{ "399000611_0": "迷わず進み、託すのは", "399000611_1": "「ちょっと、どうしちゃったのよプレラーティッ!?", "399000611_2": " あーしたちはあなたを探しに来たのッ!」", "399000611_3": "「サンジェルマンは、あの王様気取りは、\\n 捕まってる村の人はどうしたのッ!?」", "399000611_4": "「…………」", "399000611_5": "「なんとか言いなさいよッ! もうッ!」", "399000611_6": "「……やつが知っているとは限らないな」", "399000611_7": "「え……?」", "399000611_8": "「ドラウプニルの存在を忘れたか?」", "399000611_9": "「――ッ!? まさか複製のプレラーティッ!?", "399000611_10": " でも……確かめる方法なんてないわよッ!」", "399000611_11": "「ドラウプニルまでたどり着いているワケダね。", "399000611_12": " だが――ごちゃごちゃとうるさいワケダッ!」", "399000611_13": "「プレラーティッ!!!」", "399000611_14": "「これはソロモン王により課せられた試練なワケダ。\\n 殺す気でかかってくるワケダッ!」", "399000611_15": "「そんな、どうしたら……」", "399000611_16": "「――やるわよ、\\n シンフォギアのお嬢さん」", "399000611_17": "「でも、あのプレラーティさんが本物なのか、\\n どうして襲ってきたのかもわからないんじゃ……ッ!」", "399000611_18": "「少なくともプレラーティはやる気よ。\\n そして――本気じゃないわ」", "399000611_19": "「……え?」", "399000611_20": "「あーしたちは戦士じゃない、錬金術師なの。\\n 戦うなら相手を妨害し、自らを高め、必勝を期して挑むわ」", "399000611_21": "「でもあの子は奇襲しておいて、正面から戦うだけ。\\n ぜんっぜん本気じゃないのよ」", "399000611_22": "「……そうですね、錬金術師の人と戦う時は、\\n いつも不利な状況ばかりでした」", "399000611_23": "「だからこの状況そのものに、\\n プレラーティの狙いがあると見るべきよ」", "399000611_24": "「つまりあーしたちのやるべきことは、", "399000611_25": " 本気で戦って、あの子をぶっ飛ばすッ!」", "399000611_26": "「い、いいんですかッ!?」", "399000611_27": "「あの子が『本物』か『本物と同じ複製』かは知らないけど、\\n どっちも本物と同じ強さなんでしょう?」", "399000611_28": "「なら、どっちみちあーしたちがボコった程度で、\\n 死ぬようなタマじゃないわよッ!」", "399000611_29": "「そ……それは確かにッ!?", "399000611_30": " なら……全力で挑んで、話を聞かせてもらいますッ!」", "399000611_31": "「向こうはやる気なんだ、元より選択肢などないッ!", "399000611_32": " 立ちはだかるならば倒すだけだッ!」", "399000611_33": "「覚悟は決まったワケダな。", "399000611_34": " さあ、かかってくるワケダッ!」", "399000611_35": "「上等よッ! 後でたっぷり慰めてあげるから、\\n ちょっと痛いのは我慢してよねッ!」" }