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{
"384000111_0": "カルマノイズVSネフィリム",
"384000111_1": "「イシム」との戦いが始まる、少し前のこと――",
"384000111_2": "「お婆さん、こっちで大丈夫かしら?」",
"384000111_3": "「ええ、もう少しよ。\\n 親切なお嬢さんたちに声をかけてもらえて助かったわ」",
"384000111_4": "「ごめんなさいね、私は脚が悪くて……」",
"384000111_5": "「気にしないで。\\n 車椅子を押すのは慣れているから」",
"384000111_6": "「うーむ……」",
"384000111_7": "「ギャラルホルンで新しい並行世界に来たデスが、\\n 繋がったのが米国だとは思わなかったデスね」",
"384000111_8": "「この辺りで異変が起きているはずだけど、\\n なんだかとっても平和そう……」",
"384000111_9": "「平和そうに見えても、ギャラルホルンが反応したからには\\n きっと何かが起きてるはずデスッ」",
"384000111_10": "「お嬢さんたち、\\n 何か気になることでもあるのかい」",
"384000111_11": "「あるデスッ!\\n 最近この辺りで、事件は起きてないデスか」",
"384000111_12": "「人が行方不明になったとか、\\n 何かに襲われたとか……」",
"384000111_13": "「事件……? ノイズがたまに現れることはあるけれど、\\n それぐらいじゃないかしら……」",
"384000111_14": "「この並行世界にも、\\n 当たり前にイズが存在しているのね……」",
"384000111_15": "「だったら、『黒いノイズ』が出たって話は\\n 聞いたことないデス」",
"384000111_16": "「黒いノイズ?\\n はて……」",
"384000111_17": "「まあ何色でも、兵士さんがすぐに駆けつけてくれますから、\\n 私たちは何も心配していませんよ」",
"384000111_18": "「普段は兵士がノイズの対応に当たっているのね」",
"384000111_19": "「お婆さんの話を聞く限り、\\n 大きな事件は起きてないみたいデスねぇ」",
"384000111_20": "「だったら、ギャラルホルンは何に反応したのかな……?」",
"384000111_21": "「ここで大丈夫。\\n 本当に助かったわ」",
"384000111_22": "「こちらこそ、話を聞かせてくれてありがとう」",
"384000111_23": "「お気をつけて、デースッ!」",
"384000111_24": "「……車椅子を押したのは久しぶりだったけれど、\\n 意外と忘れていないものね」",
"384000111_25": "「忘れるはずないデス。\\n ずーっとマムの車椅子を押してたんデスよ」",
"384000111_26": "「そういえばあのお婆さん、\\n 少しマムに似てたかも」",
"384000111_27": "「そうデスね……。\\n ちょっとだけ思い出しちゃったデス……」",
"384000111_28": "「いつだってマムに誇れる働きをしなければ、ね」",
"384000111_29": "「さあ、あのお婆さんが穏やかに暮らせるように、\\n 異変の原因を探しましょうッ」",
"384000111_30": "「爆発ッ!?\\n かなり近い……ッ」",
"384000111_31": "「カルマノイズかもしれないわ、\\n すぐに向かいましょうッ」",
"384000111_32": "「よーし、いっちょやったるデスッ!」"
}

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@ -0,0 +1,20 @@
{
"384000121_0": "「あれは……ッ!」",
"384000121_1": "「世界蛇から産み落とされた、\\n ――カルマイズッ」",
"384000121_2": "「今も、生き残りが\\n こうして各地で被害をもたらしているようね」",
"384000121_3": "「きっとこのカルマノイズが、\\n ギャラルホルンのアラートの原因ッ」",
"384000121_4": "「――ッ!」",
"384000121_5": "「まずいわッ!\\n カルマイズの近くに人が……ッ」",
"384000121_6": "「やめて……ッ!\\n こっちに来ないでッ」",
"384000121_7": "「…………」",
"384000121_8": "「やめるデスッ!」",
"384000121_9": "「このままじゃ間に合わない……ッ!」",
"384000121_10": "「…………」",
"384000121_11": "「あ、あれ……?\\n 襲ってこない」",
"384000121_12": "「今のうちに……ッ!」",
"384000121_13": "「――ッ!」",
"384000121_14": "「カルマノイズが人を無視してる……?」",
"384000121_15": "「あそこの建物ばっかり壊してるデスッ!?」",
"384000121_16": "「理由は分からないけれど、好都合ねッ!\\n わたしたちの使命を果たしましょうッ」",
"384000121_17": "「Seilien coffin airget-lamh tron――」"
}

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@ -0,0 +1,25 @@
{
"384000122_0": "「このカルマノイズ、手強い……ッ!」",
"384000122_1": "「でも、アタシたち3人が力を合わせれば……ッ!」",
"384000122_2": "「ええ、押し切るわよッ!」",
"384000122_3": "「待って。\\n 誰か来た……ッ」",
"384000122_4": "「特異災害、ノイズを確認ッ!\\n 総員戦闘態勢ッ」",
"384000122_5": "「現地の治安維持組織ね……ッ!」",
"384000122_6": "「あのお婆さんが言っていた兵士……。\\n 相手がただのイズだと思ってるみたい」",
"384000122_7": "「コイツは危ないデスッ!\\n 早く逃げるデスよッ ",
"384000122_8": "「んな――ッ!?」",
"384000122_9": "「なぜこんなところに少女がッ!?」",
"384000122_10": "「何をしているッ! \\n ここは危険だッ 君たち、すぐに避難をッ」",
"384000122_11": "「離れるのはそっちデスッ!」",
"384000122_12": "「相手はノイズより危険。\\n ここはわたしたちに任せて」",
"384000122_13": "「ふざけている場合かッ!\\n 市民の安全を護るのは我々の仕事だッ」",
"384000122_14": "「ややこしい状況になってしまったわね……。",
"384000122_15": " 仕方ないわ。ここは無理やりにでも――」",
"384000122_16": "「構っている暇はない。\\n アレを出すぞッ」",
"384000122_17": "「はあッ!」",
"384000122_18": "「カルマノイズに向けて何か投げたデスよッ!」",
"384000122_19": "「爆弾とかかな?」",
"384000122_20": "「――いいえ、爆弾なんかじゃないわッ!",
"384000122_21": " 形が変わって……ッ!?」",
"384000122_22": "「あれはまさか……ネフィリムッ!?」"
}

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@ -0,0 +1,21 @@
{
"384000131_0": "「どうしてネフィリムがッ!?」",
"384000131_1": "「しかもたくさん……。\\n この人たちが呼び出したんだよね」",
"384000131_2": "「ターゲット、黒いノイズッ!\\n 排除しろネフィリムッ」",
"384000131_3": "「ネフィリムがカルマノイズと戦ってるデスッ!?」",
"384000131_4": "「まだ一般人が残っているッ!\\n 奴を近づかせるなッ」",
"384000131_5": "「ネフィリムが人間の指示に従ってるッ!?」",
"384000131_6": "「まるで、生物兵器……」",
"384000131_7": "「敵ノイズ、後退ッ!」",
"384000131_8": "「カルマノイズが逃げていくデスッ!」",
"384000131_9": "「追いかけましょうッ!\\n ここで逃がすと厄介よッ」",
"384000131_10": "「――ッ!」",
"384000131_11": "「なッ!?」",
"384000131_12": "「ネフィリムたちが、こっちを見てるデスッ!?\\n これってもしかして――」",
"384000131_13": "「どうしたネフィリムッ!\\n ターゲットは向こうだぞッ」",
"384000131_14": "「――ッ!\\n わたしたちに攻撃してきたッ」",
"384000131_15": "「やっぱりデスかッ!\\n 嫌な予感はしてたデスよッ」",
"384000131_16": "「どうしたんだ、なぜ指示に従わないッ!」",
"384000131_17": "「くッ、カルマノイズが目の前にいるのに――」",
"384000131_18": "「仕方がないわ。\\n ネフィリムの攻撃を防ぐわよッ」"
}

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@ -0,0 +1,51 @@
{
"384000132_0": "「効いてるデスッ!\\n このサイズが相手ならなんとか……ッ」",
"384000132_1": "「ええ。でも気をつけてッ!\\n 本物のネフィリムなら、アームドギアすら捕食するわッ」",
"384000132_2": "「やめろネフィリムッ!\\n 攻撃停止だッ 相手は人間だぞッ」",
"384000132_3": "「近づいたら危ないデスッ!\\n そんな簡単に止まるはずが――」",
"384000132_4": "「ほら、餌だぞッ!\\n これを食って落ち着くんだッ」",
"384000132_5": "「――ッ!」",
"384000132_6": "「――ない、デス……?」",
"384000132_7": "「…………」",
"384000132_8": "「ネフィリムが止まった……?」",
"384000132_9": "「光る木の実みたいなのを食べてるデス」",
"384000132_10": "「ネフィリムが食べているということは……、\\n あれは聖遺物なのかしら」",
"384000132_11": "「聖遺物でネフィリムを飼いならしているの?」",
"384000132_12": "「そんなトンデモな発想、\\n あのドクターだけで十分デスよ……ッ」",
"384000132_13": "「すまない君たち、怪我はないか?」",
"384000132_14": "「ネフィリムが一般人を襲うなど、\\n ありえないはずなんだが……」",
"384000132_15": "「ところで、君たちのその恰好は……?」",
"384000132_16": "「あ……。\\n ネフィリムは聖遺物を餌にするから……」",
"384000132_17": "「戦闘で失ったエネルギーを補うために、\\n わたしたちのギアを狙ったのかもしれないわね」",
"384000132_18": "「お腹がすいてただけデスか。\\n だからって襲わないでほしいデスけど……」",
"384000132_19": "「君たちは一体何者なんだ?\\n ネフィリムを返り討ちにするなど、人間業ではないぞ」",
"384000132_20": "「そ、それはデスねッ!?",
"384000132_21": " えーとあの、なんと言うデスか……」",
"384000132_22": "「わたしが話すわ。\\n ギアを知らないようだし、慎重に……」",
"384000132_23": "「いや待て、君たちのその姿……、\\n まさかそれは、シンフォギアではないか……ッ」",
"384000132_24": "「あれ、知ってるんデスか?」",
"384000132_25": "「この世界にも装者がいるのかな?\\n だったら話が早いかも――」",
"384000132_26": "「直ちに彼女たちの身柄を拘束しろッ!」",
"384000132_27": "「いきなり捕まえるデスッ!?」",
"384000132_28": "「どうしてッ!?」",
"384000132_29": "「抵抗はするなッ!\\n 大人しくしていれば危害は加えないッ」",
"384000132_30": "「……分かったわ。\\n 連れて行って」",
"384000132_31": "「素直に捕まってよかったデスか?」",
"384000132_32": "「彼らがこの世界の治安維持組織なら、\\n 事を荒立てるのは得策じゃないわ」",
"384000132_33": "「うん。この人たちはわたしたちを護るために\\n カルマイズと戦おうとしてたから、悪い人じゃないと思う」",
"384000132_34": "「それもそうデスね……」",
"384000132_35": "「あの、ちょっと教えてほしいんデスが、\\n あなたたちは何者なんデスか」",
"384000132_36": "「お前たちも知っているだろう?\\n この世界の平和を護る組織、F.I.S.の実働部隊だ」",
"384000132_37": "「F.I.S.ッ!?」",
"384000132_38": "「F.I.S.が世界の平和を護ってるデスかッ!?」",
"384000132_39": "「一体、どういうことなの……ッ!?」",
"384000132_40": "「騒ぐな、そこで待て。\\n ――所長がお前たちと面会するそうだ」",
"384000132_41": "「いきなり責任者の登場ね……」",
"384000132_42": "「この並行世界の所長はどんな人デスかね?」",
"384000132_43": "「所長ッ! 報告の通り、ノイズとの戦闘に介入した\\n シンフォギア装者と思わしき少女名を連行しましたッ」",
"384000132_44": "「よろしい。\\n あとは私が対応します」",
"384000132_45": "「嘘……ッ!?」 ",
"384000132_46": "「し、信じられないデスッ!」",
"384000132_47": "「あなたたちが我々F.I.S.の認識していない、\\n シンフォギア装者……ですか」",
"384000132_48": "「マムが、F.I.S.の所長……ッ!?」"
}

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@ -0,0 +1,38 @@
{
"384000211_0": "強制帰還",
"384000211_1": "「私はナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤ。\\n 特異災害から人類を護る盾、F.I.S.の所長を務めています」",
"384000211_2": "「マムが、F.I.S.の所長だなんて……ッ!?」",
"384000211_3": "「それに、本当にF.I.S.が、\\n 特異災害と戦ってるんデスね……」",
"384000211_4": "「まるでS.O.N.G.みたい……」",
"384000211_5": "「あなたたちは、シンフォギアを纏い\\n ネフィリムと戦ったと報告を受けています」",
"384000211_6": "「…………」",
"384000211_7": "「アウフヴァッヘン波形も観測することができました」",
"384000211_8": "「あなたたちのシンフォギアに用いられた聖遺物は、\\n アガートラーム、シュルシャガナ、そしてイガリマですね」",
"384000211_9": "「……ええ、その通りよ」",
"384000211_10": "「<size=25>マムはわたしたちのことを初めて見るみたい……</size>」",
"384000211_11": "「<size=25>そうみたいデスね。\\n じゃなかったらこんな風に睨まれたりしないデスよッ</size>」",
"384000211_12": "「素直に認めるのは、少し意外でしたね」",
"384000211_13": "「……どういうことかしら?」",
"384000211_14": "「少し前、F.I.S.の管理下にあった複数の物品が、\\n 盗難されるという事件がありました」",
"384000211_15": "「盗まれたのは、聖遺物『ソロモンの杖』――」",
"384000211_16": "「――ッ!?」",
"384000211_17": "「そしてアガートラーム、シュルシャガナ、イガリマの欠片より\\n 造られたシンフォギアのコンバーターユニットです」",
"384000211_18": "「シンフォギアが盗まれたッ!?」",
"384000211_19": "「盗まれたものと同じギアを\\n アタシたちが纏っているということは……ッ」",
"384000211_20": "「この者たちを包囲しなさいッ!」",
"384000211_21": "「やっぱり、ドロボウの濡れ衣デースッ!!」",
"384000211_22": "「この並行世界のF.I.S.とわたしたちの目的は同じはずッ!\\n 対立する事態はなんとしてでも避けなくてはいけないわッ」",
"384000211_23": "「うん……ッ!\\n 誤解を解かないとッ」",
"384000211_24": "「ナスターシャ所長、話を聞いてほしい……ッ!\\n わたしたちは、別の並行世界からここに来たのッ」",
"384000211_25": "「アタシたちのシンフォギアはこの世界のものじゃないデスッ!\\n F.I.S.から盗んでなんかないデスよッ!」",
"384000211_26": "「……並行世界、ですか。\\n そんな話を私が信じるとでも」",
"384000211_27": "「信じてもらうしかないわッ! わたしたちの所有する\\n 聖遺物『ギャラルホルン』には、並行世界を渡る力がある」",
"384000211_28": "「街の外れに、わたしたちが\\n 通ってきたゲートがあるはずよッ」",
"384000211_29": "「……話はそれだけですか。\\n あなたたち、状況は分かりましたね」",
"384000211_30": "「はッ!\\n ですが、よろしいのですか」",
"384000211_31": "「構いません。\\n やりなさい」",
"384000211_32": "「では……総員、ネフィリムを放てッ!」",
"384000211_33": "「問答無用……ッ!?」",
"384000211_34": "「ネフィリムと戦わなきゃいけないデスかッ!?」",
"384000211_35": "「仕方ないわッ! ネフィリムを大人しくさせて、\\n もう一度話を聞いてもらいましょうッ」"
}

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@ -0,0 +1,63 @@
{
"384000212_0": "「くッ、なんとか持ちこたえられているけど……」",
"384000212_1": "「このままじゃジリ貧デスッ!\\n 悔しいデスけど、退却を――」",
"384000212_2": "「――そこまでです。\\n 攻撃をやめさせなさい」",
"384000212_3": "「ネフィリム、攻撃停止ッ!」",
"384000212_4": "「ネフィリムが止まったデスッ!」",
"384000212_5": "「マム……いいえ、ナスターシャ所長。\\n わたしたちの話を信じてくれたのかしら」",
"384000212_6": "「信じがたいことには変わりありませんが、\\n 先ほどとは少々状況が変わっています」",
"384000212_7": "「どういうこと……?」",
"384000212_8": "「今の戦闘中、あなたたちの\\n データを改めて取ることができました」",
"384000212_9": "「アウフヴァッヘン波形は間違いなく、\\n 盗まれたシンフォギアと一致しています」",
"384000212_10": "「しかしわずかに、聖遺物とは異なる何かに由来する\\n エネルギー波形が混ざっていることが分かりました」",
"384000212_11": "「これは、F.I.S.から盗まれた\\n シンフォギアには無かった特徴です」",
"384000212_12": "「聖遺物とは異なる何かデス……?」",
"384000212_13": "「もしかして、リビルドで取り込まれた\\n ファウストローブの……ッ」",
"384000212_14": "「確かに、全く同じ出来事が無い限り、アマルガムは\\n わたしたちのシンフォギアだけが持つ特性のはずだわ」",
"384000212_15": "「そしてたった今ですが、\\n 聖遺物に由来する未解析の重力場が街の外れに観測されました」",
"384000212_16": "「さっきのマリアの話、\\n 完全に信じてないわけじゃなかったんデスね」",
"384000212_17": "「信じる信じないではありません。\\n 可能性は全て検証する必要があります」",
"384000212_18": "「……検証の結果は?」",
"384000212_19": "「あなたたちの存在について、『並行世界から来た』と\\n 説明付ける以外に論理的な仮説は立てられませんでした」",
"384000212_20": "「つまり、信じてもらえたんデスねッ!?」",
"384000212_21": "「さすがマム」",
"384000212_22": "「ただし、『並行世界から来た装者』が、\\n 私たちの敵となるか味方となるかはまた別の話です」",
"384000212_23": "「なんデスとッ!?」",
"384000212_24": "「改めて話を聞きましょう。\\n あなたたちは何を目的にこの世界を訪れたのですか」",
"384000212_25": "「カルマノイズ……。\\n なるほど、危険な存在のようですね」",
"384000212_26": "「早く倒さないと大きな被害が出る」",
"384000212_27": "「でも大丈夫デスッ! \\n カルマイズのことはアタシたちも手伝えるデスッ」",
"384000212_28": "「目的は同じと分かったはずよ。\\n ここからは協力体制をとりましょう」",
"384000212_29": "「……いいえ、それには及びません」",
"384000212_30": "「どういうこと?\\n まだわたしたちが危険な存在だと……」",
"384000212_31": "「そうではありません」",
"384000212_32": "「カルマノイズの危険性は理解しました。\\n 情報提供には心から感謝します」",
"384000212_33": "「ですがあくまでもこの世界の問題です。並行世界から来た\\n あなたたちの力を借りるべきではないと考えます」",
"384000212_34": "「対処ができるの?\\n この世界にもシンフォギア装者がいるのかしら」",
"384000212_35": "「いいえ。シンフォギア・システムは存在していますが、\\n あなたたちのような適合者は未だ見つかっていません」",
"384000212_36": "「もちろん、コンバーターユニットを盗んだ犯人も\\n シンフォギアを纏えるわけではありません」",
"384000212_37": "「じゃあ、どうやってカルマノイズを倒すつもりなんデス?」",
"384000212_38": "「あなたたちも見たでしょう。\\n ネフィリムたちです」",
"384000212_39": "「我々はネフィリムを制御し運用することで、\\n イズを始めとした特異災害と戦っています」",
"384000212_40": "「ここにいる1体1体、\\n 全部が完全聖遺物というわけではないのよね」",
"384000212_41": "「ネフィリムについてよく知っているようですね。\\n その通り。これらは母体から産み落とされた分体に過ぎません」",
"384000212_42": "「その有用性は、\\n あなたたちが身をもって体験した通りです」",
"384000212_43": "「今や世界の平和を維持しているのは、\\n 我々F.I.S.と言って差し支えないでしょう」",
"384000212_44": "「本当にネフィリムを兵器として活用してるんだ……」",
"384000212_45": "「でもネフィリムは食いしん坊デスッ!」",
"384000212_46": "「分体をたくさん生み出すくらい育てるには、\\n たくさん聖遺物を食べさせないとじゃないデスかッ」",
"384000212_47": "「――完全聖遺物『フィクス・ルミナレス』。\\n この名に聞き覚えは」",
"384000212_48": "「……知らない名前デスね?」",
"384000212_49": "「植物型の聖遺物であるフィクス・ルミナレスは、\\n 無限に果実を生み出すことができるのです」",
"384000212_50": "「ネフィリムが食べていた、光る木の実ッ!\\n あれを与えることでネフィリムを制御しているのねッ」",
"384000212_51": "「そういうことです。\\n 今や従順な人間の友ですよ」",
"384000212_52": "「この世界を護ることが私の役目です。\\n イレギュラーの手を借りるべきではありません」",
"384000212_53": "「…………」",
"384000212_54": "「……でも、カルマノイズの強さは、\\n イズとは比べ物にならない」",
"384000212_55": "「カルマノイズの存在はわたしたちの世界にも影響があるわ。\\n 少しでも早く倒すために、協力させてもらえないかしら」",
"384000212_56": "「そうデス、アタシたちは、\\n 何度もカルマイズと戦っているベテランデスよッ」",
"384000212_57": "「…………」",
"384000212_58": "「もう一度言いましょう」",
"384000212_59": "「あなたたちはイレギュラーな存在なのです。\\n 直ちに元の世界へ帰ってください」",
"384000212_60": "「ナスターシャ所長……」"
}

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@ -0,0 +1,55 @@
{
"384000221_0": "「君たちが並行世界に帰るまで、\\n こうして監視させてもらう」",
"384000221_1": "「我々に対する害意が無いことは分かっているが、\\n すまない」",
"384000221_2": "「……いいえ、当然の判断だわ」",
"384000221_3": "「これでいいんデスか?\\n カルマイズを放って帰るんデスッ」",
"384000221_4": "「現地の対特異災害組織に拒否されたのだから、仕方ないわ」",
"384000221_5": "「シンフォギアがなくても戦えるから、\\n 並行世界の手助けは要らない……」",
"384000221_6": "「組織のトップとして、間違った判断とは言えないわよ。\\n むしろ、正しいかもしれない」",
"384000221_7": "「さすが並行世界のマムね。\\n シンフォギア装者がいなくても特異災害と戦っているんだもの」",
"384000221_8": "「ああ、所長は本当に偉大な人なんだ」",
"384000221_9": "「そう……なんデスか?」",
"384000221_10": "「彼女は元々F.I.S.の異端技術の研究者で、\\n 当時はシンフォギアの研究もしていたそうだ」",
"384000221_11": "「マムと同じデスねッ!」",
"384000221_12": "「しかし、シンフォギアの適合者を見つけることは困難を極め、\\n 最終的には、断念せざるを得なかったと聞いている」",
"384000221_13": "「そうだったの……」",
"384000221_14": "「しかし、ナスターシャ所長は諦めなかったッ!」",
"384000221_15": "「ネフィリムに目を付け、日夜研究を重ねて、\\n ついに制御技術を実用化したんだッ」",
"384000221_16": "「人類が特異災害と戦う力を得た、まさに偉業だよ。\\n その功績でF.I.S.の所長になったんだ」",
"384000221_17": "「ナスターシャ所長はすごいんデスねッ!」",
"384000221_18": "「わたしたちの世界もマムに護ってもらったから、\\n 負けてないけどね」",
"384000221_19": "「君たちの知るナスターシャ所長も、\\n 立派な人なんだな」",
"384000221_20": "「ええ。命をかけて世界を護ってくれた人よ。\\n わたしたちは彼女の想いを継いで戦っているわ」",
"384000221_21": "「そうか……並行世界にまで渡ってくるほどだ。\\n 君たちも誇りを持って戦っているんだろう」",
"384000221_22": "「しかしこの世界は我々が護るッ!\\n ナスターシャ所長がその力を与えてくれたんだッ」",
"384000221_23": "「……分かったわ」",
"384000221_24": "「でも、カルマノイズは本当に強力なの。\\n くれぐれも気をつけて――」",
"384000221_25": "「この音はッ!?」",
"384000221_26": "「何事だッ!?\\n 報告しろッ」",
"384000221_27": "「F.I.S.異端技術実験センターに黒いノイズ――、\\n カルマイズが出現した模様ですッ」",
"384000221_28": "「――ッ!」",
"384000221_29": "「出現地点に最も近い部隊は我々か……ッ!」",
"384000221_30": "「すまないが、君たちをこれ以上見送ることはできそうにない。\\n ここからまっすぐに自分の並行世界に戻ってくれ」",
"384000221_31": "「あなたたち、カルマノイズと戦う準備は\\n 十分にできているのッ」",
"384000221_32": "「応援が到着するまで時間を稼げれば問題ないッ!\\n 脅威から人々を護るのが我々の使命だッ」",
"384000221_33": "「お別れだ装者たち。\\n 互いの勝利を祈っている」",
"384000221_34": "「さあ、行くぞッ!」",
"384000221_35": "「カルマノイズを発見ッ!\\n ありったけのネフィリムを投入しろッ」",
"384000221_36": "「被害甚大ッ!\\n ネフィリムの半数がやられましたッ」",
"384000221_37": "「カルマノイズに損傷はッ!?」",
"384000221_38": "「ありませんッ!\\n わずかに与えた損傷もすぐに消えていきますッ」",
"384000221_39": "「ただのノイズとは次元の違う強さッ!\\n 彼女たちの情報通りか……ッ」",
"384000221_40": "「このままではネフィリムの全滅も、\\n 時間の問題ですッ」",
"384000221_41": "「焦るなッ!\\n 応援が来るまでの時間を稼がせろッ」",
"384000221_42": "「カルマノイズがネフィリムを突破ッ!\\n このままでは我々も……ッ」",
"384000221_43": "「く……ッ! 我々がここで倒れても、\\n 所長が、必ずやコイツを――」",
"384000221_44": "「諦めるのはまだ早いわッ!」",
"384000221_45": "「死んじゃダメ」",
"384000221_46": "「アタシたちに任せて離れてるデスッ!」",
"384000221_47": "「シンフォギア装者たち……ッ!?\\n 自分の世界に帰ったのでは……」",
"384000221_48": "「すぐそばで起きている惨状を放っておけるほど、\\n わたしたちは大人じゃないわ」",
"384000221_49": "「ナスターシャ所長の言うことに背いちゃったデス」",
"384000221_50": "「あとでちゃんと謝ろうね」",
"384000221_51": "「君たち……。\\n すまない、協力に感謝するッ」",
"384000221_52": "「その言葉だけで、わたしたちは戦えるッ!\\n この場でカルマイズを倒すわよッ」"
}

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@ -0,0 +1,31 @@
{
"384000222_0": "「このカルマノイズ、\\n やっぱりちょっとおかしいデスッ」",
"384000222_1": "「うん……。うまく言えないけど、\\n なんだか戦い方が上手……ッ」",
"384000222_2": "「進化した個体……?\\n いえ、今は余計なことは考えないッ」",
"384000222_3": "「はああああッ!」",
"384000222_4": "「カルマノイズが逃げて行く……、\\n これがシンフォギア、なんという力だ……」",
"384000222_5": "「追いましょうッ! \\n あなたたちは怪我人の手当をッ」",
"384000222_6": "「すまない、頼む……ッ!」",
"384000222_7": "「追いついたデスッ!」",
"384000222_8": "「――ッ!?\\n カルマイズが向かう先に人がいるデスよッ」",
"384000222_9": "「…………」",
"384000222_10": "「…………」",
"384000222_11": "「…………」",
"384000222_12": "「逃げ遅れッ!?\\n 助けなきゃッ」",
"384000222_13": "「――待って、様子がおかしいッ!」",
"384000222_14": "「…………」",
"384000222_15": "「あれ? カルマノイズ、\\n あの子たちを襲うつもりがないデス」",
"384000222_16": "「それどころか、\\n まるであの子たちに従っているみたい……」",
"384000222_17": "「――ッ!\\n あの子が持ってるのは、もしかして――」",
"384000222_18": "「ソロモンの杖ッ!\\n F.I.S.から盗まれた聖遺物ッ!」",
"384000222_19": "「どうどうッ!\\n はい、お座りだヨッ」",
"384000222_20": "「…………」",
"384000222_21": "「ま、まさか、ソロモンの杖で、\\n カルマイズを従えているのッ」",
"384000222_22": "「ソロモンの杖に、\\n そんなことができるんデスかッ」",
"384000222_23": "「――ッ!」",
"384000222_24": "「お前たち、その装備は……ッ!\\n シンフォギア装者なのかッ」",
"384000222_25": "「間違いないわ。\\n しかも、あの見た目は……ッ」",
"384000222_26": "「アガートラーム、シュルシャガナ、それからイガリマだヨッ!\\n どうしてあたしたちと同じギアを……ッ」",
"384000222_27": "「カルマノイズを従え、\\n わたしたちのシンフォギアを知る少女たち……」",
"384000222_28": "「あなたたちは、一体……ッ!?」"
}

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@ -0,0 +1,98 @@
{
"384000311_0": "心を閉ざした少女たち",
"384000311_1": "「あなたたちには元の並行世界へ帰るよう言ったはずですが、\\n 許可もなく戦闘に介入したそうですね」",
"384000311_2": "「約束を破ったことは謝るわ。\\n けれど、あのままではきっと犠牲が出ていた」",
"384000311_3": "「カルマノイズは、\\n みんなの想像よりもずっと強いんデスッ」",
"384000311_4": "「わたしたちも、\\n あの人たちのことを護りたいと思ったから……」",
"384000311_5": "「……戦闘データは確認しました。\\n カルマイズの力が想定を超えていたことは認めましょう」",
"384000311_6": "「あなたたちのおかげで犠牲者が出なかったことは事実。\\n この世界の人々を救ってくれたことに感謝します」",
"384000311_7": "「ナスターシャ所長……」",
"384000311_8": "「……そろそろ食事の時間ですね。\\n 不都合がなければ、あなたたちもどうですか」",
"384000311_9": "「えッ、アタシたち帰らなくてもいいんデスかッ!?」",
"384000311_10": "「それはもう少し話をしてから、\\n 改めて検討します」",
"384000311_11": "「せっかくですから、\\n あなたたちの並行世界にいたという私の話も聞きましょうか」",
"384000311_12": "「ええ、分かったわ」",
"384000311_13": "「人を招くことは少ないので、\\n 大した用意はできませんでしたが」",
"384000311_14": "「十分ごちそうデスよッ!?」",
"384000311_15": "「こっちもお肉、あっちもお肉。\\n お肉ばっかり……」",
"384000311_16": "「あそこに少しお野菜も――」",
"384000311_17": "「…………」",
"384000311_18": "「あ、お皿を遠ざけた……」",
"384000311_19": "「食の好みはわたしたちの知るマムと同じみたいね」",
"384000311_20": "「……並行世界の、もう1人の私ですか」",
"384000311_21": "「世界を護り散るとは……、\\n 先ほど聞いた話は大変興味深かったです」",
"384000311_22": "「マムは、強く、優しく、賢い人だったわ」",
"384000311_23": "「きっとナスターシャ所長もッ!」",
"384000311_24": "「うん。部隊の人も尊敬してるみたいだった」",
"384000311_25": "「さて、どうでしょうね。同じ名前、同じ見た目とは言え、\\n 異なる歴史の中に生きていますから」",
"384000311_26": "「それで……倒すべき敵のことですが。\\n あなたたちの知るカルマイズで間違いありませんでしたか」",
"384000311_27": "「ええ、あれがカルマノイズよ」",
"384000311_28": "「でも普通のカルマノイズより、\\n 戦い方が上手な気がしたデス」",
"384000311_29": "「その理由は恐らく、\\n カルマイズと一緒にいたあの子たちね…‥」",
"384000311_30": "「ソロモンの杖を使って、\\n カルマイズがうまく戦えるようコマンド入力をしたんだわ」",
"384000311_31": "「報告は受けています。\\n カルマイズを操っていたのが彼女たちだったとは……」",
"384000311_32": "「やっぱり、あの子たちのことを知っているのね……」",
"384000311_33": "「あなたたちは、一体……ッ!?」",
"384000311_34": "「それは、こちらのセリフだ。\\n まさか装者がわたしたちを追ってくるなんて……」",
"384000311_35": "「ソフィア、ネフィリムも近づいて来ているわ」",
"384000311_36": "「ああ。ヘレン、ノイズを出してッ!\\n 装者とネフィリムの足止めをッ」",
"384000311_37": "「うん、分かっタッ!」",
"384000311_38": "「く……ッ!\\n 待って、話を――ッ」",
"384000311_39": "「2人とも、行こうッ!」",
"384000311_40": "「うんッ!」",
"384000311_41": "「ソフィア、小夜、ヘレン……」",
"384000311_42": "「彼女たちが、F.I.S.からソロモンの杖と\\n コンバーターユニットを奪ったのです」",
"384000311_43": "「どうしてそんなことを……」",
"384000311_44": "「ピンときたデスッ!\\n あの人は、この並行世界の装者なんじゃないデスか」",
"384000311_45": "「……言ったでしょう。\\n この世界にシンフォギアの適合者はいません」",
"384000311_46": "「ただ、彼女たちがかつてその候補として、\\n F.I.S.に所属していたことは事実です」",
"384000311_47": "「元々、ここにいたんだ……ッ!」",
"384000311_48": "「装者の候補……。\\n つまり、適合者になれなかったのね」",
"384000311_49": "「その通りです」",
"384000311_50": "「彼女たちはシンフォギアに適合する可能性が最も高く、\\n 世界の守護者となることを期待されていました」",
"384000311_51": "「……しかし、結果としてそれは叶わず、\\n シンフォギアの適合実験は凍結されたのです」",
"384000311_52": "「…………」",
"384000311_53": "「しかし、特異災害から命を護るため、人類には力が必要でした」",
"384000311_54": "「それで、ネフィリムを使うことにしたんデスねッ!」",
"384000311_55": "「フィクス・ルミナレスを利用することで、\\n ネフィリムを増やして制御することに成功した……」",
"384000311_56": "「ええ。人類は特異災害に対抗しうる力を、\\n ついに手に入れることができたのです」",
"384000311_57": "「しかし、彼女たちはそれが\\n 自分たちではないことが許せなかったのでしょう……」",
"384000311_58": "「え……」",
"384000311_59": "「ひょっとしたら、\\n 『自分たちは捨てられた』とすら感じたのかもしれません」",
"384000311_60": "「ある日、警備の隙を突いた彼女たちは、\\n ソロモンの杖とコンバーターユニットを奪い逃走した……」",
"384000311_61": "「そして、イズを操りF.I.S.に反旗を翻す、\\n テロリストとなってしまったのです」",
"384000311_62": "「テロリスト……」",
"384000311_63": "「だからF.I.S.の施設が狙われていたのね……」",
"384000311_64": "「なんでそんなことするんデスか……ッ!」",
"384000311_65": "「適合者になりたくてもなれなかったのかもしれないデスけど、\\n だからってF.I.S.を攻撃しなくてもいいじゃないデスかッ!」",
"384000311_66": "「F.I.S.はネフィリムを使って、\\n 人々を護っているんデスよッ」",
"384000311_67": "「彼女たちが何を考えているのかは分かりません」",
"384000311_68": "「しかし、彼女たちをテロリストに\\n してしまった責任は私にある」",
"384000311_69": "「必ず、破壊行為をやめさせなくてはいけません」",
"384000311_70": "「そう、だったのね……」",
"384000311_71": "「あの子たちは、そもそもどうしてこの施設に?」",
"384000311_72": "「元々は、戦争孤児など身寄りのない子供たちでした」",
"384000311_73": "「国によって保護され、\\n 装者候補としてF.I.S.で生活をしていたのです」",
"384000311_74": "(わたしたちと同じような経緯で……。どうして、\\n ナスターシャ所長に歯向かうテロリストなんかに……",
"384000311_75": "「それにしても、新たな脅威であるカルマノイズまでが、\\n 彼女たちの制御下だったとは……」",
"384000311_76": "「この並行世界のソロモンの杖は特別なんデス?」",
"384000311_77": "「ソロモンの杖でカルマノイズが制御できるなんて知らなかった」",
"384000311_78": "「あれはごく最近発見された聖遺物です。検証段階で\\n 奪われてしまったため、私も機能を完全には把握していません」",
"384000311_79": "「いずれにせよ、実際にできてしまっているのだから、\\n 受け入れる他ないわね……」",
"384000311_80": "「その通りです。\\n F.I.S.としてやるべきことは変わりません」",
"384000311_81": "「カルマノイズを倒すことと、\\n テロリストを捕まえることデスか……」",
"384000311_82": "「……ナスターシャ所長、あらためて提案するわ。\\n 協力してカルマイズと戦いましょう」",
"384000311_83": "「確かにわたしたちは並行世界の人間だけど、\\n 一緒にご飯を食べたし、もう無関係じゃない」",
"384000311_84": "「アタシたちも、誰かを護ることが使命なんデスッ!」",
"384000311_85": "「…………」",
"384000311_86": "「カルマノイズの力は想定以上です。ネフィリムだけでは、\\n 被害を抑えきることはできないでしょう……」",
"384000311_87": "「一度は追い返しておきながら、\\n 意見を翻すことを謝罪します」",
"384000311_88": "「――ッ!」",
"384000311_89": "「並行世界のシンフォギア装者たち。\\n F.I.S.所長として、カルマノイズ討伐への協力を要請します」",
"384000311_90": "「もちろんデスッ!」",
"384000311_91": "「力を合わせれば、きっとすぐに倒せる」",
"384000311_92": "「ですが――」",
"384000311_93": "「何かしら?」",
"384000311_94": "「協力するのは、並行世界を跨ぎ被害をもたらす、\\n カルマイズの討伐に関してのみ」",
"384000311_95": "「テロリストの件は、やはり我々の世界の問題です。\\n その線引きは、忘れないでください」"
}

View file

@ -0,0 +1,27 @@
{
"384000321_0": "「この並行世界の人と協力することができてよかったデスねッ!」",
"384000321_1": "「でも、ナスターシャ所長は、\\n ちょっと固すぎる気がするデスよ……」",
"384000321_2": "「もっと笑ったり雑談したりしてくれてもいいと思うデス……」",
"384000321_3": "「仕方ないよ。\\n 向こうからしたら、わたしたちは初めて見る顔なんだし」",
"384000321_4": "「わたしたちのマムも、\\n 初対面の人にはあんな感じだったと思う」",
"384000321_5": "「んー、確かにそうデスね。\\n 協力してもらえただけヨシとするデス」",
"384000321_6": "「この並行世界で特異災害と戦う組織と協力関係を作れた。\\n 状況はいい方向に進んでいるけれど……」",
"384000321_7": "「気になることはたくさんあるね。\\n ソロモンの杖を持った、あの子たち……」",
"384000321_8": "「F.I.S.から脱走した、アガートラーム、シュルシャガナ、\\n イガリマの所有者……まるで昔のわたしたちみたいね」",
"384000321_9": "「違うのは、シンフォギアに適合できなかったことだけ……」",
"384000321_10": "「カルマノイズを暴れさせるテロリストデスよッ!?\\n アタシたちとは大違いデスッ」",
"384000321_11": "「……ソロモンの杖を使ったことは、同じだけど」",
"384000321_12": "「わたしたちには世界を護るという大きな目的があった。\\n だからこそ、ソロモンの杖だって使ったのよ」",
"384000321_13": "「でもナスターシャ所長は、あの子たちの目的は\\n 立場を奪われた逆恨みだと言っていた……」",
"384000321_14": "「本当にそれだけなのかな……。\\n わたしだったら……」",
"384000321_15": "「確かに、気になるデス……」",
"384000321_16": "「……いいえ、いくら気にしても仕方ないわね」",
"384000321_17": "「マムが所長になっていたり、ネフィリムが味方だったり、\\n ここはわたしたちの世界と全く違うわ」",
"384000321_18": "「ナスターシャ所長の言う通り、\\n あの子たちのことは、この並行世界の問題」",
"384000321_19": "「わたしたちはS.O.N.G.の使命を果たしましょう。\\n カルマイズを撃破するのよ」",
"384000321_20": "「そうデスねッ!\\n よーし、いつでも――」",
"384000321_21": "「もう来たデスッ!?\\n まだ心の準備が……ッ」",
"384000321_22": "「深呼吸して。\\n すー……はー……」",
"384000321_23": "「すー……はー……。",
"384000321_24": " よし、行くデスッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,26 @@
{
"384000322_0": "「ノイズの数が多すぎて、\\n カルマイズに攻撃を集中できないッ」",
"384000322_1": "「けれど、これだけのノイズを制御しているなら、\\n ソロモンの杖の持ち主は近くにいるはず……ッ」",
"384000322_2": "「やっぱりいたデスッ!」",
"384000322_3": "「シンフォギア装者……ッ!\\n また邪魔をするつもりかッ」",
"384000322_4": "「あなたたちは何者ッ!?\\n ナスターシャが新たなシンフォギア装者を生み出したのッ」",
"384000322_5": "「わたしたちはF.I.S.の人間じゃないわッ!\\n 一時的に協力しているだけよッ」",
"384000322_6": "「その黒いノイズ、\\n カルマイズに用があるだけデスッ」",
"384000322_7": "「F.I.S.以外の装者……ですって?」",
"384000322_8": "「ありえないヨッ!\\n F.I.S.以外の誰にそんなことが可能なノッ!」",
"384000322_9": "「本当なんデスッ! \\n そのカルマイズは危険なんデスよッ」",
"384000322_10": "「このままではあなたたちも、\\n この世界も、大変なことになってしまうかもしれないッ」",
"384000322_11": "「世界がどうこうと、ナスターシャのようなことをッ!\\n そんな言葉でわたしたちが止まるものかッ」",
"384000322_12": "「さあ、早く隔壁を破壊するんだッ!」",
"384000322_13": "「やめなさい――ッ!\\n こんなことをしても、何にもならないッ」",
"384000322_14": "「何にもならない……だとッ!?」",
"384000322_15": "「ふざけるな……。",
"384000322_16": " よりにもよって装者が、そんなことを……ッ!」",
"384000322_17": "「――ッ!?」",
"384000322_18": "「隔壁を破壊、施設深部に侵入可能よッ!\\n これ以上話を聞く必要はないわッ」",
"384000322_19": "「ソフィア、急いデッ!」",
"384000322_20": "「――ッ!\\n 分かったッ」",
"384000322_21": "「待ちなさい……ッ!」",
"384000322_22": "「施設の奥に入ってしまったデスッ!」",
"384000322_23": "「中心部で破壊活動をするつもりッ!?\\n 後を追いましょうッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,62 @@
{
"384000331_0": "「目標は?」",
"384000331_1": "「候補は3箇所ッ! \\n この先で分岐よッ」",
"384000331_2": "「よし、1箇所ずつ確認を――」",
"384000331_3": "「ッ!?」",
"384000331_4": "「やっと追いついたデスッ!」",
"384000331_5": "「逃がさない……ッ!」",
"384000331_6": "「シンフォギア装者ッ! \\n しつこい連中だ……ッ」",
"384000331_7": "「1箇所ずつ確認する余裕はなさそうね……ッ!」",
"384000331_8": "「なら別行動だネッ! \\n イズで撹乱するヨッ」",
"384000331_9": "「死んだら絶対に許さないッ!\\n 必ず生きて合流するんだッ」",
"384000331_10": "「分かったわ、約束よッ!」",
"384000331_11": "「もちろんだヨッ!\\n またあとでネッ」",
"384000331_12": "「3人バラバラの方向へ分かれたみたいデスッ!」",
"384000331_13": "「それぞれノイズを引き連れて……。\\n カルマイズはどの方向へ行ったんだろう」",
"384000331_14": "「こちらも分かれて進みましょうッ!」",
"384000331_15": "「相手はノイズと、場合によってはカルマノイズを\\n けしかけてくるはずよ。気をつけてッ」",
"384000331_16": "「任せるデスッ!」",
"384000331_17": "「うん。1人でも負けたりしない……ッ!」",
"384000331_18": "「ノイズの数が多い……ッ!\\n お願い、待ってッ 話を……ッ」",
"384000331_19": "「敵に待てと言われて待つわけがないわッ!」",
"384000331_20": "「わたしはあなたの敵じゃないッ!」",
"384000331_21": "「F.I.S.の協力者が敵じゃないなんてッ!\\n 冗談も休み休み言ってッ」",
"384000331_22": "「F.I.S.だって、きっとあなたの敵じゃないよッ!\\n この世界のF.I.S.は特異災害と戦う組織だから……ッ!」",
"384000331_23": "「あなたが悪いことをしないなら、\\n きっと争う必要なんてないッ」",
"384000331_24": "「悪いこと……ッ!? \\n わたしたちの行いが悪で、F.I.S.が正義だとでも言うのッ!?」",
"384000331_25": "「何も知らないで、この偽善者……ッ!」",
"384000331_26": "「――ッ!?」",
"384000331_27": "「ここにはノイズばっかりデスッ!?\\n カルマイズは調かマリアの方だったデスか……ッ」",
"384000331_28": "「いいヨ、いいヨッ!\\n そのままイズと遊んでてネッ」",
"384000331_29": "「こんなのと遊んでも楽しくないデスッ! \\n 一体何が目的なんデスかッ」",
"384000331_30": "「それは言わないヨッ! \\n おっト、候補はここダッ さあ行けイズたチッ」",
"384000331_31": "「建物の壁を壊して?\\n なんのために――」",
"384000331_32": "「うわあ……ッ!\\n た、助けて……ッ」",
"384000331_33": "「――ッ!\\n まだ人が残っているデスッ」",
"384000331_34": "「えエッ!?\\n これだけ大騒ぎしたのニ、まだ逃げ遅れガ……ッ」",
"384000331_35": "「あ、ああ、あああああああッ!」",
"384000331_36": "「崩れるッ!\\n くッ、間に合わないデス……ッ」",
"384000331_37": "「ノイズ、その人を助けテッ!」",
"384000331_38": "「え……あ……」",
"384000331_39": "「F.I.S.の人を護ったんデスか……?」",
"384000331_40": "「次はないからネッ!\\n あたしの気が変わらない内にさっさと逃げテッ」",
"384000331_41": "「う、うわああああああッ!?」",
"384000331_42": "「テロリスト、なんデスよね?\\n どういうことデスか……」",
"384000331_43": "「どきなさい……ッ!」",
"384000331_44": "「チッ、やはりノイズでは、\\n 足止めをすることはできないようだな」",
"384000331_45": "「分かっているならそろそろ諦めてくれないかしらッ!」",
"384000331_46": "「…………」",
"384000331_47": "「なあ、お前たちはそのギアを、\\n 自分たちの意思で纏っているのか」",
"384000331_48": "「……? ええ、そうよ。\\n 少なくとも、誰かに強制されたわけではないわ」",
"384000331_49": "「F.I.S.に協力するのも、自分の意思だと?」",
"384000331_50": "「その通りよ。\\n カルマイズから人々を護るため、わたしたちは手を結んだ」",
"384000331_51": "「……ならばわたしは、\\n お前たちのことを排除するッ」",
"384000331_52": "「F.I.S.の……、\\n ナスターシャの味方は、わたしたちの敵だ……ッ」",
"384000331_53": "「なぜナスターシャ所長にそこまでの憎しみを……?」",
"384000331_54": "「ナスターシャ所長は、人々を護ることが目的だと\\n 言っていたわ。何か誤解があるんじゃないかしら」",
"384000331_55": "「この怒りが誤解だと?\\n ふざけるな……ッ」",
"384000331_56": "「『怒り』……。\\n あなたたちに、一体何があったのッ」",
"384000331_57": "「ギアを纏うことのできるお前には分からないッ!」",
"384000331_58": "「いくら装者でも、コイツなら……ッ!」",
"384000331_59": "「カルマノイズ……ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,38 @@
{
"384000332_0": "「くッ、やっぱり手ごわい……ッ!」",
"384000332_1": "「お前の方こそ諦めろッ!\\n さっさと撤退するんだッ」",
"384000332_2": "「敵に向けるには優しすぎる言葉ねッ!\\n でも生憎と、わたしは仲間を信じているのよッ」",
"384000332_3": "「お待たせデスッ!」",
"384000332_4": "「カルマノイズ、やっと見つけたッ!」",
"384000332_5": "「2人とも、いいタイミングねッ!」",
"384000332_6": "「くッ、装者が揃ったか……ッ!」",
"384000332_7": "「こっちも合流だヨッ!」",
"384000332_8": "「ソフィア、大丈夫ッ!?」",
"384000332_9": "「問題ないッ!\\n そっちの候補はどうだったッ」",
"384000332_10": "「残念だけど、\\n 外れだったわ」",
"384000332_11": "「こっちもだヨッ!」",
"384000332_12": "「ならば、ここにきっと――ッ!」",
"384000332_13": "「ここも違う、か」",
"384000332_14": "「この施設でもないのなら、\\n 残る可能性はつね……」",
"384000332_15": "「だったら、\\n やるしかないネ……ッ」",
"384000332_16": "「あの子たち、\\n 何か探しているの……」",
"384000332_17": "「テロリストじゃなかったデス……?」",
"384000332_18": "「一体、何が目的なのッ!?」",
"384000332_19": "「あなたたちに話すことなんて無いわ」",
"384000332_20": "「もう十分だ。\\n 行こう」",
"384000332_21": "「ノイズの召喚は任せテッ!\\n 装者たちの壁になレッ」",
"384000332_22": "「待ちなさいッ!\\n まだ話は――」",
"384000332_23": "「…………」",
"384000332_24": "「くッ、装者は振り切ったが……ッ!」",
"384000332_25": "「まだネフィリムが追って来てるヨッ!」",
"384000332_26": "「黒いノイズッ!\\n ネフィリムを迎撃ダッ」",
"384000332_27": "「さすガッ!\\n 頼りになるネッ」",
"384000332_28": "「……彼女たちはカルマノイズと呼んでたわね。\\n 危険だと言っていたけれど……」",
"384000332_29": "「信じるな。\\n コイツは、わたしたちの希望だ」",
"384000332_30": "「けどこのカルマノイズでモ、\\n シンフォギア装者を相手にするのは苦しそうだネ……」",
"384000332_31": "「あの装者は厄介だな……。\\n ナスターシャめ……」",
"384000332_32": "「あいつ、わたしたちが悪でF.I.S.が、\\n ナスターシャが正義だなんて……ッ」",
"384000332_33": "「フン、急に現れたぽっと出のくせにサッ!」",
"384000332_34": "「言わせておけばいい。\\n この世界にわたしたちの味方なんていないんだ」",
"384000332_35": "「目的のためならば、たとえ悪になっても構わない……ッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,49 @@
{
"384000411_0": "ミッションコンプリート",
"384000411_1": "「結局あのまま、\\n あの子たちは見つからなかったんデスね……」",
"384000411_2": "「うん。\\n 追跡したネフィリムもカルマイズにやられたって」",
"384000411_3": "「あの子たちは、\\n カルマイズの力でF.I.S.から逃げ続けているのね……」",
"384000411_4": "「けれど、あれだけ近くにいたら、\\n 制御しているとは言え、いつ瘴気の影響を受けるか……」",
"384000411_5": "「早く、カルマノイズを倒さないとね」",
"384000411_6": "「はいデス。\\n でも……」",
"384000411_7": "「あのヘレンって子はF.I.S.の職員を助けていたんデス。\\n テロリストがそんなことするんデスか……」",
"384000411_8": "「小夜っていう子は、\\n わたしたちがやっていることを偽善だって……」",
"384000411_9": "「……あのソフィアという子は、\\n 心からナスターシャ所長を恨んでいるみたいだったわ」",
"384000411_10": "「理由は本当に、単なる逆恨みなのかしら……」",
"384000411_11": "「でも、ナスターシャ所長が\\n そんなに恨まれるようなことをするかな……」",
"384000411_12": "「F.I.S.はこの並行世界の平和を護っているんデスよね?」",
"384000411_13": "「もしかしたら、\\n 何かわたしたちに隠していることが……」",
"384000411_14": "「でも、嘘をついているようには\\n 見えなかったデスよ……」",
"384000411_15": "「うん……。この並行世界の人々を護ることが自分の\\n 役割だって言ってた。あの言葉は本当なんじゃないかな……」",
"384000411_16": "「確かめるしかないわね」",
"384000411_17": "「ナスターシャ所長に、直接聞きましょうッ!」",
"384000411_18": "「司令室はこっちね。\\n ナスターシャ所長がいるといいけれど……」",
"384000411_19": "「ネフィリムへのエネルギー補給完了ッ!\\n 全部隊が出撃可能ですッ」",
"384000411_20": "「結構。\\n そのまま即応体制を維持してください」",
"384000411_21": "「いたデスッ!」",
"384000411_22": "「装者たちですか。\\n 申し訳ないですが、今は立て込んでいます」",
"384000411_23": "「一体何が……?」",
"384000411_24": "「あのテロリストたちに対応する準備です」",
"384000411_25": "「これまでに襲撃されたのは全てF.I.S.の保有施設でした。\\n そして残された施設はこの本部のみ」",
"384000411_26": "「恐らく次の標的はこの場所になるでしょう」",
"384000411_27": "「本部に直接カルマノイズが……ッ!」",
"384000411_28": "「このF.I.S.本部には多くのスタッフが常駐していますし、\\n 研究中の聖遺物もあります」",
"384000411_29": "「万が一にも被害を出すわけにはいきません。\\n あなたたちの働きにも、期待していますよ」",
"384000411_30": "「……ええ。\\n カルマイズは、必ずわたしたちが倒す」",
"384000411_31": "「その代わりに1つ、\\n 教えてほしいことがあるわ」",
"384000411_32": "「なんでしょう。\\n お話しできることは全て話したと思いますが……」",
"384000411_33": "「ナスターシャ所長がテロリストと呼ぶ、\\n あの少女たちのことよ」",
"384000411_34": "「彼女たちはどうしてF.I.S.を恨み、襲撃しているのか。\\n 何を目的として動いているのか」",
"384000411_35": "「あなたはまだわたしたちに話していないことがある。\\n 違うかしら、ナスターシャ所長」",
"384000411_36": "「言ったはずです。彼女たちのことはこの世界の問題。\\n あなたたちは関与不要と」",
"384000411_37": "「わたしたちは真実が知りたいだけよ。\\n F.I.S.は、あなたは何をしたの、ナスターシャ所長……ッ!」",
"384000411_38": "「所長ッ!\\n 予測通りカルマイズの襲撃ですッ」",
"384000411_39": "「……ッ!」",
"384000411_40": "「シンフォギア装者たち、出撃してください」",
"384000411_41": "「しかし、まだ……ッ!」",
"384000411_42": "「カルマノイズを倒すこと以上に\\n 優先すべきことがあるのですか」",
"384000411_43": "「……いいえ、無いわ。\\n 話は、戦いが終わったあとにしましょう」",
"384000411_44": "「行くわよ、2人ともッ!」",
"384000411_45": "「うんッ!」",
"384000411_46": "「デスッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,19 @@
{
"384000421_0": "「敵は本部内部に侵入ッ!\\n 各所で多数のイズを確認ッ」",
"384000421_1": "「1体残らず殲滅しろッ!\\n 同時にテロリストの捜索をッ」",
"384000421_2": "「行ったな、移動するぞッ!」",
"384000421_3": "「絶対に本部のどこかにあるはずだッ!\\n 必ず見つけだすぞッ」",
"384000421_4": "「うん、絶対ニッ!\\n ここの構造ならよく知ってるヨッ」",
"384000421_5": "「とは言え、しらみつぶしに探すわけにはいかないわ。\\n まずは聖遺物保管庫とその周辺の区画を……」",
"384000421_6": "「見つけたデスッ!」",
"384000421_7": "「来たか、シンフォギア装者……ッ!\\n これ以上邪魔をすると言うなら――」",
"384000421_8": "「いいえ、まだ戦わなくて済む道も残っているわ。\\n これ以上罪を重ねないで」",
"384000421_9": "「わたしたちは、\\n 目的のためなら喜んで罪を犯す」",
"384000421_10": "「そうだヨッ!\\n 絶対に後悔しないためニ……ッ」",
"384000421_11": "「何も知らないくせに\\n その罪を裁こうなんて、傲慢ね」",
"384000421_12": "「なら話を聞かせてほしいデスッ!\\n あなたたちのことを教えるデスッ」",
"384000421_13": "「どうせ、話したって分かりっこないわ」",
"384000421_14": "「どうしてッ! そんな風に心を閉ざしていたら、\\n 敵が増えるだけなのに……ッ」",
"384000421_15": "「この世界にはわたしたちの敵しかいない。\\n だから、自分で切り拓くしかないんだ……ッ」",
"384000421_16": "「来い、カルマノイズッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,25 @@
{
"384000422_0": "「くッ!?\\n これが人に制御された、カルマイズの力……」",
"384000422_1": "「調に何するデスッ!\\n やああああッ」",
"384000422_2": "「避けられたデスッ!?\\n ただのカルマイズよりずっと戦いにくいデスッ」",
"384000422_3": "「いいぞ。\\n そのまま、シンフォギア装者を戦闘不能に追い込むんだッ」",
"384000422_4": "「く……ッ!」",
"384000422_5": "「シンフォギアに適合できず、その立場を追われた\\n あなたたちの悔しさは分かるわッ」",
"384000422_6": "「でもその気持ちをF.I.S.に向けるのは逆恨みでしかないッ!\\n だから――」",
"384000422_7": "「逆恨みだと?",
"384000422_8": " ――ナスターシャに、そう言われたのかッ!」",
"384000422_9": "「ッ!?」",
"384000422_10": "「わたしたちが装者候補でしかなく、\\n 適合できなかった、だなんて……ッ」",
"384000422_11": "「馬鹿なことを言わないでヨッ!」",
"384000422_12": "「我々は候補などではないッ!\\n シンフォギア装者だったのだッ」",
"384000422_13": "「――ッ!?」",
"384000422_14": "「わたしはアガートラームをッ!」",
"384000422_15": "「わたしはシュルシャガナを」",
"384000422_16": "「イガリマを纏ってたヨッ!」",
"384000422_17": "「アタシたちと同じ、装者……」",
"384000422_18": "「ということは、\\n ナスターシャ所長が嘘を……ッ」",
"384000422_19": "「だけど、だったらどうしてあなたたちは\\n シンフォギアを纏わないのッ」",
"384000422_20": "「纏えるものならば……ッ!\\n 今はこうして戦うしかないッ」",
"384000422_21": "「カルマノイズ……ッ!\\n やめなさい、その力は本当に危険なのよッ」",
"384000422_22": "「そうだとしてもッ!\\n わたしたちには必要なのだッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,28 @@
{
"384000431_0": "「カルマノイズが必要だなんてッ!\\n 意味が分からないデスッ」",
"384000431_1": "「ノイズが盾にッ!?\\n 邪魔デスよ……ッ」",
"384000431_2": "「ノイズの妨害が的確で、\\n カルマイズを攻めきれないッ」",
"384000431_3": "「せめてカルマノイズだけなら……」",
"384000431_4": "「ならば我々がノイズを止めるッ!」",
"384000431_5": "「F.I.S.の人たちデスッ!?」",
"384000431_6": "「ネフィリムにノイズを殲滅させろッ!」",
"384000431_7": "「装者の援護をするのだッ!\\n 邪魔をさせるなッ」",
"384000431_8": "「ネフィリムがノイズを抑え込んでくれてるデスッ!」",
"384000431_9": "「ありがとう……ッ!",
"384000431_10": " これならッ!」",
"384000431_11": "「カルマノイズが押されてるわッ!」",
"384000431_12": "「くッ、カルマノイズへの\\n コマンド入力が追い付かない……ッ」",
"384000431_13": "「あたしたちより、ずっと強いヨ……ッ!\\n どうしてあんなにシンフォギアを使いこなせる」",
"384000431_14": "「このままじゃ……」",
"384000431_15": "「いや、まだ負けるわけにはいかない……ッ!」",
"384000431_16": "「それは、LiNKERッ」",
"384000431_17": "「これでソロモンの杖とわたしの繋がりを強め、\\n 性能を最大限まで高める……ッ」",
"384000431_18": "「ダメよッ!\\n これ以上のLiNKERを使ったらあなたの身体がッ」",
"384000431_19": "「目的を果たすためならば、\\n どんなことだって耐えてみせるッ」",
"384000431_20": "「――ッ!? ソロモンの杖が輝いてッ!? \\n 一体何が起きたのッ」",
"384000431_21": "「まずいデスッ!\\n カルマイズの瘴気がどんどん強くなってるデスッ」",
"384000431_22": "「まさかソロモンの杖で、\\n カルマイズの力を引き出しているのッ」",
"384000431_23": "「はあ……、はあ……ッ!」",
"384000431_24": "「やめなさいッ!\\n もし制御不能に陥ったら――」",
"384000431_25": "「行け、カルマノイズッ!\\n わたしたちの前に道を拓け……ッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,76 @@
{
"384000432_0": "「ぐぅ……ッ!\\n 今まで以上に、一撃が重い……ッ」",
"384000432_1": "「だったら、攻め抜くッ!」",
"384000432_2": "「――ッ!\\n 弾かれたッ」",
"384000432_3": "「なんて厄介なんデス……ッ!」",
"384000432_4": "「いいぞ、カルマノイズッ!\\n もっと、わたしたちに力を……ッ」",
"384000432_5": "「――ッ!?」",
"384000432_6": "「ぐ、ウウううう……ッ!\\n なんだ これは……」",
"384000432_7": "「あああ……ッ!\\n 憎しみが、膨らんで……ッ」",
"384000432_8": "「心が、塗りつぶされるみたいだヨ……ッ!」",
"384000432_9": "「急に苦しみ出したデスッ!?」",
"384000432_10": "「カルマノイズの瘴気に毒されたんだわッ!」",
"384000432_11": "「――ッ!\\n カルマイズがッ」",
"384000432_12": "「――ッ!」",
"384000432_13": "「うぅ……なぜ、だ……。\\n カルマイズが、制御できない……ッ」",
"384000432_14": "「暴走、してる……ッ!?」",
"384000432_15": "「…………」",
"384000432_16": "「あたしたちの方に、\\n 向かってくるヨ……ッ」",
"384000432_17": "「そんな、このままじゃ……ッ!」",
"384000432_18": "「や、やめろ……。",
"384000432_19": " やめろおおおおッ!」",
"384000432_20": "「――――ッ!!」",
"384000432_21": "「やらせないッ!」",
"384000432_22": "「だから言ったデスッ!\\n カルマイズは危険だってッ」",
"384000432_23": "「わたしたちが、\\n 消滅させる……ッ」",
"384000432_24": "「装者たち……なぜ……、\\n わたしたちを……」",
"384000432_25": "「暴走してソロモンの杖の制御から離れたみたいねッ!\\n はあああッ」",
"384000432_26": "「ここから大逆転デスッ!」",
"384000432_27": "「足場を崩すッ!\\n そこで止まっててッ」",
"384000432_28": "「ナイスよ、調ッ!」",
"384000432_29": "「よーし、最後は3人で行くデスッ!」",
"384000432_30": "「うんッ!\\n 力を合わせてッ」",
"384000432_31": "「<size=40>はあああああああッ!!</size>」",
"384000432_32": "「カルマノイズ、消滅……」",
"384000432_33": "「やったデスッ!」",
"384000432_34": "「なんとかなったね……」",
"384000432_35": "「…………」",
"384000432_36": "「瘴気が、無くなった……」",
"384000432_37": "「く、苦しかったヨ……」",
"384000432_38": "「よくやってくれました、装者たち」",
"384000432_39": "「ナスターシャ……ッ!」",
"384000432_40": "「テロリストたちのことも、追い詰めてくれましたか」",
"384000432_41": "「くッ、よくも平然とわたしたちの目の前に……ッ!",
"384000432_42": " ぐ、があああッ!?」",
"384000432_43": "「ソフィアッ!\\n やっぱりLiNKERの副作用が……」",
"384000432_44": "「こ、この程度、大丈夫だ……。\\n しかし、どうやって窮地を脱すれば……」",
"384000432_45": "「黒いノイズ……カルマノイズがやられちゃったヨ……」",
"384000432_46": "「ノイズだけで装者には……、\\n ネフィリムにだって勝てるかどうか……」",
"384000432_47": "「カルマノイズが最後の希望だったのに、どうしテ……ッ!\\n どうしてこの世界はあたしたちから全部奪う……ッ」",
"384000432_48": "「ヘレン……」",
"384000432_49": "「どうして誰も助けてくれないノッ!?",
"384000432_50": " うう……」",
"384000432_51": "「そうだ、装者たチ……。あなたたちなら、\\n あたしたちを、みんなを、助け――」",
"384000432_52": "「やめろ――ッ!」",
"384000432_53": "「分かっているだろう? 誰も助けてなんてくれない。\\n 味方なんていない、自分で戦うしかないんだッ」",
"384000432_54": "「…………」",
"384000432_55": "「あなたたちは……」",
"384000432_56": "「そんなに苦しんで、そんなに願って……」",
"384000432_57": "「どうしてそこまでして戦おうとするんデス……?」",
"384000432_58": "「もういいでしょう。\\n テロリストたちを拘束しなさい」",
"384000432_59": "「はッ!」",
"384000432_60": "「――ッ!\\n カルマイズとの戦いで損傷した隔壁が、崩れるッ」",
"384000432_61": "「ナスターシャ所長、下がってくださいッ!」",
"384000432_62": "「あ、あれはなんデスッ!?」",
"384000432_63": "「崩れた壁の向こうに……、巨大な樹?」",
"384000432_64": "「あ、もしかして、\\n あれがフィクス・ルミナレス……」",
"384000432_65": "「――ッ!\\n みん、な……ッ」",
"384000432_66": "「ッ!?\\n 樹の下、根っこのとこを見るデスッ」",
"384000432_67": "「たくさんの子供が、\\n 根に囚われている……ッ」",
"384000432_68": "「……う……」",
"384000432_69": "「ちゃんと生きてるデス。",
"384000432_70": " でも――」",
"384000432_71": "「生気を感じない……」",
"384000432_72": "「何……?",
"384000432_73": " 一体なんなのよ、この光景は……ッ!?」"
}

View file

@ -0,0 +1,19 @@
{
"384000441_0": "「…………」",
"384000441_1": "「あれはなんなのッ!?\\n あの子供たちはッ」",
"384000441_2": "「わ、我々にも分からんッ!\\n なぜF.I.S.本部にあんなものがッ!?」",
"384000441_3": "「助け出すべきなのでは……」",
"384000441_4": "「あの壁の向こうは<ruby=レベルスリー>機密区画</ruby>だッ!\\n 我々が入るのは規則違反だぞッ」",
"384000441_5": "「――ッ!\\n 包囲が乱れたヨッ 今なラッ」",
"384000441_6": "「みんなを……助けに……ッ!\\n うぐッ……」",
"384000441_7": "「ダメ。このままじゃみんなを連れて逃げ切るなんてできない。\\n 今回は撤退するわよ」",
"384000441_8": "「だが、",
"384000441_9": " ぐううう……ッ!」",
"384000441_10": "「ソフィアを失うわけにはいかない。",
"384000441_11": " ヘレン、撤退よッ! ノイズをバラまいてッ!」",
"384000441_12": "「わ、分かったヨッ!」",
"384000441_13": "「しまったッ!\\n まだイズをッ」",
"384000441_14": "「ごめん……みんな……」",
"384000441_15": "「もう少しだけ待っていてッ!」",
"384000441_16": "「今度こそ助けるからネッ!\\n 約束だヨッ」"
}

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@ -0,0 +1,71 @@
{
"384000442_0": "「これで最後デスッ!」",
"384000442_1": "「ノイズは倒したけど……」",
"384000442_2": "「あの子、助けを求めてたデス……。\\n どうして助けてくれないのって泣いてたデスよ……」",
"384000442_3": "「カルマノイズを倒すのはアタシたちの使命デス。\\n でも……、本当にあれでよかったのか自信がないデス……」",
"384000442_4": "「ともかく、今はあの人から話を聞きましょう」",
"384000442_5": "「テロリストは?」",
"384000442_6": "「残念ながら見失ったと報告が……」",
"384000442_7": "「……まあ、いいでしょう。\\n カルマイズが消滅した今、捕縛も時間の問題です」",
"384000442_8": "「ナスターシャ所長ッ!\\n 全て、話してもらうわよッ」",
"384000442_9": "「一体何を聞きたいのですか、並行世界の装者たち」",
"384000442_10": "「決まっているわッ!\\n あの子供たちのことよッ」",
"384000442_11": "「あんなの、聞いてないデスッ!」",
"384000442_12": "「機密事項なのですが、\\n 見られてしまった以上隠しても仕方ありませんね」",
"384000442_13": "「あれが完全聖遺物、フィクス・ルミナレスなのです」",
"384000442_14": "「ネフィリムの餌となる果実を実らせる聖遺物……」",
"384000442_15": "「植物が果実を実らせるには、\\n 『養分』が必要です」",
"384000442_16": "「養分……まさか……ッ!」",
"384000442_17": "「ええ。あの子供たちの生命エネルギーを吸って、\\n フィクス・ルミナレスは育っているのですよ」",
"384000442_18": "「――ッ!!」",
"384000442_19": "「つまり、人間の命を使って\\n ネフィリムの運用を……ッ」",
"384000442_20": "「ソフィアたちは、あの子供たちを\\n 必死で助けようとしていたんデス……ッ」",
"384000442_21": "「ソフィアたちにとって、あの子供たちは家族も同然。\\n ここで共に育った孤児たちなのですから」",
"384000442_22": "「じゃあ……あの子たちの怒りは、憎しみは……ッ!」",
"384000442_23": "「全て、家族を傷つけられたから……」",
"384000442_24": "「ノイズやカルマノイズを使ってまで\\n 戦っていたのも、家族のために……ッ」",
"384000442_25": "「そうでしょう。\\n 不要な情報ですので、あなたたちには伏せていましたが」",
"384000442_26": "「酷い、酷すぎるよ……ッ!」",
"384000442_27": "「誰かの命を使って平和を護るなんて、\\n こんなのは間違っているわッ」",
"384000442_28": "「何が間違っているというのです」",
"384000442_29": "「世界を護る方法は限られています。\\n その中に、犠牲を一切出さない方法など存在しません」",
"384000442_30": "「たったこれだけの犠牲で多くの人々を\\n 護ることができるのです。間違いなどどこにもないでしょう」",
"384000442_31": "「そ、そんな……」",
"384000442_32": "「この子たちを解放することは、\\n 世界の平和を諦めることを意味するのですよ」",
"384000442_33": "「でも……、F.I.S.で一緒に過ごしたと言うのなら、\\n あなたにとっても、子供たちは家族のはずよ」",
"384000442_34": "「そうデスッ! マムだったらあるはずデスッ!\\n 子供たちに対する、愛が……ッ」",
"384000442_35": "「愛……?",
"384000442_36": " そんなもの、意味がありません」",
"384000442_37": "「――ッ!」",
"384000442_38": "「教えてあげましょう。\\n 大切なことは優先順位と役割です」",
"384000442_39": "「優先されるべきことは、\\n 少ない命よりも多くの命――」",
"384000442_40": "「聖遺物を扱える私の役割は、\\n F.I.S.を率い優先される命を護ること」",
"384000442_41": "「そして、あの子たちは――、\\n 命をネフィリムに差しだすことでしか役に立てない」",
"384000442_42": "「何も私は、\\n 自分の命惜しさでこんなことをしているわけではありません」",
"384000442_43": "「それが自分の役割ならば、\\n 喜んで命を差しだしましょう」",
"384000442_44": "「…………」",
"384000442_45": "(違う……。\\n この人は、マムとは根本から違う人間だわ……",
"384000442_46": "(人の命を、\\n まるで道具やお金みたいに……",
"384000442_47": "(理屈では、正しいことを言っているって理解できるデス。\\n でも、絶対絶対間違っているデス……ッ",
"384000442_48": "「そ、それでもッ! 平和のためだろうと、\\n こんな非道が許されるはずがないわッ」",
"384000442_49": "「F.I.S.は米国政府直下の機関です。\\n それがどういうことか、分かりますね」",
"384000442_50": "「――ッ!\\n 国家ぐるみでこんなことを……」",
"384000442_51": "「でも……ッ!」",
"384000442_52": "「――総員、装者たちを包囲しなさいッ!」",
"384000442_53": "「――ッ!」",
"384000442_54": "「動くなッ! 動かないでくれッ!\\n ヘタな動きをすれば引き金を引くッ」",
"384000442_55": "「あなたたち……どうしてッ!?\\n あなたたちも知らなかったのでしょう」",
"384000442_56": "「子供たちを犠牲にした平和でいいのッ?」",
"384000442_57": "「それが護りたかった正義デスかッ!?」",
"384000442_58": "「――ネフィリムが実用化される前、\\n 何人もの仲間がイズに殺されたッ」",
"384000442_59": "「ッ!?」",
"384000442_60": "「ナスターシャ所長は英雄だ……。\\n 犠牲は必要なんだッ」",
"384000442_61": "「そんな……」",
"384000442_62": "「さあ、誰が許さないのです?\\n 人ですか 国ですか 世界ですか」",
"384000442_63": "「それとも――まさか並行世界から来た、\\n あなたたちが許さないとでも」",
"384000442_64": "「わたしたちは……」",
"384000442_65": "「……分かりましたね。\\n F.I.S.こそ、この世界を護る正義なのです」",
"384000442_66": "「平和を護る者として、カルマノイズの撃破には感謝しています。\\n ですがこれ以上の干渉は決して許しません」",
"384000442_67": "「あなたたちの任務は終わりました。\\n さあ、自らの世界に戻りなさい」",
"384000442_68": "「この世界は心配要りません。\\n 必ずや、私たちが護ってみせましょう――」"
}

View file

@ -0,0 +1,62 @@
{
"384000511_0": "墓前の装者",
"384000511_1": "「装者3名、帰還しました。\\n バイタル異常なし、全て正常値です」",
"384000511_2": "「ギャラルホルンのアラートも停止しています」",
"384000511_3": "「ご苦労だったな。\\n 任務をやり遂げ、よく無事に戻ったッ」",
"384000511_4": "「お疲れ様です」",
"384000511_5": "「……ええ、ありがとう」",
"384000511_6": "「……ただいまデス」",
"384000511_7": "「うん……ただいま……」",
"384000511_8": "「3人とも、どうしたの……?」",
"384000511_9": "「無事に任務を成し遂げて戻った……という表情ではないな」",
"384000511_10": "「おいおい、また厄介事か?」",
"384000511_11": "「もし、カルマノイズ以外の敵が現れたなら――」",
"384000511_12": "「違うデス。カルマノイズは倒したデスし、\\n 他にも敵なんていないデス……」",
"384000511_13": "「でも、そんなに\\n 辛そうなのに……ッ」",
"384000511_14": "「まあまあ、落ち着いて。",
"384000511_15": " はい、あったかいものどうぞ」",
"384000511_16": "「……あったかいものどうも……」",
"384000511_17": "「落ち着いてからでいい。\\n 詳細な報告を頼む」",
"384000511_18": "「子供たちを犠牲にした平和だと……ッ!?」",
"384000511_19": "「……思い出しちゃうね、\\n シャロンちゃんと出会った時のこと……」",
"384000511_20": "「あの世界のナスターシャは、\\n わたしたちの知るマムとは全く違ったわ……」",
"384000511_21": "「ためらいも、迷いも、葛藤もない。\\n 世界を絶対に護るっていう決意は揺らがなかった」",
"384000511_22": "「非情ながらも、曲がることなき信念。\\n それも、つの正義の形なのか……」",
"384000511_23": "「それでも、許せませんッ!\\n その子たちだって、同じ人間なのに……ッ」",
"384000511_24": "「そうだよッ!\\n 誰も救わないのなら、わたしたちが救おうッ」",
"384000511_25": "「聖遺物をぶっ潰して全員助けりゃいいんだろ?\\n 単純な話だッ」",
"384000511_26": "「ああ。\\n わたしたちでなら、不可能ではないはずだ」",
"384000511_27": "「みんな……」",
"384000511_28": "「落ち着けお前たちッ!\\n 先走るなッ」",
"384000511_29": "「――ッ!」",
"384000511_30": "「お前たちの気持ちは理解できる。\\n いや、俺だって気持ちは同じだ」",
"384000511_31": "「だが、相手が並行世界の政府機関であるということを忘れるな」",
"384000511_32": "「もし、そこと戦うような事態となれば――」",
"384000511_33": "「ヘタをしたら、並行世界そのものに\\n 害を与え敵対する行為となりかねませんね……」",
"384000511_34": "「だけど、誰かを助けることが、\\n あたしたちの仕事じゃないのかッ」",
"384000511_35": "「そのF.I.S.も、目的は同じなんだ。\\n こちらの理屈を押し付けることはできん」",
"384000511_36": "「――ッ!\\n 確かに、それがルールなのかもしれません……」",
"384000511_37": "「並行世界に行けるからと言って、\\n 関わりすぎるのが良くないのも分かります」",
"384000511_38": "「でも、わたしは助けてあげたい……ッ!\\n 師匠は、師匠の気持ちはどうなんですかッ」",
"384000511_39": "「その通りだッ! あの時、敵だったあたしに\\n あんぱんをくれたのはどこの誰だよッ」",
"384000511_40": "「――ッ」",
"384000511_41": "「自分の感情に組織を従わせるなど、\\n 司令として許されるものかッ」",
"384000511_42": "「師匠……」",
"384000511_43": "「シンフォギアやギャラルホルンという力を持つからこそ、\\n 厳しく己を律しなければならないんだ」",
"384000511_44": "「断じてあの世界への介入は許可できん。\\n 分かったな」",
"384000511_45": "「……理解しているわ」",
"384000511_46": "「だからアタシたちは、何もしないで……」",
"384000511_47": "「あの子たちを見捨てて、帰ってきた……」",
"384000511_48": "「……苦しい決断だっただろう。\\n だが、数多ある並行世界と関わる中では、必要なことだ」",
"384000511_49": "「今日と明日は、ゆっくり休んでくれ」",
"384000511_50": "「……はい」",
"384000511_51": "「任務、終わったデスね……」",
"384000511_52": "「本当にいいの……?\\n あの子たちは今も戦っているのに……」",
"384000511_53": "「あのナスターシャは確かに世界を護っていたわ。\\n まぎれもなく正義だったのよ」",
"384000511_54": "「正義と戦って平和を乱すのは、\\n 装者のやるべきことではないわ……」",
"384000511_55": "「でもあの世界の正義は、\\n あの子たちにとっての救いじゃなかったデス」",
"384000511_56": "「だから戦ってたんデス……。\\n 正しいものと戦う辛さは、知ってるデスよ……」",
"384000511_57": "「うん……。\\n あの子たち、まるで昔のわたしたちみたいだね……」",
"384000511_58": "「正義って……正しいって、なんなんだろう……」",
"384000511_59": "「……わたしには、分からないわ……」"
}

View file

@ -0,0 +1,38 @@
{
"384000521_0": "「ごめんなさいマム。\\n せっかく顔を見せたのに、こんな雰囲気で」",
"384000521_1": "「こんな時にしか来ないって、怒ってるデスか?」",
"384000521_2": "「それでもわたしたち、マムに会いたかった……」",
"384000521_3": "「ねえマム……教えてちょうだい。\\n あなたはどうして、世界と戦うなんて決意ができたの」",
"384000521_4": "「どうしてそれが正しいと信じられたの?」",
"384000521_5": "「マムはわたしたちを、そして世界を救ってくれた……」",
"384000521_6": "「わたしたちにも救いたいものがある。\\n でも、どうすればいいか分からない……ッ」",
"384000521_7": "「マムなら迷わなかったんデスか……?\\n アタシたちに何ができるのか、ちゃんと分かるんデスか……」",
"384000521_8": "「あの並行世界のナスターシャと同じように、\\n 迷わず決断することが――」",
"384000521_9": "「愛……?",
"384000521_10": " そんなもの、意味がありません」",
"384000521_11": "「……いいえッ! 違う、違うわッ!\\n 同じなんかじゃないッ」",
"384000521_12": "「そうだね。\\n だってマムは、いつも苦しんでた……」",
"384000521_13": "「マムだって迷ってたデスッ! 世界のことだけじゃなく、\\n アタシたちのことも考えてくれてたデスッ」",
"384000521_14": "「そうよ、マムは一度だって自分が正義だなんて言わなかった。\\n それでもやるべきことをやる、信念があったッ」",
"384000521_15": "「だったら、わたしたちも――」",
"384000521_16": "(迷いなさい。悩みなさい。\\n そして最後は自分の想いに従いなさい",
"384000521_17": "(私が、そうしたように)",
"384000521_18": "「……今、マムが」",
"384000521_19": "「背中を押してくれたような……気がしたデス……」",
"384000521_20": "「マムは今だって、わたしたちを見守ってくれている……」",
"384000521_21": "「わたしたちはマムの想いを受け継いでいる。\\n わたしたちも、悩んで苦しんでいい……」",
"384000521_22": "「それでも、\\n 自分の想いから目を背けてはいけないんだわ」",
"384000521_23": "「うん。フロンティア事変の時も、\\n 最後にはそうすることができたよね」",
"384000521_24": "「そうしたら、響さんたちが手を繋いで、\\n 一緒に戦ってくれたんデスッ」",
"384000521_25": "「ええ。そうだったわね。\\n 自分を信じて伸ばした手は、無駄ではなかった……」",
"384000521_26": "「わたしは、あの子たちの手を取りたい。偽善かどうかなんて\\n 関係ない、響さんたちの想いを、今度はあの子たちに……」",
"384000521_27": "「アタシもデスッ! 大切なもののために必死に\\n 戦っているあの子たちに、手をのばしてあげたいデスッ」",
"384000521_28": "「ええ。\\n それが、わたしたちの本当の想い」",
"384000521_29": "「うんッ 並行世界やS.O.N.G.のルールがあったって、\\n それは変わらないよ……ッ」",
"384000521_30": "「ならば行きましょうッ!」",
"384000521_31": "「たとえそれが、正義ではなくても……、\\n この想いに従ってあの子たちを救ってみせるッ」",
"384000521_32": "「うんッ!」",
"384000521_33": "「やってやるデスッ!」",
"384000521_34": "(わたしたちはきっと迷う。悩む。\\n それでも――胸の想いを貫いてみせる",
"384000521_35": "(マム、あなたのようにッ!)"
}

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@ -0,0 +1,56 @@
{
"384000531_0": "「この先も気配なし……大丈夫みたいね」",
"384000531_1": "「なんとか見つからずに行けそうデスッ!」",
"384000531_2": "「ギャラルホルンのゲートさえ通れば安心だね」",
"384000531_3": "「見つからないように、\\n そーっと、そーっと……」",
"384000531_4": "「先走るな。\\n そう言ったはずだぞ」",
"384000531_5": "「うわあああッ!?\\n 出たデースッ」",
"384000531_6": "「優秀な上司っていうのも、困りものね……」",
"384000531_7": "「バレてたみたいだね……」",
"384000531_8": "「何をしようとしているのか、\\n 分かっているのか」",
"384000531_9": "「分かってるデス……でも、でもデスッ!」",
"384000531_10": "「お願いです、止めないで……ッ!」",
"384000531_11": "「わたしたちの行いが、決して\\n 正しいことではないというのは分かっているわッ」",
"384000531_12": "「それでも譲れないんデスッ!\\n どうしても助けに行きたいんデスッ」",
"384000531_13": "「あの子たちは、昔のわたしたちと同じッ!\\n 誰かの助けが必要なんですッ」",
"384000531_14": "「あの子たちに手を差し伸べたいッ!\\n 救いたいのだと伝えたいッ」",
"384000531_15": "「……想いを口にするのは簡単だ。\\n だが現実にするのは容易なことではない」",
"384000531_16": "「あの世界におけるナスターシャは間違いなく正義ッ!\\n どのような理屈で正義と戦うつもりだッ」",
"384000531_17": "「何か考えはあるのかッ!\\n 応えてみろッ」",
"384000531_18": "「考えなど――ないッ!」",
"384000531_19": "「な……ッ!」",
"384000531_20": "「理屈なんて必要ないッ!\\n わたしたちは正義じゃないッ」",
"384000531_21": "「あの子たちを助けられるなら、悪にだってなるデスッ!」",
"384000531_22": "「たとえ正義の敵になっても、悪とそしられようともッ!\\n わたしたちはこの想いに従いたいッ」",
"384000531_23": "「…………はぁ……」",
"384000531_24": "「ならばその意思――、\\n 貫いて見せろ」",
"384000531_25": "「……なッ!?」",
"384000531_26": "「ど、どういうことデスッ!?」",
"384000531_27": "「行っても、いいの?」",
"384000531_28": "「思い付きは数字で語れない。\\n 俺も、お前たちのその想いに賭けることにした」",
"384000531_29": "「――ッ!\\n じゃあ……ッ」",
"384000531_30": "「S.O.N.G.司令として、\\n お前たち装者に任務を言い渡す」",
"384000531_31": "「――はいッ!」",
"384000531_32": "「並行世界における脅威、\\n カルマイズの排除には成功した」",
"384000531_33": "「しかし、その事後処理は残念ながら不十分だったと判断する。\\n そのため、再び並行世界に渡ることを命じるッ」",
"384000531_34": "「行ってこいッ!」",
"384000531_35": "「ありがとうございます」",
"384000531_36": "「さすが司令デスッ!」",
"384000531_37": "「責任を負わせてしまって、悪いわね」",
"384000531_38": "「責任を取るのが大人の仕事だ」",
"384000531_39": "「気が済むまで、\\n お前たちを貫いてこいッ」",
"384000531_40": "「ええ。\\n 必ず、やり遂げてみせるわッ」",
"384000531_41": "「絶対に助けてみせるッ!」",
"384000531_42": "「そして無事に戻ってくるデスッ!」",
"384000531_43": "「ならばよしッ!」",
"384000531_44": "「お前たちも行きたいのだろうが、\\n この世界を護ることも俺たちの使命だ」",
"384000531_45": "「そこまでは許可できん……分かったな?」",
"384000531_46": "「バレてたのかよ、ったく……」",
"384000531_47": "「分かりましたッ!\\n わたしは、人を信じますッ」",
"384000531_48": "「この世界のことは任せておけ。\\n 後顧の憂いは我々が晴らす」",
"384000531_49": "「次は笑顔で戻ってきてくださいッ!」",
"384000531_50": "「ええ……ッ!\\n 必ずッ」",
"384000531_51": "「みんなからもらった想いをあの子たちにも伝えるから」",
"384000531_52": "「行ってくるデスッ!」",
"384000531_53": "「あの子たちの手を取る。\\n たとえ、世界を敵に回しても……ッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,52 @@
{
"384000611_0": "初めての対話",
"384000611_1": "「ん……、みんな……ごめん……、\\n わたしの……せいで……」",
"384000611_2": "「――ッ!?」",
"384000611_3": "「いつの間にか眠ってしまっていたか……」",
"384000611_4": "「ほんの5分ほどよ。\\n もっと眠っていてもよかったのに」",
"384000611_5": "「いや、そう言うわけにはいかないッ!\\n 今は……ッ」",
"384000611_6": "「安心して。\\n ネフィリムもF.I.S.の人間も、現れてはいないわ」",
"384000611_7": "「……ああ……」",
"384000611_8": "「やっと、ずっと探してきたみんなを見つけることが\\n できたんだから、もっと明るい顔をしたらいいと思うわ」",
"384000611_9": "「ダメだ――ッ!\\n みんなを助けるまでは……ッ」",
"384000611_10": "「ムニャ……」",
"384000611_11": "「むああッ、もうむりだっテー……。\\n んんん……全部食べられないヨ……」",
"384000611_12": "「しっかり気を抜いてる子もいるわよ?」",
"384000611_13": "「ヘレンはこれでいいんだ。\\n そうでないと調子が出ない」",
"384000611_14": "「ほア?\\n ふあ……ごめんネ、寝てたみたイ……」",
"384000611_15": "「ああ、おはよう。\\n 起きたところで悪いが、すぐに移動しよう」",
"384000611_16": "「今度こそF.I.S.から仲間たちを救う。\\n その準備をしなくては」",
"384000611_17": "「でも、どうやって?」",
"384000611_18": "「カルマノイズはもういないわ……。\\n イズでは、ネフィリムを抑えるのがやっとよ」",
"384000611_19": "「そう、だな……」",
"384000611_20": "「全部あの装者たちのせいよ……ッ! あいつらが\\n 振りかざした正しさのせいで、わたしたちは……ッ」",
"384000611_21": "「で、でモ……」",
"384000611_22": "「あの人たち、本当に何も知らないみたいだったヨ……」",
"384000611_23": "「本当のことを話したら、もしかしたら、\\n あたしたちの助けになってくれるかも、なんテ……」",
"384000611_24": "「わたしたちを追い詰めた装者たちに、\\n 助けを求めるっていうのッ」",
"384000611_25": "「ヘレン、他人を信用するのは危険だ。\\n わたしたちだけの力でやり遂げるしか――」",
"384000611_26": "「ネフィリムッ!\\n 見つけられた」",
"384000611_27": "「いや、F.I.S.実働部隊の姿が無いッ!\\n 恐らく巡警中の個体だろう」",
"384000611_28": "「それなら、報告に戻る前に倒せば……ッ!」",
"384000611_29": "「ああッ! 小夜、ヘレン、下がっていてくれ。\\n イズよ、わたしたちを護れッ」",
"384000611_30": "「よし……ッ!」",
"384000611_31": "「ソフィア、気をつけてッ!\\n もう体いるわ……ッ」",
"384000611_32": "「な――ッ!?」",
"384000611_33": "「ぐあ――ッ!?",
"384000611_34": " わたしのアガートラームが……ッ!?」",
"384000611_35": "「ソフィアッ!?」",
"384000611_36": "「大丈夫……だ……。しかし、アガートラームの\\n コンバーターユニットが吹き飛ばされて……」",
"384000611_37": "「あれは……わたしの……ッ!」",
"384000611_38": "「くッ!?\\n 囲まれ――ッ」",
"384000611_39": "「ノイズも間に合わないわ……ッ!」",
"384000611_40": "「ソフィア、ソフィアああああッ!」",
"384000611_41": "「止まりなさい――ッ!!」",
"384000611_42": "「――ッ!!」",
"384000611_43": "「危ないところだったわねッ!」",
"384000611_44": "「シンフォギア装者……ッ!?」",
"384000611_45": "「まだ、諦めなくていい」",
"384000611_46": "「アタシたちが支えるデスッ!」",
"384000611_47": "「どうしてここに……、\\n なぜ、わたしたちを……」",
"384000611_48": "「敵のはずでは……ッ!?」",
"384000611_49": "「話は、ネフィリムたちを倒してからにしましょうッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,30 @@
{
"384000612_0": "「これでッ!\\n 終わりよッ」",
"384000612_1": "「ネフィリム、消滅したデス」",
"384000612_2": "「やっぱり小さくても厄介……」",
"384000612_3": "「シンフォギアにとっては天敵の類よ。\\n 常に油断はできないわ」",
"384000612_4": "「なんのつもりだ、\\n F.I.S.のシンフォギア装者ッ!」",
"384000612_5": "「ネフィリムでは手加減ができないわ。\\n 五体満足で捕まえろ、とでも言われたんでしょう」",
"384000612_6": "「言ったでしょう、わたしたちはF.I.S.の装者ではない。\\n 今はもう協力関係ですらないわ」",
"384000612_7": "「捕まえるつもりなんてないよ」",
"384000612_8": "「ほんとうなノ……?」",
"384000612_9": "「いや、そんな話が信じられるはずがないッ!」",
"384000612_10": "「……そうね。剣を握った相手の言葉なんて、\\n 信じられるものではないでしょう」",
"384000612_11": "「ギアを解除だと……ッ!?\\n 本当に何を考えているッ」",
"384000612_12": "「――ん?\\n そこに落ちているのは……」",
"384000612_13": "「はい、あなたの物でしょう?\\n アガートラームのコンバーターユニット」",
"384000612_14": "「――ッ!?」",
"384000612_15": "「なぜわたしに?\\n どうせギアを纏えないわたしに警戒は不要ということか」",
"384000612_16": "「いいえ。\\n 同じギアを纏っていたあなたたちと、ちゃんと話がしたいの」",
"384000612_17": "「F.I.S.の情報じゃなく。ナスターシャの誤魔化しじゃなく。\\n 本当のあなたたちを知りたい」",
"384000612_18": "「――ッ!」",
"384000612_19": "「まずはアタシたちのことを聞いてほしいデス。\\n あなたたちに酷いことをしてしまったわけを……」",
"384000612_20": "「その前にここを離れたほうがいい。\\n きっと途絶したネフィリムの反応を追ってくる」",
"384000612_21": "「そうね。\\n 移動しながらでも説明はできるわ」",
"384000612_22": "「それなら、あたしたちの隠れ家の1つが\\n 近くにあるから、そこに案内するヨ」",
"384000612_23": "「ヘレンッ!」",
"384000612_24": "「まずは話を聞いて、\\n それからどうするか決めようヨ」",
"384000612_25": "「この人たちがF.I.S.の味方だったら、\\n どうせもう逃げられないんだかラ……」",
"384000612_26": "「…………」",
"384000612_27": "「それも、そうだな……」"
}

View file

@ -0,0 +1,49 @@
{
"384000621_0": "「ここがわたしたちの拠点よ。\\n 隠れ家と呼んだほうが正しいかもしれないわね」",
"384000621_1": "「森の中にテントがあるだけデス……」",
"384000621_2": "「頑張って作ったんだヨッ!\\n 文句は言わせないからネッ」",
"384000621_3": "「懐かしかっただけデスッ!\\n 逃亡生活はアタシたちも経験済みデスからッ」",
"384000621_4": "「さっき話した通り、\\n わたしたちもF.I.S.から逃げていたことがあるから」",
"384000621_5": "「それにしても並行世界とは、\\n とんでもない話が出てきたな」",
"384000621_6": "「カルマノイズが放つ瘴気の力は分かったでしょう?\\n あれはすべての並行世界にとって脅威なのよ」",
"384000621_7": "「カルマノイズを倒して、\\n あなたたちを困らせてしまったのは謝るデス……」",
"384000621_8": "「でも、それがわたしたちの使命なの。\\n だからF.I.S.と協力してた」",
"384000621_9": "「馬鹿馬鹿しいッ! 並行世界なんて、\\n わたしたちを騙すための嘘に決まってるわッ」",
"384000621_10": "「ばっさり言われたデス……」",
"384000621_11": "「ンー、でも変だとは思ってたんだヨ。\\n シンフォギア装者が急に人も出てくるなんてサ」",
"384000621_12": "「ああ、仮にF.I.S.が新しい装者を用意できたとして、\\n あそこまでシンフォギアを使いこなせるとも思えない」",
"384000621_13": "「あれだけの力があってわざわざ嘘をつく意味もないだろう。\\n 別の世界から来たというなら納得はできる」",
"384000621_14": "「頭のいい小夜なら、\\n 本当の話かもしれないと分かっているんだろう」",
"384000621_15": "「ぐう……」",
"384000621_16": "「……ありがとう」",
"384000621_17": "「礼は必要ない。\\n 信用したわけでもない」",
"384000621_18": "「……というか、理解ができない。\\n カルマイズが目的なら、なぜまだこの世界に留まる」",
"384000621_19": "「そうだヨ。\\n どうして、あたしたちを助けてくれた」",
"384000621_20": "「そうね……。\\n あなたたちのことがもっと知りたいと思ったから、かしら」",
"384000621_21": "「あなたたちは、必死で仲間を助けようとしてた。\\n たった人だけで……」",
"384000621_22": "「できれば、詳しい事情を教えてほしいデス」",
"384000621_23": "「……分かった。\\n それが望みなら、全て話してもいい」",
"384000621_24": "「……本気なの?」",
"384000621_25": "「ああ。\\n だがその前に、つ頼みがある」",
"384000621_26": "「頼み……?\\n わたしたちにできることならなんだって」",
"384000621_27": "「簡単なことだ。わたしたちは逃亡生活が続いて物資が足りない。\\n 特に食料が大きく不足している」",
"384000621_28": "「しかしテロリスト扱いのわたしたちが街に行けば、\\n すぐにF.I.S.が駆けつけるだろう」",
"384000621_29": "「手配されていないわたしたちが、\\n 代わりに買って来ればいいのね」",
"384000621_30": "「腹が減っては戦はできないデスし、\\n 話もできないデスからねッ」",
"384000621_31": "「そういうことなら、すぐに行くね」",
"384000621_32": "「だが誰か1人……、\\n そうだな、彼女をここに残してもらおうか」",
"384000621_33": "「マリアをッ!?\\n どうしてデスッ」",
"384000621_34": "「人質というわけね……」",
"384000621_35": "「そういうことだ。\\n お前たちが素直に仕事をするなら、傷つけはしない」",
"384000621_36": "「だが裏切るのなら……」",
"384000621_37": "「――ッ! 分かったデス、約束デスよッ!\\n すぐに戻って来るデスッ」",
"384000621_38": "「頼んだわよ、2人とも」",
"384000621_39": "「はいデス、そこでゆっくり待ってるデスよッ!」",
"384000621_40": "「でもわたしたち、お金なんて持ってる?」",
"384000621_41": "「そういえば、持ってないデスッ!」",
"384000621_42": "「エー、一文無しなノ?\\n 仕方ないナー、無駄遣いしちゃダメだヨ」",
"384000621_43": "「これだけデスか……」",
"384000621_44": "「それだってとっておきだヨッ!\\n うまく使ってよネッ」",
"384000621_45": "「それだったら得意分野」",
"384000621_46": "「補給任務、頑張るデスッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,38 @@
{
"384000631_0": "「F.I.S.に見つからないかとヒヤヒヤしたデスけど、\\n 無事にお買い物が済んでよかったデスねッ」",
"384000631_1": "「うん。\\n これだけあればあそこでもお料理ができそう」",
"384000631_2": "「カップ麺じゃなくてよかったデス?」",
"384000631_3": "「あの子たちにはちゃんとした栄養が必要だから。\\n 追い詰められた時こそ、力が必要なんだよ」",
"384000631_4": "「おお、さすが調デス……ッ!」",
"384000631_5": "「おさんどんとしても、\\n あの時から少しは成長したのかも」",
"384000631_6": "「調のお料理、今から楽しみデスッ!」",
"384000631_7": "「もう……、\\n あの子たちのための料理だからね」",
"384000631_8": "「さあ、戻ってきたデスよッ!\\n ご飯の準備をするから手伝うデスッ」",
"384000631_9": "「色々買ってきたけど、無駄遣いはしてないから」",
"384000631_10": "「本当に戻って来た……か。\\n ネフィリムは連れていないようだな」",
"384000631_11": "「F.I.S.の奴らがつけてきてる気配もないヨ」",
"384000631_12": "「本当に食料を調達しただけ……?\\n どうして……」",
"384000631_13": "「どうしてって、頼まれたからデスよ」",
"384000631_14": "「わたしたちがこの女を連れ去って、\\n F.I.S.に対する交渉の材料にするとは思わなかったのか?」",
"384000631_15": "「あなたたちは仲間を助けようと頑張ってるいい人デス。\\n きっと大丈夫だと思ったデスよ」",
"384000631_16": "「だから言ったでしょう?\\n 人は楽しくお使いをして帰って来ただけよ」",
"384000631_17": "「どうしてそんな風に人が信じられるの?\\n わたしたちは人質をとったのよ……」",
"384000631_18": "「信じてもらいたければ、まず信じる。\\n ずっと拳を握っていたら誰とも手を繋げない」",
"384000631_19": "「大切な仲間が教えてくれたから」",
"384000631_20": "「手を……繋ぐ……」",
"384000631_21": "「そんな言葉で、簡単に心を開いたりしない。\\n でも、話くらいはしてもいいわ」",
"384000631_22": "「うん、あなたたちの話を聞かせてほしい」",
"384000631_23": "「……そうだな。\\n 別世界の装者たち、試すようなことをしてすまなかった」",
"384000631_24": "「全てを話そう。F.I.S.がわたしたちに何をしたのか。\\n そしてわたしたちの目的は――」",
"384000631_25": "「ぐぅ~~~」",
"384000631_26": "「ネー、話は後にしようヨー。\\n もうお腹ペコペコだヨッ」",
"384000631_27": "「話はご飯の後にしましょうか」",
"384000631_28": "「すぐ準備するね」",
"384000631_29": "「待って、わたしも手伝うわ」",
"384000631_30": "「アタシは食べる役デースッ!」",
"384000631_31": "「手伝う振りぐらいはしなヨッ!」",
"384000631_32": "「そっちはどうなんデスかッ!」",
"384000631_33": "「全く……世界を敵に回すテロリストの会話とは思えないな」",
"384000631_34": "「けれどこういう時間が、\\n 戦いの中で力をくれるものでしょう」",
"384000631_35": "「……そうなのかもしれないな」"
}

View file

@ -0,0 +1,43 @@
{
"384000711_0": "匣の中のモルモットたち",
"384000711_1": "「はぁッ……はぁッ……。\\n う、あぁッ」",
"384000711_2": "「LiNKERの投与完了。\\n 数値に変動はありません」",
"384000711_3": "「……これでも限界を超えられませんか……」",
"384000711_4": "「理論上の許容量に達しましたが、成果は得られず……。\\n 残念ですが今回の実験は――」",
"384000711_5": "「――まだです。\\n LiNKERを追加投与しなさい」",
"384000711_6": "「よ、よろしいのですか?\\n 実験体に不可逆の薬効が出る危険性も……」",
"384000711_7": "「現状のような中途半端な適合係数では意味が無い。\\n 我々には、より強い力が必要なのです」",
"384000711_8": "「――ッ!」",
"384000711_9": "「LiNKERを追加投与しなさい」",
"384000711_10": "「やめてヨッ!\\n このままじゃソフィアが死んじゃうヨッ」",
"384000711_11": "「お願いよ、これ以上はッ!」",
"384000711_12": "「投与開始」",
"384000711_13": "「……はい」",
"384000711_14": "「あッ……あああッ!? \\n ぎッ、がああああああッ」",
"384000711_15": "「ソフィアッ!\\n ソフィアーッ」",
"384000711_16": "「こんな……ダメ、やめて……」",
"384000711_17": "「何をしているのですソフィアッ!\\n 唄いなさいッ あなたの歌をッ」",
"384000711_18": "「無茶よッ!\\n あんな状態で唄えるわけがないわッ」",
"384000711_19": "「唄えないのならば、\\n あなたたちはなんのために存在しているのですかッ」",
"384000711_20": "「唄いなさいッ!\\n でなければあなたに価値などないッ」",
"384000711_21": "「ッ……歌が、出てこな――",
"384000711_22": " がふッ!?」",
"384000711_23": "「実験体に異常ッ!\\n バイタル低下ッ」",
"384000711_24": "「適合係数も下がっていますッ! \\n 投与前を下回る数値ですッ」",
"384000711_25": "「ダメでしたか……。\\n 仕方ありませんね」",
"384000711_26": "「こんなに血が……ッ!\\n 死んじゃダメよソフィアッ」",
"384000711_27": "「酷いヨッ!\\n こんなの……ッ」",
"384000711_28": "「…………」",
"384000711_29": "「心臓が動いていないッ!\\n 救命措置をッ」",
"384000711_30": "「体内洗浄を急げッ!\\n これ以上は身体が持たないッ」",
"384000711_31": "「運び出せッ!」",
"384000711_32": "「ナ、ナスターシャ?」",
"384000711_33": "「まだ実験体は残っている。\\n 実験は継続します」",
"384000711_34": "「……実験体って」",
"384000711_35": "「それ、ハ……」",
"384000711_36": "「決まっているでしょう?」",
"384000711_37": "「――次は、あなたたちの番です」",
"384000711_38": "「――ッ!」",
"384000711_39": "「死にたくないッ!\\n 唄いたくない……ッ」",
"384000711_40": "「嫌ダ……。\\n 誰か、助けてヨ――ッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,47 @@
{
"384000721_0": "「――これがわたしたちがF.I.S.で受けた仕打ち。\\n ナスターシャの行った忌まわしい所業だ」",
"384000721_1": "「ナスターシャがそんな非道をッ!?」",
"384000721_2": "「LiNKERの過剰投与は酷い負担がかかるのに……」",
"384000721_3": "「そんなことしたら身体が持たないデスよッ!」",
"384000721_4": "「……ええ、持たなかったのよ」",
"384000721_5": "「――ッ!?」",
"384000721_6": "「あたしたちはシンフォギア装者だっタ。\\n でも今はギアを纏うことができないんだヨ」",
"384000721_7": "「それは強化されたLiNKERの過剰投与で、\\n わたしたちの適合係数がめちゃくちゃになったから……」",
"384000721_8": "「元々ギアを纏えないのではない。\\n 纏えなくされたのだ」",
"384000721_9": "「酷すぎるデスッ!」",
"384000721_10": "「そのあとは……?」",
"384000721_11": "「わたしたちはシンフォギアを纏えなくなり、\\n ただ放置される日々が続いた」",
"384000721_12": "「でもある日聞いちゃったんだヨ。\\n 次の実験を始めるってネ」",
"384000721_13": "「次の実験……」",
"384000721_14": "「最初は、新たな装者を生み出すための実験だと思ったわ。\\n でも、ナスターシャの考えは、もっとおぞましいものだった」",
"384000721_15": "「フィクス・ルミナレスが生み出す果実による、\\n ネフィリムを利用した平和維持プランね……ッ」",
"384000721_16": "「わたしたちの実験は失敗に終わったが、\\n そのデータから新たなLiNKERが開発された」",
"384000721_17": "「それは、シンフォギアとではなく、\\n 聖遺物との結びつきを強める作用を持つ」",
"384000721_18": "「人間と聖遺物を……。\\n じゃあ、フィクス・ルミナレスに繋がれた子供たちは……」",
"384000721_19": "「ああ。新型LiNKERを投与され、\\n 無理やりフィクス・ルミナレスへ接続されているんだ」",
"384000721_20": "「あたしたちがF.I.S.の実験に耐えテ、耐えテ、耐え抜いテ。\\n 完成したのは仲間たちを地獄へ落とすお薬だったんだヨ」",
"384000721_21": "「あの地獄を作り出したのはわたしたちなのッ!」",
"384000721_22": "「…………」",
"384000721_23": "「わたしたちは、\\n 絶対に仲間を救わなければならないと思った」",
"384000721_24": "「なんとか抜け出して、コンバーターユニットを\\n 盗み出すことに成功したわ」",
"384000721_25": "「でもやっぱり、シンフォギアは纏えなかったヨ。\\n すぐに、職員たちに追い詰められちゃっタ……」",
"384000721_26": "「その時、ちょうど行われていたソロモンの杖の起動実験で\\n 異常が起こり、F.I.S.内に混乱が起こったのは幸いだった」",
"384000721_27": "「わたしは、手に入れた新型LiNKERを打ち、\\n ソロモンの杖を制御した」",
"384000721_28": "「ノイズを使役することができたおかげで、\\n なんとか戦うことができたんだ」",
"384000721_29": "「でも、仲間たちの居場所は分からず――」",
"384000721_30": "「結局、逃げるしかなかったんだヨ……」",
"384000721_31": "「それからずっと、仲間たちがどこにいるのか、\\n F.I.S.の施設を襲撃して探していたのね……」",
"384000721_32": "「うん。その途中でカルマノイズを見つけて、\\n 新型LiNKERの力で、なんとか制御することができたんだヨ」",
"384000721_33": "「そこからは、あなたたちも知っている通りね」",
"384000721_34": "「あなたたちは、フィクス・ルミナレスを止めて、\\n 家族のみんなを助けようとしてたんデスねッ」",
"384000721_35": "「そうだ。\\n それがわたしたちの願いで、義務で、責任だ」",
"384000721_36": "「わたしたちは廃棄されたモルモット。\\n もはやギアを纏うこともできない……ッ」",
"384000721_37": "「それでも命を餌にされている仲間だけハ、\\n 絶対に助けなきゃいけないんだヨッ」",
"384000721_38": "「ああ。\\n わたしたちは、戦わなくてはいけないんだ」",
"384000721_39": "「大切なものを護るために、たった3人で\\n 巨大な組織と戦い続けて……」",
"384000721_40": "「あの頃のアタシたちに似てるって思ったデスけど、\\n 決定的に違うことがあるデス……」",
"384000721_41": "「シンフォギアを纏えることかナ?」",
"384000721_42": "「ううん、そうじゃない。わたしたちにはマムがいた。\\n ずっとわたしたちに寄り添ってくれていた」",
"384000721_43": "「だけど、この並行世界のナスターシャ所長は……」",
"384000721_44": "「きっとあなたたちは、\\n あの時マムに護ってもらえなかった、わたしたちなんだわ……」"
}

View file

@ -0,0 +1,60 @@
{
"384000731_0": "「わたしたちが戦う理由は、分かってもらえたか」",
"384000731_1": "「……話してくれてありがとう。\\n そして――」",
"384000731_2": "「改めて提案させてちょうだい。\\n わたしたちに、あなたたちの手伝いをさせてほしいの」",
"384000731_3": "「力になりたい。\\n 少しでも、目的を叶える手助けがしたい」",
"384000731_4": "「苦しんでるみんなを、\\n 放っておけないデスッ」",
"384000731_5": "「だが……、並行世界の装者である\\n お前たちには関係のない話だろう」",
"384000731_6": "「関係はないのかもしれない。\\n 一方的な肩入れなのかもしれない」",
"384000731_7": "「けれどあなたたちを、\\n なんの繋がりもない他人だとは思えないわ」",
"384000731_8": "「F.I.S.は平和を護る要だと世界に認められてるわ。\\n 世界そのものと戦うってことなのよ」",
"384000731_9": "「世界の敵、大悪人だネ……」",
"384000731_10": "「それでも――」",
"384000731_11": "「――ザザッ」",
"384000731_12": "「F.I.S.司令部より、各部隊へ通達」",
"384000731_13": "「この声は……通信機ッ!?」",
"384000731_14": "「本部に侵入した時にこっそり持って帰ったんダッ!\\n 発信機もついてない掘り出し物だヨッ」",
"384000731_15": "「追っ手から逃げるのにも役立ってくれたわ。\\n けれど、この通信は……」",
"384000731_16": "「ネフィリム強化を目的とした、聖遺物活性化実験は、\\n 本日、第試験場にて予定通りに実施される」",
"384000731_17": "「各部隊は事前に指示された警戒状態を維持せよ」",
"384000731_18": "「繰り返す、ネフィリム強化を目的とした聖遺物活性化実験は、\\n 本日、第試験場にて予定通りに実施される……」",
"384000731_19": "「聖遺物活性化実験……ッ!?」",
"384000731_20": "「ネフィリムの強化ですってッ!?」",
"384000731_21": "「フィクス・ルミナレスだ……ッ!」",
"384000731_22": "「ッ!?」",
"384000731_23": "「ネフィリムは聖遺物を餌とする完全聖遺物ッ!\\n 与える餌の量によってその性能は向上するはずだッ」",
"384000731_24": "「フィクス・ルミナレスを活性化させるために、子供たちから\\n 今まで以上のエネルギーを絞りとるつもりなのッ」",
"384000731_25": "「あたしたちの実験の時と同じダッ!\\n ナスターシャのやりそうなことだヨッ」",
"384000731_26": "「仲間たちの命に関わるッ!\\n 今すぐ止めに向かうぞッ」",
"384000731_27": "「待ってッ! この通信はどこかおかしいッ!\\n そんな重要な実験の情報を、通信機で全部隊に伝えるかしら」",
"384000731_28": "「……同感だ。\\n 罠の可能性が高いだろう」",
"384000731_29": "「分かっているのならッ!」",
"384000731_30": "「だが万が一にも本当だったらどうするッ!?」",
"384000731_31": "「罠だろうとなんだろうと、\\n 仲間たちのことを見捨てるわけにはいかない」",
"384000731_32": "「もしアタシたちなら……、\\n 絶対に助けに行くデスね」",
"384000731_33": "「行くしかないね」",
"384000731_34": "「なら全員で向かいましょうッ!\\n わたしたちが力をあわせればF.I.S.だってッ!」",
"384000731_35": "「簡単に言うなッ! 物資の調達とは違うッ!\\n 命がけの戦いになるんだぞッ」",
"384000731_36": "「だからこそよッ!\\n 少しでも戦力が必要でしょうッ」",
"384000731_37": "「その通りじゃないかナ?\\n この人たちなラ――」",
"384000731_38": "「――いいや、ダメだ」",
"384000731_39": "「どうしてッ!?」",
"384000731_40": "「これは、この世界の戦いだ。\\n 巻き込んで、死なせるわけにはいかないんだ」",
"384000731_41": "「でも……ッ!」",
"384000731_42": "「そうだネ……。\\n あなたたちが死んじゃったら、きっと後悔するヨ」",
"384000731_43": "「なんで巻き込んじゃったんだろうっテ。\\n だから甘えるのはダメだよネ……」",
"384000731_44": "「そうね。偽善なんて言ったことは謝るわ。\\n でも、ここまでにしておきなさい」",
"384000731_45": "「わたしたちの覚悟は分かっただろう?」",
"384000731_46": "「わたしが助けなければ、\\n わたしが強くあらねばならないんだ――ッ」",
"384000731_47": "「強く……。",
"384000731_48": " いいえ、ダメよ。待ちなさ――」",
"384000731_49": "「心配するな、これまでも3人で戦ってきたんだ、\\n 今回もやり遂げてみせるッ」",
"384000731_50": "「さあ――ノイズたちッ!」",
"384000731_51": "「ソロモンの杖ッ!」",
"384000731_52": "「あたしたちのことは忘れテッ!\\n 元の並行世界に帰ってヨッ」",
"384000731_53": "「美味しい食事をありがとう。",
"384000731_54": " さようなら」",
"384000731_55": "「ダメッ!\\n お願い待ってッ」",
"384000731_56": "「3人だけで行っちゃダメデスッ!」",
"384000731_57": "「くッ!\\n イズで足止めするつもりなのッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,32 @@
{
"384000732_0": "マリアたちが足止めをされている頃――",
"384000732_1": "「ネフィリムを追加投入しろッ!」",
"384000732_2": "「テロリストたちの放ったノイズを\\n 早く殲滅するんだ……ッ」",
"384000732_3": "「みんな、突入するぞッ!」",
"384000732_4": "「辺りのネフィリムはノイズが引きつけてるわッ! \\n 今の内にッ」",
"384000732_5": "「ここにみんなが……ッ!」",
"384000732_6": "「ようこそ……いいえ、おかえりなさいと言うべきでしょうね。\\n 私の装者たち」",
"384000732_7": "「ナスターシャッ!」",
"384000732_8": "「カルマイズを失ったあなたたちがF.I.S.の追手を振り切った。\\n その時点で通信が傍受されていることは予測していました」",
"384000732_9": "「フィクス・ルミナレスの強化を匂わせる通信を行えば、\\n きっと来てくれると思っていましたよ」",
"384000732_10": "「その口ぶり……やっぱり罠だったのねッ!」",
"384000732_11": "「だと思ったヨ、この嘘つきメッ!」",
"384000732_12": "「いいえ、嘘などついていません。\\n 聖遺物活性化実験は間違いなく行います」",
"384000732_13": "「な……に……ッ!?」",
"384000732_14": "「実験は行う。あなたたちが現れるなら捕らえる。\\n 一石二鳥の計画でしょう」",
"384000732_15": "「やっぱりみんなの命が……ッ!」",
"384000732_16": "「やらせないッ!\\n 絶対に止めてみせるッ」",
"384000732_17": "「ソフィア、小夜、ヘレン。\\n もう一度私のもとへ帰って来てはくれませんか」",
"384000732_18": "「なんだとッ!?\\n どういうつもりだッ」",
"384000732_19": "「ソフィア、あなたは新型LiNKERを使ったのですね」",
"384000732_20": "「ソロモンの杖の隠されたコマンドを引き出し、\\n カルマイズを制御してみせた」",
"384000732_21": "「もはやカルマノイズは存在しませんが、\\n 新たな可能性を見せてもらいました」",
"384000732_22": "「あなたたちを廃棄するという決定は誤りだと認めましょう。\\n F.I.S.に戻って来てはいただけませんか」",
"384000732_23": "「馬鹿なッ!\\n あの地獄に戻れだとッ」",
"384000732_24": "「ふざけないでヨッ!\\n そんな話を誰が聞くもんカッ」",
"384000732_25": "「協力していただけるなら、\\n 実験は中止としましょう」",
"384000732_26": "「――ッ!」",
"384000732_27": "「フィクス・ルミナレスに接続された、\\n 子供たちが死ぬことのないよう、配慮します」",
"384000732_28": "「…………」",
"384000732_29": "「決して悪い取り引きではないでしょう――。\\n いかがですか」"
}

View file

@ -0,0 +1,53 @@
{
"384000741_0": "「――わたしたちは、そんな取り引きなどしないッ!」",
"384000741_1": "「何か条件が不足しているでしょうか?」",
"384000741_2": "「どんな条件を出されたところで受け入れはしないッ!」",
"384000741_3": "「お前のように利用価値でしか、\\n 人を判断できない人間が信用できるものかッ」",
"384000741_4": "「今は都合のいいことを言っていても、\\n 期待を裏切ればすぐに排除するに違いないわッ」",
"384000741_5": "「約束を守るなんて欠片も思えないネッ!」",
"384000741_6": "「利用価値で人を判断することの何が悪だと言うのです。\\n 損得で物事に対処することの何が間違いだと言うのです」",
"384000741_7": "「どんな人間も、価値のある者が認められ、\\n 力を持つというルールから逃れられない」",
"384000741_8": "「私はその力を、\\n 世界の安寧のために行使しているのですよ」",
"384000741_9": "「この世界の平和をッ! 正義をッ!\\n 否定するつもりですかッ」",
"384000741_10": "「……それが、犠牲の上に成り立つものである以上、\\n わたしはあなたの正義を否定するッ」",
"384000741_11": "「…………」",
"384000741_12": "「まあ、いいでしょう。\\n 多少手間が増えるだけのことです」",
"384000741_13": "「ネフィリムの分体かッ!」",
"384000741_14": "「なんて数なの……ッ!」",
"384000741_15": "「私の提案を拒もうと、\\n 結果は変わりませんッ」",
"384000741_16": "「あなたたちも、子供たちも皆、\\n 私の力となるのです……ッ」",
"384000741_17": "「やっぱり約束を守る気なんてなかったんだネッ!」",
"384000741_18": "「わたしたちだけじゃない、仲間たちのこともッ!」",
"384000741_19": "「平和のために行えることは全て行う。\\n それが私の使命なのです」",
"384000741_20": "「そして、私に仇為そうとするあなたたちは、\\n 世界の敵です」",
"384000741_21": "「言っただろう。\\n 大切なものを護るためならば、わたしたちは悪にでもなるッ」",
"384000741_22": "「この期に及んでノイズだけですか。\\n 並行世界の装者たちは本当にいい働きをしてくれました」",
"384000741_23": "「さあ、ネフィリムたちッ!\\n イズを制圧しなさい……ッ」",
"384000741_24": "「ノイズが、どんどんやられていくわッ!」",
"384000741_25": "「数が違いすぎるんだヨ……ッ!」",
"384000741_26": "「うッ、あああッ!?」",
"384000741_27": "「……哀れですね」",
"384000741_28": "「ま、まだだ……ッ!\\n もっとイズを……ッ」",
"384000741_29": "「ッ、うああああッ!?」",
"384000741_30": "「一度は廃棄されたあなたたちが、\\n 私に勝てるとでも思いましたか」",
"384000741_31": "「ですが安心してください、その生命は決して無駄にはしません。\\n 全てを平和と正義のために使うと約束します」",
"384000741_32": "「そんなもの、わたしたちは求めていない……ッ!\\n 犠牲を強いる正義なんて……ッ」",
"384000741_33": "「……わたしたちが望んでいるのはッ!\\n 仲間たちと笑い合う明日だけ……ッ」",
"384000741_34": "「諦めなイ……ッ! 助けるんダ……ッ!\\n もう一度みんなト……ッ」",
"384000741_35": "「助ける、護ると叫んだところで、\\n あなたたちの願いなど、世界の誰も認めはしません」",
"384000741_36": "「それでも……救いたい人がいるんだ……\\n 世界に抗ってでも助けたい仲間がいるんだ……」",
"384000741_37": "「わたしは最後まで手を伸ばすッ!\\n みんなに、届くまで……ッ」",
"384000741_38": "「何度無駄だと言えば――」",
"384000741_39": "「無駄なんかじゃないわ」",
"384000741_40": "「――あなたの手が届かないのなら、\\n わたしがその手を取る」",
"384000741_41": "「――ッ!?」",
"384000741_42": "「1人では届かなくても、3人では足りなくても\\n こうして誰かと手を繋げばッ」",
"384000741_43": "「……どうして……」",
"384000741_44": "「もっともっと先へ、手が届くんデスッ!」",
"384000741_45": "「来て、くれたノ……ッ!?」",
"384000741_46": "「並行世界のシンフォギア装者ッ!?」",
"384000741_47": "「一体何をしに来たのですッ!?」",
"384000741_48": "「この胸の想いに従ってッ!」",
"384000741_49": "「伸ばされたこの手を、\\n 取りに来たデスッ」",
"384000741_50": "「そのためならば、\\n たとえ悪とそしられようと構わないッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,34 @@
{
"384000811_0": "胸の歌は奪えない",
"384000811_1": "「ぐ……うう……」",
"384000811_2": "「大丈夫よ。\\n 立ち上がらなくてもいい」",
"384000811_3": "「ダメ……だ……。\\n わたしたちも――」",
"384000811_4": "「いいのよ」",
"384000811_5": "「言葉にしなくても分かってる。\\n だってあなたたちは、わたしたちだから」",
"384000811_6": "「ソフィア、小夜、ヘレン。\\n あなたたちの気持ちは受け取ったよ」",
"384000811_7": "「みんなの分まで戦うデス。\\n 頼ってほしいデスよ」",
"384000811_8": "「…………」",
"384000811_9": "「わたしの代わりに、\\n これを持っていてくれ……」",
"384000811_10": "「アガートラームの、\\n コンバーターユニット……ッ」",
"384000811_11": "「シュルシャガナを……ッ!」",
"384000811_12": "「イガリマも一緒ニッ!」",
"384000811_13": "「分かった。\\n みんなで戦おうッ」",
"384000811_14": "「勝ったあとで、これを返すデスッ!」",
"384000811_15": "「茶番はもう結構です」",
"384000811_16": "「ナスターシャ所長ッ!」",
"384000811_17": "「並行世界の装者たち……あなたたちはカルマノイズを倒し、\\n 自分の並行世界を救うために来たと聞いていましたが」",
"384000811_18": "「彼女たちを護り、私たちF.I.S.の前に立ちふさがる、\\n その意味が分かっているのですかッ」",
"384000811_19": "「我々こそが正義ッ!\\n 私が世界の平和を護っているのですよッ」",
"384000811_20": "「あなたが平和を護っていることを、否定したりはしない。\\n ――けれどッ」",
"384000811_21": "「わたしたちのマムは、最期までみんなが傷つかない道を探した。\\n それでも犠牲になるたった人に、自らを選んだッ」",
"384000811_22": "「ナスターシャ所長、あなたが正義なのだとしてもッ!!\\n それを世界が認めているのだとしてもッ」",
"384000811_23": "「それが他者に犠牲を強いるものならッ!\\n それを当然と言うのならッ」",
"384000811_24": "「アタシたちは絶対に認めないデスッ!」",
"384000811_25": "「世界の敵となると言うのですかッ!\\n 並行世界のシンフォギア装者ッ」",
"384000811_26": "「世界の敵と憎まれようとッ!\\n 平和を乱す悪だとそしられようとッ」",
"384000811_27": "「わたしたちはこの胸の想いに従うッ!」",
"384000811_28": "「……あなたたちシンフォギア装者が敵となる。\\n その危険性は常に想定していました」",
"384000811_29": "「だからこうして、\\n 準備を怠らなかったッ」",
"384000811_30": "「さあネフィリムッ!\\n その真の力を見せなさいッ」",
"384000811_31": "「なッ!?\\n まさか、既に――ッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,30 @@
{
"384000821_0": "「あなたたちが敵になることは想定済み。\\n データの収集は万全です」",
"384000821_1": "「強化されたネフィリムは装者の力を大きく超える。\\n 抗えるとは思わないことですッ」",
"384000821_2": "「――――――ッ!」",
"384000821_3": "「この圧迫感ッ、ナスターシャの自信は、\\n 虚勢じゃなさそうねッ」",
"384000821_4": "「なんて大きさッ!\\n これが分体を生み出していた、ネフィリムの母体デスかッ」",
"384000821_5": "「捕まったらギアごと捕食される……ッ!」",
"384000821_6": "「その通りですッ! \\n あなたたちのシンフォギアもまた、平和の糧としましょうッ」",
"384000821_7": "「ぐう――ッ!\\n 簡単に食べられると思ったら大間違いよッ」",
"384000821_8": "「抵抗は無意味ですッ! あなたたちのフォニックゲインは、\\n ネフィリムのエネルギーに遠く及ばないッ」",
"384000821_9": "「わたしたちの歌がデータで判断できると思わないでッ!」",
"384000821_10": "「この胸の歌はッ!\\n 大切な仲間たちと、マムと――ッ」",
"384000821_11": "「そして、願いを託してくれた、\\n この世界の装者たちの想いが繋いだ歌なんデスッ」",
"384000821_12": "「フッ、役立たずたちの想いが、\\n 一体なんの足しになるというのです」",
"384000821_13": "「――――ッ」",
"384000821_14": "「……確かにわたしは――」",
"384000821_15": "「役立たずなんかじゃないッ!」",
"384000821_16": "「ギアが纏えなくたって、力がなくたって、ソフィアには、\\n 絶対に仲間を助けるという信念があった」",
"384000821_17": "「それが、わたしたちの心を動かしたのよッ!」",
"384000821_18": "「マリア……」",
"384000821_19": "「フフ、初めて名前を呼んでくれたわね」",
"384000821_20": "「偽善だって、本当の善意だって、\\n そんなことはどっちでもいいのッ」",
"384000821_21": "「大切なのは、その想いを最後まで遂げる決意ッ!\\n わたしは、それを仲間から教わった……」",
"384000821_22": "「だから今度は、\\n 絶対にわたしがみんなを助けきってみせる……ッ」",
"384000821_23": "「……ッ!」",
"384000821_24": "「アタシたちを巻き込んだら、後悔するって言ってたデスね」",
"384000821_25": "「でも、後悔したっていいと思うんデス」",
"384000821_26": "「たとえ黒歴史になったって、それが本当の想いの結果なら、\\n 間違いなんかじゃないんデス……ッ」",
"384000821_27": "「間違いじゃなイ……」"
}

View file

@ -0,0 +1,32 @@
{
"384000822_0": "「攻撃が激しいッ!\\n このままじゃッ」",
"384000822_1": "「わたしが崩すわッ!\\n はああああッ」",
"384000822_2": "「今デスッ!!」",
"384000822_3": "「入ったッ!」",
"384000822_4": "「手応えバッチリデスッ!」",
"384000822_5": "「勝てない相手じゃない、これなら……」",
"384000822_6": "「な――ッ!?」",
"384000822_7": "「傷が……修復されていくデスッ!」",
"384000822_8": "「そんな……ッ!」",
"384000822_9": "「このネフィリムは、今までの分体とは訳が違います」",
"384000822_10": "「フィクス・ルミナレスとの、\\n エネルギーラインが確立されている」",
"384000822_11": "「すなわち、わざわざ果実を摂取する必要がないのですよ」",
"384000822_12": "「フィクス・ルミナレスが生み出すエネルギーが、\\n ネフィリムに常に力を与えているのですッ」",
"384000822_13": "「フィクス・ルミナレスのエネルギーで、\\n 傷を癒やしているのね……」",
"384000822_14": "「何がエネルギーだ……ッ!\\n その分みんなの命が削られているんだぞ……ッ」",
"384000822_15": "「ネフィリムが傷つくたびに、みんなの命がッ!」",
"384000822_16": "「このまま戦いが続いたラ、勝ったとしてモ……」",
"384000822_17": "「ど、どーするんデスッ!?\\n ネフィリムを傷つけちゃダメなんて打つ手がないデスよッ」",
"384000822_18": "「二度と回復することがないよう、\\n 一撃で終わらせる必要があるということね」",
"384000822_19": "「分かったッ!\\n 次の一撃で、全力をッ」",
"384000822_20": "「決めてやるデスッ!」",
"384000822_21": "「届けええええええッ!!!」",
"384000822_22": "「言ったでしょう?\\n 想定済みだと」",
"384000822_23": "「小型のネフィリムデスッ!」",
"384000822_24": "「防がれた――ッ!」",
"384000822_25": "「まずいわッ!\\n 体勢を立て直して――」",
"384000822_26": "「ダメッ!\\n 攻撃が来る――ッ」",
"384000822_27": "「うああああああああッ!?」",
"384000822_28": "「そんな……。",
"384000822_29": " みんな――――ッ!!」"
}

View file

@ -0,0 +1,44 @@
{
"384000831_0": "「ぐッ……身体が……」",
"384000831_1": "「もう抵抗する力もありませんか。\\n 心は折れずとも、限界なのは明白ですね」",
"384000831_2": "「しかし――心底愚かですね。\\n 自ら勝ちの目を捨てるとは」",
"384000831_3": "「どういう……ことだッ!?」",
"384000831_4": "「子供たちの命を吸い尽くすまで攻撃を続ければ、\\n 彼女たちにも勝つ可能性は残されていたということです」",
"384000831_5": "「同じ世界を護る者でありながら、他者への甘さで敗北するとは。\\n 私の信念には全く及ばないようですね」",
"384000831_6": "「違うッ! 彼女たちは強いッ!\\n お前なんかより、ずっとッ」",
"384000831_7": "「あたしたちの仲間を護ろうとしてくれたんだヨッ!」",
"384000831_8": "「まだ終わってないわ。\\n まだ、きっと……」",
"384000831_9": "「ですが、このままでは目的を達成することはできない」",
"384000831_10": "「甘さを持った者の弱さです。\\n 覚悟なくして正義は為せないのですよ」",
"384000831_11": "「覚悟だったら、わたしたちにだってッ!\\n ナスターシャ、お前とは違う覚悟が――ッ」",
"384000831_12": "「うん、胸の中にはこんなにも想いが溢れている」",
"384000831_13": "「そうだヨッ!\\n まだこの胸に、歌があるのなラ――ッ」",
"384000831_14": "「お願いよッ!」",
"384000831_15": "「どうかあの人たちにッ!」",
"384000831_16": "「みんなに力をッ!」",
"384000831_17": "「これは……歌ッ!?\\n まだ楯突こうというのですか」",
"384000831_18": "「――違う。\\n これはわたしたちの歌じゃないッ」",
"384000831_19": "「ソフィアの、小夜の、ヘレンの歌デスッ!」",
"384000831_20": "「あなたは、あの子たちの<ruby=想い>歌</ruby>まで奪えてはいなかったッ!!」",
"384000831_21": "「ネフィリムッ!? どうしたというのですッ!?\\n これは、ネフィリムへのエネルギー供給が止まっているッ」",
"384000831_22": "「フィクス・ルミナレスがモルモットたちの\\n エネルギーを吸い上げられていないというのですかッ」",
"384000831_23": "「分かるデス。みんなも、あの3人の歌を聴いたんデスね。\\n そしてその歌に、応えようとしてるデス……」",
"384000831_24": "「そんなみんなの想いがフォニックゲインになって、\\n わたしたちに伝わってくる……ッ」",
"384000831_25": "「優しくて、あたたかい気持ちデスッ!\\n 命を削られながらも誰かを思いやれる、本当の強さデスッ」",
"384000831_26": "「――みんなの想いが、命がッ!\\n この胸に溢れているッ」",
"384000831_27": "「フィクス・ルミナレスに繋がれたモルモットに、\\n 既に意識はないはずですッ」",
"384000831_28": "「それが、歌に反応したなどと……ッ!」",
"384000831_29": "「まだこの胸に歌はある……想いは届くッ!\\n アガートラームッ」",
"384000831_30": "「わたしたちの歌を、どうか力にッ!\\n シュルシャガナッ」",
"384000831_31": "「お願い、力を貸しテッ!\\n イガリマッ」",
"384000831_32": "「シンフォギアの起動反応ッ!?\\n しかしギアはすでに纏っているはずッ」",
"384000831_33": "「1つではない……ギアの反応が重なっているッ!?\\n 何が起こっているというのですッ」",
"384000831_34": "「あの子たちのギアが応えてくれたッ!\\n わたしたちに力を貸してくれるッ」",
"384000831_35": "「これは、デュオレリックッ!\\n でも、ギアの反発がない……ッ」",
"384000831_36": "「反発どころかシンクロしてるみたいデスッ!」",
"384000831_37": "「シンフォギアとシンフォギアが重なって、\\n どこまでも力を増していく……ッ」",
"384000831_38": "「フォニックゲインの爆発が止まらないッ!\\n ありえない、ありえませんッ」",
"384000831_39": "「この力はッ!\\n 一体なんなのですかッ」",
"384000831_40": "「これが歌の力ッ!」",
"384000831_41": "「彼女たちの歌の、本当の力よッ!」"
}

View file

@ -0,0 +1,30 @@
{
"384000911_0": "決意と愛の旋律",
"384000911_1": "「2つのシンフォギアを同時に纏うッ!?\\n そんな馬鹿な話がッ」",
"384000911_2": "「そんなことが起こるはずがありません。\\n 理屈が通らないッ」",
"384000911_3": "「歌を理屈で説明なんてできるはずがないデスッ!」",
"384000911_4": "「ギアとギアを、歌と歌を、想いと想いを重ね合わせた、\\n デュオレリックのエクスドライブッ」",
"384000911_5": "「ナスターシャッ! \\n これがあなたが切り捨てた者たちの力よッ」",
"384000911_6": "「くッ……それでもッ!\\n 私のネフィリムに届くと思わないことですッ」",
"384000911_7": "「さあ行きなさいネフィリムッ!\\n 歌の力など、甘い幻想など、打ち砕いてやるのですッ」",
"384000911_8": "「……ネフィリム?\\n どうしたのです なぜ動かないッ」",
"384000911_9": "「――――――ッ!」",
"384000911_10": "「ネフィリムが触手をッ!?」",
"384000911_11": "「F.I.S.本部の方に伸ばしてるデスッ!\\n どうなってるんデスかッ」",
"384000911_12": "「こっちにも来てるわッ!\\n 迎撃してッ」",
"384000911_13": "「こんな闇雲な攻撃……、\\n どういうことなのッ」",
"384000911_14": "「必死に手を伸ばしてたみたいデス、\\n お腹が減ってるんデスかね」",
"384000911_15": "「……そうよ、ネフィリムは今まで、\\n フィクス・ルミナレスからエネルギーを得ていたはず」",
"384000911_16": "「けれどそのエネルギーは今、\\n わたしたちに力を貸してくれている」",
"384000911_17": "「じゃあ、エネルギーを補うために、\\n F.I.S.の聖遺物を捕食しようとッ!?」",
"384000911_18": "「所長ッ、保管セクションからの緊急通信ですッ!\\n 収容された聖遺物の反応が消失していますッ」",
"384000911_19": "「あなたが吸収しているのですか、ネフィリム……ッ!」",
"384000911_20": "「それでいい。\\n 全てを食らい尽くし、装者たちを滅ぼしなさいッ」",
"384000911_21": "「さらに大きくなっていくデスよッ!?」",
"384000911_22": "「ネフィリムの本当の力……ッ!」",
"384000911_23": "「そう、これが正義の力ッ! \\n 世界の敵を誅する者ッ」",
"384000911_24": "「さあシンフォギア装者たち。\\n 私の正義に屈するのです……ッ」",
"384000911_25": "「そう簡単にッ!」",
"384000911_26": "「思い通りにはならないデスッ!」",
"384000911_27": "「あなたの歪んだ正義を、\\n 終わらせるわよ、ナスターシャッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,51 @@
{
"384000912_0": "「引き裂いて、シュルシャガナッ!」",
"384000912_1": "「断ち切るデス、イガリマッ!」",
"384000912_2": "「穿ちなさい、アガートラームッ!!」",
"384000912_3": "「すごいッ!\\n ネフィリムにダメージが入っている……ッ」",
"384000912_4": "「くッ、この程度で……」",
"384000912_5": "「所長、大変ですッ!\\n ネフィリム内部のエネルギーが上昇を続けていますッ」",
"384000912_6": "「理論上の限界点を突破ッ!\\n 暴走状態ですッ」",
"384000912_7": "「まさか――聖遺物の過剰吸収で、\\n エネルギーが制御できていないのですかッ」",
"384000912_8": "「臨界状態に近づいていますッ!\\n このままでは飽和したエネルギーが大爆発を起こすと推測ッ」",
"384000912_9": "「世界を護る力が……ネフィリムが……、\\n 人に害を為すというのですか……ッ」",
"384000912_10": "「爆発寸前のネフィリム……」",
"384000912_11": "「確か、前にもこんなことがあったデスね」",
"384000912_12": "「うん、フロンティアのコアを吸収して、\\n 熱暴走を起こしていた」",
"384000912_13": "「あの時は――」",
"384000912_14": "「ええ、わたしたちは、\\n 既にその対処方法を知っているわッ」",
"384000912_15": "「ネフィリムの爆発など、どうすれば止まるんだッ!?」",
"384000912_16": "「ここで爆発したら、わたしたちも、\\n 仲間たちも……」",
"384000912_17": "「手を貸してくれたあの子たちも巻き込んじゃうヨッ!」",
"384000912_18": "「誰も護れないのか……みんな失うのか……?」",
"384000912_19": "「ここまで来て……」",
"384000912_20": "「諦めちゃダメよッ!」",
"384000912_21": "「もう一度、あなたたちの力を貸してッ!」",
"384000912_22": "「みんなの協力が必要なんデスッ!」",
"384000912_23": "「装者たち……まだ諦めていないんだな……」",
"384000912_24": "「できることならなんだってやるわッ、でもッ!」",
"384000912_25": "「あたしたちにできることがあるノ?」",
"384000912_26": "「ソロモンの杖デスッ!」",
"384000912_27": "「その杖はノイズを生み出す聖遺物じゃないッ!\\n バビロニアの宝物庫からイズを呼び出す鍵ッ」",
"384000912_28": "「あなたたちの力でゲートを開いてッ!\\n そうしたら、わたしたちがネフィリムを叩き込むわッ」",
"384000912_29": "「しかし、もう新型LiNKERもない……」",
"384000912_30": "「シンフォギアも纏えないわたしたちに、\\n ゲートを開くなんてことが可能なのか……」",
"384000912_31": "「必ずできるわッ!」",
"384000912_32": "「なぜ言い切れるんだッ! \\n どうしてそんな風に信じられるッ」",
"384000912_33": "「だってあなたたちには、歌があるッ!」",
"384000912_34": "「歌が……」",
"384000912_35": "「このギアを通じて、あなたたちの歌が伝わってくるッ!」",
"384000912_36": "「仲間を、希望を、\\n 未来を思うあなたたちの歌がッ」",
"384000912_37": "「みんなの歌を信じてるデスッ!」",
"384000912_38": "「分かった。\\n わたしも、みんなを信じている。やってみよう」",
"384000912_39": "「わたしたちの手で仲間たちを助けるのよッ!」",
"384000912_40": "「大丈夫、まだ立ち上がれるヨッ!」",
"384000912_41": "「頼んだわよ。\\n みんなを救うためにッ」",
"384000912_42": "「2人とも……ここまでついてきてくれて、ありがとう」",
"384000912_43": "「最期みたいに言わないでヨ。\\n まだまだ付きまとうからネ」",
"384000912_44": "「あなたみたいに無茶をする人を放ってはおけないわ。\\n 他のみんなだって、きっとそう言う」",
"384000912_45": "「……そうだな。\\n 弱いわたしには、これからもみんなが必要だ」",
"384000912_46": "「一緒に、ソロモンの杖を握ってくれッ!」",
"384000912_47": "「分かったわッ!」\\n「任せてヨッ」",
"384000912_48": "「<size=40>開けえええええッ!!</size>」"
}

View file

@ -0,0 +1,35 @@
{
"384000921_0": "「ゲートが……開いたヨッ!」",
"384000921_1": "「このまま維持するんだ、絶対に閉じるなッ!」",
"384000921_2": "「みんな、お願い……ネフィリムをッ!」",
"384000921_3": "「宝物庫のゲートが開いたッ!」",
"384000921_4": "「あとはネフィリムを叩き込めば……ッ!」",
"384000921_5": "「待つのです……ッ!!」",
"384000921_6": "「ナスターシャ所長……」",
"384000921_7": "「ネフィリムはこの世界を護る力ッ! 平和の要ッ!\\n このまま消滅させるなど、あってはなりませんッ」",
"384000921_8": "「平和どころか、このままではあたり一面を\\n 焼け野原にしてしまうのよッ」",
"384000921_9": "「私がそんなことはさせません。\\n いえ、最悪そうなったとしても――ッ」",
"384000921_10": "「ネフィリムのコアさえ残れば、再現は可能ですッ!\\n その方がこの世界のためになるはずです」",
"384000921_11": "「それともあなたたちはまだ、全部を救うなどという\\n 理想論を語るのですかッ」",
"384000921_12": "「――ええ、その通りよ」",
"384000921_13": "「馬鹿な……それがあなたたちの正義だとッ!?」",
"384000921_14": "「正義なんかじゃないデス。\\n ここにあるのはアタシたちの想いだけデス」",
"384000921_15": "「あの子たちを助けたい。力になりたい。\\n その想いを世界が認めなくても、諦めたりしない」",
"384000921_16": "「自分の想いに嘘はつけない。\\n 誰かに悪だと言われても、世界を敵にまわしても」",
"384000921_17": "「それがマムから教えられたこと。\\n 想いを貫くということッ」",
"384000921_18": "「なぜです……。\\n 同じナスターシャに育てられたのでしょうッ」",
"384000921_19": "「なのになぜ、私に逆らうのです。\\n なぜ……ッ」",
"384000921_20": "「あなたとマムは違うわ、ナスターシャ所長」",
"384000921_21": "「……ッ!?」",
"384000921_22": "「マムの強さは、迷わない強さなんかじゃなかった」",
"384000921_23": "「進む道に迷い、ためらい、苦しんで。\\n それでも信念を貫く、それがマムの強さだったわ」",
"384000921_24": "「マムの優しさは、都合のいい相手だけに、\\n 向けるものじゃなかったデス」",
"384000921_25": "「アタシたちの想いがどんな形であっても、認めて、育てて、\\n 貫けるように支えてくれるのがマムの優しさだったデス」",
"384000921_26": "「マムの賢さは犠牲の数を計算する賢さじゃない」",
"384000921_27": "「何が最善かをいつまでも考え続け、\\n 人の犠牲も出さない道を探すのがマム」",
"384000921_28": "「マムの愛は今もわたしたちを護ってくれている」",
"384000921_29": "「迷った時、苦しんだ時、そっと背中を押してくれるデス」",
"384000921_30": "「マムの愛を胸に、わたしたちはこの想いに準じる」",
"384000921_31": "「この歌は……この力は……ッ!?」",
"384000921_32": "「そして、大切なもののためにもがき、苦しむ誰かを、\\n わたしたちの決意と愛で、救ってみせる――ッ」"
}

View file

@ -0,0 +1,48 @@
{
"384000922_0": "「これは、アタシとあの子、2人分の攻撃デスッ!」",
"384000922_1": "「ザババの双刃×双刃で、\\n 叩き込む――ッ」",
"384000922_2": "「どんなもんデス……ッ!」",
"384000922_3": "「あとは頼んだよ、マリア」",
"384000922_4": "「ええッ! セレナと、ソフィア。\\n 人から受け取ったアガートラームで……ッ」",
"384000922_5": "「――――ッ!?」",
"384000922_6": "「ネフィリムが宝物庫へ押し込まれていく……ッ!」",
"384000922_7": "「もう少し、もう少しだヨッ!」",
"384000922_8": "「ゲートを維持するのよッ! \\n 手を離さないでッ」",
"384000922_9": "「ネフィリムが入り次第ゲートを閉じるッ! \\n まだ気を失うなッ」",
"384000922_10": "「……いいえ、閉じるのは今ですよ、元装者たち」",
"384000922_11": "「ナスターシャッ!?」",
"384000922_12": "「それは、銃ッ!?」",
"384000922_13": "「さあ、杖を渡しなさい。\\n さもなくば、あなたたちの頭に穴が開きます」",
"384000922_14": "「いまさらわたしたちが、\\n 銃ごときで怯えるとでも」",
"384000922_15": "「たとえ撃たれたって離したりしないからネッ!」",
"384000922_16": "「下らない精神論は聞き飽きましたッ!\\n そんなボロボロの身体で抵抗などできるものですかッ」",
"384000922_17": "「ぐッ、うあッ!」",
"384000922_18": "「ソフィアッ!?」",
"384000922_19": "「大丈夫、致命傷じゃないッ!\\n でも――ッ」",
"384000922_20": "「ソロモンの杖は返してもらいましたよッ!」",
"384000922_21": "「早く、ソロモンの杖でこのゲートを閉じて、\\n 地下シェルターに避難しなくては……ッ」」",
"384000922_22": "「――ッ!?」",
"384000922_23": "「ネフィリムの触手ッ!\\n どうして私をッ」",
"384000922_24": "「ソロモンの杖もまた聖遺物。\\n 不用意に近づいたからだ……」",
"384000922_25": "「最後の力で私ごと捕食しようとッ!?」",
"384000922_26": "「そんな……やめなさいネフィリムッ!\\n 私が分からないのですかッ」",
"384000922_27": "「ソフィアッ!\\n 私を助けなさいッ 私は――」",
"384000922_28": "「……それはできない。",
"384000922_29": " ただ、ソロモンの杖だけは返してもらうよ」",
"384000922_30": "「ああああああッ!?」",
"384000922_31": "「私には世界を護る使命がッ!\\n この私を失えば平和も失われるのですよッ」",
"384000922_32": "「ナスターシャ所長が、\\n ネフィリムと一緒に宝物庫に落ちていくデス……」",
"384000922_33": "「……もう、間に合わない」",
"384000922_34": "「――ッ!",
"384000922_35": " さようなら、並行世界のナスターシャ」",
"384000922_36": "「私はこの世界のために全てを投げ出してきた。\\n なのに、どうして、どうして……ッ」",
"384000922_37": "「ゲートを閉じなければッ!」",
"384000922_38": "「急いでッ!\\n ネフィリムが爆発する前にッ」",
"384000922_39": "「ノイズも、ネフィリムもッ!\\n この世界には必要ないッ 全部一緒に連れて行けッ」",
"384000922_40": "「わたしたちも、仲間たちも、それ以外の誰かもッ!\\n 犠牲にする必要のない世界のためにッ」",
"384000922_41": "「飛べ、ソロモンの杖――ッ!」",
"384000922_42": "「投げ込メエェェッ!!」",
"384000922_43": "「間に合った、デス……?」",
"384000922_44": "「うん。\\n ボロボロだけど、みんな生きてる」",
"384000922_45": "「今度こそ本当に、任務達成ね……」"
}

View file

@ -0,0 +1,41 @@
{
"384001011_0": "それぞれの世界で",
"384001011_1": "「じゃあ子供たちは、\\n みんな無事だったのね」",
"384001011_2": "「ああ、衰弱はしているが命に別状はないそうだ」",
"384001011_3": "「よかった、本当に……」",
"384001011_4": "「健康状態が戻り次第、みんなは、\\n 再度F.I.S.で保護されることになった」",
"384001011_5": "「あなたたち、これからもF.I.S.に残るの?」",
"384001011_6": "「ああ、わたしたち家族はいつまでも一緒だ」",
"384001011_7": "「みんなで一緒にいるためにF.I.S.を\\n 利用してやるんだヨッ」",
"384001011_8": "「でも大丈夫デスか?\\n また、酷いことをされたら……」",
"384001011_9": "「あの一件でナスターシャの計画が世間に流出して、\\n 国はナスターシャに一切の罪をなすりつけたわ」",
"384001011_10": "「でも、そのおかげでF.I.S.に非難が集まっている。\\n F.I.S.の闇はきっと、一掃されるでしょうね」",
"384001011_11": "「これ以上子供たちが犠牲となる事態は、\\n この世界が許さないでしょうから」",
"384001011_12": "「みんなの敵だった世界が、今度は味方に……」",
"384001011_13": "「手の平返しデスかッ!\\n 都合のいい話デスねッ」",
"384001011_14": "「なんだっていいヨ。\\n みんなで一緒にいられるのならネ」",
"384001011_15": "「……そうデスね。\\n 家族で一緒にいられることが一番デス」",
"384001011_16": "「ああ。それに、これからはわたしたちが中心になって、\\n 異端技術の力が独善的に使われないよう管理していきたい」",
"384001011_17": "「ノイズが出現しなくなり、\\n そのようなことは起こらないと思いたいが……」",
"384001011_18": "「とにかく、みんなの命が助かったのも、\\n 共に過ごせるようになったのも、全てがお前たちのおかげだ」",
"384001011_19": "「改めて礼を言わせてくれ。\\n 本当に感謝している」",
"384001011_20": "「礼なんて要らないわ。\\n それに、救われたのはこちらの方よ」",
"384001011_21": "「あの日に助けられたわたしたちが、\\n こうして誰かを助けることができた」",
"384001011_22": "「今までやって来たことは、\\n 無駄じゃなかったって思えるデスッ」",
"384001011_23": "「……今度は、わたしたちの番だな」",
"384001011_24": "「お前たちは、元の並行世界に戻るんだろう?」",
"384001011_25": "「ええ。わたしたちにも護りたい人と、\\n 護るべき世界があるの」",
"384001011_26": "「そうか……」",
"384001011_27": "「そういえば、\\n 最後につだけ聞きたいデスッ」",
"384001011_28": "「どうしたノ?」",
"384001011_29": "「3人のシンフォギアは、あの後どうしたデス?」",
"384001011_30": "「――あれは、処分した」",
"384001011_31": "「――ッ!」",
"384001011_32": "「もうノイズは現れない。ネフィリムも消えた。\\n アガートラームはわたしには必要ないんだ」",
"384001011_33": "「最期まで力を貸してくれたこと、\\n 忘れないわ。シュルシャガナ――」",
"384001011_34": "「イガリマの力がなくてモ、\\n あたしたちは平和を護ってみせるヨ」",
"384001011_35": "「シンフォギアの必要ない世界……」",
"384001011_36": "「この世界はきっとそうなっていくわ。\\n 誰かを犠牲にするんじゃない、みんなが共に戦う世界に」",
"384001011_37": "「一緒に戦ったみんなを信じるデスッ!」",
"384001011_38": "「ええ。わたしたちは帰りましょう。\\n ――仲間の元へ」"
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"384001111_0": "天上の母よ",
"384001111_1": "「装者3名、帰還したわッ!」",
"384001111_2": "「任務完了デスッ!」",
"384001111_3": "「全員無事に戻りました」",
"384001111_4": "「事後処理はしっかりと終わらせたようだな?」",
"384001111_5": "「ええ。\\n わたしたちなりに、やり切ったつもりよ」",
"384001111_6": "「お前たち、よく頑張ったな」",
"384001111_7": "「アタシたちの力だけじゃ、きっと勝てなかったデス」",
"384001111_8": "「F.I.S.と戦っているみんなの力、\\n この世界のみんなから、今までに受け取った想い……」",
"384001111_9": "「そしてマムの愛がなければ、\\n きっとわたしたちも倒れていたわ……」",
"384001111_10": "「自らの想い、そして託された想いを胸に戦うのが戦士だ。\\n ……一皮むけたな、お前たち」",
"384001111_11": "「任務ご苦労だった。\\n 今度こそ、ゆっくり休んでくれ」",
"384001111_12": "「アタシたち、少しはマムに、\\n 胸を張れる自分になったんデスかね」",
"384001111_13": "「分からない。でも、わたしたちが悩んでも、間違っても、\\n きっとマムは見守っていてくれると思う」",
"384001111_14": "「そうデスね、マムはきっと……」",
"384001111_15": "「…………」",
"384001111_16": "「さあ、湿っぽいのはここまでよッ!」",
"384001111_17": "「頑張って戦った分、力をつけないとねッ!\\n 今日はマムが好きだった肉料理にしましょうッ」",
"384001111_18": "「やったッ!」  ",
"384001111_19": "「お醤油味で、いただくデスッ!」",
"384001111_20": "(マムから受け取った想いは、今もこの胸にある)",
"384001111_21": "(マムが繋いでくれたこの世界を、\\n これからも自分らしく生きていくわ",
"384001111_22": "(だからずっと見守っていて、マム――)",
"384001111_23": "「ありがとう、お母さん」"
}