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{
"399000121_0": "特異災害『ノイズ』",
"399000121_1": "それは立花響たちの世界では、\\n既に駆逐された存在である。",
"399000121_2": "あらゆる空間から突如として発生し、人を襲う異形。\\n有史以来、幾度となく現れ、人類を苦しめたとされている。",
"399000121_3": "ノイズは人間を炭素へと変換する能力を有し、\\n死体すら残さず消滅させることで殺傷せしめる。",
"399000121_4": "また位相差障壁と呼ばれる防壁を備え、\\n特殊な技術を除く、通常の物理攻撃を無力化してしまう。",
"399000121_5": "ほとんど全ての人間にとって対抗策のない、\\n人が人を殺すために作られた、恐るべき兵器である。",
"399000121_6": "バビロニアの宝物庫、ノイズプラントより出でた殺戮兵器は、\\n今日までこの世界に残存し続けているのだ――",
"399000121_7": "「…………」",
"399000121_8": "「えーと。つまりノイズについてのおさらいってわけね。\\n 丁寧な説明をどうも」",
"399000121_9": "「――それで? 今さらオレたちにノイズの講義か?\\n 錬金術師協会統制局長はよほど暇らしいな」",
"399000121_10": "「とんでもないね、暇だなどと。この緊急事態だよ。\\n キミも知っているだろう、断続的にイズが発生している件は」",
"399000121_11": "「ここ数日で頻発しているノイズの大量発生現象か。\\n オレにも仕事が押し付けられた、知らないはずがない」",
"399000121_12": "「あーしなんてさっきまでノイズとデートだったのよ?\\n 日連続でッ これじゃお肌の調子が崩れちゃうわ」",
"399000121_13": "「サンジェルマンとプレラーティには連絡が取れないし……。\\n あの人がいればもう少し楽が出来たのにね」",
"399000121_14": "「まさにその件だよ、僕の話は。\\n 原因の対応を頼みたいのさ、イズ大量発生の」",
"399000121_15": "「やっぱりこの事態……\\n イズの自然発生じゃなく、何か原因があるのね」",
"399000121_16": "「そうでなければありえないよ、こんな状況は。\\n 可能性があるのさ――」",
"399000121_17": "「『ソロモンの杖』が稼働しているという可能性が、ね」",
"399000121_18": "「バビロニアの宝物庫の門を開き、\\n イズを支配する聖遺物か……」",
"399000121_19": "「件の立花響の世界では、\\n ソロモンの杖……宝物庫の鍵を内側に格納することで――」",
"399000121_20": "「少なくとも外界から、扉をこじ開ける干渉はできなくなった。\\n 事実上の閉鎖というわけだ」",
"399000121_21": "「その通り」",
"399000121_22": "「そして……少しばかり前のことでね。\\n ソロモンの杖が見つかったというのは」",
"399000121_23": "「だからこそ、秘密裏に頼んでいたんだ。その回収を。\\n サンジェルマンとプレラーティにね」",
"399000121_24": "「しかし……途絶えてしまったんだよ。\\n 人からの連絡が」",
"399000121_25": "「2人にソロモンの杖を探しに行かせていたわけ?",
"399000121_26": " ちょっと、どうしてあーしにも知らせなかったのよッ」",
"399000121_27": "「大きすぎるのさ。世界に与える影響が。\\n ソロモンの杖はね」",
"399000121_28": "「情報を知らせるのは限られた人数にしたほうがいい\\n ……ってことね。そりゃまあ、わからなくはないけど……」",
"399000121_29": "「だからこそ、単独で動いてもらっていたんだ。\\n まずはプレラーティ、そしてサンジェルマンに」",
"399000121_30": "「だが……」",
"399000121_31": "「……なんの問題もないと思ったのさ、あの2人なら。\\n 対処できるはずだった、どんな危険があっても」",
"399000121_32": "「……その結果、2人は行方不明というわけか。\\n お前の失策だな」",
"399000121_33": "「返す言葉もない、悔しいけどね。",
"399000121_34": " だが、手がかりはあるんだ、幸いにも」",
"399000121_35": "「あるポイントに反応が出ているのさ。\\n チフォージュ・シャトーのね」",
"399000121_36": "「チフォージュ・シャトーッ!?\\n 改めて封印したはずよねッ」",
"399000121_37": "「ああ。そして今もなお、その封印を破られた形跡もない。\\n けれど観測されているのさ、実際に」",
"399000121_38": "「どういうことなの……?\\n 封印したチフォージュ・シャトーが、どうして」",
"399000121_39": "「あの城は、もともとやつのものだ。何かしら、\\n 似た反応を発生させ、位置を知らせることは可能かもしれん」",
"399000121_40": "「プレラーティの……? ……確かに、",
"399000121_41": " サンジェルマンもいるなら、それぐらいはやってのけるかも」",
"399000121_42": "「ならどっちか人、もしくは人からのSOS信号ッ\\n あーしたちの助けを求めてるってことねッ」",
"399000121_43": "「或いは、敵の居場所を示しているのか……。\\n ここを攻撃しろというターゲットマーカーかもしれんな」",
"399000121_44": "「そのパターンもありえるわね。\\n 何があったとしても、無抵抗に諦める人じゃないもの」",
"399000121_45": "「そういうわけで、探してもらいたいのさ、あの2人を。\\n その上で見つけ出して欲しい、ソロモンの杖もね」",
"399000121_46": "「1人ずつ問題解決に送り込んで甲斐無い結果。\\n であれば、オレたちは同時に、か。なるほどな」",
"399000121_47": "「その通りさ。錬金術師協会には、\\n 一程度には脅威に対抗する術を持つ者たちはいるが――」",
"399000121_48": "「殆どが出払っているんだよ、各地に出没するノイズの対処で。\\n 正直に言えば不安がある、本部の護りにすら」",
"399000121_49": "「僕もこの場を離れなければならない、やることがあるからね。",
"399000121_50": " だから頼りたい、この組織に属する全ての錬金術師に」",
"399000121_51": "「お前が凡百の錬金術師に頼るほどか……」",
"399000121_52": "「だとしたら……本部に幹部を残さないことになるわよね。\\n それはちょっと無責任じゃないかしら」",
"399000121_53": "「否定はできないね、だから頼みたいんだ。\\n 貸してくれないかな、キャロルの騎士たちの力を」",
"399000121_54": "「――ッ!\\n オレの<ruby=オートスコアラー>自動人形</ruby>を本部の防衛に使うつもりか?」",
"399000121_55": "「彼女たちも錬金術師協会の人員だ、キミと同じく。\\n ならば力を貸して欲しい、この難局に」",
"399000121_56": "「信じられるからね、\\n キミと共に力をつけてきた<ruby=オートスコアラー>自動人形</ruby>たちなら」",
"399000121_57": "「……いいだろう。この拠点がノイズどもに分解されつくし、\\n 後から再構築に駆り出されるのも面倒だ」",
"399000121_58": "「ふぅん……あの子たちが残るなら、\\n ここの戦力は十二分ってとこね」",
"399000121_59": "「なら……\\n あーしとあなたで迷子を迎えに行きましょッ」",
"399000121_60": "「きっと今頃寂しくて泣いてるわ。\\n やさし〜く包み込んであげないとね」",
"399000121_61": "「……お前を残して、\\n <ruby=オートスコアラー>自動人形</ruby>を連れて行ってもいいか?」",
"399000121_62": "「ちょっとッ! 幹部級の錬金術師を置いてく気なのッ!?",
"399000121_63": " 必ず役に立つわよ、保証してあ・げ・る♪」",
"399000121_64": "「問題なのはお前の腕じゃない。\\n 口から出てくる言葉の方だ……」"
}