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{
"377000721_0": "「…………」",
"377000721_1": "「クリスティーナ、入るぞ」",
"377000721_2": "「……なによ」",
"377000721_3": "「わたしは気の利いた言いまわしは苦手だ。\\n だから単刀直入に聞く」",
"377000721_4": "「雪音が……、\\n 並行世界の自分が、気になるか」",
"377000721_5": "「そ――ッ!\\n そんなはずないでしょッ」",
"377000721_6": "「あんな……、ニセモノの歌なんてッ!\\n あたしは全然怖くないんだからッ」",
"377000721_7": "「わたしはそこまで言っていないぞ。\\n 語るに落ちるというやつだな」",
"377000721_8": "「あ……」",
"377000721_9": "「少しだが、気持ちは分かる。\\n 自分にはない歌。それを唄える者は、怖ろしくなるものだ」",
"377000721_10": "「しかも、それが並行世界の自分となれば、\\n なおさらだろう」",
"377000721_11": "「…………」",
"377000721_12": "「恐らく、なぜ自分はあんな風にできないのか、\\n と思っているのだろう」",
"377000721_13": "「そ、それは……」",
"377000721_14": "「雪音の生い立ちは、戦いに彩られている。\\n わたしたちと最初に出会った時、雪音は敵だったよ」",
"377000721_15": "「え……ッ?」",
"377000721_16": "「互いにシンフォギアを纏い、死力を尽くして戦った。\\n その中で分かったのだ。雪音の歌の、中心にあるものが」",
"377000721_17": "「それは、確かにクリスティーナにはないものだが、\\n そんなの、当然なんじゃないか」",
"377000721_18": "「え……?」",
"377000721_19": "「しかし、クリスティーナにだってあるはずだ。\\n 歌の中心にある、クリスティーナ自身の想いが」",
"377000721_20": "「……そうね。\\n あたしは、あんな風には唄えない」",
"377000721_21": "「カルマノイズを目の前にした時、アイツは勇ましく\\n 立ち向かったけど、あたしは震えて立ち尽くした」",
"377000721_22": "「そんなあたしの歌が、\\n アイツの歌に追いつくなんて、<ruby=おこ>烏滸</ruby>がましいわね……」",
"377000721_23": "「待てッ! わたしはそんなことを言いたい訳では……ッ!\\n 歌には生い立ちが表れる。それぞれの持ち味が……」",
"377000721_24": "「勝てなくても、持ち味を出せって言うんでしょう?\\n 助言ありがとう。おかげで諦めがつきそうよ」",
"377000721_25": "「……逆効果だったか……。\\n ダメだ、実際に自分の歌の良さに気づけなければ……」"
}