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argoneus 2020-05-15 23:14:04 +02:00
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@ -0,0 +1,36 @@
{
"334000111_0": "巨人島",
"334000111_1": "「新しい任務、ですか?」",
"334000111_2": "「ああ。とある島で奇妙な事件が起きていると連絡が入った。\\n このまま本部潜水艦で現場に向かう」",
"334000111_3": "「海外での任務を終えてやっと帰る途中だったのに、\\n また事件発生か」",
"334000111_4": "「本土に戻る時間は無いからな。引き続きお前たち3人に\\n 任務に当たってもらい、残る装者は本土に待機という形になる」",
"334000111_5": "「急行しなければならないほど\\n 切羽詰まった状況ということですね」",
"334000111_6": "「そういうことだ。\\n まずはこの写真を見てほしい」",
"334000111_7": "「『巨人島』……日本領内の沖合に浮かぶ、小さな有人島だ」",
"334000111_8": "「巨人島って、変わった名前ですね」",
"334000111_9": "「正式名称は別にあるのですが、\\n 島民は皆そのように呼称しています」",
"334000111_10": "「その昔、地中から正体不明の巨大な骨が見つかって以来、\\n 巨人伝説が根付いているということです」",
"334000111_11": "「それで巨人島か……。\\n その巨大な骨というのは今どうなっているんだ」",
"334000111_12": "「『デイダラボッチの骨』として島民に恐れられ、\\n 島内の神社に祀られているそうです」",
"334000111_13": "「おいおいまさか、それが聖遺物だったのか?」",
"334000111_14": "「以前、日本政府がその可能性を危惧し、秘密裏に調査に\\n 動いています。しかし、それはただの骨の化石だったそうです」",
"334000111_15": "「詳細は判明しませんでしたが、恐らく今は絶滅した\\n 恐竜か大型の哺乳類のものだろうと結論付けられています」",
"334000111_16": "「……そのはずだったのだがな。今回の事件と、その\\n デイダラボッチの骨が無関係とは思えない」",
"334000111_17": "「事件の始まりは、その島が強力な\\n 電波障害に覆われたことだった」",
"334000111_18": "「結果、島内との連絡や航空機による接近が\\n 一切できなくなってしまったんだ」",
"334000111_19": "「その原因を調査している最中、巨人島から近くの島へ\\n 人の島民が流れ着いた」",
"334000111_20": "「流れ着いたって……」",
"334000111_21": "「ひどく傷つき、怯えた状態でな」",
"334000111_22": "「その島民いわく、島に突如として巨人が現れ、\\n 島民たちを襲った、ということだ」",
"334000111_23": "「巨人が……ッ!?」",
"334000111_24": "「どういうことだよッ!?」",
"334000111_25": "「……つまり、今回のわたしたちの任務は……」",
"334000111_26": "「ああ、島内の生存者の探索、そして事件の\\n 原因の調査が今回の任務ということになる」",
"334000111_27": "「しかし島民の話が真実なら、島内には巨人が待ち構えている」",
"334000111_28": "「巨人……『人』ってことは、言葉は通じるんでしょうか」",
"334000111_29": "「可能性はありますが、救助された島民からは\\n 詳しい情報は得られていません」",
"334000111_30": "「巨人がどういった存在なのかは全くわかっていない状態です」",
"334000111_31": "「また、これも島民からの情報なのだが、事件が起きる\\n 数日前から、島内で見慣れない人物を見かけていたそうだ」",
"334000111_32": "「それが何者かは不明だが、事件への関与があると見て間違い\\n 無いだろう。十分に注意して任務に当たってくれ」",
"334000111_33": "「了解ッ!」"
}

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@ -0,0 +1,52 @@
{
"334000121_0": "「ここが巨人島か。普通にのどかな島っぽいけど……」",
"334000121_1": "「まずは村へと向かおう。島民はそこにいるはずだ」",
"334000121_2": "「巨人もいるかもしれないな……」",
"334000121_3": "「そうだね。巨人はどうして島の人を襲ったのか、\\n 直接聞いたらわかるかな」",
"334000121_4": "「あのな、そんなのんきなことやってる状況かよ。\\n 戦場で何をバカなことをって言われたいのか」",
"334000121_5": "「そ、それは嫌だけど……。巨人っていうくらいだから、\\n 人と同じように話すことも出来るかなって」",
"334000121_6": "「いずれにしても、まずはその正体をこの目で見定める\\n 必要があるな。……見えてきたぞ。あの村だ」",
"334000121_7": "「ひどい……」",
"334000121_8": "「襲われたっていうのは本当みたいだな。\\n おまけにこの足跡……」",
"334000121_9": "「これが、巨人の……ッ!」",
"334000121_10": "「急いで村を調べるぞ。\\n 生存者がいるかもしれないッ」",
"334000121_11": "「わかりました。あっちを見てきますッ!」",
"334000121_12": "「……そっちはどうだ?」",
"334000121_13": "「残念だが、生存者はいなかった。だが、遺体も無い。\\n ところどころに血痕が見つかっただけだ」",
"334000121_14": "「こっちもです。ということはみんな、\\n 襲われたけど逃げられたっていうことでしょうか」",
"334000121_15": "「かもしれないな。\\n 村から逃げて、どこかに隠れているかもしれない」",
"334000121_16": "「足跡を辿ってみよう。巨人が逃げる島民たちを\\n 追ったとするなら、どちらもその先にいるはずだ」",
"334000121_17": "「はい、行ってみましょうッ!」",
"334000121_18": "「誰かーッ! 誰かいませんかーッ!」",
"334000121_19": "「誰も見当たらないな」",
"334000121_20": "「かなり内陸の方まで進んだと思うが……」",
"334000121_21": "「きっともっと奥の方まで逃げているんですよッ!」",
"334000121_22": "「……そうだな。さらに奥まで進んで……」",
"334000121_23": "「だ、誰か、誰かいるのかッ!」",
"334000121_24": "「この声はッ! 島の人のッ!?」",
"334000121_25": "「あそこだッ! やっぱり無事なやつがいたんだな。\\n おーい、こっちだッ 今助けてやるから――」",
"334000121_26": "「……あの男性の後ろ、何かいるぞッ!」",
"334000121_27": "「あれは……巨人ッ!?」",
"334000121_28": "「まずい、彼が捕まる……ッ!」",
"334000121_29": "「は、離せッ! た、助けてくれえええッ!」",
"334000121_30": "「え……」",
"334000121_31": "「巨人が、人を食べて――ッ!?」",
"334000121_32": "「く――ッ!\\n そうか、村に遺体が無かったのは……ッ」",
"334000121_33": "「間に合わなかった……。\\n わたしたちに助けを求めていたのに……」",
"334000121_34": "「この音はッ!?」",
"334000121_35": "「今度はなんだよッ!?」",
"334000121_36": "「森の奥からだ。来るぞッ!」",
"334000121_37": "「巨人の群れッ! まだこんなにいやがったのかッ!」",
"334000121_38": "「おい……、この数はちょっとまずいんじゃないかッ!?」",
"334000121_39": "「こちらに向かって一直線に……。\\n わたしたちのことも捕食しようというわけかッ」",
"334000121_40": "「待ってッ! どうしてあなたたちは人を襲うの?\\n 何か理由があるなら――」",
"334000121_41": "「うわ――ッ!? は、離してッ!」",
"334000121_42": "「立花……ッ!」",
"334000121_43": "「あのバカ、言わんこっちゃないッ!」",
"334000121_44": "「そんなバカでも、お前らに食わせてやるかよッ!」",
"334000121_45": "「――とッ! ありがとう、クリスちゃんッ!」",
"334000121_46": "「どうやら話の通じる相手ではなかったようだ」",
"334000121_47": "「ああ。完全に化け物だな。このバカのこと、捕食対象として\\n しか見てなかったみたいだ。きっと他の島民も……」",
"334000121_48": "「……うん。放っておいたら、\\n まだ生き残っている人を食べに行くかもしれない」",
"334000121_49": "「わたしたちがここで止めようッ!」"
}

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@ -0,0 +1,25 @@
{
"334000122_0": "「でりゃあああ――ッ!」",
"334000122_1": "「この巨人、殴っても殴ってもすぐに再生するッ!?」",
"334000122_2": "「だったらあたしが、撃ち抜いてやるッ!」",
"334000122_3": "「斬って捨てるッ!」",
"334000122_4": "「これでもダメなのかッ!?」",
"334000122_5": "「足止め程度にしかならないようだ……」",
"334000122_6": "「エルフナインちゃん、巨人がどんな相手なのかわかる?\\n ……エルフナインちゃんッ」",
"334000122_7": "「通信障害で連絡取れないって言ってただろッ!」",
"334000122_8": "「そ、そうだったッ!?」",
"334000122_9": "「倒し方がわからない以上、戦っても体力を消費するだけだ。\\n ここは一旦引くぞッ」",
"334000122_10": "「ああッ!」",
"334000122_11": "「はぁ、はぁ……、なんとか振り切ったかな」",
"334000122_12": "「それはいいけど、ここは一体島のどの辺なんだ」",
"334000122_13": "「巨人を振り切るため、闇雲に走らざるを得なかったからな。\\n 先ほどよりもさらに島の奥へ来てしまったようだ」",
"334000122_14": "「本部がある海岸へ戻りたいが、\\n また巨人の相手をするのは面倒だぞ」",
"334000122_15": "「見つからないように迂回して隠れながら進めればいいが……」",
"334000122_16": "「2人ともこっちに来て、崖の下を見てみてッ!」",
"334000122_17": "「大声出すなッ! 巨人たちが集まってきたらどうするんだ。",
"334000122_18": " ……ってなんだありゃッ!?」",
"334000122_19": "「まるで、空間に穴が開いたように見えるな。\\n この異変と何か関係が――」",
"334000122_20": "「ちょっと待て、崖の下から何か来るぞッ!?」",
"334000122_21": "「あれは、人ッ!?」",
"334000122_22": "「なんだ? こいつら」"
}

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@ -0,0 +1,38 @@
{
"334000131_0": "「よかった、生き残ってる人がいたんだッ!」",
"334000131_1": "「いや、こいつらの格好、明らかにおかしいだろ。\\n それに武装してるぞ」",
"334000131_2": "「まさか、保護された島民が見かけたという、\\n 怪しい人物かッ」",
"334000131_3": "「なんだ、この変な服装のやつらは……。\\n 何か知っているか」",
"334000131_4": "「僕にもわからないよ。\\n ミカサは、彼女たちをどう思う」",
"334000131_5": "「さあ。今は敵か味方かわからない」",
"334000131_6": "「直接確かめるしかねえだろ」",
"334000131_7": "「おい、お前ら、俺の質問に答えろ」",
"334000131_8": "「は、はいッ!」",
"334000131_9": "「ここはどこだ?」",
"334000131_10": "「知らないんですか?\\n ここは巨人島ですよ」",
"334000131_11": "「巨人島だと……? そのふざけた名前の場所に\\n 俺たちを連れてきたのはお前たちか」",
"334000131_12": "「違いますけど……。連れてきたって、\\n どこか他の場所から来たんですか」",
"334000131_13": "「チッ……、話にならねえな」",
"334000131_14": "「一方的に質問してきといて、勝手なやつだな。\\n こっちからも聞きたいことがある」",
"334000131_15": "「この島に現れた巨人のこと、\\n お前たちは何か知ってるんじゃないのか」",
"334000131_16": "「知ってるも何も、巨人は巨人だろ」",
"334000131_17": "「やはり巨人のことを知ってッ!?\\n あなたたちは一体……」",
"334000131_18": "「巨人か!」",
"334000131_19": "「ここまで追ってきたのかッ!?\\n こっちは立て込んでるってのにッ」",
"334000131_20": "「2体か。話はあとだ。\\n お前ら、巨人どもを片付けるまでそこから動くなよ」",
"334000131_21": "「待って、その巨人には攻撃が――ッ!?」",
"334000131_22": "「飛んだッ!?」",
"334000131_23": "「ワイヤーを射出しているのか?\\n 見たことがない装置だ……」",
"334000131_24": "「は!」",
"334000131_25": "「巨人が消えていくッ!?」",
"334000131_26": "「いくら攻撃しても倒せなかった巨人を\\n あいつら、どうやって……」",
"334000131_27": "「ったく、話の邪魔をしやがって。",
"334000131_28": " ん……?」",
"334000131_29": "「な、何この音ッ!?」",
"334000131_30": "「地面が震えている!?」",
"334000131_31": "「後ろだッ!」",
"334000131_32": "「な……ッ!?」",
"334000131_33": "「マジかよ……!」",
"334000131_34": "「このデタラメはなんだッ!?」",
"334000131_35": "「怯むな、攻撃が来るぞッ!」"
}

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@ -0,0 +1,24 @@
{
"334000132_0": "「くう……ッ!」",
"334000132_1": "「一撃が大きすぎるッ! 避けるので精いっぱいだ」",
"334000132_2": "「こちらの攻撃もまるで通じていないようだな」",
"334000132_3": "「なんなんだ、こいつらの装備は……」",
"334000132_4": "「そんなことに気を取られてる暇は無いみたいだぞ」",
"334000132_5": "「崖の反対側から巨人が集まって来てる!\\n このままじゃ包囲されるよ」",
"334000132_6": "「超大型の対処をしながら、あっちも相手するのは厳しい」",
"334000132_7": "「巨大な個体は恐らく、崖を越えることは出来ないだろう。\\n 捨て置くことになってしまうが、本部まで一時撤退しよう」",
"334000132_8": "「そうだな。この場は生き延びることが先決だッ!」",
"334000132_9": "「あなたたちも本部まで一緒に来てッ!」",
"334000132_10": "「依然として得体の知れない連中だが、\\n 土地勘だけはあるみたいだな」",
"334000132_11": "「この場に留まっても勝ち目は薄い。こいつらの本部とやらに\\n 行くぞ。状況確認はそれからだ」",
"334000132_12": "「はい!」",
"334000132_13": "「せっかく助けてやろうってのに、\\n 全然あたしたちのこと信用してくれないのな」",
"334000132_14": "「現段階では、それはお互い様だろう。\\n まずは、巨人の包囲網を破って本部に戻らなくては」",
"334000132_15": "「そうですねッ! 突破口はわたしが――」",
"334000132_16": "「止まって! 超大型の攻撃が来る!」",
"334000132_17": "「うわあ――ッ!?」",
"334000132_18": "「あ、ありがとう、声をかけてくれなかったら直撃だったよッ!」",
"334000132_19": "「どういたしまして」",
"334000132_20": "「今の一撃のおかげで、巨人たちも吹き飛んで包囲網に\\n 隙間ができた。そこから撤退しよう」",
"334000132_21": "「よし、本部まで一気に駆け抜けるぞッ!」"
}

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@ -0,0 +1,74 @@
{
"334000141_0": "「はあ……はあ……」",
"334000141_1": "「……ふう……なんとか、突破できたか……」",
"334000141_2": "「みなさんお帰りなさい、ご無事でなによりです。",
"334000141_3": " しかし、その方たちは一体……」",
"334000141_4": "「実は、あたしたちもよくわかっていないんだ」",
"334000141_5": "「事件に直接は関与していないみたいだが、巨人について\\n 何か知っているらしい」",
"334000141_6": "「俺は風鳴弦十郎。俺たちは、発生した巨人の調査に来た、\\n S.O.N.G.という組織のものだ」",
"334000141_7": "「そういえばまだ名前言ってなかった……。わたしは\\n 立花響です。それでこっちが翼さんとクリスちゃんッ」",
"334000141_8": "「あなたたちのお名前は……?」",
"334000141_9": "「俺はリヴァイ。こいつらが……」",
"334000141_10": "「エレンだ」",
"334000141_11": "「ミカサ」",
"334000141_12": "「アルミンです」",
"334000141_13": "「よろしく頼む。何が起きているのか把握するためにも、\\n 情報交換をするのが第一だと思うが、どうだろうか」",
"334000141_14": "「ああ。どうやら、今起きていることは思っていた以上に\\n ぶっ飛んだものらしい」",
"334000141_15": "「俺たちは、空間に発生した裂け目……としか言いようの\\n ないものに突然飲みこまれ、気がついたらあの場所にいた」",
"334000141_16": "「まず、ここがどこなのか教えてくれ」",
"334000141_17": "「……なるほど、君たちが住む場所にはノイズが存在しないが、\\n 代わりに巨人の脅威に晒され、人類は壁の中で生活している」",
"334000141_18": "「壁の外側を調べる調査兵団である君たちはとある任務中、\\n 空間上に発生した裂け目に飲みこまれ、あの島に移動した」",
"334000141_19": "「あらましはそんなところか」",
"334000141_20": "「巨人に壁とは、明らかにこの世界ではありえない環境だ。\\n ……察するに、人は並行世界の存在だろう」",
"334000141_21": "「並行世界……」",
"334000141_22": "「オレたちが別の世界に来ちまったって言いたいのか!?」",
"334000141_23": "「確かに信じられない話だけど、この人たちの装備やここの\\n 設備は、そうとでも考えないと説明できないものばかりだよ」",
"334000141_24": "「たぶん、僕たちは本当に別の世界に来てしまったんだ」",
"334000141_25": "「信じるしかないのかよ……」",
"334000141_26": "「じゃあ、どうやって元の世界に戻ればいいんだ?\\n あそこには、オレたちの帰りを待ってるみんながいるんだぞ」",
"334000141_27": "「通常、並行世界間の移動にはギャラルホルンを用いますが、\\n 今回は新たな並行世界とのリンクが発生していません」",
"334000141_28": "「恐らくですが、みなさんを飲みこんだという空間の裂け目、\\n それがなんらかの理由で発生し世界を繋いでいるのでしょう」",
"334000141_29": "「空間の裂け目って、崖の下に見えたアレのことかな」",
"334000141_30": "「はい。島を覆う電波障害も、それが原因だと思われます」",
"334000141_31": "「調査兵団のみなさんを飲みこんだ裂け目が\"入口\"とする\\n ならば、島の奥にある裂け目が\"出口\"ということになります」",
"334000141_32": "「来た時と逆に出口の裂け目に入れば、入り口の裂け目から\\n 元の世界に戻ることができるかな」",
"334000141_33": "「現状では、それしか戻る方法は考えられません。ただ、リンク\\n した原因がわからない以上、塞がってしまう可能性も……」",
"334000141_34": "「塞がっちまう前に、オレたちが来たあそこに戻ればいいのか」",
"334000141_35": "「だけど、島には巨人たちがいる……。巨人を倒すか躱すか\\n しないと、あそこまで辿り着けないね」",
"334000141_36": "「恐らく巨人も、空間の裂け目を通ってこちらの\\n 世界に迷い込んでしまったのだろうな」",
"334000141_37": "「巨人ってのは一体なんなんだ?」",
"334000141_38": "「僕たちの世界でも、謎が多い存在なんだ」",
"334000141_39": "「間違いないのは、人間にだけ反応し、\\n 人間を食い殺すことが行動目的だということ」",
"334000141_40": "「そうか。では、島民はやはり……」",
"334000141_41": "「……」",
"334000141_42": "「再生能力を持っていて、奴らを完全に殺すには首の後ろ、\\n うなじの部分を破壊するしかない」",
"334000141_43": "「僕たちの装備、\\n『立体機動装置』はそのために設計されている」",
"334000141_44": "「よくできた機械だよな。\\n あの時はそのブレードで弱点を削ぎ切って倒してたのか」",
"334000141_45": "「それから、崖下から現れた超大型巨人……。\\n あれはさらに謎に包まれた存在だよ」",
"334000141_46": "「僕たちの世界に現れて大損害をもたらしたことがあるけど、\\n あの島で現れたのがそれと同一個体かどうかはわからない」",
"334000141_47": "「しかし、裂け目の近くにいる以上、戻るならば相手を\\n せざるを得ない、か……」",
"334000141_48": "「……」",
"334000141_49": "「それでも、行くしかねえだろ。\\n オレたちは、あそこに戻らなくちゃいけない」",
"334000141_50": "「その通りだ。\\n 状況は整理できたことだし、すぐにでも出発するか」",
"334000141_51": "「わたしも行きますッ!」",
"334000141_52": "「……なんでだ?」",
"334000141_53": "「えッ!?\\n なんでって、島は危険だし――」",
"334000141_54": "「危険な場所にわざわざ行く必要は、お前たちには無いだろ」",
"334000141_55": "「巨人をなんとかしなきゃいけないかもしれないが、時間を\\n かければもっと安全に対処することはできる」",
"334000141_56": "「でも、それじゃあなたたちが戻れないかもしれない」",
"334000141_57": "「さっき、あなたたちの帰りを待っている人がいるって言って\\n いたでしょう 困っている人を放ってなんておけないよ」",
"334000141_58": "「巨人を相手にするのは、そんなに甘いことじゃない。人助け\\n 程度の気持ちなら、足を引っ張るだけだからやめておけ」",
"334000141_59": "「そんな……」",
"334000141_60": "「しかしそちらも、超大型巨人の相手は厳しいと感じられた。\\n 巨人に倒される様子を黙って見ていろというのか」",
"334000141_61": "「さっきは不意を突かれたけどな、オレにはまだ――」",
"334000141_62": "「いい加減にしろよ、てめえら。\\n うだうだ言ってる余裕はないって言ってるだろ」",
"334000141_63": "「ついてくるなら勝手についてくるといい。\\n 足を引っ張るようなら切り捨てるだけだ」",
"334000141_64": "「師匠、さっきは勝手に行くって言っちゃいましたけど……」",
"334000141_65": "「ああ。異世界とのリンクを抑えなくては\\n 被害範囲が拡大する可能性もある」",
"334000141_66": "「原因の特定を急務と考え、\\n 装者名に巨人島への出撃を命じる」",
"334000141_67": "「はい……ありがとうございますッ!」",
"334000141_68": "「……部下をみすみす死なせることになるかもしれないぞ」",
"334000141_69": "「俺から言えることは、響くんの『人助け』は決して\\n 覚悟の伴わぬ行動ではないということだ」",
"334000141_70": "「……」",
"334000141_71": "(本当はついていくだけじゃなくて、協力して一緒に戦いたい。\\n でもそれは、難しいのかな……"
}

View file

@ -0,0 +1,11 @@
{
"334000211_0": "立体機動装置",
"334000211_1": "「なるべく巨人に遭遇しないよう周囲を警戒しつつ、\\n 島の奥地にある空間の裂け目を目指す」",
"334000211_2": "「巨人と遭遇してしまった場合、距離があれば退避、\\n 近距離なら速やかに殲滅だ」",
"334000211_3": "「はい!」",
"334000211_4": "「わたしたちも目的地は同じだ。\\n やはり行動を共にするのが得策だろう」",
"334000211_5": "「そうだな。巨人と遭遇せずに\\n 目的地まで行ければいいんだが――」",
"334000211_6": "「巨人ッ! 建物の陰に隠れてたんだッ!」",
"334000211_7": "「さっそくかよッ!」",
"334000211_8": "「殲滅だ。行くぞ!」"
}

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@ -0,0 +1,12 @@
{
"334000212_0": "「はあああ――ッ!」",
"334000212_1": "「シンフォギア、だっけ。やっぱりすごい!\\n あんな攻撃、一体どんな仕組みで……」",
"334000212_2": "「攻撃は当たるけど、なかなか急所に当たらないッ!」",
"334000212_3": "「トドメはわたしが!」",
"334000212_4": "「やったか。あの装置、すごい機動性だな。\\n 確実に急所を狙い打ったぞ」",
"334000212_5": "「仕留めるのは彼らに任せ、\\n わたしたちは援護に回った方がいいかもしれないな」",
"334000212_6": "「問題ないな。行くぞ」",
"334000212_7": "「はい!」",
"334000212_8": "(効率的で、徹底した戦い方……)",
"334000212_9": "(半端な気持ちでは、戦えないって言っていた。きっと、\\n みんなにとってはこんな戦いが日常だったんだ"
}

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@ -0,0 +1,9 @@
{
"334000221_0": "「何度か戦闘になったが、今のところは順調だな。\\n この平野部を抜ければ島の奥地へと着く」",
"334000221_1": "「この地形……厄介だな」",
"334000221_2": "「厄介?」",
"334000221_3": "「ああ、それは――」",
"334000221_4": "「また出やがったかッ!」",
"334000221_5": "「しかたねえ。ここで対処するぞ」",
"334000221_6": "「わたしたちも、応戦しますッ!」"
}

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@ -0,0 +1,16 @@
{
"334000222_0": "「く……ッ! なあ、その装置、\\n さっきより性能が落ちてないかッ」",
"334000222_1": "「立体機動装置はワイヤーのアンカーを撃ち込むことで\\n 立体的な移動が可能になるんだ」",
"334000222_2": "「だから、撃ち込む場所が無いこういう平地では\\n 機動力が落ちるんだよ」",
"334000222_3": "「なるほど、そんな弱点があったのか」",
"334000222_4": "「でも、戦えないわけじゃない。\\n 巨人自体にアンカーを撃ち込めば」",
"334000222_5": "「やったッ! 倒したよ」",
"334000222_6": "「でもまずい、他の巨人たちが集まってきた!」",
"334000222_7": "「クソが、この世界に来ている巨人の数が多い」",
"334000222_8": "「このままじゃ囲まれちまうぞッ!」",
"334000222_9": "「応戦しつつ、向こうに見える木立まで移動するぞ」",
"334000222_10": "「……」",
"334000222_11": "「どうしたの、エレン?」",
"334000222_12": "「兵長、このままじゃやられます。\\n アレを使わせてください」",
"334000222_13": "「アレって、一体何を……」"
}

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@ -0,0 +1,18 @@
{
"334000231_0": "「もとより緊急事態の真っ最中だ。\\n お前の判断で使え」",
"334000231_1": "「はい、オレが突破口を開きます!」",
"334000231_2": "「待って、あの数が相手では危険すぎる!」",
"334000231_3": "「これしか方法がないだろ! オレにやらせてくれ」",
"334000231_4": "「……わかった。エレンのことは私が護る」",
"334000231_5": "「覚悟しやがれ、巨人ども!」",
"334000231_6": "「なッ!? 自分の手を噛んだッ!?」",
"334000231_7": "「何が――ッ!?」",
"334000231_8": "「巨人に、なった……ッ!?」",
"334000231_9": "「そんなのもアリなのかッ!?」",
"334000231_10": "「なんて一撃だ。戦ってきた巨人とは動きが違う」",
"334000231_11": "「意思が残ったまま戦ってるの?」",
"334000231_12": "「そうだよ。あれは間違いなくエレンだ!」",
"334000231_13": "「何をぼさっとしてやがる。\\n 突破口ができた、俺たちもあとに続くぞ」",
"334000231_14": "「あ、ああ。",
"334000231_15": " あたしたちは寄ってくるやつらの足を止めるッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,60 @@
{
"334000232_0": "「よし、ここまで来れば!」",
"334000232_1": "「ダメ、エレンが!」",
"334000232_2": "「エレンが巨人に引き倒されて!?」",
"334000232_3": "「あれでは身動きが取れないぞッ!」",
"334000232_4": "「チッ、引きつけ過ぎだ」",
"334000232_5": "「離せえええ――!」",
"334000232_6": "「くう……! 数が多い。このままじゃ……」",
"334000232_7": "「はあああッ!」",
"334000232_8": "「エレンを囲んでいた巨人が吹き飛んだ!?\\n なんて威力なんだ」",
"334000232_9": "「でも、大きすぎて助け出せないよッ!\\n どうすれば――」",
"334000232_10": "「また後先考えずに突っ走りやがってッ!」",
"334000232_11": "「私に任せて!」",
"334000232_12": "「味方を斬りやがったッ!?」",
"334000232_13": "「いや、中から彼が出てくる」",
"334000232_14": "「回収完了だ、撤退するぞ!」",
"334000232_15": "「エレンの意識は戻ったか?」",
"334000232_16": "「いえ、まだ……」",
"334000232_17": "「巨人が大量にいるあの平野を抜けるのは難しいですね。\\n 遠回りになっても、他の道を探したほうがいいかもしれません」",
"334000232_18": "「ああ。だがいずれにせよ、\\n こいつがこんな状態じゃ一度退却するしかねえな」",
"334000232_19": "「戻ったら、さっきのはどういうことか説明しろよな」",
"334000232_20": "「うん。説明できることもあんまりないんだけどね」",
"334000232_21": "「ん……?」",
"334000232_22": "「どうしたの?」",
"334000232_23": "「今、声が聞こえたような……」",
"334000232_24": "「だれか、助けてくれーッ!」",
"334000232_25": "「生存者だッ!」",
"334000232_26": "「巨人に追われているッ!」",
"334000232_27": "「助けますッ!」",
"334000232_28": "「はあ――!」",
"334000232_29": "「きょ、巨人を倒したッ!?\\n 私は助かったのか……」",
"334000232_30": "「もう大丈夫です。\\n あなたの他に無事な人はいますか」",
"334000232_31": "「いや、私以外は、みな巨人に……」",
"334000232_32": "「そうですか……。では、わたしたちと一緒に\\n S.O.N.G.本部に避難しましょう」",
"334000232_33": "「S.O.N.G.ッ!? お前たちは、まさか……」",
"334000232_34": "「S.O.N.G.のことを知ってるんですか?\\n そう言えばあなたの服装どこかで見たことがあるような……」",
"334000232_35": "「い、いやッ!\\n わ、私は怪しい錬金術師などでは決して……」",
"334000232_36": "「……自分からバラしてるぞ。島民の証言にあった怪しい人物\\n って、こいつのことなんじゃないか」",
"334000232_37": "「そのようだな。本部に来てもらおう」",
"334000232_38": "「お前たちが連れ帰った男だが、\\n 読み通り、錬金術師だった」",
"334000232_39": "「まあ、自分でそう言ってたからな」",
"334000232_40": "「この事件の原因を知っている可能性が高いだろう」",
"334000232_41": "「今は黙り込んでいるが、俺が今から直々に聴取をする。\\n その間、お前たちは休んでおけ」",
"334000232_42": "「わかりました」",
"334000232_43": "「目を覚ましそう?」",
"334000232_44": "「ううん、まだ眠ってる。\\n ダメージの具合から言って、もう少しかかりそうかな」",
"334000232_45": "「そっか……」",
"334000232_46": "「まだ言ってなかった。\\n エレンを助けてくれて、ありがとう」",
"334000232_47": "「僕からも、お礼を言わせて。\\n キミがいなかったら危なかったよ」",
"334000232_48": "「どういたしましてッ!\\n でも、わたしもいっぱい助けてもらったしお互い様だよ」",
"334000232_49": "「何か裏があるかと疑っていたが……」",
"334000232_50": "「それじゃあ、わたしたちのこと信じてくれ――」",
"334000232_51": "「裏も表も無い、ただのお人好しのようだ」",
"334000232_52": "「あたしたちを一緒くたにするな。\\n お人好しバカはこいつだけだぞッ」",
"334000232_53": "「またまた、謙遜しちゃって」",
"334000232_54": "「オイ! それよりも、錬金術師ってのは何者だ」",
"334000232_55": "「ああ、教えてやる。その代わり、あいつが巨人になった\\n あれについて教えてくれ。まさか、お前ら全員ああなのか」",
"334000232_56": "「エレンだけだよ。それについては、僕から説明する」",
"334000232_57": "(目的は達成できなかったが、どうやら、今回の出撃で\\n 少しは打ち解けられたようだな"
}

View file

@ -0,0 +1,47 @@
{
"334000241_0": "「あの男から証言が得られたぞ」",
"334000241_1": "「やつは結社残党の錬金術師で、\\n 今回の事件の原因を作ったうちの人らしい」",
"334000241_2": "「やはり、錬金術師が絡んだ事件だったんですね」",
"334000241_3": "「はい。\\n 彼らの目的は巨人島に祀られていたデイダラボッチの骨でした」",
"334000241_4": "「ただの古い骨だったんじゃないのか?」",
"334000241_5": "「デイダラボッチの骨は、島民に長年巨人の骨として\\n 恐れられることで、哲学兵装に近いものになっていたようです」",
"334000241_6": "「彼らは、ネットに情報を流布することでより恐怖心を対象に\\n 集めるような工作も行っていました」",
"334000241_7": "「哲学兵装化するよう仕向けていたというわけか……」",
"334000241_8": "「ああ。そうやって力を持ったデイダラボッチの骨を、錬金術に\\n よって哲学兵装として完成させる予定だったらしい」",
"334000241_9": "「巨人を生み出す哲学兵装として、兵器運用する構想を\\n 持っていたということだ」",
"334000241_10": "「ったく、またそんなはた迷惑な計画を……」",
"334000241_11": "「しかし結果として、計画は失敗でした。哲学兵装へと完成させられ\\n なかったのではなく、大きな力を持ちすぎてしまったんです」",
"334000241_12": "「ここからはボクの推測になってしまいますが、\\n 暴走状態となった哲学兵装は彼らの制御を離れ」",
"334000241_13": "「巨人を生む力が『巨人のいる並行世界と空間を繋げる』\\n という形で発揮されてしまいました」",
"334000241_14": "「それが、あの空間の裂け目というわけか」",
"334000241_15": "「恐らく僕たちは、たまたまそれに巻き込まれてしまったんですね……」",
"334000241_16": "「気の毒だが、そういうことだな」",
"334000241_17": "「あの錬金術師は結界を張りなんとか生き延びていたが、\\n 限界が来たところをお前たちに発見されたというわけだ」",
"334000241_18": "「ここまでのことをした上に俺たちのことを巻き込んでおいて\\n ちゃっかり生き残るとは、悪運の強い野郎だ」",
"334000241_19": "「この手でぶち殺してやってもいいが……」",
"334000241_20": "「それはさせられない。我々の法の下で裁かせてもらおう」",
"334000241_21": "「チッ……」",
"334000241_22": "「あの超大型巨人も、裂け目を通ってきたのか?」",
"334000241_23": "「それについても、あの男の証言から原因が判明した」",
"334000241_24": "「驚くべきことだが、裂け目から出て来た巨人のうちの1体が、\\n デイダラボッチの骨を飲みこんでしまったらしい」",
"334000241_25": "「哲学兵装の力を直に取り込み、巨人は超大型巨人へと\\n 変化を遂げたということだ」",
"334000241_26": "「な――ッ! では、哲学兵装は超大型巨人の中に\\n あるということですかッ」",
"334000241_27": "「見た目は似ているが、俺たちの世界に出たものとは\\n 別物らしいな」",
"334000241_28": "「つまり、調査兵団を元の世界に帰し、\\n 事件を収束させるためには」",
"334000241_29": "「島の奥地に行きつき、超大型巨人を撃破し哲学兵装を回収。\\n 調査兵団が裂け目から帰り次第、哲学兵装を破壊する」",
"334000241_30": "「という流れになるな」",
"334000241_31": "「いずれにしても、\\n 超大型との戦いは避けられないってことですね」",
"334000241_32": "「わかった、あいつを狩ればいいんだな」",
"334000241_33": "「エレン、目が覚めてたの?」",
"334000241_34": "「行くぞ……」",
"334000241_35": "「そんなフラフラでどこに行くつもりなの。\\n まだじっとしてなきゃダメだよッ」",
"334000241_36": "「お前には関係ないだろ……」",
"334000241_37": "「いや、行かせるわけにはいかないよ」",
"334000241_38": "「アルミン……」",
"334000241_39": "「アルミンの言う通り。\\n その状態で行っても辿り着けない」",
"334000241_40": "「じき夜になる。どちらにしろ戦闘は厳しい」",
"334000241_41": "「……」",
"334000241_42": "「今日はここで休んでいくといい。\\n 食事と寝床はこちらで用意する」",
"334000241_43": "「ありがとうございます」",
"334000241_44": "「じゃあ、食堂へ案内するよッ!\\n ごはんにしようッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,49 @@
{
"334000311_0": "一時の休息",
"334000311_1": "「むぐ……! うま……、美味い!」",
"334000311_2": "「こんなに……肉が食べられるなんて!」",
"334000311_3": "「んむ……んん……」",
"334000311_4": "「え、ええっと、なんかすっごく勢いよくお肉を食べてるね」",
"334000311_5": "「どんだけ肉が好きなんだよ……。\\n 話しかけても、全然聞こえてないぞ」",
"334000311_6": "「戦闘が続いたから、よほど腹が空いていたのだろう」",
"334000311_7": "「この肉に対する執着はそれだけじゃない気がするけど……。",
"334000311_8": " そういや、あのリヴァイってやつはどうした?」",
"334000311_9": "「エルフナインちゃんの研究室にいるよ。\\n 一緒に立体機動装置をメンテナンスするって」",
"334000311_10": "「ああ、ブレードは使い捨てだし、ガスの補充が\\n 必要だって言ってたな」",
"334000311_11": "「命を預ける装備だ。自分の目で見ておきたいんだろう」",
"334000311_12": "「こっちはずっと肉をかき込んでるけどな」",
"334000311_13": "「ふう……。僕たちの世界では、肉は貴重でめったに\\n 食べられないんだ。安価に手に入るなんて羨ましいよ」",
"334000311_14": "「たくさんあるから食べて」",
"334000311_15": "「じゃあ、おかわりを」",
"334000311_16": "「はいはい、取ってきてやるよ」",
"334000311_17": "「お前ら、なんか妙に仲良くなってないか?」",
"334000311_18": "「そうだ、食事に夢中になってて忘れてた!\\n エレンに話さなきゃいけないことがあったんだ」",
"334000311_19": "「なんだ?」",
"334000311_20": "「エレンが巨人化したあと、巨人たちに囲まれて襲われただろう。\\n あのとき彼女が倒れた君を命がけで助けてくれたんだ」",
"334000311_21": "「そうだったのか!?」",
"334000311_22": "「覚えてないの?」",
"334000311_23": "「あのときは意識が朦朧としてたからな。\\n てっきり、ミカサに助けられたもんだとばかり……」",
"334000311_24": "「……どうしてオレを助けたんだ?」",
"334000311_25": "「最初に言った通り、\\n 困ってる人がいたら助けるのは当然だよ」",
"334000311_26": "「……」",
"334000311_27": "「こいつの趣味は人助けだ。なんで、とか聞くだけ無駄だぞ」",
"334000311_28": "「趣味か……。そんなものに命をかけるなんて\\n バカなヤツだな」",
"334000311_29": "「ああ、こいつがバカっていうのは同意見だ」",
"334000311_30": "「そんな……ッ!」",
"334000311_31": "「無鉄砲っていう意味では似た者同士かもね。\\n エレンもよく無茶するから」",
"334000311_32": "「こいつほどバカじゃないだろ!」",
"334000311_33": "「エレンは私が見てないと無茶をする」",
"334000311_34": "「はあ? お前はオレの保護者かよ」",
"334000311_35": "「アハハハ」",
"334000311_36": "「お互い、身内に無茶をする仲間がいると苦労するな」",
"334000311_37": "「お前たちの帰りを待つ仲間ってのは、どんなやつらなんだ?」",
"334000311_38": "「変なやつばっかりだけどな。\\n 変態研究者とか、肉を見ると周りが見えなくなるやつとか……」",
"334000311_39": "「サシャがここの食事のことを知ったら大変だろうね……」",
"334000311_40": "「だな。帰ったら自慢してやろう」",
"334000311_41": "「たぶん、殺される」",
"334000311_42": "「本当に、変わった仲間たちのようだな……」",
"334000311_43": "「そっちも、ここにはいない仲間がいるの?」",
"334000311_44": "「うんッ! わたしたちの仲間はね……」",
"334000311_45": "「……整備に戻るか」",
"334000311_46": "「確か、寝床を用意すると言っていたが、\\n 掃除は出来ているんだろうな……」"
}

View file

@ -0,0 +1,31 @@
{
"334000321_0": "「おはよう、ゆっくり休めたか?」",
"334000321_1": "「ああ。もう体調も問題ない」",
"334000321_2": "「今日の戦いに向けて、準備は万全のようだな」",
"334000321_3": "「出撃の前に、装者の3人に聞いてもらいたい話がある。\\n アルミンくんからの提案だ」",
"334000321_4": "「提案、ですか?」",
"334000321_5": "「うん。昨日の出撃では、途中で巨人に囲まれてしまった」",
"334000321_6": "「それは、島の奥に続く道が平地ばかりだから、立体機動装置の\\n 性能が活かせなかったことが原因として大きい」",
"334000321_7": "「確かにそうだったな」",
"334000321_8": "「そこで、僕たち調査兵団とキミたちシンフォギア装者が、\\n 力を合わせて戦ったらどうかと思ったんだ」",
"334000321_9": "「力を合わせるって言っても、戦い方が全然違うだろ。\\n どうしろっていうんだ」",
"334000321_10": "「シンフォギアには、大きな物体を生み出す力があるよね?」",
"334000321_11": "「わたしの剣や、雪音のミサイルのようなことだな」",
"334000321_12": "「そこへ立体機動装置のアンカーを撃ち込めば、\\n 高さを取れて、平地でも戦えると思うんだ」",
"334000321_13": "「アンカーを撃ち込む場所が無いからあたしたちが\\n 作り出すって、なかなか滅茶苦茶な作戦だなッ」",
"334000321_14": "「ああ、しかし言われてみれば妙案だ。協力し合うことで\\n 弱い部分を補い合うことができる」",
"334000321_15": "「その2人はいいが、お前はどうするんだ。\\n そういう武器は持ってないだろ」",
"334000321_16": "「大丈夫、わたしは師匠譲りの技で地面をひっくり返して、\\n 壁を作るよ」",
"334000321_17": "「そんなことができるのか……」",
"334000321_18": "「というわけで、そのときはよろしくねッ!」",
"334000321_19": "「ああ、よろしくな」",
"334000321_20": "「ミサイルのスピードに振り落とされるなよ」",
"334000321_21": "「ええ、あれくらいなら平気」",
"334000321_22": "「壁は任せたぞ」",
"334000321_23": "「壁ではない、剣だッ! だが、今回だけは立体機動のための\\n 壁としてもこの力を使おう」",
"334000321_24": "「ついに共闘するか。キミの発案のおかげだな」",
"334000321_25": "「発案はしましたけど、ぶっつけ本番で息が合わせられるか、\\n 不安はあります……」",
"334000321_26": "「なに、ぶっつけ本番なら慣れっこだ」",
"334000321_27": "「今度こそ、超大型巨人まで行きつき、倒すぞ」",
"334000321_28": "「ああ、出発するぞ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,12 @@
{
"334000322_0": "「上陸して早々にお出迎えかよッ!」",
"334000322_1": "「こんなところで時間をかけるな。\\n 集まられて身動きが取れなくなるのは面倒だ」",
"334000322_2": "「戦いは避けて進んだほうがよさそうですね。\\n 突き進むなら手薄な場所からッ」",
"334000322_3": "「く――ッ!?」",
"334000322_4": "「簡単には通してくれないようだ。\\n おまけにやつらの攻撃で仲間との距離が空きすぎた」",
"334000322_5": "「集まって進むより分かれて崖へ向かおう」",
"334000322_6": "「そうだな。巨人が近くのやつを狙うなら\\n 散り散りで向かったほうがこいつらをバラせるッ」",
"334000322_7": "「装者と調査兵団でペアになって! 作戦通り進もう!」",
"334000322_8": "「お前ら、超大型巨人の前まで、生きて辿り着け!」",
"334000322_9": "「了解!」"
}

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@ -0,0 +1,8 @@
{
"334000411_0": "共闘",
"334000411_1": "「あたしたち2人で目的地を目指すぞッ!」",
"334000411_2": "「わかった」",
"334000411_3": "「さっそく巨人のお出ましか。あいつの作戦を試すチャンスだ。\\n 準備はいいかッ」",
"334000411_4": "「大丈夫、私のことは気にしないでいい。\\n あなたの撃つ軌道に合わせる」",
"334000411_5": "「言ったな。それじゃ、派手に行くぞッ!」"
}

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@ -0,0 +1,26 @@
{
"334000412_0": "「準備はいいか?」",
"334000412_1": "「<size=40>は――!</size>」",
"334000412_2": "「よし、うまくいったなッ!」",
"334000412_3": "「ええ」",
"334000412_4": "「ゆっくり飛ばしたりできないからな。\\n 振り落とされないかヒヤヒヤしたぞ」",
"334000412_5": "「問題ない」",
"334000412_6": "「そいつはどうも」",
"334000412_7": "「……」",
"334000412_8": "(……うすうす気づいてたけど、口数の少ないやつだな。\\n なんか妙に気まずい……",
"334000412_9": "(何か話題は……って、なんであたしが気を遣わなきゃいけないんだッ!)",
"334000412_10": "(別にあたしだって仲良くするのが得意なわけじゃないし、",
"334000412_11": " ……って、ん?)",
"334000412_12": "「……」",
"334000412_13": "「そのマフラーたまに触ってるな。\\n 大事なものなのか」",
"334000412_14": "「これはエレンが私にくれたもの……」",
"334000412_15": "「おお……」",
"334000412_16": "「何?」",
"334000412_17": "「いや、なんでもない。\\n 大切なものなら、無くさないようにな」",
"334000412_18": "「そのつもり」",
"334000412_19": "(ロボットみたいなやつと思ってたけど、そんな顔もするんだな)",
"334000412_20": "(そういや、あいつが巨人に囲まれたときも、必死に助けようと\\n してたっけ",
"334000412_21": "(こいつにはこいつなりに大切なものがあるってことか。\\n それならきっと、もっと息を合わせることができる",
"334000412_22": "「よし、この調子でガンガン進んでいくぞッ!」",
"334000412_23": "「……?」"
}

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@ -0,0 +1,6 @@
{
"334000421_0": "「振り切れなかった巨人が何体かついてきたようですね」",
"334000421_1": "「ああ、バラけたことでうまく数を分散できたようだ」",
"334000421_2": "「例の連携を試すぞ。\\n 剣を出すタイミングはお前の判断に任せる」",
"334000421_3": "「承知ッ!」"
}

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@ -0,0 +1,14 @@
{
"334000422_0": "「<size=40>消えろ!</size>」",
"334000422_1": "「……片付いたな」",
"334000422_2": "「はい。立体機動装置は問題なく使えましたか?」",
"334000422_3": "「ああ。お前はいい腕をしている。\\n 昨日、お前の部屋を見てからは不安しかなかったが……」",
"334000422_4": "「あ、あれはたまたま散らかっていただけで、\\n 普段はもう少しキレイですッ」",
"334000422_5": "「正直、俺の部下に欲しいくらいだ。もちろん、そうなったら\\n 戦闘の前に掃除の仕方を叩きこんでやるがな」",
"334000422_6": "「そう言ってもらえるのは嬉しいですが、\\n それはできません」",
"334000422_7": "「この世界には大切な仲間がいますから」",
"334000422_8": "「……残念だが、そう答えると思っていた」",
"334000422_9": "「俺にも、俺の帰りを待っているやつらがいる。\\n こんなところでくたばるわけにはいかない」",
"334000422_10": "「必ずあなたたちを帰してみせます」",
"334000422_11": "「なら、俺はお前を仲間の元へ帰してやる。\\n 互いのため、戦うとしよう」"
}

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@ -0,0 +1,10 @@
{
"334000431_0": "「平地に出ちまったな。\\n 巨人のやつらも追ってきてやがる」",
"334000431_1": "「出る前に決めた方法で対処しよう!」",
"334000431_2": "「任せてッ!」",
"334000431_3": "「おおお――ッ!」",
"334000431_4": "「うお――!?\\n ほ、本当に地面がめくれて壁ができた……」",
"334000431_5": "「これで立体機動装置が使える!」",
"334000431_6": "「この調子でどんどん行くよッ!」",
"334000431_7": "「次はオレたちの番だ。\\n こいつら全員、駆逐してやる」"
}

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@ -0,0 +1,26 @@
{
"334000432_0": "「はあ――!」",
"334000432_1": "「殲滅完了だ」",
"334000432_2": "「うまくいったね」",
"334000432_3": "「うん、想像以上だよ。この調子で先に進もう」",
"334000432_4": "「了解ッ!」",
"334000432_5": "「なあ、お前に1つ聞きたいことがあるんだ」",
"334000432_6": "「いいよ、なんでも聞いて?」",
"334000432_7": "「昨日お前は、オレのことを助けるのは当然だって\\n 言ってただろ」",
"334000432_8": "「うん」",
"334000432_9": "「巨人になる人間なんて初めて見たんだろ。\\n 怖いとか、気持ち悪いとか思わなかったのか」",
"334000432_10": "「どうして、わたしが怖がると思ったの……?」",
"334000432_11": "「オレが初めて巨人になったあと、周りのやつらは怖がって\\n 気味悪がった。もちろん、アルミンやミカサは別だったけど」",
"334000432_12": "「だから、お前が真っ先に助けに来てくれたって聞いて、\\n 単純に不思議だったんだ」",
"334000432_13": "「そっか。わたしは……」",
"334000432_14": "「このガングニールの力も最初は欲しくて手に入れたもの\\n じゃないんだ。ある日突然、手にしてしまったものなの」",
"334000432_15": "「オレと同じか……」",
"334000432_16": "「最初は力を持ったことに驚いたし、どうすればいいのか\\n わからなくて迷ったこともあった」",
"334000432_17": "「だけど、今は誰かを助けるためにこの拳を使えてるんだ。\\n シンフォギアやっててよかったって、今なら思える」",
"334000432_18": "「だから、誰かを助けるために巨人の力を使った\\n あなたのことを怖がったりなんかしないよッ」",
"334000432_19": "「お前、すごいな……」",
"334000432_20": "「え? もしかして、わたし褒められてる?」",
"334000432_21": "「別にそういうわけじゃねえよ……。",
"334000432_22": " でも、ま、なんというかありがとうな」",
"334000432_23": "「どういたしまして。それじゃあ、最速で最短でまっすぐに\\n 一直線にッ 目的地に向けてレッツゴーッ」"
}

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@ -0,0 +1,11 @@
{
"334000511_0": "捧ぐ鼓動の交響曲",
"334000511_1": "「みんな、お待たせッ!」",
"334000511_2": "「全員、生きてここまで来れたようだな」",
"334000511_3": "「そっちも元気そうでなによりだ」",
"334000511_4": "「目的地は目の前だが、気を抜くな。\\n ここが最大の難関だ」",
"334000511_5": "「やっぱり出てきやがったな!」",
"334000511_6": "「帰るためには、あいつを倒さないと……」",
"334000511_7": "「へいき、へっちゃらッ!」",
"334000511_8": "「あの時とは違って、わたしたちは力を合わせることができる。\\n 今度は絶対に負けないよッ」"
}

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@ -0,0 +1,34 @@
{
"334000512_0": "「く……ッ!」",
"334000512_1": "「ひるんでる場合じゃない、何度でも行くぞッ!」",
"334000512_2": "「わかった!」",
"334000512_3": "「削ぎ落してやる……!」",
"334000512_4": "「はあああッ!」",
"334000512_5": "「やったか?」",
"334000512_6": "「ダメだ……! 反撃が来る!」",
"334000512_7": "「うわあ――ッ!?」",
"334000512_8": "「大丈夫か!?」",
"334000512_9": "「う、うん、直撃はなんとか避けたから……」",
"334000512_10": "「あの巨体と、身体から発する高温の蒸気のせいで、\\n 急所への攻撃を加えることができないな……」",
"334000512_11": "「もう、ガスの残量もあまり無い」",
"334000512_12": "「クッ……、オレたちには、こいつを突破することは\\n 出来ないのか」",
"334000512_13": "「……おい、装者。いざとなったら、お前たちは俺たちを\\n 置いて撤退しろ」",
"334000512_14": "「なッ!?」",
"334000512_15": "「俺たちにはもう撤退するだけのガスも残ってないが、\\n お前たちだけなら戻ることも出来るはずだ」",
"334000512_16": "「俺たちはここで最後まで戦う。\\n 例え刺し違えることになっても――」",
"334000512_17": "「そんなことできないよッ!」",
"334000512_18": "「何……?」",
"334000512_19": "「短い間だけど、一緒に戦ったし、一緒にごはんも食べた。\\n わたしにとって、みんなはもう仲間なんですッ」",
"334000512_20": "「だから、見捨てたりなんかしない。\\n 大切な仲間を護るために、わたしも最後まで戦いますッ」",
"334000512_21": "「仲間……」",
"334000512_22": "「そういうことだ」",
"334000512_23": "「諦めるのはまだ早いだろッ!」",
"334000512_24": "「……お前ら、揃いも揃ってお人好しのバカみたいだな」",
"334000512_25": "「で、策はあるのか?」",
"334000512_26": "「策は、無いですけど……。装者と調査兵団が協力すれば\\n きっと、超大型巨人にだって立ち向かえますッ」",
"334000512_27": "「協力って、それはもうやってるだろ」",
"334000512_28": "「いや……あるかもしれない、別の形で協力する方法が!」",
"334000512_29": "「別の形?」",
"334000512_30": "「何か思いついたのか」",
"334000512_31": "「はい、これなら、あいつを倒せるかもしれません!」"
}

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@ -0,0 +1,23 @@
{
"334000521_0": "「新たな作戦は、装者が生み出した巨大な武器を、\\n エレンが使うというものです」",
"334000521_1": "「その方法はすでに試しているのではないか?」",
"334000521_2": "「巨大な武器は立体機動装置のアンカーとしてじゃなく、\\n 巨人化したエレンが武器として使うんだ」",
"334000521_3": "「……!\\n なるほど、そんなこと考えたこともなかった」",
"334000521_4": "「確かに、巨人の力でアームドギアを\\n 使うことができれば……ッ」",
"334000521_5": "「だけど、思いついただけでうまくいくかどうかは\\n 正直わからない。もし失敗したら……」",
"334000521_6": "「それでもやるしかないだろ!」",
"334000521_7": "「アルミンが考えた作戦だ、やってみせるさ。\\n 今ならお前たちと息を合わせて戦うこともできる」",
"334000521_8": "「だったら、わたしのガングニールを使って」",
"334000521_9": "「わたしのシンフォギアそのものを、\\n 巨人用アームパーツとして変形させるッ」",
"334000521_10": "「ああ、一緒にあいつをぶち抜くぞ!」",
"334000521_11": "「それじゃあ、そっちは任せたぞ。\\n あたしらは邪魔されないようにあのデカブツの気を引く」",
"334000521_12": "「ああ、行こうッ!」",
"334000521_13": "「準備はいいか?」",
"334000521_14": "「うん、大丈夫ッ!」",
"334000521_15": "「巨人化する。オレの武器になってくれ!」",
"334000521_16": "「おおおおおおおお!」",
"334000521_17": "「あれは……!」",
"334000521_18": "「成功させたか」",
"334000521_19": "<size=40>これが! 巨人とシンフォギアの!</size>",
"334000521_20": "<size=40>力の融合だッ!</size>"
}

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@ -0,0 +1,14 @@
{
"334000522_0": "「全員でエレンを援護する!\\n 頭にデカいのをぶち込むために道を開けるぞ」",
"334000522_1": "「わたしたちは右手をッ!」",
"334000522_2": "「あたしたちは左手をどかすッ!」",
"334000522_3": "「はッ!」",
"334000522_4": "「はああああッ!」",
"334000522_5": "「手の防御は崩したッ! これでッ!」",
"334000522_6": "「顔面ががら空きだッ!」",
"334000522_7": "「行け! ぶち込め!」",
"334000522_8": "「おおおおおおおおッ!」",
"334000522_9": "「超大型巨人の頭を吹き飛ばした……」",
"334000522_10": "「やったねッ! 超大型巨人を倒したんだよッ!」",
"334000522_11": "「ああ。オレとお前、それとみんなの力でぶっ飛ばしたんだ……」"
}

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@ -0,0 +1,29 @@
{
"334000531_0": "「これが裂け目だね」",
"334000531_1": "「ここを通れば帰れるんだな。\\n ……って、裂け目がだんだん小さくなってないかッ」",
"334000531_2": "「超大型巨人が消滅する際に、\\n デイダラボッチの骨も同時に破壊されたんだ」",
"334000531_3": "「その力が無くなって、\\n この裂け目も元に戻ろうとしてるってわけか」",
"334000531_4": "「裂け目が閉じきる前に戻らないとな」",
"334000531_5": "「みんなと別れを惜しむ時間は、そんなにないみたいですね……」",
"334000531_6": "「みんなにはこっちに来てからお世話になりっぱなしで、\\n なんのお返しもできなかった……」",
"334000531_7": "「ううん、助けられたのはわたしたちの方だよ。\\n あんな作戦、普通思いつかないよ」",
"334000531_8": "「ありがとう。あんな作戦、正直成功させられると\\n 思ってなかったけどね」",
"334000531_9": "「世話になったな」",
"334000531_10": "「共に戦ってくれたこと感謝しています。\\n あなたの戦い方からは学ぶことが多かった」",
"334000531_11": "「お前は戦い方ではなく片付け方を学んだらどうだ?\\n もう少し時間があったら俺がたたき込んでやったんだがな」",
"334000531_12": "「そ、それは……、\\n その時間が無くて残念です……」",
"334000531_13": "「あなたのおかげで、エレンを護ることができた。\\n ありがとう」",
"334000531_14": "「そういう礼は無しだ。\\n あたしだって、お前に仲間を護ってもらったんだからな」",
"334000531_15": "「わかった。これからも仲間と仲良くね」",
"334000531_16": "「お前もな。向こうの仲間にもよろしく伝えてくれ」",
"334000531_17": "「悪かったな……」",
"334000531_18": "「えッ、謝られるようなこと、何かされたっけ?」",
"334000531_19": "「最初に会ったとき、お前に甘いって言ったことだ。\\n お前はオレたちを助けようとしてくれていたのに」",
"334000531_20": "「なーんだ、そんなことか。わたしは気にしてないよ。\\n だって、最後は信用してくれたしッ」",
"334000531_21": "「それともう1つ、一緒に戦ってくれてありがとう」",
"334000531_22": "「うん、わたしもありがとうッ!」",
"334000531_23": "「次があるかどうかわからないけど、\\n また会えるといいねッ」",
"334000531_24": "「そうだな……また会おう」",
"334000531_25": "「うん、またねッ!」",
"334000531_26": "歌Linked Horizon\\n作詞Revo\\n作曲Revo\\n編曲Revo\\nLicensed by PONY CANYON INC"
}