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@ -0,0 +1,60 @@
{
"368000111_0": "楽しそうな悪夢って、なに?",
"368000111_1": "「……すぅ……、むにゃ……」",
"368000111_2": "「……んん……」",
"368000111_3": "「あれ……?」",
"368000111_4": "「……どうしたの?\\n 眠れない」",
"368000111_5": "「あのさ……。\\n 今、何か聴こえなかった……」",
"368000111_6": "「何かって……?」",
"368000111_7": "「え~っと、ピアノの音……みたいな?」",
"368000111_8": "「ピアノ? ううん、聴こえなかったと思うけど……」",
"368000111_9": "(気のせい……だったのかな?)",
"368000111_10": "「夢でも見たんじゃない?」",
"368000111_11": "「……そうみたい。起こしちゃってごめん……。",
"368000111_12": " もう寝るから、大丈夫」",
"368000111_13": "「うん、おやすみなさい」",
"368000111_14": "「……」",
"368000111_15": "(……もう聴こえない。\\n 気にしても仕方ないか……",
"368000111_16": "「…………すぅ……」",
"368000111_17": "「たい焼きゲットデースッ!」",
"368000111_18": "「この商店街のうまいもんマップも、もうすぐ完成デスね。\\n この調子で――」",
"368000111_19": "「切ちゃん、落ち着いて」",
"368000111_20": "「そうもいかないデスよ。響さんとのお出かけなんて\\n 久しぶりでテンションアゲアゲデースッ」",
"368000111_21": "「でも今日は、未来さんにお弁当を作ってもらったし……、\\n あまり食べ過ぎない方がいいですよね 響さん」",
"368000111_22": "「ふわぁぁぁ~……。",
"368000111_23": " ヘッ!?」",
"368000111_24": "「およ? 大きなあくびデスね」",
"368000111_25": "「夜更かしはよくないデスよ。\\n アタシは昨日もばっちり時間睡眠デスッ」",
"368000111_26": "「夜更かししたわけじゃないんだけど……。\\n 変な夢を見たせいかな」",
"368000111_27": "「変な夢……?」",
"368000111_28": "「精霊が出てきて、電子ピアノを演奏してくれて……。\\n 変だけど、なんだか楽しい夢だったかな」",
"368000111_29": "「本当に楽しそうデスね。\\n そんな夢だったら、アタシも見てみたいデスッ」",
"368000111_30": "「だけどちょっと、気になっちゃって。そのせいか\\n しっかり眠れてないみたいなんだよね……ふわぁぁぁ」",
"368000111_31": "『ピンポンパンポーン』",
"368000111_32": "『皆様、本日は当商店街までお越しいただき、\\n 誠にありがとうございます』",
"368000111_33": "『このあと13時より、公園特設ステージにて、\\n 特撮スーパーヒーローショーが催され――』",
"368000111_34": "「ヒーローショー……」",
"368000111_35": "「そう言えば、響さんは前に本物のヒーローに会って、\\n 怪獣と戦ったデスよね」",
"368000111_36": "「ハイパーエージェントの力を借りて巨大化したんだッ!\\n あの時のパワー、凄かったなぁ……」",
"368000111_37": "「アタシもヒーローに会って、\\n 巨大化してみたかったデス……ッ」",
"368000111_38": "「その時、わたしたちはお留守番だったもんね」",
"368000111_39": "「きっと、いつかまた会う機会があるよ……。\\n その時は、人も一緒だといいね」",
"368000111_40": "「楽しみにしているデスよッ!\\n でも……ひとまずは、ヒーローショーで我慢するデスッ」",
"368000111_41": "「あれ? でも時間は大丈夫なの?\\n 確かこのあと、S.O.N.G.に寄るんだよね?」",
"368000111_42": "「そうだったデス……。メンテナンスに出してた\\n ギアペンダントを受け取らないといけなかったデスよ」",
"368000111_43": "「大丈夫。エルフナインとの約束は夕方だし、\\n ショーを観てからでも十分間に合うよ」",
"368000111_44": "「そうなんだ。\\n それならみんなで観に――」",
"368000111_45": "「――ッ!?」",
"368000111_46": "「今の光……それに、悲鳴はッ!」",
"368000111_47": "「向こうからデスッ!」",
"368000111_48": "「行ってみようッ!」",
"368000111_49": "「な、何が起きてるのッ!?」",
"368000111_50": "「あちこちで光がまたたいて……」",
"368000111_51": "「うわあッ!?\\n 光の中から、ビルが現れたデスッ」",
"368000111_52": "「あっちでは車が……ッ!」",
"368000111_53": "「この光が原因みたい……。\\n とにかくみんなを避難させないとッ」",
"368000111_54": "「そ、そうデスねッ!」",
"368000111_55": "「待ってッ! 光がこっちの方にも――ッ!?」",
"368000111_56": "「危ない――ッ!」",
"368000111_57": "「うわあああああ――ッ!」"
}

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@ -0,0 +1,50 @@
{
"368000121_0": "「わあああああ――ッ!?",
"368000121_1": " ……って、あれ?」",
"368000121_2": "「ここ、どこデスか……?」",
"368000121_3": "「さっきまで商店街にいたのに……」",
"368000121_4": "「――こちら立花響ッ!\\n 本部、応答してくださいッ」",
"368000121_5": "「……ダメだ。繋がらないみたい」",
"368000121_6": "「S.O.N.G.と通信が繋がらないってことは、\\n もしかして……」",
"368000121_7": "「アタシたち、並行世界に来ちゃったデスかッ!?」",
"368000121_8": "「まだそうと決まったわけじゃないけど……、",
"368000121_9": " とりあえず、近くを調べてみようか」",
"368000121_10": "「川……に出た?」",
"368000121_11": "「向こうに街並みが見えるね。\\n やっぱり、わたしたちの世界じゃないみたいだけど……」",
"368000121_12": "「……およ? あれ、なんデスか?」",
"368000121_13": "「だ、誰か倒れてる……ッ!」",
"368000121_14": "「大変ッ! ――助けないとッ!」",
"368000121_15": "「あの、大丈夫ですかッ!?」",
"368000121_16": "「……う……」",
"368000121_17": "「しっかりするデスよッ!」",
"368000121_18": "「救急車を呼ばないと――」",
"368000121_19": "「は……」",
"368000121_20": "「なんですかッ!? 何か言いたいことがッ!?」",
"368000121_21": "「はらが……」",
"368000121_22": "「まさか、お腹にケガしてるデスかッ!?」",
"368000121_23": "「はらが……へった……」",
"368000121_24": "「もしかして、空腹で倒れていただけ?」",
"368000121_25": "「よかったぁ」",
"368000121_26": "「あ、それなら、ちょうど未来に作ってもらったお弁当が――」",
"368000121_27": "「はぐっ! ……うめぇっ! うめぇっ!」",
"368000121_28": "「そ、それならよかったです……」",
"368000121_29": "「すごい食べっぷりデース……」",
"368000121_30": "「よっぽどお腹が空いてたんだね……」",
"368000121_31": "「お前たちは……俺の命の恩人だ……!\\n この借りは――はぐっ はぐっ んぐっ」",
"368000121_32": "「げほっ! ごほっ! か、必ず返す……!」",
"368000121_33": "「いいから、ゆっくり食べてください」",
"368000121_34": "「……なんだか、変な人デスね?」",
"368000121_35": "「うん……」",
"368000121_36": "「俺の名はガウマ。はぐっ! はぐっ!\\n はいじゅうふかいふぁっ」",
"368000121_37": "「……何を言ってるかさっぱりデース」",
"368000121_38": "「お前らは命の恩人で……はぐっ! 約束だ……はぐっ!\\n いいか 人には守らなきゃ――んぐっ うぐぐっ」",
"368000121_39": "「えーと、よく分からないけど、\\n 話すか食べるかどちらかにした方が……」",
"368000121_40": "「はぐっ! はぐっ!」",
"368000121_41": "「食べるほうにしたんだ……」",
"368000121_42": "「欲望に正直デース」",
"368000121_43": "「……あの、響さん。そろそろ人通りのある場所に向かいましょう。\\n 早く状況を確認しないと」",
"368000121_44": "「そうだね。この人を急かして、\\n またのどに詰まらせてもいけないし……」",
"368000121_45": "「それじゃ、わたしたちはこれで」",
"368000121_46": "「ま、まふぇっ! ごほっ!\\n にゃ、名ばえぼ―― げほっ げはっ」",
"368000121_47": "「気にしなくていいから、ゆっくり食べてくださいッ!\\n それではッ」"
}

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@ -0,0 +1,30 @@
{
"368000131_0": "「ちょっとッ! 何あれッ!?\\n こっち来るッ」",
"368000131_1": "「助けてくれッ!\\n う、うわぁぁぁぁぁぁッ」",
"368000131_2": "「今の――悲鳴ッ!?」",
"368000131_3": "「あそこッ!\\n 何かいる……ッ」",
"368000131_4": "「あれは……怪物が人を襲ってるデスッ!?」",
"368000131_5": "「――ッ!」",
"368000131_6": "「Balwisyall Nescell gungnir tron――」",
"368000131_7": "「やめろおおおおッ!」",
"368000131_8": "「調ちゃん、切歌ちゃんッ!\\n こっち側はわたし人で大丈夫ッ」",
"368000131_9": "「それじゃあ、向こうはアタシたちにまかせるデースッ!」",
"368000131_10": "「うん、切ちゃんッ!」",
"368000131_11": "「Zeios igalima raizen tron――」",
"368000131_12": "「Various shul shagana tron――",
"368000131_13": " 変身……できない……?」",
"368000131_14": "「あああああッ!?」",
"368000131_15": "「そういえばペンダント、\\n メンテナンス中だったデスッ」",
"368000131_16": "「そうだった、ペンダントはS.O.N.G.に……ッ!」",
"368000131_17": "「――なんですとッ!?」",
"368000131_18": "「どうしよう……」",
"368000131_19": "「これじゃ、戦えないデス……ッ!」",
"368000131_20": "「2人とも、危ない――ッ!」",
"368000131_21": "「調ちゃんと切歌ちゃんは、無理しないで避難誘導をお願いッ!」",
"368000131_22": "「わ、分かりました……ッ!」",
"368000131_23": "「わたしは、片っ端から怪獣を――ッ!?」",
"368000131_24": "「デッカいのまで現れたデスッ!?」",
"368000131_25": "「くッ……、\\n 大丈夫、わたしが倒すからッ」",
"368000131_26": "「あんなの、1人じゃ無理デスよッ!」",
"368000131_27": "「わたしたちも、\\n ギアさえあれば一緒に戦えるのに……ッ」"
}

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@ -0,0 +1,43 @@
{
"368000132_0": "「攻撃が、効いてない……?」",
"368000132_1": "「だけど今は、\\n わたし人でなんとかしなくちゃ……ッ」",
"368000132_2": "「もう一度だ――ッ!」",
"368000132_3": "「響さん……」",
"368000132_4": "「うう……、アタシたちにももっと何かできないデスかッ!\\n せめて近づいて囮になるとかッ」",
"368000132_5": "「ダメだよ、そんなことしたら逆に足を引っ張っちゃう……」",
"368000132_6": "「それじゃあ、\\n このまま為す術無しデスかッ」",
"368000132_7": "「……見つけたぞ! お前たち!」",
"368000132_8": "「あなたは……、さっきの腹ペコの人?」",
"368000132_9": "「もう食べ物は持ってないデスよッ!」",
"368000132_10": "「それよりお前ら何者だ?\\n なんであそこのやつは怪獣と戦えてるんだ」",
"368000132_11": "「それは……」",
"368000132_12": "「まあいい、それでも劣勢には違いないみたいだしな!」",
"368000132_13": "「お前ら、やることないなら手伝え!\\n 怪獣を倒すぞ」",
"368000132_14": "「ええッ!?\\n そんなことができるんデスかッ」",
"368000132_15": "「ああ、コイツを――ダイナゼノンを使えば、\\n あの怪獣と戦える」",
"368000132_16": "「ど、どう見てもオモチャデスけど……」",
"368000132_17": "「いいから力を貸してくれ!\\n コイツを動かすには、俺人の力じゃ足りねぇんだ」",
"368000132_18": "「ぐううううッ!?」",
"368000132_19": "「あんなの、もしまともにくらったら――」",
"368000132_20": "「小さい方ッ!?\\n いつの間に近くに――ッ」",
"368000132_21": "「しま――ッ!?」",
"368000132_22": "「わあああああ――ッ!?」",
"368000132_23": "「響さん、大丈夫ですかッ!?」",
"368000132_24": "「う……なんとか……。\\n でも、このままじゃ……」",
"368000132_25": "「お前も頼む、力を貸してくれ!\\n 俺とダイナゼンに乗るんだ」",
"368000132_26": "「あなたは……」",
"368000132_27": "「冷静になって、早く逃げてください。\\n こんなところにいたら危険です」",
"368000132_28": "「俺が逃げたら誰が戦うんだよ!\\n あいつらが帰ってくるまで、この街は俺が護るんだ」",
"368000132_29": "「護る……」",
"368000132_30": "「その――ダイナゼノンがあれば戦えるんですかッ!?」",
"368000132_31": "「ああ、約束するぜ!」",
"368000132_32": "「うぉお……っ!?」",
"368000132_33": "「調ちゃん、切歌ちゃんッ!\\n 乗ろうッ ダイナゼンに……ッ」",
"368000132_34": "「……分かりました。\\n この状況で、他にできることはありませんし」",
"368000132_35": "「こうなったら、物は試しデスッ!」",
"368000132_36": "「お前ら……!\\n それじゃ、これを持って教えた通りに叫んでくれ」",
"368000132_37": "「アクセスモード!\\n ダイナダイバー」",
"368000132_38": "「アクセスモードッ!\\n ダイナウイングッ」",
"368000132_39": "「アクセスモードッ!\\n ダイナストライカーッ」",
"368000132_40": "「アクセスモードッ!\\n ダイナソルジャーッ」"
}

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@ -0,0 +1,31 @@
{
"368000211_0": "合体戦姫って、なに?",
"368000211_1": "「これって……ッ!」",
"368000211_2": "「ダイナストライカーが巨大化したデスッ!?」",
"368000211_3": "「わたしたち、その中にいるのッ!?」",
"368000211_4": "「よしっ! 無事乗り込めたみたいだな。\\n それじゃ、合体して一気に――」",
"368000211_5": "「マズい! お前ら避けろ!」",
"368000211_6": "「よ、避けろってどうすれば――ッ!?」",
"368000211_7": "「ひ、左デスッ!」",
"368000211_8": "「み、右にッ!」",
"368000211_9": "「――あいたッ!?」",
"368000211_10": "「なんとか動かせたけど……、\\n と、止まれない――ッ」",
"368000211_11": "「うわああああ……ッ!?」",
"368000211_12": "「合体さえすればなんとかなる!\\n 気合いで操縦して集まるんだ」",
"368000211_13": "「わ、分かったデスッ!」",
"368000211_14": "「はいッ!」",
"368000211_15": "「またアイツが来たデスよッ!」",
"368000211_16": "「させるか――!」",
"368000211_17": "「ガウマさんッ!」",
"368000211_18": "「俺が抑えてる間に立て直せ!\\n おおおおおお――」",
"368000211_19": "「今のうちに、\\n 急がないと……ッ」",
"368000211_20": "「うう……」",
"368000211_21": "「ど、どうすれば歩けるの――ッ!?」",
"368000211_22": "(やっぱりぶっつけ本番は厳しいか!\\n くそ、どうすれば――",
"368000211_23": "「グエェェェェェッ!」",
"368000211_24": "「――あれは!」",
"368000211_25": "「新しい怪獣がッ!?」",
"368000211_26": "「この状況で敵が増えるんデスかッ!?」",
"368000211_27": "「――安心しろ!\\n あいつは俺たちの仲間だ」",
"368000211_28": "「ゴルドバーンが奴を抑えてる間に、\\n 今度こそ合体するぞ」"
}

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@ -0,0 +1,54 @@
{
"368000221_0": "「こっちだ! 集まれ!」",
"368000221_1": "「了解(デス)ッ!」",
"368000221_2": "「グエェェェェェッ!」",
"368000221_3": "「ゴルドバーン……!」",
"368000221_4": "「そんな……」",
"368000221_5": "「来るッ!\\n くう、避けきれな――」",
"368000221_6": "「うわあああ――ッ!」",
"368000221_7": "「――え?\\n ダイナソルジャーが、またオモチャサイズにッ」",
"368000221_8": "「ああああッ! 落ちるぅぅッ!!」",
"368000221_9": "「大変ッ!\\n 響さんが投げ出されたッ」",
"368000221_10": "「ぐほおッ!!」",
"368000221_11": "「……うう……」",
"368000221_12": "「響さん、大丈夫デスかッ!?」",
"368000221_13": "「うん、なんとか……。でも――」",
"368000221_14": "「ダイナソルジャーが小さくなっちまったのか……」",
"368000221_15": "「もう一度……ッ!",
"368000221_16": " ――アクセスモードッ! ダイナソルジャーッ!」",
"368000221_17": "「…………」",
"368000221_18": "「アクセスモードッ! ダイナソルジャー……ッ!",
"368000221_19": " ――どうして反応してくれないの……?」",
"368000221_20": "「まさか、壊れちまったのか!?\\n 仕方ない、お前は離れていてくれ」",
"368000221_21": "「で、でもッ!」",
"368000221_22": "「さっきまで1人で無理してたんだ。\\n あとは俺たちに任せろ」",
"368000221_23": "「そうデスッ!\\n アタシたちはまだ戦えるデスよッ」",
"368000221_24": "「合体のことは忘れろ。このまま行く!\\n お前たちはできる範囲で援護してくれ」",
"368000221_25": "「はいッ!」",
"368000221_26": "「かかってきやがれええええ!」",
"368000221_27": "「みんながピンチなのに、わたしは見ているだけなんて……」",
"368000221_28": "(考えるんだ、わたしッ!\\n なんとかして怪獣と戦う方法は……",
"368000221_29": "(怪獣と戦う――ッ! そうだッ! 前にもこんなことが……。\\n あの時はどうやって戦ったっけ",
"368000221_30": "(あの時わたしは、ヒーローの力と1つになって、\\n 巨大化して……",
"368000221_31": "「手の中でダイナソルジャーが光ってるッ!?\\n これは――」",
"368000221_32": "(感じる、ダイナソルジャーの中にある、\\n 大きな力を……ッ",
"368000221_33": "(力を貸してくれるって言っているの……?)",
"368000221_34": "(それならわたしは、あの時と同じように、\\n 信じて、受け入れて、一緒に戦う――ッ",
"368000221_35": "「――アクセスモードッ!\\n ダイナソルジャーッ」",
"368000221_36": "「できた……ッ!」",
"368000221_37": "「響さんがおっきくなったデスッ!?」",
"368000221_38": "「ダイナソルジャーと、\\n つになることができたみたいッ」",
"368000221_39": "「1つに? どういうことだ!?\\n ダイナソルジャーは無事なんだろうな」",
"368000221_40": "「大丈夫ですッ!\\n 今は、わたしをダイナソルジャーだと思ってくださいッ」",
"368000221_41": "「お前が……、\\n ――それなら、合体もできんのか」",
"368000221_42": "「合体……。",
"368000221_43": " きっと、できますッ!」",
"368000221_44": "「おっきい響さんと合体って、\\n どういうことデスかッ」",
"368000221_45": "「考えるのはあとだ!\\n いいから行くぞ」",
"368000221_46": "「合体――、\\n ダイナゼンッ」",
"368000221_47": "「――これが、ダイナゼノンッ!\\n わたしの中に、みんなの力を感じるよッ」",
"368000221_48": "「これ、アタシたちが響さんのギアに乗ってるデスかッ!?」",
"368000221_49": "「衝撃の体験……」",
"368000221_50": "「見た目は多少違うが、間違いなくダイナゼノンだ!\\n 行くぞ お前ら」",
"368000221_51": "「ダイナゼノン、バトルゴー!!」"
}

View file

@ -0,0 +1,35 @@
{
"368000222_0": "「いい動きじゃねえか、\\n 臨時ダイナソルジャー」",
"368000222_1": "「臨時って……。\\n わたしは、立花響ですッ」",
"368000222_2": "「ちっこいの2人はウェポンで牽制しろ!」",
"368000222_3": "「ちっこいのじゃなくて、暁切歌デスッ!\\n ポチっと押すデースッ」",
"368000222_4": "「月読調です。\\n ……ウェポンは、このトリガーでしょうか」",
"368000222_5": "「――身体のいろんなとこから、いろんな弾が……ッ!」",
"368000222_6": "「当たってねえ! 響はもっと敵を正面に捉えろ!\\n 調に切歌、撃つならタイミングを計れ」",
"368000222_7": "「いつ出るか分からないですよ……ッ!」",
"368000222_8": "「やれって言ったのはそっちデスッ!」",
"368000222_9": "「ビームが出るなんて知りませんでしたし……」",
"368000222_10": "「悪い、説明が足りなかったな……。\\n じゃあ――」",
"368000222_11": "「響!\\n お前はとにかく敵の懐に入れ」",
"368000222_12": "「分かりましたッ!」",
"368000222_13": "「俺たちはそのタイミングでぶっ放すぞ!\\n いいな」",
"368000222_14": "「それなら外すこともなさそうデスねッ!\\n 了解デスッ」",
"368000222_15": "「グエェェェェェッ!」",
"368000222_16": "「ゴルドバーンもッ!\\n 一緒に戦おうッ」",
"368000222_17": "「はあああああ――ッ!」",
"368000222_18": "「――今度こそッ!」",
"368000222_19": "「今だッ!」",
"368000222_20": "「なんとかビームッ!」",
"368000222_21": "「クリス先輩風乱れ撃ちを受けるデースッ!\\n 全部乗せをくらいやがれデースッ」",
"368000222_22": "「こいつもくらえ!」",
"368000222_23": "「グエェェェェェッ!」",
"368000222_24": "「――あと少しッ!」",
"368000222_25": "「トドメだ、\\n 変形するぞ」",
"368000222_26": "「変形ッ!?」",
"368000222_27": "「――本当の力を見せてやる!」",
"368000222_28": "「これは――ッ!」",
"368000222_29": "「合体強竜・ダイナレックス!\\n 響、最後の技は――」",
"368000222_30": "「分かりますッ!\\n なんとなく……ッ」",
"368000222_31": "「上等だ!\\n いくぞ 必焼大火炎」",
"368000222_32": "「レックスロア――ッ!!」"
}

View file

@ -0,0 +1,55 @@
{
"368000311_0": "人助けって、なに?",
"368000311_1": "「お前たちのおかげで怪獣を倒せた。\\n 礼を言わせてくれ」",
"368000311_2": "「それと、頼む。これからもダイナゼノンに乗って、\\n 俺と一緒に戦ってくれないか」",
"368000311_3": "「これからも一緒にと言われても……」",
"368000311_4": "「そもそも何が起きているのか、\\n チンプンカンプンデスよ」",
"368000311_5": "「……えっと、\\n まずは事情を教えてもらえませんか」",
"368000311_6": "「…………」",
"368000311_7": "「ダイナソルジャー、ダイナウイング、ダイナストライカーには\\n ついこの間まで、俺の仲間たちが乗ってたんだ」",
"368000311_8": "「だけど、今倒した奴とは違う、別の怪獣との戦いで、\\n 全員行方不明になっちまった……」",
"368000311_9": "「行方不明……って、何があったんデス?」",
"368000311_10": "「……怪獣に負けたあと、ダイナゼノンの巨大化が解かれて、\\n 俺たちは、外に投げ出されて……」",
"368000311_11": "「目の前が激しく光ったと思ったら、みんな消えちまってた。\\n 俺らとゴルドバーンだけ残してな……」",
"368000311_12": "「わたしたちがこっちに来た時と、似てる……」",
"368000311_13": "「なに!? じゃあ、あいつらがどうなったか分かるか!?\\n あいつらは、<ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちは無事なのか!?」",
"368000311_14": "「それに、『こっち』ってどういうことだ!?」",
"368000311_15": "「お、落ち着いてくださいッ!\\n 信じてもらえないかもしれませんけど――」",
"368000311_16": "「……実はですね。\\n わたしたちは、この世界の人間じゃないんですッ」",
"368000311_17": "「……どういうことだ?」",
"368000311_18": "「あのですね――」",
"368000311_19": "「――といった感じで、\\n 気づいたらここに……」",
"368000311_20": "「そういうことだったのか……。\\n それじゃ<ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちも、並行世界に飛ばされたかもしれないんだな」",
"368000311_21": "「すんなりと並行世界のことを理解してくれたんデスか?\\n 見た目と違って物分かりのいい人みたいデス」",
"368000311_22": "「――まあな」",
"368000311_23": "「よしっ! それじゃ、サクッと並行世界に行って\\n <ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちを連れ戻して――!」",
"368000311_24": "「だから、アタシたちも戻り方が分からないんデスよッ!」",
"368000311_25": "「だったな……」",
"368000311_26": "「それならなおのことだ。さっきも言ったが、俺と一緒に\\n ダイナゼンに乗ってくれないか」",
"368000311_27": "「並行世界に飛ばされたのは怪獣の力だ。\\n だったら、その怪獣を倒せば戻れるかもしれねえ」",
"368000311_28": "「頼む、奴を倒すには、\\n お前らの力が必要なんだ……」",
"368000311_29": "「もちろん、協力させてくださいッ!」",
"368000311_30": "「アタシたちもそれで帰れるかもしれないデスし」",
"368000311_31": "「自分たちの世界じゃないとは言え、\\n 暴れる怪獣を放っておけないしね」",
"368000311_32": "「お前ら……、本当にいいやつらだな!\\n よしっ 俺たちはこれから同じ隊の仲間だ」",
"368000311_33": "「一緒に怪獣をぶっ倒すぞ!」",
"368000311_34": "「了解(デース)ッ!」",
"368000311_35": "「ガウマさんがリーダーだから……ガウマ隊デスねッ!」",
"368000311_36": "「なんでそれを――!?」",
"368000311_37": "「……どうかしましたか?」",
"368000311_38": "「……いや、なんでもねぇ。……ガウマ隊か……。",
"368000311_39": " そうだよな! いい名前だよなガウマ隊!!」",
"368000311_40": "「予想以上に喜んでもらえて嬉しいデスッ!」",
"368000311_41": "「そうと決まればさっそくダイナゼノンの\\n 操縦訓練に行こうぜ」",
"368000311_42": "「お腹の虫に返事させたのは誰デスッ!?」",
"368000311_43": "「ごめんッ! 今のはわたし……」",
"368000311_44": "「そっか、お弁当をあげちゃったから……」",
"368000311_45": "「あ、あの弁当か!\\n く……、重ね重ね、すまねぇ」",
"368000311_46": "「分かった、俺が食いもんを探してきてやる!\\n ちょっと待ってろ」",
"368000311_47": "「えッ!? そんな――、ガウマさんッ!?」",
"368000311_48": "「行っちゃった……」",
"368000311_49": "1時間後――",
"368000311_50": "「戻ってこないデスね……」",
"368000311_51": "「わたしもう、お腹が空きすぎて倒れそう……」",
"368000311_52": "「諦めて、\\n 自分たちでどうにかしましょうか……」"
}

View file

@ -0,0 +1,17 @@
{
"368000321_0": "「くッ! この怪物は一体――ッ!」",
"368000321_1": "「倒しても倒してもどこからか湧いてきやがるッ!」",
"368000321_2": "「あの子たちの失踪と入れ替わりで\\n 現れたのも気になるわッ」",
"368000321_3": "「響……、それに調ちゃんと切歌ちゃんも、無事でしょうか?」",
"368000321_4": "「大丈夫よ。きっと。\\n あの子たちだもの」",
"368000321_5": "「…………」",
"368000321_6": "「小日向、呆けるなッ!」",
"368000321_7": "「――ッ!?」",
"368000321_8": "「立花たちを心配する気持ちはわたしも同じだ」",
"368000321_9": "「だが、今はこの面妖な敵を倒す事に集中しろ。\\n 戦場に憂事を持ち込むと、思わぬ不覚をとることになる」",
"368000321_10": "「翼さん……。",
"368000321_11": " はい、分かりましたッ!」",
"368000321_12": "「ち、まだ終わらねーってか……」",
"368000321_13": "「あのバカたちを探すためにも、\\n コイツらをとっとと片付けないとなッ」",
"368000321_14": "「そうね、建物や車が出現した異常現象の調査も進めましょう。\\n そうすればきっと、あの子たちの消息もつかめるわ」"
}

View file

@ -0,0 +1,38 @@
{
"368000322_0": "「やっと片付いたみたいね」",
"368000322_1": "「しかしありゃなんだ?\\n 戦った感じ、アレを思い出しちまったが……」",
"368000322_2": "「形は違うが、以前ハイパーエージェントたちと共に倒した\\n 怪獣にどことなく似ているな……」",
"368000322_3": "「響が巨大化した時の?\\n だったら、また誰かの孤立世界が関係しているのでしょうか」",
"368000322_4": "「いや、まだ結論付けるのは早計だろう。\\n 今回はビルや車が突然出現した現象の謎もある……」",
"368000322_5": "「皆、よくやってくれた」",
"368000322_6": "「敵は、以前報告に上がっていた怪獣に似ているらしいな」",
"368000322_7": "「だとすれば、今後小型の個体だけではなく、\\n 以前のように大型の個体が出現する可能性もある」",
"368000322_8": "「……そりゃ、骨が折れそうだな」",
"368000322_9": "「全くだ。しかし、好き勝手に暴れさせるわけにはいかん。\\n いつ現れてもいいように、油断だけはするなよ」",
"368000322_10": "「はい、胆に銘じておきます」",
"368000322_11": "「……あの、響たちの消息なんですけど――」",
"368000322_12": "「残念ながら、まだ分かっていない」",
"368000322_13": "「現在、各地の監視カメラ映像を取り寄せて、\\n 響くんたちの行方を捜索しているところだ」",
"368000322_14": "「あたしたちも、手掛かりを捜してみるか」",
"368000322_15": "「そうだな。何かに巻き込まれたならば、\\n 痕跡が残っているかもしれない」",
"368000322_16": "「賛成よ。\\n まずはあの子たちの足取りを追うことから始めましょう」",
"368000322_17": "「確か、響が行くって言ってたのは……」",
"368000322_18": "「リディアン音楽院、商店街、公園、そしてS.O.N.G.の順か……」",
"368000322_19": "「S.O.N.G.に入った記録はないから、除外するとして……、\\n 時間的には商店街辺りにいた可能性が高いんじゃないかしら」",
"368000322_20": "「街でおかしな現象が発生し、騒ぎになっていたはずだ。\\n 立花の性格なら、現場に行った可能性も高いだろう」",
"368000322_21": "「人助けが趣味とか言って憚らないやつだ。\\n 騒ぎを聞きつけてりゃ間違いなく行くだろうな」",
"368000322_22": "「ならばわたしは街で起きた異変の現場に向かおう」",
"368000322_23": "「それじゃ、あたしは商店街を当たってみる」",
"368000322_24": "「お願いします。わたしは学院から順に\\n 響たちの行動を辿ってみます」",
"368000322_25": "「なら、わたしは公園ね。\\n 何か痕跡が残っていればいいけど……」",
"368000322_26": "「何か分かった場合や、人手が必要な場合はこちらにも\\n 伝えてくれ。すぐに対処する」",
"368000322_27": "「はい、もちろんです」",
"368000322_28": "「では調査を開始する。\\n それぞれ、発見があったら通信で知らせ合うとしよう」",
"368000322_29": "「お弁当を持って出たらしいから、食べるとしたらここね?」",
"368000322_30": "「あの子たちが静かに食べてたとは思えないし、見かけた人が\\n いないか聞き込みしてみようかしら……」",
"368000322_31": "「忘れ物、回収されてるってことは学院内で\\n 何かあったわけじゃ無さそう……。商店街かな」",
"368000322_32": "「この辺りじゃないか……。\\n いつもの食べ歩きルートかと思ったんだけどな……」",
"368000322_33": "「無秩序に現れた建物の一部や車、木や看板もか……。\\n やはり、立花たちの失踪と無関係とは考えにくいな」",
"368000322_34": "「なんだ、この場所は……ッ!?\\n 蜃気楼のように、うっすらと森が見える……」",
"368000322_35": "(この空間の揺らぎの先に見える景色は、一体――)"
}

View file

@ -0,0 +1,81 @@
{
"368000411_0": "その焦りって、なに?",
"368000411_1": "一方、響たち",
"368000411_2": "怪獣との戦いの翌日――",
"368000411_3": "「ガウマさーん、いませんかーッ!」",
"368000411_4": "「たのもーデースッ!」",
"368000411_5": "「よう、お前ら」",
"368000411_6": "「ええッ! ガウマさん、そんな所から……。\\n もしかして橋の下に住んでるんですか」",
"368000411_7": "「おう、ちょっとうるせぇが、川も近くて便利だぞ。\\n で、約束した食いもんを取りに来たのか」",
"368000411_8": "「昨日はごめんなさいッ!\\n ガウマさんのこと待ちきれなくて……」",
"368000411_9": "「いや、俺の方こそすまねぇ。\\n なかなかうまく獲れなくてな……」",
"368000411_10": "「それに書き置きもしてくれてただろ。\\n だからこっちも事情は分かった。気にするな」",
"368000411_11": "「<ruby=ゆめ>夢芽</ruby>もこんくらい気を遣ってくれりゃな……」",
"368000411_12": "「ところで『うまく獲れなかった』ってどういうことデス?」",
"368000411_13": "「ああ、ついさっきやっと獲れたところだ。\\n ――ほら、そこにあるだろ」",
"368000411_14": "「なんかちっさいカニが動いてるデスッ!?」",
"368000411_15": "「もしかして一晩中カニを獲ってたんですか……?」",
"368000411_16": "「あの弁当の代わりにお前たちに食料を獲ってくるって\\n 約束したからな」",
"368000411_17": "「それじゃ早速メシにするか?\\n 獲れたてだから新鮮さは保証するぞ」",
"368000411_18": "「いえ、宿で食べてきちゃったので……。\\n せっかく用意してくれたのにごめんなさいッ」",
"368000411_19": "「もう食ったんならいいんだ。\\n それじゃ、これは俺の朝飯にするか」",
"368000411_20": "「わたし、調理しましょうか……?」",
"368000411_21": "「いいっていいって。――いただきます!」",
"368000411_22": "「ええッ! 生のまま食べるんですか?」",
"368000411_23": "「(バリッ! ボリッ!)\\n コイツらには、前にも助けられてんだよ」",
"368000411_24": "「…………」",
"368000411_25": "「さて、そんじゃ操縦訓練を始めるか。\\n ここなら大丈夫だから、俺に続いてくれ」",
"368000411_26": "「――アクセスモード、ダイナダイバー!」",
"368000411_27": "「――アクセスモード、ダイナウイングッ!」",
"368000411_28": "「――アクセスモード、ダイナストライカーデスッ!」",
"368000411_29": "「――アクセスモード、ダイナソルジャーッ!」",
"368000411_30": "「よおし、無事乗り込めて――",
"368000411_31": " ねぇな……」",
"368000411_32": "「……え?」",
"368000411_33": "「ちゃんと成功してるデスよ?」",
"368000411_34": "「なんで、わたしだけ……」",
"368000411_35": "「この前は、もっとゴテゴテしたの着てなかったか?」",
"368000411_36": "「あ、そっか……あの時はギアを纏ってたんだった。\\n ちょっと待ってください」",
"368000411_37": "「よし、もう一度やってみてくれ」",
"368000411_38": "「はいッ!\\n アクセスモード、ダイナソルジャーッ」",
"368000411_39": "「どうしてアクセスできないんだろう……」",
"368000411_40": "「分からねえ。けど、この前は戦えたんだ。\\n 怪獣が現れた時なら、なんとかなるのかもしれねえ」",
"368000411_41": "「普通のアクセスじゃなかったし、何かしら精神的な\\n 高まりが必要なんじゃねえか ま、全部推測だけどな」",
"368000411_42": "「そう言われても……」",
"368000411_43": "「仕方ない、響は見学しててくれ。\\n 今日の訓練はこっちの人中心にやろう」",
"368000411_44": "「了解デースッ!」",
"368000411_45": "「お願いします」",
"368000411_46": "「ああ、それじゃ早速始めるぞ!」",
"368000411_47": "「次行くぞ!\\n そこでターンだ」",
"368000411_48": "「ハ、ハンドルが重くて……ッ!」",
"368000411_49": "「き、切ちゃんッ! 大丈夫ッ!?」",
"368000411_50": "「地面がぐるぐる回ってるデス……。\\n きゅう……」",
"368000411_51": "「休んでる暇はねえぞ! 次はお前の番だ!」",
"368000411_52": "「ダイナウイングの機動性なら、\\n このくらい――」",
"368000411_53": "「やったッ!\\n ――えッ」",
"368000411_54": "「きゃああああ――ッ!? うう……」",
"368000411_55": "「気を抜くなっつったろうが……!」",
"368000411_56": "「2人とも立て! まだまだ訓練はこれからだぞ!」",
"368000411_57": "「と、とんだスパルタ特訓デスよ……」",
"368000411_58": "「司令を思い出すね……」",
"368000411_59": "「あの、ガウマさん……。調ちゃんと切歌ちゃんも、\\n 疲れてるみたいなので、少し休憩とか……」",
"368000411_60": "「時間がねえんだ。\\n せめて操縦に戸惑わなくなるまでは、頑張ってくれ」",
"368000411_61": "「で、でも――」",
"368000411_62": "「大丈夫デス……。アタシはまだまだやれるデスよッ!」",
"368000411_63": "「わたしも……。厳しいのは望むところ」",
"368000411_64": "「2人とも……。\\n 分かった、応援してるからねッ」",
"368000411_65": "「次は――」",
"368000411_66": "「あうう、手にマメができそうデス……」",
"368000411_67": "「気持ち悪い……」",
"368000411_68": "「もう一度だ!\\n もっとスムーズに操縦できるようになってくれ」",
"368000411_69": "「ガウマさんッ!\\n やっぱりちょっとだけ休憩しましょうッ」",
"368000411_70": "「だから時間が……」",
"368000411_71": "「どうしてそんなに焦ってるんですか……?」",
"368000411_72": "「……いつ、あの怪獣が――。\\n 俺の仲間をやった奴が現れるか分からないからだ」",
"368000411_73": "「奴を倒すには、お前たちの力が必要だ。\\n そのためにも、もっと強くなってもらわなきゃならねぇ……」",
"368000411_74": "「……でも、こんな状態じゃ、\\n 急に怪獣が現れても戦えないですッ」",
"368000411_75": "「また地面が回ってるデスよ……」",
"368000411_76": "「うん……。ぐるぐるしてるね……」",
"368000411_77": "「……すまねぇ。お前の言うとおりだな。\\n 初日から、飛ばし過ぎてたみたいだ……」",
"368000411_78": "「少し休憩にしよう。俺が悪かった……」"
}

View file

@ -0,0 +1,66 @@
{
"368000421_0": "「操縦って難しかったんデスね……」",
"368000421_1": "「うん、もっと思った通りに動かせると思ってた……」",
"368000421_2": "「慣れりゃなんとかなるさ。\\n <ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちだって、最初はメチャクチャ下手クソだったしな」",
"368000421_3": "「そのヨモギさんって、ガウマさんの仲間ですか?\\n あの、どんな人なんですか」",
"368000421_4": "「<ruby=よもぎ>蓬</ruby>はそうだな……俺の命の恩人だ。バイトばっかしてるし\\n 一見ウジウジして見えるが、実は熱いやつだ」",
"368000421_5": "「他には?」",
"368000421_6": "「<ruby=ゆめ>夢芽</ruby>だろ。アイツはすぐ約束を破るとんでもねぇ女で\\n いっつもどこか不満そうにしてるが、でも実は熱いやつだ」",
"368000421_7": "「あと<ruby=こよみ>暦</ruby>な。働くのが大嫌いな怠け者で、言い訳は多いし\\n 逃げ口上ばっか達者なんだが、本当はすげぇ熱いやつだ」",
"368000421_8": "「最後はちせ。背は小せぇし、寂しがり屋ではあるが、\\n 実は行動力に溢れた熱いやつだ」",
"368000421_9": "「アハハ……。\\n ガウマさんの仲間って、みんな熱い人なんですね」",
"368000421_10": "「それに仲間のみんなが大好きだってことが、\\n よぉく伝わってきました」",
"368000421_11": "「そ、そんなんじゃねぇだろ?」",
"368000421_12": "「グエェェェェェッ!」",
"368000421_13": "「あ、ゴルドバーン。\\n ……って、あれ 誰か乗ってる……」",
"368000421_14": "「……放し飼いにするな」",
"368000421_15": "「飼ってねぇよ! けどまあ、ちせが戻るまでは\\n 俺が面倒見るしかねぇか……」",
"368000421_16": "「えっと……?」",
"368000421_17": "「おう、こいつはナイト。一応仲間だ。\\n あと、こいつのツレの妙な女が人……で、俺の仲間は全員だな」",
"368000421_18": "「2代目のことを下品に言うな」",
"368000421_19": "「……仲間の紹介をしてたんだよ。\\n いちいち噛みついてくんじゃねぇよ」",
"368000421_20": "「ん?\\n コイツらは……」",
"368000421_21": "「ああ、臨時メンバーとしてダイナゼノンに\\n 乗ってもらってる。響、切歌、調だ」",
"368000421_22": "「暁切歌デスッ!\\n ガウマ隊のムードメーカーとはアタシのことデスッ」",
"368000421_23": "「わたしは月読調です。\\n ダイナウイングやらせてもらってます」",
"368000421_24": "「立花響ですッ! 趣味は人助けですッ!\\n よろしくお願い――」",
"368000421_25": "「……いや、お前とは面識がある」",
"368000421_26": "「……え? わたしですかッ!?\\n あの、どちらさまで……」",
"368000421_27": "「――グリッドナイトだ」",
"368000421_28": "「グリッドナイトッ!?\\n でも、その姿は……」",
"368000421_29": "「どちらも俺自身だ」",
"368000421_30": "「なぜお前たちがここにいる?」",
"368000421_31": "「それは――」",
"368000421_32": "「気が付けば飛ばされていた……か……」",
"368000421_33": "「……どう思う?\\n 俺は<ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちを消した怪獣の仕業だと思うが……?」",
"368000421_34": "「同じ怪獣の能力のように見えるな」",
"368000421_35": "「でもアタシたち、\\n もとの並行世界で怪獣とは戦ってないデスよ」",
"368000421_36": "「能力に巻き込まれただけということもあり得る。\\n 怪獣が能力を調整できるとも限らないからな」",
"368000421_37": "「大雑把な野郎だな」",
"368000421_38": "「怪獣も、お前にだけは言われたくないと思うが……」",
"368000421_39": "「なんだと!」",
"368000421_40": "「まぁまぁ……。",
"368000421_41": " ナイトさんは、わたしたちが帰る方法に見当がつきますか?」",
"368000421_42": "「その能力を持つ怪獣を倒すしかあるまい」",
"368000421_43": "「結局、それしかないんですね……」",
"368000421_44": "「ところで……来たのはお前たちだけか?\\n アイツは一緒ではないのか」",
"368000421_45": "「アイツ……? ああッ! 翼さんのことですか?\\n ナイトさんは以前、翼さんと一緒に戦ってましたもんね」",
"368000421_46": "「残念ながら、翼さんは一緒じゃなかったのデス……」",
"368000421_47": "「そうか……アイツもいれば、俺もまた戦う力を\\n 取り戻せるかと思ったが……」",
"368000421_48": "「ナイトさん……戦えない状態なんですか?」",
"368000421_49": "「ああ。転送能力を持つ怪獣と戦って以降な」",
"368000421_50": "「……俺のせいで……大怪我させちまったことが原因だ。\\n ……すまねぇ……」",
"368000421_51": "「俺の招いたことだ。\\n 何度も言わせるな」",
"368000421_52": "「グエェェェェェッ!」",
"368000421_53": "「ゴルドバーン、どうしたデスか?」",
"368000421_54": "「山を越えた向こう側に煙が見えます――ッ!」",
"368000421_55": "「街にまた怪獣が現れたのか! お前ら、急いで戻るぞ!\\n 響はひとまず、俺と一緒にダイナダイバーに乗れ」",
"368000421_56": "(わたしだって、役に立ちたいのに……ッ!)",
"368000421_57": "「あッ! ダイナソルジャーが光ってるッ!\\n 今ならもしかしてッ……」",
"368000421_58": "「どうした響? 急げ!」",
"368000421_59": "「待ってください。",
"368000421_60": " アクセスモード・ダイナソルジャーッ!」",
"368000421_61": "「おぉッ! 響さんがアクセスに成功したデスッ!」",
"368000421_62": "「これで、またダイナゼノンに合体できる……ッ!」",
"368000421_63": "(やっぱり、ダイナソルジャーは\\n わたしの想いに応えて力を貸してくれてるのかも……"
}

View file

@ -0,0 +1,11 @@
{
"368000422_0": "「こいつ、昨日も倒したはずだろ!?\\n なんでまた現れたんだ」",
"368000422_1": "「同じタイプの怪獣がたくさんいるんでしょうか?」",
"368000422_2": "「アタシ、この前アニメで見たデスッ!\\n 忍者は分身して増えるデスッ」",
"368000422_3": "「増えたッ!?」",
"368000422_4": "「やっぱり分身したデスッ! 忍者怪獣デースッ!」",
"368000422_5": "「切ちゃん、これはどちらかと言うと分裂……?」",
"368000422_6": "「どっちでもいい! 分身でも分裂でも、\\n とにかく全部を消し炭にしちまえば、それで終わりだ」",
"368000422_7": "「分かりましたッ!」",
"368000422_8": "「もう一度行くぞ!\\n ダイナゼ バトルゴー」"
}

View file

@ -0,0 +1,28 @@
{
"368000431_0": "「グエェェェェェッ!」",
"368000431_1": "「いいぞ!\\n 響、この隙に特大のをたたき込め」",
"368000431_2": "「吹き飛べぇぇぇッ!」",
"368000431_3": "「トドメは――」",
"368000431_4": "「――アタシたちデスッ!」",
"368000431_5": "「フルバースト(デス)――ッ!」",
"368000431_6": "「たーまやーデスッ!」",
"368000431_7": "「かーぎやー」",
"368000431_8": "「よくやった! お前ら!」",
"368000431_9": "「くっ……、俺も参戦できれば……」",
"368000431_10": "「あの怪獣の能力、いいね」",
"368000431_11": "「貴様は怪獣優生思想の……。\\n 怪獣を操っているのは貴様か すぐにやめろ」",
"368000431_12": "「ムリだよ。\\n あの怪獣は、俺が操ってるわけじゃないから……」",
"368000431_13": "「貴様の仲間が操っている可能性もある!」",
"368000431_14": "「少なくとも、今この世界に仲間はいないよ。ジュウガたちは、\\n 怪獣の能力に巻き込まれて並行世界に飛ばされたみたいだから」",
"368000431_15": "「なに……!?」",
"368000431_16": "「あの怪獣も、君たちが敗北したこの前の怪獣も、\\n 誰にも操られていない。彼らは自分の意思で暴れてるんだ」",
"368000431_17": "「信じられないなら、周囲に\\n ジュウガたちがいないかを探してみればいいよ」",
"368000431_18": "「インスタンス・ドミネーションは、見える場所からでないと\\n 怪獣を操れないから」",
"368000431_19": "(嘘を吐いているようには見えないが……、\\n 捜索しないわけにもいかんな……",
"368000431_20": "「疑り深いな……」",
"368000431_21": "「ええッ! まだ出てくるのッ!?」",
"368000431_22": "「少しくらい、勝利の余韻に浸らせてほしいデスッ!」",
"368000431_23": "「くそ! 倒すたびに増えやがるのかよ!\\n どうなってんだ……」",
"368000431_24": "「理由は分からないけど、怪獣を放ってはおけませんッ!」",
"368000431_25": "「……そうだな。\\n 増えるなら、何度でも倒してやりゃあいい」"
}

View file

@ -0,0 +1,56 @@
{
"368000432_0": "「チッ、ついに倒した途端に次が現れるように\\n なりやがったか……」",
"368000432_1": "「先が見えない……」",
"368000432_2": "「やるしかねぇだろ!\\n 倒し続けりゃ、そのうち分裂できなくなるかもしれねぇ」",
"368000432_3": "「ま、待つデスよッ!\\n 体じゃすまないみたいデスッ」",
"368000432_4": "「全部合わせて……、5体……?」",
"368000432_5": "「か、怪獣のくせに戦隊気取りデスかッ!」",
"368000432_6": "「おおおおおお、落ち着け!\\n 体でも体でも、た、たたたた大して変わらねぇ」",
"368000432_7": "「ガウマ隊長こそ落ち着くデスッ!」",
"368000432_8": "「いくら少しは慣れた相手だっていっても、\\n こんなに増えられたら……」",
"368000432_9": "「くそ! 上等だ!\\n ――とにかく体ずつ片付けるぞ」",
"368000432_10": "「で、でもまた増えたら――」",
"368000432_11": "「それでも倒し続けてりゃ、いつか減るはずだ!」",
"368000432_12": "「やってやれねぇことはねぇ!",
"368000432_13": " 気合い入れろ! ダイナゼノン! バトルゴー!」",
"368000432_14": "「牽制をお願いッ!\\n 体ずつ分散させて、叩かないとッ」",
"368000432_15": "「了解デスッ! ……ポチっとなデスッ!」",
"368000432_16": "「なんとかビーム……ッ!」",
"368000432_17": "「ありがとッ!\\n この隙に――ッ」",
"368000432_18": "「まずはこの1体を――ッ!」",
"368000432_19": "「響さんッ! 後ろにも敵がッ!」",
"368000432_20": "「ええッ!?」",
"368000432_21": "「大丈夫だ! 無視しろ!\\n ――ゴルドバーンが動いてる」",
"368000432_22": "「一気に決めるぞ!」",
"368000432_23": "「はいッ! はああああ――ッ!」",
"368000432_24": "「――倒したッ! 次は――ッ!」",
"368000432_25": "「分裂する隙なんて与えるな!\\n 突っ込め――」",
"368000432_26": "「おおおおおおお――ッ!」",
"368000432_27": "「2体目撃破デスッ!」",
"368000432_28": "「続けて3体目を――、なッ!?」",
"368000432_29": "「くそっ! 結局振り出しか……」",
"368000432_30": "「こんな早さで増えられたら、倒しきることなんて……」",
"368000432_31": "「……となりゃあ、作戦変更だ。\\n 大技で一気に片付けるしかねぇ」",
"368000432_32": "「ゴルドバーンと協力して、敵を一箇所に集めるんだ。\\n そこをレックスロアーで一気に焼き払う」",
"368000432_33": "「あの……、ゴルドバーンが……」",
"368000432_34": "「ええッ!? ゴルドバーンが……どこかへ飛んで……」",
"368000432_35": "「行っちゃったデス……」",
"368000432_36": "「くっ……。仕方ねぇ!\\n やっぱり元の作戦で行くぞ こうなりゃ持久戦だ」",
"368000432_37": "「倒した分だけ増えて、元通り……。\\n 何回繰り返す気デスかッ」",
"368000432_38": "「このまま持久戦を続けても、こちらが不利になるだけ……」",
"368000432_39": "「うぐッ!?",
"368000432_40": " くッ……、このお――ッ!」",
"368000432_41": "「はあッ、はあッ……」",
"368000432_42": "「もう、響さんがいっぱいいっぱいデスよッ!」",
"368000432_43": "「エネルギー、じゃなくて体力がもう……」",
"368000432_44": "「こんな状況はさすがに想定してなかったからな……。\\n せめてゴルドバーンが戻ってきてくれれば――」",
"368000432_45": "「うぐッ……」",
"368000432_46": "「囲まれてるデスッ! 抜け出さないと――ッ!」",
"368000432_47": "「動こうにも、これじゃ――ッ!」",
"368000432_48": "「グエェェェェェッ!」",
"368000432_49": "「ゴルドバーンか! やっと戻って――!」",
"368000432_50": "「立花――ッ!\\n 今行くぞッ」",
"368000432_51": "「翼さんッ!?」",
"368000432_52": "「待たせたな。",
"368000432_53": " 風鳴翼――、いや、グリッドバーンナイト、助太刀するッ!」"
}

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@ -0,0 +1,40 @@
{
"368000511_0": "劇的な再会って、なに?",
"368000511_1": "数十分前――",
"368000511_2": "(怪獣が見える範囲は概ね探したが……。\\n 本当に操られているわけではないのか……",
"368000511_3": "「――!?\\n 今、何かが――、向こうに」",
"368000511_4": "「……これは――」",
"368000511_5": "(なんだ、これは……。\\n 時空が揺らいで……",
"368000511_6": "(あの姿は……!)",
"368000511_7": "「おい! 聞こえるか!」",
"368000511_8": "(反応がない……。声は届いてないのか?\\n だが、アイツなら――きっと俺に気づいてくれるはずだ",
"368000511_9": "「――風鳴翼! こっちを見ろ!」",
"368000511_10": "(この空間の揺らぎは一体……)",
"368000511_11": "(――ッ!\\n 向こうに、何かが――",
"368000511_12": "「――風鳴翼! こっちを見ろ!」",
"368000511_13": "「な――ッ!?\\n 誰だッ」",
"368000511_14": "「聞こえるか? 俺の声が」",
"368000511_15": "「その声、どこかで……。\\n 初めて見る者なのに、わたしはあなたを知っている……」",
"368000511_16": "「知っていて当然だ。\\n 俺は孤立世界で、お前と共に戦ったのだからな」",
"368000511_17": "「共に戦った……?\\n ――まさかッ その声、グリッドナイトなのかッ」",
"368000511_18": "「久しいな――いや、今はそれどころではない。\\n お前の仲間たちが危機を迎えている。お前の力を貸してほしい」",
"368000511_19": "「立花たちがッ!? そちらにいるのですかッ!」",
"368000511_20": "「怪獣との戦いで窮地に陥っている。\\n 助けたいが、俺は今、戦う術を失っている」",
"368000511_21": "「だから、お前の力が必要なんだ!」",
"368000511_22": "「是非もありません。\\n しかし、どうやってそちらに――」",
"368000511_23": "「この手を……取れ!」",
"368000511_24": "(グリッドナイト、かけがえのない仲間を護る剣となるために\\n わたしを導いてくださいッ",
"368000511_25": "「手を取ったぞ!\\n 一気に引き込む……」",
"368000511_26": "(この感覚には覚えがある……。繋いだ手から、\\n グリッドナイトの存在が流れ込んでくる――ッ",
"368000511_27": "(受け入れてくれ。俺の力を――!)",
"368000511_28": "「ここは……、\\n それに、この姿は――ッ」",
"368000511_29": "「……無事に世界を渡り、あなたとの融合も果たしたのですね。",
"368000511_30": " それで、立花たちは――」",
"368000511_31": "(街の方だ。まだ、戦っている)",
"368000511_32": "「分かりました。すぐに助太刀に――」",
"368000511_33": "「グエェェェェェッ!」",
"368000511_34": "「なッ!? 空飛ぶ怪獣だとッ!?」",
"368000511_35": "(焦るな。あれは俺たちの仲間、ゴルドバーンだ)",
"368000511_36": "「わたしを運んでくれるというのか……。",
"368000511_37": " 頼んだぞ、ゴルドバーンッ!」"
}

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@ -0,0 +1,13 @@
{
"368000521_0": "「そうやってグリッドナイトが、\\n わたしをこの世界に導いてくれたのだ」",
"368000521_1": "「ゴルドバーン、お前迎えに行ってくれてたんだな……」",
"368000521_2": "「にしてもお前、その姿……。\\n まさかアイツと融合してんのか」",
"368000521_3": "「はい。その通りです」",
"368000521_4": "「立花、そちらも色々とあったようだな」",
"368000521_5": "「はいッ! 今の人は怪獣使いのガウマさん、\\n 調ちゃんと切歌ちゃんもわたしの中にいますッ」",
"368000521_6": "「月読も暁も無事だったか。\\n ペンダントも持たず……皆、心配していたんだぞ」",
"368000521_7": "「来てもらって早々で悪いが、そのナリを見る限り\\n あの怪獣の相手も、期待していいんだな」",
"368000521_8": "「ここは俺たちにまかせろ。\\n と、グリッドナイトが言っています」",
"368000521_9": "「戦えるようになったからって、急に張り切んじゃねぇよ!\\n 俺らも負けてらんねぇぞ」",
"368000521_10": "「――さあ、第二ラウンドの開始だ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,17 @@
{
"368000522_0": "「……なるほど。\\n 体でも残っていれば分裂し増える敵ということか」",
"368000522_1": "「そうなんですッ! だからキリがなくて――」",
"368000522_2": "「ならば敵をまとめて、刹那のうちに斬り捨てるのみだ。\\n 行けるな、立花ッ」",
"368000522_3": "「はいッ!」",
"368000522_4": "「……おい、それ俺が考えた作戦と同じだからな!」",
"368000522_5": "「ガウマ隊長、細かいことは言いっこなしデスッ!」",
"368000522_6": "「翼さんにゴルドバーンもいる今なら、やれるッ!」",
"368000522_7": "「まずは怪獣を追い詰めるッ!\\n ――合わせろッ」",
"368000522_8": "「わたしはこっちからッ!\\n 吹っ飛べ――ッ」",
"368000522_9": "「次だッ! もう一度――ッ!」",
"368000522_10": "「そこへ、なおれええぇぇ――ッ!」",
"368000522_11": "「怪獣を一箇所に集めたぞッ! ――今こそ好機だッ!」",
"368000522_12": "「――ああ、待ってたぜ! コイツでトドメだ!」",
"368000522_13": "「必焼、大火炎ッ!\\n レックスロア――ッ」",
"368000522_14": "「グリッドナイトサーキュラ―――ッ!」"
}

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@ -0,0 +1,49 @@
{
"368000531_0": "「お前のおかげで俺も戦うことができた。\\n 礼を言わせてくれ」",
"368000531_1": "「いや、わたしこそ感謝しています。\\n あなたのおかげで仲間の危機に駆けつけることができた」",
"368000531_2": "「さっきの怪獣……。\\n また怪獣優生思想の奴らが操ってたのか――」",
"368000531_3": "「周辺を探ってみたが、シズム以外の姿は見ていない。\\n そしてシズムも怪獣を操っているようには見えなかった」",
"368000531_4": "「怪獣優生思想には、シズムの野郎以外にもあと3人いるぞ」",
"368000531_5": "「例の怪獣の能力で消されたそうだ」",
"368000531_6": "「マジかよ!?」",
"368000531_7": "「あの……、怪獣優生思想の人って、\\n 怪獣に味方してるんですよね」",
"368000531_8": "「自分の仲間が怪獣に消されちゃって……、\\n それでも怪獣の側につくんですか」",
"368000531_9": "「……それが怪獣優生思想だからな。\\n 理屈で動いてるわけじゃねぇんだ……」",
"368000531_10": "「そんな……」",
"368000531_11": "「……そうだ、翼さん。\\n わたしたちの世界のみんなの様子を教えてもらえませんか」",
"368000531_12": "「ああ。\\n 実は、向こうにも怪獣が現れているのだ」",
"368000531_13": "「ええッ!?\\n どうしてそんなことになってるデスかッ」",
"368000531_14": "「分からないが、一連の異変と立花たちがこちらに来てしまった\\n ことは無関係ではないだろう」",
"368000531_15": "「わたしたちは怪獣の対処をしながら、立花たちの痕跡を\\n 探していたところだったんだ」",
"368000531_16": "「じゃあさっそく戻って、S.O.N.G.に報告しないとッ!」",
"368000531_17": "「やっとペンダントを取り戻せるデスッ!」",
"368000531_18": "「翼さんがこちらに来たゲートの場所まで、\\n 案内をお願いします」",
"368000531_19": "「…………」",
"368000531_20": "「なにボーっとしてんだ?\\n 早く連れてってくれよ」",
"368000531_21": "「ここは……?」",
"368000531_22": "「アタシたちが飛ばされてきた場所デスッ!」",
"368000531_23": "「ここに時空の揺らぎがあったはずなのだが……」",
"368000531_24": "「ギャラルホルンで来たわけでは、\\n なかったんですか……」",
"368000531_25": "「わたしはグリッドナイトの呼びかけに応え、\\n 気づけばこちらの世界に渡っていたんだ」",
"368000531_26": "「俺は翼の手を取り、引っ張っただけだ」",
"368000531_27": "「その空間の揺らぎってのはなんなんだよ!\\n もう回つくれねえのか」",
"368000531_28": "「あの時わたしは、立花たちの足取りを追っていました。\\n 皆の無事を強く願いながら……」",
"368000531_29": "「それがトリガーかもしれん。\\n 帰還を強く願ってみてくれ」",
"368000531_30": "「そんなんで帰れんなら、みんな戻ってきてんだろ!」",
"368000531_31": "「元の世界、元の世界、未来との生活……商店街のたい焼き……、",
"368000531_32": " ふらわーのお好み焼き……ぷはッ! ダメだぁ……」",
"368000531_33": "「信じんのかよ!\\n ――しかも雑念多すぎだろ」",
"368000531_34": "「やはり、空間の揺らぎが発生する気配はありません。\\n 何か別の条件があるのかも……」",
"368000531_35": "「お前、いろんな世界を怪獣の脅威から護ってるっつってたろ?\\n どうやって行き来してんだよ」",
"368000531_36": "「怪獣の現れる世界というのは、境界が脆くなっている。\\n そこに干渉することで世界を渡る」",
"368000531_37": "「わたしたちの世界にも怪獣が出現してるんですよね?\\n もしかして空間の揺らぎって、それなんじゃ……ッ」",
"368000531_38": "「だったら、また現れるかもしれないデスッ!\\n 元の世界に戻れるデスよ……ッ」",
"368000531_39": "「あの時俺が翼に声を届けることができたのは、\\n おそらく一度同化したことがあったからだろう」",
"368000531_40": "「通常は、2代目がいなければ世界を渡ることはできない」",
"368000531_41": "「あの女の能力なのかよ!」",
"368000531_42": "「2代目に気安いぞ!」",
"368000531_43": "「そんな場合じゃねぇだろうが!",
"368000531_44": " だけど、あの女も確か<ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちと一緒に……」",
"368000531_45": "「ああ、行方知れずだ」",
"368000531_46": "「結局、帰る方法は分かりませんね」"
}

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@ -0,0 +1,88 @@
{
"368000611_0": "負けた理由って、なに?",
"368000611_1": "「……ここは?」",
"368000611_2": "「すごくボロボロの部屋デス」",
"368000611_3": "「……俺と2代目がねぐらとして使っていた部屋だ」",
"368000611_4": "「ごめんなさいデス……」",
"368000611_5": "「構わない。ボロいことは事実だ」",
"368000611_6": "「そうか? 壁も屋根もあるし、いい部屋じゃねぇか。\\n 川がねぇのが難点っちゃ難点だが……」",
"368000611_7": "「ここでよければ使え」",
"368000611_8": "「いいんですか? 助かりますッ!\\n いつまでもホテル住まいなんて無理だし……」",
"368000611_9": "「では、お言葉に甘えます」",
"368000611_10": "「それじゃまず部屋の片付けからかな。",
"368000611_11": " えーと――」",
"368000611_12": "「……ん?」",
"368000611_13": "「切歌ちゃん、一緒に頑張ろうッ!」",
"368000611_14": "「了解デスッ!」",
"368000611_15": "「待ってくれ、どうして一度わたしの顔を――」",
"368000611_16": "「調ちゃんは台所の掃除をお願い」",
"368000611_17": "「はい、まかせてください。\\n カセット式の調理器で料理もできるようにします」",
"368000611_18": "「立花……?」",
"368000611_19": "「翼さんは、買い出しをお願いしますッ!」",
"368000611_20": "「ああ……?」",
"368000611_21": "「ん? ああ、<ruby=よもぎ>蓬</ruby>の携帯か……」",
"368000611_22": "「……はい。――あ?\\n あんた誰だよ」",
"368000611_23": "「この電話の持ち主の名前は、ダンシコウコウセイ\\n なんてやつじゃねぇよ <ruby=よもぎ>蓬</ruby>だっての!」",
"368000611_24": "「あ、俺? 俺は<ruby=よもぎ>蓬</ruby>のダチだ!\\n 今、<ruby=よもぎ>蓬</ruby>は手が離せねーから、代わりに出てるんだよ!」",
"368000611_25": "「――は? 約束?\\n 約束は大事だな……」",
"368000611_26": "「分かった。\\n <ruby=よもぎ>蓬</ruby>が約束破ンのは俺のせいだから、俺が責任取る!」",
"368000611_27": "「人手が要る? そんなの、俺が5人分でも6人分でも\\n やりゃいいだろ それじゃあな」",
"368000611_28": "「すまねぇ、ちょっと行ってくる」",
"368000611_29": "「なんの話だったデス?」",
"368000611_30": "「<ruby=よもぎ>蓬</ruby>のバイト先からだ。臨時で働く約束が\\n あったらしくてな。代わりに行ってくる」",
"368000611_31": "「人手が要るとか聞こえたような……」",
"368000611_32": "「他の臨時バイトも<ruby=よもぎ>蓬</ruby>が声をかける予定だったらしい。\\n 棚卸がいろいろあるとかなんとか」",
"368000611_33": "「そういうことなら、わたしたちも手伝いますッ!」",
"368000611_34": "「いや、これは俺の責任だ。\\n だから俺人で行く」",
"368000611_35": "「いえ、ぜひ手伝わせてくださいッ!\\n バイトということは、お賃金が発生する……」",
"368000611_36": "「実は、最初にホテルに泊まっちゃったりして、\\n 懐がだいぶ寂しくなっているのデス……」",
"368000611_37": "「このままじゃ、カニを食べるしかなくなっちゃう……ッ!」",
"368000611_38": "「だからどうか、お願いしますッ!」",
"368000611_39": "「そ、そうか……。\\n そういうことなら、一緒に行ってみるか……」",
"368000611_40": "「ガウマ隊、バイトゴーデースッ!」",
"368000611_41": "「なかなかにこき使われたな……」",
"368000611_42": "「バイトリーダー、容赦ない人物でした……」",
"368000611_43": "「確かにちょっと疲れたけど……、\\n でも、おかげでバイト代も貰えましたしッ」",
"368000611_44": "「ああ、臨時バイトということもあって、\\n 日払いだったのはありがたかった」",
"368000611_45": "「これで買い物もばっちりデスッ!」",
"368000611_46": "「それはそうと、本来の目的を忘れてねぇだろうな?\\n これから訓練だぞ」",
"368000611_47": "「そうだったデスッ!?」",
"368000611_48": "「原因かどうかはハッキリしないが、怪獣を倒さねば\\n 何も解決しないからな」",
"368000611_49": "「ええ、分かっています。\\n 我々も、自分の世界を長らく留守にはできません」",
"368000611_50": "「向こうでも怪獣が出ているらしいし……。\\n みんなが心配……」",
"368000611_51": "「ガウマさん。\\n ダイナゼンとは、聖遺物ではないのですか」",
"368000611_52": "「あ? セイブツ?\\n 生きてるかどうかは微妙だな」",
"368000611_53": "「生物ではなく、聖遺物です。現代技術では製造のできない、\\n 超常の性能を秘めた道具のことです」",
"368000611_54": "「説明だけを聞くと、当てはまらなくは無いが……」",
"368000611_55": "「違うんじゃねぇの?\\n 俺はある人から預かってるだけだ」",
"368000611_56": "「翼さん、急にどうかしたんですか?\\n 何か気になっていることでも」",
"368000611_57": "「もし、わたしたちの世界にもダイナゼノンが眠っているのだと\\n すれば、大型怪獣の対処も容易になるのではと思ってな」",
"368000611_58": "「そんな都合よく手に入れられてたまるかよ!\\n 夢みてぇな話してねぇで、とっとと訓練に行くぞ」",
"368000611_59": "「もう1周だ!\\n まだまだ頑張ってもらうぞ」",
"368000611_60": "「相変わらずのスパルタデスッ!」",
"368000611_61": "「そろそろ戻ってご飯の準備したい……」",
"368000611_62": "「泣き言言うな! 周回増やすぞ!\\n <ruby=こよみ>暦</ruby>もちゃんと――」",
"368000611_63": "「――!?」",
"368000611_64": "「ガウマさん、どうしました?\\n ちょっと顔色悪いような……」",
"368000611_65": "「……いや、なんでもねぇ」",
"368000611_66": "「……すまん……ちょっと用事を思い出した。\\n 俺、先に帰るわ」",
"368000611_67": "「え? ガウマさん……?」",
"368000611_68": "「あとはお前たちが見ててやってくれ。\\n じゃ、またな……」",
"368000611_69": "「どうしたのかな……?」",
"368000611_70": "「用と言っていたが、態度が余りにも不自然だったな……」",
"368000611_71": "「訓練はどうしましょう?\\n わたしたちじゃ、見てても分からないし……」",
"368000611_72": "「無理やり続けても逆効果だろう。\\n 今日は終わりにすればいい」",
"368000611_73": "「確かにその通りですね」",
"368000611_74": "「調ちゃーんッ! 切歌ちゃーんッ!\\n 訓練、今日はもう終わりでいいってッ」",
"368000611_75": "「了解デースッ!\\n それじゃ、これをラスト周にするデス」",
"368000611_76": "「どっちが先に回れるか競争しようよ」",
"368000611_77": "「望むところデスッ! レディ……、ゴーッ!」",
"368000611_78": "「俺も少し外すぞ」",
"368000611_79": "「あなたはこの後、何をなさるのですか?」",
"368000611_80": "「……シズムを捜す。\\n 奴に話を聞く必要がある」",
"368000611_81": "「ならば、わたしも同行させてください」",
"368000611_82": "「怪獣優生思想の能力を聞くに、怪獣が近くにいなければ\\n 戦闘にはならないと思いますが、念のため……」",
"368000611_83": "「……勝手にすればいい」",
"368000611_84": "「では参ります。立花、後のことは頼んだ」",
"368000611_85": "「それじゃわたしは、調ちゃんと切歌ちゃんと\\n 晩御飯の準備をして待ってますッ」"
}

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@ -0,0 +1,17 @@
{
"368000621_0": "「2代目は今――、お前たちの世界にいるのかもしれない。\\n そこで怪獣に立ち向かっているのかもな」",
"368000621_1": "「怪獣の脅威から、あらゆる世界を護るために並行世界を\\n 巡っているのでしたね」",
"368000621_2": "「ですが、わたしたちの世界で、わたしたち装者以外に\\n 怪獣に対処している者はいないようでしたが……」",
"368000621_3": "「戦いが、直接的なものだけとは限らない。\\n とは言え、全く別の並行世界にいる可能性もあるがな」",
"368000621_4": "「その……2代目というのは、あなたにとってどんな存在\\n なのですか」",
"368000621_5": "「そうだな……。\\n 命の恩人で、借りを返すべき相手だ」",
"368000621_6": "「なるほど。\\n だから救出のために手掛かりを捜しているのですね」",
"368000621_7": "「2代目なら他の世界に飛ばされても自力で戻れるはずだ。\\n 戻らない理由があるのだろう」",
"368000621_8": "「助力が必要なら駆けつけてやりたい。\\n だから捜している」",
"368000621_9": "「そうでしたか……。早く見つかるといいですね」",
"368000621_10": "「ああ」",
"368000621_11": "「あれは――、この前倒したばかりの……」",
"368000621_12": "「分裂する奴か。まだ残っていたとはな」",
"368000621_13": "「……行けますか?」",
"368000621_14": "「無論だ」"
}

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@ -0,0 +1,13 @@
{
"368000622_0": "「殲滅完了――。\\n 増殖の気配はありません」",
"368000622_1": "「ああ、今のが最後の1体とは思えないが、\\n 無尽蔵に分裂できるわけでもないのだろう」",
"368000622_2": "「この場は勝利とみてよさそうですね」",
"368000622_3": "「以前も思ったが、お前たち装者の歌には、\\n 不思議な力が宿っているのだな」",
"368000622_4": "「フォニックゲイン――、\\n わたしたちが唄うことによって得られる力です」",
"368000622_5": "「『音楽には目に見えない音の精霊が隠れていて、\\n 演奏する人の心を見ている……』だったか」",
"368000622_6": "「お前たちの歌にも、音の精霊が宿っているのかも\\n しれないな」",
"368000622_7": "「……その言葉は?」",
"368000622_8": "「いつか、2代目が教えてくれた言葉だ」",
"368000622_9": "「お前と融合し、改めて歌の力を感じ取ってみると、\\n あながちおとぎ話とも思えないな」",
"368000622_10": "「そうかもしれません。\\n わたし自身、この力には何度も驚かされていますから」"
}

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@ -0,0 +1,39 @@
{
"368000631_0": "「結局、バイト先のスーパーで\\n 当面の必需品は全部揃ったデス」",
"368000631_1": "「うん。バイトリーダーがオマケしてくれたおかげで\\n 安く買えたし」",
"368000631_2": "「およ? この甘い匂いは――」",
"368000631_3": "「あ、クレープのお店があるよッ!」",
"368000631_4": "「美味しそうだね……」",
"368000631_5": "「……調ッ!\\n あれ食べたいデスッ」",
"368000631_6": "「ダメだよ切ちゃん。\\n せっかくのお給料を無駄遣いしちゃ……」",
"368000631_7": "「うう……、でもこんな甘い匂いを嗅いでしまったら、\\n もう抗えないデスよ……」",
"368000631_8": "「わたしのお腹の虫も、もう耐えられないみたい……」",
"368000631_9": "「せめて一口ッ! もうアタシの口はクレープバッチコイな\\n 感じになっちゃってるデスよッ」",
"368000631_10": "「……それなら1つだけ買って帰って、みんなで分けようか。\\n そのくらいなら、今日節約できた分でまかなえるし……」",
"368000631_11": "「調ちゃん、ナイスアイデアッ!\\n さて、このお店のオススメはなんだろう」",
"368000631_12": "「あの張り紙がきっとオススメのメニューデスよッ!」",
"368000631_13": "「宇宙だいこん調和……? 空気中のはっぴーこすもじうむ?\\n 宇宙の子と神聖宇宙神を繋ぐ……」",
"368000631_14": "「切ちゃん、どうしたの?」",
"368000631_15": "「な、なんでもないデスッ!",
"368000631_16": " ここは願掛けの意味も込めて……チョコ明太子味デスッ!」",
"368000631_17": "「それじゃ、早速注文を――」",
"368000631_18": "「やあ、奇遇だね。\\n 君たちもクレープを食べに来たのかな」",
"368000631_19": "「そうデスけど……。そっちは誰デスか?」",
"368000631_20": "「怪獣優生思想のシズムっていうんだけど、\\n ガウマから聞いてないかな」",
"368000631_21": "「え? あなたが……?」",
"368000631_22": "「君たちはダイナゼノンの新しい乗り手?」",
"368000631_23": "「そ、そうだけど……」",
"368000631_24": "「まさか、ここで戦うつもりデスかッ!」",
"368000631_25": "「そんなつもりはないよ。\\n 君たち――、いや、並行世界に興味がわいたんだ」",
"368000631_26": "「君たちの世界に怪獣はいるの?」",
"368000631_27": "「普段はいないよ。今は、こっちの世界の影響なのか、\\n 現れてるみたいだけど……」",
"368000631_28": "「それより、あなたはどうして怪獣を操って、\\n 街を破壊したりするの」",
"368000631_29": "「そうデスッ!\\n 怪獣だって操られて悪いことしたくないはずデスよッ」",
"368000631_30": "「……君たちみたいに、別の世界にも激しい情動を持つ人が\\n いるんだね。それが分かってよかったよ」",
"368000631_31": "「答えて……ッ!\\n どうして怪獣を暴れさせているのッ」",
"368000631_32": "「……前に別の人間にも\\n 同じことを聞かれたっけ」",
"368000631_33": "「でも、君たちが戦ってた怪獣は\\n 俺が操ってたわけじゃないよ」",
"368000631_34": "「じゃあ怪獣が勝手に暴れてたって言うの……?」",
"368000631_35": "「誰も操ってないからね。そうなんじゃない?」",
"368000631_36": "「さて、クレープもできたみたいだし、\\n もう行くよ。ガウマによろしく」"
}

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@ -0,0 +1,49 @@
{
"368000641_0": "「あれは……、ガウマさん?」",
"368000641_1": "「そのようだな」",
"368000641_2": "「……落ち込んでいるように見えますが……」",
"368000641_3": "「俺は知らん」",
"368000641_4": "「少し話してみようと思います。\\n 新参ではありますが、わたしも仲間ですから」",
"368000641_5": "「先に帰るぞ」",
"368000641_6": "「…………」",
"368000641_7": "「あの……少し話してもいいでしょうか?」",
"368000641_8": "「……あん? ああ、お前か……。\\n そんな畏まらなくていいぞ」",
"368000641_9": "「ずいぶんと元気がないようですが、訓練の途中で暁のことを\\n 呼び間違えていたことと関係があるのですか」",
"368000641_10": "「――! いや……」",
"368000641_11": "「元のダイナストライカー搭乗者の名なのでしょう?」",
"368000641_12": "「……まあな」",
"368000641_13": "「……わたしが言うのもなんですが、仲間は無事だと思います。\\n わたしたちのように、並行世界に迷い込んでいるのでしょう」",
"368000641_14": "「……そうだといいけどな」",
"368000641_15": "「あなたはガウマ隊の隊長。今は、心配をするより\\n 目の前の敵に集中するべき時でしょう」",
"368000641_16": "「ガウマ隊か……。\\n ……俺は隊長失格だってのに……」",
"368000641_17": "「……どういうことですか?」",
"368000641_18": "「その資格が俺にあるのか、分からねえ。\\n <ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちが消えたのは、俺のミスが原因なんだ……」",
"368000641_19": "「俺には、ずっと探し続けている人がいる。\\n その人の噂が耳に入って、調べようと思っていたんだ」",
"368000641_20": "「ちょうどその時だった、あの怪獣が出てきたのは」",
"368000641_21": "「…………」",
"368000641_22": "「俺たちは、すぐに集結して戦いを挑んだ。\\n だけど、戦いの最中もその噂のことに気が逸っちまって……」",
"368000641_23": "「怪獣の攻撃を躱し損ねちまった。\\n そんな俺を庇って、戦線が崩壊しちまったんだ……」",
"368000641_24": "「ナイトの負傷も、俺たちの代わりに無理をさせたせいだ。\\n ……つまり、元をただせば、全部俺のミスなんだよ」",
"368000641_25": "「自らのミスで仲間が、ですか……」",
"368000641_26": "「合体も失敗し、どうしようもない状況で撤退を選んだ。\\n だけど、あの怪獣の光を食らって、気づいたら――」",
"368000641_27": "「俺とナイト、それにゴルドバーン。\\n あとはダイナゼンだけがそこに残ってた……」",
"368000641_28": "「……俺は隊長失格だ。あいつらに合わせる顔がねぇ……」",
"368000641_29": "「その噂の真相は、突き止めたのですか?」",
"368000641_30": "「なんのことはねぇ、ただのデマだった。\\n そんなもののために、俺は失敗しちまったんだ」",
"368000641_31": "「……分かっていたはずなんだ。\\n あの人がこの時代に生き返ってないだろうってのは……」",
"368000641_32": "「……生き返る? それはどういう――」",
"368000641_33": "「俺は5千年前に一度死んでる。最近生き返ったんだ。\\n あの人から渡された、このダイナゼンと共にな……」",
"368000641_34": "「5千年前……。\\n まさか、あなたは先史文明期からの転生者なのですか……」",
"368000641_35": "(こちらの世界がわたしたちの世界と同じとは限らない……。\\n だが、千年も昔となると――",
"368000641_36": "(ダイナゼノンが、仮に聖遺物だとすると。\\n そんなものを用意できる者とは……フィーネではないのか",
"368000641_37": "「先史文明期……?\\n お前、もしかして何か知ってるのか」",
"368000641_38": "「この並行世界と、わたしの世界の歴史が同じとは限りません。\\n しかし、千年前と聞いてわたしが思い浮かべるのは――」",
"368000641_39": "「――いや、やっぱりいい。それ以上は話さないでくれ。\\n 今、何を聞いたとしても意味はねぇしな……」",
"368000641_40": "「本当に……いいのですか?」",
"368000641_41": "「ああ。それに、こんな時にまで自分のことを優先してたら、\\n 俺は自分を許せなくなる」",
"368000641_42": "「だから、俺は必ずあいつらを取り戻す!\\n 今は、そのためだけに集中すりゃいい」",
"368000641_43": "「……それでこそ隊長です」",
"368000641_44": "「全員無事に帰ってきたら、その時はわたしの知ることを\\n あなたに話すと、約束しましょう」",
"368000641_45": "「――またあの怪獣がッ! 行きましょうッ!」",
"368000641_46": "「おう!」"
}

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@ -0,0 +1,16 @@
{
"368000651_0": "「立花ッ! お前たちも来たかッ!」",
"368000651_1": "「はいッ!\\n あれは……この前と同じ怪獣ですね」",
"368000651_2": "「奴の能力は分裂だ。\\n 多分、体でも残ってたら、また分裂しやがるに違いねぇ」",
"368000651_3": "「厄介な相手デス……。\\n まるで匹見かけたら匹はいるという、黒い――」",
"368000651_4": "「切ちゃん、その名前を出すのはよそう……。\\n 士気に関わるから……」",
"368000651_5": "「お前たちも集まっていたか」",
"368000651_6": "「ええ、また力を貸してください」",
"368000651_7": "「行くぞ、お前ら!\\n ――アクセスモード ダイナダイバー」",
"368000651_8": "「出し惜しみは無しだ! 合体して仕掛けるぞ!」",
"368000651_9": "「わたしたちも――」",
"368000651_10": "「分かっている。さあ行くぞ!」",
"368000651_11": "「グエェェェェェッ!」",
"368000651_12": "「ゴルドバーンも来たか。",
"368000651_13": " 始めるぞ、ダイナゼノン! バトルゴ――!」"
}

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@ -0,0 +1,11 @@
{
"368000652_0": "「分裂怪獣か。力はそれなりだけど、何度も分裂して\\n 出現できるのは面白い個性だね」",
"368000652_1": "「でも、流石にもう通用しなくなってきてるかな。\\n ダイナゼンの乗り手たちも操縦に慣れてきたようだしね……」",
"368000652_2": "「……ん?」",
"368000652_3": "「……そっか、君だったか。\\n アハハ、そうなるのか。よくきてくれたね」",
"368000652_4": "「さて、そういうことなら……、そろそろ俺も動く時かな。\\n ――インスタンス・ドミネーション」",
"368000652_5": "「コイツだ……コイツのせいだ」",
"368000652_6": "「ガウマさん?」",
"368000652_7": "「そうだ!\\n 俺の仲間たちを消した、あの時の怪獣だ」",
"368000652_8": "「<size=40><ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちを、返せぇぇぇぇ!</size>」"
}

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@ -0,0 +1,16 @@
{
"368000711_0": "不撓不屈って、なに?",
"368000711_1": "「――残りはあと何体だ!」",
"368000711_2": "「残り3……、あ、また1体増えましたッ!」",
"368000711_3": "「わんこそばみたいな怪獣デスッ!」",
"368000711_4": "「けど、前より分裂のスピードが遅ぇ。\\n ――このまま仕留めていくぞ」",
"368000711_5": "「今ッ!? 何か強い光が――ッ!」",
"368000711_6": "「<ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちが消されたときの光――!」",
"368000711_7": "(あの怪獣は――!)",
"368000711_8": "「現れやがったな……!」",
"368000711_9": "「見たことない怪獣……。もしかしてあれがッ!?」",
"368000711_10": "「コイツだ……コイツのせいだ」",
"368000711_11": "「ガウマさん?」",
"368000711_12": "「そうだ!\\n 俺の仲間たちを消した、あの時の怪獣だ」",
"368000711_13": "「<size=40><ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちを、返せぇぇぇぇ!</size>」"
}

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@ -0,0 +1,16 @@
{
"368000712_0": "(奴さえ倒せばこの事態は収束するはずだ!)",
"368000712_1": "「分かりましたッ!\\n ――グリッドナイトサーキュラーッ」",
"368000712_2": "「なッ、別の怪獣を盾にしただとッ!?」",
"368000712_3": "「くッ……、奴を倒すには、まず先に分裂する怪獣の方を\\n 片付けねばならないかッ」",
"368000712_4": "「翼さんッ!\\n この前みたいに連携して、分裂する怪獣の方から先に――」",
"368000712_5": "「さっさと、<ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちを……、返しやがれ!」",
"368000712_6": "「――えッ!? ガウマ隊長ッ!?」",
"368000712_7": "「ちょっとッ!? ガウマさんッ!?\\n うわ……ッ」",
"368000712_8": "「ぐううう――ッ!」",
"368000712_9": "「――翼さんッ!」",
"368000712_10": "「味方に攻撃が当たっちゃうなんて……」",
"368000712_11": "「いきなり何やってるデスかッ!\\n 勝手な操縦しすぎデスッ」",
"368000712_12": "「そんなつもりじゃ……。\\n だけど、俺は……、また……」",
"368000712_13": "「これじゃ、この前と同じじゃねぇか……」"
}

View file

@ -0,0 +1,19 @@
{
"368000721_0": "「翼さんッ! 大丈夫ですかッ!?」",
"368000721_1": "「ああ……、なんとかな。\\n しかし、今の誤射は何が……」",
"368000721_2": "「ごめんなさいッ!\\n ガウマさんの攻撃に、わたしが合わせられなくて……」",
"368000721_3": "「違う! 俺のミスだ……」",
"368000721_4": "「俺が冷静にならなきゃいけない時に、\\n 何度同じことを……」",
"368000721_5": "「ガウマ隊長ッ! しっかりするデスよッ!」",
"368000721_6": "「すまねぇ……。\\n やっぱり俺は……」",
"368000721_7": "「あなたは隊長失格などではない……ッ!」",
"368000721_8": "「あなたの戦う理由を、\\n 護るべきものはなんなのかを、思い出してくださいッ」",
"368000721_9": "(俺の戦う、理由……。\\n 護るべきもの……",
"368000721_10": "(……そういや、<ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちにも同じようなことを\\n 聞かれたことが――",
"368000721_11": "「そうだ……。<ruby=よもぎ>蓬</ruby>を、<ruby=ゆめ>夢芽</ruby>を、<ruby=こよみ>暦</ruby>を、ちせを……。\\n 俺は、取り戻さなきゃならねぇ……」",
"368000721_12": "「<ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちを助ける……、それがいま果たすべきことだ!」",
"368000721_13": "(そうだ、<ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちを助けることは、俺が俺自身に課した\\n 『約束』でもある……、何があっても、守り抜くんだ",
"368000721_14": "「この世の中で、人として守らなきゃならない3つのもの……。\\n それは約束と、愛と――」",
"368000721_15": "「怪獣たちが来ますッ!」",
"368000721_16": "「――もう大丈夫だ! 心配かけたな!\\n さっきのミスの借りは、この戦いで即返す」"
}

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@ -0,0 +1,16 @@
{
"368000722_0": "「翼さんッ! わたしは右の怪獣をッ!」",
"368000722_1": "「わたしは左だッ!」",
"368000722_2": "「よしッ!\\n ――このまま押し切るぞッ」",
"368000722_3": "「……お前ら、悪かったな。\\n 情けねぇところを見せちまって……」",
"368000722_4": "「ガウマ隊長……」",
"368000722_5": "「翼……、それにナイトもすまねぇ。\\n 足を引っ張っちまって……」",
"368000722_6": "「……仲間なのでしょう?\\n ならば気にすることはありません」",
"368000722_7": "(そういうことだ。そして――、\\n 今こそ全員の力を、合わせる時",
"368000722_8": "「おう!\\n 望むところだ」",
"368000722_9": "「<size=40>――超合体竜王ッ!</size>」",
"368000722_10": "「……そうか、わたしが核となって――\\n これが、全員の力を結集した……」",
"368000722_11": "「<size=40>カイゼルグリッドナイト――ッ!!</size>」",
"368000722_12": "「この合体では、立花も搭乗者となるんだな」",
"368000722_13": "「はい、こっちの操作は任せてくださいッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,9 @@
{
"368000731_0": "「……この力、先ほどまでと同じと思うなッ!」",
"368000731_1": "「今のわたしならば、この程度造作もない。\\n 残りはどこだ――」",
"368000731_2": "「翼さんッ! 索敵はわたしたちに任せて\\n 戦いに集中してくださいッ」",
"368000731_3": "「ああ、任せたぞッ!」",
"368000731_4": "「お前ら! 死ぬ気で索敵するぞ!\\n ――必ずどっかに隠れた個体がいるはずだ」",
"368000731_5": "「必ず見つけ出しますッ!」",
"368000731_6": "「……よし、今度こそ、\\n みんなの力を合わせてあの怪獣共を片付けるぞ」"
}

View file

@ -0,0 +1,18 @@
{
"368000732_0": "「そんな鈍重な攻撃で――ッ!」",
"368000732_1": "(やはり分裂する怪獣を盾に……。\\n これを先に片付けなければ、奴に攻撃は届かないか",
"368000732_2": "「どこだ、どこにいる――!」",
"368000732_3": "「西側、どこにも敵は見あたらないデスッ!」",
"368000732_4": "「南側も……、見える個体以外はいませんッ!」",
"368000732_5": "「東は――、えっと、わわッ!?",
"368000732_6": " ――カメラが空に向いちゃったッ!?」",
"368000732_7": "「……あれ? あの雲の端で、何かが反射して――」",
"368000732_8": "「響! そいつだ!\\n キリがねぇと思ってたが、空に隠れてやがったのか」",
"368000732_9": "「思ったより長ぇ付き合いになったが――",
"368000732_10": " 今度こそ完璧に根絶してやるぜぇぇぇ!」",
"368000732_11": "「――こっちは終わった!\\n あとは目の前の奴だけのはずだ トドメを――」",
"368000732_12": "「これがわたしたち全員の力だッ! 受けろッ!\\n ――カイゼルナイトサーキュラーッ」",
"368000732_13": "「わたしたちの、勝利だ……」",
"368000732_14": "「…………」",
"368000732_15": "「ガウマ……その子たちは別の世界の人なんだから、\\n ちゃんと帰してあげなよ」"
}

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@ -0,0 +1,73 @@
{
"368000811_0": "一件落着って、なに?",
"368000811_1": "「お前たちには、感謝している」",
"368000811_2": "「これで、本当に終息するのでしょうか?」",
"368000811_3": "「ああ、別の世界に人や物を転送する怪獣は倒した。\\n お前たちもすぐに元の世界へと戻されるはずだ」",
"368000811_4": "「では、2代目やダイナゼノンの元の乗員たちも?」",
"368000811_5": "「お前たちと入れ替わりで戻ってくるだろう。\\n 怪獣の能力による影響だからな」",
"368000811_6": "「あれこれ飛ばされてたのはだいたい元通りに\\n なるだろうよ。ま、一件落着ってとこだな」",
"368000811_7": "「うう……。\\n もう、ダイナストライカーに乗れないんデスね……」",
"368000811_8": "「せっかくダイナウイングの操縦にも慣れたのに……」",
"368000811_9": "「わたしなんてまともに乗れたの、ほんの少しだよ……」",
"368000811_10": "「残りの時間で別れの挨拶でもしてやってくれ」",
"368000811_11": "「はい、ガウマ隊長ッ!」",
"368000811_12": "「いつ戻ることになるか分からないから、\\n 急ぐデスッ」",
"368000811_13": "「約束した通り、わたしの知ることを話しましょう」",
"368000811_14": "「ああ、頼む。時間もあまりないようだしな」",
"368000811_15": "「これはわたしたちの世界の\\n 成り立ちに関わることなのですが――」",
"368000811_16": "「先史文明期、それにその巫女、か……」",
"368000811_17": "「そっちとは歴史がかなり違うみたいだな」",
"368000811_18": "「それに俺が探してる人は、巫女じゃなくて姫だ」",
"368000811_19": "「わたしの早とちりでしたか……」",
"368000811_20": "「気にするな。元々姫のことは簡単に分かるとは思っちゃいねぇ。\\n 俺自身の手で、地道に探すさ」",
"368000811_21": "「それに、お前が約束を思い出させてくれたから、\\n 俺は立ち直れたんだ」",
"368000811_22": "「早くその人が見つかるよう、わたしも祈っています」",
"368000811_23": "「ああ、ありがとな」",
"368000811_24": "「さて、状況が元に戻るまでもう少しかかるようだな。\\n 月読たちの様子でも見てこよう」",
"368000811_25": "「あ、わたしも一緒に行きます。\\n この世界もそろそろ見納めですもんね」",
"368000811_26": "「お前にもデカい借りができちまったな」",
"368000811_27": "「勘違いするな。お前たちの為ではない」",
"368000811_28": "「けっ! そうかよ。",
"368000811_29": " でもまぁ、ありがとな」",
"368000811_30": "「……なあ。怪獣を倒したってのに、\\n 能力が消えるのがやけに遅くないか」",
"368000811_31": "「まさか――」",
"368000811_32": "「やっと気づいた?」",
"368000811_33": "「シズム!」",
"368000811_34": "「勘違いしてるようだから、教えてあげるよ。\\n さっき倒した怪獣と、消えた人たちは関係ないよ」",
"368000811_35": "「なんだと……?」",
"368000811_36": "「お前……、何言ってやがる!」",
"368000811_37": "「2体のうち1体の固有能力は複製能力、まあ分裂でも\\n 間違いじゃない。それでもう体はなんだと思う」",
"368000811_38": "「転送とかそんな能力だろ。俺の仲間をどこかへ飛ばしたり、\\n あいつらをこっちに飛ばしたりしたんだからな」",
"368000811_39": "「それが間違い。その能力はあの怪獣のものじゃない。\\n だって、転送の能力を持っている怪獣はここにいるから」",
"368000811_40": "「見えるかな? この小さいのがそうだよ。\\n 俺が操ってるのは、この怪獣だけ」",
"368000811_41": "「ふざけんな! 嘘を……、吐くな!」",
"368000811_42": "「証拠を見せてあげるよ。",
"368000811_43": " ……彼女たちを元の世界に送り帰すことでね」",
"368000811_44": "「なっ!? 貴様――!」",
"368000811_45": "「俺の言うことが本当なら、彼女たちは元の世界に帰る。\\n だけど、<ruby=よもぎ>蓬</ruby>くんたちは戻ってこない……」",
"368000811_46": "「待て……、待てよ!\\n ふざけんな そんなことになったら――」",
"368000811_47": "「ダイナゼノンは、また動かせなくなるね」",
"368000811_48": "「シズム……。てめぇ!」",
"368000811_49": "「また、自分の都合に他人を巻き込むつもり?」",
"368000811_50": "「――!?」",
"368000811_51": "「彼女たちと話したけど、自分の世界に帰りたがっていたよ」",
"368000811_52": "「今の俺は、彼女たちを送り帰すための能力を使えるんだから……、\\n 帰してあげるべきだよ」",
"368000811_53": "「……!」",
"368000811_54": "「ガウマ……!\\n チッ、貴様が動かないならば、俺が――」",
"368000811_55": "「動かない方がいい。転送中に事故があると、<ruby=よもぎ>蓬</ruby>くんたちに\\n よくないことが起こるかも知れないから」",
"368000811_56": "「貴様……殺す!」",
"368000811_57": "「もう能力は発動させた。あと数分もしないうちに、\\n 転送は始まるよ」",
"368000811_58": "「邪魔はしないから、お別れをしなよ。\\n 挨拶は大切だからね。それじゃ」",
"368000811_59": "「身体が薄れ始めたデスッ!」",
"368000811_60": "「これで帰れるんですね」",
"368000811_61": "「ガウマさん、ナイトさん、ありがとうございました。\\n これ、お返ししますッ」",
"368000811_62": "「あ、ああ……」",
"368000811_63": "「グリッドナイト、再びあなたと戦えてよかった」",
"368000811_64": "「……そうか」",
"368000811_65": "「それじゃまた逢う日までデスッ!」",
"368000811_66": "「ありがとうございました」",
"368000811_67": "「ガウマさんッ! ナイトさんッ! またいつかッ!」",
"368000811_68": "「壮健でいてください」",
"368000811_69": "「……くそ! 何も、言えなかった……!」",
"368000811_70": "(だけどこれで……、良かったのかもしれない……。\\n じゃあな……"
}

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@ -0,0 +1,11 @@
{
"368000821_0": "「まさか翼まで行方不明になるなんて……」",
"368000821_1": "「だけど、これで場所は絞りこめたな。\\n やっぱり街の方で何かあったってことだ」",
"368000821_2": "「……調査の方はどうなってるんだ?」",
"368000821_3": "「引き続き足取りを追っている。\\n もう少し時間をくれ」",
"368000821_4": "「あの、わたしたちも\\n 何か手伝えることは……」",
"368000821_5": "「司令ッ!\\n 街中に再び小型怪獣の出現を確認しましたッ」",
"368000821_6": "「出現間隔がどんどん短くなっている様です」",
"368000821_7": "「すぐに迎撃するんだッ!\\n お前たちは現場に向かってくれッ」",
"368000821_8": "「了解ッ!」"
}

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@ -0,0 +1,26 @@
{
"368000822_0": "「いつにも増して数が多いわねッ!」",
"368000822_1": "「どうなってるんでしょう……?」",
"368000822_2": "「どれだけいようが、\\n まとめて吹き飛ばせばいい話だッ」",
"368000822_3": "「よしッ! これで全部か――」",
"368000822_4": "「しかし、いつまで続くのかしら……。\\n 毎日、この辺りにだけ湧いて出るのよね」",
"368000822_5": "「うむ、遠方から飛来するわけでもなく\\n 巣の捜索も一向に進展を見せていない」",
"368000822_6": "「暫くは警戒を続ける他ないな」",
"368000822_7": "「――ッ!? 何、この光ッ!」",
"368000822_8": "「今度はなんだよッ!?」",
"368000822_9": "「みんな離れてッ――」",
"368000822_10": "「えーと、ここは……?」",
"368000822_11": "「見覚えのある景観だな」",
"368000822_12": "「――ッ!?」",
"368000822_13": "「え? 翼も一緒にッ!?」",
"368000822_14": "「響……、\\n ――響ィッ」",
"368000822_15": "「おおッ! 戻れたデースッ!」",
"368000822_16": "「マリア、ただいま」",
"368000822_17": "「そんなしれっと『ただいま』だなんてッ!\\n ――もうッ あなたたちは心配ばかりかけてッ」",
"368000822_18": "「全く、消えた時も唐突なら、戻る時も唐突だな。\\n お帰り、先輩」",
"368000822_19": "「すまない。心配をかけた」",
"368000822_20": "「しかし何があったんだよ?\\n いきなりいなくなるから、こっちは大変だったんだぞ」",
"368000822_21": "「そうだよ、心配してたんだから……」",
"368000822_22": "「うん……なんて言えばいいのか……、",
"368000822_23": " 並行世界で、怪獣と戦ってきたんだよ」"
}

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@ -0,0 +1,49 @@
{
"368000831_0": "「なるほどな……。\\n 怪獣にダイナゼンか……」",
"368000831_1": "「向こうでは、以前出会ったグリッドナイトとも再会しました。\\n こちらに現れたものと同種の怪獣も確認しています」",
"368000831_2": "「こっちに現れた怪獣は、別の怪獣に転送されてたってのか?\\n ややこしい話だな」",
"368000831_3": "「毎回転送されて来ていたのか、こちらに転送されたあと\\n 分裂したのかは、判別する方法がないがな……」",
"368000831_4": "「これからも出現する可能性は残されているのね」",
"368000831_5": "「次に出てきたら、一箇所に集めて殲滅するデスッ!」",
"368000831_6": "「わたしたちも戻ってきたし、大丈夫」",
"368000831_7": "「響くんたちの活躍で、出現ルートは絞れたんだ。\\n 継続した調査の必要はあるが、解決も時間の問題だろう」",
"368000831_8": "「はい、そうですね」",
"368000831_9": "「戻ったばかりで疲れているだろう。\\n 詳しい内容はまた明日聞かせてくれ」",
"368000831_10": "「今日のところはゆっくり休むといい」",
"368000831_11": "「了解しました。\\n ありがとうございます」",
"368000831_12": "「それじゃ、失礼しますッ!」",
"368000831_13": "数日後――",
"368000831_14": "「ふわぁ~……」",
"368000831_15": "「もう、響。\\n そんな大きな口を開けて、あくびして……」",
"368000831_16": "「あ、そう言えば\\n 最近夜中によく目を覚ましてない」",
"368000831_17": "「うん……」",
"368000831_18": "「まだ並行世界での疲れが残ってるのかな?」",
"368000831_19": "「もう何日か経つし、そんなこともないと思うんだけど……」",
"368000831_20": "「並行世界と言えば、突然現れた建物とか車とかは\\n そのままみたいだね」",
"368000831_21": "「うん、てっきりわたしたちみたいに\\n 戻るんだと思ってたけど……」",
"368000831_22": "「それに不思議なんだよね。翼さんは怪獣の能力で飛ばされた\\n わけじゃないのに、どうして一緒に戻れたんだろ……」",
"368000831_23": "(……そう言えば、あの時、ガウマさんもナイトさんも、\\n 少し様子がおかしかったような",
"368000831_24": "「響、どうしたの?」",
"368000831_25": "「なんでだろう……。全部終わったはずなのに、\\n 事件が解決した実感が、全然湧かないんだよね……」",
"368000831_26": "「……あれ……?」",
"368000831_27": "「未来、ピアノの音が聴こえる……」",
"368000831_28": "「わたしには聴こえないけど……」",
"368000831_29": "「そうだ、寝てる時も、この音が聴こえてて……」",
"368000831_30": "「どこからだろう……」",
"368000831_31": "「え……、響ッ!」",
"368000831_32": "「こっち……、じゃない、こっちの方……」",
"368000831_33": "「なんにも聴こえないよ?\\n どうしちゃったの……」",
"368000831_34": "(もしかして、病気……?\\n 一応、S.O.N.G.に報告だけしておこう)",
"368000831_35": "「――待って、響ッ!」",
"368000831_36": "「未来ちゃんから連絡です。\\n 響ちゃんの様子がおかしいと……」",
"368000831_37": "「なに?」",
"368000831_38": "「司令、クリスちゃんから通信です」",
"368000831_39": "「繋いでくれ」",
"368000831_40": "「後輩どもの様子がおかしいんだッ!」",
"368000831_41": "「調くんと切歌くんの……?」",
"368000831_42": "「なんか音楽が聴こえるとか言って、歩き回ってんだよッ!\\n こっちは全くそんな音、聴こえないってのにッ」",
"368000831_43": "「響ちゃんも同じ症状だということです」",
"368000831_44": "「司令ッ! 緒川さんからも連絡ですッ!\\n 翼さんがどこかに行ってしまったようで……」",
"368000831_45": "「翼までだとッ!?\\n そうなると、あの世界に行った人ということか……」",
"368000831_46": "「一体何が起こっている……?」"
}

View file

@ -0,0 +1,42 @@
{
"368000911_0": "音の精霊って、なに?",
"368000911_1": "「ここだ……」",
"368000911_2": "「待って、響ってば……。",
"368000911_3": " ――えッ!?」",
"368000911_4": "「お前らも来たのか……」",
"368000911_5": "「クリス……。それに調ちゃんと切歌ちゃん」",
"368000911_6": "「ピアノの音が聴こえるデスよ。\\n 聴いていたら、ここに来なきゃいけない気がしたデス」",
"368000911_7": "「うん、呼ばれてるみたいな……」",
"368000911_8": "「2人もそうだったんだ。\\n わたしもそんな気がして……」",
"368000911_9": "「……お前たちも来ていたのか」",
"368000911_10": "「もしかして、翼さんもですか?」",
"368000911_11": "「ああ、この曲に導かれ、\\n 気付いたらここまで来ていた……」",
"368000911_12": "「ねえ……、あ、あれッ!\\n 奥のピアが光って――」",
"368000911_13": "「私は、音の精霊です。\\n ようやく気付いてもらえました……」",
"368000911_14": "「音の精霊……ッ!?\\n そうか、グリッドナイトが話していた……ッ ",
"368000911_15": "「お願いです、もう一度あなたたちの力を貸してください。\\n ガウマさんやグリッドナイトが窮地なんです……」",
"368000911_16": "「ガウマさんやグリッドナイトが……?」",
"368000911_17": "「怪獣を倒して、\\n いなくなっていた仲間も戻ったんじゃないんデスかッ」",
"368000911_18": "「いいえ、ガウマさんの仲間たちは、まだ戻れていません……」",
"368000911_19": "「彼らは世界と世界の狭間におり、保護されてます……。\\n 自力で戻ることは極めて困難な場所です」",
"368000911_20": "「でも……、それじゃわたしたちはどうしてこっちに……?」",
"368000911_21": "「恐らく転送能力を持った、怪獣の仕業です。\\n それを操っている者がいるのでしょう」",
"368000911_22": "「それってもしかして、シズムくん……?」",
"368000911_23": "「そこまでは分かりません。ですが、あなたたちが帰れたのは、\\n 転送怪獣を倒したからではありません」",
"368000911_24": "「転送怪獣はまだ生きていて、あなたたちに二度目の転送を\\n 行使しました。つまり、あの世界から追い返されたのです」",
"368000911_25": "「わたしたちは謀られたのか……。\\n 戦いは、終わっていなかったのだな」",
"368000911_26": "「ダイナゼノンは乗り手がおらず、グリッドナイトは負傷が\\n 癒えないまま、怪獣に対抗する術がほとんどありません……」",
"368000911_27": "「だからお願いです。\\n もう一度だけ、あなたたちの力を――」",
"368000911_28": "「そんなの、当たり前だよッ!」",
"368000911_29": "「ああ、戦友が窮地に陥っているならば、\\n これを助けることになんの躊躇があろうかッ」",
"368000911_30": "「右に同じデスッ!\\n そういうことなら、何度でもダイナゼンに乗るデスよッ」",
"368000911_31": "「わたしも同じ気持ち。\\n ガウマさんたちを、助けたい」",
"368000911_32": "「お、おいッ! やる気になってるのはいいけどよ。\\n どうやって向こうに行くつもりなんだよ……」",
"368000911_33": "「そうだよ。ギャラルホルンで行けるわけじゃないし、\\n 転送怪獣も敵の支配下なんでしょ」",
"368000911_34": "「大丈夫です。向こうの世界との繋がりがある\\n あなたたち人なら、私の力で送り届けることができます」",
"368000911_35": "「ならば懸念は払拭されたな」",
"368000911_36": "「未来、ちょっと行ってくるねッ!」",
"368000911_37": "「もう……。\\n ちゃんと無事に帰ってきてね」",
"368000911_38": "「あたしたちが蚊帳の外ってのは引っかかるけど、\\n せっかく行くからには、ちゃんとあっちを助けてこいよ」",
"368000911_39": "「ありがとう……。\\n グリッドナイトたちのこと、よろしくお願いします――」"
}

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@ -0,0 +1,10 @@
{
"368000921_0": "「ここは……」",
"368000921_1": "「ガウマ隊長がお腹を空かせて倒れていた場所だね。\\n ちゃんと戻ってこれたんだ……」",
"368000921_2": "「ガウマさんたち、今もどこかで怪獣と戦ってるのかな?」",
"368000921_3": "「音の精霊は、グリッドナイトたちが危機に瀕しているといって\\n 助けを求めてきたんだ。とにかく彼らを探して――」",
"368000921_4": "「あの怪獣……。\\n もしかしてあれが、転送能力を持った――」",
"368000921_5": "「あの光ッ! 見覚えあるデスッ!\\n 間違いないデスよッ」",
"368000921_6": "「ダイナダイバーと、ゴルドバーンが戦ってる……」",
"368000921_7": "「どうやら、探すまでもなかったようだな。\\n 急いで加勢に向かうぞッ」"
}

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@ -0,0 +1,10 @@
{
"368000931_0": "「――こいつをくらえ!」",
"368000931_1": "「くっ……、全く捉えられねぇ……!\\n 的が大きくなっても、これじゃ――」",
"368000931_2": "「うおおおおおお!? ……くそっ!\\n やられちまった……」",
"368000931_3": "(損傷は……、なんとか大丈夫か。\\n だが、まともにやっても勝ち目がねぇ……、一度退くか",
"368000931_4": "(ダメだ。逃げたところで、どうにもならねぇ……。\\n こいつを倒さなきゃ、<ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちを助けられねぇのに――)",
"368000931_5": "「また俺は……、見ていることしかできねぇのか!」",
"368000931_6": "「ガウマさん――ッ!」",
"368000931_7": "「お前ら……、どうして!」"
}

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@ -0,0 +1,25 @@
{
"368000932_0": "「来てくれたのか!」",
"368000932_1": "「お前ら……、どうして……。\\n どうして戻ってきちまったんだよ」",
"368000932_2": "「音の精霊さんが、ガウマさんたちの\\n ピンチを教えてくれたんですッ」",
"368000932_3": "「音の精霊……? まさか――」",
"368000932_4": "「ええ、きっと2代目が寄越してくれたのでしょう」",
"368000932_5": "「そうか……。2代目も無事なのだな」",
"368000932_6": "「それに、ガウマ隊長の仲間も保護されているらしいデスよ」",
"368000932_7": "「並行世界の狭間に隔離されてて、簡単には送り帰せないって\\n 言ってたけど……」",
"368000932_8": "「そうか、それで――」",
"368000932_9": "「そんな話はどうでもいいんだ!\\n せっかくお前らを無事に返せたのに……」",
"368000932_10": "「どうでもよくないッ!\\n わたしたちだけ助かってもダメですッ」",
"368000932_11": "「あなた方の仲間を助け出していない。ということは、\\n わたしの方がまだ、約束を果たせていませんッ」",
"368000932_12": "「ガウマ隊長だけでカッコつけるんじゃないデスよッ!」",
"368000932_13": "「わたしたちだって、ガウマ隊の一員です」",
"368000932_14": "「お前ら……」",
"368000932_15": "「今度こそ、わたしたちも『約束』しますッ!\\n あの怪獣を倒して、ガウマさんと事件を解決するってッ」",
"368000932_16": "「約束は、絶対守るデスよッ!」",
"368000932_17": "「世の中にある、大事な3つのことの1つだから」",
"368000932_18": "「だからわたしたちと……、一緒に戦ってくださいッ!」",
"368000932_19": "「……分かった! なら、俺も約束する!\\n ――お前らと一緒に、あの怪獣をぶっ倒すってな」",
"368000932_20": "「だからもう一度、お前らにこれを預ける!",
"368000932_21": " 行くぞ、ガウマ隊! ――アクセスモード!」",
"368000932_22": "「アクセスモードッ!」"
}

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@ -0,0 +1,30 @@
{
"368000941_0": "「わたしたちも、行きましょうッ!\\n ――きっと最後の戦いになりますッ」",
"368000941_1": "「ああ。\\n 俺の力、全てお前に預ける」",
"368000941_2": "「超合体竜王・カイゼルグリッドナイトッ!\\n ――バトル・ゴーッ」",
"368000941_3": "「……戻ってきたんだ」",
"368000941_4": "「それなら……、見せてみなよ。\\n 君たちの情動を」",
"368000941_5": "(今こそ俺たちの想いを1つに!)",
"368000941_6": "「ああ、俺たちだけじゃねぇ。\\n <ruby=よもぎ>蓬</ruby>たちの想いも!」",
"368000941_7": "「わたしたちの世界で待ってくれている\\n 未来や、S.O.N.G.のみんなの想いもッ!」",
"368000941_8": "「ああ! 全部ひっくるめて、あの転送怪獣への\\n 借りを返してやろうぜ」",
"368000941_9": "「この力で……、決着をつけさせてもらう――ッ!」",
"368000941_10": "「この怪獣の能力を忘れたの?\\n また別の世界に飛ばしてしまえばいい……」",
"368000941_11": "「――この光はッ!?」",
"368000941_12": "「躱せえ!」",
"368000941_13": "「なんのッ!!」",
"368000941_14": "「なんとか躱したみたいだね。\\n でも、いつまで続けられるかな」",
"368000941_15": "「くッ!?」",
"368000941_16": "「――分離するデスッ!」",
"368000941_17": "「――またバラバラになって!?」",
"368000941_18": "「切ちゃん、やろうッ!」",
"368000941_19": "「同時に行くデスッ!」",
"368000941_20": "「調ちゃん、切歌ちゃんッ! ――もう一度ッ!」",
"368000941_21": "「――!?\\n 転送能力を……潰された」",
"368000941_22": "「狙い通りデスッ!」",
"368000941_23": "「うん、やっぱりあの光るところが弱点だった」",
"368000941_24": "「お前ら……、敵の能力器官を狙って……。\\n ――やるじゃねぇか」",
"368000941_25": "「2人とも、グッジョブッ!」",
"368000941_26": "「ガウマ隊長の特訓の成果デスッ!」",
"368000941_27": "「これで、小細工はできなくなったな。\\n さあ――、決着の時だッ」"
}

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@ -0,0 +1,11 @@
{
"368000942_0": "「そんなもの――ッ!」",
"368000942_1": "「今のわたしたちに通用すると思うな――ッ!」",
"368000942_2": "「――ここだ! お前ら、決めるぞ!」",
"368000942_3": "「やらせない……。\\n この怪獣は俺のものだ」",
"368000942_4": "「この一撃で――、すべて燃やし尽くす!」",
"368000942_5": "「グリッドナイト――」",
"368000942_6": "「必焼灼熱大火炎――」",
"368000942_7": "「<size=40>ストーム――ッ!!</size>」",
"368000942_8": "「<size=40>バーニングレックスロア――ッ!!</size>」"
}

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@ -0,0 +1,34 @@
{
"368001011_0": "大団円って、なに?",
"368001011_1": "「負けた……。\\n 結局最後まで、あの怪獣の声は聞こえなかったな……」",
"368001011_2": "「並行世界か……。ここではない世界のどこかに、\\n 怪獣がたくさんいる世界もあるかもしれないね」",
"368001011_3": "「お前らのおかげで、約束を果たすことができた……」",
"368001011_4": "「今度こそ間違いない、これで全部解決だ。\\n 本当、ありがとうな」",
"368001011_5": "「礼か。お前にしては殊勝なことだな」",
"368001011_6": "「お前に言ってんじゃねぇよ!」",
"368001011_7": "「わたしたちこそ、解決していなかったのにさっさと帰ってしまい\\n 申し訳なく感じています」",
"368001011_8": "「自分たちも知らないうちに、約束を破っちゃってたなんて……\\n 本当にごめんなさいッ」",
"368001011_9": "「終わったと見せかけて終わってないとか、\\n びっくりだったデス」",
"368001011_10": "「報せてもらえてよかった。\\n 代目さんと音の精霊さんにも、お礼を言っておいて下さい」",
"368001011_11": "「ああ。必ず伝えよう」",
"368001011_12": "「……どうやら、もうそろそろのようだな。\\n きちんと別れをする時間くらいはあるかと思ったが――」",
"368001011_13": "「残念ながら、そこまで都合よくはないらしい」",
"368001011_14": "「ガウマ隊長の仲間の皆さんとも、お友達になりたかったデス」",
"368001011_15": "「そうだね。\\n ガウマ隊長のこととか、操縦のこととか、聞いてみたかった」",
"368001011_16": "「ガウマさん、ナイトさん、ありがとうございましたッ!\\n また、いつか会いましょうッ」",
"368001011_17": "「ああ。こっちこそ、何度も言うがありがとうな。\\n お前らとのことは絶対忘れねぇ」",
"368001011_18": "「風鳴翼! お前と再び共に戦えてよかった」",
"368001011_19": "「ええ、わたしもですグリッドナイト。\\n またどこかでお会いしましょうッ」",
"368001011_20": "「使命に導かれれば、そういうこともあるだろう」",
"368001011_21": "「――それじゃ、さようならッ!」",
"368001011_22": "「やっと戻ってこれましたねー」",
"368001011_23": "「お待ちしていました」",
"368001011_24": "「あ、ナイトくん!」",
"368001011_25": "「やっと戻ってきたか! 無事だったんだな、\\n <ruby=よもぎ>蓬</ruby>、<ruby=ゆめ>夢芽</ruby>、<ruby=こよみ>暦</ruby>、ちせ――!」",
"368001011_26": "「ガウマさん!? うわ!?\\n なんで抱き着いて」",
"368001011_27": "「近い……」",
"368001011_28": "「結局何があったのかな……?」",
"368001011_29": "「一件落着ってことですよ、先輩!」",
"368001011_30": "「待たせすぎだぜ、お前らよ! いいか?\\n これからガウマ隊の、新しい人の仲間の話をするぜ」",
"368001011_31": "歌:オーイシマサヨシ\\n作詞大石昌良\\n作曲大石昌良\\n編曲大石昌良\\nLicensed by PONY CANYON INC."
}

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@ -0,0 +1,30 @@
{
"368001111_0": "護るべきものって、なに?",
"368001111_1": "「やっぱりここのたい焼きは一味違うデスッ!」",
"368001111_2": "「しっぽまでしっかりあんこが詰まってるもんね……」",
"368001111_3": "「わたしは頭から一気に食べる派なんですけど、\\n 翼さんはどうですか」",
"368001111_4": "「なんと、そんな派閥があるのか……?\\n ううむ……、考えたことがなかったな……」",
"368001111_5": "「さて、次はどこへ寄るデス?」",
"368001111_6": "「けっこう食べ歩いたし、少し座ってゆっくりしたいかも」",
"368001111_7": "「そうだね。一度少し休んでも――」",
"368001111_8": "『ピンポンパンポーン』",
"368001111_9": "『皆様、本日は当商店街までお越しいただき、\\n 誠にありがとうございます』",
"368001111_10": "『このあと13時より、公園特設ステージにて、\\n 特撮スーパーヒーローショーが催され――』",
"368001111_11": "「……およ? 今の放送って――」",
"368001111_12": "「ヒーローショー、この前は観られなかったね」",
"368001111_13": "「それならちょうどいい。\\n 休憩がてら、人で観に行かないか」",
"368001111_14": "「賛成デースッ!」",
"368001111_15": "「……結局、3つ目は聞けずじまいだったね」",
"368001111_16": "「3つ目? なんのことデス?」",
"368001111_17": "「あ、ガウマ隊長の……」",
"368001111_18": "「世の中で大切な3つのこと、だったか」",
"368001111_19": "「約束と、愛と――」",
"368001111_20": "「残り1つはなんだったんだろうね……」",
"368001111_21": "「なるほど……。\\n わたしなら、残りつは防人としての覚悟だろうか」",
"368001111_22": "「アタシにとっては調デスッ!」",
"368001111_23": "「わたしにとっては切ちゃんだよ」",
"368001111_24": "「わたしにとっては……、やっぱり未来?\\n だけど歌も捨てがたいし……」",
"368001111_25": "「……あれ? 今、あそこに光の玉が――、\\n ほらッ ステージのシンセサイザーの上ッ」",
"368001111_26": "「……そろそろ始まる。もしかしたら音の精霊も、\\n ヒーローショーを観に来ているのかもしれないな」",
"368001111_27": "「そうかもしれませんね」"
}