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"506000921_0": "「世界の明日を繋ぐ、胸の歌……?」",
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"506000921_1": "「な……何を言っているんですッ!?\\n あなたたちの胸の歌があれば? その力を使ってッ!?」",
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"506000921_2": "「それは、そうかもしれない……\\n けどッ!」",
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"506000921_3": "「それは奪うことだッ!\\n あたしたちが拒んだ、略奪だッ!」",
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"506000921_4": "「ううん、違う……\\n ベアトリーチェと戦った時と同じだよ」",
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"506000921_5": "「譲れない想いがあるなら、\\n ちゃんとぶつけ合ってこそ、理解できる」",
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"506000921_6": "「その先に、避けられない別れがあるとしても、\\n 精一杯頑張った先だからこそ、受け入れられる」",
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"506000921_7": "「わたしたちも、負けたくない。\\n 2人の世界を助けたい。でも、この歌は譲れない」",
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"506000921_8": "「どっちも本当で、どっちも叶えたい」",
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"506000921_9": "「この矛盾、全部ぶち抜いてッ!\\n 全部、全部、叶えたいんだッ!!」",
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"506000921_10": "「だから――奪うんじゃない。\\n 友達として、仲間として、それでも譲れないものを――」",
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"506000921_11": "「わたしから、勝ち取りに来てッ!\\n わたしたちも、そうするからッ!!」",
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"506000921_12": "「わたしも響も、\\n 2人みたいな英雄にはなれない」",
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"506000921_13": "「貫き通したワガママが、たまたま世界にとって、\\n いい方向に傾いていただけなんだ」",
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"506000921_14": "「……でも、それでいいんだと思う」",
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"506000921_15": "「わたしは響の隣にいたいだけなんだ」",
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"506000921_16": "「度が過ぎたお人よしで、人助けがやめられなくて、\\n 自己犠牲で全部投げ捨てられちゃうようなこの人の隣に」",
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"506000921_17": "「だから響と同じように、ううん、それ以上に。\\n この胸の歌を懸けられる」",
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"506000921_18": "「何よりも大切なたった<ruby=ひとつ>1人</ruby>の『<ruby=なにか>だれか</ruby>』のために、\\n 自分の全てを捧げられる」",
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"506000921_19": "「……ッ!!」",
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"506000921_20": "「……ここに、可能性がある。\\n <ruby=みらい>未来</ruby>への道がある」",
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"506000921_21": "「なら――\\n 2人が本当に望んでいることは、何?」",
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"506000921_22": "「ハ……ハハ……\\n アハハッ!」",
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"506000921_23": "「聞くのか、それを……\\n 聞いてくれるのか、あたしたちにッ!」",
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"506000921_24": "「わたしたちは――生きたい。生きていきたいよ。\\n 少しでも、生きていて幸せだったと叫べるようにッ!!」",
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"506000921_25": "「ここで終わりたくない。世界を救いたい。\\n あなたたちの<ruby=みらい>未来</ruby>も、わたしたちの<ruby=みらい>未来</ruby>も、どっちも欲しい……ッ!!」",
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"506000921_26": "「どれだけ不釣り合いでも、英雄じゃなくても、\\n 見放された世界のみんなを……」",
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"506000921_27": "「あたしたちの明日を護りたいッ!」",
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"506000921_28": "「背負わされた歴史の重みに、<ruby=みらい>未来</ruby>への絶望に、\\n 忘れてしまっていた」",
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"506000921_29": "「わたしたちもわがままだったんです。\\n 大切な人に、手を伸ばさずにはいられないぐらいにッ!」",
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"506000921_30": "「キョ……さ、\\n ……ウさん……」",
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"506000921_31": "「――ッ!!\\n 通信が復旧して……どうしてッ!?」",
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"506000921_32": "「カイなのかッ!?",
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"506000921_33": " くそッ、音が遠くて――」",
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"506000921_34": "「……って……\\n オレだって、ずっと2人を見てきたんだッ!!」",
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"506000921_35": "「だから……だから、さっきまでの戦いだって、\\n ずっと――全部見てたッ!!」",
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"506000921_36": "「なんにも知らなくてごめんッ!!\\n ずっと……ずっと戦ってくれて、ありがとうッ!!」",
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"506000921_37": "「「――ッ!!」」",
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"506000921_38": "「だから……わかんねえ、クソ……ッ!\\n こう言うのが正しいのか、わかんないよ……けどッ!!」",
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"506000921_39": "「キョウさん、ヨウさん……ッ!!\\n お願いだ、勝ってくれッ!!」",
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"506000921_40": "「英雄だからなんて、もう言わない。\\n 普通の人間だって言った、2人の言葉をちゃんと信じる」",
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"506000921_41": "「でも、だからこそ――、\\n オレたちは、キョウさんとヨウさんが大好きなんだッ!」",
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"506000921_42": "「勝って……\\n オレと一緒に帰ろう、……オレたちの世界へッッ!!」",
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"506000921_43": "「ああ――ああ。\\n そうだな……ッ!!」",
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"506000921_44": "「わたしたちも……\\n わたしたちの世界のみんなが、大好きですッ!」",
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"506000921_45": "「わたしたちは、\\n どんな底からでも、立ち上がる戦士ッ!」",
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"506000921_46": "「終わりの先を目指し、抗い続ける英雄ッ!」",
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"506000921_47": "「わたしたちは終わらない」",
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"506000921_48": "「終わったとしても……\\n いつだって、そこから始めてやるッ!」",
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"506000921_49": "「わたしの友達……戦友、大好きになってしまった、あなたたち。\\n それでも、こう言わせてくださいッ!」",
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"506000921_50": "「その胸の歌をッ! 世界の<ruby=みらい>未来</ruby>をかけてッ!\\n あたしたちと戦ってくれッ!」",
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"506000921_51": "「――嬉しいね。違う気持ちと同じ気持ち、\\n 矛盾ぜんぶを、抱いたままに通じ合えたことが」",
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"506000921_52": "「うん。目指す<ruby=みらい>場所</ruby>が同じではなかったとしても。\\n こんなにも、今、手が届いたことが……ッ!」",
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"506000921_53": "「あいつら、シンフォギアを――\\n 命を懸けて戦う気かッ!」",
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"506000921_54": "「だが……お互いがお互いのために交えるあの戦いを……\\n たとえ目の前で命を散らすとしても、割っては入れない」",
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"506000921_55": "「カヴァーチャの放つ力、フォニックゲインに近く、\\n どこか違うエネルギーは――2人の力を超えているわ」",
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"506000921_56": "「止めないといけない――でも、",
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"506000921_57": " 見届けてあげたい……そうも感じている……」",
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"506000921_58": "「避けられない別れを、納得して受け入れるために、なんデス。\\n なら……言えることは1つだけデスよッ!」",
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"506000921_59": "「「「「「どうか―― その歌に、勝利を」」」」」",
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"506000921_60": "「――光が……ううん、これは、歌……\\n 歌が、響さんと未来さんに集まってるッ!?」",
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"506000921_61": "「アタシにも聴こえるデスッ!\\n 儚くて、だから強い……何も特別じゃない、みんなの歌がッ!」",
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"506000921_62": "「世界の想いが届いたわけじゃない。\\n 呪いも、絶望も、この世界にはたくさんある……」",
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"506000921_63": "「なのに、それを全部ひっくるめて……前に進むための力だって、\\n 世界中の想いが集まっているみたいだ……」",
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"506000921_64": "「明日に届け、って――」",
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"506000921_65": "「これは――きっと、星の生命なんだわ。\\n 星が取り戻した星命力が、2人の歌に宿っているッ!」",
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"506000921_66": "「――いいや、この星だけじゃない。\\n 全ての星が、並行世界が……あの2人を祝福しているッ!」",
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"506000921_67": "「すごい……\\n 本当に運命の人みたい……」",
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"506000921_68": "「あっちが2人で1人の英雄なら、\\n こっちは2人で1人の、運命の人デスッ!」",
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"506000921_69": "「……奏、聴こえているかな……\\n かつて、あなたが繋いで、託した歌が、今――……」",
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"506000921_70": "「……ッ」",
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"506000921_71": "「だから、何も……\\n ……何も、無駄なんかじゃなかったんだ……ッ!!」",
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"506000921_72": "「ああ……そうでなくては。\\n あなたたちに相対した者の気持ちが、いまこそわかる」",
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"506000921_73": "「星そのものが相手……、\\n <ruby=みらい>未来</ruby>の奪い合いをするのに、ふさわしい相手だ」",
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"506000921_74": "「ええ、星を超えてこそ、\\n <ruby=みらい>未来</ruby>を勝ち取るだけの勝利になるッ!」",
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"506000921_75": "「――星の力だけじゃないよ」",
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"506000921_76": "「向かい合った相手、隣り合った相手。\\n そして時には、争い合う相手」",
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"506000921_77": "「想いと想いが繋ぎ合い、支え合い、ぶつけ合い、\\n わたしたちに力を与えてくれるッ!」",
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"506000921_78": "「歌が、さらに膨れ上がって……ッ!」",
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"506000921_79": "「わたしたちの想いすら糧として、心が互いの力を高めて、\\n 際限なく、どこまでも上っていく――」",
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"506000921_80": "「限界を超えた――、\\n いや、限界の存在しない力ッ!」",
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"506000921_81": "「互いを想い合うことができれば、\\n 胸の歌に限界なんてないッ!」",
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"506000921_82": "「これがわたしたちの、全部――\\n ありったけの、その先だッッッ!!!」",
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"506000921_83": "「いくよ、\\n キョウちゃん、ヨウちゃんッ!」",
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"506000921_84": "「世界の<ruby=みらい>未来</ruby>を勝ち取るためにッ!」",
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"506000921_85": "「いつかの夢を叶えるためにッ!」",
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"506000921_86": "「響と一緒の明日のためにッ!」",
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"506000921_87": "「わたしは、全部。\\n 全部をッ!! この手のひらで掴むためにッ!!」",
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"506000921_88": "「「「「<size=40>勝負、だぁぁぁぁぁッッ!!!</size>」」」」"
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