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"399000921_0": "「終わりだ。\\n 絶望を――この愛こそを、受け入れるのだ」",
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"399000921_1": "「――随分と素直なんだね、\\n 今日びの『ソロモン』は」",
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"399000921_2": "「……その、声は」",
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"399000921_3": "「……電話越しで失礼するよ。\\n いったい、どうしたというんだろうね」",
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"399000921_4": "「もっと諦めが悪かったはずだよ、僕の知るソロモンは。\\n 可能性を賭したぐらいさ、<ruby=みらい>未来</ruby>に……自分が死んだ後の世界にね」",
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"399000921_5": "「キミがソロモンだというのなら……\\n どうして降りようとしている? その賭けを」",
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"399000921_6": "「――我は、民の呪いを聞き、再誕した。\\n ヒトの想いを背負い、過去の想い出全てを背負い――」",
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"399000921_7": "「…………ハッハ!\\n 僕の知るソロモンは――」",
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"399000921_8": "「民の言葉を聞き、識るべきことを識り――\\n ドラウプニルもソロモンの杖も、使わないことを選び」",
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"399000921_9": "「そうして……死んだのさ。\\n 定命の者として、二度と生き返らぬことを、誇りとして」",
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"399000921_10": "「ああ……覚えているとも。\\n 我を構築した、輪廻転生に刻み込まれた想い出により――」",
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"399000921_11": "「いいや。盛大な勘違いだね、それは。\\n だからこそ、キミは『<ruby=ソロモン>知恵の王</ruby>』にはなれやしない」",
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"399000921_12": "「過去だけではないのだよ。人を構成するものは。\\n 人は生きてはいけない。想い出だけでは」",
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"399000921_13": "「だからこそ――\\n 人は歩き続けるんだ」",
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"399000921_14": "「己を、創り続けながら」",
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"399000921_15": "「……<ruby=みらい>未来</ruby>は変わらぬ。\\n 歩き続けたとて……その先には死しかない」",
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"399000921_16": "「……」",
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"399000921_17": "「見よ……貴様の言う、歩き続ける者たちを。\\n 死に向かって、まっすぐに――ッ!!」",
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"399000921_18": "「――きゃああッ!?」",
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"399000921_19": "「まだノイズから逃げ遅れた人が……ッ!」",
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"399000921_20": "「やめ、やめて……ッ!」",
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"399000921_21": "「させないッ!」",
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"399000921_22": "「いま足を止めたら……でも……ッ!」",
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"399000921_23": "「助けて、お願い……ッ!」",
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"399000921_24": "「必ず、助けますッ!」",
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"399000921_25": "「無価値なヒトを捨てられない。\\n ヒトを恨みながらも、ヒトを愛する素振りがやめられぬ」",
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"399000921_26": "「これがヒトの限界だ。\\n 誰にも、変えることなど出来はしないッ!!」",
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"399000921_27": "「そう簡単にはできていないんだよ、世界は」",
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"399000921_28": "「人は確かに、人を殺す。\\n だが同時に、愛し、愛しむことを諦められない」",
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"399000921_29": "「そのような矛盾が、\\n 美しき世界にあるべきものかッ!」",
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"399000921_30": "「そうさ。\\n だからこそ、その矛盾は……未完は、可能性となるッ!」",
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"399000921_31": "「人を殺せるほどに愛することができる人だからこそ……\\n 識り続ける、価値があるのさッ!!」",
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"399000921_32": "「知らぬ……そんなものは、我はッ!」",
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"399000921_33": "「ああ……そうだろうとも。",
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"399000921_34": " だからこそ、よく見ておくんだねぇッ!!」",
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"399000921_35": "「あなたは……ッ!?」",
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"399000921_36": "「失礼するよ。\\n 古い友人を騙る誰かとの、電話をしながらでね」",
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"399000921_37": "「え……?\\n ええっと……」",
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"399000921_38": "「行くといい、キミの行きたい場所へ。\\n 手伝うよ、微力ながらね」",
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"399000921_39": "「これ以上、調に無理をさせられないんデスッ!!!\\n 全部まとめて――ッ!?」",
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"399000921_40": "「調ッ!?\\n どうしてここにいるデスッ!?」",
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"399000921_41": "「て、テレポートジェムで送られて……。\\n それに、来たのはわたしだけじゃないみたい」",
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"399000921_42": "「大きなノイズ、解剖し放題だゾッ!」",
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"399000921_43": "「まさか……\\n <ruby=オートスコアラー>自動人形</ruby>デスッ!?」",
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"399000921_44": "「ミカだとッ!?\\n 本部の防衛を命じた<ruby=オートスコアラー>自動人形</ruby>が、何故戦場にいるッ!?」",
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"399000921_45": "「彼女だけではないよ、力を貸してくれたのは」",
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"399000921_46": "「派手にやるといい、\\n それを超える戦果を見せてやる」",
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"399000921_47": "「あたしに派手を期待したんだ、\\n 巻き込まれても文句は言わないなッ!」",
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"399000921_48": "「はーぁあ、ガリィちゃんカワイソー! こんなところに送られて。\\n もう少し楽しそうな場所が良かったわァ……」",
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"399000921_49": "「あら。\\n お互い護らなきゃいけない相手が少なくて戦いやすいじゃない」",
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"399000921_50": "「確かに、いけすかないやつを護りながらお仕事するよりは\\n いくらかマシですかねえ? じゃ、お互い適当に参りましょ?」",
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"399000921_51": "「ええ、期待してるわッ!」",
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"399000921_52": "「援軍は期待できないと聞いていたが……、\\n その様子、おっとり刀で駆けつけてくれたか」",
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"399000921_53": "「後でマスターに叱責を受ける覚悟で来たのですもの、\\n 感謝していただかないと困りますわ」",
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"399000921_54": "「無論だ、貴重な助力に感謝する」",
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"399000921_55": "「……壊し甲斐のありそうな剣ですけれど、\\n 今日のところは我慢致しましょうか」",
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"399000921_56": "「マスター、お叱りは後ほど。\\n 許して頂けるよう、せめて戦果をお届けしますわッ!」",
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"399000921_57": "「ああ……そうだろうな。",
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"399000921_58": " それでこそ、オレの騎士たちだッ!!」",
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"399000921_59": "「変わったのは……前に進んでいるのは、\\n オレだけではないのだからッ!」",
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"399000921_60": "「彼女たちだけではないよ、\\n こちらからの援軍は」",
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"399000921_61": "「1人でも戦うんだ、\\n 響のために少しでも時間を――ッ!?」",
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"399000921_62": "「アルカ・ノイズがノイズを……?\\n どうして……?」",
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"399000921_63": "「こマ? シンフォギアの人って、リアルJKじゃんッ!",
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"399000921_64": " あ、もちろんアタシもリアルJKだけどぉ……」",
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"399000921_65": "「あなたは……?」",
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"399000921_66": "「錬金術師協会の援軍ってやつ? エリザベートでっす☆\\n エリちゃんって呼んでおけぽよッ!」",
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"399000921_67": "「エリザベートさん……。\\n ありがとうございます」",
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"399000921_68": "「わぁ、意外とマイペース系ぢゃん。",
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"399000921_69": " 別にイんだけどね」",
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"399000921_70": "「援軍って言っても、アタシはマジな戦闘は無理寄りの無理で。\\n アルカ・ノイズでノイズに対抗するしかないんだケド……」",
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"399000921_71": "「大丈夫です。残っている人と、ノイズをお願いします。",
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"399000921_72": " わたしだって、響の力になるんだ――ッ!」",
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"399000921_73": "「え、その響ちゃんのために戦うって感じ?",
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"399000921_74": " 推せる……きゅんなんですけどーッ!」",
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"399000921_75": "「バートリ……ッ!?\\n 戦えないお前までもが戦場に……」",
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"399000921_76": "「……<ruby=オートスコアラー>自動人形</ruby>や錬金術師が抵抗したところで、\\n ヒトの愚かさはなんら変わるものではないッ!」",
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"399000921_77": "「滅びを前にヒトは無力ッ!\\n ヒトがヒトに滅びろと願うが故にッ!」",
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"399000921_78": "「――総員、配置につけッ!\\n シンフォギア装者を援護しろッ!」",
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"399000921_79": "「な、に――ッ!?」",
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"399000921_80": "「この攻撃は……どこからッ!?」",
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"399000921_81": "「世界の危機に、戦えるやつが立ち上がらずどうしろって話だよなッ!\\n 援護するぞ、シンフォギア装者ッ!」",
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"399000921_82": "「馬鹿ッ!\\n 何をやってんだ、ノイズは銃なんかじゃ――ッ!」",
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"399000921_83": "「錬金術師協会からの情報だ、\\n ここに出現したノイズはアルカ・ノイズに近い性質がある」",
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"399000921_84": "「ならば分解時に防御が弱まる性質も共通している可能性が高い。\\n 戦力になってみせるッ!」",
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"399000921_85": "「この世界……\\n 特別な誰かだけに託していいもんじゃないッ!」",
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"399000921_86": "「護るんだ、特別な力なんてなくても……\\n 俺たちだってッ!!」",
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"399000921_87": "「世界が終わる寸前だ、\\n 出し惜しみはするなッ!」",
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"399000921_88": "「錬金術師――来てくれたかッ!」",
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"399000921_89": "「ここは俺たちの生きている世界なんだ。\\n 誰にだって……任せきりにできるかッ!」",
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"399000921_90": "「だが、悪いがこっちは戦闘班じゃない、\\n 近距離戦では頼らせてもらうぞッ!」",
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"399000921_91": "「任せておけッ!",
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"399000921_92": " 陣形を組んで錬金術師を護るぞッ!」",
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"399000921_93": "「せ、戦闘班じゃない……ッ!?\\n 馬鹿なッ! 無茶をしやがってッ!」",
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"399000921_94": "「けど……ああ、おかげさんで気合いが入ったッ!!\\n 悪くないッ!!」",
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"399000921_95": "「絶対に死ぬんじゃないよ、\\n あんたたちを護るのが、あたしの戦いなんだッ!」",
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"399000921_96": "「錬金術師協会が……本部の護りすら捨てて、 \\n 世界の分解に抗っているのか」",
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"399000921_97": "「二課の人たちも、錬金術師の人たちも、\\n 一緒に戦ってくれてる……ッ!」",
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"399000921_98": "「この世界の人たちが……\\n 世界を分解しようとする殺意と……戦っているッ!」",
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"399000921_99": "「巨大ノイズ1体の撃破を確認。\\n 続けて2体目、3体目ッ!」",
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"399000921_100": "「4、5――6体ッ!\\n 巨大ノイズ、倒せない相手じゃないわッ!」",
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"399000921_101": "「何故――何故受け入れないッ!? 認めないッ!?\\n 抗えど、戦えど、果てにあるのは死のみと言うにッ!!」",
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"399000921_102": "「あんたこそ、認めなさいよねッ!?\\n それ以上に、人が生きていきたいと望んでいるからこそッ!!」",
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"399000921_103": "「いつか来る終わりに、あーしたちの『今』は屈さないッ!\\n 愚王の末路は、反逆と革命って決まってんのよッ!」",
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"399000921_104": "「ではフィナーレといこうか、こちらもね」",
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"399000921_105": "「人が人を憎む、否定はしないよ、キミの想いは。\\n でも知っておくべきだ、それに抗う人の想いを」",
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"399000921_106": "「僕もまた、抗おうじゃないか、キミが導く人の終わりに。\\n ――飽くまでも、人としてッ!」",
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"399000921_107": "「巨大ノイズ、全て消滅ッ!\\n 状況は完全に逆転したわ、安心してッ!」",
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"399000921_108": "「……全滅……?」",
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"399000921_109": "「これが、人の意思です……ッ!」",
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"399000921_110": "「ありえない。世界が消え去る恐怖を、己が消滅する現実を前に、\\n 怯え竦むことしかできないのが、ヒトだ」",
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"399000921_111": "「恐怖を克服し、世界のために戦うヒトが、\\n どうして現れたッ!?」",
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"399000921_112": "「――伝えられた想いがあるからだ。\\n かつて死んだ誰かから――受け取ってきた想いがあるからだッ!」",
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"399000921_113": "「オレを支える者たちの想いが、家族から継いだ願いが、\\n 恐怖を乗り越えて前に進む力となるのだッ!」",
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"399000921_114": "「……そうだ、わたしだって倒れてちゃいけない、\\n この世界を護ろうと……みんなが戦ってる……」",
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"399000921_115": "「あなたの押し付ける滅びを、\\n 誰も認めてなんていないッ!」",
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"399000921_116": "「例え終わってしまうのだとしても、\\n 最後の一瞬まで進み続ける、それが人間なんだッ!」",
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"399000921_117": "「――どれほどに高潔な想いを抱こうと、\\n 抗った人間はたったあれだけだ」",
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"399000921_118": "「貴様たちがいくら願った所で、\\n ヒトの大半は滅びを受け入れている、それが現実に過ぎん」",
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"399000921_119": "「あいつ、また杖の力を……ッ!?」",
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"399000921_120": "「――ッ! 世界中に、さらに大量のノイズが発生ッ!?\\n 皆、全力で対応してッ!」",
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"399000921_121": "「バビロニアの宝物庫を、\\n 一気に開いたというのか……ッ!?」",
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"399000921_122": "「いくらノイズを潰そうとも、この場に我がいる。\\n この一点からでも世界は分解できるッ!」",
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"399000921_123": "「この絶望と……戦い続けられるヒトなどいないッ!\\n 終わりだ、シンフォギアッ! 安寧の死に沈めッ!!」",
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"399000921_124": "「貴様の消滅を以て、\\n この世界の終焉とするッ!」",
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"399000921_125": "「そんなことはない。\\n させるものか」",
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"399000921_126": "「――ッ!?」",
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"399000921_127": "「この世界は、貴様に定められ終わるものではないッ!」",
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"399000921_128": "「あなたは――サンジェルマンッ!? \\n プレラーティッ!?」",
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"399000921_129": "「待たせたワケダッ!」",
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"399000921_130": "「お前たちが……\\n その哀れなるものを追い詰めると信じていたぞ」",
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"399000921_131": "「――そうか、己が護ると定めたものを見捨ててきたか。\\n 貴様ら錬金術師も、やはりヒトであったな」",
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"399000921_132": "「私の錬金術を舐めるな。ノイズが分解するよりも早く再構築を、\\n ――いいや、『再生』させる術式を完成させてきた」",
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"399000921_133": "「何……ッ!?」",
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"399000921_134": "「ソロモンの意識がこちらに向いて、\\n 隙を見つけたワケダ」",
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"399000921_135": "「人質は村に戻した。\\n ならば本来の任務に戻るまで」",
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"399000921_136": "「人を護り、この世界を護るワケダな」",
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"399000921_137": "「貴様らは不眠不休でヒトの再構築を続け、\\n 己の複製がノイズと化す光景を目にしたはずだ」",
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"399000921_138": "「身体も、精神も、魂までもが限界だろう。\\n なぜ抵抗をやめないッ!?」",
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||
"399000921_139": "「不本意だが、耐え忍ぶことは得意分野だ。\\n この程度、限界と呼ぶには遠いッ!」",
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"399000921_140": "「わたしとしても元の体躯に、\\n ガタが来ていたところなワケダ」",
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"399000921_141": "「そもそも身体をいじられるのは初めてではないワケダ。\\n 複製元の消失など恐るるに足らないワケダね」",
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"399000921_142": "「それを察知してくれたからこそ……\\n かつてのわたしを、きちんと送ってくれたワケダろう?」",
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"399000921_143": "「あんたの思い切りは、\\n いつも心臓に悪いのよ……」",
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||
"399000921_144": "「あいつは錬金術師が自己連続性に拘ると勘違いしてたワケダ。\\n 上手く利用した元の身体は、正しい命の使い方をしたワケダな」",
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"399000921_145": "「例え戦う意思があったところで、\\n もはや死に体の貴様らに何ができるとッ!」",
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"399000921_146": "「今の私たちにお前と戦う余力はない。\\n だがッ!」",
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"399000921_147": "「錬金術ならば例え死ぬ寸前でも、\\n 使ってみせるワケダッ!」",
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"399000921_148": "「幸いにも、こちらの身体には、",
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"399000921_149": " お前の術式はかかっていないワケダ――ッ!!」",
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"399000921_150": "「くッ……今の私たちでは、\\n 2人でようやく1人分か」",
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||
"399000921_151": "「負荷が限界なワケダ……」",
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||
"399000921_152": "「なら世界を護る仕事は錬金術師協会の幹部が受け持ちましょ。\\n キャロルはあの小煩い杖をなんとかしちゃって」",
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||
"399000921_153": "「……任せていいんだな?\\n 世界の再構築は容易ではないぞ」",
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||
"399000921_154": "「あーし、関係の再構築って好きじゃないのよね。\\n 離れちゃうなんてそもそもお断りよ」",
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||
"399000921_155": "「だからこの世の理から離れようとする世界を\\n あーしの愛で繋ぎ止めちゃうわッ!」",
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||
"399000921_156": "「終わることが愛? もう嫌だって逃げてるだけじゃない。\\n まったく馬鹿よね、誰も教えてくれなかったなら……」",
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"399000921_157": "「あーしたちが教えてあげる必要があるじゃない。\\n 愛なら、いくらだって騙ってあげるわよッ!!」",
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"399000921_158": "「フ……\\n 最悪な宣言なワケダ」",
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"399000921_159": "「はんッ!\\n あんたに言われたくないのよねッ!」",
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"399000921_160": "「だから……」",
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"399000921_161": "「立花響を、お願いね」",
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"399000921_162": "「――ああ、頼まれてやるッ!」",
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"399000921_163": "「みんな諦めてない、今も戦ってる。\\n 護ろうとしてる」",
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"399000921_164": "「だからわたしも、\\n この拳を握るんだッ!」",
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"399000921_165": "「愚かな……いいや、哀れな」",
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"399000921_166": "「己の滅びを受け入れ、\\n それでもヒトを救わんとする英雄」",
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"399000921_167": "「貴様はヒトの希望ではない、ヒトの奴隷よ。\\n 我が解放しよう、その呪いから」",
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||
"399000921_168": "「わたしは英雄じゃないッ! 希望でも、奴隷でもないッ!!\\n ただ、生きることを諦めない――立花響だッ!!!」"
|
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