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{
"387000911_0": "あしたのヒカリ",
"387000911_1": "「グゥアァァァァッ!?」",
"387000911_2": "「おっと、失礼しました」",
"387000911_3": "「あたしはもうヒーローにはなれないし、\\n なろうとも思いませんので……」",
"387000911_4": "「今のが最後のヒーローキックということでッ!」",
"387000911_5": "「明日香ちゃんッ!\\n 久しぶりに見たよ、あのキックッ」",
"387000911_6": "「化け物にしっかり通じたのは初めてですッ!\\n 自信になりますねッ」",
"387000911_7": "「いい蹴りだったよ、明日香。\\n はじめまして、かな」",
"387000911_8": "「いいえ、イシムの中から薄っすらと見えていました。\\n もう人のヒビキ先輩」",
"387000911_9": "「あなたの気持ち……すごく重くて、真剣で。\\n だからこそ、逃げたくないって思えました」",
"387000911_10": "「そして響先輩の優しくて強い言葉で、\\n もう一度自分の気持ちを思い出せました」",
"387000911_11": "「本当にありがとうございます。\\n 絶望に囚われていたあたしを助けてくれてッ」",
"387000911_12": "「明日香さんが戻ってきてくれた……ッ!",
"387000911_13": " ですが、このデータはいったいどういうことなんでしょう」",
"387000911_14": "「明日香さんから観測される情報の全てが、\\n 人ではなく、聖遺物であることを示しています」",
"387000911_15": "「響さんのような融合症例ではありません。\\n 身体が聖遺物そのもので構成された、人間……」",
"387000911_16": "「それも、この数値はオケアノス。イシムが用いていた聖遺物……",
"387000911_17": " ということは、まさかッ!」",
"387000911_18": "「明日香さんがオケアノスの一部を奪い取り、\\n 精神を憑依させているんですかッ」",
"387000911_19": "「響さんッ! ヒビキさんッ!\\n 聞こえますかッ」",
"387000911_20": "「イシムと分離した明日香さんから、\\n 聖遺物オケアスの反応がありますッ」",
"387000911_21": "「明日香ちゃんがオケアノスをッ!?」",
"387000911_22": "「もしも明日香さんがオケアノスを奪い取ったのなら、\\n 再びギアを纏うことも可能かもしれませんッ」",
"387000911_23": "「響、試してみようッ!」",
"387000911_24": "「Balwisyall Nescell gungnir tron――」\\n「エレクライト、スイッチオンッ」",
"387000911_25": "「ダメだ、やっぱり反応しない……」",
"387000911_26": "「ごめんなさい。2人のギアは、\\n わたしの力じゃ……」",
"387000911_27": "「明日香ァァァァ……ッ!\\n このわたくしを足蹴にしましたわねッ」",
"387000911_28": "「うわっと、戻ってきちゃいましたッ!」",
"387000911_29": "「くッ、イシム……ッ!」",
"387000911_30": "「いいでしょう、明日香ッ!\\n あなたがそこまで拒むというなら、もう容赦はしませんッ」",
"387000911_31": "「あなたという足枷から完全に開放されたわたくしは、\\n 今まで抑えていた真の力を発揮できるッ」",
"387000911_32": "「もはや人類も明日香も、\\n 諸共に滅ぼしてくれますわッ」",
"387000911_33": "「くッ、でも変身には少し時間がかかるのがお約束。\\n 今しかチャンスはありませんッ」",
"387000911_34": "「先輩たち、聞いてください。あたしはイシムから、\\n オケアスの一部を奪い取ってやりました」",
"387000911_35": "「でもほとんどはイシムに支配されていて、\\n 流れに干渉する力は奪えなかったんです」",
"387000911_36": "「だから2人のギアをそのまま起動することは、\\n あたしの力じゃできそうにありません」",
"387000911_37": "「そういうことか……。\\n ならどうにかしてイシムを撃退しないと……」",
"387000911_38": "「そこで提案ですッ! あたしが奪い取った一部分を使って、\\n 僅かな可能性に賭けてみませんかッ」",
"387000911_39": "「可能性……ッ!?\\n 何か別の方法があるのッ」",
"387000911_40": "「はいッ! 動かないギアを復活させるために、\\n 過去の人の想いを借りるんですッ」",
"387000911_41": "「過去のッ!? \\n そんなことが可能なんて……ッ」",
"387000911_42": "「あたしが扱えるのは、オケアノスのほんの一部分。\\n イシムの知らない機能だけなんですが」",
"387000911_43": "「それが、時の流れに干渉する機能なんです」",
"387000911_44": "「時の流れ――ッ! <ruby=みらい>未来</ruby>と、この世界を繋いだ、\\n あのゲートを開いた力ッ」",
"387000911_45": "「あれはオケアノスに元々ある機能じゃないんです。",
"387000911_46": " 絶望の中で死を願うあたしが作り出した、いわば拡張機能ッ!」",
"387000911_47": "「つまりイシムの知らない力なんですッ!\\n これなら向こうの思惑も超えられるかもしれませんッ」",
"387000911_48": "「時間の流れに介入するなんて、とてつもない力だね。",
"387000911_49": " でもそれが可能なら、停止する前の状態に戻してくれれば……」",
"387000911_50": "「それが今のあたしでは、2人のギアをマーカーにして、\\n 『過去に残された想い』を呼び出すぐらいが限界で……」",
"387000911_51": "「残された……想いを……?」",
"387000911_52": "「だから賭けなんです。\\n 誰のどんな想いに届くのか、あたしにもわからないので……」",
"387000911_53": "「それでもあたしは信じたいんです。\\n 先輩たちの背負ってきた想いは、必ず力を貸してくれるってッ」",
"387000911_54": "「……やろう、響」",
"387000911_55": "「うん。どれだけ小さくても、\\n 可能性があるなら挑もうッ」",
"387000911_56": "「それにわたしは……、\\n この力、ガングニールが繋いできた想いを信じたいッ」",
"387000911_57": "「では、いきますッ!",
"387000911_58": " ――お願い、オケアノスッ!」",
"387000911_59": "「奏さん――ッ!?」"
}