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johnnyzb 2024-12-22 15:59:32 +03:00
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{
"397000411_0": "思いつきを、数字で",
"397000411_1": "「倒しても倒しても、\\n 数が減らない……ッ」",
"397000411_2": "「ったく、どこから湧いてきやがるんだか」",
"397000411_3": "(人の声がもうほとんど聞こえない……。\\n 避難が済んだのならいいのですが。それに――",
"397000411_4": "「く……ッ!」",
"397000411_5": "「なんだ?\\n もうへばったか」",
"397000411_6": "「いえ……連戦による体力の消耗は確かにありますが、\\n それとは別です」",
"397000411_7": "「おそらく、ドッペルゲンガーに生命力を奪われているのでしょう。\\n 人は大丈夫なんですか」",
"397000411_8": "「確かに……じわじわと、\\n あの怪物に力を吸い取られているのを感じます」",
"397000411_9": "「ハ、鍛え方が足りねぇな。",
"397000411_10": " 山籠もりが終わったら、山頂と麓を百往復だ」",
"397000411_11": "「師範はなんともないんですか?」",
"397000411_12": "「ちょっと肩が凝ってるかもしれねぇが、その程度だな」",
"397000411_13": "「それくらいで済んでるのは、\\n 基礎体力が違い過ぎるからでしょうか……」",
"397000411_14": "(……ッ、眩暈が……ッ!)",
"397000411_15": "(しまった……ッ!\\n 避けきれない……ッ",
"397000411_16": "「危ないッ!」",
"397000411_17": "「これくらい、あたしだって――ッ!」",
"397000411_18": "(あの緒川さんがここまで追い詰められるなんて……\\n まさかこいつら、何か別の特殊能力が……ッ",
"397000411_19": "「え……ッ!?\\n なに、これ……力が、抜けて……ッ」",
"397000411_20": "「おいおいおい、こらこら何してやがんだ明日香ッ!\\n そんな程度で膝付くほど、ヤワな鍛え方した覚えはねぇぞッ」",
"397000411_21": "「――ぐッ!?",
"397000411_22": " なんだ、急に、引っ張られるみてぇな感覚が……ッ!」",
"397000411_23": "「……ッ、ゥオラァッ!」",
"397000411_24": "「師範ッ!」",
"397000411_25": "「ったく、テメェら。\\n 気を抜きすぎ、だ……」",
"397000411_26": "「し、師範……ッ!?\\n まさか、今ので深手を……ッ」",
"397000411_27": "「ダメージは大したことねぇ……。だが、なんだ……?\\n 一気に体力を吸っていきやがった……ッ」",
"397000411_28": "「はっきり見えました……師範の中にある大きな力が、\\n 一気にあの怪物に吸い取られる『流れ』が……ッ」",
"397000411_29": "「でも、師範から奪った生命力が全部、\\n あの怪物に宿っているわけではないみたいです」",
"397000411_30": "「やっぱり、消化を……ううん。\\n どこか他のところに生命力を送っている……」",
"397000411_31": "「……細けぇことは後でいい」",
"397000411_32": "「師範ッ!\\n 大丈夫なんですかッ」",
"397000411_33": "「当たり前だ。格ゲーは2ラウンド先取が基本だ。\\n 一度倒れた分、体力は全開よッ」",
"397000411_34": "「そんな無茶な……ッ!」",
"397000411_35": "(口ではああ言っていますが、\\n 茶蔵さんの消耗は相当なもの……加えて――",
"397000411_36": "(この数の怪物……ッ!\\n 消耗したこの人で、どう戦う……",
"397000411_37": "「緒川さんッ!\\n 先に行ってくださいッ」",
"397000411_38": "「なッ!?」",
"397000411_39": "「緒川さんはわたしたちが来る前から戦っているので、\\n わたしたちより消耗しているはずですッ」",
"397000411_40": "「それに、\\n 早くS.O.N.G.に戻らなきゃいけないんですよねッ!?」",
"397000411_41": "「しかし……ッ!」",
"397000411_42": "「この程度、\\n 俺と明日香がいりゃあ十分おつりが来る」",
"397000411_43": "「だろ?」",
"397000411_44": "「押忍ッ!!」",
"397000411_45": "「茶蔵さん、明日香さん……。",
"397000411_46": " …………」",
"397000411_47": "「緒川さん……?」",
"397000411_48": "「おいこら、先行けっつったろ。\\n どういうつもりだ」",
"397000411_49": "「この場をお人と共に切り抜け、S.O.N.G.の援護に\\n 来ていただく……それが一番、被害を小さく収める方法です」",
"397000411_50": "「お前……」",
"397000411_51": "「……チッ、仕方ねぇな。\\n その顔はなに言っても聞きそうにねぇ。とはいえ――」",
"397000411_52": "「この数は、\\n ちぃとばかし面倒だな」",
"397000411_53": "「それでも、やるしかないです……ッ!",
"397000411_54": " はぁああああ――ッ!」",
"397000411_55": "「――やけっぱちは感心しないわね」",
"397000411_56": "「今のは……ッ!?」",
"397000411_57": "「シュルシャガナと」",
"397000411_58": "「アガートラームッ!\\n ――助太刀するわ」"
}