緒じゃねぇッ! お前が勝手に合わせればいいんだよッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,20 +1,20 @@
|
|||
{
|
||||
"101001442_0": "「やったッ! 倒せたね、クリスちゃんッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……って、あれ、クリスちゃん……?」",
|
||||
"101001442_1": "「いなくなっちゃった……」",
|
||||
"101001442_2": "(……でも、一緒に戦えた。すぐには分かり合えなくても、\\n きっといつかは、気持ちが通じ合えるよね……?)",
|
||||
"101001442_3": "「くそッ!」",
|
||||
"101001442_4": "「あいつは敵だぞ……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n なのにどうして助けちまったッ!?」",
|
||||
"101001442_5": "「ちくしょう、フィーネ……<speed=0.5>。</speed>\\n <speed=0.01>ちっくしょうううううぅぅぅ……ッ!」</speed>",
|
||||
"101001442_6": "「ありがとうみんなッ<speed=0.5>!</speed>\\n 今日は思いっきり歌を唄って、気持ちよかったッ!」",
|
||||
"101001442_7": "「……こんな思いは久しぶり。忘れていた。でも思い出した。\\n わたしは、こんなにも歌が好きだったんだッ!」",
|
||||
"101001442_8": "「聞いてくれる皆の前で唄うのが、大好きなんだッ!」",
|
||||
"101001442_9": "「もう知ってるかもしれないけれど、\\n 海の向こうで唄ってみないかって、オファーが来ている」",
|
||||
"101001442_10": "「自分が何のために唄うのかずっと迷ってたんだけど、今のわたし\\n は、もっとたくさんの人に歌を聴いてもらいたいと思っている」",
|
||||
"101001442_11": "「言葉は通じなくても、歌で伝えられることがあるならば、\\n 世界中の人たちに、わたしの歌を聴いてもらいたいッ!」",
|
||||
"101001442_12": "「わたしの歌も、誰かの助けになると信じて。\\n 皆に向けて唄い続けてきた」",
|
||||
"101001442_13": "「だけどこれからは、皆の中に、自分も加えて唄っていきたいッ!\\n だってわたしは、こんなにも歌が好きなのだからッ!」",
|
||||
"101001442_14": "「たったひとつのワガママだから、聞いて欲しい。\\n 許して欲しい……」",
|
||||
"101001442_15": "『許すさ。当たり前だろ?』",
|
||||
"101001442_16": "(え――)",
|
||||
"101001442_17": "「……ありがとうッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001442_0": "「やったッ! 倒せたね、クリスちゃんッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……って、あれ、クリスちゃん……?」",
|
||||
"101001442_1": "「いなくなっちゃった……」",
|
||||
"101001442_2": "(……でも、一緒に戦えた。すぐには分かり合えなくても、\\n きっといつかは、気持ちが通じ合えるよね……?)",
|
||||
"101001442_3": "「くそッ!」",
|
||||
"101001442_4": "「あいつは敵だぞ……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n なのにどうして助けちまったッ!?」",
|
||||
"101001442_5": "「ちくしょう、フィーネ……<speed=0.5>。</speed>\\n <speed=0.01>ちっくしょうううううぅぅぅ……ッ!」</speed>",
|
||||
"101001442_6": "「ありがとうみんなッ<speed=0.5>!</speed>\\n 今日は思いっきり歌を唄って、気持ちよかったッ!」",
|
||||
"101001442_7": "「……こんな思いは久しぶり。忘れていた。でも思い出した。\\n わたしは、こんなにも歌が好きだったんだッ!」",
|
||||
"101001442_8": "「聞いてくれる皆の前で唄うのが、大好きなんだッ!」",
|
||||
"101001442_9": "「もう知ってるかもしれないけれど、\\n 海の向こうで唄ってみないかって、オファーが来ている」",
|
||||
"101001442_10": "「自分が何のために唄うのかずっと迷ってたんだけど、今のわたし\\n は、もっとたくさんの人に歌を聴いてもらいたいと思っている」",
|
||||
"101001442_11": "「言葉は通じなくても、歌で伝えられることがあるならば、\\n 世界中の人たちに、わたしの歌を聴いてもらいたいッ!」",
|
||||
"101001442_12": "「わたしの歌も、誰かの助けになると信じて。\\n 皆に向けて唄い続けてきた」",
|
||||
"101001442_13": "「だけどこれからは、皆の中に、自分も加えて唄っていきたいッ!\\n だってわたしは、こんなにも歌が好きなのだからッ!」",
|
||||
"101001442_14": "「たったひとつのワガママだから、聞いて欲しい。\\n 許して欲しい……」",
|
||||
"101001442_15": "『許すさ。当たり前だろ?』",
|
||||
"101001442_16": "(え――)",
|
||||
"101001442_17": "「……ありがとうッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,27 +1,27 @@
|
|||
{
|
||||
"101001511_0": "繋いだ手だけが紡ぐもの・前編",
|
||||
"101001511_1": "「失礼しましたー」",
|
||||
"101001511_2": "「……あ」",
|
||||
"101001511_3": "「ふんふふふーんふーん、ふふふふふーん♪」",
|
||||
"101001511_4": "「なに? 合唱部に触発されちゃった?」",
|
||||
"101001511_5": "「リディアンの校歌を聴いていると、\\n まったりするっていうか、すごく落ち着くっていうか……」",
|
||||
"101001511_6": "「皆がいるところって思うと、安心する。\\n 自分の場所って気がするんだ」",
|
||||
"101001511_7": "「入学して、まだ2ヶ月ちょっとなのにね」",
|
||||
"101001511_8": "「でも、色々あった2ヶ月だよ」",
|
||||
"101001511_9": "「……うん。そうだね」",
|
||||
"101001511_10": "(生きてる奴は<speed=0.5>……</speed>いなさそうだな。\\n こいつら、どこかの兵隊……か?)",
|
||||
"101001511_11": "「何が、どうなってやがんだ……?」",
|
||||
"101001511_12": "「………………」",
|
||||
"101001511_13": "「……あ、ち、違うッ<speed=0.5>!</speed> あたしじゃないッ!\\n やったのは――」",
|
||||
"101001511_14": "「誰もお前がやったなどと、疑ってはいない。\\n すべては、君や俺たちの傍にいた彼女の仕業だ」",
|
||||
"101001511_15": "「……倒れているのは米軍のようだな。\\n やはり、裏で繋がっていたか――」",
|
||||
"101001511_16": "「風鳴司令ッ!」",
|
||||
"101001511_17": "「『I Love You\\n SAYONARA』か……」",
|
||||
"101001511_18": "「司令ッ! ノイズが――ッ!?」",
|
||||
"101001511_19": "「……廃棄された施設と侮っていたか。\\n 俺たちが来ることを見越して罠を張っていたようだな」",
|
||||
"101001511_20": "「Killter Ichaival tron――」",
|
||||
"101001511_21": "「戦いの邪魔だッ! 下がってろッ!」",
|
||||
"101001511_22": "(なんで、あたしが身勝手な大人なんかのために……。\\n だけどッ、これはあたしのやらなきゃならない事だッ!)",
|
||||
"101001511_23": "「あたしはこっちだ、雑魚ノイズ共ッ!\\n よそ見しないでかかってきやがれッ!」",
|
||||
"101001511_24": "(この場所じゃ建物が崩れて巻き込んじまう――。\\n 場所を変えて叩かねーとッ!)"
|
||||
{
|
||||
"101001511_0": "繋いだ手だけが紡ぐもの・前編",
|
||||
"101001511_1": "「失礼しましたー」",
|
||||
"101001511_2": "「……あ」",
|
||||
"101001511_3": "「ふんふふふーんふーん、ふふふふふーん♪」",
|
||||
"101001511_4": "「なに? 合唱部に触発されちゃった?」",
|
||||
"101001511_5": "「リディアンの校歌を聴いていると、\\n まったりするっていうか、すごく落ち着くっていうか……」",
|
||||
"101001511_6": "「皆がいるところって思うと、安心する。\\n 自分の場所って気がするんだ」",
|
||||
"101001511_7": "「入学して、まだ2ヶ月ちょっとなのにね」",
|
||||
"101001511_8": "「でも、色々あった2ヶ月だよ」",
|
||||
"101001511_9": "「……うん。そうだね」",
|
||||
"101001511_10": "(生きてる奴は<speed=0.5>……</speed>いなさそうだな。\\n こいつら、どこかの兵隊……か?)",
|
||||
"101001511_11": "「何が、どうなってやがんだ……?」",
|
||||
"101001511_12": "「………………」",
|
||||
"101001511_13": "「……あ、ち、違うッ<speed=0.5>!</speed> あたしじゃないッ!\\n やったのは――」",
|
||||
"101001511_14": "「誰もお前がやったなどと、疑ってはいない。\\n すべては、君や俺たちの傍にいた彼女の仕業だ」",
|
||||
"101001511_15": "「……倒れているのは米軍のようだな。\\n やはり、裏で繋がっていたか――」",
|
||||
"101001511_16": "「風鳴司令ッ!」",
|
||||
"101001511_17": "「『I Love You\\n SAYONARA』か……」",
|
||||
"101001511_18": "「司令ッ! ノイズが――ッ!?」",
|
||||
"101001511_19": "「……廃棄された施設と侮っていたか。\\n 俺たちが来ることを見越して罠を張っていたようだな」",
|
||||
"101001511_20": "「Killter Ichaival tron――」",
|
||||
"101001511_21": "「戦いの邪魔だッ! 下がってろッ!」",
|
||||
"101001511_22": "(なんで、あたしが身勝手な大人なんかのために……。\\n だけどッ、これはあたしのやらなきゃならない事だッ!)",
|
||||
"101001511_23": "「あたしはこっちだ、雑魚ノイズ共ッ!\\n よそ見しないでかかってきやがれッ!」",
|
||||
"101001511_24": "(この場所じゃ建物が崩れて巻き込んじまう――。\\n 場所を変えて叩かねーとッ!)"
|
||||
}
|
|
@ -1,66 +1,66 @@
|
|||
{
|
||||
"101001522_0": "「……おい、こっちは片付いた。それで、あんたたちは――」",
|
||||
"101001522_1": "「いかんッ! そこに触れるなッ!」",
|
||||
"101001522_2": "「え……?」",
|
||||
"101001522_3": "「どうなってんだよ、こいつは……?」",
|
||||
"101001522_4": "「衝撃は『発勁』でかき消した」",
|
||||
"101001522_5": "「そうじゃねえよッ<speed=0.5>!</speed> 放せ……よッ!」",
|
||||
"101001522_6": "「なんでギアをまとえない奴が、あたしを守ってんだよッ!」",
|
||||
"101001522_7": "「俺がお前を守るのは、ギアの有る無しじゃなくて、\\n お前よか少しばかり大人だからだ」",
|
||||
"101001522_8": "「大人……? あたしは大人が嫌いだッ<speed=0.5>!</speed>\\n 死んだパパとママも大嫌いだッ! とんだ夢想家で臆病者ッ!」",
|
||||
"101001522_9": "「あたしはあいつらとは違うッ! 戦地で難民救済?\\n 歌で世界を救う? いい大人が夢なんか見てるんじゃねーよッ!」",
|
||||
"101001522_10": "「本当に戦争をなくしたいのなら、戦う意思と力を持つ奴らを\\n 片っ端からぶっ潰していけばいいッ!」",
|
||||
"101001522_11": "「それが一番合理的で現実的だッ!」",
|
||||
"101001522_12": "「そいつがお前の流儀か。なら聞くが、そのやり方で、\\n お前は戦いをなくせたのか?」",
|
||||
"101001522_13": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> それは……」",
|
||||
"101001522_14": "「いい大人は夢を見ない、と言ったな。\\n そうじゃない。大人だからこそ夢を見るんだ」",
|
||||
"101001522_15": "「大人になったら背も伸びるし、力も強くなる。\\n 財布の中の小遣いだってちっとは増える」",
|
||||
"101001522_16": "「子供の頃はただ見るだけだった夢も、\\n 大人になったら叶えるチャンスが大きくなる」",
|
||||
"101001522_17": "「夢を見る意味が大きくなる。\\n お前の親は、ただ夢を見に戦場に行ったのか?」",
|
||||
"101001522_18": "「……違うな。歌で世界を平和にするって夢を叶えるため、\\n 自ら望んでこの世の地獄に踏み込んだんじゃないのか?」",
|
||||
"101001522_19": "「なんで、そんなこと……」",
|
||||
"101001522_20": "「お前に見せたかったんだろう。\\n 夢は叶えられるという揺るがない現実をな」",
|
||||
"101001522_21": "「あ……」",
|
||||
"101001522_22": "「お前は嫌いと吐き捨てたが、お前の両親は、\\n きっとお前のことを大切に思ってたんだろうな」",
|
||||
"101001522_23": "「う、うう……」",
|
||||
"101001522_24": "「ああ……うッ<speed=0.5>、</speed>ひぐ……ッ!」",
|
||||
"101001522_25": "「う<speed=0.5>、</speed>うわあああんッ! <speed=0.01>あああ、あああああッ!」</speed>",
|
||||
"101001522_26": "「……やっぱり、あたしは」",
|
||||
"101001522_27": "「一緒には、来られないか?」",
|
||||
"101001522_28": "「………………」",
|
||||
"101001522_29": "「お前は、お前が思っているほどひとりぼっちじゃない」",
|
||||
"101001522_30": "「お前がひとり道を往くとしても、その道は遠からず、\\n 俺たちの道と交わる」",
|
||||
"101001522_31": "「今まで戦ってきた者同士が? 一緒になれるというのか?\\n 世慣れた大人が、そんな綺麗事を言えるのかよ」",
|
||||
"101001522_32": "「ほんと、ひねてんなお前。ほれ――」",
|
||||
"101001522_33": "「通信機……?」",
|
||||
"101001522_34": "「そうだ。限度額内なら公共交通機関が利用できるし、\\n 自販機で買い物もできる代物だ。便利だぞ」",
|
||||
"101001522_35": "「………………『カ・ディンギル<speed=0.5>』</speed>\\n フィーネが言ってたんだ。『カ・ディンギル』って」",
|
||||
"101001522_36": "「それがなんなのか分からないけど、\\n そいつは、もう、完成しているみたいなことを……」",
|
||||
"101001522_37": "「……『カ・ディンギル』。\\n 後手に回るのは終いだ。こちらから打って出てやる」",
|
||||
"101001522_38": "「師匠からだッ! 響ですッ!」",
|
||||
"101001522_39": "「翼です」",
|
||||
"101001522_40": "「2人とも聞こえているな。敵の目的について収穫があった。\\n ……了子くんには、まだ繋がらないのか?」",
|
||||
"101001522_41": "「はい。朝から連絡不通でして……」",
|
||||
"101001522_42": "「連絡が取れないとは、心配ですね。\\n 以前の広木防衛大臣の件もあります」",
|
||||
"101001522_43": "「了子さんならきっと大丈夫ですッ! 何がきたって、わたしを\\n 守ってくれた時のようにどがーんッ!とやってくれますッ!」",
|
||||
"101001522_44": "「いや、戦闘訓練もろくに受講していない櫻井女史に、\\n そのようなことは……」",
|
||||
"101001522_45": "「え? 師匠とか了子さんって、\\n 人間離れした特技とか持ってるんじゃないんですか?」",
|
||||
"101001522_46": "(……あの時、バリアーみたいなの張って、\\n 助けてくれたと思うんだけど……あれ?)",
|
||||
"101001522_47": "「や~っと繋がった~。ごめんね、寝坊しちゃったんだけど、\\n 通信機の調子が良くなくて~」",
|
||||
"101001522_48": "「……無事か。\\n 了子くん、そっちに何も問題は?」",
|
||||
"101001522_49": "「寝坊してゴミを出せなかったけど……<speed=0.5>。</speed>\\n ……何かあったの?」",
|
||||
"101001522_50": "「……ならばいい。\\n それより、聞きたいことがある」",
|
||||
"101001522_51": "「――『カ・ディンギル』。\\n この言葉が意味するものは?」",
|
||||
"101001522_52": "「……『カ・ディンギル』とは、\\n 古代シュメールの言葉で『高みの存在』」",
|
||||
"101001522_53": "「転じて『天を仰ぐほどの塔』を意味しているわね」",
|
||||
"101001522_54": "「何者かがそんな塔を建造していたとして、\\n なぜ俺たちは見過ごしてきたのだ?」",
|
||||
"101001522_55": "「確かに、そう言われちゃうと……」",
|
||||
"101001522_56": "「だが、ようやく掴んだ敵の尻尾。\\n このまま情報を集めれば、勝利も同然」",
|
||||
"101001522_57": "「相手の隙にこちらの全力を叩き込むんだ。\\n 最終決戦、仕掛けるからにはし損じるなッ!」",
|
||||
"101001522_58": "「了解ですッ!」",
|
||||
"101001522_59": "「了解です」",
|
||||
"101001522_60": "「ちょっと野暮用を済ませてから、\\n 私も急いでそっちに向かうわ~」",
|
||||
"101001522_61": "「カ・ディンギル……<speed=0.5>。</speed>\\n 誰も知らない秘密の塔……」",
|
||||
"101001522_62": "「検索しても、引っかかるのはゲームの攻略サイトばかり……」",
|
||||
"101001522_63": "「う~ん、なんなんだろう……」"
|
||||
{
|
||||
"101001522_0": "「……おい、こっちは片付いた。それで、あんたたちは――」",
|
||||
"101001522_1": "「いかんッ! そこに触れるなッ!」",
|
||||
"101001522_2": "「え……?」",
|
||||
"101001522_3": "「どうなってんだよ、こいつは……?」",
|
||||
"101001522_4": "「衝撃は『発勁』でかき消した」",
|
||||
"101001522_5": "「そうじゃねえよッ<speed=0.5>!</speed> 放せ……よッ!」",
|
||||
"101001522_6": "「なんでギアをまとえない奴が、あたしを守ってんだよッ!」",
|
||||
"101001522_7": "「俺がお前を守るのは、ギアの有る無しじゃなくて、\\n お前よか少しばかり大人だからだ」",
|
||||
"101001522_8": "「大人……? あたしは大人が嫌いだッ<speed=0.5>!</speed>\\n 死んだパパとママも大嫌いだッ! とんだ夢想家で臆病者ッ!」",
|
||||
"101001522_9": "「あたしはあいつらとは違うッ! 戦地で難民救済?\\n 歌で世界を救う? いい大人が夢なんか見てるんじゃねーよッ!」",
|
||||
"101001522_10": "「本当に戦争をなくしたいのなら、戦う意思と力を持つ奴らを\\n 片っ端からぶっ潰していけばいいッ!」",
|
||||
"101001522_11": "「それが一番合理的で現実的だッ!」",
|
||||
"101001522_12": "「そいつがお前の流儀か。なら聞くが、そのやり方で、\\n お前は戦いをなくせたのか?」",
|
||||
"101001522_13": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> それは……」",
|
||||
"101001522_14": "「いい大人は夢を見ない、と言ったな。\\n そうじゃない。大人だからこそ夢を見るんだ」",
|
||||
"101001522_15": "「大人になったら背も伸びるし、力も強くなる。\\n 財布の中の小遣いだってちっとは増える」",
|
||||
"101001522_16": "「子供の頃はただ見るだけだった夢も、\\n 大人になったら叶えるチャンスが大きくなる」",
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||||
"101001522_17": "「夢を見る意味が大きくなる。\\n お前の親は、ただ夢を見に戦場に行ったのか?」",
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"101001522_18": "「……違うな。歌で世界を平和にするって夢を叶えるため、\\n 自ら望んでこの世の地獄に踏み込んだんじゃないのか?」",
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"101001522_19": "「なんで、そんなこと……」",
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"101001522_20": "「お前に見せたかったんだろう。\\n 夢は叶えられるという揺るがない現実をな」",
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"101001522_21": "「あ……」",
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"101001522_22": "「お前は嫌いと吐き捨てたが、お前の両親は、\\n きっとお前のことを大切に思ってたんだろうな」",
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"101001522_23": "「う、うう……」",
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"101001522_24": "「ああ……うッ<speed=0.5>、</speed>ひぐ……ッ!」",
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"101001522_26": "「……やっぱり、あたしは」",
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"101001522_31": "「今まで戦ってきた者同士が? 一緒になれるというのか?\\n 世慣れた大人が、そんな綺麗事を言えるのかよ」",
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"101001522_35": "「………………『カ・ディンギル<speed=0.5>』</speed>\\n フィーネが言ってたんだ。『カ・ディンギル』って」",
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"101001522_36": "「それがなんなのか分からないけど、\\n そいつは、もう、完成しているみたいなことを……」",
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"101001522_37": "「……『カ・ディンギル』。\\n 後手に回るのは終いだ。こちらから打って出てやる」",
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"101001522_38": "「師匠からだッ! 響ですッ!」",
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"101001522_39": "「翼です」",
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"101001522_40": "「2人とも聞こえているな。敵の目的について収穫があった。\\n ……了子くんには、まだ繋がらないのか?」",
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"101001522_41": "「はい。朝から連絡不通でして……」",
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"101001522_42": "「連絡が取れないとは、心配ですね。\\n 以前の広木防衛大臣の件もあります」",
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"101001522_43": "「了子さんならきっと大丈夫ですッ! 何がきたって、わたしを\\n 守ってくれた時のようにどがーんッ!とやってくれますッ!」",
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"101001522_44": "「いや、戦闘訓練もろくに受講していない櫻井女史に、\\n そのようなことは……」",
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"101001522_45": "「え? 師匠とか了子さんって、\\n 人間離れした特技とか持ってるんじゃないんですか?」",
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"101001522_46": "(……あの時、バリアーみたいなの張って、\\n 助けてくれたと思うんだけど……あれ?)",
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"101001522_47": "「や~っと繋がった~。ごめんね、寝坊しちゃったんだけど、\\n 通信機の調子が良くなくて~」",
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"101001522_48": "「……無事か。\\n 了子くん、そっちに何も問題は?」",
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"101001522_49": "「寝坊してゴミを出せなかったけど……<speed=0.5>。</speed>\\n ……何かあったの?」",
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"101001522_50": "「……ならばいい。\\n それより、聞きたいことがある」",
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"101001522_51": "「――『カ・ディンギル』。\\n この言葉が意味するものは?」",
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"101001522_52": "「……『カ・ディンギル』とは、\\n 古代シュメールの言葉で『高みの存在』」",
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"101001522_53": "「転じて『天を仰ぐほどの塔』を意味しているわね」",
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"101001522_54": "「何者かがそんな塔を建造していたとして、\\n なぜ俺たちは見過ごしてきたのだ?」",
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"101001522_60": "「ちょっと野暮用を済ませてから、\\n 私も急いでそっちに向かうわ~」",
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"101001522_61": "「カ・ディンギル……<speed=0.5>。</speed>\\n 誰も知らない秘密の塔……」",
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"101001522_62": "「検索しても、引っかかるのはゲームの攻略サイトばかり……」",
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"101001522_63": "「う~ん、なんなんだろう……」"
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@ -1,41 +1,41 @@
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|||
{
|
||||
"101001611_0": "繋いだ手だけが紡ぐもの・後編",
|
||||
"101001611_1": "「瑣末なことでも構わんッ!\\n カ・ディンギルについての情報をかき集めろッ!」",
|
||||
"101001611_2": "「飛行タイプの超大型ノイズが一度に三体ッ!\\n ――いえ、もう一体出現ッ!」",
|
||||
"101001611_3": "「合計四体……すぐに追いかけますッ!」",
|
||||
"101001611_4": "「――今は人を襲うというよりも、ただ移動している……と。\\n ……はい。はいッ!」",
|
||||
"101001611_5": "「響……」",
|
||||
"101001611_6": "「平気。わたしと翼さんで何とかするからッ!\\n だから未来は、学校に戻って」",
|
||||
"101001611_7": "「リディアンに?」",
|
||||
"101001611_8": "「いざとなったら、地下のシェルターを解放して、\\n この辺の人たちを避難させないといけない」",
|
||||
"101001611_9": "「未来にはそれを手伝ってもらいたいんだ」",
|
||||
"101001611_10": "「う、うん……分かった」",
|
||||
"101001611_11": "「……ごめん。未来を巻き込んじゃって」",
|
||||
"101001611_12": "「ううん、巻き込まれたなんて思っていないよ。\\n わたしがリディアンに戻るのは……」",
|
||||
"101001611_13": "「響がどんな遠くに行ったとしても、\\n ちゃんと戻ってこられるように……」",
|
||||
"101001611_14": "「響の居場所、帰る場所を、\\n 守ってあげることでもあるんだから」",
|
||||
"101001611_15": "「わたしの……帰る場所」",
|
||||
"101001611_16": "「そう。だから行って。わたしも響のように、\\n 大切なものを守れるくらいに強くなるから――」",
|
||||
"101001611_17": "「小日向未来は、わたしにとっての陽だまりなのッ!」",
|
||||
"101001611_18": "「未来の近くが一番あったかいところで、\\n わたしが絶対に帰ってくるところッ!」",
|
||||
"101001611_19": "「これまでもそうだし、これからもそうッ!」",
|
||||
"101001611_20": "「だからわたしは絶対に帰ってくるッ!」",
|
||||
"101001611_21": "「響……」",
|
||||
"101001611_22": "「一緒に流れ星見る約束、まだだしねッ!」",
|
||||
"101001611_23": "「うんッ!」",
|
||||
"101001611_24": "「じゃあ、行ってくるよッ!」",
|
||||
"101001611_25": "「翼です」",
|
||||
"101001611_26": "「響です」",
|
||||
"101001611_27": "「聞こえているな?\\n ノイズ進行経路に関する最新情報だ」",
|
||||
"101001611_28": "「同時多発的に出現したノイズの進行経路の先には、\\n 東京スカイタワーがあることが判明した」",
|
||||
"101001611_29": "「東京……スカイタワー……」",
|
||||
"101001611_30": "「カ・ディンギルが塔を意味するのであれば、\\n スカイタワーはまさにそのものじゃないでしょうかッ!」",
|
||||
"101001611_31": "「スカイタワーには、俺たち二課が活動時に使用している映像や、\\n 交信といった電波情報を統括制御する役割も備わっている」",
|
||||
"101001611_32": "「2人とも、東京スカイタワーに急行だッ!」",
|
||||
"101001611_33": "「スカイタワー……でも、ここからじゃ――うっわッ!<speed=0.5>?</speed>\\n ……へ<speed=0.5>、</speed>ヘリコプターッ!?」",
|
||||
"101001611_34": "「なんともならないことを、なんとかするのが俺たちの仕事だッ!\\n そいつに運んでもらえッ!」",
|
||||
"101001611_35": "「りょ、了解ですッ!」",
|
||||
"101001611_36": "(カ・ディンギルの情報を得た直後に、塔に集結する大型ノイズ。\\n 罠だとしても――ここは乗るしかないッ!)",
|
||||
"101001611_37": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」",
|
||||
"101001611_38": "「はああああ――ッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001611_0": "繋いだ手だけが紡ぐもの・後編",
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||||
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"101001611_17": "「小日向未来は、わたしにとっての陽だまりなのッ!」",
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"101001611_18": "「未来の近くが一番あったかいところで、\\n わたしが絶対に帰ってくるところッ!」",
|
||||
"101001611_19": "「これまでもそうだし、これからもそうッ!」",
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"101001611_20": "「だからわたしは絶対に帰ってくるッ!」",
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"101001611_21": "「響……」",
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||||
"101001611_22": "「一緒に流れ星見る約束、まだだしねッ!」",
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||||
"101001611_23": "「うんッ!」",
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||||
"101001611_24": "「じゃあ、行ってくるよッ!」",
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||||
"101001611_25": "「翼です」",
|
||||
"101001611_26": "「響です」",
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"101001611_27": "「聞こえているな?\\n ノイズ進行経路に関する最新情報だ」",
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||||
"101001611_28": "「同時多発的に出現したノイズの進行経路の先には、\\n 東京スカイタワーがあることが判明した」",
|
||||
"101001611_29": "「東京……スカイタワー……」",
|
||||
"101001611_30": "「カ・ディンギルが塔を意味するのであれば、\\n スカイタワーはまさにそのものじゃないでしょうかッ!」",
|
||||
"101001611_31": "「スカイタワーには、俺たち二課が活動時に使用している映像や、\\n 交信といった電波情報を統括制御する役割も備わっている」",
|
||||
"101001611_32": "「2人とも、東京スカイタワーに急行だッ!」",
|
||||
"101001611_33": "「スカイタワー……でも、ここからじゃ――うっわッ!<speed=0.5>?</speed>\\n ……へ<speed=0.5>、</speed>ヘリコプターッ!?」",
|
||||
"101001611_34": "「なんともならないことを、なんとかするのが俺たちの仕事だッ!\\n そいつに運んでもらえッ!」",
|
||||
"101001611_35": "「りょ、了解ですッ!」",
|
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"101001611_36": "(カ・ディンギルの情報を得た直後に、塔に集結する大型ノイズ。\\n 罠だとしても――ここは乗るしかないッ!)",
|
||||
"101001611_37": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」",
|
||||
"101001611_38": "「はああああ――ッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,5 +1,5 @@
|
|||
{
|
||||
"101001612_0": "「わたしも、立花に遅れてはいられないな……」",
|
||||
"101001612_1": "「Imyuteus amenohabakiri tron」",
|
||||
"101001612_2": "「――スカイタワーは必ず防衛してみせるッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001612_0": "「わたしも、立花に遅れてはいられないな……」",
|
||||
"101001612_1": "「Imyuteus amenohabakiri tron」",
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||||
"101001612_2": "「――スカイタワーは必ず防衛してみせるッ!」"
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||||
}
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|
@ -1,5 +1,5 @@
|
|||
{
|
||||
"101001622_0": "「翼さんッ!」",
|
||||
"101001622_1": "「無事のようだなッ!\\n 敵は膨大だ、協力してとにかく敵を減らすぞッ!」",
|
||||
"101001622_2": "「了解ですッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001622_0": "「翼さんッ!」",
|
||||
"101001622_1": "「無事のようだなッ!\\n 敵は膨大だ、協力してとにかく敵を減らすぞッ!」",
|
||||
"101001622_2": "「了解ですッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,10 +1,10 @@
|
|||
{
|
||||
"101001632_0": "「くッ<speed=0.5>!</speed> 相手に頭上をとられることが、\\n こうも立ち回りにくいとは――ッ!」",
|
||||
"101001632_1": "「ヘリを使って、わたしたちも空から――ッ!」",
|
||||
"101001632_2": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> そんな……」",
|
||||
"101001632_3": "「――よくもッ!」",
|
||||
"101001632_4": "「空飛ぶノイズ、どうすれば……」",
|
||||
"101001632_5": "「臆するな立花ッ<speed=0.5>!</speed> 『防人』が後ずされば、\\n それだけ戦線が後退するということだッ!",
|
||||
"101001632_6": "「あ……ッ<speed=0.5>!</speed> え……?」",
|
||||
"101001632_7": "「――空飛ぶノイズが何だってんだッ!\\n そんな雑魚に手間取ってんじゃねぇッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001632_0": "「くッ<speed=0.5>!</speed> 相手に頭上をとられることが、\\n こうも立ち回りにくいとは――ッ!」",
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||||
"101001632_1": "「ヘリを使って、わたしたちも空から――ッ!」",
|
||||
"101001632_2": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> そんな……」",
|
||||
"101001632_3": "「――よくもッ!」",
|
||||
"101001632_4": "「空飛ぶノイズ、どうすれば……」",
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||||
"101001632_5": "「臆するな立花ッ<speed=0.5>!</speed> 『防人』が後ずされば、\\n それだけ戦線が後退するということだッ!",
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||||
"101001632_6": "「あ……ッ<speed=0.5>!</speed> え……?」",
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||||
"101001632_7": "「――空飛ぶノイズが何だってんだッ!\\n そんな雑魚に手間取ってんじゃねぇッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,16 +1,16 @@
|
|||
{
|
||||
"101001642_0": "「ちッ……この通信機がピーチクパーチクやかましいから、\\n ちょっと出張ってみただけ」",
|
||||
"101001642_1": "「――それに勘違いするなよ?\\n お前たちの助っ人になったつもりはねぇッ!」",
|
||||
"101001642_2": "「助っ人だ<speed=0.5>。</speed>\\n 少々到着が遅くなったかもしれないがなッ!」",
|
||||
"101001642_3": "「な……むぐ……ッ!」",
|
||||
"101001642_4": "「助っ人……?」",
|
||||
"101001642_5": "「そうだ。第二号聖遺物『イチイバル』のシンフォギアを纏う\\n 戦士――雪音クリスだッ!」",
|
||||
"101001642_6": "「クリスちゃ~んッ!」",
|
||||
"101001642_7": "「ありがとう~ッ!\\n 絶対に分かり合えるって信じてた~ッ!」",
|
||||
"101001642_8": "「なッ……このバカッ<speed=0.5>!</speed>\\n あたしの話を聞いてねぇのかよッ!」",
|
||||
"101001642_9": "「とにかく今は、連携してノイズをッ!」",
|
||||
"101001642_10": "「勝手にやらせてもらうッ!\\n 邪魔だけはすんなよなッ!」",
|
||||
"101001642_11": "「ええッ!?」",
|
||||
"101001642_12": "「空中のノイズはあの子に任せて、\\n わたしたちは地上のノイズをッ!」",
|
||||
"101001642_13": "「は、はいッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001642_0": "「ちッ……この通信機がピーチクパーチクやかましいから、\\n ちょっと出張ってみただけ」",
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||||
"101001642_1": "「――それに勘違いするなよ?\\n お前たちの助っ人になったつもりはねぇッ!」",
|
||||
"101001642_2": "「助っ人だ<speed=0.5>。</speed>\\n 少々到着が遅くなったかもしれないがなッ!」",
|
||||
"101001642_3": "「な……むぐ……ッ!」",
|
||||
"101001642_4": "「助っ人……?」",
|
||||
"101001642_5": "「そうだ。第二号聖遺物『イチイバル』のシンフォギアを纏う\\n 戦士――雪音クリスだッ!」",
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||||
"101001642_6": "「クリスちゃ~んッ!」",
|
||||
"101001642_7": "「ありがとう~ッ!\\n 絶対に分かり合えるって信じてた~ッ!」",
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||||
"101001642_8": "「なッ……このバカッ<speed=0.5>!</speed>\\n あたしの話を聞いてねぇのかよッ!」",
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||||
"101001642_9": "「とにかく今は、連携してノイズをッ!」",
|
||||
"101001642_10": "「勝手にやらせてもらうッ!\\n 邪魔だけはすんなよなッ!」",
|
||||
"101001642_11": "「ええッ!?」",
|
||||
"101001642_12": "「空中のノイズはあの子に任せて、\\n わたしたちは地上のノイズをッ!」",
|
||||
"101001642_13": "「は、はいッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,51 +1,51 @@
|
|||
{
|
||||
"101001651_0": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> 何しやがるッ<speed=0.5>!</speed>\\n すっこんでなッ!」",
|
||||
"101001651_1": "「あなたこそいい加減にして。\\n 1人で戦っているつもり?」",
|
||||
"101001651_2": "「あたしはいつだって1人だッ<speed=0.5>!</speed>\\n こちとら仲間と馴れ合ったつもりはこれっぽっちもねぇよッ!」",
|
||||
"101001651_3": "「む……ッ!」",
|
||||
"101001651_4": "「確かにあたしたちが争う理由なんてないのかもな?\\n だからって、争わない理由もあるものかよッ!」",
|
||||
"101001651_5": "「この間までやり合ってたんだぞッ!\\n そんなに簡単に、人と人が――あ……」",
|
||||
"101001651_6": "「……できるよ。\\n 誰とだって仲良くなれる」",
|
||||
"101001651_7": "「どうしてわたしにはアームドギアがないんだろうって、\\n ずっと考えてた。いつまでも半人前はやだなーって」",
|
||||
"101001651_8": "「でも、今は思わない。何もこの手に握ってないから、\\n 2人とこうして手を握り合えるッ!」",
|
||||
"101001651_9": "「仲良くなれるからねッ!」",
|
||||
"101001651_10": "「立花……」",
|
||||
"101001651_11": "「――手を」",
|
||||
"101001651_12": "「あ、あ……むぅ……」",
|
||||
"101001651_13": "「ん」",
|
||||
"101001651_14": "「あ……うう……」",
|
||||
"101001651_15": "「ひゃ――ッ!<speed=0.5>?</speed> きゅ、急に掴むなっての……。\\n このバカにあてられたのかッ!?」",
|
||||
"101001651_16": "「そうだと思う。\\n そして、あなたもきっと」",
|
||||
"101001651_17": "「……冗談だろ?」",
|
||||
"101001651_18": "「いひひ……」",
|
||||
"101001651_19": "「……親玉をやらないと、キリがない」",
|
||||
"101001651_20": "「だったら、あたしに考えがある。\\n あたしでなきゃできないことだッ!」",
|
||||
"101001651_21": "「イチイバルの特性は、超射程広域攻撃。\\n ――派手にぶっ放してやるッ!」",
|
||||
"101001651_22": "「まさか、絶唱を――」",
|
||||
"101001651_23": "「ばーかッ!\\n あたしの命は安物じゃねぇッ!」",
|
||||
"101001651_24": "「ならば、どうやって?」",
|
||||
"101001651_25": "「ギアの出力を引き上げつつも、放出を抑える。\\n 行き場のなくなったエネルギーを臨界まで貯め込み――」",
|
||||
"101001651_26": "「――一気に解き放ってやるッ!」",
|
||||
"101001651_27": "「だがチャージ中は、丸裸も同然。\\n これだけの数を相手にする状況では、危険すぎるッ!」",
|
||||
"101001651_28": "「そうですね……だけどッ<speed=0.5>!</speed>\\n わたしたちがクリスちゃんを守ればいいだけのことッ!",
|
||||
"101001651_29": "(……頼まれてもいねぇことを。\\n あたしも引き下がれないじゃねぇか――)\\n",
|
||||
"101001651_30": "(誰も、繋ぎ繋がれる手を持っている)",
|
||||
"101001651_31": "(……わたしの戦いは、誰かと手を繋ぐことッ!)",
|
||||
"101001651_32": "(砕いて壊すも、束ねて繋ぐも、力)",
|
||||
"101001651_33": "(……ふふ、立花らしいアームドギアだッ!)",
|
||||
"101001651_34": "「――託したッ!」\\n",
|
||||
"101001651_35": "(託されて――やらぁッ!)",
|
||||
"101001651_36": "「やった<speed=0.5>……</speed>のか?」",
|
||||
"101001651_37": "「ったりめぇだッ!」",
|
||||
"101001651_38": "「あはッ!」",
|
||||
"101001651_39": "「やったやった~ッ!」",
|
||||
"101001651_40": "「やめろバカッ! 何しやがるんだッ!」",
|
||||
"101001651_41": "「勝てたのはクリスちゃんのおかげだよ~ッ!\\n うひひひひ~ッ!」",
|
||||
"101001651_42": "「だから、やめろと言ってるだろうがッ<speed=0.5>!</speed>\\n いいかッ<speed=0.5>!</speed> お前たちの仲間になった覚えはないッ!」",
|
||||
"101001651_43": "「あたしはただ、フィーネと決着をつけて、\\n やっと見つけた本当の夢を果たしたいだけだッ!」",
|
||||
"101001651_44": "「夢? クリスちゃんの?\\n どんな夢? 聞かせてよッ!」",
|
||||
"101001651_45": "「うるさいバカッ! お前、本当のバカ――ッ!」",
|
||||
"101001651_46": "「……はい?」",
|
||||
"101001651_47": "「――響ッ<speed=0.5>!</speed> 学校が<speed=0.5>、</speed>\\n リディアンがノイズに襲われ――ッ」",
|
||||
"101001651_48": "「あ……。……え――?」"
|
||||
{
|
||||
"101001651_0": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> 何しやがるッ<speed=0.5>!</speed>\\n すっこんでなッ!」",
|
||||
"101001651_1": "「あなたこそいい加減にして。\\n 1人で戦っているつもり?」",
|
||||
"101001651_2": "「あたしはいつだって1人だッ<speed=0.5>!</speed>\\n こちとら仲間と馴れ合ったつもりはこれっぽっちもねぇよッ!」",
|
||||
"101001651_3": "「む……ッ!」",
|
||||
"101001651_4": "「確かにあたしたちが争う理由なんてないのかもな?\\n だからって、争わない理由もあるものかよッ!」",
|
||||
"101001651_5": "「この間までやり合ってたんだぞッ!\\n そんなに簡単に、人と人が――あ……」",
|
||||
"101001651_6": "「……できるよ。\\n 誰とだって仲良くなれる」",
|
||||
"101001651_7": "「どうしてわたしにはアームドギアがないんだろうって、\\n ずっと考えてた。いつまでも半人前はやだなーって」",
|
||||
"101001651_8": "「でも、今は思わない。何もこの手に握ってないから、\\n 2人とこうして手を握り合えるッ!」",
|
||||
"101001651_9": "「仲良くなれるからねッ!」",
|
||||
"101001651_10": "「立花……」",
|
||||
"101001651_11": "「――手を」",
|
||||
"101001651_12": "「あ、あ……むぅ……」",
|
||||
"101001651_13": "「ん」",
|
||||
"101001651_14": "「あ……うう……」",
|
||||
"101001651_15": "「ひゃ――ッ!<speed=0.5>?</speed> きゅ、急に掴むなっての……。\\n このバカにあてられたのかッ!?」",
|
||||
"101001651_16": "「そうだと思う。\\n そして、あなたもきっと」",
|
||||
"101001651_17": "「……冗談だろ?」",
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||||
"101001651_18": "「いひひ……」",
|
||||
"101001651_19": "「……親玉をやらないと、キリがない」",
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||||
"101001651_20": "「だったら、あたしに考えがある。\\n あたしでなきゃできないことだッ!」",
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"101001651_22": "「まさか、絶唱を――」",
|
||||
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"101001651_25": "「ギアの出力を引き上げつつも、放出を抑える。\\n 行き場のなくなったエネルギーを臨界まで貯め込み――」",
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||||
"101001651_26": "「――一気に解き放ってやるッ!」",
|
||||
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||||
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|
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|
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"101001651_32": "(砕いて壊すも、束ねて繋ぐも、力)",
|
||||
"101001651_33": "(……ふふ、立花らしいアームドギアだッ!)",
|
||||
"101001651_34": "「――託したッ!」\\n",
|
||||
"101001651_35": "(託されて――やらぁッ!)",
|
||||
"101001651_36": "「やった<speed=0.5>……</speed>のか?」",
|
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|
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|
||||
"101001651_44": "「夢? クリスちゃんの?\\n どんな夢? 聞かせてよッ!」",
|
||||
"101001651_45": "「うるさいバカッ! お前、本当のバカ――ッ!」",
|
||||
"101001651_46": "「……はい?」",
|
||||
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|
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|
||||
}
|
|
@ -1,65 +1,65 @@
|
|||
{
|
||||
"101001711_0": "月を穿つ",
|
||||
"101001711_1": "「落ち着いてッ! シェルターに避難してくださいッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……落ち着いてね」",
|
||||
"101001711_2": "「ヒナッ!」",
|
||||
"101001711_3": "「どうなってるわけ?\\n 学校が襲われるなんて、アニメじゃないんだからさ……」",
|
||||
"101001711_4": "「みんなも早く避難を」",
|
||||
"101001711_5": "「小日向さんも一緒に……」",
|
||||
"101001711_6": "「先に行ってて。\\n わたし、他に人がいないか見てくるッ!」",
|
||||
"101001711_7": "「誰かー? 残っている人はいませんかー?」",
|
||||
"101001711_8": "「……学校が、響の帰ってくるところが……」",
|
||||
"101001711_9": "「――ッ!?」",
|
||||
"101001711_10": "「くッ!」",
|
||||
"101001711_11": "「あ……う……お<speed=0.5>、</speed>緒川さん?」",
|
||||
"101001711_12": "「……ギリギリでした。\\n 次、上手くやれる自信はないですよ?」",
|
||||
"101001711_13": "「走りますッ! 三十六計逃げるに如かずと言いますッ!」",
|
||||
"101001711_14": "「は、はいッ!」",
|
||||
"101001711_15": "「エレベーターにッ! 早くッ!」",
|
||||
"101001711_16": "「は、はい……ッ!」",
|
||||
"101001711_17": "「……はい、リディアンの破壊は、依然拡大中です。ですが、\\n 未来さんたちのお陰で、被害は最小限に抑えられています」",
|
||||
"101001711_18": "「これから未来さんをシェルターまで案内します。それよりも\\n 司令、『カ・ディンギル』の正体が判明しましたッ!」",
|
||||
"101001711_19": "「なんだとッ!?」",
|
||||
"101001711_20": "「物証はありません。\\n ですが『カ・ディンギル』とは恐らく――ッ!?」",
|
||||
"101001711_21": "<speed=0.01>「きゃあああああああッ!?」</speed>",
|
||||
"101001711_22": "「どうした、緒川――ッ!」",
|
||||
"101001711_23": "「う、うう……」",
|
||||
"101001711_24": "「こうも早く悟られるとは……。\\n ……何がきっかけだ?」",
|
||||
"101001711_25": "「塔なんて目立つものを、誰にも知られることなく建造するには、\\n 地下へと伸ばすしかありません……」",
|
||||
"101001711_26": "「そんなことが行われているとすれば、\\n 特異災害対策機動部二課本部――」",
|
||||
"101001711_27": "「――そのエレベーターシャフトこそ、『カ・ディンギル』\\n そして、それを可能とするのは――」",
|
||||
"101001711_28": "「……漏洩した情報を逆手に、\\n 上手くいなせたと思っていたのだが――」",
|
||||
"101001711_29": "「待ちな、了子」",
|
||||
"101001711_30": "「……私をまだ、その名で呼ぶか」",
|
||||
"101001711_31": "「女に手を上げるのは気が引けるが、\\n ふたりに手を出せば、お前をぶっ倒すッ!」",
|
||||
"101001711_32": "「調査部だって、無能じゃない。米国政府のご丁寧な道案内で、\\n お前の行動にはとっくに気づいていた」",
|
||||
"101001711_33": "「あとはいぶり出すため、敢えてお前の策に乗り、\\n シンフォギア装者を全員動かして見せたのさッ!」",
|
||||
"101001711_34": "「陽動に陽動をぶつけたか。食えない男だ<speed=0.5>。</speed>\\n ――だがッ! この私を止められるとでもッ!?」",
|
||||
"101001711_35": "「おうともッ<speed=0.5>!</speed>\\n 一汗かいた後で、話を聞かせてもらおうかッ!」",
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||||
"101001711_36": "<size=40>「はあああああッ!」</size>",
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||||
"101001711_37": "<size=40>「ぐは……ッ!?」</size>",
|
||||
"101001711_38": "「な<speed=0.5>、</speed>生身で『完全聖遺物』を砕くとは……。\\n どういうことだッ!?」",
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||||
"101001711_39": "「しらいでかッ<speed=0.5>!</speed> 飯食って映画観て寝るッ<speed=0.5>!</speed>\\n 男の鍛錬は、そいつで十分よッ!」",
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||||
"101001711_40": "「なれど人の身である限り、ノイズには抗えまい――ッ!」",
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||||
"101001711_41": "「させるかッ!」",
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||||
"101001711_42": "「な――ッ!?」",
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||||
"101001711_43": "「ノイズさえ出てこないのなら――ッ!」",
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||||
"101001711_44": "<size=40>「――弦十郎くんッ!」</size>",
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||||
"101001711_45": "「あ……」",
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||||
"101001711_46": "「フフ……ッ<speed=0.5>!</speed> 隙を見せたわね」",
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||||
"101001711_47": "「――司令ッ!」",
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||||
"101001711_48": "「――<speed=0.01>いやああああああああああああああッ!」</speed>",
|
||||
"101001711_49": "「目覚めよ、天を衝く魔塔。\\n 彼方から此方へと現れ出でよッ!」",
|
||||
"101001711_50": "「……司令ッ!<speed=0.5>?</speed> その傷は――ッ!?」",
|
||||
"101001711_51": "「ぐッ……問題はないッ<speed=0.5>!</speed> 装者にすぐに連絡を――ッ<speed=0.5>!</speed>\\n 敵は――了子くんだッ!」",
|
||||
"101001711_52": "「な……ッ!?」",
|
||||
"101001711_53": "「そんな……」",
|
||||
"101001711_54": "「急げッ<speed=0.5>!</speed> 動揺している暇はないッ!」",
|
||||
"101001711_55": "「は<speed=0.5>、</speed>はい。――回線、繋げましたッ!」",
|
||||
"101001711_56": "「……響ッ<speed=0.5>!</speed>\\n 学校が<speed=0.5>、</speed>リディアンがノイズに襲われているのッ!」",
|
||||
"101001711_57": "「本部内からのハッキングですッ!\\n こちらからの操作を受けつけませんッ!」",
|
||||
"101001711_58": "「そんな……響……」",
|
||||
"101001711_59": "(未来……無事でいて……ッ!)",
|
||||
"101001711_60": "「くッ、ヘリとか車とか、\\n なんでもいいからなんかないのかよッ!?」",
|
||||
"101001711_61": "「今は自力で何とかするしかないッ!\\n とにかく急ぐぞッ! ――ッ!?」",
|
||||
"101001711_62": "「……ちッ、そうはさせないってか。\\n ノイズごときがめんどくせぇッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001711_0": "月を穿つ",
|
||||
"101001711_1": "「落ち着いてッ! シェルターに避難してくださいッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……落ち着いてね」",
|
||||
"101001711_2": "「ヒナッ!」",
|
||||
"101001711_3": "「どうなってるわけ?\\n 学校が襲われるなんて、アニメじゃないんだからさ……」",
|
||||
"101001711_4": "「みんなも早く避難を」",
|
||||
"101001711_5": "「小日向さんも一緒に……」",
|
||||
"101001711_6": "「先に行ってて。\\n わたし、他に人がいないか見てくるッ!」",
|
||||
"101001711_7": "「誰かー? 残っている人はいませんかー?」",
|
||||
"101001711_8": "「……学校が、響の帰ってくるところが……」",
|
||||
"101001711_9": "「――ッ!?」",
|
||||
"101001711_10": "「くッ!」",
|
||||
"101001711_11": "「あ……う……お<speed=0.5>、</speed>緒川さん?」",
|
||||
"101001711_12": "「……ギリギリでした。\\n 次、上手くやれる自信はないですよ?」",
|
||||
"101001711_13": "「走りますッ! 三十六計逃げるに如かずと言いますッ!」",
|
||||
"101001711_14": "「は、はいッ!」",
|
||||
"101001711_15": "「エレベーターにッ! 早くッ!」",
|
||||
"101001711_16": "「は、はい……ッ!」",
|
||||
"101001711_17": "「……はい、リディアンの破壊は、依然拡大中です。ですが、\\n 未来さんたちのお陰で、被害は最小限に抑えられています」",
|
||||
"101001711_18": "「これから未来さんをシェルターまで案内します。それよりも\\n 司令、『カ・ディンギル』の正体が判明しましたッ!」",
|
||||
"101001711_19": "「なんだとッ!?」",
|
||||
"101001711_20": "「物証はありません。\\n ですが『カ・ディンギル』とは恐らく――ッ!?」",
|
||||
"101001711_21": "<speed=0.01>「きゃあああああああッ!?」</speed>",
|
||||
"101001711_22": "「どうした、緒川――ッ!」",
|
||||
"101001711_23": "「う、うう……」",
|
||||
"101001711_24": "「こうも早く悟られるとは……。\\n ……何がきっかけだ?」",
|
||||
"101001711_25": "「塔なんて目立つものを、誰にも知られることなく建造するには、\\n 地下へと伸ばすしかありません……」",
|
||||
"101001711_26": "「そんなことが行われているとすれば、\\n 特異災害対策機動部二課本部――」",
|
||||
"101001711_27": "「――そのエレベーターシャフトこそ、『カ・ディンギル』\\n そして、それを可能とするのは――」",
|
||||
"101001711_28": "「……漏洩した情報を逆手に、\\n 上手くいなせたと思っていたのだが――」",
|
||||
"101001711_29": "「待ちな、了子」",
|
||||
"101001711_30": "「……私をまだ、その名で呼ぶか」",
|
||||
"101001711_31": "「女に手を上げるのは気が引けるが、\\n ふたりに手を出せば、お前をぶっ倒すッ!」",
|
||||
"101001711_32": "「調査部だって、無能じゃない。米国政府のご丁寧な道案内で、\\n お前の行動にはとっくに気づいていた」",
|
||||
"101001711_33": "「あとはいぶり出すため、敢えてお前の策に乗り、\\n シンフォギア装者を全員動かして見せたのさッ!」",
|
||||
"101001711_34": "「陽動に陽動をぶつけたか。食えない男だ<speed=0.5>。</speed>\\n ――だがッ! この私を止められるとでもッ!?」",
|
||||
"101001711_35": "「おうともッ<speed=0.5>!</speed>\\n 一汗かいた後で、話を聞かせてもらおうかッ!」",
|
||||
"101001711_36": "<size=40>「はあああああッ!」</size>",
|
||||
"101001711_37": "<size=40>「ぐは……ッ!?」</size>",
|
||||
"101001711_38": "「な<speed=0.5>、</speed>生身で『完全聖遺物』を砕くとは……。\\n どういうことだッ!?」",
|
||||
"101001711_39": "「しらいでかッ<speed=0.5>!</speed> 飯食って映画観て寝るッ<speed=0.5>!</speed>\\n 男の鍛錬は、そいつで十分よッ!」",
|
||||
"101001711_40": "「なれど人の身である限り、ノイズには抗えまい――ッ!」",
|
||||
"101001711_41": "「させるかッ!」",
|
||||
"101001711_42": "「な――ッ!?」",
|
||||
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|
||||
"101001711_44": "<size=40>「――弦十郎くんッ!」</size>",
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||||
"101001711_45": "「あ……」",
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||||
"101001711_46": "「フフ……ッ<speed=0.5>!</speed> 隙を見せたわね」",
|
||||
"101001711_47": "「――司令ッ!」",
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||||
"101001711_48": "「――<speed=0.01>いやああああああああああああああッ!」</speed>",
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||||
"101001711_49": "「目覚めよ、天を衝く魔塔。\\n 彼方から此方へと現れ出でよッ!」",
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"101001711_50": "「……司令ッ!<speed=0.5>?</speed> その傷は――ッ!?」",
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"101001711_51": "「ぐッ……問題はないッ<speed=0.5>!</speed> 装者にすぐに連絡を――ッ<speed=0.5>!</speed>\\n 敵は――了子くんだッ!」",
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"101001711_54": "「急げッ<speed=0.5>!</speed> 動揺している暇はないッ!」",
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"101001711_56": "「……響ッ<speed=0.5>!</speed>\\n 学校が<speed=0.5>、</speed>リディアンがノイズに襲われているのッ!」",
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||||
"101001711_57": "「本部内からのハッキングですッ!\\n こちらからの操作を受けつけませんッ!」",
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"101001711_58": "「そんな……響……」",
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"101001711_59": "(未来……無事でいて……ッ!)",
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"101001711_60": "「くッ、ヘリとか車とか、\\n なんでもいいからなんかないのかよッ!?」",
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"101001711_61": "「今は自力で何とかするしかないッ!\\n とにかく急ぐぞッ! ――ッ!?」",
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"101001711_62": "「……ちッ、そうはさせないってか。\\n ノイズごときがめんどくせぇッ!」"
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}
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|
@ -1,12 +1,12 @@
|
|||
{
|
||||
"101001712_0": "「ったく次から次へと……よほどフィーネはあたしたちに戻って\\n 欲しくないらしいな――」",
|
||||
"101001712_1": "「スカイタワーを『カ・ディンギル』と誤認させ、\\n その上で執拗な足止め、更に先ほどの小日向からの連絡……」",
|
||||
"101001712_2": "「リディアン……もしくは特異災害対策機動部二課が狙いと\\n 見て間違いなさそうだな……」",
|
||||
"101001712_3": "「……未来」",
|
||||
"101001712_4": "「立花……気持ちは分かるが、本部には緒川さんも司令もいる。\\n ……小日向は大丈夫だ」",
|
||||
"101001712_5": "「翼さん……<speed=0.5>。</speed>\\n ……はい、今は目の前のノイズに集中、ですよね」",
|
||||
"101001712_6": "「そうだ。その拳を槍として、立ちふさがる敵を貫き、\\n 道を拓くんだ」",
|
||||
"101001712_7": "「要は目の前の奴らをぶっ飛ばして進むだけだろうがッ!\\n もたもたしてたら、置いてっちまうからなッ!」",
|
||||
"101001712_8": "(小日向未来……そうだ、あたしを助けてくれて、あたしなんかの\\n 友達になりたいって言ってくれたあいつ――)",
|
||||
"101001712_9": "(絶対、助け出してやる――ッ!)"
|
||||
{
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||||
"101001712_0": "「ったく次から次へと……よほどフィーネはあたしたちに戻って\\n 欲しくないらしいな――」",
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||||
"101001712_1": "「スカイタワーを『カ・ディンギル』と誤認させ、\\n その上で執拗な足止め、更に先ほどの小日向からの連絡……」",
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||||
"101001712_2": "「リディアン……もしくは特異災害対策機動部二課が狙いと\\n 見て間違いなさそうだな……」",
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||||
"101001712_3": "「……未来」",
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||||
"101001712_4": "「立花……気持ちは分かるが、本部には緒川さんも司令もいる。\\n ……小日向は大丈夫だ」",
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||||
"101001712_5": "「翼さん……<speed=0.5>。</speed>\\n ……はい、今は目の前のノイズに集中、ですよね」",
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||||
"101001712_6": "「そうだ。その拳を槍として、立ちふさがる敵を貫き、\\n 道を拓くんだ」",
|
||||
"101001712_7": "「要は目の前の奴らをぶっ飛ばして進むだけだろうがッ!\\n もたもたしてたら、置いてっちまうからなッ!」",
|
||||
"101001712_8": "(小日向未来……そうだ、あたしを助けてくれて、あたしなんかの\\n 友達になりたいって言ってくれたあいつ――)",
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||||
"101001712_9": "(絶対、助け出してやる――ッ!)"
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}
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|
@ -1,44 +1,44 @@
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{
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||||
"101001721_0": "「未来……<speed=0.5>。</speed>\\n 未来ーッ! みんなーッ<speed=1>!</speed> ……ああ」",
|
||||
"101001721_1": "「リディアンが……あッ!?」",
|
||||
"101001721_2": "「――櫻井女史ッ!?」",
|
||||
"101001721_3": "「フィーネッ!\\n お前の仕業かぁッ!?」",
|
||||
"101001721_4": "「ふ……フフフフ<speed=0.5>。</speed>\\n <speed=0.01>ハハハハハハハハッ!」</speed>",
|
||||
"101001721_5": "「――そうなのかッ!<speed=0.5>?</speed> その笑いが答えなのかッ<speed=0.5>!</speed>\\n 櫻井女史ッ!!」",
|
||||
"101001721_6": "「あいつこそッ! あたしが決着をつけなきゃいけない\\n クソッタレッ<speed=0.5>!</speed> ――フィーネだッ!」",
|
||||
"101001721_7": "「……嘘ですよね? そんなの、嘘ですよね<speed=0.5>?</speed>\\n だって了子さん、わたしを守ってくれましたッ!」",
|
||||
"101001721_8": "「あれは『デュランダル』を守っただけのこと。\\n 希少な完全状態の聖遺物だからね」",
|
||||
"101001721_9": "「嘘ですよ……。了子さんがフィーネと言うのなら、\\n じゃあ、本当の了子さんは?」",
|
||||
"101001721_10": "「櫻井了子の肉体は、先だって食い尽くされた<speed=0.5>。</speed>\\n ……いや。意識は12年前に死んだと言っていい」",
|
||||
"101001721_11": "「『超先史文明期の巫女』フィーネは遺伝子に己が意識を刻印し、\\n 自身の血を引く者が、アウフヴァッヘン波形に接触した際――」",
|
||||
"101001721_12": "「その身に、フィーネとしての記憶、\\n 能力が再起動する仕組みを施していた」",
|
||||
"101001721_13": "「その目覚めし意識こそが、私なのだッ!」",
|
||||
"101001721_14": "「あなたが……了子さんを塗りつぶして……」",
|
||||
"101001721_15": "「まるで、過去から蘇る亡霊……」",
|
||||
"101001721_16": "「はははッ。フィーネとして覚醒したのは私1人ではない。\\n 歴史に記される偉人、英雄、世界中に散った私たちは――」",
|
||||
"101001721_17": "「パラダイムシフトと呼ばれる技術の大きな転換期に、\\n いつも立ち会ってきた」",
|
||||
"101001721_18": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> シンフォギア・システム……ッ!」",
|
||||
"101001721_19": "「そのような玩具ッ<speed=0.5>!</speed>\\n 為政者からコストを捻出するための、副次品に過ぎぬ」",
|
||||
"101001721_20": "「お前の戯れに、奏は命を散らせたのか――ッ!」",
|
||||
"101001721_21": "「あたしを拾ったり、アメリカの連中とつるんでいたのもッ!\\n そいつが理由かよッ!」",
|
||||
"101001721_22": "「そうッ<speed=0.5>!</speed>\\n 全ては『カ・ディンギル』のためッ!」",
|
||||
"101001721_23": "「これこそが、\\n 地より屹立し天にも届く一撃を放つ荷電粒子砲――」",
|
||||
"101001721_24": "「――『カ・ディンギル』ッ!」",
|
||||
"101001721_25": "「『カ・ディンギル』……ッ!\\n こいつで、バラバラになった世界がひとつになるとッ!?」",
|
||||
"101001721_26": "「ああ<speed=0.5>。</speed>\\n ……今宵の月を穿つことによってなッ!」",
|
||||
"101001721_27": "「月を……穿つ<speed=0.5>?</speed> なんでさッ!?」",
|
||||
"101001721_28": "「私はただ……<speed=0.5>、</speed>\\n あのお方と並びたかった……」",
|
||||
"101001721_29": "「そのために、あの方へと届く塔を、\\n 『シンアルの野』に建てようとした……」",
|
||||
"101001721_30": "「だがあのお方は、\\n 人の身が同じ高みに至ることを許しはしなかったッ!」",
|
||||
"101001721_31": "「あのお方の怒りを買い、雷霆に塔が砕かれたばかりか、\\n 人類は交わす言葉まで砕かれる……」",
|
||||
"101001721_32": "「果てしなき罰……\\n 『バラルの呪詛』をかけられてしまったのだッ!」",
|
||||
"101001721_33": "「月がなぜ古来より不和の象徴と伝えられてきたか……それはッ<speed=0.5>!</speed>\\n 月こそが『バラルの呪詛』の源だからだッ!」",
|
||||
"101001721_34": "「人類の相互理解を妨げるこの呪いをッ!\\n 月を破壊することで解いてくれるッ!」",
|
||||
"101001721_35": "「そして再び、世界をひとつに束ねるッ!」",
|
||||
"101001721_36": "「呪いを解く……<speed=0.5>?</speed>\\n それは、お前が世界を支配するってことなのかッ!?」",
|
||||
"101001721_37": "「――安いッ<speed=0.5>!</speed>\\n 安さが爆発しすぎてるッ!」",
|
||||
"101001721_38": "「永遠を生きる私が、\\n 余人に足を止められることなどあり得ない」",
|
||||
"101001721_39": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」",
|
||||
"101001721_40": "「Imyuteus amenohabakiri tron」",
|
||||
"101001721_41": "「Killter Ichaival tron」"
|
||||
{
|
||||
"101001721_0": "「未来……<speed=0.5>。</speed>\\n 未来ーッ! みんなーッ<speed=1>!</speed> ……ああ」",
|
||||
"101001721_1": "「リディアンが……あッ!?」",
|
||||
"101001721_2": "「――櫻井女史ッ!?」",
|
||||
"101001721_3": "「フィーネッ!\\n お前の仕業かぁッ!?」",
|
||||
"101001721_4": "「ふ……フフフフ<speed=0.5>。</speed>\\n <speed=0.01>ハハハハハハハハッ!」</speed>",
|
||||
"101001721_5": "「――そうなのかッ!<speed=0.5>?</speed> その笑いが答えなのかッ<speed=0.5>!</speed>\\n 櫻井女史ッ!!」",
|
||||
"101001721_6": "「あいつこそッ! あたしが決着をつけなきゃいけない\\n クソッタレッ<speed=0.5>!</speed> ――フィーネだッ!」",
|
||||
"101001721_7": "「……嘘ですよね? そんなの、嘘ですよね<speed=0.5>?</speed>\\n だって了子さん、わたしを守ってくれましたッ!」",
|
||||
"101001721_8": "「あれは『デュランダル』を守っただけのこと。\\n 希少な完全状態の聖遺物だからね」",
|
||||
"101001721_9": "「嘘ですよ……。了子さんがフィーネと言うのなら、\\n じゃあ、本当の了子さんは?」",
|
||||
"101001721_10": "「櫻井了子の肉体は、先だって食い尽くされた<speed=0.5>。</speed>\\n ……いや。意識は12年前に死んだと言っていい」",
|
||||
"101001721_11": "「『超先史文明期の巫女』フィーネは遺伝子に己が意識を刻印し、\\n 自身の血を引く者が、アウフヴァッヘン波形に接触した際――」",
|
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"101001721_12": "「その身に、フィーネとしての記憶、\\n 能力が再起動する仕組みを施していた」",
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||||
"101001721_13": "「その目覚めし意識こそが、私なのだッ!」",
|
||||
"101001721_14": "「あなたが……了子さんを塗りつぶして……」",
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||||
"101001721_15": "「まるで、過去から蘇る亡霊……」",
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||||
"101001721_16": "「はははッ。フィーネとして覚醒したのは私1人ではない。\\n 歴史に記される偉人、英雄、世界中に散った私たちは――」",
|
||||
"101001721_17": "「パラダイムシフトと呼ばれる技術の大きな転換期に、\\n いつも立ち会ってきた」",
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||||
"101001721_18": "「――ッ!<speed=0.5>?</speed> シンフォギア・システム……ッ!」",
|
||||
"101001721_19": "「そのような玩具ッ<speed=0.5>!</speed>\\n 為政者からコストを捻出するための、副次品に過ぎぬ」",
|
||||
"101001721_20": "「お前の戯れに、奏は命を散らせたのか――ッ!」",
|
||||
"101001721_21": "「あたしを拾ったり、アメリカの連中とつるんでいたのもッ!\\n そいつが理由かよッ!」",
|
||||
"101001721_22": "「そうッ<speed=0.5>!</speed>\\n 全ては『カ・ディンギル』のためッ!」",
|
||||
"101001721_23": "「これこそが、\\n 地より屹立し天にも届く一撃を放つ荷電粒子砲――」",
|
||||
"101001721_24": "「――『カ・ディンギル』ッ!」",
|
||||
"101001721_25": "「『カ・ディンギル』……ッ!\\n こいつで、バラバラになった世界がひとつになるとッ!?」",
|
||||
"101001721_26": "「ああ<speed=0.5>。</speed>\\n ……今宵の月を穿つことによってなッ!」",
|
||||
"101001721_27": "「月を……穿つ<speed=0.5>?</speed> なんでさッ!?」",
|
||||
"101001721_28": "「私はただ……<speed=0.5>、</speed>\\n あのお方と並びたかった……」",
|
||||
"101001721_29": "「そのために、あの方へと届く塔を、\\n 『シンアルの野』に建てようとした……」",
|
||||
"101001721_30": "「だがあのお方は、\\n 人の身が同じ高みに至ることを許しはしなかったッ!」",
|
||||
"101001721_31": "「あのお方の怒りを買い、雷霆に塔が砕かれたばかりか、\\n 人類は交わす言葉まで砕かれる……」",
|
||||
"101001721_32": "「果てしなき罰……\\n 『バラルの呪詛』をかけられてしまったのだッ!」",
|
||||
"101001721_33": "「月がなぜ古来より不和の象徴と伝えられてきたか……それはッ<speed=0.5>!</speed>\\n 月こそが『バラルの呪詛』の源だからだッ!」",
|
||||
"101001721_34": "「人類の相互理解を妨げるこの呪いをッ!\\n 月を破壊することで解いてくれるッ!」",
|
||||
"101001721_35": "「そして再び、世界をひとつに束ねるッ!」",
|
||||
"101001721_36": "「呪いを解く……<speed=0.5>?</speed>\\n それは、お前が世界を支配するってことなのかッ!?」",
|
||||
"101001721_37": "「――安いッ<speed=0.5>!</speed>\\n 安さが爆発しすぎてるッ!」",
|
||||
"101001721_38": "「永遠を生きる私が、\\n 余人に足を止められることなどあり得ない」",
|
||||
"101001721_39": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」",
|
||||
"101001721_40": "「Imyuteus amenohabakiri tron」",
|
||||
"101001721_41": "「Killter Ichaival tron」"
|
||||
}
|
|
@ -1,28 +1,28 @@
|
|||
{
|
||||
"101001722_0": "「でりゃああああッ!」",
|
||||
"101001722_1": "「はッ!」",
|
||||
"101001722_2": "「はああああ――ッ!」",
|
||||
"101001722_3": "「そんな玩具が私に届くものかッ!」",
|
||||
"101001722_4": "「ぐ――ッ!?」",
|
||||
"101001722_5": "「翼さんッ!? こんのおおおお――ッ!」",
|
||||
"101001722_6": "「はあッ!」",
|
||||
"101001722_7": "「きゃあ――ッ!」",
|
||||
"101001722_8": "「フフ……そのまま這いつくばって見ているがいいッ!\\n 『カ・ディンギル』が月を穿つその時をなッ!」",
|
||||
"101001722_9": "「小日向さんッ!?」",
|
||||
"101001722_10": "「良かった……。みんな良かったッ!」",
|
||||
"101001722_11": "「この区画の電力は生きているようですッ!」",
|
||||
"101001722_12": "「他を調べてきますッ!」",
|
||||
"101001722_13": "「ヒナ、この人たちは……?」",
|
||||
"101001722_14": "「我々は、特異災害対策機動部。\\n 一連の事態の収束に当たっている」",
|
||||
"101001722_15": "「それって、政府の……?」",
|
||||
"101001722_16": "「モニターの再接続完了。\\n こちらから操作できそうですッ!」",
|
||||
"101001722_17": "「……あッ! 響ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n それに、あの時のクリスも……ッ!」",
|
||||
"101001722_18": "「え……?」",
|
||||
"101001722_19": "「これが……」",
|
||||
"101001722_20": "「了子さん……?」",
|
||||
"101001722_21": "「どうなってるの……。\\n こんなのまるでアニメじゃないッ!」",
|
||||
"101001722_22": "「ヒナはビッキーのこと、知ってたの……?\\n 前にふたりが喧嘩したのって……」",
|
||||
"101001722_23": "「……そっか。これに関係することなのね」",
|
||||
"101001722_24": "「……ごめん」",
|
||||
"101001722_25": "(響……頑張って……)"
|
||||
{
|
||||
"101001722_0": "「でりゃああああッ!」",
|
||||
"101001722_1": "「はッ!」",
|
||||
"101001722_2": "「はああああ――ッ!」",
|
||||
"101001722_3": "「そんな玩具が私に届くものかッ!」",
|
||||
"101001722_4": "「ぐ――ッ!?」",
|
||||
"101001722_5": "「翼さんッ!? こんのおおおお――ッ!」",
|
||||
"101001722_6": "「はあッ!」",
|
||||
"101001722_7": "「きゃあ――ッ!」",
|
||||
"101001722_8": "「フフ……そのまま這いつくばって見ているがいいッ!\\n 『カ・ディンギル』が月を穿つその時をなッ!」",
|
||||
"101001722_9": "「小日向さんッ!?」",
|
||||
"101001722_10": "「良かった……。みんな良かったッ!」",
|
||||
"101001722_11": "「この区画の電力は生きているようですッ!」",
|
||||
"101001722_12": "「他を調べてきますッ!」",
|
||||
"101001722_13": "「ヒナ、この人たちは……?」",
|
||||
"101001722_14": "「我々は、特異災害対策機動部。\\n 一連の事態の収束に当たっている」",
|
||||
"101001722_15": "「それって、政府の……?」",
|
||||
"101001722_16": "「モニターの再接続完了。\\n こちらから操作できそうですッ!」",
|
||||
"101001722_17": "「……あッ! 響ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n それに、あの時のクリスも……ッ!」",
|
||||
"101001722_18": "「え……?」",
|
||||
"101001722_19": "「これが……」",
|
||||
"101001722_20": "「了子さん……?」",
|
||||
"101001722_21": "「どうなってるの……。\\n こんなのまるでアニメじゃないッ!」",
|
||||
"101001722_22": "「ヒナはビッキーのこと、知ってたの……?\\n 前にふたりが喧嘩したのって……」",
|
||||
"101001722_23": "「……そっか。これに関係することなのね」",
|
||||
"101001722_24": "「……ごめん」",
|
||||
"101001722_25": "(響……頑張って……)"
|
||||
}
|
|
@ -1,14 +1,14 @@
|
|||
{
|
||||
"101001732_0": "「どうした? もう終わりか?」",
|
||||
"101001732_1": "「な、わけねぇだろ……。おい、お前ら――」",
|
||||
"101001732_2": "「……わかった」",
|
||||
"101001732_3": "「……うん」",
|
||||
"101001732_4": "<size=40>「はああああ――ッ!」</size>",
|
||||
"101001732_5": "<size=40>「てりゃあああ――ッ!」</size>",
|
||||
"101001732_6": "「2人同時に来たところでッ!」",
|
||||
"101001732_7": "「が――ッ!?」",
|
||||
"101001732_8": "「うくッ!?」",
|
||||
"101001732_9": "「本命は……こっちだぁッ!」",
|
||||
"101001732_10": "「食らいやがれッ! ロックオンッ! アクティブッ!\\n スナイプッ!」",
|
||||
"101001732_11": "「その程度――切り刻んでくれるッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001732_0": "「どうした? もう終わりか?」",
|
||||
"101001732_1": "「な、わけねぇだろ……。おい、お前ら――」",
|
||||
"101001732_2": "「……わかった」",
|
||||
"101001732_3": "「……うん」",
|
||||
"101001732_4": "<size=40>「はああああ――ッ!」</size>",
|
||||
"101001732_5": "<size=40>「てりゃあああ――ッ!」</size>",
|
||||
"101001732_6": "「2人同時に来たところでッ!」",
|
||||
"101001732_7": "「が――ッ!?」",
|
||||
"101001732_8": "「うくッ!?」",
|
||||
"101001732_9": "「本命は……こっちだぁッ!」",
|
||||
"101001732_10": "「食らいやがれッ! ロックオンッ! アクティブッ!\\n スナイプッ!」",
|
||||
"101001732_11": "「その程度――切り刻んでくれるッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,21 +1,21 @@
|
|||
{
|
||||
"101001742_0": "「ロックオンッ! アクティブッ! スナイプッ<speed=1>!</speed>\\n ――デストロイィィィッ!」",
|
||||
"101001742_1": "「――狙いは『カ・ディンギル』かッ!?」",
|
||||
"101001742_2": "「ちぃッ! させるかぁ――ッ!」",
|
||||
"101001742_3": "「もう1発は―\\n ――はッ!?」",
|
||||
"101001742_4": "「クリスちゃんッ!?」",
|
||||
"101001742_5": "「なんのつもりだッ!?」",
|
||||
"101001742_6": "「ぐッ――あがいたところで所詮は玩具ッ<speed=0.5>!</speed>\\n 『カ・ディンギル』の砲撃を止めることなど――」",
|
||||
"101001742_7": "「――Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"101001742_8": "「あ――」",
|
||||
"101001742_9": "「この歌……まさかッ!?」",
|
||||
"101001742_10": "「絶唱――」",
|
||||
"101001742_11": "「あ、ああ……」",
|
||||
"101001742_12": "「一点集束ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 押しとどめているだとぉッ!?」",
|
||||
"101001742_13": "(ずっとあたしは……パパとママの事が、大好きだった…ッ!\\n だから、2人の夢を引き継ぐんだッ!)",
|
||||
"101001742_14": "(パパとママの代わりに、歌で平和を掴んでみせるッ<speed=0.5>!</speed>\\n あたしの歌は……)",
|
||||
"101001742_15": "(――その為にッ!)",
|
||||
"101001742_16": "「仕損ねたッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 僅かに逸らされたのかッ!?」",
|
||||
"101001742_17": "「あ……あ<speed=0.5>、</speed>あ……――――――」",
|
||||
"101001742_18": "<speed=0.01>「あああああああああああああああああああアアアアアアッ!」</speed>"
|
||||
{
|
||||
"101001742_0": "「ロックオンッ! アクティブッ! スナイプッ<speed=1>!</speed>\\n ――デストロイィィィッ!」",
|
||||
"101001742_1": "「――狙いは『カ・ディンギル』かッ!?」",
|
||||
"101001742_2": "「ちぃッ! させるかぁ――ッ!」",
|
||||
"101001742_3": "「もう1発は―\\n ――はッ!?」",
|
||||
"101001742_4": "「クリスちゃんッ!?」",
|
||||
"101001742_5": "「なんのつもりだッ!?」",
|
||||
"101001742_6": "「ぐッ――あがいたところで所詮は玩具ッ<speed=0.5>!</speed>\\n 『カ・ディンギル』の砲撃を止めることなど――」",
|
||||
"101001742_7": "「――Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
|
||||
"101001742_8": "「あ――」",
|
||||
"101001742_9": "「この歌……まさかッ!?」",
|
||||
"101001742_10": "「絶唱――」",
|
||||
"101001742_11": "「あ、ああ……」",
|
||||
"101001742_12": "「一点集束ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 押しとどめているだとぉッ!?」",
|
||||
"101001742_13": "(ずっとあたしは……パパとママの事が、大好きだった…ッ!\\n だから、2人の夢を引き継ぐんだッ!)",
|
||||
"101001742_14": "(パパとママの代わりに、歌で平和を掴んでみせるッ<speed=0.5>!</speed>\\n あたしの歌は……)",
|
||||
"101001742_15": "(――その為にッ!)",
|
||||
"101001742_16": "「仕損ねたッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 僅かに逸らされたのかッ!?」",
|
||||
"101001742_17": "「あ……あ<speed=0.5>、</speed>あ……――――――」",
|
||||
"101001742_18": "<speed=0.01>「あああああああああああああああああああアアアアアアッ!」</speed>"
|
||||
}
|
|
@ -1,16 +1,16 @@
|
|||
{
|
||||
"101001811_0": "シンフォギア",
|
||||
"101001811_1": "(……さよならも言わずに別れて、\\n それっきりだったのよ。なのにどうしてッ!?)",
|
||||
"101001811_2": "(……お前の夢、そこにあったのか。\\n そうまでしてお前が、まだ夢の途中というのなら――)",
|
||||
"101001811_3": "(――俺たちはどこまで無力なんだッ!)",
|
||||
"101001811_4": "「雪音……ッ!?」",
|
||||
"101001811_5": "「――――――」",
|
||||
"101001811_6": "「ああああああああああああああああああああッ!\\n …………あ<speed=0.5>、</speed>ああ……あ……あああ<speed=0.5>、</speed>あ……そんな……」",
|
||||
"101001811_7": "「せっかく仲良くなれたのに……。こんなの、いやだよ……<speed=0.5>。</speed>\\n うそだよ……<speed=0.5>。</speed>う、ううぅ……」",
|
||||
"101001811_8": "「もっとたくさん話したかった……話さないと喧嘩することも、\\n 今よりもっと仲良くなることもできないんだよぉッ!」",
|
||||
"101001811_9": "「クリスちゃん……夢があるって、言ったもん。\\n わたし、クリスちゃんの夢、聞けてないままだよ……」",
|
||||
"101001811_10": "「自分を殺して月への直撃を阻止したか<speed=0.5>。</speed>\\n ……ハッ<speed=0.5>!</speed> 無駄なことを」",
|
||||
"101001811_11": "「無駄じゃないッ<speed=0.5>!</speed>\\n わたしたちが、絶対に無駄になんてしてやるもんかッ!」",
|
||||
"101001811_12": "「……ああ。\\n 雪音の志、確かにわたしたちへと届いたッ!」",
|
||||
"101001811_13": "「だったら、私も止めてみろッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001811_0": "シンフォギア",
|
||||
"101001811_1": "(……さよならも言わずに別れて、\\n それっきりだったのよ。なのにどうしてッ!?)",
|
||||
"101001811_2": "(……お前の夢、そこにあったのか。\\n そうまでしてお前が、まだ夢の途中というのなら――)",
|
||||
"101001811_3": "(――俺たちはどこまで無力なんだッ!)",
|
||||
"101001811_4": "「雪音……ッ!?」",
|
||||
"101001811_5": "「――――――」",
|
||||
"101001811_6": "「ああああああああああああああああああああッ!\\n …………あ<speed=0.5>、</speed>ああ……あ……あああ<speed=0.5>、</speed>あ……そんな……」",
|
||||
"101001811_7": "「せっかく仲良くなれたのに……。こんなの、いやだよ……<speed=0.5>。</speed>\\n うそだよ……<speed=0.5>。</speed>う、ううぅ……」",
|
||||
"101001811_8": "「もっとたくさん話したかった……話さないと喧嘩することも、\\n 今よりもっと仲良くなることもできないんだよぉッ!」",
|
||||
"101001811_9": "「クリスちゃん……夢があるって、言ったもん。\\n わたし、クリスちゃんの夢、聞けてないままだよ……」",
|
||||
"101001811_10": "「自分を殺して月への直撃を阻止したか<speed=0.5>。</speed>\\n ……ハッ<speed=0.5>!</speed> 無駄なことを」",
|
||||
"101001811_11": "「無駄じゃないッ<speed=0.5>!</speed>\\n わたしたちが、絶対に無駄になんてしてやるもんかッ!」",
|
||||
"101001811_12": "「……ああ。\\n 雪音の志、確かにわたしたちへと届いたッ!」",
|
||||
"101001811_13": "「だったら、私も止めてみろッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,39 +1,39 @@
|
|||
{
|
||||
"101001812_0": "「……くッ<speed=0.5>!</speed>\\n 傷をつけた先から『ネフシュタン』が回復していく」",
|
||||
"101001812_1": "「ハッ、いい加減理解することだ。\\n お前たちでは私の理想を砕けない」",
|
||||
"101001812_2": "「もう一度言ってやろう。クリスは無駄死にだ。\\n 見た夢も叶えられない、とんだ愚図でしかないッ!」",
|
||||
"101001812_3": "「な……」",
|
||||
"101001812_4": "「……笑ったか<speed=0.5>?</speed>\\n 命を燃やして大切なものを守り抜くことを……」",
|
||||
"101001812_5": "「――お前は無駄と<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>せせら笑ったかッ!?」</speed>",
|
||||
"101001812_6": "「……許せなイ」",
|
||||
"101001812_7": "「……それガ」",
|
||||
"101001812_8": "「……ッ!?」",
|
||||
"101001812_9": "「夢ごと命を、握り潰した奴が言うこと<speed=0.01>かああアアアァッ!」</speed>",
|
||||
"101001812_10": "「ウアアアアアアアアアアアァァァァァアアアァァァッ!」",
|
||||
"101001812_11": "「……立花ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n おいッ! 立花ッ!!」",
|
||||
"101001812_12": "「融合したガングニールの欠片が暴走しているのだ。\\n 制御できない力に、やがて意識が塗り固められていく」",
|
||||
"101001812_13": "「あ……まさかお前、立花を使って実験をッ!?」",
|
||||
"101001812_14": "「実験を行っていたのは立花だけではない。\\n 見てみたいとは思わんか?」",
|
||||
"101001812_15": "「ガングニールに翻弄されて、\\n 人としての機能が損なわれていく様を」",
|
||||
"101001812_16": "「お前はそのつもりで立花をッ<speed=0.5>!</speed> ……奏をッ!<speed=0.5>!</speed>\\n ――ッ!?」",
|
||||
"101001812_17": "<size=40>「ウウゥアアアアアアアアッ!」</size>\\n",
|
||||
"101001812_18": "「立花ッ!?」",
|
||||
"101001812_19": "(フィーネを、一撃で……ッ!?)",
|
||||
"101001812_20": "「ハァー……ハァー……ハァー……ッ!」",
|
||||
"101001812_21": "「――ッ! もうよせ、立花ッ!\\n これ以上は、聖遺物との融合を促進させるばかりだッ!」",
|
||||
"101001812_22": "「ウ……<speed=0.5>。</speed>\\n ……ウアアアアアアアッ!」",
|
||||
"101001812_23": "「ぐうッ!?」",
|
||||
"101001812_24": "「ウウゥ……<speed=0.5>、</speed>\\n ――ウゥアアアアアアッ!」",
|
||||
"101001812_25": "「立花ぁッ!!」",
|
||||
"101001812_26": "「ああッ!<speed=0.5>?</speed> どうしちゃったの、響ッ!\\n 元に戻ってッ!」",
|
||||
"101001812_27": "「……もう、終わりだよ、あたしたち。\\n 学院がめちゃめちゃになって、あの子もおかしくなって……」",
|
||||
"101001812_28": "「終わりじゃないッ!\\n 響だって、わたしたちを守るために――」",
|
||||
"101001812_29": "「あれがあたしたちを守る姿なのッ!?」",
|
||||
"101001812_30": "「ウァアオオォ……ッ!」",
|
||||
"101001812_31": "「あ、ああ……」",
|
||||
"101001812_32": "「……わたしは響を信じる」",
|
||||
"101001812_33": "「う、ううぅ……あたしだってあの子を信じたいよ……。\\n この状況もなんとかなるって信じたい……。……でも」",
|
||||
"101001812_34": "「板場さん……」",
|
||||
"101001812_35": "「でも、もうイヤだよぉッ! 誰かなんとかしてよぉッ!\\n 怖いよぉ……死にたくないよぉッ!」",
|
||||
"101001812_36": "「助けてよぉッ! 響ぃ……ッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001812_0": "「……くッ<speed=0.5>!</speed>\\n 傷をつけた先から『ネフシュタン』が回復していく」",
|
||||
"101001812_1": "「ハッ、いい加減理解することだ。\\n お前たちでは私の理想を砕けない」",
|
||||
"101001812_2": "「もう一度言ってやろう。クリスは無駄死にだ。\\n 見た夢も叶えられない、とんだ愚図でしかないッ!」",
|
||||
"101001812_3": "「な……」",
|
||||
"101001812_4": "「……笑ったか<speed=0.5>?</speed>\\n 命を燃やして大切なものを守り抜くことを……」",
|
||||
"101001812_5": "「――お前は無駄と<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>せせら笑ったかッ!?」</speed>",
|
||||
"101001812_6": "「……許せなイ」",
|
||||
"101001812_7": "「……それガ」",
|
||||
"101001812_8": "「……ッ!?」",
|
||||
"101001812_9": "「夢ごと命を、握り潰した奴が言うこと<speed=0.01>かああアアアァッ!」</speed>",
|
||||
"101001812_10": "「ウアアアアアアアアアアアァァァァァアアアァァァッ!」",
|
||||
"101001812_11": "「……立花ッ!<speed=0.5>?</speed>\\n おいッ! 立花ッ!!」",
|
||||
"101001812_12": "「融合したガングニールの欠片が暴走しているのだ。\\n 制御できない力に、やがて意識が塗り固められていく」",
|
||||
"101001812_13": "「あ……まさかお前、立花を使って実験をッ!?」",
|
||||
"101001812_14": "「実験を行っていたのは立花だけではない。\\n 見てみたいとは思わんか?」",
|
||||
"101001812_15": "「ガングニールに翻弄されて、\\n 人としての機能が損なわれていく様を」",
|
||||
"101001812_16": "「お前はそのつもりで立花をッ<speed=0.5>!</speed> ……奏をッ!<speed=0.5>!</speed>\\n ――ッ!?」",
|
||||
"101001812_17": "<size=40>「ウウゥアアアアアアアアッ!」</size>\\n",
|
||||
"101001812_18": "「立花ッ!?」",
|
||||
"101001812_19": "(フィーネを、一撃で……ッ!?)",
|
||||
"101001812_20": "「ハァー……ハァー……ハァー……ッ!」",
|
||||
"101001812_21": "「――ッ! もうよせ、立花ッ!\\n これ以上は、聖遺物との融合を促進させるばかりだッ!」",
|
||||
"101001812_22": "「ウ……<speed=0.5>。</speed>\\n ……ウアアアアアアアッ!」",
|
||||
"101001812_23": "「ぐうッ!?」",
|
||||
"101001812_24": "「ウウゥ……<speed=0.5>、</speed>\\n ――ウゥアアアアアアッ!」",
|
||||
"101001812_25": "「立花ぁッ!!」",
|
||||
"101001812_26": "「ああッ!<speed=0.5>?</speed> どうしちゃったの、響ッ!\\n 元に戻ってッ!」",
|
||||
"101001812_27": "「……もう、終わりだよ、あたしたち。\\n 学院がめちゃめちゃになって、あの子もおかしくなって……」",
|
||||
"101001812_28": "「終わりじゃないッ!\\n 響だって、わたしたちを守るために――」",
|
||||
"101001812_29": "「あれがあたしたちを守る姿なのッ!?」",
|
||||
"101001812_30": "「ウァアオオォ……ッ!」",
|
||||
"101001812_31": "「あ、ああ……」",
|
||||
"101001812_32": "「……わたしは響を信じる」",
|
||||
"101001812_33": "「う、ううぅ……あたしだってあの子を信じたいよ……。\\n この状況もなんとかなるって信じたい……。……でも」",
|
||||
"101001812_34": "「板場さん……」",
|
||||
"101001812_35": "「でも、もうイヤだよぉッ! 誰かなんとかしてよぉッ!\\n 怖いよぉ……死にたくないよぉッ!」",
|
||||
"101001812_36": "「助けてよぉッ! 響ぃ……ッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,14 +1,14 @@
|
|||
{
|
||||
"101001821_0": "「く、うぅ……ッ!\\n ……はぁ、はぁ、はぁ」",
|
||||
"101001821_1": "「――ハハハッ! どうだ、立花響と刃を交えた感想は?\\n お前の望みであったなぁ?」",
|
||||
"101001821_2": "「……命を断たれたはずなのに。\\n 人のあり方さえ捨て去ったか」",
|
||||
"101001821_3": "「私とひとつになった『ネフシュタン』の再生能力だ。\\n ……面白かろう?」",
|
||||
"101001821_4": "「――まさかッ!?」",
|
||||
"101001821_5": "「そう驚くな」",
|
||||
"101001821_6": "「『カ・ディンギル』が如何に最強最大の兵器だとしても、\\n ただの一撃で終わってしまうのであれば、兵器としては欠陥品」",
|
||||
"101001821_7": "「必要がある限り、何発でも撃ち放てる」",
|
||||
"101001821_8": "「そのためにエネルギー炉心には\\n 不滅の刃『デュランダル』を取りつけてあるッ!」",
|
||||
"101001821_9": "「それは尽きることのない、無限の心臓なのだ」",
|
||||
"101001821_10": "「……だが、お前を倒せば\\n 『カ・ディンギル』を動かす者はいなくなる」",
|
||||
"101001821_11": "「フフフ……できると思うのならば、試してみるがいいッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001821_0": "「く、うぅ……ッ!\\n ……はぁ、はぁ、はぁ」",
|
||||
"101001821_1": "「――ハハハッ! どうだ、立花響と刃を交えた感想は?\\n お前の望みであったなぁ?」",
|
||||
"101001821_2": "「……命を断たれたはずなのに。\\n 人のあり方さえ捨て去ったか」",
|
||||
"101001821_3": "「私とひとつになった『ネフシュタン』の再生能力だ。\\n ……面白かろう?」",
|
||||
"101001821_4": "「――まさかッ!?」",
|
||||
"101001821_5": "「そう驚くな」",
|
||||
"101001821_6": "「『カ・ディンギル』が如何に最強最大の兵器だとしても、\\n ただの一撃で終わってしまうのであれば、兵器としては欠陥品」",
|
||||
"101001821_7": "「必要がある限り、何発でも撃ち放てる」",
|
||||
"101001821_8": "「そのためにエネルギー炉心には\\n 不滅の刃『デュランダル』を取りつけてあるッ!」",
|
||||
"101001821_9": "「それは尽きることのない、無限の心臓なのだ」",
|
||||
"101001821_10": "「……だが、お前を倒せば\\n 『カ・ディンギル』を動かす者はいなくなる」",
|
||||
"101001821_11": "「フフフ……できると思うのならば、試してみるがいいッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,20 +1,20 @@
|
|||
{
|
||||
"101001822_0": "「いくらネフシュタンと言えど、\\n 再生能力を凌駕する攻撃を与え続ければ―<speed=1>―</speed>うッ<speed=0.5>、</speed>くッ!?」",
|
||||
"101001822_1": "<size=40>「ウアアッ!」</size>",
|
||||
"101001822_2": "「ぐうう……立花ッ<speed=0.5>!</speed>\\n やめろ、わたしは……ッ!」",
|
||||
"101001822_3": "「ハハハッ<speed=0.5>!</speed> もはや敵味方の区別すらなくなったかッ<speed=0.5>!</speed>\\n 『カ・ディンギル』二射目までの余興に丁度良いッ!」",
|
||||
"101001822_4": "「立花……」",
|
||||
"101001822_5": "「ウウ……」",
|
||||
"101001822_6": "「……立花。わたしは『カ・ディンギル』を止める<speed=0.5>。</speed>\\n だから――」",
|
||||
"101001822_7": "「ウウウアッ!」",
|
||||
"101001822_8": "「フフフ……ん?」",
|
||||
"101001822_9": "「アアアアアア――ッ!」",
|
||||
"101001822_10": "「………………」",
|
||||
"101001822_11": "「な……ッ!<speed=1>?</speed>\\n 攻撃を避けもせず、受け止めただと……」",
|
||||
"101001822_12": "「ア……」",
|
||||
"101001822_13": "「……この手は、束ねて繋ぐ力のはずだろ?」",
|
||||
"101001822_14": "「……立花<speed=0.5>。</speed>\\n 奏から継いだ力を、そんな風に使わないでくれ」",
|
||||
"101001822_15": "「………………」",
|
||||
"101001822_16": "「翼……ッ!」",
|
||||
"101001822_17": "「響……。翼さん……」"
|
||||
{
|
||||
"101001822_0": "「いくらネフシュタンと言えど、\\n 再生能力を凌駕する攻撃を与え続ければ―<speed=1>―</speed>うッ<speed=0.5>、</speed>くッ!?」",
|
||||
"101001822_1": "<size=40>「ウアアッ!」</size>",
|
||||
"101001822_2": "「ぐうう……立花ッ<speed=0.5>!</speed>\\n やめろ、わたしは……ッ!」",
|
||||
"101001822_3": "「ハハハッ<speed=0.5>!</speed> もはや敵味方の区別すらなくなったかッ<speed=0.5>!</speed>\\n 『カ・ディンギル』二射目までの余興に丁度良いッ!」",
|
||||
"101001822_4": "「立花……」",
|
||||
"101001822_5": "「ウウ……」",
|
||||
"101001822_6": "「……立花。わたしは『カ・ディンギル』を止める<speed=0.5>。</speed>\\n だから――」",
|
||||
"101001822_7": "「ウウウアッ!」",
|
||||
"101001822_8": "「フフフ……ん?」",
|
||||
"101001822_9": "「アアアアアア――ッ!」",
|
||||
"101001822_10": "「………………」",
|
||||
"101001822_11": "「な……ッ!<speed=1>?</speed>\\n 攻撃を避けもせず、受け止めただと……」",
|
||||
"101001822_12": "「ア……」",
|
||||
"101001822_13": "「……この手は、束ねて繋ぐ力のはずだろ?」",
|
||||
"101001822_14": "「……立花<speed=0.5>。</speed>\\n 奏から継いだ力を、そんな風に使わないでくれ」",
|
||||
"101001822_15": "「………………」",
|
||||
"101001822_16": "「翼……ッ!」",
|
||||
"101001822_17": "「響……。翼さん……」"
|
||||
}
|
|
@ -1,7 +1,7 @@
|
|||
{
|
||||
"101001831_0": "「……待たせたな」",
|
||||
"101001831_1": "「どこまでも剣と言うことか」",
|
||||
"101001831_2": "「今日に、折れて死んでも……<speed=0.5>、</speed>\\n 明日に、人として唄うためにッ!」",
|
||||
"101001831_3": "「風鳴翼が唄うのは、\\n 『戦場』ばかりでないと知れッ!」",
|
||||
"101001831_4": "「人の世界が剣を受け入れることなど――ありはしないッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001831_0": "「……待たせたな」",
|
||||
"101001831_1": "「どこまでも剣と言うことか」",
|
||||
"101001831_2": "「今日に、折れて死んでも……<speed=0.5>、</speed>\\n 明日に、人として唄うためにッ!」",
|
||||
"101001831_3": "「風鳴翼が唄うのは、\\n 『戦場』ばかりでないと知れッ!」",
|
||||
"101001831_4": "「人の世界が剣を受け入れることなど――ありはしないッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,93 +1,93 @@
|
|||
{
|
||||
"101001832_0": "(――ッ!)",
|
||||
"101001832_1": "「な……あッ!?」",
|
||||
"101001832_2": "「ぐ……うう<speed=1>、</speed>はッ!?」",
|
||||
"101001832_3": "「だがッ!」",
|
||||
"101001832_4": "「その程度では、切っ先すら届かぬわッ!」",
|
||||
"101001832_5": "(――防がれることは、織り込み済みッ!)",
|
||||
"101001832_6": "「く――ッ<speed=0.5>!</speed> 初めから狙いは『カ・ディンギル』かッ!」",
|
||||
"101001832_7": "(あと少し…<speed=1>…</speed>ッく<speed=0.5>、</speed>追いつかれ――)",
|
||||
"101001832_8": "「ああ……ッ!」",
|
||||
"101001832_9": "(……やはり、わたしでは――)",
|
||||
"101001832_10": "「何、弱気なこと言ってんだ」",
|
||||
"101001832_11": "「あ……奏ッ!?」",
|
||||
"101001832_12": "「翼」",
|
||||
"101001832_13": "「あたしとあんた<speed=1>、</speed>両翼揃ったツヴァイウィングは<speed=1>、</speed>\\n どこまでも遠くへ飛んでいける」",
|
||||
"101001832_14": "(……そう<speed=0.5>。</speed>\\n 両翼揃ったツヴァイウィングなら――)",
|
||||
"101001832_15": "「……ッ!」",
|
||||
"101001832_16": "「――ッ!?」",
|
||||
"101001832_17": "(どんなものでも、越えてみせる……ッ!)",
|
||||
"101001832_18": "<size=40>「――立花ぁぁぁぁぁぁぁッ!」</size>",
|
||||
"101001832_19": "「あ……あああ……ッ!?」",
|
||||
"101001832_20": "「あ、ああ……」",
|
||||
"101001832_21": "「翼さん……あ<speed=0.5>、</speed>あ……あ…………」",
|
||||
"101001832_22": "「ええいッ! どこまでも忌々しいッ!」",
|
||||
"101001832_23": "「月の破壊は『バラルの呪詛』を解くと同時に、\\n 重力崩壊を引き起こす……ッ!」",
|
||||
"101001832_24": "「惑星規模の天変地異に人類は恐怖しッ! うろたえッ<speed=0.5>!</speed>\\n そして聖遺物の力を振るう私の元に帰順するはずであったッ!」",
|
||||
"101001832_25": "「痛みだけが人の心を繋ぐ絆……たったひとつの真実なのにッ<speed=0.5>!</speed>\\n それを、それをお前がッ<speed=0.5>!</speed> お前たちがぁッ!」",
|
||||
"101001832_26": "「う……」",
|
||||
"101001832_27": "「まあ、それでもお前は役に立ったよ。\\n 生体と聖遺物の初の融合症例」",
|
||||
"101001832_28": "「お前という先例がいたからこそ、私は己が身を、\\n ネフシュタンの鎧と同化させることができたのだからなッ!」",
|
||||
"101001832_29": "「かは……」",
|
||||
"101001832_30": "「………………翼さん、クリスちゃん。\\n ふたりとも、もういない……」",
|
||||
"101001832_31": "「学校も壊れて、みんないなくなって……。わたし……、\\n わたしは何のために、何のために戦っている……?」",
|
||||
"101001832_32": "「みんな……」",
|
||||
"101001832_33": "「ああ……」",
|
||||
"101001832_34": "「『天羽々斬』、反応途絶……」",
|
||||
"101001832_35": "「身命を賭して、『カ・ディンギル』を破壊したか、翼……<speed=0.5>。</speed>\\n お前の歌、世界に届いたぞ……世界を守りきったぞ……ッ!」",
|
||||
"101001832_36": "「わかんないよッ!? どうしてみんな戦うのッ!?」",
|
||||
"101001832_37": "「痛い思いして……怖い思いしてッ!\\n 死ぬために戦っているのッ!?」",
|
||||
"101001832_38": "「……分からないの?」",
|
||||
"101001832_39": "「え……あッ!?」",
|
||||
"101001832_40": "「……分からないの?」",
|
||||
"101001832_41": "「あ……あぁ、うぅぅ……<speed=0.5>。</speed>\\n <speed=0.01>うわあああああああああああああッ!」</speed>",
|
||||
"101001832_42": "「……ん?」",
|
||||
"101001832_43": "「司令ッ! 周辺区画のシェルターにて、生存者、発見しました」",
|
||||
"101001832_44": "「そうか、良かったッ!」",
|
||||
"101001832_45": "「……あッ<speed=0.5>!</speed> カッコイイお姉ちゃんだッ!」",
|
||||
"101001832_46": "「ビッキーのこと、知ってるの……?」",
|
||||
"101001832_47": "「うんッ! 助けてもらったのッ!」",
|
||||
"101001832_48": "「……あの子の、人助け」",
|
||||
"101001832_49": "「ねえ、カッコイイお姉ちゃん、助けられないの?」",
|
||||
"101001832_50": "「……助けようと思ってもどうしようもないんです。\\n わたしたちには、何もできないですし……」",
|
||||
"101001832_51": "「じゃあ、一緒に応援しよッ!\\n ねえ、ここから話しかけられないの?」",
|
||||
"101001832_52": "「あ……うん、できないんだよ……」",
|
||||
"101001832_53": "「あ、応援……ッ!」",
|
||||
"101001832_54": "「ここから響にわたしたちの声を、無事を報せるには、\\n どうすればいいんですか? ……響を助けたいんですッ!」",
|
||||
"101001832_55": "「助ける……?」",
|
||||
"101001832_56": "「学校の施設がまだ生きていれば、\\n リンクしてここから声を送れるかもしれませんッ!」",
|
||||
"101001832_57": "「何をすればいいんですかッ!」",
|
||||
"101001832_58": "「待って、ヒナ」",
|
||||
"101001832_59": "「……止めても無駄だよ、わたしは響の為に――」",
|
||||
"101001832_60": "「ううん、わたしも手伝う」",
|
||||
"101001832_61": "「わたしもです」",
|
||||
"101001832_62": "「え……」",
|
||||
"101001832_63": "「あたしも……あたしにも手伝わせてッ<speed=0.5>!</speed> こんな時、大好きな\\n アニメなら、友達の為に出来る事をやるんだ――ッ!」",
|
||||
"101001832_64": "「……うんッ! みんなで響を助けようッ!」",
|
||||
"101001832_65": "「……もうずっと遠い昔、あのお方に仕える巫女であった私は、\\n いつしかあのお方を、創造主を愛するようになっていた」",
|
||||
"101001832_66": "「……だが、この胸の内を告げることは出来なかった。\\n その前に、私から、人類から言葉が奪われたッ!」",
|
||||
"101001832_67": "「『バラルの呪詛』によって、唯一創造主と語り合える\\n 『統一言語』が奪われたのだ……ッ!」",
|
||||
"101001832_68": "「私は数千年にわたり、たった1人『バラルの呪詛』を\\n 解き放つため、抗ってきた……」",
|
||||
"101001832_69": "「いつの日か『統一言語』にて、\\n 胸の内の想いを届ける為に……」",
|
||||
"101001832_70": "「……胸の……想い……<speed=0.5>?</speed>\\n だからって――」",
|
||||
"101001832_71": "「是非を問うだとッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 恋心も知らぬお前がぁッ!!」",
|
||||
"101001832_72": "「……融合体のお前は、興味深い研究対象ではあるが、\\n もはやお前で実験してみようとは思わぬ」",
|
||||
"101001832_73": "「新霊長は私1人がいればいい。\\n 私に並ぶものは、全て絶やしてくれる……ッ!」",
|
||||
"101001832_74": "「フッ、ハハ……ん<speed=1>?</speed>\\n ……チッ、耳障りなッ! 何が聞こえているッ!」",
|
||||
"101001832_75": "(ぁ……校……歌……?)",
|
||||
"101001832_76": "(響、わたしたちは無事だよッ!\\n 響が帰って来るのを待っているッ!)",
|
||||
"101001832_77": "(だから、負けないで……ッ!)",
|
||||
"101001832_78": "「チッ<speed=0.5>!</speed> どこから聞こえてくる? この不快な……歌……<speed=1>。</speed>\\n ……『歌』<speed=1>、</speed>だと……ッ!?」",
|
||||
"101001832_79": "「聞こえる…みんなの声が……」",
|
||||
"101001832_80": "「良かった……。わたしを支えてくれてるみんな、\\n いつだって傍にッ!」",
|
||||
"101001832_81": "「みんなが唄ってるんだッ! だから、まだ唄える……ッ!」",
|
||||
"101001832_82": "「頑張れるッ!」",
|
||||
"101001832_83": "「戦える――ッ!!」",
|
||||
"101001832_84": "「――くぅッ!?」",
|
||||
"101001832_85": "「………………」",
|
||||
"101001832_86": "「まだ戦えるだと……<speed=1>?</speed> 何を支えに立ちあがる……<speed=0.5>?</speed>\\n 何を握って力と変える……<speed=0.5>?</speed> 鳴り渡る不快な歌の仕業か?」",
|
||||
"101001832_87": "「……そうだ、お前が纏っているものはなんだ<speed=0.5>?</speed>\\n 心は確かに折り砕いた筈ッ<speed=0.5>!</speed> ――なのに、何を纏っている?」",
|
||||
"101001832_88": "「それは私が作ったモノか<speed=0.5>?</speed> お前が纏うそれは一体なんだッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 何なのだあああ――ッ!?」",
|
||||
"101001832_89": "「――ッ!」",
|
||||
"101001832_90": "<size=40>「シンフォギアァァァァァァァァッ!」</size>"
|
||||
{
|
||||
"101001832_0": "(――ッ!)",
|
||||
"101001832_1": "「な……あッ!?」",
|
||||
"101001832_2": "「ぐ……うう<speed=1>、</speed>はッ!?」",
|
||||
"101001832_3": "「だがッ!」",
|
||||
"101001832_4": "「その程度では、切っ先すら届かぬわッ!」",
|
||||
"101001832_5": "(――防がれることは、織り込み済みッ!)",
|
||||
"101001832_6": "「く――ッ<speed=0.5>!</speed> 初めから狙いは『カ・ディンギル』かッ!」",
|
||||
"101001832_7": "(あと少し…<speed=1>…</speed>ッく<speed=0.5>、</speed>追いつかれ――)",
|
||||
"101001832_8": "「ああ……ッ!」",
|
||||
"101001832_9": "(……やはり、わたしでは――)",
|
||||
"101001832_10": "「何、弱気なこと言ってんだ」",
|
||||
"101001832_11": "「あ……奏ッ!?」",
|
||||
"101001832_12": "「翼」",
|
||||
"101001832_13": "「あたしとあんた<speed=1>、</speed>両翼揃ったツヴァイウィングは<speed=1>、</speed>\\n どこまでも遠くへ飛んでいける」",
|
||||
"101001832_14": "(……そう<speed=0.5>。</speed>\\n 両翼揃ったツヴァイウィングなら――)",
|
||||
"101001832_15": "「……ッ!」",
|
||||
"101001832_16": "「――ッ!?」",
|
||||
"101001832_17": "(どんなものでも、越えてみせる……ッ!)",
|
||||
"101001832_18": "<size=40>「――立花ぁぁぁぁぁぁぁッ!」</size>",
|
||||
"101001832_19": "「あ……あああ……ッ!?」",
|
||||
"101001832_20": "「あ、ああ……」",
|
||||
"101001832_21": "「翼さん……あ<speed=0.5>、</speed>あ……あ…………」",
|
||||
"101001832_22": "「ええいッ! どこまでも忌々しいッ!」",
|
||||
"101001832_23": "「月の破壊は『バラルの呪詛』を解くと同時に、\\n 重力崩壊を引き起こす……ッ!」",
|
||||
"101001832_24": "「惑星規模の天変地異に人類は恐怖しッ! うろたえッ<speed=0.5>!</speed>\\n そして聖遺物の力を振るう私の元に帰順するはずであったッ!」",
|
||||
"101001832_25": "「痛みだけが人の心を繋ぐ絆……たったひとつの真実なのにッ<speed=0.5>!</speed>\\n それを、それをお前がッ<speed=0.5>!</speed> お前たちがぁッ!」",
|
||||
"101001832_26": "「う……」",
|
||||
"101001832_27": "「まあ、それでもお前は役に立ったよ。\\n 生体と聖遺物の初の融合症例」",
|
||||
"101001832_28": "「お前という先例がいたからこそ、私は己が身を、\\n ネフシュタンの鎧と同化させることができたのだからなッ!」",
|
||||
"101001832_29": "「かは……」",
|
||||
"101001832_30": "「………………翼さん、クリスちゃん。\\n ふたりとも、もういない……」",
|
||||
"101001832_31": "「学校も壊れて、みんないなくなって……。わたし……、\\n わたしは何のために、何のために戦っている……?」",
|
||||
"101001832_32": "「みんな……」",
|
||||
"101001832_33": "「ああ……」",
|
||||
"101001832_34": "「『天羽々斬』、反応途絶……」",
|
||||
"101001832_35": "「身命を賭して、『カ・ディンギル』を破壊したか、翼……<speed=0.5>。</speed>\\n お前の歌、世界に届いたぞ……世界を守りきったぞ……ッ!」",
|
||||
"101001832_36": "「わかんないよッ!? どうしてみんな戦うのッ!?」",
|
||||
"101001832_37": "「痛い思いして……怖い思いしてッ!\\n 死ぬために戦っているのッ!?」",
|
||||
"101001832_38": "「……分からないの?」",
|
||||
"101001832_39": "「え……あッ!?」",
|
||||
"101001832_40": "「……分からないの?」",
|
||||
"101001832_41": "「あ……あぁ、うぅぅ……<speed=0.5>。</speed>\\n <speed=0.01>うわあああああああああああああッ!」</speed>",
|
||||
"101001832_42": "「……ん?」",
|
||||
"101001832_43": "「司令ッ! 周辺区画のシェルターにて、生存者、発見しました」",
|
||||
"101001832_44": "「そうか、良かったッ!」",
|
||||
"101001832_45": "「……あッ<speed=0.5>!</speed> カッコイイお姉ちゃんだッ!」",
|
||||
"101001832_46": "「ビッキーのこと、知ってるの……?」",
|
||||
"101001832_47": "「うんッ! 助けてもらったのッ!」",
|
||||
"101001832_48": "「……あの子の、人助け」",
|
||||
"101001832_49": "「ねえ、カッコイイお姉ちゃん、助けられないの?」",
|
||||
"101001832_50": "「……助けようと思ってもどうしようもないんです。\\n わたしたちには、何もできないですし……」",
|
||||
"101001832_51": "「じゃあ、一緒に応援しよッ!\\n ねえ、ここから話しかけられないの?」",
|
||||
"101001832_52": "「あ……うん、できないんだよ……」",
|
||||
"101001832_53": "「あ、応援……ッ!」",
|
||||
"101001832_54": "「ここから響にわたしたちの声を、無事を報せるには、\\n どうすればいいんですか? ……響を助けたいんですッ!」",
|
||||
"101001832_55": "「助ける……?」",
|
||||
"101001832_56": "「学校の施設がまだ生きていれば、\\n リンクしてここから声を送れるかもしれませんッ!」",
|
||||
"101001832_57": "「何をすればいいんですかッ!」",
|
||||
"101001832_58": "「待って、ヒナ」",
|
||||
"101001832_59": "「……止めても無駄だよ、わたしは響の為に――」",
|
||||
"101001832_60": "「ううん、わたしも手伝う」",
|
||||
"101001832_61": "「わたしもです」",
|
||||
"101001832_62": "「え……」",
|
||||
"101001832_63": "「あたしも……あたしにも手伝わせてッ<speed=0.5>!</speed> こんな時、大好きな\\n アニメなら、友達の為に出来る事をやるんだ――ッ!」",
|
||||
"101001832_64": "「……うんッ! みんなで響を助けようッ!」",
|
||||
"101001832_65": "「……もうずっと遠い昔、あのお方に仕える巫女であった私は、\\n いつしかあのお方を、創造主を愛するようになっていた」",
|
||||
"101001832_66": "「……だが、この胸の内を告げることは出来なかった。\\n その前に、私から、人類から言葉が奪われたッ!」",
|
||||
"101001832_67": "「『バラルの呪詛』によって、唯一創造主と語り合える\\n 『統一言語』が奪われたのだ……ッ!」",
|
||||
"101001832_68": "「私は数千年にわたり、たった1人『バラルの呪詛』を\\n 解き放つため、抗ってきた……」",
|
||||
"101001832_69": "「いつの日か『統一言語』にて、\\n 胸の内の想いを届ける為に……」",
|
||||
"101001832_70": "「……胸の……想い……<speed=0.5>?</speed>\\n だからって――」",
|
||||
"101001832_71": "「是非を問うだとッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 恋心も知らぬお前がぁッ!!」",
|
||||
"101001832_72": "「……融合体のお前は、興味深い研究対象ではあるが、\\n もはやお前で実験してみようとは思わぬ」",
|
||||
"101001832_73": "「新霊長は私1人がいればいい。\\n 私に並ぶものは、全て絶やしてくれる……ッ!」",
|
||||
"101001832_74": "「フッ、ハハ……ん<speed=1>?</speed>\\n ……チッ、耳障りなッ! 何が聞こえているッ!」",
|
||||
"101001832_75": "(ぁ……校……歌……?)",
|
||||
"101001832_76": "(響、わたしたちは無事だよッ!\\n 響が帰って来るのを待っているッ!)",
|
||||
"101001832_77": "(だから、負けないで……ッ!)",
|
||||
"101001832_78": "「チッ<speed=0.5>!</speed> どこから聞こえてくる? この不快な……歌……<speed=1>。</speed>\\n ……『歌』<speed=1>、</speed>だと……ッ!?」",
|
||||
"101001832_79": "「聞こえる…みんなの声が……」",
|
||||
"101001832_80": "「良かった……。わたしを支えてくれてるみんな、\\n いつだって傍にッ!」",
|
||||
"101001832_81": "「みんなが唄ってるんだッ! だから、まだ唄える……ッ!」",
|
||||
"101001832_82": "「頑張れるッ!」",
|
||||
"101001832_83": "「戦える――ッ!!」",
|
||||
"101001832_84": "「――くぅッ!?」",
|
||||
"101001832_85": "「………………」",
|
||||
"101001832_86": "「まだ戦えるだと……<speed=1>?</speed> 何を支えに立ちあがる……<speed=0.5>?</speed>\\n 何を握って力と変える……<speed=0.5>?</speed> 鳴り渡る不快な歌の仕業か?」",
|
||||
"101001832_87": "「……そうだ、お前が纏っているものはなんだ<speed=0.5>?</speed>\\n 心は確かに折り砕いた筈ッ<speed=0.5>!</speed> ――なのに、何を纏っている?」",
|
||||
"101001832_88": "「それは私が作ったモノか<speed=0.5>?</speed> お前が纏うそれは一体なんだッ!<speed=0.5>?</speed>\\n 何なのだあああ――ッ!?」",
|
||||
"101001832_89": "「――ッ!」",
|
||||
"101001832_90": "<size=40>「シンフォギアァァァァァァァァッ!」</size>"
|
||||
}
|
|
@ -1,17 +1,17 @@
|
|||
{
|
||||
"101001911_0": "エクスドライブ",
|
||||
"101001911_1": "「お姉ちゃんたち、カッコイイッ!」",
|
||||
"101001911_2": "「やっぱあたしらがついてないとダメだなぁッ!」",
|
||||
"101001911_3": "「助け助けられてこそ、ナイスですッ!」",
|
||||
"101001911_4": "「わたしたちが一緒に戦っているんだッ!」",
|
||||
"101001911_5": "「……うんッ!」",
|
||||
"101001911_6": "「みんなの歌声がくれたギアが、\\n わたしに負けない力を与えてくれる」",
|
||||
"101001911_7": "「クリスちゃんや翼さんに、\\n もう一度立ち上がる力を与えてくれる」",
|
||||
"101001911_8": "「歌は戦う力だけじゃない<speed=0.5>。</speed>\\n ……命なんだッ!」",
|
||||
"101001911_9": "「高レベルのフォニックゲイン<speed=0.5>。</speed>\\n ……こいつは2年前の意趣返し」",
|
||||
"101001911_10": "「んなこたぁ、どうでもいいんだよッ!」",
|
||||
"101001911_11": "「念話までもッ<speed=0.5>!</speed>\\n 限定解除されたギアを纏って、すっかりその気かッ!」",
|
||||
"101001911_12": "「またノイズか。\\n いい加減、芸が乏しいんだよッ!」",
|
||||
"101001911_13": "「各自、ノイズを迎え撃つぞッ!」",
|
||||
"101001911_14": "「はいッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001911_0": "エクスドライブ",
|
||||
"101001911_1": "「お姉ちゃんたち、カッコイイッ!」",
|
||||
"101001911_2": "「やっぱあたしらがついてないとダメだなぁッ!」",
|
||||
"101001911_3": "「助け助けられてこそ、ナイスですッ!」",
|
||||
"101001911_4": "「わたしたちが一緒に戦っているんだッ!」",
|
||||
"101001911_5": "「……うんッ!」",
|
||||
"101001911_6": "「みんなの歌声がくれたギアが、\\n わたしに負けない力を与えてくれる」",
|
||||
"101001911_7": "「クリスちゃんや翼さんに、\\n もう一度立ち上がる力を与えてくれる」",
|
||||
"101001911_8": "「歌は戦う力だけじゃない<speed=0.5>。</speed>\\n ……命なんだッ!」",
|
||||
"101001911_9": "「高レベルのフォニックゲイン<speed=0.5>。</speed>\\n ……こいつは2年前の意趣返し」",
|
||||
"101001911_10": "「んなこたぁ、どうでもいいんだよッ!」",
|
||||
"101001911_11": "「念話までもッ<speed=0.5>!</speed>\\n 限定解除されたギアを纏って、すっかりその気かッ!」",
|
||||
"101001911_12": "「またノイズか。\\n いい加減、芸が乏しいんだよッ!」",
|
||||
"101001911_13": "「各自、ノイズを迎え撃つぞッ!」",
|
||||
"101001911_14": "「はいッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,11 +1,11 @@
|
|||
{
|
||||
"101001932_0": "「どうだッ<speed=0.5>!</speed> ノイズなんか敵じゃねぇんだよッ!」",
|
||||
"101001932_1": "「世界に尽きぬノイズの災禍は、全てお前の仕業なのか?」",
|
||||
"101001932_2": "「ノイズとは、『バラルの呪詛』にて相互理解を失った人類が、\\n 同じ人類のみを殺戮するために造り上げた自律兵器……」",
|
||||
"101001932_3": "「人が、人を殺すために……?」",
|
||||
"101001932_4": "「バビロニアの宝物庫は扉が開け放たれたままでな」",
|
||||
"101001932_5": "「そこからまろびいずる10年一度の偶然を、私は必然と変え、\\n 純粋に力とし使役しているだけのこと」",
|
||||
"101001932_6": "「まったわけわかんねぇことをッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……あいつ、何をする気だッ!?」",
|
||||
"101001932_7": "<size=40>「――怖じろぉッ!」</size>",
|
||||
"101001932_8": "「あ……ッ!?」"
|
||||
{
|
||||
"101001932_0": "「どうだッ<speed=0.5>!</speed> ノイズなんか敵じゃねぇんだよッ!」",
|
||||
"101001932_1": "「世界に尽きぬノイズの災禍は、全てお前の仕業なのか?」",
|
||||
"101001932_2": "「ノイズとは、『バラルの呪詛』にて相互理解を失った人類が、\\n 同じ人類のみを殺戮するために造り上げた自律兵器……」",
|
||||
"101001932_3": "「人が、人を殺すために……?」",
|
||||
"101001932_4": "「バビロニアの宝物庫は扉が開け放たれたままでな」",
|
||||
"101001932_5": "「そこからまろびいずる10年一度の偶然を、私は必然と変え、\\n 純粋に力とし使役しているだけのこと」",
|
||||
"101001932_6": "「まったわけわかんねぇことをッ<speed=0.5>!</speed>\\n ……あいつ、何をする気だッ!?」",
|
||||
"101001932_7": "<size=40>「――怖じろぉッ!」</size>",
|
||||
"101001932_8": "「あ……ッ!?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,13 +1,13 @@
|
|||
{
|
||||
"101001941_0": "「ハハッ!」",
|
||||
"101001941_1": "「街のあっちこっちからノイズがッ!」",
|
||||
"101001941_2": "「所詮はノイズッ<speed=0.5>!</speed>\\n どいつもこいつもまとめてぶちのめしてくれるッ!」",
|
||||
"101001941_3": "「……翼さん」",
|
||||
"101001941_4": "「ん?」",
|
||||
"101001941_5": "「わたし、翼さんに――」",
|
||||
"101001941_6": "「……どうでもいいことだ」",
|
||||
"101001941_7": "「え……?」",
|
||||
"101001941_8": "「立花は、わたしの呼びかけに応えてくれた。\\n 自分から戻ってくれた。自分の強さに、胸を張れッ!」",
|
||||
"101001941_9": "「――一緒に戦うぞ、立花」",
|
||||
"101001941_10": "「……はいッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101001941_0": "「ハハッ!」",
|
||||
"101001941_1": "「街のあっちこっちからノイズがッ!」",
|
||||
"101001941_2": "「所詮はノイズッ<speed=0.5>!</speed>\\n どいつもこいつもまとめてぶちのめしてくれるッ!」",
|
||||
"101001941_3": "「……翼さん」",
|
||||
"101001941_4": "「ん?」",
|
||||
"101001941_5": "「わたし、翼さんに――」",
|
||||
"101001941_6": "「……どうでもいいことだ」",
|
||||
"101001941_7": "「え……?」",
|
||||
"101001941_8": "「立花は、わたしの呼びかけに応えてくれた。\\n 自分から戻ってくれた。自分の強さに、胸を張れッ!」",
|
||||
"101001941_9": "「――一緒に戦うぞ、立花」",
|
||||
"101001941_10": "「……はいッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,21 +1,21 @@
|
|||
{
|
||||
"101001942_0": "「どんだけ出ようが、今更ノイズッ!」",
|
||||
"101001942_1": "「残るは……ッ!」",
|
||||
"101001942_2": "「フ……」",
|
||||
"101001942_3": "「何を………<speed=0.01>あッ!</speed>」",
|
||||
"101001942_4": "「あ……う……ッ!」",
|
||||
"101001942_5": "「『ソロモンの杖』を、自分で腹に……ッ!?」",
|
||||
"101001942_6": "「自決……いやッ<speed=0.5>!</speed> 融合しているのかッ!?」",
|
||||
"101001942_7": "「……ッ!<speed=0.5>?</speed> 見て、ノイズがッ!」",
|
||||
"101001942_8": "「ノイズに、取り込まれてる……?」",
|
||||
"101001942_9": "「そうじゃねえッ<speed=0.5>!</speed> あいつがノイズを取り込んでんだッ!」",
|
||||
"101001942_10": "「なんだと……ッ!?」",
|
||||
"101001942_11": "「……来たれ」",
|
||||
"101001942_12": "<size=40>「『デュランダル』ッ!」</size>",
|
||||
"101001942_13": "「地鳴り……<speed=0.5>?</speed>\\n ……地下からかッ! 来るぞッ!」",
|
||||
"101001942_14": "「すげえエネルギーだ……<speed=0.5>。</speed>\\n ……ん、どっち向いて――」",
|
||||
"101001942_15": "「あっちには、街が……」",
|
||||
"101001942_16": "「――おい、まさかッ!? やめ――」",
|
||||
"101001942_17": "「街がッ!?」",
|
||||
"101001942_18": "「逆さ鱗に触れたのだ。\\n ……相応の覚悟はできておろうな?」"
|
||||
{
|
||||
"101001942_0": "「どんだけ出ようが、今更ノイズッ!」",
|
||||
"101001942_1": "「残るは……ッ!」",
|
||||
"101001942_2": "「フ……」",
|
||||
"101001942_3": "「何を………<speed=0.01>あッ!</speed>」",
|
||||
"101001942_4": "「あ……う……ッ!」",
|
||||
"101001942_5": "「『ソロモンの杖』を、自分で腹に……ッ!?」",
|
||||
"101001942_6": "「自決……いやッ<speed=0.5>!</speed> 融合しているのかッ!?」",
|
||||
"101001942_7": "「……ッ!<speed=0.5>?</speed> 見て、ノイズがッ!」",
|
||||
"101001942_8": "「ノイズに、取り込まれてる……?」",
|
||||
"101001942_9": "「そうじゃねえッ<speed=0.5>!</speed> あいつがノイズを取り込んでんだッ!」",
|
||||
"101001942_10": "「なんだと……ッ!?」",
|
||||
"101001942_11": "「……来たれ」",
|
||||
"101001942_12": "<size=40>「『デュランダル』ッ!」</size>",
|
||||
"101001942_13": "「地鳴り……<speed=0.5>?</speed>\\n ……地下からかッ! 来るぞッ!」",
|
||||
"101001942_14": "「すげえエネルギーだ……<speed=0.5>。</speed>\\n ……ん、どっち向いて――」",
|
||||
"101001942_15": "「あっちには、街が……」",
|
||||
"101001942_16": "「――おい、まさかッ!? やめ――」",
|
||||
"101001942_17": "「街がッ!?」",
|
||||
"101001942_18": "「逆さ鱗に触れたのだ。\\n ……相応の覚悟はできておろうな?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,10 +1,10 @@
|
|||
{
|
||||
"101002011_0": "流れ星、墜ちて燃えて尽きて、そして―",
|
||||
"101002011_1": "「……フフ<speed=0.5>、</speed>ハハハハハハッ!」",
|
||||
"101002011_2": "「まずい、避け――<speed=0.01>ああああッ!?」</speed>",
|
||||
"101002011_3": "「うわああああッ!?」",
|
||||
"101002011_4": "「……くッ、無事かふたりともッ!?」",
|
||||
"101002011_5": "「か、紙一重でなんとかッ!」",
|
||||
"101002011_6": "「くっそッ<speed=0.5>!</speed> 少しくらいデカくなった程度で、\\n 調子に乗ってんじゃねぇッ!」",
|
||||
"101002011_7": "「……これ以上、何も壊させたりしないッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101002011_0": "流れ星、墜ちて燃えて尽きて、そして―",
|
||||
"101002011_1": "「……フフ<speed=0.5>、</speed>ハハハハハハッ!」",
|
||||
"101002011_2": "「まずい、避け――<speed=0.01>ああああッ!?」</speed>",
|
||||
"101002011_3": "「うわああああッ!?」",
|
||||
"101002011_4": "「……くッ、無事かふたりともッ!?」",
|
||||
"101002011_5": "「か、紙一重でなんとかッ!」",
|
||||
"101002011_6": "「くっそッ<speed=0.5>!</speed> 少しくらいデカくなった程度で、\\n 調子に乗ってんじゃねぇッ!」",
|
||||
"101002011_7": "「……これ以上、何も壊させたりしないッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,17 +1,17 @@
|
|||
{
|
||||
"101002012_0": "「く……再生力が上がっているッ!」",
|
||||
"101002012_1": "「3人でやっても手数が足りねえのかよッ!?」",
|
||||
"101002012_2": "「そんな……」",
|
||||
"101002012_3": "「いくら限定解除されたギアであっても、\\n 所詮は『聖遺物の欠片』から作られた玩具ッ!」",
|
||||
"101002012_4": "「『完全聖遺物』に対抗できるなどと思うてくれるな」",
|
||||
"101002012_5": "「はッ――」",
|
||||
"101002012_6": "「あ――」",
|
||||
"101002012_7": "(完全聖遺物…<speed=1>…</speed>そうだッ<speed=0.5>!</speed>\\n この場に完全聖遺物に対抗する武器は――あるッ!)",
|
||||
"101002012_8": "「――雪音ッ!」",
|
||||
"101002012_9": "「……わかってるってのッ! もっぺんやるぞッ!」",
|
||||
"101002012_10": "「しかし、そのためには――」",
|
||||
"101002012_11": "「……あ。ええと……?」",
|
||||
"101002012_12": "「何だかよく分からないけれど、やってみますッ!」",
|
||||
"101002012_13": "「頼んだッ! ――わたしと雪音が露を払うッ!」",
|
||||
"101002012_14": "「手加減はナシだッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101002012_0": "「く……再生力が上がっているッ!」",
|
||||
"101002012_1": "「3人でやっても手数が足りねえのかよッ!?」",
|
||||
"101002012_2": "「そんな……」",
|
||||
"101002012_3": "「いくら限定解除されたギアであっても、\\n 所詮は『聖遺物の欠片』から作られた玩具ッ!」",
|
||||
"101002012_4": "「『完全聖遺物』に対抗できるなどと思うてくれるな」",
|
||||
"101002012_5": "「はッ――」",
|
||||
"101002012_6": "「あ――」",
|
||||
"101002012_7": "(完全聖遺物…<speed=1>…</speed>そうだッ<speed=0.5>!</speed>\\n この場に完全聖遺物に対抗する武器は――あるッ!)",
|
||||
"101002012_8": "「――雪音ッ!」",
|
||||
"101002012_9": "「……わかってるってのッ! もっぺんやるぞッ!」",
|
||||
"101002012_10": "「しかし、そのためには――」",
|
||||
"101002012_11": "「……あ。ええと……?」",
|
||||
"101002012_12": "「何だかよく分からないけれど、やってみますッ!」",
|
||||
"101002012_13": "「頼んだッ! ――わたしと雪音が露を払うッ!」",
|
||||
"101002012_14": "「手加減はナシだッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,7 +1,7 @@
|
|||
{
|
||||
"101002022_0": "「はああッ!」",
|
||||
"101002022_1": "「ぐ、くうう……ッ!?」",
|
||||
"101002022_2": "「……ぬ、外殻がッ<speed=0.5>!</speed>\\n だが、ネフシュタンの再生力の方が――なッ!?」",
|
||||
"101002022_3": "「――フィーネぇッ!」",
|
||||
"101002022_4": "「……小細工を弄しおってぇッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101002022_0": "「はああッ!」",
|
||||
"101002022_1": "「ぐ、くうう……ッ!?」",
|
||||
"101002022_2": "「……ぬ、外殻がッ<speed=0.5>!</speed>\\n だが、ネフシュタンの再生力の方が――なッ!?」",
|
||||
"101002022_3": "「――フィーネぇッ!」",
|
||||
"101002022_4": "「……小細工を弄しおってぇッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,8 +1,8 @@
|
|||
{
|
||||
"101002032_0": "<size=40>「ううぅりゃあああああッ!」</size>",
|
||||
"101002032_1": "「所詮は『聖遺物の欠片』ッ!\\n たかが一匹で何ができるッ!」",
|
||||
"101002032_2": "「ひとりではないッ!」",
|
||||
"101002032_3": "「な――」",
|
||||
"101002032_4": "「はああああ――ッ!」",
|
||||
"101002032_5": "「ずけずけと踏み込み調子に乗って……ッ!\\n どこまで侮るつもりかぁッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101002032_0": "<size=40>「ううぅりゃあああああッ!」</size>",
|
||||
"101002032_1": "「所詮は『聖遺物の欠片』ッ!\\n たかが一匹で何ができるッ!」",
|
||||
"101002032_2": "「ひとりではないッ!」",
|
||||
"101002032_3": "「な――」",
|
||||
"101002032_4": "「はああああ――ッ!」",
|
||||
"101002032_5": "「ずけずけと踏み込み調子に乗って……ッ!\\n どこまで侮るつもりかぁッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,44 +1,44 @@
|
|||
{
|
||||
"101002042_0": "「……ええいッ、ちょこまかとッ!」",
|
||||
"101002042_1": "「――ッ<speed=0.5>!</speed> 今だ、雪音ッ!」",
|
||||
"101002042_2": "「狙いはついた……食らえぇッ!」",
|
||||
"101002042_3": "「――ぐぅあッ!<speed=0.5>?</speed>\\n まさか、狙いは最初から――」",
|
||||
"101002042_4": "「立花ッ<speed=0.5>!</speed>\\n『そいつ』が切り札だッ!」",
|
||||
"101002042_5": "「――はいッ!」",
|
||||
"101002042_6": "「渡す、ものかぁッ!」",
|
||||
"101002042_7": "「させるかよぉッ! ちょせぇッ!」",
|
||||
"101002042_8": "「勝機をこぼすなッ! 掴み取れッ!」",
|
||||
"101002042_9": "(翼さんとクリスちゃんが繋いでくれた希望ッ<speed=0.5>!</speed>\\n この手で――掴み取るッ!)",
|
||||
"101002042_10": "「デュランダルをッ!?」",
|
||||
"101002042_11": "「ぐ、うウウ<speed=0.5>、</speed>ウウウウウ……ッ!」",
|
||||
"101002042_12": "「だが、破壊衝動を抑えきれるはずがないッ!」",
|
||||
"101002042_13": "「ウウウ……ウぐ<speed=0.5>、</speed>グ<speed=0.5>、</speed>クうう……ッ!」",
|
||||
"101002042_14": "(真っ黒い気持ちが、押し寄せてくる……ッ! ダメだ――ッ<speed=0.5>!</speed>\\n この衝動を抑え込まないと……く、ゥ、でモ……ッ!)",
|
||||
"101002042_15": "「正念場だッ! 踏ん張りどころだろうがッ!」",
|
||||
"101002042_16": "「……ッ!」",
|
||||
"101002042_17": "「強く自分を意識してくださいッ!」",
|
||||
"101002042_18": "「昨日までの自分をッ!」",
|
||||
"101002042_19": "「これからなりたい自分をッ!」",
|
||||
"101002042_20": "「……ッ! みんな……」",
|
||||
"101002042_21": "「屈するな立花。\\n お前が構えた胸の覚悟、わたしに見せてくれッ!」",
|
||||
"101002042_22": "「お前を信じ、お前に全部賭けてんだッ!\\n お前が自分を信じなくてどうすんだよッ!」",
|
||||
"101002042_23": "「グう<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>うウウううゥうゥゥ……ッ!」</speed>",
|
||||
"101002042_24": "「あなたのお節介をッ!」",
|
||||
"101002042_25": "「あんたの人助けをッ!」",
|
||||
"101002042_26": "「今日は、わたしたちがッ!」",
|
||||
"101002042_27": "(――かしましいッ<speed=0.5>!</speed>\\n 黙らせてやるッ!)",
|
||||
"101002042_28": "「ぐウウウウ……ッ!」",
|
||||
"101002042_29": "「おい、気をしっかり持てバカッ!」",
|
||||
"101002042_30": "「立花ッ!」",
|
||||
"101002042_31": "「ウウウぅぁアアアアアア――」",
|
||||
"101002042_32": "<size=40>「響ぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!」</size>",
|
||||
"101002042_33": "(――はっ)",
|
||||
"101002042_34": "(……そうだ。\\n 今のわたしは、わたしだけの力じゃない……ッ!)",
|
||||
"101002042_35": "「ビッキーッ!」",
|
||||
"101002042_36": "「響ッ!」",
|
||||
"101002042_37": "「立花さんッ!」",
|
||||
"101002042_38": "「………………ッ!」",
|
||||
"101002042_39": "(そうだ……ッ!\\n この衝動に塗りつぶされてなるものかッ!)",
|
||||
"101002042_40": "「………………」",
|
||||
"101002042_41": "「なんだと……ッ!?」"
|
||||
{
|
||||
"101002042_0": "「……ええいッ、ちょこまかとッ!」",
|
||||
"101002042_1": "「――ッ<speed=0.5>!</speed> 今だ、雪音ッ!」",
|
||||
"101002042_2": "「狙いはついた……食らえぇッ!」",
|
||||
"101002042_3": "「――ぐぅあッ!<speed=0.5>?</speed>\\n まさか、狙いは最初から――」",
|
||||
"101002042_4": "「立花ッ<speed=0.5>!</speed>\\n『そいつ』が切り札だッ!」",
|
||||
"101002042_5": "「――はいッ!」",
|
||||
"101002042_6": "「渡す、ものかぁッ!」",
|
||||
"101002042_7": "「させるかよぉッ! ちょせぇッ!」",
|
||||
"101002042_8": "「勝機をこぼすなッ! 掴み取れッ!」",
|
||||
"101002042_9": "(翼さんとクリスちゃんが繋いでくれた希望ッ<speed=0.5>!</speed>\\n この手で――掴み取るッ!)",
|
||||
"101002042_10": "「デュランダルをッ!?」",
|
||||
"101002042_11": "「ぐ、うウウ<speed=0.5>、</speed>ウウウウウ……ッ!」",
|
||||
"101002042_12": "「だが、破壊衝動を抑えきれるはずがないッ!」",
|
||||
"101002042_13": "「ウウウ……ウぐ<speed=0.5>、</speed>グ<speed=0.5>、</speed>クうう……ッ!」",
|
||||
"101002042_14": "(真っ黒い気持ちが、押し寄せてくる……ッ! ダメだ――ッ<speed=0.5>!</speed>\\n この衝動を抑え込まないと……く、ゥ、でモ……ッ!)",
|
||||
"101002042_15": "「正念場だッ! 踏ん張りどころだろうがッ!」",
|
||||
"101002042_16": "「……ッ!」",
|
||||
"101002042_17": "「強く自分を意識してくださいッ!」",
|
||||
"101002042_18": "「昨日までの自分をッ!」",
|
||||
"101002042_19": "「これからなりたい自分をッ!」",
|
||||
"101002042_20": "「……ッ! みんな……」",
|
||||
"101002042_21": "「屈するな立花。\\n お前が構えた胸の覚悟、わたしに見せてくれッ!」",
|
||||
"101002042_22": "「お前を信じ、お前に全部賭けてんだッ!\\n お前が自分を信じなくてどうすんだよッ!」",
|
||||
"101002042_23": "「グう<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>うウウううゥうゥゥ……ッ!」</speed>",
|
||||
"101002042_24": "「あなたのお節介をッ!」",
|
||||
"101002042_25": "「あんたの人助けをッ!」",
|
||||
"101002042_26": "「今日は、わたしたちがッ!」",
|
||||
"101002042_27": "(――かしましいッ<speed=0.5>!</speed>\\n 黙らせてやるッ!)",
|
||||
"101002042_28": "「ぐウウウウ……ッ!」",
|
||||
"101002042_29": "「おい、気をしっかり持てバカッ!」",
|
||||
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|
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||||
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|
||||
"101002042_33": "(――はっ)",
|
||||
"101002042_34": "(……そうだ。\\n 今のわたしは、わたしだけの力じゃない……ッ!)",
|
||||
"101002042_35": "「ビッキーッ!」",
|
||||
"101002042_36": "「響ッ!」",
|
||||
"101002042_37": "「立花さんッ!」",
|
||||
"101002042_38": "「………………ッ!」",
|
||||
"101002042_39": "(そうだ……ッ!\\n この衝動に塗りつぶされてなるものかッ!)",
|
||||
"101002042_40": "「………………」",
|
||||
"101002042_41": "「なんだと……ッ!?」"
|
||||
}
|
|
@ -1,11 +1,11 @@
|
|||
{
|
||||
"101002051_0": "「………………」",
|
||||
"101002051_1": "(立花……)",
|
||||
"101002051_2": "(ハハッ! やればできるじゃねぇか)",
|
||||
"101002051_3": "「その力――『何』を束ねたッ!?」",
|
||||
"101002051_4": "「いいや『その力』ッ!\\n 振るわせてなるものかぁッ!」",
|
||||
"101002051_5": "「……ッ!」",
|
||||
"101002051_6": "「――行くぞッ!\\n これが最後……今度こそ決着をつけてやらぁッ!」",
|
||||
"101002051_7": "「ああッ!」",
|
||||
"101002051_8": "「はいッ!」"
|
||||
{
|
||||
"101002051_0": "「………………」",
|
||||
"101002051_1": "(立花……)",
|
||||
"101002051_2": "(ハハッ! やればできるじゃねぇか)",
|
||||
"101002051_3": "「その力――『何』を束ねたッ!?」",
|
||||
"101002051_4": "「いいや『その力』ッ!\\n 振るわせてなるものかぁッ!」",
|
||||
"101002051_5": "「……ッ!」",
|
||||
"101002051_6": "「――行くぞッ!\\n これが最後……今度こそ決着をつけてやらぁッ!」",
|
||||
"101002051_7": "「ああッ!」",
|
||||
"101002051_8": "「はいッ!」"
|
||||
}
|
|
@ -1,116 +1,116 @@
|
|||
{
|
||||
"101002052_0": "「――響き合うみんなの歌声がくれたッ!」",
|
||||
"101002052_1": "<size=40>「シンフォギアでええええッ!」</size>",
|
||||
"101002052_2": "「……完全聖遺物同士の対消滅」",
|
||||
"101002052_3": "「どうした『ネフシュタン』ッ!? 再生だッ!」",
|
||||
"101002052_4": "<size=40>「この身砕けて<speed=1>、</speed>なるものかぁッ!!」</size>",
|
||||
"101002052_5": "「お前、何を馬鹿なことを……」",
|
||||
"101002052_6": "「みんなに言われます。\\n 親友からも、変わった子だ~……って」",
|
||||
"101002052_7": "「……もう終わりにしましょう、了子さん」",
|
||||
"101002052_8": "「私は『フィーネ』だ……」",
|
||||
"101002052_9": "「でも、『了子さん』は『了子さん』ですから」",
|
||||
"101002052_10": "「………………」",
|
||||
"101002052_11": "「きっとわたしたち、分かり合えます」",
|
||||
"101002052_12": "「……ノイズを作り出したのは、先史文明期の人間」",
|
||||
"101002052_13": "「『統一言語』を失った我々は、\\n 手を繋ぐよりも相手を殺すことを求めた」",
|
||||
"101002052_14": "「そんな人間が、分かり合えるものか」",
|
||||
"101002052_15": "「人が、ノイズを……」",
|
||||
"101002052_16": "「だから私は……この道しか選べなかったのだッ!」",
|
||||
"101002052_17": "「人が言葉よりも強く繋がれること、\\n 分からないわたしたちじゃありませんッ!」",
|
||||
"101002052_18": "「……ふぅ<speed=0.5>。</speed>………………――<speed=0.01>でああぁぁッ!」</speed>",
|
||||
"101002052_19": "「――ッ!?」",
|
||||
"101002052_20": "「……了子さん、もうやめ――」",
|
||||
"101002052_21": "<size=40>「私のォォッ、勝ちだああああああッ!」</size>",
|
||||
"101002052_22": "「え……あッ!?」",
|
||||
"101002052_23": "「――まさかッ!?」",
|
||||
"101002052_24": "<size=35>「もう遅いッ!\\n でぇあああああああああああッ!」</size>",
|
||||
"101002052_25": "「月の欠片を落とすッ!」",
|
||||
"101002052_26": "「なッ、なんだとッ!?」",
|
||||
"101002052_27": "「お、おい、なんてデタラメだ……ッ<speed=0.5>!</speed>\\n 月を……引っ張りやがったのかッ!」",
|
||||
"101002052_28": "「私の悲願を邪魔する禍根はッ!\\n ここでまとめて叩いて砕くッ!」",
|
||||
"101002052_29": "「この身はここで果てようと、\\n 魂までは絶えやしないのだからなッ!」",
|
||||
"101002052_30": "「聖遺物の発するアウフヴァッヘン波形がある限り、\\n 私は何度だって世界に蘇るッ!」",
|
||||
"101002052_31": "「どこかの場所ッ! いつかの時代ッ!\\n 今度こそッ! 世界を束ねるためにぃッ、ハッハハッ!」",
|
||||
"101002052_32": "「私は永遠の刹那に存在し続ける巫女、フィーネなのだぁッ!\\n アッハハ――」",
|
||||
"101002052_33": "「――――ぁ」",
|
||||
"101002052_34": "「……うん、そうですよね」",
|
||||
"101002052_35": "「どこかの場所、いつかの時代、蘇る度に何度でも。\\n わたしの代わりに、皆に伝えてください」",
|
||||
"101002052_36": "「世界をひとつにするのに、力なんて必要ないってこと。\\n 言葉を越えて、わたしたちはひとつになれるってこと」",
|
||||
"101002052_37": "「わたしたちは、未来にきっと手を繋げられるということッ!」",
|
||||
"101002052_38": "「……わたしには、伝えられないから。\\n 了子さんにしか、できないからッ!」",
|
||||
"101002052_39": "「お前……まさか……」",
|
||||
"101002052_40": "「了子さんに『未来』を託すためにも、\\n わたしが『今』を、守って見せますねッ!」",
|
||||
"101002052_41": "「……ふぅ<speed=0.5>、</speed>本当にもう。\\n 放っておけない子なんだから」",
|
||||
"101002052_42": "「胸の歌を、信じなさい……」",
|
||||
"101002052_43": "「…………っ」",
|
||||
"101002052_44": "「あ……。\\n ……ッ<speed=0.5>、</speed>く、う……ぅ……」",
|
||||
"101002052_45": "「……藤尭、月の破片の軌道を計算するんだ」",
|
||||
"101002052_46": "「あ……は、はいッ!」",
|
||||
"101002052_47": "「……軌道計算、出ました。\\n 直撃は……避けられません」",
|
||||
"101002052_48": "「あんなものがここに落ちたら……」",
|
||||
"101002052_49": "「わたしたち、もう……」",
|
||||
"101002052_50": "「………………」",
|
||||
"101002052_51": "「ぁ……響……」",
|
||||
"101002052_52": "「なんとかする」",
|
||||
"101002052_53": "「あ……」",
|
||||
"101002052_54": "「ちょ~っと行ってくるから。\\n 生きるのを、諦めないでッ!」",
|
||||
"101002052_55": "「ぁあ……響……ッ!」",
|
||||
"101002052_56": "「この歌は……まさか……」",
|
||||
"101002052_57": "「絶唱……だと。響くん……ッ!」",
|
||||
"101002052_58": "「あ<speed=0.5>、</speed>あ……あぁぁ…………」",
|
||||
"101002052_59": "(……ごめん、未来。\\n だけどこれは、わたしにしかできないから――)",
|
||||
"101002052_60": "「――そんなにヒーローになりたいのか?」",
|
||||
"101002052_61": "「あ……」",
|
||||
"101002052_62": "「こんな大舞台で挽歌を唄うことになるとはな。\\n 立花には驚かされっぱなしだ」",
|
||||
"101002052_63": "「翼さん、クリスちゃん?」",
|
||||
"101002052_64": "「まあ、一生分の歌を唄うには、\\n 丁度いいんじゃねぇのか?」",
|
||||
"101002052_65": "「あ……ふふッ!」",
|
||||
"101002052_66": "「それでもわたしは、立花や雪音と……、\\n もっと唄いたかった」",
|
||||
"101002052_67": "「――ごめん<speed=0.5>、</speed>なさい……」",
|
||||
"101002052_68": "「バーカッ<speed=0.5>!</speed>\\n こういう時はそうじゃねぇだろッ!」",
|
||||
"101002052_69": "「……ありがとう、ふたりともッ!」",
|
||||
"101002052_70": "<size=35>「――開放ッ、全開ッ!\\n 行っちゃえ、ハートの全部でえぇーーッ!」</size>",
|
||||
"101002052_71": "「みんながみんな夢を叶えられないのは、分かっている」",
|
||||
"101002052_72": "「だけど、夢を叶えるための未来は、\\n みんなに等しくなきゃいけないんだッ!」",
|
||||
"101002052_73": "「命は、尽きて終わりじゃない」",
|
||||
"101002052_74": "「尽きた命が、『遺したもの』を受け取り、\\n 次代に託していくことこそが、人の営み」",
|
||||
"101002052_75": "「だからこそ、剣が守る意味があるッ!」",
|
||||
"101002052_76": "「例え声が枯れたって、この胸の歌だけは絶やさないッ!」",
|
||||
"101002052_77": "「夜明けを告げる鐘の音奏で、鳴り響き渡れッ!」",
|
||||
"101002052_78": "「――これがわたしたちの、絶唱だああああああッ!」",
|
||||
"101002052_79": "<size=40>「うおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」</size>",
|
||||
"101002052_80": "「あ<speed=0.5>、</speed>ああ……流れ星…………」",
|
||||
"101002052_81": "「うッ……あ、ああッ<speed=0.5>、</speed><speed=0.01>うわあああああああああッ!」</speed>",
|
||||
"101002052_82": "「……むッ!<speed=0.5>?</speed> ――はあッ!」",
|
||||
"101002052_83": "「く……ッ!?」",
|
||||
"101002052_84": "「風鳴司令ッ! 無理をすれば傷が――ッ!」",
|
||||
"101002052_85": "「――3人が命を賭して守った物を、\\n これ以上、傷つけさせるわけにはいくまい……」",
|
||||
"101002052_86": "「――そうですね」",
|
||||
"101002052_87": "「司令ッ! また欠片が――ッ!」",
|
||||
"101002052_88": "「――任せておけッ<speed=0.5>!</speed> いや、違う、あれは――ッ!?」",
|
||||
"101002052_89": "「あ……ねえ、アレって……ッ!」",
|
||||
"101002052_90": "「ええ、ええ……ッ! アレはきっと、ナイスなものですッ!」",
|
||||
"101002052_91": "「ヒナ……ヒナッ! 上を向いてッ<speed=0.5>!</speed>\\n ほら、ヒナッ!」",
|
||||
"101002052_92": "「いやッ<speed=0.5>!</speed> わたし1人でこんな流れ星なんか見たく――」",
|
||||
"101002052_93": "「よッ……っと<speed=0.5>、</speed>おっとと……」",
|
||||
"101002052_94": "「……え<speed=0.5>?</speed>\\n あ……あああ…………ッ!」",
|
||||
"101002052_95": "「え、えへへ……<speed=0.5>。</speed>\\n ……よく分からないけど、無事だったみた――」",
|
||||
"101002052_96": "「響ぃッ!」",
|
||||
"101002052_97": "「――わあああッ!<speed=0.5>?</speed>\\n いたた……もう、未来ったら……<speed=0.5>、</speed>……ただいま、未来」",
|
||||
"101002052_98": "「おかえり……おかえりなさッ……うッ<speed=0.5>、</speed>うううぅッ<speed=0.5>!</speed>\\n 響……響ぃッ<speed=0.5>!</speed> 響ぃ……ッ!」",
|
||||
"101002052_99": "「……司令」",
|
||||
"101002052_100": "「カッコつけておいて、悪いんだけどよ……えっと……<speed=0.5>。</speed>\\n ……って、言葉に困るなこりゃ」",
|
||||
"101002052_101": "「翼、クリスくん……今は、何も言うな。\\n 奇跡を語るのに言葉などは無粋だッ!」",
|
||||
"101002052_102": "「ふ、へへ」",
|
||||
"101002052_103": "「フフ」",
|
||||
"101002052_104": "「……ねえ、未来。ほら、見てよ。空ッ!」",
|
||||
"101002052_105": "「え、空……?」",
|
||||
"101002052_106": "「うんッ! これも流れ星、だよね?\\n 前に約束したでしょ? やーっと、一緒に見れたッ!」",
|
||||
"101002052_107": "「あ、響……<speed=0.5>。</speed>……うん。うん……ッ!\\n 響と見る流れ星、すごく綺麗だよ……ッ!」",
|
||||
"101002052_108": "「……やっぱり、未来はわたしの陽だまりなんだ。\\n わたしが絶対帰ってくるところ」",
|
||||
"101002052_109": "「……これまでもそうだし?」",
|
||||
"101002052_110": "「これからも、そうッ!」",
|
||||
"101002052_111": "「えへへ」",
|
||||
"101002052_112": "(……この先もきっと、怖いことや、恐ろしいことが、\\n わたしたちの前に立ち塞がることがあるだろう)",
|
||||
"101002052_113": "(だけど、俯かない、諦めない。\\n だってこの世界には、歌があるのだから――)"
|
||||
{
|
||||
"101002052_0": "「――響き合うみんなの歌声がくれたッ!」",
|
||||
"101002052_1": "<size=40>「シンフォギアでええええッ!」</size>",
|
||||
"101002052_2": "「……完全聖遺物同士の対消滅」",
|
||||
"101002052_3": "「どうした『ネフシュタン』ッ!? 再生だッ!」",
|
||||
"101002052_4": "<size=40>「この身砕けて<speed=1>、</speed>なるものかぁッ!!」</size>",
|
||||
"101002052_5": "「お前、何を馬鹿なことを……」",
|
||||
"101002052_6": "「みんなに言われます。\\n 親友からも、変わった子だ~……って」",
|
||||
"101002052_7": "「……もう終わりにしましょう、了子さん」",
|
||||
"101002052_8": "「私は『フィーネ』だ……」",
|
||||
"101002052_9": "「でも、『了子さん』は『了子さん』ですから」",
|
||||
"101002052_10": "「………………」",
|
||||
"101002052_11": "「きっとわたしたち、分かり合えます」",
|
||||
"101002052_12": "「……ノイズを作り出したのは、先史文明期の人間」",
|
||||
"101002052_13": "「『統一言語』を失った我々は、\\n 手を繋ぐよりも相手を殺すことを求めた」",
|
||||
"101002052_14": "「そんな人間が、分かり合えるものか」",
|
||||
"101002052_15": "「人が、ノイズを……」",
|
||||
"101002052_16": "「だから私は……この道しか選べなかったのだッ!」",
|
||||
"101002052_17": "「人が言葉よりも強く繋がれること、\\n 分からないわたしたちじゃありませんッ!」",
|
||||
"101002052_18": "「……ふぅ<speed=0.5>。</speed>………………――<speed=0.01>でああぁぁッ!」</speed>",
|
||||
"101002052_19": "「――ッ!?」",
|
||||
"101002052_20": "「……了子さん、もうやめ――」",
|
||||
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|
||||
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|
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|
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|
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||||
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|
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"101002052_89": "「あ……ねえ、アレって……ッ!」",
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||||
"101002052_93": "「よッ……っと<speed=0.5>、</speed>おっとと……」",
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"101002052_94": "「……え<speed=0.5>?</speed>\\n あ……あああ…………ッ!」",
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"101002052_95": "「え、えへへ……<speed=0.5>。</speed>\\n ……よく分からないけど、無事だったみた――」",
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"101002052_96": "「響ぃッ!」",
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"101002052_97": "「――わあああッ!<speed=0.5>?</speed>\\n いたた……もう、未来ったら……<speed=0.5>、</speed>……ただいま、未来」",
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"101002052_98": "「おかえり……おかえりなさッ……うッ<speed=0.5>、</speed>うううぅッ<speed=0.5>!</speed>\\n 響……響ぃッ<speed=0.5>!</speed> 響ぃ……ッ!」",
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"101002052_99": "「……司令」",
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"101002052_100": "「カッコつけておいて、悪いんだけどよ……えっと……<speed=0.5>。</speed>\\n ……って、言葉に困るなこりゃ」",
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"101002052_101": "「翼、クリスくん……今は、何も言うな。\\n 奇跡を語るのに言葉などは無粋だッ!」",
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"101002052_102": "「ふ、へへ」",
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"101002052_103": "「フフ」",
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"101002052_104": "「……ねえ、未来。ほら、見てよ。空ッ!」",
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"101002052_105": "「え、空……?」",
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"101002052_106": "「うんッ! これも流れ星、だよね?\\n 前に約束したでしょ? やーっと、一緒に見れたッ!」",
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"101002052_107": "「あ、響……<speed=0.5>。</speed>……うん。うん……ッ!\\n 響と見る流れ星、すごく綺麗だよ……ッ!」",
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"101002052_108": "「……やっぱり、未来はわたしの陽だまりなんだ。\\n わたしが絶対帰ってくるところ」",
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"101002052_109": "「……これまでもそうだし?」",
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"101002052_110": "「これからも、そうッ!」",
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"101002052_111": "「えへへ」",
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"101002052_112": "(……この先もきっと、怖いことや、恐ろしいことが、\\n わたしたちの前に立ち塞がることがあるだろう)",
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"101002052_113": "(だけど、俯かない、諦めない。\\n だってこの世界には、歌があるのだから――)"
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