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{
"346000141_0": "(電話……未来からだ)",
"346000141_1": "「響、お疲れ様。おかえりなさい」",
"346000141_2": "「うん、ただいま」",
"346000141_3": "「……? 何かいいことでもあったの?」",
"346000141_4": "「え?」",
"346000141_5": "「なんだか、ただいまの声が嬉しそうに聞こえて」",
"346000141_6": "「ああ……その、翼さんに装者として認めてもらえたんだ。\\n ……たぶん」",
"346000141_7": "「そうなんだッ! フフ、よかったね」",
"346000141_8": "「そんなに嬉しそうだったかな?\\n わたしってわかりやすい」",
"346000141_9": "「もちろん、すぐにわかったよ?」",
"346000141_10": "「そうなんだ……。\\n あんまり言われたことは無いけど」",
"346000141_11": "「だって響のことだもん。\\n 他の人がわからなくても、わたしにはわかるんだから」",
"346000141_12": "「そっか……そういうものなんだね」",
"346000141_13": "「……響が戻ってきてくれて、本当に嬉しいよ」",
"346000141_14": "「おおげさだよ。そんな難しい任務じゃなかったし」",
"346000141_15": "「ううん、そうじゃないの……。\\n 昔みたいに、こうして響と一緒にいられることが嬉しくて」",
"346000141_16": "「未来……」",
"346000141_17": "「あのね、わたし……本当は、\\n 響に会うのがずっと怖かったの……」",
"346000141_18": "「ツヴァイウィングのライブ事故の直後に、\\n お別れも言えずに、急に引っ越すことになっちゃって」",
"346000141_19": "「響がどこの病院に入院したのかもわからなくて、\\n 連絡も取れなくて……」",
"346000141_20": "「うん……」",
"346000141_21": "「それで、会えない、連絡も取れない時間が続いたから、\\n 響に嫌われていたらどうしようって考えちゃって……」",
"346000141_22": "「だってわたし、\\n 響が番大変なときにいなくなっちゃたんだから」",
"346000141_23": "「……」",
"346000141_24": "「だから……ごめんね、響……」",
"346000141_25": "「……謝ることじゃないよ」",
"346000141_26": "「未来は会いに来てくれた。\\n 今のわたしがあるのは、そのおかげなんだから」",
"346000141_27": "(そう、並行世界の未来と、こっちの未来……。\\n 人がわたしの心を溶かしてくれた……",
"346000141_28": "「未来がいるから、わたしは戦える」",
"346000141_29": "「響……」",
"346000141_30": "「……って、びっくりしたよね?\\n 久しぶりに会ったわたしが、イズと戦ってるなんて」",
"346000141_31": "「うん。確かに、びっくりした」",
"346000141_32": "「ごめんね。未来にも二課の協力者になってもらって、\\n 結果的に装者の活動に巻き込むことになっちゃった……」",
"346000141_33": "「ううん、いいんだ。\\n わたしなりに響を支えたいと思っているし――」",
"346000141_34": "「それに、響が戦っている姿、わたしは好きだよ」",
"346000141_35": "「え……ッ!?」",
"346000141_36": "「前に、訓練しているところを見させてもらったでしょう?」",
"346000141_37": "「うん」",
"346000141_38": "「戦いながら響が唄う、あの歌――。\\n あの歌を聴くと、戦う響の気持ちがわかる気がするんだ」",
"346000141_39": "「戦うのは、敵を倒すためじゃない。\\n その先にいる、誰かと手を繋ぐためなんだって」",
"346000141_40": "「なんか、恥ずかしいな……」",
"346000141_41": "(やっぱりわたし、わかりやすいのかな。それとも、未来だから?\\n 歌を聴くだけで、そんなにわかっちゃうんだ……",
"346000141_42": "「わたしね、そんなぽかぽか温かい響の歌が大好きッ!」",
"346000141_43": "「……ッ!」",
"346000141_44": "「……ありがとう。未来には心配かけちゃうけど、\\n これがわたしのやりたいことだから」",
"346000141_45": "「わかってる。\\n だから、響のこと応援してる」",
"346000141_46": "「……っと、ごめんね、疲れてるのに長話しすぎちゃったかな」",
"346000141_47": "「大丈夫だけど、そろそろ寝ようか。\\n おやすみ、未来」",
"346000141_48": "「うん、おやすみなさい。響……」",
"346000141_49": "(確かにわたしは、誰かと手を繋ぐために戦って、唄っている。\\n だけど番手を繋いでいたいのは、未来なんだ",
"346000141_50": "(わたしはあの陽だまりを護るために、\\n 未来とずっと一緒にいるために、唄い続けよう"
}