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louis 2018-10-20 23:56:30 -04:00
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@ -0,0 +1,27 @@
{
"102000111_0": "不穏な足音",
"102000111_1": "「の、ノイズ……うわ――ッ! 」",
"102000111_2": "「く……このッ!」",
"102000111_3": "「きゃ……ッ!」",
"102000111_4": "「大丈夫ですかッ!?」",
"102000111_5": "「平気です……それよりウェル博士はもっと前方の車両に\\n 避難してくださいッ」",
"102000111_6": "「大変ですッ! すごい数のノイズが追ってきますッ!」",
"102000111_7": "「連中、明らかにこっちを獲物と定めていやがる。\\n ……まるで、何者かに操られてるみたいだ」",
"102000111_8": "「急ぎましょうッ!」",
"102000111_9": "「第71チェックポイントの通過を確認。\\n 岩国の米軍基地到着はもう間もなく――ですがッ」",
"102000111_10": "「こちらとの距離が伸びきった瞬間を狙い撃たれたか……」",
"102000111_11": "「司令、やはりこれは――」",
"102000111_12": "「ああ。何者かがソロモンの杖強奪をもくろんでいると見て\\n 間違いないッ」",
"102000111_13": "「はい、はい……。了解しました。\\n 迎え撃ちます」",
"102000111_14": "「出番なんだよな?」",
"102000111_15": "「行きますッ!」",
"102000111_16": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」",
"102000111_17": "「――せいッ!」",
"102000111_18": "「ったく、こうして列車の上に出て見りゃ、\\n 群れスズメがうじゃうじゃと……」",
"102000111_19": "「どんな敵がどれだけ来ようとッ! 今日まで訓練してきたあの\\n コンビネーションがあればッ」",
"102000111_20": "「あれはまだ未完成だろ。実戦でいきなりブッコもうなんて、\\n おかしな事考えてんじゃねーぞ」",
"102000111_21": "「うん、とっておきたい、とっておきだもんねッ!」",
"102000111_22": "「わかってんなら言わせんな」",
"102000111_23": "「……背中は預けたからな」",
"102000111_24": "「任せてッ!」"
}

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@ -0,0 +1,11 @@
{
"102000112_0": "「てりぁぁぁぁぁッ!」",
"102000112_1": "「消し飛べッ!」",
"102000112_2": "「ちッ……数が多いっての。\\n おい、少しの間任せたからなッ」",
"102000112_3": "「――了解だよ、クリスちゃんッ!」",
"102000112_4": "「――はああああッ! せぇいッ!」",
"102000112_5": "「……なかなかやるじゃねーか。\\n いいぞ、準備は整ったッ」",
"102000112_6": "「雑魚はコイツで一掃してやらぁッ!」",
"102000112_7": "「さっすが、一気に数が減ったよッ!\\n これなら残りは――って、あ……」",
"102000112_8": "「まだ増えるのかよッ!?\\n ったく、どうなってんだこいつらはッ」"
}

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@ -0,0 +1,9 @@
{
"102000121_0": "「くそッ! 次から次へと……キリがねーぞッ!」",
"102000121_1": "「確かに数が多すぎるよね……」",
"102000121_2": "「空を飛べるエクスドライブモードなら、こんな奴らにおたつく\\n ことなんてねーのに……ッ」",
"102000121_3": "「まあまあ、クリスちゃん。とにかく目の前のノイズから倒して\\n いくしかない――よッ」",
"102000121_4": "「お前はもう少し考えて戦えッ! ったく、空中ノイズが\\n 多すぎてお前はあんまり役に立たねーし……」",
"102000121_5": "「あはは……面目ない」",
"102000121_6": "「ノイズごときがめんどくせぇッ! まとめて来やがれッ!」"
}

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@ -0,0 +1,11 @@
{
"102000122_0": "「はぁ……はぁ……これでどうだッ!」",
"102000122_1": "「危ないッ!」",
"102000122_2": "「――ッ!?」",
"102000122_3": "「助かったッ<speed=0.5></speed> にしても、なんでこんなにノイズがうじゃうじゃ\\n いるんだよッ 何とか一気に倒す方法を考えねーと……」",
"102000122_4": "「一気に……一気にか……あ、そうだッ!」",
"102000122_5": "「どうしたッ!? 何か閃いたのか?」",
"102000122_6": "「うん、師匠の戦術マニュアルで見たことあるなってッ!\\n 敵をまとめて一気に倒す方法ッ」",
"102000122_7": "「おっさんのマニュアルってば面白映画だろ?\\n そんなのが役に立つのかよ……」",
"102000122_8": "「大丈夫、まっかせといてッ! あの先のトンネルで仕掛けるよッ!」"
}

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@ -0,0 +1,19 @@
{
"102000131_0": "「師匠、この前見たアレの作戦で行きますッ<speed=0.5></speed>\\n 友里さんたちにも連絡をッ」",
"102000131_1": "「アレかッ<speed=0.5></speed> 期待しているぞッ!」",
"102000131_2": "「任せてくださいッ<speed=0.5></speed> クリスちゃんは\\n トンネルに入ったら、合図に合わせて車両を切り離してッ」",
"102000131_3": "「ノイズに車両をぶつけるのか?\\n そんなことしたって、通り抜けてくるだけだろ」",
"102000131_4": "「ぶつけるのはそれだけじゃないよッ!\\n まっかせといてッ」",
"102000131_5": "「……?」",
"102000131_6": "(はぁ……本当に大丈夫なのかよ……。\\n おっさんはアレで通じてたみたいだけどよ……",
"102000131_7": "「今だよッ! クリスちゃん、お願いッ!」",
"102000131_8": "「おらよッ!」",
"102000131_9": "「後は、わたしが――」",
"102000131_10": "「お前、振り返って何を――ッ!?」",
"102000131_11": "<size=40>「はああああああ――ッ! いっけえええええッ!」</size>",
"102000131_12": "<size=40>「やったッ!」</size>",
"102000131_13": "「閉鎖空間で敵の機動力を封じた上、退路を断っての\\n 重い一撃……」",
"102000131_14": "(こいつ……いつの間にこんなこと考えて戦えるように\\n なったんだ……",
"102000131_15": "「残りはあと少し、一気に倒しちゃおうッ!」",
"102000131_16": "「……ああ、お前ばかりにいい所を持っていかせねーからなッ!」"
}

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@ -0,0 +1,25 @@
{
"102000132_0": "「これで、任務完了ですね」",
"102000132_1": "「はい。ここまで、ありがとうございました」",
"102000132_2": "「いやー、良かったです。あの後はノイズもなく、順調な旅路で」",
"102000132_3": "「確かめさせていただきましたよ。皆さんがルナアタックの英雄と\\n 呼ばれることが、伊達ではないとね」",
"102000132_4": "「英雄ッ!? わたしたちが?」",
"102000132_5": "「いやー普段誰も褒めてくれないので、もっと遠慮なく褒めて\\n ください。むしろ褒めちぎってくださ――」",
"102000132_6": "「――あいたッ!?」",
"102000132_7": "「このバカッ<speed=0.5></speed> そういうところが褒められないんだよッ!」",
"102000132_8": "「痛いよう……クリスちゃん……」",
"102000132_9": "「世界がこんな状況だからこそ、僕たちは英雄を求めている」",
"102000132_10": "(ん……?)",
"102000132_11": "「そう、誰からも信奉される、偉大なる英雄の姿を――ッ!」",
"102000132_12": "「あははー、それほどでも」",
"102000132_13": "「皆さんが守ってくれたソロモンの杖は、僕が必ず役立てて\\n 見せます」",
"102000132_14": "「ふつつかなソロモンの杖ですが、よろしくお願いしますッ!」",
"102000132_15": "「……頼んだからな」",
"102000132_16": "「無事に任務も完了だー。そして――」",
"102000132_17": "「うんッ! \\n この時間なら翼さんのステージにも間に合いそうだッ」",
"102000132_18": "「2人ががんばってくれたから、司令が東京までヘリを出して\\n くれるみたいよ」",
"102000132_19": "「マジっすかッ!?」",
"102000132_20": "「基地内にノイズッ!? そんな――」",
"102000132_21": "「うわわ……マジっすかッ!?」",
"102000132_22": "「マジだな……行くぞッ!」"
}

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@ -0,0 +1,13 @@
{
"102000211_0": "ガングニールの少女",
"102000211_1": "「司令ッ! 岩国基地内にノイズですッ!」",
"102000211_2": "「こちらでも反応を確認したッ<speed=0.5></speed>\\n すぐに人を向かわせるんだッ 翼にも応援を――」",
"102000211_3": "「師匠、その必要はありませんッ!」",
"102000211_4": "「ああ、ここはあたしとバカで十分だッ!」",
"102000211_5": "「翼さんには、今日のライブを頑張るように伝えてくださいッ!\\n ちょっと遅れるかもしれないけど、必ず見に行きますッ」",
"102000211_6": "「お前たち……。わかった。終わったらウチで一番速いヘリで\\n 会場まで送ってやるッ だから、頑張ってこいッ」",
"102000211_7": "「はい、師匠ッ!」",
"102000211_8": "「おっさんもヘリの準備を忘れるなよッ!」",
"102000211_9": "「みなさんッ! 退いてくださいッ!」",
"102000211_10": "「邪魔なんだよッ<speed=0.5></speed>\\n イズの相手はあたしらに任せとけッ」"
}

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@ -0,0 +1,10 @@
{
"102000212_0": "「あらかた倒したが――ッ!」",
"102000212_1": "「クリスちゃんッ! 後ろッ!」",
"102000212_2": "「気づいてるんだよッ! うらああああッ!」",
"102000212_3": "「って、何だよ、このデケえのはッ!<speed=0.5></speed>\\n どっから出てきやがったッ」",
"102000212_4": "「――クリスちゃん、ウェル博士はッ!?」",
"102000212_5": "「……見かけてねーな。\\n まさか、ソロモンの杖を奪われたってのか……くそッ」",
"102000212_6": "「まだ分からないよッ!\\n あれを倒してウェル博士を探そうッ」",
"102000212_7": "「言われるまでもねーな。速攻で片付けるぞッ!」"
}

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@ -0,0 +1,27 @@
{
"102000221_0": "「~~~♪ ~~~♪」",
"102000221_1": "「こちらの準備は完了。\\n サクリストが到着次第、始められる手はずです」",
"102000221_2": "「ぐずぐずしている時間は無い訳ね。オーケーマム。\\n 世界最後のステージの幕を上げましょう」",
"102000221_3": "「……状況は分かりました。それでは翼さんを――」",
"102000221_4": "「無用だ。\\n イズの襲撃と聞けば、今日のステージを放り出しかねない」",
"102000221_5": "「ですが――」",
"102000221_6": "「……響くんとクリスくんから、今日のステージを頑張って\\n だそうだ。翼に伝えてくれ」",
"102000221_7": "「分かりました。では、そちらにお任せします」",
"102000221_8": "「司令からは一体何を?」",
"102000221_9": "「今日のステージをまっとうしてほしいと」",
"102000221_10": "「はぁ……。眼鏡を外したという事は、マネージャーモードの\\n 緒川さんではないという事です」",
"102000221_11": "「自分の癖くらいちゃんと――」",
"102000221_12": "「お時間そろそろです。お願いします」",
"102000221_13": "「はい――今行きますッ!」",
"102000221_14": "「傷ついた人の心を癒すのも、風鳴翼の大切な務めです。\\n 頑張ってください」",
"102000221_15": "「不承不承ながら、了承しましょう。\\n 詳しい事は後で聞かせてもらいます」",
"102000221_16": "「おお~、さっすがマリア・カデンツァヴナ・イヴ。\\n 生の迫力は違うねッ」",
"102000221_17": "「全米チャートに登場してから、まだ数ヶ月なのに、この貫禄は\\n ナイスですッ」",
"102000221_18": "「今度の学祭の参考になればと思ったけど……さすがに真似\\n できないわ」",
"102000221_19": "「……」",
"102000221_20": "「まだビッキーから連絡来ないの?」",
"102000221_21": "「うん……」",
"102000221_22": "「せっかく風鳴さんが招待してくれたのに……今夜限りの特別\\n ユニットを見逃すなんて……」",
"102000221_23": "「期待を裏切らないわね、あの子ったら」",
"102000221_24": "(……響、どうしたんだろう?)"
}

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@ -0,0 +1,35 @@
{
"102000222_0": "「はい、既に事態は収拾。ですが、行方不明者にウェル博士の\\n 名前があります。そして、ソロモンの杖もまた……」",
"102000222_1": "「そうか。急ぎこちらに帰投してくれ」",
"102000222_2": "「……了解しました」",
"102000222_3": "「あの、師匠……」",
"102000222_4": "「……ヘリで送る約束だったな。基地には連絡してある。\\n 遠慮なく使え」",
"102000222_5": "「……ソロモンの杖が奪われたのに、\\n そんな事言ってていいのかよ」",
"102000222_6": "「調査は俺たちに任せておけ。せっかくの翼のライブなんだ。\\n 人はしっかり楽しんでこいッ」",
"102000222_7": "「師匠、ありがとうございますッ!」",
"102000222_8": "「……わかったよ」",
"102000222_9": "「ありがとう、みんなッ!」",
"102000222_10": "「わたしは――いつもみんなから、たくさんの勇気をわけて\\n もらっているッ」",
"102000222_11": "「だから今日は――わたしの歌を聴いてくれる人たちに、少しでも\\n 勇気をわけてあげられたらと思っているッ」",
"102000222_12": "「わたしの歌を全部、世界中にくれてあげるッ! 振り返らない、\\n 全力疾走だ。付いて来れる奴だけ付いて来いッ」",
"102000222_13": "「今日のライブに参加できたことを感謝している」",
"102000222_14": "「そして――この大舞台に日本のトップアーティスト、風鳴翼と\\n ユニットを組み、唄えたことをッ」",
"102000222_15": "「わたしも、素晴らしいアーティストに巡り合えたことを\\n 光栄に思う」",
"102000222_16": "「わたしたちが世界に伝えていかなきゃね、歌には力があるって\\n ことを――」",
"102000222_17": "「それは、世界を変えていける力だ」",
"102000222_18": "「そしてもうひとつ――」",
"102000222_19": "「ノイズの出現反応多数ッ!\\n 場所はQUEENS of MUSICの会場ッ」",
"102000222_20": "「何だとッ!?」",
"102000222_21": "<size=40>「――うろたえるなッ!」</size>",
"102000222_22": "「……そう、大人しくしている限りは、ノイズにも手出しは\\n させないわ。……風鳴翼さん、あなたもよ」",
"102000222_23": "「……マリア・カデンツァヴナ・イヴ、貴様はいったい――?」",
"102000222_24": "「……そうね。そろそろ頃合かしら」",
"102000222_25": "「わたしたちは、ノイズを操る力をもってして、\\n この星のすべての国家に要求するッ」",
"102000222_26": "「世界を敵にまわしての口上?\\n これはまるで――宣戦布告ッ」",
"102000222_27": "「――そして……ッ!」",
"102000222_28": "「Granzizel bilfen gungnir zizzl」",
"102000222_29": "「そんな――ッ!? 聖詠……ッ!?」",
"102000222_30": "「わたしは……わたしたちはフィーネ<speed=0.5>。</speed>\\n 終わりの名を持つ者だッ」",
"102000222_31": "「アウフヴァッヘン波形を照合ッ!\\n この波形パターンは――ッ」",
"102000222_32": "<size=40>「――ガングニールだとッ!?」</size>"
}

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@ -0,0 +1,64 @@
{
"102000311_0": "胸に力と偽りと",
"102000311_1": "「我ら武装組織フィーネは、各国政府に対して要求する<speed=0.5>。</speed>\\n そうだな……さしあたっては国土の割譲を求めようかッ」",
"102000311_2": "「バカな……」",
"102000311_3": "「もしも、24時間以内にこちらの要求が果たされない場合は、\\n 各国の首都機能がイズによって不全となるだろう」",
"102000311_4": "「……どこまでが本気なのか」",
"102000311_5": "「わたしが王道を敷き、わたしたちが住まうための楽土だ。\\n 素晴らしいと思わないか」",
"102000311_6": "「へッ、しゃらくせぇな<speed=0.5>。</speed>\\n アイドル大統領とでも呼べばいいのかい」",
"102000311_7": "「斯波田事務次官ッ!」",
"102000311_8": "「米国の聖遺物研究機関でもトラブルがあったらしい」",
"102000311_9": "「……米国の聖遺物研究機関というと、F.I.S.ですか?」",
"102000311_10": "「なんでも、今日まで解析してきたデータの殆どがお釈迦に\\n なったばかりか、保管していた聖遺物までも行方不明って話だ」",
"102000311_11": "「こちらの状況と連動していると?」",
"102000311_12": "「蕎麦に喩えるなら、オリってことはあるめぇ、\\n まあニハチでそういうこったろう」",
"102000311_13": "「……急ぎ対応にあたります」",
"102000311_14": "「おう、頼んだぜ」",
"102000311_15": "「何を意図としての騙りか知らぬが――」",
"102000311_16": "「わたしが騙りだと?」",
"102000311_17": "「そうだッ! ガングニールのシンフォギアは貴様のような輩に\\n 纏えるものではないと覚えろッ」",
"102000311_18": "「Imyuteus ameno――」",
"102000311_19": "「待ってください、翼さんッ! 今動けば、風鳴翼が\\n シンフォギア装者だと世界中に知られてしまいますッ」",
"102000311_20": "「でも、この状況で――」",
"102000311_21": "「風鳴翼の歌は、戦いの歌ばかりではありませんッ!\\n 傷ついた人を癒し、勇気づけるための歌でもあるのです」",
"102000311_22": "「確かめたらどう? わたしの言った事が騙りなのかどうか?」",
"102000311_23": "「くッ――」",
"102000311_24": "「……なら、会場のオーディエンス諸君を解放するッ!\\n イズに手出しはさせない。速やかにお引き取り願おうかッ」",
"102000311_25": "「何が狙いだ……?」",
"102000311_26": "「何が狙いですか……こちらの優位を放棄するなど、筋書きには\\n なかったはずです。説明してもらえますか」",
"102000311_27": "「このステージの主役はわたし。\\n 人質なんて、わたしの趣味じゃないわ」",
"102000311_28": "「血に汚れることを怖れないでッ!」",
"102000311_29": "「……」",
"102000311_30": "「……仕方ありません。調と切歌を向かわせています。\\n 作戦目的をはき違えない範囲でおやりなさい」",
"102000311_31": "「……了解、マム。ありがとう」",
"102000311_32": "「帰るところがあるというのは、羨ましいものだな……」",
"102000311_33": "「マリア、貴様はいったい……」",
"102000311_34": "「観客は皆退去した。もう被害者が出ることは無い。\\n それでもわたしと戦えないと言うのであれば――」",
"102000311_35": "「それはあなたの保身のため。あなたはその程度の覚悟しか\\n できてないのかしら」",
"102000311_36": "「く――ッ!」",
"102000311_37": "「――行くわよ。ふッ!」",
"102000311_38": "「くっ……」",
"102000311_39": "「反撃するつもりが無いなら、そのまま倒れてなさいッ!」",
"102000311_40": "(ダメだ、このままでは……ッ。\\n 何とかカメラの目の外まで出なくては――",
"102000311_41": "「防戦一方ね。そのまま戦えるつもり?」",
"102000311_42": "「ぐッ……はあッ!」",
"102000311_43": "「……その程度? ふッ!」",
"102000311_44": "「ぐうッ……」",
"102000311_45": "(あと少し……もう少し下がれば――ッ!)",
"102000311_46": "「よし、これで――ッ!」",
"102000311_47": "「――何が、『よし』なのかしら」",
"102000311_48": "「な……ッ!?」",
"102000311_49": "「あなたはまだステージを降りることは許されない。それでも降り\\n たいのなら、わたしが降ろしてあげましょう。はあ――ッ」",
"102000311_50": "「がッ……ぐううううッ!」",
"102000311_51": "「――ッ!?」",
"102000311_52": "「なぜノイズがッ!? 勝手な事を――」",
"102000311_53": "(このまま落ちればノイズにより炭化させられてしまう――)",
"102000311_54": "(ギアを纏えば歌女としてのわたしは終わりだろう<speed=0.5>……</speed>\\n だからとてッ、このままやられるわけには行かないッ",
"102000311_55": "(決別だ……歌女であったわたし……)",
"102000311_56": "<size=40>「――聴くがいいッ<speed=0.5></speed> 防人の歌をッ!」</size>",
"102000311_57": "「って、うええええッ!? どうしてここで中継が中断しちゃう\\n のッ 翼さんはどうなったのッ 翼さんッ」",
"102000311_58": "「現場からの中継が遮断された……?」",
"102000311_59": "「ってことはつまり――」",
"102000311_60": "「Imyuteus amenohabakiri tron」",
"102000311_61": "「いざ――推して参るッ!」"
}

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@ -0,0 +1,7 @@
{
"102000312_0": "「中継が中断された……ッ!?」",
"102000312_1": "「翼さん、中継は遮断しましたッ! 思う存分戦ってくださいッ!」",
"102000312_2": "(……緒川さん、ありがとうございます)",
"102000312_3": "「シンフォギア装者だと世界中に知られて、アーティスト活動が\\n できなくなってしまうなんて――」",
"102000312_4": "「風鳴翼のマネージャーとして許せるはずがありません」"
}

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@ -0,0 +1,11 @@
{
"102000321_0": "「ヒナ、もう少し会場から離れるようにってさ」",
"102000321_1": "「うん、でも……」",
"102000321_2": "「わたしたちがここに残ってても、足を引っ張っちゃうよ」",
"102000321_3": "「立花さんだって遅刻してますけど向かってるんですし」",
"102000321_4": "「期待を裏切らないわよ、あの子は」",
"102000321_5": "「そう、だよね……わかった」",
"102000321_6": "(響……早く来て……)",
"102000321_7": "「……待たせたな。これが戦場の――防人の剣だッ!」",
"102000321_8": "「それが本当のあなたね……いいわ、確かめてあげるッ!」"
}

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@ -0,0 +1,10 @@
{
"102000322_0": "「――ッ<speed=0.5></speed> このガングニールは本物ッ!」",
"102000322_1": "「ようやくお墨を付けてもらった。そう、これがわたしのガング\\n ニール。何者をも貫き徹す、無双の一振りッ」",
"102000322_2": "「だからとてッ<speed=0.5></speed>\\n わたしが引き下がる道理などありはしないッ」",
"102000322_3": "「まだ着かないんですかッ!? 翼さんが――」",
"102000322_4": "「あと5分で着くわッ! 2人とも準備してッ!」",
"102000322_5": "「落ち着けッ! あいつがそう簡単にやられるわけねーだろッ!」",
"102000322_6": "「うん……でも……」",
"102000322_7": "(翼さん……あと少しだから、待っててッ!)"
}

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@ -0,0 +1,7 @@
{
"102000411_0": "装者同士の戦い",
"102000411_1": "「マリア。お聞きなさい。フォニックゲインは現在22%付近を\\n マークしています」",
"102000411_2": "「まだ78%も足りてないッ!?」",
"102000411_3": "「わたしを相手に気を取られるとはッ!」",
"102000411_4": "「――ぐッ<speed=0.5>、</speed>こんなの、隙の内に入らないわッ!」"
}

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@ -0,0 +1,31 @@
{
"102000412_0": "「――勝機ッ<speed=0.5></speed>\\n はあああ――ッ」",
"102000412_1": "「――つぅッ…」",
"102000412_2": "「話は、ベッドで聞かせてもらうッ<speed=0.5></speed>\\n これで、とどめ――ッ」",
"102000412_3": "「……やらせない」",
"102000412_4": "「な――ッ!<speed=0.5></speed> 装者の援軍だとッ!?」",
"102000412_5": "「調だけじゃないデスよッ! アタシもいるデスッ<speed=0.5></speed> <speed=0.01>はッ!!」</speed>",
"102000412_6": "「うわあああッ!」",
"102000412_7": "「……危機一髪」",
"102000412_8": "「まさに間一髪だったデスよッ!」",
"102000412_9": "「装者が……3人ッ!?」",
"102000412_10": "「調と切歌に救われなくても、あなた程度に後れを取るわたしでは\\n 無いんだけどね」",
"102000412_11": "「さて、これで3対1だけど、あなたはどうするのかしら?」",
"102000412_12": "「貴様みたいのはそうやって……」",
"102000412_13": "「……?」",
"102000412_14": "「見下ろしてばかりだから、勝機を見落とすッ!」",
"102000412_15": "「――上かッ!?」",
"102000412_16": "「どしゃぶりなッ! 十億連発ッ!」",
"102000412_17": "「はぁぁぁーッ!!」",
"102000412_18": "「――くッ!?」",
"102000412_19": "「――避けられたッ!?」",
"102000412_20": "「お返しさせてもらうわッ!」",
"102000412_21": "「立花――ッ!」",
"102000412_22": "「翼さんッ!」",
"102000412_23": "「これで互いに同数……勝負はこれからだッ!」",
"102000412_24": "「遅れた分、全力で暴れてやらぁッ!」",
"102000412_25": "「……」",
"102000412_26": "「数が増えたところで……」",
"102000412_27": "「アタシたちが負けるはず無いのデスッ!」",
"102000412_28": "「ふん、あなたたちの力……見せて貰うわ」"
}

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@ -0,0 +1,29 @@
{
"102000422_0": "「やめようよ、こんな戦いッ!\\n 今日出会ったわたしたちが争う理由なんてないよッ」",
"102000422_1": "「そんな綺麗事をッ!」",
"102000422_2": "「――えッ?」",
"102000422_3": "「綺麗事で戦う奴の言うことなんか、信じられるものかデスッ!」",
"102000422_4": "「そんな……話せば分かり合えるよッ!\\n 戦う必要なんか……ッ」",
"102000422_5": "「……偽善者」",
"102000422_6": "「そんな、わたし……」",
"102000422_7": "「この世界には、あなたのような偽善者が多過ぎる――ッ!」",
"102000422_8": "「え……ッ!」",
"102000422_9": "「何をしている立花ッ!」",
"102000422_10": "「――十倍返しだッ!」",
"102000422_11": "「調はやらせないデスッ! ふッ!」",
"102000422_12": "「くッ<speed=0.5></speed> 近すぎんだよ――ッ!」",
"102000422_13": "「――さあ、わたしたちも続きを始めましょうかッ!」",
"102000422_14": "「いいだろう、貴様の相手はわたしだッ!」",
"102000422_15": "「そんな……どうしてッ<speed=0.5></speed> こんな戦い意味がないよッ!」",
"102000422_16": "「……まだそんな言葉を――ッ!」",
"102000422_17": "「わ、わたしは、困ってるみんなを助けたいだけで、\\n だから――ッ」",
"102000422_18": "「それこそが、偽善」",
"102000422_19": "「……ッ!」",
"102000422_20": "「痛みを知らないあなたに、\\n 誰かのためになんて言って欲しくないッ」",
"102000422_21": "(……痛みなら、知ってるのに。\\n それでもわたしのしている事は、偽善なの……",
"102000422_22": "「何やってんだ、バカッ!」",
"102000422_23": "「呆けるな立花ッ!」",
"102000422_24": "「――どんくさいことしてんじゃねぇッ!」",
"102000422_25": "「気持ちを乱すなッ!」",
"102000422_26": "「――は、はいッ!」"
}

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@ -0,0 +1,14 @@
{
"102000432_0": "「この戦いによるフォニックゲインの伸び率では、数値が届き\\n そうもありません……」",
"102000432_1": "「最終手段を用います。――聞こえますか?」",
"102000432_2": "「ふッ<speed=0.5></speed> はッ!」",
"102000432_3": "「はあ――ッ!」",
"102000432_4": "「な――ッ!?」",
"102000432_5": "「あれは……ッ! どうしてッ!?」",
"102000432_6": "「一体何なんだよ、あれはッ!」",
"102000432_7": "「うわあぁぁ~……ッ!? なにあのでっかいイボイボッ!?」",
"102000432_8": "「……増殖分裂タイプ」",
"102000432_9": "「こんなの使うなんて、聞いてないデスよッ!」",
"102000432_10": "「マム……」",
"102000432_11": "「3人とも退きなさい」"
}

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@ -0,0 +1,13 @@
{
"102000511_0": "S2CA",
"102000511_1": "「……ガングニール」",
"102000511_2": "「――アームドギアを温存していただと……?」",
"102000511_3": "「はッ!」",
"102000511_4": "「おいおい、自分らで出したノイズだろッ!?」",
"102000511_5": "「行くわよ」",
"102000511_6": "「……ん」",
"102000511_7": "「はいデス」",
"102000511_8": "「――ここで撤退だとッ!?」",
"102000511_9": "「あったまってきたところでシッポを巻くのかよッ!」",
"102000511_10": "「ああッ、ノイズがどんどん大きくなって……ッ!」"
}

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@ -0,0 +1,17 @@
{
"102000512_0": "「はぁッ!」",
"102000512_1": "「こいつの特性は、増殖分裂……」",
"102000512_2": "「放っておいたら際限ないってワケか?\\n そのうちここから溢れ出すぞッ」",
"102000512_3": "「皆さん、聞こえますかッ!」",
"102000512_4": "「会場のすぐ外には、避難したばかりの観客たちがいますッ!\\n そのイズをここから出すわけには……」",
"102000512_5": "「観客ッ!? みんなが……ッ!」",
"102000512_6": "(……みんなの為にも、負けられないッ!)",
"102000512_7": "「迂闊な攻撃では、\\n いたずらに増殖と分裂を促進させるだけ……ッ」",
"102000512_8": "「どうすりゃいいんだよッ!」",
"102000512_9": "「――絶唱」",
"102000512_10": "「絶唱ですッ!」",
"102000512_11": "「あのコンビネーションは未完成なんだぞッ!?」",
"102000512_12": "「でも他に方法はありませんッ!」",
"102000512_13": "「増殖力を上回る破壊力にて一気殲滅……、立花らしいが、\\n 理には適っている」",
"102000512_14": "「おいおい本気かよッ!」"
}

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@ -0,0 +1,42 @@
{
"102000522_0": "「キリが無いッ! ……迷ってるヒマはねぇらしいな」",
"102000522_1": "「立花、やれるな」",
"102000522_2": "「……はいッ!」",
"102000522_3": "「行きますッ<speed=1></speed> ……S2CA<speed=1>・</speed>トライバーストッ!」",
"102000522_4": "「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine \\n el baral zizzl――」",
"102000522_5": "「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine \\n el zizzl……」",
"102000522_6": "<size=40>「スパーブソングッ!」</size>",
"102000522_7": "<size=40>「コンビネーションアーツッ!」</size>",
"102000522_8": "<size=40>「セットッ! ハーモニクスッ!」</size>",
"102000522_9": "「――ぐッ……<speed=0.5>、</speed>うううぅぅ……ッ!」",
"102000522_10": "「――耐えろ、立花ッ!」",
"102000522_11": "「もう少しだッ!」",
"102000522_12": "「S2CA・トライバースト……。装者3人の絶唱を\\n 調律し、一つのハーモニーと化す……」",
"102000522_13": "「それは、手を繋ぎあうことを\\n アームドギアの特性とする、響さんにしかできない」",
"102000522_14": "「だが、その負荷は響さん1人に集中する……ッ!」",
"102000522_15": "「うわああああああああッ!」",
"102000522_16": "「今だッ!」",
"102000522_17": "「――レディ…ッ!」",
"102000522_18": "「ぶちかませッ!」",
"102000522_19": "<size=35>「これがわたしたちのおおッ、\\n 絶唱だああああああああッ」</size>",
"102000522_20": "「何あれ……ッ!」",
"102000522_21": "「会場の中でいったい何が……」",
"102000522_22": "「アニメじゃない、ってこういう時言うんだっけ……」",
"102000522_23": "「響……ッ!」",
"102000522_24": "「何デスか? あのトンデモはッ!?」",
"102000522_25": "「……きれい」",
"102000522_26": "「こんなバケモノもまた、わたしたちの戦う相手……」",
"102000522_27": "「……くッ」",
"102000522_28": "「ふ……夜明けの光ね」",
"102000522_29": "「…………」",
"102000522_30": "「そんな綺麗事をッ!」",
"102000522_31": "「痛みを知らないあなたに、\\n 誰かのためになんて言って欲しくないッ」",
"102000522_32": "「無事か、立花ッ!」",
"102000522_33": "「……へいき、へっちゃらです……」",
"102000522_34": "「へっちゃらなもんかッ! 痛むのか?\\n ――まさか、絶唱の負荷を中和しきれなくて……」",
"102000522_35": "「ううん……」",
"102000522_36": "「わたしのしていることって、偽善なのかな……。\\n 胸が痛くなることだって、知っているのに……ッ」",
"102000522_37": "「……お前」",
"102000522_38": "「奴らは、一体――ッ!」",
"102000522_39": "「クク……」"
}

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@ -0,0 +1,92 @@
{
"102000611_0": "終焉を望む者、終焉に臨む者",
"102000611_1": "「スパーブソングッ!」",
"102000611_2": "「コンビネーションアーツッ!」",
"102000611_3": "「セットッ! ハーモニクスッ!」",
"102000611_4": "「他者の絶唱と響き合うことで、その威力を増幅するばかりか、\\n 生体と聖遺物の狭間に生じる負荷をも低減せしめる――」",
"102000611_5": "「櫻井理論によると、手にしたアームドギアの延長に、\\n 絶唱の特性があるという……」",
"102000611_6": "「――ですが、誰かと手を繋ぐことに\\n 特化したこの性質こそ、まさしく立花響の絶唱……」",
"102000611_7": "「降下する月の欠片を砕くために、絶唱を口にしても\\n なお、装者たちが無事に帰還できた最大の理由――」",
"102000611_8": "「絶唱の三重唱ならばこそ計測される爆発的なフォニックゲイン」",
"102000611_9": "「それをもってして、ネフィリムを、\\n 天より落ちたる巨人を目覚めさせた……」",
"102000611_10": "「…………」",
"102000611_11": "「あれこそが伝承にも描かれし、共食いすら厭わぬ飢餓\\n 衝動……。やはりネフィリムとは、人の身に過ぎた――」",
"102000611_12": "「人の身に過ぎた、先史文明期の遺産……\\n とかナントカ思わないでくださいよ」",
"102000611_13": "「ドクター・ウェル……」",
"102000611_14": "「たとえ人の身に過ぎていても、英雄たる者の身の丈に\\n 合っていれば、それでいいじゃないですか」",
"102000611_15": "「マムッ! さっきの警報は――ッ!?」",
"102000611_16": "「マム」",
"102000611_17": "「大丈夫デスかッ!?」",
"102000611_18": "「あ……ッ」",
"102000611_19": "「次の花は、いまだつぼみゆえ、\\n 大切に扱いたいものです」",
"102000611_20": "「…………」",
"102000611_21": "「心配してくれたのね。\\n でも大丈夫、ネフィリムが少し暴れただけ」",
"102000611_22": "「隔壁を下ろして食事を与えているから、じきに収まるはず」",
"102000611_23": "「暴れている……。――マムッ!」",
"102000611_24": "「対応措置は済んでいるので大丈夫です」",
"102000611_25": "「それよりも、そろそろ視察の時間では?」",
"102000611_26": "「フロンティアは、計画遂行のもうひとつの要。起動に先立って\\n その視察を怠るわけにはいきませんが……」",
"102000611_27": "「こちらの心配は無用。留守番がてらに\\n ネフィリムの食料調達の算段でもしておきますよ」",
"102000611_28": "「わかりました。予定時刻には帰還します。\\n 後はお願いします」",
"102000611_29": "「行きましょう、皆さん」",
"102000611_30": "「……はい、マム」",
"102000611_31": "「……さて、撒いたエサに\\n 獲物は掛かってくれるでしょうか」",
"102000611_32": "(ガングニールのシンフォギアが2つあるんだ……だったら、\\n 戦う理由がそれぞれにあっても不思議なことじゃない……",
"102000611_33": "「……偽善者」",
"102000611_34": "「この世界には、\\n あなたのような偽善者が多過ぎる――ッ」",
"102000611_35": "「はぁ……」",
"102000611_36": "(せめてもう一度あの子たちと話せたら……。でも、\\n 二課の人たちにもまだ行方はわからないみたいだし――",
"102000611_37": "「……響」",
"102000611_38": "(わたしが戦う理由……\\n 自分の胸に嘘なんてついてないのに――",
"102000611_39": "「立花さん、何か悩み事でもあるのかしら?」",
"102000611_40": "「はい……とっても大事な――」",
"102000611_41": "「秋ですものね。立花さんにだって、きっといろいろ思うところ\\n があるんでしょう。例えば、わたしの授業よりも大事な――」",
"102000611_42": "「――あ、あれっ?」",
"102000611_43": "「……新校舎に移転して、3日後に学祭も控えて……誰も皆、\\n 新しい環境で新しい生活を送っているというのに」",
"102000611_44": "「あなたときたら相も変わらずいつもいつもいつもいつも\\n <speed=0.01>いつもいつもいつも――ッ!」</speed>",
"102000611_45": "「で、でも先生ッ!」",
"102000611_46": "「こんなわたしですが、変わらないでいてほしいと言ってくれる\\n 心強い友達も案外いてくれたりするもので――」",
"102000611_47": "<size=40>「立花さんッ!」</size>",
"102000611_48": "「は、はいぃッ!」",
"102000611_49": "「……ばか」",
"102000611_50": "「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ッ!」",
"102000611_51": "「わッ!?」",
"102000611_52": "「なッ!?」",
"102000611_53": "「――ッ<speed=0.5>、</speed>……脇見しつつ廊下を駆け抜けるとは、\\n あまり感心できないな」",
"102000611_54": "「……痛ッてえ~」",
"102000611_55": "「雪音? 何をそんなに慌てて……」",
"102000611_56": "「やつらが……やつらに追われてるんだ。\\n もう、すぐそこにまで……ッ」",
"102000611_57": "「なに?」",
"102000611_58": "「とくに不審な輩など見当たらないようだが……」",
"102000611_59": "「そうか、うまくまけたみたいだな。ふぅ」",
"102000611_60": "「奴らとは、いったい……?」",
"102000611_61": "「ああ、なんやかんやと理由をつけて、あたしを学校行事に\\n 巻き込もうと一生懸命なクラスの連中だ」",
"102000611_62": "「……ふふ。そうか」",
"102000611_63": "「それなら、代わりにわたしを手伝ってもらおうかな?」",
"102000611_64": "「なんでだッ!?」",
"102000611_65": "「あー、翼さん。いたいた」",
"102000611_66": "「材料取りに行ったまま戻ってこないから、\\n みんなで探してたんだよ」",
"102000611_67": "「でも心配して損した。いつの間にか\\n 可愛い下級生連れ込んでるし」",
"102000611_68": "「みんな、先に帰ったとばかり……」",
"102000611_69": "「案外、人気者じゃねえか」",
"102000611_70": "「でも昔は、ちょっと近寄り難かったのも事実かな~」",
"102000611_71": "「そうそう。ココーノウタヒメって言えば\\n 聞こえはいいけれどね」",
"102000611_72": "「でもね」",
"102000611_73": "「思い切って話しかけてみたら、わたしたちと同じなんだって\\n よくわかった」",
"102000611_74": "「とくに最近は、そう思うよ」",
"102000611_75": "「みんな……」",
"102000611_76": "「ちぇ、うまくやってらあ」",
"102000611_77": "「面目ない……気に障ったか?」",
"102000611_78": "「さぁてね? だけどあたしも――もうちょっとだけ\\n 頑張ってみようかな……」",
"102000611_79": "「……そうか」",
"102000611_80": "「――いいか、今夜中に終わらせるつもりで行くぞッ!」",
"102000611_81": "「明日も学校があるのに、夜半の出動を強いてしまい、\\n すみません」",
"102000611_82": "「気にしないでください。\\n これがわたしたち防人の務めです」",
"102000611_83": "「街のすぐ外れに、あの子たちが潜んでいたなんて……」",
"102000611_84": "「調べた所、ちょうどこの前の事件の直後から、ここに少しずつ\\n 物資が搬入されているみたいなんです」",
"102000611_85": "「現段階ではこれ以上の情報が得られず致し痒しではあるの\\n ですが、何者かが潜んでいるのは間違いないと思われます」",
"102000611_86": "「尻尾が出てないのなら、\\n こちらから引きずり出してやるまでだッ」",
"102000611_87": "「……いや」",
"102000611_88": "「意外に早い出迎えだぞ」",
"102000611_89": "「ノイズッ!」"
}

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@ -0,0 +1,5 @@
{
"102000612_0": "「期待通り、来てくれましたね。……では」",
"102000612_1": "「おもてなしといきましょう」",
"102000612_2": "「くくく……さあ、たっぷりとご馳走しますよッ!」"
}

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@ -0,0 +1,9 @@
{
"102000621_0": "「なんだか不気味な雰囲気……」",
"102000621_1": "「なんだ? びびってるのか?」",
"102000621_2": "「そうじゃないけど、何だか空気が重いような\\n 気がして……」",
"102000621_3": "「ムダ口を叩いている場合じゃない。新手だぞッ!」",
"102000621_4": "「やっぱり、このノイズは――ッ」",
"102000621_5": "「ああ、間違いなく制御されているッ!」",
"102000621_6": "「ちッ……面白くねえッ!」"
}

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@ -0,0 +1,10 @@
{
"102000622_0": "「こンのおおおおぉッ!」",
"102000622_1": "「はッ!」",
"102000622_2": "「はぁ<speed=0.5>、</speed>はぁ……ッ!」",
"102000622_3": "「何で……こんなに手間取るんだッ!?」",
"102000622_4": "「ギアの出力が落ちている……ッ!」",
"102000622_5": "「装者たちの適合係数が低下ッ!」",
"102000622_6": "「このままでは戦闘を継続できませんッ!」",
"102000622_7": "「何が起きているッ!?」"
}

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@ -0,0 +1,8 @@
{
"102000631_0": "「はぁ、はぁ……ようやく片付けたか……ッ!」",
"102000631_1": "「……はぁ、はぁ、にしてもよぉ……ッ!」",
"102000631_2": "「はぁ、はぁ、はぁ……。――ッ!?」",
"102000631_3": "「2人とも気をつけてッ!」",
"102000631_4": "「まだいたかッ!」",
"102000631_5": "「ったくしつけぇなッ!」"
}

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@ -0,0 +1,57 @@
{
"102000632_0": "「アームドギアで攻撃したんだぞッ!?」",
"102000632_1": "「なのになぜ、炭素と砕けないッ!?」",
"102000632_2": "「……まさか、ノイズじゃ……ない?」",
"102000632_3": "「じゃあ、あの化け物はなんだって言うんだッ!?」",
"102000632_4": "「待て、怪物が自分からケージに……ッ!?」",
"102000632_5": "「え……ッ!」",
"102000632_6": "「――ウェル博士ッ!?」",
"102000632_7": "「意外に聡いじゃないですか」",
"102000632_8": "「そんな……博士は岩国基地が襲われた時に……」",
"102000632_9": "「……つまり、ノイズの襲撃は全部ッ!」",
"102000632_10": "「明かしてしまえば単純な仕掛けです」",
"102000632_11": "「あの時すでに、アタッシュケースにソロモンの杖は無く、\\n コートの内側にて隠し持っていたんですよ」",
"102000632_12": "「ソロモンの杖を奪うため、自分で制御し、自分に襲わせる\\n 芝居を打ったのか」",
"102000632_13": "「バビロニアの宝物庫よりノイズを呼び出し、制御することなど、\\n この杖をおいて他にありませんッ」",
"102000632_14": "「ノイズが、召喚されて……ッ!」",
"102000632_15": "「そしてこの杖の所有者は、今や自分こそが相応しいッ!\\n そう思いませんか」",
"102000632_16": "<speed=0.01>「思うかよッ!」</speed>",
"102000632_17": "「――ッ!!」",
"102000632_18": "「いいんですか? そんなに派手な技を使って」",
"102000632_19": "「ぐ、ギアが……<speed=0.01>うわあぁぁッ!」</speed>",
"102000632_20": "「くそッ……なんでこっちがズタボロなんだよッ!」",
"102000632_21": "「適合係数の低下で、ギアのバックファイアが……ッ!」",
"102000632_22": "(この状況で出力の大きな技を使えば、最悪の場合、\\n 身に纏ったシンフォギアに殺されかねない……",
"102000632_23": "「あれはッ!<speed=0.5></speed> ……空飛ぶノイズがさっきのケージをッ!」",
"102000632_24": "「…………」",
"102000632_25": "「あん中には化け物が入ってるんじゃねぇのかッ!\\n くッ、海のほうへ向かってやがる……ッ」",
"102000632_26": "「さて、身軽になったところで、もう少しデータを取りたい\\n ところだけれど……」",
"102000632_27": "「貴様ッ! ノイズを盾にしたのかッ!」",
"102000632_28": "「おやおや、生身の人間を相手にギアを使うつもりですか?\\n 降参、降参ですよ」",
"102000632_29": "「……立花ッ! その男の確保と、雪音を頼むッ!」",
"102000632_30": "「はいッ!」",
"102000632_31": "「わたしはあのノイズを追うッ!」",
"102000632_32": "(天羽々斬の機動性なら――)",
"102000632_33": "「翼さん、逃走するノイズに追いつきつつありますッ<speed=0.5></speed>\\n ですが――ッ」",
"102000632_34": "「――司令ッ!?」",
"102000632_35": "「そのまま、飛べッ! 翼ッ!!」",
"102000632_36": "「飛ぶ……ッ!?」",
"102000632_37": "「海に向かって飛んでくださいッ!\\n どんな時でもあなたは――ッ」",
"102000632_38": "(……よしッ!)",
"102000632_39": "「はッ!」",
"102000632_40": "(僅かに、届かな――……ッ!)",
"102000632_41": "「仮設本部、急速浮上ッ!」",
"102000632_42": "(これで――――ッ!)",
"102000632_43": "「――――ッ!」",
"102000632_44": "「やったッ! 翼さんッ!」",
"102000632_45": "「あとはそのケージを回収すりゃ――」",
"102000632_46": "「はッ!」",
"102000632_47": "「――ッ!」",
"102000632_48": "「――翼さんッ!」",
"102000632_49": "「あいつは……ッ!」",
"102000632_50": "「時間どおりですよ、フィーネ……」",
"102000632_51": "「フィーネだとッ!?」",
"102000632_52": "「終わりを意味する名は、我々組織の象徴であり、\\n 彼女の二つ名でもある……」",
"102000632_53": "「まさか……じゃあ、あの人が――」",
"102000632_54": "「新たに目覚め、再誕したフィーネですッ!」"
}

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@ -0,0 +1,25 @@
{
"102000711_0": "フィーネの再誕",
"102000711_1": "「つまり、異端技術を使うことから、\\n フィーネの名を組織になぞらえたわけでなく……」",
"102000711_2": "「蘇ったフィーネそのものが、\\n 組織を統率しているというのか」",
"102000711_3": "「またしても先史文明期の亡霊が、\\n 今に生きる俺たちの前に立ちはだかるのか……」",
"102000711_4": "「俺たちはまた、戦わなければいけないのか……\\n 了子くんッ」",
"102000711_5": "「…………」",
"102000711_6": "「…………」",
"102000711_7": "「――嘘、ですよ……、だってあの時、了子さんは……」",
"102000711_8": "「……胸の歌を……信じなさい」",
"102000711_9": "(あの時、了子さんは、わたしを受け入れて、\\n 消えていったはず――",
"102000711_10": "「リインカーネイション」",
"102000711_11": "「遺伝子にフィーネの刻印を持つ者を魂の器とし、\\n 永遠の刹那に存在し続ける輪廻転生システム……ッ」",
"102000711_12": "「……そんな、じゃあ、\\n アーティストだったマリアさんは……」",
"102000711_13": "「さて……、それは自分も知りたいところですね」",
"102000711_14": "(ネフィリムを死守できたのは僥倖……\\n だけどこの盤面、次の一手を決めあぐねるわね",
"102000711_15": "「さっきの一撃でわたしを片付けたつもりかッ!」",
"102000711_16": "「――つうッ!」",
"102000711_17": "「甘く見ないでもらおうかッ!」",
"102000711_18": "「はッ!」",
"102000711_19": "「甘くなど見ていないッ!」",
"102000711_20": "「くッ!」",
"102000711_21": "「だからこうして――」",
"102000711_22": "「わたしは全力で戦っているッ!」"
}

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@ -0,0 +1,16 @@
{
"102000712_0": "「敵装者からの攻撃、本部被弾ッ!」",
"102000712_1": "「被害状況を報告しろッ!」",
"102000712_2": "「船体に損傷ッ! ……このままでは、\\n 潜行機能に支障がありますッ」",
"102000712_3": "「ぐッ――」",
"102000712_4": "「翼ッ! マリアを本部に近づけさせるなッ!」",
"102000712_5": "(下手に離れて戦えば、本部に流れ弾が……。\\n ならば――ッ",
"102000712_6": "「勝機ッ!」",
"102000712_7": "「ふざけるなッ!」",
"102000712_8": "「――くッ……マントで防ぐだと――ッ!」",
"102000712_9": "「マイターンッ! 受けなさいッ!」",
"102000712_10": "「がはッ!」",
"102000712_11": "「翼さんッ!」",
"102000712_12": "「おいッ! 大丈夫かッ!?」",
"102000712_13": "「……心配するなッ<speed=0.5></speed>\\n 防人の剣はこんなことで折れるような物ではない――ッ」"
}

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@ -0,0 +1,30 @@
{
"102000721_0": "「最初にもらったのが効いてるんだッ!\\n 翼さんの援護を――ッ」",
"102000721_1": "「――任せとけッ!\\n だったら白騎士のお出ましだッ」",
"102000721_2": "(こちらもそろそろ――)",
"102000721_3": "「――危ないッ! クリスちゃんッ!」",
"102000721_4": "「あぁッ!? 何だとッ!?」",
"102000721_5": "「なんと、イガリマアアアーーーッ!」",
"102000721_6": "「こいつらッ!」",
"102000721_7": "「マリアの邪魔はさせない……ッ!」",
"102000721_8": "「あなたたち――くッ、はッ!」",
"102000721_9": "「――ッ!」",
"102000721_10": "「はぁッ!」",
"102000721_11": "「がは――ッ!」",
"102000721_12": "「クリスちゃんッ!」",
"102000721_13": "「時間ピッタリの帰還です。おかげで助かりました」",
"102000721_14": "(むしろ、こちらが少し遊び足りないくらいです)",
"102000721_15": "「助けたのは、あなたのためじゃない」",
"102000721_16": "「や、これは手厳しい」",
"102000721_17": "「大丈夫ッ!? クリスちゃんッ!」",
"102000721_18": "「くそったれ……適合係数の低下で、\\n カラダがまともに動きやしねぇ……ッ」",
"102000721_19": "「――でも、あの子たち一体どこからッ!?」",
"102000721_20": "「伏兵が潜んでいるのかッ!?\\n 交戦地点周辺の索敵を徹底するんだッ」",
"102000721_21": "「やってますッ! ですが……」",
"102000721_22": "「装者出現の瞬間まで、アウフヴァッヘン波形、\\n その他シグナルのすべてがジャミングされている模様ッ」",
"102000721_23": "「俺たちの持ちえぬ異端技術……ッ!」",
"102000721_24": "「ドクターを回収」",
"102000721_25": "「さっさと帰還するデスッ!」",
"102000721_26": "「逃がすかよッ!」",
"102000721_27": "「行かせるわけにはッ!」"
}

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@ -0,0 +1,9 @@
{
"102000722_0": "「はぁ<speed=0.5>、</speed>はぁ……ッ!」",
"102000722_1": "「くッ……」",
"102000722_2": "(こちらの一撃に合わせるなんて、\\n この剣――可愛くないッ",
"102000722_3": "(……少しずつだが、ギアの出力が戻っている……\\n いけるか",
"102000722_4": "(――ッ、</speed>……ギアが、重い……ッ!)",
"102000722_5": "「どうした、そこまでかッ!\\n ならば、こちらから行かせて貰うぞッ」",
"102000722_6": "「笑わせないでッ!\\n あなた程度に負けるわたしじゃないッ」"
}

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@ -0,0 +1,33 @@
{
"102000732_0": "「適合係数が低下しています。\\n ネフィリムはもう回収済みです。戻りなさい」",
"102000732_1": "「――ッ<speed=0.5></speed> 時限式では、ここまでなのッ!?」",
"102000732_2": "「――ッ!<speed=0.5></speed> 時限式……?」",
"102000732_3": "まさか……奏と同じ、LiNKERを……",
"102000732_4": "「く……ッ<speed=0.5></speed> ヘリッ!<speed=0.5></speed> どこから――ッ!」",
"102000732_5": "「…………」",
"102000732_6": "「…………」",
"102000732_7": "「…………」",
"102000732_8": "「あなたたちは、いったい何を――?」",
"102000732_9": "「正義では、守れないものを、守るために」",
"102000732_10": "「――えッ……?」",
"102000732_11": "「く……ッ!」",
"102000732_12": "「調、帰還するデスよッ!」",
"102000732_13": "「……ん」",
"102000732_14": "「ぐッ……逃がすかよッ!」",
"102000732_15": "「ソロモンの杖を……返しやがれッ!」",
"102000732_16": "「……はッ! ヘリが、消えた……ッ!?」",
"102000732_17": "「クリスちゃんッ!」",
"102000732_18": "「なん<speed=0.5>、</speed>だと……ッ!?」",
"102000732_19": "「反応……消失」",
"102000732_20": "「超常のステルス性能……ッ!」",
"102000732_21": "「先程の伏兵を、感知できなかったのもそのためか」",
"102000732_22": "「そのようです。レーダーのデータレコードを確認しても、\\n 敵は唐突に出現し、そして消失しています……」",
"102000732_23": "「これもまた、異端技術によるものか……?」",
"102000732_24": "「…………」",
"102000732_25": "「無事かッ! お前たちッ!」",
"102000732_26": "「師匠……」",
"102000732_27": "「了子さんとは、たとえ全部わかり合えなくとも、\\n せめて少しは通じ合えたと思ってました……。なのに――」",
"102000732_28": "「通じないなら通じ合うまでぶつけてみろッ!」",
"102000732_29": "「言葉よりも強いもの……知らぬお前たちではあるまい」",
"102000732_30": "「言ってること、全然わかりませんッ!\\n でも――やってみますッ」"
}

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@ -0,0 +1,14 @@
{
"102000811_0": "あたしの帰る場所",
"102000811_1": "「あ、師匠。こんばんは」",
"102000811_2": "「響くん、来ていたのか」",
"102000811_3": "「なんか、じっとしていられなくて……。\\n 訓練用のシミュレータ、使ってもいいですか」",
"102000811_4": "「考えることは同じようだな。ああ、好きに使え」",
"102000811_5": "「同じ……?」",
"102000811_6": "「……立花も来たのか」",
"102000811_7": "「翼さんッ! それにクリスちゃんも」",
"102000811_8": "「なんだよゾロゾロと。あたしは1人で\\n ウサ晴らしに来たっていうのに……」",
"102000811_9": "「奴らを取り逃がした事を悔やんでいるのはわたしも同じだ。\\n ちょうど良い、立花も交えて訓練しよう」",
"102000811_10": "「了解です、翼さんッ!\\n コンビネーションは大事ですよねッ」",
"102000811_11": "「ちッ、ったくしょうがねぇなッ!\\n ま、どうせなら派手にやるぞッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,13 @@
{
"102000812_0": "「はぁ、はぁ……ッ! クリスちゃんの射撃を活かすためにも、\\n わたしがもっと前に出たほうがいいのかな」",
"102000812_1": "「いや、前線はわたしと2人で形成したほうが\\n 安定するはずだ。もう一度やるか」",
"102000812_2": "「こうなったら、とことん付き合ってやってもいいけどよ」",
"102000812_3": "「いつに無く熱が入っているな。\\n だが、今日はそのぐらいにしておいたほうがいい」",
"102000812_4": "「なんでだ? せっかくのってきた所で……」",
"102000812_5": "「お前たち、明日は学祭だろう?」",
"102000812_6": "「そういえば……」",
"102000812_7": "「体をゆっくり休めるのも、大切なことだ。\\n 明日に疲れを残しては、せっかくの学祭が楽しめないぞ」",
"102000812_8": "「あとのことは、俺たちに任せておけ」",
"102000812_9": "「わかりました。\\n じゃあ明日は……めいっぱい楽しんできますッ」",
"102000812_10": "「うむ」"
}

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@ -0,0 +1,106 @@
{
"102000821_0": "「さっきのクラスの、すごく凝ってたね。\\n 響、次はどこに行く」",
"102000821_1": "「ん~、わたしとしては、\\n そろそろおなかを満たしたいかなと」",
"102000821_2": "「それじゃ、あっちのタコ焼き屋台に行こ?\\n 表面がカリッとして、すごくおいしいって聞いたよ」",
"102000821_3": "「それはなかなか……そそられるね」",
"102000821_4": "「響、よだれ出てる。もう……」",
"102000821_5": "「あはは、ごめんごめん……」",
"102000821_6": "「そうだ、飲み物も欲しいよね。確か絞りたての\\n フルーツジュースがあるけど……タコ焼きには合わないかな」",
"102000821_7": "「合わない……」",
"102000821_8": "(分かり合えたと……思ってたんだけどな……)",
"102000821_9": "「自販機のお茶にしとく? ……響?」",
"102000821_10": "「え? あ、ああ、うんッ! お茶にしよう、お茶ッ!\\n わたしお茶大好きなんちゃって」",
"102000821_11": "「響……? まぁ、いいけど」",
"102000821_12": "「タコ焼き、本当においしかったね」",
"102000821_13": "「うん」",
"102000821_14": "「次は……何か甘いものでも食べる?」",
"102000821_15": "「うん」",
"102000821_16": "「響……?」",
"102000821_17": "「うん」",
"102000821_18": "「ひーびき」",
"102000821_19": "「ふぇッ!?」",
"102000821_20": "「未来……どうしたの?」",
"102000821_21": "「どうしたの? じゃないわよ」",
"102000821_22": "「あはは……。ごめん、ちょっとぼーっとしてた……」",
"102000821_23": "「…………」",
"102000821_24": "(響、あのステージで現れた新しい敵のこととか、\\n 気にしてるのかな――",
"102000821_25": "「……わたしにもシンフォギアがあったら響を守れるのに」",
"102000821_26": "「え、未来、何か言った?」",
"102000821_27": "「ううん。なんにも」",
"102000821_28": "「もうすぐ板場さんたちのステージが始まる時間よ」",
"102000821_29": "「えええ? もうそんな時間だっけ?」",
"102000821_30": "「行こう。きっと楽しいよ」",
"102000821_31": "「うん……ありがとう、未来」",
"102000821_32": "「楽しいデスなあッ! 何を食べてもおいしいデスよッ!」",
"102000821_33": "「じー……」",
"102000821_34": "「な、なんデスか? 調……」",
"102000821_35": "「わたしたちの任務は、\\n 学祭を全力で満喫することじゃないよ、切ちゃん」",
"102000821_36": "「わ、わかってるデスッ! これもまた捜査の一環なのデスッ!」",
"102000821_37": "「捜査?」",
"102000821_38": "「人間誰しも、美味しいものに引き寄せられるものデス」",
"102000821_39": "「学院内の旨いもんマップを完成させることが、\\n 捜査対象の絞込みには有効なのデスッ」",
"102000821_40": "「……むーっ……」",
"102000821_41": "「わたしたちの使命は?」",
"102000821_42": "「……心配しないでも大丈夫デス。\\n この身に課せられた使命は、一秒だって忘れていないデス」",
"102000821_43": "「なんとしても、敵のギアのペンダントを手に入れるデス……ッ!」",
"102000821_44": "「……?」",
"102000821_45": "「……よく考えたら、こっそりギアのペンダントだけ奪うなんて、\\n どだい無理な話デスッ」",
"102000821_46": "「だったらいっそ、力づくで――」",
"102000821_47": "「妙な気配を感じたが……」",
"102000821_48": "「はぁ、はぁ……うわッ!」",
"102000821_49": "「痛ってえ~……」",
"102000821_50": "「またしても雪音か……何をそんなに慌てて」",
"102000821_51": "「追われてるんだッ! さっきから、\\n 連中の包囲網が少しずつ狭められて――」",
"102000821_52": "「雪音も気づいていたか? 先刻より、こちらを監視している\\n ような視線をわたしも感じていたところだ」",
"102000821_53": "「やばいッ! やつらが来たッ!」",
"102000821_54": "「む……ッ!」",
"102000821_55": "「見つけたッ! 雪音さんッ!」",
"102000821_56": "「お願いッ! 登壇まで時間がないのッ!」",
"102000821_57": "「一体どうしたんだ?」",
"102000821_58": "「ステージ予定してた子が急に都合が付かなくなったから、\\n 雪音さんに代わりに唄って欲しくって……」",
"102000821_59": "「だからって、なんであたしがッ! あたしは歌なんて――」",
"102000821_60": "「だって雪音さん、音楽の授業の時、\\n すごく楽しそうに唄ってたからッ」",
"102000821_61": "「う………」",
"102000821_62": "「だから、代役は雪音さんしかないと思って」",
"102000821_63": "「穏やかじゃないことを口にしていたが、\\n また、クラスメイトから逃げ回っていたのか」",
"102000821_64": "「イキナリ唄えなんて言われて、唄えるものかよ……」",
"102000821_65": "「雪音は歌が嫌いなのか?」",
"102000821_66": "「――あ、あたしは歌なんて……その……<speed=1>。</speed>\\n ……嫌いじゃない、けど」",
"102000821_67": "「……出てやったらどうだ?」",
"102000821_68": "「……くそッ」",
"102000821_69": "「時間も迫っているのなら、急いだ方が良さそうだな」",
"102000821_70": "「はいッ!」",
"102000821_71": "「なんで、こんなことに……」",
"102000821_72": "「なんだか分からないけど、あいつ唄うみたいデスよ。\\n アタシたちも行くデスッ」",
"102000821_73": "「そうね。はむ、むぐむぐ……おいしい」",
"102000821_74": "「あーッ! 調、いつの間に追加のタコ焼きをッ!」",
"102000821_75": "「切ちゃん、あーん」",
"102000821_76": "「……あーん。むぐむぐ……絶品デスッ!」",
"102000821_77": "「あ、急がないと見失っちゃう。\\n 追いかけるよ、切ちゃん」",
"102000821_78": "「ま、待つデス、調ッ! まだタコ焼きが口の中に――んぐッ!?\\n んぐぐぐぐッ」",
"102000821_79": "「切ちゃん、しっかりッ!」",
"102000821_80": "「みんな惜しかったね。\\n 勝ち抜けば悲願達成だったのに」",
"102000821_81": "「うん、あとちょっとだったのにね~。\\n あッ、次の挑戦者みたいだよッ」",
"102000821_82": "(やっぱり、響には笑っていて欲しい……。\\n だって、それが一番響らしいもの",
"102000821_83": "「さて、次なる挑戦者の登場ですッ!」",
"102000821_84": "「――響、あれってッ!」",
"102000821_85": "「うっそぉ~ッ!」",
"102000821_86": "「雪音だ。私立リディアン音楽院、二回生の雪音クリスだ」",
"102000821_87": "「…………ッ」",
"102000821_88": "「クリスちゃん……ッ!」",
"102000821_89": "「がんばってッ!」",
"102000821_90": "「ん……」",
"102000821_91": "(――最初は、学校なんてまっぴらだと思ってた)",
"102000821_92": "(制服を着るのも面倒で、苦痛で、何であたしが――って)",
"102000821_93": "(学院なんてどいつもこいつも平和ボケしてて、そんなところに\\n あたしみたいなのが馴染めるわけなんて無いって――",
"102000821_94": "(あたしの居場所じゃないって、そんな風に思ってたのに……)",
"102000821_95": "(でも、実際に通い始めたら、本当に、すごく楽しくて……\\n いろんなやつが、あたしを気にかけてくれて……",
"102000821_96": "(少しずつ、ここにいたいと思い始めて――)",
"102000821_97": "(――制服に袖を通すのが、当たり前に思える頃には、\\n この場所も周りのやつらも、全部大事に思うようになってた",
"102000821_98": "(……こうやっていろんなやつの前でステージに立って\\n 唄うのは、少し恥ずかしいけど――",
"102000821_99": "(あたしが唄う事が、少しでもこの場所やあいつらへの恩返しに\\n なるなら、もっと、唄いたい。聞いて欲しい……",
"102000821_100": "(この学院で過ごす時間が大切だって、一番楽しいんだって、\\n 精一杯の気持ちを込めて唄うから――",
"102000821_101": "(――楽しいな……\\n あたし、こんなに楽しく歌を唄えるんだ……",
"102000821_102": "(そっか……ここはきっと――)",
"102000821_103": "(あたしが……いてもいいところなんだ――……)"
}

View file

@ -0,0 +1,13 @@
{
"102000911_0": "血飛沫の小夜曲・前編",
"102000911_1": "「マリア、動きが乱れていますよ。疲れているのですか」",
"102000911_2": "(調、切歌……。敵地への潜入なんて危険な任務を)",
"102000911_3": "(わたしのために――)",
"102000911_4": "「マリアが力を使うたびフィーネの魂がより強く目覚めてしまう\\n ……それはマリアの魂を塗りつぶしてしまうということ」",
"102000911_5": "「そんなのは、絶対にダメ……」",
"102000911_6": "「アタシたちがやるデスッ!\\n マリアを守るのは、アタシたちの戦いデスッ」",
"102000911_7": "「マリア、聞いていますか? マリア?」",
"102000911_8": "「――ごめんなさい、大丈夫よ。マム」",
"102000911_9": "「今は目の前の訓練に集中しなさい」",
"102000911_10": "「ええ……もちろんッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,16 @@
{
"102000912_0": "「調子は戻ったようですね」",
"102000912_1": "「大丈夫って言ったでしょう。\\n この程度のイズのシミュレータなんて、相手にならないわ」",
"102000912_2": "「ならば。これならどうですか」",
"102000912_3": "「人間ッ!?」",
"102000912_4": "「くは――ッ!」",
"102000912_5": "「……戻りましたか」",
"102000912_6": "「マムッ! さっきの訓練ではどうして――ッ!」",
"102000912_7": "「マリア、あなたは優し過ぎます。\\n しかし、その優しさは任務遂行の妨げになります」",
"102000912_8": "「だから、それは捨てなければなりません。\\n その手を血に汚すことを恐れないで」",
"102000912_9": "(確かにわたしは人間に攻撃することを躊躇した、だけど――)",
"102000912_10": "「でも、わたしは……ッ!」",
"102000912_11": "「侵入者のようです」",
"102000912_12": "「今度は本国からの追手――」",
"102000912_13": "「もうここが嗅ぎ付けられたのッ!?」"
}

View file

@ -0,0 +1,59 @@
{
"102000921_0": "「勝ち抜きステージ、新チャンピオン誕生ッ!\\n さあ、次なる挑戦者はッ 飛び入りも大歓迎ですよッ」",
"102000921_1": "「やるデスッ!」",
"102000921_2": "「――あいつらッ!?」",
"102000921_3": "「チャンピオンに……」",
"102000921_4": "「挑戦デスッ!」",
"102000921_5": "「翼さん、あの子たちは……ッ!」",
"102000921_6": "「ああ……だが、何のつもりで」",
"102000921_7": "「響……あの子たちを知ってるの?」",
"102000921_8": "「う、うん……あのね、未来――」",
"102000921_9": "「彼女たちは、世界に向けて宣戦布告し、\\n わたしたちと敵対するシンフォギア装者だ」",
"102000921_10": "「じゃあ、マリアさんの仲間なの……?\\n ライブ会場でイズを操ってみせた」",
"102000921_11": "「そう、なんだけど……」",
"102000921_12": "「ここで飛び入り挑戦者の登場ですッ!」",
"102000921_13": "「お前ら……ッ!」",
"102000921_14": "「べぇぇ~っ」",
"102000921_15": "「切ちゃん。わたしたちの目的は……」",
"102000921_16": "「聖遺物の欠片から造られたペンダントを\\n 奪い取ること……デスッ」",
"102000921_17": "「だったら、こんなやり方しなくても」",
"102000921_18": "「聞けば、このステージを勝ち抜けると、望みをひとつ叶えて\\n くれるとか。このチャンス、逃すわけには――」",
"102000921_19": "「おもしれぇッ! やりあおうってんなら、\\n こちとら準備は出来ているッ」",
"102000921_20": "「……特別に付き合ってあげる。でも、忘れないで。これは――」",
"102000921_21": "「わかってるッ! 首尾よく果たしてみせるデスッ!」",
"102000921_22": "「さあ、おふたりが優勝した暁に望むものは何ですかッ!」",
"102000921_23": "「それは、歌い終わった後にこの元チャンピオンから\\n 直接頂くことにしますデスッ」",
"102000921_24": "「はッ、もしあたしに勝てたなら、何だってくれてやらぁッ!」",
"102000921_25": "「おおっと、これは盛り上がる展開ですッ!」",
"102000921_26": "「それでは唄っていただきましょうッ! えーっと……」",
"102000921_27": "「月読調と……」",
"102000921_28": "「――暁切歌デスッ!」",
"102000921_29": "「OKッ! 2人が歌うORBITAL BEATッ!\\n もちろんツヴァイウィングのナンバーだッ」",
"102000921_30": "「こ、この歌ッ!」",
"102000921_31": "「翼さんと、奏さんのッ!?」",
"102000921_32": "「何のつもりのあてこすりッ! 挑発のつもりかッ!?」",
"102000921_33": "「チャンピオンとてうかうかしていられない、素晴らしい歌声でしたッ!\\n これは、得点が気になるところですッ」",
"102000921_34": "「2人がかりとはやってくれるッ!」",
"102000921_35": "(え、通信――?)",
"102000921_36": "「アジトが特定されました。襲撃者は退けることができましたが、\\n 場所を知られた以上、長居はできません」",
"102000921_37": "「私たちも移動しますので、\\n こちらの指示するポイントで落ち合いましょう」",
"102000921_38": "「そんなッ! あと少しでペンダントが\\n 手に入るかもしれないのデスよッ」",
"102000921_39": "「緊急事態です。命令に従いなさい」",
"102000921_40": "「……ッ!」",
"102000921_41": "「さあ、採点結果が出た模様ですッ!」",
"102000921_42": "「え、ちょっと、どこへ行くんですかッ!?」",
"102000921_43": "「お、おいッ<speed=0.5></speed> ケツをまくんのかッ!」",
"102000921_44": "「――調ッ!」",
"102000921_45": "「マリアがいるから大丈夫だと思う……\\n でも、心配だから……」",
"102000921_46": "「………」",
"102000921_47": "「追うぞ、立花ッ!」",
"102000921_48": "「未来はここにいて……\\n もしかすると、戦うことになるかもしれない」",
"102000921_49": "「う、うん……」",
"102000921_50": "「森を突っ切って出れば、あいつらに出会わずに……」",
"102000921_51": "「……ダメだったみたい」",
"102000921_52": "「おい待てよッ!」",
"102000921_53": "「切歌ちゃんと、調ちゃん……だよね?」",
"102000921_54": "「う……」",
"102000921_55": "「こうなったら――ッ!」",
"102000921_56": "「来るか」"
}

View file

@ -0,0 +1,49 @@
{
"102000922_0": "「待った、人がくるデスッ!」",
"102000922_1": "「ごまかしで逃げられると思うか」",
"102000922_2": "「ごまかしじゃないデスッ!」",
"102000922_3": "「お昼、みんなでこっちの森の中で食べようよー」",
"102000922_4": "「いいね、気持ち良さそう」",
"102000922_5": "「翼さん、やっぱり誰かこっちに――」",
"102000922_6": "「3対2……数の上ではそっちに分がある。だけど、ここで戦う\\n ことで、あなたたちが失うもののことを考えて」",
"102000922_7": "「お前、そんな汚い事言うのかよッ!\\n さっき……あんなに楽しそうに唄ったばかりで……」",
"102000922_8": "「ここで今、戦いたくないだけ……」",
"102000922_9": "「そ、そうデス、決闘デスッ!\\n 然るべき決闘を申し込むのデスッ」",
"102000922_10": "「どうしてッ!? 会えば戦わなくちゃいけないって\\n わけ……でもないわけでしょッ」",
"102000922_11": "<size=35>「どっちなんデスッ!」\\n「どっちなんだよッ」</size>",
"102000922_12": "「……」",
"102000922_13": "「……」",
"102000922_14": "「決闘の時は、こちらが告げる。だから――」",
"102000922_15": "「踏み込まれる前に、攻めの枕を押さえに掛かりましょう。\\n マリア、排撃をお願いします」",
"102000922_16": "「――ッ、排撃って……相手はただの人間。\\n ガングニールの一撃を食らえば……ッ」",
"102000922_17": "「そうしなさいと言っているのです」",
"102000922_18": "「ライブ会場占拠の際もそうでした。\\n マリア、その手を血に染める事を怖れているのですか」",
"102000922_19": "「マム……、わたしは――ッ」",
"102000922_20": "「覚悟を決めなさいマリア」",
"102000922_21": "「あ……ッ!?」",
"102000922_22": "「……始まりましたね」",
"102000922_23": "「さあ、マリアッ!」",
"102000922_24": "「う、うわぁーッ!」",
"102000922_25": "「ぐあ……ッ!」",
"102000922_26": "「あ、あぁぁッ!」",
"102000922_27": "「あれは――ッ!」",
"102000922_28": "「……炭素、分解<speed=0.5>、</speed>だと……?」",
"102000922_29": "「ドクター・ウェル……」",
"102000922_30": "「でしゃばりすぎとは思いますが、この程度の相手に、\\n 新生フィーネのガングニールを使わせるまでもありません」",
"102000922_31": "「僕が殺らせてもらいますよッ!」",
"102000922_32": "「ぎあぁぁーッ!」",
"102000922_33": "「ひッ、ぐあぁーッ!」",
"102000922_34": "「うああぁぁ……ッ!」",
"102000922_35": "「………」",
"102000922_36": "「………」",
"102000922_37": "「すごい音がしてたの、ここじゃない?」",
"102000922_38": "「どうせ何かの工事だろ?」",
"102000922_39": "「早く練習に行かないと監督に怒られるってば…」",
"102000922_40": "「うわああぁぁぁー……ッ!」",
"102000922_41": "「おやぁ……?」",
"102000922_42": "「やめろウェルッ! その子たちは関係ないッ!\\n やめろおおおッ」",
"102000922_43": "「運が無かったですねぇ……あなたたち」",
"102000922_44": "「わああぁぁぁー……ッ!!」\\n「ああぁぁぁー……ッ」",
"102000922_45": "「ひああぁぁぁぁぁー……ッ!!」",
"102000922_46": "「うああああああああああッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,34 @@
{
"102001011_0": "血飛沫の小夜曲・後編",
"102001011_1": "「…………」",
"102001011_2": "「やはり、歌を介さずの強制起動では、完全聖遺物を\\n 制御できるものではなかったのですね……」",
"102001011_3": "「わたし……唄うよ」",
"102001011_4": "「でも、あの歌は――ッ!」",
"102001011_5": "「わたしの絶唱で、ネフィリムを起動する前の状態に\\n リセットできるかもしれないの」",
"102001011_6": "「そんな、賭けみたいな……ッ!\\n もしそれでもネフィリムを抑えられなかったら――」",
"102001011_7": "「その時は、マリア姉さんがなんとかしてくれる。F.I.S.の\\n 人たちもいる。わたしだけじゃない。だから何とかなる」",
"102001011_8": "「セレナ……」",
"102001011_9": "「ギアを纏う力はわたしが望んだモノじゃないけど、この力で、\\n みんなを守りたいと望んだのは、わたしなんだから」",
"102001011_10": "「――セレナッ!」",
"102001011_11": "「…………」",
"102001011_12": "「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen\\n fine el baral zizzl――」",
"102001011_13": "「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen\\n fine el zizzl……」",
"102001011_14": "「よかった…<speed=1>…</speed>マリア姉さん……」",
"102001011_15": "<size=40>「セレナッ! セレナアアァッ!」</size>",
"102001011_16": "(セレナ……。あなたと違って、わたしの歌では\\n 誰も守ることはできないのかもしれない……",
"102001011_17": "「まもなくランデブーポイントに到着します。\\n いいですね」",
"102001011_18": "「OK、マム……」",
"102001011_19": "「ノイズの発生パターンを検知ッ!」",
"102001011_20": "「古風な真似を……決闘の合図に狼煙とは」",
"102001011_21": "「位置特定…<speed=1>…</speed>ここは――ッ!?」",
"102001011_22": "「どうしたッ!?」",
"102001011_23": "「東京番外地、特別指定封鎖区域……」",
"102001011_24": "「カ・ディンギル址地だとッ!」",
"102001011_25": "「決着を求めるに、\\n おあつらえ向きの舞台というわけか……」",
"102001011_26": "「フン……」",
"102001011_27": "「――野郎ッ!」",
"102001011_28": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」",
"102001011_29": "「調ちゃんと切歌ちゃんはッ!」",
"102001011_30": "「あの子たちは謹慎中です。だからこうして、\\n 僕が出張ってきているのですよッ」",
"102001011_31": "「お友だち感覚で、計画遂行に支障をきたされては……\\n 困りますので」"
}

View file

@ -0,0 +1,26 @@
{
"102001012_0": "「はあぁぁーッ!」",
"102001012_1": "「消し飛べえぇぇぇッ!」",
"102001012_2": "「はッ<speed=0.5></speed> はッ<speed=0.5></speed> でやぁッ!」",
"102001012_3": "「何をくわだてるッ F.I.S.ッ!」",
"102001012_4": "「くわだてる<speed=0.5></speed> 人聞きの悪いッ<speed=0.5></speed>\\n 我々が望むのは、人類の救済ッ」",
"102001012_5": "「月の落下にて損なわれる、\\n 無辜の命を可能な限り救い出すことだッ」",
"102001012_6": "(月のッ!?)",
"102001012_7": "「月の公転軌道は、各国機関が三ヶ月前から計測中ッ!\\n 落下などと結果が出たら、黙って――」",
"102001012_8": "「黙っているに決まってるじゃないですか」",
"102001012_9": "「対処方法の見つからない極大災厄など、\\n さらなる混乱を招くだけです」",
"102001012_10": "「不都合な真実を隠蔽する理由など、\\n 幾らでもあるのですよッ」",
"102001012_11": "「まさか、この真実を知る連中ってのは、自分たちだけ\\n 助かるような算段を始めているわけじゃ――」",
"102001012_12": "「だとしたらどうします? あなたたちなら……」",
"102001012_13": "「対する僕たちの答えが――ネフィリムッ!」",
"102001012_14": "「なに、足元が……ぐあッ!」",
"102001012_15": "「――クリスちゃんッ!」",
"102001012_16": "「雪音ッ! しっかりしろッ!」",
"102001012_17": "「…………」",
"102001012_18": "「くッ……気を失ったか、おのれ――ッ!」",
"102001012_19": "「…………」",
"102001012_20": "「――くッ、このようなものでッ!」",
"102001012_21": "「人を束ね、組織を編み、国を建てて、命を守護するッ!\\n ネフィリムは、そのための力ッ」",
"102001012_22": "「わたし1人でもッ! てえぇッ!」",
"102001012_23": "「ルナアタックの英雄よッ! その拳で何を守るッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,22 @@
{
"102001022_0": "「おりゃあああッ!」",
"102001022_1": "「そうやって君はッ! 誰かを守るための拳で、\\n もっと多くの誰かをぶっ殺してみせるわけだッ」",
"102001022_2": "「は……ッ!」",
"102001022_3": "「それこそが、偽善」",
"102001022_4": "「――え…ッ!?」",
"102001022_5": "<size=40>「立花ああああああああああッ!?」</size>",
"102001022_6": "「ふ……ッ!」",
"102001022_7": "<size=40>「……う、うう<speed=1>、</speed>うわ<speed=0.01>あああああッ!</speed>」</size>",
"102001022_8": "「いったあああぁッ! パクついた……ッ!\\n シンフォギアを――<speed=0.01>これでええええッ!」</speed>",
"102001022_9": "「――ッ! ……ッ!!」",
"102001022_10": "「立花ッ! ――立花ああああッ!」",
"102001022_11": "「完全聖遺物ネフィリムは、いわば自律稼動する増殖炉ッ!」",
"102001022_12": "「他のエネルギー体を暴食し、取り込むことで、\\n さらなる出力を可能とする――さあ、はじまるぞッ」",
"102001022_13": "「聞こえるか? 覚醒の鼓動ッ! この力が、フロンティアを\\n 浮上させるのだッ<speed=0.5></speed> <speed=0.01>フハハハハハハァハハァッ!」</speed>",
"102001022_14": "「ハハァハハハッ、ヒィハハハッ――ハハ……ハ……」",
"102001022_15": "「……ッ!?」",
"102001022_16": "「……~~……~~……~~」",
"102001022_17": "「そんな……まさか……ッ!」",
"102001022_18": "「な<speed=0.5>、</speed>に……ッ!?」",
"102001022_19": "「……~~……~~……~~ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,23 @@
{
"102001031_0": "「…………」",
"102001031_1": "「…………」",
"102001031_2": "「これが、フィーネの観測記録にもあった立花響の……」",
"102001031_3": "「……~~……~~ッ! ……~~ッ!」",
"102001031_4": "「ギアのエネルギーを腕の形に固定ッ!?\\n まるで、アームドギアを形成するかのように……ッ」",
"102001031_5": "「……~~ッ! ……~~……~~ッ!」",
"102001031_6": "「――まさか……ッ!?」",
"102001031_7": "「~~ッ! ッ!」",
"102001031_8": "「やめろぉッ! やめるんだッ!」",
"102001031_9": "「成長したネフィリムは、これからの新世界に必要不可欠な\\n ものだッ それを<speed=0.5>…</speed>それをおおおおッ!」",
"102001031_10": "「……~~ッ!!」",
"102001031_11": "<size=40>「やぁめろおおおお……ッ!」</size>\\n",
"102001031_12": "「……~~……~~ッ!」",
"102001031_13": "「――ひいッ!\\n そ、そんな……大型イズを一瞬で……ッ」",
"102001031_14": "「……~~……~~……~~ッ!」",
"102001031_15": "「立花……ッ!」",
"102001031_16": "「うッ<speed=0.5>……</speed>なんだってんだ……」",
"102001031_17": "「気がついたかッ!\\n 立花を止める、手伝ってくれッ」",
"102001031_18": "「あいつがまた無茶してやがるのか……ッ!\\n ああ、言われなくてもやってやらぁッ」",
"102001031_19": "「立花ッ! くッ……退け、雑兵ッ!」",
"102001031_20": "「ノイズ如き相手にしてるヒマはねぇんだよッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,73 @@
{
"102001032_0": "「……~~……~~ッ!」",
"102001032_1": "「ひいいいいいぃぃぃぃッ!」",
"102001032_2": "「おおおおおおおおおおおおッ!」",
"102001032_3": "「はぁ、はぁ、はぁ……ッ!」",
"102001032_4": "「ひぃぃッ、ひッ、ひぃ……ッ!」",
"102001032_5": "「……~~……~~ッ!」",
"102001032_6": "「生命力の低下が、胸の聖遺物の制御不全を\\n 引き起こしましたか いずれにしても――」",
"102001032_7": "「ごほッ、ごほ……ッ!」",
"102001032_8": "「――マムッ?」",
"102001032_9": "「こんな時に……ッ!」",
"102001032_10": "「ごほッ、ごほッ……ごほッ!」",
"102001032_11": "「――マムッ!」",
"102001032_12": "「マリアッ!」",
"102001032_13": "「マムの具合が……ッ!」",
"102001032_14": "「マムッ! しっかりして、マムッ!」",
"102001032_15": "「…………」",
"102001032_16": "「至急、ドクターの回収をお願いッ!」",
"102001032_17": "「あの人を……」",
"102001032_18": "「応急処置はわたしでもできるけれど、\\n やっぱりドクターに診てもらう必要があるッ だからッ」",
"102001032_19": "「わかったデスッ!」",
"102001032_20": "(すべては、わたしがフィーネを\\n 背負いきれていないからだ…",
"102001032_21": "「よせ、立花ッ! もういいんだッ!」",
"102001032_22": "「お前、黒いの似合わないんだよッ!」",
"102001032_23": "「ひゃッ、ひぃぃッ、ひッ、ひいいいいッ!」",
"102001032_24": "<size=40>「バオオオオオオオオオオオッ!」</size>",
"102001032_25": "「――ぐううッ!」",
"102001032_26": "「こんの、バカ……ッ!」",
"102001032_27": "「おい、大丈夫かッ!」",
"102001032_28": "「立花ッ! 立花、しっかりしろッ! 立花ッ!」",
"102001032_29": "(左腕は…無事なのか……?)",
"102001032_30": "「響くん……」",
"102001032_31": "「く……ッ」",
"102001032_32": "「お前……」",
"102001032_33": "(あれ……? 翼さんやクリスちゃんは……?)",
"102001032_34": "(そっか……また、あの……。\\n もうずっと夢に見ることなんて無かったのに……",
"102001032_35": "「…………」",
"102001032_36": "「おかえり」",
"102001032_37": "「人殺しーッ! 人殺しーッ!」",
"102001032_38": "「ハハハハ」",
"102001032_39": "「うぅ……」",
"102001032_40": "「大丈夫だから……。あなたが生きていてくれるだけで、\\n お母さんも、お婆ちゃんも嬉しいんだから……ね」",
"102001032_41": "(がんばってリハビリをして……元気になれば、きっとお母さんも\\n お婆ちゃんも喜んでくれると思っていたのに――",
"102001032_42": "「……わあああああああ……ッ」",
"102001032_43": "「ん…………」",
"102001032_44": "(わたしのやってることって、\\n 調ちゃんの言うように偽善なのかな……",
"102001032_45": "(わたしが頑張っても、誰かを傷つけて、\\n 悲しませることしかできないのかな……",
"102001032_46": "「え――?」",
"102001032_47": "「取れた……」",
"102001032_48": "「……かさぶた……?」",
"102001032_49": "「……これは?」",
"102001032_50": "「メディカルチェックの際に採取された、\\n 響くんの体組織の一部だ」",
"102001032_51": "「胸のガングニールがッ!?」",
"102001032_52": "「身に纏うシンフォギアとして、エネルギー化と再構成を\\n 繰り返してきた結果、体内の侵食深度が進んだのだ」",
"102001032_53": "「生体と聖遺物がひとつに融け合って……」",
"102001032_54": "「適合者を超越した、響くんの爆発的な力の源だ」",
"102001032_55": "「この融合が立花の命に与える影響は――?」",
"102001032_56": "「……遠からず、死に至るだろう」",
"102001032_57": "「――立花の、死……死ぬ……? 馬鹿な……」",
"102001032_58": "「そうでなくても、これ以上融合状態が進行してしまうと、\\n それは果たして、人として生きていると言えるのか……」",
"102001032_59": "「…………」",
"102001032_60": "「皮肉なことだが、先の暴走時に観測されたデータによって、\\n 我々では知りえなかった危険が明るみに出たというわけだ」",
"102001032_61": "「……壊れる立花……壊れた月……」",
"102001032_62": "「F.I.S.は、月の落下に伴う世界の救済などと立派な題目を掲げ\\n てはいるが、その実、イズを操り人命を損なうような輩だ」",
"102001032_63": "「このまま放っておくわけにはいくまい…」",
"102001032_64": "「だが、月の軌道に関する情報さえ掴めない現在、\\n 響くんを欠いた状態で、我々はどこまで対抗できるのか……」",
"102001032_65": "「……それでも、立花をこれ以上\\n 戦わせるわけにはいきませんッ」",
"102001032_66": "「――かかる危難は、全て防人の剣で払ってみせますッ!」",
"102001032_67": "「はひぃ……はぁ、はぁ……ッ!」",
"102001032_68": "「ああ……ッ! こ、これは……ッ!」",
"102001032_69": "「ひひ、きひひひ…<speed=0.5>…</speed>こんなところにあったのかぁ……ッ!\\n ネフィリムの、心臓……ッ」",
"102001032_70": "「ひひ、これさえあれば、英雄だぁ……ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,44 @@
{
"102001111_0": "君でいられなくなるキミに",
"102001111_1": "「~~~♪ ~~~♪」",
"102001111_2": "(……マリアの歌……)",
"102001111_3": "(優しい子……)",
"102001111_4": "(マリアだけではない。私は、優しい子たちに\\n 十字架を背負わせようとしている",
"102001111_5": "(…………)",
"102001111_6": "(私が……間違っているのかもしれない……)",
"102001111_7": "「――私です」",
"102001111_8": "「――っとと……、\\n もしかして、もしかしたらマムデスかッ」",
"102001111_9": "「具合はもういいの?」",
"102001111_10": "「マリアの処置で急場は凌げました」",
"102001111_11": "「よかった……」",
"102001111_12": "「うん……」",
"102001111_13": "「――で、でね、マム……待機しているはずの\\n アタシたちが出歩いているのはデスね……」",
"102001111_14": "「わかっています。マリアの指示ですね」",
"102001111_15": "「はあああ……」",
"102001111_16": "「マムの容態を診ることができるのは、\\n ドクターだけ……でも、連絡が取れなくて」",
"102001111_17": "「ふたりとも、ありがとう。では、ドクターと合流次第連絡を。\\n ランデブーポイントを通達します」",
"102001111_18": "「了解デスッ!」",
"102001111_19": "「しっかしまあ、うら若きJKが\\n 粉モ食べすぎじゃないですかねぇ」",
"102001111_20": "「……あ、ああ~、旨さ断然トップで断トツだからねえ……\\n おばちゃんのお好み焼きは……」",
"102001111_21": "「お誘いした甲斐がありました」",
"102001111_22": "「おばちゃんも、すごく元気そうでよかった…」",
"102001111_23": "「でも、ビッキー、これで少しは元気出たんじゃない?」",
"102001111_24": "「ふえ?」",
"102001111_25": "「あんたってば、ハーレムアニメの主人公並みに\\n 鈍感よね」",
"102001111_26": "「どこかの誰かさんがね。最近響が元気無いって心配しまくって\\n たから、こうしてお好みパーティーを催したわけですよ」",
"102001111_27": "「ん……」",
"102001111_28": "「…………」",
"102001111_29": "「――ッ!」",
"102001111_30": "「今のッ!」",
"102001111_31": "「行ってみようッ!」",
"102001111_32": "「……ひ、ひひひ……誰が追いかけてきたって……\\n こいつを渡すわけには……」",
"102001111_33": "「ウェル……博士……ッ!」",
"102001111_34": "「な、なんで、お前がここにいいいッ!?」",
"102001111_35": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」",
"102001111_36": "「はぁぁッ!」",
"102001111_37": "「――響ッ!?」",
"102001111_38": "「人の身で、ノイズに触れて――」",
"102001111_39": "「おおおおおッ!」",
"102001111_40": "「ひいいいいーッ!?」",
"102001111_41": "<size=40>「この拳<speed=1>も</speed>命<speed=1>も</speed>――シンフォギアだッ!」</size>"
}

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@ -0,0 +1,10 @@
{
"102001112_0": "「情報部、追跡班との交信途絶ッ!」",
"102001112_1": "「ノイズの出現パターンも検知していますッ!\\n おそらくは――」",
"102001112_2": "「くッ……」",
"102001112_3": "「翼とクリスくんを現場にまわせッ! 何としてでも、\\n ソロモンの杖の保有者を確保するんだッ」",
"102001112_4": "「ノイズとは異なる高質量のエネルギーを検知ッ!」",
"102001112_5": "「波形の照合、急ぎますッ!」",
"102001112_6": "「……まさか、これって……」",
"102001112_7": "「ガン……グニール、だと……」"
}

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@ -0,0 +1,7 @@
{
"102001121_0": "(力が……漲る……)",
"102001121_1": "「な、なんだと……ッ!」",
"102001121_2": "「いつもいつもッ! 都合のいいところで、こっちの都合を\\n ひっちゃかめっちゃかにしてくれる、お前はあああ――ッ」",
"102001121_3": "「はッ<speed=0.5></speed> たあッ<speed=0.5></speed> でやあッ!」",
"102001121_4": "(響……)"
}

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@ -0,0 +1,13 @@
{
"102001122_0": "「いつもいつもおッ<speed=1></speed>いつもいつもいつもいつもいつももも――……ッ!」",
"102001122_1": "「おりゃあああッ!」",
"102001122_2": "「ももももおおおおおおんッ!」",
"102001122_3": "「うううああッ!」",
"102001122_4": "「はああああッ!」",
"102001122_5": "「うわあああああッ!」",
"102001122_6": "「――盾?」",
"102001122_7": "「なんとノコギリ」",
"102001122_8": "「この身を鎧うシュルシャガナは、おっかない見た目よりも\\n ずっと、汎用性に富んでいる……防御性能だって不足無し」",
"102001122_9": "「それでも、全力の2人がかりでどうにかこうにか\\n 受け止めてるんデスけどね……」",
"102001122_10": "「調ちゃん、切歌ちゃん……ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,56 @@
{
"102001132_0": "「まもなくランデブーポイントに到着します」",
"102001132_1": "「聞こえてるわね、2人ともッ!」",
"102001132_2": "「ドクターを回収して、速やかに離脱……」",
"102001132_3": "「それはモチロン、そうなのデスが……\\n あいつを相手に、言うほど簡単ではないデスよ……ッ」",
"102001132_4": "「はぁ……はぁ……はぁ……」",
"102001132_5": "「頑張る2人にプレゼントです」",
"102001132_6": "「――ッ、何しやがるデスかッ!?」",
"102001132_7": "「LiNKER……」",
"102001132_8": "「効果時間にはまだ余裕があるデスッ!」",
"102001132_9": "「だからこその連続投与ですッ!」",
"102001132_10": "「あの化け物に対抗するには、\\n 今以上の出力で捻じ伏せるしかありません」",
"102001132_11": "「そのためにはまず、無理矢理にでも適合係数を\\n 引き上げる必要があります」",
"102001132_12": "「でも、そんなことすれば、\\n オーバードーズによる負荷で――……」",
"102001132_13": "「ふざけんなッ! なんでアタシたちが、\\n あんたを助けるためにそんなことを……ッ」",
"102001132_14": "「するデスよッ!」",
"102001132_15": "「いいえ、せざるをえないのでしょうッ! あなたたちが連帯感や\\n 仲間意識などで僕の救出に向かうとは到底考えられないこと」",
"102001132_16": "「大方、あのオバハンの容態が悪化したから、\\n おっかなびっくり駆けつけたに違いありませんッ」",
"102001132_17": "「――ッ!」",
"102001132_18": "「はぁ、はぁ、はぁ……ああ……ッ!」",
"102001132_19": "「響ちゃんのコンディションに不調が見られますッ!」",
"102001132_20": "「これは……ガングニールの侵食が\\n もたらしているものなのか……」",
"102001132_21": "「――くッ、翼とクリスくんはどうなっているッ!?」",
"102001132_22": "「間も無く現場に到着しますッ! 急いでくれ……もっとッ!」",
"102001132_23": "「おまえ、なにをそこまで焦って――」",
"102001132_24": "(立花……早まってくれるなよ……ッ!)",
"102001132_25": "「病に冒されたナスターシャには、生化学者である\\n 僕の治療が不可欠――」",
"102001132_26": "「――さあ、自分の限界を超えた力で、\\n 僕を助けてみせたらどうですかッ」",
"102001132_27": "「……こンのおおおお……ッ!」",
"102001132_28": "「やろう、切ちゃん……マムのところにドクターを連れ帰るのが\\n わたしたちの使命だ……」",
"102001132_29": "「――絶唱……デスか」",
"102001132_30": "「そう、YOUたち唄っちゃえよッ!」",
"102001132_31": "「適合係数がてっぺんに届く程、ギアからのバックファイアを\\n 軽減できることは過去の臨床データが実証済みッ」",
"102001132_32": "「だったらLiNKERぶっこんだばかりの今なら、\\n 絶唱唄い放題のやりたい放題――ッ」",
"102001132_33": "「くうッ、ううう……」",
"102001132_34": "「やらいでか……<speed=0>デエエエエエエスッ!</speed>」",
"102001132_35": "「くッ、うう……ッ!」",
"102001132_36": "「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen\\n fine el baral zizzl――」",
"102001132_37": "「――まさか、この歌って……絶唱ッ!?」",
"102001132_38": "「ダメだよッ LiNKER頼りの絶唱は、\\n 装者の命をボロボロにしてしまうんだッ」",
"102001132_39": "「女神ザババの絶唱二段構えッ! この場の見事な攻略法ッ!\\n これさえあれば……こいつを持ち帰る事だって――」",
"102001132_40": "「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen\\n fine el zizzl……」",
"102001132_41": "「ぐ、うう……ッ!」",
"102001132_42": "「うううぅ……ッ!」",
"102001132_43": "(ギアが変形して……ッ!\\n 人の絶唱を……止めないとッ",
"102001132_44": "「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen\\n fine el baral zizzl――」",
"102001132_45": "「――んん?」",
"102001132_46": "「……エネルギーレベルが、\\n 絶唱発動にまで高まらない……」",
"102001132_47": "「減圧……? ギアが、元に戻って――」",
"102001132_48": "「セットッ! ハーモニクスッ!」",
"102001132_49": "「こいつがエネルギーを奪い取っているのデスか……ッ!」",
"102001132_50": "「……ううぅ……<speed=1>、</speed>2人に絶唱は使わせない……ッ!」",
"102001132_51": "<size=40>「はああああ……ッ!」</size>",
"102001132_52": "「――ッ」",
"102001132_53": "「……………………」"
}

View file

@ -0,0 +1,14 @@
{
"102001141_0": "「――嫌だ……響が遠くに行っちゃうなんて……」",
"102001141_1": "「小日向さんッ!」",
"102001141_2": "「どうしたのッ!? ヒナッ! そっちは――」",
"102001141_3": "「こいつ……」",
"102001141_4": "「…………」",
"102001141_5": "「……だけど。今なら……」",
"102001141_6": "「任務のためには……今、こいつを……デスか」",
"102001141_7": "「だって、今しか――」",
"102001141_8": "「待ちやがれッ!」",
"102001141_9": "「立花ッ! ――貴様ら、立花には指一本触れさせんッ!」",
"102001141_10": "「やるしかないのデスッ!」",
"102001141_11": "「ん……ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,20 @@
{
"102001142_0": "「ドクターを連れて、急ぎ帰投しなさい」",
"102001142_1": "「……ッ」",
"102001142_2": "「あなたたちも、LiNKERの過剰投与による負荷を\\n 抱えているのです。指示に従いなさい」",
"102001142_3": "「……わかったデス」",
"102001142_4": "「追う必要はない」",
"102001142_5": "「ああ、わかってる……」",
"102001142_6": "「はぁ……はぁ……はぁ……ッ!」",
"102001142_7": "「響……ッ!」",
"102001142_8": "「……………………」",
"102001142_9": "「嫌ッ! 響……ッ!」",
"102001142_10": "「よせッ! 火傷じゃ済まないぞッ!」",
"102001142_11": "「でも、響がッ!」",
"102001142_12": "「はッ!」",
"102001142_13": "「響、響、響ィィィッ!」",
"102001142_14": "「わたしは、立花を守れなかったのか……」",
"102001142_15": "「わたしは? 守れなかった? なんだよそれッ! お前、\\n あのバカが、こうなるとでも知ってたのかッ おいッ」",
"102001142_16": "「………」",
"102001142_17": "「響、響、響ィィィィィ……ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,26 @@
{
"102001211_0": "守りたい笑顔",
"102001211_1": "「それでは、本題に入りましょう」",
"102001211_2": "「これはネフィリムの……」",
"102001211_3": "「苦労して持ち帰った覚醒心臓です。必要量の聖遺物をエサと\\n 与えることで、本来の出力を発揮できるようになりました」",
"102001211_4": "「フロンティアの封印を解く<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>と、起動させるための\\n ネフィリムの心臓がようやくここに揃ったわけです」",
"102001211_5": "「そして、フロンティアの封印されたポイントも、\\n 先だって確認済み……」",
"102001211_6": "「そうですッ!すでにデタラメなパーティーの開催準備は\\n 整っているのですよッ」",
"102001211_7": "「あとは、僕たちの奏でる狂想曲にて\\n 全人類が踊り狂うだけ……」",
"102001211_8": "「ははははは……うわはははは……ッ!」",
"102001211_9": "「近く、計画を最終段階に進めましょう……。\\n ですが今は少し休ませていただきますよ……」",
"102001211_10": "「ふん……」",
"102001211_11": "「君には、知っておいて貰いたいことがある」",
"102001211_12": "「胸に埋まった聖遺物の欠片が、響くんの体を蝕んでいる。\\n これ以上の進行は、彼女を彼女でなくしてしまうだろう……」",
"102001211_13": "「そんな……」",
"102001211_14": "「くそったれ……ッ!」",
"102001211_15": "「――つまり、今後に響が戦わなければ、\\n これ以上の進行はないのですね」",
"102001211_16": "「響くんにとって、親友の君こそが最も大切な日常……」",
"102001211_17": "「君の傍で、穏やかな時間を過ごす事だけが、\\n ガングニールの侵食を抑制できると考えている」",
"102001211_18": "「わたしが…響を…」",
"102001211_19": "「うむ」",
"102001211_20": "「響くんを、守ってほしい……ッ!」",
"102001211_21": "「はぁ、はぁ……ッ!」",
"102001211_22": "「もっと……もっと強力な仮想敵をお願いしますッ!」",
"102001211_23": "(わたしは強くならなければいけない。\\n 今のわたしでは……あまりにも無力過ぎる――ッ"
}

View file

@ -0,0 +1,4 @@
{
"102001212_0": "「足りない……。もっと、もっとわたしは――」",
"102001212_1": "「わたしが、立花の分まで強くならなければ……ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,40 @@
{
"102001221_0": "「楽しい楽しい買出しだって、\\n こうも荷物が多いと面倒臭い労働デスよッ」",
"102001221_1": "「仕方ないよ。過剰投与したLiNKERの副作用を\\n 抜き切るまでは、おさんどん担当だもの……」",
"102001221_2": "「あ……」",
"102001221_3": "「持ってあげるデス。\\n 調ってばなんだか調子が悪そうデスし……」",
"102001221_4": "「ありがとう。でも平気だから……」",
"102001221_5": "「むうう……じゃあ、少し休憩していくデスッ!」",
"102001221_6": "「嫌な事もたくさんあるけれど、こんなに自由があるなんて……\\n 施設にいた頃には想像できなかったデスよ」",
"102001221_7": "「うん……そうだね」",
"102001221_8": "「フィーネの魂が宿る器として、\\n 施設に閉じ込められていたアタシたち……」",
"102001221_9": "「アタシたちの代わりにフィーネの魂を\\n 背負うことになったマリア……」",
"102001221_10": "「……」",
"102001221_11": "「自分が、自分でなくなるなんて怖いことを、結果的に\\n マリアひとりに押し付けてしまったアタシたち……」",
"102001221_12": "「はぁ……はぁ……」",
"102001221_13": "「調ッ! ずっとそんな調子だったデスか?」",
"102001221_14": "「大丈夫。ここで休んだからもう――」",
"102001221_15": "「あ……ッ」",
"102001221_16": "「――調ッ!」",
"102001221_17": "「は……ッ!」",
"102001221_18": "「あれ……?」",
"102001221_19": "「な、なんデスかこの力……こんなの、まさか……」",
"102001221_20": "「何が……どうなってるデスか……?」",
"102001221_21": "「これまでのことで、よくわかった……\\n わたしの覚悟の甘さ、決意の軽さを……」",
"102001221_22": "「その結末がもたらすものが、何なのかも……\\n だからねマム。わたしは――」",
"102001221_23": "「その必要は、ありません」",
"102001221_24": "「――え……?」",
"102001221_25": "「あなたにこれ以上、\\n 新生フィーネを演じてもらう必要はありません……」",
"102001221_26": "「――マムッ! 何を言うのッ!?」",
"102001221_27": "「あなたは、マリア・カデンツァヴナ・イヴ……。フィーネの魂\\n など宿していない、ただの優しいマリアなのですから……」",
"102001221_28": "「フィーネの魂は、どの器にも宿らなかった……。\\n ただそれだけのこと」",
"102001221_29": "「ふ……」",
"102001221_30": "「君たちの体調も回復したようですし、\\n ここらでひとつテストをしておきましょう」",
"102001221_31": "「テストってなんのことデスッ! 調はまだ――」",
"102001221_32": "「切ちゃん、大丈夫だから……」",
"102001221_33": "「結構。それではシミュレータとの戦闘をお願いします。\\n その間に、LiNKER過剰投与の経過データを取れますので」",
"102001221_34": "「なッ――自分でやっといて……」",
"102001221_35": "「ん……やろう。自分たちの状態を知っておいて、\\n 損は無いだろうから……」",
"102001221_36": "「う……調がそういうなら、やってやるのデス」",
"102001221_37": "「派手にお願いしますよッ!\\n そのほうが、良いデータが取れますから……」"
}

View file

@ -0,0 +1,32 @@
{
"102001222_0": "「素晴らしい。なかなかいい動きでしたよ」",
"102001222_1": "「それで、わたしたちの状態は」",
"102001222_2": "「もったいつけずに言うのデスッ!」",
"102001222_3": "「まったくの健康体。オーバードースによる不正数値はもちろん、\\n 絶唱によるダメージも、おおむね回復していますね」",
"102001222_4": "「ほんとう……デスか?」",
"102001222_5": "「そんなくだらない嘘はつきませんよ」",
"102001222_6": "「まさか……あいつに守られたの……?\\n なんで、わたしたちを守るの……」",
"102001222_7": "「LiNKERによって装者を生み出す事と同時に、装者の維持と\\n 管理も、あなたの務めです。よろしくお願いしますよ」",
"102001222_8": "「わかってますって。……もちろん、あなたの体のこともね」",
"102001222_9": "「…………」",
"102001222_10": "「これは、響くんの体のスキャン画像だ」",
"102001222_11": "「体内にあるガングニールが、さらなる侵食と増殖を果たした\\n 結果、新たな臓器を形成している」",
"102001222_12": "「これが響くんの爆発力の源であり……\\n 命を蝕んでいる原因だ」",
"102001222_13": "「――くッ……」",
"102001222_14": "「……あは……、あははは……」",
"102001222_15": "「つまり、胸のガングニールを活性化させるたびに融合して\\n しまうから、今後はなるべくギアをまとわないようにと――」",
"102001222_16": "「いいかげんにしろッ! なるべくだと? 寝言を口にするなッ! \\n 今後一切の戦闘行為を禁止すると言っているのだッ」",
"102001222_17": "「翼さん……」",
"102001222_18": "「このままでは死ぬんだぞッ! 立花ッ!」",
"102001222_19": "「――ッ」",
"102001222_20": "「そんくらいにしときなッ!\\n このバカだって、わかってやってるんだ……ッ」",
"102001222_21": "「…………」",
"102001222_22": "「…………」",
"102001222_23": "「…………」",
"102001222_24": "「医療班だって無能ではない。目下、了子くんが残したデータを\\n もとに、対策を進めている最中だ」",
"102001222_25": "「師匠……」",
"102001222_26": "「治療法なんて、すぐに見つかる。そのほんの僅かな時間、\\n ゆっくりしてもバチなどあたるものか」",
"102001222_27": "「だから今は休め」",
"102001222_28": "「…………」",
"102001222_29": "「わかり……ました」"
}

View file

@ -0,0 +1,66 @@
{
"102001311_0": "繋ぐ手と手…戸惑うわたしのため…",
"102001311_1": "「マリア、お願いします」",
"102001311_2": "「シャトルマーカー、射出。展開を確認――」",
"102001311_3": "「ステルスカット、<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>のエネルギーを収束――」",
"102001311_4": "「聖遺物由来の力を中和する<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>のエネルギーをもってして、\\n フロンティアに施された封印を解除します…」",
"102001311_5": "「フロンティアの封印が解けるという事はその存在を露わにする\\n ということ。全ての準備が整ってからでも遅くないのでは」",
"102001311_6": "「心配は無用です」",
"102001311_7": "「……」",
"102001311_8": "「リムーバーレイ……ディスチャージャー」",
"102001311_9": "「くくく……これで……フロンティアに施された封印が\\n 解ける……解けるううぅぅ――」",
"102001311_10": "「……解け――ッ!」",
"102001311_11": "「と、解け……ない……ッ!」",
"102001311_12": "「…………」",
"102001311_13": "「…………」",
"102001311_14": "「……出力不足です」",
"102001311_15": "「いかに<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>の力といえど機械的に増幅した程度ではフロン\\n ティアに施された封印を解くまでには至らないということ」",
"102001311_16": "「あなたは知っていたのかッ! 聖遺物の権威であるあなたが、\\n この地を調査に訪れて、何も知らないはずなど考えられない」",
"102001311_17": "「この実験は、今の我々ではフロンティアの封印解放に程遠いと\\n いう事実を知らしめるために――違いますか」",
"102001311_18": "「これからの、大切な話をしましょう……」",
"102001311_19": "「ぐ……ギリ、ギリギリギリ……んんん――\\n ギリギリギリギリ――ッ」",
"102001311_20": "「デタラメ……だと?」",
"102001311_21": "「はい……、NASAが発表している月の公転軌道には、\\n わずかながら差異があることを確認しました……」",
"102001311_22": "「誤差は、非常に小さなものですが、間違いありません。\\n そして、この数値のズレがもたらすものは――」",
"102001311_23": "「ルナアタックの破損による月公転軌道のズレは問題ないとい\\n う、米国政府の見解を鵜呑みにはできないということか……」",
"102001311_24": "「月の落下にて損なわれる、\\n 無辜の命を可能な限り救い出すことだッ」",
"102001311_25": "「いや、遠くない未来に落ちてくるからこそ、\\n F.I.S.は動いていたわけだな……」",
"102001311_26": "「…………」",
"102001311_27": "「このままでは死ぬんだぞッ! 立花ッ!」",
"102001311_28": "(……死ぬ……。戦えば、死ぬ……)",
"102001311_29": "(考えてみれば、当たり前のこと……。でも、いつか麻痺して\\n しまって、それはとても、遠いことだと錯覚していた……",
"102001311_30": "(戦えないわたしって、\\n 誰からも必要とされないわたしなのかな……",
"102001311_31": "<size=40>「ふええぇぇあああぁぁ……ッ!?」</size>",
"102001311_32": "「大きな声を出さないで」",
"102001311_33": "「だだだ、だって、いきなり冷えたジュース\\n くっつけられたら、誰だって声が出ちゃうってッ」",
"102001311_34": "「響が悪いんだからね」",
"102001311_35": "「――わたしッ!?」",
"102001311_36": "「だって……せっかく2人で遊びに来たのに、\\n ずっとつまらなさそうにしてるから……」",
"102001311_37": "「あ、あああぁ……ごめん……」",
"102001311_38": "「心配しないで~。今日は久しぶりのデートだもの。\\n 楽しくないはずがないよッ」",
"102001311_39": "「……響」",
"102001311_40": "「デートの続きだよッ!\\n せっかくのスカイタワー、まるごと楽しまなきゃッ」",
"102001311_41": "「ん……」",
"102001311_42": "「私たちがしてきた事は、\\n テロリストの真似事に過ぎません」",
"102001311_43": "「真になすべき事は、月がもたらす被害を\\n いかに抑えるか……。違いますか」",
"102001311_44": "「――つまり、今のわたしたちでは、世界を救えないと……」",
"102001311_45": "「このたびの申し出、嬉しく思いますよ。\\n ナスターシャ教授」",
"102001311_46": "「……マム、これは――ッ!?」",
"102001311_47": "「米国政府のエージェントです。\\n 講和を持ちかけるため、私が召集しました」",
"102001311_48": "「――講和を……結ぶつもりなの?」",
"102001311_49": "「ドクター・ウェルには通達済みです。\\n さあ、これからの大切な話をしましょう……」",
"102001311_50": "「マリア、このチップを」",
"102001311_51": "「……はい」",
"102001311_52": "「そちらが、約束の情報です」",
"102001311_53": "「異端技術に関する情報――たしかに受け取りました」",
"102001311_54": "「取り扱いに関しては、別途、私が教授いたします。\\n つきましては――」",
"102001311_55": "「マムッ!」",
"102001311_56": "「あなたの歌よりも、銃弾は遥かに速く、\\n 躊躇無く命を奪う」",
"102001311_57": "「――くッ……」",
"102001311_58": "「はじめから、取引に応じるつもりはなかったのですか」",
"102001311_59": "「必要なものは手に入った。\\n あとは不必要なものを片付けるだけ――」",
"102001311_60": "「ああ……ッ!」",
"102001311_61": "「――ノイズ……ッ!?」",
"102001311_62": "「うわあああッ!」",
"102001311_63": "「Granzizel bilfen gungnir zizzl……」"
}

View file

@ -0,0 +1,27 @@
{
"102001312_0": "「誰も彼もが、好き勝手なことばかり――」",
"102001312_1": "「ここからはショーが良く見えることですし」",
"102001312_2": "「せっかくなので、もっと派手にしましょうか」",
"102001312_3": "「……何?」",
"102001312_4": "「――ノイズがッ!」",
"102001312_5": "「行っちゃダメッ! 行かないでッ!」",
"102001312_6": "「未来……、だけど、行かなきゃ……ッ!」",
"102001312_7": "「この手は離さないッ! 響を戦わせたくないッ!\\n 遠くに行ってほしくない……ッ」",
"102001312_8": "「お母さんッ! どこッ!? お母さん、こわいよぉ……ッ!」",
"102001312_9": "「――ッ!」",
"102001312_10": "「胸のガングニールを使わなければ、大丈夫なんだッ!\\n このままじゃ――」",
"102001312_11": "「響……ッ!」",
"102001312_12": "「こんなチップ……ッ!」",
"102001312_13": "「マムッ! ここにいては危険だわ」",
"102001312_14": "「…………」",
"102001312_15": "「退きなさいッ!」",
"102001312_16": "「いたぞッ!」",
"102001312_17": "「はッ!」",
"102001312_18": "「邪魔をしないでッ!」",
"102001312_19": "「マリア……。待ち伏せを避けるため、\\n 上の階からの脱出を試みましょう」",
"102001312_20": "「ええ、マムッ!」",
"102001312_21": "「翼とクリスくんはまだかッ!」",
"102001312_22": "「装者2名、現在、東京スカイタワー周辺で\\n イズと交戦中の模様ですッ」",
"102001312_23": "「これは……明確にこちらの干渉を阻むために\\n 布陣が敷かれているようです」",
"102001312_24": "「ソロモンの杖かッ! くッ――間に合ってくれ……ッ!」"
}

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@ -0,0 +1,5 @@
{
"102001322_0": "「くッ、数が多過ぎる……ッ!」",
"102001322_1": "「――散れッ!」",
"102001322_2": "「わたしは行かなくてはならないのだ――ッ!\\n 立花、絶対に早まったことはしてくれるなよ……ッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,47 @@
{
"102001332_0": "「退きやがれっつってんだよッ!」",
"102001332_1": "「あたしは行かなきゃならねぇんだッ!\\n あのバカは、無茶しやがるに決まってる――ッ」",
"102001332_2": "「だから……これ以上、邪魔するんじゃねえッ!」",
"102001332_3": "「撃て、撃てッ!」",
"102001332_4": "「うあ……ッ!」",
"102001332_5": "「やめろッ!」",
"102001332_6": "「うぐッ!」",
"102001332_7": "「――……ッ!」",
"102001332_8": "「マリア……」",
"102001332_9": "「わたしの――せいだ……」",
"102001332_10": "「すべては、フィーネを背負いきれなかった……、\\n わたしのせいだあああッ」",
"102001332_11": "「うおッ!?」",
"102001332_12": "「ぐッ!」",
"102001332_13": "「ぐあ……ッ!」",
"102001332_14": "「ハァ……ハァ……ハァ……ッ!」",
"102001332_15": "「いやあッ! 助けて、助けてえッ!」",
"102001332_16": "<size=40>「うろたえるなッ!」</size>",
"102001332_17": "「ひぃ……ッ!」",
"102001332_18": "「うろたえるなッ! 行けッ!」",
"102001332_19": "<size=40>「うろたえるなッ!」</size>",
"102001332_20": "(あの言葉は、他の誰でもない……\\n わたしに向けて叫んだ言葉だ――ッ",
"102001332_21": "「マリア……ッ!」",
"102001332_22": "「もう迷わない……一気に駆け抜けるッ!」",
"102001332_23": "「うう……ひぐ……ッ!」",
"102001332_24": "「ほらほら、男の子が泣いてちゃ、みっともないよ?」",
"102001332_25": "「みんなと一緒に避難すれば、\\n お母さんにもきっと会えるから大丈夫だよ」",
"102001332_26": "「大丈夫ですか? 早くこっちへ。あなたたちも急いでッ!」",
"102001332_27": "「響、わたしたちも行こ?」",
"102001332_28": "「うん。……あのね、未来……」",
"102001332_29": "「わッ!?」",
"102001332_30": "「うわわ、わああ……ッ!」",
"102001332_31": "「――響ぃッ!」",
"102001332_32": "「く……ッ」",
"102001332_33": "「未来ッ! ここは長くもたないッ! 手を離してッ!」",
"102001332_34": "「ダメッ! わたしが響を守らなきゃッ!」",
"102001332_35": "「未来……」",
"102001332_36": "「う、く………ッ」",
"102001332_37": "「いつか……本当にわたしが困った時………\\n 未来に助けてもらうから」",
"102001332_38": "「今日は、もう少しだけ……わたしに頑張らせて……」",
"102001332_39": "「――わたしだって、守りたいのに……ッ!」",
"102001332_40": "「響ぃぃぃぃぃッ!」",
"102001332_41": "「Balwisyall Nescell gungnir tron……」",
"102001332_42": "「――未来、今行くッ!」",
"102001332_43": "「――ッ!」",
"102001332_44": "<size=40><speed=0>「未来ーーー……ッ!!」</speed></size>"
}

View file

@ -0,0 +1,11 @@
{
"102001411_0": "消えた陽だまり",
"102001411_1": "「未来……」",
"102001411_2": "「…………」",
"102001411_3": "「…………」",
"102001411_4": "「…………」",
"102001411_5": "「――何で、こんなことに……」",
"102001411_6": "「う、ううッ……ううぅ……ッ!」",
"102001411_7": "「――立花ッ!」",
"102001411_8": "「まずはここいらの奴らを片付けてからだッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,8 @@
{
"102001412_0": "「大丈夫かッ、立花ッ!」",
"102001412_1": "「…………」",
"102001412_2": "「……立花? まさか――」",
"102001412_3": "「あたしたちは、\\n 間に合わなかったって言うのかよ……ッ」",
"102001412_4": "「おのれ――人を人とも思わぬ奸悪ッ!\\n もはやこの防人の剣には一片の仮借さえ無いと知れッ」",
"102001412_5": "「目障りだああああッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,26 @@
{
"102001422_0": "(少しずつ何かが狂って、壊れていきやがる……\\n あたしの居場所を蝕んでいきやがる……ッ",
"102001422_1": "「やってくれるのは、どこのどいつだッ!?」",
"102001422_2": "「――お前かッ!」",
"102001422_3": "「お前らかッ!?」",
"102001422_4": "「雪音、前へ出すぎるなッ! わたしの剣が先陣となって――」",
"102001422_5": "「うるせえッ!」",
"102001422_6": "(――ノイズッ! あたしが、\\n ソロモンの杖を起動させてしまったばかりに……",
"102001422_7": "(何だ……悪いのは、\\n いつもあたしのせいじゃねぇか……ッ",
"102001422_8": "「あたしは――ッ!」",
"102001422_9": "「……米国政府が?」",
"102001422_10": "「間違いありません。\\n F.I.S.と接触し、交渉を試みたようです」",
"102001422_11": "「その結果がこの惨状とは……\\n 交渉は決裂したと見るのが妥当だが……」",
"102001422_12": "「ただ、どちらが何を企てようと、\\n 人目につくようなことは極力避けるはず」",
"102001422_13": "「F.I.S.と米国が結びつくのを良しとしない、\\n 第三の思惑が横紙を破ったか……」",
"102001422_14": "「よし、周辺の捜索を頼む。\\n 手掛かりぐらいは残っているかもしれん」",
"102001422_15": "「至急、人員を回しましょう」",
"102001422_16": "「…………」",
"102001422_17": "(絶対に離しちゃいけなかったんだ……\\n 未来と繋いだこの手だけは……",
"102001422_18": "「あったかいもの、どうぞ。少しは落ち着くから……」",
"102001422_19": "「ひく……う……」",
"102001422_20": "「響ちゃん……」",
"102001422_21": "「……でも、わたしにとって一番あったかいものは、もう……」",
"102001422_22": "「ううぅ……」",
"102001422_23": "「…………」"
}

View file

@ -0,0 +1,25 @@
{
"102001431_0": "「これは――」",
"102001431_1": "「急ぎ司令に連絡をッ!」",
"102001431_2": "「はッ!」",
"102001431_3": "「はぐ……なんか頼めよ。奢るぞ」",
"102001431_4": "「……夜の9時以降は食事を控えるようにしている」",
"102001431_5": "「そんなだから、そんなんなんだよ」",
"102001431_6": "「何が言いたいッ! 用が無いなら帰るぞッ!」",
"102001431_7": "「………怒っているのか?」",
"102001431_8": "「愉快でいられる道理がないッ!\\n F.I.S.のこと、立花のこと、そして……」",
"102001431_9": "「仲間を守れない、わたしの不甲斐なさを思えば……ッ!」",
"102001431_10": "「呼び出したのは、一度一緒に飯を食ってみたかっただけさ。\\n 腹を割って、いろいろ話し合うのも悪くないと思ってな」",
"102001431_11": "「あたしら、いつからこうなんだ? 目的は同じハズなのにてんで\\n バラバラになっちまってる。もっと連携を取り合って――」",
"102001431_12": "「雪音」",
"102001431_13": "「腹を割って話すなら、\\n いい加減、名前くらい呼んで貰いたいものだ」",
"102001431_14": "「――はァッ!?」",
"102001431_15": "「そ、それは…<speed=1>…</speed>おめぇ……」",
"102001431_16": "「帰るぞ」",
"102001431_17": "「あ、ちょ、ちょっとッ!」",
"102001431_18": "「ありがとうございましたー」",
"102001431_19": "「はぁ……」",
"102001431_20": "「結局、話せず終いか……\\n でも、それで良かったのかもな……」",
"102001431_21": "「……」",
"102001431_22": "「苦いなあ……」"
}

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@ -0,0 +1,58 @@
{
"102001432_0": "「すべては、フィーネを背負いきれなかった……、\\n わたしのせいだあああッ」",
"102001432_1": "「うおッ!?」",
"102001432_2": "「ぐッ!」",
"102001432_3": "「ぐあ……ッ!」",
"102001432_4": "「ハァ……ハァ……ハァ……ッ!」",
"102001432_5": "「この手は、血に汚れて――セレナ、わたしは、もう……」",
"102001432_6": "「うわあああああ……ッ!」",
"102001432_7": "「もう、迷わない」",
"102001432_8": "「この手を血に汚すことを、決して……躊躇わない――ッ!」",
"102001432_9": "「教えて、マム。いったい何が……?」",
"102001432_10": "「……それは」",
"102001432_11": "「それは僕からお話ししましょう」",
"102001432_12": "「ナスターシャは訪れる月の落下より、\\n 一つでも多くの命を救いたいという僕たちの崇高な理念を――」",
"102001432_13": "「――米国政府に売ろうとしたのですよ」",
"102001432_14": "「――マム?」",
"102001432_15": "「本当なのデスか……?」",
"102001432_16": "「……」",
"102001432_17": "「それだけではありません。マリアを器に\\n フィーネの魂が宿ったというのも、とんだデタラメ」",
"102001432_18": "「ナスターシャとマリアが仕組んだ狂言芝居……」",
"102001432_19": "「…………」",
"102001432_20": "「……ごめん…<speed=0.5>…</speed>2人とも、ごめん……」",
"102001432_21": "「マリアがフィーネでないとしたら、じゃあ――ッ!」",
"102001432_22": "「僕を計画に加担させるためとはいえ、あなたたちまで巻き込んだ\\n この裏切りは。あんまりだと思いませんか」",
"102001432_23": "「せっかく手に入れたネフィリムの心臓も、\\n 無駄になるところでしたよ」",
"102001432_24": "「マム、マリア……\\n ドクターの言ってることなんて嘘デスよね」",
"102001432_25": "「…………」",
"102001432_26": "「本当よ。わたしがフィーネでない事も。\\n 人類救済の計画を、一時棚上げにしようとしたこともね……」",
"102001432_27": "「そんな……」",
"102001432_28": "「マムは、フロンティアに関する情報を\\n 米国政府に供与して、協力を仰ごうとしたの」",
"102001432_29": "「だって……米国政府とその経営者たちは、\\n 自分たちだけが助かろうとしているって……」",
"102001432_30": "「それに、切り捨てられる弱い人たちを\\n 少しでも守るため、世界に敵対してきたはずデス……ッ」",
"102001432_31": "「あのまま講和が結ばれてしまえば、\\n 私たちの優位性は失われてしまう……」",
"102001432_32": "「だからあなたは、\\n あの場にイズを召喚し、会議の場を踏みにじってみせた」",
"102001432_33": "「ふッ、嫌だなあ……悪辣な米国の連中から、\\n あなたを守って見せたというのにッ」",
"102001432_34": "「このソロモンの杖でッ!」",
"102001432_35": "「や、やる気デスか……ッ!」",
"102001432_36": "「マムを傷つけることは――」",
"102001432_37": "「……やめなさい」",
"102001432_38": "「――マリア?」",
"102001432_39": "「どうしてデスか……ッ!?」",
"102001432_40": "「ハハハッ、そうでなくちゃッ!」",
"102001432_41": "「偽りの気持ちでは世界を守れない。\\n セレナの想いを継ぐ事なんてできやしない――」",
"102001432_42": "「全ては力……。力をもって貫かなければ、\\n 正義を成すことなどできやしないッ」",
"102001432_43": "「世界を変えていけるのは、ドクターのやり方だけ……\\n ならばわたしはドクターに賛同するッ」",
"102001432_44": "「ふ……ふふふふふ……ッ」",
"102001432_45": "「そんなの嫌だよ……だってそれじゃ、\\n 力で弱い人たちを抑え込むって事だよ……」",
"102001432_46": "「…………」",
"102001432_47": "「……わかりました……」",
"102001432_48": "「それが偽りのフィーネではなく、\\n マリア・カデンツァヴナ・イヴの選択なのですね……」",
"102001432_49": "「…………」",
"102001432_50": "「…………」",
"102001432_51": "「くッ、ごほ、ごほ……ッ!」",
"102001432_52": "「――ッ、…………」",
"102001432_53": "「大丈夫デスかッ!?」",
"102001432_54": "「後のことは僕に任せて、ナスターシャはゆっくり静養して\\n ください。さて、計画の軌道修正に忙しくなりそうだ」",
"102001432_55": "「来客の対応もありますからね……」"
}

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@ -0,0 +1,25 @@
{
"102001511_0": "英雄故事",
"102001511_1": "「響……」",
"102001511_2": "「これは……」",
"102001511_3": "「スカイタワーから少し離れた地点より回収された、\\n 未来くんの通信機だ」",
"102001511_4": "「…………」",
"102001511_5": "「発信記録を追跡した結果、破損されるまでの数分間、\\n ほぼ一定の速度で移動していたことが判明した」",
"102001511_6": "「……え」",
"102001511_7": "「未来くんは死んじゃいない。何者かによって連れ出され、\\n 拉致されているとみるのが妥当なところだが……」",
"102001511_8": "「師匠ッ! それって、つまり……ッ!」",
"102001511_9": "「こんなところで\\n 呆けてる場合じゃないってことだろうよッ」",
"102001511_10": "「さて、気分転換に身体でも動かすか?」",
"102001511_11": "「――はいッ!」",
"102001511_12": "(そうだ……うつむいてちゃダメだ。\\n わたしが未来を助けるんだッ",
"102001511_13": "「はッ! ……はッ!」",
"102001511_14": "「これもまた、剣としての――ッ!」",
"102001511_15": "「うえッ…<speed=0.5>…</speed>これ、ほんとに飲む意味あんのか?」",
"102001511_16": "(……どいつもこいつも、ご陽気で、あたしみたいなやつの\\n 居場所にしては、ここは温かすぎんだよ……",
"102001511_17": "「さて、ウォーミングアップも済んだところで」",
"102001511_18": "「うぉ、ウォーミングアップだとッ!? 今のがッ!?」",
"102001511_19": "「締めは戦闘訓練だッ!\\n それならクリスくんも得意だろう」",
"102001511_20": "「連携を高めておかねばな」",
"102001511_21": "「ふん、やってやろうじゃねぇかッ!」",
"102001511_22": "「翼さん、クリスちゃんッ! 一緒にがんばろうッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,41 @@
{
"102001512_0": "「ふぅ……」",
"102001512_1": "「どうだ? たまには初心に返って\\n 基礎訓練をするのもいいものだろう」",
"102001512_2": "「はい。今一たび、戦場に立つ防人としての矜持を\\n 再認識することができました」",
"102001512_3": "「はぁ、はぁ……やってられねぇ」",
"102001512_4": "「ありがとうございます、師匠ッ!」",
"102001512_5": "「うむッ!」",
"102001512_6": "「……未来、待ってて。\\n 今度は必ず、わたしが未来を助けるからッ」",
"102001512_7": "「……ありがとうございました」",
"102001512_8": "「…………」",
"102001512_9": "「死にたくなければ、来いッ!」",
"102001512_10": "「…………――ッ!」",
"102001512_11": "「……どうして、わたしを助けてくれたのですか?」",
"102001512_12": "「さあ……逆巻く炎にセレナを思い出したからかもね」",
"102001512_13": "「セレナ?」",
"102001512_14": "「マリアの死んだ妹ですよ」",
"102001512_15": "「……ドクター」",
"102001512_16": "「…………」",
"102001512_17": "「この子を助けたのはわたしだけれど、ここまで連行する事を\\n 指示したのはあなたよ。いったい、何のために」",
"102001512_18": "「もちろん、今後の計画遂行の一環ですよ」",
"102001512_19": "「そんなに警戒しないでください。……少しお話でもしませんか?\\n きっとあなたの力になってあげられますよ」",
"102001512_20": "(マリアが、フィーネでないのなら、\\n きっと、アタシの中に――",
"102001512_21": "(怖いデスよ……)",
"102001512_22": "「マリア……どうしちゃったんだろう」",
"102001512_23": "「――え?」",
"102001512_24": "「わたしは、マリアだからお手伝いがしたかった。\\n フィーネだからじゃないよ……」",
"102001512_25": "「う、うん……そうデスとも」",
"102001512_26": "「身寄りがなくて、泣いてばかりのわたしたちに優しくしてくれた\\n マリア……。弱い人たちの味方だったマリア……なのに――」",
"102001512_27": "「偽りの気持ちでは世界を守れない。\\n セレナの想いを継ぐ事なんてできやしない――」",
"102001512_28": "「全ては力……。力をもって貫かなければ、\\n 正義を成すことなどできやしないッ」",
"102001512_29": "「世界を変えていけるのは、ドクターのやり方だけ……\\n ならばわたしはドクターに賛同するッ」",
"102001512_30": "「…………」",
"102001512_31": "「……調は怖くないデスか?」",
"102001512_32": "「え……?」",
"102001512_33": "「マリアがフィーネでないのならその魂の器として集められたアタ\\n シたちがフィーネになってしまうかもしれないんデスよ……」",
"102001512_34": "「よく……わからないよ」",
"102001512_35": "「……<speed=0>それだけッ!?</speed>」",
"102001512_36": "「どうしたの?」",
"102001512_37": "「――ッ」",
"102001512_38": "「切ちゃんッ!?」"
}

View file

@ -0,0 +1,39 @@
{
"102001521_0": "「マムの具合はどうなのデスか?」",
"102001521_1": "「少し安静にする必要があるわ……。\\n 疲労に加えて、病状も進行しているみたい」",
"102001521_2": "「つまり、ノンビリ構えていられないということですよッ!」",
"102001521_3": "「月が落下する前に、人類は、新天地にて、\\n ひとつに結集しなければならないッ」",
"102001521_4": "「その旗振りこそが、\\n 僕たちに課せられた使命なのですからッ」",
"102001521_5": "「…………」",
"102001521_6": "「これは……ッ!」",
"102001521_7": "「――米国の哨戒艦艇デスかッ!?」",
"102001521_8": "「こうなるのも予想の範疇……せいぜい連中を派手に葬って、\\n 世間の目をこちらに向けさせるのはどうでしょう」",
"102001521_9": "「そんなのは弱者を生み出す、強者のやり方――」",
"102001521_10": "「世界にわたしたちの主張を届けるには\\n 格好のデモンストレーションかもしれないわね」",
"102001521_11": "「マリア――」",
"102001521_12": "「わたしは…<speed=0.5>…</speed>わたしたちはフィーネ……」",
"102001521_13": "「弱者を支配する強者の世界構造を終らせる者……\\n この道を行くことを恐れはしない」",
"102001521_14": "「…………」",
"102001521_15": "「ノイズのパターンを検知ッ!」",
"102001521_16": "「米国所属艦艇より応援の要請ッ!」",
"102001521_17": "「この海域から遠くないッ! 急行するぞッ!」",
"102001521_18": "「応援の準備にあたりますッ!」",
"102001521_19": "「翼さんッ!」",
"102001521_20": "「わたしも……」",
"102001521_21": "「死ぬ気か、お前ッ!」",
"102001521_22": "「…………」",
"102001521_23": "「ここにいろって――な。\\n お前はここからいなくなっちゃいけないんだからよ……」",
"102001521_24": "「頼んだからな」",
"102001521_25": "「…………」",
"102001521_26": "「うわあッ!」",
"102001521_27": "「ぐ……あああッ!」",
"102001521_28": "「うう、ぐうッ!」",
"102001521_29": "「…………ッ」",
"102001521_30": "「こんなことがマリアの望んでいることなの?\\n 弱い人たちを守るために、本当に必要なことなの」",
"102001521_31": "「――ッ」",
"102001521_32": "「調ッ!?」",
"102001521_33": "「なにやってるデスかッ!?」",
"102001521_34": "「マリアが苦しんでいるのなら……\\n わたしが助けてあげるんだッ」",
"102001521_35": "「――調ッ!」",
"102001521_36": "「Various shul shagana tron」"
}

View file

@ -0,0 +1,31 @@
{
"102001522_0": "「はあッ!」",
"102001522_1": "「…………」",
"102001522_2": "「あ――ッ!」",
"102001522_3": "「…………」",
"102001522_4": "「とうッ!」",
"102001522_5": "「切ちゃんッ! ありが――」",
"102001522_6": "「…………」",
"102001522_7": "「……何を……?」",
"102001522_8": "「ドクターから貰ったAnti_LiNKER……\\n 強制的に適合係数を下げるものデス……」",
"102001522_9": "「ギアが……馴染まない……」",
"102001522_10": "「う――ッ」",
"102001522_11": "「アタシ、アタシじゃなくなってしまうかもしれないデス……\\n そうなる前に何か残さなきゃ、調に忘れられちゃうデス……ッ」",
"102001522_12": "「……切ちゃん……?」",
"102001522_13": "「たとえアタシが消えたとしても、世界が残れば、\\n アタシと調の想い出は残るデス……ッ」",
"102001522_14": "「だからアタシは、ドクターのやり方で、\\n 世界を守るデス……ッ」",
"102001522_15": "「もう、そうするしか……」",
"102001522_16": "「――ッ!?」",
"102001522_17": "「はあッ!」",
"102001522_18": "「邪魔するなぁぁぁッ!」",
"102001522_19": "「迷いを捨てた刃を、阻める物があると思うなッ!」",
"102001522_20": "「――切ちゃんッ!」",
"102001522_21": "「おい、ウェルの野郎はここにいないのかッ!?」",
"102001522_22": "「ソロモンの杖を使うあいつはどこにいやがるッ!」",
"102001522_23": "「うぐ……」",
"102001522_24": "「…………」",
"102001522_25": "「く――……ッ!」",
"102001522_26": "「――切歌ッ!」",
"102001522_27": "「ならば、傾いた天秤を元に戻すとしましょうよ。できるだけ\\n ドラマティックに、できるだけロマンティックに……ッ」",
"102001522_28": "「……まさか、あれをッ!?」"
}

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@ -0,0 +1,42 @@
{
"102001611_0": "愛の力",
"102001611_1": "「あのヘリに、ソロモンの杖があんのかッ!?」",
"102001611_2": "「ち、違……あれ……ッ!」",
"102001611_3": "「Rei shen shou jing rei zizzl」",
"102001611_4": "「う……」",
"102001611_5": "「な、なんデスッ!?」",
"102001611_6": "「新手かッ!?」",
"102001611_7": "「マリア……いや、違うッ!」",
"102001611_8": "「……………………」",
"102001611_9": "「――未来……ッ!」",
"102001611_10": "「まさか――未来くんだとッ!?」",
"102001611_11": "「アウフヴァッヘン波形、照合。<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>ですッ!」",
"102001611_12": "「LiNKERを使ったのかッ」",
"102001611_13": "「<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>をギアとして、人の身に纏わせたのですね……」",
"102001611_14": "「マムッ! まだ寝てなきゃ――」",
"102001611_15": "「あれは、封印解除に不可欠なれど、\\n 人の心を惑わす力――」",
"102001611_16": "「あなたの差し金ですね、ドクター」",
"102001611_17": "「フン……使い時に使ったまでのことですよ」",
"102001611_18": "「マリアが連れてきたあの子は、\\n 融合症例第一号の級友らしいじゃないですか」",
"102001611_19": "「リディアンに通う生徒は、\\n シンフォギアへの適合が見込まれた装者候補たち……」",
"102001611_20": "「つまり、あなたのLiNKERによって、\\n あの子は何もわからぬまま、無理やりに……」",
"102001611_21": "「んんんん~ッ、ちょっと違うかな?」",
"102001611_22": "「LiNKER使って、ほいほいシンフォギアに適合できれば、\\n 誰も苦労はしませんよ。装者量産し放題です」",
"102001611_23": "「――ならどうやって、あの子を?」",
"102001611_24": "<size=40>「愛、ですよッ!」</size>",
"102001611_25": "<size=40>「なぜそこで愛ッ!?」</size>",
"102001611_26": "「LiNKERが、これ以上、級友を戦わせたくないと願う想いを\\n <ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>に繋げてくれたのですよッ!」",
"102001611_27": "「やばいくらいに麗しいじゃありませんかッ!」",
"102001611_28": "<size=40>「おおおおおおおおおおおッ!」</size>",
"102001611_29": "「――小日向が……ッ!」",
"102001611_30": "「何でそんなカッコしてるんだよ……ッ!」",
"102001611_31": "「……行方不明となっていた、\\n 小日向未来の無事を確認。ですが――」",
"102001611_32": "「無事だとッ!? あれを見て無事だと言うのか? だったら\\n あたしらはあのバカに何て説明すればいいんだよッ」",
"102001611_33": "「…………」",
"102001611_34": "「雪音ッ! 来るぞッ!」",
"102001611_35": "「こういうのは、あたしの仕事だッ!」",
"102001611_36": "「隙あり――」",
"102001611_37": "「――じゃないデスね……」",
"102001611_38": "(すまない、雪音……)",
"102001611_39": "「うおおおおおお……ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,37 @@
{
"102001612_0": "「イチイバル、圧倒していますッ!」",
"102001612_1": "「これなら――」",
"102001612_2": "「…………」",
"102001612_3": "「く……やりづれぇッ!\\n 助けるためとはいえ、あの子はあたしの恩人だッ」",
"102001612_4": "「…………ッ!」",
"102001612_5": "(よし、今なら――ッ!)",
"102001612_6": "「女の子は、優しく扱ってくださいね<speed=1>。</speed>乱暴にギアを引き剥がせば、接続された端末が脳を傷つけかねませんよ」",
"102001612_7": "「……ッ」",
"102001612_8": "「…………」",
"102001612_9": "「はッ、小日向が――……<speed=0>避けろッ!雪音ッ!</speed>」",
"102001612_10": "「なにッ!」",
"102001612_11": "「まだそんな、ちょせぇのをッ!」",
"102001612_12": "「…………」",
"102001612_13": "「…………」",
"102001612_14": "「く……ッ」",
"102001612_15": "「だったら、コイツで防いでやらぁッ!」",
"102001612_16": "「イチイバルのリフレクターは、\\n 月をも穿つ一撃すら偏向できるッ」",
"102001612_17": "「そいつがどんな聖遺物から造られたシンフォギアか\\n 知らないが、今更どんなのぶっこまれたところで――」",
"102001612_18": "「逃げるデス調ッ! 消し去られる前にッ!」",
"102001612_19": "「なッ!? くッ、雪音えええぇぇぇッ!」",
"102001612_20": "「――な、なんで押されてんだッ!?\\n リフレクターが、分解されて――ッ」",
"102001612_21": "「掴まれええええぇぇ――ッ!」",
"102001612_22": "「え――ッ!?」",
"102001612_23": "「た、助かった……ったく、なんて攻撃だよ……」",
"102001612_24": "「無垢にして苛烈――魔を退ける、輝く力の奔流……\\n これが、<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>のシンフォギア……」",
"102001612_25": "「……………………」",
"102001612_26": "「やめるデスッ! 調は仲間、アタシたちの大切な――」",
"102001612_27": "「仲間と言い切れますか?」",
"102001612_28": "「僕たちを裏切り、敵に利する彼女を――\\n 月読調を、仲間と言い切れるのですか」",
"102001612_29": "「ちがう……アタシが調にちゃんと打ち明けられなかったん\\n デス……ッ アタシが、調を裏切ってしまったんデスッ」",
"102001612_30": "「切ちゃんッ!」",
"102001612_31": "「――ッ」",
"102001612_32": "「ドクターのやり方では、弱い人たちを救えないッ!」",
"102001612_33": "「………」",
"102001612_34": "「そうかもしれません。何せ我々は、\\n かかる災厄に対してあまりにも無力ですからね」"
}

View file

@ -0,0 +1,18 @@
{
"102001621_0": "「シンフォギアと聖遺物に関する研究データは、\\n こちらだけの占有物ではありませんからね」",
"102001621_1": "「アドバンテージがあるとすれば……\\n せいぜいこの、ソロモンの杖ッ」",
"102001621_2": "「うああ……ッ!?」",
"102001621_3": "「ぐあ、あああッ!」",
"102001621_4": "「うう、ぐううあああッ!」",
"102001621_5": "「あああーッ!」",
"102001621_6": "「――ノイズを放ったかッ!?」",
"102001621_7": "「くそったれがああああああッ!」",
"102001621_8": "「緒川さんッ!」",
"102001621_9": "「人命救助は僕たちに任せてッ! それよりも翼さんは、\\n 未来さんの捕捉をッ」",
"102001621_10": "「緒川さん――お願いしますッ!」",
"102001621_11": "「調ッ!」",
"102001621_12": "「切ちゃん……」",
"102001621_13": "「わたしは小日向をッ! 雪音はノイズを頼むッ!」",
"102001621_14": "(ソロモンの杖がある限りは、\\n バビロニアの宝物庫は開きっ放しってことか――ッ",
"102001621_15": "「うおおおおおおッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,5 @@
{
"102001622_0": "「はぁ、はぁ……ッ!」",
"102001622_1": "「――ッ」",
"102001622_2": "「……わかってる、\\n あたしが背負わなきゃならない十字架だ……」"
}

View file

@ -0,0 +1,9 @@
{
"102001631_0": "「…………」",
"102001631_1": "「――待て小日向ッ!」",
"102001631_2": "「デェェェーーースッ!」",
"102001631_3": "「く……ッ!」",
"102001631_4": "「こうするしか……何も残せないんデスッ!」",
"102001631_5": "「お前は、何を求めて――」",
"102001631_6": "「アタシがいなくなっても、\\n 調には忘れてほしくないんデスッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,18 @@
{
"102001632_0": "「少女の歌には、血が流れている……」",
"102001632_1": "「ククク、ヒトのフォニックゲインにて出力を増した<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>の\\n 輝き――これをフロンティアへと照射すれば……ッ」",
"102001632_2": "「今度こそ、\\n フロンティアに施された封印は解除される――」",
"102001632_3": "「ごほッ、う……ごほッごほ――ッ!」",
"102001632_4": "「マムッ! ドクター、マムをッ!」",
"102001632_5": "「いい加減、お役御免なんだけど……。仕方ない」",
"102001632_6": "「…………ッ!」",
"102001632_7": "「わたしがやらねば……わたしが……ッ!」",
"102001632_8": "「未来ちゃんの纏うギアより発せられたエネルギー波は\\n 聖遺物由来の力を分解する特性が見られますッ」",
"102001632_9": "「それってつまり、\\n シンフォギアでは防げないってこと……ッ」",
"102001632_10": "「この聖遺物殺しを、どうやったら止められるのか……ッ!」",
"102001632_11": "「…………」",
"102001632_12": "「――ッ、師匠ッ!」",
"102001632_13": "「どうしたッ!」",
"102001632_14": "「わたしが…………ッ!」",
"102001632_15": "「…………」"
}

View file

@ -0,0 +1,30 @@
{
"102001711_0": "喪失までのカウントダウン",
"102001711_1": "「あのエネルギー波を利用して、\\n 未来くんの纏うギアを解除する……だと」",
"102001711_2": "「わたしがやりますッ! やってみせますッ!」",
"102001711_3": "「だが、君の身体は――」",
"102001711_4": "「翼さんもクリスちゃんも戦ってる今、動けるのはわたしだけ\\n ですッ 死んでも未来を連れて帰りますッ」",
"102001711_5": "「死ぬのは許さんッ!」",
"102001711_6": "「じゃあ、死んでも生きて、帰ってきますッ!\\n それは――絶対に絶対ですッ」",
"102001711_7": "「過去のデータと、現在の融合進度から計測すると、\\n 響ちゃんの活動限界は秒になりますッ」",
"102001711_8": "「たとえ微力でも、私たちが響ちゃんを\\n 支える事ができれば、きっと――」",
"102001711_9": "「オーバーヒートまでの時間はごく限られている……\\n 勝算はあるのか」",
"102001711_10": "「思いつきを、数字で語れるものかよッ!」",
"102001711_11": "「……ッ!」",
"102001711_12": "「へへ……」",
"102001711_13": "「一緒に帰ろう、未来ッ!」",
"102001711_14": "「帰れないよ……だって、\\n わたしにはやらなきゃならないことがあるもの……」",
"102001711_15": "「やらなきゃならないこと……?」",
"102001711_16": "「このギアが放つ輝きはね、\\n 新しい世界を照らし出すんだって……」",
"102001711_17": "「そこには争いはなく、\\n 誰もが穏やかに笑って暮らせる世界なんだよ」",
"102001711_18": "「争いのない、世界――」",
"102001711_19": "「わたしは響に戦ってほしくない……\\n だから、響が戦わなくていい世界をつくるの」",
"102001711_20": "「だけど未来……こんなやり方で作った世界は、\\n あったかいのかな……」",
"102001711_21": "「……」",
"102001711_22": "「わたしが一番好きな世界は、未来が傍にいてくれる\\n あったかい陽だまりなんだ」",
"102001711_23": "「でも、響が戦わなくていい世界だよ?」",
"102001711_24": "「たとえ未来と戦ってでも……\\n そんなことさせない……ッ」",
"102001711_25": "「――わたしは、響を戦わせたくないの」",
"102001711_26": "「ありがとう……だけどわたし、戦うよ」",
"102001711_27": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」"
}

View file

@ -0,0 +1,6 @@
{
"102001712_0": "(――熱い……体中の血が沸騰しそうだ――)",
"102001712_1": "「胸にかかえる時限爆弾は本物だッ! 作戦時間の超過、\\n その代償が確実な死であることを忘れるなッ」",
"102001712_2": "(死ぬ……わたしが、死ぬ……)",
"102001712_3": "<size=40>「――死ねるかアアアアアアッ!」</size>"
}

View file

@ -0,0 +1,15 @@
{
"102001721_0": "「戦うなんて間違っている。戦わないことだけが、\\n 本当にあたたかい世界を約束してくれる」",
"102001721_1": "「戦いから解放してあげないと……」",
"102001721_2": "「ポイント確認、シャトルマーカー射出」",
"102001721_3": "「わたしが、やらなければ……ッ!」",
"102001721_4": "「これは――」",
"102001721_5": "(まだだッ! 未来がもっと強いエネルギーを発する瞬間を――\\n チャンスを掴むんだッ",
"102001721_6": "「まもなく危険域に突入しますッ!」",
"102001721_7": "「もう猶予は無いぞッ!」",
"102001721_8": "(体が――ッ!)",
"102001721_9": "「うう、ぐううう……ッ!」",
"102001721_10": "(……違うッ! わたしがしたいのはこんなことじゃないッ!)",
"102001721_11": "「こんなことじゃないのに――ッ!」",
"102001721_12": "「未来ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,20 @@
{
"102001722_0": "「誰が未来の体を好き勝手してるんだッ!」",
"102001722_1": "「離してッ!」",
"102001722_2": "「いやだッ! 離さないッ! もう二度と、離さないッ!」",
"102001722_3": "「響いい……ッ!」",
"102001722_4": "「離さないッ! 絶対にいいいいッ!」",
"102001722_5": "「来るッ! フロンティアへと至る道ッ!」",
"102001722_6": "「<ruby=シェンショウジン>神獣鏡</ruby>のエネルギー、照射ッ!」",
"102001722_7": "「そいつが、聖遺物を消し去るって言うんなら――」",
"102001722_8": "「こんなの脱いじゃえ、未来ううううッ!」",
"102001722_9": "「これは……」",
"102001722_10": "「響くんと未来くんはッ!」",
"102001722_11": "「聖遺物反応の消失を確認ッ!」",
"102001722_12": "「2名のバイタルは……確認できましたッ!」",
"102001722_13": "「作戦、成功……なのか?」",
"102001722_14": "「作戦は、成功ですッ!」",
"102001722_15": "「ドクター……ッ!」",
"102001722_16": "「封印は解除されましたッ!\\n さあ……フロンティアの浮上ですッ」",
"102001722_17": "(ついに、わたしたちの新しい世界が……ッ!)"
}

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@ -0,0 +1,7 @@
{
"102001811_0": "ディスティニーアーク",
"102001811_1": "「動静を見ろッ! お前は――」",
"102001811_2": "「マリアと、ドクターと作った世界を残すのデスッ!」",
"102001811_3": "「この……頑ななッ!」",
"102001811_4": "「行かせないデスッ!\\n アタシは調に、残すべきものを――ッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,37 @@
{
"102001812_0": "「いったい何が……ッ!」",
"102001812_1": "「つ、ついに――……」",
"102001812_2": "「……ここに、いたのかよ」",
"102001812_3": "「雪音ッ! ノイズは片付いたか」",
"102001812_4": "「くッ――2対1デスか……ッ!」",
"102001812_5": "「まずはこのわからず屋を拘束して、状況の確認を――」",
"102001812_6": "「…………」",
"102001812_7": "「うぐ……ッ!」",
"102001812_8": "「雪<speed=1>、</speed>音……ッ!?」",
"102001812_9": "「さよならだ」",
"102001812_10": "「こんなのが海中に眠ってたとはな」",
"102001812_11": "「あなたが望んだ新天地ですよ」",
"102001812_12": "「御託は良い、全て終わったら報酬を約束してくれ」",
"102001812_13": "「しっかり働いてくれたならば、\\n 然るべきものを考えておきましょう」",
"102001812_14": "「本当に仲間を裏切って、\\n アタシたちに付くつもりなのデスか」",
"102001812_15": "「あいつを仕留めたのが、証明書の代わりだ」",
"102001812_16": "「しかしデスね……」",
"102001812_17": "「力を叩き潰せるのは、さらに大きな力だけ」",
"102001812_18": "「あたしの望みはこれ以上、戦火を広げないこと。\\n 無駄に散る命を一つでも少なくしたい」",
"102001812_19": "「……」",
"102001812_20": "「本当に、わたしたちと一緒に戦う事が、\\n 戦火の拡大を防げると信じているの」",
"102001812_21": "「へ、信用されてねぇんだな。気に入らなければ鉄火場の最前線で\\n 戦うあたしを、後ろから撃てばいい」",
"102001812_22": "「もちろん、そのつもりですよ」",
"102001812_23": "「着きました。ここがジェネレータールームです」",
"102001812_24": "「なんデスかあれは……?」",
"102001812_25": "「ふ……」",
"102001812_26": "「ネフィリムの心臓が……」",
"102001812_27": "「心臓だけとなっても、聖遺物を喰らい取り込む性質は\\n そのままだなんて、卑しいですねぇ……。ふふ、ひひひ……」",
"102001812_28": "「エネルギーが、フロンティアに行き渡ったようですね」",
"102001812_29": "「さて、僕はブリッジに向かうとしましょうか。ナスターシャ\\n 教授も、制御室にてフロンティアの面倒をお願いしますよ」",
"102001812_30": "「…………」",
"102001812_31": "「切ちゃんッ!」",
"102001812_32": "「ドクターのやり方では、弱い人たちを救えないッ!」",
"102001812_33": "「そうじゃないデス……\\n フロンティアの力でないと誰も助けられないデス……」",
"102001812_34": "「調だって助けられないんデス……ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,68 @@
{
"102001821_0": "「未来ッ!」",
"102001821_1": "「あ……」",
"102001821_2": "「小日向の容態は?」",
"102001821_3": "「LiNKERの洗浄も完了。\\n ギア強制装着の後遺症も見られないわ」",
"102001821_4": "「良かった……本当に、良かった……ッ!」",
"102001821_5": "「響、その怪我……」",
"102001821_6": "「うん」",
"102001821_7": "「わたしの……わたしのせいだよね……」",
"102001821_8": "「うん、未来のおかげだよ」",
"102001821_9": "「――ッ……?」",
"102001821_10": "「ありがとう、未来」",
"102001821_11": "「響……?」",
"102001821_12": "「わたしが未来を助けたんじゃない。\\n 未来がわたしを助けてくれたんだよッ」",
"102001821_13": "「これ…<speed=1>…</speed>響?」",
"102001821_14": "「あのギアが放つ輝きには、聖遺物由来の力を分解し、\\n 無力化する効果があったの」",
"102001821_15": "「その結果、ふたりのギアのみならず響ちゃんの身体を\\n 蝕んでいたガングニールの欠片も、除去されたのよ」",
"102001821_16": "「え……?」",
"102001821_17": "「小日向の強い想いが、死に向かって疾走するばかりの\\n 立花を救ってくれたのだ」",
"102001821_18": "「わたしが本当に困った時、\\n やっぱり未来は助けてくれた……ありがとうッ」",
"102001821_19": "「わたしが……響を……ッ!」",
"102001821_20": "「うんッ!」",
"102001821_21": "「助けてほしい? 彼女が、そう言ったのか?」",
"102001821_22": "「はい。目的を見失って暴走する仲間たちを\\n 止めてほしいと……」",
"102001821_23": "「ふむ……」",
"102001821_24": "「あの……」",
"102001821_25": "「まだ、安静にしてなきゃいけないじゃないかッ!」",
"102001821_26": "「ごめんなさい……でも、いても立ってもいられなくて……」",
"102001821_27": "「クリスちゃんがいなくなったと聞いたら……、\\n どうしてもって」",
"102001821_28": "「確かに、響くんとクリスくんが抜けた事は、\\n 作戦遂行に大きく影を落としているのだが……」",
"102001821_29": "「でも、翼さんに大事が無かったのが本当に良かった……\\n 致命傷をすべてかわすなんて、さすがです」",
"102001821_30": "(かわした……? あの状況で雪音の射撃をかわせるものか……\\n だとしたら、あれは――",
"102001821_31": "「それは……?」",
"102001821_32": "「LiNKERですよ」",
"102001821_33": "「聖遺物を取り込む、ネフィリムの細胞サンプルから\\n 精製したLiNKERです……ッ」",
"102001821_34": "「くくく……ッ!」",
"102001821_35": "「くくく……早く動かしたいなあ……ちょっとくらい動かしても\\n いいと思いませんか ねぇマリア――」",
"102001821_36": "「――ッ」",
"102001821_37": "「さあ、行けッ!」",
"102001821_38": "<size=40>「どっこいしょおおおおおおッ!」</size>",
"102001821_39": "「うわあああッ!?」\\n「きゃああああッ」",
"102001821_40": "「いったい、何が――」",
"102001821_41": "「広範囲に渡って海底が隆起――\\n 我々の直下からも迫ってきますッ」",
"102001821_42": "「楽し過ぎて眼鏡がずり落ちてしまいそうだあ……ッ!」",
"102001821_43": "「ふうん、制御できる重力は\\n これくらいが限度のようですね……くくくく……ッ」",
"102001821_44": "「くくくく……はははは、くはははははは……ッ!」",
"102001821_45": "(果たしてこれが……人類を救済する力なのか?)",
"102001821_46": "「手に入れたぞ、蹂躙する力――これで僕も英雄になれるう……\\n この星のラストアクションヒーローだあ……ッ」",
"102001821_47": "「あはははッ、ははははははは、\\n やったああああーーーッ」",
"102001821_48": "「ドクター……ッ!」",
"102001821_49": "「行きがけの駄賃に、月を引き寄せちゃいましたよ」",
"102001821_50": "「月をッ!? 落下を早めたのかッ!?」",
"102001821_51": "「退きなさいッ! 救済の準備は何もできてないッ!\\n これでは本当に人類は全滅してしまうッ」",
"102001821_52": "「……どうして、どうしてわたしの操作を受け付けないのッ!?」",
"102001821_53": "「下からいいのを貰ったみたいだ」",
"102001821_54": "「計測結果が出ましたッ!」",
"102001821_55": "「直下からの地殻上昇は、\\n 奴らが月にアンカーを打ち込む事で――」",
"102001821_56": "「フロンティアを引き上げたッ!?」",
"102001821_57": "「はい、それだけでなく、月の公転軌道にも影響が……ッ!」",
"102001821_58": "「奴らの目的が何であるにせよ、\\n フロンティアを止めねばならない」",
"102001821_59": "「……翼――いけるか?」",
"102001821_60": "「無論です」",
"102001821_61": "「――翼さんッ!」",
"102001821_62": "「案ずるな、ひとりでステージに立つことには慣れた身だ」",
"102001821_63": "「…………」",
"102001821_64": "「ノイズか……これはまた、派手に数を並べてくれたものだな」",
"102001821_65": "「いざ――参るッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,33 @@
{
"102001822_0": "「さすが、翼さん……ッ!」",
"102001822_1": "「こちらの戦力は、装者ただひとり……\\n この先、どう立ちまわれば」",
"102001822_2": "「……いえ、シンフォギア装者はひとりじゃありません」",
"102001822_3": "「ギアの無い響くんを戦わせるつもりはないからなッ!」",
"102001822_4": "「戦うのは、わたしじゃありません」",
"102001822_5": "「響……」",
"102001822_6": "「捕虜に出撃要請って――どこまで本気なの?」",
"102001822_7": "<speed=0>「もちろん全部ッ!」</speed>",
"102001822_8": "「あなたのそういうところ、好きじゃない――。\\n 正しさを振りかざす、偽善者のあなたが……」",
"102001822_9": "「わたし、自分のやってることが正しいだなんて、\\n 思ってないよ……」",
"102001822_10": "「それでもわたしは、自分の気持ちだけは偽りたくない……<speed=1>。</speed>\\n 偽ってしまったら、誰とも手を繋げなくなる――」",
"102001822_11": "「手を繋ぐ…<speed=1>…</speed>そんなこと本気で……」",
"102001822_12": "「だから調ちゃんにも、\\n やりたい事をやり遂げてほしい……」",
"102001822_13": "「もしもそれがわたしたちと同じ目的なら、\\n 少しだけ力を貸してほしいんだ」",
"102001822_14": "「わたしの、やりたい事……」",
"102001822_15": "「やりたい事は、暴走する仲間たちを止めること―<speed=0.5>―</speed>\\n でしたよね」",
"102001822_16": "「……みんなを助けるためなら、手伝ってもいい」",
"102001822_17": "「だけど、信じるの? 敵だったのよ?」",
"102001822_18": "「敵だとか味方とか言う前に、子供のやりたい事を支えてやれない\\n 大人なんて、格好悪くて適わないんだよ」",
"102001822_19": "「師匠ううぉぉぉぉーーーッ!」",
"102001822_20": "「こいつは可能性だ」",
"102001822_21": "「……相変わらずなのね」",
"102001822_22": "「甘いのはわかってる、性分だ」",
"102001822_23": "(――ッ!<speed=0.5></speed> 相変わらず、だと……?)",
"102001822_24": "「ハッチまで案内してあげるッ! 急ごうッ!」",
"102001822_25": "「何をやってるッ!\\n 響くんを戦わせるつもりはないと言ったはずだッ」",
"102001822_26": "「戦いじゃありませんッ! 人助けですッ!」",
"102001822_27": "「減らず口のうまい映画など、見せた憶えは無いぞッ!」",
"102001822_28": "「行かせてあげてください」",
"102001822_29": "「人助けは、一番響らしいことですから……」",
"102001822_30": "「……こういう無理無茶無謀は、\\n 本来、俺の役目だったはずなんだがな」"
}

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@ -0,0 +1,10 @@
{
"102001831_0": "「立花と、あの装者が一緒にですか?」",
"102001831_1": "「ふ……」",
"102001831_2": "(……想像の斜め上過ぎる)",
"102001831_3": "「了解です。ただちに合流します」",
"102001831_4": "「――ッ!」",
"102001831_5": "「どうやら、誘いだされたみたいだな」",
"102001831_6": "「そろそろだと思っていたぞ、雪音ッ!」",
"102001831_7": "「…………」"
}

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@ -0,0 +1,8 @@
{
"102001832_0": "「はッ!」",
"102001832_1": "「くう……ッ!」",
"102001832_2": "「はあああッ!」",
"102001832_3": "「…………」",
"102001832_4": "「…………」",
"102001832_5": "「ふ、ふふふへへ……ッ!」"
}

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@ -0,0 +1,31 @@
{
"102001841_0": "「あそこにみんながッ!?」",
"102001841_1": "「わからない」",
"102001841_2": "「……だけど、そんな気がする……」",
"102001841_3": "「気がするって――」",
"102001841_4": "「――うわああッ!?」",
"102001841_5": "「ど、どうしたの?」",
"102001841_6": "「…………」",
"102001841_7": "「…………」",
"102001841_8": "「切歌ちゃんッ!?」",
"102001841_9": "「Zeios igalima raizen tron」",
"102001841_10": "「切ちゃん……ッ!」",
"102001841_11": "「調ッ<speed=0.5></speed> どうしてもデスかッ!?」",
"102001841_12": "「ドクターのやり方では、何も残らないッ!」",
"102001841_13": "「ドクターのやり方でないと、何も残せないデスッ!\\n 間に合わないデスッ」",
"102001841_14": "「2人とも落ち着いてッ!話し合おうよッ!」",
"102001841_15": "<size=40>「戦場で、何を馬鹿な事をッ!」</size>",
"102001841_16": "「あなたは先に行って……あなたなら、\\n きっとマリアを止められる―<speed=1>―</speed>手を繋いでくれる」",
"102001841_17": "「調ちゃん……ッ!」",
"102001841_18": "「わたしとギアを繋ぐLiNKERにだって限りがある……\\n だから行ってッ」",
"102001841_19": "「……胸の歌を…<speed=0.5>…</speed>信じなさい」",
"102001841_20": "「……胸の歌を…<speed=0.5>…</speed>信じなさい」",
"102001841_21": "「…………」",
"102001841_22": "「うん……ッ!」",
"102001841_23": "「させるもんかデスッ!」",
"102001841_24": "「ダメ」",
"102001841_25": "「調ッ! 何であいつをッ!?\\n あいつは調の嫌った、偽善者じゃないデスかッ」",
"102001841_26": "「でもあいつは……自分を偽って動いてるんじゃない……」",
"102001841_27": "「動きたいことに動くあいつが、まぶしくて羨ましくて、\\n 少しだけ信じてみたい……ッ」",
"102001841_28": "「さいデスか……<speed=0.5>。</speed>\\n でも、アタシだって引き下がれないんデス……ッ」"
}

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@ -0,0 +1,21 @@
{
"102001842_0": "「アタシがアタシでいられるうちに、\\n 何かをカタチと残したいんデスッ」",
"102001842_1": "「切ちゃんでいられるうちに……?」",
"102001842_2": "「調やマリア、マムの暮らす世界と―<speed=0.5>―</speed>\\n アタシがここにいたって証を残したいんデスッ」",
"102001842_3": "「それが理由?」",
"102001842_4": "「これが理由デスッ!」",
"102001842_5": "「この胸に――」",
"102001842_6": "「ぶつかる理由が――」",
"102001842_7": "<size=40>「あるのならああああああああッ!」</size>",
"102001842_8": "「どうして、仲の良かった調と切歌までが――」",
"102001842_9": "「わたしの選択は、\\n こんなものを見たいがためではなかったのに……ッ」",
"102001842_10": "「マリア」",
"102001842_11": "「――マムッ!?」",
"102001842_12": "「……今、あなたひとりですね?」",
"102001842_13": "「フロンティアの情報を解析して、月の落下を止められるかも\\n しれない手立てを見つけました」",
"102001842_14": "「え……ッ!?」",
"102001842_15": "「最後に残された希望――\\n それには、あなたの歌が必要です」",
"102001842_16": "「――わたしの、歌……」",
"102001842_17": "「はぁ、はぁ、はぁ……ッ!」",
"102001842_18": "<size=40>「胸の歌が、ある限りいいいぃぃッ!」</size>"
}

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@ -0,0 +1,35 @@
{
"102001911_0": "撃槍",
"102001911_1": "「司令――出撃の前に、これをご覧下さいッ!」",
"102001911_2": "「何だ?」",
"102001911_3": "「…………」",
"102001911_4": "「フロンティアから発信されている映像情報です。\\n 世界各地に中継されています」",
"102001911_5": "「この期にF.I.S.は、何を狙って……」",
"102001911_6": "「半年前のルナアタック―<speed=0.5>―</speed>これに端を発する月の公転軌道の\\n 異常は、とある存在によって隠蔽されてきた」",
"102001911_7": "「それは米国・国家安全保障局とパヴァリアの光明結社――」",
"102001911_8": "「彼らのように政界・財界の一角を占有する特権\\n 階級にとって、月の異常は極めて不都合であり――」",
"102001911_9": "「不利益をもたらす事態だったからに過ぎない。\\n そうして彼らは、自己の保身のみに終始した」",
"102001911_10": "「――今、月は落ちてこようとしている」",
"102001911_11": "「これが落ちれば、未曽有の災害となり、\\n 多くの犠牲者が出るだろう」",
"102001911_12": "「わたしは……<speed=0.5>、</speed>わたしたちはそれを止めたい。\\n だから、皆の力を貸してほしい」",
"102001911_13": "「手立てはある。だが、わたし1人では足りない。\\n 全世界の―<speed=0.5>―</speed>皆の協力が必要だ」",
"102001911_14": "「歌には力がある。冗談でも比喩でもない。\\n 本当に歌には力が、『フォニックゲイン』がある」",
"102001911_15": "「大量のフォニックゲイン、全世界を震わせる歌があれば、\\n 月を公転軌道上に戻すことが出来る」",
"102001911_16": "「目的があったにせよ、わたしたちがテロという手段に走り、\\n 世間を騒がせ、混乱の種を撒いたのは確かだ」",
"102001911_17": "「全てを偽ってきたわたしの言葉が、どれほど届くか\\n 自信はない……」",
"102001911_18": "「――だが、歌が力となるという、\\n この事実だけは信じてほしいッ」",
"102001911_19": "「Granzizel bilfen gungnir zizzl」",
"102001911_20": "「わたしひとりの力では、落下する月を受け止めきれない……ッ!\\n だから貸してほしい――皆の歌を届けてほしいッ」",
"102001911_21": "(セレナが助けてくれたわたしの命で、誰かの命も救ってみせる。\\n ――それだけが、セレナの死に報いられるッ",
"102001911_22": "「でえええッ!」",
"102001911_23": "「なぜ弓を引くッ! 雪音ッ!」",
"102001911_24": "「…………」",
"102001911_25": "「――その沈黙を、\\n わたしは答えと受け取らねばならないのかッ」",
"102001911_26": "「何を求めて手を伸ばしているッ!」",
"102001911_27": "「ぐ……ううう……ッ!」",
"102001911_28": "「あたしの十字架を、\\n 他の誰かに負わすわけにはいかねぇだろ……ッ」",
"102001911_29": "「――何ッ!?」",
"102001911_30": "「ちゃっちゃと仕留めないと、\\n 約束の玩具はお預けですよ」",
"102001911_31": "(ソロモンの杖――人だけを殺せる力なんて、\\n 人が持ってちゃいけないんだ",
"102001911_32": "(あれが雪音を従わせているのか――?)"
}

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@ -0,0 +1,21 @@
{
"102001912_0": "「犬の首輪をはめられてまで、\\n 何を為そうとしているのかッ」",
"102001912_1": "「汚れ仕事は、居場所の無いやつがこなすってのが相場<speed=0.5>だ</speed>\\n ――違うか」",
"102001912_2": "「首根っこ引きずってでも、連れ帰ってやる……\\n お前の居場所、帰る場所に」",
"102001912_3": "「……ッ!」",
"102001912_4": "「お前がどんなに拒絶しようと、わたしはお前のやりたいことに\\n 手を貸してやる」",
"102001912_5": "「それが……片翼では飛べぬことを知るわたしの――」",
"102001912_6": "「先輩と風を吹かせる者の果たすべき使命だッ!」",
"102001912_7": "(そうだったよね――奏)",
"102001912_8": "「そうさ。だから――翼のやりたいことは、\\n あたしが、まわりのみんなが助けてやる」",
"102001912_9": "「その仕上がりで偉そうな事をッ!」",
"102001912_10": "「何をしてるのですか?\\n 素っ首のギアスが爆ぜるまでもう間もなくですよ」",
"102001912_11": "「――風鳴先輩」",
"102001912_12": "「――ッ!?」",
"102001912_13": "「次で決める。昨日まで組み立ててきた、\\n あたしのコンビネーションだッ」",
"102001912_14": "「ならばこちらも真打をくれてやるッ!」",
"102001912_15": "<size=35>「うおおおおおおッ!」\\n「はああああああッ」</size>",
"102001912_16": "「ぐあ……ッ!」",
"102001912_17": "「う……ッ!」",
"102001912_18": "「ひゃっはーーッ!\\n 願ったり叶ったりぃ、してやったりぃッ」"
}

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@ -0,0 +1,12 @@
{
"102001921_0": "「切ちゃんが、切ちゃんでいられるうちにって、\\n どういうこと」",
"102001921_1": "「アタシの中にフィーネの魂が――覚醒しそうなんデス」",
"102001921_2": "「施設に集められたレセプターチルドレンだもの…<speed=0.5>…</speed>\\n こうなる可能性はあったデス」",
"102001921_3": "「だとしたら、わたしは尚の事、切ちゃんを止めてみせる」",
"102001921_4": "「――えッ!?」",
"102001921_5": "「これ以上、塗り潰されないように―<speed=0.5>―</speed>\\n 大好きな切ちゃんを守るために……ッ」",
"102001921_6": "「大好きとか言うなッ! アタシの方がずっと調が大好きデスッ!\\n だから、大好きな人たちがいる世界を守るんデスッ」",
"102001921_7": "「切ちゃん……ッ!」",
"102001921_8": "「調……ッ!」",
"102001921_9": "<size=40>「大好きだって言ってるでしょうおおおおおッ!」</size>"
}

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@ -0,0 +1,37 @@
{
"102001922_0": "「切ちゃんッ! どうしても引けないの?」",
"102001922_1": "「引かせたいのなら、\\n 力ずくでやってみせるといいデスよ……」",
"102001922_2": "「これは―<speed=0.5>―</speed>LiNKER……ッ」",
"102001922_3": "「ままならない想いは、\\n 力ずくで押し通すしかないじゃないデスか……ッ」",
"102001922_4": "「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine\\n el baral zizzl――」",
"102001922_5": "「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine\\n el zizzl……」",
"102001922_6": "「絶唱にて繰り出されるイガリマは、相手の魂を刈り取る刃―<speed=0.5>―</speed>\\n わからず屋の調から、ほんの少し負けん気を削れば……ッ」",
"102001922_7": "「わからず屋はどっちッ<speed=1></speed>\\n わたしの望む世界は切ちゃんもいなくちゃダメッ」",
"102001922_8": "「寂しさを押し付ける世界なんて、欲しくないよッ!」",
"102001922_9": "「アタシが、調を守るんデス……たとえフィーネの魂に\\n アタシが塗り潰される事になっても――ッ」",
"102001922_10": "「ドクターのやり方で助かる人たちも、\\n わたしと同じように大切な人を失ってしまうんだよッ」",
"102001922_11": "「そんな世界に生き残ったって、わたしは二度と唄えない――」",
"102001922_12": "「でも、それしかないデスッ! そうするしかないデスッ!\\n たとえ、アタシが、調に嫌われてもおおおおおおッ」",
"102001922_13": "「切ちゃん――もう戦わないでッ<speed=0.5></speed>\\n わたしから大好きな切ちゃんを奪わないでッ」",
"102001922_14": "「――ッ!?」",
"102001922_15": "「何……これ……」",
"102001922_16": "「……まさか、調…<speed=1>…</speed>デスか……?」",
"102001922_17": "「フィーネの器になったのは、\\n 調…<speed=1>…</speed>なのにアタシは調を……」",
"102001922_18": "「切ちゃん……」",
"102001922_19": "「調に悲しい思いをして欲しくなかったのに、\\n できたのは調を泣かす事だけデス……ッ」",
"102001922_20": "「――アタシ本当に嫌な子だね……」",
"102001922_21": "「……消えて無くなりたいデス……ッ!」",
"102001922_22": "「ダメッ! 切ちゃんッ!」",
"102001922_23": "「――ッ」",
"102001922_24": "「…………調?」",
"102001922_25": "「調えええええッ!」",
"102001922_26": "(歌が聞こえる……)",
"102001922_27": "(誰かが頑張っている……わたしも負けられないッ!)",
"102001922_28": "(進むこと以外、答えなんてあるわけがない――ッ!)",
"102001922_29": "「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ッ!」",
"102001922_30": "「月の遺跡は依然沈黙……」",
"102001922_31": "「フォニックゲインが足りません……ッ!」",
"102001922_32": "「わたしの歌は……誰の命も救えないの……ッ<speed=0.5></speed> セレナ……」",
"102001922_33": "「この人、ビッキーたちと同じだね……」",
"102001922_34": "「うん…<speed=0.5>…</speed>誰かを助けるために歌を唄うなんて……」"
}

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@ -0,0 +1,11 @@
{
"102001931_0": "「約束どおり、二課所属のシンフォギア装者は片付けた。\\n だから―<speed=1>―</speed>ソロモンの杖をあたしに……」",
"102001931_1": "「こんなままごとみたいな取引に、\\n どこまで応じる必要があるんですかね」",
"102001931_2": "「ええ……?」",
"102001931_3": "「え、え? 何で爆発しないッ!?」",
"102001931_4": "「壊れてんだよ……ッ!」",
"102001931_5": "「約束の反故たぁ、悪党のやりそうなことだ……」",
"102001931_6": "「は、うわ、ふわ……ふぎ……ッ!」",
"102001931_7": "「ひ、ひいい……ッ!」",
"102001931_8": "「今更ノイズッ!」"
}

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@ -0,0 +1,16 @@
{
"102001932_0": "「ノイズ如きであたしを止められるとでも――」",
"102001932_1": "「く……ッ!?」",
"102001932_2": "「Anti_LiNKERは、忘れた頃にやってくる……」",
"102001932_3": "「ふふふふふ……ッ!」",
"102001932_4": "「なら……ブッ飛べ、アーマーパージだッ!」",
"102001932_5": "「ひい……ッ!?」",
"102001932_6": "「杖を――ッ!?」",
"102001932_7": "「ひいいいいぃぃぃぃッ!」",
"102001932_8": "<size=40>「――先輩ッ!」</size>",
"102001932_9": "「――ッ!」",
"102001932_10": "「馬鹿な、Anti_LiNKERの負荷を抑えるためあえてフォニック\\n ゲインを高めずに、出力の低いギアを纏うだと……ッ」",
"102001932_11": "「そんなことができるのかッ!?」",
"102001932_12": "「できんだよ……そういう先輩だ」",
"102001932_13": "「十全とは行かないが、ノイズ如き、これで十分ッ!」"
}

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@ -0,0 +1,86 @@
{
"102001942_0": "「はあッ!」",
"102001942_1": "「…………」",
"102001942_2": "「次で決める。昨日まで組み立ててきた、\\n あたしのコンビネーションだッ」",
"102001942_3": "「ならばこちらも真打をくれてやるッ!」",
"102001942_4": "「一緒に積み上げてきたコンビネーションだからこそ、目を瞑って\\n いても解る……だからかわせる、かわしてくれる……ッ」",
"102001942_5": "「ただの一言で通じ合えるから、\\n あたしの馬鹿にも、付き合ってもらえるッ」",
"102001942_6": "「たッ!」",
"102001942_7": "「付き合えるかッ!」",
"102001942_8": "「逃げやがったか……でも、ソロモンの杖は」",
"102001942_9": "「回収完了。これで一安心だな」",
"102001942_10": "「ひとりで飛び出して…<speed=0.5>…</speed>ごめんなさい」",
"102001942_11": "「気に病むな。わたしもひとりでは何もできない事を思い出せた。\\n 何より、こんな殊勝な雪音を知ることができたのは僥倖だ」",
"102001942_12": "「それにしたってよ……\\n なんで、あたしの言葉を信じてくれたんだ」",
"102001942_13": "「雪音が先輩と呼んでくれたのだ。\\n 続く言葉を斜めに聞き流すわけにはいかぬだろう」",
"102001942_14": "「それだけか?」",
"102001942_15": "「それだけだ。さあ立花と合流するぞ」",
"102001942_16": "(まったく、どうかしていやがる…<speed=0.5>…</speed>\\n だからこいつらの傍はどうしようもなく……あたしの帰る場所なんだな",
"102001942_17": "「くそッ、ソロモンの杖を手放すとは……\\n こうなったらマリアをぶつけてやる」",
"102001942_18": "「調ッ! 目を開けてッ! 調……ッ!」",
"102001942_19": "「……切ちゃ<speed=0.5>ん</speed>……?」",
"102001942_20": "「……じゃな<speed=0.5>い</speed>……だとすると、あなたが……」",
"102001942_21": "「どうだっていいじゃない。そんなこと」",
"102001942_22": "「どうでもよくない。わたしの友達が泣いている……」",
"102001942_23": "「そうね。誰の魂も塗り潰すことなく、このまま大人しくしている\\n つもりだったけれど、そうもいかないものね」",
"102001942_24": "「でも……魂を両断する一撃を受けて、\\n 私もあまり長くはもちそうもないか」",
"102001942_25": "「わたしを庇って? でも、どうして?」",
"102001942_26": "「あの子に伝えて欲しいのよ」",
"102001942_27": "「……あの子?」",
"102001942_28": "「だって数千年も悪者やってきたのよ。いつかの時代、どこかの場\\n 所で、今さら正義の味方を気取ることなんてできないって……」",
"102001942_29": "「……今日を生きるあなたたちでなんとかなさい」",
"102001942_30": "「立花…<speed=0.5>…</speed>響……?」",
"102001942_31": "「いつか未来に、人が繋がれるなんてことは、\\n 亡霊が語るものではないわ……」",
"102001942_32": "「……目を開けてよ、調……」",
"102001942_33": "「開いているよ、切ちゃん」",
"102001942_34": "「――え? えッ!?」",
"102001942_35": "「身体の<speed=1>、</speed>怪我が……ッ!」",
"102001942_36": "「じー……」",
"102001942_37": "「――調ッ! でも、どうして……」",
"102001942_38": "「たぶん、フィーネの魂に助けられた」",
"102001942_39": "「フィーネに…<speed=0.5>…</speed>デスかッ!?」",
"102001942_40": "「みんながわたしを助けてくれている、だから切ちゃんの力も\\n 貸して欲しい……一緒にマリアを救おう」",
"102001942_41": "「うん……今度こそ調と一緒に――みんなを助けるデスよ」",
"102001942_42": "「マリア……もう一度、月遺跡の再起動を」",
"102001942_43": "「無理よッ! わたしの歌で世界を救うなんて……ッ!」",
"102001942_44": "「マリアッ!\\n 月の落下を食い止める、最後のチャンスなのですよッ」",
"102001942_45": "「……ッ!」",
"102001942_46": "「ああ……ッ!」",
"102001942_47": "「月が落ちなきゃ、好き勝手できないだろうがッ!」",
"102001942_48": "「マリアッ!」",
"102001942_49": "「あ? やっぱりオバハンか……」",
"102001942_50": "「お聞きなさい、ドクター・ウェルッ!」",
"102001942_51": "「フロンティアの機能を使って集束したフォニックゲインを\\n 月へと照射し、バラルの呪詛を司る遺跡を再起動できれば――」",
"102001942_52": "「――月を元の軌道に戻せるのですッ!」",
"102001942_53": "「そんなに遺跡を動かしたいのなら、\\n あんたが月に行ってくればいいだろうッ」",
"102001942_54": "「――マムッ!」",
"102001942_55": "「有史以来、数多の英雄が人類支配を成しえなかったのは、\\n 人の数がその手に余るからだッ」",
"102001942_56": "「――だったら支配可能なまでに減らせばいいッ!」",
"102001942_57": "「僕だからこそ気づいた必勝法ッ!\\n 英雄に憧れる僕が英雄を越えてみせる……ッ」",
"102001942_58": "「ふへははは…<speed=0.5>…</speed>うわーはははははあ……ッ!」",
"102001942_59": "「よくもマムをッ!」",
"102001942_60": "「手にかけるのかッ!?\\n この僕を殺す事は、全人類を殺す事だぞッ」",
"102001942_61": "「殺すッ!」",
"102001942_62": "「ひやああああああッ!?」",
"102001942_63": "「ダメ――ッ!」",
"102001942_64": "「そこをどけ、融合症例第一号ッ!」",
"102001942_65": "「違うッ!」",
"102001942_66": "「わたしは立花響、16歳ッ<speed=1></speed>――融合症例なんかじゃないッ<speed=1></speed>\\n ただの立花響が、マリアさんとお話したくてここに来てるッ」",
"102001942_67": "「お前と話す必要は無いッ! マムがこの男に殺されたのだッ!\\n ならばわたしもこいつを殺すッ」",
"102001942_68": "「世界を守れないのなら――わたしも生きる意味は無いッ!」",
"102001942_69": "「…………」",
"102001942_70": "「…………」",
"102001942_71": "「――お前ッ!?」",
"102001942_72": "「意味なんてあとから探せばいいじゃないですか……\\n だから―<speed=1>―</speed>生きるのを諦めないでッ!」",
"102001942_73": "「Balwisyallッ Nescell gungnirッ\\n ――trooooooooooooooooonッ」",
"102001942_74": "「聖詠ッ!? 何のつもりで――」",
"102001942_75": "「きゃあッ!?」",
"102001942_76": "「あれは……」",
"102001942_77": "「マリアを助けるデスッ!」",
"102001942_78": "「あのバカのしわざだな」",
"102001942_79": "「ああ、だけど――立花らしい」",
"102001942_80": "「何が起きているのッ!? こんなことってありえない…<speed=0.5>…</speed>\\n 融合者は適合者ではないはず――」",
"102001942_81": "「これは……あなたの歌<speed=0.5></speed> 胸の歌がしてみせたこと<speed=0.5></speed>\\n あなたの歌って何ッ<speed=0.5></speed> <speed=0>何なのッ!?」</speed>",
"102001942_82": "「行っちゃえ響ッ! ハートの全部でッ!」",
"102001942_83": "<size=40>「撃<speed=1>槍</speed>――ガングニールだああああああああああああッ!」</size>"
}

View file

@ -0,0 +1,54 @@
{
"102002011_0": "遥か彼方、星が音楽となった…かの日",
"102002011_1": "「……ビッキー」",
"102002011_2": "「やっぱり、立花さんの――」",
"102002011_3": "「人助け――ッ!」",
"102002011_4": "「ガングニールに、適合だと……ッ!」",
"102002011_5": "「うわああああ……ッ! こんなところで……ッ!」",
"102002011_6": "「こんな、ところで……<speed=0.5>、</speed>終わる、ものかあ……ッ!」",
"102002011_7": "「ウェル博士が――」",
"102002011_8": "「あ…………」",
"102002011_9": "「だ、大丈夫ッ!?」",
"102002011_10": "「響くんッ!」",
"102002011_11": "「そのシンフォギアはッ!?」",
"102002011_12": "「マリアさんのガングニールが、\\n わたしの歌に応えてくれたんですッ」",
"102002011_13": "「なに……ッ!?」",
"102002011_14": "「重力場の異常を計測ッ!」",
"102002011_15": "「フロンティア、上昇しつつ移動を開始ッ!」",
"102002011_16": "「今のドクターは……左腕をフロンティアと繋げる事で、\\n 意のままに制御できる……」",
"102002011_17": "「フロンティアの動力は、ネフィリムの心臓……\\n それを停止させれば、ドクターの暴挙も止められる……」",
"102002011_18": "「そんな事が……ッ!」",
"102002011_19": "「――師匠ッ!」",
"102002011_20": "「ウェル博士の追跡は、俺たちに任せろッ!\\n だから響くんは――」",
"102002011_21": "「ネフィリムの心臓を、止めますッ!」",
"102002011_22": "「行くぞッ!」",
"102002011_23": "「はいッ!」",
"102002011_24": "「ソロモンの杖が無くとも、僕にはまだフロンティアがある。\\n 邪魔をする奴らは重力波にて足元から引っぺがしてやるッ」",
"102002011_25": "「人ン家の庭を走り回る野良猫め…<speed=0.5>…</speed>フロンティアを喰らって\\n 同化したネフィリムの力を――思い知るがいいッ」",
"102002011_26": "「外の、あれ、何――ッ!?」",
"102002011_27": "「多分、フロンティアを喰らって同化した……\\n ネフィリム」",
"102002011_28": "「本部の解析にて\\n 高質量のエネルギー反応地点を特定したッ」",
"102002011_29": "「おそらくはそこがフロンティアの炉心――\\n 心臓部に違いないッ」",
"102002011_30": "「僕たちが先行して、ウェル博士の身柄を確保しますッ!」",
"102002011_31": "「響くんは、翼たちと合流して\\n 外の奴に対処してくれッ」",
"102002011_32": "「はい、師匠ッ!」",
"102002011_33": "「お願い、戦う資格のないわたしに代わって、お願い……ッ!」",
"102002011_34": "「調ちゃんにも頼まれてるんだ……\\n マリアさんを助けてって。だから心配しないでッ」",
"102002011_35": "「待っててッ! ちょーっと行ってくるからッ!」",
"102002011_36": "「…………」",
"102002011_37": "「翼さんッ! クリスちゃんッ!」",
"102002011_38": "「立花ッ!」",
"102002011_39": "「もう後れは取りませんッ! だからッ!」",
"102002011_40": "「――ああ、一緒に戦うぞ」",
"102002011_41": "「はいッ!」",
"102002011_42": "「…………」",
"102002011_43": "「やったね、クリスちゃんッ!\\n きっとソロモンの杖を取り戻して帰ってくると信じてたッ」",
"102002011_44": "「お、おう……たりめーだッ!」",
"102002011_45": "「へへ」",
"102002011_46": "「あの時の――自律型完全聖遺物なのかッ!?」",
"102002011_47": "「マリアさんが、多分そうだってッ!」",
"102002011_48": "「――にしては張り切りすぎだッ!」",
"102002011_49": "「行くぞ立花、雪音ッ! この場に槍と弓、そして剣を携えて\\n いるのは、わたしたちだけだッ」",
"102002011_50": "「はいッ! まずはあのでっかいのを何とかしましょうッ!」",
"102002011_51": "「ちッ、今さら何が来たってッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,27 @@
{
"102002012_0": "「はあああああッ!」",
"102002012_1": "「はああッ!」",
"102002012_2": "「なに、刃が――ッ!?」",
"102002012_3": "「通らないッ!?」",
"102002012_4": "「なら……全部乗せだッ!」",
"102002012_5": "「……へッ」",
"102002012_6": "「こ…<speed=0.5>…</speed>これでも通らねえのかよッ!?」",
"102002012_7": "「わたしでは何もできやしない…<speed=1>…</speed>セレナの歌を、\\n セレナの死を無駄なものにしてしまう……」",
"102002012_8": "「マリア姉さん」",
"102002012_9": "「……セレナッ!?」",
"102002012_10": "「マリア姉さんがやりたい事は何?」",
"102002012_11": "「……歌で、世界を救いたい…<speed=1>…</speed>\\n 月の落下がもたらす災厄から、みんなを助けたい……」",
"102002012_12": "「生まれたままの感情を、隠さないで……」",
"102002012_13": "「……セレナ」",
"102002012_14": "「世界中より集められたフォニックゲインが、\\n フロンティアを経由して、ここに集束している――」",
"102002012_15": "「これだけのフォニックゲインを照射すれば、\\n 月の遺跡を再起動させ、公転軌道の修正も可能……」",
"102002012_16": "「マリア…<speed=0.5>…</speed>マリア……ッ!」",
"102002012_17": "「――マムッ!?」",
"102002012_18": "「あなたの歌に、世界が共鳴しています……これだけフォニック\\n ゲインが高まれば、月の遺跡を稼働させるには十分ですッ」",
"102002012_19": "「月は私が責任をもって止めますッ!」",
"102002012_20": "「――マムッ!」",
"102002012_21": "「もう何もあなたを縛るものはありません。……行きなさい\\n マリア。行って私に、あなたの歌を聴かせなさい……ッ」",
"102002012_22": "「マム……」",
"102002012_23": "「……OK、マム」",
"102002012_24": "「世界最高のステージの幕を上げましょうッ!」"
}

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@ -0,0 +1,14 @@
{
"102002021_0": "「うわあああああッ!」",
"102002021_1": "「雪音ッ!」",
"102002021_2": "「く……ッ!」",
"102002021_3": "「翼さんッ!」",
"102002021_4": "「避けられな――ッ」",
"102002021_5": "「てりゃぁぁぁぁッ!」",
"102002021_6": "「――ッ!」",
"102002021_7": "「ああッ!?」",
"102002021_8": "「シュルシャガナと……」",
"102002021_9": "「イガリマ、到着デスッ!」",
"102002021_10": "「来てくれたんだッ!」",
"102002021_11": "「ふ…<speed=0.5>…</speed>とはいえ、こいつを相手にするのは、\\n けっこう骨が折れそうデスよ……ッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,34 @@
{
"102002022_0": "「こいつ、効いてるのか効いてないのかわかんないデスッ!」",
"102002022_1": "「ここまでとは…<speed=0.5>…</speed>わたしたちの攻撃じゃ、とても――」",
"102002022_2": "「だけど、歌があるッ!」",
"102002022_3": "「マリア……ッ!」",
"102002022_4": "「マリアッ!」",
"102002022_5": "「マリアさんッ!」",
"102002022_6": "「もう迷わない…<speed=0.5>…</speed>だって、マムが命がけで\\n 月の落下を阻止してくれている」",
"102002022_7": "「できそこないどもが集まったところで、こちらの優位は\\n 揺らがないッ 焼き尽くせッ、ネフィリイイイムッ」",
"102002022_8": "「うぇへへへへへッ、へへははははははッ!」",
"102002022_9": "「Seilien coffin airget-lamh tron」",
"102002022_10": "「は…<speed=0.5>…</speed>――んんんッ!?」",
"102002022_11": "「調がいる……」",
"102002022_12": "「切歌がいる……」",
"102002022_13": "「マムも、セレナもついている……」",
"102002022_14": "「みんながいるなら、これくらいの奇跡、安いものッ!」",
"102002022_15": "「装着時のエネルギーをバリアフィールドにッ!?\\n だけどそんな芸当…<speed=0.5>…</speed>いつまで続くものではなあいッ!」",
"102002022_16": "「セット、ハーモニクスッ!」",
"102002022_17": "<size=40>「S2CAッ!\\n フォニックゲインを力に換えてええええええッ」</size>",
"102002022_18": "「惹かれ合う音色に、理由なんていらない」",
"102002022_19": "「……ん」",
"102002022_20": "「あたしも、つける薬がないな」",
"102002022_21": "「それはお互い様デスよ」",
"102002022_22": "「調ちゃんッ! 切歌ちゃんッ!」",
"102002022_23": "「あなたのやってる事、偽善でないと信じたい…<speed=1>…</speed>だから近くで\\n わたしに見せて……あなたの言う、人助けを……わたしたちに」",
"102002022_24": "「……うん」",
"102002022_25": "「繋いだ手だけが紡ぐもの……」",
"102002022_26": "「絶唱6人分ッ! たかだか6人ぽっちで、\\n すっかりその気かああああッ」",
"102002022_27": "「くうううう……ッ!」",
"102002022_28": "「うう、ううう……ッ!」",
"102002022_29": "「ぐう……ッ!」",
"102002022_30": "「6人じゃない…<speed=0.5>…</speed>わたしが束ねるこの歌は――ッ!」",
"102002022_31": "<size=40>「70億の、絶唱おおおおおおッ!」</size>"
}

View file

@ -0,0 +1,56 @@
{
"102002032_0": "「響き合う、みんなの歌声がくれた――」",
"102002032_1": "<size=40>「シンフォギアでえええええッ!」</size>",
"102002032_2": "「なんだと……」",
"102002032_3": "「ウェル博士ッ! お前の手に世界は大き過ぎたようだなッ!」",
"102002032_4": "「――ッ!」",
"102002032_5": "「が――ッ!<speed=1></speed> ぐぐ……ッ!」",
"102002032_6": "「あなたの好きにはさせませんッ!」",
"102002032_7": "「奇跡が一生懸命の報酬なら……僕にこそおおお……ッ!」",
"102002032_8": "「何をしたッ!」",
"102002032_9": "「ただ一言、\\n ネフィリムの心臓を切り離せと命じただけ――」",
"102002032_10": "「こちらの制御から離れたネフィリムの心臓は、フロンティアの\\n 船体を喰らい、糧として、暴走を開始するッ」",
"102002032_11": "「そこから放たれるエネルギーは、一兆度だあああッ!」",
"102002032_12": "「僕が英雄になれない世界なんて、蒸発してしまえば\\n いいんだああ……ッ」",
"102002032_13": "「――ひぃッ!」",
"102002032_14": "「……壊してどうにかなる状況ではなさそうですね」",
"102002032_15": "「――来いッ!」",
"102002032_16": "「確保だなんて、悠長な事を……\\n 僕を殺せば簡単な事を――」",
"102002032_17": "「殺しはしない……お前を、世界を滅ぼした悪魔にも、\\n 理想に殉じた英雄にもさせはしない……」",
"102002032_18": "「どこにでもいる、ただの人間として裁いてやるッ!」",
"102002032_19": "「畜生ッ! 僕を殺せえッ! 英雄にしてくれッ!\\n 英雄にしてくれよおおおー……ッ」",
"102002032_20": "「おい、あれを見ろッ!」",
"102002032_21": "「――あれが、司令の言っていた……」",
"102002032_22": "「再生する、ネフィリムの心臓ッ!」",
"102002032_23": "「はああああッ!」",
"102002032_24": "「やああああッ!」",
"102002032_25": "「ああああ……ッ!?」",
"102002032_26": "「聖遺物どころか、\\n そのエネルギーまでも喰らっているのかッ」",
"102002032_27": "「限界に達したら、地上は――」",
"102002032_28": "「蒸発しちゃうッ!」",
"102002032_29": "<size=40>「バビロニア、フルオープンだああッ!」</size>",
"102002032_30": "「バビロニアの宝物庫をッ!?」",
"102002032_31": "「エクスドライブの出力で\\n ソロモンの杖を機能拡張したのかッ」",
"102002032_32": "「ゲートの向こう、バビロニアの宝物庫に\\n ネフィリムを格納できれば……ッ」",
"102002032_33": "「人を殺すだけじゃないって―<speed=0.5>―</speed>やってみせろよッ!\\n ソロモンッ」",
"102002032_34": "「――これならッ!」",
"102002032_35": "「避けろ雪音ッ!」",
"102002032_36": "「――ぐあッ、杖が……ッ!」",
"102002032_37": "「わたしがッ!」",
"102002032_38": "「明日をおおおぉぉッ!」",
"102002032_39": "「ぐ……ッ!」",
"102002032_40": "「マリアッ!」",
"102002032_41": "「格納後、わたしが内部よりゲートを閉じるッ!\\n ネフィリムはわたしが――」",
"102002032_42": "「自分を犠牲にする気デスかッ!?」",
"102002032_43": "「マリアアァーーッ!」",
"102002032_44": "「こんなことで、わたしの罪が償えるはずがない…<speed=1>…</speed>\\n だけど――全ての命は、わたしが守ってみせる……ッ」",
"102002032_45": "「――それじゃあ、\\n マリアさんの命は、わたしたちが守ってみせますねッ」",
"102002032_46": "「……あなたたち……ッ!」",
"102002032_47": "「英雄でないわたしに、世界なんて守れやしない<speed=0.5>。</speed>\\n ……でも、わたしたち」",
"102002032_48": "「わたしたちは、ひとりじゃないんだ……ッ!」",
"102002032_49": "<size=40>「響いいい……ッ!」</size>",
"102002032_50": "「フォニックゲイン、照射継続……がはッ!」",
"102002032_51": "「はぁ、はぁ…<speed=0.5>…</speed>\\n 月遺跡、バラルの呪詛、管制装置の再起動を確認――」",
"102002032_52": "「月軌道、アジャスト開始……ッ!」",
"102002032_53": "「……星が…<speed=0.5>…</speed>音楽となって……――」"
}

View file

@ -0,0 +1,28 @@
{
"102002041_0": "「なんて大量のノイズ……ッ!」",
"102002041_1": "「さんざんこの杖が呼び出してきた、\\n 奴らの住処だからな」",
"102002041_2": "「切り払うぞッ!」",
"102002041_3": "「はい、翼さんッ!」",
"102002041_4": "「うおおおおおッ! いっけえええええッ!」",
"102002041_5": "「はあああああッ!」",
"102002041_6": "「――ッ!」",
"102002041_7": "「調ッ! まだデスかッ!?」",
"102002041_8": "「もう少しで――ッ!」",
"102002041_9": "「切れたッ! ……マリアッ!」",
"102002041_10": "「ひと振りの杖では、これだけの数を――\\n 制御がおいつかないッ」",
"102002041_11": "「マリアさんは、その杖でもう一度\\n 宝物庫を開くことに集中してくださいッ」",
"102002041_12": "「――何ッ!?」",
"102002041_13": "「外から開くなら、中から開ける事だってできるはずだッ!」",
"102002041_14": "「鍵なんだよ、そいつはッ!」",
"102002041_15": "「…………」",
"102002041_16": "「セレナアァァッ!!」",
"102002041_17": "「脱出デスッ!」",
"102002041_18": "「ネフィリムが飛び出す前にッ!」",
"102002041_19": "「行くぞッ! 雪音ッ!」",
"102002041_20": "「おうッ!」",
"102002041_21": "「――ああッ!」",
"102002041_22": "「迂回路は無さそうだッ!」",
"102002041_23": "「ならば、行く道はただひとつッ!」",
"102002041_24": "「この――億万のノイズの群れと、ネフィリムを」",
"102002041_25": "「打ち破って進むしかないッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,59 @@
{
"102002052_0": "「手を繋ごうッ!」",
"102002052_1": "「マリアッ!」",
"102002052_2": "「マリアさんッ!」",
"102002052_3": "「この手、簡単には離さないッ!」",
"102002052_4": "「最速で、最短で、真っ直ぐにッ!」",
"102002052_5": "「一直線にいいいいいッ!」",
"102002052_6": "<size=40>「うおおおおおおおッ!」</size>",
"102002052_7": "「くッ…<speed=0.5>…</speed>杖が……ッ!」",
"102002052_8": "「すぐにゲートを閉じなければ、間もなくネフィリムの\\n 爆発が……ッ だが、体が、もう……ッ」",
"102002052_9": "「まだ<speed=0.5>、</speed>だ……」",
"102002052_10": "「心強い仲間は他にも……」",
"102002052_11": "「仲間……?」",
"102002052_12": "「わたしの、親友だよ……」",
"102002052_13": "(ギアだけが戦う力じゃないって、響が教えてくれた。\\n ――わたしだって、戦うんだッ",
"102002052_14": "「お願いッ! 閉じてえええッ!」",
"102002052_15": "「もう響が――\\n 誰もが戦わなくていいような世界にいいいいッ」",
"102002052_16": "「――――――――」",
"102002052_17": "「……………………」",
"102002052_18": "「マムが未来を繋げてくれた……」",
"102002052_19": "「ありがとう…<speed=1>…</speed>お母さん――」",
"102002052_20": "「マリアさん……これ」",
"102002052_21": "「ガングニールはキミにこそ相応しい」",
"102002052_22": "「……ん……」",
"102002052_23": "「だが、月の遺跡を再起動させてしまった……」",
"102002052_24": "「バラルの呪詛か」",
"102002052_25": "「人類の相互理解は、また遠のいたってわけか……ッ!」",
"102002052_26": "「――へいき、へっちゃらですッ!」",
"102002052_27": "「――ッ」",
"102002052_28": "「…………」",
"102002052_29": "「だってこの世界には――歌があるんですよッ!」",
"102002052_30": "「……響ッ!」",
"102002052_31": "「ふふッ」",
"102002052_32": "「歌……デスか」",
"102002052_33": "「いつか人は繋がれる…<speed=0.5>…</speed>だけど、それはどこかの場所でも、\\n いつかの未来でもない……」",
"102002052_34": "「確かに、伝えたから」",
"102002052_35": "「うん」",
"102002052_36": "「立花響。キミに出会えて、良かった」",
"102002052_37": "「翼さーんッ! クリスちゃーんッ!」",
"102002052_38": "「聞いてくれ立花。あれ以来、\\n 雪音はわたしのことを先輩と呼んでくれないのだ……」",
"102002052_39": "「――だからァッ!」",
"102002052_40": "「なになにー?\\n クリスちゃんてば、翼さんの事、先輩って呼んでるの」",
"102002052_41": "「ちょっと響ったら――」",
"102002052_42": "「いい機会だから教えてやる……ッ!\\n あたしはお前より年上で先輩だってことをーッ」",
"102002052_43": "「はあ……」\\n「はあ……」",
"102002052_44": "「2人ともそのくらいにしておけ。\\n 傷も癒えてないというのに……」",
"102002052_45": "「へへへ……」",
"102002052_46": "「ねぇ、響……」",
"102002052_47": "「ん?」",
"102002052_48": "「身体、平気? おかしくない?」",
"102002052_49": "「心配性だなあ、未来は……。へへ、わたしを蝕む聖遺物は、\\n あの時全部きれいさっぱり消えたんだって」",
"102002052_50": "「響……」",
"102002052_51": "「でもね――」",
"102002052_52": "「胸のガングニールは無くなったけれど……\\n 奏さんから託された歌は、絶対に無くしたりしないよ」",
"102002052_53": "「ん……」",
"102002052_54": "「ん……」",
"102002052_55": "「それに、それはわたしだけじゃない」",
"102002052_56": "「……きっとそれは、誰の胸にもある、歌なんだ……ッ!」"
}

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